JP2007229405A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機内部で発生する熱を確実に放出できる遊技機を提供すること。
【解決手段】遊技機1は、遊技に必要な図柄列を変動表示するリールユニット73と、遊技者が操作可能な停止ボタンと、遊技者による停止ボタンの操作に基づいてリールユニット73を制御する主制御ユニット71と、これらが設けられた筐体4と、を備える。筐体4は、キャビネット60と、このキャビネット60を開閉する前面ドア2と、を備え、前面ドア2の上面2cには、放熱孔61が形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、遊技機に関する。
例えば、停止ボタンを備えたスロットマシン、いわゆるパチスロ機は、正面の表示窓内に複数の図柄を表示する機械的回転リールを複数配列して構成した変動表示装置、或いはリール上の図柄を画面に表示する電気的変動表示装置を有する。遊技者のスタート操作に応じて、制御手段が変動表示装置を駆動して各リールを回転させることにより、図柄を変動表示させ、一定時間後自動的に或いは遊技者の停止操作により、各リールの回転を順次停止させる。このとき、表示窓内に現れた各リールの図柄が特定の組合せ(入賞図柄)になった場合にコイン、メダル等の遊技媒体を払出すことで遊技者に利益を付与するものである。
現在主流の機種は、複数種類の入賞態様を有するものである。特に、所定の役の入賞が成立したときは、1回のコインの払出しに終わらず、所定期間、通常の状態よりも条件の良い遊技状態となる。このような役として、遊技者に相対的に大きい利益を与えるゲームが所定回数行える役(「ビッグボーナス」と称し、以下「BB」と略記する)と、遊技者に相対的に小さい利益を与える遊技を所定ゲーム数行える役(「レギュラーボーナス」と称し、以下「RB」と略記する)がある。
また、現在主流の機種においては、有効化された成立ライン(以下「有効ライン」という)に沿って所定の図柄の組合せが並び、コイン、メダル等が払出される入賞が成立するには、内部的な抽籤処理(以下「内部抽籤」という)により役に当籤(以下「内部当籤」という)し、且つその内部当籤した役(以下「内部当籤役」という)の入賞成立を示す図柄の組合せを有効ラインに停止できるタイミングで遊技者が停止操作を行うことが要求される。つまり、いくら内部当籤したとしても、遊技者の停止操作のタイミングが悪いと入賞を成立させることができない。すなわち、停止操作のタイミングに熟練した技術が要求される(「目押し」といわれる技術介入性の比重が高い)遊技機が現在の主流である。
以上の遊技機は、例えば、リールを回転させる駆動装置や制御基板などの機器が収容された箱状のキャビネットと、このキャビネットを開閉する前面ドアとを備えている。
この遊技機は、遊技場において、互いに背中合わせに2列設置されて島設備を形成する。
ところで、遊技機を作動させることにより、遊技機内部の駆動装置や制御基板から発熱するため、遊技機の背面側、すなわちキャビネットに通気孔を設け、この通気孔を通して放熱する構成が提案されている(特許文献1参照)。
遊技機を島設備に配置すると、遊技機の背面同士の隙間が形成されるとともに、遊技機の上に空間が形成されるが、この特許文献1によれば、遊技機の背面同士で形成される隙間に通気孔が面しているので、この隙間に遊技機内部の熱を含む暖かい空気が排出されて、この暖かい空気が上方に対流していく。また、このとき、通気孔の位置が遊技者から視認されないので、遊技機の外観を損なわない。
特開2004−344633号公報
しかしながら、上述のように、遊技機の背面により隙間が形成されても、この隙間は狭いため、遊技機から排出された熱がこの隙間にこもって温度が上昇し、遊技機内部で発生する熱を効果的に排出できない場合があった。
本発明の目的は、遊技機内部で発生する熱を効果的に排出できる遊技機を提供することである。
本発明では、以下のようなものを提供する。
(1) 遊技に必要な識別情報(例えば、後述の図柄列)を変動表示する変動表示手段(例えば、後述のリールユニット73)と、遊技者が操作可能な操作手段(例えば、後述の停止ボタン7L,7C,7R)と、遊技者による前記操作手段の操作に基づいて前記変動表示手段を制御する主制御手段(例えば、後述の主制御ユニット71)と、これら手段が設けられた筐体(例えば、後述の筐体4)と、を備える遊技機であって、前記筐体は、キャビネット(例えば、後述のキャビネット60)と、このキャビネットを開閉する前面ドア(例えば、後述の前面ドア2)と、を備え、前記前面ドアの上部(例えば、後述の上面2c)には、放熱孔(例えば、後述の放熱孔61)が形成されていることを特徴とする遊技機。
(1)記載の遊技機によれば、露出する前面ドアの上部に放熱孔を設けたので、遊技機を島に設置しても、暖かい空気が上方に向かうことを利用して、遊技機内部で発生する熱を遊技機の上方及び遊技者側に効果的に排出することが期待される。
(2) (1)に記載の遊技機において、前記筐体には、前記放熱孔を通して異物が侵入するのを防止する侵入防止手段(例えば、後述の侵入防止部62,62A)が設けられ、前記侵入防止手段は、前記放熱孔に一端側が接続される通気孔(例えば、後述の通気孔631)を有する侵入防止部本体(例えば、後述の侵入防止部本体63)と、当該侵入防止部本体に形成されて前記通気孔の一部を塞ぐ複数の壁部(例えば、後述の第1〜第4の壁部653,653A,654,654A,664,664A,665)と、を備え、前記複数の壁部は、前記通気孔を一端側から視た場合に、当該通気孔を通して他端側を視認できないように、互いに重なり合って配置されることを特徴とする遊技機。
(2)記載の遊技機によれば、放熱孔を通して異物が侵入するのを防止する侵入防止手段を設け、この侵入防止手段の複数の壁部を、通気孔を一端側から視た場合に、通気孔を通して他端側を視認できないように、互いに重なり合って配置した。よって、遊技機内部から放熱孔に至る通気孔は、蛇行することになる。その結果、例えば、不正行為を目的として、放熱孔から異物が挿入されても、侵入防止手段を構成する壁部が障害となって、侵入させづらくできるとともに、仮に遊技機内部まで侵入されたとしても、異物を引き抜くことが非常に困難となる。よって、不正行為を抑制する効果が期待される。
(3) (2)に記載の遊技機において、前記複数の壁部は、前記放熱孔側に傾斜して形成されることを特徴とする遊技機。
(3)記載の遊技機によれば、複数の壁部を放熱孔側に傾斜して形成したので、熱を含む空気が上方に向かう性質を利用できるとともに、例えば、不正行為を目的として、放熱孔から異物が挿入されても、この異物をより侵入させづらくできる。
(4) (2)又は(3)に記載の遊技機において、前記侵入防止部本体は、前記筐体内の熱源を覆う傘部(例えば、後述の傘部68)を備え、前記通気孔の他端側は、前記傘部内側の空間に連通することを特徴とする遊技機。
(4)記載の遊技機によれば、傘部を設けたので、例えば、傘部で筐体内の基板類を覆うことで、基板類から発生した熱を含む空気を集めて、通気孔の他端側に導くことができる。よって、熱源で発生した熱をより確実に放熱できるうえに、筐体内部の熱を効率よく集めて放熱できる。
本発明の遊技機によれば、露出する前面ドアの上部に放熱孔を設けたので、遊技機を島に設置しても、暖かい空気が上方に向かうことを利用して、遊技機内部で発生する熱を遊技機の上方及び遊技者側に効果的に排出することが期待される。
以下、実施例の遊技機について説明する。
図1は、本発明の第1実施例の遊技機1の外観を示す斜視図である。遊技機1は、いわゆる「パチスロ機」である。この遊技機1は、コイン、メダル、遊技球又はトークンなどの他、遊技者に付与された、もしくは付与される遊技価値の情報を記憶したカード等の遊技媒体を用いて遊技する遊技機であるが、以下ではメダルを用いるものとして説明する。
遊技機1の全体を形成している筐体4は、箱状のキャビネット60と、このキャビネット60を開閉する前面ドア2と、を備える。この前面ドア2の正面中央には、略垂直面としての縦長矩形の表示窓4L,4C,4Rが設けられる。
表示窓4L,4C,4Rには、表示ラインとして、水平方向にトップライン8b、センターライン8c及びボトムライン8d、斜め方向にクロスアップライン8a及びクロスダウンライン8eが設けられている。
これらの表示ラインは、後述の1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、最大BETスイッチ13を操作すること(以下「BET操作」という)、或いはメダル投入口22にメダルを投入することにより、それぞれ1本、3本、5本が有効化される。どの表示ラインが有効化されたかは、後で説明するBETランプ9a,9b,9cの点灯で表示される。
ここで、表示ライン8a〜8eは、役の成否に関わる。具体的には、所定の役に対応する図柄組合せを構成する図柄がいずれかの有効ライン(有効化された表示ライン)に対応する所定の位置に並んで停止表示されることにより、所定の役が成立することとなる。
前面ドア2の裏面には、複数のリール3L,3C,3Rと、これらリール3L,3C,3Rを回転駆動するステッピングモータと、を収容するリールユニット73がミドルドア40を介して取り付けられている(図2)。なお、前面ドア2の裏面については、後に図2を参照して詳述する。
各リール3L,3C,3Rには、それぞれの外周面に、遊技に必要な複数種類の図柄によって構成される識別情報としての図柄列が描かれており、各々はリールユニット73に回転自在に横一列に設けられている。各リール3L,3C,3Rの図柄は表示窓4L,4C,4Rを通して、遊技機1の外部から視認できるようになっている。また、各リール3L,3C,3Rは、定速回転(例えば80回転/分)で回転し、図柄列を変動表示する。
表示窓4L,4C,4Rの上方には、液晶表示部5a、情報表示部18、及びスピーカ9L,9Rが設けられる。液晶表示部5aは、表示窓4L,4C,4Rよりも大きな表示面を備え、画像表示による演出を行う。情報表示部18は、7セグメントLEDから成り、貯留(クレジット)されているメダルの枚数、メダルの払出枚数などを表示する。また、スピーカ9L,9Rは、効果音や音声等の音による演出を行う。
表示窓4L,4C,4Rの左側には、1−BETランプ9a、2−BETランプ9b、最大BETランプ9cが設けられる。1−BETランプ9a、2−BETランプ9b及び最大BETランプ9cは、一のゲームを行うために賭けられたメダルの数(以下「BET数」という)に応じて点灯する。
1−BETランプ9aは、BET数が“1”で1本の表示ラインが有効化されたとき(1本の有効ラインが設定されたとき)に点灯する。2−BETランプ9bは、BET数が“2”で3本の表示ラインが有効化されたとき(3本の有効ラインが設定されたとき)に点灯する。最大BETランプ9cは、BET数が“3”で全て(5本)の表示ラインが有効化されたとき(全て(5本)の有効ラインが設定されたとき)に点灯する。
表示窓4L,4C,4Rの下方には、略水平面の台座部10が形成されている。この台座部10の水平面内のうち、右側にはメダル投入口22が設けられ、左側には1−BETスイッチ11、2−BETスイッチ12、及び最大BETスイッチ13が設けられる。
1−BETスイッチ11は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの1枚がゲームに賭けられ、2−BETスイッチ12は、1回の押し操作により、クレジットされているメダルのうちの2枚がゲームに賭けられ、最大BETスイッチ13は、1回のゲームに賭けることが可能な最大枚数のメダルが賭けられる。これらのBETスイッチ11,12,13を操作することで、前述のとおり、所定の表示ラインが有効化される。
台座部10の前面部の左寄りには、遊技者がゲームで獲得したメダルのクレジット/払出しを押しボタン操作で切り換えるC/Pスイッチ14が設けられている。このC/Pスイッチ14の切り換えにより、正面下部のメダル払出口15からメダルが払出され、払出されたメダルはメダル受け部16に溜められる。C/Pスイッチ14の右側には、遊技者の操作により上記リールを回転させ、表示窓4C内での図柄の変動表示を開始するためのスタートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付けられている。
台座部10の前面部の略中央には、3個のリール3L,3C,3Rの回転をそれぞれ停止させるための3個の操作手段としての停止ボタン7L,7C,7Rが設けられている。なお、実施例では、一のゲーム(単位遊技)は、基本的にスタートレバー6が操作されることにより開始し、全てのリール3L,3C,3Rが停止したときに終了する。
実施例では、全てのリールが回転しているときに行われるリールの停止操作(停止ボタンの操作)を「第1停止操作」、「第1停止操作」の後に行われる停止操作を「第2停止操作」、「第2停止操作」の後に行われる停止操作を「第3停止操作」という。
前面ドア2下部の正面には、メダルが払出されるメダル払出口15と、この払出されたメダルを貯留するメダル受け部16とが設けられている。また、前面ドア2下部の正面のうち、停止ボタン7L,7C,7Rとメダル受け部16とに上下を挟まれた面には、機種のモチーフに対応したデザインがあしらわれた腰部パネル20が取り付けられている。
図2及び図3を参照して、前面ドア2の裏面の構成について説明する。
図2は、前面ドア2の裏面の構成を示す斜視図である。図3は、前面ドア2を上方から視た図である。
前面ドア2は、この前面ドア2の本体を形成する前面ドア本体2bと、この前面ドア本体2bの裏面に開閉自在に設けられたミドルドア40と、を備える。
前面ドア本体2bには、サブベース42を介して副制御ユニット72が設けられ、ミドルドア40には、主制御手段としての主制御ユニット71及び変動表示手段としてのリールユニット73が設けられる。
サブベース42は、板状の部材であり、前面ドア2の前面に設けられた液晶表示部5aを覆うようにして、前面ドア本体2bの裏面に、複数のねじ421で取り付けられる。サブベース42は、前面ドア2の裏面に対し略平行に取り付けられる。また、サブベース42の表面のうち、液晶表示部5aを覆う領域は、略平らに形成されている。
副制御ユニット72は、液晶表示部5aを制御する副制御回路721と、この副制御回路721を収容しサブベース42の略平らに形成された領域に取り付けられる副制御回路収容ケース722と、液晶表示部5aの画像表示に必要な画像情報が記憶されたROMカートリッジ723と、このROMカートリッジ723を覆うROMカバー724と、副制御回路721に接続される機器や基板を1箇所に集中させるI/O基板725と、を備える。
副制御回路721は、後述の主制御回路711から送信される信号に基づいて液晶表示部5aを制御する電子回路である。
すなわち、副制御回路721と液晶表示部5aとは、サブベース42を挟んで配置され、図示しない複数の配線で接続されている。このように、副制御回路721を液晶表示部5a裏面の近傍に設けることにより、これらの配線を短縮できる。
ミドルドア40は、略矩形状の部材であり、図2中上部と下部とに分けられる。ミドルドア40上部は、主制御ユニット71を支持する主制御ユニットベース401であり、ミドルドア40下部は、リールユニット73を支持するリールユニットベース402である。
主制御ユニットベース401は、主制御ユニット71を水平に支持する主制御ユニット支持部408と、主制御ユニット支持部408の上端に形成された後述のROMカバー724を覆うプレート404と、を備える。
リールユニットベース402は、リールユニット73を支持するリールユニット支持部409と、このリールユニット支持部409の図2中左側の端縁に設けられたミドルドア把持部407と、リールユニット支持部409のミドルドア把持部407の反対側の端縁(図2中右側の端縁)に設けられた回動軸部(図示省略)と、を備える。前面ドア本体2bの裏面には、ミドルドア40の回動軸部を回転自在に支持する支持部43が設けられ、これにより、ミドルドア40を開閉可能となっている。
主制御ユニット71は、副制御ユニット72やリールユニット73等を制御する主制御回路711と、この主制御回路711とリールユニット73及び電源ユニット等とを電気的に接続する主制御コネクタ713と、主制御回路711を収容しミドルドア40の主制御ユニット支持部408に取り付けられる主制御回路収容ケース712と、主制御コネクタ713を開閉自在に覆う主制御コネクタカバー714と、を備える。
前面ドア本体2bの上部としての上面2cには、放熱孔61が形成されるとともに、この放熱孔61を通して異物が侵入するのを防止する侵入防止手段としての侵入防止部62が設けられている。
これら放熱孔61及び侵入防止部62は、副制御ユニット72の真上に位置している。
放熱孔61は、所定長さのスリット2dが複数連続して形成される。スリット2dは、異物が侵入できない程度にできるだけ小さな孔で複数設けられることが好ましい。
図4は、前面ドア2上端の部分拡大斜視図である。図5は、前面ドア2上端の部分拡大断面図である。
侵入防止部62は、前面ドア2の上面2cの放熱孔61に対応した位置に取り付けられている。
具体的には、前面ドア2の上面2cの裏面には、補強アングル2eが設けられ、侵入防止部62は、この補強アングル2eにねじ止めされている。
なお、本実施例では、放熱孔61及び侵入防止部62を前面ドア2の上面2cに設けたが、これに限らず、前面ドア2の上部であればどの位置に設けてもよい。
侵入防止部62は、放熱孔61に一端側が接続される通気孔631を有する四角筒状の侵入防止部本体63と、この侵入防止部本体63に形成されて通気孔631の一部を塞ぐ複数の壁部64と、を備える。
図6は、侵入防止部62の分解斜視図である。図7は、侵入防止部62を上方から視た図である。
侵入防止部62は、具体的には、第1の部材65と、第2の部材66とが組み合わさって形成される。
第1の部材65は、両端にねじ孔652が形成された背面板651と、この背面板651の下端に形成され第2の部材66側に斜め上方に向かって延出する第1の壁部653と、背面板651の中間の高さに形成され第2の部材66側に斜め上方に向かって延出する第2の壁部654と、を備える。
第2の部材66は、正面板661と、この正面板661を挟んで設けられねじ孔663が形成された側面板662と、この正面板661の中間の高さに形成され第1の部材65側に斜め上方に向かって延出する第3の壁部664と、正面板661の上端に形成され第1の部材65側に斜め上方に向かって延出する第4の壁部665と、を備える。
これにより、4つの壁部653,654,664,665は、放熱孔61側に傾斜して形成される。
第1の部材65と第2の部材66とを組み合わせると、第1の部材65のねじ孔652と第2の部材66のねじ孔663とが一致する。また、図5に示すように、第1の部材65の第1の壁部653及び第2の壁部654の間に、第3の壁部664が位置し、第2の部材66の第3の壁部664及び第4の壁部665の間に、第2の壁部654が位置する。
これにより、放熱孔61側から遊技機1の内部側に向かって、第4の壁部665、第2の壁部654、第3の壁部664、第1の壁部653の順に配置される。また、4つの壁部653,654,664,665は、通気孔631の一端側から視た場合に、通気孔631の他端側を視認できないように、互いに重なり合って配置されている。
なお、本実施例では、侵入防止部62を、第1の部材65と第2の部材66とを組み合わせて形成したが、これに限らず、一体に形成してもよい。
また、本実施例では、侵入防止部62を前面ドア2とは別体としたが、これに限らず、侵入防止部を前面ドアに一体に形成してもよい。
本実施例によれば、遊技機を島に設置しても、露出する前面ドア2の上面2cに放熱孔61を設けたので、暖かい空気が上方に向かうことを利用して、遊技機1内部で発生する熱を遊技機1の上方及び遊技者側に効果的に排出できる。
また、スリット2dを異物が侵入できない程度にできるだけ小さな孔としかつ複数設けることで放熱孔61を形成したので、異物の侵入を確実に防止できる。
また、放熱孔61及び侵入防止部62を、副制御ユニット72の真上に配置したので、副制御ユニットで発生した熱を効率よく放熱できる。
また、放熱孔61を通して異物が侵入するのを防止する侵入防止部62を設け、この侵入防止部62の4つの壁部653,654,664,665を、通気孔631を一端側から視た場合にこの通気孔631を通して他端側を視認できないように、互いに重なり合って配置した。よって、遊技機1内部から放熱孔61に至る通気孔631は、蛇行することになる。その結果、例えば、不正行為を目的として、放熱孔61から異物が挿入されても、侵入防止部62を構成する壁部653,654,664,665が障害となって、侵入させづらくできるとともに、仮に遊技機1内部まで侵入されたとしても、異物を引き抜くことが非常に困難となる。よって、不正行為を抑制する効果がある。
また、4つの壁部653,654,664,665を放熱孔61側に傾斜して形成したので、熱を含む空気が上方に向かう性質を利用できるとともに、例えば、不正行為を目的として、放熱孔61から異物が挿入されても、この異物をより侵入させづらくできる。
図8から図11を参照して、実施例2の遊技機1Aについて説明する。
なお、以下の実施形態の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
図8は、前面ドア2Aの裏面の構成を示す斜視図である。図9は、侵入防止部62Aの断面図である。
本実施例では、侵入防止部62Aの構成が、第1実施例と異なる。
すなわち、侵入防止部62Aは、第1の部材65Aと、第2の部材66Aとが組み合わさって形成される。
図10は、侵入防止部62Aを構成する第1の部材65Aを前面ドア2Aの裏面側から視た図である。
第1の部材65Aは、両端にねじ孔652が形成された背面板651と、この背面板651を挟んで設けられた側面板655と、背面板651の下端に形成され第2の部材66A側に斜め上方に向かって延出する第1の壁部653Aと、背面板651の中間の高さに形成され第2の部材66A側に斜め上方に向かって延出する第2の壁部654Aと、を備える。
第2の壁部654Aは、図10中左側から右側に向かうに従って下方に傾斜する。この第2の壁部654Aの左側端部は、側面板655まで延出しているが、右側端部は、側面板655との間に隙間654Sを形成している。これにより、第2の壁部654Aは、下方に位置する第3の壁部664Aに向かって傾斜している。
第1の壁部653Aは、図10中左側から右側に向かうに従って下方に傾斜する。この第1の壁部653Aの左側端部及び右側端部は、それぞれ、側面板655まで延出している。第1の壁部653Aの右側端部でかつ背面板651側には、侵入防止部62Aの外部に連通する排水口67が設けられている。この排水口67には、排水ホース671が接続され、この排水ホース671は、前面ドア2Aに固定されて、前面ドア2Aの下端まで延びている(図8参照)。これにより、第1の壁部653Aは、排水口67に向かって傾斜している。
図11は、侵入防止部62Aを構成する第2の部材66Aを前面ドア2Aの正面側から視た図である。
第2の部材66Aは、正面板661と、この正面板661を挟んで設けられねじ孔663が形成された側面板662と、正面板661及び側面板662の下端に設けられた傘部68と、正面板661の中間の高さに形成され第1の部材65A側に斜め上方に向かって延出する第3の壁部664Aと、正面板661の上端に形成され第1の部材65A側に斜め上方に向かって延出する第4の壁部665と、を備える。
第3の壁部664Aは、図11中左側から右側に向かうに従って下方に傾斜する。この第3の壁部664Aの左側端部は、側面板662との間に隙間を形成するが、この隙間は、第2の部材66Aと第1の部材65Aとを組み合わせた場合に、第1の部材65Aの側面板655により埋められる。一方、第3の壁部664Aの右側端部は、側面板655との間に隙間664Sを形成し、この隙間664Sは、第2の部材66Aと第1の部材65Aとを組み合わせた場合でも、第1の部材65Aの側面板655により埋められることはない。これにより、第3の壁部664Aは、下方に位置する第1の壁部653Aに向かって傾斜している。
第1の部材65Aと第2の部材66Aとを組み合わせると、第1の部材65Aのねじ孔652と第2の部材66Aのねじ孔663とが一致する。また、図9に示すように、第1の部材65Aの第1の壁部653A及び第2の壁部654Aの間に、第3の壁部664Aが位置し、第2の部材66Aの第3の壁部664A及び第4の壁部665の間に、第2の壁部654Aが位置する。
これにより、放熱孔61側から遊技機1Aの内部側に向かって、第4の壁部665、第2の壁部654A、第3の壁部664A、第1の壁部653Aの順に配置される。また、4つの壁部653A,654A,664A,665は、通気孔631の一端側から視た場合に、通気孔631の他端側を視認できないように、互いに重なり合って配置されている。
傘部68は、筐体4内の熱源としての副制御ユニット72を覆っており、通気孔631の他端側は、この傘部68の内部空間に連通している。具体的には、傘部68の下端の幅寸法は、副制御ユニット72の幅寸法に略等しく、奥行き寸法は、副制御ユニット72の厚み寸法に略等しくなっている。これにより、傘部68は、副制御ユニット72を上から覆っている。
以上の侵入防止部62Aでは、通気孔631から液体が侵入した場合、この液体は、以下のような経路で排出される。
すなわち、通気孔631から侵入した液体は、第2の壁部654Aあるいは第3の壁部664Aで受け止められる。
第2の壁部654Aで受け止められた液体は、第2の壁部654Aの傾斜に従い、隙間654Sに向かって流れて、この隙間654Sを通って、第3の壁部664Aに落下する。このとき、第2の壁部654Aは第2の部材66A側に斜め上方に向かって延出しているので、第2の壁部654Aで受け止められた液体は、背面板651に沿って、隙間654Sまで案内される。
第3の壁部664Aで受け止められた液体は、第3の壁部664Aの傾斜に従い、隙間664Sに向かって流れて、この隙間664Sを通って、第1の壁部653Aに落下する。このとき、第3の壁部664Aは第1の部材65A側に斜め上方に向かって延出しているので、第3の壁部664Aで受け止められた液体は、正面板661側に沿って、隙間664Sまで案内される。
第1の壁部653Aで受け止められた液体は、第1の壁部653Aの傾斜に従い、排水口67に向かって流れ、排水ホース671を通って排出される。このとき、第1の壁部653Aは第2の部材66A側に斜め上方に向かって延出しているので、第1の壁部653Aで受け止められた液体は、背面板651に沿って案内される。
すなわち、本実施例の遊技機1Aでは、侵入防止部本体63には、排水口67が設けられ、複数の壁部653A,654A,664Aのうち最下端に位置する壁部653Aは、排水口67に向かって傾斜し、複数の壁部653A,654A,664Aのうち最下端に位置する壁部653Aを除いた壁部654A,664Aは、それぞれ、下方に位置する壁部653Aに向かって傾斜している。
したがって、本実施例の遊技機1Aによれば、実施例1に記載された遊技機1と同等の効果に加えて、以下の効果を奏することができる。
傘部68で筐体4内の副制御ユニット72を覆ったので、副制御ユニット72から発生した熱を含む空気を集めて、通気孔631の他端側に導くことができる。よって、副制御ユニット72で発生した熱をより確実に放熱できるうえに、筐体4内部の熱を効率よく集めて放熱できる。
排水口67を設け、第2の壁部654Aおよび第3の壁部664Aを、それぞれ、下方に位置する第1の壁部653Aに向かって傾斜させ、第1の壁部653Aを、排水口67に向かって傾斜させた。よって、放熱孔61から液体が侵入しても、この侵入した液体を確実に排出できる。
以上、実施例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。
例えば、本実施例のような遊技機1の他、パチンコ遊技機、パチロット等の他の遊技機にも本発明を適用できる。
本発明の実施例1の遊技機の外観を示す斜視図である。 前記遊技機を構成する前面ドアの裏面の構成を示す斜視図である。 前記前面ドアを上方から視た図である。 前記前面ドア上端の部分拡大斜視図である。 前記前面ドア上端の部分拡大断面図である。 前記遊技機の侵入防止手段の分解斜視図である。 前記侵入防止手段を上方から視た図である。 本発明の実施例2の前面ドアの裏面の構成を示す斜視図である。 前記侵入防止手段の断面図である。 侵入防止手段を構成する部材を前面ドアの裏面側から視た図である。 侵入防止手段を構成する別の部材を前面ドアの正面側から視た図である。
符号の説明
1 遊技機
2 前面ドア
2c 上面(上部)
4 筐体
7L,7C,7R 停止ボタン(操作手段)
60 キャビネット
61 放熱孔
62,62A 侵入防止部(侵入防止手段)
63 侵入防止部本体
71 主制御ユニット(主制御手段)
73 リールユニット(変動表示手段)
653,653A 第1の壁部(壁部)
654,654A 第2の壁部(壁部)
664,664A 第3の壁部(壁部)
665 第4の壁部(壁部)
631 通気孔

Claims (4)

  1. 遊技に必要な識別情報を変動表示する変動表示手段と、
    遊技者が操作可能な操作手段と、
    遊技者による前記操作手段の操作に基づいて前記変動表示手段を制御する主制御手段と、
    これら手段が設けられた筐体と、を備える遊技機であって、
    前記筐体は、キャビネットと、このキャビネットを開閉する前面ドアと、を備え、
    前記前面ドアの上部には、放熱孔が形成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機において、
    前記筐体には、前記放熱孔を通して異物が侵入するのを防止する侵入防止手段が設けられ、
    前記侵入防止手段は、前記放熱孔に一端側が接続される通気孔を有する侵入防止部本体と、当該侵入防止部本体に形成されて前記通気孔の一部を塞ぐ複数の壁部と、を備え、
    前記複数の壁部は、前記通気孔を一端側から視た場合に、当該通気孔を通して他端側を視認できないように、互いに重なり合って配置されることを特徴とする遊技機。
  3. 請求項2に記載の遊技機において、
    前記複数の壁部は、前記放熱孔側に傾斜して形成されることを特徴とする遊技機。
  4. 請求項2又は3に記載の遊技機において、
    前記侵入防止部本体は、前記筐体内の熱源を覆う傘部を備え、
    前記通気孔の他端側は、前記傘部内側の空間に連通することを特徴とする遊技機。
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