JP2577495Y2 - 樹脂製部品 - Google Patents

樹脂製部品

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JP2577495Y2
JP2577495Y2 JP1992055687U JP5568792U JP2577495Y2 JP 2577495 Y2 JP2577495 Y2 JP 2577495Y2 JP 1992055687 U JP1992055687 U JP 1992055687U JP 5568792 U JP5568792 U JP 5568792U JP 2577495 Y2 JP2577495 Y2 JP 2577495Y2
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Inventor
哲男 島原
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西川化成株式会社
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)
  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用の内装品等に使
用する樹脂製部品に係り、とくに相手部材への組み付け
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用の内装品等に使用する樹脂製部品
においては、一般に爪嵌合によって相手部材に組み付け
ることが行われており、例えば、実開昭62−8793
5号公報に開示されている改良インストルメントパネル
では、図4(一点鎖線を除く)に示すように、パネル本
体aの嵌合孔bに取付け部品cの複数の固定用クリップ
d,dがたわんで嵌合しており、これにより、取付け部
品cがパネル本体aに固定されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記改
良インストルメントパネルの組み付け構造では、固定用
クリップd,dを直ちに嵌合孔に挿入するために、取付
け部品cの挿入状態が悪いと固定用クリップdが過度に
たわみ、基部が折り曲がって塑性変形し、嵌合強度が低
下するという問題があった。
【0004】この過度のたわみの防止対策として、図4
に示すように、固定用クリップdに補強リブeを設ける
ことが考えられるが、補強リブeは、その形状、厚みや
形成位置等によって固定用クリップdがたわみにくくな
って嵌合しにくくなったり、逆にたわみ防止作用が不十
分となるために、固定用クリップdを最適のたわみの程
度に保持することが難しいという欠点がある。このた
め、固定用クリップdに設けた補強リブeで過度のたわ
みを防止することは、実際上困難であった。
【0005】本考案は、かかる点に鑑みてなされたもの
であって、固定用クリップ等の係合用突起部のたわみ易
さを保持しつつ、過度のたわみを防止することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案が講じた手段は、係合用突起部とは別個にガ
イド用突起部を設けて、係合用突起部を正確に相手部材
の係合部にガイドすると共に、係合用突起部の突起部本
体が相手部材の係合部に当接するのを阻止する当接阻止
部を設けて突起部本体が過度にたわむのを防止するもの
である。
【0007】具体的には、本考案が講じた手段は、突起
部本体の先端に相手部材の係合部に係止される係止爪を
有する係合用突起部が部品本体から突設された樹脂製部
品を対象とし、上記係合用突起部の両側に、上記部品
本体から該係合用突起部が突出する方向に延びるガイド
用突起部が、該係合用突起部と所定の間隔を存して設け
られ、上記ガイド用突起部の先端部には、上記相手部材
の係合部との摺接によ って上記係合用突起部の係止爪を
上記係合部に係止させるようにガイドする傾斜部が設け
られ、上記ガイド用突起部における上記相手部材の係合
部と対向する部位に、上記係合用突起部の係止爪よりも
反係合部側に後退した位置に形成されて、上記係合用突
起部の突起部本体が上記相手部材の係合部に当接するの
を阻止する当接阻止部が設けられた構成とする。
【0008】
【作用】上記の構成により、本考案では、係合用突起部
とガイド用突起部とが別個に形成されているので、係合
用突起部のたわみ易さがそのまま保持される。
【0009】一方、ガイド用突起部の先端部に、相手部
材の係合部との摺接によって係合用突起部の係止爪を上
記係合部に係止させるようにガイドする傾斜部が設けら
れているので、樹脂製部品と相手部材との係合動作に伴
って傾斜部が係合部に摺接して、係止爪が正確に係合部
にガイドされる。
【0010】さらに、当接阻止部は係合用突起部の突起
部本体が上記相手部材の係合部に当接するのを阻止する
ので、ガイド後に係合用突起部が過度にたわむのが防止
される。そして、当接阻止部は係止爪よりも反係合部側
に後退した位置に形成されているので、係止爪が係合部
に係止するのを当接阻止部が阻害することがない。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
【0012】図1〜図3は本考案の樹脂製部品を車両の
ベンチレータグリルに適用した例を示す。図1に示すよ
うに、2個の樹脂製部品としてのベンチレータグリル
1,1は、相手部材としてのインストルメントパネル3
のパネル本体5に装着されるようになっている。
【0013】図2に示すように、インストルメントパネ
ル3のパネル本体5は、表皮材7と基材9との間にクッ
ション材11が充填された内部構造に形成されている。
パネル本体5には、ベンチレータグリル1装着用の開口
部13が形成されており、開口部13におけるパネル本
体5は、クッション材11が省略されて表皮材7が基材
9に直接接合されることにより、パネル本体5の上面よ
り低い段状の係合部15が形成されている。
【0014】図1および図2に示すように、ベンチレー
タグリル1は、車幅方向に細長い形状の合成樹脂製の一
体成形品であって、部品本体としてのグリル本体17の
中央部に上下が開口した筒状の空気流通部19が形成さ
れ、該空気流通部19の周縁上部にはフランジ部21が
形成されていると共に、空気流通部19内には多数のル
ーバ23,23,…が所定の間隔を隔てて並設されてい
る。
【0015】本考案の特徴として、上記ベンチレータグ
リル1のフランジ部21における左右の両側部には、図
3に示すように、図中中央部に係合用突起部25が突設
され、該係合用突起部25の図中左右の両側にガイド
用突起部27,27が該係合用突起部25と所定の間隔
を存して下方に突設されている。係合用突起部25は、
突起部本体29の先端に係止爪31が形成され、係止爪
31は上記パネル本体5の係合部15の下部に係止する
ようになっている。
【0016】ガイド用突起部27は、係合用突起部25
が突出する方向(図3の下方方向)に該係合用突起部2
5よりも多く突出するように形成されており、先端部
に、パネル本体5の係合部15の上部に摺接することに
より、係合用突起部25の係止爪31を係合部15に係
止させるようにガイドする傾斜部33が設けられてい
る。
【0017】ガイド用突起部27における係合部15の
側面と対向する部位に、上記係合用突起部の係止爪31
よりも反係合部側に後退した位置に形成されて、上記係
合用突起部25の突起部本体29が係合部15に当接す
るのを阻止する当接阻止部35が設けられている。
【0018】さらに、ガイド用突起部27における係合
部15の上面と対向する部位に、該係合部15に当接し
てベンチレータグリル1を位置決めする位置決め部37
が設けられている。
【0019】次に、ベンチレータグリル1の係合動作に
ついて説明すると、係合用突起部25における突起部本
体29の先端の係止爪31がパネル本体5の係合部15
に係止されて、ベンチレータグリル1がインストルメン
トパネル3に係合し、位置決め部37が係合部15に当
接し、フランジ部21がパネル本体5の上面と面一状と
なって、ベンチレータグリル1がインストルメントパネ
ル3に装着される。
【0020】係合用突起部25とガイド用突起部27と
は別個に形成されているので、係合用突起部25のたわ
み易さがそのまま保持される。一方、係止爪31がパネ
ル本体5の係合部15に係止する際においては、係合用
突起部25とは別個に設けられたガイド用突起部27が
係合用突起部25が突出する方向に係合用突起部25よ
りも多く突出するように設けられているため、係合用突
起部25より先にガイド用突起部27が係合部15の上
部に当接する。
【0021】そして、ガイド用突起部27の先端部に、
パネル本体5の係合部15の上部に摺接することによ
り、上記係合用突起部25の係止爪31を上記パネル本
体5の係合部15に係止させるようにガイドする傾斜部
33が設けられているので、ベンチレータグリル1とイ
ンストルメントパネル3との係合動作に伴って傾斜部3
3がパネル本体の係合部15の上部に摺接して、係止爪
31が正確にパネル本体5の係合部15にガイドされ
る。
【0022】さらに、当接阻止部35は係合用突起部2
5の突起部本体29がパネル本体5の係合部15の側面
に当接するのを阻止するので、ガイド後に係合用突起部
25が過度にたわむのが防止される。また、当接阻止部
35は係止爪31よりも反係合部側に後退した位置に形
成されているので、係止爪31がパネル本体5の係合部
15に係止するのを当接阻止部35が阻害することがな
い。
【0023】以上により、本実施例によれば、係合用突
起部25のたわみ易さを保持しつつ、係合用突起部25
の過度のたわみを防止することができ、塑性変形を防止
して係合強度を維持することができる。
【0024】なお、本考案の樹脂製部品は、ベンチレー
タグリル1以外の部品に適用してもよい。
【0025】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、係合用
突起部とは別個にガイド用突起部を設けているので、係
合用突起部のたわみやすさをそのまま保持することがで
きる。そして、ガイド用突起部に係合用突起部を相手部
材の係合部にガイドする傾斜部を設けているので、係合
用突起部を正確に係合部にガイドし、さらにガイド後に
突起部本体が過度にたわむのを防止することができる。
したがって、係合用突起部のたわみ易さを保持しつつ、
過度のたわみを防止することができ、塑性変形を防止し
て係合強度を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るインストルメントパネ
ルの斜視図である。
【図2】上記インストルメントパネルであって、パネル
本体とベンチレータグリルとの係合状態を示す拡大断面
図である。
【図3】上記ベンチレータグリルの左側面図である。
【図4】従来のインストルメントパネルの要部拡大断面
図である。
【符号の説明】
15 係合部17 グリル本体(部品本体) 25 係合用突起部 27 ガイド用突起部 29 突起部本体 31 係止爪 33 傾斜部 35 当接阻止部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突起部本体の先端に相手部材の係合部に
    係止される係止爪を有する係合用突起部が部品本体から
    突設され、 上記係合用突起部の両側には、上記部品本体から該係
    合用突起部が突出する方向に延びるガイド用突起部が、
    該係合用突起部と所定の間隔を存して設けられ、 上記ガイド用突起部の先端部には、上記相手部材の係合
    部との摺接によって上記係合用突起部の係止爪を上記係
    合部に係止させるようにガイドする傾斜部が設けられ、 上記ガイド用突起部における上記相手部材の係合部と対
    向する部位に、上記係合用突起の係止爪よりも反係合
    部側に後退した位置に形成されて、上記係合用突起部の
    突起部本体が上記相手部材の係合部に当接するのを阻止
    する当接阻止部が設けられていることを特徴とする樹脂
    製部品。
JP1992055687U 1992-08-07 1992-08-07 樹脂製部品 Expired - Lifetime JP2577495Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1164085C (zh) * 1999-08-19 2004-08-25 三菱电机株式会社 摄象装置和摄象机
JP6004727B2 (ja) * 2012-04-25 2016-10-12 ダイキョーニシカワ株式会社 インストルメントパネルの取付構造
JP6318120B2 (ja) * 2015-06-30 2018-04-25 株式会社ファルテック グリルシャッタユニット

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