JP2540433Y2 - 自動車用ウエザーストリツプ - Google Patents
自動車用ウエザーストリツプInfo
- Publication number
- JP2540433Y2 JP2540433Y2 JP1987153927U JP15392787U JP2540433Y2 JP 2540433 Y2 JP2540433 Y2 JP 2540433Y2 JP 1987153927 U JP1987153927 U JP 1987153927U JP 15392787 U JP15392787 U JP 15392787U JP 2540433 Y2 JP2540433 Y2 JP 2540433Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle
- door
- top surface
- outside
- cabin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Seal Device For Vehicle (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この考案は自動車ドア外周に取付けられるウエザース
トリツプに関するものである。
トリツプに関するものである。
［従来の技術］ 第４図において、12はウエザーストリツプで、同図に
仮線で示される如く中空シール部13を有し、その基部14
でドア２の外周に取付けられており、ドア２の閉止時に
は同図に実線で示される如く、車体開口部のパネル６に
圧接されるようになつている。
仮線で示される如く中空シール部13を有し、その基部14
でドア２の外周に取付けられており、ドア２の閉止時に
は同図に実線で示される如く、車体開口部のパネル６に
圧接されるようになつている。
［考案が解決しようとする問題点］ ドア２の閉止時上記のように中空シール部13が車体開
口部パネル６に圧接すると、撓んで頂部13aがふくれ上
る。そのためパネル６との間に谷溝15ができ、雨や洗車
時に勢いの強い水が谷溝15に当りこれを押し拡げるよう
に作用して遂に車室内に浸入し水洩れするという問題が
あつた。
口部パネル６に圧接すると、撓んで頂部13aがふくれ上
る。そのためパネル６との間に谷溝15ができ、雨や洗車
時に勢いの強い水が谷溝15に当りこれを押し拡げるよう
に作用して遂に車室内に浸入し水洩れするという問題が
あつた。
この考案はこのような問題点を解決するためになされ
たもので、ドアの水密性の向上とドア閉止感の改善など
を図つた自動車用ウエザーストリツプを提供することを
目的とするものである。
たもので、ドアの水密性の向上とドア閉止感の改善など
を図つた自動車用ウエザーストリツプを提供することを
目的とするものである。
［問題点を解決するための手段］ この考案は第１図及び第２図に示すように、ドア２の
外周に装着する基部４と、該基部４より突出しドア閉時
に車体開口部のパネル６に圧接される中空シール部５を
備えたウエザーストリツプ１において、上記中空シール
部５が車室側にやや傾斜した車室側の平坦な立上り面７
と、該車室側立上り面７の上端に接続する略水平状の平
坦な頂面８と、該頂面８に接続し該頂面８の肉厚t1の略
半分の厚さt2で且つ短い長さl2の車外側に下がるように
傾斜したたわみ面９と、該たわみ面９に接続し小リツプ
10を有する車外側立上り面11とから形成されると共に、
ドア２閉時には前記車室側立上り面７がその下端を支点
にして車外側に回動変位し、且つ頂面８が車外側に低く
傾斜し而もたわみ面９が車外側に折れ込む構成にしたも
のである。
外周に装着する基部４と、該基部４より突出しドア閉時
に車体開口部のパネル６に圧接される中空シール部５を
備えたウエザーストリツプ１において、上記中空シール
部５が車室側にやや傾斜した車室側の平坦な立上り面７
と、該車室側立上り面７の上端に接続する略水平状の平
坦な頂面８と、該頂面８に接続し該頂面８の肉厚t1の略
半分の厚さt2で且つ短い長さl2の車外側に下がるように
傾斜したたわみ面９と、該たわみ面９に接続し小リツプ
10を有する車外側立上り面11とから形成されると共に、
ドア２閉時には前記車室側立上り面７がその下端を支点
にして車外側に回動変位し、且つ頂面８が車外側に低く
傾斜し而もたわみ面９が車外側に折れ込む構成にしたも
のである。
［実施例］ 第１図及び第２図に基づいてこの考案の実施例を説明
する。
する。
１はウエザーストリツプで、ドア２の外周のドアフレ
ーム３に基部４において装着されている。５は基部４よ
り突出した中空シール部で、ドアの閉止時車体開口部パ
ネル６に圧接されるものである。そして、該中空シール
部５は車室側にやや傾斜した車室側の平坦な立上り面７
と、該車室側立上り面７の上端に接続する略水平状の平
坦な頂面８と、該頂面８に接続し該頂面８の肉厚t1の略
半分の厚さt2で且つ短い長さl2の車外側に下がるように
傾斜したたわみ面９と、該たわみ面９に接続し小リツプ
10を有する車外側立上り面11とから形成されると共に、
ドア２閉時には前記車室側立上り面７がその下端を支点
にして車外側に回動変位し、且つ頂面８が車外側に低く
傾斜し而もたわみ面９が車外側に折れ込む構成にされて
いる。
ーム３に基部４において装着されている。５は基部４よ
り突出した中空シール部で、ドアの閉止時車体開口部パ
ネル６に圧接されるものである。そして、該中空シール
部５は車室側にやや傾斜した車室側の平坦な立上り面７
と、該車室側立上り面７の上端に接続する略水平状の平
坦な頂面８と、該頂面８に接続し該頂面８の肉厚t1の略
半分の厚さt2で且つ短い長さl2の車外側に下がるように
傾斜したたわみ面９と、該たわみ面９に接続し小リツプ
10を有する車外側立上り面11とから形成されると共に、
ドア２閉時には前記車室側立上り面７がその下端を支点
にして車外側に回動変位し、且つ頂面８が車外側に低く
傾斜し而もたわみ面９が車外側に折れ込む構成にされて
いる。
［作用］ 第２図に示すようにドア２が閉止されたとき、中空シ
ール部５の車室側立上り面７の上端は車体開口部パネル
６に圧接し、頂面８が車外側に低く傾斜するように形成
されるため、勢いの強い雨や洗車時の水が矢印Ａのよう
に頂面８に衝突するとその力はパネル６と車室側立上り
面７とのシール圧を増大するように作用して上記水の浸
入を確実に阻止できる。また、たわみ面９が車室外下向
きに折れ込むためにドアの閉止反力が上昇することがな
い。
ール部５の車室側立上り面７の上端は車体開口部パネル
６に圧接し、頂面８が車外側に低く傾斜するように形成
されるため、勢いの強い雨や洗車時の水が矢印Ａのよう
に頂面８に衝突するとその力はパネル６と車室側立上り
面７とのシール圧を増大するように作用して上記水の浸
入を確実に阻止できる。また、たわみ面９が車室外下向
きに折れ込むためにドアの閉止反力が上昇することがな
い。
なお、ウエザーストリツプ１の圧縮荷重による撓み量
の変化は第３図に示すグラフで表されるが、タワミ面９
が折れ込んで該たわみ面９と小リツプ10の上面とが接触
した状態は、上記グラフのいわゆる底付カーブのｄ点に
相当する。したがつて、頂面８の長さl1を調整すること
により上記ｄ点を任意に設定できる。これによりドアの
閉止時のオーバートラベル量（過圧縮）を調整して中空
シール部５の異常変形を防ぐことと、ドアの閉止フイー
リング（音など）の改善に寄与できる。
の変化は第３図に示すグラフで表されるが、タワミ面９
が折れ込んで該たわみ面９と小リツプ10の上面とが接触
した状態は、上記グラフのいわゆる底付カーブのｄ点に
相当する。したがつて、頂面８の長さl1を調整すること
により上記ｄ点を任意に設定できる。これによりドアの
閉止時のオーバートラベル量（過圧縮）を調整して中空
シール部５の異常変形を防ぐことと、ドアの閉止フイー
リング（音など）の改善に寄与できる。
［考案の効果］ この考案によればドアの閉止時ウエザーストリツプ１
の中空シール部５の車室側立上り面７の上端が車体開口
部パネル６に圧接し、頂面８が車外側に低く傾斜するよ
うに形成されるため、従来のようにパネル６との間に谷
溝を生じないので勢いの強い雨や洗車時の水の侵入を確
実に阻止できる。また、たわみ面９が車外側に折れ込む
ためドアの閉止反力が上昇することがないなどの特長が
ある。更に頂面８上に第２図の矢印Ａのように水圧が加
わったとき、頂面８を車体開口部パネル６に向かって押
し付ける力が働くためシール性能が向上する効果もあ
る。
の中空シール部５の車室側立上り面７の上端が車体開口
部パネル６に圧接し、頂面８が車外側に低く傾斜するよ
うに形成されるため、従来のようにパネル６との間に谷
溝を生じないので勢いの強い雨や洗車時の水の侵入を確
実に阻止できる。また、たわみ面９が車外側に折れ込む
ためドアの閉止反力が上昇することがないなどの特長が
ある。更に頂面８上に第２図の矢印Ａのように水圧が加
わったとき、頂面８を車体開口部パネル６に向かって押
し付ける力が働くためシール性能が向上する効果もあ
る。
第１図はこの考案に係る自動車用ウエザーストリツプの
垂直切断面図、第２図は第１図の作動状態の垂直切断面
図、第３図はウエザーストリツプの圧縮荷重−撓み量の
グラフである。第４図は従来のウエザーストリツプの作
動状態の垂直切断面図である。 １……ウエザーストリツプ ２……ドア ３……ドアフレーム ４……基部 ５……中空シール部 ６……車体開口部パネル ７……車室側立上り面 ８……頂面 ９……タワミ面 10……小リツプ 11……車外側立上り面 12……ウエザーストリツプ 13……中空シール部 13a……頂部 14……基部 15……谷溝 Ａ……矢印 l1，l2……長さ t1，t2……肉厚
垂直切断面図、第２図は第１図の作動状態の垂直切断面
図、第３図はウエザーストリツプの圧縮荷重−撓み量の
グラフである。第４図は従来のウエザーストリツプの作
動状態の垂直切断面図である。 １……ウエザーストリツプ ２……ドア ３……ドアフレーム ４……基部 ５……中空シール部 ６……車体開口部パネル ７……車室側立上り面 ８……頂面 ９……タワミ面 10……小リツプ 11……車外側立上り面 12……ウエザーストリツプ 13……中空シール部 13a……頂部 14……基部 15……谷溝 Ａ……矢印 l1，l2……長さ t1，t2……肉厚
Claims (1)
- 【請求項１】ドアの外周に装着する基部（４）と、該基
部（４）より突出しドア閉時に車体開口部のパネル
（６）に圧接される中空シール部（５）を備えたウエザ
ーストリツプ（１）において、上記中空シール部（５）
が車室側にやや傾斜した車室側の平坦な立上り面（７）
と、該車室側立上り面（７）の上端に接続する略水平状
の平坦な頂面（８）と、該頂面（８）に接続し該頂面
（８）の肉厚の略半分の厚さで且つ短い長さの車外側に
下がるように傾斜したたわみ面（９）と、該たわみ面
（９）に接続し小リツプ（10）を有する車外側立上り面
（11）とから形成されると共に、ドア（２）閉時には前
記車室側立上り面（７）がその下端を支点にして車外側
に回動変位し且つ頂面（８）が車外側に低く傾斜し而も
たわみ面（９）が車外側に折れ込む構成にしたことを特
徴とする自動車用ウエザーストリツプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987153927U JP2540433Y2 (ja) | 1987-10-06 | 1987-10-06 | 自動車用ウエザーストリツプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987153927U JP2540433Y2 (ja) | 1987-10-06 | 1987-10-06 | 自動車用ウエザーストリツプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0157919U JPH0157919U (ja) | 1989-04-11 |
| JP2540433Y2 true JP2540433Y2 (ja) | 1997-07-02 |
Family
ID=31430195
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987153927U Expired - Lifetime JP2540433Y2 (ja) | 1987-10-06 | 1987-10-06 | 自動車用ウエザーストリツプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2540433Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007210385A (ja) * | 2006-02-08 | 2007-08-23 | Nishikawa Rubber Co Ltd | パーティングシール |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60146722A (ja) * | 1984-01-05 | 1985-08-02 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | ドアウエザ−ストリツプ |
-
1987
- 1987-10-06 JP JP1987153927U patent/JP2540433Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0157919U (ja) | 1989-04-11 |
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