JPH059937Y2 - - Google Patents

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JPH059937Y2
JPH059937Y2 JP1986092548U JP9254886U JPH059937Y2 JP H059937 Y2 JPH059937 Y2 JP H059937Y2 JP 1986092548 U JP1986092548 U JP 1986092548U JP 9254886 U JP9254886 U JP 9254886U JP H059937 Y2 JPH059937 Y2 JP H059937Y2
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center pillar
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door glass
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ハードトツプ車、特にピラードハ
ードトツプ車のセンターピラーに取付けるウエザ
ーストリツプに関するものである。
[従来技術] 一般に、車両のウエザーストリツプは、ドア等
を閉じたときに車外の風や雨が車室内に侵入しな
いようにシールするための弾性部材であり、セン
ターピラーを設けたピラードハードトツプ車のセ
ンターピラーにも取付けられている。特に、フロ
ントドアとリアドアを備えたピラード4ドアハー
ドトツプ車では、フロントドア及びリアドアを閉
じたときに、各ドアのガラス面とウエザーストリ
ツプとが密接して車室内、外を遮断するようにな
つている。かようなウエザーストリツプとして、
例えば実開昭60−45272号公報に開示されたもの
がある。第4図及び第5図に示すように、このウ
エザーストリツプ21は、センターピラー22に
固定される基底部23と、この基底部23から膨
出形成されて基底部23とともに中空部を形成す
る封止部24とを有し、この封止部24は弾性変
形可能とされ、センターピラー22側に位置する
ドアガラス25,26の縁部の内面25a,26
aに密接可能とされた前側当接部位27及び後側
当接部位28が設けられている。尚、第4図及び
第5図に示すウエザーストリツプ21は、その基
底部23を略C字形の横断面形状をもつブラケツ
ト29に嵌着することにより、センターピラー2
2に固定されるようになつている。30は、セン
ターピラー22の接合フランジ部を覆い隠すため
のウエルトである。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、このような従来のウエザースト
リツプ21にあつては、フロントドアガラス2
5、リアドアガラス26の当接による封止部24
の弾性変形に基づく前側当接部位27、後側当接
部位28の変位を考慮せずに、ウエザーストリツ
プ21を単に一体成形としているため、一方のド
アガラスを閉じたときに、そのドアガラスに密接
する前側当接部位27又は後側当接部位28の弾
性変形が他方の当接部位に直接伝達されてしま
い、確実なシールができないという欠点がある。
例えば、第5図は、フロントドアガラス25を閉
じ、リアドアガラス26は開いている状態を示す
ものであるが、フロントドアガラス25によるウ
エザーストリツプ21の前側当接部位27の弾性
変形に引きずられて、後側当接部位28も弾性変
形する。この場合、リアドアを閉じた状態におけ
るリアドアガラス26(一点鎖線で示す)の内面
26aの位置Aより、後側当接部位28の最も突
出した部分の位置Bの方が外方(車室外の方向)
にあるならば、リアドアガラス26の内面26a
と後側当接部位28とが当接して両者の間にシー
ルを保つことができるが、フロントドアを閉じた
ときの影響によつては後側当接部位28の位置B
の方がリアドアガラス26の内面26aの位置A
よりも内方(車室内方向)になることがあり、こ
の場合にはリアドアガラス26の内面26aと後
側当接部位28との間に間隙が生じ、シール不能
となる。特に経年変化によりウエザーストリツプ
21の弾性が劣化してきたときには、このような
問題が生じ易くなる。
また、いずれか一方のドアを閉じたときの影響
によつて他方のドアガラスと当接すべき当接部位
が変形されると、両ドアを閉じたときの各ドアガ
ラスと当接部位との間の押圧力が異なることとな
る。従つて、両ドアを閉じた状態で各ドアガラス
を昇降させるときに、ウエザーストリツプ21に
対するドアガラスの摺動摩擦力に差異が生じ、円
滑な昇降運動が妨げられ易いという問題もある。
[目的] そこで、この考案は、いずれか一方のドアを閉
じたときでも、他方のドアと当接すべき当接部位
に影響を与えることがなく、上記問題点を解決で
きるハードトツプ車のセンターピラーウエザース
トリツプを提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この考案は、かかる問題点を解決するため、セ
ンターピラーに固定される基底部と、該基底部か
ら膨出形成されて該基底部とともに中空部を形成
する封止部とを有し、該封止部は弾性変形可能と
され、フロントドアガラス及びリアドアガラスの
前後センターピラー側縁部に密接可能とされた前
側当接部位及び後側当接部位が設けられているハ
ードトツプ車のセンターピラーウエザーストリツ
プにおいて、前記前側当接部位の後側部位と前記
基底部との間を連結する前側仕切壁と、該前側仕
切壁の後側で前記後側当接部位の前側部位と前記
基底部との間を連結する後側仕切壁とが、それぞ
れ前記中空部を仕切るようにして設けられ、前記
前側仕切壁と前記後側仕切壁との間に位置する部
位に前記前側当接部と前記後側当接部の一方が弾
性変形した際に伸び変形して他方への前記変形の
伝達を阻止する弛みを有する変形容易部が設けら
れていることを特徴としている。
[作用] この考案に係るハードトツプ車のセンターピラ
ーウエザーストリツプによれば、いずれか一方の
ドアガラスを閉じたときには、その閉じた側の当
接部位及び仕切壁が弾性変形する。この弾性変形
は、他方の当接部位側へも伝達されることとなる
が、前側仕切壁と後側仕切壁との間に位置する部
位に設けられた変形容易部には、一方の当接部位
が弾性変形した際に伸び変形して他方への変形の
伝達を阻止する弛みが付与されており、又、他方
の仕切壁は他方の当接部位を支持する役目を担つ
ているので、一方の当接部位の弾性変形に基づく
他方の当接部位の弾性変形は小さく抑えられる。
従つて、両方のドアガラスの開閉が互いに影響を
及ぼし合うことなく、それぞれのドアガラスの確
実なシールができる。
[実施例] 以下、この考案を図面に基づいて説明する。第
1図〜第2図は、この考案の一実施例を示すもの
である。
図中、2はセンターピラーであり、このセンタ
ーピラー2は、第3図に示すようにフロントドア
ガラス3とリアドアガラス4との間に位置され車
体7に固定されている。このセンターピラー2
は、インナパネル2aとアウタパネル2bとで両
端のフランジ部2cが接合され、断面が略六角形
状に形成されている。このフランジ部2cには、
インナパネル2aとアウタパネル2bとの接合部
を覆い隠すウエルト6が装着されている。アウタ
パネル2bの車外側の面には、断面が略C字形に
形成されたブラケツト5がタツピングスクリユー
8によつて固定されている。このブラケツト5の
開放側には、断面略扇形状にされたウエザースト
リツプ1が装着されている。
ウエザーストリツプ1は、センターピラー2に
固定される基底部1aと、この基底部1aの前後
両端部から突出形成された前壁1j、後壁1k
と、これら前後壁1j,1kに連設されて略扇形
状に膨出形成される封止部1bと、を有して、基
底部1a、前後壁1j,1k、封止部1bとで中
空部Sを形成している。この封止部1bは弾性変
形可能とされ、フロントドアガラス3及びリアド
アガラス4のセンターピラー2側縁部に密接可能
とされた前側当接部位1g及び後側当接部位1h
が設けられている。
前記中空部S内には、前側当接部位1gの後側
部位と基底部1aの略中央部分との間を連結する
前側仕切壁1cと、前側仕切壁1cの後側で後側
当接部位1hの前側部位と基底部1aとの間を連
結する後側仕切壁1dとが、互いに離間して中空
部Sを3つに仕切るようにして設けられている。
前側仕切壁1c、後側仕切壁1dは、前後壁1
j,1kと共に封止部1bを弾性支持するように
なつている。
前側仕切壁1cと後側仕切壁1dとが接続され
る封止部1bの前側接続部1c′と後側接続部1
d′との間に位置する部位には、前側当接部1gと
後側当設部1hの一方が弾性変形した際に伸びあ
るいは撓み変形して前側接続部1c′と後側接続部
1d′との距離が拡がるようにして他方への変形の
伝達を阻止する弛みを有する変形容易部1fが設
けられている。変形容易部1fは、谷側を基底部
1a側に向けるように第1図上で逆V字状に設定
されている。
このような構造により、前側仕切壁1c又は後
側仕切壁1dは、それぞれに対応する側のドアガ
ラスを閉じたときに、そのドアガラスの縁部によ
つて押圧され外方の前壁1j又は後壁1k側へ倒
れるようになつているが、第1図及び第2図に示
すように、前側仕切壁1cの基底部1a側の付け
根部であつて、前壁1j側に望む隅部分(また、
後側仕切壁1dの場合は、後壁1k側に望む隅部
分)に切欠部1e,1eを設ければ、それぞれの
傾倒がより促されることとなる。
尚、この実施例では、変形容易部を基底部1a
側に向けて突出したV字形状として伸び変形を容
易としたが、伸び変形容易であれば、この例に限
らず、車外側に突出させる等適宜変更してもよ
い。
次に作用を説明する。
ドアを閉じると、その閉じた側の当接部位及び
仕切壁が弾性変形する。この弾性変形は、他方の
当接部位側へも伝達されることとなるが、前側仕
切壁と後側仕切壁との間に位置する部位に設けら
れた変形容易部には、一方の当接部位が弾性変形
した際に伸びあるいは撓み変形して他方への変形
の伝達を阻止する弛みが付与されており、又、他
方の仕切壁は他方の当接部位を支持する役目を担
つているので、一方の当接部位の弾性変形に基づ
く他方の当接部位の弾性変形は小さく抑えられ
る。従つて、両方のドアガラスの開閉が互いに影
響を及ぼし合うことなく、それぞれのドアガラス
の確実なシールができる。
例えば、リアドア(図示せず)を閉じると、リ
アドアガラス4が一点鎖線で示す位置に至り、縁
部4bがウエザーストリツプ1の後側当接部位1
hに当接する。縁部4bによつて押圧された後側
当接部位1hは、第2図に示すように内側に弾性
変形する。それと同時に、後側当接部位1h側に
位置して設けられている後側仕切壁1dも切欠部
1eを起点として、前壁1j側へ倒れるように弾
性変形する。このとき、変形容易部1fは、後側
当接部位1hが基端部1a側へ弾性変形すること
によつて引き伸ばされる。この変形容易部1fの
伸び変形は後側当接部位1hの弾性変形による前
側当接部位1gへの変形入力を吸収する機能を果
たし、また前側仕切壁1cは前側当接部位1gを
支持する機能を果しているので、後側当接部位1
hの弾性変形に伴つて前側当接部位1gが弾性変
形することが小さく抑えられることとなる。
これにより、前側当接部位1gのフロントドア
ガラス3の縁部3aの当接位置が変らないものと
なる。また、フロントドア(図示せず)を閉じる
場合も上記と同様であり、後側当接部位1hのリ
アドアガラス4の縁部4aの当接位置が変らない
ものとなる。
従つて、両方のドアガラス3,4の開閉が互い
に影響を及ぼし合うことなく、それぞれのドアガ
ラス3,4と各当接部位1g,1hとの確実なシ
ールを維持することができる。
[効果] 以上述べたように、この考案のハードトツプ車
のセンターピラーウエザーストリツプによれば、
前側仕切壁と後側仕切壁との間に位置する部位に
設けられた変形容易部には、一方の当接部位が弾
性変形した際に伸び変形して他方への変形の伝達
を阻止する弛みを付与し、又、仕切壁は、それぞ
れに対応する当接部位を支持する役目を担つてい
るので、一方の当接部位の弾性変形に基づく他方
の当接部位の弾性変形は小さく抑えられ、両方の
ドアガラスの開閉が互いに影響を及ぼし合うこと
なく、それぞれのドアガラスの確実なシールが維
持される。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第2図は、この考案のハードトツプ車
のセンターピラーウエザーストリツプに係る一実
施例を示すもので、第1図は第3図の−線断
面図、第2図はリアドアガラスがウエザーストリ
ツプに当接した状態の要部断面図、第3図は車両
の側部を示した斜視図、第4図及び第5図は従来
例を示す第1図と同様な図である。 1……ウエザーストリツプ、1a……基底部、
1b……封止部、1c……前側仕切壁、1d……
後側仕切壁、1f……変形容易部、1g……前側
当接部位、1h……後側当接部位、2……センタ
ーピラー、3……フロントドアガラス、3a……
縁部、4……リアドアガラス、4a……縁部、S
……中空部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 センターピラーに固定される基底部と、該基底
    部から膨出形成されて該基底部とともに中空部を
    形成する封止部とを有し、該封止部は弾性変形可
    能とされ、フロントドアガラス及びリアドアガラ
    スの前記センターピラー側縁部に密接可能とされ
    た前側当接部位及び後側当接部位が設けられてい
    るハードトツプ車のセンターピラーウエザースト
    リツプにおいて、 前記前側当接部位の後側部位と前記基底部との
    間を連結する前側仕切壁と、該前側仕切壁の後側
    で前記後側当接部位の前側部位と前記基底部との
    間を連結する後側仕切壁とが、それぞれ前記中空
    部を仕切るようにして設けられ、前記前側仕切壁
    と前記後側仕切壁との間に位置する部位に前記前
    側当接部と前記後側当接部の一方が弾性変形した
    際に伸び変形して他方への前記変形の伝達を阻止
    する弛みを有する変形容易部が設けられているこ
    とを特徴とするハードトツプ車のセンターピラー
    ウエザーストリツプ。
JP1986092548U 1986-06-19 1986-06-19 Expired - Lifetime JPH059937Y2 (ja)

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