JP4187400B2 - 遊技機及び遊技設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、本体枠と回動可能に軸支された前面枠の裏面側に、遊技盤を収納可能な遊技盤収納部材を備える遊技機およびこの遊技機を備える遊技設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技機は、静電気等により遊技機内部の装置に貯まった電荷を、遊技機内部で空中放電していた。
ところで、近年の遊技機には、分担する機能毎に複数の制御基板が取付けられる傾向にある。さらに、近年の遊技機には、入賞球を検出するためのセンサが取付けられる傾向もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
制御基板の数が増えれば、その分だけ内部装置が帯電した電荷により制御基板が影響を受けて誤作動する可能性が高まる。また、センサ類も、内部装置が帯電した電荷により影響を受けて誤作動する可能性がある。よって、確実な帯電防止策が望まれている。
【0004】
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、遊技機内部の帯電防止を可能とする遊技機および遊技設備を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、
本体枠に回動可能に軸支された前面枠の裏面側に、遊技盤を収納可能な遊技盤収納部材を備える遊技機において、
前記遊技盤収納部材は、導電性材により構成され、
当該遊技機に設置された装置類からの電気的接続を行うために前記遊技盤収納部材に設けられた接続部と、
前記接続部から遊技機設置島側への電気的接続を行うための導線と、を備え、
前記導線は、
前記遊技盤収納部材の前記前面枠への取付基部よりも後方、かつ、前記前面枠の回動軸側の上側部分、に配される中継基板を介して、前記接続部から前記遊技機設置島側への電気的接続を行うものであり、
前記接続部から前記中継基板に至る第1の導線と、
前記中継基板から前記遊技機設置島に至る第2の導線と、を含んで構成され、
前記第1の導線と前記第2の導線との双方が一つのコネクタに接続され、
前記一つのコネクタを前記中継基板に取付けることで前記第1および第2の導線が中継基板の回路基板を介して電気的に接続されて、前記接続部から前記遊技機設置島側への電気的接続がなされるように構成されており、
前記中継基板は、
電源線を介して遊技機外から導入された電源を中継し、
前記導線は、前記接続部と前記遊技機設置島との間で流れる電流の方向を、前記接続部側から前記遊技機設置島側への一方向にさせる不可逆性伝達手段を備えることを特徴としている。
【0006】
この請求項1記載の発明によれば、遊技盤収納部材が導電性材により構成されているのに加えて、この遊技盤収納部材には、遊技機に設置された装置類が電気的に接続される接続部が設けられ、さらに遊技機は、接続部から遊技機設置島側への電気的接続を行うための導線を備えているので、導線及び接続部を介して、装置類と遊技機設置島とを電気的に接続できる。
従って、装置類から遊技機設置島側へ放電できるため、装置類が帯電するのを防止できる。
【0007】
ここで、遊技機が備える装置類には、例えば、遊技制御装置、排出制御装置、排出装置などが含まれる。
【0010】
また、導線は、遊技盤収納部材の前面枠への取付基部よりも後方に配される中継基板を介して、接続部から遊技機設置島側への電気的接続を行うものであるので、前面枠を閉じる際に前面枠と本体枠の間に導線が挟まりにくくすることができる。また、中継基板は、前面枠の回動軸側に配されているので、導線を接続したままの状態で行う前面枠の開閉動作が容易となる。さらに、中継基板は、前面枠の上側部分に配されているので、例えば、下側部分にある場合のように、導線を中継基板に接続する際に腰を曲げたりする必要が無く、無理のない姿勢で容易に接続作業を行うことができる。
【0012】
さらに、中継基板に脱着自在なコネクタを中継基板に接続することで、接続部から遊技機設置島側への電気的接続がなされるので、容易に導線を取り外すことができる。従って、導線を使用しない場合には導線を取り外した状態で、遊技機を設置・使用できる。また、コネクタを取り外すことで、第1及び第2の導線の双方を取り外すことができるため、例えば、接続部から中継基板に至る第1の導線だけが残されるといったことがない。従って、第1の導線により遊技盤収納部材から中継基板の回路基板への電荷の流入を確実に防止できる。また、コネクタを取り付けた場合には、確実に、遊技盤収納部材から中継基板を介して遊技機設置島側へと放電できる。
また、導線は、接続部と遊技機設置島との間で流れる電流の方向を、接続部側から遊技機設置島側への一方向にさせる不可逆性伝達手段を備えるので、遊技盤設置島側から接続部側へと電流が逆流することを防止できる。よって、遊技機の帯電防止をより確実なものとすることができる。
請求項2記載の発明は、本体枠に回動可能に軸支された前面枠の裏面側に、遊技盤を収納可能な遊技盤収納部材を備える遊技機において、
前記遊技盤収納部材は、導電性材により構成され、
当該遊技機に設置された装置類からの電気的接続を行うために前記遊技盤収納部材に設けられた接続部と、
前記接続部から遊技機設置島側への電気的接続を行うための導線と、を備え、
前記導線は、
前記遊技盤収納部材の前記前面枠への取付基部よりも後方、かつ、前記前面枠の回動軸側の上側部分、に配される中継基板を介して、前記接続部から前記遊技機設置島側への電気的接続を行うものであり、
前記接続部から前記中継基板に至る第1の導線と、
前記中継基板から前記遊技機設置島に至る第2の導線と、を含んで構成され、
前記第1の導線と前記第2の導線との双方が一つのコネクタに接続され、
前記一つのコネクタを前記中継基板に取付けることで前記第1および第2の導線が中継基板の回路基板を介して電気的に接続されて、前記接続部から前記遊技機設置島側への電気的接続がなされるように構成されており、
前記中継基板は、
電源線を介して遊技機外から導入された電源を中継し、
前記導線は、前記接続部から前記遊技機設置島側に流れる電流の急激な変化を抑える変化抑制手段を備えることを特徴としている。
この請求項2記載の発明によれば、遊技盤収納部材が導電性材により構成されているのに加えて、この遊技盤収納部材には、遊技機に設置された装置類が電気的に接続される接続部が設けられ、さらに遊技機は、接続部から遊技機設置島側への電気的接続を行うための導線を備えているので、導線及び接続部を介して、装置類と遊技機設置島とを電気的に接続できる。従って、装置類から遊技機設置島側へ放電できるため、装置類が帯電するのを防止できる。
また、導線は、遊技盤収納部材の前面枠への取付基部よりも後方に配される中継基板を介して、接続部から遊技機設置島側への電気的接続を行うものであるので、前面枠を閉じる際に前面枠と本体枠の間に導線が挟まりにくくすることができる。また、中継基板は、前面枠の回動軸側に配されているので、導線を接続したままの状態で行う前面枠の開閉動作が容易となる。さらに、中継基板は、前面枠の上側部分に配されているので、例えば、下側部分にある場合のように、導線を中継基板に接続する際に腰を曲げたりする必要が無く、無理のない姿勢で容易に接続作業を行うことができる。
さらに、中継基板に脱着自在なコネクタを中継基板に接続することで、接続部から遊技機設置島側への電気的接続がなされるので、容易に導線を取り外すことができる。従って、導線を使用しない場合には導線を取り外した状態で、遊技機を設置・使用できる。また、コネクタを取り外すことで、第1及び第2の導線の双方を取り外すことができるため、 例えば、接続部から中継基板に至る第1の導線だけが残されるといったことがない。従って、第1の導線により遊技盤収納部材から中継基板の回路基板への電荷の流入を確実に防止できる。また、コネクタを取り付けた場合には、確実に、遊技盤収納部材から中継基板を介して遊技機設置島側へと放電できる。
また、導線は、接続部から遊技機設置島側に流れる電流の急激な変化を抑える変化抑制手段を備えるので、導線を流れる電流が急激に変化することによって導線周囲の磁界が変化してしまうことを防止できる。従って、遊技機が備える装置類へのノイズ源の発生を防止できる。
【0013】
請求項記載の発明は、請求項1又は2記載の遊技機において、前記導線の前記遊技盤収納部材側の先端部には、該先端部を前記接続部に取付けるための磁石が設けられていることを特徴としている。
【0014】
この請求項記載の発明によれば、導線の遊技盤収納部材側先端部に設けられた磁石により、導線を接続部に容易に取付けることができ、これにより導線を接続部と電気的に接続できる。
【0015】
請求項記載の発明は、請求項記載の遊技機において、前記接続部は、前記磁石を取付け可能な凹室状に構成されるとともに、前記遊技盤収納部材の、前記前面枠の回動軸側の上側部分に配されていることを特徴としている。
【0016】
この請求項記載の発明によれば、先ず、接続部は、導線先端部の磁石を取付可能な凹室状に構成されているので、接続部により好適に磁石を位置決めさせることができる。また、接続部は、前面枠の回動軸側に配されているので、導線を接続したままの状態であっても、導線が前面枠の開閉動作の妨げとなりにくい。さらに、接続部は、前面枠の上側部分に配されているので、例えば、下側部分にある場合のように、導線を接続部に接続する際に腰を曲げたりする必要が無く、無理のない姿勢で容易に接続作業を行うことができる。
【0023】
請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれかに記載の遊技機において、前記導線の、前記遊技機設置島側の先端部には、該先端部を前記遊技機設置島に取付けるための磁石が設けられていることを特徴としている。
【0024】
この請求項記載の発明によれば、導線の遊技機設置島側先端部に設けられた磁石により、導線を遊技機設置島に容易に取付けることができ、これにより導線を遊技機設置島と電気的に接続できる。
【0025】
請求項記載の発明は、請求項記載の遊技機を複数設置可能な遊技機設置島と、この遊技機設置島に設置される複数の前記遊技機と、を含んで構成される遊技設備であって、前記遊技機設置島の、各遊技機の設置位置に対応した箇所には、前記導線の前記遊技機設置島側先端部の磁石の取付用凹室が設けられていることを特徴としている。
【0026】
この請求項記載の発明によれば、遊技機設置島の、各遊技機の設置位置に対応した箇所には、導線先端部の磁石の取付用凹室が設けられているので、この取付用凹室に磁石を取付けることで、磁石を取付用凹室により好適に位置決めさせることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕
以下、図面を参照して、本発明に係る第1の実施の形態について説明する。
本実施の形態は、本発明に係る遊技機の適例としてのパチンコ遊技機、特に、いわゆる「第1種」に属するタイプのパチンコ遊技機について説明を行うものである。
【0028】
この実施の形態のパチンコ遊技機100は、矩形枠状の本体枠110(図2参照)を備えており、この本体枠110の一側方には、該本体枠110に対し回動可能な状態で前面枠111が軸支されている。
【0029】
図1に示すように、前面枠111の正面側には、正面に遊技領域1aを形成する遊技盤1、遊技球を貯留する上皿105、この上皿105に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿107、操作ハンドル104などが設けられている。
【0030】
このうち、遊技領域1aには、普図始動ゲート6,6、特図変動表示遊技を表示する変動表示装置4、普図変動表示遊技を表示する変動表示装置7、普図変動表示遊技の結果如何によって開閉部材9a,9aを開(遊技者にとって有利な状態)閉(遊技者にとって不利な状態)させる特図始動口を兼ねた普通変動入賞装置9、特図変動表示遊技の結果如何によって大入賞口5bを閉じた状態(遊技者にとって不利な状態)から開放状態(遊技者にとって有利な状態)に変換するサイクル遊技を行う特別変動入賞装置5、一般入賞口8,…などが配設されている。
【0031】
さらに、普図始動ゲート6,6には、該普図始動ゲート6,6を通過する遊技球を検出するためのセンサ(図示略)が設けられている。また、遊技盤1の裏面側には、普通変動入賞装置9、大入賞口5b、一般入賞口8にそれぞれ対応して、入賞した遊技球を検出するためのセンサS,…が設けられている。
【0032】
また、パチンコ遊技機100の本体100aの脇にはカードユニット500が設けられている。このカードユニット500に球貸用のプリペイドカードを挿入した状態で、上皿105の上面に設けられた貸球スイッチ105aを押圧操作することで、上皿105に遊技球(貸球)が払い出されるようになっている。
【0033】
パチンコ遊技機100における遊技は、操作ハンドル104の操作に基づき、上皿105の遊技球を遊技領域1aに発射して行うようになっている。
そして、パチンコ遊技機100は、遊技の結果如何によって遊技球を大量獲得する機会を遊技者に付与できるようになっており、この際、遊技球は上皿105、乃至、下皿107に払い出される。
【0034】
次ぎに、パチンコ遊技機100の裏面側の構成について説明する。
【0035】
図2に示すように、前面枠111に取り付けられた裏機構盤120の裏側には、予備球を貯留するための貯留タンク121、この貯留タンク121からの予備球を整列させながら流下案内する導出樋122、この導出樋122により流下案内される球の球抜きなどを行う球抜きユニット123、この球抜きユニット123から更に下方へと遊技球を流下案内して遊技球の排出動作を行う排出装置35などが配設されている。
【0036】
さらに、裏機構盤120には、遊技領域に設けられた変動表示装置4の表示制御を行う表示制御装置40、パチンコ遊技機100に備えられるランプやLEDなどの発光部材の点灯・点滅状態を制御する装飾制御装置50、スピーカ(図示略)等の出力を制御する音制御装置60、排出装置35の制御等を行う排出制御装置30、これらの各制御装置30,40,50,60を統括制御する遊技制御装置20が設けられている。
加えて、前面枠111の裏面下端側には、遊技機前面の操作ハンドル104の操作に基づき遊技球を遊技領域に発射させる発射装置71と、この発射装置71の制御を行う発射制御装置70と、が配設されている。
このように、パチンコ遊技機100は、機能毎に分けられて複数設けられた制御装置20,30,40,50,60,70を備えている。
【0037】
また、裏機構盤120の裏側の上部の軸支側(前面枠111の回動軸側の上側部分)には、枠用外部出力端子板81とターミナル基板(中継基板)210とが並設されている。
このうち、枠用外部出力端子板81は、貯留タンク121からの球無し信号、排出制御装置30からの貸球信号、および、遊技制御装置20からの賞球信号などの外部出力データを遊技機外部に出力するものである。
他方、ターミナル基板210は、電源線300を介してパチンコ遊技機100外の遊技機設置島から導入された電源を中継する基板である。このターミナル基板210からは、以下説明する電源装置90とカードユニット用中継基板230に電源供給される。
電源装置90は、裏機構盤120の裏側の、例えば、遊技制御装置20の情報位置に設けられている。この電源装置90は、ターミナル基板210を介して外部から供給される外部電源を基に各種の電圧を生成して各制御装置20,30,40,50,60,70に電源供給するものである。
カードユニット用中継基板230は、裏機構盤120の裏側の、例えば、排出制御装置30下方位置に設けられている。このカードユニット用中継基板230は、パチンコ遊技機100の本体100a側とカードユニット500側とで授受される信号を中継する一方で、ターミナル基板210から供給された電源をカードユニット500に供給するものである。
【0038】
図3に示すように、上記の裏機構盤120は、遊技盤収納部材115を介して前面枠111の裏面側に設けられている。
遊技盤収納部材115は、図3に示すように、前面側が開口した薄い箱形形状をなし、裏面側中央には、広く開口した開口部を有する。図3には図示しないが、この遊技盤収容部材115の前面側には、上記の遊技盤1が前向きとなって収容された状態に設けられている。
このような遊技盤収納部材115には、該遊技盤収納部材115を前面枠111に取付けるための取付基部115aが複数設けられている。そして、この取付基部115aを前面枠111の裏面に合わせるようにして、取付基部115aに設けられたビス孔115bを介してビス止めを行うことで、遊技盤収納部材115が前面枠111に取付けられている。
また、裏機構盤120は、該裏機構盤120に形成されたボス孔120a(一部のみ配置箇所を示す)を、遊技盤収納部材115の裏面から後方に向けて突出形成された取付用ボス115cに外挿することで、遊技盤収納部材115に取付けられている。
ここで、遊技盤収納部材115および裏機構盤120は、それぞれ所定の奥行きを有しているため、ターミナル基板210は、遊技盤収納部材115の取り付け基部115aよりも後方に配されている。
【0039】
以上のように概略構成されたパチンコ遊技機100は、例えば、図4に示すように、複数が横並びとなって遊技機設置島400に設けられる。具体的には、各パチンコ遊技機100の本体枠110が、遊技機設置島400に固定されている。従って、本体枠110に対し回動自在な前面枠111は、図5に示すように遊技機設置島400に対しても回動自在となる。
この遊技機設置島400は、図4及び図5に示すように、該遊技機設置島400の主たる構造体であるフレーム基枠体401と、各パチンコ遊技機100へと遊技球を供給するための島側球流路402と、を内部に有している。このうち、フレーム基枠体401は、導電性材からなるものである(フレーム基枠体401は、例えば、金属製のものであり鉄骨島等と称される)。
このように、パチンコ遊技機100を複数設置可能な遊技機設置島400と、この遊技機設置島400に設置される複数のパチンコ遊技機100とにより、遊技設備700が構成されている。
【0040】
次に、本発明に係る要部について説明する。
【0041】
先ず、本発明の場合、遊技盤収納部材115は、導電性材(例えば、導電性材料が混入した樹脂成形品、或いは、導電性の金属成形品)により構成されている。
このような遊技盤収納部材115の裏面側には、図6に示すように、当該パチンコ遊技機100に設置された装置類からの電気的接続を行うための、本発明に係る接続部500が設けられている。図5に示すように、この接続部500は、例えば、遊技盤収納部材115の裏面の、前面枠111の回動軸側の上側部分に配されている。この接続部500は、具体的には、例えば、遊技盤収納部材115の取付基部115aに設けられている。
また、この接続部500は、例えば、導線(詳細後述)の先端部に設けられたU字状或いはリング状等の端子部をビスにより締め付け固定することにより、導線と電気的に接続できる構成となっている。
この接続部500と電気的に接続される装置類には、例えば、遊技制御装置20、排出制御装置30、排出装置35等が含まれる。遊技制御装置20、排出制御装置30は、それぞれ回路基板を備えており、例えば、これら回路基板のグランド部分が、接続部500と電気的に接続されている。また、排出装置35は、遊技球の流路となる球流路(図示略)を内部に備えており、この球流路が接続部500と電気的に接続されている。
【0042】
また、図6に示すように、接続部500には、第1の導線501の一端が接続されている。この第1の導線501は、その中途部分が、例えば、裏機構盤120に設けられた係止部120bに係止され、その他端501は、コネクタ502に接続されている。
このコネクタ502には、ターミナル基板210から遊技機設置島400に至る第2の導線503の一端も接続されている。このようなコネクタ502をターミナル基板210内の回路基板210a(図7参照)に設けられたコネクタ取付部504(図7参照)に接続することで、回路基板210aを介して第1及び第2の導線501,503が電気的に接続されている。
なお、コネクタ502は、ターミナル基板210(コネクタ取付部504)に対し脱着自在である。
【0043】
ここで、上記のように、ターミナル基板210は、遊技盤収納部材115の前面枠111への取付基部115aよりも後方に配されているため、第2の導線503は、取付基部115aよりも後方位置から延出された状態となっている。
【0044】
また、第2の導線503の他端は、図5及び図4に示すように、遊技機設置島400の、例えば、フレーム基枠体401の、各パチンコ遊技機100の設置位置に対応した箇所(例えば、上方部分等)に設けられた接続部401aに接続されている。
ここで、第2の導線503の他端の接続先は、導電性の部材であればフレーム基枠体401以外でも良いが、遊技球が直に接触しながら通る島側球流路402には接続しないことが望ましい。遊技球は帯電しやすいものであるため、第2の導線503の他端を島側球流路402に接続した場合、島側球流路402を介して遊技球の帯電を引き起こし、その結果、遊技球の移動先にある部材の帯電を引き起こしてしまって問題となるためである。
なお、以上の説明から分かるように、導線は、接続部500からターミナル基板210に至る第1の導線501と、ターミナル基板210から遊技機設置島400に至る第2の導線503とを含んで構成されている。
【0045】
以上のような第1の実施の形態によれば、遊技盤収納部材115は導電性材により構成され、この遊技盤収納部材115に設けられた接続部500には、遊技制御装置20、排出制御装置30、排出装置35等の装置類が接続され、さらに、接続部500は、第1の導線501および第2の導線503を介して、遊技機設置島400のフレーム基枠体401に接続されているので、接続部500及び第1及び第2の導線501,503を介して、装置類と遊技機設置島400のフレーム基枠体401とを電気的に接続できる。
従って、装置類から、接続部500及び第1及び第2の導線501,503を介して、遊技機設置島400側へ放電できるため、装置類が帯電するのを防止できる。
【0046】
さらに、導線は、遊技盤収納部材115の前面枠111への取付基部115aよりも後方に配されるターミナル基板210を介して、接続部500から遊技機設置島400側への電気的接続を行うものであるので、前面枠111を閉じる際に前面枠111と本体枠110の間に導線が挟まりにくい構成となる。
また、ターミナル基板210は、前面枠111の回動軸側に配されているので、導線を接続したままの状態で行う前面枠111の開閉動作が容易となる。
さらに、ターミナル基板210は、前面枠111の上側部分に配されているので、導線(コネクタ)をターミナル基板210に接続する際に腰を曲げたりする必要が無く、無理のない姿勢で容易に接続作業を行うことができる。
【0047】
加えて、ターミナル基板210に脱着自在なコネクタ502をターミナル基板210に接続することで、接続部500から遊技機設置島400側への電気的接続がなされるので、導線を使用しない場合には、導線を取り外した状態でパチンコ遊技機100を遊技機設置島400に設置できる。
また、コネクタ502を取り外すことで、第1及び第2の導線501,503の双方を取り外すことができるため、例えば、接続部500からターミナル基板210に至る第1の導線501だけが残されるといったことがない。従って、第1の導線501により遊技盤収納部材115からターミナル基板210の回路基板210aへの電荷の流入を防止でき、この回路基板210aへの悪影響を未然に防止できる。勿論、コネクタ502を取り付けた場合には、確実に、遊技盤収納部材115からターミナル基板210を介して遊技機設置島400側へと放電できる。
【0048】
なお、上記の第1の実施の形態では、導線は、パチンコ遊技機100側の接続部500と遊技機設置島400側の接続部401aとを、ターミナル基板210を介して接続する例について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば、導線により、接続部500から接続部401aへと直接接続することとしても良い(後述する第4の実施の形態参照)。
また、図3及び図6に符号500´で示される構成要素は、この第1の実施の形態では無いものとする。
【0049】
〔第2の実施の形態〕
この第2の実施の形態では、以下に説明する点を除いては上記の第1の実施の形態と同様であるため、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
即ち、この第2の実施の形態では、上記の第1の実施の形態における導線、特に、第2の導線503の代わりとして、図7に示すように、伸縮自在な螺旋構造を備える第2の導線503´を適用する。
なお、図7に示すように、この第2の実施の形態では、コネクタ502によりターミナル基板210の回路基板210aに接続されるのは第2の導線503´のみであり、第1の導線501は、別途、回路基板210aに接続されることとしてもよい。
【0050】
この第2の実施の形態によれば、第2の導線503´は伸縮自在な螺旋構造をなしているので、前面枠111を本体枠110に対し開閉するのに伴って伸び縮みできる。従って、第2の導線503´は、前面枠111を閉じた状態では縮んだ状態となるので垂れ下がらず、前面枠111を開いた状態では伸びた状態となるので、ストレスが加わって断線するといった虞がない。
加えて、例えば、各遊技店により、遊技機設置島400の側の導線の接続部401aの位置が異なることに基づき、接続部401aとパチンコ遊技機100側のコネクタ取付部504との距離が変化しても、第2の導線503´が伸縮することにより対応できる。
【0051】
〔第3の実施の形態〕
この第3の実施の形態では、以下に説明する点を除いては上記の第1又は第2の実施の形態と同様であるため、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
即ち、この第3の実施の形態では、図8に示すように、第2の導線503(又は503´)の遊技機設置島400側の先端部には、この先端部を遊技機設置島に取付けるための磁石505が設けられている。
加えて、この第3の実施の形態では、上記の第1の実施の形態における遊技機設置島400の接続部401aの代わりに、磁石505の取付用凹室401a´,…が設けられている。
磁石505は導電性のものであるため、第2の導線503(503´)の先端の磁石505を遊技機設置島400の取付用凹室401a´に取付けることで、第2の導線503(503´)が取付用凹室401a´に対し電気的に接続される。
【0052】
この第3の実施の形態によれば、遊技機設置島400の、各パチンコ遊技機100の設置位置に対応した箇所には、第2の導線503(503´)先端部の磁石505の取付用凹室401a´が設けられているので、この取付用凹室401a´に磁石505を取付けることで、磁石505を取付用凹室401a´により好適に位置決めさせることができる。
【0053】
〔第4の実施の形態〕
この第4の実施の形態では、以下に説明する点を除いては上記の第1〜3のいずれかの実施の形態と同様であるため、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
即ち、この第4の実施の形態では、第1〜3のいずれかの実施の形態における遊技盤収納部材115の接続部500に相当する接続部500´(図6参照)を、ターミナル基板210を介さずに、直接、遊技機設置島400の接続部401a(又は取付用凹室401a´)へと接続する例について説明する。
しかも、この第4の実施の形態では、第2の導線503(又は503´)の遊技盤収納部材115側の先端部には、該先端部を接続部500´に取付けるための磁石(図示略;第3の実施の形態における磁石505と同様)が設けられている。
加えて、この第4の実施の形態では、接続部500´は、第2の導線503(又は503´)の遊技盤収納部材115側先端の磁石を取付け可能な凹室状に構成されている。
なお、接続部500´は、例えば、図6および図3に示すように、遊技盤収納部材115の、前面枠111の回動軸側の上側部分にて、凹室形状の開口側が回動軸側を向いた状態に配されている。また、接続部500´は、遊技盤収納部材115の前後方向に起立した側壁部115dに設けられている。
【0054】
この第4の実施の形態では、第2の導線503(又は503´)に遊技盤収納部材115側先端に設けられた磁石を接続部500´に取付けることで、第2の導線503(又は503´)を接続部500´と電気的に接続できる。
しかも、接続部500´は、第2の導線503(又は503´)先端部の磁石を取付可能な凹室状に構成されているので、接続部500´により好適に磁石を位置決めさせることができる。
【0055】
〔第5の実施の形態〕
この第5の実施の形態では、以下に説明する点を除いては上記の第1〜4のいずれかの実施の形態と同様であるため、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
即ち、この第5の実施の形態では、図9に示すように、導線(第2の導線503(又は503´)、又は第1の導線501)の途中部分又は先端部分に、本発明に係る不可逆性伝達手段として例示する整流ダイオード600が介在された例について説明する。
【0056】
この整流ダイオード600は、遊技盤収納部材115の接続部500(又は500´)と遊技機設置島400の接続部401aとの間で流れる電流の方向を、接続部500(又は500´)側から遊技機設置島400側への一方向にさせるものである。
【0057】
この第5の実施の形態によれば、遊技盤設置島400側から遊技盤収納部材115の接続部500(又は500´)側へと電流が逆流することを防止できる。よって、パチンコ遊技機100の帯電防止をより確実なものとすることができる。
【0058】
〔第6の実施の形態〕
この第6の実施の形態では、以下に説明する点を除いては上記の第1〜5のいずれかの実施の形態と同様であるため、同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。
即ち、この第6の実施の形態では、図10に示すように、導線(第2の導線503(又は503´)、又は第1の導線501)の途中部分又は先端部分に、本発明に係る変化抑制手段610が介在された例について説明する。
この変化抑制手段610は、例えば、コンデンサ611と抵抗612とを並列に接続した回路により構成されるものであり、この変化抑制手段610により、接続部500(又は500´)から遊技機設置島400側に流れる電流の急激な変化を抑えることができる。
従って、導線を流れる電流が急激に変化することによって導線周囲の磁界が変化してしまうことを防止でき、パチンコ遊技機100が備える装置類へのノイズ源を発生防止できる。
【0059】
なお、本発明はこの実施の形態のパチンコ遊技機および遊技設備に限られるものではなく、例えば、その他のパチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機などの弾球遊技機や、パチスロ、スロットマシーン等の遊技機およびこれら遊技機を設置した遊技設備にも適用可能である。
【0060】
また、遊技制御装置20、排出制御装置30、排出装置35等の装置類を、遊技盤収納部材115の接続部500に接続し、この接続部500を遊技機設置島400側に接続する例について説明したが、接続部500に相当する構成要素を、遊技盤収納部材115以外の箇所に設けることとしても良い。
接続部500に相当する構成要素の設置位置の具体例としては、例えば、金属製前面枠用蝶着金具801(図2参照)、金属製金枠縁飾り部材802(図1参照)、金属製前面枠用開閉鍵部材803等が挙げられる。
このうち、金属製前面枠用蝶着金具801は、前面枠111を本体枠110に軸支する蝶番等からなる金具であり導電性を有するため、接続部500に相当する構成要素を該金属製前面枠用蝶着金具801に設置することで、上記の実施の形態と同様の効果が得られる。
また、金属製金枠縁飾り部材802は、前面枠111の前側上半部(遊技領域1aの前側を覆う部分)に設けられて、ガラス805を保持した状態で前面枠111に対し開閉自在なものであり、同じく導電性を有するため、接続部500に相当する構成要素を該金属製金枠縁飾り部材802に設置することで、上記の実施の形態と同様の効果が得られる。なお、金属製金枠縁飾り部材802に相当する樹脂部材を備えるパチンコ遊技機100の場合には、この樹脂部材は接続部500に相当する構成要素の設置に適さない。
さらに、金属製前面枠用開閉鍵部材803は、前面枠111と本体枠110とをロック状態にしたり、ロック状態を解除したりするものである。パチンコ遊技機100正面の鍵穴810に差し込まれた鍵を開操作すると、これに連動して、金属製前面枠用開閉鍵部材803は、前面枠111と本体枠110とのロック状態を解除し、この結果、前面枠111を開くことが可能な状態となる。また、前面枠111を閉じると、金属製前面枠用開閉鍵部材803は、前面枠111と本体枠110とをロック状態にする。この金属製前面枠用開閉鍵部材803も、導電性を有するため、接続部500に相当する構成要素を該金属製前面枠用開閉鍵部材803に設置することで、上記の実施の形態と同様の効果が得られる。
【0061】
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0062】
【発明の効果】
請求項1記載の発明に係る遊技機によれば、遊技盤収納部材が導電性材により構成されているのに加えて、この遊技盤収納部材には、遊技機に設置された装置類が電気的に接続される接続部が設けられ、さらに遊技機は、接続部から遊技機設置島側への電気的接続を行うための導線を備えているので、導線及び接続部を介して、装置類と遊技機設置島とを電気的に接続できる。
従って、装置類から遊技機設置島側へ放電できるため、装置類が帯電するのを防止できる。
【0063】
また、導線は、遊技盤収納部材の前面枠への取付基部よりも後方に配される中継基板を介して、接続部から遊技機設置島側への電気的接続を行うものであるので、前面枠を閉じる際に前面枠と本体枠の間に導線が挟まりにくくすることができる。また、中継基板は、前面枠の回動軸側に配されているので、導線を接続したままの状態で行う前面枠の開閉動作が容易となる。さらに、中継基板は、前面枠の上側部分に配されているので、例えば、下側部分にある場合のように、導線を中継基板に接続する際に腰を曲げたりする必要が無く、無理のない姿勢で容易に接続作業を行うことができる。
【0064】
特に、中継基板に脱着自在なコネクタを中継基板に接続することで、接続部から遊技機設置島側への電気的接続がなされるので、導線を使用しない場合は、容易に導線を取り外して遊技機を設置できる。また、コネクタを取り外すことで、第1及び第2の導線の双方を取り外すことができるため、例えば、接続部から中継基板に至る第1の導線だけが残されるといったことがない。従って、第1の導線により遊技盤収納部材から中継基板の回路基板への電荷の流入を防止できる。また、コネクタを取り付けた場合には、確実に、遊技盤収納部材から中継基板を介して遊技機設置島側へと放電できる。
また、導線は、接続部と遊技機設置島との間で流れる電流の方向を、接続部側から遊技機設置島側への一方向にさせる不可逆性伝達手段を備えるので、遊技盤設置島側から接続部側へと電流が逆流することを防止できる。よって、遊技機の帯電防止をより確実なものとすることができる。
請求項2記載の発明に係る遊技機によれば、遊技盤収納部材が導電性材により構成されているのに加えて、この遊技盤収納部材には、遊技機に設置された装置類が電気的に接続される接続部が設けられ、さらに遊技機は、接続部から遊技機設置島側への電気的接続を行うための導線を備えているので、導線及び接続部を介して、装置類と遊技機設置島とを電気的に接続できる。従って、装置類から遊技機設置島側へ放電できるため、装置類が帯電するのを防止できる。
また、導線は、遊技盤収納部材の前面枠への取付基部よりも後方に配される中継基板を介して、接続部から遊技機設置島側への電気的接続を行うものであるので、前面枠を閉じる際に前面枠と本体枠の間に導線が挟まりにくくすることができる。また、中継基板は、前面枠の回動軸側に配されているので、導線を接続したままの状態で行う前面枠の開閉動作が容易となる。さらに、中継基板は、前面枠の上側部分に配されているので、例えば、下側部分にある場合のように、導線を中継基板に接続する際に腰を曲げたりする必要が無く、無理のない姿勢で容易に接続作業を行うことができる。
特に、中継基板に脱着自在なコネクタを中継基板に接続することで、接続部から遊技機設置島側への電気的接続がなされるので、導線を使用しない場合は、容易に導線を取り外して遊技機を設置できる。また、コネクタを取り外すことで、第1及び第2の導線の双方を取り外すことができるため、例えば、接続部から中継基板に至る第1の導線だけが残されるといったことがない。従って、第1の導線により遊技盤収納部材から中継基板の回路基板への電荷の流入を防止できる。また、コネクタを取り付けた場合には、確実に、遊技盤収納部材から中継基板を介して遊技機設置島側へと放電できる。
また、導線は、接続部から遊技機設置島側に流れる電流の急激な変化を抑える変化抑制手段を備えるので、導線を流れる電流が急激に変化することによって導線周囲の磁界が変化してしまうことを防止できる。従って、遊技機が備える装置類へのノイズ源の発生を防止できる。
【0065】
請求項記載の発明に係る遊技機によれば、導線の遊技盤収納部材側先端部に設けられた磁石により、導線を接続部に容易に取付けることができ、これにより導線を接続部と電気的に接続できる。
【0066】
請求項記載の発明に係る遊技機によれば、先ず、接続部は、導線先端部の磁石を取付可能な凹室状に構成されているので、接続部により好適に磁石を位置決めさせることができる。また、接続部は、前面枠の回動軸側に配されているので、導線を接続したままの状態であっても、導線が前面枠の開閉動作の妨げとなりにくい。さらに、接続部は、前面枠の上側部分に配されているので、例えば、下側部分にある場合のように、導線を接続部に接続する際に腰を曲げたりする必要が無く、無理のない姿勢で容易に接続作業を行うことができる。
【0070】
請求項記載の発明に係る遊技機によれば、導線の遊技機設置島側先端部に設けられた磁石により、導線を遊技機設置島に容易に取付けることができ、これにより導線を遊技機設置島と電気的に接続できる。
【0071】
請求項記載の発明に係る遊技設備によれば、遊技機設置島の、各遊技機の設置位置に対応した箇所には、導線先端部の磁石の取付用凹室が設けられているので、この取付用凹室に磁石を取付けることで、磁石を取付用凹室により好適に位置決めさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技機として例示するパチンコ遊技機を示す正面図である。
【図2】図1のパチンコ遊技機の裏面図である。
【図3】前面枠と遊技盤収納部材と裏機構盤を示す分解斜視図である。
【図4】本発明に係る遊技設備を示す正面図である。
【図5】遊技機設置島に取付けられた遊技機の前面枠を開いた状態を示す側面図である。
【図6】ターミナル基板(中継基板)付近を示す図2の要部拡大図である。
【図7】導線が、伸縮自在な螺旋構造をなす場合を示す概略側面図である。
【図8】導線の先端に磁石が設けられている場合を示す概略側面図である。
【図9】本発明に係る不可逆性伝達手段を説明するための図である。
【図10】本発明に係る変化抑制手段を説明するための図である。
【符号の説明】
110 本体枠
111 前面枠
1 遊技盤
115 遊技盤収納部材
115a 取付基部
20 遊技制御装置(装置類の一つ)
30 排出制御装置(装置類の一つ)
35 排出装置(装置類の一つ)
500 接続部
500´ 接続部
210 ターミナル基板(中継基板)
210a 回路基板
502 コネクタ
505 磁石
501 第1の導線(導線)
503 第2の導線(導線)
503´ 第2の導線(導線)
600 整流ダイオード(不可逆性伝達手段)
610 変化抑制手段
611 コンデンサ(変化抑制手段を構成する)
612 抵抗(変化抑制手段を構成する)
100 パチンコ遊技機(遊技機)
400 遊技機設置島
401a´ 取付用凹室
700 遊技設備

Claims (6)

  1. 本体枠に回動可能に軸支された前面枠の裏面側に、遊技盤を収納可能な遊技盤収納部材を備える遊技機において、
    前記遊技盤収納部材は、導電性材により構成され、
    当該遊技機に設置された装置類からの電気的接続を行うために前記遊技盤収納部材に設けられた接続部と、
    前記接続部から遊技機設置島側への電気的接続を行うための導線と、を備え、
    前記導線は、
    前記遊技盤収納部材の前記前面枠への取付基部よりも後方、かつ、前記前面枠の回動軸側の上側部分、に配される中継基板を介して、前記接続部から前記遊技機設置島側への電気的接続を行うものであり、
    前記接続部から前記中継基板に至る第1の導線と、
    前記中継基板から前記遊技機設置島に至る第2の導線と、を含んで構成され、
    前記第1の導線と前記第2の導線との双方が一つのコネクタに接続され、
    前記一つのコネクタを前記中継基板に取付けることで前記第1および第2の導線が中継基板の回路基板を介して電気的に接続されて、前記接続部から前記遊技機設置島側への電気的接続がなされるように構成されており、
    前記中継基板は、
    電源線を介して遊技機外から導入された電源を中継し、
    前記導線は、前記接続部と前記遊技機設置島との間で流れる電流の方向を、前記接続部側から前記遊技機設置島側への一方向にさせる不可逆性伝達手段を備えることを特徴とする遊技機。
  2. 本体枠に回動可能に軸支された前面枠の裏面側に、遊技盤を収納可能な遊技盤収納部材を備える遊技機において、
    前記遊技盤収納部材は、導電性材により構成され、
    当該遊技機に設置された装置類からの電気的接続を行うために前記遊技盤収納部材に設けられた接続部と、
    前記接続部から遊技機設置島側への電気的接続を行うための導線と、を備え、
    前記導線は、
    前記遊技盤収納部材の前記前面枠への取付基部よりも後方、かつ、前記前面枠の回動軸側の上側部分、に配される中継基板を介して、前記接続部から前記遊技機設置島側への電気的接続を行うものであり、
    前記接続部から前記中継基板に至る第1の導線と、
    前記中継基板から前記遊技機設置島に至る第2の導線と、を含んで構成され、
    前記第1の導線と前記第2の導線との双方が一つのコネクタに接続され、
    前記一つのコネクタを前記中継基板に取付けることで前記第1および第2の導線が中継基板の回路基板を介して電気的に接続されて、前記接続部から前記遊技機設置島側への電気的接続がなされるように構成されており、
    前記中継基板は、
    電源線を介して遊技機外から導入された電源を中継し、
    前記導線は、前記接続部から前記遊技機設置島側に流れる電流の急激な変化を抑える変化抑制手段を備えることを特徴とする遊技機。
  3. 前記導線の前記遊技盤収納部材側の先端部には、該先端部を前記接続部に取付けるための磁石が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記接続部は、前記磁石を取付け可能な凹室状に構成されるとともに、前記遊技盤収納部材の、前記前面枠の回動軸側の上側部分に配されていることを特徴とする請求項3記載 の遊技機。
  5. 前記導線の、前記遊技機設置島側の先端部には、該先端部を前記遊技機設置島に取付けるための磁石が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 請求項5記載の遊技機を複数設置可能な遊技機設置島と、この遊技機設置島に設置される複数の前記遊技機と、を含んで構成される遊技設備であって、前記遊技機設置島の、各遊技機の設置位置に対応した箇所には、前記導線の前記遊技機設置島側先端部の磁石の取付用凹室が設けられていることを特徴とする遊技設備。
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