JP2013022146A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】スピーカ装置を利用した演出を好適に行うことが可能な遊技機を提供すること。
【解決手段】前面扉21には、窓パネル部201、操作領域24、装飾パネル部26及びメダル受け皿25が上からこの順で設けられている。窓パネル部201を利用して表示窓部27が形成されており、当該表示窓部27を通じてリールに付された図柄が視認可能となっている。操作領域24にはスタートレバー302やストップボタン322〜324が設けられており、スタートレバー302が操作されることに基づいてリールが回転を開始し、ストップボタン322〜324が操作されることに基づいてリールが回転を停止する。この場合に、窓パネル部201と装飾パネル部26との間の領域となる操作領域24には、スピーカユニット351が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、周回体の周回を通じて絵柄の変動表示を行う遊技機に関するものである。
遊技機の一種であるスロットマシンは、リール装置や主制御装置が搭載される筐体と、当該筐体の前面側において開閉可能に取り付けられた前面扉とを備えている。前面扉には、リールの外周面に付された図柄を遊技機前方から視認可能とする表示窓部と、メダル投入装置、スタートレバー及びストップボタンなどが搭載された操作領域と、機種情報やキャラクタなどが示された装飾パネル部と、メダルを貯留する受け皿とが、上方からこの順で設けられている。
遊技に際しては、遊技回毎に、遊技者によりメダル投入(又はベット操作)や始動操作が行われることでリールが回転を開始し、遊技者により停止操作が行われることでリールが回転を停止する。そして、その停止後において表示窓部を通じて視認される停止図柄に応じて遊技者に特典が付与される。
上記のようなスロットマシンは遊技の状況に応じた各種演出が行われるが、その演出の一種としてスピーカ装置を利用した音による演出が行われている。例えば特許文献1では、当該スピーカ装置を前面扉の上側の隅角に設ける構成が開示されている。
特開2006−95130号公報
ここで、上記のような従来の遊技機ではスピーカ装置による演出効果が十分に発揮されているとは言えず、未だ改良の余地がある。
本発明は、上記例示した事情等に鑑みてなされたものであり、スピーカ装置を利用した演出を好適に行うことが可能な遊技機を提供することを目的とするものである。
請求項1記載の発明は、周方向に複数種の絵柄が付された周回体と、
遊技機前面部に設けられ、前記周回体に付された絵柄を遊技機前方から視認可能とする表示窓部と、
前記遊技機前面部において前記表示窓部の下方に設けられ、前記周回体の周回を開始させるべく操作される始動操作手段、及び前記周回体の周回を停止させるべく操作される停止操作手段が設けられた操作領域と、
前記遊技機前面部において前記操作領域の下方に設けられ、装飾が付与された装飾パネル部と、
を備え、
前記表示窓部と前記装飾パネル部との間にスピーカ装置が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、スピーカ装置を利用した演出を好適に行うことが可能となる。
一実施の形態におけるスロットマシンの正面図である。 前面扉を閉じた状態におけるスロットマシンの斜視図である。 前面扉を開いた状態におけるスロットマシンの斜視図である。 前面扉を取り除いた状態における筐体の正面図である。 (a)〜(c)管理シールの正面図である。 前面扉を取り除いた状態にける筐体の斜視図である。 (a)配線孔の構成を説明するための筐体の縦断面図であり、(b)持ち手部の構成を説明するための筐体の縦断面図である。 筐体からリールユニットを取り外した状態を前方から見た筐体の分解斜視図である。 筐体からリールユニットを取り外した状態を後方から見た筐体の分解斜視図である。 リールユニットの分解斜視図である。 (a)リールユニットの側面図であり、(b)リールユニットの背面側を斜め下方から見た状態の斜視図である。 筐体の縦断面図である。 前面扉の背面図である。 表示ユニットを取り外した状態で示す前方から見た前面扉の分解斜視図である。 表示ユニットを取り外した状態で示す後方から見た前面扉の分解斜視図である。 表示ユニットの正面図である。 表示ユニットの前方から見た分解斜視図である。 表示ユニットの後方から見た分解斜視図である。 スロットマシンの上側を拡大して示す当該スロットマシンの縦断面図である。 主制御装置の正面図である。 操作ユニットを取り外した状態で示す前方から見た前面扉の分解斜視図である。 操作ユニットを取り外した状態で示す後方から見た前面扉の分解斜視図である。 (a)操作ユニットの背面図であり、(b)背面側であって下方から見た操作ユニットの斜視図である。 前方から見た操作ユニットの分解斜視図である。 後方から見た操作ユニットの分解斜視図である。 (a)一部を拡大して示す前面扉の背面図であり、(b)図26(a)のA−A線断面図である。 (a)前面扉において窓パネル部よりも下方の一部を拡大して示す当該前面扉の正面図であり、(b)図27(a)のB−B線断面図であり、(c)図27(a)のC−C線断面図である。 スロットマシンの電気的構成図である。 主制御装置のCPUにて実行される通常処理を示すフローチャートである。 (a)施錠装置の側面図であり、(b)施錠装置の背面図である。 (a),(b)施錠装置の背面側から見た斜視図である。 施錠装置の分解斜視図である。 (a)〜(c)施錠装置の動きを説明するための当該施錠装置の斜視図である。 施錠装置及びその周辺を示すスロットマシンの縦断面図である。 (a)〜(e)前面扉が開放状態から閉鎖状態へと操作された場合における施錠の様子を説明するための説明図である。 (a)〜(e)前面扉が施錠状態から解錠状態へと操作された場合の様子を説明するための説明図である。
以下、遊技機の一種であるスロットマシンに本発明を適用した場合の一実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1はスロットマシン10の正面図であり、図2は前面扉21を閉じた状態におけるスロットマシン10の斜視図であり、図3は前面扉21を開いた状態におけるスロットマシン10の斜視図であり、図4は前面扉21を取り除いた状態における筐体11の正面図である。
図3に示すように、スロットマシン10は、筐体11を備えている。筐体11は、複数の板部12〜16を組合せることによりスロットマシン10前方に向けて開放された四角箱状に形成されている。詳細には、底板部12、背板部13、左側板部14、右側板部15、及び天板部16を備えており、隣接する各板部12〜16が接着等の固定手段によって固定されていることで、筐体11が形成されている。当該筐体11は、スロットマシン10を遊技ホールに設置する際に、いわゆる島設備に対して釘を打ち付ける等して取り付けられる。
筐体11の前面側には、前面扉21が取り付けられている。前面扉21はその左側部を回動軸として、筐体11の内部空間を開閉可能とするように筐体11に支持されている。詳細には、筐体11の左側板部14には筐体側支持部材17が設けられているとともに、前面扉21の左側部には扉側支持部材22が設けられている。これら各支持部材17,22はともに金属製であり、筐体側支持部材17には上下一対の支軸部17aが一体形成されているとともに、扉側支持部材22には各支軸部17aに1対1で対応させて支持孔部22aが形成されている。各支持孔部22aが対応する各支軸部17aにより下方から挿通されていることにより、筐体11に前面扉21が開閉可能に支持されている。
なお、支軸部17aが扉側支持部材22に形成されているとともに支持孔部22aが筐体側支持部材17に形成されている構成としてもよく、この場合、各支持孔部22aが対応する支軸部17aにより上方から挿通されることとなる。
前面扉21を筐体11に閉鎖した状態では、当該前面扉21の背面が筐体11の前面開口部の周縁全体に対して前方から当接することとなる。したがって、前面扉21が閉鎖状態である場合には、筐体11の前面開口部の全体が前面扉21により覆われた状態となる。この場合に、前面扉21の右側部、すなわち開閉先端側には施錠装置23が設けられており、筐体11の右側板部15には、図4に示すように、金属製の施錠受け部材18が設けられている。これにより、前面扉21を閉鎖状態とした場合には施錠装置23が施錠受け部材18に対して施錠状態となり、前面扉21の開放操作が阻止される。なお、これら施錠装置23及び施錠受け部材18の詳細については後に説明する。
筐体11内には、図3及び図4に示すように、複数の電気機器が搭載されている。具体的には、筐体11の底板部12上には電源装置31とホッパ装置32とが左右に並設されている。電源装置31は、遊技ホールの電源に接続され、当該電源から供給される電力に基づいて、ホッパ装置32や、後述する各種機器において必要な動作電力を生成して供給する。また、図示は省略するが、電源装置31は、電源投入時や電源遮断時に操作される電源スイッチ、スロットマシン10の各種状態をリセットするためのリセットボタン、及びメダルの付与率(例えば内部抽選における当選確率)に変化を与える設定状態を「設定1」(付与率が最も低い状態)から「設定6」(付与率が最も高い状態)の範囲で変更するために操作される設定キー挿入孔を備えている。ホッパ装置32は、上方に開放された空間内にメダルを貯留する貯留タンク32aと、当該貯留タンク32aに貯留されたメダルを払い出す払出装置32bとを備えており、スロットマシン10に投入されたメダルの貯留が行われるとともに遊技の結果に応じた遊技者へのメダルの払い出しが実行される。
筐体11内において、これら電源装置31及びホッパ装置32の上方にはリールユニット101が設けられている。リールユニット101は、複数の周回体として、円筒状に形成された左リール122L、中リール122M、及び右リール122Rを備えている。各リール122L〜122Rは、その中心軸線が当該リール122L〜122Rの回転軸線となるように回転可能に支持されている。各リール122L〜122Rの回転軸線は略水平方向に延びる同一軸線上に配設されている。これら各リール122L〜122Rは、それぞれがステッピングモータよりなるリール用駆動モータ123L,123M,123R(図10参照)に連結されており、各リール用駆動モータ123L〜123Rの駆動により各リール122L〜122Rが個別に、即ちそれぞれ独立して回転駆動し得る構成となっている。
各リール122L〜122Rの外周面には、図3に示すように、帯状のベルト124L,124M,124Rが巻かれている。帯状のベルト124L〜124Rの周面には、それぞれ複数種の図柄が付されており(例えば21個ずつ)、各リール用駆動モータ123L〜123Rが駆動状態となり各リール122L〜122Rが回転することにより、それに伴って各図柄の回転位置が連続的に変化することとなる。
これら各リール122L〜122Rに付された図柄は、図1に示すように、前面扉21の上半部に設けられた窓パネル部201を通じてスロットマシン10前方から視認可能となっている。この場合、前面扉21の背面部において窓パネル部201と重なる領域には、図3に示すように、表示ユニット192が搭載されており、リールユニット101においてスロットマシン10前方から視認可能な範囲が図1の破線で囲む範囲に制限されている。つまり、窓パネル部201と表示ユニット192とを利用して表示窓部27が区画形成されている。この表示窓部27が形成された範囲は、視認可能な図柄が各リール122L〜122Rについて縦方向に3個ずつとなるように設定されている。したがって、各リール122L〜122Rが正回転すると、表示窓部27を通じて図柄が上から下へ向かって移動しているかのように映し出される。また、各リール122L〜122Rがすべて停止している状態では、縦方向に3個と横方向に3個の合計9個の図柄が遊技者に視認可能な状態となる。
上記のように9個の視認可能な図柄との関係で表示窓部27から視認可能な範囲には、図1に示すように、所定数の組合せラインL1〜L5が設定されている。具体的には、横方向へ平行に3本、斜め方向へたすき掛けに2本、合計5本の組合せラインL1〜L5が設定されている。詳細は後述するが、これら組合せラインL1〜L5は、メダル及び仮想メダルの賭け数に応じた数だけ有効化され、有効化された組合せライン上に内部抽選にて当選となった役に対応した図柄の組合せが停止表示されることにより、遊技者に特典が付与される。
ここで、図示は省略するが、各リール122L〜122Rには、小役図柄と、再遊技図柄と、特別図柄とが付されている。
小役図柄としては、「スイカ」図柄と、「ベル」図柄と、「チェリー」図柄とが存在しており、いずれかの有効ライン上に「スイカ」図柄が左・中・右と揃った場合には15枚のメダルが払い出され、いずれかの有効ライン上に「ベル」図柄が左・中・右と揃った場合には8枚のメダルが払い出され、左リール122L上の「チェリー」図柄が有効ライン上に停止した場合には2枚のメダルが払い出される。また、いずれかの有効ライン上に再遊技図柄が左・中・右と揃った場合にはメダル払出は行われないが、新たな賭け操作を要することなく新たな遊技を開始させることが可能となる。
特別図柄としては、「7」図柄と「BAR」図柄とが存在しており、いずれかの有効ライン上に「7」図柄が左・中・右と揃った場合には第1特別遊技状態としてビッグボーナス状態に移行し、いずれかの有効ライン上に「BAR」図柄が左・中・右と揃った場合には第2特別遊技状態としてレギュラーボーナス状態に移行する。ビッグボーナス状態及びレギュラーボーナス状態は、通常遊技状態よりも各遊技回におけるメダル及び仮想メダルの払出率が向上する状態であり、具体的には内部抽選で当選となった場合には各リール122L〜122Rの停止タイミングに関係なくいずれかの有効ラインL1〜L5上に停止表示される「ベル」役の入賞が通常遊技状態よりも高頻度で発生する状態である。そして、ビッグボーナス状態は、当該状態において遊技者に払い出されたメダル及び仮想メダルの総数が第1所定数(例えば350枚)以上となった場合に終了される状態であり、レギュラーボーナス状態は、当該状態において遊技者に払い出されたメダル及び仮想メダルの総数が第1所定数よりも少ない第2所定数(例えば150枚)以上となった場合に終了される状態である。
窓パネル部201には上記のとおり表示窓部27が形成されているが、窓パネル部201において当該表示窓部27よりも上方領域は、図1に示すように、表示ユニット192に設けられた表示装置242の表示面242aをスロットマシン10前方から視認可能とする領域となっている。つまり、窓パネル部201は、表示面242aを視認可能とする上パネル部207と、各リール122L〜122Rの図柄を視認可能とする下パネル部208とを有している。なお、これら窓パネル部201には、図1に示すように、これら上パネル部207と下パネル部208とを上下に区画するようにして区画部206が設けられている。
前面扉21において窓パネル部201の周囲には、演出用発光部204と、報知用発光部202とが設けられている。演出用発光部204では遊技の状況に応じた光の演出が行われ、報知用発光部202では異常の発生に際してそれに応じた発光制御が行われる。
前面扉21において窓パネル部201の下方領域は、図2に示すように、当該窓パネル部201よりもスロットマシン10前方に膨出させて操作領域24が形成されており、当該操作領域24には各種操作部が設けられている。
具体的には、操作領域24前面の左側には、図1に示すように、各リール122L〜122Rの回転を開始させるために操作されるスタートレバー302が設けられている。メダル及び仮想メダルの少なくとも一方が賭けられている状況でスタートレバー302が操作されることにより、各リール122L〜122Rが一斉に回転を開始する。
スタートレバー302の右側には、回転している各リール122L〜122Rを個別に停止させるために操作されるストップボタン322,323,324が設けられている。各ストップボタン322〜324は正面視において停止対象となるリール122L〜122Rの直下にそれぞれ配置されている。各ストップボタン322〜324は、左リール122Lが回転を開始してから所定時間が経過すると停止操作が有効化される。
操作領域24上面の右側には、メダルを投入するためのメダル投入口362が形成された投入用部材361が設けられている。前面扉21の背面部には、図3に示すようにセレクタ371が設けられており、メダル投入口362に投入されたメダルは当該セレクタ371によって、投入可能時であればホッパ装置32へ導かれ、投入不可時であれば前面扉21の前面下部に設けられたメダル排出口25aからメダル受け皿25へと導かれる。
操作領域24上面の左側には、クレジットされた仮想メダルを投入するために操作されるクレジット投入ボタン312が設けられている。クレジット投入ボタン312が操作されることにより、クレジットされた仮想メダルの数及び最大賭け数の範囲で仮想メダルが投入される。
操作領域24前面においてスタートレバー302の下方には、精算ボタン381が設けられている。精算ボタン381が操作されることにより、ホッパ装置32が駆動制御されて、クレジットされている仮想メダルが実際のメダルとしてメダル受け皿25に払い出される。当該メダル受け皿25は、前面扉21の下端においてスロットマシン10前方に突出させて形成されており、上方に開放されたメダルの貯留領域を有している。
なお、操作領域24とメダル受け皿25とは縦方向に離間されており、これらの間には装飾パネル部26が設けられている。装飾パネル部26には、スロットマシン10の機種に対応したキャラクタや模様などの装飾が付されている。
操作領域24の上面においてメダル投入口362の左方には、表示装置242における演出の内容を切り替えるべく操作される操作用ボタン342が設けられている。当該操作用ボタン342の操作による演出内容の切り替え態様としては、1ゲームの途中で所定の表示演出が表示装置242にて実行された場合に、操作用ボタン342の操作に伴い表示装置242における表示演出が特定の演出に進行する態様や所定の画像が表示される態様が挙げられる。また、他の態様としては、1ゲームの表示演出として、選択される演出内容が相違する複数のモードが存在している状況下において、操作用ボタン342の操作に伴いモードが切り替えられる態様が挙げられる。また、操作用ボタン342の操作が演出として実行されるのではなく、例えば操作用ボタン342の操作に伴い表示装置242にて本スロットマシン10の遊技内容の説明がなされる構成や、本スロットマシン10の遊技履歴の内容が表示される構成が挙げられる。
上記構成のスロットマシン10の遊技の流れについて簡単に説明する。
まずメダル投入口362へのメダルの投入操作及びクレジット投入ボタン312の押圧操作の少なくとも一方に基づいて、メダル及び仮想メダルの少なくとも一方が投入される。この場合、1枚のメダル又は1枚の仮想メダルが投入された場合には、中央ラインL1が有効ラインに設定され、メダル及び仮想メダルの投入総数が2枚となった場合には、中央ラインL1、上ラインL2及び下ラインL3が有効ラインに設定され、メダル及び仮想メダルの投入総数が3枚となった場合には、中央ラインL1、上ラインL2、下ラインL3及び一対の斜めラインL4,L5が有効ラインに設定される。
なお、メダル及び仮想メダルの投入総数が既に3枚となっている状況でさらにメダル投入口362へのメダルの投入が行われると、その投入されたメダルは仮想メダルとしてクレジットされる。
メダル及び仮想メダルの投入総数が所定数(例えば3枚)である状況でスタートレバー302が押下げ操作されることにより、内部抽選が実行されるとともに各リール122L〜122Rの回転が開始される。その後に、各ストップボタン322〜324が順次、押圧操作されることにより、それぞれ対応するリール122L〜122Rの回転が順次停止される。この場合に、内部抽選において当選となっている役に対応した図柄に対して有効ライン上への引き込み制御が実行される。具体的には、所定のストップボタンが押圧操作されたタイミングでは、対象となるリールについて当選役に対応した図柄が有効ライン上に存在していない場合であっても、当該図柄が有効ラインに対して上流側に存在する所定個数(例えば4個)の図柄の中に含まれているのであれば、有効ライン上に引き込んで停止させる構成となっている。当該構成において、「ベル」図柄や再遊技図柄については各リール122L〜122Rにおける配置間隔が、上記引き込み制御の範囲内となるように設定されているのに対して、「スイカ」図柄、「チェリー」図柄、「7」図柄及び「BAR」図柄については各リール122L〜122Rにおける配置間隔が、上記引き込み制御の範囲外となり得るように設定されている。
全リール122L〜122Rが停止した場合には、いずれかの有効ラインL1〜L5上に、内部抽選において当選となった役の入賞が成立しているか否かの入賞判定が行われ、入賞が成立していると判定された場合には、その入賞に対応した特典が遊技者に付与される。例えば、所定の小役の入賞が成立している場合には、その小役に対応した数のメダルが遊技者に払い出されるように制御される。この場合、クレジットされた仮想メダルの数が最大数(例えば50枚)未満である場合には、当該最大数の範囲内において仮想メダルとしてクレジットされる。一方、最大数に達している場合には、ホッパ装置32が駆動制御されて、実際のメダルとして遊技者に払い出される。また、再遊技の入賞が成立している場合には、再遊技が遊技者に付与されるように制御され、ビッグボーナスの入賞が成立している場合には遊技状態がビッグボーナス状態に移行するように制御され、レギュラーボーナスの入賞が成立している場合には遊技状態がレギュラーボーナス状態に移行するように制御される。
上記内部抽選及び各種制御は、主制御装置41により実行される。主制御装置41は、図4に示すように、筐体11内においてリールユニット101の上方に設けられている。主制御装置41は、上記内部抽選及び各種制御を実行するためのCPU43、ROM44及びRAM45が一方の板面に搭載された主制御基板42と、当該主制御基板42を収容する基板ボックス46と、を備えている。基板ボックス46は一対のケース体47(一方のケース体については図示略)を備えており、主制御基板42を板厚の方向に挟むようにしてこれら一対のケース体47が組み合わされていることにより、主制御基板42が基板ボックス46内に収容されている。各ケース体47は、基板ボックス46の外部からこれらケース体47を通じて主制御基板42を目視確認できるように透明(又は無色透明)に形成されている。また、各ケース体47の縁部には、これらケース体47を結合させる結合構造48が複数設けられており、これら結合構造48は結合の解除に際して一部の破壊を要する構成となっている。したがって、基板ボックス46の内部空間が不正に開放された場合には、結合構造48に破壊箇所が残存することにより、当該不正開放の痕跡が残ることとなる。
なお、基板ボックス46に開放の痕跡を残すための構成としては、引き剥がしに際して粘着層が接着対象に残ることで剥がされたことの痕跡を残す封印シールを複数のケース体間の境界を跨ぐようにして貼り付ける構成や、基板ボックスを構成する複数のケース体間の境界に接着剤を塗布する構成が考えられる。
主制御装置41は、筐体11の背板部13に固定されている。具体的には、主制御装置41は、略長方形状をなす主制御基板42の形状に対応させて、略長方形状をなす表面及び裏面を有し且つ略直方体状に形成されている。また、基板ボックス46において当該表面を生じさせる壁部は、主制御基板42においてCPU43、ROM44及びRAM45が搭載された素子搭載面と対向している。
主制御装置41は、支持ユニット51を介して背板部13に固定されている。支持ユニット51は、図示による詳細な説明は省略するが、背板部13に固定された支持台座52と、当該支持台座52に対して下端部を回動軸として前後に回動可能に支持された支持部材53と、を備えている。支持台座52には、左右一対の支持フック54が一体形成されており、支持部材53を支持台座52に前方から重ねた状態では当該支持部材53が支持台座52に固定され、当該支持部材53の前方への変位が規制される。支持フック54により固定された状態の解除操作は、前面扉21を開放状態とした場合に筐体11の前面開口部側から当該支持フック54を弾性変形させることにより行うことが可能であり、この解除操作に際しては部材の破壊を要しない。
主制御装置41は、その下側領域が支持部材53に挿入されており、当該支持部材53に固定されている。当該固定は、その解除に際して所定の部材の破壊を要し、固定解除の痕跡が残る構成となっているが、ネジなどを利用することにより、固定の解除に際して破壊を要しない構成としてもよい。支持部材53に主制御装置41が固定された構成において、基板ボックス46の表面部において主制御基板42の素子搭載面と対向する領域は支持部材53により覆われていない。したがって、主制御装置41が支持部材53に固定された状態であっても、基板ボックス46の外部からの素子搭載面の視認性は確保されている。
主制御装置41が一体化された支持部材53が支持台座52に重ね合わせられ、主制御装置41が初期位置に配置されている状態では、主制御装置41の裏面は筐体11の背板部13に対向することとなり、主制御装置41は起立した状態となる。この場合、主制御装置41の上面は、筐体11の天板部16に隣接した位置にて当該天板部16に対向することとなる。また、主制御装置41の左側の側面は、左リール122Lよりも左方に位置し、筐体11の左側板部14に隣接した位置にて対向しているとともに、主制御装置41の右側の側面は、右リール122Rよりも右方に位置し、筐体11の右側板部15に隣接した位置にて対向している。また、主制御装置41の前面は各リール122L〜122Rの後端よりも前方に位置しているが、主制御装置41の全体が各リール122L〜122Rの前後方向の中心よりも後方に位置している(図12参照)。
上記のように主制御装置41が背板部13に固定されていることにより、主制御装置41が筐体11の前面開口部から遠い位置に存在することとなり、当該前面開口部から不正用治具を挿入して主制御装置41に不正を施そうとしてもそれが行いづらくなる。また、主制御基板42の素子搭載面がスロットマシン10前方を向くことにより、前面扉21を開放状態とすれば素子搭載面を容易に目視確認することが可能となり、不正有無の確認の容易化が図られる。
一方、主制御装置41が一体化された支持部材53が支持台座52から離間されるように前方に回動された場合には、主制御装置41の上端を筐体11の前面開口部側に引き出すことが可能となる。この状態では、主制御装置41の上端の位置が、各リール122L〜122Rの前後方向の中心よりも前方であって筐体11の前面開口部よりも後方の位置となるように、当該主制御装置41を前方に引き出すことが可能となる。これにより、主制御装置41をより近い位置にて目視確認することが可能となる。
ここで、基板ボックス46においてスロットマシン10前方を向く面には、遊技機製造メーカ名及び管理番号が付された管理シール55が貼り付けられている。当該管理シール55の正面図を図5に示す。図5(a)〜(c)は管理シール55の正面図である。
図5(a)及び図5(b)に示すように、管理シール55には、「株式会社●●●●」や「株式会社▲▲▲▲」といったように複数の遊技機製造メーカ名が印刷されているとともに、「ABCDEF」や「123456」といったように複数の管理番号が印刷されている。これら複数の遊技機製造メーカ名及び複数の管理番号のうち、当該主制御装置41に対応しているのは実際には1つずつであるため、対応していない側は消去されている。この場合、当該消去は、改ざんしづらくすべく、レーザを照射することによる刻印により行われている。
具体的には、図5(a)の場合においては、遊技機製造メーカが「株式会社●●●●」であり管理番号が「ABCDEF」であるため、これに該当しない側がレーザ刻印により消去されている。一方、図5(b)の場合においては、遊技機製造メーカが「株式会社▲▲▲▲」であり管理番号が「123456」であるため、これに該当しない側がレーザ刻印により消去されている。また、図5(c)には、遊技機製造メーカが「株式会社▲▲▲▲」であり管理番号が「123456」であるものとして使用された主制御装置41が、リサイクルにより、遊技機製造メーカが「株式会社●●●●」であり管理番号が「ABCDEF」であるものとして使用される場合を示す。この場合、各製造メーカ名や各管理番号の消去がレーザ刻印により行われているだけでなく、管理シール55への製造メーカ名「株式会社●●●●」及び管理番号「ABCDEF」の再付与もレーザ刻印により行われている。
上記のように管理シール55を利用することにより、例えば複数の遊技機製造メーカにおいて共通の構成の主制御装置41を用いる場合であっても、共通の管理シール55を利用することが可能となり、部材管理の容易化が図られる。また、該当しない遊技機製造メーカ名及び管理番号の消去や、遊技機製造メーカ名及び管理番号の再付与が、レーザ刻印により行われるため、改ざんの発生を抑制しながら、上記のような共通利用を行うことが可能となる。
<筐体11について>
次に、筐体11の構成について、図6及び図7を参照しながらより詳細に説明する。
図6は前面扉21を取り除いた状態にける筐体11の斜視図であり、図7(a)及び図7(b)は筐体11の一部を拡大して示す縦断面図である。
既に説明したとおり、筐体11は、底板部12、背板部13、左側板部14、右側板部15、及び天板部16を用いて、前方に開放された四角箱状に形成されている。これら各板部12〜16は、木製の板62〜66と、金属層67とを用いて形成されている。具体的には、各板62〜66はそれぞれ、木製の底板62、背板63、左側板64、右側板65、及び天板66を骨格として備えている。また、これら各板62〜66において筐体11の内周面側の面にはそれぞれ、金属層67が形成されている。金属層67の形成材料や形成方法は任意であり、鉄板、銅板又は鋼板を各板62〜66に貼り付けることで金属層67を形成してもよいが、本スロットマシン10では各板62〜66にアルミ箔を貼り付けることで金属層67が形成されている。
金属層67は、筐体11の内周面の略全体を覆うようにして設けられている。したがって、筐体11内に搭載される所定の機器は、金属層67に重なるようにして設置されている。例えば、主制御装置41は、背板63に積層された金属層67に対して前方から重ねるようにして設置されており、主制御装置41の背面は金属層67と対向している。また、電源装置31及びホッパ装置32は底板62に積層された金属層67に対して上方から重ねるようにして設置されており、電源装置31の底面及びホッパ装置32の底面は金属層67と対向している。
上記のように金属層67が形成されていることにより、筐体11内に搭載された電気機器に電気的なノイズの影響が及びづらくなる。また、アースをとり易くなる。
但し、筐体11の各板62〜66にはそれぞれ、当該板を貫通する貫通孔が形成されており、金属層67にも当該貫通孔に対応した貫通孔が形成されている。当該貫通孔として具体的には、筐体11の背板部13において主制御装置41の横方には、配線を通すための配線孔71が形成されている。また、筐体11の左側板部14及び右側板部15には、スロットマシン10を搬送する際に手をかけるための持ち手部81が設けられており、これら左側板部14及び右側板部15には持ち手部81を設けるための持ち手孔82が形成されている。
まず、配線孔71について説明する。
配線孔71は、図7(a)に示すように、背板63に形成された板側配線孔72と、金属層67に形成された金属側配線孔73とから形成されており、これら板側配線孔72と金属側配線孔73とが連続していることにより、配線孔71は筐体11の壁部を貫通している。したがって、前面扉21を閉鎖した状態であっても、筐体11内の空間は配線孔71を通じて外部に開放されている。よって、前面扉21を閉鎖した状態であっても筐体11内の機器に一端が接続された配線74を筐体11の外部に引き出すことが可能となる。
当該配線74は、主制御装置41と遊技ホールの管理コンピュータとを電気的に接続するためのものである。但し、これに加えて又は代えて、主制御装置41と、管理コンピュータ以外の外部機器とを電気的に接続するための配線が配線孔71を通じて引き出される構成としてもよく、筐体11内の主制御装置41以外の機器と、管理コンピュータを含めた外部機器とを電気的に接続するための配線が配線孔71を通じて引き出される構成としてもよい。
当該構成において、配線孔71には、金属側配線孔73の周縁部よりも当該配線孔71の軸線側に木製の背板63による角部分が存在するように、配線側段差部75が形成されている。詳細には、板側配線孔72は軸線方向の途中位置において開口面積が筐体11内側の方が大きくなるように拡張されており、筐体11の内側を向く配線側段差部75を境界として、幅狭領域76と幅広領域77とが存在している。配線側段差部75は、軸線周りに連続させて形成されている。また、幅狭領域76は板側配線孔72の外側開口から続いており、幅広領域77は板側配線孔72の内側開口を形成している。ちなみに、配線側段差部75は板側配線孔72の内側開口と近い位置に存在しているため、当該内側開口がそれよりも外側の領域に比べて拡張されているとも言える。
一方、金属側配線孔73は、その開口周縁部が板側配線孔72における幅広領域77の開口周縁部と重なるように形成されている。したがって、金属側配線孔73の周縁部はその全体が、板側配線孔72の幅狭領域76における内側端部の周縁部よりも、当該幅狭領域76の軸線から離間される側に存在している。
上記のように幅狭領域76の内側開口面の周縁部から背板63の板面に沿った外側であって少なくとも特定方向の所定範囲に亘って金属層67が存在しないことにより、配線74が配線孔71のエッジ部分に接したとしても、その接触対象は金属層67ではなく木製の背板63であるため、配線74が磨耗しづらくなる。
特に、幅狭領域76の内側開口面の周縁部全体に亘って金属層67が存在していないことにより、配線74が当該周縁部に沿って変位したとしても、当該配線74が金属層67の端部に接触しないようにすることが可能となる。
また、金属側配線孔73の開口面積を幅狭領域76の内側開口面の面積よりも大きく設定することで、上記のように幅狭領域76の内側開口面の周縁部全体に亘って金属層67が存在しないようにする構成であるため、金属層67が存在する範囲が極端に狭くなってしまうことを抑制しながら、上記のような優れた効果を奏することが可能となる。
ここで、筐体11の製造に際しては、各板62〜66に金属層67を積層した後に、配線孔71の形成が行われる。これにより、金属層67を形成するための部材と各板62〜66との位置合わせを高い精度で行う必要がなくなり、金属層67の形成の容易化が図られる。また、金属側配線孔73の形成に際しては、板側配線孔72の内側開口がそれよりも外側に比べて軸線から離間される側に拡張されるよう背板63の切除も合わせて行われるため、幅狭領域76の内側の開口部周縁に金属層67の端部が確実に存在しないようにすることが可能となるとともに、当該加工も容易に行うことが可能となる。
次に、持ち手部81について説明する。なお、左側板部14に形成された持ち手部81と右側板部15に形成された持ち手部81との構成は同一であるため、右側板部15に形成された持ち手部81を例に挙げて説明する。
持ち手部81を生じさせるための持ち手孔82は、その開口部が四角形状(詳細には長方形状)をなするように形成されており、図7(b)に示すように、右側板65に形成された板側持ち手孔83と、金属層67に形成された金属側持ち手孔84とから形成されている。この持ち手孔82に持ち手部材91が装着されていることにより、持ち手部81が形成されている。
持ち手部材91は、ポリカーボネート等の樹脂材料を用いて形成されており、黒色に着色された有色不透明となっている。持ち手部材91には、スロットマシン10の搬送に際して作業者の指が挿入される挿入空間を区画形成する空間形成部92と、持ち手部材91を右側板65に固定する場合に利用されるフランジ部93とが一体形成されている。
空間形成部92は、筐体11の内側に存在しており、当該空間形成部92による挿入空間が持ち手孔82を通じて筐体11の外側に開放されるように存在している。フランジ部93は、空間形成部92の開口側においてその周縁部全体に亘って連続させて形成されており、空間形成部92に対して下方に存在する下側フランジ部93aを除いて筐体11の内側に存在している。フランジ部93において筐体11内側に存在している領域は、筐体11内側から右側板部15の内周面に接している。
一方、下側フランジ部93aは、筐体11外側から右側板部15の外周面に接している。この場合、持ち手孔82の外側開口85は、当該持ち手孔82の中間領域86よりも拡張されており、これら外側開口85と中間領域86との境界部分には、当該中間領域86の外側端部から下方へと延在し筐体11外側を向く外側段差部87が形成されている。この外側段差部87に、筐体11外側から下側フランジ部93aが当接している。この場合、右側板部15の外周面において持ち手孔82の周縁に存在する面よりも下側フランジ部93aが外側に突出しないように、すなわち外側開口85内に下側フランジ部93aが収容されるように、これら下側フランジ部93aの厚み寸法及び外側開口85の深さ寸法が設定されている。
外側段差部87に筐体11外側から下側フランジ部93aが当接している状態において、当該下側フランジ部93aは空間形成部92の開放方向に弾性変形されており、その弾性変形させた状態を保持した状態で、フランジ部93において空間形成部92の上方に存在する上側フランジ部93bが右側板部15にネジ止めされて固定されている。これにより、持ち手部材91が右側板部15に固定されているとともに、下側フランジ部93aは外側段差部87に向けて押し付けられた状態となっている。したがって、持ち手部材91と持ち手孔82の周縁部との間に隙間を生じさせようとしても、それが行いづらくなっている。また、空間形成部92は挿入空間を筐体11内側に向けて開放させないように形成されているため、持ち手部81において筐体11の内部空間が外部に開放されないようになっている。
ここで、右側板部15に金属層67が設けられた構成において、空間形成部92により区画された挿入空間内には当該金属層67が存在していない。
詳細には、板側持ち手孔83の内側開口88は当該板側持ち手孔83の中間領域86よりも開口面積が大きくなるように拡張されており、これら内側開口88と中間領域86との境界には筐体11内側を向く内側段差部89が形成されている。内側段差部89は、軸線周りに連続させて形成されている。但し、挿入空間が持ち手孔82を基準として下方の空間よりも上方の空間が広くなるように形成されていることに伴って、内側段差部89も持ち手孔82を基準として下方の領域よりも上方の領域が広くなるように形成されている。つまり、内側開口88は、中間領域86に対して軸周りに均一に拡張されているのではなく、下方よりも上方への拡張量が大きくなるように拡張されている。
金属側持ち手孔84は、その開口周縁部が板側持ち手孔83における内側開口88の開口周縁部と重なるように形成されている。したがって、金属側持ち手孔84の周縁部はその全体が、板側持ち手孔83の中間領域86における内側端部よりも、当該中間領域86の軸線から離間される側に存在している。
板側持ち手孔83における内側開口88の周縁部及び金属側持ち手孔84の周縁部は、挿入空間の外部に存在している。また、これら周縁部のうち上側領域及び側部領域は、持ち手部材91のフランジ部93により覆われた範囲に存在している。この場合、既に説明したとおり、上側フランジ部93bが右側板部15にネジ止めされているが、このネジ止め箇所は、上側フランジ部93bと金属層67との当接箇所に存在している。これにより、ネジ止め箇所に金属層67が含まれることとなり、ネジ止めを強固に行うことが可能となる。
上記のように金属側持ち手孔84が形成されていることにより、持ち手部81の挿入空間内に金属層67の端部が存在しないようにすることが可能となる。したがって、挿入空間に挿入した指は木製の右側板65に触れることとなり、金属層67の端部に触れないようにすることが可能となる。
ここで、筐体11の製造に際しては、各板62〜66に金属層67を積層した後に、持ち手孔82の形成が行われる。これにより、金属層67を形成するための部材と各板62〜66との位置合わせを高い精度で行う必要がなくなり、金属層67の形成の容易化が図られる。また、金属側持ち手孔84の形成に際しては、板側持ち手孔83の内側開口88が中間領域86に比べて軸線から離間される側に拡張されるように左側板64の切除も合わせて行われるため、挿入空間内に金属層67の端部が確実に存在しないようにすることが可能となるとともに、当該加工も容易に行うことが可能となる。
<リールユニット101について>
次に、リールユニット101の構成について、図8〜図12を参照しながら説明する。
図8は筐体11からリールユニット101を取り外した状態を前方から見た筐体11の分解斜視図であり、図9は筐体11からリールユニット101を取り外した状態を後方から見た筐体11の分解斜視図であり、図10はリールユニット101の分解斜視図であり、図11(a)はリールユニット101の側面図であり、図11(b)はリールユニット101の背面側を斜め下方から見た状態の斜視図であり、図12は筐体11の縦断面図である。
リールユニット101は、図8に示すように装着ベース体102と、各リール装置103L,103M,103Rと、中継基板ユニット104とを備えており、装着ベース体102に各リール装置103L〜103R及び中継基板ユニット104が装着されている。
装着ベース体102は、図10に示すように、底部111、背部112、左側部113、右側部114及び天井部115を有するように一体形成されており、全体としてスロットマシン10前方に向けて開放された四角箱状に形成されている。装着ベース体102は、ポリカーボネート等の樹脂材料により形成されており、リールユニット101が筐体11に装着されている状態において、装着ベース体102の後方に存在している背板部13を、当該装着ベース体102を通じて目視可能なように透明(具体的には無色透明)に形成されている。
左リール装置103L、中リール装置103M及び右リール装置103Rのそれぞれは、ABS樹脂などの樹脂材料を用いて有色不透明(具体的には黒色不透明)に形成された左リール支持板121L、中リール支持板121M及び右リール支持板121Rを備えており、当該リール支持板121L〜121Rに、既に説明したリール122L〜122Rとリール用駆動モータ123L〜123Rとの組合せが支持されてなる。また、詳細な説明は省略するが、各リール支持板121L〜121Rには、対応する帯状のベルト124L〜124Rを裏面側から照らすためのLEDが搭載された発光ユニット125L〜125Rが設けられている。なお、図10では帯状のベルト124L〜124Rを省略している。
各リール支持板121L〜121Rはいずれも、対応するリール122L〜122Rに対して同一の側、具体的には左側に存在しており、各リール支持板121L〜121Rの右側の板面に、対応するリール用駆動モータ123L〜123Rが固定されている。そして、各リール122L〜122Rが対応するリール用駆動モータ123L〜123Rに回転可能に支持されていることにより、各リール支持板121L〜121Rが対応するリール122L〜122Rを間接的に支持した状態となっている。ちなみに、既に説明したとおり、各リール122L〜122Rはその中心軸線が水平方向に延びるように支持されているとともに、各リール122L〜122Rの中心軸線が同一直線上に存在するように支持されている。
各リール装置103L〜103Rにおいて、リール支持板121L〜121Rはその高さ寸法が各リール122L〜122Rの外径よりも大きく設定されており、各リール支持板121L〜121Rは対応するリール122L〜122Rよりも下方に延出しているとともに上方に延出している。これら各リール支持板121L〜121Rにおいて下方に延出した下側延出箇所126L〜126R及び上方に延出した上側延出箇所127L〜127Rに対応させて、装着ベース体102の底部111及び天井部115には前後方向に延びる支持溝部128L〜128Rが形成されている。
底部111に形成された支持溝部128L〜128Rは、上方に開放された溝孔を有するとともに当該溝孔は装着ベース体102の前縁にて前方に向けて開放されている。天井部115に形成された支持溝部128L〜128Rは、底部111に形成された対応する支持溝部128L〜128Rの鉛直上方において当該対応する支持溝部128L〜128Rと対向するようにして形成されており、下方に開放された溝孔を有するとともに当該溝孔は装着ベース体102の前縁にて前方に向けて開放されている。
底部111に形成された支持溝部128L〜128Rには、対応するリール支持板121L〜121Rの下側延出箇所126L〜126Rが挿入されており、天井部115に形成された支持溝部128L〜128Rには、対応するリール支持板121L〜121Rの上側延出箇所127L〜127Rが挿入されている。この場合に、上記のとおり各支持溝部128L〜128Rは装着ベース体102の前縁にて前方に向けて開放されているため、各リール支持板121L〜121Rを装着ベース体102の前縁の位置から後方へとスライド移動させることで当該装着ベース体102内の装着位置へ配置することが可能となる。
各支持溝部128L〜128Rはその溝幅が装着ベース体102の前縁側の方が広くなるように形成されているとともに、各下側延出箇所126L〜126R及び上側延出箇所127L〜127Rも当該溝形状に対応させて形成されているため、スライド装着作業の容易化が図られている。また、各支持溝部128L〜128Rの後端には、スロットマシン10前方を向き、対応する延出箇所126L〜126R,127L〜127Rに後方から当接して、リール支持板121L〜121Rがそれ以上後方へ移動することを規制するストッパ部129が形成されているため(天井部115に形成されたストッパ部については図示略)、リール支持板121L〜121Rの装着方向への移動は当該ストッパ部129との当接により自ずと規制される。各リール支持板121L〜121Rは、装着ベース体102内の装着位置に配置された状態において、底部111の支持溝部128L〜128R及び天井部115の支持溝部128L〜128Rのそれぞれにネジ止めされている。
各リール装置103L〜103Rが装着ベース体102の装着位置に配置された状態において、図11(a)に示すように、各リール122L〜122Rは回転位置において前側に存在する箇所が装着ベース体102の前縁よりも前方に突出している。また、図12に示すように、各リール122L〜122Rの前側に存在する箇所は、筐体11の前方開口部よりも前方に存在している。これにより、前面扉21と装着ベース体102との干渉を抑制しながら、各リール122L〜122Rにおいて表示窓部27から視認可能な面を当該表示窓部27に近付けることが可能となり、各リール122L〜122Rに付された図柄の視認性の向上が図られる。但し、各リール用駆動モータ123L〜123Rは装着ベース体102内に存在しているため、各リール122L〜122Rの中心軸線は装着ベース体102の前縁よりも後方に存在している。これにより、各リール122L〜122Rの支持の安定性は担保されている。
ちなみに、リールユニット101の前後方向の寸法(各リール122L〜122Rの前側端部から装着ベース体102の背面までの距離)は、筐体11の内部空間においてリールユニット101が搭載される高さ位置の前後方向の寸法よりも大きく設定されている。
装着ベース体102の天井部115は、図10に示すように、その上面が上方を向くように形成されており、当該天井部115の上面において前後方向の中央付近であって左右方向の中央付近に中継基板ユニット104が設けられている。天井部115における中継基板ユニット104の位置について詳細には、当該中継基板ユニット104は、図12に示すように、その全体が各リール122L〜122Rの前後方向の中心よりも後方に位置している。中継基板ユニット104は、図8に示すように、長辺部と短辺部とを有する四角箱状に形成されており、その長辺部の延在する方向が横方向となるように設けられている。
中継基板ユニット104は、天井部115に一体形成された基板ベース131と、当該基板ベース131の上方に配置される複数の中継基板132,133と、これら中継基板132,133の上方に配置され、基板ベース131とともに中継基板132,133の収容空間を形成するケース体134と、を備えている。ケース体134は、中継基板132,133を間に挟むようにして、基板ベース131にネジ止めされている。なお、当該ネジ止めは、固定の解除に際して部材やネジの破壊を要しないように行われているが、固定の解除に際して部材やネジの破壊を要し、中継基板132,133の収容空間が開放されたことの痕跡が残る構成としてもよい。
中継基板132,133の一方の板面は、複数のコネクタ135が搭載されたコネクタ搭載面となっており、当該コネクタ搭載面が上方を向くようにして、基板ベース131上に中継基板132,133が配置されている。また、ケース体134にはこれらコネクタ135に1対1で対応させて開口部136が形成されており、これら開口部136を通じて各コネクタ135が中継基板ユニット104の外部に露出している。この場合に、既に説明したとおり装着ベース体102は透明に形成されており、さらにケース体134も透明(具体的には無色透明)に形成されているため、基板ベース131及びケース体134に中継基板132,133が収容された状態において、これらの部位を通じて中継基板132,133を目視確認可能となっている。
一方の中継基板132では、表示装置242を表示制御する表示制御装置245、及び前面扉21に設けられた各種発光基板212,213,233と、主制御装置41との電気的な接続が中継されており、当該中継基板132には、表示制御装置245及び各種発光基板212,213,233に一端が接続された各配線の他端が接続されているとともに、これらとの電気的な接続を行うための配線が集約されてなり一端が主制御装置41に接続されたコネクタユニットの他端が接続されている。また、他方の中継基板133では、スタートレバー302、ストップボタン322〜324、クレジット投入ボタン312、精算ボタン381及びセレクタ371と、主制御装置41との電気的な接続が中継されており、当該中継基板133には、これら各装置に一端が接続された各配線の他端が接続されているとともに、これらとの電気的な接続を行うための配線が集約されてなり一端が主制御装置41に接続されたコネクタユニットの他端が接続されている。
上記リールユニット101は、筐体11の背板部13に固定されている。当該固定についての構成を詳細に説明する。
装着ベース体102の背部112には、図11(a)及び図11(b)に示すように、上縁の左右2箇所及び下縁の左右2箇所の合計4箇所に固定構造151,161が一体形成されている。具体的には、各固定構造151,161は、背部112において各リール装置103L〜103Rに対して後方から対峙する領域とは外れた領域となる4隅に形成されており、上側固定構造151はそれぞれ同じ高さ位置に形成されており、下側固定構造161はそれぞれ同じ高さ位置に形成されている。また、左側の上下の固定構造151,161においては、上側固定構造151の鉛直下方に下側固定構造161が形成されており、右側の上下の固定構造151,161においては、上側固定構造151の鉛直下方に下側固定構造161が形成されている。
これら固定構造151,161は、背部112の背面ベース141から後方へと突出させて形成されている。詳細には、各固定構造151,161は、背面ベース141から後方へ突出する台座152,162と、当該台座152,162から後方へ突出する固定用フック153,163との組合せを有している。各台座152,162は後方を向く面、すなわち筐体11の背板部13と対向する面を有しており、当該面から後方へと起立させて各固定用フック153,163が形成されている。
前後方向における各固定用フック153,163の先端の位置はいずれも略同一となっている。この場合に、背面ベース141は、その上半部が縦方向に延在しているのに対して、下半部はリール122L〜122Rの周面に沿うようにして曲面状となっている。当該構成において、上側固定構造151は背面ベース141の上半部に設けられており、下側固定構造161は背面ベース141の下半部に設けられているため、上側固定構造151の根元部分は下側固定構造161の根元部分よりも後方に位置している。これに対して、下側固定構造161の台座162については、上側固定構造151の台座152よりも後方への突出量を大きく設定していることにより、上側固定構造151と下側固定構造161とで固定用フック153,163の突出量を同一又は略同一としながら、前後方向における各固定用フック153,163の先端の位置がいずれも略同一となるようにしている。
各固定用フック153,163は、図12に示すように、台座152,162から後方へと延びる基部154,164と、当該基部154,164の先端から下方へと突出したフック部155,165とが一体形成されている。なお、基部154,164の上面には、対応する台座152,162から続く補強リブ156,166が一体形成されている。
各固定用フック153,163に1対1で対応させて、図9に示すように、筐体11の背板部13には当該背板部13を貫通させてフック受け孔171,181が形成されている。フック受け孔171,181は、図12に示すように、後側の方が前側よりも縦方向の寸法が大きくなるように、前後方向の途中位置に下縁面から下方に向けて延出し後方を向く受け面172,182が形成されている。したがって、フック受け孔171,181は、前後方向に延びる前後孔領域173,183と、前後孔領域173,183の後側において当該前後孔領域173,183から下方へと延出する下方延出領域174,184とを備えている。ちなみに、図9に示すように、下方延出領域174,184は前後孔領域173,183に比べて横方向の寸法が小さく設定されている。
前後孔領域173,183の縦方向の寸法は、図12に示すように、対応する固定用フック153,163の縦方向の最大長よりも大きく設定されており、下方延出領域174,184の縦方向の寸法は、対応する固定用フック153,163におけるフック部155,165の縦方向寸法よりも大きく設定されている。また、背板部13の前面からフック受け孔171,181の受け面172,182までの長さ寸法は、対応する固定用フック153,163における基部154,164の前後方向の寸法よりも若干長い程度となっている。
固定用フック153,163は、フック部155,165が下方延出領域174,184に入り込むようにしてフック受け孔171,181に挿入されている。固定用フック153,163の下方への移動は、前後孔領域173,183において受け面172,182よりも前側の下縁面に固定用フック153,163の基部154,164が上方から当接することにより受けられ、固定用フック153,163の前方への移動は、受け面172,182に固定用フック153,163のフック部155,165が後方から当接することにより受けられる。
当該構成において、図11(b)及び図12に示すように、各台座152,162において対応する固定用フック153,163の根元部分には、当該固定用フック153,163の下方に変形用貫通孔157,167が並設されている。これにより、台座152,162の弾性変形を利用して、固定用フック153,163を縦方向に撓ませることが可能となっている。
リールユニット101を筐体11の背板部13に装着させる場合には、各固定用フック153,163が対応するフック受け孔171,181内に入り込むように、リールユニット101の位置合わせを行う。その後、リールユニット101の背面を筐体11の背板部13に当接させるとともに、各固定用フック153,163のフック部155,165がフック受け孔171,181の下方延出領域174,184内に入り込むように、リールユニット101を下方へ移動させる。
この場合に、下側固定用フック163のフック部165にはその前縁に、前方に凸となった曲面状の突起165aが一体形成されており、リールユニット101が装着位置に配置された状態において、当該突起165aは受け面182に当接するようにその位置関係が設定されている。その一方、上側固定用フック153については、リールユニット101が装着位置に配置された状態において、フック部155は受け面172よりも後方に位置するように位置関係が設定されている。
そこで、上記のようにリールユニット101を下方へ移動させる際には、当該リールユニット101の上部が前側となるように当該リールユニット101を若干傾かせ、その状態で下側固定用フック163のフック部165に形成された突起165aを受け面182に後方から当接させる。その後、リールユニット101の上部が後側へ変位するように、当該リールユニット101の向きを傾斜させた状態から起立させた状態とする。これにより、下側固定用フック163は、その根元部分が弾性変形して撓み、その復元力が突起165aを通じて受け面182に作用することとなる。一方、上側固定用フック153については、フック部155は受け面172よりも後方に位置しているため、上側固定用フック153には上記のような撓みは発生しない。
但し、上側固定用フック153のフック部155において受け面172と後方から対向する箇所には、下側に向かうほど受け面172から離れるガイドリブ155aが一体形成されている。これにより、製造時の寸法バラツキに起因して、上側固定用フック153のフック部155と受け面172との間の距離が設計上のものよりも短く、上記装着作業に際して、フック部155が受け面172に後方から当接してしまう場合であっても、ガイドリブ155aにより、上側固定用フック153の根元部分の弾性変形が好適に促進され、当該装着作業が不可となってしまうという事態の発生を阻止することが可能となる。
上記のようにリールユニット101の下方への移動が完了した状態では、各台座152,162において後側を向く面が背板部13に前方から当接することとなる。この場合に、上側台座152は、装着ベース体102の天井部115よりも上方に延出しており、この延出箇所152aは板状となっている。また、上側固定用フック153は天井部115よりも下方に位置しており、上記延出箇所152aは上側固定用フック153の鉛直上方に位置している。上側台座152の後面は、上記延出箇所152aを含めて面一となっており、延出箇所152aが背板部13に前方から面接触している。
この延出箇所152aには、前後方向に貫通する貫通孔152bが形成されており、筐体11の背板部13において当該貫通孔152bと対応する位置にはネジ孔175が形成されている。そして、これら貫通孔152b及びネジ孔175を利用して、延出箇所152aが背板部13にネジ176により固定されている。このネジ止め箇所は、上側固定用フック153に対して鉛直上方の位置となっている。また、このネジ止めは、筐体11の内部空間側から行われている。
各延出箇所152aは、上記のように天井部115から上方に延出した板状に形成されているが、図10に示すように、各延出箇所152aには、天井部115の上面から連続させて複数の台座側補強リブ152cが形成されている。この場合に、当該台座側補強リブ152cは、各延出箇所152aにおける左右の両端において前後方向に延びるように形成されており、天井部115の上面において各延出箇所152aの前方には台座側補強リブ152cにより挟まれた領域が存在している。また、天井部115の上面は、図12に示すように、後方に向けて下り傾斜となっている。そして、各延出箇所152aのネジ止め箇所は、左右の台座側補強リブ152cにより挟まれた空間に存在している。これにより、延出箇所152aを背板部13にネジ止めする際、及びネジ止めを解除する際に、そのネジ止め箇所からネジ176が下方に落下した場合であっても、当該ネジ176を天井部115の上面にて受けることが可能となる。また、そのネジ176の横方向からの落下を台座側補強リブ152cとの当接により阻止することが可能となり、さらにまた、天井部115の上面が延出箇所152aに向けて下り傾斜となっているため、天井部115の上面上に載ったネジ176が前方へと転がっていってしまうことも阻止することが可能となる。
以上のように、リールユニット101は背板部13に吊り下げ支持された状態で固定されている。この場合、上側固定用フック153の基部154がフック受け孔171の下縁部により下方から受けられている箇所、下側固定用フック163の基部164がフック受け孔181の下縁部により下方から受けられている箇所、及び上側固定用フック153の上方におけるネジ止め箇所において、リールユニット101の重量負荷が下方から受けられている。また、上側固定用フック153の上方におけるネジ止め箇所、及び下側固定用フック163のフック部165と受け面182との当接箇所により、リールユニット101の前方への移動が阻止されている。
リールユニット101は、筐体11の背板部13のみによって支持されており、筐体11内にはリールユニット101の底部を下方から支持する場所が存在していない。これにより、筐体11内に設けた仕切板上にリールユニット101を下方から支持させる構成に比べて、筐体11内の空間を有効活用することが可能となる。
また、筐体11の左側板部14及び右側板部15に前後方向に延びる支持レールを設けて、当該支持レールにてリールユニット101を側方から支持する構成も考えられるが、この場合、リールユニット101の側方において筐体11内は上下に仕切られた構成となってしまう。これに対して、上記のようにリールユニット101を背板部13に固定することで、リールユニット101の側方に縦方向に連続する空間を生じさせることが可能となる。これにより、例えば操作領域24に設けられた各種装置を主制御装置41と電気的に接続するための配線や、リールユニット101の下方に設けられたホッパ装置32及び電源装置31を主制御装置41と電気的に接続するための配線を通すスペースを広く確保することが可能となる。
また、装着ベース体102は樹脂材料を用いて形成されているため、金属板を用いて形成されている構成に比べて、リールユニット101の重量が軽減されている。したがって、筐体11の背板部13のみにてリールユニット101を支持する構成であっても、当該リールユニット101の支持の安定化が図られる。
また、背板部13に形成したフック受け孔171,181にリールユニット101の固定用フック153,163を引っ掛ける構成であるため、背板部13の厚みを利用して当該背板部13にリールユニット101を支持させることができる。よって、構成の簡素化を図りながら、支持の安定化を図ることが可能となる。
また、ネジ176を利用してリールユニット101が背板部13に固定された状態では、下側の固定用フック163の突起165aが下側のフック受け孔181の受け面182に押し付けられた状態となる。これにより、これら固定用フック163とフック受け孔181との間の作用により、リールユニット101を背板部13に近付けるような力が生じることとなる。よって、構成の簡素化を図りながら、リールユニット101の背板部13から離れる方向への移動規制を強固に行うことが可能となる。
ここで、既に説明したように、フック受け孔171,181は背板部13を貫通させて形成されているとともに、その開口面積は固定用フック153,163よりも大きく形成されているため、これらフック受け孔171,181を通じて筐体11の内部空間に不正用治具が挿入されてしまうことが懸念される。特に、リールユニット101の上方には主制御装置41が搭載されているため、当該不正行為の発生が懸念される。
これに対して、図12に示すように、各台座152,162において固定用フック153,163の周囲に存在するとともに後方を向く面は、対応するフック受け孔171,181の開口面よりも広く形成されており、フック受け孔171,181と固定用フック153,163との隙間は台座152,162により筐体11内側から塞がれている。また、筐体11の背板部13におけるフック受け孔171,181の内側開口の周縁部であって固定用フック153,163が存在していない箇所、すなわちフック受け孔171,181の内側開口の周縁部であって下縁部を除いた箇所には、台座152,162において後方を向く面が前方から当接している。これにより、フック受け孔171,181を通じて筐体11内に不正用治具を挿入しようとしても、それが行いづらくなっている。
特に、上側のフック受け孔171については、リールユニット101の上方に主制御装置41が存在していることに関係して、当該フック受け孔171の上方へと不正用治具が挿入されることが想定される。これに対して、上記のとおりネジ止め箇所が当該フック受け孔171の鉛直上方に存在しているため、当該上方へ向けた不正用治具の挿入を強固に阻止することが可能となる。
一方、下側のフック受け孔181については、リールユニット101の下方に操作領域24やホッパ装置32が設けられているため、当該フック受け孔181の下方へと不正用治具が挿入されることが想定される。これに対して、上記のとおり下側固定用フック163は下側のフック受け孔181の下縁部に対して係合されているとともに、下側固定用フック163のフック部165は受け面182に付勢力を付与しているため、当該下方へ向けた不正用治具の挿入を強固に阻止することが可能となる。
なお、リールユニット101の取り外しに際しては、ネジ176による固定を解除した後に、上記装着の際の手順と逆の手順でリールユニット101を移動させればよい。
次に、リールユニット101に設けられた消音構造について説明する。
上記のように樹脂材料を用いて装着ベース体102を形成した場合、金属板を用いて形成する場合に比べてリールユニット101の重量負荷を低減させることができる反面、リール122L〜122Rの回転に伴い装着ベース体102の壁部において共振が発生し、異音が生じてしまうことが懸念される。
これに対して、図11(b)に示すように、装着ベース体102の背部112における背面ベース141には当該背面ベース141を貫通する円形の開放孔142が複数形成されている。また、図12に示すようにリールユニット101が装着位置に配置されている状態において背面ベース141が筐体11の背板部13から前方に離間されていることに伴って、背面ベース141と背板部13との間には所定の内部空間143が形成されている。そして、これら開放孔142及び内部空間143の組合せにより共鳴空間が形成されている。
当該共鳴空間は、当該リールユニット101について事前に実験を行い把握した上記共振に伴う特定周波数の音を消音するように形成されている。この消音原理について簡単に説明すると、内部空間143に開放孔142を通じて音が入り込むと、内部空間143の空気がバネとして働き、開放孔142部分の空気が激しく振動することで、上記特定周波数において摩擦損失による大きな消音作用が生じる。当該共鳴空間の特定周波数は、ヘルムホルツの数式に基づいて算出される。
F:特定周波数(Hz)、C:音速、S:複数の開放孔142による共鳴空間の開口部分の断面積、V:内部空間143の容積、L:開放孔142の厚み寸法
上記のように共鳴空間が形成されていることにより、装着ベース体102の壁部において共振が生じることにより発生する異音を消音することが可能となる。
<表示ユニット192について>
次に、前面扉21に設けられた表示ユニット192について、図1に加えて、図13〜図18を参照しながら説明する。
図13は前面扉21の背面図であり、図14は表示ユニット192を取り外した状態で示す前方から見た前面扉21の分解斜視図であり、図15は表示ユニット192を取り外した状態で示す後方から見た前面扉21の分解斜視図であり、図16は表示ユニット192の正面図であり、図17は表示ユニット192の前方から見た分解斜視図であり、図18は表示ユニット192の後方から見た分解斜視図である。
前面扉21は、図14及び図15に示すように、スロットマシン10の前面部を構成する前面ベースユニット191と、各種演出を実行するための装置が搭載された表示ユニット192と、筐体11に対する前面扉21の回動軸を形成するために用いられる扉側支持部材22と、筐体11に対して前面扉21を施錠するために用いられる施錠装置23とを備えている。
前面ベースユニット191は、複数の部材を組合せてユニット化することにより形成されており、窓パネル部201と、操作領域24と、装飾パネル部26と、メダル受け皿25と、を備えている。これら窓パネル部201、操作領域24、装飾パネル部26及びメダル受け皿25の位置や機能については既に説明したとおりであるが、ここでは窓パネル部201について詳細に説明する。
窓パネル部201は、前面ベースユニット191の上半部において略四角形状に形成されている。当該窓パネル部201の上縁部は、前面扉21の上端に設けられた報知用発光部202の前面部を構成する報知用発光カバー部203に沿っており、当該窓パネル部201の左右の縁部は、前面扉21の左端及び右端に設けられた演出用発光部204の前面部を構成する演出用発光カバー部205に沿っている。また、窓パネル部201の下縁部は、操作領域24の上端に沿っている。
窓パネル部201には、既に説明したとおり、縦方向の中央付近に、左側の演出用発光カバー部205から右側の演出用発光カバー部205に亘って水平方向に延びる区画部206が形成されており、当該区画部206により、図1に示すように、上パネル部207と下パネル部208とで上下に区画されている。これら上パネル部207及び下パネル部208のうち下パネル部208の方が上パネル部207よりも面積が広く確保されているが、両パネル部207,208で面積を同一としてもよく、上パネル部207の方が下パネル部208よりも面積が広い構成としてもよい。また、上パネル部207は鉛直方向に起立するように形成されているが、下パネル部208はその前面が上端側ほど後側となるように傾斜させて形成されている。窓パネル部201の背面に重ねるようにして、図14及び図15に示すように、表示ユニット192が前面ベースユニット191に装着されている。
表示ユニット192は、図17及び図18に示すように、ABS樹脂などの樹脂材料により有色不透明に形成された枠状ベース211を備えており、当該枠状ベース211に、各種発光基板212,213、発光基板ユニット214及び表示装置ユニット215が搭載されてなる。
枠状ベース211は、外縁が四角形状をなす枠状に形成されており、横方向の寸法は前面ベースユニット191の横方向の寸法よりも若干小さく設定されているとともに、縦方向の寸法は前面ベースユニット191の上端部から操作領域24の上端までの距離よりも若干小さく設定されている。表示ユニット192の正面視における外縁は枠状ベース211の外縁により定められており、前面ベースユニット191に表示ユニット192を装着した状態において、枠状ベース211が前面ベースユニット191の上縁、左右の側縁及び下縁から外側にはみ出さないようになっている。
枠状ベース211は、縦方向の中央付近において横方向に延在させて形成された区画壁部221により内側の開口が上下に区画されていることにより、上側枠部222と下側枠部223とを備えている。上側枠部222及び下側枠部223のそれぞれには前後に貫通する開口224,225が形成されている。これら上側開口224及び下側開口225は共に横長の長方形状に形成されており、上側開口224の方が下側開口225よりも開口面積が広く確保されている。なお、区画壁部221により、上側枠部222の下壁部と下側枠部223の上壁部とが構成されている。
上側枠部222は、窓パネル部201における上パネル部207に背面側から重なっており、下側枠部223は、窓パネル部201における下パネル部208に背面側から重なっている。但し、図14及び図16に示すように、上側枠部222において上側開口224の上方に位置する上側周縁部は、前面ベースユニット191における報知用発光カバー部203に対して後方から重なっている。また、上側枠部222において上側開口224の左方に位置する左側周縁部、及び下側枠部223において下側開口225の左方に位置する左側周縁部は、前面ベースユニット191における左側の演出用発光カバー部205に対して後方から重なっており、上側枠部222において上側開口224の右方に位置する右側周縁部、及び下側枠部223において下側開口225の右方に位置する右側周縁部は、前面ベースユニット191における右側の演出用発光カバー部205に対して後方から重なっている。
枠状ベース211の前面において報知用発光カバー部203に後方から重なる領域には、当該報知用発光カバー部203とともに報知用発光部202を構成する報知用発光基板212が設けられている。報知用発光基板212はLEDからなる報知用発光体212aが複数搭載された搭載面が報知用発光カバー部203側を向くようにして枠状ベース211に固定されている。報知用発光カバー部203は有色透明に形成されており、当該報知用発光カバー部203を通じた報知用発光基板212の視認を不可としながら、報知用発光体212aから照射された光は報知用発光カバー部203を通じて視認可能となっている。
枠状ベース211の前面において左右の各演出用発光カバー部205に後方から重なる領域には、当該演出用発光カバー部205とともに演出用発光部204を構成する複数の演出用発光基板213が設けられている。これら各演出用発光基板213はLEDからなる演出用発光体213aが複数搭載された搭載面が演出用発光カバー部205側を向くようにして枠状ベース211に固定されている。演出用発光カバー部205は有色透明に形成されており、当該演出用発光カバー部205を通じた演出用発光基板213の視認を不可としながら、演出用発光体213aから照射された光は演出用発光カバー部205を通じて視認可能となっている。
枠状ベース211の前面において各発光基板212,213が設けられた領域よりも内側は、窓パネル部201に対して背面側から重なっている。この場合、下側開口225は下パネル部208に対して背面側から重なっている。また、筐体11に前面扉21が閉鎖された状態において下側開口225は各リール122L〜122Rの前方に位置する。したがって、各リール122L〜122Rの表面に付された図柄は、下パネル部208及び下側開口225を通じてスロットマシン10前方から遊技者に視認される。つまり、リール122L〜122Rに付された図柄を視認可能とする表示窓部27は、下パネル部208がその背面側から下側枠部223により区画されていることにより形成されている。
下側開口225は下パネル部208よりも面積が狭く設定されており、図1に示すように、当該下側開口225は下パネル部208の中央付近に位置している。したがって、下側開口225だけでなく下側枠部223における下側開口225の周縁部も、下パネル部208を通じてスロットマシン10前方から視認可能となっている。この場合、下側枠部223において下側開口225と左右の演出用発光基板213との間であって下パネル部208を通じてスロットマシン10前方から視認可能な領域にはそれぞれ、図17に示すように、枠状ベース211を貫通する複数の側方開口部226が縦方向に並設されている。また、下側枠部223において下側開口225の上方であって下パネル部208を通じてスロットマシン10前方から視認可能な領域には、枠状ベース211を貫通する複数の上方開口部227が横方向に並設されており、下側枠部223において下側開口225の下方であって下パネル部208を通じてスロットマシン10前方から視認可能な領域には、枠状ベース211を貫通する複数の下方開口部228が横方向に並設されている。
これら側方開口部226、上方開口部227及び下方開口部228の背面側には、発光基板ユニット214に設けられた周縁側発光体233aが存在している。発光基板ユニット214について詳細には、当該発光基板ユニット214は、図17及び図18に示すように、基板搭載ベース231を備えている。基板搭載ベース231は、ABS樹脂などの樹脂材料を用いて有色不透明に形成されており、下側開口225と同一又はそれよりも若干開口面積が大きい搭載ベース開口232を有する四角枠状に形成されている。基板搭載ベース231は、搭載ベース開口232が下側開口225と一致するように又は搭載ベース開口232の周縁部が下側開口225の周縁部よりも外側に存在するように枠状ベース211の背面側にネジ固定されている。したがって、下パネル部208及び下側開口225を通じてスロットマシン10前方からリール122L〜122Rを視認可能な構成において、下側開口225の内側に基板搭載ベース231が入り込まないようにすることが可能となる。なお、基板搭載ベース231の外縁は、枠状ベース211における下側枠部223の外縁よりも内側に位置している。
基板搭載ベース231の前面において搭載ベース開口232の周縁部には、複数の周縁側発光基板233が設けられている。各周縁側発光基板233はLEDからなる周縁側発光体233aが複数搭載された搭載面が枠状ベース211側を向くようにして基板搭載ベース231に固定されている。そして、搭載ベース開口232の左右の側方に設けられた周縁側発光基板233の周縁側発光体233aは各側方開口部226を通じて枠状ベース211の前面側に露出されており、搭載ベース開口232の上方に設けられた周縁側発光基板233の周縁側発光体233aは各上方開口部227を通じて枠状ベース211の前面側に露出されており、搭載ベース開口232の下方に設けられた周縁側発光基板233の周縁側発光体233aは各下方開口部228を通じて枠状ベース211の前面側に露出されている。したがって、各周縁側発光体233aから照射された光は、下パネル部208を通じてスロットマシン10前方から視認可能となっている。そして、当該光により、リール122L〜122Rに隣接した位置において光の演出を行うことが可能となる。
ここで、各側方開口部226、各上方開口部227及び各下方開口部228を前側から塞ぐようにして、所定の情報を遊技者に報知可能な模様が付された光透過性シートを枠状ベース211の前面に設けるようにしてもよい。この場合、例えば、所定の情報としてビッグボーナス役に対応した模様やレギュラーボーナス役に対応した模様といったように、それぞれ異なる抽選役に対応した模様を複数付すとともに、それら模様に対応した周縁側発光体233aの発光タイミングを個別に制御可能とすることで、周縁側発光体233aの発光制御を利用して当選役の報知を行うことが可能となる。また、上方開口部227及び下方開口部228のうち少なくとも一方を、各リール122L〜122Rに1対1で対応させて設けるとともに、対象リール122L〜122Rに対して鉛直方向に位置するようにし、各リール122L〜122Rに対応した周縁側発光体233a毎に発光タイミングを個別に制御可能とすることで、周縁側発光体233aの発光制御を利用して各リール122L〜122Rの停止順序を遊技者に報知することが可能となる。
枠状ベース211において下方開口部228の下方には、当該枠状ベース211を貫通させて報知用開口部235が形成されている。枠状ベース211の背面において報知用開口部235が形成された領域には、図18に示すように報知用表示基板236が設けられている。当該報知用表示基板236には、図16に示すように、複数のセグメント表示器237が搭載されており、これらセグメント表示器237の表示面は報知用開口部235を通じて枠状ベース211の前面側に露出されている。また、これらセグメント表示器237の表示面は下パネル部208に対して背面側から対向している。セグメント表示器237では、入賞が成立した場合におけるメダルの払出数、及びクレジットされた仮想メダルの枚数などが表示される。
上記のように下側開口225が下パネル部208に対して背面側から重なっているのに対して、上側開口224は上パネル部207に対して背面側から重なっている。上側開口224は、図16に示すように、面積が上パネル部207と同一又はそれよりも若干広く設定されており、上側開口224の周縁部はその全周に亘って上パネル部207の周縁部と重なっている又は上パネル部207の周縁部よりも外側に位置している。これら上パネル部207及び上側開口224を通じてスロットマシン10前方から表示装置ユニット215が視認可能となっている。
表示装置ユニット215は、図17及び図18に示すように、当該表示装置ユニット215の前面部を構成する表示装置ベース241と、当該表示装置ベース241の背面側に固定される表示装置242と、当該表示装置242の背面側に固定される表示制御ユニット243と、を備えている。
表示装置ベース241は、ABS樹脂などの樹脂材料により有色不透明に形成されており、上側開口224よりも開口面積が小さく且つ全体が当該上側開口224に含まれる表示用開口251を有する四角枠状に形成されている。表示用開口251はその開口面積が、表示装置242の表示面242aと同一又はそれよりも若干広く設定されており、表示面242aの全体が表示用開口251の範囲に含まれている。そして、表示用開口251の全体又は略全体が上パネル部207と対向していることにより、表示面242aはその全体がスロットマシン10前方から視認可能となっている。なお、表示装置ベース241の外縁は、枠状ベース211における上側枠部222の外縁よりも内側に位置している。
表示装置242としては液晶表示装置が設けられている。但し、これに限定されることはなく、プラズマディスプレイ装置、有機EL表示装置又はCRTを用いてもよい。表示装置242は所定の厚み寸法を有しており、さらに表示装置ベース241の背面に表示装置242の前面周縁部を重ねるようにして、表示装置ベース241に表示装置242がネジ止めされていることにより、図14及び図15に示すように、表示装置ベース241の背面から表示装置242が後方に突出した状態となっている。表示装置242は、当該表示装置242の背面に搭載された表示制御ユニット243により表示制御される。
表示制御ユニット243は、表示制御装置245と、当該表示制御装置245が搭載されるボックス台座246と、を備えている。表示制御装置245は、配線を介して主制御装置41と電気的に接続され、当該主制御装置41から送信されたコマンドに応じた処理を実行するCPU、当該処理プログラムや固定値データを記憶したROM、当該処理プログラムの実行に際してデータが一時的に記憶されるRAM、当該CPUから出力される内部コマンドに基づいて表示装置242に描画信号を出力し表示面242aにて所定の画像を表示させるVDPなどが搭載された、図示しない表示制御基板を備えている。当該表示制御基板は、基板ボックス247に収容されている。なお、基板ボックス247はその外部から表示制御基板を目視確認可能なように、透明(具体的には無色透明)に形成されている。表示制御装置245は、略長方形状をなす表示制御基板の形状に対応させて、略長方形状をなす表面及び裏面を有し且つ略直方体状に形成されている。
ボックス台座246は、図17に示すように、表示制御装置245の搭載面が形成された台座ベース248と、当該台座ベース248から前方へと延出された脚部249とが一体形成されている。当該脚部249は表示装置242を跨いで表示装置ベース241の背面に接しており、この接している箇所においてネジ止めされていることにより、表示制御装置245が搭載されたボックス台座246は表示装置ベース241に固定されている。
台座ベース248の搭載面は、表示装置242側とは逆側を向いている。この搭載面に裏面を重ね合わせるようにして、台座ベース248に表示制御装置245が搭載されて固定されている。このように表示制御装置245が搭載されていることにより、表示制御装置245の表面は台座ベース248を基準として表示装置242側とは逆側、すなわち前面扉21を閉鎖した状態においてスロットマシン10後側を向いている。また、表示制御装置245はその表面及び裏面が長方形状をなしているが、当該長方形状の長辺部が延びる方向は横方向となっている。上記のように表示制御装置245が設けられていることにより、当該表示制御装置245は表示装置242の背面から後方に突出した状態となっている。
表示装置242及び表示制御装置245が搭載された表示装置ベース241は、所定の厚み寸法を有するように形成されている。そして、その前後の空間を利用して可動物ユニット252が設けられている。
可動物ユニット252は、図16及び図18に示すように、所定の演出に際して移動する可動物253と、当該可動物253の移動をガイドするガイドレール254と、当該可動物253をガイドレール254に沿って移動させるための動力を与える可動物用モータ255と、当該可動物用モータ255の駆動力を可動物253に伝えて当該可動物253を移動させるリンク機構256と、を備えている。表示装置ベース241の前面側には、表示用開口251を横方向に挟むようにして左右一対のカバー部257が設けられており、ガイドレール254はこれらカバー部257の間に亘って横方向に延在させて設けられている。当該ガイドレール254に下端部が上方から被さるようにして可動物253が設けられており、さらに当該可動物253の下端部はリンク機構256に連結されている。
可動物用モータ255が駆動状態となることで、可動物253がガイドレール254に沿って横方向に移動し、表示面242aの前方に重ならないようにカバー部257の後方に隠れる退避位置と、当該表示面242aの前方に重なる演出時位置との間で変位する。上記所定の演出に際しては、表示面242aにおける表示演出と連動して可動物253が退避位置から演出時位置へ変位する。なお、当該所定の演出は、ビッグボーナスやレギュラーボーナスの役に当選した期待度が高いことを遊技者に認識させるために実行される。
可動物ユニット252が搭載された表示装置ベース241は、図14及び図15に示すように、その前面を枠状ベース211の背面に重ねるようにして当該枠状ベース211にネジ止めされている。したがって、表示装置ベース241は、枠状ベース211の背面から後方に突出した状態となっている。また、既に説明したとおり、表示装置242は表示装置ベース241の背面から後方に突出した状態となっているとともに、表示制御装置245は表示装置242の背面から後方に突出した状態となっているため、表示装置ユニット215は枠状ベース211の背面から後方に大きく突出した状態となっている。したがって、筐体11に対して前面扉21を閉鎖させた状態においては、表示装置ユニット215が筐体11の前面開口部よりも当該筐体11の内側に入り込んだ状態となる。
表示ユニット192は既に説明したとおり、前面ベースユニット191の背面に重ねられ、当該前面ベースユニット191に固定されている。この固定には、図13〜図15に示すように、部材の破壊を要することなく固定解除が可能な固定具としてネジ258が用いられている。この場合に、表示ユニット192の上縁部や下縁部は当該ネジ258のみにより前面ベースユニット191に固定されている。
一方、表示ユニット192の左縁部については、縦方向の全体に亘って前面ベースユニット191の背面と扉側支持部材22とにより前後に挟まれた状態で、当該扉側支持部材22が前面ベースユニット191に上記ネジ258を用いて固定されていることを通じて前面ベースユニット191に固定されている。また、表示ユニット192の右縁部については、縦方向の全体に亘って前面ベースユニット191の背面と施錠装置23とにより前後に挟まれた状態で、当該施錠装置23が前面ベースユニット191に上記ネジ258を用いて固定されていることを通じて前面ベースユニット191に固定されている。
表示ユニット192において前面ベースユニット191と扉側支持部材22とにより前後に挟持される箇所及び表示ユニット192において前面ベースユニット191と施錠装置23とにより前後に挟持される箇所は、枠状ベース211において演出用発光基板213が設けられた領域である。このように扉側支持部材22及び施錠装置23を利用して表示ユニット192を前面ベースユニット191に固定することにより、部材点数の増加を抑制しながら、表示ユニット192を前面ベースユニット191に強固に固定することが可能となる。
以上のとおり、前面ベースユニット191に対して表示ユニット192が着脱可能に設けられた構成において、前面ベースユニット191に形成された下パネル部208と、枠状ベース211に形成された下側開口225とにより表示窓部27が形成されているため、機種変更に際して表示窓部27のサイズを変更する場合であっても表示ユニット192を変更するだけでよく、前面ベースユニット191をそのまま利用することが可能となる。これにより、リユース性を高めることが可能となる。
また、枠状ベース211には各種発光基板212,213,233及び表示装置242が搭載されている一方、リールユニット101は搭載されていない。したがって、表示ユニット192の重量を低減することが可能となり、当該表示ユニット192の交換作業の作業性を向上させることが可能となる。
また、下パネル部208は下側開口225よりも広く形成されている。これにより、機種変更に際して表示窓部27のサイズを大きくすることに対処可能となり、前面ベースユニット191の汎用性を高めることが可能となる。また、枠状ベース211に搭載された周縁側発光基板233は、当該下パネル部208に対して後方から対向している。これにより、機種変更に際して表示窓部27のサイズを大きくすることに対処可能とした構成において、かかる汎用性を高めるための構成を利用して周縁側発光基板233からの光を遊技者に視認させることが可能となる。よって、汎用性を高めるための構成を有効活用することが可能となる。
また、上パネル部209は表示装置242の表示面242aよりも広く形成されている。これにより、機種変更に際して表示面242aのサイズを大きくすることに対処可能となり、前面ベースユニット191の汎用性を高めることが可能となる。また、枠状ベース211に搭載された可動物ユニット252は、当該上パネル部207に対して後方から対向している。これにより、機種変更に際して表示面242aのサイズを大きくすることに対処可能とした構成において、かかる汎用性を高めるための構成を利用して可動物ユニット252における演出を遊技者に視認させることが可能となる。よって、汎用性を高めるための構成を有効活用することが可能となる。
また、表示ユニット192は、その左縁部が縦方向の全体に亘って前面ベースユニット191と扉側支持部材22とにより前後に挟持されているとともに、その右縁部が縦方向の全体に亘って前面ベースユニット191と施錠装置23とにより前後に挟持されている。これにより、これら扉側支持部材22及び施錠装置23を利用して、前面ベースユニット191に対して表示ユニット192を安定した状態で支持させることが可能となる。
<主制御装置41と表示装置ユニット215との位置関係について>
次に、主制御装置41と表示装置ユニット215との位置関係について、図12に加えて、図19及び図20を参照しながら説明する。
図19はスロットマシン10の上側を拡大して示す当該スロットマシン10の縦断面図であり、図20は主制御装置41の正面図である。なお、図19では、説明の便宜上、可動物ユニット252を省略している。
既に説明したとおり、主制御装置41は、リールユニット101の上方において筐体11の背板部13に設けられている。主制御装置41は初期位置に配置されている状態において裏面が背板部13に沿うように起立しており、主制御装置41はその全体が各リール122L〜122Rの前後方向の中心よりも後方に位置している。また、当該初期位置に配置されている状態において主制御装置41の表面は前方を向いており、当該表面を通じて主制御基板42の素子搭載面が視認可能となっている。
一方、表示装置ユニット215は、既に説明したとおり、前面扉21に設けられた枠状ベース211の背面から後方に大きく突出しており、筐体11に対して前面扉21を閉鎖させた状態において表示装置ユニット215が筐体11の前面開口部よりも後側に入り込んでいる。また、表示装置ユニット215の背面には既に説明したとおり表示制御装置245が存在しており、当該表示制御装置245の表面は後方を向いている。
表示装置ユニット215は、図19に示すように、筐体11内におけるリールユニット101の上方空間に入り込んでおり、表示制御装置245の表面は主制御装置41の表面に前方から対向している。また、表示装置ユニット215は、既に説明したとおり、表示装置ベース241の背面に表示装置242が搭載されているとともに当該表示装置242の背面に表示制御ユニット243が搭載されており、さらに表示装置ベース241には可動物ユニット252が収容されていることにより所定の厚み寸法を有している。したがって、表示装置ユニット215は表示制御装置245の表面が各リール122L〜122Rの前後方向の中心よりも後方となるように、リールユニット101の上方空間に大きく入り込んでおり、当該表示制御装置245の表面は主制御装置41の表面に対して近い位置にて対向している。主制御装置41の表面において最も前方に張り出している箇所と、表示制御装置245の表面において最も後方に張り出している箇所との間の距離Xは、主制御装置41の厚み寸法及び表示制御装置245の厚み寸法よりも小さく設定されている。
主制御装置41の表面において表示制御装置245の表面と対向する範囲(以下、対向領域261とも言う)は、図20において二点鎖線で囲む範囲となっている。詳細には、主制御装置41の表面部において主制御基板42のCPU43、ROM44及びRAM45と対向する箇所は、対向領域261に含まれている。また、主制御装置41において当該主制御装置41外の機器と電気的な接続を行うためのものであって、当該主制御装置41の表面において露出しているコネクタ部262a〜262cは、対向領域261に含まれている。当該コネクタ部262a〜262cには、ホッパ装置32と電気的な接続を行うためのコネクタ部262aが含まれている。
上記のように表示制御装置245の表面が主制御装置41の表面に対して近い位置にて対向しているとともに、対向領域261に、CPU43、ROM44及びRAM45との対向箇所や上記コネクタ部262a〜262cが含まれていることにより、前面扉21を開放させることなく不正用治具を挿入させて、CPU43、ROM44及びRAM45やコネクタ部262a〜262cに不正を施そうとしても、それが行いづらくなっている。
なお、CPU43、ROM44及びRAM45がそれぞれ別チップとして設けられているのではなく、それらの機能が1チップ化されている構成においては、当該チップとの対向箇所が対向領域261に含まれている構成とすればよい。
一方、主制御装置41の表面においてその周縁部は上記対向領域261に含まれていない。かかる対向領域261に含まれていない周縁部には、主制御装置41の基板ボックス46が不正に開放されることを阻止する構造や主制御装置41を支持する支持ユニット51が存在している。
具体的には、基板ボックス46の下縁部には当該基板ボックス46の開放操作を阻止する結合構造48が設けられているとともに、主制御装置41が搭載されている状態では基板ボックス46の開放操作を阻止することとなる支持ユニット51の支持台座52が存在している。また、基板ボックス46の左右の縁部には支持ユニット51の支持部材53が存在している。
上記構成であることにより、対向領域261に含まれていない周縁部は不正の対象となりづらい箇所であり、表示制御装置245の表面と対向していなくても不正防止の観点からは問題が生じづらい。その一方、当該周縁部も含めて主制御装置41の表面の全体を表示制御装置245の表面と対向させようとすると、主制御装置41を小型化するか、表示制御装置245を大型化する必要が生じる。しかしながら、主制御装置41を小型化すると、搭載素子の小型化や回路パターンの細線化などを図る必要が生じ、コストの上昇を招いてしまうおそれがあり、表示制御装置245を大型化すると、後方へと大きく突出させて設けられた表示装置ユニット215の重量の増加を招いてしまうおそれがある。これに対して、上記のように対向領域261を設定したことにより、主制御装置41に対する不正行為を好適に抑制することが可能となる。
表示装置ユニット215は、上記のとおり、表示制御装置245の表面が各リール122L〜122Rの前後方向の中心よりも後方に位置するように入り込んでいるが、図19に示すように、当該表示制御装置245の下方には中継基板ユニット104が設けられている。中継基板ユニット104は、既に説明したとおりであり、リールユニット101における装着ベース体102の天井部115において中継側コネクタ部263a,263bが搭載された表面が上方を向くようにして設けられている。当該中継側コネクタ部263a,263bにはそれぞれ、配線264a,264bの一端に設けられた配線側コネクタ部265a,265bが着脱可能な状態で接続されており、メンテナンスなどに際しては、部材の破壊を要することなく配線264a,264bの取り外し操作を行うことが可能となっている。
複数の中継側コネクタ部263a,263bのうち少なくとも一の中継側コネクタ部263bは、表示制御装置245の下面に対して鉛直下方にて対向している。一方、複数の中継側コネクタ部263a,263bは全て、主制御装置41に対して縦方向に対向しておらず、全ての中継側コネクタ部263a,263bが主制御装置41よりも前方に存在している。上記構成であることにより、前面扉21を閉鎖した状態においては表示制御装置245が中継側コネクタ部263bの上方に位置することとなる。したがって、前面扉21を開放させることなく不正用治具を挿入させて、これら中継側コネクタ部263a,263bに不正を施そうとしても、それが行いづらくなっている。
その一方、前面扉21を開放させた状態においては、表示装置ユニット215は前面扉21に一体化されていることにより、図12に示すように、中継基板ユニット104の上方に表示制御装置245が存在しない状態となる。また、既に説明したとおり、全ての中継側コネクタ部263a,263bは主制御装置41よりも前方に位置している。したがって、上記のように主制御装置41の表面に近い位置にて表示制御装置245の表面を対向させて主制御装置41に対する不正行為を抑制した構成において、中継側コネクタ部263a,263bに対する配線264a,264bの着脱操作の作業性を低下させないようにすることが可能となる。
以上のように、主制御装置41が筐体11の背板部13に設置されていることにより、筐体11の前面開口部から遠い位置に主制御装置41が存在することとなり、筐体11と前面扉21との境界を通じて不正用治具を挿入して主制御装置41に不正を施そうとする行為が行いづらくなっている。この場合に、前面扉21を閉鎖した状態においては表示制御装置245が主制御装置41に対して前方から対向するとともに、当該表示制御装置245の対向面はリール122L〜122Rの上方空間においてリール122L〜122Rの前後方向の中央よりも後方に存在している。これにより、表示制御装置245が主制御装置41に対して近い位置に存在することとなり、仮に主制御装置41側へと上記不正用治具が挿入されたとしても、当該不正用治具を利用した主制御装置41に対する不正行為が行いづらくなっている。また、前面扉21に設けられた表示制御装置245を利用して上記不正行為を抑制する構成であるため、構成の簡素化を図りながら不正抑制効果を高めることが可能となる。
ちなみに、上記不正行為としては、不正な電波を出力するための器具が先端に取り付けられた部材を筐体11の内部空間内に侵入させ、当該先端部をCPU43やROM44の前方に配置して不正な電波を出力させ、誤動作させる行為が想定される。
<操作領域24について>
次に、操作領域24の構成について、図21〜図26を参照しながら説明する。
図21は操作領域24を生じさせる操作ユニット273を取り外した状態で示す前方から見た前面扉21の分解斜視図であり、図22は操作ユニット273を取り外した状態で示す後方から見た前面扉21の分解斜視図であり、図23(a)は操作ユニット273の背面図であり、図23(b)は背面側であって下方から見た操作ユニット273の斜視図であり、図24は前方から見た操作ユニット273の分解斜視図であり、図25は後方から見た操作ユニット273の分解斜視図であり、図26(a)は一部を拡大して示す前面扉21の背面図であり、図26(b)は図26(a)のA−A線断面図である。
既に説明したとおり前面扉21は、スロットマシン10の前面部を構成する前面ベースユニット191と、各種演出を実行するための装置が搭載された表示ユニット192と、筐体11に対する前面扉21の回動軸を形成するために用いられる扉側支持部材22と、筐体11に対して前面扉21を施錠するために用いられる施錠装置23とを備えている。
前面ベースユニット191は、既に説明したとおり、複数の部材を組合せてユニット化することにより形成されている。具体的には、既に説明した窓パネル部201及び各種発光カバー部203,205が形成された上扉体271と、装飾パネル部26及びメダル受け皿25が搭載され前面ベースユニット191の下半部のベースとなる下扉体272と、当該下扉体272に搭載され上記操作領域24を形成する操作ユニット273と、を備えている。
上扉体271と下扉体272とは一体化及び分離が自在となるように設けられている。詳細には、上扉体271の下端部は、図21及び図22に示すように、下扉体272の上端部に背面側から重なるように設けられており、当該重なり領域には複数のネジ止め箇所が存在している。当該ネジ止め箇所は、前面ベースユニット191の背面側からネジ止めされていることにより形成されている。このネジ止めは、その固定解除に際して部材の破壊を要しないものであり、この点、上扉体271と下扉体272とは一体化及び分離自在に設けられていると言える。
これら上扉体271と下扉体272との境界を跨ぐようにして、扉側支持部材22及び施錠装置23が設けられている。詳細には、扉側支持部材22及び施錠装置23のそれぞれは、上扉体271の上端部から下扉体272の下端部に亘って縦方向に延在しており、いずれも上扉体271の背面及び下扉体272の背面に当接している。そして、扉側支持部材22及び施錠装置23のそれぞれは、上扉体271及び下扉体272のそれぞれに対して背面側からネジ止めされている。このネジ止めは、その固定解除に際して部材の破壊を要しないものであり、この点、扉側支持部材22及び施錠装置23は上扉体271及び下扉体272のそれぞれに対して着脱可能に設けられていると言える。
ちなみに、図21及び図22では、上扉体271に表示ユニット192が搭載された状態を示す。図21及び図22に示すように、上扉体271に表示ユニット192を搭載した状態において、当該上扉体271を下扉体272から分離させることが可能となっている。
次に、下扉体272及び操作ユニット273について詳細に説明する。
下扉体272は、ABS樹脂などの樹脂材料により有色不透明に形成された下扉ベース281を備えている。下扉ベース281の下端部には、ABS樹脂などの樹脂材料により有色不透明に形成された皿形成体282が装着されており、当該皿形成体282と下扉ベース281とによりメダル受け皿25が形成されている。また、下扉ベース281の前面においてメダル受け皿25の上方には、スロットマシン10の機種に対応したキャラクタや模様などの装飾が表面に付された図示しない装飾シートが設けられているとともにその装飾シートを露出させないように前方から覆う透明パネル部283が設けられており、装飾パネル部26が形成されている。
当該下扉体272の上端部には、操作ユニット273を搭載するための搭載領域284が形成されており、当該搭載領域284に対してその前方から操作ユニット273が搭載されている。
操作ユニット273は、図23〜図25に示すように、操作ユニットベース291を備えている。操作ユニットベース291は、ABS樹脂などの樹脂材料により有色不透明に形成されており、前方へ膨出させて形成されている。したがって、操作ユニットベース291には、図23及び図25に示すように、少なくとも後方に向けて開放された収容空間292が形成されている。
操作ユニットベース291には、スタートレバー302と、各ストップボタン322〜324と、投入用部材361と、クレジット投入ボタン312と、操作用ボタン342と、左右一対のスピーカユニット351とが設けられている。
スタートレバー302は、既に説明したとおり、各リール122L〜122Rの回転を開始させるために操作されるものであり、図24に示すように、スタートレバー装置301として設けられている。スタートレバー装置301は、スタートレバー302を変位操作可能に支持するレバー本体部303を有している。レバー本体部303は、図示しない検知センサが内蔵されているとともに、当該検知センサの検知結果を主制御装置41に出力するための配線が接続されるコネクタ部304を備えている。レバー本体部303にはその前面にスタートレバー302の軸部302aが挿入される孔部が形成されており、その後面に上記コネクタ部304が設けられている。
操作ユニットベース291において前方へと膨出した先側である前面部291aにはその左側に、前後に貫通するスタート用孔部305が形成されている。当該スタート用孔部305を通じてスタートレバー302が操作ユニットベース291の前面部291aから前方に突出するようにして、レバー本体部303が操作ユニットベース291の収容空間292に後方から収容されており且つ操作ユニットベース291の前面部291aに後方からネジ止めされている。このネジ止めは、その固定解除に際して部材の破壊を要しないものであり、この点、スタートレバー装置301は操作ユニットベース291に対して着脱可能に設けられていると言える。
クレジット投入ボタン312は、既に説明したとおり、クレジットされた仮想メダルを投入するために操作されるものであり、図24に示すように、投入ボタン装置311として設けられている。投入ボタン装置311は縦長の箱状に形成された投入本体部313を備えており、当該投入本体部313の上面にクレジット投入ボタン312が設けられている。投入ボタン装置311には、図示しない検知センサが内蔵されているとともに、当該検知センサの検知結果を主制御装置41に出力するための図示しない配線が接続されるコネクタ部314を備えている。なお、当該コネクタ部314は、図23(b)に示すように、投入本体部313の底面に設けられている。
操作ユニットベース291の上面部291bにはその左側に、縦方向に貫通する投入ボタン用孔部315が形成されている。投入ボタン装置311の上面部には当該投入ボタン装置311の投入本体部313よりも外側に延出したフランジ部316が形成されており、さらに投入本体部313の側面には左右一対の投入用フック317が形成されている。投入ボタン装置311は投入ボタン用孔部315に上方から挿入されているとともに、下方への変位がフランジ部316と投入ボタン用孔部315の周縁部との当接により規制されている。また、この状態では、投入用フック317が投入ボタン用孔部315の周縁部に対して操作ユニットベース291の収容空間292側から当接しており、投入ボタン装置311が操作ユニットベース291に固定されている。
ここでスタートレバー装置301と投入ボタン装置311との関係について説明する。
スタートレバー装置301は、既に説明したとおり、操作ユニットベース291の前面部291aに形成されたスタート用孔部305を通じてスタートレバー302が当該前面部291aの前方に突出するようにして、操作ユニットベース291の収容空間292側から配置され、当該収容空間292側からネジ止めされている。この場合に、図24及び図25に示すように、スタートレバー装置301のネジ止め箇所は、レバー本体部303においてその背面側に設けられたネジ止め板306に形成されている。ネジ止め板306には、その4隅に貫通孔307が形成されており、これら貫通孔307に背面側から挿通されたネジ308が操作ユニットベース291に螺着されていることにより、当該ネジ308と操作ユニットベース291とでネジ止め板306が挟持され、スタートレバー装置301が固定されている。
一方、投入ボタン装置311は、既に説明したとおり、操作ユニットベース291の上面部291bに形成された投入ボタン用孔部315に上方から挿入されている。この場合に、図23(a)及び図23(b)に示すように、投入ボタン装置311の投入本体部313において操作ユニットベース291の収容空間292に入り込んでいる領域は、スタートレバー装置301のネジ止め板306よりも後方に位置しており、投入本体部313はその一部がネジ止め板306の一部に対して後方から対向している。この後方から対向する範囲には、スタートレバー装置301を操作ユニットベース291に固定するための一のネジ308が含まれており、当該ネジ308の頭部と投入本体部313との間の距離は、取り外すために必要な当該ネジ308の移動量よりも短く設定されている。
かかる構成であることにより、操作ユニットベース291への装着に際しては、スタートレバー装置301を装着した後に投入ボタン装置311を装着する必要がある。一方、操作ユニットベース291からの取り外しに際しては、投入ボタン装置311を取り外した後に、スタートレバー装置301を取り外す必要がある。
なお、スタートレバー装置301及び投入ボタン装置311の着脱順序は、他の部材との関係では任意である。
各ストップボタン322〜324は、既に説明したとおり、回転している各リール122L〜122Rを個別に停止させるために操作されるものであり、図24に示すように、ストップ装置321に各ストップボタン322〜324が設けられている。ストップ装置321は横長に形成された前面部325を備える箱状に形成されており、当該前面部325には3個のストップボタン322〜324が等間隔で横方向に並設されている。ストップ装置321には、各ストップボタン322〜324に1対1で対応させて図示しない検知センサが内蔵されているとともに、当該検知センサの検知結果を主制御装置41に出力するための図示しない配線が接続されるコネクタ部326を備えている。なお、当該コネクタ部326は、図23(b)に示すように、ストップ装置321の下面であって後端よりの位置に設けられている。
操作ユニットベース291の前面部291aにおいてその左右方向の中央部分には、図24に示すように、前後に貫通するストップ用孔部327が形成されている。一方、ストップ装置321の前面部325には当該ストップ装置321のストップ本体部329よりも外側に延出したフランジ部328が形成されている。ストップ装置321はストップ用孔部327に前方から挿入されているとともに、後方への変位がフランジ部328とストップ用孔部327の周縁部との当接により規制されている。この状態で、ストップ装置321において各ストップボタン322〜324以外の箇所を前方から覆うようにしてストップ装置カバー331が設けられていることにより、ストップ装置321が操作ユニットベース291に固定されている。
ストップ装置カバー331は、ABS樹脂などの樹脂材料により有色不透明に形成されており、ストップ装置321の前面部325に前方から対向する前カバー部332と、当該前カバー部332の上端部に連続し操作ユニットベース291の上面部291bに上方から当接する上カバー部333とが一体形成されてなる。前カバー部332の背面には後方に突出させて左右一対のボス334が一体形成されている。当該ボス334に対して操作ユニットベース291の収容空間292側からネジが螺着されていることにより、ストップ装置カバー331と操作ユニットベース291とによりストップ装置321のフランジ部328が前後に挟持された状態で当該ストップ装置カバー331が操作ユニットベース291に固定されている。このネジ止めは、その固定解除に際して部材の破壊を要しないものであり、この点、ストップ装置カバー331及びストップ装置321は操作ユニットベース291に対して着脱可能に設けられていると言える。
上記のとおりストップ装置カバー331には上カバー部333が一体形成されており、当該上カバー部333は操作ユニットベース291の上面に当接しているが、当該操作ユニットベース291の上面部291bには、上カバー部333の上面と操作ユニットベース291の上面における周囲の面とが面一となるように、下方へと窪んだ凹み領域335が形成されている。
操作用ボタン342は、既に説明したとおり、表示装置242における演出の内容を切り替えるために操作されるものであり、図24に示すように、操作用ボタン装置341として設けられている。操作用ボタン装置341は縦長の箱状に形成された操作本体部343を備えており、当該操作本体部343の上面に操作用ボタン342が設けられている。操作用ボタン装置341には、図示しない検知センサが内蔵されているとともに、当該検知センサの検知結果を主制御装置41に出力するための図示しない配線が接続されるコネクタ部344を備えている。なお、当該コネクタ部344は、図25に示すように、操作本体部343の下端部に設けられている。
操作ユニットベース291の上面部291bにはその後側であって中央側に、図24に示すように、縦方向に貫通する操作ボタン用孔部345が形成されている。操作用ボタン装置341の上面部には当該操作用ボタン装置341の操作本体部343よりも外側に延出したフランジ部346が形成されており、さらに操作本体部343の側面には左右一対の操作用フック347が形成されている。操作用ボタン装置341は操作ボタン用孔部345に上方から挿入されているとともに、下方への変位がフランジ部346と操作ボタン用孔部345の周縁部との当接により規制されている。また、この状態では、操作用フック347が操作ボタン用孔部345の周縁部に対して操作ユニットベース291の内部空間側から当接しており、操作用ボタン装置341が操作ユニットベース291に固定されている。
また、操作用ボタン装置341は、操作用ボタン装置カバー348が設けられていることによってもその変位が規制されている。操作用ボタン装置カバー348は、ABS樹脂などの樹脂材料により有色不透明に形成されており、操作用ボタン342を露出させた状態で操作ユニットベース291の上面部291bに上方から当接している。そして、この状態では、操作用ボタン装置341のフランジ部346が操作用ボタン装置カバー348と操作ユニットベース291の上面部291bとにより上下に挟持されており、当該操作用ボタン装置341が強固に固定されている。
操作用ボタン装置カバー348は、操作ユニットベース291の上面部291bにおいて下方へと窪ませて形成された凹み領域335に設けられており、操作用ボタン装置カバー348の上面と操作ユニットベース291の上面における周囲の面とが面一となっている。また、操作用ボタン装置カバー348は、ストップ装置カバー331における上カバー部333に連続しており、これらカバー331,348の境界では、ストップ装置カバー331の上カバー部333が操作用ボタン装置カバー348に上方から当接している。このように操作用ボタン装置カバー348は取り外し方向の変位がストップ装置カバー331により規制されているため、当該操作用ボタン装置カバー348を操作ユニットベース291に固定するための専用の固定具は不具備となっている。
操作用ボタン装置カバー348に乗り上げるようにしてストップ装置カバー331が設けられた構成において、相互の当接箇所には、カバーの肉厚を薄くするようにして段差部が形成されている。したがって、ストップ装置カバー331と操作用ボタン装置カバー348との境界には縦方向の段差が発生しておらず、両カバー331,348の上面は面一となっている。
上記のように操作用ボタン装置カバー348に乗り上げるようにしてストップ装置カバー331が設けられているため、操作ユニットベース291への装着に際しては、操作用ボタン装置341を装着した後にストップ装置321を装着する必要がある。一方、操作ユニットベース291からの取り外しに際しては、ストップ装置321を取り外し後に、操作用ボタン装置341を取り外す必要がある。なお、これらストップ装置321及び操作用ボタン装置341の着脱順序は、他の部材との関係では任意である。
ちなみに、操作ユニットベース291の上面部291bにおいて操作ボタン用孔部345の横方には、縦方向に貫通する予備孔部349が形成されている。予備孔部349は、操作ボタン用孔部345と同一のサイズとなるように形成されており、操作用ボタン装置341を挿入可能となっている。このように予備孔部349が形成されていることにより、操作用ボタン装置カバー348を当該予備孔部349に対応したものと交換するだけで、操作用ボタン装置341の設置位置を変更することが可能となる。
スピーカユニット351は、図24に示すように、左右一対となるように設けられている。これらスピーカユニット351は同一の構成となっているため、一方のスピーカユニット351について詳細に説明する。スピーカユニット351は、音を出力するためのスピーカ装置352と、スピーカカバー353とを備えている。スピーカ装置352は、コーン形状をなし且つ振動板を振動させることにより音を出力する周知の音出力装置であり、その前面の直径が高さ寸法よりも大きいものである。
スピーカカバー353は、ABS樹脂などの樹脂材料により有色不透明に形成されており、スピーカ装置352の前面に対向するカバーベース354を備えている。カバーベース354には、当該カバーベース354の壁部を貫通する音通過孔355が多数形成されており、カバーベース354は格子状をなしている。スピーカ装置352は、その前面がカバーベース354の背面に対向するように配置されており、その状態で、当該スピーカ装置352の背面側からスピーカカバー353にネジ止めされている。このネジ止めは、その固定解除に際して部材の破壊を要しないものであり、この点、スピーカ装置352はスピーカカバー353に対して着脱可能に設けられていると言える。
スピーカユニット351は、操作ユニットベース291の横方向の端部に設けられている。具体的には、操作ユニットベース291の前面部291aにおいて横方向の端部には、前後方向に貫通するスピーカ用孔部356が形成されている。当該スピーカ用孔部356は、スピーカカバー353に形成された音通過孔355よりも開口面積が大きく形成されており、さらに形成されている数は音通過孔355よりも少ない数となっている。
スピーカユニット351は、操作ユニットベース291の収容空間292に収容されており、スピーカカバー353のカバーベース354が当該収容空間292側からスピーカ用孔部356に対向するようにして配置されている。そして、この状態で、内部空間側から操作ユニットベース291にネジ止めされている。このネジ止めは、その固定解除に際して部材の破壊を要しないものであり、この点、スピーカユニット351は操作ユニットベース291に対して着脱可能に設けられていると言える。
スピーカユニット351が設けられていることにより、スピーカ装置352の前面はスロットマシン10前方を向いている。スピーカ装置352から出力された音は、スピーカカバー353に形成された音通過孔355及びスピーカ用孔部356を通ってスロットマシン10前方に向けて伝搬していく。スピーカ装置352からは、遊技の進行に伴う種々の効果音や、遊技者に遊技状態を報知するための音が出力される。
一対のスピーカユニット351は、操作ユニットベース291に搭載される他の部材に対して着脱方向に対向していない。したがって、一対のスピーカユニット351の操作ユニットベース291への装着順序及び操作ユニットベース291からの取り外し順序は任意となっている。
投入用部材361は、既に説明したとおり、メダルを投入するためのメダル投入口362を形成するためのものである。投入用部材361は、図24に示すように、ABS樹脂などの樹脂材料により有色不透明に形成されており、当該投入用部材361を縦方向に貫通させてメダル投入口362が形成されている。
操作ユニットベース291の上面部291bにはその右側に、縦方向に貫通する投入口用孔部363が形成されている。なお、投入口用孔部363は、上面部291bにおいて凹み領域335の外側に存在している。投入用部材361においてメダルをメダル投入口362にガイドし易くするためのガイド面364aが形成された上側領域364が投入口用孔部363から上方に突出し、投入用部材361を固定するための箇所が形成された下側領域が投入口用孔部363から操作ユニットベース291の内部空間に入り込むように、投入用部材361が操作ユニットベース291に設置されている。
操作ユニットベース291の上面部291bにおいて投入口用孔部363の周縁部には下方へと窪んだ周縁凹部365が形成されている。一方、投入用部材361においてガイド面364aが形成された上側領域364は投入口用孔部363よりも大きく形成されており、当該上側領域364の周縁部は周縁凹部365の周縁部に対応した形状となっている。投入用部材361が挿入された状態では周縁凹部365に対して上側領域364が上方から接することとなり、当該上側領域364の周縁部は周縁凹部365の周縁部により囲まれた状態となっている。これにより、投入用部材361と投入口用孔部363との境界から不正用治具を挿入しようとしても、当該不正用治具の侵入が周縁凹部365により阻止されることとなる。
ここで、投入用部材361の固定についての構成を詳細に説明する。
投入用部材361は、図26(a)及び図26(b)に示すように、下扉体272の背面側に設けられたセレクタ371にネジ止めされている。
セレクタ371は、既に説明したとおり、メダル投入口362に投入されたメダルを投入可能時であればホッパ装置32へ導き、投入不可時であればメダル受け皿25へと導くためのものである。具体的には、図21及び図22に示すように、セレクタ371は、金属板を折り曲げて形成することでセレクタベース372を備えており、当該セレクタベース372にはメダル投入口362に連通されたメダル通路が内蔵されているとともに、当該メダル通路を通過するメダルを検知するメダル検知センサが内蔵されている。また、メダル投入口362から投入されたメダルをメダル通路側に導く状態と、当該メダル通路側とは異なる側であって最終的にメダル受け皿25に排出される側にメダルを導く状態とに遷移可能な振分部材が内蔵されている。セレクタベース372には、ABS樹脂などの樹脂材料を用いて形成されたメダルガイド部材373が取り付けられており、メダル通路を通過したメダルは当該メダルガイド部材373を通じてホッパ装置32に排出される。
セレクタ371は、図22及び図26(a)に示すように、下扉ベース281に背面側からネジ止めされている。このネジ止めは、その固定解除に際して部材の破壊を要しないものであり、この点、セレクタ371は下扉ベース281に対して着脱可能に設けられていると言える。セレクタベース372の上端部には、図22に示すように、金属板を折り曲げ上方へと起立した固定受け部374が形成されている。
当該固定受け部374に対応させて投入用部材361には、図23(b)に示すように、固定板部366が一体形成されている。固定板部366は、投入用部材361においてメダル投入口362に投入されたメダルをセレクタ371に排出するためのものであって下方に向けて延在させて設けられた排出通路部367の後方に設けられている。固定板部366は、その一方の板面が排出通路部367側を向くように形成されており、さらに排出通路部367との間に入り込み溝部368が生じるように当該排出通路部367に対して離間されている。当該入り込み溝部368は、横方向の両端にて開放されているとともに、下方に向けて開放されている。
入り込み溝部368の溝幅は、固定受け部374が入り込み可能な大きさに形成されている。下扉ベース281にセレクタ371及び操作ユニット273が装着され、さらに操作ユニットベース291に投入用部材361が装着された状態において、図26(b)に示すように、入り込み溝部368に固定受け部374が下方から入り込んだ状態となる。固定受け部374にはネジ孔374aが形成されているとともに、固定板部366には当該ネジ孔374aに連通する貫通孔366aが形成されており、これらネジ孔374a及び貫通孔366aには固定板部366の後方からネジ375が挿入されている。これにより、投入用部材361がセレクタ371にネジ止めされた状態となっている。このネジ止めは、その固定解除に際して部材の破壊を要しないものであり、この点、セレクタ371は下扉ベース281に対して着脱可能に設けられていると言える。
投入用部材361の入り込み溝部368にセレクタ371の固定受け部374が入り込む構成において、セレクタベース372の上面部における固定受け部374の前方には、図21に示すように、縦方向に貫通させて排出用孔部376が形成されている。当該排出用孔部376は投入用部材361に形成された排出通路部367よりも一回り大きく形成されており、排出用孔部376内に排出通路部367が上方から入り込んでいる。これにより、投入用部材361の固定板部366がセレクタ371の固定受け部374に後方から接する構成であったとしても、メダル投入口362に投入されたメダルをセレクタ371の内部に導くことが可能となる。
投入用部材361は、上記のようにセレクタ371に固定されるため、操作ユニットベース291を下扉体272に装着した後に、当該投入用部材361を操作ユニットベース291に装着する必要がある。詳細には、操作ユニットベース291には、図21に示すように、左右一対の嵌合溝291cが形成されているとともに、これら嵌合溝291cには上扉体271の下端に設けられた左右一対の嵌合突起271aが上方から入り込むこととなる。したがって、上扉体271と下扉体272とが一体化された状態において操作ユニットベース291を下扉ベース281に装着しようとする場合、装着位置の上方から当該装着位置に向けて操作ユニットベース291を移動させようとしてもそれが不可となる。また、操作ユニットベース291は、下扉ベース281に対して左方から対向する面、右方から対向する面、及び上方から対向する面をそれぞれ有しているため、装着位置の横方から当該装着位置に向けて操作ユニットベース291を移動させようとしてもそれが不可となり、さらに装着位置の下方から当該装着位置に向けて操作ユニットベース291を移動させようとしてもそれが不可となる。したがって、操作ユニットベース291を下扉ベース281に装着する場合には、装着位置の前方から当該装着位置に向けて操作ユニットベース291を移動させる必要がある。この場合に、操作ユニットベース291に投入用部材361が挿入されていると、当該投入用部材361が下扉体272に当接して装着位置への移動が阻止されてしまう。したがって、操作ユニットベース291を下扉ベース281の装着位置に配置した後に、投入用部材361を装着する必要がある。
操作ユニットベース291は、投入用部材361がセレクタ371に固定されることを通じて下扉ベース281に固定されているが、当該固定以外にも、下扉ベース281の背面側からネジ止めされていることによっても下扉ベース281に固定されている。このネジ止めは、その固定解除に際して部材の破壊を要しないものであり、この点、操作ユニットベース291は下扉ベース281に対して着脱可能に設けられていると言える。
操作ユニットベース291は、図21に示すように、上記のような固定方法により、下扉ベース281の上端に形成された搭載領域284に装着されている。この場合に、図26(a)に示すように、操作ユニットベース291において後方開口部は、その一部が搭載領域284により塞がれた状態となる。そして、その塞がれる範囲には、ストップ装置カバー331のネジ止め箇所、スピーカユニット351のネジ止め箇所が含まれている。また、既に説明したとおり、操作用ボタン装置341はストップ装置321の前に操作ユニットベース291に装着する必要がある。したがって、操作ユニットベース291への装着に際しては、投入用部材361を装着する前に、ストップ装置321、操作用ボタン装置341及びスピーカユニット351を装着する必要がある。また、スタートレバー装置301は、操作ユニットベース291において前方へと膨出した先の前面部291aに固定されているため、その固定作業の容易化を鑑みると、投入用部材361を装着する前に、スタートレバー装置301を装着することが好ましい。
搭載領域284には下扉体272を前後に貫通するように複数の露出用開口部285,286が形成されており、当該露出用開口部285,286を通じて、スタートレバー装置301、投入ボタン装置311及びストップ装置321が前面扉21の背面側において露出している。これにより、操作ユニットベース291を下扉体272に装着した状態において、スタートレバー装置301、投入ボタン装置311及びストップ装置321の目視確認を行うことが可能である。
特に、スタートレバー装置301、投入ボタン装置311及びストップ装置321の各コネクタ部304,314,326は、いずれも露出用開口部285,286を通じて前面扉21の背面側から視認可能となっている。これにより、これら装置301,311,321に対する不正行為の有無を目視確認する場合の作業の容易化が図られている。
ここで、操作ユニット273を下扉ベース281から取り外す場合の作業について簡単に説明する。
操作ユニット273の取り外しに際しては、まず下扉ベース281の背面側からネジ固定の解除操作を行う必要がある。当該固定の解除操作としては、下扉ベース281と操作ユニットベース291とを固定しているネジ287に対して解除操作を行う必要があり、さらにセレクタ371と投入用部材361とを固定しているネジ375に対して解除操作を行う必要がある。
その後、投入用部材361を操作ユニットベース291から上方へと引き抜く必要がある。投入用部材361の固定板部366は、セレクタ371の固定受け部374に対して後方に存在しており、この状態において操作ユニットベース291を下扉ベース281の装着位置から前方へ移動させようとしても、固定板部366が固定受け部374に当接し、当該前方への移動が阻止されてしまうからである。
その後、操作ユニットベース291を下扉ベース281の装着位置から前方へ移動させることで、操作ユニット273の取り外しが完了する。なお、この取り外し作業に際しては、上扉体271と下扉体272との分離操作、扉側支持部材22の分離操作、及び施錠装置23の分離操作を必要としない。
以上のように、スタートレバー装置301、投入ボタン装置311、ストップ装置321、操作用ボタン装置341及び投入用部材361が操作ユニットベース291に搭載されて操作ユニット273として設けられているため、当該操作ユニット273を着脱することにより、これら各種操作用装置をまとめて着脱することが可能となる。また、これら複数の操作用装置のうち所望の操作用装置を着脱したい場合には、操作ユニット273を取り外した状態で当該着脱作業を行うことで、前面扉21の背面側から収容空間292内に手を差し込んで着脱作業を行う場合よりも作業性が向上する。
この場合に、操作ユニット273を下扉ベース281から取り外すためには、投入用部材361の取り外し操作を行う必要があるため、不正に操作ユニット273を取り外す場合の作業を手間取らせることが可能となり、当該不正行為の発見の容易化が図られる。さらにまた、投入用部材361を利用する構成であるため、構成の簡素化を図りつつ、当該不正抑制効果を奏することが可能となる。
また、投入用部材361は操作ユニットベース291の上面部291bであって当該上面部291bの後寄りの位置に搭載されている。したがって、他の操作用装置よりも操作ユニット273の取り外しを規制するための下扉ベース281側との間の係合関係を生じさせ易くなる。
また、投入用部材361は操作ユニットベース291の上面部291bに上方から挿入されており、その挿入された箇所が操作ユニットベース291の背面側からネジ375により固定された構成となっている。そして、当該ネジ375を取り外すことで投入用部材361の抜き取りが可能な構成となっている。したがって、投入用部材361の不正な取り外しを行いづらくしながら、当該投入用部材361の正規な取り外しは行い易くすることが可能となる。
また、投入用部材361の上記ネジ375による固定は、セレクタ371に対して行われている。投入用部材361に形成されたメダル投入口362に投入されたメダルがセレクタ371に導出される構成においては、これら投入用部材361とセレクタ371との間の位置ズレが発生しないことが好ましく、上記のように投入用部材361がセレクタ371に固定されていることで両者の位置ズレを阻止することが可能となる。つまり、投入用部材361とセレクタ371との間の相対的な位置ズレを阻止する構成を利用して、操作ユニット273の不正な取り外しを行いづらくさせることが可能となる。
また、操作ユニット273の取り外しに際して先に取り外しを要する操作用装置として、スタートレバー装置301ではなく投入用部材361が選択されている。スタートレバー装置301の操作は抽選処理の契機となるため、当該スタートレバー装置301は不正取り外し等の対象となり得ると考えられる。この場合に、上記のように先の取り外し対象が投入用部材361であることにより、スタートレバー装置301の不正な取り外し等を行いづらくさせながら、上記のような優れた効果を奏することが可能となる。
また、操作ユニット273を下扉ベース281に装着した状態では、当該下扉ベース281の搭載領域284により操作ユニットベース291の後側開口面の一部が塞がれることとなる。これにより、操作ユニットベース291の収容空間292への不正なアクセスを行いづらくさせることが可能となる。
その一方で、搭載領域284には露出用開口部285が形成されており、前面扉21の背面側からスタートレバー装置301を視認可能となっている。これにより、操作ユニットベース291の収容空間292への不正なアクセスを行いづらくした構成において、スタートレバー装置301に対して異常が生じていないか否かの確認の容易化が図られる。
上記のとおりスタートレバー装置301はその操作が抽選処理の実行契機となるため、不正な取り外し等の対象となり易い。この場合に、当該スタートレバー装置301を操作ユニットベース291から取り外すためには、投入ボタン装置311を先に取り外す必要がある構成となっている。これにより、スタートレバー装置301に対する不正を行いづらくすることが可能となる。
また、スタートレバー装置301と投入ボタン装置311とでは、操作ユニットベース291に対する固定方法の種類が異なっている。したがって、スタートレバー装置301を取り外す場合と投入ボタン装置311を取り外す場合とで異なる取り外し作業を行う必要が生じるため、スタートレバー装置301を不正に取り外す場合の作業を手間取らせることが可能となり、当該不正行為の発見の容易化が図られる。
特に、投入ボタン装置311は投入用フック317と操作ユニットベース291との係合により抜け方向への移動が阻止されている構成であるため、ネジ止めにより固定されている構成に比べて取り外しづらい。そして、このような装置の取り外しを先に必要とする構成とすることにより、スタートレバー装置301への不正をより行いづらくすることが可能となる。
<下扉体272におけるスピーカユニット351の位置関係について>
次に、下扉体272におけるスピーカユニット351の位置関係について、図23及び図26に加えて、図27を参照しながら説明する。
図27(a)は前面扉21において窓パネル部201よりも下方の一部を拡大して示す当該前面扉21の正面図であり、図27(b)は図27(a)のB−B線断面図であり、図27(c)は図27(a)のC−C線断面図である。
スピーカユニット351は、既に説明したとおり、操作領域24において左右一対として設けられている。各スピーカユニット351は、スピーカ装置352の前面を前方に向けて設置されているとともに、当該スピーカ装置352から出力された音を前方に伝搬可能とする音通過孔355及びスピーカ用孔部356はスピーカ装置352の前方において当該スピーカ装置352の前面と対向する位置に形成されている。
各スピーカ用孔部356は、図27(a)に示すように、下扉ベース281に形成されておりスロットマシン10の前面部を構成している。これらのうち左側のスピーカ用孔部356は、スタートレバー302の左方に設けられている。左側のスピーカ用孔部356はスタートレバー302に隣接させて設けられている。詳細には、操作ユニットベース291の前面部291aにおいてスタートレバー302を挿通させるためのスタート用孔部305は、その周壁部がスピーカ用孔部356の周壁部と共通するように形成されている。また、スピーカ用孔部356が形成された領域側にスタート用孔部305が入り込むように、スピーカ用孔部356の周壁部はスタート用孔部305との境界において当該スピーカ用孔部356内側に凸となっている。
但し、左側のスピーカユニット351は、図23(a)に示すように、その取り外し方向の経路上にスタートレバー装置301が存在しないように設けられている(図23(a)においては右側のスピーカユニット351)。したがって、上記のようにスピーカ用孔部356に入り込むようにしてスタート用孔部305が形成された構成において、スタートレバー装置301を取り外すことなく、操作ユニットベース291から左側のスピーカユニット351を取り外すことが可能である。
一方、右側のスピーカ用孔部356は、図27(a)に示すように、右側のストップボタン324の右方であってメダル投入口362の右斜め下方に設けられている。この場合、右側のスピーカ用孔部356は、操作ユニットベース291の前面部291aにおいてストップ装置321を挿通させるためのストップ用孔部327から離間させて形成されているとともに、操作ユニットベース291の上面部291bにおいて投入用部材361を挿通させるための投入口用孔部363から離間させて形成されている。
操作ユニットベース291においては、各スピーカユニット351の後方には他の部材が存在していないが、操作ユニット273が下扉ベース281に装着された状態では、各スピーカユニット351の後方には下扉ベース281の搭載領域284が存在している。具体的には、左側のスピーカユニット351は、図27(b)及び図27(c)に示すように、下扉ベース281の搭載領域284に対して前方から対向しており、図26(a)に示すように、その全体が前面扉21の背面において露出していない。
右側のスピーカユニット351も左側のスピーカユニット351と同様に、下扉ベース281の搭載領域284に対して前方から対向しており、図26(a)に示すように、その略全体が前面扉21の背面において露出していない。
左側のスピーカユニット351は、既に説明したとおり、スタートレバー302の横方において当該スタートレバー302に隣接させて設けられているとともに、下扉ベース281の搭載領域284においてスタートレバー装置301の後方には露出用開口部285が形成されている。かかる構成において、図26(a)に示すように、当該露出用開口部285は、前面扉21の背面においてスタートレバー装置301を露出させるようにしながら、左側のスピーカユニット351(図26(a)においては右側)の略全体を露出させないように形成されている。
操作領域24にスピーカユニット351が設けられた構成においては、スピーカ用孔部356及び音通過孔355を通じてスロットマシン10の前方から不正用治具が内部に挿入されてしまうことが想定される。これに対して、上記のようにスピーカユニット351に対してその後方から対向させるようにして下扉ベース281の搭載領域284が存在していることにより、不正用治具の内部への侵入を行いづらくさせることが可能となる。
左側のスピーカユニット351は、図27(a)に示すように、精算ボタン381の上方に設けられている。操作領域24にスピーカユニット351が設けられた構成においては、スピーカ用孔部356及び音通過孔355を通じてドリンクなどの液体が当該スピーカユニット351の収容空間357内に注がれてしまうことが懸念される。これに対して、左側のスピーカユニット351が収容された収容空間357と、精算ボタン381の収容空間382との間には、図27(b)に示すように、区画壁383が形成されており、両収容空間357,382を上下に分離させている。また、区画壁383は後方に向けて下り傾斜されており、当該区画壁383の下った先は、精算ボタン381の収容空間382を規定する壁部における後側壁部384の後方となっている。これにより、左側のスピーカユニット351の収容空間357内であって精算ボタン381の上方空間に液体が注がれたとしても、当該液体が精算ボタン381側へ流入してしまうことを阻止しながら、スピーカユニット351の収容空間357の外部に排出することが可能となる。
左側のスピーカユニット351は、図27(a)に示すように、装飾パネル部26の上方に設けられている。装飾パネル部26は、図27(c)に示すように、透明パネル部283により前方が塞がれた収容空間391内に装飾シート283aが設けられている。この場合に、左側のスピーカユニット351が収容された収容空間357と、装飾パネル部26の収容空間391との間には、前者の収容空間357の下側壁部392と、後者の収容空間391の上側壁部393とが存在しており、両収容空間357,391を上下に分離させている。
下側壁部392は、操作ユニットベース291に形成された第1下側壁部392aと、下扉ベース281に形成された第2下側壁部392bと、を備えている。これら第1下側壁部392a及び第2下側壁部392bは前後に並設されているとともに、第1下側壁部392aの後側端部と第2下側壁部392bの前側端部とが前後方向に当接している。
一方、上側壁部393は、第1下側壁部392aと第2下側壁部392bとの当接箇所よりも前方を基端側として後方へと延在しており、先端部は当該当接箇所よりも後方に存在している。また、上側壁部393の上面は前方に向けて下り傾斜となっている。
なお、上記下側壁部392及び上側壁部393の構成は、右側のスピーカユニット351の収容空間についても同様となっている。
上記構成であることにより、スピーカユニット351の収容空間357内であって装飾パネル部26の上方空間に液体が注がれたとしても、当該液体は第1下側壁部392aと第2下側壁部392bとの境界から上側壁部393上に流れ、当該上側壁部393の上面に留まるか、当該上面の傾斜に沿ってスロットマシン10の前面部に流れることとなる。これにより、上記液体が装飾パネル部26の収容空間391内に入り込んでしまうことが阻止され、上記液体の注入に際して装飾シート283aが汚れてしまうことを阻止することが可能となる。
以上のように、操作領域24に対してスピーカユニット351が設けられていることにより、スタートレバー302を操作している左手、メダル投入口362にメダルを投入している右手、又はストップボタン322〜324を操作している右手に音圧を与えることが可能となる。
ちなみに、図22に示すように、前面扉21の下端部にも左右一対の下側スピーカ装置395が設けられている。これら下側スピーカ装置395は、操作領域24に設けられたスピーカ装置352よりも大型のものであり、より低音の出力を可能とする。当該下側スピーカ装置395は、その前面部をメダル受け皿25の背面に重ねるようにして前方に向けて設置されており、前方に向けて音を出力可能とされている。
ここで、上記のような音圧の付与を可能とする処理構成を説明する。当該音圧の付与を可能とする処理構成の説明に先立ち、本スロットマシン10の電気的構成を、図28のブロック図を参照しながら説明する。
主制御装置41の主制御基板42には、既に説明したように、CPU43、ROM44及びRAM45が搭載されている。ROM44には、CPU43によって実行される各種の制御プログラムや固定値データが記憶されており、RAM45には、このROM44内に記憶されている制御プログラムを実行するに当たって各種のデータを一時的に記憶する作業エリアが確保されている。また、主制御基板42には、内部バスを介してCPU43と電気的に接続された入出力ポート42aが設けられている。なお、図示は省略するが、主制御基板42には、これら以外にも、所定周波数の矩形波をCPU43に出力する図示しないクロック回路、タイマ回路、データ送受信回路などスロットマシン10において必要な各種の処理回路や、クレジット枚数をカウントするクレジットカウンタなどの各種カウンタが内蔵されている。
RAM45は、スロットマシン10の電源が遮断された後においても電源装置31からバックアップ電圧が供給されてデータを保持できる構成となっており、RAM45には、各種のデータ等を一時的に記憶するためのメモリやエリアの他に、バックアップエリアが設けられている。
主制御装置41の入力側には、スタートレバー302の操作を検知するスタート検知センサ302b、各ストップボタン322〜324の操作を個別に検知するストップ検知センサ322a〜324a、セレクタ371に設けられ、メダル投入口362から投入されたメダルを検知する投入メダル検知センサ371a、クレジット投入ボタン312の操作を検知するクレジット投入検知センサ312a、精算ボタン381の操作を検知する精算検知センサ381a、ホッパ装置32から払い出されるメダルを検知する払出検知センサ32c、電源装置31に設けられたリセットボタン31cの操作を検知するリセット検知センサ31d、電源装置31の設定キー挿入孔に設定キーが挿入されたことを検知する設定キー検知センサ31e等の各種センサが接続されており、これら各種センサからの信号は入出力ポート42aを介してCPU43へ出力されるようになっている。
また、主制御装置41の入力側には、入出力ポート42aを介して電源装置31に設けられた停電監視回路31bが接続されている。電源装置31には、主制御装置41をはじめとしてスロットマシン10の各電子機器に駆動電力を供給する電源部31aや、停電監視回路31bなどが搭載されている。
停電監視回路31bは電源の遮断状態を監視し、停電時はもとより、電源スイッチによる電源遮断時に停電信号を生成するためのものである。そのため停電監視回路31bは、電源部31aから出力されるこの例では直流24ボルトの安定化駆動電圧を監視し、この駆動電圧が例えば10ボルト未満まで低下したとき電源が遮断されたものと判断して停電信号が出力されるように構成されている。停電信号はCPU43に供給され、CPU43ではこの停電信号を認識することにより停電時処理が実行される。
主制御装置41の出力側には、各リール122L〜122Rを回転させるための各リール用駆動モータ123L〜123R、ホッパ装置32、表示制御装置245等が入出力ポート42aを介して接続されている。
表示制御装置245は、報知用発光基板212、演出用発光基板213、周縁側発光基板233、スピーカ装置352,395及び表示装置242を駆動させるための制御装置であり、これらを駆動させるためのCPU、ROM、RAM等が一体化された基板を備えている。そして、主制御装置41からの信号を受け取った上で、表示制御装置245が独自に報知用発光基板212、演出用発光基板213、周縁側発光基板233、スピーカ装置352,395及び表示装置242を制御する。
上記のような電気的な構成を有するスロットマシン10において、音圧の付与を可能とする処理は、CPU43における通常処理にて実行される。図29は通常処理を示すフローチャートである。
通常処理では、まずステップS11にて、メダル投入口362にメダルが投入されたか否か、又はクレジット投入ボタン312の操作に基づき仮想メダルがベットされたか否かを判定する。この判定に際しては、メダルの投入数及び仮想メダルのベット数の合計数が最大賭け数である3枚以上となったか否かを判定するようにしてもよく、最小賭け数である1枚以上となったか否かを判定するようにしてもよい。
ステップS11にて否定判定をした場合には、当該ステップS11の処理を再度実行する。ステップS11にて肯定判定をした場合には、ステップS12にて、投入時の音圧用処理を実行する。
当該音圧用処理について詳細に説明する。本スロットマシン10では、遊技状態として、多量のメダルの獲得が期待でき通常遊技状態よりも遊技者に有利なビッグボーナス状態及びレギュラーボーナス状態が設定されている。
ビッグボーナス状態には、主制御装置41のCPU43における後述する抽選処理(ステップS14)にてビッグボーナス当選となり、各リール122L〜122Rの回転停止後においていずれかの有効ラインL1〜L5上にビッグボーナス状態に対応した図柄の組合せが成立することにより移行する。また、レギュラーボーナス状態には、上記抽選処理にてレギュラーボーナス当選となり、各リール122L〜122Rの回転停止後においていずれかの有効ラインL1〜L5上にレギュラーボーナス状態に対応した図柄の組合せが成立することにより移行する。この場合に、これら図柄の組合せを形成する図柄は、少なくとも一のリール122L〜122Rについて、対応するストップボタン322〜324の操作タイミングによっては有効ラインL1〜L5に停止しないように付されている。したがって、所謂取りこぼしが発生し得る。「スイカ」役や「チェリー」役といった小役は、抽選処理にて当選した遊技回において対応する図柄の組合せ又は図柄を有効ラインL1〜L5上に成立させないと、当該当選の事実が当該遊技回の終了に際して消去されてしまう。一方、ビッグボーナス役及びレギュラーボーナス役は、抽選処理にて当選した遊技回において対応する図柄の組合せを有効ラインL1〜L5上に成立させなかったとしても、当該当選の事実は消去されることなく、次回以降の遊技回に持ち越される。つまり、抽選処理にて当選した役の情報は主制御装置41のRAM45に記憶されることとなるが、ビッグボーナス役に当選したことを示す情報及びレギュラーボーナス役に当選したことを示す情報は、当該RAM45がクリアされない限り、対応する図柄の組合せがいずれかの有効ラインL1〜L5上に停止するまで記憶保持される。
ステップS12における投入時の音圧用処理では、まずRAM45にビッグボーナス役に当選したことを示す情報及びレギュラーボーナス役に当選したことを示す情報のうちいずれかが記憶保持されているか否かを判定する。そして、いずれかの情報が記憶保持されていると判定した場合には、所定確率で少なくとも右側のスピーカ装置352から音を出力するように、表示制御装置245にコマンドを送信する。表示制御装置245は、当該コマンドを受信することにより、スピーカ装置352に駆動信号を出力する。ちなみに、ベット操作に続けてスタートレバー302が操作される場合には、当該音の出力はリール122L〜122Rの回転が開始される前に開始される。
上記所定確率としては、ビッグボーナス役に当選している状況及びレギュラーボーナス役に当選している状況のいずれであっても共通の確率(例えば1/3)で投入時における音出力が行われるようにしてもよい。また、ビッグボーナス役に当選している状況とレギュラーボーナス役に当選している状況とで当選確率を相違させてもよく、例えば前者の当選確率の方が後者の当選確率よりも高い構成としてもよく、低い構成としてもよい。
また、当該音出力に際しては、左側のスピーカ装置352及び右側のスピーカ装置352の両方から同時に音が出力されるようにしてもよい。但し、意外性を付与する上では、いずれか一方のスピーカ装置352から音が出力されるようにすることが好ましい。この場合、ステップS11にて肯定判定をした契機(例えばメダル及び仮想メダルの合計数が複数である場合、最後に受け入れられた側)が、メダルの受け入れ及び仮想メダルのベットのうちいずれであるかを判定し、前者であれば右側のスピーカ装置352から音が出力されるようにし、後者であれば左側のスピーカ装置352から音が出力されるようにする構成が考えられる。
メダル投入口362にメダルが投入された場合に、投入時の音圧用処理を通じて右側のスピーカ装置352から音が出力されることにより、当該メダルの投入を行っている右手に音圧を付与することが可能となり、ビッグボーナス役及びレギュラーボーナス役のいずれかに当選していることを遊技者に報知することが可能となる。また、クレジット投入ボタン312が操作された場合に、投入時の音圧用処理を通じて左側のスピーカ装置352から音が出力されることにより、当該クレジット投入ボタン312を操作している左手に音圧を付与することが可能となる。
なお、上記出力される音としては音声や所定の効果音が考えられ、この場合、聴覚による音の認識とともに遊技者の手に音圧を付与することが可能となり、さらなる意外性を提供することが可能となる。
ステップS12の処理を実行した後は、ステップS13にてスタートレバー302が操作されたか否かを判定する。スタートレバー302が操作されていない場合には、ステップS11に戻る。この場合、再度、ステップS11にて肯定判定をして、ステップS12の処理を実行した後に、ステップS13に進むこととなるが、ステップS12にて音の出力を行った後にステップS13にて肯定判定をすることなく再度ステップS12の処理を実行する場合には、音の出力が行われないようにすることが好ましい。これにより、投入時の音圧用処理を通じた音の出力が必要以上に行われてしまうことを抑制することが可能となる。
ステップS13にて肯定判定をした場合には、ステップS14にて抽選処理を実行する。抽選処理では、スロットマシン10の現在の設定状態等に基づき当否決定用の乱数テーブルを選択し、このようにして選択された乱数テーブルに、スタートレバー302が操作されたときに乱数カウンタよりラッチした乱数を照らして役の抽選を行う。そして、いずれかの役に当選した場合には、その役に応じた当選役の情報をRAM45にセットする。また、抽選結果に応じたリール停止制御用のスベリテーブルを決定し、これをRAM45のスベリテーブル格納エリアに格納する。ここで、スベリテーブルとは、ストップボタン322〜324が押されたタイミングにおける所定の有効ライン上の図柄と、その有効ライン上に停止させるべき図柄とが異なる場合に、その停止させるべき図柄を所定の有効ライン上で止まるようにリールをどれだけ滑らせるかを定めたテーブルである。なお、抽選役としては、スイカ役、ベル役及びチェリー役といったメダルの払出に対応した小役と、リプレイ役と、ビッグボーナス役と、レギュラーボーナス役とが設定されている。
抽選処理を実行した後は、ステップS15にて、スタート操作時の音圧用処理を実行する。当該音圧用処理では、まずRAM45にビッグボーナス役に当選したことを示す情報及びレギュラーボーナス役に当選したことを示す情報のうちいずれかが記憶保持されているか否かを判定する。そして、いずれかの情報が記憶保持されていると判定した場合には、所定確率で少なくとも左側のスピーカ装置352から音を出力するように、表示制御装置245にコマンドを送信する。表示制御装置245は、当該コマンドを受信することにより、スピーカ装置352に駆動信号を出力する。ちなみに、当該音の出力は、リール122L〜122Rの回転が開始される前に開始される。
上記所定確率としては、ビッグボーナス役に当選している状況及びレギュラーボーナス役に当選している状況のいずれであっても共通の確率(例えば1/3)でスタート操作時における音出力が行われるようにしてもよい。また、ビッグボーナス役に当選している状況とレギュラーボーナス役に当選している状況とで当選確率を相違させてもよく、例えば前者の当選確率の方が後者の当選確率よりも高い構成としてもよく、低い構成としてもよい。また、当該音出力に際しては、左側のスピーカ装置352及び右側のスピーカ装置352の両方から同時に音が出力されるようにしてもよいが、意外性を付与する上では、左側のスピーカ装置352のみから音が出力されるようにすることが好ましい。
スタートレバー302が操作された場合に、スタート操作時の音圧用処理を通じて左側のスピーカ装置352から音が出力されることにより、当該スタートレバー302の操作を行っている左手に音圧を付与することが可能となり、ビッグボーナス役及びレギュラーボーナス役のいずれかに当選していることを遊技者に報知することが可能となる。
なお、上記出力される音としては音声や所定の効果音が考えられ、この場合、聴覚による音の認識とともに遊技者の手に音圧を付与することが可能となり、さらなる意外性を提供することが可能となる。
ステップS15の処理を実行した後は、ステップS16にてリール制御処理を実行する。当該リール制御処理では、各リール122L〜122Rが停止している状況においてステップS13にて肯定判定をした状況であれば、各リール122L〜122Rの回転を開始させる処理を実行する。ちなみに、各リール122L〜122Rは所定の加速度で回転が開始され、回転速度が所定の速度となるまで加速が継続される。そして、定速回転が開始された後に、各ストップボタン322〜324の操作が有効化される。
また、各リール122L〜122Rの回転開始後において停止指令が発生していないリール122L〜122Rが存在している状況で、その停止指令が発生していないリール122L〜122Rに対して停止指令が発生した場合には、当該停止指令の発生に対応したリール122L〜122Rを停止させるための処理を実行する。当該停止させるための処理に際しては、RAM45に格納されているスベリテーブルを参照することで、停止操作のタイミングで当選役に対応した図柄がいずれかの有効ラインL1〜L5に存在していなかったとしても、所定数分(例えば4図柄分)の範囲内で当該図柄を有効ラインL1〜L5上に引き込む制御を実行する。
ここで、リール制御処理では、停止操作時の音圧用処理を実行する。当該音圧用処理は、停止指令が発生していないリール122L〜122Rに対応したストップボタン322〜324が操作されて停止指令が発生する度に、又は最後に停止されるリール122L〜122Rといったように停止指令が発生する順番が所定の順番に対応したリール122L〜122Rに対して停止指令が発生する場合に実行される。
当該音圧用処理では、当該音圧用処理では、まずRAM45にビッグボーナス役に当選したことを示す情報及びレギュラーボーナス役に当選したことを示す情報のうちいずれかが記憶保持されているか否かを判定する。そして、いずれかの情報が記憶保持されていると判定した場合には、所定確率で少なくとも右側のスピーカ装置352から音を出力するように、表示制御装置245にコマンドを送信する。表示制御装置245は、当該コマンドを受信することにより、スピーカ装置352に駆動信号を出力する。
当該所定確率としては、ビッグボーナス役に当選している状況及びレギュラーボーナス役に当選している状況のいずれであっても共通の確率(例えば1/3)で停止操作時における音出力が行われるようにしてもよい。また、ビッグボーナス役に当選している状況とレギュラーボーナス役に当選している状況とで当選確率を相違させてもよく、例えば前者の当選確率の方が後者の当選確率よりも高い構成としてもよく、低い構成としてもよい。また、当該音出力に際しては、左側のスピーカ装置352及び右側のスピーカ装置352の両方から同時に音が出力されるようにしてもよいが、意外性を付与する上では、右側のスピーカ装置352のみから音が出力されるようにすることが好ましい。
ストップボタン322〜324が操作された場合に、停止操作時の音圧用処理を通じて右側のスピーカ装置352から音が出力されることにより、当該ストップボタン322〜324の操作を行っている右手に音圧を付与することが可能となり、ビッグボーナス役及びレギュラーボーナス役のいずれかに当選していることを遊技者に報知することが可能となる。
なお、上記出力される音としては音声や所定の効果音が考えられ、この場合、聴覚による音の認識とともに遊技者の手に音圧を付与することが可能となり、さらなる意外性を提供することが可能となる。
ステップS16の処理を実行した後は、ステップS17にてメダル払出処理を実行する。メダル払出処理では、メダルの払出が発生する役に対応した図柄の組合せ又は図柄がいずれかの有効ラインL1〜L5上に成立していることを条件として、メダル及び仮想メダルの付与の合計数が上記役に対応した数となるようにする。
その後、ステップS18にて特別遊技状態処理を実行する。特別遊技状態処理では、通常ゲームにおいて特別役(ビッグボーナス役又はレギュラーボーナス役)当選となり当該当選役に対応した図柄の組合せがいずれかの有効ライン上に成立したことを条件として、当該当選役に対応したボーナスゲームに移行させ、終了条件が成立した場合に当該ボーナスゲームを終了させて通常ゲームに復帰させる処理を実行する。ボーナスゲーム中は、小役の当選確率が通常ゲーム中よりも上昇し、特に抽選にて当選となった場合には各ストップボタン322〜324の操作タイミングに関係なく入賞が成立するベル役が最も高い確率で当選となる。また、ボーナスゲームは、当該ボーナスゲーム中のメダルの払出枚数が所定枚数に達した場合に終了する。当該所定枚数は、ビッグボーナスゲームの方がレギュラーボーナスゲームよりも多く設定されており、例えば前者が350枚であり、後者が120枚である。通常処理において特別遊技状態処理を実行した後は、ステップS11に戻る。
以上のように表示窓部27と装飾パネル部26との間にスピーカユニット351が設けられていることにより、操作領域24に対して所定の操作を行っている遊技者の手に音圧を付与することが可能となる。よって、スピーカ装置352から出力される音を、聴覚の刺激による演出だけでなく、触覚の刺激による演出として利用することが可能となり、演出効果を高めることが可能となる。
また、前面扉21にスピーカ用孔部356が形成された構成においては、当該スピーカ用孔部356からスロットマシン10内部に不正用治具が挿入されてしまうことが懸念される。特に、表示窓部27と装飾パネル部26との間の位置は、遊技者の手が存在していることが自然な位置であるため、スピーカ用孔部356を通じて不正用治具が挿入されたとしても、それを発見しづらい。これに対して、下扉ベース281の搭載領域284がスピーカユニット351に対して後方から対向しているため、スピーカ用孔部356を通じて不正用治具が挿入されたとしても、当該不正用治具の更なる侵入を搭載領域284により阻止することが可能となる。よって、不正行為を抑制可能としながら、操作領域24の周辺にスピーカユニット351を設けることが可能となる。
<施錠装置23について>
次に、施錠装置23について、図30〜図33を参照しながら説明する。
図30(a)は施錠装置23の側面図であり、図30(b)は施錠装置23の背面図であり、図31(a),(b)は施錠装置23の背面側から見た斜視図であり、図32は施錠装置23の分解斜視図である。また、図33(a)〜(c)は施錠装置23の動きを説明するための施錠装置23の斜視図である。
施錠装置23は、図31(a)及び図31(b)に示すように、鋼板にて形成された縦長の基枠401を有している。基枠401は、施錠装置23における縦方向の全長に亘って延在している。基枠401は、板状をなし前面ベースユニット191への施錠装置23の固定に際して当該前面ベースユニット191の背面(すなわち、上扉体271の背面及び下扉体272の背面)に後方から当接する基枠中央板部402と、当該基枠中央板部402における横方向の端部から、当該基枠中央板部402において上記当接する側の面とは逆側の面の向く方向に起立する左右一対の起立壁部403,404と、が一体形成されている。
基枠中央板部402には、図30(b)に示すように、縦方向に離間させて複数の貫通孔が形成されており、これら貫通孔を通じて、基枠中央板部402の背面側からの前面ベースユニット191に対する施錠装置23のネジ止めが行われている。また、このネジ止めは、既に説明したように、着脱自在な状態で行われている。
施錠装置23は、前面ベースユニット191の開閉先端側に固定されているため(図3参照)、上記各起立壁部403,404の相互の関係において一方の起立壁部403は他方の起立壁部404に対して開閉先端側に存在していることとなる。以下、前者の起立壁部403を先端側起立壁部403といい、後者の起立壁部404を基端側起立壁部404という。
先端側起立壁部403は、図32に示すように、基枠中央板部402における縦方向の全長に亘って連続して延在しているのに対して、基端側起立壁部404は、基枠中央板部402における縦方向の全長に亘って断続して延在している。これら先端側起立壁部403及び基端側起立壁部404は横方向に対向している。この場合、基端側起立壁部404は、その下端部における後方への突出量が先端側起立壁部403よりも大きく設定されており、この下端部にはフッ素樹脂などにより形成された滑り部材405が設けられている。前面扉21の開閉操作時には、当該滑り部材405が筐体11の底面上を滑ることとなり、前面扉21の開閉操作の容易化が図られている。
基枠中央板部402における縦方向の中央付近では、先端側起立壁部403と基端側起立壁部404との間の距離が他の領域に比べて広く設定されており、当該拡張領域に解錠操作装置としてキーシリンダ411が設けられている。キーシリンダ411は、基枠中央板部402に当該キーシリンダ411を固定するためのシリンダ固定部412と、当該シリンダ固定部412から一方に向けて延びる円筒状の錠軸部413と、を有している。錠軸部413の先端面には、外部から所定のキー操作を行うべく解錠キーが挿入される図示しないキー孔が形成されている。
キーシリンダ411は、図31(a)に示すように、基枠中央板部402に形成されたシリンダ孔414を通じて当該基枠中央板部402から錠軸部413を突出させた状態で、シリンダ固定部412が当該基枠中央板部402に背面側からネジ止めされていることで、当該基枠中央板部402に固定されている。そして、施錠装置23が前面ベースユニット191に固定された状態において錠軸部413が当該前面ベースユニット191を貫通することで、キー孔がスロットマシン10の前面において露出した状態となっている。
錠軸部413の基端面には、図31(a)に示すように、キー操作に伴って回動するカム板415が設けられている。カム板415は、当該カム板415の上部から開閉中心側に向かって突出形成された第1係合爪部416と、カム板415の下部から開閉中心側に向かって突出形成された第2係合爪部417とが一体形成されている。カム板415は、前後方向に延びる回動軸を中心に回動可能となっており、一方の回動方向へのキー操作に伴い当該一方の回動方向に回動し、逆の回動方向へのキー操作に伴い当該逆の回動方向に回動する。
カム板415の各回動方向への回動に連動して縦方向に変位するように、図32に示すように、2個の連動杆421,441が設けられている。2個の連動杆421,441のうち一方は、キー操作に伴い検知方向へ連動する検知連動杆421であり、他方は、キー操作に伴い解錠方向へ連動する解錠連動杆441である。
検知連動杆421は、鋼板により縦長に形成されている。検知連動杆421の縦方向の寸法は、基枠401の縦方向の寸法よりも短く設定されており、検知連動杆421の幅方向の寸法は、基枠401の幅方向の寸法よりも短く設定されている。
検知連動杆421は、その一方の板面が基端側起立壁部404において先端側起立壁部403側を向く面に重なるようにして設けられており、基端側起立壁部404と解錠連動杆441との間に挟まることにより、基端側起立壁部404に一体化されている。そして、検知連動杆421は、基端側起立壁部404においてカム板415を収容するために外側に拡張された拡張領域431及びその周辺にのみ設けられている。なお、解錠連動杆441の構成については後に詳細に説明する。
検知連動杆421は、基端側起立壁部404における拡張領域431及びその上方の領域の形状に対応させて、縦方向に延在する領域が縦方向の途中位置にて横方向にずれるように段差状に形成されている。検知連動杆421において段差部分よりも上方の上側領域422には、その縦方向の途中位置であって後端部に基端側起立壁部404側へと起立させてガイド板部423が一体形成されている。また、当該ガイド板部423に対応させて基端側起立壁部404には、縦長のガイド孔432が形成されている。
ガイド孔432は、その縦方向の寸法がガイド板部423の縦方向の寸法よりも大きく設定されており、ガイド孔432の上端部にガイド板部423が下方から当接する位置、及びガイド孔432の下端部にガイド板部423が上方から当接する位置を、それぞれ変位限界位置として、基端側起立壁部404に対して検知連動杆421が縦方向に変位可能とされている。
ガイド板部423は、ガイド孔432よりも外方に延出するようにその長さ寸法が設定されている。ガイド板部423におけるその延出した領域が検知範囲に含まれるように、基端側起立壁部404にはガイド検知センサ433が設けられている。図30(b)に示すように、検知連動杆421が上側の変位限界位置に配置されている状況ではガイド板部423がガイド検知センサ433の検知範囲に含まれ、検知連動杆421が下側の変位限界位置に配置されている状況ではガイド板部423がガイド検知センサ433の検知範囲に含まれない。
検知連動杆421と基枠401との間には、図32に示すように、つるまぎバネよりなる検知側付勢部材424が設けられている。検知側付勢部材424は、検知連動杆421を上方へ付勢するようにして設けられている。したがって、検知連動杆421は検知側付勢部材424による付勢力以外の外力が加えられていない状況では、ガイド板部423がガイド孔432の上端部に下方から当接する初期位置に配置されている。この場合、ガイド板部423はガイド検知センサ433の検知範囲に存在している。
検知連動杆421において段差部分よりも下方の下側領域425には、カム板415の第1係合爪部416が入り込む検知側係合用開口部426と、カム板415の第2係合爪部417が入り込む検知側逃がし用開口部427とが上下に並べて形成されている。キー操作に伴いカム板415が初期位置から一方に回動し、第1係合爪部416が下方へ変位した場合には、初期位置に配置されている検知連動杆421は、検知側係合用開口部426の下端部が第1係合爪部416により下方へ押されることで下方へ移動する。この下方への移動は、ガイド板部423がガイド孔432の下端部に上方から当接することでそれ以上は阻止される。この場合、ガイド板部423はガイド検知センサ433の検知範囲外に存在している。
上記構成により、検知連動杆421が初期位置に配置されている状況では、ガイド板部423がガイド検知センサ433により検知され、検知連動杆421が変位限界位置に配置されている状況ではガイド板部423がガイド検知センサ433により検知されない。ガイド検知センサ433は、主制御装置41と電気的に接続されている。主制御装置41ではガイド検知センサ433からガイド板部423の検知状況に対応した信号を受信し、ガイド板部423を検知していないことに対応した信号を受信した場合には、その時点で生じているエラー状態の解除やエラー報知状態の解除を行う。当該エラー状態及びエラー報知状態は、例えばホッパ装置32の貯留メダルが不足した場合や、セレクタ371にメダルが詰まった場合に発生する。
一方、検知側逃がし用開口部427は、カム板415の全ての回動位置において第2係合爪部417に検知連動杆421が干渉しないように設けられている。したがって、キー操作に伴いカム板415が初期位置から他方に回動したとしても、検知連動杆421は初期位置から変位しない。
次に、解錠連動杆441及びそれに付随した構成について説明する。
解錠連動杆441は、鋼板により縦長に形成されている。解錠連動杆441の縦方向の寸法は、基枠401の縦方向の寸法よりも短く設定されており、解錠連動杆441の幅方向の寸法は、基枠401の幅方向の寸法よりも短く設定されている。
解錠連動杆441は、複数の施錠ユニット442が一体化された状態で基枠401の基端側起立壁部404に固定されている。施錠ユニット442は、上下一対となるようにして縦方向に離間させて設けられている。以下、施錠ユニット442について詳細に説明する。なお、上側の施錠ユニット442と下側の施錠ユニット442とは基本的に同一の構成となっているため、上側の施錠ユニット442を例に挙げて詳細な説明を行う。
施錠ユニット442は、鉤金具443と、規制金具444とを備えている。鉤金具443及び規制金具444は共に鋼板により形成されており、規制金具444が解錠連動杆441側となり、鉤金具443が規制金具444を基準として解錠連動杆441側とは逆側となるように配置されている。この場合、規制金具444の一方の板面が解錠連動杆441の一方の板面に当接し、当該規制金具444の他方の板面が鉤金具443の一方の板面に当接している。
鉤金具443は、解錠連動杆441及び基端側起立壁部404との連結箇所を生じさせる鉤ベース部451と、当該鉤ベース部451から後方へ突出させて形成され、下方に向けて開放された鉤溝部452を生じさせる鉤部453とが一体形成されている。前面扉21が筐体11に対して閉鎖位置に配置された状態では、筐体11の施錠受け部材18に設けられた施錠受け板部19(図6参照)に鉤金具443が係合することにより、前面扉21が施錠された状態となる。この施錠された状態の構成については後に詳細に説明する。
規制金具444は、図32に示すように、解錠連動杆441及び基端側起立壁部404との連結箇所を生じさせる規制ベース部461と、当該規制ベース部461から後方へ突出させて形成され、鉤金具443との連結箇所を生じさせる連結形成部462と、規制ベース部461から後方へ突出させて形成されているとともに連結形成部462の下方に位置するように形成された規制部463とが一体形成されている。前面扉21が筐体11に対して閉鎖位置に配置された状態では、筐体11の施錠受け板部19に形成された規制用開口部19a(図6参照)に規制部463が入り込むことにより、施錠装置23への不正な解錠操作が規制される。この規制された状態の構成については、後に詳細に説明する。
規制金具444は、鉤金具443に回動可能な状態で支持されている。詳細には、規制金具444の連結形成部462には厚み方向に貫通するようにして軸孔464が形成されているとともに、鉤金具443の鉤部453における根元部分には厚み方向に貫通するようにして軸孔454が形成されている。そして、連通させた軸孔454,464に軸部材445が挿通され、軸部材445の両端部により鉤金具443と規制金具444との分離が規制された状態とされていることにより、規制金具444が鉤金具443に支持されており、さらに軸部材445を中心として規制金具444が鉤金具443に対して回動可能とされている。
鉤金具443に規制金具444が一体化されることにより形成された施錠ユニット442は、既に説明したとおり、解錠連動杆441とともに基端側起立壁部404に支持されている。詳細には、鉤金具443の鉤ベース部451には厚み方向に貫通するようにして鉤側連結孔455が形成されているとともに、規制金具444の規制ベース部461には厚み方向に貫通するようにして規制側連結孔465が形成されている。また、解錠連動杆441の上端部には、連動側連結孔446が形成されているとともに、基端側起立壁部404において当該連動側連結孔446と対応する位置である上寄りの位置には基端側連結孔434が形成されている。なお、下側の施錠ユニット442との関係では、連動側連結孔446は解錠連動杆441の下端部に形成されているとともに、基端側連結孔434は基端側起立壁部404の下寄りの位置に形成されている。
解錠連動杆441及び施錠ユニット442は、基端側連結孔434に対して、鉤側連結孔455、規制側連結孔465及び連動側連結孔446が連通されるように、基端側起立壁部404において先端側起立壁部403を向く側の面に重ねられている。この場合、解錠連動杆441が基端側起立壁部404に当接し、施錠ユニット442は解錠連動杆441を基準として基端側起立壁部404側とは逆側に存在している。
連通された各連結孔434,446,455,465には連結軸447が挿通されている。そして、連結軸447の両端部により基端側起立壁部404に対する解錠連動杆441及び施錠ユニット442の分離が規制された状態とされていることにより、解錠連動杆441及び施錠ユニット442が基端側起立壁部404に支持されている。
基端側連結孔434は縦長に形成されており、縦方向の長さ寸法は、連結軸447において基端側連結孔434に挿通された軸部447aにおける縦方向の長さ寸法(すなわち軸部447aの直径)よりも大きく設定されている。但し、基端側連結孔434におけるその幅方向の寸法は、軸部447aにおける当該幅方向の寸法(すなわち軸部447aの直径)よりも若干大きい程度となっている。
連動側連結孔446は縦長に形成されており、縦方向の長さ寸法は、連結軸447において基端側連結孔434に挿通された軸部447aにおける縦方向の長さ寸法(すなわち軸部447aの直径)よりも大きく設定されている。但し、連動側連結孔446における幅方向の寸法は、軸部447aにおける当該幅方向の寸法(すなわち軸部447aの直径)よりも若干大きい程度となっている。また、連動側連結孔446の縦方向の長さ寸法は、基端側連結孔434の縦方向の長さ寸法よりも大きく設定されている。
鉤側連結孔455は、軸部447aに対してその軸周りの略全体に接するように形成されている。規制側連結孔465は、同じく規制金具444に形成された軸孔464の前方に形成されており、当該軸孔464を中心とした円弧状に形成されている。規制側連結孔465において円弧に沿う方向の長さ寸法は、連結軸447の軸部447aにおける当該円弧に沿う方向の長さ寸法(すなわち軸部447aの直径)よりも大きく設定されている。但し、規制側連結孔465におけるその幅方向の寸法は、軸部447aにおける当該幅方向の寸法(すなわち軸部447aの直径)よりも若干大きい程度となっている。
上記のように各連結孔434,446,455,465が形成された構成において、連結軸447は、基端側起立壁部404に対する解錠連動杆441の変位、解錠連動杆441に対する施錠ユニット442の変位、及び鉤金具443に対する規制金具444の変位を阻止しないように、基端側起立壁部404に対して施錠ユニット442及び解錠連動杆441を連結している。したがって、基端側起立壁部404に対して解錠連動杆441及び施錠ユニット442の組合せが縦方向に変位可能に支持されている。また、解錠連動杆441に対して施錠ユニット442が縦方向に変位可能に支持されている。また、鉤金具443に対する規制金具444の回動を許容した状態で、施錠ユニット442が解錠連動杆441及び基端側起立壁部404に支持されている。
基端側起立壁部404に解錠連動杆441及び施錠ユニット442が支持された状態において、図30(a)に示すように、解錠連動杆441は基端側起立壁部404よりも後方に延出しないように設けられているのに対して、鉤金具443の鉤部453及び規制金具444の規制部463は基端側起立壁部404よりも後方に延出している。
基端側起立壁部404には、図32に示すように、鉤部453及び規制部463が存在する位置に、鉤金具443及び規制金具444の移動範囲を規定する規定壁部435が一体形成されている。規定壁部435は、基端側起立壁部404の後端部から開閉先端側に向けて延出させて、基端側起立壁部404に一体形成されている。規定壁部435には当該規定壁部435を前後に貫通するようにして規定開口部436が形成されている。
規定開口部436を区画形成する周縁部のうち規定上縁部436aと規定下縁部436bとの間の距離、すなわち縦方向の寸法は、規制部463における当該方向の寸法よりも大きく設定されており、規定開口部436の横方向の寸法は、規制部463における当該方向の寸法よりも若干大きく設定されている。この規定開口部436に規制部463が前方から入り込んでいる。
また、規定壁部435には、規定上縁部436aを底部として上方に開放された規定溝437aを生じさせるように、当該規定上縁部436aから上方へと延出する延出壁部437が一体形成されている。この規定溝437aの溝幅は、鉤部453の厚み寸法よりも若干大きく設定されている。この規定溝437aには、鉤部453であって鉤溝部452の底部を生じさせる領域が上方から入り込み可能とされている。
解錠連動杆441において連動側連結孔446の前方には、図32に示すように、先端側起立壁部403に向けて突出するように連動突起448が一体形成されている。連動突起448の位置は、鉤金具443の鉤ベース部451が存在する領域及び規制金具444の規制ベース部461が存在する領域に対応しており、連動突起448は鉤ベース部451の所定部位に対して下方に存在しているとともに規制ベース部461の所定部位に対して下方に存在している。
詳細には、鉤ベース部451には前側端部から後方へと凹ませて鉤側入り込み孔456が形成されているとともに、規制ベース部461には規制側連結孔465よりも前方となる位置において前方へと延出させて規制側延出部466が形成されている。規制側延出部466は、その下端部が、鉤金具443に対する規制金具444の回動に伴って、鉤側入り込み孔456の上縁よりも下方の位置から当該上縁よりも上方の位置へ変位可能となるように設けられている。連動突起448は、図31(a)に示すように、その先端が鉤ベース部451よりも先端側起立壁部403側となるように形成されており、規制側延出部466に対して下方から対向しているとともに、鉤側入り込み孔456の上縁に対して下方から対向している。
これら連動突起448、鉤側入り込み孔456及び規制側延出部466が設けられた領域は、先端側起立壁部403と対向する領域に含まれており、さらにこの含まれた状態は、解錠連動杆441、鉤金具443及び規制金具444の後述する移動範囲の全体に亘って維持される。つまり、連動突起448、鉤側入り込み孔456及び規制側延出部466は、基枠401の溝内に収容された状態となっている。
規制金具444において規制側延出部466よりも上方には、鉤ベース部451よりも先端側起立壁部403側に突出させて付勢受け部467が一体形成されている。付勢受け部467と基枠401との間には、図32に示すように、つるまきバネよりなる解錠側付勢部材468が設けられている。解錠側付勢部材468は、規制金具444を下方へ付勢するようにして設けられている。また、付勢受け部467は、解錠側付勢部材468による付勢力以外の外力が加えられていない状況では鉤ベース部451の上縁部に上方から当接し、鉤金具443を下方へ付勢している。
上記のように鉤金具443及び規制金具444が解錠側付勢部材468から下方へ向けた付勢力を受けている構成において、これら部材の下方への移動は所定の初期位置にて阻止される。具体的には、鉤金具443については、基端側起立壁部404の規定壁部435における規定上縁部436aに鉤部453が上方から当接することにより、下方への移動が阻止されている。また、鉤金具443と一体的に上下動する連結軸447は、その軸部447aが基端側連結孔434の下端に上方から当接している。
規制金具444については、初期位置に配置されている鉤金具443の鉤ベース部451に付勢受け部467が上方から当接していることにより、下方への移動が阻止されている。この場合、規制側連結孔465の上端は、連結軸447の軸部447aに対して若干上方に離間された位置にて上方から対向している。
規制金具444が初期位置に配置されている状況では、規制金具444の規制部463は、図30(a)に示すように、基端側起立壁部404の規定壁部435における規定開口部436内に入り込み、さらに当該規定開口部436から後方に最も突出した状態となっている。かかる状態では、規制部463の先端は、鉤金具443の鉤部453に形成された鉤溝部452よりも後方の位置となっており、規制部463の先端において鉤部453側に向けて突出させて形成された規制フック部463aと、鉤部453において下方に向けて突出させて形成された鉤フック部453aとが所定の間隔を置いて上下に対向している。なお、規制部463は、規定壁部435における規定上縁部436a及び規定下縁部436bのいずれにも当接していない。
一方、解錠連動杆441については、自重により初期位置に配置されている。この場合、基端側起立壁部404において先端側起立壁部403を向く側の面には、図32に示すように、当該先端側起立壁部403に向けて突出させてストッパ突部438が一体形成されており、解錠連動杆441に外力が加えられていない状況では当該解錠連動杆441の下端部がストッパ突部438に下方から受けられ、初期位置に配置されることとなる。解錠連動杆441が初期位置に配置されている状態では、連動側連結孔446の上端及び下端のいずれも連結軸447の軸部447aに当接していない。
規制金具444が初期位置に配置されている状況では、図31(a)に示すように、規制側延出部466はその下端部が鉤側入り込み孔456の上縁よりも下方となる位置に配置されている。この場合に、解錠連動杆441が初期位置に配置されている場合、当該解錠連動杆441の連動突起448も鉤側入り込み孔456に入り込んでいるが、規制側延出部466に対して下方に離間された位置から対向している。したがって、規制金具444及び解錠連動杆441の両方が初期位置に配置されている場合、解錠連動杆441には解錠側付勢部材468の付勢力は付加されていない。
解錠連動杆441には、上記のとおり上下一対の施錠ユニット442が一体化されているが、これら一対の施錠ユニット442間であって基端側起立壁部404の拡張領域431に対応した領域は、図32に示すように、それよりも上下の領域に対して当該拡張領域431側に偏倚させて形成されている。つまり、解錠連動杆441は、縦方向に延在する領域が縦方向の途中位置にて横方向にずれるように段差状に形成されており、さらに当該横方向にずれた領域よりも上方の領域と下方の領域とは同一直線上に存在している。そして、上方の領域に上側の施錠ユニット442が一体化されており、下方の領域に下側の施錠ユニット442が一体化されている。
解錠連動杆441において横方向に偏倚させて形成された偏倚領域471には、カム板415の第1係合爪部416が入り込む解錠側逃がし用開口部472と、カム板415の第2係合爪部417が入り込む解錠側係合用開口部473とが上下に並べて形成されている。解錠側逃がし用開口部472は、カム板415の全ての回動位置において第1係合爪部416に解錠連動杆441が干渉しないように設けられている。したがって、キー操作に伴いカム板415が初期位置から一方に回動し、検知連動杆421が下方へ移動する場合であっても、解錠連動杆441は初期位置から変位しない。
一方、図33(a)に示す状態においてキー操作に伴いカム板415が初期位置から他方に回動して第2係合爪部417が上方へ変位した場合には、初期位置に配置されている解錠連動杆441は、図33(b)に示すように、解錠側係合用開口部473の上端部が第2係合爪部417により上方へ押されることで上方へ移動する。この上方への移動に伴い、解錠連動杆441の連動突起448が規制金具444の規制側延出部466に下方から当接し当該規制側延出部466を上方へ押し上げる。
この場合に、規制金具444を鉤金具443に対して回動可能に支持させる軸部材445は、連動突起448と規制側延出部466との当接箇所に対して、略同一の高さ位置であって後方となる位置に存在している。また、規制側延出部466の下端部は下方を向いており、連動突起448は当該規制側延出部466の下端部に対して鉛直上方に向けて当接している。したがって、規制金具444が鉤金具443に対して回動しようとする力よりも、規制金具444が軸部材445による連結箇所を通じて鉤金具443を上方へ移動させようとする力の方が大きくなる。よって、解錠連動杆441が上方への移動を開始した状況では、規制金具444は鉤金具443に対して回動することなく、鉤金具443と一体的に上方へ移動する。
この解錠連動杆441の移動に伴う鉤金具443と規制金具444との一体的な上方への移動は、連結軸447の軸部447aが基端側起立壁部404における基端側連結孔434の上端に下方から当接することで規制される。この場合、規制金具444の規制部463は、基端側起立壁部404の規定壁部435における規定上縁部436aに下方から当接している。また、鉤金具443の鉤ベース部451は、鉤溝部452の底部を生じさせている箇所が、規定壁部435の規定溝437aに入り込んだ状態が維持されている。この鉤金具443の位置が、当該鉤金具443の上側限界位置である。この場合、鉤金具443と一体となった規制金具444の上方への移動も阻止される。
但し、鉤金具443が上側限界位置に配置されている状況であっても、規制側連結孔465の下端は連結軸447の軸部447aに対して下方に離間された位置にあり、さらに鉤側入り込み孔456の上縁部に対する規制側延出部466の相対位置は当該規制金具444が初期位置に配置されている場合から変化しておらず、当該規制側延出部466の下端部は鉤側入り込み孔456の上縁部に対して下方に離間された位置にある。また、連動側連結孔446の下端も連結軸447の軸部447aに対して下方に離間された位置にある。したがって、鉤金具443が上側限界位置に配置されている場合であっても解錠連動杆441の上方への移動は未だ許容されており、さらに鉤金具443に対する規制金具444の上方に向けた回動も許容されている。
鉤金具443が上側限界位置に配置された後においてもキー操作を同一方向に継続してカム板415を上記他方に向けてさらに回動させることにより、連動突起448が規制側延出部466を上方へ押し上げようとする。この場合に、既に説明したとおり、規制金具444を鉤金具443に対して回動可能に支持させる軸部材445は、連動突起448と規制側延出部466との当接箇所に対して、略同一の高さ位置であって後方となる位置に存在している。したがって、上方へ押し上げようとする力が、規制金具444を鉤金具443に対して上方に向けて回動させようとする力として作用する。よって、図33(b)の部分拡大図に示すように、規制金具444が上方に向けて回動する。かかる解錠連動杆441の上方への移動及び規制金具444の回動は、連動側連結孔446の下端が連結軸447の軸部447aに下方から当接することで阻止される。この解錠連動杆441の位置が、当該解錠連動杆441の上側限界位置であり、この規制金具444の位置が、当該規制金具444の上側限界位置である。
規制金具444が上側限界位置に配置されている状況では、規制金具444の規制部463は、図33(b)の部分拡大図に示すように、基端側起立壁部404の規定壁部435における規定開口部436内に入り込んでいる状態が維持される。但し、規制金具444の回動に伴って規制部463が前方に変位することに伴って、当該規定開口部436に対する規制部463の入り込み量は減少する。この場合、規制部463の先端は、図30(a)において一点鎖線で示すように、鉤金具443の鉤フック部453aよりも前方に位置しており、これら規制部463の先端と鉤フック部453aの後端との間における前後方向の距離は所定の距離となっている。
上記方向へのキー操作を解除した場合には、解錠連動杆441は自重により初期位置に向けて復帰しようとするとともに解錠側付勢部材468の付勢力により規制金具444が初期位置に向けて復帰しようとし、さらに規制金具444を通じて受ける付勢力により鉤金具443も初期位置に向けて復帰しようとする。そして、上記キー操作が行われた場合の順序と逆の順序で、解錠連動杆441、鉤金具443及び規制金具444が初期位置に復帰する。
上記のとおりキーシリンダ411に所定の方向へキー操作が行われ解錠連動杆441が上方へ移動することに伴い、鉤金具443及び規制金具444が初期位置から移動するが、解錠連動杆441には鉤金具443及び規制金具444のいずれに対してもその移動方向の先側から当接する箇所が存在していない。したがって、図33(c)に示すように、鉤金具443及び規制金具444のみに手などにより上方に向けた外力を加えると、解錠連動杆441は初期位置に配置された状態を維持しながら、鉤金具443及び規制金具444は一体的に上方へと移動する。但し、鉤金具443及び規制金具444において基端側起立壁部404よりも後方に突出している箇所が鉤部453及び規制部463のみであるため、上方への外力の付与はこれら鉤部453及び規制部463のいずれかに行われることとなる。
これらのうち鉤部453に対して上方への外力を付与した場合には、鉤金具443及び規制金具444の上方への移動は、鉤金具443の上側限界位置にて阻止される。また、鉤金具443に対して規制金具444を回動可能に支持させる軸部材445は、鉤部453に存在しているとともに、初期位置に配置されている場合の規制部463の先端部に対して鉛直上方の位置となっている。したがって、規制部463に対して上方への外力を付与した場合であっても、鉤金具443及び規制金具444の上方への移動は、鉤金具443の上側限界位置にて阻止される。但し、規制金具444の初期位置からの回動は鉤金具443及び解錠連動杆441のいずれにおいても許容されているため、規制部463に前方に向けた成分を有する力を付与することで、規制金具444を回動させることは可能である。
上記のように外力が付与されることで鉤金具443及び規制金具444が移動する場合、その移動は上下一対の施錠ユニット442のうち外力が付与された側のみであり、外力が付与されていない側の施錠ユニット442は初期位置に配置された状態が維持される。したがって、外力を付与して両施錠ユニット442を初期位置から移動させる場合、両施錠ユニット442のそれぞれに外力を付与する必要がある。
ちなみに、連動突起448、鉤ベース部451及び規制側延出部466のいずれかに外力を付与するということも考えられるが、既に説明したとおり、これらは先端側起立壁部403と対向する領域に含まれており、換言すれば基枠401の溝部内に含まれていると言える。したがって、これらのいずれかに外力を付与しようとしても、それが実質的に行いづらくなっている。
次に、上記施錠装置23が前面扉21に取り付けられた状態について、図34を参照しながら説明する。
図34は、施錠装置23及びその周辺を示すスロットマシン10の縦断面図である。なお、図34では、筐体11内に搭載された各種機器を省略している。
施錠装置23は、上端が下端に対して若干後方となるように傾斜させた状態で前面扉21に装着されている。また、基端側起立壁部404の下端部に設けられた滑り部材405は、筐体11の底板部12上であってその前縁部に設けられた金属製の滑りガイド板12a上に載っている。これにより、前面扉21を開閉させる場合の摩擦抵抗が低減され、当該開閉操作の操作性が向上する。
前面扉21が閉鎖された状態では、既に説明したとおり、上下の施錠ユニット442のそれぞれにおいて、筐体11に設けられた施錠受け板部19の後方に鉤フック部453aが回り込み、当該施錠受け板部19と鉤金具443とが前後に係合し、前面扉21が施錠された状態となる。また、施錠受け板部19の規制用開口部19a内に、規制金具444の規制部463が入り込んだ状態となる。
施錠装置23の基枠401における基端側起立壁部404において上側の施錠ユニット442と下側の施錠ユニット442との間には、後方へと突出させてセンサ押圧部481が一体形成されている。また、筐体11の施錠受け部材18には、センサ押圧部481により前方からボタン部を押圧可能とするように、開放検知センサ482が設けられている。前面扉21が閉鎖されている状態ではセンサ押圧部481により開放検知センサ482のボタン部が押圧された状態となり、前面扉21が開放された場合にはその押圧された状態が解除される。
開放検知センサ482は、主制御装置41と電気的に接続されている。主制御装置41では開放検知センサ482からボタン部の状態に対応した信号を受信し、ボタン部が押圧されていないことに対応した信号を受信した場合には、その時点で前面扉21が開放されていることを報知するための処理を実行する。また、かかる報知が行われている状態においてボタン部が押圧されていることに対応した信号を受信した場合には、当該報知を解除するための処理を実行する。
次に、前面扉21が開放状態から閉鎖状態へと操作された場合における施錠の様子を、図35を参照しながら説明する。
図35(a)〜(e)は前面扉21が開放状態から閉鎖状態へと操作された場合における施錠の様子を説明するための説明図である。
図35(a)に示すように前面扉21が開放状態である状況において、当該前面扉21が筐体11に向けて回動操作されることにより、図35(b)に示すように、鉤金具443の鉤部453及び規制金具444の規制部463のうち、まず鉤部453が施錠受け板部19の上縁に当接する。
鉤部453の鉤フック部453aは、その下面が後方に向けて上り傾斜となるガイド面453bとして形成されている。したがって、図35(c)及び図35(d)に示すように、前面扉21が筐体11に向けて回動操作されることに伴って、鉤金具443が施錠受け板部19から受ける力がガイド面453bによって当該鉤金具443を上方へと移動させる力として作用することとなり、解錠連動杆441が初期位置に配置された状態を維持しながら、鉤金具443及び規制金具444が一体的に上方へと移動する。
但し、ガイド面453bが施錠受け板部19に乗り上げて鉤金具443及び規制金具444が一体的に上方へと移動した状態では、規制部463は施錠受け板部19における規制用開口部19aの上縁部に前方から当接することとなる。したがって、ガイド面453bの傾斜に沿って鉤金具443及び規制金具444が一体的に上方へと移動している状況では、規制金具444はさらに鉤金具443に対して上方へ向けて回動している。
その後、図35(d)に示すように、ガイド面453bの前側端部が施錠受け板部19上に載っている状態よりもさらに前面扉21が閉鎖方向に回動されることにより、鉤金具443の鉤フック部453aが完全に施錠受け板部19よりも後方に位置することとなる。そうすると、図35(e)に示すように、鉤フック部453aが施錠受け板部19の後方へ回り込んだ状態となることに伴って鉤金具443が初期位置に向けて復帰する。この場合、鉤金具443の鉤溝部452内に施錠受け板部19が入り込んだ状態となる。
また、鉤金具443が初期位置に向けて下方へと移動することに伴ってそれと一体的に規制金具444も下方へと移動する。この移動に伴い規制部463が規制用開口部19aと同じ高さ位置となることで、当該規制部463が当該規制用開口部19aの上縁部に前方から当接した状態が解除される。そうすると、規制金具444も初期位置に復帰することとなり、規制部463が規制用開口部19a内に入り込んだ状態となる。この場合、規制部463の先端は施錠受け板部19の背面よりも後方へ突出した状態となる。
以上のように鉤フック部453aが施錠受け板部19の後方に回り込み、且つ規制部463が規制用開口部19a内に入り込んだ状態が、前面扉21の閉鎖状態であって施錠状態である。また、上記のようにガイド面453bと施錠受け板部19との当接状態によって、鉤金具443及び規制金具444が自ずと移動して施錠状態となるため、前面扉21の閉鎖操作に伴って施錠装置23を自ずと施錠状態とすることが可能となる。
次に、前面扉21が施錠状態から解錠状態へと操作された場合の様子を、図36を参照しながら説明する。
図36(a)〜(e)は前面扉21が施錠状態から解錠状態へと操作された場合の様子を説明するための説明図である。
図36(a)に示すように前面扉21が施錠状態である状況において、キーシリンダ411に解錠方向へのキー操作が開始されることにより、解錠連動杆441(図36では図示略)の上方への移動に伴って、鉤金具443及び規制金具444が一体的に上方へ移動する。そして、図36(b)に示すように、鉤金具443が上側限界位置に配置される前に、規制部463における規制フック部463aの上端が施錠受け板部19における規制用開口部19aの上縁部に下方から当接する。
その後、上記キー操作が継続されることにより、規制金具444が鉤金具443に対して上方へ回動しながら、これら鉤金具443及び規制金具444の一体的な上方への移動が継続される。その結果、図36(c)に示すように、まず規制部463が施錠受け板部19の規制用開口部19aから前方に抜け、その後、図36(d)に示すように、鉤金具443が上側限界位置に配置されて鉤フック部453aの全体が施錠受け板部19よりも上方の位置となる。
この状態で、前面扉21を筐体11に対して開放方向に回動操作することで、鉤金具443及び規制金具444が施錠受け板部19に対して前方に離間された状態となる。これにより、前面扉21を開放状態とすることが可能となる。
ここで、筐体11内に主制御装置41やホッパ装置32が搭載されたスロットマシン10においては前面扉21が不正に開放操作されることが懸念される。キーシリンダ411に対する解錠操作を可能とする解錠キーは遊技ホールの管理者により管理されているため、当該不正開放に際しては施錠ユニット442に直接外力を付与することが考えられる。この場合、施錠ユニット442において基枠401よりも後方(さらに前面扉21の背面よりも後方)に突出しているのは鉤金具443の鉤部453及び規制金具444の規制部463であるため、鉤部453及び規制部463のいずれかに外力が付与されると考えられる。これに対して、施錠状態を解除するためには規制部463を鉤部453において必要とされる方向とは異なる方向に変位させる必要がある。そうすると、不正な開放操作を行うためには、不正用治具を利用して複数の方向に向けた外力を施錠ユニット442に付与する必要が生じる。よって、不正な開放操作を行いづらくすることが可能となる。
また、規制部463を変位させる方向には、前後方向の成分が含まれている。筐体11と前面扉21との境界はスロットマシン10の側部に存在しているため、不正に施錠状態を解除しようとする場合、筐体11と前面扉21との境界に対して側方からピアノ線などを利用した不正用治具を挿入する必要がある。この場合に、規制部463を変位させる方向に前後方向の成分が含まれていることにより、不正に施錠状態を解除するためには、側方から挿入した不正用治具を前後方向に変位させる必要があり、かかる操作は行いづらいものとなる。よって、前面扉21の不正な開放操作を行いづらくすることが可能となる。
特に、規制部463を変位させる方向は、前方向となっている。そうすると、スロットマシン10の前方から侵入させた不正用治具を利用して、規制部463に対してはスロットマシン10前方に向けた外力を付与する必要が生じるため、規制部463を変位させるための操作は相当行いづらいものとなる。
また、規制部463による規制を不正に解除するためには当該規制部463の後方から前方に向けて外力を付与する必要があるが、当該規制部463の先端は規制用開口部19aを通じて施錠受け板部19の後方に突出している。したがって、規制部463の後方から前方に向けて変位させた不正用治具は、規制部463が規制用開口部19aよりも前方に配置される前に、施錠受け板部19にその後方から当接するものと考えられる。この点からも、上記不正な開放操作は行いづらいものとなっている。
また、上記のように不正な開放操作を行うためには不正用治具を利用して複数の方向に向けた外力を施錠ユニット442に付与する必要がある構成において、そのうちの一方向は解錠連動杆441の移動に追従した上方向となっている。これにより、正規の解錠に際しては、解錠連動杆441の移動に施錠ユニット442を追従させる構成において、構成の簡素化を図りながら、不正な開放に際しては複数の方向に向けた外力を施錠ユニット442に付与する必要がある構成とすることが可能となる。
また、上記複数の方向のうち一の方向に向けた外力を付与する必要がある対象として鉤金具443を設けるとともに、他の方向に向けた外力を付与する必要がある対象として鉤金具443とは別に規制金具444を設けることにより、不正な開放に際しては複数の方向に向けた外力を施錠ユニット442に付与する必要がある構成の簡素化が図られる。
また、施錠状態においては鉤金具443の鉤溝部452に対して、当該鉤溝部452が開放された方向側から規制金具444の規制部463が対向する構成となっている。これにより、鉤溝部452にピアノ線などの不正用治具を引っ掛けようとしても、それが行いづらくなっている。
また、施錠ユニット442は解錠連動杆441とは独立して変位可能に設けられている。これにより、不正用治具を利用して施錠ユニット442に直接外力が加えられたとしても、それに対して解錠連動杆441は移動しないようにすることが可能となる。また、図36(b)に示すように、鉤フック部453aの全体が施錠受け板部19よりも上方となる前に、規制部463が規制用開口部19aの上縁部に下方から当接する。これにより、不正に際しては施錠ユニット442に対して複数の方向に外力を付与する必要が生じる。
また、規制金具444に対して前方に向けた外力が付与されたとしても、鉤金具443の上方に向けた変位は行われない。この点からも、不正に際しては施錠ユニット442に対して複数の方向に外力を付与する必要があるようにすることができる。
また、鉤金具443に対する規制金具444の軸支箇所を生じさせる軸部材445は規制部463の先端の鉛直上方となる位置に存在している。これにより、規制部463の初期の変位方向を前方向とすることが可能となる。よって、不正に際して規制部463を変位させづらくさせながら、正規の解錠に際しては規制部463が規制用開口部19aから抜ける動作が円滑に行われるようにすることが可能となる。
<他の実施の形態>
なお、上述した実施の形態の記載内容に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能である。例えば以下のように変更してもよい。ちなみに、以下の別形態の構成を、上記実施の形態の構成に対して、個別に適用してもよく、組み合わせて適用してもよい。
<筐体11の配線孔71及び持ち手孔82について>
(1)板側配線孔72の幅狭領域76と金属側配線孔73との間に幅広領域77が形成されている構成に代えて、板側配線孔72の内側開口をその孔径が板側配線孔72の中央側の孔径と同一又はそれよりも小さくなるように形成し、金属側配線孔73の孔径を当該板側配線孔72の内側開口の孔径よりも大きくすることにより、当該内側開口の周縁部に金属層67が存在しないようにしてもよい。
(2)金属層67に金属側配線孔73を形成することにより板側配線孔72の内側開口の周縁部に金属層67が存在しないようにする構成に代えて、複数の金属層67を板側配線孔72の内側開口を間に挟むようにして所定の間隔だけ離間させて配置することにより、板側配線孔72の内側開口の周縁部に金属層67が存在しないようにする構成としてもよい。
例えば、2枚の金属板を板側配線孔72の内側開口を間に挟むようにして所定の間隔だけ離間させて配置する構成が考えられる。この場合、板側配線孔72の内側開口が存在していない領域では、2枚の金属板の端部が相互に接している構成としてもよい。また、3枚以上の金属板を板側配線孔72の内側開口を間に挟むようにして並べることで、板側配線孔72の内側開口の周縁部に金属層67が存在しないようにしてもよい。
このように金属板を複数並べる構成であれば、筐体11のベース板部に相当する背板63に板側配線孔72を形成した後に金属層67を形成するようにしたとしても、その作業が極端に煩雑なものとなってしまうことはない。
なお、このように複数の金属板を並べることで筐体11のベース板部に形成された貫通孔の周縁部に金属層67が存在しないようにする構成を、持ち手孔82において適用してもよい。
(3)筐体11の内周面に代えて又は加えて外周面に金属層67が形成されている構成において当該外周面の金属層67について、上記実施の形態のように幅狭領域76の開口周縁部に金属層67が存在しないようにする構成や、中間領域86の開口周縁部に金属層67が存在しないようにする構成を適用してもよい。
(4)配線孔71において、幅狭領域76の内側開口の周縁部全体に亘って金属層67が存在していない構成に限定されることはなく、当該金属層67が存在しない領域が配線74の通る領域側に存在していればよい。但し、配線74が変位した際に金属層67と確実に接触しないようにするためには、上記実施の形態のように上記内側開口の周縁部全体に亘って金属層67が存在していない構成が好ましい。
また、持ち手孔82において、中間領域86における内側の開口の周縁部全体に亘って金属層67が存在していない構成に限定されることはなく、持ち手部材91により区画された空間内において金属層67の端部が存在していないのであれば、上記周縁部の一部については金属層67が存在している構成としてもよい。
(5)持ち手部材91が不具備であることにより、持ち手部81が持ち手孔82のみにより形成されている構成としてもよい。この場合、持ち手孔82に挿入された作業者の指は、筐体11の内周面における持ち手孔82の周縁において任意の位置に触れてしまう可能性があるため、中間領域86における内側の開口の周縁部全体において、作業者の指が届き得る範囲に金属層67が存在しない構成とすることが好ましい。
(6)上記実施の形態のように配線孔71又は持ち手孔82を形成する構成は、スロットマシン10に限定されることはなく、パチンコ機に適用してもよく、パチンコ機とスロットマシンとを融合した形式の遊技機に適用してもよい。
<リールユニット101について>
(7)筐体11の背板部13を貫通するようにしてフック受け孔171,181を形成する構成に代えて、背板部13を筐体11の内部空間側から凹ませることによりフック受け孔171,181を形成してもよい。この場合、フック受け孔171,181は筐体11の内部空間側に向けて開放されているものの、背板部13の背面においては閉塞された状態となる。当該構成によれば、フック受け孔171,181を通じて不正用治具を挿入しようとする行為が行いづらくなる。
(8)上記実施の形態と同様に背板部13を貫通するようにしてフック受け孔171,181を形成した構成において、背板部13の背面側からフック受け孔171,181を閉塞させる閉塞用部材を設けるようにしてもよい。この場合、フック受け孔171,181を通じて不正用治具を挿入しようとする行為が行いづらくなる。
(9)リールユニット101を筐体11の背板部13に固定するための構造として、固定用フック153,163をリールユニット101の装着ベース体102に形成し、フック受け孔171,181を背板部13に形成する構成としたが、これに代えて、固定用フック153,163を背板部13に形成し、フック受け孔171,181を装着ベース体102に形成するようにしてもよい。但し、装着ベース体102の厚み寸法は背板部13の厚み寸法に比べて薄いため、固定用フック153,163を下方から受ける面積が狭くなってしまい、支持強度の低下や固定用フック153,163に付加される応力の増大が懸念される。したがって、装着ベース体102においてフック受け孔171,181を形成する箇所を他の箇所に比べて肉厚とすることが好ましい。
(10)固定用フック153,163をリールユニット101及び背板部13のうち一方のみに設け、フック受け孔171,181をリールユニット101及び背板部13のうち他方のみに設ける構成に代えて、固定用フック153,163とフック受け孔171,181との組合せが複数存在している構成において、一部の組合せについては、固定用フックをリールユニット101に設けるとともにフック受け孔を背板部13に設ける一方、他の組合せについては、固定用フックを背板部13に設けるとともにフック受け孔をリールユニット101に設ける構成としてもよい。
(11)リールユニット101を背板部13に固定した構成において、さらにリールユニット101を下方から支持するための支持部をリールユニット101の底面よりも下方や、当該リールユニット101と筐体11の側板部14,15との間に設けるようにしてもよい。この場合、筐体11の内部空間がそれだけ狭小化されてしまうものの、リールユニット101の支持強度を高めることが可能となる。
(12)下側の固定用フック163の突起165aが下側のフック受け孔181の受け面182に押し付けられるようにした状態でリールユニット101が背板部13に固定されている構成に限定されることはなく、当該付勢が生じないようにリールユニット101が背板部13に固定されている構成としてもよい。この場合、リールユニット101を背板部13に固定させる上での作業の容易化が図られる。
<表示ユニット192について>
(13)前面ベースユニット191の窓パネル部201に上パネル部207と下パネル部208とを上下に区画するようにして区画部206が形成された構成に代えて、当該区画部206が存在していない構成としてもよい。この場合、窓パネル部201側において表示窓部27用の領域と表示面242a用の領域との区別がなくなるため、機種変更に際して、表示窓部27及び表示装置242の表示面242aのうち一方についてサイズを極端に大きくしたり、位置を大きく変更したとしても、良好に対処することが可能となる。
(14)上パネル部207と下パネル部208とでその前面が向く方向が異なる構成としたが、両パネル部207,208においてその前面が向く方向が同一又は略同一である構成としてもよい。また、当該構成を、上記(13)の構成に適用してもよい。この場合、前面ベースユニット191の汎用性をより高めることが可能となる。
(15)扉側支持部材22を前面ベースユニット191から取り外さなくても表示ユニット192を取り外すことが可能な構成としてもよく、施錠装置23を前面ベースユニット191から取り外さなくても表示ユニット192を取り外すことが可能な構成としてもよい。また、扉側支持部材22及び施錠装置23のいずれも取り外さない状態で表示ユニット192を取り外すことが可能な構成としてもよい。この場合、表示ユニット192を固定しているネジを取り外すだけで、それ以外の構成部品の取り外しを行わなくても表示ユニット192を取り外すことができるため、表示ユニット192の交換作業の容易化が図られる。
(16)表示ユニット192としてユニット化されている対象として、報知用発光基板212、演出用発光基板213、周縁側発光基板233、表示装置242及び可動物ユニット252の全てが含まれている構成に限定されることはなく、これらの一部のみがユニット化されている構成としてもよい。
また、これらに加えて又は代えて、内部抽選の結果を図柄の組合せにより教示するリール122L〜122Rとは異なる演出用のリールが、表示ユニット192としてユニット化されている構成としてもよい。
また、表示装置242とは別の表示装置が表示ユニット192としてユニット化されている構成としてもよい。当該別の表示装置としては、表示装置242よりも表示面のサイズが小さい表示装置が考えられ、それ以外にもドット表示器が考えられる。また、当該別の表示装置の表示面が枠状ベース211における下側開口225の側方又は下方に設けられている構成としてもよい。
(17)上記実施の形態のように表示ユニット192を形成する構成は、スロットマシン10に限定されることはなく、パチンコ機に適用してもよく、パチンコ機とスロットマシンとを融合した形式の遊技機に適用してもよい。
<主制御装置41と表示装置ユニット215との位置関係について>
(18)前面扉21が閉鎖された状態において主制御装置41の表面の一部が表示制御装置245と対向する構成に限定されることはなく、主制御装置41の表面の全体が表示制御装置245と対向する構成としてもよい。この場合、表示制御装置245の表面の方が主制御装置41の表面よりも広い構成としてもよい。
(19)前面扉21が閉鎖された状態において表示制御装置245が上記実施の形態よりも主制御装置41側に大きく入り込むようにすることで、表示制御装置245の基板ボックス247が、中継基板ユニット104の前後の中継側コネクタ部263a,263bのうち後側の中継側コネクタ263aに対して上方から対向し、表示制御装置245のボックス台座246又は表示装置242が前側の中継側コネクタ263bに対して上方から対向するようにしてもよい。
(20)前面扉21が閉鎖された状態において、表示制御装置245が主制御装置41と当接する又は近い位置にて対向するようにしてもよい。
(21)表示装置242として透明液晶を利用することにより、可動物ユニット252が表示装置242の前方ではなく、表示装置242と表示制御装置245との間に配置されている構成としてもよい。この場合であっても、表示制御装置245を主制御装置41に近付けるための空間を利用して可動物ユニット252を設けることが可能となる。
<操作領域24について>
(22)スタートレバー装置301、投入ボタン装置311、ストップ装置321、操作用ボタン装置341及び投入用部材361の全てが操作ユニット273としてユニット化されている構成に限定されることはなく、これらの一部が操作ユニット273としてユニット化されている構成としてもよい。
例えば、スタートレバー装置301は、操作ユニット273としてユニット化されておらず、下扉ベース281において前方に膨出させて形成された搭載部に搭載されている構成としてもよい。また、本構成において、操作ユニット273を下扉ベース281か