JP2605375Y2 - 自動車用ウエザストリップ - Google Patents

自動車用ウエザストリップ

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JP2605375Y2
JP2605375Y2 JP1991071580U JP7158091U JP2605375Y2 JP 2605375 Y2 JP2605375 Y2 JP 2605375Y2 JP 1991071580 U JP1991071580 U JP 1991071580U JP 7158091 U JP7158091 U JP 7158091U JP 2605375 Y2 JP2605375 Y2 JP 2605375Y2
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JP
Japan
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door
weather strip
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bent
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久幸 木佐貫
秀治 中野
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は自動車ドアのドアサッ
シ、特にドアサッシまわりに取付けられるウエザストリ
ップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車ドアのドアサッシまわりにはウエ
ザストリップが取付けられる。このウエザストリップは
一般にドアサッシの外周に取付けられる取付基部と、取
付基部から膨出し、取付基部とで中空体を形成してドア
閉時に自動車ボデーのドア開口縁に押付けられるシール
を備えている(実開昭56−102224号)。
【0003】図4は、図3に示す自動車のリヤドア1の
ドアサッシ2のうち、後部縦枠部21に取付けられたウ
エザストリップを示すもので、ドア閉時(矢印Cは閉方
向を示す)にウエザストリップ5のドア内方向へ突出す
る突出端が車体(クォータピラー)4のドア開口縁の受
け面42に押付けられるようになっている。なお、図に
おいて3はドアガラスである。
【0004】ところが、最近ではドアサッシ2の幅を狭
く(細く)する傾向があってウエザストリップ5はドア
サッシ2の端部いっぱいの位置に取付けられており、し
かも押付けによって両側へふくれ出すから、シール部の
外周面部がドア開口縁のドア開閉方向に沿う縁面41に
当接することがある。そして長期使用によるヘタリによ
ってウエザストリップ5にふくれ状の永久変形が生じる
と、ドア開閉時に縁面41に対するこすれが生じて摩耗
する。
【0005】このこすれは特に、ドアサッシ2の傾斜方
向にある後部縦枠21の下端部をドア1の後縁に沿うよ
うに垂直方向にベンダ曲げ加工して湾曲せしめたドアサ
ッシにおいて生じやすい。
【0006】即ち、ドアサッシ2をベンダ曲げ加工する
と、加工時の引っ張り力でひけが生じ、面幅が狭くな
る。このため図4に示すようにドアサッシ2の後部縦枠
(以下、後枠という)21のベンダ曲げ加工した下端部
では、車体4との見切幅が本来の幅aよりもひけ分bだ
け広くなってしまう。
【0007】そこで見切幅を上下均一幅aとするため
に、後枠下端部をひけ分bだけ車体4側に張り出すよう
に形成するか、あるいは車体4側を前方へb´(b´=
b)だけ張り出して形成する手段がとられている。
【0008】このようにすると、ドアサッシ2の後枠下
端部では、ウエザストリップ5は、後枠21の一般部よ
りも更に車体の開口縁面41に近ずくことになり、上記
のこすれは一層発生しやすくなる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】本考案はかかる実情に
鑑み、細く、かつベンダ曲げ加工されたドアサッシに取
付けられた場合においても、ドア開閉時に車体のドア開
口縁との間にこすれが生じないウエザストリップを提供
することを課題としてなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本考案はドアのドアサッ
シの外周に取付けられるウエザストリップにおいて、図
2に示すようにドアサッシ21から車室内方向へ突出す
るシール部52には、取付基部51の内端から延びる内
周面部521およびこれと中空部を介して対向する外周
面部522にそれぞれ中空内方向へ突出するV字形の屈
曲部52a、52bを形成し、かつ内周面部521の屈
曲部52aを外周面部の屈曲部52bよりもシール部の
押付け突出端側の位置とするとともに外周面側の屈曲部
をシール部の他の部分よりも薄肉としたことを特徴とす
るものである。
【0011】
【作用】シール部52の押付け突出端523がドア開口
の受け面42に押付けられたとき、ドア開口縁の反力
は屈曲部52a、52bがたたまれるように変形するこ
とで吸収されシール部52のふくれ出しを防ぐ。即ち、
屈曲部52aの変形はシール部52を取付基部51側へ
倒れ込ませ、屈曲部52bはシール部52の外周面部を
中空内方向へ落ち込ませるから、シール部52の外側へ
ふくれ出しを確実に防止する。
【0012】
【実施例】図3に示すように、リヤドア1のドアサッシ
2の後枠21は車体(クォータピラー)4のドア開口縁
に沿う傾斜方向となっている。そして後枠21下端部は
ほぼ垂直方向にベンダ曲げ加工されてリヤドア1のベル
トライン部後端に挿入連結されている。ドアサッシ2の
外周にはウエザストリップが装着される。
【0013】図1に示すようにドアサッシの後枠に沿っ
て取付ける押出成形のウエザストリップ5Aと、リヤド
ア本体の後縁に沿って取付ける押出成形のウエザストリ
ップ5Bとは、ドアサッシの後枠下端部に沿うように湾
曲する型成形部5Cにより接続されている。ウエザスト
リップ5A,5Bおよび型成形部5Cは一連に連なる取
付基部51と、取付基部51の内端と外端とをつないで
取付基部51とで中空体を形成するシール部52を備え
ている。
【0014】ウエザストリップ5はその型成形部5Cの
湾曲部の形状に特徴を有する。図2に示すように型成形
部5Cは全体として中空状で、ドアサッシ2の外周に形
成したリテーナ部20に取付ける取付基部51と、取付
基部51から車室内方向へ突出するシール部52を備え
ている。図2(B)はリヤドア1が閉じられた時の状態
を示すもので、車体4のドア開口縁のウエザストリップ
受入れ部は段形をなしており、車両前方に面しドア閉方
向に沿う面をなす縁面41と、ドア閉方向と対向しドア
閉時にシール部52の突出端523を受けるウエザスト
リップ受け面42を有しており、シール部52は取付基
部51から上記受け面42への押付け方向(矢印C)に
伸び出している。なお、取付基部51からはシール部5
2とは別にリップ53が伸び出している。
【0015】シール部52の周壁は、受け面42に押付
られる突出端523と、突出端523の一端と取付基部
51の内端をつなぐ内周面部521と、突出端523の
他端と取付基部51の外端をつなぐ外周面部522とな
らなる。内周面および外周面部521、522はドア閉
時に中空部を介して車両前後方向に対向し、内周面部5
21が前方側となる。
【0016】内周面部521は全体が中空内方向へ断面
V字形に突出する屈曲部52aを形成している。外周
部522は全体としてシール部52の受け面42に対す
る押付け方向に沿う方向に伸びており、取付基部51の
外端寄りの位置に中空内方向へ断面ゆるやかなV字形に
突出する屈曲部52bが形成してある。周壁のうち屈曲
部52bは他の部分よりも薄肉に、屈曲部52bから突
出端523の一端に至る直線部分は最も厚肉に形成して
ある。
【0017】上記の形状を有するシール部52を備えた
ウエザストリップ5の型成形部5Cにおいて、ドア閉
時、シール部52の突出端523が車体4のウエザスト
リップ受け面42に押付けられると、両屈曲部52a、
52bが折れ曲がることにより、シール部52全体は押
付け方向に圧縮されるように変形する。このとき、外周
面部522は屈曲部52bの折りたたまれるような変形
により中空内方向(前方)へ引き込まれる。また突出端
523は屈曲部52の変形により取付基部51側へ
動する方向に付勢される。しかして両屈曲部52a、5
2bの作用によりシール部52がドア開口縁に押付けら
れたとき、シール部52の内外周面部、特に外周面部5
22はふくれ出ることがなく、従ってドア開口縁面41
と接触することがない。
【0018】なお、上記実施例では、リヤドアのドアサ
ッシの後枠に取付けられるウエザストリップのうち、後
枠下端部の部分のシール部のみ、上記の形状としたが、
後枠の全長にわたり、上記のシール部構造としてもよ
い。また上記実施例では型成形部を上記の形状とした
が、同じ形状のものを押出成形で形成してもよい。さら
に、上記実施例ではリヤドアのドアサッシに取付けるウ
エザストリップを示したが、フロントドアのドアサッ
シ、特にフロントピラーからルーフサイドにつながるコ
ーナ部を上記のシール部構造としてもよい。
【0019】
【考案の効果】本考案のウエザストリップでは、シール
部の突出端が車体に押付けられたときに、取付基部と対
向する外周面部が外方へふくれ出さないように変形する
から、たとえ長期使用によりシール部にヘタリが生じて
も、ドア開閉時にシール部が車体の縁面と干渉すること
がなく、シール部の摩耗を防止するとともに、ドア開閉
時の操作荷重が高くなるようなことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のウエザストリップの要部斜視図であ
る。
【図2】図1のウエザストリップのII−II線に沿う位置
での取付状態の断面図である。
【図3】本考案のウエザストリップが適用される自動車
の側面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う位置での従来のウエザス
トリップの取付状態断面図である。
【符号の説明】
1 リヤドア 2 ドアサッシ 21 後部縦枠 3 ドアガラス 4 車体 5 ウエザストリップ 51 取付基部 52 シール面521 内周面部 522 外周面部 523 突出端 52a、52b 屈曲部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60J 10/08

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車ドアのドアサッシの外周に取付ら
    れるウエザストリップであって、取付基部と取付基部
    とで中空体を形成するシール部を備え、シール部のドア
    内側の部分が車室内方向へ突出して突出端がドア閉時に
    車体のドア開口縁のウエザストリップ受け面に押付けら
    れるように形成したウエザストリップにおいて、シール
    部には、取付基部の車室内側の内端から車室方向へ延び
    る内周面部と、中空部を介して内周面部と対向する外周
    面部とにそれぞれ中空内方向へ突出するV字形の屈曲部
    を形成し、かつ上記内周面部の屈曲部を外周面部の屈曲
    部よりもシール部突出端寄りに位置せしめるとともに、
    上記外周面部の屈曲部をシール部の他の部分よりも薄肉
    に形成したことを特徴とする自動車用ウエザストリッ
    プ。
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