JP4656554B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技盤に形成された遊技領域に遊技玉を発射するための発射レールと、該発射レールから発射された遊技玉を前記遊技領域へ誘導するための外レールと、該外レールと共に前記遊技領域を形成する内レールと、を備えた弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、弾球遊技機の遊技盤の表面には、円形うず巻き状に誘導レール(外レールと内レールとからなる)が取り付けられ、該誘導レールの内側が遊技領域とされて発射された打玉が落下するようになっていた。また、誘導レールに送り込まれる打玉は、発射レール上の遊技玉を打球発射装置で弾発することによって誘導レールに送り込まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の発射レール及び誘導レール(外レール、内レール)の構成では、取り分け発射レールと誘導レールの電位を一定にする構成とはなっていなかった。このため、遊技玉の発射時、帯電した遊技玉が発射レールから誘導レールに移ることで静電気によるノイズが発生していた。また、このようなノイズの発生により、遊技動作を制御する遊技制御回路基板等の制御回路基板が誤動作する虞があった。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、発射レール、外レール、及び内レールを備えた弾球遊技機において、遊技玉の発射に伴うノイズの発生を防止することができる弾球遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明においては、遊技盤に形成された遊技領域に遊技玉を発射するための発射レールと、該発射レールから発射された遊技玉を前記遊技領域へ誘導するための外レールと、該外レールと共に前記遊技領域を形成する内レールと、を備えた弾球遊技機において、前記発射レールと前記外レール、又は前記発射レールと前記内レールを導電性を有する発射レール導電部材で電気的に接続したことを特徴とする。このように構成することにより、発射レールと誘導レール(外レール又は内レール)を同電位にすることができるので、遊技玉が発射レールから誘導レールに移る際のノイズ発生を防止することができ、ひいてはノイズ発生に伴う制御回路基板の誤動作を防止することができる。
【0005】
また、請求項2の発明においては、前記遊技盤を収容固定する前面枠を備え、前記遊技盤を前記前面枠に取り付けることで、前記発射レール導電部材が前記外レールもしくは前記内レールと電気的に接続されることを特徴とする。このように構成することにより、発射レールと誘導レール(外レール又は内レール)との電気的な接続作業が容易になる。
【0006】
また、請求項3の発明においては、前記外レールと前記内レールとを導電性を有する内外レール導電部材で電気的に接続したことを特徴とする。このように構成することにより、外レールと内レールを同電位にすることができるので、遊技玉が外レールから内レールに移る際でもノイズの発生を防止することができる。
【0007】
また、請求項4の発明においては、前記内外レール導電部材を、前記遊技盤に設けられる導電シート部材で構成したことを特徴とする。このように構成することにより、外レールと内レールを遊技盤に取り付けるだけで簡単に外レールと内レールの電気的接続が行える。
【0008】
また、請求項5の発明においては、前記遊技盤に取り付けられる装飾部材を備え、該装飾部材で前記内外レール導電部材を収容して固定したことを特徴とする。このように構成することにより、内外レール導電部材を介した外レールと内レールとの間の接続部分が強固に固定でき、然もその接続部分を外部から保護できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。まず、図1及び図2を参照して弾球遊技機1の全体の構成について説明する。図1は、実施形態に係る弾球遊技機1の正面図であり、図2は、弾球遊技機1の背面図である。
【0010】
弾球遊技機1は、縦長な方形状に枠組み形成される外枠2と、該外枠2の一側に開閉自在に軸支され且つ弾球遊技機1の主要構成部のほぼすべてが集約して設けられ、後述する遊技盤16が収容固定される前面枠3と、該前面枠3の前面に開閉自在に設けられる前面開閉枠4とから構成されている。また、前面枠3に設けられる主要構成部としては、上記した前面開閉枠4、遊技盤16、賞球開口6aを備えた上皿6、灰皿8を含む下皿7、操作ハンドル9、機構板40等がある。また、図示の実施形態では、弾球遊技機1の側方に遊技者に遊技玉を貸し出すためのユニット装置としてのカードユニット装置11が付設されている。
【0011】
前面開閉枠4は、後述する遊技盤16の遊技領域22をほぼ透視し得る円形透視窓5が開設されると共に該円形透視窓5の裏面から複層ガラス板10が装着される透明板保持部4aと、発射すべき打球が貯留され且つ発射位置に供給するための上皿6が取り付けられる上皿部4bとが合成樹脂によって一体的に形成されたものである。また、前面開閉枠4の円形透視窓5外周には、これに沿って各種ランプ21が臨設され、前面開閉枠4の上部左右には、遊技の進行に応じた効果音を発生するスピーカ23が設けられている。
【0012】
カードユニット装置11は、前記上皿6の上面に設けられる操作部(図示しない)を操作することにより作動されるものである。しかして、カードユニット装置11は、使用可能状態であるか否かを表示する使用可能表示器12と、当該カードユニット装置11がいずれの側の弾球遊技機1に対応しているか否かを表示する連結台方向表示器13と、記録媒体としての磁気カードを挿入するカード挿入口14とが設けられている。
【0013】
一方、弾球遊技機1の背面には、図2に示すように、入賞玉の発生に基づいて所定個数の賞球を払い出すための各種の機構を装備した機構板40が設けられると共に、前記操作ハンドル9に対応する裏面には、ステッピングモータ25及び打球槌(図示しない)を有する打球発射装置24が固着されている。また、機構板40の裏面には、主として入賞に基づく賞球を払い出すための賞球払出装置26が取り付けられており、該賞球払出装置26の取付位置の下方には、賞球払出装置26から払い出された玉を前記上皿6の賞球開口6aに導くための上皿連通口27が形成されている。また、機構板40の裏面には、遊技動作を制御する回路基板を収容する遊技制御基板ボックス28が取り付けられている。
【0014】
次に、遊技盤16の正面構造について、図3を参照して説明する。遊技盤16は、前面枠3の裏面側に一体的に形成される遊技盤収容リブ(図示しない)に収容固定されるべく、ほぼ正方形状の合板により形成され、その表面には、イラスト等が描かれる装飾用の化粧板16a(図4(A)(B)参照)が全面に敷設され、該化粧板16a面上に、円形うず巻き状に誘導レール(外レール30と内レール31とからなる)が取り付けられ、該誘導レールの内側が遊技領域22として形成されて発射された打玉が落下するものである。なお、後述する発射レール39から発射された玉は、外レール30の内側に沿って外レール30と内レール31で仕切られる遊技領域22に誘導される。遊技領域22には、図示の場合、ドラム式可変表示装置17や可変入賞球装置18やドラム式可変表示装置17の可変表示を許容する始動入賞口19が設けられると共に、単に打玉を入賞とする入賞口(符号なし)、打玉の流下方向,速度を変化せしめる風車又は多数の障害釘が設けられ、遊技領域22の最下方には、いずれの入賞領域にも入賞しない打玉が取り込まれるアウト口20が設けられている。また、内レール31の左上端部分には、一旦遊技領域22に打ち込まれた玉が跳ね返りによって再度誘導レール内(外レール30と内レール31との間)に入り込むのを防止するためのバック玉防止部材32が設けられ、内レール31の右上端部分と外レール30の右側端部分との繋ぎ部分には、その繋ぎ部分を装飾的に被覆するための装飾部材33が設けられている。なお、この装飾部材33内には玉受けゴム等を設けたりする。
【0015】
上記した遊技盤16を取り付ける前面枠3は、合成樹脂によって一体成型されるものであり、図3に示すように、上部の前面開閉枠4に対応する前面開閉枠対応板部3aと、下皿7、灰皿8、及び操作ハンドル9に対応する下皿対応板部3bとから構成されている。前面開閉枠対応部3aと下皿対応板部3bとは、僅かな段差をもって形成されており、また、前面開閉枠対応部3aのほぼ中央には、遊技盤16の遊技領域22が臨む開口34が開設されている。
【0016】
また、前面開閉枠対応部3aの前面側であって開口34の周辺には、前述した各種ランプ21を実装してなるランプ基板21aが取り付けられている。前面開閉枠対応板部3aの一側上下には、連結蝶番35を収納固定する蝶番収納凹部36が形成されている。この連結蝶番35は、前面開閉枠4を開閉自在に軸支するものである。前面開閉枠対応板部3aの下方部分は、板状の支持板部37として形成されており、その支持板部37の前面には、誘導ボックス部材38と発射レール39とが取り付けられている。また、支持板部37の一側(誘導ボックス部材38が取り付けられる側)上部には、上皿6の賞球開口6aと機構板40の上皿連通口27とを連通する上皿流出用開口29が形成されている。
【0017】
誘導ボックス部材38は、前面開閉枠4を開放したときに上皿流出用開口29から溢れ落ちる賞球が受け入れられる溢れ玉入口41と、ファール玉口42と、上皿6から玉抜きされた玉を受け入れる玉抜き入口43と、を有し、それぞれの入口41〜43から流入してきた玉を支持板部37に形成される排出口44に取り込み、前面枠3の裏面下部に止着される図示しない接続樋の誘導樋部を介して下皿7に誘導するものである。
【0018】
発射レール39は、上皿6から供給された打玉であって図示しない玉送り部材から1個ずつ供給される打玉をその下流端の発射位置に載置し、打球発射装置24の図示しない打球槌によって打ち出された打玉を遊技盤16の誘導レールに導くものである。なお、支持板部37の段部を構成する底面であって発射レール39の下流側の対応する部位には、上記した打球槌が臨む打球槌用開口45が形成されている。また、発射レール39の上流端と遊技盤16の誘導レールの下流端との間には前記ファール玉口42が配置され、遊技領域22に到達することなく誘導レールを逆走した打玉がファール玉口42を介して誘導ボックス部材38に導かれるようになっている。なお、誘導ボックス部材38の上辺一側には、三角形状の発射玉誘導板46が突設され、遊技盤16の誘導レール下流端を走行する打玉が複層ガラス板10に衝突しないように案内している。
【0019】
前面枠3の前面開閉枠対応板部3aの正面構造は、概ね上記した通りであるが、下皿対応板部3bにおいては、そのほぼ中央に余剰玉排出口47が開設され、軸支側に灰皿用凹部48が形成され、開放側に配線通し穴49が形成されている。余剰玉排出口47は、下皿7に余剰の賞球を払い出すための開口であり、灰皿用凹部48は、灰皿8の回動動作が行えるようにするためのものであり、配線通し穴49は、操作ハンドル9の内部に設けられる各種スイッチ類の配線を前面枠3の裏側に通すための開口である。
【0020】
次に、本実施形態の要部をなす外レール30、内レール31、及び発射レール39について、図3及び図4(A)(B)を参照して説明する。外レール30、内レール31、及び発射レール39は、それぞれ導電性部材(実施形態中では、金属)からなり、外レール30と発射レール39との間には、各レール30・39を相互間で接続する導電性を有する金属接続片50が設けられ、外レール30と内レール31との間には、各レール30・31を相互間で接続する導電性を有する金属接続片51が設けられている。具体的に、外レール30は、図3に示すように、ほぼC字状をなし、その下端部分は、前記発射玉誘導板46の配置位置まで延びると共に、逆くの字状に折曲されて当接面部30aとして形成されている。この当接面部30aは、図4(A)に示すように、遊技盤16と前面枠3の支持板部37との境界部分に配され、金属接続片50の上部当接面部50aと当接される。金属接続片50は、上下方向に延びる基部50cと、該基部50cの上端から左側に90°強の角度で折曲される上部当接面部50aと、基部50cの下端から右側に延設される下部当接面部50bと、から構成されている。そして、金属接続片50の下部当接面部50bが発射レール39の左端部分とビス52で共締めされることで、外レール30と発射レール39とが金属接続片50を介して接続される。
【0021】
なお、外レール30の当接面部30aは、遊技盤16を前面枠3に取り付けた状態で水平方向に延びて配される。このため、金属接続片50の基部50cを垂直方向に沿って取り付けることで、基部50cから90°強の角度で折曲される上部当接面部50aが確実に当接面部30aと当接するようになっている。但し、金属接続片50は、遊技盤16を前面枠3に取り付ける前の段階で、予め前面枠3に取り付けられるようになっている。このため、外レール30の当接面部30aと金属接続片50の上部当接面部50aとは、遊技盤16を前面枠3に取り付ける作業を行うことでこれと同時に当接されるようになっている。
【0022】
一方、外レール30の右側端部分は、前述したように内レール31の右上端部分との繋ぎ部分が装飾部材33によって被覆されるものであるが、その被覆部分には、図4(B)に示すように、各レール30・31を相互間で接続する金属接続片51が設けられる。金属接続片51は、金属片が断面コの字状に折曲されたものであり、その左右の折曲部分が各レール30・31との当接面部51a・51bとなる。そして、各レール30・31が対向する部分に金属接続片51が介在されることで、外レール30と当接面部51aとが当接される一方、内レール31と当接面部51bとが当接され、これによって外レール30と内レール31とが金属接続片51を介して接続される。なお、外レール30と内レール31とは、それぞれ遊技盤16面上で垂直に立設される。これに対して、金属接続片51の当接面部51a・51bは、多少外側に傾いたハの字状に折曲形成される。このため、各レール30・31間に金属接続片51を介在させることで、ハの字状に折曲された当接面部51a・51bが確実に各レール30・31と当接するようになっている。また、このような外レール30と内レール31との接続状態において、装飾部材33は、その後面側(遊技盤16面側)に形成された収容凹部33a内に各レール30・31及び金属接続片51を嵌合状態で収容固定する。これにより、金属接続片51を介した各レール30・31間の接続部分が強固に固定でき、然もその接続部分を外部から保護できる。
【0023】
しかして、上記した外レール30、内レール31、及び発射レール39は、各金属接続片50・51を介して相互に接続されて電気的に導通した状態、言いかえれば同電位状態となる。また、発射レール39の右側端部には、図3に示すように、アース線60が接続されており、これによって各レール30・31・39がアース(接地)される。但し、このようなアース線60は、必ずしも設ける必要はない。また、内レール31の左上端部分に取り付けられるバック玉防止部材32は、導電性を有する部材(実施形態中では、金属)からなると共にその先端部分が外レール30と接して設けられ、これによっても外レール30と内レール31との電気的な導通が行われるようになっている。
【0024】
以上のように、本実施形態の構成によれば、遊技盤16に形成された遊技領域22に遊技玉を発射するための発射レール39と、該発射レール39から発射された遊技玉を前記遊技領域22へ誘導するための外レール30と、該外レール30と共に前記遊技領域22を形成する内レール31と、を備えた弾球遊技機1において、前記発射レール39と前記外レール30を導電性を有する発射レール導電部材としての金属接続片50で電気的に接続したことを特徴とする。このように構成することにより、発射レール39と誘導レール(外レール30)を同電位にすることができるので、遊技玉が発射レール39から外レール30に移る際のノイズ発生を防止することができ、ひいてはノイズ発生に伴う制御回路基板(遊技制御基板など)の誤動作を防止することができる。なお、実施形態中では、発射レールと外レールを直接的に接続する構成としているが、これに限らず、発射レールと内レールを直接的に接続するようにしてもよい。即ち、外レールと内レールのうち少なくとも一方に発射レールを電気的に接続したものであればよい。また、発射レール導電部材を発射レールあるいは誘導レール(外レール又は内レール)と一体的に設けた構成としてもよい。
【0025】
また、前記遊技盤16を収容固定する前面枠3を備え、前記遊技盤16を前記前面枠3に取り付けることで、前記金属接続片50が前記外レール30と電気的に接続されることを特徴とする。このように構成することにより、発射レール39と外レール30との電気的な接続作業が容易になる。また、上記したように発射レールと内レールを直接的に接続する構成とした場合には、遊技盤を前面枠に取り付けることで、発射レール導電部材が内レールと電気的に接続されるようにしてもよい。
【0026】
また、前記外レール30と前記内レール31とを導電性を有する内外レール導電部材としての金属接続片51で電気的に接続したことを特徴とする。このように構成することにより、外レール30と内レール31を同電位にすることができるので、遊技玉が外レール30から内レール31に移る際でもノイズの発生を防止することができる。なお、内外レール導電部材を外レールあるいは内レールと一体的に設けた構成としてもよい。また、金属製のアウト口飾りで内レール、外レール、及び発射レールをそれぞれ導通させるようにする等して、発射レール導電部材と内外レール導電部材を1つの導電部材で構成してもよい。
【0027】
また、前記遊技盤16に取り付けられる装飾部材33を備え、該装飾部材33で前記金属接続片51を収容して固定したことを特徴とする。このように構成することにより、金属接続片51を介した外レール30と内レール31との間の接続部分が強固に固定でき、然もその接続部分を外部から保護できる。
【0028】
次に、外レール30と内レール31との接続構成における変形例を図5を参照して説明する。変形例の構成では、図5に示すように、外レール30と内レール31とを電気的に接続する前記内外レール導電部材を、遊技盤16に設けられる導電シート部材72で構成している。この導電シート部材72は、メッキされた合成樹脂のフィルムシートからなり、遊技盤16と化粧板16aの間に介在された状態で遊技盤16の全面に敷設されている。導電シート部材72の取付方法は、化粧板16aを遊技盤16の表面に取り付ける方法と同様に接着によって行われる。しかして、遊技盤16の表面には、下から順に導電シート部材72と化粧板16aが積層された状態で設けられる。そして、外レール30と内レール31を各取付ピン70・71によって遊技盤16面上に植立する。これにより、外レール30と内レール31は、導電シート部材72を介して電気的に接続される。即ち、前記内外レール導電部材を、遊技盤16に設けられる導電シート部材72で構成したことを特徴とする。このように構成することにより、外レール30と内レール31を遊技盤16に取り付けるだけで簡単に外レール30と内レール31の電気的接続が行える。
【0029】
また、上記した変形例の構成によれば、遊技盤16面上に植立される各誘導釘も導電シート部材72を介して外レール30及び内レール31と電気的に接続される。このため、誘導釘を誘導レール(外レール30、内レール31)乃至発射レール39と同電位に設定することができる。なお、導電シート部材の形状や材質は、特に限定せず、金属メッシュの織物シート(布)などの導電性を有するシート部材であってもよい。また、変形例では、導電シート部材を化粧板と別体に設けているが、化粧板(主にセルロイドなどの合成樹脂などを用いる)に導電加工を施して導電性を持たせることで、化粧板に導電シート部材の機能を持たせるようにしてもよい。さらには、内外レール導電部材及び発射レール導電部材を接続線で構成してもよい。この場合、接続線の両端における接続部分としては、ビス止め用の金具を一体的に設けてもよいし、あるいはコネクタを設けるようにしてもよい。但し、コネクタを設けた場合には、誘導レール(外レール、内レール)乃至発射レール側にも接続用のコネクタを設ける必要がある。さらには、内外レール導電部材及び発射レール導電部材は、金属製のものに限定せず、導電性を有する合成樹脂などでもよい。即ち、内外レール導電部材及び発射レール導電部材は、導電性を有するものであればいずれの構成であってもよい。また、打球発射装置の打球槌を、発射レール乃至誘導レール(外レール、内レール)と電気的に接続するようにしてもよい。また、打球発射装置の構成については特に限定しない。例えば、駆動源はモータに限定せず、ソレノイドで構成したり、あるいは磁気力で誘導するリニア式のように直接的に玉を弾発せずに玉を発射するものであってもよい。
【0030】
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、請求項1の発明においては、遊技盤に形成された遊技領域に遊技玉を発射するための発射レールと、該発射レールから発射された遊技玉を前記遊技領域へ誘導するための外レールと、該外レールと共に前記遊技領域を形成する内レールと、を備えた弾球遊技機において、前記発射レールと前記外レール、又は前記発射レールと前記内レールを導電性を有する発射レール導電部材で電気的に接続したことを特徴とする。このように構成することにより、発射レールと誘導レール(外レール又は内レール)を同電位にすることができるので、遊技玉が発射レールから誘導レールに移る際のノイズ発生を防止することができ、ひいてはノイズ発生に伴う制御回路基板の誤動作を防止することができる。
【0031】
また、請求項2の発明においては、前記遊技盤を収容固定する前面枠を備え、前記遊技盤を前記前面枠に取り付けることで、前記発射レール導電部材が前記外レールもしくは前記内レールと電気的に接続されることを特徴とする。このように構成することにより、発射レールと誘導レール(外レール又は内レール)との電気的な接続作業が容易になる。
【0032】
また、請求項3の発明においては、前記外レールと前記内レールとを導電性を有する内外レール導電部材で電気的に接続したことを特徴とする。このように構成することにより、外レールと内レールを同電位にすることができるので、遊技玉が外レールから内レールに移る際でもノイズの発生を防止することができる。
【0033】
また、請求項4の発明においては、前記内外レール導電部材を、前記遊技盤に設けられる導電シート部材で構成したことを特徴とする。このように構成することにより、外レールと内レールを遊技盤に取り付けるだけで簡単に外レールと内レールの電気的接続が行える。
【0034】
また、請求項5の発明においては、前記遊技盤に取り付けられる装飾部材を備え、該装飾部材で前記内外レール導電部材を収容して固定したことを特徴とする。このように構成することにより、内外レール導電部材を介した外レールと内レールとの間の接続部分が強固に固定でき、然もその接続部分を外部から保護できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る弾球遊技機の正面図である。
【図2】弾球遊技機の背面図である。
【図3】前面枠の正面図である。
【図4】同図(A)は外レールの当接面部と金属接続片の上部当接面部との当接状態を示す縦断面図であり、同図(B)は金属接続片を介した外レールと内レールとの接続状態を示す縦断面図である。
【図5】変形例における外レールと内レールとの接続状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 弾球遊技機
2 外枠
3 前面枠
4 前面開閉枠
6 上皿
16 遊技盤
16a 化粧板
22 遊技領域
24 打球発射装置
26 賞球払出装置
28 遊技制御基板ボックス
30 外レール
30a 当接面部
31 内レール
33 装飾部材
33a 収容凹部
39 発射レール
40 機構板
50 金属接続片(発射レール導電部材)
50a 上部当接面部
50b 下部当接面部
51 金属接続片(内外レール導電部材)
51a・51b 当接面部
60 アース線
72 導電シート部材

Claims (5)

  1. 遊技盤に形成された遊技領域に遊技玉を発射するための発射レールと、該発射レールから発射された遊技玉を前記遊技領域へ誘導するための外レールと、該外レールと共に前記遊技領域を形成する内レールと、を備えた弾球遊技機において、
    前記発射レールと前記外レール、又は前記発射レールと前記内レールを導電性を有する発射レール導電部材で電気的に接続したことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記遊技盤を収容固定する前面枠を備え、前記遊技盤を前記前面枠に取り付けることで、前記発射レール導電部材が前記外レールもしくは前記内レールと電気的に接続されることを特徴とする請求項1記載の弾球遊技機。
  3. 前記外レールと前記内レールとを導電性を有する内外レール導電部材で電気的に接続したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記内外レール導電部材を、前記遊技盤に設けられる導電シート部材で構成したことを特徴とする請求項3記載の弾球遊技機。
  5. 前記遊技盤に取り付けられる装飾部材を備え、該装飾部材で前記内外レール導電部材を収容して固定したことを特徴とする請求項3又は請求項4記載の弾球遊技機。
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