JPH0752736Y2 - モールクリップ - Google Patents

モールクリップ

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JPH0752736Y2
JPH0752736Y2 JP371390U JP371390U JPH0752736Y2 JP H0752736 Y2 JPH0752736 Y2 JP H0752736Y2 JP 371390 U JP371390 U JP 371390U JP 371390 U JP371390 U JP 371390U JP H0752736 Y2 JPH0752736 Y2 JP H0752736Y2
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JP
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clip
clip portion
panel
molding
door panel
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JPH0394408U (ja
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秀彰 中西
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Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
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Nippon Pop Rivets and Fasteners Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車のドアパネル等のパネルにドアベルトモ
ール等のモールを取り付けるためのクリップに関する。
〔従来技術〕
従来、ドアパネルにドアベルトモールを取付けるクリッ
プとしては第13図と第14図に示すクリップが知られてい
る。第13図に示す従来のクリップはドアベルトモール1
を受けてそれを保持する可撓性プラスチック材料の本体
部2からなり、この本体部2がドアパネル3のアウター
パネル部分4とインナーパネル部5との相互に溶接した
上縁を挟み込む形状となっており、クリップ上部内面か
ら下方に延びる撓み係合片6が装着時に前記上縁に形成
した取り付け孔7に係合することによってクリップがド
アパネル3に対してしっかりと保持されるようになって
いる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、かかる構造では、第13図に矢印で示すよ
うな2つの力F1、F2が働いたときに、撓み係合片6が時
計まわりに回動してドアパネル3の取り付け孔7から外
れ、クリップがドアパネル3から外れてしまうことがあ
った。
第14図に示す従来のクリップは、第13図のものと同様の
本体部2Aからなるが、撓み係合片6Aが本体部2Aの内部で
はなく、ドアパネル3に対して内側の脚部6Bに設けら
れ、本体部2Aの内部で下方に延びる、撓み係合片6Aと協
働する保持片8がさらに設けてある。この撓み係合片6A
もクリップ装着時にドアパネル3の上縁に形成した取り
付け孔7に係合してクリップをドアパネル3に対してし
っかりと保持するようになっている。この構造でも、第
13図に示すような力が作用したときには、撓み係合片6A
がドアパネル3の取り付け孔7から外れる惧れがある。
そこで、撓み係合片6Aの係止しろ「B」を充分なものと
することにより、クリップがドアパネル3から外れにく
くなるが、その場合、次の欠点が考えられる。
クリップをドアパネルに装着するとき、撓み係合片6Aは
時計まわりに回動する。ところが、このとき、撓み量は
全体のレイアウト上制約されてしまうので、寸法「B」
のところを大きく取り過ぎると、寸法「A」だけドアパ
ネルに対しオーバーラップしてしまい、クリップが取り
付けられなくなる。
このように、従来のクリップでは、第13図に矢印で示す
ように力F1、F2が作用したときに外れ易く、このような
力が加えられてもクリップがドアパネルから外れない構
造が望まれている。
本考案の目的は上記のような力が作用してもドアパネル
等のパネルから外れることのないドアベルトモール等の
モール取り付け用クリップを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成すべく、本考案は、第1の可撓性クリッ
プ部分と第2の可撓性クリップ部分とからなり、第1ク
リップ部分がドアベルトモール等のモールを保持する構
成にされ且つ第2クリップ部分を挟み込む形状にされて
おり、第2クリップ部分がモールを取り付けるドアパネ
ル等のパネルを挟み込み且つそこに形成した取り付け孔
に係合してしっかりと保持される構成にされ、モールを
装着した第1クリップ部分が第2クリップ部分を挟み込
む状態で前記第2クリップ部分が前記パネルの縁を挟み
込むようにパネルに装着することによって第2クリップ
部分がパネルの取り付け孔に係合してしっかり保持さ
れ、第1クリップ部分が第2クリップ部分と係合してし
っかりと保持されることを特徴とするクリップを提供す
る。
〔実施例〕
以下、添付図面を参照しながら本考案によるドアベルト
モール等のモールをドアパネル等のパネルに取り付ける
モールクリップの実施例を説明する。
第1図〜第6図を参照して、ここには本考案によるプラ
スチック材料で成形したクリップが示してある。このク
リップは第1クリップ部分10と第2クリップ部分12とか
らなり、図示実施例では、これらのクリップ部分10、12
は薄肉部14、16によって相互に連結してあり、一体成形
したものとなっているが、所望に応じて、第1、第2の
クリップ部分を別体に成形しても同様の利点を得ること
は以下の説明から当業者には明らかとなろう。
第2クリップ部分12はほぼL字形横断面形状のボデー係
止片の形をしており、このボデー係止片12はその一端
(第2、3図で右端)に内向きの第1ボデー係止爪18が
形成してあり、反対端には同様に内向きの第2ボデー係
止片爪20が形成してある。これらの係止爪18、20は後述
するようにボデーパネルのアウターパネル部分とインナ
ーパネル部分部分の相互に結合した上縁部分に形成した
取り付け孔に対向した方向から係合することになる。第
2ボデー係止爪20の反対側でボデー係止片12には後に説
明するように第1クリップ部分10が係合する別の係止爪
22が形成してある。
第2クリップ部分12はL字の湾曲部のところと別の係止
爪22のやや内側のところで薄肉部14、16によって第1ク
リップ部分10に連結している。後に明らかとなるよう
に、クリップ装着時、L字の湾曲部のところで第2クリ
ップ部分12が折り曲がってドアパネルの上縁を挟み込む
ことになる。
第1クリップ部分10はほぼU字形の横断面形状となって
おり、対向した隔たった第1脚部24、第2脚部26とこれ
らの脚部を相互に連結する連結部28とからなり、第1、
第2の脚部24、26の連結部28と反対側の端に前述のよう
に薄肉部14、16を介して第2クリップ部分12が連結され
ている。第1脚部24は第1クリップ部分10にドアベルト
モール1(第7〜第12図に想像線で示す)を装着したと
きにそれを弾力的に作用する湾曲部30を有し、また、第
1脚部24に弾力作用を与えるべくスリット32が形成して
ある。第7〜12図でわかるように、この湾曲部30の下端
はやや外方に変位しており、ドアベルトモール1と係合
する第1モール係止爪34を構成している。第1脚部24の
内面には位置決めリブ36が形成してある。また、第1脚
部24と連結部28との境には干渉防止用の孔38が形成して
ある。さらに、第1脚部の下端付近の内面には前述した
ような第2クリップ部分12の別の係止爪22と係合して第
1クリップ部分10を第2クリップ部分12に保持する第1
ストッパ40が形成してあり、この第1ストッパの内側は
第2クリップ部分係止用の溝42が形成してある。
第1クリップ部分10の第2脚部26は連結部28との境から
下方へ延びる細長い開口44を有し、この開口44の下端縁
45はクリップ装着時に最終的に第2クリップ部分12の第
1ボデー係止爪20が係合する第2ストッパとなっている
(第12図参照)。また、連結部28と第2脚部26との境に
はドアベルトモールと係合する第2モール係止爪46が形
成してある。第2脚部26の下端には外向きのモールスト
ッパ48が形成してあり、このモールストッパ48からほぼ
直角に傾斜制御壁50が上向き延びている。これらの機能
については後に明らかとなる。
このような構成のクリップを装着する方法を以下の第7
〜12図を参照しながら説明する。
まず、第7図に示すようにクリップの第1クリップ部分
10をドアベルトモール1に矢印で示すように挿入し、ド
アベルトモール1と第1クリップ部分10を相互に連結す
る。このとき、第1クリップ部分10の第1、第2の脚部
24、26にある第1、第2のモール係止爪34、46がドアベ
ルトモール1と第8〜12図でわかるように係止して強固
に保持する。次に、ドアベルトモール1を装着したクリ
ップ全体をドアパネル3の上縁に第2クリップ部分12を
下にして差し込む(第8図)。クリップとドアベルトモ
ールの組立体をさらに押し込むと、第2クリップ部分12
がドアパネル3の上縁まわりに折り曲がり始める(第9
図)。このとき、薄肉部14、16が剪断力で破断し、第
1、第2クリップ部分10、12が互いに分離する。さらに
押し込むと、第2クリップ部分12の第1、第2のボデー
係止爪18、20がドアパネル3に形成した取り付け孔7に
上下に隔たった位置で入り込み、それと係合する(第10
図)。こうして、第2クリップ部分12によるドアパネル
3の挟み込みが完了する。クリップ組立体をさらに押込
むと、第1クリップ部分10の第1脚部24の第1ストッパ
40が第2クリップ部分12の別の係止爪22の外側傾斜面を
滑り、最終的には、第12図に示すように、この第1スト
ッパ40と係止爪22とが相互に係合すると共に、第2クリ
ップ部分12の第2ボデー係止爪20が第1クリップ部分10
の第2脚部26の開口44に突入し、その下端縁45と係合
し、第1クリップ部分10を第2クリップ部分12に対して
堅固に固定する。この操作中、ドアベルトモール1の内
側脚部1Aの下端縁は第1クリップ部分10の第2脚部26の
モールストッパ48と係合し、さらに、この第2脚部26か
ら離れる方向への変位を傾斜制御壁50で阻止され、した
がって、ドアベルトモール1は第1クリップ部分10に対
してしっかりと保持されている。
〔考案の効果〕 以上の構成によれば、第1クリップ部分にドアベルトモ
ールを装着してから第2クリップ部分を挟み込むように
ドアパネルに装着する。このとき、第2クリップ部分も
ドアパネルを挟み込むようにドアパネルに向って押圧さ
れ、最終的には第2クリップ部分がドアパネルの取り付
け孔に係合すると共に第1クリップ部分が第2クリップ
部分に堅固に係合してドアベルトモールをドアパネルに
しっかりと保持することができる。このように、本考案
によれば、クリップが2つの部分に分けてあり、装着時
に第2クリップ部分がドアパネルにまず係止し、その後
に第1クリップ部分が第2クリップ部分に係止してドア
パネルにクリップが完全に装着されるという独特な構造
により、ドアパネル用の係止爪の係止しろを充分に大き
くとりながらもドアパネルへの取り付けが可能となり、
両側からドアパネルを挟み込むという係止機構とあいま
ってドアベルトモールをドアパネルへ従来構造よりも強
固に取り付けることができる。よって、取り付け後、ド
アベルトモールはドアパネルに対し引っ張りあるいは捩
りの方向の力に対して高い保持力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるクリップの正面図である。 第2図は第1図の2−2線に沿った断面図である。 第3図は第1図のクリップの側面図である。 第4図は第3図の4−4線に沿った断面図である。 第5図は第3図の5−5線に沿った断面図である。 第6図は第1図のクリップの頂面図である。 第7〜第12図は本考案によるクリップの装着方法を説明
する図である。 第13図、第14図は従来のクリップの構造を示す断面図で
ある。 符号の説明 1……ドアベルトモール、3……ドアパネル、10……第
1クリップ部分、12……第2クリップ部分、14,16……
薄肉部、18……第1ボデー係止爪、20……第2ボデー係
止爪、22……別の係止爪、24……第1脚部、26……第2
脚部、28……連結部、34……第1モール係止爪、36……
位置決めリブ、40……第1ストッパ、44……開口、48…
…モールストッパ、50……傾斜制御壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の可撓性クリップ部分と第2の可撓性
    クリップ部分とからなり、第1クリップ部分がドアベル
    トモール等のモールを保持する構成にされ且つ第2クリ
    ップ部分を挟み込む形状にされており、第2クリップ部
    分がモールを取り付けるドアパネル等のパネルを挟み込
    み且つそこに形成した取り付け孔に係合してしっかりと
    保持される構成にされ、モールを装着した第1クリップ
    部分が第2クリップ部分を挟み込む状態で前記第2クリ
    ップ部分が前記パネルの縁を挟み込むようにパネルに装
    着することによって第2クリップ部分がパネルの取り付
    け孔に係合してしっかり保持され、第1クリップ部分が
    第2クリップ部分と係合してしっかりと保持されること
    を特徴とするクリップ。
JP371390U 1990-01-19 1990-01-19 モールクリップ Expired - Lifetime JPH0752736Y2 (ja)

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