JPH021525Y2 - - Google Patents

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JPH021525Y2
JPH021525Y2 JP1986163469U JP16346986U JPH021525Y2 JP H021525 Y2 JPH021525 Y2 JP H021525Y2 JP 1986163469 U JP1986163469 U JP 1986163469U JP 16346986 U JP16346986 U JP 16346986U JP H021525 Y2 JPH021525 Y2 JP H021525Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈本考案の産業上の利用分野〉 本考案は、板体の取付穴に挿着され、必要な時
に取りはずしのできる留め具に関する。
〈従来技術〉 例えば、自動車等では、電動サンルーフや、シ
ートベルトの巻込み部に故障が発生した時のため
に、手動操作によつて、この故障に対応できるよ
うに、手動操作用の穴が設けられており、通常時
は、この穴は留め具等によつて塞がれた状態にす
る必要があるが、故障には直ちに簡単に取りはず
しができるようにすることが必要である。
このような穴を塞ぐことができ、且つ簡単に取
りはずしができる留め具として、従来実開昭59−
34105号における添付図面の第7図、第8図がす
でに提案されている。
この留め具は、穴に弾性を有するくの字形膨出
部によつて抜止めされた状態となつていて、取り
はずすには、ピンを中空部に押し込んで、このく
の字形膨出部を一直線に弾性変形させるものであ
る。
〈本考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、このような従来の留め具では、
単にくの字形膨出部の穴縁部への接触によつての
み抜け止めされた状態であり、しかも、このくの
字形膨出部は「くの字」と「一直線」との間を弾
性変形するものであるため、高速走行時に激しい
振動を伴なう自動車の前記手動操作用の穴に用い
る場合には、振動によつてくの字部分が弾性変形
して穴から抜けてしまうという問題点がある。
また、穴から抜くには、ピンを押し込んでくの
字形を一直線状に弾性変形させるものであるか
ら、ピンを押し込んでも、弾性によつて元のくの
字に戻ろうとする力が働くため、抜きにくく、し
かもピンを押す方向と抜く方向が逆であるため、
抜く作業がやりずらく、穴の反対側で一直線状に
変形した部分を手で元に復元しないように押えな
ければ抜くのが困難であり、このため、穴の片側
からしか操作できない前記自動車の穴の場合に
は、利用が困難という問題点がある。
本考案はこのような問題点を解決し、激しい振
動を受けても抜けることが全くなく、また抜く作
業も片側から簡単にできるようにした留め具を提
供することを目的としている。
〈前記問題点を解決するための手段〉 前記問題点を解決するために本考案の留め具で
は、 板体の取付穴を覆うように形成され、中央にガ
イド穴13aを有するフランジ12と、 前記フランジ12のガイド穴13aに沿つてフ
ランジ裏面12aから突設された内筒部13と、 前記内筒部13の外側において前記フランジ裏
面12aから突設され、スリツト15a,15a
によつて分割されると共に、フランジ裏面12a
側に設けた切欠き15b,15bとスリツト15
a,15aとによつて形成された弾性部17,1
7を有する外筒部16,16と、 前記弾性部17,17の外壁から外方に向つて
突設された、取付穴に逆止的に係合するための係
止突起18,18と、 前記弾性部17,17の内壁から内方に向つて
突設され、前記内筒部13よりさらに内方におい
て板部19a,19aがL字状に屈曲されたL字
板19,19と、 前記板部19a,19aの弾性部17,17に
対向する面から、弾性部17,17側に向つて突
設された当接突起20,20と を有する本体11と、 前記本体11のガイド穴13a及び内筒部13
に軸方向摺動可能に且つ回転不能に挿入される筒
体33と、 前記筒体33の挿入先端側の内壁に設けられ、
前記本体11の当接突起20,20に当接する
と、前記本体11の弾性部17,17を内方への
弾性変形を不能状態とする第1の段部36a,3
6aと、 前記筒体33の挿入後端側の内壁に設けられ、
前記当接突起20,20に当接すると、前記本体
11の弾性部17,17を内方へ弾性変形した状
態とする第2の段部37a,37aと、 前記第1の段部36a,36aと前記第2の段
部37a,37a間において前記筒体33の内壁
に設けられたテーパー部39,39と を有する操作部材30と を備えている。
〈作用〉 このようにしたため本考案の留め具では、穴に
留め付けた状態では、操作部材30の第1の段部
36aと、本体11の当接突起20との当接によ
つて本体11の弾性部17は内方変形不能状態と
なるため、振動などによつても抜けることがな
く、また操作部材30を押し込むとテーパー部3
9に当接突起20が当接して、次第に弾性部17
は内方へ変形し、第2の段部37aとの当接によ
つて弾性部17が内方変形状態に維持されるか
ら、フランジ12側から簡単に取りはずせる。
〈本考案の一実施例〉 (第1〜4図b) 以下、図面に基づいて、本考案の一実施例を説
明する。
第1図〜第4図bは、本考案の一実施例を示す
図であり、第1図は、この留め具10の本体11
と、操作部材30を分解した図を示し、第2図a
及びbは、本体11の底面図及びその−′断
面図を示している。第3図a及びbは、操作部材
30の拡大側面図及び拡大底面図を示しており、
第4図a及び第4図bは、本体11に操作部材3
0が挿着された状態の底面図及びその−′断
面図を示している。
これらの図において、本体11には、円形状の
フランジ12が設けられており、このフランジ1
2の中央には、円形のガイド穴13aを有し、後
述する操作部材30が挿着されるための円筒状に
形成された内筒部13が、フランジ12の下面1
2a側より下方(第1図及び第2図bにおいて)
に向つて突設されている。
内筒部13の底部は開口されており、その下端
部には、内筒部13の内側方向に突設されたガイ
ド片14,14が、ガイド部13の中心軸に対し
て対称に形成されている。
ガイド片14,14には、その上下方向に切欠
かれたほぼ矩形のガイド溝14a,14aが設け
られている。
また、内筒部13が突設されたフランジ12の
下面には、内筒部13と同心で、より大径の円筒
状に形成され、スリツト15,15によつて分割
された2つの対称な外筒部16,16が下方に突
設されている。
この外筒部16,16の底部は開口されてお
り、その下端からフランジ12の下面12aまで
の距離は、内筒部13部の下端からフランジ下面
12aまでの距離より長く設定されている。
また、外筒部16,16には、上半部が、その
外周に沿つて、それぞれスリツト15,15で分
割された一方の端部17a,17aまで切欠かれ
た弾性部17,17が設けられている。この弾性
部17,17は、上部が切欠かれたことにより、
フランジ12の下面12aから開放されているた
め、内側及び外側方向への押圧に対する弾性を有
している。
弾性部17,17の外周壁には、上方に向つて
その高さが漸増する断面3角形状に形成された係
止爪18,18が、それぞれ外側方向に対称に突
設されており、また、内周壁には、L字状に形成
されたL字板19,19が、それぞれ内側方向に
突設されている。
L字板19,19の屈曲した板部19aの上端
には、下方に向つてその幅が漸増する当接突起2
0,20が設けられている。
なお、第2図a及びbの21,21は、内筒部
13の外周壁とフランジ12の下面12aとの間
に設けられた補強用のリブであり、また、第2図
aの22,22,22,22は、内筒部13の外
周と外筒部16,16の内周壁との間に設けられ
た補強用のリブである。
操作部材30は、第1図、第3図a及びbに示
されるように、中空の略円筒状に形成されてお
り、その外形は、本体11の内筒部13の内径よ
り僅かに小さく設定されている。
操作部材30の頭部31は、円形状に形成さ
れ、この頭部31の下面側から、頭部31の中心
軸について対称に形成された1対の押圧脚32,
32が対向して下方に突設されている。
押圧脚32,32には、頭部31と同一径で形
成された筒部33,33と、筒部33,33の一
方の端部33a,33aから僅かに内側方向に向
つて、互いに平行に形成された平面部34,34
が設けられている。
平面部34,34には、断面矩形のガイドリブ
35,35がその側端に沿つて頭部31から下方
に向つて突設されている。
また、第3図aに示すように、筒部33,33
の内壁には、下方から高さが漸増して、上端位置
に第1の段部36a,36aが設けられた第1の
突出部36,36が、それぞれ内側方向に突設さ
れている。
第1の突設部36,36の上方には、テーパー
部39,39によつて第1の段部36a,36a
と連続し、上方に向つて高さが漸増して、上半部
に第2の段部37a,37aが設けられた第2の
突出部37,37が、それぞれ内側方向に突設さ
れている。
なお、筒部33,33の外周面から第1の段部
36a,36aまでの距離lは、筒部33,33
の肉厚とほぼ等しく形成されており、筒部33,
33の内壁から第2の段部37a,37aまでの
距離Lは、本体11の弾性部17,17に設けら
れた係止爪18,18の外側方向への突出長より
僅かに長く設定されている。
押圧脚32,32の下端部は、第3図bに示す
ように、クランク状に形成された底部38によつ
て連結されている。
また、第4図a及びbに示されるように、操作
部材30は、そのガイドリブ35,35を本体1
1の内筒部13に設けられたガイド溝14a,1
4aに係合しつつ、下方に押圧挿入され、本体1
1のL字板19,19の当接突起20,20が、
操作部材30に設けられた第1の突出部36,3
6を乗り越え、第1の段部36a,36aに係合
することによつて、その頭部31とフランジ12
が段差のない状態で挿着されている。
なお、この留め具10のフランジ12の外径
は、この留め具10を取付けるべき板体の取付穴
より大きく、外筒部16,16の外径も取付け板
40の取付穴41より僅かに小さく、また、フラ
ンジ12の下面12aから係止爪18,18上端
までの距離は、この板体の板厚より僅かに大きく
なるように各寸法がそれぞれ設定されている。
〈上記実施例の動作〉 (第5〜6図) 次に上記構成の留め具10の動作を図面に基づ
いて説明する。
取付け板40に設けられた円形の取付穴41に
係止部16,16をあてがつて押圧挿入された留
め具10は、第5図に示すように、取付穴41の
周縁部41aによつて、係止爪18,18が内側
に押圧され、弾性部17,17が内側方向に撓み
つつ、下方に移動して、係止爪18,18が取付
穴41を通過すると、弾性部17,17の弾性力
によつて係止爪18,18が外側方向に戻り、こ
の結果、取付け板40の取付穴41aにこの留め
具10が係止される。
なお、この取付けの際、L字板19,19が内
側に移動するため、当接突起20,20と第1の
段部36a,36aとの係止がはずれて、操作部
材30が本体11に対して僅かに下方に移動する
が、留め具10が取付穴41に係止されるとL字
板19,19が外側方向に戻るため、操作部材3
0が上方の元の位置に戻る。
この留め具10を取付け板40の取付穴41か
ら取りはずす場合、第6図に示すように操作部材
30をその頭部31から下方に押圧すると、第1
の段部36a,36aに係止されていた本体11
の当接突起20,20が、テーパー部39,39
による操作部材30の第2の突出部37,37の
下方への移動にともなつて、内側方向に徐々に押
圧されて移動し、第2の段部37a,37aに係
止する。
このとき、当接突起20,20の内側方向への
移動にともなつて、本体11の弾性部17,17
も内側方向に第2の段部37a,37aの高さ距
離Lだけ移動する。
従つて、弾性部17,17の外側に設けられた
係止爪18,18は、外筒部16,16の内側に
完全に引込まれるため、取付け板40の取付穴4
1に対するこの留め具10の係止が解除され、フ
ランジ12側から簡単に留め具10を引抜くこと
ができる。
なお、引抜かれた留め具10は、押圧操作され
て下方に突出した操作部材30の底部38を上方
に押圧することによつて、当接突起20,20
は、段部37a,37aとの係止を解除され、第
1の段部36a,36aに係止されて、元の状態
に戻り、再び取付け板40の取付穴41に取付け
ることができる。
〈本考案の効果〉 本考案の留め具は、以上の説明のように構成さ
れているので、激しい振動などを受けても抜ける
ことが全くなく、しかも抜く場合には操作部材を
押し込むだけで簡単に抜くことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の分解斜視図、第
2図a及びbは、本体の底面図及びその−′
断面図である。第3図a及びbは、操作部材の側
面図及び底面図である。第4図a及びbは、一実
施例の底面図及びその−′断面図である。第
5図及び第6図は一実施例の動作を示す断面図で
ある。 10……留め具、11……本体、12……フラ
ンジ、13……内筒部、15……スリツト、16
……外筒部、17……弾性部、18……係止爪、
19……L字板、20……当接突起、30……操
作部材、31……頭部、35……ガイドリブ、3
6……第1の突出部、36a……第1の段部、3
7……第2の突出部、37a……第2の段部、4
0……取付け板、41……取付穴。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 板体の取付穴を覆うように形成され、中央にガ
    イド穴13aを有するフランジと、 前記フランジ12のガイド穴13aに沿つてフ
    ランジ裏面12aから突設された内筒部13と、 前記内筒部13の外側において前記フランジ裏
    面12aから突設され、スリツト15a,15a
    によつて分割されると共に、フランジ裏面12a
    側に設けた切欠き15b,15bとスリツト15
    a,15aとによつて形成された弾性部17,1
    7を有する外筒部16,16と、 前記弾性部17,17の外壁から外方に向つて
    突設された、取付穴に逆止的に係合するための係
    止突起18,18と、 前記弾性部17,17の内壁から内方に向つて
    突設され、前記内筒部13よりさらに内方におい
    て板部19a,19aがL字状に屈曲されたL字
    板19,19と、 前記板部19a,19aの弾性部17,17に
    対向する面から、弾性部17,17側に向つて突
    設された当接突起20,20と を有する本体11と、 前記本体11のガイド穴13a及び内筒部13
    に軸方向摺動可能に且つ回転不能に挿入される筒
    体33と、 前記筒体33の挿入先端側の内壁に設けられ、
    前記本体11の当接突起20,20に当接する
    と、前記本体11の弾性部17,17を内方への
    弾性変形を不能状態とする第1の段部36a,3
    6aと、 前記筒体33の挿入後端側の内壁に設けられ、
    前記当接突起20,20に当接すると、前記本体
    11の弾性部17,17を内方へ弾性変形した状
    態とする第2の段部37a,37aと、 前記第1の段部36a,36aと前記第2の段
    部37a,37a間において前記筒体33の内壁
    に設けられたテーパー部39,39と を有する操作部材30と から成る留め具。
JP1986163469U 1986-10-24 1986-10-24 Expired JPH021525Y2 (ja)

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JPS6368505U JPS6368505U (ja) 1988-05-09
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JPS5934105B2 (ja) * 1978-12-19 1984-08-20 三菱電機株式会社 投餌装置

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JPS5934105U (ja) * 1982-08-30 1984-03-02 三菱自動車工業株式会社 クリツプ

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