JP4585973B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

この発明は、スロットマシン等の遊技機に関し、特にそれに対する不正行為の防止手段に関する。
スロットマシンやパチンコ機などの遊技機はマイコンを内蔵していて、抽選・入賞・払い出し・演出の制御をプログラムで実現している。この種の遊技機は、遊技者の操作を受けて内部抽選及び該抽選結果に応じた入賞判定を行うとともに、入賞に応じて遊技媒体の払い出し制御を行う第1処理部(いわゆるメイン基板)と、第1処理部から遊技者の操作を受けて処理を行い生成したコマンドを受けて内部抽選の結果を報知したり各種演出を行う第2処理部(いわゆるサブ基板)とを備えている。この種のスロットマシンのブロック図を図2に示す。
サブ基板2はメイン基板1からコマンドをうけ、これに従って演出等の遊技制御の処理を行う。コマンドの流れはメイン基板1からサブ基板2への一方のみであり、逆にサブ基板2からメイン基板1へコマンド等が出されることはない。
メイン基板1には、スタートスイッチ30,ストップスイッチ50,リール駆動部70,リール位置検出回路71、ホッパ駆動部80及びホッパ81から払い出されたメダルの枚数を数えるためのメダル検出部82が接続されている。サブ基板2には液晶表示装置62の制御基板200、スピーカ基板201、LED基板202などの周辺基板(ローカル基板)が接続されている。これらの詳細は後述する。
液晶表示装置62、スピーカや表示ランプ等は演出表示装置を構成する。この演出表示装置は、遊技者に入賞等を報知したり、いわゆるアシストタイム(AT)において、一定ゲーム間に特定の小役を台自体が何らかのアクションを伴ってユーザに教えたりするためのものである。(アシストタイム(AT):特定の小役が成立しても遊技者がリールの図柄を揃えないと払い戻しがない。小役による払い出しを確実にするために、ビッグボーナス終了後(もしくは成立時)あるいはその他の任意の契機にアシストタイム移行のための抽選をし、これに当選すると一定ゲーム間は特定の小役を成立させるための操作を何らかのアクションを伴って遊技者に教えるという操作補助機能)
ところで、図16に示すように、メイン基板1はケース1−1に収納されていて、外部からメイン基板1に直接触れることができないようになっている。また、ケース1−1はスロットマシン本体120の背面内側に固定され、メイン基板1がケース1−1に収納されている限り、メイン基板1を取り外すことができないようになっている。ケース1−1の一部に複数の開口Aが設けられ、ここに複数のワイヤハーネスWH(複数の基板間を電気的に接続するための配線のこと、当該配線の両端又は一端に基板のコネクタと嵌合するコネクタを備える。以下、これを単に「ハーネス」と記すことがある)を差し込むことで、ワイヤハーネスWHのコネクタ(プラグ)Pがメイン基板1上に設けられたコネクタ(ソケット)Sに嵌合し、電気的に接続されるようになっている。ワイヤハーネスWHの端にはコネクタ(プラグ)Pが取り付けられている(ワイヤハーネスWH側のコネクタは差し込まれることからこれをプラグと呼び、基板側のコネクタは差し込まれる側なのでこれをソケットと呼ぶことにする)。
メイン基板1とこれを収納するケース1−1の分解斜視図を図17に示す。メイン基板を収納するケース1−1は、前カバー1−1bと後カバー1−1aとから構成される。後カバー1−1aは、スロットマシン本体120内部の背面側に取り付けられている。前カバー1−1bは、後カバー1−1aに公知の特殊なネジ(一度締め付けると緩めることができないネジ)1−1cで取り付けられ、カバー1−1を破壊しない限り、前カバー1−1bと後カバー1−1aを分離させることはできず、したがってメイン基板1は封印され、これを容易に取り外せないようになっている。メイン基板1上には、ワイヤハーネスWHのコネクタ(プラグ)Pと嵌合するコネクタ(ソケット)Sが設けられている。
図17の符号X〜Z、SWは、ケース1−1の取り外しを検出するためのスイッチSW及びこれを動作させるための機構要素である。
特開2003−265814号公報「遊技機の基板収納ボックス」 配線パターンの一部を変更したり、一部の部品を交換あるいは追加するような、不正な改変を防止する。コネクタをケースの外部に露出して設けた基板収納ボックスではコネクタの結線パターンも外部に露出されていた。コネクタの結線パターンを被覆することで、当該露出した結線パターンに対して不正行為が行われることを防止する。 特開2005−168747号公報「遊技機」 遊技機において、ハーネスに対する不正行為を容易に発見できるようにする。メイン基板1とサブ基板2を電気的に接続する配線を、信号用配線H2と電源用配線H1に分ける。信号用配線H2の経路と電源用配線H1の経路を異ならせ、かつ、信号用配線H2と電源用配線H1の間隔を広く維持する。不正行為の際に2本の配線の交換を行わなければならず、従来の2倍の手間がかかる。 特開2005−28158号公報「弾球遊技機」 配線パターンの一部を変更したり、一部の部品を交換あるいは追加するような、不正な改変を防止する。制御基板ボックス14では、コネクタガイド20を用い、上箱部16にハーネス孔22を設ける。コネクタ12だけを外部に露出し、配線パターンは全く露出されない。
上記ATのように、サブ基板2側のソフトウエアで出玉の獲得割合の重みを制御するようにしている遊技機がある。サブ基板2側に出玉の調整機能を持たせたのである。具体的には、上述のように出玉を得るための指示を液晶表示装置に表示して遊技者がその指示に従って操作すれば容易に出玉を得られるようにしている。当該指示は常時出されるわけではなく、特定の場合に出される。
ところで、この機能を悪用して不正に出玉を得ようとするものがいる。図2に示すようにメイン基板1とサブ基板2の間のケーブルやコネクタに不正な装置Xを取り付け、この装置Xから本来特定の場合に出されるATコマンドを常時出させることにより操作補助機能を作動させ、常に容易に出玉を得るのである。ATは、内部抽選で当たっていても押し順どおりに押せないと入賞できないようになっており、この押し順が不規則に変化するから、それほど入賞しない、という前提で設計されている。しかし、不正な装置Xが取り付けられると毎回押し順が報知され取りこぼしがなくなる。実際には、予め不正な装置Xを取り付けたワイヤハーネスを用意しておき、それを正規のワイヤハーネスと交換することが行われているようである。
特許文献1及び3の発明によれば、配線パターンの一部を変更したり、基板に搭載された一部の部品(ROMなど)を交換あるいは追加するような、不正な改変を防止することができるが、上述のようなハーネス全体を交換して不正な基板を取り付ける不正行為を防止できない。特許文献2の発明によれば、ハーネスに対する不正行為を容易に発見できるようになるものの、当該不正行為自体は不可能ではない。
図16に示すように、従来の技術によれば、コネクタを外すことは容易であり、ハーネスの不正な交換を防げなかった。
この発明は、上記課題を解決するためになされたもので、ハーネスの不正な交換をほとんど不可能にできる遊技機を提供することを目的とする。
この発明に係る遊技機は、少なくともコネクタを搭載した基板と、前記基板を収納する基板ケースと、前記基板のコネクタと嵌合するコネクタを含むワイヤハーネスとを備える遊技機において、
前記基板には、この基板の一方の面から他方の面に向かうように前記ワイヤーハーネスが挿通された第1の穴と、この第1の穴を挿通された前記ワイヤーハーネスが前記基板の前記他方の面から前記一方の面に向かうように挿通された第2の穴と、この第2の穴を挿通された前記ワイヤーハーネスが前記基板の前記一方の面から前記他方の面に向かうように挿通された第3の穴とが設けられていることを特徴とするものである。
この発明に係る遊技機は、少なくともコネクタを搭載した基板と、前記基板を収納する基板ケースと、前記基板のコネクタと嵌合するコネクタを含むワイヤハーネスとを備える遊技機において、前記基板には、前記ワイヤハーネスの通る穴が少なくとも一つ設けられ、前記基板のコネクタは前記基板の裏面に設けられ、前記ワイヤハーネスは、前記基板の穴を通って表面に現れることを特徴とするものである。
この発明に係る遊技機は、少なくともコネクタを搭載した基板と、前記基板を収納する基板ケースと、前記基板のコネクタと嵌合するコネクタを含むワイヤハーネスとを備える遊技機において、前記基板には、前記ワイヤハーネスを保持するためのコの字状、L字状又はT字状いずれかの部材が複数設けられ、前記ワイヤハーネスは、前記基板と前記複数の部材の全部又は一部との間を通って保持されることを特徴とするものである。
前記基板ケースには、前記ワイヤハーネスの通る穴が設けられていてもよい。
前記基板の穴の周囲又は前記部材が、識別のために着色されていることが好ましい。
この発明に係る遊技機は、少なくともコネクタを搭載した基板と、前記基板を収納する基板ケースと、前記基板のコネクタと嵌合するコネクタを含むワイヤハーネスとを備える遊技機において、
前記ケースには、このケースの一方の面から他方の面に向かうように前記ワイヤーハーネスが挿通された第1の穴と、この第1の穴を挿通された前記ワイヤーハーネスが前記ケースの前記他方の面から前記一方の面に向かうように挿通された第2の穴と、この第2の穴を挿通された前記ワイヤーハーネスが前記ケースの前記一方の面から前記他方の面に向かうように挿通された第3の穴とが設けられていることを特徴とするものである。
この発明に係る遊技機は、少なくともコネクタを搭載した基板と、前記基板を収納する基板ケースと、前記基板のコネクタと嵌合するコネクタを含むワイヤハーネスとを備える遊技機において、前記基板ケースの内側には、前記ワイヤハーネスを保持するためのコの字状、L字状又はT字状いずれかの部材が複数設けられるとともに、前記ワイヤハーネスの通る穴が設けられ、前記ワイヤハーネスは、前記基板ケースと前記複数の部材の全部又は一部との間を通って保持されるとともに、前記基板ケースの穴を通って外側に現れることを特徴とするものである。
前記基板ケースの穴の周囲又は前記部材が、識別のために着色されていることが好ましい。
この発明によれば、基板又は基板ケースに穴又は部材を設け、当該穴又は部材を縫うようにワイヤハーネスを通すことにより、ワイヤハーネスの交換に時間がかかるようになり、当該交換を伴う不正行為を非常に困難にできる。不正行為の防止策として有効である。
発明の実施の形態1.
この発明の実施の形態に係る遊技機について図面を参照して説明する。
図1は扉を閉めた状態を示すスロットマシンの正面図を示す。
図1中、100はスロットマシンを示すもので、このスロットマシン100は、図1に示すように、スロットマシン本体120と、このスロットマシン本体120の前面片側にヒンジ等により開閉可能に取り付けられた扉130とを備えている。前記扉130の前面には、図1に示すように、ほぼ中央にゲーム表示部131を設け、ゲーム表示部131の右下隅部に、遊技者がメダルを投入するためのメダル投入口132を設け、メダル投入口132のさらに下側には、メダル投入口132から投入され、詰まってしまったメダルをスロットマシン100外に強制的に排出するためのリジェクトボタン133が設けられている。
また、前記ゲーム表示部131の左下方には、ゲームを開始するためのスタートスイッチ134を設けてあり、3つのリールのそれぞれに対応して3つのストップボタン140を設けてある。扉の下端部中央には、メダルの払出し口135を設けてある。
図2はスロットマシン100の電気的な概略構造を示すブロック図である。この図において電源系統についての表示は省略されている。スロットマシン100は、その主要な処理装置としてメイン基板1とこれからコマンドを受けて動作するサブ基板2とを備える。なお、少なくともメイン基板1は、外部から接触不能となるようにケース内部に収容され、これら基板を取り外す際に痕跡が残るように封印処理が施されている。
メイン基板1は、遊技者の操作を受けて内部抽選を行ったり、リールの回転・停止やメダルの払い出しなどの処理を行うためのものである。メイン基板1は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、前記プログラムを記憶する記憶手段であるROMおよび処理結果などを一時的に記憶するRAMを含む。
サブ基板2は、メイン基板1からコマンド信号を受けて内部抽選の結果を報知したり各種演出を行うためのものである。サブ基板2は、前記コマンド信号に応じた予め設定されたプログラムに従って制御動作を行うCPUと、前記プログラムを記憶する記憶手段であるROMおよび処理結果などを一時的に記憶するRAMを含む。コマンドの流れはメイン基板1からサブ基板2への一方のみであり、逆にサブ基板2からメイン基板1へコマンド等が出されることはない。
メイン基板1にはスタートスイッチ134,ストップボタン140,リールユニット(リール駆動装置を含む)70,リール位置検出回路71、ホッパ駆動部80、ホッパ81及びホッパ81から払い出されたメダルの枚数を数えるためのメダル検出部82が接続されている。サブ基板2には液晶表示装置の制御基板200、スピーカ201、LED基板202などの周辺基板(ローカル基板)が接続されている。
図2において、Xは不正行為者によって遊技機に取り付けられる不正な装置である。不正な装置Xはメイン基板1とサブ基板2を接続するケーブルやコネクタに設けられることが多い。不正な装置Xは遊技者にとって有利な情報をサブ基板2に報知させるためのコマンドを不正に(メイン基板1の処理とは無関係に)サブ基板2へ送るものである。遊技処理を妨害することが目的ではないため、不正な装置Xがあったとしても、前記の点を除けばメイン基板1からサブ基板2へのコマンド送信は正常に行われる。なお、本発明の実施の形態に係る遊技機に不正な装置Xを取り付けることは非常に困難である。図2は、従来の遊技機において不正な装置Xが取り付けられていた位置を示すにすぎない。
上述のように、メイン基板1及びサブ基板2は、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。そして、CPU(処理部)が遊技者の操作を受けてROM(記憶部)に記憶されたプログラムを読み込むことで所定の動作を行う。具体的には、スタートスイッチ134及びストップボタン140の操作に基づきリールユニット70に内蔵される3つの回転リールの回転及び停止を制御するとともに、ランプやスピーカ等の表示を制御する。CPUが動作する際に必要な一時的なデータなどはRAM(一般にRAMは揮発性メモリであり、その電源断によりデータは原則失われるが、本遊技機においてはその一部又は全部についてバッテリなどのバックアップ電源が用意されていることがあり、この場合は電源断でもデータは失われない)に記憶される。CPUはROMに記録されたプログラムに従って所定の動作を行うとともに、処理に必要な一時的なデータをRAMに記録するとともに記録されたデータを必要に応じて読み出して参照する。
スロットマシンで遊技を楽しもうとする遊技者は、まずメダル貸機(図示しない)等から遊技媒体であるメダルを借り、メダル投入装置のメダル投入口132に直接メダルを入れることができる。スタートスイッチ134は回転リールの斜め下方に位置するレバーであって、遊技メダルの投入を条件に、リールユニット70の駆動を開始させる。リールユニット70は、ストップボタン140によりその駆動が停止される。リールユニット70は、三個の回転リールから構成されている。そして、各回転リールは、合成樹脂からなる回転ドラムと、この回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープとを備えている。このリールテープの外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。
リールユニット70は、スロットマシン本体120から取り外すことができる。図3に示すように、扉130のうちの上側の扉130U(図示する遊技機の筐体は扉130の上側と下側を独立して開閉できるようになっている)を開き、リールユニット70を手前に引き出して、これを取り外すことができる。リールユニット70の奥にはメイン基板1が取り付けられている。
図4はメイン基板1をケース1−1に収納した状態の斜視図である。見やすくするために、図4ではケース1−1の表面の一部を切り欠いて表示している。
図5はメイン基板1の平面図を示す。この図ではコネクタ(ソケット)S、メイン基板1に設けられた穴10−1〜10−4及びその周囲になされた着色C1〜C4のみを表示し、これら以外のCPUやROMなどの表示は省略している。着色C1〜C4は、穴10−1〜10−4を容易に識別できるようにするためになされたものである。正規の状態でワイヤハーネスがどの穴を通っていたかを一目でわかるようにするためのものである。ワイヤハーネスWHを穴10−1〜10−4の全部に通す必要はないから、例えば、穴10−1と10−3を通すように予め取り決めておく。その覚え方として着色C1(例えば赤)とC3(例えば白)を利用する。もしワイヤハーネスWHが別の穴を通っていたときは、ワイヤハーネスWHが不正に交換された可能性が有るが、上記着色を思い出せば容易にその判定を行うことができるようになる。なお、着色は以下に述べる全ての実施例(コの字状、L字状、T字状の部材を含む)に適用できる。
図6はメイン基板1をケース1−1に収納した状態の平面図、図7は、図6のA−A線矢視断面図である。
図4〜図7を参照して、発明の実施の形態1に係る遊技機の構造について説明を加える。
発明の実施の形態1では、メイン基板1に実装されているコネクタ(ソケット)Sをケース1−1の内部に入れてしまい、ワイヤハーネスWHのコネクタ(プラグ)Pとの接続をケース1−1の内部で行い、ケース1−1に開けた穴1−1−Hからワイヤハーネス(電線)のみが外部へ出るようになっている。さらに、ケース1−1の内部では、ワイヤハーネスWHのコネクタ(プラグ)Pからケース1−1の穴1−1−Hまでの間で、ワイヤハーネスWHが基板に開けた複数の基板穴10−1〜10−4を通っている。複数の基板穴10−1〜10−4をいわば縫い物をするようにワイヤハーネスWHを通している。ワイヤハーネスWHは、いずれかの穴を通るごとに基板の表と裏を交互に行き来する。ワイヤハーネスWHは、穴10−1と10−2の間及び穴10−3と10−4の間では基板の裏側に隠れ、穴10−2と10−3の間では基板の表面に現れる。
上記のメイン基板1に実装されているコネクタ(ソケット)Sをケース1−1の内部に入れ、ケース1−1に開けた穴1−1−Hからワイヤハーネス(電線)WHのみが外部へ出るという構成により、ワイヤハーネスWHのコネクタ(プラグ)Pを挿抜するためにはケース1−1を開けなければ行うことができなくなる。
さらに、複数の基板穴10−1〜10−4をいわば縫い物をするようにワイヤハーネスWHを通しているので、その交換には時間と手間がかかる。なお、複数の基板穴10−1〜10−4のいずれかを、ワイヤハーネスWHは通るがワイヤハーネスWHのコネクタ(プラグ)Pは通らない程度に小さくすれば、ワイヤハーネスWHを切断しない限りそれを取り外すことはできなくなる。
したがって、発明の実施の形態1に係る遊技機によれば、ワイヤハーネスの交換を伴う不正行為を非常に困難にすることができる。不正にワイヤハーネスを交換しようとすれば長時間かかり、不正行為が露見しやすくなる。したがって、発明の実施の形態1によればワイヤハーネス交換に係る不正行為を抑止することができる。
なお、図5〜図7の例では、ワイヤハーネスWHが穴10−1〜10−4の全部を通っていたが、本発明はこれに限定されない。それら穴の一部を通るだけでもよい。この場合、上述の着色による識別が有効である。
発明の実施の形態2.
図8はメイン基板1をケース1−1に収納した状態の平面図、図9は、図8のA−A線矢視断面図である。これらの図面を参照して、発明の実施の形態2に係る遊技機について説明を加える。
発明の実施の形態2では、基板1に設けられた穴の一部(図8の例では符号10−5)の幅が広くなっていて、ワイヤハーネスWHを2回通せるようになっている。当該幅広の穴の個所でワイヤハーネスWHは基板1に巻かれるように、幅広の穴を2回通っている(図の例では穴10−5と10−6の間で基板に巻かれている)。したがって、ワイヤハーネスWHを抜き取るためにはワイヤハーネスWHを巻き戻す必要があり、その結果より時間を要するようになり、不正行為をより困難にすることができる。
発明の実施の形態3.
図10はメイン基板1をケース1−1に収納した状態の平面図、図11は、図10のA−A線矢視断面図である。これらの図面を参照して、発明の実施の形態3に係る遊技機について説明を加える。
発明の実施の形態3では、基板1のコネクタ(ソケット)Sを基板の裏面(ケース1−1の表面からは見えない面)に設けている。ワイヤハーネスWHは、基板1に設けられた穴10−8を通り基板1の表面に現れ、ケース1−1の穴1−1−Hを通って外部にでるようになっている。
ワイヤハーネスWHを抜くためには、まずケース1−1を開け、基板のネジを外してその裏面に触れることができるようにし、裏側のコネクタ(プラグ)Pをコネクタ(ソケット)Sからはずさなければならない。さらに、ワイヤハーネスWHを基板1の穴10−8とケース1−1−Hを通して抜かなければならない。
発明の実施の形態3では、基板の穴がひとつしかないが、ワイヤハーネスWHを抜き取るためにメイン基板1を外さなければならず、その作業に長時間を要し、不正行為は非常に困難である。基板1の穴10−8又はケース1−1の穴1−1−Hのいずれかを、ワイヤハーネスWHは通るがワイヤハーネスWHのコネクタ(プラグ)Pは通らない程度に小さくすれば、ワイヤハーネスWHを切断しない限りそれを取り外すことはできなくなるので、不正行為をより困難にできる。
発明の実施の形態4.
なお、上記例ではワイヤハーネスWHを基板1に縫い込むために穴10を設けたが、穴10に代えてコの字状、L字状又はT字状いずれかの部材11を設けるようにしてもよい。部材11は、それ自身と基板1との間にワイヤハーネスWHを保持するためのものである。部材11を用いた例を図12に示す。図12(a)は断面図(図7と同様のもの)である。同図(b)はコの字状の部材(金具)の正面図及び側面図、同図(c)はL字状の部材(金具)の正面図及び側面図、同図(d)はT字状の部材(金具)の正面図及び側面図である。
部材11は基板1に取り付けられ、基板1との間に生じた空間(図12(b)〜(d)の符号Bで示された部分に生じる)をワイヤハーネスWHが通る。当該空間は、基板1の穴10と同様の作用効果を奏するので、ワイヤハーネスWHを抜き取るために長時間を要し、不正行為は非常に困難である。部材11のBの部分を、ワイヤハーネスWHは通るがワイヤハーネスWHのコネクタ(プラグ)Pは通らない程度に小さくすれば、ワイヤハーネスWHを切断しない限りそれを取り外すことはできなくなるので、不正行為をより困難にできる。
図12(d)のT字型の部材11には符号BとB’の2箇所でワイヤハーネスWHを保持することができる。そこで、隣接する部材11との関係で符号BとB’交互にワイヤハーネスWHを保持すれば、ワイヤハーネスWHはしっかりと保持され、不正行為をより困難にできる。
発明の実施の形態5.
なお、基板1に複数の穴を設けることに代えて、ケース1−1に複数の穴を設け、これらにワイヤハーネスWHを通しても同様の作用効果を奏する。この例を図13及び図14に示す。図13はケース1−1と基板1の平面図、図14は、図13のA−A線矢視断面図である。図13及び図14の場合は、ケース1を開けてコネクタ(プラグ)Pを外せば基板1からワイヤハーネスWHを外すことができるものの、ケース1−1からワイヤハーネスWHを外すには時間と手間を要する。ケース1−1からワイヤハーネスWHを抜かない限りその交換はできない。したがって、ワイヤハーネスWHを抜き取るために長時間を要し、不正行為は非常に困難である。ケース1−1の穴1−1−HA〜1−1−HCのいずれかを、ワイヤハーネスWHは通るがワイヤハーネスWHのコネクタ(プラグ)Pは通らない程度に小さくすれば、ワイヤハーネスWHを切断しない限りそれを取り外すことはできなくなるので、不正行為をより困難にできる。
発明の実施の形態6.
ケース1−1に複数の穴を設けることに代えて、コの字状、L字状又はT字状いずれかの部材11をその内側に設けるようにしてもよい(図15参照)。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
遊技機(スロットマシン)の正面図である。 遊技機のブロック図である。 遊技機からリールユニットを取り出した状態を示す斜視図である。 発明の実施の形態1に係るケースとこれに収納された基板の斜視図である。 発明の実施の形態1に係る基板の平面図である。 発明の実施の形態1に係るケースとこれに収納された基板の平面図である。 発明の実施の形態1に係るケースとこれに収納された基板の断面図である。 発明の実施の形態2に係るケースとこれに収納された基板の平面図である。 発明の実施の形態2に係るケースとこれに収納された基板の断面図である。 発明の実施の形態3に係るケースとこれに収納された基板の平面図である。 発明の実施の形態3に係るケースとこれに収納された基板の断面図である。 発明の実施の形態4に係るケースとこれに収納された基板の断面図である。 発明の実施の形態5に係るケースとこれに収納された基板の平面図である。 発明の実施の形態5に係るケースとこれに収納された基板の断面図である。 発明の実施の形態6に係るケースとこれに収納された基板の断面図である。 メイン基板とこれを収納する従来のケースの斜視図である。 メイン基板とこれを収納する従来のケースの分解斜視図である。
符号の説明
1 メイン基板
1−1 メイン基板を収納するケース(基板ケース)
1−1−H ケースの穴
1−1a ケースの後カバー
1−1b ケースの前カバー
1−1c ネジ
2 サブ基板
10 基板の穴
11 コの字状、L字状又はT字状の部材(金具)
70 リールユニット
71 リール位置検出回路
80 ホッパ駆動部
81 ホッパ
82 メダル検出部
100 スロットマシン
120 スロットマシン本体
130 扉
131 ゲーム表示部
132 メダル投入口
133 リジェクトボタン
134 スタートスイッチ
135 払出し口
140 ストップボタン
200 液晶制御基板
201 スピーカ
202 LED基板
P ワイヤハーネスのコネクタ(プラグ)
S メイン基板のコネクタ(ソケット)
WH ワイヤハーネス(ハーネス)

Claims (3)

  1. 少なくともコネクタを搭載した基板と、前記基板を収納する基板ケースと、前記基板のコネクタと嵌合するコネクタを含むワイヤハーネスとを備える遊技機において、
    前記基板には、この基板の一方の面から他方の面に向かうように前記ワイヤーハーネスが挿通された第1の穴と、この第1の穴を挿通された前記ワイヤーハーネスが前記基板の前記他方の面から前記一方の面に向かうように挿通された第2の穴と、この第2の穴を挿通された前記ワイヤーハーネスが前記基板の前記一方の面から前記他方の面に向かうように挿通された第3の穴とが設けられていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記基板ケースには、前記ワイヤハーネスの通る穴が設けられていることを特徴とする請求項1載の遊技機。
  3. 少なくともコネクタを搭載した基板と、前記基板を収納する基板ケースと、前記基板のコネクタと嵌合するコネクタを含むワイヤハーネスとを備える遊技機において、
    前記ケースには、このケースの一方の面から他方の面に向かうように前記ワイヤーハーネスが挿通された第1の穴と、この第1の穴を挿通された前記ワイヤーハーネスが前記ケースの前記他方の面から前記一方の面に向かうように挿通された第2の穴と、この第2の穴を挿通された前記ワイヤーハーネスが前記ケースの前記一方の面から前記他方の面に向かうように挿通された第3の穴とが設けられていることを特徴とする遊技機。
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