JPH024844Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH024844Y2
JPH024844Y2 JP9897283U JP9897283U JPH024844Y2 JP H024844 Y2 JPH024844 Y2 JP H024844Y2 JP 9897283 U JP9897283 U JP 9897283U JP 9897283 U JP9897283 U JP 9897283U JP H024844 Y2 JPH024844 Y2 JP H024844Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clip
molding
locking
opening
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9897283U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS605950U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9897283U priority Critical patent/JPS605950U/ja
Publication of JPS605950U publication Critical patent/JPS605950U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH024844Y2 publication Critical patent/JPH024844Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車における車体側面・バンパ
等の被取付部材へモールを取り付ける際に使用さ
れる合成樹脂製のクリツプをモールへ組み付ける
構造に関する。
従来、この種のクリツプ組付構造は、第1図、
第2図に示すものがあつた。
第1図に示す構造は、モール1裏面長手方向へ
中央に開口部1bを有する係合レール1aが形成
され、モール1に組み付けられるクリツプ2には
頭部2bから被取付部材の取付穴にばね弾性的に
係着可能な脚部2aが形成され、そしてクリツプ
2組付時には、所定長さに切断されたモール1端
部から頭部2bを係合レール1a内に入れるとと
もに脚部2aを開口部1bから突出させ、クリツ
プ2を所定数それぞれ所定位置まで摺動させ、そ
の後各々のクリツプ2両側付近における係合レー
ル1aをかみしめることにより、クリツプ2をモ
ール1に組み付けるものである。
また、第2図に示す構造は、モール6裏面長手
方向に凹溝6aが形成され、この凹溝6aの所定
位置にばね弾性的に変形可能な脚部7aを有する
クリツプ頭部7bを溶着することにより、クリツ
プ7をモール6に組み付けるものである。
第1図に示す前者の構造では、クリツプ2組付
時に係合レール1aをかしめる必要があるためモ
ール1表面を変形させてしまう場合が生じ、さら
に、モール1端部にバリなどが発生しているとク
リツプ2を挿入できなくなるため、モール1の切
断端面処理を奇麗に行なう必要が生じ必要以上の
手間がかかつてしまつた。
また、第2図に示す後者の構造では、クリツプ
7がモール6に対してその位置が完全に固定され
てしまうものであり、通常この種のモール6が合
成樹脂製でモール6を取り付ける被取付部材が金
属製であつて、両者の熱膨張率が相違し、被取付
部材へのモール6取付後に熱が加わる際に、モー
ル6の膨張に対してクリツプ7が横ずれできずに
モール6を変形させてしまつた。同様に、後者の
構造では、一旦クリツプ7を組み付けると、被取
付部材における所定間隔で設けられている取付穴
の位置にバラツキがある場合に、クリツプ7を横
ずれさせて対処させることができなかつた。
この考案は、上述の問題点を解決できるもの
で、クリツプ組付時にモールを変形させるような
かしめ作業を不要にし、また、モールを所定長さ
に切断する際に必要以上の端面処理の手間を省
き、さらに、クリツプがモールに対する若干の横
ずれを可能にして、被取付部材への取付後におけ
るモールの熱膨張時の変形を防ぎ、また被取付部
材における取付穴位置のバラツキに対して対処で
きるモールのクリツプ組付構造を提供することを
目的とする。
この考案の要旨は、被取付部材に取り付けるた
めの合成樹脂製のクリツプを係止部材を介してモ
ールに組み付ける構造であつて、クリツプにはフ
ランジ部が形成されてフランジ部の一側に被取付
部材の取付穴にばね弾性的に係着可能な脚部が形
成されるとともにフランジ部他側に首部を介して
首部より半径方向の寸法を大とする頭部が形成さ
れ、係止部材には、モール裏面に固着される脚部
が形成されるとともにクリツプを係止する係止面
が形成され、係止面には、クリツプ頭部挿入用の
幅広の挿入口部と、挿入口部からつながるクリツ
プ首部摺動用の幅狭の摺動口部と、さらに周縁に
クリツプ頭部挿入後における抜止用の係止突起と
を備える係止開口部が形成され、摺動口部形成方
向をモール長手方向と平行にしてモール裏面に係
止部材を固着させ、クリツプ頭部を係止開口部内
へ挿入係止させて組み付けることを特徴とするモ
ールのクリツプ組付構造にある。
以下、図例に基づいてこの考案の実施例を説明
する。
第3図はこの考案の第1実施例を示す分解斜視
図、第4図は同実施例の使用態様縦断面図、第5
図は第1実施例における係止部材の他の形状を示
す斜視図、第6図は同係止部材を使用した際の使
用態様横断面図、第7〜9図は第2実施例を示す
もので、第7図はクリツプの斜視図、第8図は係
止部材の斜視図、第9図は使用態様横断面図であ
り、図中同一部材には同一符を号を付している。
第1,2実施例に使用されるモール11は、
PVC・PP等の合成樹脂材料から押出成形で形成
され、モール11裏面には長手方向に幅Hをもつ
で凹溝11aが形成されている。
そして、第1実施例に使用されるクリツプ12
は、ばね弾性を有するナイロン・ポリアセタール
等の合成樹脂から一体的に形成され、フランジ部
12dの一側に被取付部材19に設けられている
取付穴19aへばね弾性的に係着可能な脚部12
aが形成され、また、フランジ部12d他側には
首部12cを介して頭部12bが形成され、この
頭部12bは首部12cよりその半径方向の寸法
を大きく形成されている。
また、同実施例に使用される係止部材13は、
後述のモール11への固着時に接着あるいは溶着
が容易なようにモール11と同様な合成樹脂材料
から形成されており、モール11裏面に固着され
る脚部13a,13aとクリツプ12を係止する
係止面13bが形成されてモール凹溝11aの幅
Hと同一の幅hをもつ略箱形状に形成されてい
る。
係止面13bにはクリツプ12を係止する係止
開口部14が形成され、係止開口部14には、ク
リツプ頭部12bを係止部材13内に挿入可能な
幅広の挿入口部15と、挿入口部15とつながつ
てクリツプ頭部12b挿入後にクリツプ頭部12
cを摺動可能な幅狭の摺動口部16と、さらに、
挿入口部15と摺動口部16の境目にクリツプ首
部12cの抜止用の係止突起17とが形成されて
いる。なお、摺動口部16の形成方向は、係止部
材13の幅方向と直交する方向で、係止部材13
がモール凹溝11aに嵌合固着される際に、モー
ル11長手方向と平行となる方向である。
第1実施例の組付工程を説明すると、まず、モ
ール11を所定長さで切断し市モール凹溝11a
の所定位置に、摺動口部16の形成方向をモール
11長手方向と平行にし、接着あるいは溶着させ
て所定数の係止部材13を嵌合固着させる。その
際、凹溝11aの幅Hと同寸法に係止部材13の
幅hが形成されているために、係止部材13の固
着作業が容易となる。
その後、所定数のクリツプ頭部12bをそれぞ
れの係止部材係止面13bの挿入口部15から挿
入し、クリツプ12をさらにモール11長手方向
に押し込んでクリツプ首部12cを係止突起17
を通過させて摺動口部16内に入れれば、クリツ
プ12をモール11に組み付けることができる。
したがつて、クリツプ12はモール11を変形
させるようなかしめ作業なく組み付けられ、ま
た、モール11端部から組み付けるものでないた
め、不必要なモール端面処理の手間を省くことが
できる。
そして、クリツプ12は係止部材13の摺動口
部16内で摺動可能に保持されるので、クリツプ
脚部12aを介して金属製被取付部材19の取付
穴19aにモール11を取り付けた後、モール1
1が熱膨張して被取付部材19に対してモール1
1長手方向へずれても、クリツプ12が摺動口部
16内で摺動して対処でき、モール11の熱膨張
時の変形を防止できる。
また、被取付部材19に所定間隔で設けられて
いる取付穴19aの位置にバラツキがあつても、
摺動口部16内でクリツプ12をずらせて対処で
きる。
なお、摺動口部16周縁にクリツプ首部12c
の仮止用の突起18を設ければ、クリツプ12は
摺動口部16内の所望の位置で仮止めでき、被取
付部材取付穴19aの位置に対応させてクリツプ
12を仮止めさせておけば、モール11の被取付
部材19への取付作業中にクリツプ12がずれ
ず、その組付作業を容易にさせることができる。
第5,6図はこの仮止用の突起の他の形態を示
すもので、この係止部材113は、第3,4図に
示す係止部材13と同様な合成樹脂材料から形成
され、所定幅hの略箱形状で、モール11裏面に
固着される脚部113a,113aとクリツプ1
12を係止する係止面113bが形成され、係止
面113bには、クリツプ12に対応した挿入口
部115、摺動口部116、及び係止突起117
を備える係止開口部114が形成され、挿入口部
116周縁の係止面113bにクリツプフランジ
部12dに対する仮止用の突起118が周囲に孔
を設けられて形成されており、第3,4図に示す
係止部材13と同様の作用・効果を奏する。
第2実施例に使用されるクリツプ22は、第7
図に示すように、第1実施例のクリツプ12と同
様なばね弾性を有する合成樹脂材料から形成さ
れ、脚部22a、頭部22b、首部22c、フラ
ンジ部22dを備え、特に、頭部22bが横長角
柱形状に形成されている。
また、第2実施例の係止部材23は、第8図に
示すように、第1実施例の係止部材13と同様な
合成樹脂材料から所定幅hの箱形状に形成されて
脚部23a,23a及び係止面23bを備え、係
止面23bには係止開口部24が形成されてい
る。この係止開口部24は、第1実施例の係止部
材13と同様なクリツプ22の頭部22bを挿入
可能な幅広の挿入口部25、クリツプ首部22c
を摺動可能な幅狭な摺動口部26とを備え、特
に、クリツプ22に対して抜止め作用する係止突
起27が挿入口部25縁の係止面23bに設けら
れている。この係止突起27は、クリツプ頭部2
2bを挿入口部25から挿入させて首部22cを
摺動口部26内に導いた後、クリツプフランジ部
22dに当接してクリツプ22がその頭部22を
挿入口部25に位置させないようにしてクリツプ
22の抜止めをはかつている(第9図)。なお、
挿入口部25にクリツプ頭部22bを挿入させる
際に、そのフランジ部22dが係止突起27に当
たるが、クリツプ22はばね弾性を有する合成樹
脂から形成されているため、頭部22b及び首部
22cを撓ませることにより頭部22bを挿入口
部25に挿入可能となる。
この第2実施例のクリツプ22、及び係止部材
23も第1実施例のものと同様な方法でモール1
1に対して組み付けられ、同様の効果を奏する。
なお、第1,2実施例では、係止部材13,1
13,23円をともに略箱形状に形成したものを
示したが、勿論、係止部材はモール裏面に固着さ
れる脚部とクリツプを係止する係止面とが形成さ
れていれば箱形状でなくともよい。
また、第1,2実施例では、ともにモール11
裏面に長手方向の凹溝11aが形成されているも
のを示したが、勿論、凹溝11aが形成されてい
なくとも、係止部材の摺動口部の形成方向をモー
ル長手方向と平行にしてモール裏面に係止部材を
固着させれば同様な効果を奏する。
この考案に係るモールのクリツプ組付構造は、
以上のような構成・作用であり、モール裏面の所
定位置に係止部材を摺動口部形成方向をモール長
手方向と平行にして固着させ、その係止部材の係
止開口部へクリツプを係止させるため、モールを
変形させるようなかしめ作業なくクリツプを組み
付けることができ、しかもモール端部より差し込
むのではなく所定位置に直接係止部材を介してク
リツプを組み付けるものであり、必要以上のモー
ル端面処理の手間を省くことができる。さらに、
クリツプは係止部材係止開口部の摺動口部内で保
持され、若干の横ずれが可能となるため、モール
を被取付部材へ取り付けた後に、被取付部材に対
してモールが熱膨張してずれることとなつても、
クリツプが摺動口部内で横ずれすることとなつて
モールの変形を防止でき、また、被取付部材にお
ける取付穴位置にバラツキがあつても、クリツプ
を横ずれさせて対処できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図はそれぞれ従来のモールのクリ
ツプ組付構造を示す斜視図、断面図、第3図はこ
の考案の第1実施例を示す分解斜視図、第4図は
同実施例の使用態様縦断面図、第5図は第1実施
例における係止部材の他の形状を示す斜視図、第
6図は同係止部材を使用した際の使用態様横断面
図、第7〜9図は第2実施例を示すもので、第7
図はクリツプの斜視図、第8図は係止部材の斜視
図、第9図は使用態様横断面図である。 1,6,11……モール、2,7,12,22
……クリツプ、2a,7a,12a,22a……
脚部、2b,7b,12b,22b……頭部、1
2c,22c……首部、12d,22d……フラ
ンジ部、13,23,113……係止部材、13
a,113a,23a……脚部、13b,113
b,23b……係止面、14,24,114……
係止開口部、15,25,115………挿入口
部、16,26,116……摺動口部、17,2
7,117……係止突起、19……被取付部材、
19a……取付穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被取付部材に取り付けるための合成樹脂製のク
    リツプを係止部材を介してモールに組み付ける構
    造であつて、前記クリツプにはフランジ部が形成
    されて該フランジ部の一側に前記被取付部材の取
    付穴にばね弾性的に係着可能な脚部が形成される
    とともに該フランジ部他側に首部を介して該首部
    より半径方向の寸法を大とする頭部が形成され、
    前記係止部材には、前記モール裏面に固着される
    脚部が形成されるとともに前記クリツプを係止す
    る係止面が形成され、該係止面には、前記クリツ
    プ頭部挿入用の幅広の挿入口部と、該挿入口部か
    らつながる前記クリツプ首部摺動用の幅狭の摺動
    口部と、さらに周縁に前記クリツプ頭部挿入後に
    おける抜止用の係止突起とを備える係止開口部が
    形成され、前記摺動口部形成方向を前記モール長
    手方向と平行にして前記モール裏面に前記係止部
    材を固着させ、前記クリツプ頭部を前記係止開口
    部内へ挿入係止させて組み付けることを特徴とす
    るモールのクリツプ組付構造。
JP9897283U 1983-06-27 1983-06-27 モ−ルのクリツプ組付構造 Granted JPS605950U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9897283U JPS605950U (ja) 1983-06-27 1983-06-27 モ−ルのクリツプ組付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9897283U JPS605950U (ja) 1983-06-27 1983-06-27 モ−ルのクリツプ組付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS605950U JPS605950U (ja) 1985-01-17
JPH024844Y2 true JPH024844Y2 (ja) 1990-02-06

Family

ID=30234743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9897283U Granted JPS605950U (ja) 1983-06-27 1983-06-27 モ−ルのクリツプ組付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS605950U (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0348914Y2 (ja) * 1986-06-26 1991-10-18
JPH058208Y2 (ja) * 1986-10-31 1993-03-02
JP2527729Y2 (ja) * 1989-08-07 1997-03-05 トヨタ自動車株式会社 サイドプロテクタ取付構造
JP4006966B2 (ja) * 2001-08-24 2007-11-14 豊田合成株式会社 車両用モールの取付方法及び取付構造
JP2009162242A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Daikyonishikawa Corp クリップ取付座

Also Published As

Publication number Publication date
JPS605950U (ja) 1985-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4592937A (en) Arcuate side molding
JP2005098437A (ja) 成形品組立体及び装着具
JPH024844Y2 (ja)
US5971330A (en) Structure for attaching a rubber-made component part
JP3022813B2 (ja) スナップ取付構造
JPH08240207A (ja) 部品の仮止め用クリップ及び該クリップを用いた部品の仮止め構造
JP2910908B2 (ja) 内装部品の取付構造
JPH11287221A (ja) クリップ
JP3684255B2 (ja) 部品の取付構造
JP3557536B2 (ja) 部品の取付構造
JP3068533U (ja) 樹脂部品の固定構造
JPH0144371Y2 (ja)
JPH021163Y2 (ja)
JP3388959B2 (ja) 2物品結合用クリップの取付構造
JP2577495Y2 (ja) 樹脂製部品
JPH058211Y2 (ja)
JPS6018653Y2 (ja) モールデイングクリツプ
JPH071327Y2 (ja) モール固定用クリップ
JPH062836Y2 (ja) 車両用アウターミラーのミラーホルダー
JPH10184630A (ja) 部品取付構造
JPS5819046Y2 (ja) 自動車用空調装置の空調ケ−ス
JPH0443617Y2 (ja)
JPH0218390Y2 (ja)
JPS6330808Y2 (ja)
JPH0215411B2 (ja)