JP4726222B2 - 遊技機用メモリチップソケット、メモリチップ接続システム、アダプタ - Google Patents

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本発明は、遊技機メモリチップソケット、メモリチップ接続システム、アダプタに関するものである。
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるパチンコ機やスロットマシン等の遊技機は、パチンコ球やメダル等の遊技媒体に一定の価値が与えられて、ゲームを行って獲得した遊技媒体を種々の景品に交換することができる。遊技機には、遊技媒体の供給に基づいて作動させるランプ装置や音声発生装置などの様々な各種駆動装置及びこれら駆動装置を制御する制御回路基板を含む制御回路装置を備えており、遊技者が遊技を行う際にこれらを適宜作動させることによって遊技を興趣に溢れたものとしている。また、近年では、所定の識別情報(図柄)を変動表示し得るリール表示装置や、液晶画像表示装置等の図柄可変表示装置を内蔵し、所定条件を満たしたときに識別情報を変動させた後に停止表示させるように図柄可変表示装置を作動させるものが主流となっている。これらの装置は制御回路基板によって制御されている。
最近の遊技機の内部に配設されている制御回路基板は、その基板上に設けられたCPU(Central Processing Unit)が、制御プログラムに従って電子制御を行うものが一般的である。制御プログラムは、基板上に装着されたマスクROM(Read Only Memory)などのメモリチップに主として記憶されており、CPUは、遊技状態に応じてメモリチップから制御プログラムのデーターを逐次読み出して実行することによって制御を行っている。
制御プログラムのデーターが記憶されたメモリチップは、制御プログラムの開発過程では、その検証や修正を簡便に行うことができるように、制御回路基板に直接半田付けされているのではなく、メモリチップソケットを介して取り付けられている。このため、制御回路基板から容易に取り外すことができる。
また、遊技場に設置される遊技機は、制御プログラムが不正に改変されないよう管理する必要があり、制御回路基板を基板収納ケースに収納し、その基板収納ケースを、筐体内又は本体基部の所定部材に組み付けるなどして、制御回路基板の交換による制御プログラムの不正改変がされないような配慮がなされている(特許文献1)。遊技機にはこのような高いセキュリティが求められている。
特開2001−276388号公報
不正行為を抑制するため遊技機にはこのような高いセキュリティが求められており、前述の対策のみならず、メモリチップソケットにメモリチップの取り外しを困難にするロック部材を設けることが期待される。しかしながら、このような封印を個々のメモリチップに設けることは、スペースの制約上から困難であった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、制御回路基板に直接半田付けされたメモリチップソケットにロック機構を設け、差し込まれたメモリチップをロックすることによって、メモリチップの交換という不正行為を防止し、また交換されたときには、その痕跡がはっきりと残るようにした遊技機用メモリチップソケットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の遊技機用メモリチップソケットは、遊技機の筐体内部の基板収納ケースに収納された回路基板に実装されるチップソケットであり、遊技の進行を管制するメインプログラムを格納したメモリチップが装着される装着面が設けられ、この装着面に前記メモリチップの下面から突出した端子群が上方から差し込まれることによって前記メモリチップの装着及び前記メモリチップとの電気的接続が行われる遊技機用メモリチップソケットにおいて、前記装着面から突出する突出部を有する押圧部材と、前記メモリチップを前記装着面に装着する際に前記メモリチップの下面により前記突出部が押圧されることによって、互いに対向する側から起立して前記メモリチップの上面を覆い、かつ各々の先端に設けられた係合部が互いに分離不能に連結される少なくとも一対のロックアームと、上面に前記メモリチップが着脱自在に装着されるとともに、下面から突出した端子群が前記装着面に上方から差し込まれて前記装着面に着脱自在に装着され、前記装着面と前記メモリチップとの間に配置された際に前記メモリチップとの間の電気的な接続を中継するアダプタとを備え、前記アダプタは、前記装着面に装着された際に前記突出部が入り込むための肉抜き部が形成され、前記アダプタを介して前記メモリチップを装着すると、前記ロックアームが作動せずに前記メモリチップが着脱自在となり、前記アダプタを介さずに前記メモリチップを装着すると、前記ロックアームが作動して前記ロックアームを破壊しない限り前記メモリチップの取り外しが不可能となることを特徴とする。
また、本発明のメモリチップ接続システムは、遊技機の筐体内部の基板収納ケースに収納された回路基板に実装されるチップソケットであり、遊技の進行を管制するメインプログラムを格納したメモリチップが装着される装着面が設けられ、この装着面に前記メモリチップの下面から突出した端子群が上方から差し込まれることによって前記メモリチップの装着及び前記メモリチップとの電気的接続が行われる遊技機用メモリチップソケットと、前記遊技機用メモリチップソケットと前記メモリチップとの間に配置され、これらの間の電気的な接続を中継するアダプタとから構成されるメモリチップ接続システムにおいて、前記遊技機用メモリチップソケットは、前記装着面から突出する突出部を有する押圧部材と、前記メモリチップを前記装着面に装着する際に前記メモリチップの下面により前記突出部が押圧されることによって、互いに対向する側から起立して前記メモリチップの上面を覆い、かつ各々の先端に設けられた係合部が互いに分離不能に連結される少なくとも一対のロックアームとを備え、前記アダプタは、上面に前記メモリチップが着脱自在に装着され、下面から突出した端子群が前記装着面に上方から差し込まれて前記装着面に着脱自在に設けられるとともに、前記アダプタの下面に、前記アダプタが前記装着面に装着された際に、前記突出部が入り込むための肉抜き部が下面に形成されており、前記アダプタを介して前記メモリチップを装着すると、前記ロックアームが作動せずに前記メモリチップが着脱自在となり、前記アダプタを介さずに前記メモリチップを装着すると、前記ロックアームが作動して前記ロックアームを破壊しない限り前記メモリチップの取り外しが不可能となることを特徴とする。
更に、本発明のアダプタは、遊技の進行を管制するメインプログラムを格納したメモリチップが装着される装着面が設けられ、この装着面に前記メモリチップの下面から突出した端子群が上方から差し込まれることによって前記メモリチップの装着及び前記メモリチップとの電気的接続が行われるとともに、前記装着面から突出する突出部を有する押圧部材と、前記メモリチップを前記装着面に装着する際に前記メモリチップの下面により前記突出部が押圧されることによって、互いに対向する側から起立して前記メモリチップの上面を覆い、かつ各々の先端に設けられた係合部が互いに分離不能に連結される少なくとも一対のロックアームとを備え、遊技機の筐体内部の基板収納ケースに収納された回路基板に実装される遊技機用メモリチップソケットの前記装着面に装着されるアダプタであって、前記遊技機用メモリチップソケットと前記メモリチップとの間に配置されて、これらの間の電気的な接続を中継するアダプタにおいて、前記装着面に装着された際に、前記突出部が入り込むための肉抜き部を下面に形成し、当該アダプタを介して前記遊技機用メモリチップソケットに前記メモリチップを装着することで、前記ロックアームを作動させずに前記メモリチップを着脱自在とすることを特徴とする。
本発明の遊技機用メモリチップソケットによれば、メモリチップが規定位置まで差し込まれた後は、遊技機用メモリチップソケットに設けられたロック機構が前記メモリチップを拘束し、その後は前記ロック機構を破壊しない限り前記メモリチップの取り外しができないので、メモリチップを不正に交換する等の不正行為を抑制する効果がある。
また前記ロック機構を破壊し前記メモリチップを交換されたときには、その痕跡がはっきりと残るので不正行為を二重に抑制する効果がある。
図1に示すように、スロットマシン2は、収納箱4と、この収納箱4の前面に設けられた前面扉5とからなる筐体3の内部に、後述する第1リール10、第2リール11、第3リール12、電源装置35(図2参照)、ホッパー装置36(図2参照)等が配設された構成となっている。
前面扉5は、上部扉6と下部扉7との2枚の扉から構成される。上部扉6には表示窓8が設けられている。この表示窓の奥には第1リール10、第2リール11,第3リール12が配設されている。周知のように、第1リール10、第2リール11、第3リール12の外周面には、例えば複数種類の図柄が複数個配列されている。第1リール10、第2リール11、第3リール12が停止すると、第1リール10、第2リール11、第3リール12の図柄が各3個表示窓8から表示され、表示窓8を通して計9個の図柄が表示される。
下部扉7の上部には、遊技の開始時に操作される1枚ベットボタン20、MAXベットボタン21、ペイアウトボタン22などの各種の操作ボタンが設けられている。
1枚ベットボタン20は、投入されたメダルを1枚使用して遊技を行う場合に押圧操作されるボタンである。MAXベットボタン21は、投入されたメダルを最大使用枚数(例えば3枚)使用して遊技を行う場合に押圧操作される。なお、投入されたメダルとは、メダル投入口28から直接メダルを投入するほかに、クレジットされたメダルを含む。
これらボタンの近傍には、スタートレバー23や、第1ストップボタン25、第2ストップボタン26、第3ストップボタン27が設けられている。スタートレバー23は、遊技を実行する際に操作される。第1ストップボタン25は、回転する第1リール10を停止させる際に押圧操作されるボタンである。同様にして、第2ストップボタン26、第3ストップボタン27は、回転する第2リール11、第3リール12をそれぞれ停止させる際に押圧操作されるボタンである。
また、下部扉7には、遊技を行う際にメダルを投入するためのメダル投入口28が設けられている。メダル投入口28の奥にはセレクタが組み込まれ、不適正なメダルはメダル払出口29を介してメダル受け皿30に排出される。また、セレクタは、例えば遊技の途中や各種の操作ボタンが押されたままの状態で投入された等の不適切なタイミングでメダルの投入が行われたときに、投入されたメダルをメダル受け皿30に排出する。なお、遊技の開始に先立って投入するメダルの枚数は1〜3枚に限られているため、クレジット機能を用いていないときには4枚目以降に投入されたメダルはメダル受け皿30に排出される。
一方、クレジット機能がオン状態のときには4枚目以降に投入されたメダルは、セレクタに設けられたメダルセンサ(図示せず)で検知された後、例えば50枚を限度にスロットマシン2の内部に貯留される。このクレジット機能を用いているときには、前述した1枚ベットボタン20やMAXベットボタン21の操作によりメダルの投入操作が行われ、そのベット枚数がクレジット枚数から逐次に減算される。また、遊技の結果、入賞が得られたときには配当となるメダルもクレジットされ、ペイアウトボタン22を操作したときにクレジットされているメダルがメダル受け皿30に払い出される。
図2に示すように、筐体3を構成する収納箱4の内部には、電源装置35、ホッパー装置36、第1リール10、第2リール11、第3リール12を備えたリールユニット37等が組み付けられる。なお、図2では、図の煩雑さを防止するために、第1リール10、第2リール11、第3リール12の外周に配置される複数の図柄を省略してある。電源装置35は、スロットマシン2の電力を供給するためのものである。
ホッパー装置36は、収納箱4の下部に設けられている。ホッパー装置36は、このスロットマシン2で遊技を行って入賞を得た場合に作動し、入賞に対するメダルを連続してメダル受け皿30に払い出す。このホッパー装置36の上部には、払出し用のメダルを貯留する貯留タンク37が設けられている。この貯留タンク37には、メダル投入口28から投入されたメダルが貯留される。オーバーフロー用の貯留箱38は、ホッパー装置36の貯留タンク37に貯留されたメダルが所定量を超えたときに、貯留タンク37から排出されたメダルが貯留される。
この収納箱4の上部には、遊技制御回路基板(回路基板)45が回路基板収納ケース40に収納された状態で配設されている。図3に示すように、遊技制御回路基板45は、回路パターンが設けられた基板46上にCPU(Central Processing Unit)47、RAM(Random Access Memory)48、メモリチップ(ROM=Read Only Memory)49等の回路構成部品が組み付けられることによって構成された制御回路を有している。また、この他に、スロットマシン2に配設される他の制御回路基板や、電源装置35等のスロットマシン2を構成する他の装置と、電気的に接続するための基板側コネクタ61が配設されている。
回路基板収納ケース40は、前ケース41および後ケース42から構成されている。前ケース41は、その後面が開口された略箱形状から構成されている。この前ケース41の前面下部には、開口(コネクタ用開口)63が形成されている。この開口63は、遊技制御回路基板45に設けられた基板側コネクタ61を露呈するために設けられている。
後ケース42は、前面が開口された箱形形状から形成されている。この開口された部分には、遊技制御回路基板45がネジ44により組み付けられる。この後ケース42には、その開口された部分が、前ケース41の開口された部分と対面されるように、前ケース41が組み付けられる。なお、前ケース41と後ケース42とを組み付ける方法は、例えば前ケース、後ケースのいずれか一方に係合孔を、他方に係止爪をそれぞれ設け、これら係合孔と係止爪とを係合させることによって前ケース41と後ケース42とを一体に組み付ける等の方法を用いることができる。
遊技制御回路基板45に配置されたCPU47、RAM48等の回路構成部品は、回路パターンが設けられた基板46上にその端子を直接半田付けされているが、メモリチップ49はメモリチップソケット50に装着され、メモリチップソケット50が基板46に半田付けされている。
図4乃至図6にて本発明の主要部分であるメモリチップソケット50の構造について説明する。図4はメモリチップソケット50の上方に制御プログラムの開発過程で使用するアダプタ56とメモリチップ49を配置した斜視図、図5はそれを側面から見た図(一部断面)、図6はメモリチップソケット50にアダプタ56を装着し、アダプタ56にメモリチップ49を装着した側面から見た図である。
メモリチップソケット50はその基部53の下面に端子53aを有し、端子53aは基板46に半田付けされている。また端子53aの設けられている下面とは反対の上面(装着面)には、メモリチップ49の端子49aあるいはアダプタ56の端子56aが差し込まれる端子穴53bが配設されている。
また、前記メモリチップソケット50の基部53には、基部53に形成された溝によって保持され移動可能な一対の略コの字形をした押圧部材54が、突出部54aを除いて埋設されている。略コの字形の押圧部材54の両端には突出部54aの受けた力をロックアームに伝達するための腕部54bが設けられている。
また、前記端子穴53bに沿って一対のロックアーム51および52が軸55によって互いに向き合った位置に軸支され、前記メモリチップソケット50に前記メモリチップ49が規定位置まで装着されたときに、前記メモリチップ49を抱え込むように全体が略コの字形になっている。
更に前記一対のロックアーム51および52の一端は各々先端が指状に4つに分かれており、それぞれの先端には一対の係合部(雌型)51aおよび係合部(雄型)52aが設けられ、前記メモリチップソケット50に前記メモリチップ49が規定位置まで装着されたときには、前記一対の係合部51aおよび係合部52aは分離不能に係合する。
また前記一対のロックアーム51および52の他端には前記押圧部材54の腕部54bによる力の伝達を受けるリンク部51bおよび52bが設けられている。
前記一対のロックアーム51および52の係合部51aおよび52aは、互いに向き合った位置に配置され、前記係合部51aは前記ロックアーム51の先端部中央に設けられた略矩形の穴部であり、前記係合部52aは、前記ロックアーム52の先端部中央に設けられた矢尻形をした突起部である。この突起部の最大寸法は前記略矩形の穴部の最小寸法より大きいため、一度係合した後は破壊する以外には分離不能である。
制御プログラムの開発過程で使用する前記アダプタ56の下面には、前記押圧部材54の突出部54aと対向する位置に、前記突出部54aを収納する肉抜き部56cが形成されている。また前記アダプタ56の下面には端子56aが埋設され、上面(メモリチップの装着面)には、前記メモリチップ49の端子49aが装着される端子穴56bが設けられている。そのため前記アダプタ56の厚さは前記メモリチップ49より大きく作られている。
次に、本実施形態の作用について説明する。図1に示すスロットマシン2が組立られると、次にプログラムの検証や修正が行われる。前述のように遊技機には、遊技媒体の供給に基づいて作動させるランプ装置や音声発生装置、液晶画像表示装置等の図柄可変表示装置などの様々な各種駆動装置及びこれら駆動装置を制御する制御回路基板を含む制御回路装置を備えており、遊技者が遊技を行う際にこれらを適宜作動させることによって遊技を興趣に溢れたものとしているが、これらの装置は制御回路基板によって制御されている。そしてこれらを制御している制御プログラムの内容の確認・検証が行われる。
この制御プログラムの内容の指示データーは前記メモリチップ49に記憶されているので、プログラムの内容を変更する必要になった場合は前記メモリチップ49を別のものと交換する。このため前記メモリチップ49は前記アダプタ56を介して前記メモリチップソケット50に差し込まれる。
前記アダプタ56の裏面の端子側には肉抜き部56cが設けられており、肉抜き部56cは押圧部材54の突出部54aと干渉しない位置であるため、前記メモリチップソケット50に設けられた一対のロックアーム51および52は、前記アダプタ56の装着によっても何ら力を受けることがなく、開いた状態のままとなっている。このとき前記アダプタ56に前記メモリチップ49が装着されていても装着されていなくても変わりはない。
ここで前記メモリチップソケット50に前記アダプタ56を装着した状態で、手動にて直接一対の前記ロックアーム51および52を駆動し、その係合部51aおよび52aを係合させようとしても、係合部51aおよび52aはそれぞれ前記アダプタ56の側面に当接し、それ以上は係合方向に動くことはない。
次にスロットマシン2が組立られプログラムの検証も終了すると、製品の出荷前に最終承認された前記メモリチップ49を直接前記メモリチップソケット50に装着し、前記メモリチップ49をロックアーム51および52でホールドし取り外せなくする作業を行う。
前記アダプタ56を前記メモリチップソケット50から取り外し、前記アダプタ56から前記メモリチップ49を取り外す。以下、図7および図8により説明する。
取り外した前記メモリチップ49を直接前記メモリチップソケット50に装着すると、前記メモリチップソケット50の装着面より突出した押圧部材54の突出部54aは、前記メモリチップ49の下面が当接し押圧力を受けるので、前記押圧部材54は突出部54aがメモリチップソケット50の基部53に埋没する位置まで押し下げられ、腕部54bによって前記ロックアーム51および52のリンク部51aおよび52aを基板46の近くまで押し下げる。
これによって前記ロックアーム51および52は軸55を中心にそれぞれ時計方向および反時計方向に回転する。前記ロックアーム51および52の先端に設けられた係合部51aおよび52aは、互いに向き合った状態から接近し、係合する。前述のごとく係合部51aおよび52aは、略矩形の穴部とその最小寸法より最大寸法の大きい矢尻形の突起部であるため、一度係合した後は破壊しない限り分離させることはできない。
図8はアダプタ56を外し、メモリチップ49をメモリチップソケット50に直に規定位置まで装着し、一対のロックアーム51および52のそれぞれの係止部51aと52aが分離不能に係合した状態を示す。
本実施形態では、ロックアーム51の係合部51aはすべて略矩形の穴部(雌型)であり、ロックアーム52の係合部52aはすべて矢尻形をした突起部(雄型)としたが、これに限ることはなく、(雌型)(雄型)を交互に配置しても良い。また数も4つに限ることはなく、スペース的に可能であればいくつでも良い。
本実施形態では、遊技制御回路基板の例を取り上げたが、これに限定する必要はなく、基板収納ケースに収納される制御回路基板であれば、本発明を実施することが可能である。
本実施形態では、遊技機としてスロットマシンの例を取り上げたが、これに限定する必要はなく、パチンコ機や、他の遊技機に本発明を実施することが可能である。
スロットマシンの外観を示す斜視図である。 スロットマシン内部の構成を示す斜視図である。 遊技制御回路基板、及び回路基板収納ケースの構成を示す斜視図である。 本発明のメモリチップソケットの構成を示す斜視図である。 本発明のメモリチップソケットにアダプタとメモリチップを装着させる前の構成を示す一部断面とした側面図である。 本発明のメモリチップソケットにアダプタとメモリチップを装着させた後の構成を示す一部断面とした側面図である。 本発明のメモリチップソケットにメモリチップを装着させる前の状態の構成を示す一部断面とした側面図である。 本発明のメモリチップソケットにメモリチップを規定位置まで装着させロックアームをロックさせた状態の構成を示す一部断面とした側面図である。
符号の説明
2 スロットマシン
45 遊技制御回路基板
46 基板
49 メモリチップ
50 メモリチップソケット
51,52 ロックアーム
51a,52a 係止部
54 押圧部材
56 アダプタ

Claims (3)

  1. 遊技機の筐体内部の基板収納ケースに収納された回路基板に実装されるチップソケットであり、遊技の進行を管制するメインプログラムを格納したメモリチップが装着される装着面が設けられ、この装着面に前記メモリチップの下面から突出した端子群が上方から差し込まれることによって前記メモリチップの装着及び前記メモリチップとの電気的接続が行われる遊技機用メモリチップソケットにおいて、
    前記装着面から突出する突出部を有する押圧部材と、
    前記メモリチップを前記装着面に装着する際に前記メモリチップの下面により前記突出部が押圧されることによって、互いに対向する側から起立して前記メモリチップの上面を覆い、かつ各々の先端に設けられた係合部が互いに分離不能に連結される少なくとも一対のロックアームと、
    上面に前記メモリチップが着脱自在に装着されるとともに、下面から突出した端子群が前記装着面に上方から差し込まれて前記装着面に着脱自在に装着され、前記装着面と前記メモリチップとの間に配置された際に前記メモリチップとの間の電気的な接続を中継するアダプタとを備え、
    前記アダプタは、前記装着面に装着された際に前記突出部が入り込むための肉抜き部が形成され、
    前記アダプタを介して前記メモリチップを装着すると、前記ロックアームが作動せずに前記メモリチップが着脱自在となり、
    前記アダプタを介さずに前記メモリチップを装着すると、前記ロックアームが作動して前記ロックアームを破壊しない限り前記メモリチップの取り外しが不可能となることを特徴とする遊技機用メモリチップソケット。
  2. 遊技機の筐体内部の基板収納ケースに収納された回路基板に実装されるチップソケットであり、遊技の進行を管制するメインプログラムを格納したメモリチップが装着される装着面が設けられ、この装着面に前記メモリチップの下面から突出した端子群が上方から差し込まれることによって前記メモリチップの装着及び前記メモリチップとの電気的接続が行われる遊技機用メモリチップソケットと、前記遊技機用メモリチップソケットと前記メモリチップとの間に配置され、これらの間の電気的な接続を中継するアダプタとから構成されるメモリチップ接続システムにおいて、
    前記遊技機用メモリチップソケットは、
    前記装着面から突出する突出部を有する押圧部材と、
    前記メモリチップを前記装着面に装着する際に前記メモリチップの下面により前記突出部が押圧されることによって、互いに対向する側から起立して前記メモリチップの上面を覆い、かつ各々の先端に設けられた係合部が互いに分離不能に連結される少なくとも一対のロックアームとを備え、
    前記アダプタは、
    上面に前記メモリチップが着脱自在に装着され、下面から突出した端子群が前記装着面に上方から差し込まれて前記装着面に着脱自在に設けられるとともに、
    前記アダプタの下面に、前記アダプタが前記装着面に装着された際に、前記突出部が入り込むための肉抜き部が下面に形成されており、
    前記アダプタを介して前記メモリチップを装着すると、前記ロックアームが作動せずに前記メモリチップが着脱自在となり、
    前記アダプタを介さずに前記メモリチップを装着すると、前記ロックアームが作動して前記ロックアームを破壊しない限り前記メモリチップの取り外しが不可能となることを特徴とするメモリチップ接続システム。
  3. 遊技の進行を管制するメインプログラムを格納したメモリチップが装着される装着面が設けられ、この装着面に前記メモリチップの下面から突出した端子群が上方から差し込まれることによって前記メモリチップの装着及び前記メモリチップとの電気的接続が行われるとともに、前記装着面から突出する突出部を有する押圧部材と、前記メモリチップを前記装着面に装着する際に前記メモリチップの下面により前記突出部が押圧されることによって、互いに対向する側から起立して前記メモリチップの上面を覆い、かつ各々の先端に設けられた係合部が互いに分離不能に連結される少なくとも一対のロックアームとを備え、遊技機の筐体内部の基板収納ケースに収納された回路基板に実装される遊技機用メモリチップソケットの前記装着面に装着されるアダプタであって、前記遊技機用メモリチップソケットと前記メモリチップとの間に配置されて、これらの間の電気的な接続を中継するアダプタにおいて、
    前記装着面に装着された際に、前記突出部が入り込むための肉抜き部を下面に形成し、
    当該アダプタを介して前記遊技機用メモリチップソケットに前記メモリチップを装着することで、前記ロックアームを作動させずに前記メモリチップを着脱自在とすることを特徴とするアダプタ。
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