JPH08257207A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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Publication number
JPH08257207A
JPH08257207A JP9174195A JP9174195A JPH08257207A JP H08257207 A JPH08257207 A JP H08257207A JP 9174195 A JP9174195 A JP 9174195A JP 9174195 A JP9174195 A JP 9174195A JP H08257207 A JPH08257207 A JP H08257207A
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JP
Japan
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printed wiring
ball
board
game
wiring board
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9174195A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08257207A publication Critical patent/JPH08257207A/ja
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  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Insulated Metal Substrates For Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成によって基本的な特定を十分具備
したプリント配線基板を備えた遊技機を提供する。 【構成】 プリント配線基板を、金属ベース板129上
に絶縁層130,132及び導電層131等のプリント
配線処理を施した金属ベースプリント配線基板121と
した。 【効果】 放熱特性、磁気シールド特性、強度、機械加
工性を向上せしめることができ、それによって、プリン
ト配線基板のコストを低減することが可能であるばかり
でなく、プリント配線基板が使用される部品のコストを
も低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも各種の電気
部品が実装されるプリント配線基板を具備する遊技機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】遊技機、例えば、パチンコ玉を弾発して
遊技する弾球遊技機においては、従来から多数のプリン
ト配線基板が使用されている。例えば、遊技動作を制御
する遊技制御回路基板、LEDやランプ等の発光部材が
実装されたプリント配線基板、あるいは各種の配線を中
継するためのコネクタ端子が実装されている中継端子基
板等が具備されている。そして、これらの多くは、紙フ
ェノールやガラスエポキシ等の有機樹脂系配線板又は無
機系配線板をプリント配線のベース材として使用してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、弾球遊技機
が使用される箇所は、パチンコ遊技場の島台と言われる
多数の遊技機を配向列設した位置であるため、高温度や
電磁ノイズの雰囲気に晒される環境であり、このため、
従来の有機樹脂系配線板又は無機系配線板等のベース材
では、放熱特性や磁気シールド特性が十分ではないの
で、それらの特性を発揮せしめるために、他の部品をプ
リント配線基板に実装又は補助的に装備したり、あるい
はプリント配線基板に特別処理を施したりしていた。ま
た、強度や機械加工性も十分でなかった。このため、プ
リント配線基板のコストが高くなるばかりでなく、プリ
ント配線基板が設けられる部品自体も補強等が必要とな
るので大型化しコストの高いものであった。本発明は、
上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とすると
ころは、簡単な構成によって基本的な特定を十分具備し
たプリント配線基板を備えた遊技機を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、少なくとも各種の電気部品
が実装されるプリント配線基板を具備する遊技機におい
て、前記プリント配線基板として金属ベース板上にプリ
ント配線処理を施した金属ベースプリント配線基板とし
たことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】プリント配線基板として金属ベース板上にプリ
ント配線処理を施した金属ベースプリント配線基板とし
たので、放熱特性、磁気シールド特性、強度、機械加工
性を向上せしめることができ、それによって、プリント
配線基板のコストを低減することが可能であるばかりで
なく、プリント配線基板が使用される部品のコストをも
低減することができる。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。なお、本実施例においては、遊技機とし
て、パチンコ玉を弾発して遊技を行う弾球遊技機を例示
するが、本発明は、弾球遊技機に限らず、スロットマシ
ン等の遊技機にも適用できるものである。しかして、図
1は、実施例に係る弾球遊技機1の正面図であり、図2
は、弾球遊技機1の遊技盤10の正面図であり、図3
は、弾球遊技機1の背面図である。
【0007】弾球遊技機1は、縦長な方形状に枠組み形
成される外枠(図示しない)と、該外枠の一側に開閉自
在に軸支され且つ弾球遊技機1の主要構成部のほぼすべ
てが集約して設けられる前面枠2と、該前面枠2の前面
上部に開閉自在に設けられるガラス板保持枠3とから構
成されている。また、前面枠2に設けられる主要構成部
としては、ガラス板保持枠3、遊技盤10、上皿12、
灰皿18を含む下皿16、操作ハンドル19、機構板7
0、打球発射装置87がある。また、図示の実施例で
は、弾球遊技機1の側方にカードユニット20が付設さ
れている。
【0008】ガラス板保持枠3には、後述する遊技盤1
0の遊技領域25をほぼ透視し得る円形透視窓4が開設
され、該円形透視窓4の裏面からガラス板(図示しな
い)が装着されている。また、ガラス板保持枠3には、
円形透視窓4の外周に沿って、その上部に装飾LED6
が、その左右両側方に装飾蛍光灯5a,5bが設けられ
ている。この装飾LED6や装飾蛍光灯5a,5bは、
遊技状態に応じて点灯又は点滅されるものであり、特別
の遊技状態の発生時や継続時を遊技者に報知すると共に
遊技の雰囲気を盛り上げるものである。また、ガラス板
保持枠3の軸支側上部には、払い出すべく景品玉が不足
したこと(後述する玉切れ検出器77が作動したとき)
を報知する玉切れLED7や、入賞玉の発生に基づいて
所定個数の景品玉が払い出されたことを報知する払出L
ED8が設けられ、更に、ガラス板保持枠3の上部左右
に遊技の進行に応じた効果音を発生するスピーカ9a,
9bが設けられている。上記した構成のうち、装飾LE
D6や玉切れLED7及び払出LED8は、複数のLE
Dがプリント配線基板上に実装されるように構成される
ものであるが、このプリント配線基板を金属ベースプリ
ント配線基板で構成することにより、LEDから発生さ
れる熱の放熱効果を高めることができる。
【0009】次に、ガラス板保持枠3の下部で開閉自在
に取り付けられる上皿12の構成について説明すると、
上皿12は、合成樹脂製の上皿開閉板11の表面に複数
の合成樹脂製部材を組合せた皿部材を固着することによ
り構成されている。上皿開閉板11には、その開放側の
上端に玉抜き操作レバー13が設けられている。この玉
抜き操作レバー13は、左右方向に移動可能に設けら
れ、図示しないスプリングの付勢力に抗して一方向に移
動させることにより、上皿12に貯留されていた玉を上
皿開閉板11の裏面に形成される玉抜き路(図示しな
い)を流下させて下皿16に誘導するものである。ま
た、上皿12には、その内部に圧電ブザー14が内蔵さ
れている。この圧電ブザー14は、遊技玉の貸出異常が
生じたとき(例えば、ピッ、ピッ、ピッという連続
音)、あるいは遊技玉の貸出時(例えば、100円相当
の遊技玉が払い出される毎にピーという音)に、その旨
を報知する報知音が発生されるものである。また、上皿
12には、図示しないが後述するカードユニット20を
操作するための操作部(玉貸スイッチ、返却スイッチ、
残高表示器等)がその上面に設けられている。更に、上
皿開閉板11の開放側上部には、前記ガラス板保持枠3
を前面枠2に対して施錠し且つ前記前面枠2を外枠に対
して施錠する施錠装置を操作するためのシリンダー錠1
5が臨んでいる。
【0010】また、前面枠2の下部に取り付けられる下
皿16は、前記上皿12に貯留しきれない余剰の景品玉
を貯留するものであり、その下皿16の前面壁には、玉
抜き操作レバー17がスライド可能に取付けられるよう
になっている。この玉抜き操作レバー17を操作するこ
とにより、下皿16に貯留されていた景品玉を下方に玉
抜きして持ち運び可能な玉箱に移し替えることができ
る。また、下皿の左側には、灰皿18が設けられ、右側
には、操作ハンドル19が設けられている。操作ハンド
ル19は、後述する打球発射装置87の打球モータ88
の駆動を開始せしめるスイッチを内蔵していると共に、
弾発力を調節するものである。
【0011】弾球遊技機1の正面構造は、概ね上記した
通りであるが、図示の実施例では、弾球遊技機1に玉貸
カードユニット20が隣接されている。この玉貸カード
ユニット20は、前記上皿12の上面に設けられる図示
しない操作部を操作することにより作動されるものであ
る。しかして、玉貸カードユニット20は、使用可能状
態であるか否かを表示する使用可能表示器21と、当該
玉貸カードユニット20がいずれの側の弾球遊技機1に
対応しているか否かを表示する連結台方向表示器22
と、記録媒体としての磁気カードを挿入するカード投入
口23とが設けられている。そして、このように構成さ
れる玉貸カードユニット20は、独自の制御回路によっ
て制御されるものであるが、上皿12に設けられる玉貸
スイッチ、返却スイッチ、及び残高表示器や、後述する
景品玉払出制御基板ボックス83に内蔵される基板とを
接続する必要があるため弾球遊技機1の裏面に設けられ
る機構板70には、カードユニット接続中継基板84
(図3参照)が設けられており、該カードユニット接続
中継基板84に玉貸カードユニット20のコネクタから
延設される配線が接続されている(図3参照)。なお、
玉貸カードユニット20を弾球遊技機1に内蔵しても良
い。
【0012】次に、弾球遊技機1の正面構造のうち、遊
技盤10の正面構造について図2を参照して説明する。
遊技盤10は、前面枠2の裏面側に一体的に形成される
遊技盤収納枠(図示しない)に収納固定されるべく、ほ
ぼ正方形状の合板により形成され、その表面には、円形
うず巻き状に誘導レール24が取り付けられ、該誘導レ
ール24の内側が遊技領域25とされて発射された打玉
が落下するものである。遊技領域25には、図示の場
合、可変表示装置26や可変入賞球装置51が設けられ
ると共に、単に打玉を入賞とする入賞口、打玉の流下方
向,速度を変化せしめる風車又は多数の障害釘が設けら
れ、また、遊技領域25の最下方には、いずれの入賞領
域にも入賞しない打玉が取り込まれるアウト口64が設
けられている。
【0013】より詳細に説明すると、可変表示装置26
は、遊技盤10の表面に取り付けられる取付基板27と
遊技盤10の裏面に取り付けられる複数の回転ドラム1
22A〜122Cを含む可変表示装置駆動部100とか
ら構成される。可変表示装置駆動部100については、
後に詳述するが、ここで、簡単に可変表示装置26の遊
技動作における作用について簡単に説明する。しかし
て、遊技領域25を落下する打玉が可変表示装置26の
下方に配置される電動役物始動口48に入賞して始動入
賞玉検出器50をONせしめると、回転ドラム122A
〜122Cが変動を開始し、所定時間(例えば、5秒)
が経過すると左、右、中の順で停止し、その停止時に表
示される回転ドラム122A〜122Cの外周に描かれ
ている図柄の組合せが予め定められた大当り図柄の組合
せと一致したときに大当り遊技状態となって次に説明す
る可変入賞球装置51の開閉板53を一定時間(例え
ば、25秒〜29秒)が経過するまで、あるいはその一
定時間が経過する前に所定個数(例えば、10個)の入
賞玉が開放する開放サイクルを後述する特定玉検出器5
5がONすることを条件として所定回数(例えば、16
回)繰り返すようになっている。
【0014】なお、可変表示装置26の取付基板27に
は、上記した回転ドラム122A〜122Cを透視し得
る表示窓28a〜28cが形成され、その表示窓28の
上部に上部障害突起31が突設され、該上部障害突起3
1のほぼ中央に入賞口30が形成されている。入賞口3
0の下方の上部障害突起31には、サービス図柄表示器
32が埋設され、前記大当り遊技状態が発生したときに
変動を開始して表示結果を導出し、その導出結果が遊技
場において予め定めた図柄と一致したときに、遊技場の
用意したサービス(例えば、大当り遊技状態において獲
得した多量の景品玉でそのまま遊技を継続できるサービ
ス等)の提供を受けることができるような場合に使用す
る。もちろん、このようなサービスの提供に使用しない
場合には、単なる飾り表示器である。また、上部障害突
起31には、サービス図柄表示器32の左右に飾りラン
プ33が内蔵されると共に、飾りLED34,35,3
6,37も内蔵されている。一方、取付基板27の下方
には、そのほぼ中央に回転ドラム122A〜122Cを
回転せしめる権利を留保した旨を報知する始動記憶表示
器29が設けられていると共に、下部左右に下部誘導突
起38が突設されている。この下部誘導突起38は、可
変表示装置26の左右側方から落下する打玉を受け止め
て取付基板27のほぼ中央部分から下方の電動役物始動
口48に向けて落下せしめるもので、打玉を電動役物始
動口48に入賞し易くしている。また、下部誘導突起3
8内にも飾りランプ39が内蔵されている。
【0015】次に可変入賞球装置51について説明する
が、可変入賞球装置51を説明する前に、遊技領域25
に設けられる他の構成部材について説明する。まず、上
記した可変表示装置26は、遊技領域25のほぼ中央に
配置され、可変入賞球装置51は、遊技領域25の下部
であって前記アウト口64の上方に配置される。そし
て、可変表示装置26と可変入賞球装置51との間に
は、前記電動役物始動口48が配置され、可変表示装置
26の左右上方にランプ41を内蔵する風車40が配置
され、更に、可変表示装置26の左右上部に通過口4
2,46が配置されている。一方の通過口42には、打
玉の通過を検出する通過玉検出器43が内蔵されると共
に、普通図柄表示器44、通過記憶表示器45も内蔵さ
れている。しかして、打玉が通過玉検出器43によって
検出されたときには、普通図柄表示器44の表示結果が
所定時間後に導出され、その表示結果が予め定めた当り
図柄と一致したときには、電動役物始動口48のソレノ
イド49を所定時間ONして打玉を電動役物始動口48
に入賞し易くしている。なお、通過記憶表示器45は、
普通図柄表示器44の表示結果を導出する権利を留保し
ていることを報知するものである。他方の通過口46に
は、単に装飾効果を発揮する飾りLED47が設けられ
ている。また、誘導レール24の先端であって遊技領域
25への入口部分には、一旦遊技領域25に到達した打
玉を誘導レール24内に逆流しないようにするための逆
流防止装置63が設けられている。
【0016】本実施例における可変入賞球装置51は、
その主要部分は、従来の可変入賞球装置とあまり変わら
ないが、全体の印象が大きく異なる形状を有している。
即ち、可変入賞球装置51は、円形状の遊技領域25の
下半分の形状に対応するように円弧状の飾り板62を有
し、該飾り板62のほぼ中央に長方形状の入賞領域52
が形成され、該入賞領域52を長方形状の開閉板53が
開閉している。開閉板53は、ソレノイド54によって
開閉駆動されるが、具体的な動作は、前記した大当り遊
技状態における動作である。このため、開閉板53内の
入賞領域は、明瞭に図示しないが、2つに区分され、一
方の区分に打玉が入賞したときには、特定玉検出器55
によって検出されて前記開放サイクルの継続を保証する
こととなり、他方の区分に打玉が入賞したときには、入
賞玉検出器56によって検出されて開放サイクルにおけ
る開閉板53の開放長さを規制することとなる。また、
開閉板53の下方には、突出障害部材が突設されている
が、この突出障害部材の前面には、大当り遊技状態にお
ける開放サイクルの回数を表示する回数表示器57と、
1回の開放サイクルにおける開閉板53内への入賞玉数
を表示する入賞個数表示器58とが臨むようになってい
る。なお、入賞領域52を開閉する部材として図示のよ
うな1枚の板からなる開閉板53だけでなく、一対の羽
根状の開閉部材であっても良い。
【0017】上記した構成だけからなる可変入賞球装置
は、従来から数多く知られているが、本実施例において
は、上記した構成に加えて飾り板62の左右に円弧状に
延設された部分には、複数の飾りLED59,60、及
びアタッカーランプ61が設けられている。このため、
飾りLED59,60及びアタッカーランプ61が点灯
又は点滅作動されたときには、開閉板53の両端部から
円弧状の上端、即ち、誘導レール24の下半分に沿った
状態で光学的な装飾効果を高めることができる。このよ
うな遊技領域25の下方であって誘導レール24に沿っ
た飾り板62による装飾及び飾りLED59,60及び
アタッカーランプ61による光学的装飾は、従来におい
て全くなく、遊技者に与える印象度は、大幅に異なるも
のである。
【0018】一方、遊技盤10の裏面には、図3に示す
ように、前記可変表示装置26の後面構造物である可変
表示装置駆動部100のドラム収納ボックス101が遊
技盤10の裏面に直接的に止着され、該ドラム収納ボッ
クス101の周囲を囲むように入賞玉集合カバー体(符
号なし)が取付けられている。入賞玉集合カバー体は、
各種の入賞口や入賞球装置に入賞した入賞玉を所定の流
路にしたがって誘導する誘導径路が形成されるものであ
る。また、入賞玉集合カバー体の裏面には、遊技盤10
に配置される入賞口や入賞球装置等に付設されるスイッ
チや装飾用発光源の電装部品の配線が接続される第1中
継基板72と第2中継基板73(これらを1つの中継基
板にまとめたものでも良い)とが取付けられている。第
1中継基板72と第2中継基板73は、遊技盤10に設
けられる各種の電装部品と後述する遊技制御回路基板ボ
ックス82に収納される遊技制御回路基板(図示しない
が、その回路ブロック図は、図4に示す)とを中継する
ために設けられるものである。なお、上記したドラム収
納ボックス101及び中継基板72,73は、次に詳述
する機構板70のほぼ中央に開設される窓開口71から
外側に突出あるいは視認し得るようになっている。
【0019】次に、弾球遊技機1の裏面に開閉自在に設
けられる機構板70の構成について図3を参照して説明
する。機構板70は、前記遊技盤10の裏面を覆うよう
に設けられるが、遊技盤10の後面に取り付けられる図
示しない入賞玉集合カバー体と対応する部分に方形状の
窓開口71が形成され、機構板70が閉じられたとき
に、前述したように、遊技盤10に設けられる可変表示
装置26の後方突出部を覆うドラム収納ケース101が
後方に貫通し、前記中継基板72,73が後方に臨むよ
うにようになっている。また、機構板70の前面側に
は、主として前記入賞玉集合カバー体に形成された誘導
径路に沿って流下した入賞玉を集合せしめる入賞玉集合
樋(図示しない)が形成されるが、機構板70の後面側
には、その最上部に景品玉として供される多量の玉を貯
留する景品玉タンク74が取着され、該景品玉タンク7
4の下方に景品玉タンク74から流出する玉を複数列
(例えば、2列)に整列しながら流下せしめる景品玉誘
導レール75が傾斜状に設けられ、該景品玉誘導レール
75の末端に前記窓開口71の側方に配置され且つ前記
景品玉誘導レール75からの整列された玉を受け入れて
入賞玉信号に基づいて所定個数の景品玉を払い出す景品
玉払出装置76が接続されている。なお、景品玉誘導レ
ール75の上流側には、玉切れ検出器77が設けられ、
該玉切れ検出器77がONしたときに前記玉切れLED
7が点灯するようになっている。
【0020】前記景品玉払出装置76から払い出された
景品玉は、景品玉払出通路を介して前記上皿12又は下
皿16に導かれる。なお、前記景品玉払出装置76は、
前記入賞玉集合樋に集められた入賞玉を1個ずつ処理す
る入賞玉処理装置(図示しない)に含まれる入賞玉検出
器79が入賞玉を検出することにより駆動されるもので
ある。また、この入賞玉検出器79がONすると前記払
出LED8が所定時間点灯されるものである。更に、前
記下皿16の上流側の払出通路の一側には、満タンスイ
ッチ78が設けられ、該満タンスイッチ78がONする
と、打球発射装置87の打球モータ88の駆動が停止さ
れるようになっている。
【0021】機構板70の概の構成は、上記した通りで
あるが、図示の実施例では、機構板70の裏面上部にタ
ーミナルボックス80が設けられ、更に、窓開口71の
下部に遊技制御基板ボックス82が着脱自在に取付けら
れ、前記景品玉払出装置76の下部表面にカードユニッ
ト接続中継基板84が取り付けられ、前記遊技制御基板
ボックス82の下方に景品玉払出制御基板ボックス83
が取り付けられている。
【0022】ターミナルボックス80は、弾球遊技機1
に電源を供給する電源線や弾球遊技機1と遊技場の管理
コンピュータ(図示しない)との情報信号をやり取りす
るための情報出力端子81等が設けられる基板が収納さ
れるものであり、遊技制御基板ボックス82は、遊技盤
10に設けられる可変表示装置26や可変入賞球装置5
1等の動作を制御するための遊技制御回路基板が収納さ
れるものである。このため、遊技制御基板ボックス82
には、前記入賞玉集合カバー体の裏面に取り付けられる
前記第1中継基板72や第2中継基板73からの配線
や、可変表示装置26からの配線が接続されるようにな
っている。なお、機構板70を開閉する際には、これら
の配線の接続を取り外すことが必要となる。また、カー
ドユニット接続中継基板84は、前記玉貸玉貸カードユ
ニット20と前記上皿12に設けられる操作具や景品玉
払出制御基板ボックス83に収納される払出制御回路基
板とを中継するものであり、景品玉払出制御基板ボック
ス83内の払出制御回路基板は、入賞信号又は貸出信号
を受けて前記景品玉払出装置76を制御して景品玉又は
遊技玉を払い出すものである。
【0023】前面枠2のその他の裏面構成としては、図
3に示すように、前面枠2の裏面下部一側に打球発射装
置87が取付けられている。この打球発射装置87は、
打玉を弾発する打球杆89と、該打球杆89に往復回動
動作を付与する打球モータ88と、から構成されてお
り、前記操作ハンドル19と関連づけられている。ま
た、打球発射装置87の設置位置と反対側には、ガラス
板保持枠3に設けられる電装部品(装飾蛍光灯5a,5
bや装飾LED6等)の動作を制御し且つスピーカ9
a,9bの音量を段階的に調整する音量調整スイッチを
含む装飾制御基板85及び装飾蛍光灯5a,5bで使用
される高電圧電流に変圧する変圧器86が取付けられて
いる。そして、この装飾制御基板85とガラス板保持枠
3に設けられる電装部品とを接続する配線が乱雑になら
ないように前面枠2の軸支側裏面一側には、配線処理部
材が設けられている。この配線処理部材は、前面枠2と
一体的に成形しても良いし、あるいは別体の処理部材を
止着しても良い。また、配線処理部材の形状は、配線を
まとめることができるものであればどのような形状,構
造のものであっても良い。
【0024】上記したように弾球遊技機1の裏面及び機
構板70には、ターミナルボックス80、遊技制御基板
ボックス82、景品玉払出制御基板ボックス83にそれ
ぞれ収納される制御基板、及びカードユニット接続中継
基板84、装飾制御基板85等のように多数のプリント
配線基板からなる基板が設けられているが、これらの基
板を金属ベースプリント配線基板で構成することによ
り、機械的強度、電磁シールド性、及び放熱効果を高め
ることができる。
【0025】ところで、上記した各種基板のうち、遊技
制御基板ボックス82内に収納される遊技制御回路基板
に形成される遊技制御回路は、ブロック図で示すと図4
のようになる。この遊技制御回路は、ターミナルボック
ス80及び景品玉払出制御基板ボックス83内に収納さ
れる基板や装飾制御基板85と電気的に接続されて各種
の信号をやり取りしているが、可変表示装置駆動部10
0に設けられる後述する回転ドラム制御基板165(金
属ベースプリント配線基板によって構成されている)と
も接続されて各種の信号をやり取りしている。図5は、
その回転ドラム制御基板165に形成される制御回路の
ブロック図であるが、以下、図4及び図5を参照して、
遊技制御回路と回転ドラム制御回路について簡単に説明
する。
【0026】図4において、遊技制御回路は、MPU、
ROM、RAM、入出力回路を含むメインの基本回路9
0によって制御される。また、可変表示装置26の可変
表示装置駆動部100は、図5に示すように、基本回路
90によって制御されるサブの基本回路175によって
制御される。しかして、アドレスデコード回路91から
メイン基本回路90にチップセレクト信号が与えられ
る。また、電源投入時に初期リセット回路92からメイ
ン基本回路90にリセット信号が与えられ、所定時間毎
にクロック用リセットパルス発生回路93からメイン基
本回路90に定期リセット信号が与えられる。更に、メ
イン基本回路90には、スイッチ入力回路98を介して
通過玉検出器43、始動入賞玉検出器50、特定玉検出
器55、及び入賞玉検出器56からの検出信号が入力さ
れる。
【0027】一方、メイン基本回路90からは、以下の
装置及び回路に制御信号が与えられる。即ち、音回路9
5を介してスピーカ9a,9bに音声信号が与えられ、
7セグ・LED・ランプ駆動回路96を介して回数表示
器57、入賞個数表示器58、始動記憶表示器29、普
通図柄表示器44、サービス図柄表示器32、飾りLE
D34〜37,59,60、及び通過記憶表示器45に
表示制御信号が与えられ、また、ランプ・ソレノイド・
情報出力回路97を介して装飾蛍光灯5a,5b、装飾
LED6の動作を制御する装飾制御基板85にランプ制
御データを導出し、ソレノイド49,54、風車ランプ
41、飾りランプ33,39、及びアタッカーランプ6
1が駆動され、大当り情報、有効始動情報、及び高確率
情報が外部に導出される。
【0028】また、前記した可変表示装置26の可変表
示装置駆動部100は、専用のサブ基本回路175によ
って制御されるが、このサブ基本回路175にメイン基
本回路90から制御信号が与えられる。しかして、サブ
基本回路175からは、ドラムランプ回路178を介し
て後述するドラムランプ151に駆動信号が与えられ、
モータドライブ回路176を介して後述するドラムモー
タ135に駆動信号が与えられ、ドラムモータ135に
内蔵される後述するドラムセンサ139からは、センサ
入力回路177を介してサブ基本回路175に入力信号
が送られる。なお、上記したドラムランプ151及びド
ラムモータ135を除く装置や回路には、遊技制御基板
に設けられる電源回路94から各種の電圧を有する電力
が供給され、ドラムランプ151及びドラムモータ13
5には、回転ドラム制御基板165に設けられる電源回
路179から所定の電圧を有する電力が供給されてい
る。
【0029】次に、本実施例の要部を構成する金属ベー
スプリント配線基板が適用される遊技装置の代表的な例
である可変表示装置26の可変表示装置駆動部100の
構成について図6乃至図11を参照して説明する。本実
施例における可変表示装置26は、前述した遊技盤10
の表面に取り付けられる取付基板27と、遊技盤10の
裏面に取り付けられる回転ドラムユニット120を含む
可変表示装置駆動部100とに分けられる。遊技盤10
の表面に取り付けられる取付基板27の構成について
は、既に説明したので、可変表示装置駆動部100の構
成について以下詳細に説明する。可変表示装置駆動部1
00は、図6に示すように、ドラム収納ケース101と
回転ドラムユニット120A〜120Cとから構成され
る。そこで、まず、ドラム収納ケース101について図
6及び図7を参照して説明する。図6は、可変表示装置
駆動部100の正面から見た分解斜視図であり、図7
は、可変表示装置駆動部100の断面図である。
【0030】図において、回転ドラムユニット120を
収納するドラム収納ケース101は、前方が開放した箱
状に形成され、その前方の開口から3つの回転ドラムユ
ニット120A〜120Cを挿入支持することができる
ようになっている。具体的には、ドラム収納ケース10
1の上下には、各回転ドラムユニット120A〜120
Cに対応するように複数の係合溝105が形成され、回
転ドラムユニット120A〜120Cの後述するプリン
ト配線取付基板121A〜121Cの前端上下に形成さ
れる係合突部123が係合するようになっている。ま
た、ドラム収納ケース101の開口上下には、取付片1
03及び係合片104が設けられている。取付片103
及び係合片104は、ドラム収納ケース101の上部か
ら後方及び底面に沿ってあてがわれる金属性の取付バン
ド102の各先端を曲折して形成され、前記遊技盤10
の裏面に止着される額縁状の取着板(図示しない)に装
着して可変表示装置駆動部100全体を遊技盤10に取
り付けるものである。
【0031】また、ドラム収納ケース101の後部上方
は、回転ドラムユニット120A〜120Cの回転ドラ
ム122A〜122Cの形状に沿った円弧状の湾曲部と
なっており、この湾曲部にドラム収納ケース101の内
部で発生する熱を放熱する冷却口が形成されている。ま
た、ドラム収納ケース101の底面には、各回転ドラム
ユニット120に対応する接続用開口112が開設さ
れ、この接続用開口112を介してプリント配線取付基
板121A〜121Cの後述する接続突片部127と回
転ドラム制御基板165に設けられるコネクタ167と
が接続されるようになっている。更に、ドラム収納ケー
ス101の後面には、回転ドラムユニット120A〜1
20Cを装着したときにプリント配線取付基板121の
後述する取付部125が臨む係止開口(図示しない)が
形成されている。そして、その図示しない係止開口に臨
んだ取付部125が、図7に示すようにドラム収納ケー
ス101に形成された止着穴109にビス111で止着
固定される放熱板110と共に螺着されることにより、
回転ドラムユニット120A〜120Cをドラム収納ケ
ース101に移動できないように固定されるものであ
る。放熱板110は、薄い金属板で構成されるもので、
この放熱板110が上記したように同じく金属板で構成
されるプリント配線取付基板121に接触接続している
ので、プリント配線取付基板121に蓄積された熱が放
熱板110に伝導されて外部に放出されるものである。
なお、本実施例においては、ドラム収納ケース101の
後部上方を湾曲部55とすることで、少しでもドラム装
置収容体63の容積を減少させることができ、このた
め、パチンコ遊技機をパチンコ島に設置した際にパチン
コ島の内部に設けられる各種の装置(例えば、玉貸機へ
玉を供給するパイプや電源配線等)の邪魔になることを
避けることができる。
【0032】更に、ドラム収納ケース101の下面裏側
には、回転ドラム制御基板165をビスで取り付けるた
めの取付ボス106が突設されている。そして、この取
付ボス106に回転ドラム制御基板165を取り付けた
状態で、その回転ドラム制御基板165を保護するため
の回転ドラム制御基板ボックス160がドラム収納ケー
ス101に着脱自在に取り付けられる。このため、ドラ
ム収納ケース101には、底面前方には、係合穴108
が形成され、後面下端には、取付穴107が形成されて
いる。なお、回転ドラム制御基板165及び回転ドラム
制御基板ボックス160については、後に詳述する。
【0033】次に、上記したドラム収納ケース101に
収納される回転ドラムユニット120A〜120Cにつ
いて、図6乃至図9を参照して説明する。図6及び図7
は、前述した通りであり、図8は、プリント配線取付基
板121の側面図であり、図9は、回転ドラムユニット
120A〜120Cの断面図及び配線の詳細を示す拡大
断面図である。なお、3つの回転ドラムユニット120
A〜120Cは、その構造がほぼ同じであるため、特に
区別する必要のあるときにだけ、番号の後に英大文字を
付して区別し、区別する必要のないときには、番号だ
け、例えば、回転ドラムユニット120,プリント配線
取付基板121,回転ドラム122のように表示する。
【0034】しかして、回転ドラムユニット120は、
図6に示すように、回転ドラム122と該回転ドラム1
22を回転駆動するステッピングモータが固着されるプ
リント配線取付基板121とから構成される。回転ドラ
ム122は、複数の識別情報(図柄)が形成される筒状
の図柄表示面を有したドラム状に形成され、その図柄表
示面から中心に向かって六角対角線状に形成されるリー
ルフレームの中心の軸支部が後述する回転子140のD
型カット嵌合部143にビス144で固着されるように
なっている。
【0035】上記した回転ドラム122を回転駆動する
ステッピングモータが取り付けられるプリント配線取付
基板121は、全体が後述するように金属ベースプリン
ト配線基板として構成されると共に、各種の機械加工処
理が施されている。即ち、プリント配線取付基板121
の前端上下には、ドラム収納ケース101の前記係合溝
105に係合する係合突部123が突設され、また、上
辺から後部側方にかけてプリント配線取付基板121自
体の剛性をより高める補強凸部124が形成され、後端
下部に取付穴126を有して前記ドラム収納カバー10
1に止着するための取付部125が折曲形成され、ま
た、底辺後部にプリント配線によって形成される導電端
子部が転写される接続突片部127が突設されている。
また、後述するドラムランプ151を収納支持するラン
プカバー153を取り付けるための取付穴128も前方
部に穿設されている。更に、ステッピングモータを構成
する回転子140の軸部を回転自在に軸支する軸受13
7を固着するための軸取付穴136もそのほぼ中央に穿
設されている。また、電気・電子部品を実装するための
微小孔も多数穿設されている。
【0036】上記のようにして各機械処理が施された金
属板(鋼又はアルミニューム等)に対して、プリント配
線処理を施すこととなるが、そのプリント配線処理を施
した金属ベースプリント配線基板121の構造は、図9
(a)に示すように、金属ベース板129の表裏面にエ
ポキシ樹脂等の第1絶縁層130を被覆し、その第1絶
縁層130の表面に導電層131を形成し、更に、その
導電層131を被覆するように第2絶縁層132が被覆
されている。なお、当然のことながら導電層131は、
各電気・電子部品の接続端子部及びそれらの接続端子部
を結ぶ配線パターン部分にだけ形成されている。また、
電気・電子部品を実装するための微小孔には、必要に応
じて絶縁パイプ133が装着されるようになっている。
【0037】上記のように構成されるプリント配線取付
基板121のほぼ中央にステッピングモータを構成する
モータコイル134を内蔵する円筒状のコイルケース1
35が固着される。このコイルケース135は、図示し
ないビスによってプリント配線取付基板121に止着さ
れるが、内部のモータコイル134の端部は、プリント
配線の導電部にハンダ付けされている。また、コイルケ
ース135と軸取付穴136に固着される軸受137と
の間には、センサ感度調整器138、センサ139、及
び各種の電子素子149が実装され、また、コイルケー
ス135の外側にも各種の電子素子149が実装されて
いる。これらの電子素子149は、プリント配線取付基
板121に形成されるプリント導電線によって接続され
ている。また、上記した軸受137には、ステッピング
モータを構成する回転子140の軸部が貫通せしめられ
るが、回転子140と軸受137との間には、スプリン
グワッシャ141及び平ワッシャ142が介装され、軸
受137を貫通してプリント配線取付基板121の裏面
に突出した部分には、図9(b)に示すように、ワッシ
ャ146が介装されてEリング147で止着されてい
る。また、回転子140の周縁内側に前記センサ139
によって検出され得る被検出部145が形成され、更
に、回転子140の先端に前記回転ドラム122を嵌合
するためのD型カット嵌合部143が形成されている。
上記のように回転子140の軸部を軸受137に軸支し
た状態で前方からモータカバー148を貼着し、そのモ
ータカバー148から前方に突出したD型カット嵌合部
143に回転ドラム122を嵌合してビス144を螺着
することにより、回転ドラム122をプリント配線取付
基板121に装着することができる。なお、上記説明か
ら明らかなように、ステッピングモータは、モータコイ
ル134、コイルケース135、回転子140から構成
されるものであり、そのステッピングモータによる回転
位置を検出するためにセンサ139が設けられるもので
ある。
【0038】プリント配線取付基板121の前方には、
複数(3つ)のドラムランプ151が実装されている
が、その実装状態は、図9(a)に示すように、ドラム
ランプ151の足配線152を金属ベース板129を貫
通させて後方に突出させ、その突出した部分をハンダ付
けして裏面の導電層131に接続することにより実装さ
れる。なお、足配線152が金属ベース板129を貫通
する部分には、絶縁パイプ133が貫挿されている。し
かして、上記のように実装されるドラムランプ151
は、ランプカバー153によって覆われるが、そのラン
プカバー153は、各ドラムランプ151を受けるラン
プ受け台156を有し、そのランプ受け台156でドラ
ムランプ151を支持した状態で、その上下に形成され
る取付穴154を前記取付穴128に合致させてビス1
55で止着することにより、ランプカバー153をプリ
ント配線取付基板121に固着している。なお、3つの
ドラムランプ151は、遊技者から視認し得る縦横3個
ずつの識別情報(図柄)を後方から照射してその装飾効
果を高めるようにしている。
【0039】上記したように、ステッピングモータ及び
ドラムランプ151が実装されたプリント配線取付基板
121においては、図8に示すように、ステッピングモ
ータ部分及びドラムランプ151部分から前記接続突片
部127に延びるようにプリント配線150が転写され
ているが、この接続突片部127における導電パターン
が接続端子として形成されているので、接続突片部12
7がコネクタ機能を有していることとなる。したがっ
て、プリント配線取付基板121をドラム収納ケース1
01に装着した状態で接続突片部127が接続開口11
2からケース101の下方に突出した状態となってお
り、その突出した接続突片部127に回転ドラム制御基
板165のコネクタ167を差し込むことにより、簡単
且つ確実に回転ドラム制御基板165とプリント配線取
付基板121とを接続することができる。
【0040】このように、本実施例では、回転ドラムユ
ニット120をプリント配線基板を兼用する金属ベース
のプリント配線取付基板121に集約して構成したの
で、ステッピングモータを構成するモータコイル134
やドラムランプ151から発生する熱をプリント配線取
付基板121の高い放熱特性を介してケース101の外
側に取り付けられる放熱板110に伝達し得、また、電
気的ノイズによる誤動作もプリント配線取付基板121
の磁気シールド効果により防止することができる。更
に、プリント配線取付基板121自体に機械的な構成要
素の一部であるステッピングモータの回転子140を軸
支し得るように簡単に機械加工することができると共
に、十分な強度を得ることもできるので、従来のよう
に、放熱特性や電磁シールド特性、あるいは機械強度の
向上を図るための他の部材を装着する必要がなく、回転
ドラムユニット120自体のコスト、引いては、可変表
示装置26の部品コストを低減することができる。
【0041】また、上記した回転ドラムユニット120
の動作を制御する回転ドラム制御基板165が前述した
ように、ケース101の下方に取り付けられるが、この
構成についても図6,図10,図11を参照して説明す
る。図6は、前述した通りであり、図10は、従来の回
転ドラム制御基板165Aを示す斜視図であり、図11
は、本実施例の回転ドラム制御基板165を示す斜視図
である。まず、図6を参照して、回転ドラム制御基板1
65を保護する回転ドラム制御基板ボックス160につ
いて説明する。回転ドラム制御基板ボックス160は、
上面が開放したボックス状に形成され、その側壁の全周
に亘って放熱穴161が穿設されている。また、回転ド
ラム制御基板165の前方には、ケース101の前記係
合穴108と係合するための係合爪162が突設される
と共に、その後方には、ケース101の前記取付穴10
7に対応する取付穴163が穿設されている。しかし
て、回転ドラム制御基板ボックス160をケース101
に止着するためには、係合爪162を係合穴108に係
合させた後、取付穴163を取付穴107に一致させて
ビス164を螺着することにより行うことができる。
【0042】一方、上記した回転ドラム制御基板ボック
ス160に収納される回転ドラム制御基板165には、
図11に示すように、ケース101の取付ボス106に
止着するための取付穴166が穿設され、その上面側に
各回転ドラムユニット120の前記接続突片部127に
接続される複数のコネクタ167が実装され、その下面
側に前記遊技制御基板ボックス82内に収納される遊技
制御回路基板に接続される外部コネクタ173、MPU
168、トランス169、トランジスタ171等が実装
されている。トランス169の左右には、放熱部材とし
てのヒートシンク170a,170bが設けられ、ま
た、トランジスタ171は、ビス172によって回転ド
ラム制御基板165に止着されている。
【0043】ところで、上記した回転ドラム制御基板1
65は、前記プリント配線取付基板121と同様に、金
属ベースプリント配線基板によって構成されている。こ
のため、図10に示す同じ電子素子(トランスやトラン
ジスタ等)を実装した場合の従来の有機樹脂系プリント
配線基板165Aと比較してみると、従来のプリント配
線基板165Aにおいては、トランス169Aに設けら
れるヒートシンク170A,170Bが大きくなり、且
つ各トランジスタ(パワートランジスタ)171Aにも
大型のヒートシンク174を取り付けなければならない
のに対し、本実施例に係る回転ドラム制御基板165に
は、トランス169にこそヒートシンク170a,17
0bを取り付けるが、その大きさは小さくて良く、ま
た、トランジスタ171には、ヒートシンクを取り付け
なくても良い。これは、本実施例の回転ドラム制御基板
165が金属ベースプリント配線基板によって構成され
ているため、その放熱特性が十分であるため、余分な部
品を取り付ける必要がないからである。このため、回転
ドラム制御基板165のコストを低減することができ、
引いては、可変表示装置26のコストを低減することが
できる。また、回転ドラム制御基板165自体を小型化
することができるので、可変表示装置駆動部100の大
きさも従来に比較して少なくとも底面部の省スペースを
図ることができる。
【0044】以上、実施例に係る弾球遊技機1の構成及
び作用について説明してきたが、本実施例によれば、弾
球遊技機1に具備されるプリント配線基板、例えば、装
飾LED6が設けられるプリント配線基板,中継基板7
2,73,ターミナルボックス80に収納されるターミ
ナル基板,遊技制御基板ボックス82に収納される遊技
制御回路基板,景品玉払出制御基板ボックス83に収納
される払出制御回路基板,カードユニット接続中継基板
84,装飾制御基板85,プリント配線取付基板12
1,及び回転ドラム制御基板165等を金属ベース板1
29上にプリント配線処理を施した金属ベースプリント
配線基板としたので、放熱特性、磁気シールド特性、強
度、機械加工性を向上せしめることができ、それによっ
て、プリント配線基板のコストを低減することが可能で
あるばかりでなく、プリント配線基板が使用される部品
のコストをも低減することができる。
【0045】なお、上記した実施例で回転ドラムユニッ
ト120として回転ドラム122を回転せしめるものに
ついて説明してきたが、回転ベルトを複数のローラ間に
掛け渡して回転せしめる回転ベルトユニットを含む可変
表示装置駆動に置換しても良い。この場合には、金属ベ
ースプリント配線基板にローラを回転支持するローラ軸
を植立するように設ければ良い。また、上記実施例で
は、遊技機として弾球遊技機1を例示したが、他の遊技
機、例えば、スロットマシンやテレビゲーム機等であっ
てもよい。
【0046】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、プリント配線基板として金属ベ
ース板上にプリント配線処理を施した金属ベースプリン
ト配線基板としたので、放熱特性、磁気シールド特性、
強度、機械加工性を向上せしめることができ、それによ
って、プリント配線基板のコストを低減することが可能
であるばかりでなく、プリント配線基板が使用される部
品のコストをも低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る弾球遊技機の正面図である。
【図2】弾球遊技機の遊技盤の正面図である。
【図3】弾球遊技機の背面図である。
【図4】遊技動作を制御する遊技制御回路のブロック図
である。
【図5】回転ドラム制御基板に形成される制御回路のブ
ロック図である。
【図6】可変表示装置駆動部の正面から見た分解斜視図
である。
【図7】可変表示装置駆動部の断面図である。
【図8】プリント配線取付基板の側面図である。
【図9】回転ドラムユニットの断面図及び配線の詳細を
示す拡大断面図である。
【図10】従来の回転ドラム制御基板を示す斜視図であ
る。
【図11】本実施例の回転ドラム制御基板を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 弾球遊技機 6 装飾LED 10 遊技盤 20 玉貸カードユニット 26 可変表示装置 27 取付基板 70 機構板 72,73 中継基板 80 ターミナルボックス 82 遊技制御基板ボックス 83 景品玉払出制御基板ボックス 84 カードユニット接続中継基板 85 装飾制御基板 100 可変表示装置駆動部 101 ドラム収納ケース 120 回転ドラムユニット 121 プリント配線取付基板(金属ベースプリント配
線基板) 122 回転ドラム 129 金属ベース板 130 第1絶縁層 131 導電層 132 第2絶縁層 133 絶縁パイプ 134 モータコイル 135 コイルケース 136 軸取付穴 137 軸受 140 回転子 149 電子素子 150 プリント配線 160 回転ドラム制御基板ボックス 165 回転ドラム制御基板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも各種の電気部品が実装される
    プリント配線基板を具備する遊技機において、 前記プリント配線基板として金属ベース板上にプリント
    配線処理を施した金属ベースプリント配線基板としたこ
    とを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記電気部品は、各種の配線が接続され
    るコネクタ端子であることを特徴とする請求項1記載の
    遊技機。
  3. 【請求項3】 前記電気部品は、装飾部を発光表示する
    発光部材であることを特徴とする請求項1記載の遊技
    機。
  4. 【請求項4】 前記金属ベースプリント配線基板には、
    電気部品に加えて機械的機構部の一部が取り付けられて
    いることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記機械的駆動部の一部は、遊技機に設
    けられる回転体の回転軸であることを特徴とする請求項
    4記載の遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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