JP3887112B2 - ウェザーストリップのシール構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、サッシュレスドア型車用の前後のルーフサイドウェザーストリップに、ピラーウェザーストリップの上端部が型成形接続されてなるウェザーストリップのシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に示すように、サッシュレスドア型車のルーフサイド1沿いには2分割されたルーフサイドウェザーストリップ2(2a,2b)が取付けられるとともに、センターピラー3沿いにはピラーウェザーストリップ4が取付けられ、ルーフサイドウェザーストリップ2とピラーウェザーストリップ4とが略T字状に接続されている。
より具体的には、図5に示すようにルーフサイドウェザーストリップ2は押出成形された前(フロント)側ルーフサイドウェザーストリップ2aと後(リヤ)側ルーフサイドウェザーストリップ2bとからなり、その前側ルーフサイドウェザーストリップ2aの後端部と後側ルーフサイドウェザーストリップ2bの前端部と、そして同じく押出成形されたピラーウェザーストリップ4の上端部とが型成形接続されている。
【0003】
図6に、従来例に係る図5のA−A線断面を示すと、略T字状に型成形接続されたウェザーストリップ5の車外側上面部はリテーナ7で覆われるようにしてリテーナ7に取付けられている。すなわち、ウェザーストリップ5の車外側上面部に形成された凹凸部がリテーナ7の折り曲げ部7aに嵌合するように取付けられ、リテーナ7の折り曲げ部7aから連続して下側に延びる廂部7bによってウェザーストリップ5の車外側上面部が覆われている。そして、外装用のピラーモール8の上端8aがそのリテーナ7のウェザーストリップ5を覆う部位7bとウェザーストリップ5の間に挿入されるようにしてウェザーストリップ5の車外側に固着されている。なお、ウェザーストリップ5の車内側上面部となる背面部はルーフサイド1のボディパネルBPに当接されている。
このとき、ピラーモール8の上端8aはウェザーストリップ5に形成されたストッパ部9に押し当てられた状態で固着されるものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このようなピラーモール8の上端8aの押し当てによって、ウェザーストリップ5はリテーナ7と弾接するものであるが、そのシール性は弱くウェザーストリップ5とリテーナ7との間から水が浸入するおそれがあった。
これに対して、図7に示すように、ウェザーストリップ5にリップ10を突設して挿入されるピラーモール8の上端8aに弾接させてウェザーストリップ5とピラーモール8とのシール性を向上させるものが考えられるが、ウェザーストリップ5とリテーナ7間のシール性を向上させるものではないので依然として水が浸入するおそれがある。
【0005】
そこで本発明の目的は、シール機能に優れた簡易なウェザーストリップのシール構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に記載のウェザーストリップのシール構造は、サッシュレスドア型車のルーフサイド(1)に沿って取付けられ、押出成形された前側ルーフサイドウェザーストリップ(2a)の後端部とおよび押出成形された後側ルーフサイドウェザーストリップ(2b)の前端部と、そしてセンターピラー(3)に沿って取付けられ同じく押出成形されたピラーウェザーストリップ(4)の上端部とが型成形接続されてなるウェザーストリップ(5)であって、その車外側上面部がリテーナ(7)で覆われるようにリテーナ(7)に取付けられ、外装用のピラーモール(8)の上端(8a)がそのリテーナ(7)のウェザーストリップ(5)を覆う部位(7b)とウェザーストリップ(5)の間に挿入されるようにしてウェザーストリップ(5)の車外側に固着されてなるウェザーストリップのシール構造において、ウェザーストリップ(5)の車外側にピラーモール(8)の挿入固着時にそのピラーモール(8)の上端(8a)及びリテーナ(7)に弾接してピラーモール(8)とリテーナ(7)を同時にシールするリップ(20)を突設することにより、水が車外側からウェザーストリップ(5)とリテーナ(7)との間を伝わり車内側に浸入するのを防止したことを特徴とする。
【0007】
また請求項2に記載のウェザーストリップのシール構造は、サッシュレスドア型車のルーフサイド(1)に沿って取付けられ、押出成形された前側ルーフサイドウェザーストリップ(2a)の後端部とおよび押出成形された後側ルーフサイドウェザーストリップ(2b)の前端部と、そしてセンターピラー(3)に沿って取付けられ同じく押出成形されたピラーウェザーストリップ(4)の上端部とが型成形接続されてなるウェザーストリップ(5)であって、その車外側上面部がリテーナ(7)で覆われるようにリテーナ(7)に取付けられ、外装用のピラーモール(8)の上端(8a)がそのリテーナ(7)のウェザーストリップ(5)を覆う部位(7b)とウェザーストリップ(5)の間に挿入されるようにしてウェザーストリップ(5)の車外側に固着されてなるウェザーストリップのシール構造において、ウェザーストリップ(5)の車外側にピラーモール(8)の挿入固着時にそのピラーモール(8)の上端(8a)及びリテーナ(7)に弾接してピラーモール(8)とリテーナ(7)を同時にシールするリップ(20)を突設することにより、水が車外側からウェザーストリップ(5)とリテーナ(7)との間を伝わり車内側に浸入するのを防止すると共に、リップ(20)は、ピラーモール(8)の挿入固着時にピラーモール(8)の上端(8a)が弾接すると、リテーナ(7)との弾接する面積を大きくする方向に湾曲又は屈曲することを特徴とする。
【0008】
なお、上記の括弧内の記号は図面及び後述する発明の実施の形態に記載された記号に対応するものである。
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、前側および後側ルーフサイドウェザーストリップとピラーウェザーストリップとが型成形接続されてなるウェザーストリップの車外側に突設したリップは、ピラーモールの挿入固着時にそのピラーモールの上端及びリテーナに弾接してピラーモールとリテーナを同時にシールするものであるので、シール機能に優れる。したがって、水が車外側からウェザーストリップとリテーナとの間を伝わり車内側に浸入する心配はない。
【0010】
また請求項2に記載の発明によれば、リップは、ピラーモールの挿入固着時にピラーモールの上端が弾接すると、リテーナとの弾接する面積を大きくする方向に湾曲又は屈曲するので、それだけシール効果が高まる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1乃至図3を参照して、本発明の実施形態に係るウェザーストリップのシール構造について説明する。なお、従来例と同一部分には同一符合を付した。
本実施形態に係るウェザーストリップのシール構造は、図1に示すように、サッシュレスドア型車のルーフサイド1に沿って取付けられ、一体的にかつ直線状に押出成形された前側ルーフサイドウェザーストリップ2aの後端部と、同じく押出成形された後側ルーフサイドウェザーストリップ2bの前端部と、そしてセンターピラー3に沿って取付けられ同じく押出成形されたピラーウェザーストリップ4の上端部とを略T字状に型成形接続してなるものである。
また、そのように型成形接続されたウェザーストリップ5は、図2に示すように、その車外側上面部が、リテーナ7の廂部7bで覆われるようにしてリテーナ7の折り曲げ部7aに取付けられていて、更には外装用の細長のピラーモール8の上端8aが、そのリテーナ7のウェザーストリップ5を覆う部位7bとウェザーストリップ5の間に挿入されるようにしてウェザーストリップ5の車外側に固着されている。
【0012】
ウェザーストリップ5の車外側上面部には凹凸部が形成され、その凹凸部がリテーナ7の折り曲げ部7aに嵌合するようにしてウェザーストリップ5は上述の如くリテーナ7に取付けられている。
【0013】
凹凸部の下側にはリップ20が車外側に向かって突設されている。リップ20は、ピラーモール8がウェザーストリップ5の車外側にリテーナ7とウェザーストリップ5との間から挿入されて固着される時にそのピラーモール8の上端8a及びリテーナ7に弾接してピラーモール8とリテーナ7を同時にシールするようになっている。
したがって、シール機能に優れるのでウェザーストリップ5とリテーナ7との間から水が浸入する心配もない。
【0014】
またリップ20は、図3に示すように、ピラーモール8が挿入される前(左図)にはその先端がリテーナ7に弾接しやや湾曲している程度であるが(このときの弾接の巾をSで示した)、ピラーモール8の挿入固着時(右図)にはピラーモール8の上端8aがリップ20の湾曲した内側に弾接し、それにともないリップ20はリテーナ7と弾接する面積を大きくする方向に湾曲(屈曲させてもよい)させられ、シール機能をより一層発揮するようにしてある(このときの弾接の巾をLで示した。)。なお、SとLとの関係はS<Lである。
【0015】
【発明の効果】
以上のとおり請求項1に記載の発明によれば、前側および後側ルーフサイドウェザーストリップとピラーウェザーストリップとが型成形接続されてなるウェザーストリップの車外側に突設したリップは、ピラーモールの挿入固着時にそのピラーモールの上端及びリテーナに弾接してピラーモールとリテーナを同時にシールするものであるので、シール機能に優れる。したがって、水が車外側からウェザーストリップとリテーナとの間を伝わり車内側に浸入する心配はない。
【0016】
また請求項2に記載の発明によれば、リップは、ピラーモールの挿入固着時にピラーモールの上端が弾接すると、リテーナとの弾接する面積を大きくする方向に湾曲又は屈曲するので、それだけシール効果が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る型成形接続されたウェザーストリップ周りを示す拡大斜視図である。
【図2】本発明の実施形態に係るウェザーストリップのシール構造を示す図1のB−B線断面図である。
【図3】ピラーモールの挿入前後におけるリップの変化を示す図2の要部拡大断面図である。
【図4】サッシュレスドア型車を示す外観側面図である。
【図5】従来例に係る型成形接続されたウェザーストリップ周りを示す拡大斜視図である。
【図6】従来例に係るウェザーストリップのシール構造を示す図5のA−A線断面図である。
【図7】もう一つの従来例に係るウェザーストリップのシール構造を示す図5のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1 ルーフサイド
2 ルーフサイドウェザーストリップ
2a 前側ルーフサイドウェザーストリップ
2b 後側ルーフサイドウェザーストリップ
3 センターピラー
4 ピラーウェザーストリップ
5 型成形部(ウェザーストリップ)
7 リテーナ
7a 折り曲げ部
7b 廂部
8 ピラーモール
8a 上端
9 ストッパ部
10 リップ
20 リップ
BP ボディパネル
Claims (2)
- サッシュレスドア型車のルーフサイドに沿って取付けられ、押出成形された前側ルーフサイドウェザーストリップの後端部とおよび押出成形された後側ルーフサイドウェザーストリップの前端部と、そしてセンターピラーに沿って取付けられ同じく押出成形されたピラーウェザーストリップの上端部とが型成形接続されてなるウェザーストリップであって、その車外側上面部がリテーナで覆われるようにリテーナに取付けられ、外装用のピラーモールの上端がそのリテーナのウェザーストリップを覆う部位とウェザーストリップの間に挿入されるようにしてウェザーストリップの車外側に固着されてなるウェザーストリップのシール構造において、ウェザーストリップの車外側に前記ピラーモールの挿入固着時にそのピラーモールの上端及びリテーナに弾接してピラーモールとリテーナを同時にシールするリップを突設することにより、水が車外側からウェザーストリップとリテーナとの間を伝わり車内側に浸入するのを防止したことを特徴とするウェザーストリップのシール構造。
- サッシュレスドア型車のルーフサイドに沿って取付けられ、押出成形された前側ルーフサイドウェザーストリップの後端部とおよび押出成形された後側ルーフサイドウェザーストリップの前端部と、そしてセンターピラーに沿って取付けられ同じく押出成形されたピラーウェザーストリップの上端部とが型成形接続されてなるウェザーストリップであって、その車外側上面部がリテーナで覆われるようにリテーナに取付けられ、外装用のピラーモールの上端がそのリテーナのウェザーストリップを覆う部位とウェザーストリップの間に挿入されるようにしてウェザーストリップの車外側に固着されてなるウェザーストリップのシール構造において、ウェザーストリップの車外側に前記ピラーモールの挿入固着時にそのピラーモールの上端及びリテーナに弾接してピラーモールとリテーナを同時にシールするリップを突設することにより、水が車外側からウェザーストリップとリテーナとの間を伝わり車内側に浸入するのを防止すると共に、前記リップは、前記ピラーモールの挿入固着時にピラーモールの上端が弾接すると、前記リテーナとの弾接する面積を大きくする方向に湾曲又は屈曲することを特徴とするウェザーストリップのシール構造。
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