JP2502082B2 - フラッシュサ−フェス型グラスラン - Google Patents
フラッシュサ−フェス型グラスランInfo
- Publication number
- JP2502082B2 JP2502082B2 JP62057848A JP5784887A JP2502082B2 JP 2502082 B2 JP2502082 B2 JP 2502082B2 JP 62057848 A JP62057848 A JP 62057848A JP 5784887 A JP5784887 A JP 5784887A JP 2502082 B2 JP2502082 B2 JP 2502082B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal lip
- side wall
- lip
- vehicle
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Window Of Vehicle (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、自動車のドアのサッシュ部に取り付けら
れて、ウインドガラスの端縁をシールするグラスラン、
とりわけ、サッシュ部外表面とウインドガラス表面との
凹凸を少なくするようにしたフラッシュサーフェス型グ
ラスランに関する。
れて、ウインドガラスの端縁をシールするグラスラン、
とりわけ、サッシュ部外表面とウインドガラス表面との
凹凸を少なくするようにしたフラッシュサーフェス型グ
ラスランに関する。
従来の技術 第2図は、自動車のドアのサッシュ部22に取り付けら
れた従来のグラスラン21の一例を示している。これは、
ゴムもしくは塩化ビニル等の合成樹脂にて一体に押し出
し成形されたもので、底部23および一対の側壁部24,25
によって、サッシュ部22に嵌合する断面略コ字状に形成
されているとともに、上記側壁部24,25の先端から底部2
3へ向けて屈曲可能なシールリップ26,27が延長形成され
ており、このシールリップ26,27がそれぞれウインドガ
ラス28表面に圧接するようになっている(例えば実開昭
60−11225号公報等)。
れた従来のグラスラン21の一例を示している。これは、
ゴムもしくは塩化ビニル等の合成樹脂にて一体に押し出
し成形されたもので、底部23および一対の側壁部24,25
によって、サッシュ部22に嵌合する断面略コ字状に形成
されているとともに、上記側壁部24,25の先端から底部2
3へ向けて屈曲可能なシールリップ26,27が延長形成され
ており、このシールリップ26,27がそれぞれウインドガ
ラス28表面に圧接するようになっている(例えば実開昭
60−11225号公報等)。
ところで、近年、自動車の空力特性を向上させるため
に、車体表面の凹凸を少なくするいわゆるフラッシュサ
ーフェス化が進められている。このようなフラッシュサ
ーフェス化のためには、サッシュ部22に対し、ウインド
ガラス28を極力車外側に配置する必要があり、この結
果、グラスラン21においては、サッシュ部22の中心lか
ら車外側にオフセットした位置にウインドガラス28端縁
が嵌入する形となる。従って、このオフセットしたウイ
ンドガラス28の両面をシールするために、上記グラスラ
ン21は、第2図に示したように、車外側シールリップ26
の長さを比較的短く、かつ車内側シールリップ27の長さ
を比較的長く延長した形状となる。
に、車体表面の凹凸を少なくするいわゆるフラッシュサ
ーフェス化が進められている。このようなフラッシュサ
ーフェス化のためには、サッシュ部22に対し、ウインド
ガラス28を極力車外側に配置する必要があり、この結
果、グラスラン21においては、サッシュ部22の中心lか
ら車外側にオフセットした位置にウインドガラス28端縁
が嵌入する形となる。従って、このオフセットしたウイ
ンドガラス28の両面をシールするために、上記グラスラ
ン21は、第2図に示したように、車外側シールリップ26
の長さを比較的短く、かつ車内側シールリップ27の長さ
を比較的長く延長した形状となる。
発明が解決しようとする問題点 しかし、上記従来のフラッシュサーフェス型グラスラ
ン21においては、長く延長形成した車内側シールリップ
27が、車外側シールリップ26と同様に、その基部つまり
側壁部25との接続部を屈曲点として屈曲変形する構成で
あるため、ウインドガラス28に対する十分なシール反力
を確保することが困難となり、しかも、この車内側シー
ルリップ27が第2図に想像線で示すように、ウインドガ
ラス28の端面に圧接する形となるので、シール不良を生
じ易い。
ン21においては、長く延長形成した車内側シールリップ
27が、車外側シールリップ26と同様に、その基部つまり
側壁部25との接続部を屈曲点として屈曲変形する構成で
あるため、ウインドガラス28に対する十分なシール反力
を確保することが困難となり、しかも、この車内側シー
ルリップ27が第2図に想像線で示すように、ウインドガ
ラス28の端面に圧接する形となるので、シール不良を生
じ易い。
また、車内側シールリップ27先端がグラスラン21の底
部23に当たり、この結果不自然に変形して、シール不良
を招く恐れもある。
部23に当たり、この結果不自然に変形して、シール不良
を招く恐れもある。
問題点を解決するための手段 そこで、この発明は屈曲変形する車内側シールリップ
を短くして上記の問題点を解決しようとするものであ
る。すなわち、この発明は、底部および一対の側壁部に
よってサッシュ部に嵌合する断面略コ字状に形成され、
かつサッシュ部の中心から車外側にオフセットした位置
にウインドガラスが嵌入するフラッシュサーフェス型グ
ラスランにおいて、車外側の側壁部の先端から底部へ向
けてウインドガラス車外側表面に圧接する屈曲可能な車
外側シールリップを延長形成する一方、車内側の側壁部
の先端部に、ウインドガラス表面に向けて突出するとと
もに側壁部に対し屈曲変形しない厚肉なリップ支持部を
形成し、このリップ支持部の先端から底部へ向けてウイ
ンドガラス車内側表面に圧接する屈曲可能な車内側シー
ルリップを延長形成し、かつ上記車外側シールリップと
車内側シールリップとを略等しい長さにしたことを特徴
としている。
を短くして上記の問題点を解決しようとするものであ
る。すなわち、この発明は、底部および一対の側壁部に
よってサッシュ部に嵌合する断面略コ字状に形成され、
かつサッシュ部の中心から車外側にオフセットした位置
にウインドガラスが嵌入するフラッシュサーフェス型グ
ラスランにおいて、車外側の側壁部の先端から底部へ向
けてウインドガラス車外側表面に圧接する屈曲可能な車
外側シールリップを延長形成する一方、車内側の側壁部
の先端部に、ウインドガラス表面に向けて突出するとと
もに側壁部に対し屈曲変形しない厚肉なリップ支持部を
形成し、このリップ支持部の先端から底部へ向けてウイ
ンドガラス車内側表面に圧接する屈曲可能な車内側シー
ルリップを延長形成し、かつ上記車外側シールリップと
車内側シールリップとを略等しい長さにしたことを特徴
としている。
作用 上記構成のグラスランにおいては、リップ支持部と車
内側シールリップとの接続部が車内側シールリップの屈
曲点となる。この屈曲点は、車内側の側壁部よりもウイ
ンドガラス側に突出しているため、車内側シールリップ
の長さは比較的短いものとなる。
内側シールリップとの接続部が車内側シールリップの屈
曲点となる。この屈曲点は、車内側の側壁部よりもウイ
ンドガラス側に突出しているため、車内側シールリップ
の長さは比較的短いものとなる。
実施例 第1図は、この発明に係るフラッシュサーフェス型グ
ラスラン1の一実施例を示す断面図である。このグラス
ラン1は、前述したようにゴムもしくは塩化ビニル等の
合成樹脂にて一体に押し出し成形されたもので、底部2
および一対の側壁部3,4によってサッシュ部11に嵌合す
る断面略コ字状に形成されている。上記側壁部3,4に
は、それぞれ係止片3a,4aが形成されており、これらの
係止片3a,4aがサッシュ部11両側に形成された係合部12,
13の内側に係合することによって、グラスラン1がサッ
シュ部11に保持されるようになっている。
ラスラン1の一実施例を示す断面図である。このグラス
ラン1は、前述したようにゴムもしくは塩化ビニル等の
合成樹脂にて一体に押し出し成形されたもので、底部2
および一対の側壁部3,4によってサッシュ部11に嵌合す
る断面略コ字状に形成されている。上記側壁部3,4に
は、それぞれ係止片3a,4aが形成されており、これらの
係止片3a,4aがサッシュ部11両側に形成された係合部12,
13の内側に係合することによって、グラスラン1がサッ
シュ部11に保持されるようになっている。
そして、上記車外側側壁部3の先端部には底部2へ向
けて傾斜した車外側シールリップ5が延長形成されてい
る。この車外側シールリップ5は、側壁部3に接続され
ていて、その接続部6を屈曲点として屈曲可能となって
いる。
けて傾斜した車外側シールリップ5が延長形成されてい
る。この車外側シールリップ5は、側壁部3に接続され
ていて、その接続部6を屈曲点として屈曲可能となって
いる。
これに対し、車内側側壁部4の先端部には、ウインド
ガラス15表面に向けて突出した厚肉なリップ支持部7が
形成されている。このリップ支持部7の先端はウインド
ガラス15を中心として車外側シールリップ5の湾曲部6
と略対称となる位置まで延設されており、ここから底部
2へ向けて傾斜した比較的薄肉な車内側シールリップ8
が延長形成されている。
ガラス15表面に向けて突出した厚肉なリップ支持部7が
形成されている。このリップ支持部7の先端はウインド
ガラス15を中心として車外側シールリップ5の湾曲部6
と略対称となる位置まで延設されており、ここから底部
2へ向けて傾斜した比較的薄肉な車内側シールリップ8
が延長形成されている。
上記構成のグラスラン1においては、ウインドガラス
15端縁が嵌入した際に、厚肉に形成されたリップ支持部
7は側壁部4に対し屈曲せず、車内側シールリップ8の
みがリップ支持部7との接続部を屈曲点9として屈曲
し、ウインドガラス15表面に圧接する。すなわち、屈曲
変形する車内側シールリップ8自体は比較的短いものと
なり、シール反力を十分に確保することができる。ま
た、この車内側シールリップ8は、ウインドガラス15の
端面ではなく車内側表面に確実に接することになり、シ
ール不良を生じる恐れがない。また、このように車内側
シールリップ8が短くなる結果、屈曲時に底部2に接触
する恐れもない。
15端縁が嵌入した際に、厚肉に形成されたリップ支持部
7は側壁部4に対し屈曲せず、車内側シールリップ8の
みがリップ支持部7との接続部を屈曲点9として屈曲
し、ウインドガラス15表面に圧接する。すなわち、屈曲
変形する車内側シールリップ8自体は比較的短いものと
なり、シール反力を十分に確保することができる。ま
た、この車内側シールリップ8は、ウインドガラス15の
端面ではなく車内側表面に確実に接することになり、シ
ール不良を生じる恐れがない。また、このように車内側
シールリップ8が短くなる結果、屈曲時に底部2に接触
する恐れもない。
なお、上記実施例では、車内側シールリップ8をリッ
プ支持部7に対し薄肉とすることで屈曲点9の位置を適
切な位置に確保するようにしているが、両者の材質を変
化させることで車内側シールリップ8がリップ支持部7
に対し屈曲するように構成することも可能である。
プ支持部7に対し薄肉とすることで屈曲点9の位置を適
切な位置に確保するようにしているが、両者の材質を変
化させることで車内側シールリップ8がリップ支持部7
に対し屈曲するように構成することも可能である。
発明の効果 以上の説明で明らかなように、この発明に係るフラッ
シュサーフェス型グラスランにおいては、ウインドガラ
スをサッシュ部の中心から車外側に大きくオフセットさ
せた場合でも、屈曲変形する車内側シールリップの長さ
を比較的短いものとすることができる。従って、シール
反力を十分に確保できるとともに、ウインドガラスの適
切な位置にシールリップ先端部を圧接させることがで
き、シール性能の向上が図れる。また、シールリップ先
端部がグラスラン底部に当たることがなく、これによる
不自然な変形を防止することができる。
シュサーフェス型グラスランにおいては、ウインドガラ
スをサッシュ部の中心から車外側に大きくオフセットさ
せた場合でも、屈曲変形する車内側シールリップの長さ
を比較的短いものとすることができる。従って、シール
反力を十分に確保できるとともに、ウインドガラスの適
切な位置にシールリップ先端部を圧接させることがで
き、シール性能の向上が図れる。また、シールリップ先
端部がグラスラン底部に当たることがなく、これによる
不自然な変形を防止することができる。
第1図はこの発明に係るグラスランの一実施例を示す断
面図、第2図は従来のグラスランの一例を示す断面図で
ある。 1……グラスラン、2……底部、3……車外側側壁部、
4……車内側側壁部、5……車外側シールリップ、7…
…リップ支持部、8……車内側シールリップ。
面図、第2図は従来のグラスランの一例を示す断面図で
ある。 1……グラスラン、2……底部、3……車外側側壁部、
4……車内側側壁部、5……車外側シールリップ、7…
…リップ支持部、8……車内側シールリップ。
Claims (1)
- 【請求項1】底部および一対の側壁部によってサッシュ
部に嵌合する断面略コ字状に形成され、かつサッシュ部
の中心から車外側にオフセットした位置にウインドガラ
スが嵌入するフラッシュサーフェス型グラスランにおい
て、車外側の側壁部の先端から底部へ向けてウインドガ
ラス車外側表面に圧接する屈曲可能な車外側シールリッ
プを延長形成する一方、車内側の側壁部の先端部に、ウ
インドガラス表面に向けて突出するとともに側壁部に対
し屈曲変形しない厚肉なリップ支持部を形成し、このリ
ップ支持部の先端から底部へ向けてウインドガラス車内
側表面に圧接する屈曲可能な車内側シールリップを延長
形成し、かつ上記車外側シールリップと車内側シールリ
ップとを略等しい長さにしたことを特徴とするフラッシ
ュサーフェス型グラスラン。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62057848A JP2502082B2 (ja) | 1987-03-12 | 1987-03-12 | フラッシュサ−フェス型グラスラン |
US07/155,117 US4920699A (en) | 1987-02-18 | 1988-02-11 | Structure of a weatherstrip member for sealing an end of a pane of window glass applicable to a vehicular door |
DE3805126A DE3805126C2 (de) | 1987-02-18 | 1988-02-18 | Anordnung eines an einer Fahrzeugtür anbringbaren Dichtungssteifens zum Abdichtung eines Endes einer Fensterscheibe |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62057848A JP2502082B2 (ja) | 1987-03-12 | 1987-03-12 | フラッシュサ−フェス型グラスラン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63222920A JPS63222920A (ja) | 1988-09-16 |
JP2502082B2 true JP2502082B2 (ja) | 1996-05-29 |
Family
ID=13067398
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62057848A Expired - Lifetime JP2502082B2 (ja) | 1987-02-18 | 1987-03-12 | フラッシュサ−フェス型グラスラン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2502082B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2568723Y2 (ja) * | 1992-08-28 | 1998-04-15 | 豊田合成株式会社 | 自動車用ドアガラスラン |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5849515A (ja) * | 1981-09-18 | 1983-03-23 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | 自動車用グラスランチヤンネル |
JPS5938124A (ja) * | 1982-08-24 | 1984-03-01 | Nissan Motor Co Ltd | ウインドパネルガイド装置 |
JPS60184717U (ja) * | 1984-05-18 | 1985-12-07 | トヨタ自動車株式会社 | 自動車のドアフレ−ム構造 |
JPS6137012U (ja) * | 1984-08-10 | 1986-03-07 | 豊田合成株式会社 | 自動車用ドアガラスランの取付構造 |
JPH046332Y2 (ja) * | 1985-09-20 | 1992-02-21 |
-
1987
- 1987-03-12 JP JP62057848A patent/JP2502082B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63222920A (ja) | 1988-09-16 |
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