JP2002346158A - パチンコ遊技機の前枠 - Google Patents

パチンコ遊技機の前枠

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JP2002346158A
JP2002346158A JP2001151685A JP2001151685A JP2002346158A JP 2002346158 A JP2002346158 A JP 2002346158A JP 2001151685 A JP2001151685 A JP 2001151685A JP 2001151685 A JP2001151685 A JP 2001151685A JP 2002346158 A JP2002346158 A JP 2002346158A
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巨樹 高津
Masaki Haji
正樹 土師
Makoto Ogawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 合成樹脂製の枠本体等に帯電した静電気を確
実かつ適切に放電除去し得るよう構成する。 【解決手段】 合成樹脂製の枠本体60に取付けた種々
の導電部材64,65,66,68,69,70,71,72
同士を相互連結すると共に、該導電部材64,65,6
6,68,69,70,71,72とアース部との電気的導
通を図る。これにより、枠本体60および前記各導電部
材64,65,66,68,69,70,71,72に帯電し
た静電気を、前記アース部へ放電させる。なお前記アー
ス部は、当該遊技機の電源基板とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技盤を収容セ
ットした中枠の前面側に開閉可能に配設され、前記遊技
盤を透視保護する合成樹脂製の枠本体を主体としたパチ
ンコ遊技機の前枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機やアレンジボール機に代表さ
れるこの種のパチンコ遊技機は、遊技媒体としてのパチ
ンコ球を使用してパチンコ遊技を行なうようになってい
る。このパチンコ遊技機は、例えば図19および図20
に示すように、矩形枠体としての外枠Aの開口前面側に
対して、中枠Bが連結支持手段および施錠手段を利用し
て着脱および開放可能に組付けられている。そして中枠
Bの前側部分には、ガラス板67を組付けた横開き式の
前枠Cと上球皿Dが夫々着脱および開放可能に組付けら
れると共に、該上球皿Dの後側に電動式の球送り装置
(図示せず)等がセットされている。また、前記中枠Bの
下部に下球皿Eおよび打球発射装置F等が設置されると
共に、該中枠Bの裏側に機構セット盤H等が装備され、
更に該中枠Bの後側に設けた保持枠22の正面内部に、
所要の遊技領域74を構成した遊技盤Iが着脱交換可能
にセットされる。なお、貸球の払出し制御に必要とされ
る球貸しユニットKが、パチンコ遊技機Pの側方(外枠
Aの隣接部位)に設置され、後述する払出制御装置12
3と接続されている。
【0003】また前記機構セット盤Hは、中枠B裏側に
位置する遊技盤Iセット用の前記保持枠22の裏側に着
脱可能に装備され、該保持枠22に対応し得る略矩形状
に樹脂成形された本体90の中央部に遊技盤裏面の点検
用の窓口116が開口され、これに裏カバー部材120
が開閉および着脱可能に取着されている。そして、前記
窓口116の上部から右側部に亘る外周囲部に、球容器
93と、球整流路94を形成する球整流路部材95と、
球送出路96を形成する球送出路部材97とから構成さ
れる球貯留排出経路部91等が配設され、該球貯留排出
経路部91の下側に、カセット形態とされる電動制御式
の第1球払出装置J1(貸球用)および第2球払出装置J
2(賞球用)が設置される一方、これら球払出装置J1,
J2の下方に該装置J1,J2から払出された貸球およ
び賞球を前記上球皿Dまたは下球皿Eへ給出する球払出
路105が形成されている。これにより、図示しない球
補給設備から補給されたパチンコ球は、貯留球として前
記球貯留排出経路部91内に一旦貯留された後、第1、
第2球払出装置J1,J2の作動により貸球または賞球
として払出されるようになっている。一方、機構セット
盤Hの右端には、前記球払出装置J1,J2の右側方に
上端開口すると共に機外へ下端開口した球排出路117
が垂下形成されており、球抜きユニット98での所要操
作により球貯留排出経路部91内の貯留球を機外へ通出
案内するようになっている。
【0004】なお、機構セット盤Hのその他の構成とし
て、前記窓口116の下方に、アウト球およびセーフ球
を機外へ排出する球通出経路が形成される他に、セーフ
球検出処理装置,賞球満杯検出装置および貸球用の検出
スイッチ(何れも図示せず)等が夫々設置され、そして本
体90の上方隅端部にターミナル基板(集中基板ともい
う)121が設置されている。また前記窓口116の下
方には、パチンコ遊技機Pを全体的に制御するメイン基
板を収容した主制御装置122や、前記球払出装置J
1,J2を制御する払出制御基板を収容した払出制御装
置123、球貸しユニットKと接続して各種データの入
力および出力を行なうためのコネクタを備えたインター
フェースボード125、電源分配基板124等が所要位
置に設置固定される一方、前記裏カバー部材120の背
面に電源基板(アース部)131を収容した電源装置13
0が設置固定されている。なお、前記中枠Bの背面左下
部に前記打球発射装置Fを制御する発射制御基板を収容
した発射制御装置126、該中枠Bの背面右下部に前記
遊技盤Iでのパチンコゲームに相応した効果音を発生制
御する音制御基板を収容した音制御装置127が設置固
定されている。
【0005】前述のように構成されたパチンコ遊技機P
では、遊技ホール内の設置枠台(「島設備」)に縦向きの
姿勢で設置した後、機外の球補給設備から球貯留排出経
路部91における前記球容器93内へパチンコ球が供給
され、パチンコ球は球容器93から球整流路94および
球送出路96を介して第1および第2球払出装置J1,
J2まで到来し、貯留球として該球貯留排出経路部91
内へ貯留される。貯留球が正常に貯留された状態におい
て、当該パチンコ遊技機Pでのパチンコ遊技に先立ち、
遊技者が貸球用カードおよび前記球貸しユニットKを利
用して適正な球貸し操作を行なった場合には、この操作
に応答して第1球払出装置J1が作動制御されることに
より、球貯留排出経路部91内の所定数の貯留球が貸球
として払出され、前記球払出路105から前記上球皿D
側へ給出される。
【0006】そして、遊技者が前記打球発射装置Fによ
り所要の打球操作を行なった際には、前記上球皿Dに給
出された貸球が遊技球として前記球送り装置を経て発射
位置へ順次供給され、打球発射装置Fの打球動作に基づ
き、各遊技球は前記遊技盤Iの遊技領域74内へ打出さ
れる。ここで、前記遊技盤I内でパチンコゲームが展開
されている途中で入賞球が発生した場合には、これに応
答して前記第2球払出装置J2が作動制御されることに
より、所定数の貯留球が賞球として前記上球皿D側へ給
出され、該上球皿Dが満杯となった後には下球皿E側へ
給出されるようになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した遊
技媒体としてのパチンコ球は、研磨装置による洗浄・研
磨時や球補給設備内を移動するに際し、パチンコ球同士
が相互に擦れ合ったり、球補給設備と擦れ合うことで静
電気を帯電し易くなっている。このため、静電気を帯電
したパチンコ球が球補給設備から補給されることが多い
ので、前述したパチンコ遊技機Pでは、該パチンコ球を
通して外部から侵入する静電気(以降「外部静電気」と
いう)を適切に放電除去して静電気対策を図る必要があ
る。一方、補給されたパチンコ球が当該パチンコ遊技機
P内を移動する際にも、パチンコ球同士の接触や前記各
構成部材との接触により静電気が発生することがあるか
ら、遊技機内で発生した静電気(以降「内部静電気」と
いう)も適切に放電除去して静電気対策を図る必要があ
る。
【0008】例えば、遊技盤Iに打出された遊技球が遊
技領域74内に到達して、案内レール79、遊技釘78
および各種役物等に適宜接触しながら流下する際に内部
静電気が発生するが、この遊技盤Iで発生した静電気の
一部が、該遊技盤Iを前側から透視保護する前記前枠C
に移動して帯電する場合がある。ここで、従前のパチン
コ遊技機における前枠は、具体的に図示しないが、矩形
状のガラス板および該ガラス板を保持する金属フレーム
枠から構成された所謂ガラス扉形態とされていたので、
該金属フレーム枠をアース側に導通させれば静電気の放
電除去が可能となっていた。ところが、近年に設計・製
作される新型のパチンコ遊技機Pは、図19に図示した
ように、デザイン性の向上を図るために前記前枠Cを装
飾効果の高い合成樹脂製の枠部材60を主体として構成
するようになり、これに伴って該前枠Cにおける静電気
の帯電量が大幅に増加する傾向が顕現している。しかし
ながら前記前枠Cでは、静電気の帯電量増加にも拘ら
ず、これに対応した静電気の放電除去対策が充分に考慮
されていない現状であり、前枠Cにおける静電気除去技
術の確立が希求されていた。
【0009】
【発明の目的】本発明は、前述した従来の技術に内在し
ている前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案
されたものであって、合成樹脂製の枠本体等に帯電した
静電気を確実かつ適切に放電除去し得るよう構成したパ
チンコ遊技機の前枠を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を好適に達成するため本発明は、遊技盤を収
容セットした中枠の前面側に開閉可能に配設され、前記
遊技盤を透視保護する合成樹脂製の枠本体を主体とした
パチンコ遊技機の前枠において、前記枠本体に取付けた
種々の導電部材同士を相互連結すると共に、該導電部材
とアース部との電気的導通を図り、前記枠本体および前
記各導電部材に帯電した静電気を、前記アース部へ放電
させ得るよう構成したことを特徴とする。
【0011】
【作用】合成樹脂製の枠本体に取付けた種々の導電部材
を相互連結させると共に、該導電部材とアース部との電
気的導通を図ることで、これら枠本体および導電部材に
帯電した静電気をアース部へ確実かつ適切に放電させ得
る。この際に、枠本体を支持する中枠を導電性部材から
形成したもとで、前記導電部材と中枠との電気的導通を
図ると共に該中枠とアース部との電気的導通を図ること
で、枠本体および各導電部材に帯電した静電気を中枠を
通してアース部へゆっくりと放電させることができ、複
写ノイズの発生等を防止し得る。そして前枠と中枠と
は、前枠に取付けた導電部材としての開閉連結金具と中
枠に設けた前枠用連結金具との接触、および/または前
枠に取付けた導電部材としての鍵受金具と中枠に設けた
施錠金具との接触により電気的導通が図られ、これら金
具同士を介して前枠に帯電した静電気を中枠へ確実かつ
適切に移動させ得る。なお、アース部は当該遊技機の電
源基板であり、前枠に帯電した静電気は該電源基板を介
して遊技機の外部または電源(AC24V)へ放電され
る。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るパチンコ遊技
機の前枠につき、好適な実施例を挙げ、添付図面を参照
しながら以下詳細に説明する。なお本実施例では、貸球
用のカードおよび球貸しユニットを利用して貯留球を貸
出し得るカード式パチンコ遊技機に実施された前枠を例
とし、図19および図20をもとに説明したパチンコ遊
技機Pと同一部材、部品および同一機器には同一の符号
で指示する。
【0013】本実施例のパチンコ遊技機Pは、当該遊技
機Pを構成する前記中枠B、前枠C、上球皿D、下球皿
E、遊技盤I、機構セット盤H等の構成部材と、これら
各構成部材B,C,D,E,I,Hに配設される各種の付属
部材や部品とを、導電剤入りの合成樹脂材および/また
は帯電防止剤入りの合成樹脂材から成形する一方、各構
成部材B,C,D,E,I,Hおよび付属部材・部品を、成
形金具や金属板およびアース線等の導電性を有する部材
を介して、裏カバー部材120に設置した前記電源基板
131へ集約的に接続するように構成されている。これ
により、パチンコ遊技機Pに供給されるパチンコ球に帯
電された外部静電気や、該パチンコ球が機内を移動する
際に発生する内部静電気を、前記電源基板131を介し
て機外(島設備等)または当該遊技機の電源(AC24V)
へアースすることにより、静電気を起因としたノイズ発
生を好適に防止するように構成されている。そこで次
に、本実施例のパチンコ遊技機Pに実施される静電気の
アース技術につき説明する。
【0014】(外枠)前記外枠Aは、例えば図1および図
4に示すように、上下および左右の4本の枠部材10,
13,11,12を枠組み連結して縦長方形に構成され、
全ての枠部材10,13,11,12によって画成される
開口前面域に前記中枠Bを整合し得るようになってい
る。そして、正面左側の上隅角部および下隅角部に、前
記前枠Cを着脱および開閉可能に連結するための開閉連
結部材14,14が取着されている。なお本実施例に係
る外枠Aは、木材により成形された上枠部材10および
左枠部材11を共通用として、合成樹脂材により成形さ
れた右枠部材12および下枠部材13を2通りのサイズ
のものに置換連結することにより、一般に「関東枠、関
西枠」と呼称区分されている各タイプに変更し得るよう
になっている。また右枠部材12の内側面には、中枠B
に配設した施錠装置Lの第1ロック金具28が係脱可能
に係止する中枠鍵受金具15,15が配設されている。
なお、前記右枠部材12および下枠部材13は、必要に
応じて帯電防止剤入りの合成樹脂材から成形してもよ
い。
【0015】(中枠)前記中枠Bは、図4〜図7に示すよ
うに、例えば導電性カーボン質材料を混入させたアクリ
ロニトリルブタジエンスチレン(以下「ABS」)材から
一体成形されて全体が導電性を有しており、前記外枠A
の開口前面域に整合する外形サイズに成形されて内側に
正面縦長方形の窓枠口21を開口した枠体20と、この
枠体20の裏側に一体成形されて窓枠口21の正面内部
に臨む遊技盤用のセット口23を開口した保持枠22と
が前後に連設された内外二重形態とされている。前記枠
体20においては、窓枠口21下部に下球皿Eや打球発
射装置Fの打球発射部F2等を設置するための設置盤2
4が成形され、該設置盤24の略中央部には下球皿Eに
連通する賞球用の球給出口25が開設されている。そし
て前記枠体20の右縁前面側には、施錠装置Lにおける
前鍵ベース26が設置されると共に、該枠体20の右縁
背面側には、前記中枠鍵受金具15,15に係脱可能に
係止する前記第1ロック金具28を支持した後鍵ベース
27およびシリンダ錠(図示せず)が配設される一方、窓
枠口21に臨む右側端面には、前枠Cを中枠Bに閉成ロ
ックする第2ロック金具(施錠金具)29および前記上球
皿Dを中枠Bに閉成ロックする第3ロック金具30が臨
んでいる。
【0016】一方、前記保持枠22においては、図4、
図5および図7に示すように、窓枠口21の下部内側に
位置する遊技補助盤31が一体成形されており、この遊
技補助盤31の上端縁を基準にして前記セット口23が
開設されている。そして、遊技補助盤31の正面左上に
遊技球用の球給出口32が開設される一方、該遊技補助
盤31の前面側に、ファール球回収路部材33、スピー
カ34を内蔵したスピーカケース35および発射レール
36等が取着される一方、前記遊技補助盤31の裏面側
には、アウト路37が形成されると共に、前記機構セッ
ト盤Hが当接する裏当て板38が取着されるようになっ
ている(図6)。なお、前記ファール球回収路部材33お
よびスピーカケース35は、カーボンチップ入りのAB
S材から所要形状に一体成形されて導電性を有し、また
前記発射レール36の樹脂部品39も、カーボンチップ
入りのポリプロピレン(以下「PP」)材から所要形状に
成形されて導電性を有している。更に前記裏当て板38
は、カーボンチップ入りのPP材から所要形状に一体成
形されて導電性を有しており、球給出口32に整合する
開口部44等が設けられている。
【0017】(下球皿)実施例のパチンコ遊技機Pにおけ
る下球皿Eは、図4、図7および図9に示すように、横
長方形のセット盤部45、パチンコ球を収容保持する皿
本体46および横長ラウンド形状の外郭体47等、帯電
防止剤入りのABS材等から成形した複数の樹脂成形部
材を組み合わせてユニット化され、前記中枠B下部の前
記設置盤24前面に水平位置決め条件で組付けられる。
そして、外郭体47の上下面が水平に成形されているこ
とにおいて、その上面に前記上球皿Dを水平に載置した
ままセット保持し得るようになっている。また、外枠体
20の上面右側に構成したセット支持部材48に、前記
打球発射装置Fにおける打球操作部F1が組付けセット
され、また外枠体20の正面左部に灰皿49が装備され
ている。なお、打球発射装置Fを構成する前記打球操作
部F1や前記打球発射部F2等の樹脂部分は帯電防止剤
入りのABS材から形成される一方、前記灰皿49は、
耐熱性に優れたメラミン樹脂から成形されている。
【0018】(上球皿)前記上球皿Dは、図4、図7およ
び図8に示すように、横長長方形のセット盤部50と一
体に成形した皿本体51と、横長ラウンド形状の外郭体
52等、帯電防止剤入りのABS材等から成形した複数
の樹脂成形部材を組み合わせてユニット化され、前記セ
ット盤部50の裏側に取着した上・下の連結金具53,
54を中枠Bの左端に固定した上・下の連結金具42,
43に係合させることで、該中枠Bにおける窓枠口21
の内側下部(遊技補助盤31の前側)に着脱および横開き
が可能に組付けられる。また前記セット盤部50の裏側
には、前記第3ロック金具30が係脱可能に係止する上
球皿鍵受金具55、不正行為を目的とした異物侵入阻止
を図る防犯金属板56および球送り装置G等が配設され
ている。また前記皿本体51の球受面には、貯留球の円
滑な流動を図るための球流し金具57が敷設されてい
る。そして前記中枠Bに閉成した際には、前記遊技補助
盤31の前側に整合すると共に、前記下球皿Eにおける
外郭体47の上面に載置された状態で整合セットされ、
また前記第3ロック金具30と上球皿鍵受金具55とが
係合する。なお前記球送り装置Gの樹脂ケースは、導電
性カーボン質材料を複合化したABS材等から一体成形
されて導電性を有している。
【0019】(前枠)前記前枠Cは、図4、図7および図
10に示すように、前記中枠Bの前面側に開閉可能に配
設され、前記遊技盤Iを透視保護する合成樹脂製の枠本
体60を主体としている。この枠本体60は、略正方形
に形成されてその内側に遊技盤透視用の開口部61を開
設し、この枠本体60の前面には、前記開口部61を囲
繞するように装着される化粧部材62およびランプレン
ズ63、前記枠本体60の前面上縁に装着されるトップ
レンズ(導電部材)64等、帯電防止剤入りのABS材等
から成形した複数の樹脂成形部材を組み合わせてユニッ
ト化されている。そして、前記枠本体60の裏側に取着
した上・下の開閉連結金具(導電部材)65,66を、前
記中枠Bの左端に固定した上・下の前枠用連結金具4
0,41に夫々係合させることで、該中枠Bにおける窓
枠口21に着脱および横開きが可能に組付けられる。ま
た前記枠本体60の裏側には、ガラス板67を保持する
金属製のガラス枠(導電部材)68、前記第2ロック金具
29が係脱可能に係止する補強部材兼用の上・下の前枠
鍵受金具(導電部材)69,70、開閉支点側の補強を図
る補強金具(導電部材)71、不正行為防止を図るアンダ
ーガード金具72(導電部材)等がビス固定されている。
なお前記トップレンズ64は、本体部表面にメッキ処理
が施されて導電性を有している。このような前枠Cは、
前記中枠Bに閉成した際に前記セット口23の前側に整
合すると共に、前記第2ロック金具29,29と前枠鍵
受金具69,70とが係合する。
【0020】(遊技盤)前記遊技盤Iは、図11〜図13
に示すように、セル板75と合板76との間にカーボン
紙77を挟んだサンドイッチ構造とされ、前記合板76
に打込まれた金属製の遊技釘78および金属製の案内レ
ール79固定用の固定釘は、前記カーボン紙77に接触
して電気的な導通が図られている。また、図柄表示装置
(図示せず)やアタッカー入賞装置83に付属される装飾
部材80,81は、メッキ処理が施されて導電性を有し
ており、装飾部材80,81を遊技盤Iに取付けるため
の取付ビスを介して前記カーボン紙77と電気的な導通
が図られている。従って、前記各遊技釘78、案内レー
ル79、各装飾部材80,81等は、前記カーボン紙7
7を介して電気的な導通が図られ、かつ後述するよう
に、前記各装飾部材80,81は第8〜第10アース線
(導電部材)158,159,160を介して電源基板13
1と電気的な導通が図られている。なお、前記アタッカ
ー入賞装置83の開閉扉84、風車85、左側・右側の
各コーナー化粧部材86,86および裏樋部材87等
は、帯電防止剤入りのABS材等から成形されている。
【0021】(機構セット盤)前記機構セット盤Hは、図
1および図14に示すように、前記本体90が上本体9
0Aおよび下本体90Bからなる上下連結タイプとさ
れ、これら上本体90Aおよび下本体90Bは帯電防止
剤入りのABS材から成形されている。このうち上本体
90Aは、主に前述した球貯留排出経路部91の構成基
盤とされて該経路部91の一部が一体的に形成されてい
ると共に、前記ターミナル基板121用の設置部92が
右上に形成されている。そして、前記球貯留排出経路部
91を構成する前記球容器93はカーボンチップ入りの
PP材、球整流路94を形成する球整流路部材95はカ
ーボンファイバー入りのポリカーボネート(以下「P
C」)材、球送出路96を形成する球送出路部材97,9
7はカーボンファイバー入りのABS材、球抜きユニッ
ト98はカーボンファイバー入りのABS材から成形さ
れ、夫々の部材が導電性を有している。また、カバー板
99および球ならし100,100は、カーボンチップ
入りのABS材から成形されて夫々導電性を有し、球容
器93に付属される貯留球検知器101のケース部材1
01Aおよび各検知レバー101B,101Bは帯電防
止剤入りのPC材、スプロケットカバー102は帯電防
止剤入りのABS材から夫々成形されている。一方、前
記ターミナル基板121用のカバー部材103は、帯電
防止剤入りのABS材から成形されている。なお上本体
90Aにおいて、前記球整流路94に臨む部位には、該
球整流路94に沿って延在する横長形状の金属板104
が取着されている。
【0022】また前記下本体90Bは、球払出路105
の構成基盤とされて該払出路105の一部が一体的に形
成されていると共に、前記第1および第2球払出装置J
1,J2、前記主制御装置122、払出制御装置12
3、電源分配基板124およびインターフェースボード
125の設置基盤を兼用している。前記球払出路105
は、下本体90Bの背面側(図14において手前側)に設
けられて前記第1および第2球払出装置J1,J2の下
方から前記球給出口32に整合する球通口108まで延
在する上球払出路106と、下本体90Bの前面側(図
14において裏側)に設けられて前記球通口108から
下球皿Eまで延在する下球払出路107とからなり(図
5)、前記上球払出路106下流の前記球通口108に
臨む部位に球受部材111が装着されると共に、球案内
部材119を組付けた球払出路部材109が上球払出路
106に臨むように装着される一方、裏金属板110が
下球払出路107に臨むように装着されるようになって
いる。そして、球払出路部材109はカーボンチップ入
りのABS材、球案内部材119および球受部材111
は夫々がカーボンチップ入りのPP材から成形され、夫
々の部材109,119,111が導電性を有している。
また、満タンレバー113および満タンスイッチホルダ
114はPOM(ポリアセタール)から成形され、セーフ
球払出装置を覆蓋するカバー板115は帯電防止剤入り
のPC材から成形されている。更に、前記電源分配基板
124用の基板ベース部材112は帯電防止材入りのA
BS材、インターフェースボード125のボードケース
118は帯電防止剤入りのPCから成形されている。一
方、前記第1球払出装置J1および第2球払出装置J2
は基本的に同タイプのものが実施され、両装置J1,J
2のケース部材は、カーボンチップ入りのPC材から成
形されて導電性を有している。
【0023】次に、本実施例のパチンコ遊技機Pにおけ
る静電気のアース技術につき包括的に説明する。本実施
例のパチンコ遊技機Pは、前述したように、中枠B、前
枠C、上球皿D、下球皿E、遊技盤I、機構セット盤H
等の構成部材と、これら各構成部材B,C,D,E,I,H
に配設される各種の付属部材・部品とを、導電剤入りの
合成樹脂材および/または帯電防止剤入りの合成樹脂材
から成形する一方、これら各構成部材および付属部材・
部品を、成形金具や金属板およびアース線等の導電部材
を介して、裏カバー部材120に設置した前記電源基板
131へ集約的に接続するように構成されている。
【0024】(中枠のアース態様)前記中枠Bは、前述し
たように、導電材入りのABS材から全体が一体成形さ
れているので該中枠B全体が導電性を有しており、また
遊技補助盤31の裏側に取着される前記裏当て板38も
導電性を有している。このもとで実施例の中枠Bは、図
2および図16に示すように、前記枠体20の背面右下
部位に、前記電源基板131の第1アース用コネクタ1
40に差込接続される第1コネクタ142に端部接続さ
れた第6アース線(導電部材)156の他端が端部接続さ
れ、この第1コネクタ142を前記第1アース用コネク
タ140に差込接続することで、中枠Bと第1アース用
コネクタ140の1番ピン140aとの電気的な導通が
図られて、該中枠Bに帯電された静電気は第6アース線
156を介して前記1番ピン140aへ流れるようにな
っている。一方、中枠Bの背面に取着された前記裏当て
板38の右下部位に、前記インターフェースボード12
5におけるコネクタ145の1番ピンに端部接続される
第7アース線157の他端が端部接続され、前記中枠B
に帯電された静電気の一部がこの第7アース線157お
よびインターフェースボード125を介して前記球貸し
ユニットKへ流れるようになり、当該パチンコ遊技機P
と球貸しユニットK間の電位が同一となるように考慮さ
れている。
【0025】(前枠のアース態様)前記前枠Cでは、図1
0および図16に示すように、前述したトップレンズ6
4、上の開閉連結金具65および下の開閉連結金具6
6、ガラス板67用のガラス枠68、上の前枠鍵受金具
69および下の前枠鍵受金具70、補強金具71および
アンダーガード金具72が、夫々相互連結した状態で前
記枠本体60に取付けられている。すなわち、前記上の
前枠鍵受金具69と上の開閉連結金具65とが第1アー
ス線(導電部材)151で電気的な導通が図られる一方、
メッキ処理された前記トップレンズ64と上の開閉連結
金具65とが第2アース線(導電部材)152で電気的な
導通が図られている。一方、下の前枠鍵受金具70とア
ンダーガード金具72、該アンダーガード金具72とガ
ラス枠68、上の開閉連結金具65と補強金具71、該
補強金具71と下の開閉連結金具66は、夫々が接触し
た状態でビス固定され、これにより夫々の部材同士の電
気的な導通が図られている。また前記ガラス枠68は、
前記上の開閉連結金具65および下の開閉連結金具66
に対して枢支されているので、これらガラス枠68と両
開閉連結金具65,66との電気的な導通も図られてい
る。これにより、前記上・下の前枠鍵受金具69,7
0、トップレンズ64、アンダーガード金具72、ガラ
ス枠68および補強金具71は、前記中枠Bに固定され
た上・下の前枠用連結金具40,41と前記上・下の開
閉連結金具65,66とが係合して接触していること
で、常には該中枠Bとの電気的な導通が図られている。
また、前枠Cが中枠Bに閉成ロックされた際には、前記
上・下の前枠鍵受金具69,70が前記中枠Bに支持し
た前記第2ロック金具29,29に係合して接触するの
で、この第2ロック金具29,29を介して両鍵受金具
69,70と中枠Bとの電気的な導通も図られる。
【0026】(上球皿のアース態様)前記上球皿Dでは、
図7および図16に示すように、前記上球皿鍵受金具5
5と前記防犯金属板56、該防犯金属板56と前記球流
し金具57、前記防犯金属板56と前記球送り装置G、
前記防犯金属板56と前記上の連結金具53とが、夫々
接触した状態でビス固定されており、これにより夫々の
部材同士の電気的な導通が図られている。これにより、
上球皿鍵受金具55、防犯金属板56、球送り装置G、
球流し金具57、上の連結金具53は、中枠Bに固定さ
れた上の連結金具42を介して、常には該中枠Bとの電
気的な導通が図られている。なお上の連結金具42は、
前記前枠C用の下の連結金具41と一体的に形成されて
いるので、両連結金具41,42同士の電気的な導通も
図られている。一方、上球皿Dが中枠Bに閉成された際
には、前記上球皿鍵受金具55が前記中枠Bに支持した
前記第3ロック金具30に係合して接触するので、この
第3ロック金具30を介して上球皿鍵受金具55と中枠
Bとの電気的な導通も図られる。
【0027】(機構セット盤のアース態様)前記機構セッ
ト盤Hでは、図1〜図3および図16に示すように、前
記球容器93の左端部位と、前記中枠Bにおける枠体2
0の右縁前面側に設置された施錠装置Lにおける第1ロ
ック金具28の所要部位とが、第4アース線(導電部材)
154を介して電気的な導通が図られ、球容器93に帯
電した静電気は第4アース線154および第1ロック金
具28を介して前記中枠Bへ流れるようになっている。
また、球整流路部材95に整合するように上本体90A
に取着された前記金属板104の左端部に、前記第1コ
ネクタ142に端部接続された第5アース線(導電部材)
155の他端が端部接続され、この第1コネクタ142
を前記第1アース用コネクタ140に差込接続すること
で、金属板104と第1アース用コネクタ140の2番
ピン140bとの電気的な導通が図られて、該金属板1
04に帯電された静電気は第5アース線155を介して
前記2番ピン140bへ流れるようになっている。
【0028】一方、前記球整流路部材95の右端部位と
前記球送出路部材97とが第1接続金具161により電
気的な導通が図られ、この球送出路部材97と前記球抜
きユニット98とが第2接続金具162により電気的な
導通が図られ、また球抜きユニット98と前記第1およ
び第2球払出装置J1,J2とが第3接続金具163に
より電気的な導通が図られている。更に、前記第1およ
び第2球払出装置J1,J2と球払出路部材109に組
付けた球案内部材119とが、第4接続金具164によ
り電気的な導通が図られている。なお、前記第2接続金
具162は、導電性を有する金属製の中継端子板165
に接触していると共に、該中継端子板165には、前記
第1コネクタ142に端部接続された第3アース線(導
電部材)153の他端が端部接続され、この第1コネク
タ142を前記第1アース用コネクタ140に差込接続
することで、中継端子板165と第1アース用コネクタ
140の3番ピン140cとの電気的な導通が図られ
る。従って、導電性を有する球整流路部材95、球送出
路部材97、球抜きユニット98、第1および第2球払
出装置J1,J2、球案内部材119および球払出路部
材109に帯電された静電気は、前記第1〜第4接続金
具161,162,163,164、中継端子板165お
よび第3アース線153を介して前記3番ピン140c
へ流れるようになっている。
【0029】更に、下球払出路107の壁部を構成する
前記裏金属板110は、機構セット盤Hを前記中枠B
(保持枠22)に取着した際に、前記裏当て板38に接触
するようになっており、従って該裏金属板110と中枠
Bとの電気的な導通が図られている。これにより、前記
裏金属板110に帯電した静電気は、裏当て板38およ
び中枠Bへ流れた後、前記前記第6アース線156を介
して第1アース用コネクタ140の1番ピン140aへ
流れるようになっている。
【0030】(遊技盤のアース態様)前記遊技盤Iでは、
図12および図16に示すように、図柄表示装置用の装
飾部材80と導電性を有するカーボン製の中継端子板1
66とが第8アース線158で接続される一方、前記ア
タッカー入賞装置83用の装飾部材81と前記中継端子
板166とが第9アース線159で接続され、更に中継
端子板166には、前記電源基板131の第2アース用
コネクタ141に差込接続される第2コネクタ143に
端部接続された第10アース線160の他端が端部接続
されている。従って、前記第2コネクタ143を前記第
2アース用コネクタ141に差込接続することで、遊技
盤Iと第2アース用コネクタ141の1番ピン141a
との電気的な導通が図られ、該遊技盤Iに帯電された静
電気は第10アース線160を介して前記1番ピン14
1aへ流れるようになっている。なお、遊技盤Iのアー
ス系統を、前記中枠Bや機構セット盤Hとのアース系統
と分離して設けてあるのは、当該遊技盤Iの交換時の接
続作業の利便性を考慮したためである。
【0031】そして本実施例のアース態様では、前述し
たように、前記球容器93と球整流路部材95との電気
的な導通は図らず、球容器93に帯電された静電気と球
整流路部材95に帯電した静電気を個別にアースするよ
うになっている。この理由としては、パチンコ遊技機
Pの外部で発生した外部静電気と、当該パチンコ遊技機
P内で発生した内部静電気の差別化を図る、外部(球
補給設備)から補給されるパチンコ球がどの程度の外部
静電気を帯電しているか予測不可能である、こと等が挙
げられる。このうち前記の理由に関しては、パチンコ
遊技機Pに作用する静電気として、(a)パチンコ球が球
補給設備内を移動するに際して発生して該パチンコ球に
帯電した外部静電気と、(b)当該パチンコ遊技機Pへ補
給された後に、パチンコ球が遊技機P内を移動するに際
して発生して該パチンコ球に帯電した内部静電気と、に
便宜上区分されるから、基本的に外部静電気は機外へア
ースし、内部静電気は当該遊技機の電源(AC24V)へ
アースするためである。また前記の理由に関しては、
前記球容器93と前記電源基板131とをアース線で直
接的に導通を図る構成とした場合、球補給設備から球容
器93に補給されるパチンコ球が多量の外部静電気を帯
電していた際には、該アース線を介して電源基板131
へ過電流が一気に流れてしまうと共にこれによる複写ノ
イズが発生する不都合があるから、球補給設備から補給
されるパチンコ球に帯電した外部静電気は、第4アース
線154を介して球容器93から抵抗値の大きな前記中
枠Bへ一旦流した後に、前記電源基板131へ徐々にア
ースするためである。
【0032】(電源基板)前記裏カバー部材120に配置
された前記電源基板131は、図1,図17(a)および
図17(b)に示すように、基板ケース132に収容され
て遊技機裏側の略中央部に位置し、前記主制御装置12
2のメイン基板、前記払出制御装置123の払出制御基
板、前記発射制御装置126の発射制御基板、図柄表示
装置を制御する図柄表示制御装置(図示せず)の図柄表示
制御基板、遊技内容に応じた音声を制御する音声制御装
置127の音声制御基板、電源分配基板124の夫々に
電源を供給するもので、各基板毎に異なる複数の電源を
生成するようになっている。この電源基板131には、
図17に示すように、その右上部に電源プラグ133が
設けられて、該電源プラグ133に外部電源に接続され
る電源コード134が接続され、該電源基板131に例
えばAC24Vの電源が供給されるようになっており、
電源プラグ133の下方に配設された電源スイッチ13
5のON−OFF操作によって電源の入・切が行なわれ
る。また電源基板131の下部側には、メイン基板用の
コネクタ136、ランプ制御基板用のコネクタ137、
図柄表示制御基板用のコネクタ138、音声制御基板用
のコネクタ139、払出制御基板用のコネクタ146お
よび電源分配基板124用のコネクタ147が、左側か
ら順に配設されている。なお前記球貸しユニットKに
は、通信に必要なAC24Vの電源が、電源基板131
から電源分配基板124およびインターフェースボード
125を介して供給されるようになっている。
【0033】そして前記電源基板131の下部右側に
は、1番〜3番ピン140a,140b,140cを有し
て、第3アース線153、第5アース線155および第
6アース線156を一纏めにした前記第1コネクタ14
2が差込接続される第1アース用コネクタ140と、1
番ピン141aを有して、前記第10アース線160の
端部に設けた第2コネクタ143が接続される第2アー
ス用コネクタ141が配設されている。すなわち、前記
第1コネクタ142を前記第1アース用コネクタ140
へ差込接続した際には、前記第6アース線156が1番
ピン140aに接続され、前記第5アース線155が2
番ピン140bに接続され、前記第3アース線153が
3番ピン140cに接続される(図16)。一方、前記第
2コネクタ143を前記第2アース用コネクタ141へ
差込接続した際には、前記第10アース線160が1番
ピン141aへ接続される(図16)。
【0034】ここで実施例の電源基板131では、図1
8に示すように、当該パチンコ遊技機Pに帯電した静電
気を2系統に分けてアースするようになっている。すな
わち、前記第1アース用コネクタ140の1番ピン14
0aは、前記電源コード134に付属の外部アース線1
44が接続する前記電源プラグ133の3番ピン133
aに接続されており、前述したように、機外(外部)から
補給されるパチンコ球に帯電した外部静電気を、球容器
93→第4アース線154→中枠B→前記第6アース線
156を介して電源基板131へ流した後、外部アース
線144を介して再び機外(島設備等)へアースする。一
方、第1アース用コネクタ140の2番ピン140bと
3番ピン140c、第2アース用コネクタ141の1番
ピン141aは、夫々が一つに集約された後に当該パチ
ンコ遊技機Pの電源(AC24V)側と接続されており、
前述したように、当該パチンコ遊技機P内で発生した内
部静電気を、前記第5アース線155(球整流路94に
設置した金属板104)、第3アース線153(球送出路
部材97、球抜きユニット98、球払出装置J1,J
2、球払出路部材109、球案内部材119等)、第1
0アース線160(遊技盤I)を介して電源基板131へ
流した後、基本的には電源(AC24V)側へアースす
る。
【0035】
【実施例の作用】次に、前述のように構成された本実施
例に係るパチンコ遊技機の作用につき説明する。
【0036】(パチンコ遊技における球通出形態)本実施
例のパチンコ遊技機Pでは、前述したように、遊技ホー
ル内の設置枠台(「島設備」)に縦向きの姿勢で設置した
後、機外の球補給設備(図示せず)から球貯留排出経路部
91における前記球容器93内へパチンコ球が供給さ
れ、パチンコ球は球容器93から球整流路94および球
送出路96を介して第1および第2球払出装置J1,J
2まで到来し、貯留球として該球貯留排出経路部91内
へ貯留される。貯留球が正常に貯留された状態におい
て、当該パチンコ遊技機Pでのパチンコ遊技に先立ち、
遊技者が貸球用カードおよび前記球貸しユニットKを利
用して適正な球貸し操作を行なった場合には、この操作
に応答して第1球払出装置J1が作動制御されることに
より、球貯留排出経路部91内の所定数の貯留球が貸球
として、上球払出路106、球通口108、開口部4
4、球給出口32を介して前記上球皿D側へ給出され
る。
【0037】そして、遊技者が前記打球発射装置Fによ
り所要の打球操作を行なった際には、前記上球皿Dに給
出された貸球が遊技球として前記球送り装置Gを経て発
射レール36の発射位置へ順次供給され、打球発射装置
Fの打球動作に基づいて各遊技球は前記遊技盤Iの遊技
領域74内へ打出される。ここで、前記遊技盤I内でパ
チンコゲームが展開されている途中で入賞球が発生した
場合には、これに応答して前記第2球払出装置J2が作
動制御されることにより、所定数の貯留球が賞球とし
て、前記上球払出路106を介して前記上球皿D側へ給
出され、該上球皿Dが満杯となった後には下球払出路1
07を介して下球皿E側へ給出される。
【0038】(外部静電気に関して)ここで、前記球補給
設備から補給される各パチンコ球が外部静電気を帯電し
ていた場合には、前記球貯留排出経路部91における前
記球容器93内へ当該パチンコ球が供給されて該球容器
93に接触した時点で、パチンコ球に帯電した外部静電
気は、該球容器93→第4アース線154→施錠装置L
の後鍵ベース27→中枠Bと流れた後、その殆どは第6
アース線156を介して電源基板131へ流れ、該電源
基板131から外部アース線144を介して機外(島設
備等)へアースされる。すなわち外部静電気は、パチン
コ球の入口部位である球容器93から電源基板131の
側へ流されて機外へアースし得る。なお、中枠Bに流れ
た静電気の一部は、裏当て板38から第7アース線15
7および前記インターフェースボード125を介して球
貸しユニットKへ流れ、当該遊技機Pと球貸しユニット
Kとの電位統一のために供される。
【0039】(内部静電気に関して)前記球容器93との
接触により外部静電気を殆ど除去されたパチンコ球は、
貯留球として該球容器93から球整流路94内へ流入し
た後、球送出路96、球抜きユニット98を経て球払出
装置J1,J2へ到来する。ここで、球整流路94内を
移動するに際し、パチンコ球同士の接触および球整流路
部材95との接触等により発生した内部静電気は、その
一部が前記金属板104から前記第5アース線155を
介して電源基板131へ流れ、該電源基板131から電
源(AC24V)側へアースされる。一方、残りの静電気
は、前記球整流路部材95→第1接続金具161→球送
出路部材97→第2接続金具162→中継端子板165
へ流れた後に第3アース線153を介して前記電源基板
131へ流れ、該電源基板131から電源(AC24V)
側へアースされる。但し、全ての静電気が、何れか1つ
の経路を介して電源基板131へ集中的に流れ、該電源
基板131から電源(AC24V)側へアースされること
もある。更には、帯電防止材から空中放電されるものも
ある。
【0040】また、パチンコ球が球送出路96内を移動
するに際し、パチンコ球同士の接触および球送出路部材
97との接触等により発生した内部静電気は、該球送出
路部材97→第2接続金具162→中継端子板165へ
流れた後に第3アース線153を介して前記電源基板1
31へ流れ、該電源基板131から電源(AC24V)側
へアースされる。一方、パチンコ球が球抜きユニット9
8内を移動するに際し、パチンコ球同士の接触および球
抜きユニット98との接触等により発生した内部静電気
は、該球抜きユニット98→第2接続金具162→中継
端子板165へ流れた後に第3アース線153を介して
前記電源基板131へ流れ、該電源基板131から電源
(AC24V)側へアースされる。
【0041】更に、パチンコ球が前記第1または第2球
払出装置J1,J2を通過するに際し、パチンコ球同士
の接触および球払出装置J1,J2のケースとの接触等
により発生した内部静電気は、球払出装置J1,J2→
第3接続金具→球抜きユニット98→第2接続金具16
2→中継端子板165へ流れた後に第3アース線153
を介して前記電源基板131へ流れ、該電源基板131
から電源(AC24V)側へアースされる。また更に、前
記第1または第2球払出装置J1,J2から払出された
貸球または賞球としてのパチンコ球が球払出路105の
上球払出路106内を通出するに際し、パチンコ球同士
の接触や球案内部材119および球払出路部材109と
の接触等により発生した内部静電気は、該球払出路部材
109→球案内部材119→第4接続金具164→球払
出装置J1,J2→第3接続金具163→球抜きユニッ
ト98→第2接続金具162→中継端子板165へと流
れた後に第3アース線153を介して前記電源基板13
1へ流れ、該電源基板131から電源(AC24V)側へ
アースされる。
【0042】前記球払出装置J1,J2から球払出路1
05へ払出されたパチンコ球は、前記球通口108、開
口部44および球給出口32を通って上球皿Dの皿本体
51内へ通出案内され、遊技球として該上球皿Dへ一旦
貯留される。ここで、パチンコ球が前記上球皿D内を移
動するに際し、パチンコ球同士の接触および皿本体51
との接触等により発生した内部静電気は、前記球流し金
具57から防犯金属板56へ流れ、その一部は該防犯金
属板56→上球皿鍵受金具55→第3ロック金具30→
中枠Bと流れた後に第6アース線156を介して電源基
板131へ流れ、該電源基板131から外部アース線1
44を介して機外へアースされる。また、球流し金具5
7から防犯金属板56へ流れた残りの静電気は、該防犯
金属板56→上の連結金具53→中枠Bと流れた後に第
6アース線156を介して電源基板131へ流れ、同様
に該電源基板131から外部アース線144を介して機
外へアースされる。一方、前記上球皿Dから移動したパ
チンコ球(遊技球)が球送り装置Gを通過するに際し、パ
チンコ球同士の接触および該球送り装置Gとの接触等に
より発生した内部静電気は、前記防犯金属板56→前記
上球皿鍵受金具55または上の連結金具53→中枠Bと
流れた後に第6アース線156を介して電源基板131
へ流れ、同様に該電源基板131から外部アース線14
4を介して機外へアースされる。但し、全ての静電気
が、何れか1つの経路を介して電源基板131へ集中的
に流れ、該電源基板131から電源(AC24V)側へア
ースされることもある。更には、帯電防止材から空中放
電されるものもある。
【0043】そして、前記球送り装置Gおよび前記打球
発射装置Fの協動によりパチンコ球(遊技球)が発射レー
ル36上を飛翔するに際し、パチンコ球と発射レール3
6との接触等により発生した内部静電気は、該発射レー
ル36→遊技補助盤31→中枠Bと流れた後に第6アー
ス線156を介して電源基板131へ流れ、該電源基板
131から外部アース線144を介して機外へアースさ
れる。
【0044】遊技盤Iへ打出されたパチンコ球(遊技球)
が案内レール79に接触したり、遊技領域74内を落下
するに際して遊技釘78に接触すること等により発生し
た内部静電気は、前記カーボン紙77→装飾部材80→
前記第8アース線158、または装飾部材81→第9ア
ース線159へ流れた後に第10アース線160を介し
て電源基板131へ流れ、該電源基板131から電源
(AC24V)側へアースされる。
【0045】一方、前記遊技盤Iの遊技領域74内を落
下するパチンコ球により発生した内部静電気が前記前枠
Cの側へ移動した場合は、そのうちの一部の静電気は、
前記ガラス枠68→上・下の各開閉連結金具65,66
→上・下の各前枠用連結金具40,41→中枠Bへ流れ
た後に第6アース線156を介して電源基板131へ流
れ、該電源基板131から外部アース線144を介して
機外へアースされる。一方、残りの静電気は、前記上の
前枠鍵受金具69および下の前枠鍵受金具70→第2ロ
ック金具29,29→中枠Bへ流れた後に第6アース線
156を介して電源基板131へ流れ、同じく該電源基
板131から外部アース線144を介して機外へアース
される。但し、全ての静電気が、何れか1つの経路を介
して電源基板131へ集中的に流れ、該電源基板131
から電源(AC24V)側へアースされることもある。更
には、帯電防止材から空中放電されるものもある。
【0046】そして、パチンコゲームの展開中に入賞球
(セーフ球)が発生した場合、これに基づいて前記第2球
払出装置J2が作動して賞球としてのパチンコ球が払出
され、払出された該パチンコ球は、前記同様に上球払出
路106、球通口108、開口部44および球給出口3
2を通って前記上球皿D側へ給出される。なお、上球皿
Dの皿本体51内に貯留球が満杯となった後には、この
後に払出されるパチンコ球は、球払出路105における
下球払出路107を通り、球給出口25を介して下球皿
Eの皿本体46側へ給出される。そして、パチンコ球が
球払出路105の下球払出路107内を通出するに際
し、パチンコ球同士の接触および球払出路部材109と
の接触等により発生した内部静電気は、前記裏金属板1
10→裏当て板38→中枠Bと流れた後に第6アース線
156を介して前記電源基板131へ流れて、該電源基
板131から外部アース線144を介して機外へアース
される。
【0047】ここで、前記前枠Cや上球皿D等で帯電し
た静電気は、当該遊技機Pにおいて表面積や体積が最も
大きい前記中枠Bを介して最終的に機外等へアースされ
るようになっているから、静電気はゆっくりと電源基板
131側へ流れるようになる。従って、静電気が一気に
電源基板131へ流れた場合に生じ易い複写ノイズの発
生が好適に防止される。また、遊技ホールが落雷の被害
を受けた際に、外部アース線144を介してパチンコ遊
技機Pへサージ電流が及んだとしても、前記中枠Bが所
謂抵抗部材として機能するようになるから、電源基板1
31から前枠C等へ電流が流れ込む不都合も回避され
る。
【0048】このように本実施例のパチンコ遊技機Pで
は、該遊技機Pを構成する中枠B、前枠C、上球皿D、
下球皿E、遊技盤I、機構セット盤H等の構成部材と、
これら各構成部材B,C,D,E,I,Hに配設される各種
の付属部材や部品を、導電剤入りの合成樹脂材および/
または帯電防止剤入りの合成樹脂材から成形する一方、
これら各部材を成形金具や金属板およびアース線等の導
電性を有する部材を介して、裏カバー部材120に設置
した前記電源基板131へ集約的に接続し、該電源基板
131から機外または当該遊技機Pの電源(AC24V)
へアースするように構成されている。殊に、球補給設備
から補給されるパチンコ球が帯電している外部静電気は
基本的に外部(島設備等)へアースする一方、当該パチン
コ遊技機P内で発生した内部静電気は当該遊技機Pの電
源(AC24V)または外部へ適宜アースされるようにな
るから、前記各構成部材B,C,D,E,I,Hおよび付属
部材・部品に静電気が帯電することを好適に防止して効
率的なアース対策を図ることが可能となり、これにより
静電気を原因としたノイズ発生およびこれにより機器の
誤動作、故障等を好適に回避し得る。
【0049】そして実施例のパチンコ遊技機Pにおける
前枠Cでは、合成樹脂製の枠本体60に取付けた導電性
を有する前記トップレンズ64、上の開閉連結金具65
および下の開閉連結金具66、ガラス板67用のガラス
枠68、上の前枠鍵受金具69および下の前枠鍵受金具
70、補強金具71およびアンダーガード金具72を相
互連結させ、前記上・下の開閉連結金具65,66と中
枠Bの前枠用連結金具40,41とを連結して接触させ
ると共に、前記上・下の前枠鍵受金具69,70と第2
ロック金具29,29とを係合させ接触させることで中
枠Bとの電気的導通が図られているから、前枠Cに帯電
した静電気を該中枠Bへ確実かつ適切に移動させること
ができる。従って、前枠Cと中枠Bとの電気的導通を図
るアース線等を別途準備する必要がないから、該アース
線の配線作業や取回しを考慮する必要もない。なお、前
記トップレンズ64も電気的な導通が図られているか
ら、ランプの発光に伴って発生する静電気をも好適に放
電し得る。
【0050】また本実施例のパチンコ遊技機Pでは、前
記中枠B、前枠C、上球皿D、下球皿E、遊技盤I、機
構セット盤H等の構成部材や、これら各部材B,C,D,
E,I,Hに配設される各種の付属部材・部品を製作する
に際し、帯電防止剤入りの合成樹脂材と導電剤入りの合
成樹脂材とを適度に使い分けることにより、効率的なア
ース対策が実施されていると共に、コスト低減が好適に
図られている。殊に、前枠C、上球皿D、下球皿E、遊
技盤Iおよび機構セット盤Hの搭載枠ともされ、かつ遊
技機において最も大型の構成部品とされる前記中枠Bを
導電材から成形することにより、極めて効率的なアース
対策が可能となっている。
【0051】なお本実施例では、基本的に、パチンコ遊
技機Pを構成する略全ての構成部材および部品を、導電
剤入りの合成樹脂材または帯電防止材入りの合成樹脂材
および導電性を有する金属部品から形成した場合を例示
したが、製造コスト、成形性、質感、材質等の様々なフ
ァクターを考慮した場合、少なくとも前記パチンコ球が
接触する部位に配設された構成部材および付属部材・部
品を、導電材および/または帯電防止材から形成するよ
うにしてもよい。
【0052】そして導電剤および帯電防止剤は、現在広
く知られて実施に供されているものが使用される。
【0053】また、前記各金属部品および第1〜第10
アース線によるアース系統は、実施例の形態に限定され
るものではなく、パチンコ遊技機P全体の静電気を効率
的かつ適切にアースし得れば、これ以外のアース系統に
構成してもよいことは勿論である。
【0054】更に前記実施例では、外部(島設備等)への
アースと、当該遊技機Pの電源(AC24V)へのアース
との2系統に区分したが、全ての静電気を機外(外部)へ
アースするように構成してもよいし、また全ての静電気
を当該遊技機Pの電源(AC24V)へアースするように
してもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るパチン
コ遊技機の前枠では、合成樹脂製の枠本体に取付けた種
々の導電部材を相互連結させると共に、該導電部材とア
ース部との電気的導通を図ったことで、これら枠本体お
よび導電部材に帯電した静電気を前記アース部へ確実か
つ適切に放電させ得る利点がある。しかも、中枠を導電
性部材から形成したもとで、前記導電部材と中枠との電
気的導通を図ると共に該中枠とアース部との電気的導通
を図ることで、枠本体および導電部材に帯電した静電気
を中枠を通してアース部へゆっくりと放電させることが
でき、複写ノイズの発生を防止し得る利点もある。ま
た、遊技ホールが落雷の被害を受けた際にパチンコ遊技
機へサージ電流が及んだとしても、前記中枠が所謂抵抗
部材として機能するようになるから、アース部から前枠
等へ電流が流れ込む不都合も回避される。そして中枠と
前枠とは、前枠に取付けた導電部材としての開閉連結金
具と中枠に設けた前枠用連結金具との接触と、および/
または前枠に取付けた導電部材としての鍵受金具と中枠
に設けた施錠金具との接触により電気的導通が図られる
から、これら金具同士を介して前枠に帯電した静電気を
中枠へ確実かつ適切に移動させ得る一方、アース線等を
別途準備する必要がないから該アース線の配線作業や取
回しを考慮する必要もない等の有益な効果を奏する。な
お、前記アース部は電源基板とされ、前枠に帯電した静
電気は該電源基板を介して遊技機の外部または該遊技機
の電源へアースされ、これにより好適なノイズ対策を図
り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るパチンコ遊技機の背面図
である。
【図2】図1のY部拡大図である。
【図3】図1のZ部拡大図である。
【図4】実施例のパチンコ遊技機の構成部材である外
枠、中枠、前枠、上球皿、下球皿および付属部材の一部
を分解状態で示す概略斜視図である。
【図5】中枠、裏当て板、裏金属板、機構セット盤にお
ける下本体を分解状態で示す概略斜視図である。
【図6】中枠と、該中枠の背面に取着される裏当て板を
示す背面図である。
【図7】実施例の前枠および上球皿を開放した状態で示
すパチンコ遊技機の正面図である。
【図8】背面側から見た上球皿の斜視図である。
【図9】背面側から見た下球皿の斜視図である。
【図10】実施例の前枠の背面図である。
【図11】遊技盤の正面図である。
【図12】図11に示した遊技盤の背面図である。
【図13】セル板、合板およびカーボン紙から構成され
る遊技盤を分解して示す概略斜視図である。
【図14】機構セット盤と、該機構セット盤に付属の各
付属部材・部品を、分解した状態で示す概略斜視図であ
る。
【図15】機構セット盤に設けた球貯留排出経路部にお
ける球整流路、球送出路、球抜きユニットと球払出装置
および球送出路の構成を示す説明図である。
【図16】パチンコ遊技機に実施したアース対策の全体
系統図である。
【図17】電源基板の概略構成図である。
【図18】電源基板におけるアース対応部分の概略構成
図である。
【図19】従来から実施されているパチンコ遊技機の正
面図である。
【図20】従来から実施されているパチンコ遊技機の背
面図である。
【符号の説明】
29 第2ロック金具(施錠金具) 40 上の前枠用連結金具 41 下の前枠用連結金具 60 枠本体 64 トップレンズ(導電部材) 65 上の開閉連結金具(導電部材、連結金具) 66 下の開閉連結金具(導電部材、連結金具) 68 ガラス枠(導電部材) 69 上の前枠鍵受金具(導電部材、鍵受金具) 70 下の前枠鍵受金具(導電部材、鍵受金具) 71 補強金具(導電部材) 72 アンダーガード金具(導電部材) 131 電源基板(アース部) B 中枠 I 遊技盤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土師 正樹 愛知県名古屋市中村区烏森町3丁目56番地 株式会社ニューギン内 (72)発明者 小川 誠 愛知県名古屋市中村区烏森町3丁目56番地 株式会社ニューギン内 Fターム(参考) 2C088 BC63 DA17 DA18 EA02 EA03 EA08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤(I)を収容セットした中枠(B)の前
    面側に開閉可能に配設され、前記遊技盤(I)を透視保護
    する合成樹脂製の枠本体(60)を主体としたパチンコ遊技
    機の前枠において、 前記枠本体(60)に取付けた種々の導電部材(64,65,66,6
    8,69,70,71,72)同士を相互連結すると共に、該導電部材
    (64,65,66,68,69,70,71,72)とアース部(131)との電気的
    導通を図り、 前記枠本体(60)および前記各導電部材(64,65,66,68,69,
    70,71,72)に帯電した静電気を、前記アース部(131)へ放
    電させ得るよう構成したことを特徴とするパチンコ遊技
    機の前枠。
  2. 【請求項2】 前記中枠(B)を導電性部材から所要形状
    に形成し、この中枠(B)と前記導電部材(64,65,66,68,6
    9,70,71,72)との電気的導通を図ると共に、前記中枠(B)
    と前記アース部(131)との電気的導通を図ることで、前
    記枠本体(60)および各導電部材(64,65,66,68,69,70,71,
    72)に帯電した静電気を、前記中枠(B)を通して前記アー
    ス部(131)へ放電させるようにした請求項1記載のパチ
    ンコ遊技機の前枠。
  3. 【請求項3】 前記中枠(B)に設けた前枠用連結金具(4
    0,41)に枢支可能な開閉連結金具(65,66)が導電部材であ
    り、前記中枠(B)に設けた施錠金具(29,29)に係脱可能に
    係合する鍵受金具(69,70)が導電部材であり、前記開閉
    連結金具(65,66)と前枠用連結金具(40,41)との接触およ
    び/または前記鍵受金具(69/70)と施錠金具(29,29)との
    接触により、これら開閉連結金具(65,66)および鍵受金
    具(69,70)以外の前記導電部材(64,68,71,72)と中枠(B)
    との電気的導通が図られる請求項2記載のパチンコ遊技
    機の前枠。
  4. 【請求項4】 前記アース部(131)は、当該遊技機の電
    源基板である請求項1〜3の何れかに記載のパチンコ遊
    技機の前枠。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004229708A (ja) * 2003-01-28 2004-08-19 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2011030858A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Newgin Co Ltd 遊技機

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