JP3223424B2 - ヘッドレストの位置決め構造 - Google Patents

ヘッドレストの位置決め構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のシートバ
ックに設けられるヘッドレストを所望の高さ位置にロッ
クする位置決め構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常一般の自動車用シートは、図10に
示す如く、シートバック51の内部にフレーム52を配
設して、該フレーム52に左右一対の角パイプ製のブラ
ケット53を固定する一方、当該各ブラケット53内に
挿通孔54aを有するサポート本体54を取り付けて、
該各サポート本体54の挿通孔54aにヘッドレスト5
5側に設けられている一対のステー56をスライド可能
に嵌挿することにより、ヘッドレスト55の高さ位置を
調節できる構成となっている。
【0003】この為、ヘッドレスト55を調節された所
望の高さ位置にロックするために、少なくとも、左右い
ずれか一方のサポート本体54側にその位置決め構造の
付設が余儀なくされることとなるので、従来において
は、例えば、実開平6−46551号公報の図4・図5
に示す位置決め構造が提供されている。
【0004】該従来の位置決め構造は、具体的には図示
しないが、上記サポート本体の頭部にその挿通孔と直交
するスライド横孔を形成して、該スライド横孔に中央部
にロック孔を形成した矩形状を呈する金属製のロックプ
レートを差し込むと共に、当該ロックプレートをストッ
パーピンの規制を受けるまで2本のコイルスプリングの
ばね圧で外方に弾発付勢して、ロックプレートを上記ば
ね圧に抗して内方に押圧すると、上記ステーのサポート
本体の挿通孔内での昇降動を許容し、ロックプレートの
押圧を解除すると、ロックプレートのロック孔の孔縁を
ステー側に設けられている複数の位置決め溝の一つと係
合させることにより、ヘッドレストを所望の高さ位置に
ロックして位置決めできる構成となっている。尚、上記
のストッパーピンは、サポート本体の頭部上面側からロ
ックプレートの先端部に形成されたガイド長孔内に打ち
込まれることにより、ガイド長孔の寸法分だけ、ロック
プレートの移動を許容しつつ、ロックプレートのスライ
ド横孔からの飛び出しを防止するものである。
【0005】しかし、この従来の位置決め構造にあって
は、ヘッドレストの位置決め手段として、金属製のロッ
クプレートに加えて、2本のコイルスプリングやストッ
パーピンを必要とする関係で、自ずと、部品点数が増加
してコスト高となってしまうことは言うまでもないが、
特に、2本のコイルスプリングをロックプレートの両側
に個々に装着したり、ストッパーピンをサポート本体の
頭部上面からロックプレートのガイド長孔内に打ち込む
作業等が要求されることとなるので、組付工数も増加し
て、組付作業が徒に煩雑となってしまう大きな問題点を
有していた。
【0006】そこで、斯かる実情に鑑み、実開平6−4
6551号公報の図1・図2に示す改良型の位置決め構
造が提案されている。当該改良型の位置決め構造は、上
記した矩形状のロックプレートを略コ字形状となして、
1本のコイルスプリングのみで、ロックプレートを外方
に弾発付勢するように構成したものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、この改良型の
位置決め構造の下では、一応、コイルスプリングを1本
省略することが可能となる訳であるが、全体的に見る
と、それ程、部品点数の削減は期待できないばかりか、
やはり、コイルスプリングをロックプレート側に装着し
たり、ストッパーピンをサポート本体の頭部上面から打
ち込む作業等が依然として要求されることとなるので、
作業性の改善もそれ程多くは望めなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、斯かる従来の
位置決め構造が抱える課題を有効に解決するために開発
されたもので、請求項1記載の発明は、シートバック側
に取り付けられるヘッドレストのサポート本体と、ヘッ
ドレスト側に設けられてサポート本体の挿通孔内にスラ
イド可能に嵌挿されるステーと、該ステーを上記サポー
ト本体の挿通孔内でロックする位置決め手段とを備え、
サポート本体は、その頭部に挿通孔と直交するスライド
孔を形成し、ステーは、その側面に複数の位置決め溝を
形成し、位置決め手段は、操作ノブと該操作ノブにワン
タッチで一体的に止着される金属線材体とから成り、金
属線材体は、上記スライド孔内に差し込まれてステーの
位置決め溝に係合する矩形状のロック部と、該ロック部
の一端から連続して操作ノブ側に止着される止着部と、
ロック部の他端から連続して位置決め手段自体を外方に
弾発付勢する弾性腕部を有し、位置決め手段の操作ノブ
側に金属線材体方向に伸長する一対のガイド壁を延設す
る一方、上記スライド孔の両側面に当該ガイド壁を当接
して金属線材体のロック部の差し込み姿勢を規制する一
対の規制壁を設けて、操作ノブの操作で、金属線材体の
ロック部をスライド孔内に差し込むことにより、ヘッド
レストを位置決めする構成を採用した。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1を前提と
して、スライド孔の底面の挿通孔を挟んだ奥側に一対の
弾性ストッパー壁を設けて、該一対の弾性ストッパー壁
に金属線材体のロック部の両側先端を係止させる構成を
採用した。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1乃至請求
項2を前提として、金属線材体の弾性腕部が連続する片
側のロック部とスライド孔の対応する側面との間に、当
該片側のロック部の撓み変形を許容する空間を画成する
構成を採用した。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3を前提として、金属線材体の止着部を逆U字状に成
形する一方、操作ノブ側に相似する逆U字状の嵌合溝を
形成して、当該嵌合溝に上記止着部をスナップ嵌合する
構成を採用した。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項2を前提と
して、弾性ストッパー壁の下方とその端面側とに撓みを
許容する空間を画成する構成を採用した。
【0013】依って、請求項1記載の発明にあっては、
位置決め手段自体は、操作ノブと金属線材体のみから成
るので、従来のものと比較すると、部品点数の削減が期
待できると共に、金属線材体をその止着部を介して操作
ノブに止着して、後は、金属線材体のロック部をサポー
ト本体のスライド孔内に差し込むだけで済むので、組付
作業性も頗る良好となる。その上、金属線材体のロック
部をスライド孔内に差し込む時には、一対のガイド壁が
対応する規制壁に当接して、その差し込み姿勢を規制で
きるので、金属線材体のロック部が傾いて差し込まれる
心配も全くない。
【0014】請求項2記載の発明にあっては、これに加
えて、位置決め手段のスライド孔からの抜け外れを確実
に防止できる。請求項3記載の発明にあっては、ロック
部のスライド孔内に対する差し込み時に、弾性腕部と連
続する片側のロック部の撓み変形を積極的に促すことが
可能となるので、ロック部の差し込み作業が小さな力で
行なえる。請求項4記載の発明にあっては、逆U字形状
の止着部と嵌合溝とをスナップ嵌合するだけで、金属線
材体を操作ノブ側に止着できると共に、止着された金属
線材体は、操作ノブに対してガタツクことがない。請求
項5記載の発明にあっては、弾性ストッパー壁に対し
て、その十分な撓みを得て、金属線材体のロック部の両
側先端を極めて容易に且つ確実に係止させることが可能
となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する好適な実
施の形態に基づいて詳述すれば、該実施の形態に係る位
置決め構造も、基本的には、図1に示す如く、シートバ
ック内部のフレーム側に固定されたブラケットに取り付
けられる樹脂製のサポート本体1と、ヘッドレスト側に
設けられて当該サポート本体1の挿通孔2内にスライド
可能に嵌挿される複数の位置決め溝21aを形成したス
テー21と、該ステー21を上記サポート本体1の挿通
孔2内でロックする位置決め手段31とを備えるもので
ある。
【0016】そして、まず、位置決め手段31に関して
は、樹脂製の操作ノブ32と、該操作ノブ32に止着さ
れる金属線材体33とから成り、前者の操作ノブ32
は、図2にも示す如く、押しボタン形状を呈する基体3
2aの前面側に一定の間隔をおいて寸法差のある一対の
ガイド壁34A・34Bを金属線材体33方向に伸長さ
せて一体に延設すると共に、基体32aに囲まれた短寸
のガイド壁34Aの外側と長寸のガイド壁34Bの内側
に亘る奥部に後述する金属線材体33の止着部を嵌合す
る逆U字状の嵌合溝35を形成して、当該嵌合溝35の
長寸のガイド壁34B側の溝面に係止爪36を設ける一
方、基体32aに囲まれた長寸のガイド壁34Bの外側
に後述する金属線材体33の弾性腕部の立ち上り部位を
受け入れる受入溝37を形成する構成となっている。
【0017】又、後者の金属線材体33は、図示する如
く、1本の弾性を有する線材により折曲成形されて、後
述するサポート本体1のスライド横孔内に差し込まれる
矩形状のロック部38と、該ロック部38の一端側から
連続する逆U字状の止着部39と、ロック部38の他端
側から立ち上がりロック部38の先端方向に折曲する弾
性腕部40を有して、特に、上記ロック部38の先端側
中間には、内方へコ字状に折り返されて上記ステー21
の位置決め溝21aに係合する折返部位38aを積極的
に形成する構成となっている。
【0018】従って、弾性腕部40の立ち上り部位40
aを上記受入溝37内に臨ましめながら、逆U字状の止
着部39を上記相似する嵌合溝35内にスナップ嵌合す
ると、係止爪36が止着部39の折曲先端側に係止する
ので、これにより、図3に示す如く、金属線材体33は
操作ノブ32側に左右方向及び上下方向にガタツクこと
なくワンタッチで一体的に止着されることとなる。
【0019】サポート本体1に関しては、図4・図5に
も示す如く、全体が円筒状に成形されて、その内部全長
にステー21をスライド可能に嵌挿する挿通孔2を形成
すると共に、拡大頭部3の下面と中間に角状のブロック
部4を形成し、且つ、中間ブロック部4の下方に上記し
たブラケットの下端縁に弾性的に係止する一対の係止脚
片5を設ける構成となっている。
【0020】又、その拡大頭部3には、上記挿通孔2と
直交するスライド横孔6を形成して、該スライド横孔6
の開口側の上面中央部に当接壁7を垂設すると共に、両
側面に開口から奥側に延びる一対の規制壁8を対向して
横設して、該各規制壁8と底面間に画成される空間9a
・9b内に上記金属線材体33の矩形状のロック部38
を臨ませながら、操作ノブ32の各ガイド壁34A・3
4Bを差し込むと、当該各ガイド壁34A・34Bが対
応する規制壁8に当接して、ロック部38の真っ直ぐな
差し込み姿勢を保障できる構成となっている。
【0021】これに加えて、上記各規制壁8と底面間に
介在する空間9a・9bの内面に関しては、止着部39
と連続するロック部38側では、その奥側に広域に亘っ
て挿通孔2方向に突出する巾広な壁面10aを形成し、
逆の弾性腕部40と連続するロック部38側では、その
奥側に最深部のみに挿通孔2方向に突出する巾狭な壁面
10bを形成して、当該ロック部38側の空間9bを大
きく取って、スライド横孔6に対する差し込みに際して
は、この片側のロック部38の十分な撓みを許容する構
成となっている。
【0022】更に、スライド横孔6の挿通孔2を挟んだ
奥側に一対の弾性ストッパー壁11をスリット12を介
して設けて、金属線材体33のロック部38をスライド
横孔6内に差し込んだ時には、当該ロック部38の先端
を各弾性ストッパー壁11を下方に撓ませながら通過さ
せて、通過後に、その両側先端を各弾性ストッパー壁1
1に係止することにより、位置決め手段31のスライド
横孔6からの抜け外れを防止する構成を併せて採用して
いる。この為、図示する如く、各弾性ストッパー壁11
の下面とその端面側とには、十分な撓みを許容する上記
スリット12と連通する空間13を画成して開放するも
のとする。又、この場合には、スリット12を介さず
に、弾性ストッパー壁11を設けることも可能である。
【0023】依って、斯かる構成の位置決め構造の下で
は、まず、サポート本体1の拡大頭部3に形成されてい
るスライド横孔6内に位置決め手段31の金属線材体3
3を差し込むこととなるが、この場合にあっては、図6
に示す如く、操作ノブ32側に設けられている一対のガ
イド壁34A・34Bがスライド横孔6側の規制壁8に
当接してその前進が保障されるので、金属線材体33の
ロック部38はスライド横孔6内に傾くことなく真っ直
ぐに差し込まれて、差し込み作業の確実性が得られるこ
ととなる。
【0024】しかも、ロック部38が各空間9a・9b
を介してスライド横孔6の奥側に差し込まれていくと、
少なくとも、既述した空間9a内で広域に亘って突出す
る巾広な壁面10aで片側のロック部38の先端側がガ
イドされることとなるので、この点からも、ロック部3
8の真っ直ぐな差し込みが一層助長できる。又、逆側の
空間9bにおいて、最深部のみに突出する巾狭な壁面1
0bは、初期の段階では、ロック部38のガイドには関
与しないが、ロック部38の先端が奥部まで全て差し込
まれた時には、やはり、ロック部38の先端側に当接し
て、最も傾きやすい最終の段階での差込姿勢を規制する
こととなる。
【0025】尚、この場合に、ロック部38がスライド
横孔6の奥部側へ徐々に差し込まれていくと、今度は、
金属線材体33の弾性腕部40がスライド横孔6開口の
当接壁7に弾接する関係で、当該弾性腕部40と連続す
る片側のロック部38が外側に撓み変形することとなる
が、既述した如く、当該ロック部38側の空間9bは大
きく設定されているので、図7に示す如く、片側ロック
部38の十分な撓み変形が許容できるので、小さな力
で、ロック部38をスライド横孔6内に差し込むことが
可能となる。
【0026】そして、図示する如く、ロック部38が最
も奥まで差し込まれると、ロック部38の両側先端が奥
側に存する一対の弾性ストッパー壁11を下方に撓ませ
ながら、当該弾性ストッパー壁11を一旦乗り越えて自
動的に係止するので、位置決め手段31自体がスライド
横孔6内に抜け外れることなく保持されることとなる
が、この場合には、弾性腕部40が当接壁7に弾接して
いる関係で、位置決め手段31がその反力で押し戻され
て、図8に示す如く、ロック部38の先端側に設けられ
ている折返部位38aが挿通孔2の内側に侵入すること
となる。
【0027】尚、折返部位38aのみが挿通孔2の内側
に侵入して、ロック部38の先端両側がスライド横孔6
の奥側に今だ位置している構成は、弾性ストッパー壁1
1の長さ寸法を大きく設定できるので、その撓みの柔軟
性を高めて、ロック部38の差し込みが容易となると共
に、弾性ストッパー壁11に対するロック部38の確実
な係止状態を保障できることとなる。
【0028】従って、後は、具体的には図示しないが、
位置決め手段31を保持したサポート本体1をシートバ
ックの側のブラケット内に押し込めば、上記した係止脚
片5がブラケットの下端縁に弾性的に係止して、サポー
ト本体1がブラケット側に取り付けられるので、後は、
操作ノブ32を押圧して、ロック部38の折返部位38
aを挿通孔2の内側から後退させれば、挿通孔2内にス
テー21を嵌挿することが可能となる。
【0029】そこで、ステー21を任意の位置に止め
て、操作ノブ32の押圧を解けば、図9に示す如く、再
び、弾性腕部40の反力で、折返部位38aが挿通孔2
の内側に侵入して、挿通孔2内のステー21の対応する
位置決め溝21aと係合するので、これにより、ヘッド
レストは所望の高さ位置にロック状態をもって位置決め
されることとなる。又、この位置決め高さを更に調節し
たい場合には、再度、同様な作業を繰り返すだけで、ヘ
ッドレストを如何なる位置にもロックして位置決めでき
ることは言うまでもない。
【0030】
【発明の効果】以上の如く、本発明は、上記構成の採用
により、請求項1の下では、位置決め手段自体は、操作
ノブと金属線材体のみから成るので、従来のものと比較
すると、部品点数の削減が期待できると共に、金属線材
体をその止着部を介して操作ノブに止着して、後は、金
属線材体のロック部をサポート本体のスライド孔内に差
し込むだけで済むので、組付作業性も頗る良好となる。
その上、金属線材体のロック部をスライド孔内に差し込
む時には、一対のガイド壁が対応する規制壁に当接し
て、その差し込み姿勢を規制できるので、金属線材体の
ロック部が傾いて差し込まれる心配も全くない。
【0031】請求項2の下では、これに加えて、位置決
め手段のスライド孔からの抜け外れを確実に防止でき
る。請求項3の下では、ロック部のスライド孔内に対す
る差し込み時に、弾性腕部と連続する片側のロック部の
撓み変形を積極的に促すことが可能となるので、ロック
部の差し込み作業が小さな力で行なえる。請求項4の下
では、逆U字形状の止着部と嵌合溝とをスナップ嵌合す
るだけで、金属線材体を操作ノブ側に止着できると共
に、止着された金属線材体は、操作ノブに対してガタツ
クことがない。請求項5の下では、弾性ストッパー壁に
対して、その十分な撓みを得て、金属線材体のロック部
の両側先端を極めて容易に且つ確実に係止させることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る位置決め構造を示す
要部分解斜視図である。
【図2】(A)は位置決め手段の操作ノブのみを示す縦
断面図、(B)は同底面図である。
【図3】操作ノブに金属線材体を止着した状態を示す斜
視図である。
【図4】サポート本体を示す縦断面図である。
【図5】(A)は図1のA−A線断面図、(B)は図1
のB−B線断面図、(C)は図1のC−C線断面図、
(D)は図1のD−D線断面図である。
【図6】拡大頭部のスライド横孔内に位置決め手段の金
属線材体を差し込む初期の段階を示す横断面図である。
【図7】金属線材体のロック部を最も奥部側に差し込ん
だ状態を示す横断面図である。
【図8】拡大頭部のスライド横孔内に位置決め手段を保
持した状態を示す横断面図である。
【図9】(A)はステーをサポート本体側にロックした
状態を示す横断面図、(B)は同縦断面図である。
【図10】通常一般の自動車用シートを説明する説明図
である。
【符号の説明】
1 サポート本体 2 挿通孔 3 拡大頭部(頭部) 6 スライド横孔(スライド孔) 7 当接壁 8 規制壁 9a 空間 9b 空間 10a 壁面 10b 壁面 11 弾性ストッパー壁 12 スリット 13 空間 21 ステー 21a 位置決め溝 31 位置決め手段 32 操作ノブ 32a 基体 33 金属線材体 34A 短寸のガイド壁 34B 長寸のガイド壁 35 嵌合溝 36 係止爪 37 受入溝 38 ロック部 38a 折返部位 39 止着部 40 弾性腕部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバック側に取り付けられるヘッド
    レストのサポート本体と、ヘッドレスト側に設けられて
    サポート本体の挿通孔内にスライド可能に嵌挿されるス
    テーと、該ステーを上記サポート本体の挿通孔内でロッ
    クする位置決め手段とを備え、サポート本体は、その頭
    部に挿通孔と直交するスライド孔を形成し、ステーは、
    その側面に複数の位置決め溝を形成し、位置決め手段
    は、操作ノブと該操作ノブにワンタッチで一体的に止着
    される金属線材体とから成り、金属線材体は、上記スラ
    イド孔内に差し込まれてステーの位置決め溝に係合する
    矩形状のロック部と、該ロック部の一端から連続して操
    作ノブ側に止着される止着部と、ロック部の他端から連
    続して位置決め手段自体を外方に弾発付勢する弾性腕部
    を有し、位置決め手段の操作ノブ側に金属線材体方向に
    伸長する一対のガイド壁を延設する一方、上記スライド
    孔の両側面に当該ガイド壁を当接して金属線材体のロッ
    ク部の差し込み姿勢を規制する一対の規制壁を設けて、
    操作ノブの操作で、金属線材体のロック部をスライド孔
    内に差し込むことにより、ヘッドレストを位置決めする
    ことを特徴とするヘッドレストの位置決め構造。
  2. 【請求項2】 スライド孔の底面の挿通孔を挟んだ奥側
    に一対の弾性ストッパー壁を設けて、該一対の弾性スト
    ッパー壁に金属線材体のロック部の両側先端を係止させ
    ることを特徴とする請求項1記載のヘッドレストの位置
    決め構造。
  3. 【請求項3】 金属線材体の弾性腕部が連続する片側の
    ロック部とスライド孔の対応する側面との間に、当該片
    側のロック部の撓み変形を許容する空間を画成したこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項2のいずれかに記載の
    ヘッドレストの位置決め構造。
  4. 【請求項4】 金属線材体の止着部を逆U字状に成形す
    る一方、操作ノブ側に相似する逆U字状の嵌合溝を形成
    して、当該嵌合溝に上記止着部をスナップ嵌合すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の
    ヘッドレストの位置決め構造。
  5. 【請求項5】 弾性ストッパー壁の下方とその端面側と
    に撓みを許容する空間を画成したことを特徴とする請求
    項2記載のヘッドレストの位置決め構造。
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