JP5416389B2 - 基板ケース及び遊技機 - Google Patents

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Description

この発明は、基板を内装するための基板ケース及びこの基板ケースを用いた遊技機に関するものである。
遊技ホールの遊技機として、例えばスロットマシンあるいはパチンコ機がある。スロットマシンの場合を例にとれば、これは、遊技者が回転する回転リールの操作を行うものであって、3個のリールを回転させた後、停止させた時のリールに表示された図柄の所要の組合わせの成否を楽しむゲーム機である。
このスロットマシンの筐体の内部には、スロットマシンの遊技を制御するための制御装置が内蔵されてあり、この制御装置は、基板上に配設されたCPU、ROM、RAMをはじめとする電子機器により形成されている。そして、この種の遊技機は、所定の法的規制を受け、所轄官庁等による検査の対象となる。その際、プログラムを記憶したROMが不正に交換されていないかどうかも検査される。この制御用の基板を収納する基板ケースは、そのような不正操作行為が行われないように、ケースの一部を破壊しなければ基板に触れることができないような構造や、各種の封印が施されている。
例えば、基板ケースとして、カシメ片により上下のケースをかしめて開かないようにするものが知られている(例えば、特許文献1。)。
また、基板の外周をねじによって封印し、封印部分を破壊しないと基板ケースが開かないようにし、また、封印部分を複数個設けて、複数回、再利用することができるようにしたものが知られている(例えば、特許文献2。)。
実開平05−18217号公報 特許第3261084号公報
しかし、上記した従来の基板ケースでは、封印を目指すあまり、基板ケースの一部を破壊しなければ、基板に触れることができないようにしたため、基板ケースの再利用を何回もすることができないといった問題点があった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1) すなわち、請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、封印解除時に破壊される部品をカシメピン又はカバーだけにすることができて、ケース本体と蓋とを元の状態のままで再利用することができるようにした基板ケースを提供しようとするものである。
(請求項2) 請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項2記載の発明は、ケース本体と蓋とをより強固に固定することができるようにした基板ケースを提供しようとするものである。
(請求項) 請求項記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項記載の発明は、基板ケースの周囲の構造部材への固定と、ケース本体及び蓋との固定とを、固定具によって、完成させることができて、固定作業の工程数が減って便利な基板ケースを提供しようとするものである。
(請求項) 請求項記載の発明は、上記した請求項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項記載の発明は、ダイヤルを回すことにより、蓋、ケース本体及び主基板ベースの3者の固定を簡単に完成させることができるようにした基板ケースを提供しようとするものである。
(請求項5) 請求項5記載の発明は、上記した請求項4に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。すなわち、請求項5記載の発明は、不整合状態を維持することができて、蓋、ケース本体及び主基板ベースが固定状態となるようにした基板ケースを提供しようとするものである。
(請求項6) 請求項6記載の発明は、次の点を目的とする。すなわち、請求項6記載の発明は、不正行為(ゴト行為)の発見を容易なものとすることができるとともに、製造コストを低減させることができるようにした遊技機を提供しようとするものである。
(請求項1)
(特徴点) 請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、基板(200)を内装するための開口部(132)を有するケース本体(130)と、前記ケース本体(130)の前記開口部(132)を覆う蓋(140)と、前記ケース本体(130)及び前記蓋(140)を固定するための固定具(150)と、前記固定具(150)での固定を解除できないようにするために前記固定具(150)を覆うカバー(170)とを備えた基板ケース(120)であって、棒状の部分を有するカシメピン(182)と、前記カバー(170)に設けられて前記カシメピン(182)を挿入可能なピン挿入部(171)と、前記蓋(140)、前記ケース本体(130)又は前記固定具(150)に設けられて前記カシメピン(182)を挿入可能なカシメピン挿入穴(148)とを備え、前記カシメピン(182)は、前記ピン挿入部(171)を介して前記カシメピン挿入穴(148)に一旦挿入されると前記カバー(170)又は前記カシメピン(182)を破壊しない限り、前記カバー(170)の前記固定具(150)への被覆状態が解除されずに前記固定具(150)の固定が解除されないようにしたことを特徴とする。
(作用) 本発明は、固定具(150)によって、ケース本体(130)と蓋(140)とが固定されている。そして、この固定具(150)は、カバー(170)で覆われている。このカバー(170)と、前記蓋(140)、前記ケース本体(130)又は前記固定具(150)とには、棒状のカシメピン(182)と、カバー(170)に設けられてカシメピン(182)を挿入可能なピン挿入部(171)と、蓋(140)、ケース本体(130)又は固定具(150)に設けられてカシメピン(182)を挿入可能なカシメピン挿入穴(148)とを備えている。カシメピン(182)は、ピン挿入部(171)及びカシメピン挿入穴(148)に一旦挿入されるとカバー(170)又はカシメピン(182)を破壊しない限り、カバー(170)の固定具(150)への被覆状態が解除されずに固定具(150)の固定が解除されないように形成されている。このため、カシメピン(182)又はカバー(170)が破壊されない限り、固定具(150)の固定は解除されず、ケース本体(130)と蓋(140)との固定が担保される。したがって、カシメピン(182)及びカバー(170)が破壊されていなければ、ケース本体(130)と蓋(140)とは、固定されている状態が維持されていることを示すことになる。これにより、基板(200)へ外部からの何らかの操作がされていないことを保証することが可能となる。すなわちケース本体(130)及び蓋(140)が封印されている状態となる。
そして、この封印状態を解除するためには、カシメピン(182)又はカバー(170)を破壊しなければならないこれにより、ケース本体(130)と蓋(140)とを、完全な元の状態のままで再利用することができる。
(請求項2)
(特徴点) 請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記固定具(150)は、前記ケース本体(130)と前記蓋(140)とを貫通するように固定することを特徴とする。
(作用) 本発明は、固定具(150)が、ケース本体(130)と蓋(140)とを貫通している。これにより、固定具(150)は、両者を貫通した状態で固定していることになり、両者を、より強固に固定することができる。
(請求項
(特徴点) 請求項記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記基板ケース(120)は、前記固定具(150)によって、周囲の構造部材である主基板ベース(190)に固定可能に形成され、前記固定具(150)は、前記ケース本体(130)と、前記蓋(140)と、前記主基板ベース(190)とを固定することを特徴とする。
(作用) 本発明は、固定具(150)によって、ケース本体(130)と蓋(140)とが、周囲の構造部材である主基板ベース(190)に固定されている。これにより、基板ケース(120)を、周囲の構造部材に固定することができる。しかも、固定具(150)は、ケース本体(130)と蓋(140)と主基板ベース(190)とを固定している。これにより、基板ケース(120)の周囲の構造部材への固定と、ケース本体(130)及び蓋(140)との固定とを、固定具(150)によって、完成させることができ、それぞれ別個のもので固定するようなものと比較して、固定作業の工程数が減って便利である。
(請求項
(特徴点) 請求項記載の発明は、上記した請求項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記固定具(150)は、前記蓋(140)の外部に設けられたダイヤル(151)と、このダイヤル(151)に固定され前記蓋(140)及び前記ケース本体(130)を貫通して前記主基板ベース(190)に至る軸部(160)とを備え、この軸部(160)には、外方に突出する鍵部(161)が設けられ、前記ケース本体(130)及び前記主基板ベース(190)には、前記鍵部(161)が進退可能な鍵穴部(210)が設けられ、前記ケース本体(130)と前記蓋(140)とを前記固定具(150)によって前記主基板ベース(190)に固定する際には、前記ダイヤル(151)を回転させ前記軸部(160)の前記鍵部(161)が前記ケース本体(130)及び前記主基板ベース(190)の前記鍵穴部(210)に位置する整合状態にして差し込んだ後、前記ダイヤル(151)を回転させ、前記軸部(160)の前記鍵部(161)が前記ケース本体(130)及び前記主基板ベース(190)の前記鍵穴部(210)から引き抜かれないような不整合状態にして固定し、且つ前記軸部(160)の前記鍵部(161)が前記ケース本体(130)及び前記主基板ベース(190)の前記鍵穴部(210)から引き抜かれないような不整合状態時に、その不整合状態を維持する状態維持部(220)が設けられていることを特徴とする。
(作用) 固定具(150)によって、蓋(140)とケース本体(130)とを主基板ベース(190)に固定する手順は、以下のようになる。
先ず、ダイヤル(151)に固定されている軸部(160)の鍵部(161)が、ケース本体(130)及び主基板ベース(190)の鍵穴部(210)に位置するように、ダイヤル(151)の回転位置を調整する。
次に、軸部(160)の鍵部(161)が、ケース本体(130)及び主基板ベース(190)の鍵穴部(210)に差し込み可能となる整合状態の位置において、鍵部(161)を鍵穴部(210)に差し込む。
次に、ダイヤル(151)を回転させて、軸部(160)の鍵部(161)が、ケース本体(130)及び主基板ベース(190)の鍵穴部(210)から引き抜かれないような不整合状態にする。
そして、軸部(160)の鍵部(161)がケース本体(130)及び主基板ベース(190)の鍵穴部(210)から引き抜かれないような不整合状態時、状態維持部(220)により、その不整合状態を維持する。これにより、軸部(160)の鍵部(161)は、ケース本体(130)及び主基板ベース(190)の鍵穴部(210)から抜き出すことができない状態が維持され、ケース本体(130)及び主基板ベース(190)は、軸部(160)により、固定される。
そして、この軸部(160)は、ダイヤル(151)に固定され、蓋(140)及びケース本体(130)を貫通して、主基板ベース(190)に至っているため、結果として、ダイヤル(151)及び軸部(160)を有する固定具(150)によって、蓋(140)、ケース本体(130)及び主基板ベース(190)は、固定状態が維持される。
このように、ダイヤル(151)を回して、軸部(160)の鍵部(161)が、ケース本体(130)及び主基板ベース(190)の鍵穴部(210)に合うような整合状態にして差し込むことができる。そして、更に、ダイヤル(151)を回すことにより、鍵部(161)及び鍵穴部(210)が不整合状態となり、状態維持部(220)がその状態を維持することにより、蓋(140)、ケース本体(130)及び主基板ベース(190)を固定することができる。このように、3者の固定を、ダイヤル(151)を回すことにより、簡単に完成させることができる。
(請求項5)
(特徴点) 請求項5記載の発明は、上記した請求項4に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。すなわち、前記状態維持部(220)は、前記ダイヤル(151)の外周面の一部から外方に向かって突出するダイヤル突起(152)と、前記蓋(140)から外方に向かって突出して、前記ダイヤル突起(152)に当接することにより前記ダイヤル(151)の一方向(具体的には、例えば右回転方向)の回転を規制する一方向回転制限突部(具体的には、例えば右回転制限突部(141))と、前記蓋(140)から外方に向かって突出して、前記ダイヤル突起(152)に当接することにより前記ダイヤル(151)の前記一方向とは逆方向(具体的には、例えば左回転方向)の回転を規制する逆方向回転制限突部(具体的には、例えば左回転制限突部(142))と、基端が前記蓋(140)に軸支されるとともに先端が前記ダイヤル突起(152)の回転移動によって前記ダイヤル突起(152)に当接可能な回転アーム(230)と、前記回転アーム(230)の先端を前記逆方向回転制限突部側に回転させる方向に付勢力を付与するばね(232)と、前記回転アーム(230)の回転範囲を制限するアーム制限突部(143)とを備え、前記ダイヤル(151)を前記整合状態から前記一方向に回転させると、前記ダイヤル突起(152)が前記回転アーム(230)の先端に引っ掛かると共に前記回転アーム(230)の先端を前記ばね(232)の付勢力に抗して前記一方向回転制限突部側に押し込み、さらに、前記ダイヤル(151)を前記一方向に回転させると前記軸部(160)から突出する前記鍵部(161)も回転して前記不整合状態になると共に、前記ダイヤル突起(152)から前記回転アーム(230)の先端の引っ掛かりが外れて、前記ばね(232)の付勢力により前記回転アーム(230)の先端が前記逆方向回転制限突部側に戻り、その不整合状態から前記ダイヤル(151)を前記逆方向に回転させようとしても、前記アーム制限突部(143)により回転範囲が制限された前記回転アーム(230)の先端に前記ダイヤル突起(152)が当接して、前記ダイヤル(151)を元の整合状態に戻すことができずに不整合状態が維持されることを特徴とする。
(作用)
ダイヤル(151)を整合状態から一方向に回転させると、ダイヤル突起(152)が回転アーム(230)の先端に引っ掛かり、ダイヤル突起(152)が回転アーム(230)の先端をばね(232)の付勢力に抗して一方向回転制限突部側に押し込む。
これにより、ダイヤル(151)は、一方向に回転する。ダイヤル(151)は、一方向回転制限突部及び逆方向回転制限突部によって回転可動範囲が限られており、その回転可動範囲内のみで回転することになる。
さらに、ダイヤル(151)を一方向に回転させると軸部(160)から突出する鍵部(161)も回転して不整合状態になって、鍵がかかった状態となる。また、ダイヤル突起(152)から回転アーム(230)の先端の引っ掛かりが外れて、回転アーム(230)に取り付けられたばね(232)の付勢力により回転アーム(230)の先端が逆方向回転制限突部側の元の位置に戻る。
その不整合状態からダイヤル(151)を逆方向に回転させようとしても、アーム制限突部(143)により回転範囲が制限された回転アーム(230)の先端にダイヤル突起(152)が当接することで、それ以上、ダイヤル(151)を元の整合状態に戻すことができない。これにより、不整合状態が維持される。結果として、蓋(140)、ケース本体(130)及び主基板ベース(190)が固定状態となり、3者が固定された状態が維持される。
(請求項6)
(特徴点) 請求項6記載の発明は、次の点を特徴とする。すなわち、複数の図柄(61)を回転表示又は停止表示するための回転リール(40)と、所定の抽選結果に対応した停止制御を前記回転リール(40)に対して行うための制御装置(20)とを備え、遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、遊技状況が予め定められた図柄(61)表示の態様になることにより入賞となるように設定された遊技機において、前記制御装置(20)として、電子機器及び電子回路を実装する基板(200)と、前記基板(200)を内装するための請求項1から5までのいずれか1項に記載の基板ケース(120)とを備えていることを特徴とする。
(作用) 本発明は、カシメピン(182)又はカバー(170)を破壊しない限りカバー(170)の被覆状態が解除されずに、固定具(150)の固定を解除することができないように形成されている。したがって、カシメピン(182)及びカバー(170)の状態を観察するだけで、固定具(150)の固定が解除されているか否か(封印状態が解除されているか否か)を判断することができ、基板ケース(120)の内部が開放されたのか否かを簡単に判断することができる。このため、制御装置(20)の内部の基板(200)の電子機器を不正な電子機器に交換するような不正行為、いわゆるゴト行為の発見を容易なものとすることができる。
また、上述の封印状態を解除するためには、カシメピン(182)又はカバー(170)を破壊すればよいため、封印解除時に破壊される部品を、カシメピン(182)又はカバー(170)にすることができて、ケース本体(130)と蓋(140)とを、完全な状態で再利用することができる。これにより、遊技機の工場出荷時や、遊技ホールへの取り付け設置時や、法令による検査時等の種々の場合に、封印状態を解除しなければならないような場合であっても、ケース本体(130)及び蓋(140)を完全な状態で再利用することができて、また、繰り返し使用が可能となるため、便利であり、製造コストを低減させることができる。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1) 請求項1記載の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわち、請求項1記載の発明によれば、封印解除時に破壊される部品をカシメピン又はカバーだけにすることができて、ケース本体と蓋とを元の状態のままで再利用することができるようにした基板ケースを提供することができる。
(請求項2) 請求項2記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項2記載の発明によれば、ケース本体と蓋とをより強固に固定することができるようにした基板ケースを提供することができる。
(請求項) 請求項記載の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項記載の発明によれば、基板ケースの周囲の構造部材への固定と、ケース本体及び蓋との固定とを、固定具によって、完成させることができて、固定作業の工程数が減って便利な基板ケースを提供することができる。
(請求項) 請求項記載の発明によれば、上記した請求項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項記載の発明によれば、ダイヤルを回すことにより、蓋、ケース本体及び主基板ベースの3者の固定を簡単に完成させることができるようにした基板ケースを提供することができる。
(請求項5) 請求項5記載の発明によれば、上記した請求項4に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。すなわち、請求項5記載の発明によれば、不整合状態を維持することができて、蓋、ケース本体及び主基板ベースが固定状態となるようにした基板ケースを提供することができる。
(請求項6) 請求項6記載の発明によれば、次のような効果を奏する。すなわち、請求項6記載の発明によれば、不正行為(ゴト行為)の発見を容易なものとすることができるとともに、製造コストを低減させることができるようにした遊技機を提供することができる。
(図面の説明)
図1から図13までは、本発明の実施の形態を示すものである。図1は遊技機の外観正面図、図2は基板ケースの外観斜視図、図3は基板ケースの一部分解斜視図、図4は主基板ベースの外観斜視図、図5及び図6はケース本体の外観斜視図、図7〜10は蓋の外観斜視図、図11及び図12はカバーの外観斜視図、図13は4連カシメピンの外観斜視図をそれぞれ示すものである。
(遊技機10)
本実施の形態に係る遊技機10は、図1に示すように、回転リール40を有する、いわゆるスロットマシンである。この遊技機10としてのスロットマシンは、正面に向かって開口する正面開口部を有する四角箱状の筐体11を有する。前記スロットマシンは、前記筐体11の正面開口部を開閉自在に塞ぐ前扉14を有する。前記前扉14は、前記筐体11の正面開口部の向かって左縁側のヒンジ(図示せず)により軸支されている。前記前扉14の中央部から上部には、遊技者側に向かって臨む略四角窓状の表示窓12が形成されている。そして、この表示窓12の略中央には、三個の回転リール40の図柄61、いわゆる停止図柄61を見ることができる図柄表示窓13が形成されている。そして、前扉14の下部には、入賞した場合に、賞品としての遊技媒体である遊技メダルが払い出される払い出し口32が形成されている。そして、この払い出し口32の下方には、払い出し口32から払い出された遊技メダルを貯留するため、上方に向かって開口する皿状の払い出し皿33が形成されている。
前記回転リール40は、遊技機10の正面から向かって左端側に位置する左側回転リール43と、遊技機10の正面から向かって右端側に位置する右側回転リール45と、この左側回転リール43及び右側回転リール45の間に位置する中央回転リール44とからなるものである。そして、遊技機10の前面側には、特に図示しないが、横方向に三本、左右の対角線上の斜め方向に二本の合計五本の入賞ラインが形成されている。そして、この入賞ラインは、投入メダルの枚数に応じて入賞が有効になる入賞有効ラインとなるものである。
遊技機10の内部には、遊技機10の全体の動作を制御するための制御装置20が内蔵されている。
なお、ここで、「前面」や「前方向」や「手前方向」とは、遊技者が、遊技機10の正面側の前に遊技機10の方に顔を向けて座って、或いは、立っているような場合のかかる遊技者から見た場合の奥から手前への方向を意味する。したがって、前方向や手前方向とは、遊技機10の奥から正面へ向かう方向を意味する。
また、「背面」や「後方向」や「奥方向」とは、遊技者が、遊技機10の正面側に遊技機10の方を向いて位置しているような場合のかかる遊技者から見たときの手前から奥への方向を意味する。したがって、後方向とは、遊技機10の正面から奥(後ろ)へ向かう方向を意味する。また、本明細書における「左方向」や「右方向」等の左右方向も、かかる遊技機10の前面の方を向いて位置している者から見た場合の右方向や、左方向を意味する。
(制御装置20)
前記制御装置20は、所定の抽選結果に対応した停止制御を回転リール40に対して行うためのものである。ここで、かかる所定の抽選とは、当選か否かの疑似乱数抽選を行う当選抽選手段によって実施されるものである。この当選抽選手段は、当選乱数を発生させる当選乱数発生手段と、発生させた乱数から所定の契機で乱数を抽出する当選乱数抽出手段と、乱数の当選の有無のデータを予め記憶させている当選判定テーブル記憶手段と、抽出した乱数が、当選しているか否かを判定する当選判定手段とを備えている。
前記制御装置20は、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そして、CPUがROMに記憶されたプログラムを読み込むことで、形成されている。
また、CPUは、遊技用と、演出制御用とに、それぞれ一個ずつ配置されているが、特にこれに限定されるものではなく、一個のCPUで制御しても良く、或いは、二個以上のCPUで制御するようにしても良いものである。また、CPU、ROM、RAM及びI/O等は一体化されてワンチップを構成しても良いものである。
これらの制御装置は、基板200上に配置された電子機器及びそれらを接続する電子回路により構成されているものである。この基板200は、基板ケース120の内部に内臓されている。そして、この基板200を内蔵した基板ケース120は、遊技機10の上部奥に長手方向が左右方向となるように配置して、立設した状態で交換ユニットの枠の左右に渡された金属からなる主基板ベース190に固定されているものである。
前記制御装置20の入力側には、主として制御装置20に信号を送る入力手段が配置され、前記制御装置20の出力側には、主として制御装置20からの信号が送り込まれる出力手段が配置されている。
(入力手段)
前記制御装置20の入力側には、次のパーツが接続されている。
(1)投入スイッチ15
(2)ベットスイッチ16
(3)精算スイッチ17
(4)スタートスイッチ30(変動表示開始手段31)
(5)ストップスイッチ50(変動表示停止手段51)
なお、入力手段としては、上記した(1)から(5)のパーツに限定されるものではない。
(出力手段) 前記制御装置20の出力側には、次のパーツが接続されている。
(1)貯留払い出し手段65
(2)リールユニット60(モータードライバ62及び駆動モーター63)
(3)報知手段66(スピーカー67、報知ランプ69及び表示装置68)
なお、出力手段としては、上記した(1)から(3)までのパーツに限定されるものではない。
(投入スイッチ15)
前記投入スイッチ15は、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、遊技メダルのメダル投入口18から投入された遊技メダルを検知するためのものである。
(ベットスイッチ16)
前記ベットスイッチ16は、回転リール40の下方に位置するスイッチであって、遊技者により予め投入されて遊技機内部に貯留した貯留メダル数を減じてメダル投入に代えるためのものである。
(精算スイッチ17)
前記精算スイッチ17は、回転リール40の斜め下方に位置するスイッチであって、貯留した投入メダルを払い出すためのものである。
(スタートスイッチ30)
前記スタートスイッチ30は、前記図柄表示手段41としての回転リール40の回転停止表示を回転変動表示へ移行させるために遊技者により変動開始操作が可能な変動表示開始手段31である。このスタートスイッチ30は、回転リール40の斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入若しくはベットスイッチ16の投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ、Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、リールユニット60の駆動を開始させるためのものである。
(ストップスイッチ50)
前記ストップスイッチ50は、前記図柄表示手段41の回転変動表示を回転停止表示へ移行させるために遊技者により複数個の前記図柄表示手段41を別個独立に停止操作が可能な変動表示停止手段51であって、リールユニット60の駆動モーターの回転を停止させるためのものである。具体的には、ストップスイッチ50は、各回転リール40に対応した三個のスイッチから構成され、各回転リール40の下方に1個ずつ配置されているものである。遊技者が回転リール40に対応したストップスイッチ50を指で押す又は触れる等の停止操作により、当該対応した回転リール40が回転を停止するように設定されているものである。
(貯留払い出し手段65)
前記貯留払い出し手段65は、いわゆるホッパーユニットであって、投入された遊技メダルを貯留することができるとともに、入賞した場合に、遊技者に向かって所定数の遊技媒体としての遊技メダルを払い出すためのものである。
(リールユニット60(モータードライバ、駆動モーター))
前記リールユニット60は、複数の配列された図柄を回転変動表示又は回転停止表示するための複数個の図柄表示手段41を備えているものである。この図柄表示手段41は、21個の図柄を周囲に均等に配列した筒状の回転リール40を有している。すなわち、リールユニット60には、3個の駆動モーターが、基体としての枠体に固定或いは支持されている。そして、各々の駆動モーターの回転駆動軸には、三個の回転リール40の回転中心軸が固定されている。そして、各回転リール40は、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ42とを備えている。このリールテープ42の外周面には、複数個(21個)の図柄61が表示されている。そして、回転リール40の一部に、突出している突出片状のいわゆるインデックスが形成してある。そして、駆動モーター63による回転を開始した後、前記インデックスを光センサー等により検知してからの回転角度を認識することで、現在位置を特定し、その後、所定角度で停止させることによって、停止制御が行われるものである。
なお、このリールユニット60は、筐体11の正面開口部の上部に、着脱自在に固定されている分離ユニット19の内部に固定されているものである。この分離ユニット19は、全体形状が枠状の枠状部材と、この枠状部材の内部に固定されるリールユニット60と、このリールユニット60内部の回転リール40に対して所定の停止制御を行う制御装置20とを備えているものである。
(報知手段66)
前記報知手段66は、遊技者に当選や入賞等を音や光や映像で報知させるためのものである。具体的には、報知手段66は、筐体11に埋め込まれた左右のスピーカー67と、表示窓12の上部中央に配置された液晶表示装置からなる表示装置68と、表示窓12の周囲縁に配置された5個の報知ランプ69とを備えているものである。そして、この報知手段66は、制御装置20の制御により、当選時や入賞時にスピーカー67から当選音や入賞音を発生させ、報知ランプ69を点灯又は点滅させることにより、また、表示装置68に図柄模様や文字列を点灯表示させることにより、遊技者に当選や入賞等を報知させるためのものである。
(主基板ベース190)
前記主基板ベース190は、遊技機10の上部に配置される分離ユニット19の奥側上部の枠状部材に長手方向が左右方向となるように固定されている金属からなる薄板状のものである。この主基板ベース190は、基板ケース120の周囲の構造部材であって、基板ケース120を、固定具150によって、固定するためのものである。そして、この主基板ベース190には、図2に示すように、その手前側に基板ケース120が固定可能に形成されている。もちろん、主基板ベース190の取り付け位置は、上述したものに限定されることなく、リールユニット60の枠に固定されているものであれば、長手方向が前後方向となるようになっているものでもよい。また、材質は、強固なものであれば、薄板金属に限定されるものではなく、強化プラスチック等の樹脂からなるようなものであってもよいものである。
主基板ベース190の正面から向かって右側には、固定具を取り付けるための固定具やカバー170を取り付けるための固定具取り付け部192を備えている。この固定具取り付け部192には、図4に示すように、後述する固定具150の軸部160の鍵部161を挿入するための鍵穴部210としての主基板ベース鍵穴191が形成されている。この主基板ベース鍵穴191は、主基板ベース190の表裏に貫通する鍵穴状の孔からなるものである。
また、リールユニット60及び基板ケース120を枠状部材に固定した交換ユニットとして形成し、この一体の交換ユニットを、機種変更の際、筐体とは別に交換する分離筐体として使用することもできる。
また、主基板ベース190は、リールユニット60に形成することに限定されるものではなく、筐体11の奥側に直接、固定しても良いものである。
ここで、基板ケース120等の各部品の左右方向や前後方向や、各部品同士の奥方向や手前方向等の位置関係や、左右回転の回転方向等を本明細書中で記載する際、特に方向や位置の基準を示していない場合には、それらの部品を、遊技機10内部に組み込んだ状態での左右方向や前後方向や奥方向や手前方向や右回転や左回転を意味するものとする。例えば、基板ケース120を、主基板ベース190に取り付けた状態での遊技機10の前に遊技機10の正面側に顔を向けている遊技者から見た左右方向や、前後方向や、回転方向を示しているものとして、本明細書を記載する。
(基板ケース120)
前記基板ケース120は、図3に示すように、基板200を内装するための開口部132を有するケース本体130と、ケース本体130の開口部132を覆う蓋140と、ケース本体130及び蓋140を固定するための固定具150と、固定具150での固定を解除できないようにするために固定具150を覆うカバー170とを備えている。
前記基板ケース120は、基板200を内装するための開口部132を有するケース本体130と、蓋140とが固定具150によって固定可能に形成されているものである。この基板ケース120は、主基板ベース190に取り付ける前に、固定具150によってケース本体130と蓋140とを組み合わせた状態でも、固定可能に形成されているものである。すなわち、基板ケース120を、主基板ベース190から取り外した状態であっても、固定具150によって、基板ケース120及び蓋140の固定した状態を維持することが可能なものである。(なお、これは、後述する第1突起162が主基板ベース190の奥側に位置せずに、後述する第2突起163がケース本体130の奥側に位置することによって達成される。)これにより、遊技機10から、基板ケース120を取り外した状態であっても、基板ケース120及び蓋140を固定した状態で移動可能なものである。
また、前記基板ケース120は、基板200を内装するためのケース本体130と蓋140とが固定具150によって主基板ベース190に固定可能に形成されている。すなわち、基板ケース120は、ケース本体130及び蓋140を組み合わせて固定した状態であるとともに、基板ケース120が固定具150によって主基板ベース190に固定されている状態となることが可能なものである。(なお、これは、後述する第1突起162が主基板ベース190の奥側に位置し、且つ、後述する第2突起163がケース本体130の奥側に位置することによって達成されるものである。)
前記基板ケース120は、基板ケース120を主基板ベース190に取り付けた状態での正面から向かって右側に、固定具150を配置可能に形成されている。
前記基板ケース120は、基板ケース120を主基板ベース190に取り付けた状態での正面から向かって左側に、基板200を配置する収納空間を有しているものである。この基板200は、遊技機10の遊技を制御するための制御装置20としての役割を有するものである。
前記基板ケース120は、主基板ベース190に取り付けた状態において、遊技機10の上部の奥側に長手方向を左右方向とするように立設した状態で固定されている。なお、特に図示していないが、主基板ベース190の前面側には、基板200と、遊技機10の内部機器との間を、電気的に接続するためのコネクターが形成されているものである。このコネクターに、遊技機10内部の回転リール40の駆動モータや、貯留払い出し手段65や、電源ユニットからの結線のコネクターが差し込まれて、両者が電気的に接続されるように形成されている。
(ケース本体130)
前記ケース本体130は、主基板ベース190の手前側に前面側からねじ込み可能なねじによって取り付け可能なものである。そして、この基板ケース120は、後述する固定具150によって、主基板ベース190に固定されるように形成されている。なお、ケース本体130は、上述したねじを使用せずに、後述する固定具150だけで、主基板ベース190に固定するように形成してもよいものである。
前記基板ケース120の材質は、透明樹脂から形成されている。前記基板ケース120は、図5に示すように、その全体形状が、直方体状の箱状であって、主基板ベース190に取り付けた状態での手前側の面が開放する開口部132を設けているものである。そして、この基板ケース120を主基板ベース190に取り付けた状態での開口部132の左側に基板200を収納可能なものである。
前記ケース本体130は、前記ケース本体130を主基板ベース190に取り付けた状態での右側端部に固定具150を取り付け可能な四角枠状の固定具収納部121が形成されている。この固定具収納部121は、四角枠状であって、前面側が開口部132によって開放するように形成されている。
前記ケース本体130は、左側端部に基板200を取り付け可能な四角枠状の基板収納部122が形成されている。この基板収納部122は、四角枠状であって、前面側が開口部132によって開放するように形成されている。この固定具収納部121と、基板収納部122との間には、両者を仕切る仕切り板状部材123が形成されてある。
前記ケース本体130の固定具収納部121の背面側には、固定具150の軸部160の鍵部161を挿入するための鍵穴部210としてのケース本体鍵穴131が形成されている。このケース本体鍵穴131は、図6に示すように、ケース本体130の背面側の表裏に貫通する鍵穴状の孔からなるものである。そして、このケース本体鍵穴131と、主基板ベース鍵穴191とは、ケース本体130を主基板ベース鍵穴191に取り付けた状態において、両者が整合するような位置及び形状に形成されている。
(蓋140)
前記蓋140は、図10に示すように、ケース本体130の開口部132を前面側から覆うことができるような蓋状に形成されているものである。前記蓋140は、全体形状が略直方体状の箱形であって、奥側の面が開放した状態となっているものである。この蓋140の材質は、透明樹脂から形成されている。
前記蓋140は、図7に示すように、蓋140をケース本体130に取り付けた状態における右側端部の手前側に、固定具150を収納するための四角枠状の四角枠147が形成されている。この四角枠147の内部に後述するダイヤル151等からなる固定具150を収納配置するものである。
前記蓋140の四角枠147の中央部には、図10に示すように、後述するダイヤル151の軸部160を挿入するための軸部挿入穴149が形成されている。
また、四角枠147の軸部挿入穴149の周囲には、図7に示すように、蓋140の四角枠147の内部から手前側に向かって円柱状に突出する右回転制限突部141、左回転制限突部142、アーム制限突部143、アーム回転軸145が形成されている。なお、これらの説明は、固定具150のところで後述する。
前記蓋140をケース本体130に取り付けた状態において、蓋140の四角枠147の右側には、後述するカシメピン182の矢羽根部186を挿入するためのカシメピン挿入穴148が縦方向に4個、表裏に貫通するように形成されている。
前記蓋140をケース本体130に取り付けた状態において、前記蓋140の四角枠147の左側には、後述するカバー170を回転可能に軸支するための四角枠ヒンジ部240が、縦方向に2個形成されている。この四角枠ヒンジ部240は、円筒状のものを縦に半分に切り取ったような形状からなり横断面形状が略半円状に形成されている。
(固定具150)
前記固定具150は、基板200を内装するためのケース本体130と、蓋140とを固定するためのものである。この固定具150は、基板200を主基板ベース190に取り付ける前に、ケース本体130と蓋140と組み合わせた状態でも、固定可能に形成されているものである。
また、固定具150は、基板200を内装するためのケース本体130と蓋140とを、組み合わせた状態で主基板ベース190に固定することもできるものである。すなわち、固定具150は、ケース本体130と、蓋140と、主基板ベース190とを一体として固定することが可能に形成されている。そして、前記固定具150は、固定具150での固定を解除できないようにするためのカバー170で覆われている。
また、前記固定具150は、図2に示すように、ケース本体130と蓋140とを貫通するように固定している。
なお、固定具150は、ケース本体130と蓋140とを、ケース本体130の側部で固定するように形成しても良いものである。すなわち、ケース本体130及び蓋140の横方向に突出するような側部の部分同士で固定するように形成してもよいものである。これにより、ケース本体130及び蓋140の中央を貫通させる必要がなくなり、基板ケース120の内部に基板200を配置する際に、貫通する軸部160が邪魔になることを回避することができて、基板ケース120の収納容量を増やすことができる。
前記固定具150は、図7及び図10に示すように、蓋140の外部に設けられたダイヤル151と、このダイヤル151に固定されるとともに蓋140及びケース本体130を貫通して主基板ベース190に至る円柱状の軸部160とを備えている。
前記ダイヤル151は、全体形状が、略円板状であって、軸部160を操作するためのつまみである。このダイヤル151は、中央に穴を有し、ねじ153で固定することによって軸部160と一体となるものである。このダイヤル151には、円板状の外周の一部から外方に向かって突出しているダイヤル突起152が形成されている。
この軸部160の先端側(反ダイヤル側、或いは基板ケース120を主基板ベース190に取り付けた状態において奥側)には、図10に示すように、外方に突出する2本の突起からなる鍵部161が設けられている。
この鍵部161の2本の突起は、先端側(反ダイヤル側、或いは基板ケース120を主基板ベース190に取り付けた状態において奥側)に位置する第1突起162と、この第1突起162よりも基端側に位置する第2突起163とから形成されている。この第1突起162と、第2突起163との間の間隔は、主基板ベース190の厚みより、僅かに、大きくなるような寸法形状に形成されている。
この鍵部161は、上述したケース本体130及び主基板ベース190の鍵穴部210(ケース本体鍵穴131及び主基板ベース鍵穴191)に進退可能に形成されている。前記鍵穴部210の寸法形状は、鍵部161の寸法形状よりも僅かに大きく形成されてあり、鍵穴部210の内部に、鍵部161を差し込み可能に形成されている。
ケース本体130と蓋140とを固定具150によって主基板ベース190に固定する際には、ダイヤル151を回転させ軸部160の鍵部161がケース本体130及び主基板ベース190の鍵穴部210に位置するようにして差し込む。鍵穴部210と、鍵部161とは、図8(B)に示すように、所定の回転位置で整合するため、その整合した回転位置で、蓋140と一体となっている軸部160を奥側に差し込むと、ケース本体130及び主基板ベース190の奥側に軸部160の鍵部161を差し込むことができるものである。
この鍵部161は、蓋140と一体となっている軸部160の鍵部161を鍵穴部210の奥側に向かって差し込むと、第1突起162が主基板ベース190の奥側に位置し、第2突起163が、主基板ベース190とケース本体130との間に挟みこまれるような位置となるように形成されている。
そして、軸部160の鍵部161を、鍵穴部210に差し込んだ後、ダイヤル151を回転させ、軸部160の鍵部161がケース本体130及び主基板ベース190の鍵穴部210から引き抜かれないような不整合状態にして固定する。このように、ダイヤル151を回転させると、このダイヤル151に固定されている軸部160、第1突起162及び第2突起163も同様に回転して、第1突起162及び第2突起163の位置が、差し込んだときの整合状態の位置からずれて、図9(B)に示すように、不整合状態の位置となってしまう。かかる不整合状態の位置になると、蓋140と一体となった軸部160を前後方向に移動させようとしても、主基板ベース190の奥側に位置する第1突起162が、主基板ベース190に当接し、手前側への移動を制限し、また、主基板ベース190及びケース本体130の間にある第2突起163が、主基板ベース190又はケース本体130のいずれかに当接して、手前側及び奥側への移動を制限する。結果として、軸部160の鍵部161が、ケース本体130及び主基板ベース190の鍵穴部210から引き抜かれないような不整合状態となって、いわゆる鍵がかかった状態となる。
そして、固定具150には、軸部160の鍵部161がケース本体130及び主基板ベース190の鍵穴部210から引き抜かれないような不整合状態時に、その不整合状態を維持する状態維持部220が設けられている。
(状態維持部220)
前記状態維持部220は、図8(A)及び図9(A)に示すように、ダイヤル151の外周面の一部から外方(半径方向)に向かって突出するダイヤル突起152と、蓋140の正面から手前側に向かって突出して、回転移動するダイヤル突起152に当接することにより、ダイヤル151の回転角度を規制する右回転制限突部141及び左回転制限突部142と、一端が蓋140のアーム回転軸145に軸支されるとともに他端がダイヤル突起152の回転移動によってダイヤル突起152に当接する回転アーム230と、この回転アーム230をアーム回転軸145の回りに回転させる方向に付勢力を付与するばね232と、回転アーム230の回転範囲を規制するアーム制限突部143とを備えている。
前記右回転制限突部141は、ダイヤル151を手前側から向かって右回転方向に回転させた場合に、ダイヤル151の右回転方向の回転を規制するものである。この右回転制限突部141は、蓋140の正面から手前側に向かって突出する円柱状に形成されているものであって、ダイヤル151の回転中心から時計の3時方向に位置している。
前記左回転制限突部142は、ダイヤル151を手前側から向かって左回転方向に回転させた場合に、ダイヤル151の左回転方向の回転を規制するものである。この左回転制限突部142は、蓋140の正面から手前側に向かって突出する円柱状に形成されているものであって、ダイヤル151の回転中心から時計の11時方向に位置している。
前記回転アーム230は、一端が蓋140のアーム回転軸145に軸支されて、このアーム回転軸145の回りに回転可能に形成されている。そして、この回転アーム230の他端は、ダイヤル151の回転によって、ダイヤル突起152に当接する位置まで形成されている。この回転アーム230は、ダイヤル151が元の位置に戻るのを防ぐ役割を果たすものである。この回転アーム230は、ばね232をつけることによって、常に同じ場所に戻るように形成されている。この回転アーム230の他端側(自由端側)には、ばね232の一端を係止するためのアーム側ばね係止部231が形成されている。そして、蓋140の四角枠147の内部には、ばね232の他端を係止するための蓋側ばね係止部144が形成されている。ばね232は、アーム側ばね係止部231と、蓋側ばね係止部144との間に渡されて、回転アーム230を、蓋側ばね係止部144の方に引っ張る方向に付勢している。そして、蓋140の四角枠147の内部には、回転アーム230の回転を規制するための円柱状のアーム制限突部143が、蓋140の正面から手前側に向かって突出している。このアーム制限突部143が形成されているため、図8(A)に示すように、回転アーム230が、それ以上右回転しないように、回転アーム230の右回転を規制するものである。
図8(A)に示すようなダイヤル151の位置で、図8(B)に示すように軸部160の鍵部161と、鍵穴部210とが整合状態となり、蓋140と一体となっているダイヤル151及び軸部160を奥側に押し込むと、軸部160の鍵部161を、鍵穴部210に差し込むことができる。その状態では、鍵部161及び鍵穴部210は整合状態であり、前後方向に抜き差し自由な状態となっている。そして、図8(A)に示すようなダイヤル151位置から、矢印方向にダイヤル151を、正面から向かって右回転方向に回すと、ダイヤル151の上部のダイヤル突起152が、回転アーム230の先端に引っかかり、ダイヤル突起152が回転アーム230の先端を押し込む。これにより、ダイヤル151は、正面から向かって右回転し、同時に、回転アーム230は、アーム回転軸145を回転の中心として、正面から向かって左回転する。なお、ダイヤル151は、蓋140から出ている左回転制限突部142及び右回転制限突部141によって回転可動範囲が限られており、その回転可動範囲内のみで回転することになる。そして、更に、ダイヤル151を正面から向かって右回転方向に回転させていくと、右回転制限突部141にダイヤル突起152が当接して回転が止まる。また、ダイヤル突起152が、右回転制限突部141に当たる途中までにおいて、ダイヤル突起152から、回転アーム230の先端の引っかかりが外れて、回転アーム230に取り付けられたばね232の付勢力によって、回転アーム230が元の位置に戻る。回転アーム230は、アーム制限突部143によって、それ以上、正面から向かって右回転はしないように制限されている状態となる。そして、ダイヤル151を回転させることにより、ダイヤル151に固定されている軸部160も回転し、軸部160先端の鍵部161(第1突起162及び第2突起163)も一緒に回転し、図9(B)に示すような鍵部161と鍵穴部210とが不整合状態となって、鍵がかかった状態となる。
このダイヤル突起152が、回転アーム230の引っかかりを超えると、ダイヤル151を元の位置に戻そうとして、正面から向かって左回転に回転させようとしても、図9(A)に示すように回転が制限されている回転アーム230が邪魔となって、それ以上、ダイヤル151を元に戻すことができず、図9(B)の鍵部161及び鍵穴部210の不整合状態を元の整合状態に戻すことができない。これにより、蓋140、ケース本体130及び主基板ベース190とが固定状態となり、3者が固定された状態を維持することになる。
図9に示す状態から固定状態を元に戻すには、手で、回転アーム230をばね232の付勢力に抗して正面から向かって左回転させ、ダイヤル151のダイヤル突起152と、回転アーム230とが当選しない状態まで強制的に、回転アーム230を左回転方向に回転移動させなければならない。そして、その状態において、ダイヤル151を正面から向かって左回転させ、図8(A)に示すような元の位置に戻すことができる。そして、その状態では、鍵部161及び鍵穴部210の位置関係も、図8(B)に示すような整合状態となっているため、鍵部161を鍵穴部210から引き抜くことができ、蓋140、ケース本体130及び主基板ベース190の3者の固定状態を解消させることができる。
(カバー170)
前記カバー170は、固定具150での固定を解除できないようにするために固定具150を覆うためのものである。このカバー170は、図12に示すように、蓋140の正面側の四角枠147を手前側から覆うことができるような略直方体状であって奥側が開口する蓋状に形成されている。このカバー170の正面から向かって左側には、図11に示すように、四角枠147の四角枠ヒンジ部240に回転可能に軸支されるカバーヒンジ部172が縦方向に2個形成されている。このカバーヒンジ部172は、長方形状の表裏に貫通している穴であって、四角枠ヒンジ部240の断面半円状の形状のものが、差し込み可能に形成されているものである。
前記カバー170と、蓋140との間には、破壊しない限りカバー170の被覆状態が解除されずに、固定具150の固定を解除できないようにするためのカシメ部180が形成されている。このカシメ部180は、カバー170の正面から向かって右側に配置されている4個のピン挿入部171(図11、12)と、このピン挿入部171に挿入可能な4連カシメピン181(図13)と、この4連カシメピン181の一部を差し込み可能な蓋140上の4個のカシメピン挿入穴148(図8、9)とを備えている。
前記ピン挿入部171は、図11に示すように、カバー170の正面から向かって右側の側部に一体となって形成されているものであって、円筒状の一部が切り欠かかれた状態ものが、4個、一体となって形成されているものである。なお、この円筒状の一部が切り欠かれたものは、接続部173によって、それぞれカバー170の本体に接続されている。
前記4連カシメピン181は、図13に示すように、前記ピン挿入部171の円筒状の部分に差し込み可能なものであって、同一形状のカシメピン182が4個、隣接するカシメピン182同士を連結する連結部183によって一体となっているものである。
前記カシメピン182は、円環状の円環部184と、この円環部184の中心から円環部184の中心軸方向に延びる棒状の差し込み軸部185と、この差し込み軸部185の自由先端側に位置して、全体形状が矢羽根状の矢羽根部186とからなるものである。この4連カシメピン181は、材質が弾性変形可能な樹脂から形成されている。また、この4連カシメピン181は、はさみやナイフ等によって切断可能に形成されているものである。
前記カシメピン挿入穴148は、図8及び図9に示すように、蓋140の四角枠147の正面から向かって右側に縦方向に一列にならんだ4個の表裏に貫通する穴である。このカシメピン挿入穴148に、カシメピン182の矢羽根部186を挿入すると、挿入する際には、矢羽根部186が弾性変形して簡単にカシメピン挿入穴148の内部に挿入することができるが、一旦、挿入してしまうと、矢羽根部186が弾性変形により元の状態に開いてしまい、破壊しない限り元の状態のままで引き抜くことはできないように形成されている。また、四角枠ヒンジ部240とカバーヒンジ部172とを組み合わせた状態で、カシメピン182をピン挿入部171に挿入して、矢羽根部186をカシメピン挿入穴148に差し込むと、四角枠ヒンジ部240とカバーヒンジ部172とは、四角枠ヒンジ部240の断面半円状の部分が外方に向かって延びているため、両者を取り外すことはできないように形成されている。したがって、一旦、そのようにカバー170をカシメピン182で固定状態にすると、カシメピン182等を破壊しないかぎり、カバー170を開くことはできない状態となる。
結果として、この固定状態を解除する場合には、カシメピン182を切断し、カバー170を開き、回転アーム230を指でばね232に抗して回しながら、ダイヤル151のダイヤル突起152が、回転アーム230に引っかからないようにしてから、ダイヤル151を元の状態に回転させて戻せば、鍵部161が鍵穴部210から引き抜くことができるような固定状態の解除となるものである。基板200の検査のときには、上記手順を繰り返して、行うことになる。
(作用)
本実施の形態は、固定具150によって、ケース本体130と蓋140とが固定されている。そして、この固定具150は、カバー170で覆われ、このカバー170と、蓋140との間には、カシメ部180を備えている。このカシメ部180を、破壊しない限り、固定具150の固定を解除できない。このため、カシメ部180が破壊されない限り、固定具150の固定は解除されず、ケース本体130と蓋140との固定が担保される。したがって、カシメ部180が破壊されていなければ、ケース本体130と蓋140とは、固定されている状態が維持されていることを示すことになる。これにより、基板200へ外部からの何らかの操作がされていないことを保証することが可能となる。すなわち、このカバー170及びカシメ部180により、ケース本体130及び蓋140が封印されている状態となる。
そして、この封印状態を解除するためには、カシメ部180を破壊しなければならない。その際、封印解除時に破壊される部品を、カシメ部180のカバー170側にすることができて、ケース本体130と蓋140とを、完全な元の状態のままで再利用することができる。具体的には、カシメ部180のうち、カバー170のピン挿入部171の接続部173等を切断又は破壊することにより、或いは、4連カシメピン181のカシメピン182の差し込み軸部185等を切断又は破壊することにより、ケース本体130と蓋140とは、全く無傷のまま、完全な元の状態で、再利用することができる。
そして、本実施の形態では、固定具150の軸部160が、ケース本体130と蓋140とを貫通している。これにより、固定具150は、両者を貫通した状態で固定していることになり、両者を、より強固に固定することができる。
そして、本実施の形態は、固定具150によって、ケース本体130と蓋140とが、基板ケース120の周囲の構造部材であるリールユニット60の左右枠間に渡された主基板ベース190に固定されている。これにより、基板ケース120を、周囲の構造部材であるリールユニット60に固定することができる。しかも、固定具150は、ケース本体130と蓋140と主基板ベース190とを固定している。これにより、基板ケース120の周囲の構造部材への固定と、ケース本体130及び蓋140との固定とを、固定具150によって、完成させることができ、それぞれ別個のもので固定するようなものと比較して、固定作業の工程数が減って便利である。
本実施の形態において、固定具150によって、蓋140とケース本体130とを主基板ベース190に固定する場合は、以下のようになる。
先ず、ダイヤル151に固定されている軸部160の鍵部161が、ケース本体130及び主基板ベース190の鍵穴部210に整合状態となるように、ダイヤル151を回転調整する。
次に、図8(B)に示すように、軸部160の鍵部161が、ケース本体130及び主基板ベース190の鍵穴部210に差し込み可能となる位置において、蓋140と一体となっている鍵部161を鍵穴部210に差し込む。
次に、ダイヤル151を正面から向かって右回転させて、図9(B)に示すように、軸部160の鍵部161が、ケース本体130及び主基板ベース190の鍵穴部210から引き抜かれないような不整合状態にする。
そして、軸部160の鍵部161がケース本体130及び主基板ベース190の鍵穴部210から引き抜かれないような不整合状態時、回転アーム230等からなる状態維持部220により、その不整合状態を維持する。これにより、軸部160の鍵部161は、ケース本体130及び主基板ベース190の鍵穴部210から抜き出すことができない状態が維持され、ケース本体130及び主基板ベース190は、軸部160により、固定される。
そして、この軸部160は、ダイヤル151に固定され、蓋140及びケース本体130を貫通して、主基板ベース190に至っているため、結果として、ダイヤル151及び軸部160を有する固定具150によって、蓋140、ケース本体130及び主基板ベース190は、固定状態が維持される。
上述したように、ダイヤル151を回して、軸部160の鍵部161が、ケース本体130及び主基板ベース190の鍵穴部210に合うような整合状態(図8(B))にして差し込むことができる。そして、更に、ダイヤル151を回すことにより、鍵部161及び鍵穴部210が不整合状態(図9(B))となり、状態維持部220がその状態を維持することにより、蓋140、ケース本体130及び主基板ベース190を固定することができる。このように、3者の固定を、ダイヤル151を回すことにより、簡単に完成させることができる。
本実施の形態からなる遊技機10としてのスロットマシンの基板ケース120は、カシメ部180を破壊しない限りカバー170の被覆状態が解除されずに、固定具150の固定を解除することができないように形成されている。したがって、カシメ部180の状態を観察するだけで、固定具150の固定が解除されているか否か(基板200の封印状態が解除されているか否か)を判断することができ、基板ケース120の内部が開放されたのか否かを簡単に判断することができる。このため、制御装置20の内部の基板200の電子機器を不正な電子機器に交換するような不正行為、いわゆるゴト行為の発見を容易なものとすることができる。
また、上述の封印状態を解除するためには、カシメ部180を破壊すればよいため、封印解除時に破壊される部品を、カシメ部180にすることができて、ケース本体130と蓋140とを、完全な状態で再利用することができる。これにより、遊技機の工場出荷時や、遊技ホールへの取り付け設置時や、法令による検査時等の種々の場合に、封印状態を解除しなければならないような場合であっても、ケース本体130及び蓋140を完全な状態で再利用することができて、また、繰り返し使用が可能となるため、便利であり、製造コストを低減させることができる。
上述した実施の形態では、遊技機として、遊技メダルを使用するスロットマシン10の場合を説明したが、上述した基板ケース120は、遊技球を使用するパチンコ機の制御装置としての基板200を内装する基板ケース120に使用することもできる。
上述した実施の形態では、カシメ部180は、カバー170と、蓋140との間に形成されているが、特にこれに限定されることはなく、カシメ部180は、カバー170と、ケース本体130との間に形成してもよい。具体的には、本実施の形態では、蓋140に形成されているカシメピン挿入穴148を、ケース本体130に形成することで、カシメ部180を、カバー170と、ケース本体130との間に形成することができる。
また、カシメ部180は、カバー170と、固定具150との間に形成してもよいものである。具体的には、本実施の形態では、蓋140に形成されているカシメピン挿入穴148を、固定具150の一部に形成することで、カシメ部180を、カバー170と、固定具150との間に形成することができる。
本発明の実施の形態であって、遊技機を示す外観正面図である。 本発明の実施の形態であって、基板ケースを示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、基板ケースを示す一部分解斜視図である。 本発明の実施の形態であって、主基板ベースを示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、遊技機内部に取り付けたときのケース本体の正面側を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、遊技機内部に取り付けたときのケース本体の裏面側を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、遊技機内部に取り付けたときの蓋の正面側を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、(A)は遊技機内部に取り付けたときの蓋の正面側を示す外観斜視図、(B)は鍵部及び鍵穴部の整合状態を示す外観裏面図である。 本発明の実施の形態であって、(A)は遊技機内部に取り付けたときの蓋の正面側を示す外観斜視図、(B)は鍵部及び鍵穴部の不整合状態を示す外観裏面図である。 本発明の実施の形態であって、遊技機内部に取り付けたときの蓋の裏側を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、遊技機内部に取り付けたときのカバーの正面側を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、遊技機内部に取り付けたときのカバーの裏面側を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態であって、4連カシメピン181を示す外観斜視図である。
符号の説明
10 遊技機 11 筐体
12 表示窓 13 図柄表示窓
14 前扉 15 投入スイッチ
16 ベットスイッチ 17 精算スイッチ
18 メダル投入口 19 分離ユニット
20 制御装置 30 スタートスイッチ
31 変動表示開始手段 32 払い出し口
33 払い出し皿 40 回転リール
41 図柄表示手段 42 リールテープ
43 左側回転リール 44 中央回転リール
45 右側回転リール 50 ストップスイッチ
51 変動表示停止手段 60 リールユニット
61 図柄 65 貯留払い出し手段
66 報知手段 67 スピーカー
68 表示装置 69 報知ランプ
120 基板ケース 121 固定具収納部
122 基板収納部 123 仕切り板状部材
130 ケース本体 131 ケース本体鍵穴
132 開口部 140 蓋
141 右回転制限突部 142 左回転制限突部
143 アーム制限突部 144 蓋側ばね係止部
145 アーム回転軸 146 蓋本体
147 四角枠 148 カシメピン挿入穴
149 軸部挿入穴 150 固定具
151 ダイヤル 152 ダイヤル突起
153 ねじ 160 軸部
161 鍵部 162 第1突起
163 第2突起 170 カバー
171 ピン挿入部 172 カバーヒンジ部
173 接続部 180 カシメ部
181 4連カシメピン 182 カシメピン
183 連結部 184 円環部
185 差し込み軸部 186 矢羽根部
190 主基板ベース 191 主基板ベース鍵穴
192 固定具取り付け部 200 基板
210 鍵穴部 220 状態維持部
230 回転アーム 231 アーム側ばね係止部
232 ばね 240 四角枠ヒンジ部

Claims (6)

  1. 基板を内装するための開口部を有するケース本体と、
    前記ケース本体の前記開口部を覆う蓋と、
    前記ケース本体及び前記蓋を固定するための固定具と、
    前記固定具での固定を解除できないようにするために前記固定具を覆うカバーとを備えた基板ケースであって、
    棒状の部分を有するカシメピンと、
    前記カバーに設けられて前記カシメピンを挿入可能なピン挿入部と、
    前記蓋、前記ケース本体又は前記固定具に設けられて前記カシメピンを挿入可能なカシメピン挿入穴とを備え、
    前記カシメピンは、前記ピン挿入部を介して前記カシメピン挿入穴に一旦挿入されると前記カバー又は前記カシメピンを破壊しない限り、前記カバーの前記固定具への被覆状態が解除されずに前記固定具の固定が解除されないようにしたことを特徴とする基板ケース。
  2. 前記固定具は、前記ケース本体と前記蓋とを貫通するように固定することを特徴とする請求項1記載の基板ケース。
  3. 前記基板ケースは、前記固定具によって、周囲の構造部材である主基板ベースに固定可能に形成され、
    前記固定具は、前記ケース本体と、前記蓋と、前記主基板ベースとを固定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の基板ケース。
  4. 前記固定具は、前記蓋の外部に設けられたダイヤルと、このダイヤルに固定され前記蓋及び前記ケース本体を貫通して前記主基板ベースに至る軸部とを備え、
    この軸部には、外方に突出する鍵部が設けられ、
    前記ケース本体及び前記主基板ベースには、前記鍵部が進退可能な鍵穴部が設けられ、
    前記ケース本体と前記蓋とを前記固定具によって前記主基板ベースに固定する際には、前記ダイヤルを回転させ前記軸部の前記鍵部が前記ケース本体及び前記主基板ベースの前記鍵穴部に位置する整合状態にして差し込んだ後、前記ダイヤルを回転させ、前記軸部の前記鍵部が前記ケース本体及び前記主基板ベースの前記鍵穴部から引き抜かれないような不整合状態にして固定し、
    且つ、前記軸部の前記鍵部が前記ケース本体及び前記主基板ベースの前記鍵穴部から引き抜かれないような前記不整合状態時に、その不整合状態を維持する状態維持部が設けられていることを特徴とする請求項3記載の基板ケース。
  5. 前記状態維持部は、
    前記ダイヤルの外周面の一部から外方に向かって突出するダイヤル突起と、
    前記蓋から外方に向かって突出して、前記ダイヤル突起に当接することにより前記ダイヤルの一方向の回転を規制する一方向回転制限突部と、
    前記蓋から外方に向かって突出して、前記ダイヤル突起に当接することにより前記ダイヤルの前記一方向とは逆方向の回転を規制する逆方向回転制限突部と、
    基端が前記蓋に軸支されるとともに先端が前記ダイヤル突起の回転移動によって前記ダイヤル突起に当接可能な回転アームと、
    前記回転アームの先端を前記逆方向回転制限突部側に回転させる方向に付勢力を付与するばねと、
    前記回転アームの回転範囲を制限するアーム制限突部とを備え、
    前記ダイヤルを前記整合状態から前記一方向に回転させると、前記ダイヤル突起が前記回転アームの先端に引っ掛かると共に前記回転アームの先端を前記ばねの付勢力に抗して前記一方向回転制限突部側に押し込み、
    さらに、前記ダイヤルを前記一方向に回転させると前記軸部から突出する前記鍵部も回転して前記不整合状態になると共に、前記ダイヤル突起から前記回転アームの先端の引っ掛かりが外れて、前記ばねの付勢力により前記回転アームの先端が前記逆方向回転制限突部側に戻り、
    その不整合状態から前記ダイヤルを前記逆方向に回転させようとしても、前記アーム制限突部により回転範囲が制限された前記回転アームの先端に前記ダイヤル突起が当接して、前記ダイヤルを元の整合状態に戻すことができずに不整合状態が維持されることを特徴とする請求項4記載の基板ケース。
  6. 複数の図柄を回転表示又は停止表示するための回転リールと、
    所定の抽選結果に対応した停止制御を前記回転リールに対して行うための制御装置とを備え、
    遊技媒体の投入を条件として遊技が開始可能となり、遊技状況が予め定められた図柄表示の態様になることにより入賞となるように設定された遊技機において、
    前記制御装置として、電子機器及び電子回路を実装する基板と、
    前記基板を内装するための請求項1から5までのいずれか1項に記載の基板ケースとを備えていることを特徴とする遊技機。
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