JP2008206708A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板に取り付けられるコネクタの付け替えによる不正用基板の取り付けなどの不正行為を防止することができる遊技機を提供することを目的とする。
【解決手段】ドア中継基板60を内部に収納する基板ケース70を構成する上板ケース80及び下板ケース90の一端側の接合部86、95同士は、両上板ケース80及び下板ケース90の組付けを固定する封印部材Pを使用して締結固定し、上板ケース80及び下板ケース90の他端側は、両ケース80、90を開閉自在に支持する開閉支持機構99を備える。
【選択図】 図7

Description

この発明は、遊技媒体(メダル・パチンコ玉)を用いて遊技を行なうことが可能なパチスロ機やパチンコ機などの遊技機に関する。
従来より、メダルの投入若しくはBETボタンの押下後にスタートレバーを操作して機械的回転リール(以下、リールと記載する)を回転駆動させるとともに、各リールに対応したストップボタンを押下操作することによって各リールを停止させ、リール表示窓内に停止された図柄の組合せに応じてメダルを払い出すパチスロ機と呼ばれる遊技機が知られている。
このパチスロ機の場合、メダル投入口から1〜3枚のメダルが投入されスタートレバーが操作されると、リールを回転駆動させて複数の図柄を変動させるとともに、遊技者によるストップボタンの押下操作に応じて、回転している図柄を停止表示させ、入賞役図柄の組合せが有効ライン上に停止表示された場合には、入賞役に応じた所定枚数のメダルをメダル払出口から払い出す。
また、このパチスロ機の内部には、パチスロ機の制御を行なう主制御基板、画像表示や音声出力などの遊技演出を制御する副制御基板やその他、複数の基板(例えば、図柄表示基板、押しボタン基板、リール停止基板、LED基板、ドア中継基板など)が設けられている。例えば、主制御回路の場合には、内部の基板を保護したり、第三者によるROMや基板の入れ替え(交換)などの不正行為を防止するために、基板を内部に収納した状態で半透明な保護カバー(基板ケース)内に組み付けられている。
すなわち、従来からパチスロ機で使用される基板用の基板ケースは、内部に収納した基板を保護する目的とコネクタの抜き差し(入れ換え)や基板の交換などによる不正行為を防止するために、上板ケース及び下板ケースとから構成され、基板を内部に収納した状態で、両者のケースを閉塞した状態で組み付けている。
この種の基板を内部に収納する基板ケースに関する従来技術としては、基板ケースの一部に開口部を形成し、この開口部を介して、基板の熱を外部に放出する放熱ブロックを露出させる基板ケースを備えた遊技機について開示されている。(特許文献1参照)。この基板ケースの場合、基板から発生した熱は開口部を通じて、基板ケースの外部に露出している放熱ブロックを伝わって放出することができる。また、開口部には、放熱ブロックが位置しているので、開口部を利用してコネクタを差し替えるなどの不正行為を防止することができる。
特開2003−093698号公報
しかしながら、上述した従来の基板を内部に収納した状態で組み付ける基板ケースの場合、基板に取り付けられるコネクタに対しては、何らコネクタの抜き差しや入れ替えなどの不正行為を防止するための対策が施されていないという問題がある。すなわち、図11に示すように、従来の基板ケース70aは、内部に基板を収納した状態で組み付けられているため、基板に対する保護機能を有するとともに、第三者による不正基板などとの交換を困難とする構成となっているが、この基板に取り付けられるコネクタの周囲には、コネ
クタの抜き差しを行なうための開口部70bが形成されている。
また、コネクタの抜き差し方向は、抜き差しが容易な真上からの方向となっている。このため、このように構成された基板ケース70aは、コネクタの抜き差しが容易に行なえるため、コネクタを付け替えたり、この付け替えにより正規の基板ではない不正基板を接続されたりする恐れがある。また、基板のコネクタが開口部から露出することから、コネクタの差込み口を埋めるなどの悪質な悪戯が行なわれる場合がある。さらに、従来では、基板のコネクタから延出される配線ケーブルの引き回しについては何ら考慮されてはいないため、配線の引き回しが乱雑となったりバラツキが生じるなどの問題がある。
また、上述した従来例以外にも、基板ケースを構成する上板ケースと下板ケースとの組み付け時に、これら上板ケース及び下板ケースとが接合している複数の接合箇所を、複数のタイラップなどの封印部材で締結固定することで、基板のコネクタの不正な取り外しなどを防止する不正防止対策が施された基板ケースの構造も提案されている。ここで、このように複数の封印部材を設けることで、基板ケースが容易に分解されることを防止することができ、これにより、セキュリティを向上させることができるが、この一方、作業員が機種交換時などにコネクタを外したり基板を交換する際には、複数の封印部材をその都度、切断して取り外す必要があるため、作業が面倒になるという問題がある。
また、特許文献1に開示された従来公報の場合、基板ケースの外部に開口部から露出させた放熱部材により基板の熱を放出することができ、この熱を放出する開口部には放熱ブロックを配置しているため、不正行為を防止する構造となっているが、従来の基板ケースと同様に、基板に設けているコネクタに対しては、コネクタの付け替えなどによる不正行為を防止する対策が何ら施されていないという問題がある。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、基板に設けられたコネクタに対する不正を目的とした付け替えや不正用基板の取り付けなどの不正行為を防止するとともに、作業員による基板の交換などを容易に行なうことができる基板ケースを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に係る発明は、基板用の基板ケースの内部に収納されるとともに、メイン基板に対して電気的接続された配線ケーブルが取り付けられた第1のコネクタと、各種の操作ボタンの作動状態を電気的に伝達する配線ケーブルが取り付けられた第2のコネクタとが配設された中継基板と、遊技者による所定の遊技操作に応じて回転するリールを内部に備え、当該リールの有効ライン上に停止表示された図柄の組み合わせに応じて所定の遊技媒体を払い出す遊技機において、前記基板ケースは、薄板状の略箱型に形成されるとともに、前記中継基板に配設された前記第1のコネクタの上側に配置される第一のケースと、前記中継基板の下側に配置される第二のケースとにより構成され、前記第一のケースには、前記中継基板に配設された第1のコネクタに対する配線ケーブルの接続方向と対向する当該第1のコネクタの直上領域及び周囲を覆うように形成された覆い部が設けられることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、中継基板を内部に収納する基板ケースは、中継基板に配設された第1のコネクタの上側に配置される第一のケースと、中継基板の下側に配置される第二のケースとにより構成され、第一のケースには、中継基板に配設された第1のコネクタに対する配線ケーブルの接続方向と対向する当該第1のコネクタの直上領域及び周囲を覆うように形成された覆い部が設けられる構成としているので、基板ケースの内部に収納した中継基板に配設された第1のコネクタに対する不正を目的としたコネクタの抜き差しや付け替えを防止するとともに、不正基板を取り付けるなどの不正行為を確実に防止す
ることができ、これによって、セキュリティを向上させることができる。
また、請求項2に係る発明は、上記発明において、前記第一のケースを構成する側板部の一部であって、前記中継基板に設けられた第1のコネクタの配設位置と離隔する位置には、当該第1のコネクタに接続された配線ケーブルを引き出すための引き出し口として機能する開口部が形成されていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明によれば、第一のケースを構成する側板部には、第1のコネクタに接続された配線ケーブルが引き出される開口部が形成され、この開口部が形成された位置は、中継基板に設けられた第1のコネクタの配設位置と離隔する離れた位置となっているので、第三者が不正を目的として第1のコネクタに接続された配線ケーブルの抜き差しを行なう場合に、この配線ケーブルの取り外しや付け替え作業をより困難とすることができる。
また、第1のコネクタに接続された配線ケーブルの引き出し口は、この側板部の一部に形成された開口部のみとなるため、配線ケーブルの引き出し口を限定することができ、これによって、メイン基板に接続するために配線される配線ケーブルのバラツキを防止することができる。
また、請求項3に係る発明は、上記発明において、前記基板ケースを構成する前記第一のケースと前記第二のケースは、前記中継基板を内部に収納した状態で組み付けられるとともに、前記第一のケースと前記第二のケースとが組み付けられる一方の接合部には、互いの一方の接合部を締結固定する締結固定部材が設けられるとともに、前記第一のケースと前記第二のケースとが組み付けられる他方の接合部には、前記第一のケースと前記第二のケースとを開閉自在に支持する開閉支持機構を備えることを特徴とする。
本発明によれば、第一のケースと第二のケースとを組み付ける場合に、両ケースの一方の接合部は、互いの一方の接合部同士を締結する締結固定部材により固定され、第一のケースと第二のケースの他方の接合部には、両ケース同士の開閉を支持する開閉支持機構を備えるので、締結固定部材による締結により基板ケース内部に収納した基板に対するコネクタの抜き差しや不正基板を取り付けるなどの不正行為を防止することができるうえ、開閉支持機構により作業員などによる基板交換などの場合には、1箇所に設けられた締結固定部材による締結を解除するだけで、第一のケースと第二のケースとの組み付けを開放させることができ、これによって、作業効率を向上させることができる。
本発明によれば、基板に取り付けられたコネクタの抜き差しやコネクタを付け替えて正規の基板とは異なる基板を取り付けるなどの不正行為を防止することが可能になる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る遊技機の好適な実施例を詳細に説明する。なお、本発明はメダル、コイン、遊技球またはトークン等を遊技媒体として用いる各種遊技機に適用することができるが、ここでは本発明をメダルを遊技媒体として用いるパチスロ機に適用した場合を示すこととする。
先ず、図1〜図3を用いて、本実施例に係るパチスロ機1の全体構成について説明する。図1は、本実施例に係るパチスロ機1の概要および外観構成を示す正面図である。また、図2は、パチスロ機1の前面ドア4の裏面を示す正面図である。また、図3は、キャビネット3の内部構成を示す側面図である。
図1〜図3に示すように、パチスロ機1の本体部1aを形成している筐体2は、箱状のキャビネット3と、このキャビネット3の開口を開閉する前面ドア4とを備える。また、パチスロ機1の前面ドア4のほぼ中央部には、矩形状に形成された開口部5が設けられ、この開口部5に前面ドア4の内側(裏面側)から取り付け固定されたメインリール10が装着されている。
また、開口部5の周囲は、台座部20と連続するリール窓枠体6として形成されており、このリール窓枠体6に設けられた3つの窓枠表示領域7L,7C,7Rを通じてメインリール10を構成する複数のリール11L,11C,11Rの動作やリール上に描かれている図柄が視認できるようになっている。
メインリール10は、複数種類の図柄(図示せず)が各々の外周面に描かれた3個のリール11L,11C,11Rが回転自在に並列状態(横一列)で設けられており、各リール11L,11C,11Rは、ステッピングモータなどの駆動モータ18L,18C,18R(図10)により縦方向に回転する。
また、窓枠表示領域7L,7C,7Rの各領域には、水平方向にトップライン12b、センタライン12c及びボトムライン12dの表示ラインが設けられ、斜め方向にクロスアップライン12a及びクロスダウンライン12eの表示ラインが設けられており、遊技者が、台座部20に設けられたMAXBETボタン24cを押下操作するか又はメダル投入口21に3枚のメダルを投入すると、5本の表示ライン(ライン12a〜12e)が有効となり、遊技者がメダル投入口21に1枚又は2枚のメダルを投入した場合には、それぞれ1本(センタライン12c)又は3本(トップライン12b、センタライン12c及びボトムライン12d)の表示ラインが有効となる。
また、このメインリール10には、リール11L,11C,11Rの周囲を覆うように構成されたリール収容カバー13(図2)が設けられ、このリール収容カバー13により、各リール11L,11C,11Rを保護することとしている。リール収容カバー13は、全体が略円弧型に形成された主カバー部13aと一対の側面カバー部13bとにより構成されている。すなわち、メインリール10は、リール収容カバー13に保護された状態で、前面ドア4の前面ドアベース板3aの裏面側に取り付けネジ(図示せず)を使用して固定されている。
また、リール収容カバー13を構成する主カバー部13aには、3箇所の挿通口13cおよび通孔13dがそれぞれ形成されている。このうち3箇所の挿通口13cは、主制御回路71(図3)から延出された3本のハーネス(図示せず)の先端部を挿通させて、リール収容カバー13の内部に設けた駆動モータ18L,18C,18Rを制御するためのリール制御基板(図示せず)に接続するために形成されている。また、通孔13dは、遊技店の係員などが、この通孔13dを通じて各リール11L,11C,11Rを目視により確認したり、手で直接動かして回転させるために形成されている。
また、このリール収容カバー13により保護されたメインリール10の下方位置には、ドア中継基板60(図4)を内部に収納した基板ケース70が取り付けられている。このドア中継基板60を内部に設けた基板ケース70は、前面ドア4の裏面部(前面ドアベース板3a)に固設されたガイド板(図示せず)に両側が位置決めされた状態で取り付けネジにより取り付け固定されている。
ドア中継基板60は、複数の操作ボタン(C/Pボタン22や停止ボタン26L,26C,26R)や基板類及び主制御回路71(図3)との間で各種の信号を配線ケーブルを
使用して中継する機能を備えている。ここで、このドア中継基板60を内部に収納した基板ケース70の構成は、本発明の特徴部分であるため構成についての詳細は、後述する。
また、メインリール10が取り付け固定されている片側(図2の左側)には、メダルセレクタ50と、このメダルセレクタ50の下部に設けたキャンセルシュータ51とが設けられており、さらに、キャンセルシュータ51の下流端には、キャンセルシュート52が接続されている。メダルセレクタ50及びキャンセルシュート52は、前面ドア4の裏面部に取り付け固定されている。
メダルセレクタ50は、メダル投入口21から投入されたメダルが、メダルセレクタ50の内部に形成されたメダル通路(図示せず)を通過する際に、メダルの真偽を判別し、正規メダルと判別されたメダルをカウントするとともに、メダルセレクタ50の排出側に接続しているホッパー53(図3)に貯留する。
一方、不正メダルと判別したメダルは、メダルセレクタ50の下方に設けたキャンセルシュータ51を通じて、キャンセルシュート52の内部に落下させる機能を備えている。
キャンセルシュート52は、メダルセレクタ50のキャンセルシュータ51を通じて排出され落下したメダル(不正メダル)或いは、ホッパー53から払い出されるメダルをメダル払出口23aからメダル受け部23bに返却したり払い出す機能を備えている。
また、このメインリール10が配設されている前面ドア4の上部位置には、遊技状態に応じて各種の演出を行なうための演出用の第1サブリール30を配置するための開口枠部8が形成されている。この開口枠部8には、第1サブリール30を構成する複数のリール31L,31C,31Rを視認するための3つの開口部9L,9C,9Rが形成されている。なお、この第1サブリール30はキャビネット3側の所定位置(図3)に配置されている。
第1サブリール30は、複数種類の図柄(図示せず)が各々の外周面に描かれた3個のリール31L,31C,31Rが回転自在に並列状態(横一列)で設けられ、これら、各リール31L,31C,31Rを縦方向に向けて正回転或いは逆回転することで、遊技時の演出を行なう。
また、第1サブリール30の片側位置(図1の左側)には、上からボーナス遊技情報表示部28、BETランプ27a,27b,27c、クレジット表示部29aと払出表示部29bとが設けられている。ボーナス遊技情報表示部28は、7セグメントLEDにより形成されておりボーナス中の遊技情報を表示する。
BETランプ27a〜27cは、1ゲームを行なうために賭けられたメダル数(以下「BET数」と言う)に応じて点灯するランプであり、具体的には、BETランプ27aは、BET数が3のときに点灯し(5本全部の表示ラインが有効化)、BETランプ27bはBET数が2以上である場合に点灯し(3本の表示ラインが有効化)、BETランプ27cはBET数がはBET数が1以上である場合に点灯する(1本の表示ラインが有効化)。
クレジット表示部29aと払出表示部29bは、それぞれ7セグメントのLEDにより形成され、このクレジット表示部29aにはクレジットされている残メダル枚数が表示され、払出表示部29bには入賞が成立した時のメダルの払出枚数が表示される(払い出されるメダル数)。通常は、パチスロ機1にクレジットされる最大枚数は50枚であるので、このクレジット表示部29aに表示されるクレジット枚数は50以下となる。なお、最
大枚数の50枚のメダルがクレジットされている状態で、メダルを投入してもそのまま払い出される。
また、第1サブリール30が設けられた前面ドア4の上部位置には、上部装飾ランプ(図示せず)を覆う上部装飾ランプカバー1bが配設されるとともに、この上部装飾ランプカバー1bの下方中央には、矩形状に形成された横長開口部16が設けられている。
そして、この横長開口部16の内側には、第1サブリール30と同様に、遊技状態に応じて各種の演出を行なうための第2サブリール40が配置されている。第2サブリール40は横長円筒状のリールドラム41から構成され、このリールドラム41は、駆動モータ(図示せず)の回転により図1中の左右方向に回転可能に設けられている。
また、このリールドラム41の外周面には、複数種類(6種類)の図柄(図示せず)が描かれ、この図柄は、横長開口部16を通して視認できるようになっている。また、この第2サブリール40の各図柄と対応する位置には、リールドラム41を裏側から照らすLEDランプが配置されている。
上述の様に構成される第2サブリール40は、リールドラム41の4箇所のフランジ部41aに形成された通孔を挿通させた取り付けネジ(図示せず)を、前面ドアベース板3aに形成したネジ孔に螺合させることで、前面ドア4に対して固定されている。このように、前面4の裏面側から取り付けられた第2サブリール40は、横長開口部16からリールドラム41の外周面に表された図柄列が視認できる状態となる。さらに、この第2サブリール40の両側には、遊技時の演出に関する効果音や音声などによる演出音を出力するスピーカ17L,17Rが配置されている。
また、図1に示すように、メインリール10のリール窓枠体6が設けられている台座部20の右側位置には、メダルを投入するためのメダル投入口21が設けられており、その前面位置には、C/Pボタン22が設けられている。メダル投入口21は、遊技者によりメダルが投入される開口で、このメダル投入口21から投入されたメダルは、クレジットされるか又はゲームに賭けられる。
C/Pボタン22のON操作(押下)により遊技者がゲームで獲得したメダルをクレジットするか、クレジットしたメダルを払い出すかを切り換えることができる。具体的には、所定枚数のメダルがクレジットされた状態でC/Pボタン22が押下されると、クレジットが無効化され該クレジットされた枚数分のメダルはメダル払出口23aに払い出され、この払い出されたメダルはメダル受け部23bに投出される。また、クレジットが無効化された状態でこのC/Pボタン22が押下されると、クレジットが有効となる。
また、台座部20の左側には、クレジットされているメダルを賭けるための1−BETボタン24aと2−BETボタン24bとMAXBETボタン24cとが設けられている。1−BETボタン24aは、メダルの1枚賭けを、2−BETボタン24bは、メダルの2枚賭けを行なうためのボタンであり、MAXBETボタン24cは、いわゆる最大枚数用のMAXBETボタンであり、1回の押下操作によりクレジットされたメダルから1ゲームに賭け得る最大枚数のメダル(通常は3枚)が賭けられる。かかるMAXBETボタン24cを押下操作するか若しくは3枚のメダルがメダル投入口21に投入されると、5本全ての表示ラインが有効化される。
台座部20の前面部の左側には、遊技者の操作によりメインリール10の各リール11L,11C,11Rを回転駆動させ、窓枠表示領域7L,7C,7R内での図柄の変動表示を開始させるスタートレバー25が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。
また、台座部20の前面部中央で、スタートレバー25の右側には、3個のリール11L,11C,11Rの回転をそれぞれ停止させるための3個の停止ボタン26L,26C,26Rが設けられている。なお、1ゲーム(単位遊技)は、スタートレバー25が操作されることによって開始され、全てのリール11L,11C,11Rが停止したときに終了する。
各停止ボタン26L,26C,26Rの裏側には、後述するように停止スイッチ26LS,26CS,26RS(図10)が設けられている。これらの停止スイッチ26LS,26CS,26RSは、対応する各停止ボタン26L,26C,26Rの操作(停止操作)を検知する。
次に、図3を参照して、キャビネット3の内部構成を説明する。図3は、キャビネット3の内部構成を示す側面図である。図3に示すように、キャビネット3の上部位置には、主制御回路71と副制御回路72とがそれぞれ取り付け固定されている。また、このキャビネット3のほぼ中央位置には、第1サブリール30が配置され、この第1サブリール30の下側には、遊技に応じて所定枚数のメダルを払い出すホッパー53が設けられている。
このホッパー53は、メダルを貯留するホッパータンク53aと、このホッパータンク53aに貯留されたメダルを排出するホッパー本体53bとを有している。また、このホッパー本体53bの内部には、メダル排出機構(図示せず)が設けられており、パチスロ遊技による遊技結果に応じて払い出されるメダルを排出ノズル(図示せず)を通じてキャンセルシュート52(図2)の内部に排出するように構成されている。
なお、ホッパー本体53bの排出ノズルから排出されたメダルは、キャンセルシュート52から前面ドア4の下方部に開口したメダル払出口23aを介して、メダル受け部23bに払い出される。また、キャビネット3の底部には、キャビネット3内の各電気部品などに電力を供給する電源部(図示せず)が設けられている。
[基板ケース70の構成及び特徴]
ここで、本実施例1におけるパチスロ機1では、パチスロ機1の本体内部に設けている各種の基板を対象として、この基板に設けられたコネクタの上部位置及び周囲を覆うことにより、この基板に取り付けられたコネクタに対する抜き差しや付け替え或いは、不正用の基板の取り付けなどの不正行為を防止する基板ケース70の構成に特徴がある。
このため、以下の説明では、この基板ケース70の構成及び特徴について詳細に説明する。また、基板ケース70の内部に収納される基板の一例として、ドア中継基板60を例として説明する。また、ドア中継基板60の基板上には、8個のコネクタ(CN61〜CN68)及び1個の幅広のメインCN69が固設されている例を説明する。なお、このドア中継基板60に設けた幅広のメインCN69は、主制御回路71に対して配線ケーブルを接続する重要なコネクタとして使用されるコネクタである。
図4は、内部にドア中継基板60を設けた基板ケース70(上板ケース80と下板ケース90)の分解斜視図を、図5は、基板ケース70の内部にドア中継基板60を収納し、組み付けた状態の斜視図をそれぞれ示している。また、図6は、封印部材Pを取り付けた基板ケース70の斜視図を示している。また、図7は、図6の基板ケース70の横断面図を示している。
すなわち、ドア中継基板60は、基板ケース70の内部に収納された状態で、メダルセ
レクタ50及びキャンセルシュータ51(図3)に隣接した位置に配設され、複数の操作ボタン(C/Pボタン22や停止ボタン26L,26C,26R)や基板類及び主制御回路71(図3)との間で各種の信号を配線ケーブルを使用して中継する機能を備えており、このドア中継基板60には、上述したように、主制御回路71に接続されるメインCN69及び複数のコネクタ(CN61〜CN68)とリセットスイッチSW1、精算スイッチSW2及び打ち止めスイッチSW3とが設けられている。
リセットスイッチSW1は、エラーの解除(リセット)を行なう場合や設定変更時に使用されるスイッチである。また、精算スイッチSW2は、メダルの払い出し枚数などを精算するスイッチである。また、打ち止めスイッチSW3は、払い出し枚数の上限枚数を設定するスイッチである。
また、図4及び図5に示すように、基板ケース70は、長尺状の略箱型に形成されるとともに、ドア中継基板60を内部に収納した状態で、このドア中継基板60の上下に配置される上板ケース80及び下板ケース90とを組み付けることにより構成されている。ここで、本実施例1では、上板ケース80及び下板ケース90の一端側(図4、5の左側)は、封印部材P(図6)を使用して、これら両ケース80、90の接合部86、95同士を締結により固定し、上板ケース80及び下板ケース90とが接合する他端側(図4、5の右側)には、これら両ケース80、90を開閉自在に支持する開閉支持機構99を備えることに特徴がある。
すなわち、図4、5に示すように、上板ケース80は、内部に収納するドア中継基板60の形状に合わせて長尺状の略箱型に成形されるとともに、天板部80aと横方向に位置する側板部80bと縦方向に位置する側板部80cとにより構成されている。また、上板ケース80の天板部80aには、上方に突出するとともに箱形状に形成された覆い部81が固設され、この覆い部81は、L字状に形成された天板部81aと、3箇所の段部82a、82b、82cとがそれぞれ形成された側板部82とから構成されている。同図に示すように、この覆い部81は、メインCN69の直上位置及びメインCN69の周囲を覆うように形成されているため、この覆い部81によりメインCN69に接続されている配線ケーブルに対する不正を目的とした抜き差しや差し換えを防止することができる。
また、覆い部81を構成する側板部82には、幅広状に形成された開口部83と長尺状に形成された開口部84aと開口部84bとがそれぞれ設けられている。このうち、開口部83は、ドア中継基板60に設けられたメインCN69が配設された位置と離隔する位置(図4の左側)に形成されており、この開口部83は、メインCN69に接続された配線ケーブルを引き出すための開口として機能する。
すなわち、ドア中継基板60のメインCN69に接続された配線ケーブルの引き出し口は、この側板部82の一部に形成された開口部83のみとなるため、このメインCN69から延出される配線ケーブルの引き出し口を限定することができ、これによって、主制御回路71に接続するために引き出される配線ケーブルのバラツキを防止できる構成としている。
実際には、メインCN69に接続された配線ケーブルは、後述する下板ケース90に設けられた係止片94により保持されるとともに、開口部83に沿って引き出され主制御回路71に向けて配線接続されることとなる。
また、開口部84aは、ドア中継基板60に固設された7個のコネクタ(CN61〜CN67)に、開口部84bは、1個のコネクタ(CN68)に対してそれぞれ接続される各配線ケーブルに対する開口として形成されている。このうち開口部84aは、ドア中継
基板60に配設されているコネクタ(CN61〜CN67)の挿入方向及び取り外し方向と略直交位置となる方向に向けて形成されている。
また、天板部80aの他端側(図4、5の右側)には、ドア中継基板60に固設された精算スイッチSW2及び打ち止めスイッチSW3をそれぞれ作動及び設定するための開口として機能する開口部84cが形成されている。
また、側板部82に形成された開口部83と隣接する位置及び開口部84bの両端部側には、それぞれ内方に段部を有する係止爪89a及び一対の係止爪89b、89cとが設けられ、これら3箇所の係止爪89a、89b、89cは、上板ケース80と下板ケース90との組み付け時に、下板ケース90の側板部91aの上端縁と係止することで、両ケース80、90の側板部80b、91a同士を組み付ける機能を備えている。
また、上板ケース80を構成する天板部80aの一端側(図4、5の左側)には、矩形状の開口部85と一対の通孔87とがそれぞれが形成され、このうち開口部85の開口縁には、貫通孔86aを有するコ字形に形成された接合部86が固設されている。この開口部85の一部(隙間)は、上板ケース80と下板ケース90との組み付け時に、下板ケース90の下板部91に固設された接合部95を通過させる開口として機能する。
また、同じく、上板ケース80と下板ケース90との組み付け時に、一対の通孔87は、下板ケース90の下板部91に固設された一対の取り付け片96を通過させるとともに、この取り付け片96の先端部に形成された係合爪部97と係合するようになっている。
これら上板ケース80の接合部86に形成された貫通孔86a及び下板ケース90の接合部95に形成された貫通孔95aは、両ケース80、90を組み付けた時に、これら両ケース80、90の他端側(図4、5)を封印部材P(図6)により締結させるための取り付け口として形成されている。
すなわち、上板ケース80と下板ケース90とを組み付けた場合、下板ケース90に設けられた接合部95は、上板ケース80の天板部80aに形成された開口85を通過し、上板ケース80の接合部86と接合する。この時、両接合部86、95にそれぞれ形成された貫通孔86a、95aとが一致することとなる。
そして、図6に示すように、両接合部86、95のそれぞれの貫通孔86a、95aに封印部材Pのベルト部を挿通させ、この封印部材Pにより両接合部86、95同士を締結することで、上板ケース80及び下板ケース90の一端側(図4、5の左側)を締結することとしている。
図6に示すように、封印部材Pは、封印方向(締結方向である図6のA方向)に対しては、ベルト部の挿入が可能であり、引き抜き方向(緩める方向である図6のB方向)に対しては、引き抜きを阻止する構造となっているため、この封印部材Pによって締結を行なった場合、この封印部材Pは、工具を使用して切断することとなる。このように、上板ケース80と下板ケース90との組み付け時に、上板ケース80及び下板ケース90の一端側(図6の左側)に位置する接合部86、95同士を封印部材Pにより締結固定することでドア中継基板60に設けられたメインCN69に対する抜き差しや付け替えなどの不正行為を防止することができる。
また、例えば、第三者が封印部材Pを工具を使用して切断し、上板ケース80と下板ケース90との組み付けを外し、内部のドア中継基板60に対する不正行為を行なった場合には、封印部材Pの切断という不正行為の痕跡を残すこととなり、これにより、不正行為
があったことを容易に発見することができる。
また、上板ケース80を構成する側板部80cの他端側(図4、5の右側)には、上側に向けて湾曲する形状に形成された一対の回動爪部88と、これら回動爪部88の間に形成された係止部99aとが固設されており、このうち一対の回動爪部88は、下板ケース90を構成する側板部91bの他端側(図4、5の右側)に固設された一対の回動支持部98とともに、開閉支持機構99を構成している。なお、この開閉支持機構99についての詳細は後述する。また、係止部99aは、上板ケース80及び下板ケース90との組み付け時に、上板ケース80の側板部80cと係止することで組み付けを行なう。
また、図4及び図5に示すように、下板ケース90は、上板ケース80と同様に長尺状に成形され、下板部91及びこの下板部91の横方向に位置する側板部91aと縦方向に位置する側板部91bとにより構成され、この下板部91の一部には横長形状に構成された凹板部92が形成されている。同図に示すように、この凹板部92が形成された位置にドア中継基板60が取り付け固定される。従って、上板ケース80及び下板ケース90との組み付け時は、このドア中継基板60が取り付け固定された下板ケース90に対して上板ケース80が組み付けられることとなる。
また、下板部91の凹板部92の片側(図4の左側)には横長矩形状の開口部93が形成され、この開口部93の開口縁には、一端側(図4、5の左側)に向けて先端部が延出するように形成された係止片94が固設されている。この係止片94は、上板ケース80と下板ケース90とが組み付けられた状態では、覆い部81の内部であって、開口部83の形成位置とほぼ一致する位置に配設される(図5)。
すなわち、この係止片94は、ドア中継基板60に設けられたメインCN69から延出された配線ケーブルをまとめた状態で係止するとともに、この配線の向きを任意の方向に向けることができる。これによって、配線の引き回しを効率的にまとめることができ、配線のレイアウトが乱雑となることを防止する機能を備えている。
また、下板ケース90を構成する側板部91bの他端側(図6,7の右側)には、内方に貫通孔98aが形成された一対の回動支持部98が固設されている。前述したように、これら一対の回動支持部98に形成された貫通孔98aには、上板ケース80を構成する他端側(図6の右側)の側板部80cに固設された一対の回動爪部88が嵌入することで、開閉支持機構99を構成している。
そして、図6,図7に示すように、これら上板ケース80及び下板ケース90とが組み付けられた状態では、上板ケース80の一対の回動爪部88は、下板ケース90の一対の回動支持部98の貫通孔98aに対して嵌入するように構成されている。
図8は、上板ケース80と下板ケース80との組み付け状態を開放した図を示している。同図に示すように、メンテナンスなどによりドア中継基板60に設けられたメインCN69の取り外し作業などを実施する場合、上板ケース80と下板ケース90との組み付けを外すこととなるが、この場合には、先ず、工具などを使用して、封印部材Pを切断により取り外し、上板ケース80の覆い部81を指などで持ち、この上板ケース80を上に持ち上げるだけで、上板ケース80に形成された一対の回動爪部88は、下板ケース90に固設された一対の回動支持部98の通孔98aに沿って回動することととなり、これにより、上板ケース80と下板ケース90の一端側(図8の左側)が開放するため、上板ケース80及び下板ケース90との組み付けを開放させることができる。
以上説明したように、上板ケース80及び下板ケース90の他端側(図6、7の右側)
には、これら上板ケース80及び下板ケース90を開閉自在に支持する回動爪部88及び回動支持部98とを有する開閉支持機構99を設けることにより、作業員がメンテナンスなどを実施する場合に、上板ケース80及び下板ケース90の一端側(図6、7の左側)の両接合部86、95とを締結固定している封印部材Pを取り外すという作業だけで、上板ケース80及び下板ケース90の組み付けを容易に開放できる構成としている。
[ドア中継基板60による配線レイアウト]
図9は、ドア中継基板60のメインCN69及びCN61〜CN68に接続される配線ケーブル及び配線レイアウトの一例を示す説明図である。
図9に示すように、ドア中継基板60に設けられたメインCN69に接続された配線ケーブルは、天板部80aの上部に形成された覆い部81の内部を迂回した状態で、この配線ケーブルは下板ケース90に設けられた係止片94に保持された状態で、開口部83の開口に沿って引き出され、主制御回路71に向けて配線されることとなる。
また、同図に示すように、ドア中継基板60に配線接続される電気部品として、停止ボタン26L,26C,26R、BETボタン24a,24b,24c、C/Pボタン22、メダルセレクタ50、スタートレバー25を例に説明すると、このうち、ドア中継基板60に設けられたCN64には、停止ボタン26L,26C,26Rに接続された配線ケーブルが、CN65には、BETボタン24a,24b,24cに接続された配線ケーブルが、CN66には、C/Pボタン22に接続された配線ケーブルが、CN67には、メダルセレクタ50に接続された配線ケーブルが、CN68には、スタートレバー25に接続された配線ケーブルがそれぞれ接続されることとなる。
[パチスロ機1の内部構成]
続いて、図10を用いて、図1に示したパチスロ機1の内部構成について説明する。図10は、実施例1に係るパチスロ機1の全体回路構成を示すブロック図である。
すなわち、図10に示すように、このパチスロ機1を構成する電気回路は、パチスロ機1の遊技処理動作を制御する主制御回路71と、この主制御回路71に電気的に接続される周辺装置(アクチュエータ)と、主制御回路71から送信される制御指令に基づいて第1サブリール30と第2サブリール40による回転駆動、スピーカ17L,17R、LED類201及びランプ類202を制御する副制御回路72と、主制御回路71に対して配線ケーブルにより電気的に接続されるドア中継基板60とが含まれる。ドア中継基板60には、停止スイッチ26LS、26CS、26RS、スタートスイッチ25S、メダルセンサ21S、BETスイッチ24aS、24bS、24cS、C/Pスイッチ22Sなどの各スイッチ類が配線ケーブルにより電気的に接続されている。
主制御回路71は、回路基板上に配置されたマイクロコンピュータ60を主たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回路を加えて構成されている。マイクロコンピュータ60は、予め設定されたプログラムに従って制御動作を行なうCPU61と、記憶手段であるROM62及びRAM63とを有する。
CPU61には、基準クロックパルスを発生するクロックパルス発生回路64及び分周器65と、サンプリングされる乱数を発生する乱数発生器66及びサンプリング回路67とが接続されている。なお、マイクロコンピュータ60内のCPU61上で乱数サンプリング用プログラムを実行してソフトウエア的に乱数サンプリングを行なうこともできる。この場合、乱数発生器66及びサンプリング回路67を省略することができる。
マイクロコンピュータ60のROM62には、スタートレバー25を操作(スタート操
作)する毎に行われる乱数サンプリングの判定に用いられる内部抽籤テーブルや停止用当籤役決定テーブル、停止ボタン26L,26C,26Rの操作に応じてリールの停止態様を決定するための停止テーブル群等が格納されている。
また、このROM62には、副制御回路72へ送信するための各種制御指令等が格納されている。ここで、副制御回路72が主制御回路71へ制御指令や情報等を入力することはなく、主制御回路71から副制御回路72への一方向で通信が行われる。RAM63には、内部当籤役、持越役等の種々の情報が格納される。
乱数発生器66は、一定の数値範囲に属する乱数を発生し、サンプリング回路67は、スタートレバー25が操作された後の適宜のタイミングで乱数をサンプリングする。こうしてサンプリングされた乱数を使用することにより、例えばROM62内に格納されている内部抽籤テーブル等に基づいて内部当籤役等が決定される。
マイクロコンピュータ60からの制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータとしては、BETランプ(1−BETランプ27a、2−BETランプ27b、MAXBETランプ27c)と、ボーナス遊技情報表示部28、クレジット表示部29a、払出表示部29b等の表示部と、メダルを収納し後述するホッパー駆動回路78の命令により所定枚数のメダルを払出すホッパー(払出しのための駆動部を含む)53と、メインリール10の各リール11L,11C,11Rを回転駆動する駆動モータ(ステッピングモータ)18L,18C,18Rとがある。
また、BETランプ27a,27b,27cを駆動制御するランプ駆動回路76並びにボーナス遊技情報表示部28、クレジット表示部29a、払出表示部29b等の表示部を駆動制御する表示部駆動回路77、ホッパー53を駆動制御するホッパー駆動回路78がCPU61の出力部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれCPU61から出力される駆動指令等の制御信号を受けて、各アクチュエータの動作を制御する。
また、マイクロコンピュータ60へは、スタートスイッチ25S、停止スイッチ26LS,26CS,26RS、BETスイッチ24aS,24bS,24cS、C/Pスイッチ22S、メダルセンサ21S、リール位置検出回路74、払出完了信号回路79から入力信号が入力され、これらに基づいて制御指令が発生される。
メダル検出部53Sは、ホッパー53から払い出されるメダルの枚数を計数し、その計数値が指定された枚数データに達した時に、払出完了信号回路79からCPU61にメダル払出完了信号が送信される。この払出完了信号回路79は、メダル検出部53Sの計数値(ホッパー53から払出されたメダルの枚数)が指定された枚数データに達した時にメダル払出完了を示す信号を発生する。
リール位置検出回路74は、リール回転センサからのパルス信号を受けて、メインリール10を構成する各リール11L,11C,11Rの位置を検出するための信号をCPU61へ供給する回路である。
スタートスイッチ25Sは、スタートレバー25の操作を検出するスイッチであり、メダルセンサ21Sは、メダル投入口21に投入されたメダルを検出するセンサである。停止スイッチ26LS,26CS,26RSは、それぞれ対応する停止ボタン26L,26C,26Rの操作に応じて停止信号を発生するスイッチである。
BETスイッチ24aS,24bS,24cSは、BETボタン24a,24b,24cの背面に設けられ、これらBETボタン24a,24b,24cの操作に応じて信号を
発生するスイッチである。C/Pスイッチ22Sは、C/Pボタン22の背面に設けられC/Pボタン22の操作に応じて信号を発生するスイッチである。
ROM62内には、役の成立(入賞等)となる図柄の組合せと、入賞のメダル配当枚数とが対応付けられた図柄組み合わせテーブルが格納されている。この図柄組合せテーブルは、左のリール11L,中央のリール11C,右のリール11Rの停止制御時並びに全リール11L,11C,11Rの停止後の入賞確認(表示役の確認)を行なう際に参照される。表示役(表示役データ)は、有効ラインに沿って並ぶ図柄組合せに対応する役(成立役)であり、遊技者にはこの表示役に対応する利益が付与される。
CPU61は、上記乱数サンプリングに基づく抽籤処理(内部抽籤処理等)により内部当籤役や停止用当籤役を決定したならば、遊技者が停止ボタン26L,26C,26Rを操作したタイミングで停止スイッチ26LS,26CS,26RSから送られる操作信号並びに決定された停止テーブルに基づいて、リール11L,11C,11Rを停止制御する信号をモータ駆動回路75に送出する。
また、CPU61は、当籤した役の入賞を示す停止態様(即ち入賞態様)になれば、払出指令信号をホッパー駆動回路78に供給してホッパー53から所定個数のメダルの払出を行なう。
その際、メダル検出部53Sは、ホッパー53から払出されるメダルの枚数を計数し、その計数値が指定された数に達した時にメダル払出完了信号をCPU61に入力する。これにより、CPU61は、ホッパー駆動回路78を介してホッパー53の駆動を停止し、メダル払出処理を終了することになる。
[発明の効果]
本発明によれば、ドア中継基板60を内部に収納する基板ケース70を構成する上板ケース80及び下板ケース90の一端側の接合部86、95同士は、封印部材Pを使用して締結固定し、上板ケース80及び下板ケース90の他端側は、開閉支持機構99により両ケース80、90を支持した状態で開閉自在とする構成としたので、ドア中継基板に設けられたコネクタに対する不正を目的とした差し替えや不正用基板の取り付けなどの不正行為を防止することができる。
さて、これまで本発明の実施例1について説明したが、本発明は上述した実施例1以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。すなわち、上述した実施例1では、上板ケース80と下板ケース90とを組み合わせた状態で他端側を開閉支持機構99により開閉自在とし、一端側を封印部材Pにを使用して締結固定する構成としているが、この一端側を締結する封印部材P(締結固定部材)は、封印部材などのようなタイラップではなく、その他、構造的に締結固定を可能とするピン構造やシールの貼り付けなどの構造を採用してもよい。
以上のように、本発明に係る遊技機は、基板に取り付けられたコネクタの抜き差しやコネクタを付け替えて正規の基板とは異なる基板を取り付ける不正行為を防止する基板ケースを備えた遊技機に適する。
実施例1に係るパチスロ機の外観構成を示す斜視図である。 図1に示すパチスロ機の前面ドアの後側を示す図である。 キャビネットの内部構成を示す側面図である。 基板ケースを構成する上板ケース及び下板ケースと中継基板とを示す分解斜視図である。 基板ケースの全体構成を示す斜視図である。 封印部材による上板ケースと下板ケースとの締結状態を示す説明図である。 基板ケースの構成を示す横断面図である。 上板ケースと下板ケースとの組み付けを開放する状態を示す説明図である。 ドア中継基板のコネクタに接続される配線ケーブルのレイアウトの一例を説明する図である。 パチスロ機の全体回路構成を示す機能ブロック図である。 従来の基板ケースによるコネクタの接続形態を示す図である。
符号の説明
1 パチスロ機
4 前面ドア
10 メインリール
11L,11C,11R,31L,31C,31R リール
21 メダル投入口
22 C/Pボタン
25 スタートレバー
26L,26C,26R 停止ボタン
30 第1サブリール
40 第2サブリール
41 リールドラム
60 マイクロコンピュータ
61 CPU(Central Processing Unit)
62 ROM(Read Only Memory)
63 RAM(Random Access Memory)
70 基板ケース
71 主制御回路
72 副制御回路
80 上板ケース
90 下板ケース
99 開閉支持機構

Claims (3)

  1. 基板用の基板ケースの内部に収納されるとともに、メイン基板に対して電気的接続された配線ケーブルが取り付けられた第1のコネクタと、各種の操作ボタンの作動状態を電気的に伝達する配線ケーブルが取り付けられた第2のコネクタとが配設された中継基板と、遊技者による所定の遊技操作に応じて回転するリールを内部に備え、当該リールの有効ライン上に停止表示された図柄の組み合わせに応じて所定の遊技媒体を払い出す遊技機において、
    前記基板ケースは、
    薄板状の略箱型に形成されるとともに、前記中継基板に配設された前記第1のコネクタの上側に配置される第一のケースと、前記中継基板の下側に配置される第二のケースとにより構成され、
    前記第一のケースには、
    前記中継基板に配設された第1のコネクタに対する配線ケーブルの接続方向と対向する当該第1のコネクタの直上領域及び周囲を覆うように形成された覆い部が設けられることを特徴とする遊技機。
  2. 前記第一のケースを構成する側板部の一部であって、前記中継基板に設けられた第1のコネクタの配設位置と離隔する位置には、当該第1のコネクタに接続された配線ケーブルを引き出すための引き出し口として機能する開口部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記基板ケースを構成する前記第一のケースと前記第二のケースは、前記中継基板を内部に収納した状態で組み付けられるとともに、前記第一のケースと前記第二のケースとが組み付けられる一方の接合部には、互いの一方の接合部を締結固定する締結固定部材が設けられるとともに、前記第一のケースと前記第二のケースとが組み付けられる他方の接合部には、前記第一のケースと前記第二のケースとを開閉自在に支持する開閉支持機構を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
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