JP6275949B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、パチンコ機に代表される遊技機に係り、特に、基板ケースの内部に制御基板を収納して構成される基板ユニットケースに関するものである。
一般的にパチンコ機は、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠(外枠)と、この機枠にヒンジ機構を介して扉状に開閉可能に取り付けられた本体枠と、この本体枠の内側に収容された遊技盤と、本体枠の前面に別のヒンジ機構を介して開閉可能に取り付けられた前面扉とを備えており、前面扉に形成された開口部には遊技盤を目視可能な透明板が取り付けられている。本体枠の裏面側には、電装部品の一つである液晶表示装置が取り付けられる他、それ以外の電装部品として遊技に関する制御を行う種々の制御基板が設けられている。通常、制御基板は基板ケース内に収納されて基板ユニットケースを構成しており、この基板ユニットケースが本体枠の裏面側に着脱可能に取り付けられている。基板ケースは上ケースと下ケースを重ね合わせたボックス体となっており、制御基板上に実装されたコネクタを基板ケースから露出させることにより、制御基板と他の中継基板等をワイヤーハーネスを介して接続できるようになっている。
このように基板ケースの内部に制御基板が収納された基板ユニットケースでは、制御基板に対する不正行為やいたずらを防止するために、基板ケースがアンカーリベットやワンウェイネジ等の封印部材を用いて封印されており、この封印部材の一部を破壊しない限り基板ケースの封印状態を解除できないようになっている。しかしながら、不正行為を行う手口は日を追うごとに巧妙になってきており、例えば、本体枠の周囲にできる隙間から針金やピアノ線等の細線導体を挿入し、この細線導体を本体枠の裏面側まで導いてワイヤーハーネスやコネクタを短絡させたり、基板ケースの外部に露出するコネクタからワイヤーハーネスを一旦引き抜いて不正基板を接続した後、再度このワイヤーハーネスをコネクタに差し込む等、制御基板に不正な信号を入力させて大当たりを発生させるという不正行為が行われるようになってきている。
そこで、従来より、基板ケースから外部に露出する制御基板の接続領域を箱形形状のカバー部材で覆い、このカバー部材からワイヤーハーネスを導出させるようにした基板ユニットケースが提案されている(特許文献1参照)。ここで、制御基板の接続領域には複数のコネクタが実装されており、各コネクタにワイヤーハーネスが個別に接続されている。また、カバー部材の側壁下部にはスリット状の開口部が形成されており、この開口部から複数のワイヤーハーネスが平面的に位置ずれした状態で導出されている。このような基板ユニットケースを備えた遊技機は、ワイヤーハーネスとコネクタの接続箇所がカバー部材によって覆われているため、細線導体を使用した不正行為を確実に防止することができ、また、カバー部材によってコネクタからワイヤーハーネスを引き抜き難くなるため、不正基板を使用した不正行為を抑制することができる。
特開2000−140354号公報
特許文献1に開示された従来の遊技機では、基板ユニットケースにワイヤーハーネスとコネクタの接続箇所を覆うカバー部材が付設されているため、このカバー部材によってコネクタへの不正アクセスを阻止することができる。しかしながら、ワイヤーハーネスがカバー部材の側壁の開口部から外方へ導出されて中継基板等まで引き回されているため、ワイヤーハーネスに対する不正行為を完全になくすことはできず、また、遊技機の設置時や保守点検時等にワイヤーハーネスを引っ掛けてしまったり損傷させてしまう虞がある。さらに、カバー部材の側壁にスリット状の細長い開口部を形成し、この開口部から複数のワイヤーハーネスを互いに重ならないように導出させているため、各ワイヤーハーネスの引き回し作業が煩雑になるという問題もある。
本発明は、上記した実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ワイヤーハーネスに関する不正行為を防止できると共に引き回し作業も簡素化できる遊技機を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、機枠と、この機枠に対して開閉可能に装着された本体枠と、この本体枠の裏面側に配設された基板ケースと、この基板ケースの内部に収納された制御基板とを備え、前記制御基板がワイヤーハーネスを介して前記本体枠の裏面側に設けられた回路基板に接続されている遊技機において、前記基板ケースは、前記制御基板に実装されたコネクタを外表面の外部に露出させる接続領域を有していると共に、この接続領域に隣接する部位に前記ワイヤーハーネスの引き回し通路となる切欠き部を有しており、前記接続領域内に露出する前記コネクタと前記切欠き部とを覆う保護カバーが前記基板ケースに被着されている構成とした。
このように構成された遊技機では、基板ケースが制御基板上のコネクタを外表面の外部に露出させる接続領域を有すると共に、この接続領域に隣接する部位に切欠き部が設けられており、コネクタに接続されたワイヤーハーネスがこの切欠き部を通って本体枠の裏面側の回路基板まで引き回されているため、複数のワイヤーハーネスを一纏めにした状態で引き回し作業を行うことができる。そして、基板ケースの接続領域に切欠き部を覆うように保護カバーが被着されており、この保護カバーによってコネクタとワイヤーハーネスが包囲されているため、コネクタやワイヤーハーネスへの不正アクセスを確実に阻止することができる。
上記の構成において、基板ケース内に収納される制御基板は一枚であっても良いが、この制御基板が外形寸法を異にする矩形状の第1基板と第2基板からなり、これら第1および第2基板がケースの内部で接続されていると共に、外形寸法が大きい方の第1基板の一側辺に沿って第2基板と切欠き部が並設されていることが好ましい。このような構成を採用すると、基板対基板コネクタ(BtoBコネクタ)等を用いて第1基板と第2基板を基板ケースの内部で直接カップリングできると共に、大きさの異なる第1基板と第2基板の接続箇所にできる余剰空間を有効利用して切欠き部を設けることができる。
また、上記の構成において、基板ケースを本体枠の裏面側に取り付ける手段は特に限定されないが、基板ケースが本体枠の裏面側に開閉可能に軸支されていると共に、保護カバーが基板ケースと同軸上で開閉可能に軸支されていると、基板ケースと保護カバーを本体枠の裏面側に簡単に取り付けることができ、保守点検やメンテナンス作業も容易に行うことができて好ましい。
本発明の遊技機では、制御基板上のコネクタを外表面の外部に露出させた基板ケースの接続領域と隣接する部位に切欠き部が設けられ、このコネクタに接続されたワイヤーハーネスが切欠き部を通って本体枠の裏面側の回路基板へと引き回されているため、ワイヤーハーネスの引き回し作業を簡単に行うことができると共に、切欠き部を覆うように取り付けられた保護カバーによってコネクタとワイヤーハーネスが包囲されているため、コネクタやワイヤーハーネスへの不正アクセスを確実に阻止することができる。
本発明の実施形態例に係るパチンコ機の外観斜視図である。 パチンコ機のガラス扉を開けた状態を示す外観斜視図である。 パチンコ機の背面図である。 パチンコ機に備えられる本体枠の斜視図である。 本体枠を別方向から見た斜視図である。 基板ユニットケースに収納された第1基板と第2基板を示す説明図である。 本体枠に対する基板ユニットケースの取付手順を示す斜視図である。 図6を別方向から見た斜視図である。 本体枠に基板ケースを取り付けた状態を示す説明図である。 図9のA−A線に沿う断面図である。 基板ケースに保護カバーを取り付けた状態を示す説明図である。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1に示すように、本実施形態例に係るパチンコ機(遊技機)Pは、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠1と、機枠1に扉状に開閉自在に取り付けられた本体枠2と、本体枠2の内側に収容されたガラス扉3等を具備しており、ガラス扉3にはガラスやプラスチック等からなる透明板4が取り付けられている。
図2に示すように、機枠1の左側枠部には上側軸受け体5と下側軸受け体(図示省略)が固着されており、この下側軸受け体よりも下方の左下隅部には大型のスピーカ6が配設されている。一方、本体枠2の左側枠部の上下両端には第1ピン(図示省略)が設けられており、これら両第1ピンを上側軸受け体5と下側軸受け体に軸支することによって、本体枠2を機枠1に対して開閉自在に支持する第1ヒンジ機構が構成されている。
本体枠2の上部内側には遊技盤7が収納されており、この遊技盤7の盤面(前面)は透明板4を透して目視可能となっている。遊技盤7はガイドレール8等によって区画形成された遊技領域9を有しており、詳細な説明は省略するが、遊技領域9には可変表示装置や始動入賞口、一般入賞口、アタッカー装置、遊技釘、風車、アウト口等が設けられている。遊技盤7よりも下方の本体枠2は前面扉3によって覆い隠される設置部2bとなっており、この設置部2b内の下部中央には遊技球を遊技領域9に向けて発射する発射装置10が配設されている。
本体枠2の右側枠部は第1ヒンジ機構と反対側の自由端側であり、この右側枠部の裏面には図示せぬ施錠装置が設置されている。詳細な構成については後述するが、この施錠装置は、シリンダ錠11や後部施錠杆や前部施錠杆等を備えており、シリンダ錠11は本体枠2の前方へ突出して前面扉3の切欠き3b内に露出するようになっている。常態では、施錠装置の後部施錠杆により本体枠2が機枠1に対して施錠されると共に、前部施錠杆により前面扉3が本体枠2に対して施錠されている。そして、シリンダ錠11の鍵穴に差し込んだ図示せぬキーを一方向(例えば時計回り)へ回転操作すると、後部施錠杆が下動して本体枠2が解錠され、シリンダ錠11aの鍵穴に差し込んだキーを他方向(反時計回り)へ回転操作すると、前部施錠杆が上動して前面扉3が解錠されるようになっている。
図1に戻り、前面扉3の左側枠部の上下両端には第2ピン(図示省略)が設けられており、これら両第2ピンを本体枠2の左側枠部に突設した上下の支持板2aに軸支することによって、前面扉3を本体枠2に対して開閉自在に支持する第2ヒンジ機構が構成されている。前面扉3には遊技盤7の盤面に対向する大きな開口3aが開設されており、この開口3aは透明板4によって塞がれている。前面扉3の前面上部には比較的小型のスピーカ12が左右に1個ずつ配設されており、これらスピーカ12と前述した大型のスピーカ6とによって遊技に関する様々な効果音を発するようになっている。また、前面扉3の前面下部には、遊技盤7の裏面に配設された賞球払出装置(後述する)から払い出された遊技球を収容する上段受皿13と、上段受皿13から排出された遊技球を収容する下段受皿14と、遊技者による押下操作が可能なプッシュ釦15とが設けられており、上段受皿13の右側方には発射装置10の発射強度を調整するための操作ハンドル16が配設されている。
図3に示すように、このパチンコ機Pの背面側には、遊技に関する主要な処理を行う主制御基板17と、主制御基板17からの指令を受けて可変表示装置やスピーカ等の各種装置を制御する副制御基板18と、前述した賞球払出装置19と、主制御基板17からの指令を受けて賞球払出装置19を制御する払出制御基板20等が設けられている。この払出制御基板20は基板ケースに収納されて後述する基板ユニットケース21を構成しており、図示省略されているが、主制御基板17と副制御基板18も基板ケースに収納されて別の基板ユニットケースを構成している。
基板ユニットケース21の構成について図4〜図11を参照しながら説明すると、この基板ユニットケース21は、内部に空間部を有する基板ケース22と、この基板ケース22の空間部に収納された前述の払出制御基板20と、基板ケース22の一側部に装着された透明な保護カバー23とを備えている。基板ケース22は本体枠2の裏面側に設けられた一対の軸受部2cに開閉可能に支持されており、基板ケース22の他側部は本体枠2の裏面側にスライド可能に設けられたロックレバー24に係止されている。
基板ケース22は矩形箱状の透明な上ケース25と平板状の透明な下ケース26とで構成されており、両ケース25,26をスライド嵌合によって重ね合わせた後、アンカーリベットやワンウェイネジ等の封印部材27を用いて封印することにより、この封印部材27を破壊しない限り基板ケース22の封印状態を解除できないようになっている。上ケース25の側壁には一対の筒状軸25bが突設されており、これら筒状軸25bを軸受部2cに挿入することにより、基板ケース22は本体枠2の裏面側に開閉可能に支持されている。また、上ケース25の側辺部は段落ち状の接続領域25aとなっており、この接続領域25aの隅部(コーナー)と下ケース26の隅部は同一形状に切り欠かれている。そして、両ケース25,26を重ね合わせて基板ケース22を構成したとき、両者の切り欠き同士を重ねることで基板ケース22の隅部に長方形状の切欠き部22aが形成されるようになっている。
基板ケース22の内部には払出制御基板(第1基板)20と一緒にCRユニット端子接続板(第2基板)28も収納されており、図6に示すように、これら払出制御基板20とCRユニット端子接続板28は基板対基板コネクタ(BtoBコネクタ)29を介して接続(カップリング)されている。ここで、払出制御基板20とCRユニット端子接続板28はいずれも長方形の外形を有しているが、両者20,28の外形寸法は大きく相違している。具体的には、払出制御基板20の短辺寸法はCRユニット端子接続板28の長辺寸法よりも長くなっており、払出制御基板20の短辺下部にCRユニット端子接続板28の長辺が接合されている。これにより、払出制御基板20の短辺上部の側方にCRユニット端子接続板28が接合されていない余剰空間ができ、この余剰空間内に前述した基板ケース22の切欠き部22aが配置されるようになっている。
払出制御基板20とCRユニット端子接続板28にはコネクタ20a,28aが実装されており、図9に示すように、これらコネクタ20a,28aは上ケース25を挿通して接続領域25a内に露出している。払出制御基板20上の複数のコネクタ20aにはそれぞれワイヤーハーネス30の一端部が接続されており、これらワイヤーハーネス30の他端部は、本体枠2の裏面側に設けられた中継基板31上のコネクタ31aや、図示せぬ他の回路基板上のコネクタ等に接続されている(図8参照)。その際、ワイヤーハーネス30は基板ケース22の切欠き部22aを通って基板ユニットケース21の背面側へ引き回されており、この切欠き部22aがワイヤーハーネス30の引き回し通路となっている。図示省略されているが、CRユニット端子接続板28上のコネクタ28aには別のワイヤーハーネスの一端部が接続されており、このワイヤーハーネスの他端部はパチンコ機Pの側方に設置されたCRユニット機に接続されている。
保護カバー23の一側壁には一対の軸部23aが突設されており、これら軸部23aを上ケース25の筒状軸25bに挿入することによって、保護カバー23は基板ケース22のヒンジ部に開閉可能に支持されている。保護カバー23の他側壁にはフック片23bが設けられており、保護カバー23を閉じてフック片23bを上ケース25に係止することにより、接続領域25a内に露出する払出制御基板20上の各コネクタ20aと、各コネクタ20aに接続されたワイヤーハーネス30が保護カバー23によって覆われるようになっている。なお、保護カバー23には長孔23cが開設されており、CRユニット端子接続板28上のコネクタ28aがこの長孔23cから露出するようになっている。
次に、このように構成された基板ユニットケース21を本体枠2の裏面側に取り付ける組込手順について、主として図7〜図11を参照しながら説明する。
図7(a)と図8(a)に示すように、基板ユニットケース21を本体枠2に取り付ける前に、予め複数本のワイヤーハーネス30を中継基板31上のコネクタ31a等に接続すると共に、これらワイヤーハーネス30を一纏めにした状態で本体枠2の後方へ導出させておく。しかる後、図7(b)と図8(b)に示すように、上ケース25の筒状軸25bを軸受部2cに挿入することにより、基板ケース22を本体枠2の裏面側に開閉可能に連結する。そして、この状態で基板ケース22を閉鎖方向へ約90度回転して本体枠2の裏面側に当接させた後、ロックレバー24をスライド操作して基板ケース22に係止することにより、基板ケース22を本体枠2の裏面側に脱着不能に取り付ける。その際、ワイヤーハーネス30は基板ケース22の切欠き部22aを通って外方へ導出させてあるため、ワイヤーハーネス30が基板ケース22の開閉動作を妨げることはない。
このようにして基板ケース22を本体枠2の裏面側に取り付けた後、切欠き部22aから導出されたワイヤーハーネス30を接続領域25a内に露出する払出制御基板20側のコネクタ20aに接続する(図9参照)。しかる後、図7(c)と図8(c)に示すように、保護カバー23の軸部23aを上ケース25の筒状軸25bに挿入することにより、保護カバー23を基板ケース22に開閉可能に連結し、この状態で保護カバー23を閉鎖方向へ約90度回転してフック片23bを上ケース25に係止する。これによって保護カバー23が上ケース25の接続領域25aに被着され、切欠き部22aを含めてコネクタ20aとワイヤーハーネス30が保護カバー23によって覆われる(図11参照)。なお、この状態でCRユニット端子接続板28側のコネクタ28aが保護カバー23の長孔23cから露出するため、このネクタ28aに別のワイヤーハーネスを接続すれば、CRユニット端子接続板28をCRユニット機に接続することができる。
以上説明したように、本実施形態例に係るパチンコ機Pでは、基板ケース22を構成する上ケース25の接続領域25a内に払出制御基板20上のコネクタ20aが露出していると共に、この接続領域25aの隅部に切欠き部22aが設けられており、コネクタ20aに接続したワイヤーハーネス30がこの切欠き部22aを通って本体枠2の裏面側の中継基板31等へ引き回されているため、複数のワイヤーハーネス30を一纏めにした状態で引き回し作業を行うことができる。そして、コネクタ20aにワイヤーハーネス30を接続した後、上ケース25に保護カバー23を被着することでコネクタ20aとワイヤーハーネス30の接続箇所や切欠き部22aが覆われるため、コネクタ20aやワイヤーハーネス30への不正アクセスを保護カバー23によって確実に阻止することができる。
また、本実施形態例では、基板ケース22の内部に外形寸法を異にする大小2種類の制御基板(払出制御基板20とCRユニット端子接続板28)が収納されており、これら払出制御基板20とCRユニット端子接続板28を基板ケース22内でコネクタ接続するとと共に、外形の大きな払出制御基板20の一側辺に沿ってCRユニット端子接続板28と切欠き部22aが並設されているため、大きさの異なる2種類の制御基板20,28の接続箇所にできる余剰空間を有効利用して切欠き部22aを設けることができる。
また、本実施形態例では、基板ケース22が本体枠2の裏面側に開閉可能に軸支されていると共に、保護カバー23が基板ケース22のヒンジ部である筒状軸25bに開閉可能に軸支されているため、基板ケース22と保護カバー23を本体枠2の裏面側に簡単に取り付けることができだけでなく、基板ケース22と保護カバー23を同軸上で一体的に開閉動作させることが可能となるため、保守点検やメンテナンス作業を容易に行うことができる。
なお、上記の実施形態例では、基板ケース22内に外形寸法を異にする大小2種類の制御基板(払出制御基板20とCRユニット端子接続板28)を収納した基板ユニットケース21について説明したが、基板ケース22に収納される制御基板の枚数や種類はこれに限定されず、上記した主制御基板17や副制御基板18等の他の制御基板を収納する基板ケースについても本発明を適用することは可能である。
また、上記の実施形態例では、基板ケース22と保護カバー23をヒンジ機構を介して開閉可能に支持した場合について説明したが、スナップ結合やスライド嵌合等の他の手段を用いて基板ケース22と保護カバー23を本体枠2の裏面側に取り付けるようにしても良い。
1 機枠
2 本体枠
2c 軸受部
7 遊技盤
20 払出制御基板(第1基板)
20a コネクタ
21 基板ユニットケース
22 基板ケース
22a 切欠き部
23 保護カバー
23a 軸部
23b フック片
23c 長孔
24 ロックレバー
25 上ケース
25a 接続領域
25b 筒状軸
26 下ケース
27 封印部材
28 CRユニット端子接続板(第2基板)
28a コネクタ
29 基板対基板コネクタ
30 ワイヤーハーネス
31 中継基板(回路基板)
31a コネクタ
P パチンコ機(遊技機)

Claims (3)

  1. 機枠と、この機枠に対して開閉可能に装着された本体枠と、この本体枠の裏面側に配設された基板ケースと、この基板ケースの内部に収納された制御基板とを備え、前記制御基板がワイヤーハーネスを介して前記本体枠の裏面側に設けられた回路基板に接続されている遊技機において、
    前記基板ケースは、前記制御基板に実装されたコネクタを外表面の外部に露出させる接続領域を有していると共に、この接続領域に隣接する部位に前記ワイヤーハーネスの引き回し通路となる切欠き部を有しており、前記接続領域内に露出する前記コネクタと前記切欠き部とを覆う保護カバーが前記基板ケースに被着されていることを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1の記載において、前記制御基板が外形寸法を異にする矩形状の第1基板と第2基板からなり、これら第1および第2基板が前記基板ケースの内部で接続されていると共に、外形寸法が大きい方の前記第1基板の一側辺に沿って前記第2基板と前記切欠き部が並設されていることを特徴とする遊技機。
  3. 請求項1または2の記載において、前記基板ケースが前記本体枠の裏面側に開閉可能に軸支されていると共に、前記保護カバーが前記基板ケースと同軸上で開閉可能に軸支されていることを特徴とする遊技機。
    請求項1または2の記載において、前記基板ケースが前記本体枠の裏面側に開閉可能に
    軸支されていると共に、前記保護カバーが前記基板ケースと同軸上で開閉可能に軸支され
    ていることを特徴とする遊技機。
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