JP2004229708A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技盤の交換作業を容易にする。
【解決手段】パチンコ遊技機1は、基枠4に対して前側から遊技盤6を取り付け可能であり、遊技盤6はロック部材30,32等を用いて基枠4に固定することができる。遊技盤6を交換する際は、ガラス枠20を開いて電源を切り、この状態で前側から遊技盤6を着脱する。この際、ロック部材30,32等を操作するだけで遊技盤6の固定が解除されるので、前側からの作業だけで遊技盤6の交換を容易に行うことができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機やスロットマシン等の遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の遊技機の構成として、例えばパチンコ遊技機は外枠の内側に遊技盤や機構盤、各種基板等の電子機器類を組み込んだ状態で構成されている。またスロットマシンは、筐体の内部に図柄表示装置やメダルセレクタ、払出装置、各種基板等の電子機器類を組み込んだ状態で構成されている。
【0003】
遊技機には、遊技場内の島設備に設置された状態で外部電源から電力が供給されており、そして遊技機の内部では、各種の構成要素が個々に電力の供給を受けて作動し、構成要素間で信号をやりとりしながら全体が協働して所定の遊技(パチンコ遊技やアレンジボール遊技、スロットマシン遊技等)が実施されるものとなっている。このため遊技機の内部では、各種の構成要素間を接続する電気配線が交錯し、その処理がきわめて煩雑なものとなりがちである。
【0004】
そこで従来、上述した外部電源から遊技機への電源入力や、遊技機内部での電力の分配、信号の送受等を1箇所に集中させた入出力線用中継ユニットが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この入出力線用中継ユニットは、電源コードを通じて外部電源に接続されており、この外部電源と制御基板とを接続する電源回路をオン・オフする電源スイッチを備えている。また、中継ユニットは内部接続端子および外部接続端子を備えており、遊技機外への入出力線を外部接続端子に接続するとともに、遊技機内での入出力線束を内部接続端子に接続することで、遊技機内外の電気配線を1箇所に纏めて整然と処理することができる。
【0005】
一方で、各種の構成要素は個々に分離可能なユニットとして、遊技機の機種変更や保守・点検の際に交換の対象となる場合がある。この場合、中継ユニットの電源スイッチをオフにすれば、電源コードを外部電源に接続したままであっても各種構成要素への通電が断たれた状態にあるので、制御基板等の電子機器類への調整作業やその交換作業を容易に行うことができる。
【0006】
【特許文献1】
特開平6−142284号公報(第2−3頁、図5)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、公知の中継ユニットは内部接続端子および外部接続端子の他に電源スイッチをも備えているため、遊技機の機種変更や保守・点検作業の際に電源スイッチをオフにした状態で、交換対象となる構成要素の配線を確実かつ安全に抜き差し可能とする点で非常に優れている。
【0008】
しかしながら、たとえそのような電源スイッチが装備されていても、実際に保守・点検作業を行う作業者が電源スイッチのオフ操作を失念してしまうと、通電状態のままで電気配線の抜き差しが行われる結果、電子機器類を損傷するおそれがある。このような状況にあっては、せっかくの中継ユニットの装備が充分に活かされず、優れた技術の利点が満足に発揮されないという問題がある。
【0009】
そこで本発明は、人為的なミスによる事故を未然に防止することを課題としたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の遊技機は、外部電源から電力の供給を受けて作動する遊技用ユニットと、この遊技用ユニットが着脱可能に装着される装着部とを備えており、装着部への着脱の際に遊技用ユニットへの電力供給路を開閉するスイッチを採用することで上記の課題を解決している(解決手段1)。このスイッチは、遊技用ユニットの着脱の際に必ず開閉されるものとなっているため、例えばその交換時において人為的ミスによるスイッチの切り忘れがなくなる。
【0011】
上述の遊技用ユニットは、遊技機内にて外部電源から入力される電力の供給を受けて作動するものであり、例えばパチンコ遊技機における着脱交換式の遊技盤やスロットマシン遊技機の図柄表示装置のほか、これらに付属する基板ボックス等が該当する。また外部電源から入力された電力は、例えば上述の中継ユニット等を介して遊技用ユニットに分配される態様であってもよいし、あるいは、電源基板や電源ユニット等により調整された電力が改めて遊技用ユニットに供給される態様であってもよい。
【0012】
また遊技用ユニットは、遊技機内にて装着部に着脱可能に装着され、この状態で固定手段により固定される。固定手段は、装着部に遊技用ユニットが装着された状態で操作される操作部材を有しており、この操作部材への操作入力に応じて遊技用ユニットの固定またはその解除を行うことができる。そして本発明の遊技機は、遊技用ユニットの固定を解除するべく操作部材が操作されたとき、この操作に連動して遊技用ユニットへの給電を遮断する給電遮断手段を備えたものである(解決手段2)。
【0013】
すなわち、遊技盤ユニットの交換や保守・点検作業をする際、作業者が操作部材を操作することで遊技用ユニットの固定またはその解除を行うことができ、特にその固定を解除する操作を行ったときは、これに連動して遊技用ユニットへの給電が遮断される。このため、作業者が特段の注意を払わなくても、確実に電力供給が断たれた状態で遊技用ユニットの取り外しを行うことができるので、電源の切り忘れに起因した事故が未然に防止できる。
【0014】
なお、上述の給電遮断手段は、遊技用ユニットを固定するべく操作部材が操作された状態で遊技用ユニットへの給電を許容することができる(解決手段3)。このため、例えば交換時に新規の遊技用ユニットを装着部に装着し、操作部材の固定操作を行うだけで遊技用ユニットに給電がなされるので、交換作業後の電源の投入忘れをも防止することが出来る。
【0015】
上述した装着部の具体的態様は、遊技機の種類に応じて異なったものとなる。例えばパチンコ遊技機の場合、装着部はその前後の一方向から遊技用ユニットを嵌め込み可能な基枠から構成される。また固定手段は、操作部材を介して遊技用ユニットを基枠に固定可能である態様が好ましい(解決手段4)。この場合、操作部材がそのまま遊技用ユニットの固定部材としても機能し、例えば遊技盤等の遊技用ユニットを基枠に嵌め込んだ状態で操作部材を操作すると、遊技用ユニットが基枠に対して固定される。また取り外し時は、操作部材を解除操作することで遊技用ユニットの固定が解除されて基枠から取り外し可能な状態となる。このとき、既に操作部材への解除操作に連動して遊技用ユニットへの給電が遮断されているので、作業者が特段の注意を払うことなくそのまま遊技用ユニットを取り外したとしても、電子機器類に損傷が生じることはない。
【0016】
本発明の遊技機は、その本体の背面に設けられて外部電源からの入力を断続する主電源スイッチをさらに備えていてもよい。この場合、固定手段は遊技機本体の前面から操作部材を操作することで遊技用ユニットを着脱可能に構成される態様が好ましい(解決手段5)。
【0017】
上述した主電源スイッチが切れていれば、そもそも外部電源からの入力が断たれているため、遊技用ユニットへの通電もなされない。したがって、この間に遊技用ユニットの交換作業を行っても何ら問題はないが、そのためには予め遊技機本体の裏側を開放して主電源スイッチを切っておく必要がある。
【0018】
このため本発明では、主電源スイッチが遊技機本体の背面に位置する場合、その反対側の前面に位置する操作部材の解除操作をするだけで交換対象の遊技用ユニットへの給電が遮断される構成を採用している。この場合、わざわざ本体の裏側を開放して主電源スイッチを操作しなくても、前側からの操作だけで遊技用ユニットを安全に交換することができるので、通電状態のままあやまって遊技用ユニットが取り外しされる事故を未然に防止することができる。また、前側からの操作だけで遊技用ユニットの交換を迅速に行うことができるため、その作業効率を大幅に向上することができる。
【0019】
本発明において固定手段は、操作部材により遊技用ユニットを直接固定する態様だけでなく、その他の部材を介して遊技用ユニットを固定する態様をもとり得る。すなわち、装着部がその後方から遊技用ユニットを嵌め込み可能な基枠から構成される場合、固定手段は、遊技用ユニットが基枠に嵌め込まれた状態でその背面に取り付けられる背面ユニットをさらに含んでおり、この背面ユニットを介して遊技用ユニットの固定を行うことができる(解決手段6)。
【0020】
背面ユニットとしては、例えば機構盤や基板ボックス等が考えられるが、遊技用ユニットが何らかの部材を介して基枠に固定される態様であればその他の態様であってもよい。いずれにしても、遊技用ユニットの取り外しは背面ユニットの固定を解除することで行われるため、背面ユニットの固定を解除する操作に連動して遊技用ユニットへの給電が遮断される構成であれば、同様に通電状態のまま遊技用ユニットが取り外しされる事故が確実に防止される。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の好適な実施の形態としては、例えばパチンコ遊技やアレンジボール遊技を提供するパチンコ遊技機を挙げることができる。以下、パチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施形態について説明する。
【0022】
図1は、第1実施形態のパチンコ遊技機1を示している。このパチンコ遊技機1は外枠2を備え、この外枠2内に基枠4が取り付けられている。また、基枠4には遊技盤ユニットの一例として遊技盤6が取り付けられており、この遊技盤6の盤面構成によりパチンコ遊技機1の機種が特徴付けられている。
【0023】
遊技盤6は略矩形をなし、その中央に遊技領域8が形成されている。公知のように、遊技領域8はその周りを案内レール10に囲まれ、そのほぼ中心部にセンター役物12が設けられている。その他、遊技領域8内には障害釘や風車、各種入賞口等の盤面構成要素が配置されているが、これらについては特に説明を要しないためその図示も省略する。
【0024】
また、外枠2には前面枠14が取り付けられており、この前面枠14は基枠4の前面を覆っている。前面枠14は、その下部に発射ハンドル16や下皿18等を有するほか、ガラス枠20や下皿ユニット21がヒンジを介して取り付けられている。図示のように、ガラス枠20および下皿ユニット21はそれぞれ一側端(この例では左側端)のヒンジを介して開閉可能となっている。
【0025】
図1ではガラス枠20が開いた状態で示されており、それゆえガラス枠20の背面が露出して示されている。ガラス枠20はその中央にガラス面22を有しており、ガラス枠20を閉じた状態で基枠4が全て覆い隠され、このときガラス面22内に遊技領域8が覆われるものとなっている。したがってパチンコ遊技機1の前面からは、ガラス面22を透かして遊技領域8が視認されるものとなる。
【0026】
第1実施形態のパチンコ遊技機1では、図1中の2点鎖線で示されるように、遊技盤6はパチンコ遊技機1の前側から基枠4に対して着脱可能となっている。このためパチンコ遊技機1の機種変更や、遊技盤6の保守・点検作業を行う際は、ガラス枠20を手前に開くだけで遊技盤6の取り外し・取り付けを行うことができる。
【0027】
図2は、基枠4への遊技盤6の取り付け態様を具体的に示しており、この図2ではガラス枠20が省略されている。基枠4には遊技盤支持部材26が取り付けられており、この遊技盤支持部材26は基枠4の一側縁部(図2の例では左側縁部)に配置されている。遊技盤支持部材26は基枠4の左側縁部に沿って上下方向に延び、その上下端はいずれもヒンジピン28を介して基枠4に連結されている。これらヒンジピン28は遊技盤支持部材26の上下端からそれぞれ突出し、基枠4に対して遊技盤支持部材26を水平方向に回動可能としている。
【0028】
なお、遊技盤支持部材26はその長手方向(この例では上下方向)でみて溝形状の断面を有し、その内側に遊技盤6の一側縁部(この例では左側縁部)を受け入れ可能となっている。また遊技盤支持部材26は、その上下端に支持プレート26a,26bを有しており、これら支持プレート26a,26b間に遊技盤6を挟み込んで遊技盤6を支持し、その重量を受け持ったままの状態で基枠4に対して回動することができる。
【0029】
基枠4はその内側に開口4aを有しており、この開口4aは遊技盤6の外形に合わせた形状をなしている。このため図2に示されるように、遊技盤6は開口4aにぴったり嵌り込んだ状態で基枠4に取り付けられている。開口4aの下縁部には2つのロック部材30,32が設けられており、これらロック部材30,32は基枠4の幅方向に間隔をおいて配置されている。また、これらロック部材30,32は基枠4に対し、いずれも垂直面内にて回動自在に支持されている。
【0030】
このうち一方(この例では左方)のロック部材30は、例えば2本羽根のプロペラ形状をなし、図示のように縦長となる姿勢で遊技盤6を係止することができる。より詳しくは、遊技盤6の下端部に係止片34が設けられており、この係止片34は遊技盤6から手前側に突出して形成されている。一方、図1に示されるように、ロック部材30の両端にはそれぞれ係止片34に対応したかぎ爪30aが形成されており、ロック部材30はそのかぎ爪30aを係止片34の上端に引っ掛けることで遊技盤6を係止することができる。なお、もう一方のロック部材32も同様に図示の位置で遊技盤6を係止しているが、ここではその具体的な説明を省略する。
【0031】
また、開口4aの上縁部にも別のロック部材36が設けられており、このロック部材36もまた、基枠4に対して垂直面内で回動自在に支持されている。一方、遊技盤6の右上縁部には逆三角形状の凹部38が形成されており、この凹部38はその上方からロック部材36を受け入れることができる。なお、凹部38は遊技盤6の装飾部材40に形成されており、この装飾部材40は遊技盤6の右側縁部に取り付けられて遊技領域6の周囲を区画している。
【0032】
図3は、上述のロック部材36をより詳しく示している。図3中の実線で示されるように、ロック部材36は下方へ回動された状態で凹部38に嵌り込む。この状態でロック部材36は遊技盤6を基枠4に固定し、遊技盤6が前面側へ抜け出るのを防止している。一方、図3中の2点鎖線で示されるように、ロック部材36が上方へ回動された状態では遊技盤6の固定が解除され、このとき遊技盤6が基枠4から抜き出し可能となる。
【0033】
ここで図3に示されるように、ロック部材36への回動操作は遊技盤6への電力供給を断続(ONまたはOFF)する操作をも兼ねている。具体的には、遊技盤6の固定を解除するためにロック部材36を操作、つまり上方(図中に「OFF」と表示されている方向)へ回動させると、この回動操作に連動して遊技盤6への給電が遮断されるものとなっている。これとは逆に、遊技盤6を固定するためにロック部材36を下方(図中に「ON」と表示されている方向)へ回動させると、この回動操作に連動して遊技盤6(メイン制御基板およびサブ制御基板)に給電される。
【0034】
なお、遊技盤6にはメイン制御基板やサブ制御基板等(図示していない)の電子機器類が設けられており、これら制御基板は遊技盤6への電力の供給により作動することができる。このうちメイン制御基板は、パチンコ遊技機1による遊技の進行に伴い、賞球指令信号の出力や各種役物の動作制御、当り判定、確率設定、入賞検出、大当り制御(大入賞口の開閉)、演出指示処理等を行うための各種の制御プログラムを実行する。またサブ制御基板は、遊技の進行に伴う効果音や音声の出力、発光装飾等の制御を行うプログラムを実行する。
【0035】
図4は、パチンコ遊技機1の背面を示している。第1実施形態の場合、遊技盤6と基枠4との間、あるいは遊技盤6と遊技盤支持部材26との間にそれぞれコネクタ42,44が設けられており、遊技盤支持部材26に遊技盤6を装着した状態でこれを基枠4に嵌め込むと、遊技盤6の背面側にて互いのコネクタ42,44が接続され、これによりメイン制御基板およびサブ制御基板に対する配線が接続されるものとなっている。
【0036】
この場合、遊技盤6を基枠4から抜き出すときにコネクタ42,44が一緒に外れてしまうので、その前にメイン制御基板やサブ制御基板への通電を止めておく必要がある。このため、上述したロック部材36の操作に伴い遊技盤6の固定が解除されたとき、これに連動して遊技盤6への給電が遮断されるようにすることで、通電状態のままコネクタ42,44が外れるのを防止することができる。
【0037】
図4に示されるように、基枠4の背面にはその上部に電源ボックス46が取り付けられており、この電源ボックス46には例えば電力供給回路(図示しない)が内蔵されている。なお電力供給回路は、遊技盤6(メイン制御基板およびサブ制御基板)に供給するための電力を生成する機能を有するものであってもよいし、あるいは、単に遊技盤6に分配される電力を中継するものであってもよい。
【0038】
また、電源ボックス46にはスイッチ48が内蔵されており、このスイッチ48は上述の電力供給路を開閉することで少なくとも遊技盤6への給電を遮断したり、あるいは、遊技盤6への給電を許容したりする機能を有している。
【0039】
図5および図6は、上述したロック部材36とスイッチ48との関係を示している。ロック部材36はその基端部に回動ベース36aを有しており、この回動ベース36aはさらに回動軸36bを有している。回動軸36bは基枠4をその前側から厚み方向に貫通して延び、そして背面側に突出している。また、回動軸36bの突出端部には突起36cが形成されており、この突起36cは回動軸36bの径方向(図6でみて右方向)に突き出ている。ロック部材36は回動軸36bを中心として回動し、スイッチ48をオンまたはオフすることができる。
【0040】
具体的には、スイッチ48は下向きのプッシュロッド48aを有しており、このプッシュロッド48aの先端は上述の突起36cに当接した状態にある。スイッチ48は、プッシュロッド48aが押し込まれる(図6では押し上げられる)ことで接続された状態、つまりオンになり、逆にプッシュロッド48aの押し上げが解除されるとオフになる。このため、図3に示されるようにロック部材36が下方へ回動された状態にあるときは、その突起36cを介してプッシュロッド48aが押し上げられ、スイッチ48がオンの状態になる。これに対し、ロック部材36が上方へ回動されると、突起36cがプッシュロッド48aから離れる方向へ動くので、プッシュロッド48aの押し上げが解除されてスイッチ48がオフになる。
【0041】
このように、ロック部材36の回動操作に連動してスイッチ48がオンまたはオフされるので、遊技盤6の固定を解除する方向にロック部材36を操作するだけで遊技盤6への給電を遮断することができる。このため、遊技盤6の交換作業や保守・点検作業を行う際、作業者があやまって通電状態のまま遊技盤6を取り外してしまうことがなく、メイン制御基板やサブ制御基板の損傷が確実に防止される。
【0042】
また一方で、遊技盤6の取り付け時にはロック部材36を固定方向に操作するだけで遊技盤6に電力が供給されるため、作業者がわざわざ基枠4の裏側を開放してスイッチ48をオン操作する必要がない。なお、スイッチ48は少なくとも遊技盤6への給電をオン・オフするものであればよいが、スイッチ48はパチンコ遊技機1全体の電源をオン・オフするものであってもよい。
【0043】
あるいは、電源ボックス46に主電源スイッチ(図示していない)が設けられており、この主電源スイッチにより外部電源からの入力が断続、つまりオン・オフされる場合であっても、同様に作業者がわざわざ基枠4の裏側を開放して主電源スイッチを操作することなく、遊技盤6の取り付け・取り外しを行うことができる。
【0044】
上述のように、第1実施形態のパチンコ遊技機1ではガラス枠20を開くだけで前側から遊技盤6の取り付け・取り外しに必要な作業を全て行うことができるので、遊技盤6の交換作業や保守・点検作業をきわめて効率的に行うことができる。
【0045】
また上述の第1実施形態では、図3に示されているようにロック部材36の回動方向を示す矢印とともに「ON」および「OFF」の文字表記を基枠4の前面に付することで、作業者がロック部材36を操作する際に、自らの操作によって電源のオン・オフがなされたことを容易に確認することができるという利点がある。
【0046】
図7から図9は、パチンコ遊技機1のその他の実施形態を示している。以下の説明では便宜上、図7に示されるものを第2実施形態、図8,9に示されるものを第3実施形態としてそれぞれ呼称するものとする。
【0047】
先ず図7に示されるように、第2実施形態のパチンコ遊技機1では、基枠4の背面にロック部材36,50が設けられている。この場合、遊技盤6は基枠4に対してその後方から嵌め込まれ、そして、ロック部材36,50を回動操作することで固定される。
【0048】
この第2実施形態においても、例えばロック部材36の回動操作にスイッチ48を連動させることができる。この場合、遊技盤6の固定を解除する方向にロック部材36を操作すれば、これに連動して遊技盤6(例えば、メイン制御基板およびサブ制御基板)への給電が遮断されるし、逆に遊技盤6を固定する方向にロック部材36を操作すると、遊技盤6への給電が可能となる。なお、特に図示はされていないが、スイッチ48は第1実施形態と同様に基枠4の背面に取り付けられていてもよいし、あるいは、基枠4の前面に取り付けられていてもよい。また同様に、スイッチ48は少なくとも遊技盤6への電力供給路を開閉できるものであればよい。
【0049】
次に図8,9に示されるように、第3実施形態のパチンコ遊技機1はその背面に機構盤52を有しており、この機構盤52には、例えば球タンク54やタンクレール56、裏セット58等が取り付けられている。機構盤52は、遊技盤6が基枠4に嵌め込まれた状態でその背面に取り付けられ、ロック部材50を回動操作することで基枠4に固定されている。
【0050】
また、機構盤52には分電基板60が設けられており、この分電基板60は図示しない電源コードを介して外部電源に接続されている。第3実施形態の場合、分電基板60に主電源スイッチ62が設けられており、この主電源スイッチ62を操作することで外部電源からの入力を断続、つまり、オン・オフすることができる。
【0051】
一方、外部電源からの入力は分電基板60から電源基板64およびインタフェース基板66に分配される。電源基板64では、パチンコ遊技機1の作動に必要な電力(例えばDC5V,12V,34V)が生成され、この電力が賞球基板68や発射制御基板70、遊技盤6等へ供給されている。なお、インタフェース基板66は図示しないカードユニットとの通信を行うためのものであり、パチンコ遊技機1に付属してカードユニットが設置されている場合に用いられる。
【0052】
第3実施形態の場合、ロック部材50は直接的に遊技盤6を固定するものではなく、機構盤52を介して遊技盤6の固定を行うものとなっている。この場合でも、適宜ロック部材50の回動操作に上述のスイッチ48(図8,9には示されていない)を連動させることにより、遊技盤6を取り外す際に機構盤52の固定を解除する方向にロック部材50を操作すると、これに連動して遊技盤6(例えば、メイン制御基板およびサブ制御基板)への給電が遮断される。これとは逆に、遊技盤6を基枠4に嵌め込んだ状態でその背面に機構盤52を取り付け、そして機構盤52を固定する方向にロック部材50を操作すると、遊技盤6への給電が可能となる。
【0053】
上述した第3実施形態においても、遊技盤6を取り外す際に主電源スイッチ62をわざわざ操作しなくても、ロック部材50を操作するだけで遊技盤6への給電が遮断されるため、主電源スイッチ62の切り忘れによる制御基板類の損傷事故を未然に防止することができる。
【0054】
上述した各実施形態では、遊技用ユニットに該当するものの一例として遊技盤6を挙げているが、遊技用ユニットは個別の制御基板ボックスであってもよい。例えば、各制御基板ボックスが固定部材を介して遊技盤6や基枠4、機構盤52等に固定されている場合、その固定を解除する方向に固定部材を操作すると、これに連動して制御基板ボックスへの給電が遮断されるように構成することもできる。
【0055】
さらに、各実施形態ではロック部材36,50への操作に連動して機械的にスイッチ48がオン・オフされるものとなっているが、例えばロック部材36,50への操作をセンサ等により検出し、その検出結果に基づいて電気的に遊技盤6への給電を遮断する処理を行うこともできる。
【0056】
また、各実施形態ではパチンコ遊技機1を例に挙げているが、本発明の遊技機はスロットマシン遊技機であってもよい。この場合、遊技用ユニットとして例えば図柄表示装置(リールユニット、ドラムユニット、ベルトユニット等)を挙げることができ、図柄表示装置の固定を解除する方向に操作部材(上述のロック部材に類似したもの)を操作すると、これに連動して図柄表示装置への給電が遮断されるように構成することができる。
【0057】
その他、各実施形態として挙げた遊技盤6や基枠4、ロック部材36,50等の具体的な形状や構造はいずれも好ましい例示であり、特にこれらに制約されることはない。また、パチンコ遊技機1を構成する各種の要素はあくまで一例であり、これらは本発明を適用するべき遊技機の態様に応じて適宜変更可能であることはいうまでもない。
【0058】
【発明の効果】
本発明の遊技機は、人為的ミスによる遊技用ユニットの損傷事故を未然に防止し、その交換や保守・点検を行う作業者の注意負担を大幅に軽減する。
【0059】
また、遊技機の前側からの作業だけで遊技用ユニットの着脱を行う態様であれば、きわめて合理的に作業の効率化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のパチンコ遊技機の斜視図である。
【図2】遊技盤および基枠の正面図である。
【図3】図2中、右上隅の部分を拡大して示した図である。
【図4】図1のパチンコ遊技機の背面図である。
【図5】図3および図6中、V−V線に沿う断面図である。
【図6】図3の部分の背面図である。
【図7】第2実施形態のパチンコ遊技機の背面図である。
【図8】第3実施形態のパチンコ遊技機の背面図である。
【図9】図8のパチンコ遊技機の斜視図である。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機
4 基枠(装着部)
6 遊技盤
36 ロック部材(操作部材、固定手段)
46 電源ボックス(給電遮断手段)
48 スイッチ(給電遮断手段)
52 機構盤(背面ユニット)
62 主電源スイッチ

Claims (1)

  1. 外部電源から電力の供給を受けて作動する遊技用ユニットと、
    前記遊技用ユニットが着脱可能に装着される装着部と、
    前記装着部に設けられ、前記遊技用ユニットへの電力供給路を開閉するスイッチと
    を具備したことを特徴とする遊技機。
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