JPH0249752Y2 - - Google Patents

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JPH0249752Y2
JPH0249752Y2 JP1982130501U JP13050182U JPH0249752Y2 JP H0249752 Y2 JPH0249752 Y2 JP H0249752Y2 JP 1982130501 U JP1982130501 U JP 1982130501U JP 13050182 U JP13050182 U JP 13050182U JP H0249752 Y2 JPH0249752 Y2 JP H0249752Y2
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JP
Japan
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printed circuit
circuit board
case
cover
piece
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JP1982130501U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車の電装品として使用されるプ
リント基板を備えたリレーに係り、特に、プリン
ト基板のケースへの固定構造の改良に関する。
一般に、自動車の電装品として使用される各種
リレーにおいては、プリント基板およびこれに実
装された電気部品を保護するために、プリント基
板をケース内に収納することが行なわれている。
従来のこの種のリレーは、電気部品を実装した
プリント基板をケースの開口部に嵌入するととも
に、この開口部にカバーを被着し、プリント基板
の外周部をケース、カバーで固定するように構成
されている。
しかしながら、このようなリレーにあつては、
プリント基板の外周部のみを固定するように構成
されていたため、次のような欠点があつた。第1
に、プリント基板、ケース、カバー等の各部の寸
法公差を小さくしないと、ガタが生じたり、固定
が不完全になるので、精密加工が必要である。第
2に、振動やプリント基板上の端子へのコネクタ
の着脱等によりプリント基板の中央部に力が加わ
つた場合、外周だけの固定ではプリント基板の中
央部が変形し、基板の割裂、基板上の半田付部の
剥離、回路の破断等が発生する。
本考案はこのような従来技術の欠点を解消する
ためになされたもので、その目的は、プリント基
板をケースとカバーとで確実に固定することがで
きるとともに、プリント基板の中央部の変形を防
止することができるリレーを提供するにある。
この目的を達成するため、本考案は、電子部品
3および雄端子4が実装されたプリント基板1
が、箱形に形成されたケース6の一端開口部7に
嵌入されているとともに、前記雄端子4がケース
6の挿通孔11に挿通されており、さらに、ケー
ス6の開口部7にカバー17が被せられて固定さ
れているリレーにおいて、 前記ケース6の内周面に挾持部片13が複数、
前記開口部7の付近に配されて径方向内向きに突
設され、 他方、前記カバー17の内側端面に挟持部片2
0が複数、縁辺部付近に配されて厚さ方向内向き
に突設されており、 前記ケース6の挟持部片13と、カバー17の
挟持部片20とにより前記プリント基板1の縁辺
部が内外両側から挟持されており、 さらに、前記ケース6には受け部片12が前記
挿通孔11付近に配されて、前記プリント基板1
の中間部内側端面に若干の間隔G1をおいて対向
するように突設され、 また、前記カバー17には受け部片21が中間
部に配されて、前記プリント基板1の中間部外側
端面に若干の間隔G2をおいて対向するように突
設されている ことを特徴とする。
以下図面に即して本考案の実施例を説明する。
第1図〜第5図は本考案の一実施例を示すもの
である。
本実施例において、プリント基板1はベークラ
イト等の剛性を有する絶縁材料によりほぼ正方形
の平板に形成されており、その一面には樹脂膜
(不図示)に形成されたプリント回路2が固着さ
れている。プリント基板の他面上には複数の電気
部品3と複数本の雄端子(電気部品の一種であ
る。)4とが所定の位置に配されて回路2に適宜
配線され、各半田付部5により結線されてプリン
ト基板1に固定的に実装されている。
ケース6は硬質な合成樹脂等により一面が開口
した変形直方体形状の中空体に一体成形されてい
る。ケース6の開口部7はプリント基板1の外形
と等しい内形に形成され、プリント基板をぴつた
りと嵌入するようになつている。開口部7が対向
するケース6の天上壁の一部分は開口部へ接近す
るように変形されており、この接近壁部8には雌
端子を有するカプラ(不図示)を差込むための横
長長方形の凹所9が開口部へさらに接近するよう
に膨出形成されている。凹所9の底壁10には複
数の挿通孔11が開設されており、この孔11は
プント基板1の雄端子4をそれぞれ挿通し得るよ
うに形成されている。この凹所9の底壁10にお
ける開口部7への対向面には受け部片12が開口
部に向けて突設されており、この受け部片12は
挿通孔11に沿つて横長の立ち上り壁をなすよう
に形成されている。ケース1の内周面における正
方形の4隅には挟持部片13が放射状にそれぞれ
突設されており、各挟持部片13の肩部はケース
開口縁に対し互にほぼ等しい深さに位置するよう
にそれぞれ設定されている。そして、前記受け部
片12の開口部対向面はこの挟持部片13の肩部
位置よりも若干深い所に位置するように設定され
ており、この両者の段差により後述する間隙G1
が構成されることになる。
ケース6の4枚の外周面における開口部縁辺の
中央部分にはカバーロツク用係合部としての突起
14が2個づつそれぞれ突設されている。また、
ケース6の一側面壁にはこのリレーを自動車車体
の所定箇所に取付けるためのブラケツト15が固
着されている。さらに、カプラ差込み凹所9の一
側壁には差込まれたカプラの一部に係合して抜け
止めするための係合爪16が突設されている。
カバー17は若干の可撓性を有する合成樹脂に
よりケース開口部7よりも若干大きいほぼ正方形
の板状に一体成形されている。カバー17の外周
部には側壁部18が短尺の正方形筒状に立ち上げ
られており、この側壁部18の内形はケース1の
開口部外周にぴつたりと嵌合するように形成され
ている。側壁部18の端面にはカバーロツク用係
合部としてのコ字形状部片19が4辺の中央部に
それぞれ突設されている。カバー17の内側端面
における縁辺付近にはほぼ凸字形状をなす挟持部
片20が4辺のそれぞれにおいて側壁部18と平
行に延在するように突設されており、この挟持部
片20と側壁部18との間隔はケース1の開口部
7における肉厚とほぼ等しく設定されている。カ
バー17の内側端面における中央位置には十字形
状の受け部片21が突設されており、この受け部
片21は交差部から外へ向けて次第に高さが低く
なる断面台形形状に形成されている。この受け部
片21の高さは挟持部片17の頂部の高さよりも
若干低く設定されており、この段差により後述す
る間隙G2が構成されることになる。
次に、組付作業および作用を説明する。
第5図に示すような状態で、プリント基板1を
ケース6内に嵌入した後、ケース6の開口部7に
カバー17を被せて押しつけると、カバーのコ字
形状部片19がケースの突起14に係合し、カバ
ーはケースに固着される。
この状態で、第2図、第3図に示すように、プ
リント基板1の外縁部はケース6の挾持部片13
とカバー17の挾持部片20とにより強固に挾持
される。挾持部片13と20とによる挾持力は、
挾持部片13,20とプリント基板1の厚さとの
関係および突起14とコ字形状部片19との関係
等により規定されるが、プリント基板に割裂を生
じさせる力よりも小さく設定する必要がある。
外縁部を挾持された状態で、プリント基板1の
中間部においては、その内側端面がケース6の受
け部片12に若干の間隙G1をもつて近接し、そ
の外側端面がカバー17の受け部片21に若干の
間隙G2をもつて近接した状態になる。
ところで、カプラを凹所9内に差込んで挿通孔
11から突出した雄端子4に装着しようとする
と、プリント基板1にカバー17方向へ押す力が
加わる。この押力によりプリント基板1の中間部
はカバー方向に撓み変形しようとするが、カバー
の中央に突設された受け部片21に支えられるた
め、過度の変形は阻止される。反対に、カプラを
雄端子4から脱装する時にはプリント基板1に引
く力が加わり、プリント基板がカバーと反方向に
撓み変形しようとするが、凹所9に突設された受
け部片12に支えられるため、これまた過度の変
形は阻止される。
なお、本実施例にかかるリレーはケースのカプ
ラ差込み凹所を上向きにした状態でブラケツトを
介して自動車の車体等に取付けられる。
本実施例によれば、プリント基板はその外縁部
をケースとカバーとの挾持部片によつて強力に挾
持されるので、ケース、プリント基板、カバーに
ついて寸法誤差があつてもプリント基板はケース
とカバーとに確実に固定される。したがつて、ケ
ース、基板、カバー等の寸法精度を緩和すること
ができる。
また、ケースとカバーとの受け部片によりプリ
ント基板の中間部における内外両方向の撓み変形
を抑止することができるので、変形によりプリン
ト基板が割れたり、回路が切断されたり、半田付
部が剥離されたりする事故を未然に防止すること
ができる。かつ、プリント基板が変形しない無負
荷の通常時には受け部片はプリント基板から間隙
G1,G2をもつて非接触になつているので、基板
に無用な外力を付勢することはない。
さらに、カバーの外縁部に延設された挾持部片
20はカバーとケースとの隙間からの塵埃等の侵
入経路を遮り防塵効果を発揮する。また、ケース
の雄端子挿通孔に沿つて延設された受け部片12
は挿通孔と雄端子との隙間からの塵埃等の侵入経
路を遮り防塵効果を発揮する。
なお、ケース6の開口部端面とカバー17の内
側端面とが構成する隙間G3(第3図参照)内にゴ
ムパツキンを挾み込めば、確実なシールを容易に
得ることができる。この場合、カバー17の側壁
部18と挾持部片20とはゴムパツキンのずれ止
め機能を発揮する。また、ゴムパツキンは挾み込
み状態で圧縮変形することにより、ケース6とカ
バー17とに両者を離間させようとする力を常時
付勢し、両者6と17とを緊締状態に結合させて
プリント基板1を一層確実に固定させる。
カバーの受け部片は断面台形の十字柱状に形成
し、カバーの挾持部片は凸字形状に形成したの
で、プリント基板との接触面を小さくし、しか
も、大きな支持剛性力を得ることができる。した
がつて、プリント基板の半田付部を回避し、か
つ、大きな撓み変形支持力および基板挾持力を得
ることができる。
なお、前記実施例では、プリント基板が雄端子
を有し雄端子へのカプラ着脱時にプリント基板の
変形が発生する場合につき説明したが、これに限
らず、本考案はプリント基板を備えたリレー全般
に適用することができる。特に、大きいプリント
基板や大重量の電気部品を実装したプリント基板
を備えたリレーに有効である。大きい基板では撓
み変形量が大きくなるからであり、大重量電気部
品を実装している基板では、慣性作用のため振動
や衝撃により変形強制力が加わり易いからであ
る。
プリント基板、ケース、カバー、挾持部片、受
け部片の形状、構造等は前記実施例に限定される
ものではない。
以上説明したように、本考案によれば、プリン
ト基板をケースとカバーとで確実に固定すること
ができるとともに、プリント基板の中間部の変形
を抑止し、変形による基板の割裂や通電不良等を
未然に防止することができる。
また、カバーおよびケースには各受け部片がプ
リント基板の中間部に若干の間隔をおいて対向す
るようにそれぞれ突設されているため、プリント
基板が変形しない無負荷の通常時には各受け部片
はプリント基板から間隔をもつて非接触状態にな
り、その結果、プリント基板に無用な応力がかか
ることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の一実施例を示すもの
で、第1図は組立状態の平面図、第2図は第1図
の−断面図、第3図は第1図の−断面
図、第4図はケースの底面図、第5図は分解斜視
図である。 1……プリント基板、2……回路、3……電気
部品、4……雄端子、5……半田付部、6……ケ
ース、7……開口部、9……カプラ差込み凹所、
11……挿通孔、12……受け部片、13……挾
持部片、14……ロツク用係合部、17……カバ
ー、18……側壁部、19……ロツク用係合部、
20……挾持部片、21……受け部片。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電子部品3および雄端子4が実装されたプリン
    ト基板1が、箱形に形成されたケース6の一端開
    口部7に嵌入されているとともに、前記雄端子4
    がケース6の挿通孔11に挿通されており、さら
    に、ケース6の開口部7にカバー17が被せられ
    て固定されているリレーにおいて、 前記ケース6の内周面に挟持部片13が複数、
    前記開口部7の付近に配されて径方向内向きに突
    設され、 他方、前記カバー17の内側端面に挟持部片2
    0が複数、縁辺部付近に配されて厚さ方向内向き
    に突設されており、 前記ケース6の挟持部片13と、カバー17の
    挟持部片20とにより前記プリント基板1の縁辺
    部が内外両側から挟持されており、 さらに、前記ケース6には受け部片12が前記
    挿通孔11付近に配されて、前記プリント基板1
    の中間部内側端面に若干の間隔G1をおいて対向
    するように突設され、 また、前記カバー17には受け部片21が中間
    部に配されて、前記プリント基板1の中間部外側
    端面に若干の間隔G2をおいて対向するように突
    設されている ことを特徴とするリレー。
JP13050182U 1982-08-28 1982-08-28 リレ− Granted JPS5936292U (ja)

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JP13050182U JPS5936292U (ja) 1982-08-28 1982-08-28 リレ−

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JP13050182U JPS5936292U (ja) 1982-08-28 1982-08-28 リレ−

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JPS5936292U JPS5936292U (ja) 1984-03-07
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ID=30295341

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4113566A4 (en) * 2020-10-21 2023-11-29 Fuji Electric Fa Components & Systems Co., Ltd. AUXILIARY CONTACT UNIT

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JPS5436569A (en) * 1977-08-26 1979-03-17 Hitachi Ltd Electronic apparatus
JPS5744588B2 (ja) * 1975-07-03 1982-09-22

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JPS5936292U (ja) 1984-03-07

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