JP2006191999A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 設定値を不正に変更するゴト行為を防止する。
【解決手段】 スロットマシンの設定値を表示する設定値表示装置34は、収納箱11に回動自在に取付けられた下部扉12bの裏側の位置に設けられている。また、設定表示装置34の表示面42は、下部扉12bのヒンジ50の方を向いている。設定値を選択する際、表示される設定値を確認するには、下部扉12bを大きく開放し、ヒンジに頭を近づけて覗き込むようにする必要があるため、下部扉12bを大きく開放する動作と、設定値を確認するために覗き込む動作とによって不正行為を目立たせることができ、これを容易に発見することができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、複数の設定値から1つの設定値を選択することにより当りの当選確率が異なる抽選テーブルの選択が可能な遊技機に関する。
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるスロットマシンはパチスロ機と称され、その遊技媒体とされるメダルに一定の価値が与えられて、遊技を行って獲得したメダルを種々の景品に交換することができる。パチスロ機では、当りの当選確率が異なる複数種類の抽選テーブルから1つの抽選テーブルが選択され、選択された抽選テーブルを用いて遊技が実行される。当りが抽選されると、例えば、獲得できるメダル枚数が多いボーナス遊技を行うことができる。したがって、抽選テーブルが変更されると、遊技に使用されるメダルの枚数に対し、遊技を行って獲得できるメダルの枚数の平均的な割合を表すペイアウト率が変化し、遊技者に利益が付与される確率が変わる。
当りの当選確率は、例えば、最低値から最高値までが6段階に分けられ、各当選確率は1〜6の6通りの設定値に割り当てられている。当りの当選確率を変更するためには、各当選確率と1対1に対応した設定値を変更することになる。なお、設定値が高いほど当選確率が高く、設定値が低いほど当選確率が低くされている(例えば、特許文献1参照)。
設定値を選択するためには、パチスロ機の前面部を構成する前面扉の施錠を解除し、この前面扉を開放した状態で設定値を選択する操作が行われる。前面扉を開放するための鍵は遊技場側で管理され、一般の遊技者が設定値を変更することはできない。遊技場の管理者は、パチスロ機の設定値を1台ごとに入念に決定し、営業上の利益と遊技者の利益のバランスを保つことで、遊技者が公平に遊技を楽しむことができるようにしている。また、遊技者が高い設定値のパチスロ機を推測して遊技を行う楽しみもあり、遊技の興趣を盛り上げる点でも設定値は重要なものとなっている。
特開2004−135844号公報
しかしながら、パチスロ機では、例えば上述した前面扉の施錠を解除する鍵を複製し、遊技場の営業時間中に複製した鍵で扉を開放することによって不正に設定値を選択する、いわゆる、ゴト行為が行われることが問題となっている。ゴト行為は年々悪質さを増しており、遊技場の利益の損失は大きくなる一方で、遊技を公平に行うことができなくなることへの遊技者の不満が高まっていた。
本発明は、不正に設定値を選択するゴト行為を防止することができる遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の遊技機は、当りの当選確率が互いに異なる複数の抽選テーブルの中から一つを選択して設定するとともに、設定された抽選テーブルに対応した設定値信号を出力する設定手段を備え、この設定手段で設定された抽選テーブルを用いて遊技が実行される遊技機において、前記設定値信号を受け、その設定値信号に対応した設定値が表示される表示面を有する設定値表示装置と、筐体の一端側に設けられたヒンジによって回動自在に取付けられた扉とを備え、前記設定値表示装置は、前記扉の裏側の位置に、前記表示面を前記ヒンジに向けて設けられていることを特徴とする。
また、前記設定値表示装置は、前記扉の中央の位置から前記ヒンジに寄った位置に設けられていることを特徴とする。
また、前記設定値表示装置を回動自在に支持する支持手段と、前記設定値表示装置を固定し、前記表示面の向きを定める固定手段とを備えたことを特徴する。
また、前記設定値表示装置を回動自在に支持する支持手段と、前記設定値表示装置の回動する範囲を規制する規制手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の遊技機によれば、当りの当選確率が異なる複数の抽選テーブルのうち、遊技に用いる抽選テーブルに対応づけられた設定値を表示する設定値表示装置が、筐体にヒンジを介して回動自在に取付けられた扉の裏側の位置に、設定値の表示面をヒンジに向けて設けられているから、扉を小さく開放するだけでは設定値を確認することができず、扉を大きく開放する必要が生じる。これにより、不正行為者が設定値を変更するときに、扉を開放する動作を目立たせることができ、遊技場の従業員等が不正行為を発見しやすくなる。従って、不正行為者は自分に有利となる設定値を選択することができなくなり、不正に設定値を選択するゴト行為を防止する効果が得られる。
また、設定値表示装置が扉の中央の位置からヒンジに寄った位置に設けられているから、設定値表示装置がヒンジから離れた位置に設けられている場合に比べ、不正行為者が扉を開放する角度を大きくして頭をヒンジに近づけ、表示面を覗き込むような姿勢をとった場合でも、設定値表示装置の表示面を視認することが困難になるから、扉を開放する動作と設定値を確認する動作をさらに目立たせることができ、ゴト行為を防止する効果をさらに高めることができる。
また、設定値表示装置を回動自在に支持させ、表示面の向きを定めてから固定できるようにしたから、複数の遊技機が狭い間隔で並んで設置され、開放した扉が隣接する遊技機に接触しやすくなるために扉を開放できる角度が比較的小さくなる場合であっても、遊技場の管理者が設定値を確認しにくくなることがないように、設定値表示装置の表示面の向きを調整することができる。また、扉を少し開放するだけで設定値が見やすくなるように、不正行為者が設定値表示装置を回動させることを防ぐことができる。
また、設定値表示装置を回動自在に支持させ、さらに設定値表示装置が回動する範囲を規制するようにしたから、上述のように扉を開放できる角度が比較的小さくなる場合であっても、遊技場の管理者が設定値を確認しにくくなることがないように、設定値表示装置の表示面の向きを調整することができる。また、設定値表示装置が回動する角度を小さくできるから、不正行為者が設定値表示装置を大きく回動し、扉を少し開放するだけで設定値を見やすくする行為を防止できる。
図1に示すように、スロットマシン(遊技機)10は、収納箱11と収納箱11の前面に回動自在に取付けられた前面扉(扉)12とからなる筐体13を備えている。前面扉12は上部に設けられた上部扉12aと下部に設けられた下部扉12bとからなる。上部扉12aには透明な表示窓14が設けられている。表示窓14の奥には第1リール15a、第2リール15b、第3リール15cを有するリールユニットが設けられている。第1リール15a〜第3リール15cの外周面には複数種類の図柄が配列されており、リールが停止すると表示窓14を通して1リール当たり3個の図柄が外部に表示される。スロットマシン10では、各リールが停止した時に計9個の図柄が表示され、各図柄が停止する位置を直線状に結んだ入賞ラインが横に3本、斜めに2本の合計5本設定されている。表示窓14の右側方には液晶表示装置16が設けられており、例えば、アニメーションを利用して当選した当選役の種類を報知するなど遊技上の様々な演出画像を表示する。
スロットマシン10は、詳しくは後述するが、電子抽選による当りの当選確率が異なる6種類の抽選テーブルを有しており、いずれか1つの抽選テーブルを使用して遊技が実行される。当りの当選確率が高い抽選テーブルが使用されると、遊技に使用されるメダルの数に対し、払い出されるメダルの数の割合であるペイアウト率が高くなり、遊技者に利益を付与する確率が高くなる。周知のように、各抽選テーブルは、当りの当選確率が6段階に分けられ、6種類の設定値と対応している。この設定値は設定1〜6で構成されており、設定1→設定2→設定3→設定4→設定5→設定6と設定値が高い順に当りの当選確率が高く、ペイアウト率が高い。
下部扉12bには、遊技の開始時に操作され、メダルが1枚づつ投入される1ベットボタン18、メダルの上限の投入枚数である3枚が一度に投入されるMAXベットボタン19が設けられている。また、クレジットされているメダルを払い出すためのペイアウトボタン20、遊技を行う際にメダルを投入するためのメダル投入口21、第1リール15a〜第3リール15cを回転させて遊技を開始する際又は設定値の選択時に選択した設定値を確定する際に操作されるスタートレバー22、回転するリールをそれぞれ停止させるための第1ストップボタン23〜第3ストップボタン25などが設けられている。また、下部扉12bにはメダル受け皿26が設けられており、このメダル受け皿26には、入賞したときに得られるメダルが払い出し口27から払い出される。
下部扉12bの前面の側方にはドアキーシリンダ28が設けられている。ドアキーシリンダ28に専用の鍵であるドアキーを差し込んで回転させると下部扉12bの施錠が解除され、下部扉12bを開放することが可能になる。下部扉12bを開放すると、これが検知され、メダルの投入は受け付けられなくなるとともに、メダルが投入してある状態でも遊技を行うことは不可能となる。また、下部扉12bを回動させ、収納箱11の前面下側部分を開放すると、収納箱11と上部扉12aとの係合を解除することができ、上部扉12aを回動させることが可能になる。
図2に示すように、下部扉12bの裏側には、スロットマシン10の設定値を表示する設定値表示装置34が設けられている。設定値表示装置34は、収納箱11の内部に設けられた設定選択操作部35が操作された際に設定値を表示する。設定選択操作部35は、閉じられた状態の下部扉12bの背後に設けられており、下部扉12bを回動させると外部に露呈される。
図3に示すように、設定選択操作部35の前面には、設定値の選択時に予め操作される設定選択キーシリンダ36と、スロットマシン10の電源のオン/オフを切り替える電源スイッチ37と、設定値を選択するための設定値選択ボタン38とが設けられている。設定選択キーシリンダ36には、設定選択キー39が差し込まれる。設定選択キーシリンダ36は、差し込まれた設定選択キー39を回動する操作が行われると、オフ位置とオン位置の2つの位置間で回動する。設定選択キーシリンダ36には、オン位置とオフ位置に回動されたことを検知するセンサが内蔵されている。設定選択キーシリンダ36をオン位置に回動すると、設定値の選択操作が許可され、設定値選択ボタン38の操作が有効化される。また、設定値表示装置34にスロットマシン10の現在の設定値が表示される。
図4に示すように、設定値表示装置34は、設定値の数字を表示する7セグメント式の表示面42を有する表示装置本体43と、表示装置本体43の底部に一体に設けられた平板状の取付け板44とからなる。取付け板44は、表示面42とは反対側である表示装置本体43の後方に突出している。設定値表示装置34は、下部扉12bに設けられた平坦な支持面(支持手段,固定手段)45に支持され、下部扉12bに取付けられる。支持面45はネジ穴46を有する。取付け板44(固定手段)には、表示装置本体43の後方の位置に貫通穴(支持手段)44aが形成されている。貫通穴44aにはネジ47が通され、ネジ47はネジ穴46に取付けられる。ネジ47を締め込むと、取付け板44によって設定値表示装置34が下部扉12bに固定される。ネジ47を緩めると、取付け板44はネジ47のネジ軸(支持手段)47aを中心として支持面45の上で回動自在に支持される。ネジ47の頭部(固定手段)47bは貫通穴44aより大きいため、取付け板44は支持面45とネジ47の頭部47bとに挟み込まれ、設定値表示装置34が固定される。
下部扉12bに一体形成された回動規制突起(規制手段)48は、支持面45の側端から突出しており、先端部が上方に向かって形成されたL字形状を有している。回動規制突起48は、支持面45の上で回動自在に支持された設定値表示装置34の回動する範囲を規制する。図5に示すように、設定値表示装置34が回動する範囲は、取付け板44の一方の側縁部が下部扉12bの裏面に接触する位置から、取付け板44の他方の側縁部が回動規制突起48に接触する位置までの間の範囲となる。取付け板44が下部扉12bの裏面に接触する位置にあるときは、下部扉12bを大きく回動しないと表示面42が見づらくなる。また、取付け板44が回動規制突起48に接触する位置にあるときは、下部扉12bを回動する角度が比較的小さくても表示面42が見やすくなる。取付け板44を固定する位置は、下部扉12bの回動可能な角度の大きさに応じて決めるのが好ましい。
図6に示すように、下部扉12bは、その一端側に設けられたヒンジ50によって収納箱11と連結されている。設定値表示装置34は、表示面42が下部扉12bの回動の中心となるヒンジ50を向くように取付けられている。また、設定値表示装置34は、下部扉12bの中央の位置よりもヒンジ50に寄った位置に設けられている。表示面42に表示される設定値を確認するためには、下部扉12bを開放する時に回動する角度を大きくし、ヒンジ50の近傍に頭を近づけ、表示面42を覗き込むようにする。
図7に示すように、設定値の選択をする際には、設定値選択ボタン38を押下する。設定値表示装置34の表示面42には、設定値選択ボタン38が押下されるごとに、6段階の設定値が設定1→設定2→設定3→設定4→設定5→設定6→設定1・・・の順番で一巡するように順次に切り替わって表示される。設定値選択ボタン38で設定値の選択が終了した後、スタートレバー22を操作すると選択された設定値が確定する。選択した設定値が確定した後に設定選択キー39を用いて設定選択キーシリンダ36をオフ位置に回動させると設定値表示装置34に表示された設定値が消え、設定値の選択が終了する。下部扉12bを閉じ、施錠を行うと、スロットマシン10で遊技を行うことが可能となる。
図8に示すように、スロットマシン10の作動は基本的にCPU(設定手段)60によって管制される。CPU60は、メモリ61のROM領域に記憶された遊技プログラムを実行し、制御部62及び電子抽選部70,当選役決定部71として機能する。
メダルセンサ63はメダル投入口21から投入されたメダルを検知し、メダルの検知信号を制御部62に入力する。制御部62は、メダルセンサ63からの検知信号に基づいてメダルの枚数を計数する。制御部62は、1ベットボタン18又はMAXベットボタン19が操作されると、投入された1枚又は3枚のメダルを消費して、入賞有効ラインの有効化本数を決定する。なお、遊技を行うには、メダル投入口に実際にメダルを投入することの他に、予めクレジットされたメダルを使用することができる。
スタート信号センサ64は、スタートレバー22が操作されたときにスタート信号を制御部62に入力する。ストップボタンセンサ66a〜66cは、第1ストップボタン23〜第3ストップボタン25が操作されたときに制御部62にリールごとのストップ信号を入力する。リール駆動部65は、スタート信号に応答して制御部62から出力されるリール始動信号により、第1リール15a〜第3リール15cを回転させる。また、ストップ信号に応答して制御部62から出力されるリール停止信号により、第1リール15a〜第3リール15cをそれぞれ停止させる。
電子抽選部70は、スタート信号を受けて乱数値をサンプリングし、遊技が開始されるごとに1つの乱数値を抽選する。抽選された乱数値は当選役決定部71に入力される。当選役決定部71は、入力された値に応じて現在実行された遊技でどのような当選役を与えるかを決定する。制御部62、決定した当選役が入賞有効ライン上で揃うと、入賞が成立したと判断し、当選役の種類に応じて規定枚数のメダルをホッパー装置67に払い出させるか、あるいはクレジットカウンタにその規定枚数を加算してメダルをクレジットする。
当選役決定部71には、電子抽選部70で発生する全乱数値を複数の数値範囲にグループ分けし、各グループに当選役を割り当てた複数の抽選テーブルが用意されている。抽選テーブルは設定値の種類に応じて、第1抽選テーブル73a〜第6抽選テーブル73fの6種類がある。各抽選テーブルには、周知のビッグボーナスモード,レギュラーボーナスモード、アシストタイムモード等のように多数のメダルを獲得できるボーナス遊技に移行する特賞役、所定枚数のメダルが払い出される小役、メダルを投入することなく同じ入賞有効ライン本数で次回の遊技を行う権利が得られるリプレイ役などの当選役、及びハズレが割り当てられている。各抽選テーブルは、電子抽選部70によってサンプリングされた乱数値が各当選役又はハズレのいずれのグループに属しているかの判定に使用される。
第1抽選テーブル73a〜第6抽選テーブル73fは、例えばボーナス遊技に移行する確率が互いに異なり、小役の当選確率は全ての抽選テーブルで等しくなるように乱数値がグループ分けされている。ボーナス遊技に移行するための条件としては、例えば、特賞役に直接当選した時、特定の小役が連続して所定回数だけ当選した時、ハズレが連続して所定回数だけ抽選された時、所定回数の遊技を行った時等があり、ボーナス遊技に移行する条件が満たされると、特賞役を揃える遊技を行うことができる。スロットマシン10では、遊技者に有利な遊技状態となるボーナス遊技に移行する確率が、各抽選テーブルにおける当りの当選確率を表し、どの抽選テーブルを使用して遊技が実行されるかによりペイアウト率が変わる。
第1抽選テーブル73a〜第6抽選テーブル73fは、第1抽選テーブル73aが「1」の設定値に対応して最もペイアウト率が低く、第6抽選テーブル73fが「6」の設定値に対応して最もペイアウト率が高い。第2抽選テーブル73b〜第5抽選テーブル73eは、当りの当選確率が第1抽選テーブル73aと第6抽選テーブル73fの間の数値であり、高い設定値に対応した抽選テーブルほどペイアウト率が高い。スロットマシン10は、設定1が選択されたときには第1抽選テーブル73a、設定値2が選択されたときには第2抽選テーブル73b、設定値3が抽選されたときには第3抽選テーブル73c、設定値4が選択されたときには第4抽選テーブル73d、設定値5が選択されたときには第5抽選テーブル73e、設定値6が選択されたときには第6抽選テーブル73fを使用して遊技が実行される。
制御部62は、設定選択キーシリンダ36がオン位置に回動されたこと示す検知信号が入力されたことを条件に、設定値信号を設定値表示装置34に送る。設定値表示装置34には、当選役決定部71において設定されている抽選テーブルの種類に対応する設定値が表示される。
次に本発明の作用について説明する。スロットマシン10の設定値を選択する際には、下部扉12bのドアキーシリンダ28にドアキーを差し込み、下部扉12bの施錠を解除する。下部扉12bを開放すると、スロットマシン10の内部の設定選択操作部35が外部に露呈される。また、制御部62は、下部扉12bの開放に応答してメダル投入口21からのメダルの投入をキャンセルし、スタートレバー22を操作しても第1リール15a〜第3リール15cを回転させない遊技禁止状態にする。
電源スイッチ37をオンにし、設定選択キーシリンダ36に設定選択キー39を差し込み、設定選択キーシリンダ36をオン位置に回動する。設定選択キーシリンダ36は、オン位置に回動されたことを示す検知信号を制御部62に送る。制御部62は、設定選択キーシリンダ36からの検知信号を受け、遊技に使用する抽選テーブルを指定するパラメータとしてメモリ61に記憶された設定値を読み出し、これに対応する設定値信号を設定値表示装置34に送る。制御部62は、設定値選択ボタン38を有効化し、設定値選択ボタン38の操作による設定値の選択を受け付ける状態にする。設定値表示装置34の表示面42には、スロットマシン10の現在の設定値が表示される。
設定値表示装置34により表示された設定値を確認するためには、下部扉12bを大きく開放し、表示面42をヒンジ50の近傍から覗き込むようにする。制御部62は、設定値選択ボタン38を押下すると、1回の押下ごとに設定値表示装置34に現在の設定値よりも1段階高い設定値に対応する設定値信号を送り、表示されている設定値を切り替える。
設定値選択ボタン38の押下によって任意の設定値を選択し、スタートレバー22を操作すると、選択された設定値が確定する。すなわち、遊技に使用する抽選テーブルを指定するためのパラメータとしてメモリ61に記憶された設定値が書き換えられる。このようにして設定値の選択が終了すると、設定選択キーシリンダ36をオフ位置に回動し、設定選択キー39を引き抜く。設定選択キーシリンダ36がオフ位置に回動すると、制御部62は、設定値表示装置34をオフし、表示された設定値が消える。
下部扉12bを閉め、ドアキーシリンダ28によって下部扉12bを施錠すると、制御部62によりこれが検知され、スロットマシン10は遊技可能な状態へ移行する。メダル投入口21にメダルを投入し、スタートレバー22を操作すると、電子抽選部70による乱数のサンプリングと、当選役決定部71による当選役の決定が行われる。当選役決定部71は、選択された設定値に対応した抽選テーブルを使用して当選役を決定する。また、リール駆動部65は、第1リール15a〜第3リール15cを回転させる。第1ストップボタン23〜第3ストップボタン25がそれぞれ押下されると、リール駆動部65は、当選役決定部71で決定された当選役又はハズレが成立するように第1リール15a〜第3リール15cを停止させる。
有利な遊技が行えるようにスロットマシン10の設定値を変更しようとする不正行為者は、例えば、遊技場の営業時間中に複製したドアキーや特殊な器具を使用して下部扉12bの施錠を解除し、下部扉12bを小さく開放して設定選択キーシリンダ36をオン位置に回動する。このとき、設定値表示装置34には設定値が表示されるが、設定値表示装置34は、下部扉12bの裏側の位置に設けられ、さらに表示面42がヒンジ50を向いているため、下部扉12bを小さく開放したままでは設定値を確認することができない。不正行為者は、設定値を確認するために、下部扉12bを大きく開放し、表示面42を覗き込む必要がある。その動作は一般の遊技者と大きく異なる特異な動作であるため、遊技場の店員等により不正行為が行われていることが容易に発見される。なお、遊技場の管理者がスロットマシン10の設定値を確認する時には、表示される設定値が見易くなるように下部扉12bをできるだけ大きく開放し、設定値の選択を行えばよい。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく適宜の変更が可能である。例えば、設定値表示装置34は、1本のネジ47を締め込むことにより固定され、ネジ47を緩めることにより支持面45の上でネジ軸47aを中心として回動自在に支持されるようにしているが、複数本のネジによって設定値表示装置34を固定してもよい。複数本のネジが用いられる場合には、1本のネジを残して他のネジを外し、設定値表示装置34を回動して表示面42の向きを調整した後に他のネジを取付けられるようにすることが好ましい。また、設定値表示装置34を固定する固定手段として、ネジ穴46を有する支持面45とネジ47の頭部47bとによって取付け板44を挟み込む構成とする以外にも、取付け板44と支持面45の間に接着剤を塗布し、表示面の向きを定めた後に設定値表示装置34の位置を変えられないようにしてもよい。
設定値表示装置34を回動自在に支持する支持手段としては、ネジ47のネジ軸47aを挿通した取付け板44を平坦な支持面45の上で支持する構成とする以外にも、支持面45にこれと垂直な突起を形成し、この突起に取付け板44を挿通した状態で突起の先端にキャップ等を設けて取付け板44を抜け止めする構成としてもよい。また、設定値信号の授受のために設定値表示装置34と下部扉12bとを接続するためのコネクタをそれぞれに設け、表示面42がヒンジ50を向いていない状態では、下部扉12bと設定値表示装置34の各コネクタが互いに接続できないようにしてもよい。なお、表示面42がヒンジ50を向く状態とは、表示面42の法線と、設定値表示装置34を取付ける位置からヒンジ50までを結ぶ直線とのなす角度が90度より小さい状態を表す。さらに、この角度は45度より小さいことが好ましい。
設定値表示装置34は、LEDの発光による7セグメント式の表示装置を用いることに限らず、ドットマトリクス式の液晶表示装置や、表示面に設定値の種類に対応した数のランプ(LED等)を有し、設定値に対応して発光するランプの数が変化する表示装置等を用いてもよい。また、本発明は、パチスロ機のようなスロットマシンに限られず、当りの当選確率を変更できる遊技機であれば、パチンコ機等の他の遊技機に適用することができる。
スロットマシンの外観を示す斜視図である。 下部扉を開放したスロットマシンの斜視図である。 設定選択操作部の斜視図である。 設定値表示装置の斜視図である。 設定値表示装置の回動する範囲を示す上面図である。 下部扉が開放した状態を示す上面図である。 設定値を選択する時に表示面が移り変わる様子を示す説明図である。 スロットマシンの電気的な構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 スロットマシン(遊技機)
12b 下部扉(扉)
34 設定値表示装置
35 設定選択操作部
38 設定値選択ボタン
42 表示面
44 取付け板(支持手段)
44a 貫通穴
45 支持面(支持手段,固定手段)
46 ネジ穴
47a ネジ軸(支持手段)
47b 頭部(固定手段)
48 回動規制突起(規制手段)
50 ヒンジ
60 CPU(設定手段)
70 電子抽選部
71 当選役決定部
73a 第1抽選テーブル
73b 第2抽選テーブル
73c 第3抽選テーブル
73d 第4抽選テーブル
73e 第5抽選テーブル
73f 第6抽選テーブル

Claims (4)

  1. 当りの当選確率が互いに異なる複数の抽選テーブルの中から一つを選択する操作によって抽選テーブルを設定するとともに、設定された抽選テーブルに対応した設定値信号を出力する設定手段を備え、この設定手段により設定された抽選テーブルを用いて遊技が実行される遊技機において、
    前記設定値信号を受け、その設定値信号に対応した設定値が表示される表示面を有する設定値表示装置と、筐体の一端側に設けられたヒンジによって回動自在に取付けられた扉とを備え、
    前記設定値表示装置は、前記扉の裏側の位置に、前記表示面を前記ヒンジに向けて設けられていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記設定値表示装置は、前記扉の中央の位置から前記ヒンジに寄った位置に設けられていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記設定値表示装置を回動自在に支持する支持手段と、前記設定値表示装置を固定し、前記表示面の向きを定める固定手段とを備えたことを特徴する請求項1又は2記載の遊技機。
  4. 前記設定値表示装置を回動自在に支持する支持手段と、前記設定値表示装置の回動する範囲を規制する規制手段とを備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
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