JP2006141461A - 遊技機 - Google Patents

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伸生 藤井
Takayuki Sunaba
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Abstract

【課題】不正な当選確率の変更及び主制御基板の改変を確実に防止する。
【解決手段】主制御基板25には、CPU25a、ROM25b、電子抽選部25c、当選役決定部25dを有する制御部25eと、キーシリンダ35、設定変更スイッチ36を有する変更部25fとが設けられ、さらには、選択スイッチ37が設けられている。変更部25f及び選択スイッチ37は、主制御基板25の基板面に形成されたパターンによりCPU25aに接続されている。キーシリンダ35は、本体部35aと、本体部35aの内部に回動可能に設けられ、設定変更スイッチ36による設定変更を無効化する無効位置と、有効化する有効位置との間で回動する回動部35bとからなる。基板収納ケース26は、主制御基板25を収納する。基板収納ケース26の後カバー32を、筐体13の一部を構成する収納箱11の上収納部11b内部の背面に組み付ける。
【選択図】図6

Description

本発明は、パチンコ店等の遊技場に設置して使用されるスロットマシン等の遊技機に関するものである。
パチンコ店等の遊技場に設置して使用されるスロットマシンは、メダルに一定の価値が与えられて、ゲームを行って獲得したメダルを種々の景品に交換することができる。スロットマシンには、その筐体内部に、メダルの供給に基づいて作動させるランプ装置や音声発生装置等の様々な各種駆動装置、これら駆動装置を制御させるために対応させた主制御基板及び副制御基板を備えており、遊技者が遊技を行う際にこれらを適宜作動させることによって遊技を興趣に溢れたものとしている。また、近年では、所定の図柄(識別情報)を変動表示し得るリール表示装置または液晶画像表示装置等の図柄可変表示装置を内蔵し、所定条件を満たしたときに図柄を変動させた後に停止表示させるように図柄可変表示装置を作動させるものが主流となっている。これらの装置は主制御基板からの命令によって駆動する副制御基板によって制御されている。主制御基板は、不正に改造されるゴト行為を防止するため、収納ケースに収納され、収納ケースは筐体の一部を構成する収納箱の内部の所定位置に取り付けられている。
最近のスロットマシンの内部に配設されている主制御基板は、基板上に設けられたCPU(central processing unit)が、制御プログラムに従って電子制御を行うものが一般的である。制御プログラムは、マスクROM(read only memory)のような基板上に装着されたICチップにデータとして記憶されており、CPUは、遊技状態に応じてICチップから制御プログラムのデータを逐次読み出して実行することによって制御を行っている。
また、遊技場に設置されるスロットマシンは、複数種類の当選役の当選確率が6段階に変更可能になっており(特許文献1参照)、その当選確率を変更する確率変更基板が設けられている。この確率変更基板は、スロットマシンの電源のオン・オフを行う電源装置に設けられている。主制御基板と電源装置とは異なる位置に取り付けられているため、主制御基板と確率変更基板とにはそれぞれコネクタ等の接続部が設けられ、このコネクタ同士を接続ケーブルにより接続して、主制御基板と確率変更基板とを接続している。
特開2004−135844号公報
しかしながら、主制御基板と確率変更基板とを接続ケーブルにより接続しているスロットマシンでは、主制御基板のコネクタから接続ケーブルを外し、不正な回路基板を主制御基板のコネクタに接続することにより、不正に当選確率が変更される、さらには不正に主制御基板が改変されることがあった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、主制御基板と確率変更基板との間にコネクタを介して不正な回路基板を接続することにより行われる不正な当選確率の変更及び主制御基板の改変を確実に防止することができる遊技機を提供することを目的とする。
本発明の遊技機は、ハズレ及び複数種類の当選役のいずれかを抽選により決定する抽選部が設けられた主制御基板を備え、前記抽選部により前記当選役が抽選されたときには抽選された当選役に応じた特典が遊技者に付与される遊技機において、前記主制御基板に、前記ハズレ及び複数種類の当選役の少なくともいずれか1つの当選確率を変更する確率変更スイッチと、前記確率変更スイッチによる変更を有効化する位置と無効化する位置との間で回動する回動部を有するキーシリンダとを設けたことを特徴とする。なお、前記確率変更スイッチとしては、例えば、押下タイプのボタン、回動タイプのジョグダイヤル、スライドタイプのレバー、タッチセンサ、光電センサのいずれか1つを備えるもの等が挙げられる。
また、前記主制御基板に、予め設定された遊技モード終了後に遊技の打ち止めを行うか否かを選択する選択スイッチを設けることが好ましい。なお、前記選択スイッチとしては、例えば、押下タイプのボタン、回動タイプのジョグダイヤル、スライドタイプのレバー、タッチセンサ、光電センサのいずれか1つを備えるもの等が挙げられる。
さらに、前記主制御基板を収納し、収納した前記主制御基板の前記確率変更スイッチ及び前記キーシリンダを露呈させる露呈孔が形成された収納ケースを備えることが好ましい。
本発明の遊技機によれば、ハズレ及び複数種類の当選役のいずれかを抽選により決定する抽選部が設けられた主制御基板を備え、抽選部により当選役が抽選されたときには抽選された当選役に応じた特典が遊技者に付与されるものであって、前記主制御基板に、ハズレ及び複数種類の当選役の少なくともいずれか1つの当選確率を変更する確率変更スイッチと、確率変更スイッチによる変更を有効化する位置と無効化する位置との間で回動する回動部を有するキーシリンダとを設けたから、主制御基板に抽選部と確率変更スイッチ及びキーシリンダとを接続するためのコネクタ等の接続部を設ける必要がないため、抽選部と確率変更スイッチ及びキーシリンダとの間にコネクタを介して不正な回路基板を接続することにより行われる不正な当選確率の変更及び主制御基板の改変を確実に防止することができる。また、キーシリンダは、確率変更スイッチによる変更を有効化する位置と無効化する位置との間で回動する回動部を有するから、回動部を回動するだけで、容易に確率変更スイッチによる変更を有効化及び無効化することができる。
さらに、主制御基板に、予め設定された遊技モード終了後に遊技の打ち止めを行うか否かを選択する選択スイッチを設けたから、主制御基板に抽選部と選択スイッチとを接続するためのコネクタ等の接続部を設ける必要がないため、抽選部と選択スイッチとの間にコネクタを介して不正な回路基板を接続することにより行われる不正な当選確率の変更及び主制御基板の改変を確実に防止することができる。
また、主制御基板を収納し、収納した主制御基板の確率変更スイッチ及びキーシリンダを露呈させる露呈孔が形成された収納ケースを備えたから、収納ケースにより確率変更スイッチ及びキーシリンダのみを操作可能に露呈させた状態で主制御基板を収納するため、主制御基板に不正な回路基板を接続することにより行われる不正な当選確率の変更及び主制御基板の改変を確実に防止することができる。
図1に本発明を用いた遊技機の1実施例であるスロットマシン10の外観を示す。スロットマシン10には、1〜3枚のメダルをベットして遊技が行われる通常モード、通常モードよりもメダルを獲得する確率が高くなるレギュラーボーナス(以下、RB)モード(予め設定された遊技モード)、RBモードへの移行が所定の回数(例えば、3回)行われるビッグボーナス(以下、BB)モード(予め設定された遊技モード)が設けられている。通常モードでの当選役抽選でRBに当選し、RBを入賞させると通常モードからRBモードに移行される。通常モードでの当選役抽選でBBに当選し、BBを入賞させると通常モードからBBモードに移行される。また、RBモードは、1枚のメダルベットでの遊技が行われ、最大8回入賞するか、または最大12回の遊技を行うことでRBモードが終了する。
スロットマシン10は、収納箱11及び前面扉12からなる筐体13を備えている。前面扉12は、上扉12aと下扉12bとを備え、それぞれ図示しないヒンジにより収納箱11の前面側に取り付けられ、回動させることができるようになっている。上扉12aには4個の表示窓14が設けられ、各々の表示窓14の奥に第1リール15a、第2リール15b、第3リール15c及びサブリール16が回転自在に組み込まれている。周知のように、第1〜第3リール15a〜15cの外周には複数種類の図柄が一定ピッチで配列され、リールが停止した状態では表示窓14を通して1リール当たり3個の図柄が観察可能になる。これにより、各リールの図柄を1個ずつ組み合わせた直線状の入賞有効ラインが横3本斜め2本の合計5本が設定される。
遊技の開始に先立ってメダル投入口17から1枚のメダルを投入したときには中段の入賞有効ラインが一本有効化され、2枚では中段の入賞有効ラインに上段及び下段の入賞有効ラインを加えた横3本、3枚ではさらに斜めの入賞有効ラインを2本加えた5本の入賞有効ラインが有効化される。また、メダルは50枚を限度にクレジット(貯留)することが可能になっており、クレジットされているメダルの枚数は、7セグメントLEDを備えたクレジット枚数表示器18により表示される。なお、表示窓14から1リール当たり例えば4個ずつの図柄を観察できるようにしておき、横4本の入賞有効ラインのほかに、各リールごとに図柄を一個ずつ組み合わせるように折れ曲がった別の入賞有効ラインを設定することも可能である。また、クレジット枚数表示器18を、LCDを備えたものから構成してもよい。
サブリール16には、15枚役を構成する特定図柄(以下、「15枚役図柄」と称する)及び6枚役を構成する特定図柄(以下、「6枚役図柄」と称する)が描かれている。サブリール16は、15枚役又は6枚役のいずれが入賞可能であるかの報知を行うか否かを決定する報知抽選に当選した場合にスタートレバー19の操作により第1〜第3リール15a〜15cとともに回転を始める。サブリール16は、15枚役図柄及び6枚役図柄を表示することによって、15枚役又は6枚役のいずれが入賞可能であるかを報知する。
なお、サブリール16の外周に描かれる図柄は適宜の図柄にしてよく、図柄に限らず、例えばマークや数字等にしてもよい。さらには、サブリール16には、BBモードやRBモードに移行する可能性を示唆する期待度を示す図柄を描いたり、当選役に当選したか否かの期待度を示す図柄等の適宜の図柄を描いて適宜報知を行うようにしてよい。また、1つの報知を複数の遊技にわたって行ってもよい。
前面扉12の下扉12bに設けられたストップボタン20a〜20cは、これらを操作することにより、各ボタンに対応した第1〜第3リール15a〜15cが個別に停止される。すなわち、ストップボタン20a〜20cの操作はリールの停止操作となる。ストップボタン20a〜20cの上方の操作パネルには、メダルがクレジットされた状態で遊技を行うときに操作される1ベットボタン、MAXベットボタン、ペイアウトボタン等の各種の操作ボタンが設けられている。これらの操作ボタンの機能はいずれも周知であるのでその詳細については省略する。
下扉12bの下部にはメダル受け皿21が設けられており、このメダル受け皿21には、遊技でメダルの払い出しを伴う当選役が入賞されたときに配当メダルが払い出し口22から払い出される。下扉12bの上端部の右側端部には、LED23が設けられており、このLED23は、後述する主制御基板25のCPU25aに接続されている(図9参照)。
図2に示すように、収納箱11は、略中央部に収納箱11の内部を上下2つに仕切るための仕切り板11aが形成されており、この仕切り板11aにより、収納箱11の内部は、上収納部11bと下収納部11cとに仕切られている。上収納部11bの内部の背面には、主制御基板25が基板収納ケース26に収納された状態で配設されている。下収納部11cの内部には、スロットマシン10の給電を行うための電源装置28が設けられており、この電源装置28の前面には、主電源のオン/オフの切換えを行う電源スイッチ29が設けられている。なお、図2では図示は省略したが、下収納部11cの内部であって電源装置28の下部には、スロットマシン10でゲームを行ってメダルの払い出しを伴う当選役が入賞されたときに作動し、配当メダルをメダル受け皿21に払い出すメダルホッパー69(図9参照)が設けられている。
図3に示すように、基板収納ケース26は、前カバー31と後カバー32とから構成され、後カバー32は、上収納部11bの内部の背面に組み付けられている(図2参照)。前カバー31と後カバー32とは、主制御基板25を収納した状態で取り付けられており、これにより、主制御基板25に対して何人も接触できないよう防護している。前カバー31の前面側には、詳しくは後述するように、操作カバー43が取り付けられており、これにより、後述するキーシリンダ35、設定変更スイッチ(確率変更スイッチ)36、選択スイッチ37に対して何人も接触できないよう防護している。
図4及び図5に示すように、前カバー31は、長板状の本体部31a、本体部31aの図4における上側の先端部を90°の角度で折り曲げられた形状で形成された上曲げ部31b、本体部31aの図4における下側の先端部を90°の角度で折り曲げられた形状で形成された下曲げ部31cから構成されている。図4は、正面斜視図であり、図5は背面斜視図である。図4に示すように、本体部31aの図4における右側の端部には、後カバー32を取り付けるための取付孔31dが所定のピッチで6個形成されている。図4における本体部31aの中央部よりも右側で取付孔31dの左側には、後述するキーシリンダ35、設定変更スイッチ36、選択スイッチ37を露呈するための露呈孔31eが形成されており、図4における露呈孔31eの左側であって本体部31aの中央部よりも上側には、後述する設定蓋41の係合部41bを挿入するための凹状の挿入凹部31fが形成されている。図4における挿入凹部31fの左側であって本体部31aの上下それぞれの端部には、後述する操作カバー43を回動可能に支持するための上支持部31g及び下支持部31hが形成されており、上支持部31g及び下支持部31hには、後述する回動シャフト46の本体部46aを挿通するための挿通孔31iがそれぞれ形成されている。図4における上支持部31gの左側であって上曲げ部31bの中央部よりも右側には、後述するねじりバネ45の第1腕部45bを係止するための略L字状のバネ係止部31jが形成されている。上曲げ部31b及び下曲げ部31cには、図4における左側端部と略中央部と右側端部とに後述する後カバー32の係合突起32dを挿入するための係合孔31kがそれぞれ形成されている。
図6に示すように、後カバー32は、箱状に形成された本体部32a、本体部32aの図6における右側に一体に形成された前カバー31を取り付けるための円筒状の取付部32bから構成されている。取付部32bは6個形成されており、それぞれに取付孔32cが形成されている。本体部32aの図6における上面及び下面には、図6における左側端部と略中央部と右側端部とに前カバー31の係合孔31kに挿入するための凸状の係合突起32dがそれぞれ形成されている。係合突起32dは、図6における背面側から前面側に向けて肉厚が薄くなるような三角柱状に形成されている。
主制御基板25には、CPU25a、ROM25b、電子抽選部25c、当選役決定部25dを有する制御部25e(図9参照)と、円柱状のキーシリンダ35、後述する当選テーブルの選択(当選確率の変更)時に操作する円柱状の設定変更スイッチ(確率変更スイッチ)36を有する変更部25fとが設けられ、さらには、BBモード及びRBモード(予め設定された遊技モード)終了後に遊技の打ち止めを行うか否かを選択する四角柱状の選択スイッチ37が設けられている。変更部25f及び選択スイッチ37は、主制御基板25の図6における右側端部に設けられている。変更部25f及び選択スイッチ37は、主制御基板25の基板面に形成されたパターン(図示せず)により制御部25eのCPU25aに接続されている。設定変更スイッチ36及び選択スイッチ37は、押下することにより操作する押下タイプのボタンから構成されている。設定変更スイッチ36を操作すると、CPU25aに設定変更信号が送られる。
キーシリンダ35は、円筒状の本体部35aと、本体部35aの内部に回動可能に設けられ、設定キー38を差し込むことで、後述する設定変更スイッチ36による設定変更を無効化する無効位置と、有効化する有効位置(図10参照)との間で回動する回動部35bとからなり、回動部35bには、設定キー38を挿入するためのキー穴35cが形成されている。
回動部35bを有効位置まで回動すると主制御基板25のCPU25aに有効化信号が入力され、回動部35bを無効位置まで回動するとCPU25aへの有効化信号の入力が停止するようにされており、CPU25aは、有効化信号が入力されたことに応じて設定変更スイッチ36を有効化し、有効化信号の入力が停止されたことに応じて設定変更スイッチ36を無効化する。すなわち、CPU25aは、回動部35bが有効位置に位置するときのみ設定変更スイッチ36を有効化する。なお、本実施形態では、キーシリンダ35の回動部35bを無効位置まで回動してCPU25aへの有効化信号の入力が停止すると、CPU25aが、設定変更スイッチ36を操作したときに送られてくる設定変更信号を受信しないようにされており、これにより、設定変更スイッチ36を無効化している。詳しくは後述するように、スロットマシン10における当選テーブルは複数設けられており、そのそれぞれに設定値が割り振られている。本実施形態では、設定値を「1」〜「6」とし、設定変更時に設定変更スイッチ36を一回操作(押下)する度に、設定値が「1→2→・・・→6→1→2→・・・」の順で変更されるように設定されている。
選択スイッチ37は、BBモード及びRBモード(予め設定された遊技モード)終了後に遊技の打ち止めを行うか否かを選択するものであり、遊技場の管理者が、選択スイッチ37を操作して、打ち止めを行うことを選択すると、CPU25aは、BBモード及びRBモード終了後には、遊技場の管理者が打ち止め解除作業を行わない限りは、スロットマシン10で遊技を行うことができない状態にする。打ち止め解除作業としては、例えば、前面扉12の下扉12bに設けられたキー孔12c(図1参照)に下扉12bを開放するための扉開放キー(図示せず)を差し込み、下扉12bを開放する方向(例えば、時計方向)とは逆方向(反時計方向)に扉開放キーを回すことによって行う。なお、上記した打ち止め解除作業の代わりに、収納箱11の内部または前面扉12の裏面に、打ち止め解除スイッチ(例えば、押下タイプのボタン、回動タイプのジョグダイヤル、スライドタイプのレバー、タッチセンサ、光電センサのいずれか1つを備えるもの等)を設け、打ち止め解除スイッチを操作することにより打ち止めを解除するようにしてもよい。
キーシリンダ35、設定変更スイッチ36及び選択スイッチ37は、その先端面が、後述する設定蓋41を取り付けた後に、設定蓋41の前面から突出する長さで形成されている。主制御基板25は、図示しない取付部材により、後カバー32の本体部32aの内部に取り付けられている。
本体部32aの内部に主制御基板25を取り付けた後に、後カバー32の係合突起32dを前カバー31の係合孔31kに挿入すると、前カバー31と後カバー32とは係合した状態となる。そして、図7に示すように、ビス39を、前カバー31の取付孔31dを介して後カバー32の取付孔32cにビス締めする。これにより、前カバー31と後カバー32とが固定される。
図5及び図7に示すように、設定蓋41は、箱状に形成された本体部41aと、本体部41aの正面斜視図(図7)における左側面の中央部よりも上側に一体に形成された前カバー31の挿入凹部31fに挿入するための板状の係合部41bとから構成されている。本体部41aの図7における前面には、キーシリンダ35を挿通するためのシリンダ挿通孔41cと、設定変更スイッチ36を挿通するための変更スイッチ挿通孔41dと、選択スイッチ37を挿通するための選択スイッチ挿通孔41eとが形成されている。本体部41aの図7における前面には、後述する操作カバー43を検知するセンサ42が取り付けられており、センサ42は主制御基板25のCPU25aに接続されている(図9参照)。キーシリンダ35をシリンダ挿通孔41cに、設定変更スイッチ36を変更スイッチ挿通孔41dに、選択スイッチ37を選択スイッチ挿通孔41eにそれぞれ挿通し、本体部41aを前カバー31の露呈孔31eに、係合部41bを前カバー31の挿入凹部31fにそれぞれ挿入して、図示しない取付部材により、設定蓋41を前カバー31に取り付ける。これにより、主制御基板25の基板面、キーシリンダ35、設定変更スイッチ36及び選択スイッチ37は設定蓋41により接触不能に防護される。なお、設定蓋41を主制御基板25に取り付けてもよく、適宜変更されるものである。また、センサ42を前カバー31に取り付けてもよく、適宜変更されるものである。
図5及び図8に示すように、操作カバー43は、設定蓋41の前面から突出するキーシリンダ35、設定変更スイッチ36及び選択スイッチ37を覆うものであり、箱状の本体部43a、本体部43aの正面斜視図(図8)における左側に一体に形成された後述する回動シャフト46の本体部46aを挿通するための挿通部43bから構成されている。本体部43aの正面斜視図(図8)における上面の左側の端部には、後述するねじりバネ45の第2腕部45cを係止するための凸状のバネ係止部43cが形成されており、バネ係止部43cには、ねじりバネ45の第2腕部45cを挿入するための凹状のバネ挿入凹部43dが形成されている。挿通部43bには、後述する回動シャフト46の本体部46aを挿通するための挿通孔43eが形成されている。挿通孔43eは、操作カバー43を回動する際の回動中心となる。
図8に示すように、ねじりバネ45は、コイル状に巻回された中心部45aと、この中心部45aから外側に直線上に延びる第1腕部45b及び第2腕部45cとから構成されている。回動シャフト46は、円柱状の本体部46aと、本体部46aの上端部に一体に形成された本体部46aよりも径の大きい円盤状の鍔部46bとからなる。回動シャフト46の本体部46aを、ねじりバネ45の中心部45a、前カバー31の上支持部31gに形成された挿通孔31i、操作カバー43の挿通孔43e、下支持部31hに形成された挿通孔31iの順に挿通させると、操作カバー43は、回動可能な状態で前カバー31に取り付けられる。ねじりバネ45の第1腕部45bを、前カバー31のバネ係止部31jに係止し、第2腕部45cを図8中A方向に回転すると、第1腕部45bが図8中A方向に、第2腕部45cが図8中B方向にそれぞれ回転しようとする回転力が発生する。そして、第2腕部45cを操作カバー43のバネ挿入凹部43dに挿入すると、第1腕部45bがバネ係止部31jに、第2腕部45cがバネ挿入凹部43dにそれぞれ係止された状態となり、ねじりバネ45は固定される。ねじりバネ45により、操作カバー43は、設定蓋41の前面から突出するキーシリンダ35、設定変更スイッチ36及び選択スイッチ37を覆う覆い位置に向けて(図3及び図8中B方向)付勢される。これにより、キーシリンダ35、設定変更スイッチ36及び選択スイッチ37に対して何人も接触できないよう防護している。
上述したように前カバー31と後カバー32とから構成される基板収納ケース26は、以下のようにしてスロットマシン10に取り付けられる。先ず、前カバー31と後カバー32とを、主制御基板25を収納した状態で取り付ける。そして、設定蓋41を、キーシリンダ35がシリンダ挿通孔41cに、設定変更スイッチ36が変更スイッチ挿通孔41dに、選択スイッチ37が選択スイッチ挿通孔41eにそれぞれ挿通するように前カバー31に取り付け、操作カバー43を、回動可能な状態で前カバー31に取り付けた後に、後カバー32を、筐体13の一部を構成する収納箱11の上収納部11b内部の背面に組み付ける。
図9に示すように、スロットマシン10の作動は基本的に主制御基板25によって管制される。主制御基板25には、CPU25a、ROM25b、電子抽選部25c及び当選役決定部25dを有する制御部25eが設けられている。ROM25bには、CPU25aで実行する、例えば遊技実行プログラム等の制御プログラムや、これらプログラムを実行する際に必要な制御データ等が記憶されている。
ROM25bには、第1〜第6当選テーブル51〜56、設定変更プログラム57が記憶されている。第1〜第6当選テーブル51〜56は、ハズレ及び複数種類の当選役に対する当選確率が互いに異なるように設けられており、選択された当選テーブルによって、遊技におけるメダルの払い出し確率(ペイアウト率)が異なることになる。なお、本実施形態では、ペイアウト率の最も低い当選テーブルを第1当選テーブル51、ペイアウト率の最も高い当選テーブルを第6当選テーブル56とするとともに、設定値を「1」としたときには第1当選テーブル51が選択され、設定値を「6」としたときには第6当選テーブル56が選択されるものとする。また、第1〜第6当選テーブル51〜56は、ハズレ及び複数種類の当選役の少なくともいずれか1つの当選確率を異なるように設けられていればよく、当選確率が異なるように設けられるハズレ及び当選役の個数は適宜変更されるものである。これにより、キーシリンダ35及び設定変更スイッチ36の操作により、ハズレ及び複数種類の当選役の少なくともいずれか1つの当選確率が変更されることとなる。また、第1〜第6当選テーブル51〜56、設定変更プログラム57を当選役決定部25dに記憶させてもよい。
スロットマシン10が設置される遊技場の管理者が、スロットマシン10の設定値を変更する場合には、本実施形態では、先ず設定キー38をキーシリンダ35のキー穴35cに差し込み、回動部35bを有効位置(図10参照)まで回動した後に、電源スイッチ29を操作してスロットマシン10の主電源をオンすると、主制御基板25のCPU25aに有効化信号が入力されて設定変更スイッチ36が有効化されるとともに、設定変更プログラム57が起動し、この状態で設定変更スイッチ36を操作してCPU25aに設定変更信号を送ることにより、設定値を変更するようにされている。例えば、変更前の設定値が「3」であり、設定値を「6」に変更する場合には、設定変更スイッチ36を3回操作する。これにより、設定値が「3→4→5→6」と順に変更され、3回操作した後には設定値が「6」となる。そして、回動部35bを無効位置(図6参照)まで回動すると、CPU25aへの有効化信号の入力が停止して設定変更スイッチ36が無効化され、この状態で設定キー38をキー穴35cから抜くと、設定値「6」が確定される。
また、キーシリンダ35及び設定変更スイッチ36を操作するには、操作カバー43を回動してキーシリンダ35及び設定変更スイッチ36を露呈させる必要があるが、操作カバー43を回動すると、センサ42による操作カバー43の検知が解除され、センサ42から主制御基板25のCPU25aに解除信号が発信される。CPU25aは送られてきた解除信号に応じてLED23を点灯させる。なお、設定キー38をキーシリンダ35のキー穴35cに差し込み、回動部35bを有効位置(図10参照)まで回動した後に、電源スイッチ29を操作してスロットマシン10の主電源をオンすると、設定値は、クレジット枚数表示器18に表示される。これにより、遊技場の管理者は、設定値を確認しながら、設定値の変更を行うことができる。また、回動部35bを無効位置(図6参照)まで回動した後に、設定キー38をキー穴35cから抜き、設定値を確定すると、クレジット枚数表示器18に表示された設定値は、非表示となる。
メダルセンサ61はメダル投入口17から投入された適正なメダルを検知し、検知信号をCPU25aに入力する。メダル投入口17の奥にはセレクタが組み込まれ、不適正なメダルはメダル受け皿21に排出される。また、セレクタは不適切なタイミングでメダルの投入が行われたとき、例えば遊技の途中や各種の操作ボタンが押されたままの状態で投入されたメダルについても、メダルセンサ61を経由させずにメダル受け皿21に排出する。
なお、遊技の開始に先立って投入するメダルの枚数は1〜3枚に限られているため、クレジット機能を用いていないときには4枚目以降に投入されたメダルもメダルセンサ61で検知されることなくメダル受け皿21に排出される。クレジット機能のオン/オフはペイアウトボタンの1プッシュごとに切替えられる。そして、クレジット機能がオン状態のときには4枚目以降に投入されたメダルもメダルセンサ61で検知され、50枚を限度にスロットマシン内部にクレジットされる。
クレジットされたメダルの枚数はクレジット枚数表示器18でデジタル表示される。クレジット機能を用いているときには、前述した1ベットボタンやMAXベットボタンの操作によりメダルの投入操作が行われ、そのベット枚数がクレジット枚数から逐次に減算される。また、遊技が行われて、メダルの払い出しを伴う入賞が得られたときには配当メダルもクレジットされ、ペイアウトボタンを操作したときにクレジットされたメダルがメダル受け皿21に払い出される。
CPU25aは、遊技の開始に先立って投入された1〜3枚のメダルの枚数をメダルセンサ61からの検知信号に基づいて計数し、入賞有効ラインを有効化する本数を決定する。なお、クレジットの枚数は図示を省略した別のクレジットメダルカウンタで計数される。
スタート信号センサ62は1〜3枚のメダルが投入された後、スタートレバー19が操作されたときに、スタートレバー19が操作されたことを示す遊技スタート信号をCPU25aに入力する。遊技スタート信号を受けて、CPU25aはROM25bに記憶された遊技を実行させるためのプログラムに基づいて第1〜第3リール15a〜15cを回転させるとともに遊技の処理を開始する。
第1〜第3リール15a〜15c及びサブリール16の駆動及び停止制御は、CPU25aとリール駆動コントローラ63とによって行われる。それぞれのリールは個別のステッピングモータ65a〜65dの駆動軸に取り付けられており、各ステッピングモータ65a〜65dの駆動を制御することにより各リールの制御が行われる。なお、ROM25bのRAM領域は、毎回の遊技ごとに利用されるフラグやデータ等の一時的保管や書き換え等に用いられる。
ステッピングモータ65a〜65dは、CPU25aから供給された駆動パルスの個数に応じた回転角で回転する。このため、CPU25aから供給する駆動パルスの個数を制御することによって第1〜第3リール15a〜15c及びサブリール16の回転角を制御することができ、駆動パルスの供給を絶つことによりリールの停止位置を決めることができる。また、各リールには、その基準位置に反射信号部66a〜66dが一体に形成され、その一回転ごとにフォトセンサ67a〜67dがそれぞれの反射信号部の通過を光電検出する。フォトセンサ67a〜67dによる検知信号は、リールの基準位置を示すリセット信号としてCPU25aに入力される。
CPU25aには、各々のステッピングモータ65a〜65dに供給された駆動パルスの個数を計数するパルスカウンタが設けられており、CPU25aは、フォトセンサ67a〜67dからリセット信号が入力されたときに、対応するパルスカウンタのカウント値をクリアする。したがって、それぞれのパルスカウンタには、各リールの1回転内の回転角に対応した駆動パルスの個数が逐次に更新しながら保存されることになる。
ROM25bのROM領域には、各リールの基準位置からの回転角に対応した駆動パルスの個数と、リールに一定ピッチで配列されたそれぞれの図柄を表す図柄コードとが対応づけられた図柄テーブルが格納されている。CPU25aは、この図柄テーブルを参照しながら、リールごとにパルスカウンタのカウント値を監視することによって、例えば中段の入賞有効ライン上にどの図柄が移動してきているのかを識別し、また、さらにどの程度リールを回転させれば目的の図柄が入賞有効ライン上に移動してくるのかを予測することができる。
ストップボタンセンサ68a〜68cは、ストップボタン20a〜20cが操作されたときに、ストップボタン20a〜20cが操作されたことを示すストップ信号をCPU25aに入力する。スタートレバー19を操作して第1〜第3リール15a〜15cの回転が始まり、これらの回転が定常速度に達した時点で、CPU25aはストップボタン20a〜20cの操作を有効化する。この後、ストップボタン20a〜20cを操作すると、ストップボタン20a〜20cに対応する第1〜第3リール15a〜15cの停止制御が開始される。
CPU25aは、スタート信号センサ62から送られてくる遊技スタート信号を受けて電子抽選部25cを作動させる。電子抽選部25cは乱数発生器と乱数値サンプリング回路とを備え、遊技が開始されるごとに1つの乱数値を抽選する。抽選された乱数値は当選役決定部25dに入力される。当選役決定部25dでは、入力された値に応じて現在実行された遊技でどのような当選役を与えるかが決定される。
当選役決定部25dは、電子抽選部25cで抽選された乱数値がハズレ及び複数種類の当選役のいずれかとなるかを、ROM25bの第1〜第6当選テーブル51〜56のうちの上述した設定値により選択された当選テーブルを参照して決定する。また、ROM25bには、通常モード用の第1〜第6当選テーブル51〜56の他に、BBモードでの遊技、RBモードでの遊技等で用いられる当選テーブルが設けられており、BBモード及びRBモードでは、当選役決定部25dは対応した当選テーブルを参照して当選判定を行う。本実施形態では、ハズレ及び複数種類の当選役のいずれかを抽選により決定する抽選部は、CPU25a、電子抽選部25c及び当選役決定部25dを備えた構成となっている。
メダルホッパー69は、当選役の種類に応じて規定枚数の配当メダルをメダル受け皿21に払い出すか、あるいはクレジットカウンタにその規定枚数を加算する。なお、当選役の種類ごとに配当メダルの枚数を決めた配当テーブルはROM25bに格納されており、CPU25aがこれを読み取ってメダルホッパー69を駆動する。
上記のように構成されたスロットマシン10の作用について説明する。主制御基板25には、CPU25a、電子抽選部25c及び当選役決定部25dを有する制御部25eと、キーシリンダ35及び設定変更スイッチ36を有する変更部25fとが設けられており、制御部25eと変更部25fとはパターンにより接続されているため、主制御基板25には、制御部25eと変更部25fとを接続ケーブルにより接続するためのコネクタ等の接続部が設けられていない。一方、制御部25eと変更部25fとを1枚ずつの基板に分けて設けた場合の2枚の基板には、基板同士を接続ケーブルにより接続するためのコネクタ等の接続部が設けられており、このコネクタが設けられた基板は、コネクタから接続ケーブルを外すことにより、コネクタを介して不正な回路基板を接続することができる。すなわち、本発明を実施した主制御基板25は、制御部25eと変更部25fとの間には、コネクタを介して不正な回路基板を接続することができない構成となっている。
スロットマシン10が設置される遊技場の管理者が、スロットマシン10の設定値を変更する場合には、図10に示すように、先ず操作カバー43を図中A方向に回動して、主制御基板25に設けられたキーシリンダ35及び設定変更スイッチ36を露呈させる。そして、設定キー38をキーシリンダ35のキー穴35cに差し込み、回動部35bを有効位置まで回動した後に、電源スイッチ29を操作してスロットマシン10の主電源をオンすると、CPU25aに有効化信号が入力されて設定変更スイッチ36が有効化され、設定値の変更が可能な状態となる。このとき、センサ42による操作カバー43の検知が解除され、センサ42から主制御基板25のCPU25aに解除信号が発信され、CPU25aは送られてきた解除信号に応じてLED23を点灯させる。次に、設定変更スイッチ36を操作して、設定値を変更する。このとき、遊技場の管理者は、クレジット枚数表示器18に表示される設定値を確認しながら、設定値の変更を行うことができる。
設定値を変更した後に、回動部35bを無効位置(図6参照)まで回動して設定キー38をキー穴35cから抜くと、CPU25aへの有効化信号の入力が停止して設定変更スイッチ36が無効化され、変更後の設定値が確定されるとともに、クレジット枚数表示器18に表示された設定値は非表示となる。これにより、第1〜第6当選テーブル51〜56のうち変更後の設定値に対応した当選テーブルが選択されたこととなる。そして、遊技場の管理者が、操作カバー43の図10中A方向への回動を解除すると、操作カバー43は、ねじりバネ45により図10中B方向に付勢され、この付勢された操作カバー43によりキーシリンダ35及び設定変更スイッチ36が覆われる。この状態では、センサ42による操作カバー43の検知が行われ、センサ42から検知信号が主制御基板25のCPU25aに発信されるが、一度解除信号が発信された場合には、CPU25aはセンサ42から送られてきた検知信号を無効化し、LED23の点灯を継続する。LED23を消灯する場合には、図示しない取消スイッチを操作し、センサ42から送られてきた検知信号を有効化する。CPU25aは、センサ42から送られてきた検知信号が有効化されると、LED23を消灯する。この取消スイッチは、例えば、遊技場全体を統括管理するホールコンピュータでのみ操作可能にされており、不正行為を行う者には操作できないようになっている。
このように、主制御基板25に、CPU25a、電子抽選部25c及び当選役決定部25dを有する制御部25eと、キーシリンダ35及び設定変更スイッチ36を有する変更部25fとを設け、制御部25eと変更部25fとをパターンにより接続したから、主制御基板25に、制御部25eと変更部25fとを接続するためのコネクタ等の接続部を設ける必要がなく、制御部25eと変更部25fとの間には、コネクタを介して不正な回路基板を接続することができないため、コネクタに不正な回路基板を接続することにより行われる不正な当選確率の変更及び主制御基板25の改変を、確実に防止することができる。また、主制御基板25に制御部25eと変更部25fとを設けたから、設定変更用の設定変更基板を設ける必要がなく、さらには、設定変更基板を収納するための収納ケースを設ける必要がないため、部品点数の増加を防ぐことができる。
また、主制御基板25に制御部25eと選択スイッチ37とを設け、制御部25eと選択スイッチ37とをパターンにより接続したから、主制御基板25に制御部25eと選択スイッチ37とを接続するためのコネクタ等の接続部を設ける必要がなく、制御部25eと選択スイッチ37との間には、コネクタを介して不正な回路基板を接続することができないため、コネクタに不正な回路基板を接続することにより行われる不正な当選確率の変更及び主制御基板25の改変を、確実に防止することができる。さらに、主制御基板25に制御部25eと選択スイッチ37とを設けたから、打ち止めの有無を選択するための打ち止め選択基板を設ける必要がなく、さらには、打ち止め選択基板を収納するための収納ケースを設ける必要がないため、部品点数の増加を防ぐことができる。
また、スロットマシン10の設定値を変更する場合には、キーシリンダ35及び設定変更スイッチ36を操作するために、操作カバー43を回動してキーシリンダ35及び設定変更スイッチ36を露呈させる必要があるが、操作カバー43は、通常時(設定変更を行わない状態)にはねじりバネ45によりキーシリンダ35及び設定変更スイッチ36を覆う方向(図3中B方向)に付勢されており、キーシリンダ35及び設定変更スイッチ36を操作することができなくしているから、シリンダ挿通孔41cとキーシリンダ35との隙間及び変更スイッチ挿通孔41dと設定変更スイッチ36との隙間からピアノ線等を挿入してキーシリンダ35及び設定変更スイッチ36を不正に誤動作させて、不正に当選確率を変更することができなくなり、不正な当選確率の変更を防止することができる。さらに、キーシリンダ35及び設定変更スイッチ36を露呈させる位置に操作カバー43を回動すると、センサ42による操作カバー43の検知が解除され、センサ42から主制御基板25のCPU25aに解除信号が発信され、CPU25aは送られてきた解除信号に応じてLED23を点灯させるから、不正に設定値の変更が行われた場合にも、LED23の点灯により、遊技場の管理者が察知することができる。
なお、上記実施形態では、キーシリンダ35、設定変更スイッチ36及び選択スイッチ37を、主制御基板25の図6における右側端部に設けたが、これに限定されることなく、主制御基板25におけるキーシリンダ35、設定変更スイッチ36及び選択スイッチ37を設ける位置は適宜変更可能であり、それに応じて、前カバー31の露呈孔31e及び挿入凹部31fを形成する位置と操作カバー43を取り付ける位置とは適宜変更されるものである。
また、上記実施形態では、キーシリンダ35の回動部35bを無効位置まで回動してCPU25aへの有効化信号の入力が停止すると、CPU25aが、設定変更スイッチ36を操作したときに送られてくる設定変更信号を受信しないようすることにより、設定変更スイッチ36を無効化したが、これに限定されることなく、キーシリンダ35の回動部35bを無効位置まで回動したときに、設定変更スイッチ36を無効化することができればよく、例えば、設定変更スイッチ36を押下可能にする可能位置と押下不能にする不能位置との間で変位可能な変位部材を設け、キーシリンダ35の回動部35bを無効位置まで回動すると、変位部材を前記不能位置に変位するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、基板収納ケース26を、前カバー31と後カバー32とから構成したが、主制御基板25を、収納箱11の上収納部11bの内部の背面に取り付けて、基板収納ケース26を前カバー31のみで構成するとともに前カバー31を箱状に形成して、設定蓋41及び操作カバー43が取り付けられた前カバー31を、主制御基板25を収納するように、筐体13の一部を構成する収納箱11の上収納部11b内部の背面に取り付けてもよい。この場合にも、上記実施形態と同様な効果を得ることができ、さらには、後カバー32を使用しないため、部品点数の削減を図ることができる。
さらに、上記実施形態では、LED23の点灯により、不正に設定値の変更が行われた場合にも、遊技場の管理者が察知することができるようにしたが、これに限定されることなく、遊技場の管理者が不正に設定値の変更が行われたことを察知することができればよく、例えばスピーカから音声を発するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、キーシリンダ35を挿通するためのシリンダ挿通孔41cと、設定変更スイッチ36を挿通するための変更スイッチ挿通孔41dと、選択スイッチ37を挿通するための選択スイッチ挿通孔41eとが形成された設定蓋41を前カバー31に取り付け、設定蓋41によりキーシリンダ35、設定変更スイッチ36及び選択スイッチ37は操作可能な状態で、且つ主制御基板25の基板面を接触不能に防護したが、露呈孔31e及び挿入凹部31fを形成せずに、前カバー31にキーシリンダ35を挿通するためのキーシリンダ挿通孔と、設定変更スイッチ36を挿通するための設定変更スイッチ挿通孔と、選択スイッチを挿通するためのスイッチ挿通孔とを形成し、キーシリンダ35、設定変更スイッチ36及び選択スイッチ37をキーシリンダ挿通孔、設定変更スイッチ挿通孔、スイッチ挿通孔に挿通させて、前カバー31によりキーシリンダ35、設定変更スイッチ36及び選択スイッチ37は操作可能な状態で、且つ主制御基板25の基板面を接触不能に防護してもよい。この場合には、設定蓋41を使用しないため、部品点数の削減を図ることができる。
本発明を実施したスロットマシンの外観を示す斜視図である。 収納箱と収納箱の内部に取り付けられた基板収納ケースとを示す斜視図である。 基板収納ケースを示す斜視図である。 制御基板と後カバーとを示す分解斜視図である。 前カバーと後カバーとを示す分解斜視図である。 基板収納ケースと設定蓋とを示す分解斜視図である。 基板収納ケースと操作カバーとねじりバネと回動シャフトとを示す分解斜視図である。 前カバーと設定蓋と操作カバーとを示す背面側の分解斜視図である。 スロットマシン内部の電気的構成を示す機能ブロック図である。 操作カバーを回動してキーシリンダ、設定変更スイッチ及び選択スイッチを露呈した状態を示す斜視図である。
符号の説明
10 スロットマシン
11 収納箱
12 前面扉
13 筐体
25 主制御基板
25a CPU
25b ROM
25c 電子抽選部
25d 当選役決定部
25e 制御部
25f 変更部
26 基板収納ケース
31 前カバー
31e 露呈孔
35 キーシリンダ
35a 本体部
35b 回動部
36 設定変更スイッチ(確率変更スイッチ)
37 選択スイッチ
41 設定蓋

Claims (3)

  1. ハズレ及び複数種類の当選役のいずれかを抽選により決定する抽選部が設けられた主制御基板を備え、前記抽選部により前記当選役が抽選されたときには抽選された当選役に応じた特典が遊技者に付与される遊技機において、
    前記主制御基板に、前記ハズレ及び複数種類の当選役の少なくともいずれか1つの当選確率を変更する確率変更スイッチと、前記確率変更スイッチによる変更を有効化する位置と無効化する位置との間で回動する回動部を有するキーシリンダとを設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記主制御基板に、予め設定された遊技モード終了後に遊技の打ち止めを行うか否かを選択する選択スイッチを設けたことを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記主制御基板を収納し、収納した前記主制御基板の前記確率変更スイッチ及び前記キーシリンダを露呈させる露呈孔が形成された収納ケースを備えたことを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
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