JPH0214485Y2 - - Google Patents

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JPH0214485Y2
JPH0214485Y2 JP1983080505U JP8050583U JPH0214485Y2 JP H0214485 Y2 JPH0214485 Y2 JP H0214485Y2 JP 1983080505 U JP1983080505 U JP 1983080505U JP 8050583 U JP8050583 U JP 8050583U JP H0214485 Y2 JPH0214485 Y2 JP H0214485Y2
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JP
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molding
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locking
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tapping screw
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JP1983080505U
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JPS59185122U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自動車等のウインドモール用保持
具に関するものである。
この種保持具の先行技術においては、既に先願
として未公開に係る特願昭57−196276号、実願昭
58−23437号等が開発されている(第1図、第2
図参照)。なお、第1図、第2図において、保持
具Cはモール装着部材MSと補強板3と保持部材
Hとよりなり、保持具Cをボデイに取付ける際
は、これらを組付けてタツピングスクリユーTが
ねじ込まれる。
上記のものは、何れもウインドモール(以下、
モールと略称する。)の装着作業に先立つて、ま
ず保持具Cをボデイへ取付ける作業がなされる。
そして、該作業は、タツピングスクリユーTをね
じ込んでゆくことによつて行われるのであるが、
このねじ込みによつて保持具C全体が正規の取付
け姿勢からやや回転した状態で取付けられてしま
うことがある。(第3図参照)。つまり、若干の角
度ではあるが、正規の取付け状態(モールMの長
手方向に対して直交する状態)からα゜偏位(回
転)されてしまうのである。これは、僅かな角度
であるため、組立てラインにおいて作業者による
目視によつては、修正されにくく、このままモー
ルMの装着がなされてしまうことが多い。従つ
て、上記のような場合には、保持具Cが正規の状
態で取付けられた場合に比して、モールMは図示
Y1だけ余分に撓まなければ装着されないことに
なり、この分モールMの装着作業が困難となる。
また、モール装着後にあつては、モールMの一方
側のフランジ縁f1,f2と係合されるのが、両係止
突片10,10のうち、片側だけとなる場合があ
り、この際には当該係止突片10がけずれたりし
て、モールMが外れてしまう虞れも生じる。
本考案の技術課題は、この不具合の解消を図つ
たものであり、つまり保持具が正規の状態から傾
いて取付けられてもモールの装着を容易に行いう
るようにするとともに、係止突片をけずれから保
護することによつてモールの外れを可及的に防止
せんとした。
そこで、本考案は上記技術課題の達成のため
に、保持具が、モールを装着し得てかつウインド
ガラスの押圧面を備えたモール装着部材と、自動
車等のボデイへの係着用の保持部材と、この分離
された両部材を重合状に連結するタツピングスク
リユーとから構成されているものについて、次の
如き改良を加えた。即ち、前記モール装着部材の
上部前側および背側にはモールの両側縁に形成さ
れたフランジ縁に対する係止部をそれぞれ形成し
た。そして、この一方の係止部にはモール長手方
向側に円弧状の係止段縁を備え、かつ他方の係止
部にはモール装着部材の背側下部両側をモール長
手方向に橋絡させモール幅方向へ弾性変形可能な
撓み片を形成した。さらに該撓み片の中央部には
フランジ縁と係合可能な係止突片を突出形成した
のである。以下、本考案を具体化した実施例を第
4図〜第8図に基づいて詳細に説明する。
第4図〜第6図は本考案の第1実施例を示すも
のであり、第1実施例に係る保持具Cは、それぞ
れ合成樹脂材にて形成されたモール装着部材MS
と保持部材Hおよびこれらを重合状に連結するタ
ツピングスクリユーTを主要構成とする。まず、
モール装着部材MSから説明する。
モール装着部材MSは、下向きに開口する中空
ボツクス状の収納部1を備えるとともに、その上
面には平板状の基板2が前方へ水平に延出され
て、全体略L字状に一体形成されており、基板2
における延出部分裏面の押圧面にてウインドガラ
スGを押圧しうる。また、基板2上面には金属製
の補強板3を嵌合しうる嵌合凹部4が凹設され、
かつ同凹部4の背側中央部には収納部1内の中央
部へ貫通する差込み孔5を有したボス6が突出形
成されており、ここからタツピングスクリユーT
を縦挿しうる。さらに、収納部1内において、そ
の左右側(両短辺側)の内壁面には、それぞれ2
条ずつのストツパ縁7,7が縦向きに対向して突
出形成されている。
さて、基板2の前縁は緩やかな円弧状に形成さ
れ、かつ同縁の裏面にはモールMの第1フランジ
縁f1と係合可能な係合段縁8が段設されている。
一方、収納部1の背側はその両側縁部を残して前
記嵌合凹部4と同一深さに形成されている。ま
た、この両側縁部の下部側はそれぞれ外方へ若干
膨出され、かつ同膨出部両間は撓み片9によつて
橋絡されている。該撓み片9は内向き(装着した
モールMの幅方向)の弾性変形が許容されるとと
もに、その中央部(タツピングスクリユーTの差
込み孔5のほぼ真後位置)は所定範囲に亘つて外
方へ厚肉化されて、モールMの第2フランジ縁f2
と係合可能な係止部突片10が形成されている。
次に、保持部材Hについて説明すると、保持部
材Hはその上側に基部11を備え、下側に一対の
鉤片12,12を備える。基部11は前記収納部
11にほぼ密着状態で嵌入可能で、左右方向へ開
口する中空台状に形成されている。そして、その
上板11A中央部にはタツピングスクリユーTを
挿通しうる差込み孔13が貫通されていて、基部
11が収納部1に嵌入されたときには、モール装
着部材MS側の差込み孔5と同軸をなす。また、
上板11Aの下面において、差込み孔13を挾ん
で左右対称部位には一対の爪片14,14が一体
に垂下形成されており、その両先端部にてタツピ
ングスクリユーTのねじの谷間に係合可能で、か
つ両爪片14は相互に拡開する方向への弾性変形
が許容されている。
一方、基部11の下板11B中央部には、上板
11Aの差込み孔13と同軸に小孔16が貫通さ
れている。また、下板11Bの下面には、小孔1
6を挾んで一対の鉤片12,12が前後に対向し
て垂下形成されており、ボデイBに穿孔された取
付け孔17に差込み可能とされている。さらに、
両鉤片12,12は、タツピングスクリユーTの
ねじ込みによつて強制的に拡開変形可能とされて
いる。
このようにして形成されたモール装着部材MS
と保持部材Hとは、モールMの装着作業に先立つ
て、タツピングスクリユーTにて重合状に連結さ
れる。これは両部材を一体化することにより、粉
失防止とボデイBへ取付ける際の作業の便宜を図
るためである。即ち、補強板3を嵌合凹部4に嵌
め込んだ下で、モール装着部材MSと保持部材H
とを共に、タツピングスクリユーTにて縦挿して
やる。これにより、両爪片14,14の先端部が
タツピングスクリユーTのねじの谷間に係止さ
れ、かくして保持具Cの仮付けがなされる。
そして、モールMの取付け作業は、以下のよう
にして行われる。
まず、予めボデイBの窓枠部に対し弾性材より
なるシーラ材18を介してウインドガラスGを固
定しておく。この後、上記仮付けされた保持具C
を正立姿勢にしてボデイBの取付け孔17へ両鉤
片12,12を押し込む。そして、タツピングス
クリユーTをねじ込んでやると、モール装着部材
MSが押し下げられてゆく結果、ウインドガラス
Gが基板2裏面に押圧面にて押し下げられるとと
もに基部11が収納部1へ収納されてゆく。但
し、各ストツパ縁7は基部11が収納部1内を相
対的に上昇するのに伴つて押し遺されてゆく。一
方、螺進に伴い、両鉤片12,12は強制的に拡
開されるため、ボデイBに対して抜け止めがなさ
れる。そして、収納部1の下縁がボデイBに当接
されると、モール装着部材MSはそれ以上の下動
が規制される。従つて、この時点から、さらにタ
ツピングスクリユーTがねじ込まれれば、保持部
材Hは持上げ力を受承するため、両鉤片12,1
2の外壁が取付け孔17の孔縁に食い込むことと
なり、保持具C全体がボデイBに対してがた付き
なく確実に止着される(第5図参照)。
この後、モールMの装着作業が行われる。即
ち、モールMを保持具Cの上方から押し込んでや
ると、モールMは押し拡げられながら、その第1
フランジ縁f1が係合段縁8に係合される。一方、
第2フランジ縁f2は係止突片10に係合されるの
であるが、この際には撓み片9が内方へ弾性変形
されるため、この分モールMの押し込み力は小さ
くてすみ、従つて作業を容易になしうるのであ
る。しかして、モールMの装着作業が完了され
る。
さて、保持具CをボデイBへ取付けるにあた
り、タツピングスクリユーTがねじ込まれると、
前述したように、保持具Cは、このねじ込みによ
つて正規の取付け状態から若干回転偏位して取付
けられてしまうことがある。この場合、モールM
は相対的に傾いて取付けられることになる(第6
図参照)。上記のような状態で、モールMの装着
作業が行われると、保持具Cが正規の状態で取付
けられる場合に比し、モールMは同図に示す如
く、Y2だけ余分の変形が要求されることになる。
ところが、係止突片10がタツピングスクリユー
Tの位置(保持具Cの回転中心となる位置)のほ
ぼ真後に形成されていることにより、正規状態で
取付けられた場合からのずれ寸法(Y2)はほぼ
最小に設定されていることになる。従つて、この
Y2寸法は前述第3図で示したY1寸法に比して十
分に小であるため、従来に比して、モールMの装
着にあたつてのモールMに対し撓みを強要する量
が十分に小となる。結局、モールMの装着作業が
小さな押し込み力ですむ。このことは、換言すれ
ば、係止突片10のけずれをも回避できるのを意
味することになり、装着作業後のモールMの外れ
を回避しうる。即ち、モールMの良好な装着状態
が長期に亘つて保持されるのである。
第7図および第8図は、本考案の第2実施例を
示すものであり、第1実施例のモール装着部材
MSにさらに改良を加えたものである。
即ち、嵌合凹部4の前縁に沿つてスリツト19
を貫設することによつて、係合段縁8に内向きの
弾性変形を許容したのである。このため、モール
Mの両フランジ縁f1,f2に対する係止部(係止突
片10、係合段縁8)は共に内向きに弾性変形を
なしうることになる。
従つて、モールMの装着作業に際して、さらに
小さな押し込み力ですみ、このため同作業をより
一層容易に行うことができる。また、このことは
係止突片10、さらには係合段縁8のけずれをも
回避しうることになるため、モールMの装着状態
を可及的長期に亘つて良好に保持しうることにも
なる。
なお、他の構成および作用効果は、第1実施例
と同様であり、説明は省略する。
従つて、本考案によれば、撓み片に弾性変形が
許容されているため、モールの装着作業が容易で
ある。また、仮に保持具が正規の取付け状態から
傾いて取付けられた場合においても、係止突片が
保持具の両側に設けられていた従来のものと異な
り、タツピングスクリユーから距離的に近い中央
部に設けた関係上、モールへ大きな撓みを強要し
ないため、この分モールの装着が容易となる。こ
のことは、係止突片をモールによるけずれから保
護できることをも意味し、従つてモールの外れも
回避することができる。
また、本考案においては、モール装着部材にウ
インドガラスの押圧面を設けてあることより、ボ
デイに取付けた保持具はウインドガラスを押圧支
持し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ従来の保持具の
分解斜視図、第3図は従来保持具によるモールの
装着状態を説明的に示す平面図、第4図は本考案
の第1実施例に係る保持具の分解斜視図、第5図
は同保持具をボデイへ取付けた状態を示す正断面
図、第6図は同保持具によるモールの装着状態を
説明的に示す平面図、第7図は本考案の第2実施
例に係るモール装着部材の斜視図、第8図は同A
−A線断面図である。 8……係合段縁、9……撓み片、10……係止
突片、MS……モール装着部材、H……保持部
材、T……タツピングスクリユー、M……モー
ル、f1,f2……第1、第2フランジ縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車等のウインドガラス周辺に装着するウイ
    ンドモールが装着されかつ前記ウインドガラスを
    押圧しうる押圧面を備えたモール装着部材と、自
    動車等のボデイへ係着される保持部材と、この分
    離された両部材を重合状に連結するタツピングス
    クリユーとを備えた保持具であつて、前記モール
    装着部材の上部前側および背側には前記ウインド
    モールの両側縁に形成されたフランジ縁に対する
    係止部がそれぞれ形成され、この一方の係止部に
    はモール長手方向側に円弧状の係止段縁を備え、
    かつ他方の係止部にはモール装着部材の背側下部
    両側をモール長手方向に橋絡させモール幅方向へ
    弾性変形可能な撓み片が形成されるとともに、同
    撓み片の中央部には前記フランジ縁と係合可能な
    係止突片が突出形成されていることを特徴とする
    自動車等のウインドモール用保持具。
JP8050583U 1983-05-28 1983-05-28 自動車等のウインドモ−ル用保持具 Granted JPS59185122U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8050583U JPS59185122U (ja) 1983-05-28 1983-05-28 自動車等のウインドモ−ル用保持具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8050583U JPS59185122U (ja) 1983-05-28 1983-05-28 自動車等のウインドモ−ル用保持具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59185122U JPS59185122U (ja) 1984-12-08
JPH0214485Y2 true JPH0214485Y2 (ja) 1990-04-19

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ID=30210499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8050583U Granted JPS59185122U (ja) 1983-05-28 1983-05-28 自動車等のウインドモ−ル用保持具

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Country Link
JP (1) JPS59185122U (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6111043Y2 (ja) * 1978-12-26 1986-04-08
JPS57117215U (ja) * 1981-01-16 1982-07-20

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59185122U (ja) 1984-12-08

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