JPH086578Y2 - モールファスナーの取付構造 - Google Patents

モールファスナーの取付構造

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JPH086578Y2
JPH086578Y2 JP14136989U JP14136989U JPH086578Y2 JP H086578 Y2 JPH086578 Y2 JP H086578Y2 JP 14136989 U JP14136989 U JP 14136989U JP 14136989 U JP14136989 U JP 14136989U JP H086578 Y2 JPH086578 Y2 JP H086578Y2
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glass
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哲夫 竹川
為博 坂口
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車用シールドガラスの周縁部に沿って
をモールを装着する際に使用されるモールファスナーの
取付構造に関するものである。
(従来の技術) 従来、自動車用シールドガラスの周縁部にモールを装
着する場合には、一般にモールファスナーを使用して取
付けを行なっている。
かかるモールファスナーは、基本的には第3図に示す
如く、車体パネルに形成された窓枠に沿って接着固定さ
れる帯状本体1の上端に車体パネルの折曲部に当接する
リップ部2を延設形成し、帯状本体1の下端からは、前
記モールを係止する爪4が形成された係止部3を一体に
立上げ成形してなる。
ところが、自動車の窓枠コーナー部は湾曲形状となっ
ているため、該窓枠コーナー部に前記モールファスナー
の帯状本体1を接着固定する際には、窓枠コーナー部の
湾曲形状に合わせてモールファスナーを強制的に曲げな
がら取付けを行なうため、しわが多数発生して、接着が
充分になされなかったり、あるいは、モールの装着が困
難になるといった問題を有していた。
そこで、実開昭64−14411号公報において開示されて
いるように、モールファスナーのうち、窓枠コーナー部
に対応する部分の係止部3と帯状本体1に複数個の切欠
き部を形成して、窓枠コーナー部の曲率に追従させるよ
うにしたものが提案されている。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、複数の切欠き部を形成した場合には、
帯状本体1の有効接着面積がそれだけ減少し、モールフ
ァスナーの接着力が低下し、車体パネルから剥離する危
険を有していた。
また、接着力が不足した場合、窓枠コーナー部に装着
されるモールが浮いて体裁上問題が生じるおそれがあっ
た。
本考案は、上述した従来例の問題点を解決しうるモー
ルファスナーの取付構造を提供することを目的とするも
のである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案に係るモールファ
スナーの取付構造では、モールファスナーは、少なくと
も窓枠の3面に亘ってモールが取付け可能な長さを有
し、窓枠コーナー部に対応する部分には、切欠き部が所
定間隔をおいて形成されており、少なくとも前記窓枠コ
ーナー部の中心位置には、先端部近傍に係止爪が形成さ
れたファスナー残留部が配置されており、一方、中央片
と、該中央片の上端から延設され前記ファァスナー残留
部の係止爪に係合可能な掛止片と、前記中央片の上端か
ら前記掛止片と反対方向に延設されたガラス弾接片とを
有するファスナークリプを備え、該ファスナークリップ
の掛止片をファスナー残留部の係止爪に係合固定し、シ
ールドガラスの取付時に、ガラス端縁により前記ファス
ナークリップのガラス弾接片が弾性変形した状態となる
ようにしたことを特徴とするものである。
なお、前記ファスナークリップの前記掛止片もしくは
前記中央片のいずれかには、その両側端部に前記ファス
ナー残留部に対する横ずれ防止用の突起部を形成するの
が好適である。
(実施例) 以下、本考案の好適な実施例を添付した図面に基づい
て説明する。
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示し、第1図
は本考案に係るモールファスナーとファスナークリップ
等の構成を示す要部説明図、第2図はモールファスナー
の取付状態を示す要部断面図である。
本実施例では車体パネル10に窓枠が形成されており、
該窓枠はシールドガラス11のガラス周縁部11aが配設さ
れる壁面部12と、該壁面部12から略直角方向に立上った
ファスナー取付部13とから構成されている。
モールファスナー14は、前記ファスナー取付部13に後
述の如く接着固定され、前記窓枠周縁と前記ガラス周縁
部11aの間を装飾的に被覆するゴムモール15やステンレ
スモール16が装着されるようになっている。
しかして、本実施例に係るモールファスナー14は、押
出成形により連続形成された合成樹脂製のものであり、
少なくとも前記窓枠の上面と両側面(第1図ではその一
部のみを示している)の3面に亘って前記モール15、16
が取付け可能な長さにあらかじめ設定されている。
また、モールファスナー14は基本的には、窓枠に沿っ
て接着固定される帯状本体17の上端に、車体パネルの折
曲部10aに当接するリップ部18を延設形成し、帯状本体1
7の下端からは、前記モール15を係止する係止爪20が形
成された係止部19を一体に立上げ成形してなるものであ
り、帯状本体17の背面には成形後に接着固定用の両面テ
ープTが固着される。
前記窓枠のコーナー部Cに対応する部分には、前記係
止部19と帯状本体17の一部が切除された切欠き部21が所
定間隔をおいて複数個形成されており、また、前記窓枠
コーナー部Cの中心位置を含めて前記切欠き部21の間に
は、ファスナー残留部22が3個所配置されている。
該ファスナー残留部22は、切欠きのない前記基本形状
部分と同様に、帯状本体17及びリップ部18のほかに係止
部19が残留した状態で構成されている。
なお、ファスナー残留部22は、少なくとも前記窓枠コ
ーナー部Cの中心位置に形成されていればよいものであ
る。
また、図中23はファスナークリップであり、後述の如
く前記ファスナー残留部22に取付固定されるようになっ
ている。
該ファスナークリップ23は、本実施例では合成樹脂製
であり、中央片24と、掛止片25と、ガラス弾接片26とか
ら構成されている。
中央片24は、取付状態で下方先端部24aがシールドガ
ラス11の固定用の接着剤Bに接触しうる長さに折曲延設
されている。
掛止片25は、中央片24の上端から一体に延設されてお
り、先端部に前記ファスナー残留部22の係止爪20に係合
可能な掛止爪部25aが形成されている。
また、ガラス弾接片26は、前記中央片24の上端から前
記掛止片25と反対方向(取付後にシールドガラス11に対
向する方向)に延設されており、弾性変形可能となって
いる。
さらに、本実施例では前記掛止片25の幅方向の両側端
部に前記ファスナー残留部22に対する横ずれ防止用の突
起部27が形成されている。
なお、突起部27は中央片24の幅方向両側端部に形成し
てもよい。
その他、第1図においてモールファスナー14のうち、
窓枠上面に取付けられる部分(第1図中左右方向部分)
には、前記ゴムモール15が長手方向に沿って連続して挿
着固定されるようになっている。
また、窓枠側面に取付けられる部分(第1図中上下方
向部分)では、係止部19が長手方向に沿って部分的に切
欠かれており、該切欠き部分にモールファスナー14の基
本部分よりも硬質の樹脂で別個に成形された硬質ファス
ナー部材28が帯状本体17に溶着固定されている。
しかして、あらかじめ前記ステンレスモール16の一端
に弾性翼片30が係合した状態で、モール用クリップ29の
挿入片31が前記硬質ファスナー部材28に嵌挿、固定され
る。
また、窓枠コーナー部Cにおいては、該コーナー部C
の曲率に対応して曲線状にあらかじめ成形されたコーナ
ー部用モール(図示せず)が装着固定される。
なお、モールファスナー14は、押出成形後に上記した
各切欠き部22等の所定個所の切除作業を機械的に行なう
ようになっている。
かかる構成からなる本実施例においては、第2図に示
すようにモールファスナー14の帯状本体17の背面に取付
けられている両面テープTによりモールファスナー14を
ファスナー取付部13の所定位置に接着固定し、窓枠コー
ナー部Cにおいてもモールファスナー14の当該位置に形
成された欠き込み部21を利用して、該コーナー部Cの曲
率に確実に追従させてモールファスナー14を接着固定す
る。
しかる後に、前記ファスナークリップ23の掛止片25に
形成された掛止爪部25aをファスナー残留部22の係止爪2
0に係合固定する。
しかして、シールドガラス11の取付時に窓枠の前記壁
面部12に接着剤Bを付着させる際には、中央片24の下方
先端部24aが接着剤Bに接触しうる長さにまで折曲延設
されているため、当該先端部24aが接着剤Bに埋設した
状態となり、接着剤Bが硬化後は強固に固定される。
しかる後にシールドガラス11を所定取付位置に配置す
れば、ガラス端縁11bにより前記ガラス弾接片26が押圧
されて弾性変形した状態で固定されるように寸法設定が
なされているため、該弾性変形による反力で、掛止片25
がモールファスナー14の帯状本体17を車体パネル10側に
押圧する。
よって、両面テープTは、取付後は常時車体パネル10
に押しつけられている状態となるため、窓枠コーナー部
Cにおいても、両面テープTの剥離が発生するのを有効
に防止することができる。
したがって、両面テープCの剥離によるモールの浮き
等も確実に防止可能となる。
また、ファスナークリップ23の取付けは、上記のよう
にワンタッチで嵌挿固定するだけであり、接着作業など
は皆無であるので、作業性が良好で迅速に組付け可能と
なる。
さらに、ファスナークリップ23には、突起部27が形成
されているので、モールファスナー14に取付ける際に横
ずれするのを確実に防止しうる。
また、モールファスナー14の切欠き部22等の切除作業
は、上記の如く機械的になされるので、切断精度が高
く、施工誤差が生じるおそれが少なくなる。
なお、本考案は上記実施例に限定されるものではな
く、本考案の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形例が
可能であることは云うまでもない。
(考案の効果) 本考案は上述した如く構成されており、次のような効
果を奏しうる。
(1)ガラス弾接片の反力を利用して、両面テープを常
時車体パネルに押圧した状態とすることにより、特に窓
枠コーナー部でのモールファスナーの剥離を確実に防止
可能である。
(2)窓枠コーナー部でのモールの浮きを防止しうる。
(3)ファスナークリップの装着作業性が良好で、短時
間で組付けられる。
(4)ファスナークリップに突起部を形成することによ
り、取付時の横ずれを有効に防止しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示し、第1図は
本考案に係るモールファスナーとファスナークリップ等
の構成を示す要部説明図、第2図はモールファスナーの
取付状態を示す要部断面図、第3図は従来のモールファ
スナーの一般的構成を示す斜視図である。 10…車体パネル、11…シールドガラス、11a…ガラス周
縁部、11b…ガラス端縁、12…壁面部、13…ファスナー
取付部、14…モールファスナー、15…ゴムモール、16…
ステンレスモール、17…帯状本体、18…リップ部、19…
係止部、20…係止爪、21…切欠き部、22…ファスナー残
留部、23…ファスナークリップ、24…中央片、25…掛止
片、25a…掛止爪部、26…ガラス弾接片、27…突起部、
B…接着剤、C…窓枠コーナー部、T…両面テープ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体パネルに窓枠を設け、該窓枠にはガラ
    ス周縁部が配設される壁面部と、該壁面部から略直角方
    向に立上ったファスナー取付部とが形成され、前記窓枠
    周縁と前記ガラス周縁部の間を装飾的に被覆するモール
    が装着されるモールファスナーを前記ファスナー取付部
    に接着固定してなるモールファスナーの取付構造にし
    て、前記モールファスナーは、少なくとも前記窓枠の3
    面に亘って前記モールが取付け可能な長さを有し、窓枠
    コーナー部に対応する部分には、切欠き部が所定間隔を
    おいて形成されており、少なくとも前記窓枠コーナー部
    の中心位置には、先端部近傍に係止爪が形成されたファ
    スナー残留部が配置されており、一方、中央片と、該中
    央片の上端から延設され前記ファァスナー残留部の係止
    爪に係合可能な掛止片と、前記中央片の上端から前記掛
    止片と反対方向に延設されたガラス弾接片とを有するフ
    ァスナークリップを備え、前記ファスナークリップの掛
    止片をファスナー残留部の係止爪に係合固定し、シール
    ドガラスの取付時に、ガラス端縁により前記ファスナー
    クリップのガラス弾接片が弾性変形した状態となるよう
    にしたことを特徴とするモールファスナーの取付構造。
  2. 【請求項2】前記ファスナークリップの前記掛止片もし
    くは前記中央片のいずれかには、その両側端部に前記フ
    ァスナー残留部に対する横ずれ防止用の突起部が形成さ
    れている実用新案登録請求の範囲第1項記載のモールフ
    ァスナーの取付構造。
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