JP4188331B2 - 基板ケース - Google Patents

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本発明は、基板ケースに関し、さらに詳細には、遊技機内に取り付けられてケース内部に収容された回路基板に実装された基板側コネクタにケーブル側コネクタを接続可能な基板ケースに関する。
従来より、パチンコやスロットマシンには、各種の基板が実装されている。例えば、遊技の進行等を制御しつつ抽選等を行うメイン制御基板や、音の出力やランプ等の点灯等の演出を制御するサブ制御基板や、電源の供給制御を行う電源制御基板等がある。
パチンコやスロットマシンでは、正規の基板やROM以外のものが使用されると、遊技機の出球率が正規の値と異なる値となって公正な遊技の提供ができなくなるので、正規以外の基板やROMの使用を禁止する必要がある。そこで、例えば、メイン制御基板やサブ制御基板は、一旦封印されると、開封できない基板ケース内に収容されている。一方、メイン制御基板と、サブ制御基板及び電源制御基板との間は、ハーネスによって電気的に接続され、電気信号の送受信や電源の供給が可能になっている。
これら基板間の電気的接続は、一般的にコネクタによって行われる(特許文献1参照)。この特許文献1に記載のコネクタは、図5(斜視図)に示すように、基板側に実装された基板側コネクタ70と、基板側コネクタ70に挿着可能なケーブル側コネクタ80とを有して構成される。基板側コネクタ70は、内部に空間部を形成して一端側が開口した基板側本体部71と、空間部内に配設された複数の基板側電極72と、基板側本体部71の外面に形成された係合部73とを有してなる。一方、ケーブル側コネクタ80は、基板側コネクタ70の空間部に嵌挿可能なケーブル側本体部81と、このケーブル側本体部81に装着されて対応する基板側電極72と接触する複数のケーブル側端子と、ケーブル側本体部81の外面に設けられて係合部73に係止可能なロック部材82とを有してなる。
基板側コネクタ70を実装した回路基板は、端部にコネクタ連通孔部を有した基板ケースに収容される。基板側コネクタ70はコネクタ連通孔部を介して露出し、この孔部を介して基板側コネクタ70にケーブル側コネクタ80が挿着される。
特開2003−325911号公報(図10〜図12参照)
前述した特許文献1に記載の基板側コネクタを収容する基板ケースは、基板側コネクタがコネクタ連通孔部を介して露出するので、基板側コネクタに対するケーブル側コネクタの挿抜操作が容易である一方、ケーブル側コネクタを基板側コネクタから抜脱して正規以外の部品が接続されたハーネスと交換される虞がある。そして、このような不正なハーネスの交換が行われると、遊技機の出球率が正規の値と異なる値となって、公正な遊技の提供ができなくなるという問題が発生する。
そこで、ハーネスを、コネクタを介さずに直接に回路基板に半田付け等して接続すれば、ハーネスの不正交換を高い抑止力を持って防止することができる。しかしながら、ハーネスを回路基板に直接に半田付け等する作業は煩わしい。また基板ケース内に回路基板を設置した後にハーネスを接続した方が、製造作業の作業性は良い。このため、基板間をハーネスで接続する場合、ハーネスの先端部を基板上に直接固定するよりコネクタを用いて接続して、基板のみを取り外すことができるようにすることが好ましい。
本発明は、コネクタを介して回路基板に接続されるハーネスの不正交換を防止することができる基板ケースが求められており、このような要望に応える基板ケースを提供することを目的とする。
このような課題を解決するため、本発明は、このような課題を解決するため、本発明は、遊技機(例えば、実施形態におけるスロットマシン1)に取り付けられるケース本体部と、該ケース本体部に装着され、前記ケース本体部の開口する表面側を覆うようにして配置されるケース天板部(51)を有すると共に、端部に段部が形成されるケース蓋部とを備え、ケース本体部にケース蓋部を装着して形成されるケース内部に基板側コネクタを端部に実装した回路基板(例えば、実施形態におけるメイン制御基板33)を収容し、該回路基板が前記ケース内部に収容されると前記基板側コネクタが前記ケース蓋部の天板部と比較して前記回路基板側に近接した場所に位置する前記ケース蓋部の前記段部の天板部(53a)に設けられたコネクタ挿抜孔部を介して露出する基板ケースにおいて、前記ケース天板部の前記段部側に、前記ケース天板部側へ回動自在に設けられて前記コネクタ挿抜孔部から露出する前記基板側コネクタを覆うコネクタ蓋部を備え、該コネクタ蓋部は、該コネクタ蓋部が閉じられると、前記基板側コネクタに挿着されるケーブル側コネクタの挿抜方向に対向するコネクタ蓋天板部(60a)と、前記基板側コネクタに挿着されたケーブル側コネクタを近接した位置で囲む囲繞部と、当該コネクタ蓋部を前記ケース天板部側へ回動させるときの支軸となる係合部とを有し、前記コネクタ蓋天板部及び前記囲繞部は、前記コネクタ蓋部が閉じられた状態で、前記ケーブル側コネクタを前記基板側コネクタに対して挿抜しようとするとケーブル側コネクタが当接し得る位置に設けられ、前記コネクタ蓋部は、該コネクタ蓋部の前記係合部と反対側の側板にケーブル側コネクタが通過可能な大きさに開口して前記囲繞部に連通して前記ケーブル側コネクタ及び該ケーブル側コネクタから延びるケーブルを通す連通部を有し、該連通部は、前記コネクタ蓋部が閉じられた状態で前記基板側コネクタに挿着されたケーブル側コネクタからケーブルが延出する側の該ケーブル側コネクタの端部周辺に開口し、前記コネクタ蓋部を開いた状態では、前記ケーブル側コネクタは前記囲繞部に連通した前記連通部を通り、前記ケーブル側コネクタと前記基板側コネクタとの挿抜が可能であり、前記コネクタ蓋部を閉じた状態では、前記囲繞部に連通した前記連通部を通る前記ケーブル側コネクタは、前記基板側コネクタに対して挿抜されようとしたときに、前記コネクタ蓋天板部及び前記囲繞部に当接し、前記ケーブル側コネクタと前記基板側コネクタとの挿抜が規制されることを特徴とする。
この発明によれば、ケース蓋部に基板側コネクタを覆うコネクタ蓋部を回動自在に設け、該コネクタ蓋部は、コネクタ蓋部が閉じられると、基板側コネクタに挿着されるケーブル側コネクタの挿抜方向に対向する天板部と、基板側コネクタに挿着されたケーブル側コネクタを囲む囲繞部を有することにより、基板側コネクタにケーブル側コネクタが挿着された状態でコネクタ蓋部が閉じられると、ケーブル側コネクタは天板部及び囲繞部によって囲まれる。このため、ケーブル側コネクタを基板側コネクタから抜脱しようとすると、ケーブル側コネクタが天板部または囲繞部のいずれかの部分に当接して、ケーブル側コネクタの抜脱を規制する
また本発明は、コネクタ蓋部が、該コネクタ蓋部の側板に開口して囲繞部に連通してケーブル側コネクタ及び該ケーブル側コネクタから延びるケーブルを通す連通部を有し、該連通部は、コネクタ蓋部が閉じられた状態で基板側コネクタに挿着されたケーブル側コネクタからケーブルが延出する側の該ケーブル側コネクタの端部周辺に開口していることを特徴とする。
この発明によれば、コネクタ蓋部は、該コネクタ蓋部の側板に開口して囲繞部に連通してケーブル側コネクタ及び該ケーブル側コネクタから延びるケーブルを通す連通部を有し、連通部は、コネクタ蓋部が閉じられた状態で基板側コネクタに挿着されたケーブル側コネクタからケーブルが延出する側のケーブル側コネクタの端部周辺に開口していることにより、ケーブルを無理なく連通部に通して外部に延ばすことができる。このため、コネクタ蓋部の内側にケーブルを無理なく配置することができ、ケーブルの損傷を未然に防止することができる。
また本発明は、コネクタ蓋部が、結合手段(例えば、実施形態におけるカシメ部材57)を介してケース蓋部に固定されることを特徴とする。
この発明によれば、コネクタ蓋部を、結合手段を介してケース蓋部に固定することにより、結合手段によってケース蓋部がケース本体部に固定されると、この固定状態を壊してケース蓋部をケース本体部から取り外さなければ、コネクタの挿抜操作を行うことができない。このため、高い抑止力を有して基板側コネクタに繋がるケーブルの不正交換を防止することができる。
本発明によれば、ケース蓋部に基板側コネクタを覆うコネクタ蓋部を回動自在に設け、該コネクタ蓋部は、コネクタ蓋部が閉じられると、基板側コネクタに挿着されるケーブル側コネクタの挿抜方向に対向する天板部と、基板側コネクタに挿着されたケーブル側コネクタを囲む囲繞部と、コネクタ蓋部の側板に開口して囲繞部に連通してケーブル側コネクタ及びこれから延びるケーブルを通す連通部とを有し、天板部及び囲繞部は、ケーブル側コネクタを基板側コネクタから抜脱しようとするとケーブル側コネクタが当接し得る位置に設けられていることにより、ケーブル側コネクタを介して回路基板に接続されるハーネスの不正交換を防止することができる基板ケースを提供することができる。
以下、本発明に係わる基板ケースの好ましい実施の形態を図1から図4に基づいて説明する。本実施の形態は、基板ケースを、遊技機の一例であるスロットマシンに搭載した場合について説明する。先ず、本発明の基板ケースを説明する前に、これを搭載したスロットマシンについて説明する。
スロットマシン1は、図1(正面図)及び図2(斜視図)に示すように、遊技者に面するフロントドア10と、フロントドア10を開閉自在に取り付けた筐体30とを有して構成される。フロントドア10は、矩形状の枠組みに機械的に強固な硬質プラスチック製のパネル部11を取り付けて構成され、パネル部11の上部には、演出用の上部ランプ11a、スピーカを備えた放音部11b,11c、液晶ディスプレイ等で形成された演出表示装置11dが配設されている。パネル部11の中間部には、透明な硬質プラスチック板で形成された略長方形状の透過窓WDと演出用ランプ11e,11fが設けられ、筐体30内に設けられたリール装置31のリールR1、R2、R3を、遊技者が透過窓WDを介して見ることが可能となっている。
パネル部11の中間部の下側には、遊技者が操作するための操作パネル部16が設けられ、この操作パネル部16には各種のボタン等(メダル投入部MD、ベットボタンB1,B2,B3、スタートレバーST、ストップボタンSP1,SP2,SP3、精算ボタンMR)が設けられている。
操作パネル部16の右端には、フロントドア10を開錠するための鍵穴KYが設けられ、鍵穴KYに正規の鍵を挿入して開錠操作すると、フロントドア10を筐体30から開くことが可能となっている。
パネル部11の下部には、本スロットマシン1のゲーム内容を紹介等するための絵(図示略)が描かれるとともに、遊技メダルを払い出すための排出口11g、メダル受皿11h、放音部11iが設けられている。
フロントドア10の裏面側の上部には、前述した放音部11b,11cのスピーカSR,SLが設けられ、スピーカSR,SLの間には前述した演出表示装置11dが設けられている。演出表示装置11dの下方には、透過窓WDを形成する略長方形状の枠体17が取り付けられており、この枠体17の下方には、メダル投入部MDより投入された投入物が正規の遊技メダルか否かを判別して振り分けるセレクト機構G0と、セレクト機構G0で振り分けられた遊技メダルを筐体30側に設けられたホッパ装置HPへ案内するガイド部材G1と、セレクト機構G0で振り分けられた異物を排出口11gへ案内するガイド部材G2と、ホッパ装置HPから出力される払い出し用のメダルを排出口11gへ案内するガイド部材G3とが設けられている。排出口11gの近傍には、前述した放音部11iを構成するスピーカSWが取り付けられている。
枠体17とセレクト機構G0との間には、長尺状の電気回路基板で形成された中央表示基板19が取り付けられ、この中央表示基板19には、前述した操作パネル部16に設けられているベットボタンB1,B2,B3と、スタートレバーSTと、ストップボタンSP1,SP2,SP3等が電気的に配線接続されている。これらのボタンB1,B2,B3,ST,SP1,SP2,SP3の出力信号はハーネスを介して筐体30に設けられたメイン制御基板33に転送される。
筐体30内には、主電源装置PWUと、ホッパ装置HPから溢れた遊技メダルを収容する補助貯留部SHPが設けられる他、前述したリール装置31が設けられている。主電源装置PWUの側面には電源装置基板34が取り付けられ、リール装置31の上端には回胴装置基板35が取り付けられ、リール装置31の上方には前述したメイン制御基板33が取り付けられている。メイン制御基板33は、半導体メモリ(ROM)とマイクロプロセッサ(MPU)等が搭載されており、このマイクロプロセッサ(MPU)が、半導体メモリ(ROM)に予め記憶されているシステムプログラムとスロットマシンゲーム用のプログラムを実行し、電源装置基板34、回胴装置基板35及び後述するサブ制御基板25に所定の指令を行って夫々に分散制御を行わせることにより、本スロットマシン1全体を集中制御する。
演出表示装置11dの裏面側には、電気回路基板で形成されたサブ制御基板25が設けられている。このサブ制御基板25は、演出表示装置11dによって表示される演出画像の制御を行うマイクロプロセッサと、このマイクロプロセッサが実行するコンピュータプログラム及び演出用データを記憶した読み出し専用メモリ(ROM)と、演出処理の実行中に生じる各種データを一時的に記憶するランダムアクセスメモリ(RAM)等を備えた電気回路が搭載されている。そして、このサブ制御基板25は、メイン制御基板33からの制御信号に従って、上部ランプ11a、演出用ランプ11e,11fとスピーカSR、SL、SWを駆動して遊技者の視覚及び聴覚に訴える演出を行うと共に、演出表示装置11dを制御して遊技内容に応じた演出表示を行わせる。
前述したメイン制御基板33は、不正行為を防止するための基板ケース40内に収容されており、この基板ケース40ごと一体として筐体30の裏板30aに着脱可能に取り付けられている。図では、メイン制御基板に実装されたコネクタ及びこのコネクタに接続されたハーネス等の記載を省略して表示している。
基板ケース40は、図3(a)(斜視図)に示すように、前述した筐体30の裏板に取り付けられるケース本体部41と、このケース本体部41に装着されるケース蓋部50とを備える。ケース本体部41及びケース蓋部50は、合成樹脂材料製であり、一体成形によって形成される。ケース本体部41は、表面側が開口して略矩形箱型状に形成されて、メイン制御基板33を搭載して固定する。
一方、ケース蓋部50は、ケース本体部41の開口する表面側を覆うようにして配置される天板部51に、この外周を囲むように延びる蓋側周壁部52を設けて、略矩形箱型状に形成されている。ケース蓋部50の一方側の端部には段部53が形成されている。この段部53の天板部53aには、ケース本体部41にケース蓋部50を装着して形成されるケース内部に収容されたメイン制御基板33に実装された基板側コネクタ37を挿通するコネクタ挿抜孔部53bが形成されている。つまり、基板側コネクタ37はコネクタ挿抜孔部53bを介して露出している。
ケース蓋部50の段部53には、ケース蓋部50の側部に回動自在に取り付けられてコネクタ挿抜孔部53bから露出する基板側コネクタ37を覆うコネクタ蓋部60が取り付けられている。コネクタ蓋部60は、図4(a)(表側斜視図)及び(b)(裏側斜視図)に示すように、矩形状の天板部60aと、天板部60aの先端側及び幅方向の両端部に形成されて天板部60aの周縁部から下方へ延びる蓋周壁部60bと、天板部60aの基端部に形成された係合部60cとを有してなる。
天板部60aの先端側の幅方向の隅部には、カシメ部材を装着する挿着孔60dが形成されており、これらの挿着孔60dにカシメ部材を挿入して回動すると、カシメ部材によってコネクタ蓋部60を前述したケース蓋部50に固定状態で結合する。このため、カシメ部材によってコネクタ蓋部60がケース蓋部50に固定されると、カシメ部材を破断等しない限り、コネクタ蓋部60をケース蓋部50から分離させることができない。
天板部60aの先端側には、上方へ突出して平面視において矩形状の突出部62が形成されている。突出部62は有頂箱状に形成されて先端側及び裏側が開口している。突出部62の頂部は天板部60aに沿って延びるとともに、前述した基板側コネクタ37に挿着されるケーブル側コネクタ38に対向する位置に設けられている。また、突出部62の天板部62aの周縁から裏側へ延びる側板部62bは平面視において基板側コネクタに挿着されたケーブル側コネクタ38を囲む位置に形成されている。
この側板部62bは、コネクタ蓋部60の天板部60aを超えてコネクタ蓋部60の裏側に延出して、基板側コネクタに挿着されたケーブル側コネクタ38を囲む囲繞部64を形成している。囲繞部64は先端側に開口部64aを形成し、この開口部64aは前述した突出部62の先端側の開口部62cと一体となって1つの連通部65を形成している。連通部65の開口部は矩形状であり、ケーブル側コネクタ38及びこれから延びるハーネスHを通すことができる大きさを有する。連通部65は、コネクタ蓋部60が閉じられた状態で基板側コネクタに挿着されたケーブル側コネクタ38からハーネスHが延出する側のケーブル側コネクタ38の端部周辺に設けられている。
次に、基板ケース40内に収容されたメイン制御基板33に実装された基板側コネクタ37へのケーブル側コネクタ38の挿抜操作について説明する。先ず、ケーブル側コネクタ38の挿着操作について説明する。図3(a)に示すように、コネクタ蓋部60を開けた状態にして基板側コネクタ37を露出させる。そして、ケーブル側コネクタ38及びこれに繋がるハーネスHを連通部65に通して囲繞部64の外側に移動させる。そして、図3(b)(斜視図)に示すように、ケーブル側コネクタ38を基板側コネクタ37に挿着し、コネクタ蓋部60を閉じる方向(矢印A方向)に回動させる。このとき、ハーネスHがコネクタ蓋部60と段部53との間の空間部内で折れ曲がらないように、連通部65から延びるハーネスHを引っ張りながらコネクタ蓋部60を回動させる。そして、図3(c)(斜視図)に示すように、コネクタ蓋部60を閉じて、カシメ部材57によってコネクタ蓋部60をケース蓋部50に固定する。
このように基板側コネクタ37にケーブル側コネクタ38を挿着した状態でコネクタ蓋部60をケース蓋部50に固定すると、図3(c),図4(a),図4(b)に示すように、ケーブル側コネクタ38は囲繞部64及び突出部62の天板部62aによって囲まれる。このため、ケーブル側コネクタ38を基板側コネクタ37から抜脱しようとすると、ケーブル側コネクタ38が囲繞部64や天板部62aのいずれかの部分に当接して、ケーブル側コネクタ38の抜脱が規制される。
また、基板側コネクタ37にケーブル側コネクタ38が挿着されていない状態であってコネクタ蓋部60がケース蓋部50に固定されているときに、ケーブル側コネクタ38を基板側コネクタ37に挿着しようとすると、ケーブル側コネクタ38を連通部65に挿入することができるが、ケーブル側コネクタ38が囲繞部64や天板部62aのいずれかの部分に当接してケーブル側コネクタ38の挿着が規制される。
つまり、一旦ケース蓋部50にコネクタ蓋部60を固定すると、コネクタ蓋部60の固定状態を壊さなければ、基板側コネクタ37に接続されたケーブル側コネクタ38を抜脱することができず、また基板ケース40の外側から基板側コネクタ37にケーブル側コネクタ38を接続することもできない。このため、高い抑止力を有して基板側コネクタ37に接続されたケーブル側コネクタ38から延びるハーネスHの不正交換を防止することができる。
また連通部65は、コネクタ蓋部60が閉じられた状態で基板側コネクタ37に挿着されたケーブル側コネクタ38からハーネスHが延出する側の端部周辺に開口しているので、ハ−ネスHを無理なく連通部65から外部に延ばすことができる。このため、コネクタ蓋部60の内側にハーネスHを無理なく配置することができ、ハーネスHの損傷を未然に防止することができる。
また、カシメ部材57によってコネクタ蓋部60が固定されていなければ、ケーブル側コネクタ38を抜脱する際に、ケース蓋部50をケース本体部41から取り外すことなく、コネクタ蓋部60を回動させるだけでケーブル側コネクタ38の挿抜操作を行うことができる。このため、組み立て作業の作業性を向上させることができる。
なお、前述した実施例では、メイン制御基板33を収容した基板ケース40を例に説明したが、サブ制御基板25や回胴装置基板35等を収容する基板ケースについても、メイン制御基板33を収容した基板ケース40と同様の構成にすることで、これらの基板に繋がるハーネスの不正交換を高い抑止力で防止することができる。
またコネクタ蓋部60は不正改造を防止する観点から透明な材料で形成されることが好ましいが、いわゆる色つきの透明色にしてもよい。このようにコネクタ蓋部60を透明な材料で形成することで、基板側コネクタ37に挿着されているケーブル側コネクタ38が囲繞部64によって囲まれていることが容易に確認できるので、ケーブル側コネクタ38の挿抜が困難であることがわかり、ハーネスHの不正交換行為に対してより高い抑止力を発揮することができる。
また前述した実施例では、連通部65が矩形状である場合を例にして説明したが、ケーブル側コネクタ38及びハーネスHの通過を許容するものであれば、円形、三角形、楕円形等でもよい。
また、前述した実施例では、基板側コネクタ37に対するケーブル側コネクタ38の挿抜方向はメイン制御基板33に対して略直交する方向であるが、この挿抜方向がメイン制御基板33に沿う方向になるように基板側コネクタ37をメイン制御基板33に実装してケーブル側コネクタ38を挿着するようにしてもよい。この場合には、連通部65を天板部60aに設ける。
さらに前述した実施例では、スロットマシン1を例にしたが、パチンコやゲームセンタで用いられているゲーム機などを対象にしてもよい。
本発明の一実施の形態に係わる基板ケースを搭載したスロットマシンの正面図を示す。 このスロットマシンのフロントドアを開けた状態におけるフロントドア及び筐体の内部構造図を示す。 基板ケースの斜視図を示し、同図(a)はコネクタ蓋部を開けた状態の基板ケースを示し、同図(b)はケーブル側コネクタを挿着した基板ケースを示し、同図(c)はケーブル側コネクタを挿着してコネクタ蓋部を閉じた状態の基板ケースを示す。 コネクタ蓋部を示し、同図(a)はコネクタ蓋部の表側の斜視図を示し、同図(b)はコネクタ蓋部の裏側の斜視図を示す。 従来の基板側コネクタ及びこれに接続されるケーブル側コネクタの斜視図を示す。
符号の説明
1 スロットマシン(遊技機)
33 メイン制御基板(回路基板)
37 基板側コネクタ
40 基板ケース
41 ケース本体部
50 ケース蓋部
53b コネクタ挿抜孔部
57 カシメ部材(結合手段)
60 コネクタ蓋部
60a 天板部(対向部)
64 囲繞部
65 連通部
H ハーネス(ケーブル)

Claims (2)

  1. 遊技機に取り付けられるケース本体部と、該ケース本体部に装着され、前記ケース本体部の開口する表面側を覆うようにして配置されるケース天板部を有すると共に、端部に段部が形成されるケース蓋部とを備え、前記ケース本体部に前記ケース蓋部を装着して形成されるケース内部に基板側コネクタを端部に実装した回路基板を収容し、該回路基板が前記ケース内部に収容されると前記基板側コネクタが前記ケース蓋部の天板部と比較して前記回路基板側に近接した場所に位置する前記ケース蓋部の前記段部の天板部に設けられたコネクタ挿抜孔部を介して露出する基板ケースにおいて、
    前記ケース天板部の前記段部側に、前記ケース天板部側へ回動自在に設けられて前記コネクタ挿抜孔部から露出する前記基板側コネクタを覆うコネクタ蓋部を備え、
    該コネクタ蓋部は、該コネクタ蓋部が閉じられると、前記基板側コネクタに挿着されるケーブル側コネクタの挿抜方向に対向するコネクタ蓋天板部と、前記基板側コネクタに挿着されたケーブル側コネクタを近接した位置で囲む囲繞部と、当該コネクタ蓋部を前記ケース天板部側へ回動させるときの支軸となる係合部とを有し、
    前記コネクタ蓋天板部及び前記囲繞部は、前記コネクタ蓋部が閉じられた状態で、前記ケーブル側コネクタを前記基板側コネクタに対して挿抜しようとするとケーブル側コネクタが当接し得る位置に設けられ、
    前記コネクタ蓋部は、該コネクタ蓋部の前記係合部と反対側の側板にケーブル側コネクタが通過可能な大きさに開口して前記囲繞部に連通して前記ケーブル側コネクタ及び該ケーブル側コネクタから延びるケーブルを通す連通部を有し、該連通部は、前記コネクタ蓋部が閉じられた状態で前記基板側コネクタに挿着されたケーブル側コネクタからケーブルが延出する側の該ケーブル側コネクタの端部周辺に開口し、
    前記コネクタ蓋部を開いた状態では、前記ケーブル側コネクタは前記囲繞部に連通した前記連通部を通り、前記ケーブル側コネクタと前記基板側コネクタとの挿抜が可能であり、前記コネクタ蓋部を閉じた状態では、前記囲繞部に連通した前記連通部を通る前記ケーブル側コネクタは、前記基板側コネクタに対して挿抜されようとしたときに、前記コネクタ蓋天板部及び前記囲繞部に当接し、前記ケーブル側コネクタと前記基板側コネクタとの挿抜が規制されることを特徴とする基板ケース。
  2. 前記コネクタ蓋部は、結合手段を介して前記ケース蓋部に固定されることを特徴とする請求項1に記載の基板ケース。
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