JP3606111B2 - ガラスラン取付け構造 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のドアのドアフレームの内周に嵌め込み、ドアガラス昇降時にその外周を案内するガラスランの取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2に示すように、車両のドアDにはそのドアフレーム1の内周に沿って一連にガラスラン2を嵌め込んで、ガラスラン2により昇降開閉するドアガラス3の外周を案内するとともに、ドアガラス3全閉時にドアガラス3の外周とドアフレーム1の間をシールするようにしている。
【0003】
図3にプレスドアにおける従来の代表的なガラスランの取付け構造の断面を示す。ドアフレーム1は、アウタパネル1aとインナパネル1bとで構成され、ドアフレーム1の内周は、相対向する両パネル1a,1bの内周フランジ部101,102間に内周開口1cが形成してある。
【0004】
ガラスラン2は、ゴム、軟質合成樹脂等の押出成形体で、断面ほぼコ字形の本体部2aと、本体部2aの相対向する側壁201,202の先端から互いに交差するように内側へ伸びるシールリップ203,204と、上記先端から反転して側壁201,202の外側面に沿って伸びるモールリップ205,206を備え、各側壁201,202と各モールリップ205,206との間に係止溝207,208を形成している。そして、ガラスラン2は、本体部2aをドアフレーム1の内周開口1cに嵌め込むと同時に、係止溝207にアウタパネル1aの内周フランジ部101を、係止溝208にインナパネル1bの内周フランジ部102をそれぞれ圧入して取付けている。図において4は車体のドア開口縁とドアフレーム1との間をシールするドアウェザストリップで、クリップ5によりドアフレーム1の外周内側に取付けられている。
【0005】
ところで、ドアフレーム1のアウタパネル1aの内周フランジ部101は、車外物が当たって変形しやすく、また、ガラスラン2が抜けやすいことから、内周フランジ部101をヘミング加工し2枚重ねとして剛性を上げるとともに、係止溝207との嵌合を強化している。更に、ガラスラン2の側壁201の外側面から突出する係止リップ209を内周フランジ部101の折り返し側の先端に係止させてガラスラン2の抜けを防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この従来構造では、ドアフレーム1のアウタパネル1aは、プレス加工とともに曲げ加工が必要となり、設備および加工工数が増加し、コストが高くなる。そこで、本発明は、ドアフレームのアウタパネルを単純なプレス加工するのみでガラスランを安定に取付けることができ、かつ、アウタパネルの剛性も充分なガラスランの取付け構造を提供することを課題としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、車両ドアのドアフレームの相対向するアウタパネルとインナパネルの内周フランジ部間に形成した内周開口に嵌め込んで、昇降するドアガラスの外周縁を案内するガラスランであって、断面ほぼコ字形の本体部と、本体部の相対向する側壁の先端からそれぞれ本体部内方向へ伸びるシールリップと、上記各側壁の先端からそれぞれ反転して側壁外側面に沿って伸びて上記各側壁との間に係止溝を形成するモールリップと、上記各側壁の外側面から上記各係止溝内に向けて突出する係止リップを備えたガラスランを、その本体部をドアフレームの上記内周開口に嵌め込むとともにドアフレームの上記各内周フランジ部をそれぞれ上記各係止溝に嵌入せしめて取付けるガラスラン取付け構造において、上記アウタパネルの内周フランジ部には、上記内周開口内側へ突出するビードを形成するとともに、上記先端部を上記ビード寄りの位置で上記内周開口内側へ屈曲せしめて先端部を上記内周開口内方向へ傾斜せしめ、上記アウタパネルの内周フランジ部が嵌入された上記係止溝に突出する上記係止リップに上記ビードを係止せしめるとともに、上記先端部を上記係止溝の側面に圧接せしめる。
【0008】
ドアフレームのアウタパネルの内周フランジ部は、ビードを形成するとともにビードよりも先端側を傾斜せしめたから、板厚方向の幅が広くなり、係止溝にがたなく嵌合し、また、ガラスランの係止リップがビードに係止されてガラスランの抜け止めがなされる。また、上記内周フランジ部はプレス加工のみで成形でき、剛性も充分に確保できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図2に示すように、車両のドア(プレスドア)Dのドアフレーム1には、内周に沿って一連にガラスラン2が嵌め込まれ、ガラスラン2により昇降するドアガラス3の外周を案内するとともに、ドアガラス3全閉時にドアガラス3の外周とドアフレーム1の間をシールする。
【0010】
図1に示すように、ガラスラン2は、従来構造と実質的に同一のゴムの押出成形体で、断面ほぼコ字形の本体部2aを備えている。本体部2aの相対向する両側壁201,202の先端から内側へ向かって互いに交差するようにシールリップ203,204が延出し、ドアガラス3の外周をその内外両面から挟む。
【0011】
また、ガラスラン2は、一方の側壁201の先端から外側に反転して側壁201の外側面に沿って本体部2aの底壁200まで伸びるモールリップ205を備え、モールリップ205と側壁201との間に係止溝207を形成している。ガラスラン2の底壁200に接続する側壁201の基端部外側面から係止溝207の開口を塞ぐように、かつ、係止溝207内方向へ傾斜するように係止リップ209が突出している。
【0012】
他方の側壁202は上記一方の側壁201よりも開口側へ長く延びており、先端から反転して側壁202の外側面に沿って伸びるモールリップ206が設けてある。モールリップ206は側壁202の高さのほぼ半分程の高さ寸法に設定してあり、モールリップ206と側壁202との間にも係止溝208を形成している。そして、側壁202には係止溝208内へ突出する係止リップ210と、突起211が形成してある。
【0013】
ドアフレーム1は、アウタパネル1aとインナパネル1bとからなり、ドアフレーム1の内周は、アウタパネル1aの内周全周に形成した内周フランジ部101とインナパネル1bの内周全周に形成した内周フランジ部102とが対向し、両者間にガラスラン2を嵌め込む内周開口1cが形成されている。内周フランジ部102は内周フランジ部101よりも長く延びている。
【0014】
アウタパネル1aには内周側に段部を設け、内周フランジ部101はアウタパネル1aの一般面より車内側の位置としてある。内周フランジ部101には、内周開口1c側へ突出する断面山形のビード103が曲成してあり、更に、ビード103よりも先の先端部105がビード103との境界で内周開口1c側へ屈曲せしめてある。ビード103の高さは、内周フランジ部101が嵌入される係止溝207の溝幅とほぼ同じとしてある。また、先端部105は、係止溝207を斜めに横切りビード103の側の屈曲部104が係止溝207のモールリップ205側の側面に圧接し先端末が係止溝207の側壁201側の側面に圧接する長さおよび傾斜姿勢に設定してある。
【0015】
一方、インナパネル1bは従来構造と実質的に同一で、内周側に段部を設けて内周フランジ部102はインナパネル1bの一般面よりも車外側の位置としてある。そして、先端が内周開口1c側へ鉤状に屈曲せしめてある。アウタパネル1aおよびインナパネル1bはいずれもプレス成形で形成される。ドアフレーム1の外周内側にはドアウェザストリップ4がクリップ5により取付けてある。
【0016】
ドアフレーム1にガラスラン2を取付けるには、ガラスラン2の本体部2aをその側壁201を車外側として内周開口1cに嵌め込むとともに、係止溝207にアウタパネル1aの内周フランジ部101を、係止溝208にインナパネル1bの内周フランジ部102を、それぞれ係止リップ209,210を撓ませつつ嵌入させる。内周フランジ部101は、ビード103が係止溝207の開口に突出する係止リップ209を通過して係止溝207内に入ると係止リップ209とビード103とが係合する。そして、内周フランジ部101の先端部105はビード103側の屈曲部104がモールリップ205の内側面に圧接し、先端部105の先端末が側壁201の外側面に圧接する。
【0017】
一方、インナパネル1bの内周フランジ部102は、係止溝208に嵌入すると、屈曲先端108が係止溝208内の突起211に係止され、係止溝208の開口部で係止リップ210とモールリップ206により挟まれる。
【0018】
本実施の形態よるガラスランの取付け構造では、特に、ドアフレーム1のアウタパネル1aにおいて、内周フランジ部101はビード103を形成するとともに先端部105を内側に傾斜せしめたから全体として断面が波形となり剛性が強化される。また、波形に形成したことで板厚方向の幅が大きくなり係止溝207にがたつきなく安定に取付けられ、かつ、ガラスラン2の係止リップ209がビード103と係合することでガラスラン2の抜け止めがなされる。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、ガラスランの一方の係止溝に嵌入されるドアフレームのアウタパネルの内周フランジ部にビードを形成するとともに先端部を傾斜方向に延出せしめたから、上記内周フランジ部の剛性を高め、かつ、上記内周フランジ部の係止溝への嵌合力を強化することができる。また、上記アウタパネルはプレス成形のみで形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガラスラン取付け構造の縦断面図である。
【図2】本発明のガラスラン取付け構造が適用される車両のドアの側面図である。
【図3】従来のガラスラン取付け構造の縦断面図である。
【符号の説明】
D ドア
1 ドアフレーム
1a アウタパネル
1b インナパネル
1c 内周開口
101 アウタパネルの内周フランジ部
102 インナパネルの内周フランジ部
103 ビード
104 屈曲部
105 先端部
2 ガラスラン
2a 本体部
201,202 側壁
203,204 シールリップ
205,206 モールリップ
207,208 係止溝
209,210 係止リップ
3 ドアガラス

Claims (1)

  1. 車両ドアのドアフレームの相対向するアウタパネルとインナパネルの内周フランジ部間に形成した内周開口に嵌め込んで、昇降するドアガラスの外周縁を案内するガラスランであって、断面ほぼコ字形の本体部と、本体部の相対向する側壁の先端からそれぞれ本体部内方向へ伸びるシールリップと、上記各側壁の先端からそれぞれ反転して側壁外側面に沿って伸びて上記各側壁との間に係止溝を形成するモールリップと、上記各側壁の外側面から上記各係止溝内に向けて突出する係止リップを備えたガラスランを、その本体部をドアフレームの上記内周開口に嵌め込むとともにドアフレームの上記各内周フランジ部をそれぞれ上記各係止溝に嵌入せしめて取付けるガラスラン取付け構造において、上記アウタパネルの内周フランジ部には、上記内周開口内側へ突出するビードを形成するとともに、先端部を上記ビード寄りの位置で上記内周開口内側へ屈曲せしめて上記先端部を上記内周開口内方向へ傾斜せしめ、上記アウタパネルの内周フランジ部が嵌入された上記係止溝に突出する上記係止リップに上記ビードを係止せしめるとともに、上記先端部を上記係止溝の側面に圧接せしめるようになしたことを特徴とするガラスラン取付け構造。
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