JP2006081562A - 遊技機の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】制御基板に対して不正な操作が行われることを確実に防止できるようにするとともに、収容体の組立性を大幅に向上させることができるようにする。
【解決手段】メイン制御基板23(制御基板)を基板カバー33(収容体)の内部に収容した状態では、コネクタ40が基板カバー33の開口部34(コネクタ配置部)に位置し、防護体60が基板カバー33の遮蔽片81(固定部)と当接して固定されるようにし、基板カバー33の開口部34から針金等を挿入したとしても、基板カバー33の遮蔽片81と防護体60との当接部によって阻止されるようにすることで、基板カバー33の内部のメイン制御基板23に対する配線の短絡等の不正な操作を防止できるようにした。
【選択図】図7

Description

本発明は、遊技機の制御基板を収容体の内部に収容した遊技機の制御装置に係るものであり、詳しくは、収容体の外部から、内部の制御基板に対して不正な操作が行われることを確実に防止できるようにするとともに、収容体の組立性を大幅に向上させることができるようにした技術に関するものである。
従来、弾球遊技機やスロットマシン等の遊技機における出玉に関する制御は、メイン制御基板と呼ばれる制御基板によって行われている。また、近年の遊技機では、メイン制御基板以外に、出玉に関する制御を実質的に行うサブ制御基板と呼ばれる制御基板が設けられている場合もある。
そして、このような遊技機において、メイン制御基板又はサブ制御基板の制御プログラムや入出力信号等に対し、プログラムの改ざん、外部からの不正な信号の付与等をすることにより、本来の遊技と異なる適正でない遊技を実行させるという不正行為が問題となっている。
図8は、従来の遊技機の制御装置に使用するメイン制御基板23の一例を示す斜視図である。
図8に示すように、メイン制御基板23には、各種の電子部品が実装されているとともに、メイン制御基板23と外部機器(図示せず)とを電気的に接続するための複数のコネクタ40及びコネクタ50が装着されている。
ここで、メイン制御基板23がそのまま外部に露出した状態であると、制御ROM等の電子部品が正規品以外のものに交換されるおそれがある。また、各種の電子部品、各コネクタ40、及び各コネクタ50は、メイン制御基板23にプリントされた配線パターンによって相互に接続されているため、配線パターンに対する不正な部品の接続や、配線の短絡等を行うことも可能である。すなわち、メイン制御基板23に対して不正な操作が実行されることが考えられるのであり、そのような行為を効果的に防止できなければ、遊技店等で大きな被害が出てしまう。
そこで、メイン制御基板23等の制御基板を透明樹脂からなる収容体の内部に収容し、この収容体の不正開放を禁止するための手段を講じることにより、収容体を容易に開放できないようにして、メイン制御基板23等に対する不正な操作の実行を防止する技術が知られている。
図9は、このような従来の遊技機の制御装置30を示す平面図である。
図9に示すように、この制御装置30は、基板カバー33(収容体)の内部に、複数のコネクタ40及びコネクタ50が装着されたメイン制御基板23(図8参照)を収容したものである。
ここで、基板カバー33は、一端側がヒンジ35によって回転可能に連結されており、他端側がロック部材39によって封止されている。そのため、図9に示す制御装置30は、基板カバー33の不正開放が禁止され、その結果、メイン制御基板23に実装された電子部品の不正な交換等を防ぐことができる。
ところが、基板カバー33の不正開放の禁止により、メイン制御基板23の電子部品を直接交換してプログラムを改ざんする等の形態の不正行為は防止できるが、メイン制御基板23にプリントされた配線パターンに対して外部から不正な信号を付与する等の形態の不正行為は防げない。
すなわち、メイン制御基板23に実装されたコネクタ40及びコネクタ50の周辺部については、コネクタ40及びコネクタ50によってメイン制御基板23と外部機器(図示せず)とを電気的に接続する関係から、基板カバー33には、コネクタ40又はコネクタ50を挿入可能な開口部34がそれぞれ形成されている。
そのため、開口部34とコネクタ40の側面との間や、開口部34とコネクタ50の側面との間に隙間が生じることとなり、コネクタ40及びコネクタ50と電子部品とを結ぶ配線パターンが部分的に露出する。その結果、この露出部分に不正な部品の接続や、配線の短絡等を行うことが可能となり、適正でない遊技を実行させるおそれが残ってしまうのである。
このように、メイン制御基板23を基板カバー33の内部に収容したとしても、メイン制御基板23に実装されたコネクタ40及びコネクタ50の周辺部が問題として残る。そのため、コネクタ40及びコネクタ50の周辺部を含め、基板カバー33の外部から、内部のメイン制御基板23に対して不正な操作が行われることを確実に防止できる技術が強く要望されている。
そこで、最近では、開口部34とコネクタ40の側面との隙間や、開口部34とコネクタ50の側面との隙間を極力狭くした基板カバー33(収容体)を用いる技術が知られている。すなわち、この技術を用いた収容体は、メイン制御基板23等の各種の制御基板を外部から透視可能な構造を有しており、この収容体に、制御基板と接する段部を設けるとともに、この段部に、コネクタが嵌合する開口部を設けている。そして、開口部の周囲をコネクタに近接させて、プリント配線パターンが露出しないようにするとともに、段部により、コネクタの周辺部のプリント配線パターンを覆うように構成している(例えば、特許文献1参照)。
特許第2905773号公報
上記の特許文献1に記載の技術によれば、収容体の外部から、内部の制御基板を容易に透視することができるので、制御基板に実装された電子部品が不正に交換等された場合であっても、その事実を容易に発見することができる。
また、収容体の開口部の周囲がコネクタに近接しているので、開口部から、制御基板の配線パターンに対して不正な操作を実行することも防止できる。
しかし、上記の特許文献1に記載の技術では、収容体の段部に、コネクタが嵌合する開口部を設けているので、コネクタの配置が異なる制御基板ごとに、別々の収容体が必要となってしまう。そのため、収容体の生産性や経済性等に問題がある。
また、収容体の開口部の周囲をコネクタに近接させればさせるほど、開口部へのコネクタの挿入が難しくなるので、制御基板の上側から収容体を被せることが困難となり、収容体の組立性が悪化するという問題がある。
一方、収容体の組立性を考慮して、制御基板の上側から収容体を被せるのではなく、図9に示すように、ヒンジ35を利用して収容体(基板カバー33)を回転させることにより、制御基板(メイン制御基板23)を簡単に内部に収容できるようにした技術も知られている。
しかし、このような形態の収容体であると、開口部とコネクタとの間に、回転半径に応じた隙間が必要となることから、開口部の周囲とコネクタとの近接程度に限界が生ずる。そのため、上記の特許文献1に記載の技術では、このようなヒンジを利用して開閉させる形態の収容体に適用することができず、収容体の組立性を向上させることができないという問題がある。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、コネクタの周辺部を含めて、収容体の外部から、内部の制御基板に対して不正な操作が行われることを確実に防止できるようにするとともに、ヒンジを利用して開閉させる形態の収容体にも適用可能とすることで、収容体の組立性を大幅に向上させることができるようにした遊技機の制御装置を提供することである。
本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。
請求項1の発明は、遊技機を制御する制御基板と、前記制御基板と外部機器とを電気的に接続するためのものであって、前記制御基板上に実装されたコネクタと、前記制御基板を内部に収容する収容体とを備える遊技機の制御装置であって、前記コネクタは、前記コネクタの周囲で前記制御基板を覆う防護体を備え、前記収容体は、前記コネクタに対応するコネクタ配置部と、前記防護体の固定部とを有しており、前記制御基板を前記収容体の内部に収容した状態では、前記コネクタが前記収容体の前記コネクタ配置部に位置し、前記防護体が前記収容体の前記固定部によって固定されるとともに、前記収容体と前記防護体とが近接することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の遊技機の制御装置において、前記制御基板を前記収容体の内部に収容した状態では、前記収容体と前記防護体とが2mm以内で近接することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の遊技機の制御装置において、前記制御基板を前記収容体の内部に収容した状態では、前記収容体の前記固定部と前記防護体とが当接することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の遊技機の制御装置において、前記防護体は、平板状であることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の遊技機の制御装置において、前記収容体の前記コネクタ配置部は、前記コネクタを挿入可能な開口部であり、前記収容体の前記固定部は、前記開口部に形成された遮蔽片であることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の遊技機の制御装置において、前記収容体又は前記防護体は、透明樹脂からなることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の遊技機の制御装置において、前記制御基板を載置する支持体を備え、前記収容体は、前記支持体の一端側に、回転可能に連結されていることを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の遊技機の制御装置において、前記遊技機は、図柄変動表示装置を有する弾球遊技機であり、前記制御基板は、前記図柄変動表示装置に表示された図柄の変動を制御することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の遊技機の制御装置において、前記遊技機は、図柄を表示したリールを有するスロットマシンであり、前記制御基板は、前記リールの回転を制御することを特徴とする。
上記の各発明においては、コネクタの周囲で制御基板を覆う防護体を備えており、制御基板を収容体の内部に収容した状態では、コネクタが収容体のコネクタ配置部に位置し、防護体が収容体の固定部によって固定されるとともに、収容体と防護体とが近接する。すなわち、収容体と防護体との間隔は、制御基板に対する不正行為が困難となるように、例えば、2mm以下となる。そのため、収容体のコネクタ配置部から針金等を挿入しようとしたとしても、針金等は、内部の制御基板まで到達することができず、その結果、収容体の内部の制御基板に対する不正な部品の接続等が防止される。
また、収容体のコネクタ配置部を、そこに位置させるコネクタに対してある程度大きくすることができるので、制御基板を載置する支持体に対し、ヒンジ等を利用して回転可能に連結された収容体であっても、収容体の組立てに際してコネクタが支障とならず、簡単に、収容体の内部に制御基板を収容することができる。
ここで、制御基板を収容体の内部に収容した状態において、収容体の固定部と防護体とが当接するようにすることもできる。このようにすれば、収容体と防護体との間に隙間がなくなり、針金等の挿入が全く困難となる。
また、防護体は、平板状のもので良い。そして、収容体のコネクタ配置部は、コネクタを挿入可能な開口部とすることができ、収容体の固定部は、その開口部に形成された遮蔽片とすることができる。このようにすれば、制御基板を収容体の内部に収容した状態において、コネクタが収容体の開口部に挿入されるとともに、収容体の遮蔽片が防護体を押圧して固定するので、収容体の組立性が向上する。
さらに、収容体又は防護体を透明樹脂で形成すれば、収容体の内部又は防護体の周辺部の制御基板に実装された電子部品の不正な交換等を容易に発見することができるようになる。すなわち、収容体を開けることなく、収容体の外部から、内部の制御基板を容易に透視することができるので、制御基板に実装された電子部品が正規品であるか否かが一目瞭然となる。ここで、不正行為の発見のためには、収容体及び防護体の両方を透明樹脂で形成することが好ましい。
なお、このような制御装置を用いる遊技機は、図柄変動表示装置を有する弾球遊技機であっても、図柄を表示したリールを有するスロットマシンであっても良く、弾球遊技機の場合の制御基板は、図柄変動表示装置に表示された図柄の変動を制御し、スロットマシンの場合の制御基板は、リールの回転を制御する。ここで、弾球遊技機であってもスロットマシンであっても、制御基板は、メイン制御基板及びサブ制御基板の両方を含むことは当然である。
本発明の遊技機の制御装置によれば、コネクタの周囲で制御基板を覆う防護体を備えており、制御基板を収容体の内部に収容した状態では、収容体と防護体とが近接するので、収容体の外部から、内部の制御基板に不正な部品を接続等することが困難となる。そのため、本発明の遊技機の制御装置は、収容体の内部の制御基板に対する不正な操作を確実に防止することができる。
また、ヒンジ等を利用して回転させる形態の収容体であっても、コネクタの側面と収容体のコネクタ配置部との間に隙間を設けることにより、簡単に、収容体の内部に制御基板を収容することができる。そのため、収容体の組立性等を大幅に向上させることができる。なお、この場合、防護体の大きさは、コネクタの側面と収容体のコネクタ配置部との間隔に合わせるようにする。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
なお、以下の実施形態では、本発明の遊技機の制御装置を適用した遊技機として、図柄変動表示装置を有する弾球遊技機を例に挙げて説明する。
図1は、本発明の遊技機の制御装置を適用した弾球遊技機10の表面側(遊技者側)を示す正面図である。
図1に示すように、弾球遊技機10の遊技領域11には、図柄変動表示装置12、発射装置から発射された遊技球の特定入賞口13、大入賞口14、及びアウト口15等が配置されている。
ここで、特定入賞口13は、図柄変動表示装置12の図柄の変動開始条件となる入賞口である。すなわち、この特定入賞口13への遊技球の入賞により、弾球遊技機10の内部で抽選が行われるとともに、その抽選結果に基づいて、図柄変動表示装置12の図柄の変動表示が行われる。
一方、大入賞口14は、図柄変動表示装置12により表示された図柄の組合せが所定の停止態様となった場合、例えば、A−A−AのようにAの図柄が揃った場合に開放して、遊技球が入賞可能となる入賞口である。
次に、図1に示す弾球遊技機10の遊技概要について簡単に説明する。
先ず、遊技者の操作によって発射装置が駆動され、遊技球が遊技領域11内に進入すると、この遊技球は、釘や風車等に接触して落下方向を変えながら、上記の入賞口(特定入賞口13等)に入り込むか、又はアウト口15に送られる。そして、この遊技球が入賞口に入賞した場合には、所定個数の遊技球(賞球)が払出し装置から払い出されることとなる。
特に、特定入賞口13に入賞した場合には、遊技球(賞球)の払出しに加えて、図柄変動表示装置12に表示された図柄が所定の変動表示をした後に停止表示するという遊技が行われる。そして、この遊技の結果、すなわち、停止表示した図柄の組合せが予め定められた図柄の組合せとなった場合には、大入賞口14が開放し、遊技者に利益を与えやすくなる大当たり遊技が行われる。
図2は、本発明の遊技機の制御装置を適用した弾球遊技機10の裏面側を示す正面図である。
図2に示すように、弾球遊技機10の裏面側には、賞球タンク21や、収容体の内部に収容された各種の制御基板等が実装されており、例えば、弾球遊技機10の右下部には、電源ユニット22が配置されている。そして、弾球遊技機10の外部から供給された電源は、過電流遮断装置(ヒューズ)等の所要の電気部品を介して電源ユニット22に供給され、この電源ユニット22により、弾球遊技機10に設けられた各種の制御基板等に所要の電源が供給される。
ここで、図2に示す弾球遊技機10には、制御基板として、メイン制御基板23、球搬出制御基板24、及びサブ制御基板25の3つが設けられている。そして、メイン制御基板23、球搬出制御基板24、及びサブ制御基板25は、それぞれ別々の収容体の内部に収容されており、各収容体は、容易に開放できないようになっている。
このメイン制御基板23は、上述したような遊技の進行等を制御する基板であり、演算等を行うCPU、遊技プログラムを記憶したROM、及びデータを一時的に記憶するRAM等の電子部品を備えている。
また、球搬出制御基板24は、遊技球の搬出を制御する基板であり、CPU、モータの駆動パターンを記憶するROM等の電子部品を備えている。
一方、サブ制御基板25は、演出の出力を制御する基板であり、サウンドの出力、ランプ類の点灯、図柄変動表示装置12(図1参照)による図柄の変動表示等の制御を行うものであって、メイン制御基板23と同様に、CPU、ROM、及びRAM等の電子部品を備えている。
そして、例えば、メイン制御基板23は、球搬出制御基板24、及びサブ制御基板25等と図示しないハーネス(配線束)により接続され、このハーネスとの電気的な接続のために、メイン制御基板23、球搬出制御基板24、及びサブ制御基板25には、それぞれコネクタが備えられている。
次に、本発明の遊技機の制御装置の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図3は、第1実施形態の遊技機の制御装置30を示す斜視図であり、基板ベース31に対して、基板カバー33が開いた状態を示す図である。
図4は、第1実施形態の遊技機の制御装置30を示す斜視図であり、基板ベース31に対して、基板カバー33を閉じた状態を示す図である。
図3及び図4に示す基板ベース31は、本発明における支持体に相当するものであり、透明なABS樹脂の成形品からなっている。また、基板カバー33は、本発明における収容体に相当するものであり、同じく透明なABS樹脂の成形品からなっている。そして、この基板カバー33は、基板ベース31の一端側に、回転可能に連結されている。すなわち、基板ベース31の1つの短辺側の側壁31aと、基板カバー33の1つの短辺側の側壁33aとがヒンジ35によって回転可能に連結されている。そのため、基板カバー33は、基板ベース31に対して、ヒンジ35を中心に回転する。
また、図3に示すように、基板ベース31には、縦横のリブ32が形成されている。このリブ32は、後述するメイン制御基板23を載置するものである。すなわち、図3に示す基板ベース31のリブ32上にメイン制御基板23を載置し、開いた状態となっている基板カバー33を回転させて閉じれば、図4に示すように、基板ベース31の上面側が全面的に基板カバー33で覆われ、基板カバー33の内部にメイン制御基板23が収容された略箱形の形状となる。なお、この際、メイン制御基板23に実装された各コネクタ40及び各コネクタ50は、基板カバー33の開口部34(本発明におけるコネクタ配置部に相当するもの)に挿入され、開口部34内に位置することとなって、基板カバー33の外部に露出する。
ここで、基板カバー33の長辺側の両側壁33c,33dには、一対の把持突起36が形成されている。すなわち、基板カバー33を閉じる際に、この把持突起36を把持部として利用することができるようになっている。
また、基板ベース31の長辺側の両側壁31c,31dには、一対の嵌合フック37が設けられており、基板カバー33の長辺側の両側壁33c,33dには、一対の嵌合突起38が形成されている。そのため、図3に示す開いた状態の基板カバー33を閉じれば、嵌合フック37と嵌合突起38とが嵌まり合い、図4に示すように、基板ベース31と基板カバー33とが一体化する。
さらに、基板ベース31の他の短辺側の側壁31bと、基板カバー33の他の短辺側の側壁33bとは、ロック部材39によって封止される。すなわち、ロック部材39の側面には、一対のベースロック爪39aと一対のカバーロック爪39bとが形成されている。そして、基板ベース31の側壁31bに設けられたロックボックス31eにこのロック部材39を一度挿入してしまえば、ロックボックス31e内にロック部材39のベースロック爪39aが嵌まり込み、ロックボックス31eからロック部材39が二度と抜けないようになる。
続いて、この状態で基板カバー33を一度閉じてしまえば、基板カバー33の側壁33bに設けられたロックボックス33e内にロック部材39のカバーロック爪39bが嵌まり込み、ロック部材39からロックボックス33eが二度と抜けないようになる。そのため、ロックボックス31eやロックボックス33e等を破壊しない限り、基板カバー33の開放は不可能となり、不正開放を簡単に禁止することができる。
このように、第1実施形態の遊技機の制御装置30は、基板カバー33を閉じるだけで簡単に、基板カバー33の不正開放が禁止され、基板カバー33の内部のメイン制御基板23に実装された電子部品が正規品以外のものに交換されることを防止できる。
また、基板ベース31及び基板カバー33が透明なので、仮に電子部品の不正な交換等がなされたとしても、その事実を容易に発見することができる。
次に、第1実施形態の遊技機の制御装置30におけるコネクタ40及びコネクタ50の周辺部の構造について詳細に説明する。
図5は、第1実施形態の遊技機の制御装置に使用するメイン制御基板23を示す部分斜視図である。
図6は、第1実施形態の遊技機の制御装置に使用する防護体60と、メイン制御基板23上に実装されたコネクタ40との関係を示す斜視図である。
図5に示すように、メイン制御基板23には、各種の電子部品が実装されているとともに、メイン制御基板23と外部機器(図示せず)とを電気的に接続するための複数のコネクタ40が実装されている。そして、各コネクタ40の周囲は、それぞれ防護体60によって囲まれている。
ここで、防護体60は、0.5mm厚のアルミからなる平板状のものであり、図6に示すように、個々のコネクタ40を挿入可能な開口部61を有している。そして、メイン制御基板23上に実装されたコネクタ40に対し、上側から防護体60を被せれば、各コネクタ40が防護体60の開口部61に挿入され、各コネクタ40の周囲でメイン制御基板23が防護体60によって覆われる。そのため、各コネクタ40の周辺部にプリントされている配線パターンが保護されることとなり、配線パターンに対して不正な部品の接続や、配線の短絡等を行うことが困難となる。
また、防護体60は、各コネクタ40の周囲でメイン制御基板23を覆う程度の大きさであるから、開口部61は、個々のコネクタ40の大きさに合わせて形成することができる。すなわち、開口部61の周囲を各コネクタ40に近接させても、防護体60を被せる際の支障とはならない。そのため、開口部61の周囲と各コネクタ40との隙間をほとんどなくすことができるので、この隙間からの針金等の挿入も防止することができる。
図7は、第1実施形態の遊技機の制御装置30を示す部分断面図であり、メイン制御基板23を基板カバー33の内部に収容した状態を示す図である。
図7に示すように、コネクタ40が実装されたメイン制御基板23を基板カバー33の内部に収容した状態では、コネクタ40が基板カバー33の開口部34に挿入され、コネクタ40が開口部34内に位置することとなり、コネクタ40の上面が基板カバー33から露出する。したがって、露出したコネクタ40の上面に図示しないハーネス(配線束)を接続すれば、メイン制御基板23と外部機器とが電気的に接続される。
また、コネクタ40の周囲では、防護体60によってメイン制御基板23が覆われている。一方、基板カバー33は、コネクタ40を挿入する開口部34の口縁に、本発明における固定部に相当する遮蔽片81が形成されたものとなっている。そのため、メイン制御基板23を基板カバー33の内部に収容した状態では、図7に示すように、基板カバー33の遮蔽片81と防護体60の上面とが当接し、この遮蔽片81によって防護体60が固定される。
したがって、第1実施形態の遊技機の制御装置30によれば、基板カバー33の開口部34から針金等を挿入したとしても、針金等は、基板カバー33の遮蔽片81と防護体60との当接部によって阻止される。また、コネクタ40と防護体60との隙間もほとんどないので、この隙間からの侵入も防止できる。その結果、メイン制御基板23にプリントされた配線パターンに対する配線の短絡や、不正な部品の接続等が防止される。また、仮に、遮蔽片81と防護体60とが当接していなくても、両者間は近接するようになっているので、基板カバー33の内部に収容されたメイン制御基板23に対して不正な操作を実行することは困難である。
また、前述した通り、第1実施形態の遊技機の制御装置30は、基板カバー33と基板ベース31(図3参照)とが回転可能に連結されている。そして、図7に示すように、基板カバー33の遮蔽片81とコネクタ40との間には隙間があり、この隙間は、基板カバー33の回転半径に応じたものとなっている。
したがって、第1実施形態の遊技機の制御装置30では、基板ベース31(図3参照)の上にメイン制御基板23を載置し、その後、基板カバー33を閉じるようにしても、基板カバー33の遮蔽片81とコネクタ40とが衝突しない。その結果、基板カバー33を閉じるだけでメイン制御基板23を基板カバー33の内部に収容することが可能となり、簡単に、制御装置30を組み立てることができるようになる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、例えば、以下のような種々の変形が可能である。
(1)上述した実施形態の遊技機の制御装置30は、遊技機の1つとして、図柄変動表示装置を有する弾球遊技機10に適用した例を示したが、このような弾球遊技機10には限られない。すなわち、図柄を表示したリールを有するスロットマシンに適用し、メイン制御基板23がリールの回転を制御するものであっても良い。また、アレンジボール、雀球遊技機等の種々の遊技機にも広く適用することができる。
(2)上述した各実施形態では、基板カバー33の内部に収容する制御基板として、メイン制御基板23を例に挙げたが、これに限られることなく、遊技機を制御する制御基板であれば、いかなるものであっても良い。例えば、サブ制御基板、球搬出制御基板、液晶等の画像を制御する画像制御基板等であっても良い。
(3)上述した各実施形態では、防護体60をアルミの平板としているが、これに限られることなく、各種の金属、樹脂等を使用することができる。特に、透明樹脂からなる防護体60とすれば、防護体60の周囲も外部から透視できるようになる。
本発明の遊技機の制御装置は、収容体の内部の制御基板に対する不正な操作を確実に防止することができ、しかも、収容体の組立性等を大幅に向上させることができる。そのため、弾球遊技機、スロットマシン、アレンジボール、雀球遊技機等の種々の遊技機に広く適用することができる。
本発明の遊技機の制御装置を適用した弾球遊技機10の表面側(遊技者側)を示す正面図である。 本発明の遊技機の制御装置を適用した弾球遊技機10の裏面側を示す正面図である。 第1実施形態の遊技機の制御装置30を示す斜視図であり、基板ベース31に対して、基板カバー33が開いた状態を示す図である。 第1実施形態の遊技機の制御装置30を示す斜視図であり、基板ベース31に対して、基板カバー33を閉じた状態を示す図である。 第1実施形態の遊技機の制御装置30に使用するメイン制御基板23を示す部分斜視図である。 第1実施形態の遊技機の制御装置に使用する防護体60と、メイン制御基板23上に実装されたコネクタ40との関係を示す斜視図である。 第1実施形態の遊技機の制御装置30を示す部分断面図であり、メイン制御基板23を基板カバー33の内部に収容した状態を示す図である。 従来の遊技機の制御装置に使用するメイン制御基板23の一例を示す斜視図である。 従来の遊技機の制御装置30を示す平面図である。
符号の説明
10 弾球遊技機
11 遊技領域
12 図柄変動表示装置
13 特定入賞口
14 大入賞口
15 アウト口
21 賞球タンク
22 電源ユニット
23 メイン制御基板(制御基板)
24 球搬出制御基板
25 サブ制御基板
30 制御装置
31 基板ベース(支持体)
31a,31b,31c,31d 側壁
31e ロックボックス
32 リブ
33 基板カバー(収容体)
33a,33b,33c,33d 側壁
33e ロックボックス
34 開口部(コネクタ配置部)
35 ヒンジ
36 把持突起
37 嵌合フック
38 嵌合突起
39 ロック部材
39a ベースロック爪
39b カバーロック爪
40 コネクタ
60 防護体
61 開口部
81 遮蔽片(固定部)

Claims (9)

  1. 遊技機を制御する制御基板と、
    前記制御基板と外部機器とを電気的に接続するためのものであって、前記制御基板上に実装されたコネクタと、
    前記制御基板を内部に収容する収容体と
    を備える遊技機の制御装置であって、
    前記コネクタは、前記コネクタの周囲で前記制御基板を覆う防護体を備え、
    前記収容体は、前記コネクタに対応するコネクタ配置部と、前記防護体の固定部とを有しており、
    前記制御基板を前記収容体の内部に収容した状態では、前記コネクタが前記収容体の前記コネクタ配置部に位置し、前記防護体が前記収容体の前記固定部によって固定されるとともに、前記収容体と前記防護体とが近接する
    ことを特徴とする遊技機の制御装置。
  2. 請求項1に記載の遊技機の制御装置において、
    前記制御基板を前記収容体の内部に収容した状態では、前記収容体と前記防護体とが2mm以内で近接する
    ことを特徴とする遊技機の制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の遊技機の制御装置において、
    前記制御基板を前記収容体の内部に収容した状態では、前記収容体の前記固定部と前記防護体とが当接する
    ことを特徴とする遊技機の制御装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の遊技機の制御装置において、
    前記防護体は、平板状である
    ことを特徴とする遊技機の制御装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の遊技機の制御装置において、
    前記収容体の前記コネクタ配置部は、前記コネクタを挿入可能な開口部であり、前記収容体の前記固定部は、前記開口部に形成された遮蔽片である。
    ことを特徴とする遊技機の制御装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の遊技機の制御装置において、
    前記収容体又は前記防護体は、透明樹脂からなる
    ことを特徴とする遊技機の制御装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の遊技機の制御装置において、
    前記制御基板を載置する支持体を備え、
    前記収容体は、前記支持体の一端側に、回転可能に連結されている
    ことを特徴とする遊技機の制御装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の遊技機の制御装置において、
    前記遊技機は、図柄変動表示装置を有する弾球遊技機であり、
    前記制御基板は、前記図柄変動表示装置に表示された図柄の変動を制御する
    ことを特徴とする遊技機の制御装置。
  9. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の遊技機の制御装置において、
    前記遊技機は、図柄を表示したリールを有するスロットマシンであり、
    前記制御基板は、前記リールの回転を制御する
    ことを特徴とする遊技機の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020099555A (ja) * 2018-12-25 2020-07-02 山佐株式会社 遊技機
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