JP4401312B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるスロットマシンなどの遊技機に関するものである。
本明細書中では遊技媒体としてメダルを用いて説明するが、遊技媒体としてはコインなど他の媒体も含む。また、「メダル(遊技媒体)投入」には、実際にメダル投入口にメダルを投入することの他に、貯留(クレジット)されたメダルをベットボタンなどによりベットすることを含む。
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるスロットマシンは、その遊技媒体となっているメダルに一定の価値が与えられて、遊技を行って獲得したメダルを種々の景品に交換することができる。スロットマシンには、ボーナス遊技モードとしての、例えばビッグボーナス(以下BB)モードやレギュラーボーナス(RB)モードなどが設定されており、特にBBモードは、RBモードに所定回数移行されるとともに、RBモードに移行される前に、一定のメダルの払い出しが得られる小役の当選確率が高くなるRB導入モードに移行されるため、短期間で大量のメダルを獲得することができる。遊技者はメダルを大量に獲得するということを目的としているため、ボーナス遊技モードに移行する権利が得やすい台を選択して遊技を行おうとするのが一般である。
スロットマシンでは、当たりの抽選確率が互いに異なる第1〜第6抽選テーブル(複数の抽選テーブル)を設けるのが一般的であり、第1〜第6抽選テーブルの中から1つを選択して設定する際に操作される設定変更ボタンが設けられている。抽選テーブルの変更は、例えば、スロットマシンの前面扉を開放して主電源を切り、専用の変更キーをキーシリンダのキー穴に差し込み、キーシリンダの回動部を回動可能な状態にし、回動部をオフ位置からオン位置に回動操作した後に主電源を投入し、設定変更ボタンを操作することによって行われる。そして、抽選テーブルを変更した後、回動部をオン位置からオフ位置に回動操作すると変更した抽選テーブルでの遊技が可能となる。
抽選テーブルの選択は、日ごとに遊技場の営業が終了した後に行われることが多く、例えば、当たりの抽選確率が高い第6抽選テーブルが選択されているスロットマシンは、翌日当たりの抽選確率が低い第1抽選テーブルが選択されたり、あるいは、第1抽選テーブルが選択されているスロットマシンは、翌日第6抽選テーブルが選択されるなど、遊技者が当たりの抽選確率の高いスロットマシンを予測できないように工夫が凝らされている。抽選テーブルを変更したことは、スロットマシンの外観からは察知できないため、どの遊技者にとっても遊技が公平に行われるようになっている。
ところで、近年、前面扉と収納箱との間に生じる隙間や、前面扉に故意に開けた穴から針金や板などの異物を収納箱の内部に侵入させ、その異物で設定変更ボタンを操作して抽選テーブルの変更を行う、いわゆるゴト行為が行われることがある。このゴト行為を行う者は、第1〜第6抽選テーブルの中から当たりの抽選確率が最も高い第6抽選テーブルに変更して遊技を行うことによって、不正に利益を得ることができる。ゴト行為によって一部の遊技者が不正に利益を得ることは、遊技場の利益に損失が生じるばかりか、公平な遊技を行うことができないことを理由に遊技者の遊技への興味を失わせてしまうこともあり、ゴト行為を防止する機能をスロットマシンに付加することは、スロットマシンメーカーにとって大きな課題の1つとなっている。
そこで、上記のようなゴト行為を防止するため、前面扉の開閉を検知する扉開閉検知センサを設け、扉開閉検知センサで前面扉が閉まっていることを検知している状態では、設定変更ボタンの操作による抽選テーブルの変更を無効化するスロットマシンが提案されている(例えば、特許文献1等)。このスロットマシンでは、抽選テーブルの変更を行うためには、前面扉を開放する必要があり、その行為が周囲の遊技者や遊技場の管理者の注目を集めることができる。
特開2004−135844号公報
しかしながら、特許文献1のスロットマシンにおいても、扉開閉検知センサを誤作動させたり、遊技場の管理者の隙をみて素早く前面扉を開放したりして抽選テーブルの変更が行われることがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、当選確率を変更する不正行為を防止することができるようにした遊技機を提供することを目的とする。
本発明の遊技機は、ハズレ及び複数種類の当選役の少なくともいずれか1つの当選確率を変更する確率変更スイッチと、前記確率変更スイッチによる変更を可能とする可能位置と不能とする不能位置との間で回動するとともにキー穴が形成されたキーシリンダと、前記キー穴に挿入して前記キーシリンダを回動させる変更キーと、を備えた遊技機において、前記キー穴に設けられ、電気信号を伝導可能なシリンダー接点と、前記変更キーに設けられ、電気信号を伝導可能で前記変更キーを前記キー穴に挿入したときに前記シリンダー接点に接触して接続するキー接点と、前記当選確率に応じた確率信号を前記シリンダー接点に向けて出力する信号出力手段と、前記変更キーに設けられ、前記シリンダー接点と前記キー接点とが接続したときに、前記確率信号に応答して前記当選確率を表示する表示部と、を備え、前記キーシリンダは、筐体中央よりも下方に設けられ、前記表示部は、前記変更キーを前記キー穴に挿入した状態で前記キーシリンダを前記可能位置に回動したときに、下方を向く面に設けられていることを特徴とする。なお、前記入賞口としては、入賞すると制御装置により抽選を行う始動入賞口、入賞すると遊技球の払い出しを行う通常入賞口等が挙げられるが、始動入賞口であることが好ましい。また、前記開閉扉と前記球受けとは一体的に形成されていることが好ましい。
本発明の遊技機によれば、ハズレ及び複数種類の当選役の少なくともいずれか1つの当選確率を変更する確率変更スイッチと、確率変更スイッチによる変更を可能とする可能位置と不能とする不能位置との間で回動するとともにキー穴が形成されたキーシリンダと、キー穴に挿入して前記キーシリンダを回動させる変更キーと、キー穴に設けられ、電気信号を伝導可能なシリンダー接点と、変更キーに設けられ、電気信号を伝導可能で変更キーをキー穴に挿入したときにシリンダー接点に接触して接続するキー接点と、当選確率に応じた確率信号をシリンダー接点に向けて出力する信号出力手段と、変更キーに設けられ、シリンダー接点とキー接点とが接続したときに、確率信号に応答して当選確率を表示する表示部と、を備えたから、遊技機内に異物を挿入し、その異物を操って当選確率を変更しようとした場合、変更した後の当選確率を確認することができないため、不正に当選確率を変更することを抑止することができる。
また、表示部を、キーシリンダを可能位置に回動したときに、下方を向く面に設けたから、ゴト行為を行う者が、不正に変更キーを入手した場合にも、当選確率を確認するためには変更キーを下方から見上げる必要があり、その行為が周囲の遊技者や遊技場の管理者の注目を集めることができるため、より一層確実に不正に当選確率を変更することを抑止することができる。
さらに、表示部を、前記キーシリンダを可能位置に回動したときに、上方を向く面に設けたから、遊技場の管理者は、容易に当選確率を確認しながら当選確率の変更を行うことができる。
図1及び図2に示すように、スロットマシン2の筺体5は大別して、正面に開口部6aを有する収納箱6と、開口部6aを開閉自在に塞ぐ前面扉7とから構成されている。前面扉7の上部には図柄表示窓10が設けられ、図柄表示窓10の奥に第1リール11a,第2リール11b,第3リール11cが回転自在に組み込まれている。周知のように、第1〜第3リール11a〜11cの外周には様々な図柄が一定ピッチで配列され、リールが停止した状態では図柄表示窓10を通して1リール当たり3個の図柄が観察される。これにより、各リールの図柄を1個ずつ組み合わせた直線状の入賞ラインが横3本斜め2本の合計5本設定されている。
前面扉7の上部で図柄表示窓10の下方にはクレジット枚数表示窓12が設けられている。クレジット枚数表示窓12の奥には、7セグメントLEDを備えたクレジット枚数表示装置13(図5参照)が設けられている。スロットマシン2では50枚を限度に適正なメダルをクレジット(貯留)することが可能になっており、クレジット枚数表示装置13はクレジットされているメダルの枚数をクレジット枚数表示窓12を通して表示する。クレジット枚数表示窓12の側方にはエラー表示窓14が設けられている。エラー表示窓14の奥には、エラー表示窓14を通してエラーコードを表示させるエラーコード表示装置(図示せず)が設けられている。機械動作、遊技動作に異常がある場合等には、エラー表示窓14を通して異常に応じたエラーコードが表示されるようになっている。なお、クレジット枚数表示装置13を、LCDを備えたものから構成してもよい。
前面扉7には操作パネル16が設けられている。この操作パネル16には、1枚ベットボタン17、MAXベットボタン18、精算ボタン19、スタートレバー20、第1ストップボタン21、第2ストップボタン22、第3ストップボタン23などの操作ボタンが設けられている。また、この操作パネル16にはメダル投入口25が設けられている。なお、これら操作ボタンやメダル投入口25の機能については周知であるため、詳細については省略する。
前面扉7を開けると、収納箱6の内部には、第1〜第3リール11a〜11cの他に、ホッパーユニット30と電源ボックス31とが設けられている。ホッパーユニット30は、遊技の実行によりメダル投入口25から投入されたメダルを貯留するメダル貯留箱30aと、ホッパー装置30bとを備えている。ホッパー装置30bから払い出されたメダルは、メダル払い出し口32を経てメダル受け皿33に払い出される。
電源ボックス31の前面側には、スロットマシン2の主電源のオン/オフを行うための電源スイッチ35と、キーシリンダ36と、設定変更ボタン(確率変更スイッチ)37とが設けられている。電源スイッチ35をオンすると主電源がオンされて各種制御装置に電源が供給される。
図3に示すように、キーシリンダ36は、円筒状の本体部36aと、本体部36aの内部に回動可能に設けられ、設定変更キー40を差し込むことで、設定変更ボタン37による変更を不能とする不能位置としてのオフ位置(図3(A)参照)と、変更を可能とする可能位置としてのオン位置(図3(B)参照)との間で回転する回動部36bとを備え、回動部36bには、設定変更キー40を挿入するためのキー穴36cが形成されている。また、回動部36bには、ロック機構(図示せず)が設けられており、キー溝42aを上方に向けた状態で差込部42をキー穴36cに挿入したとき(図4参照)にのみロックが解除され、回動部36bが回動可能となる。
電源スイッチ35がオフ(スロットマシン2の電源がオフ)のときに、キー穴36cに設定変更キー40を差し込んで、その設定変更キー40を回動して、回動部36bをオフ位置(図3(A)参照)からオン位置(図3(B)参照)に回動した後、電源スイッチ35をオン(スロットマシン2の電源をオン)すると、設定変更ボタン37による変更が可能となる。詳しくは後述するように、スロットマシン10における当選テーブルは複数設けられており、そのそれぞれに設定値が割り振られている。本実施形態では、設定値を「1」〜「6」とし、設定変更時に設定変更ボタン37を一回操作する度に、設定値が「1→2→・・・→6→1→2→・・・」の順で変更(当選確率が変更)されるように設定されている。
設定変更キー40は、樹脂製のつまみ41と、キー穴36cに差し込むための金属製の差込部42とを備える。つまみ41の図3における右側面には、7セグメントLED(表示部)43(以下、7セグLED43)が設けられている。差込部42は、図3における上側面にのみ複数の山及び谷からなるキー溝42aが形成されている。キー溝42aを上方に向けた状態で差込部42をキー穴36cに挿入すると、キーシリンダ36のロックが解除され、回動部36bが回動可能となる。差込部42の図3における下側面の後側端部には、電気信号を伝導可能なキー接点44が設けられている。キー接点44は、差込部42の内部に埋め込まれた接続ワイヤ(図示せず)を介して7セグLED43に接続されている。7セグLED43は、0〜9までの数値を表示することができる。
図4に示すように、回動部36bの内部には、設定変更キー40の差込部42をキー穴36cに挿入したときに、キー接点44に接触する位置に、電気信号を伝導可能なシリンダー接点45が設けられている。これにより、差込部42をキー穴36cに挿入し、キー接点44がシリンダー接点45に接触すると、キー接点44とシリンダー接点45とが接続される。シリンダー接点45は、主制御基板50のCPU50aに接続されており、キー接点44とシリンダー接点45とが接続されると、CPU50aと7セグLED43とが、シリンダー接点45、キー接点44及び接続ワイヤ(図示せず)を介して接続される。
設定変更キー40の差込部42をキーシリンダ36のキー穴36cに差し込み、回動部36bをオフ位置(図3(A)参照)からオン位置(図3(B)参照)に回動した後、電源スイッチ35をオン(スロットマシン2の電源をオン)すると、CPU50aは、シリンダー接点45に向けて設定値信号(確率信号)を出力する。シリンダー接点45に入力された設定値信号は、キー接点44及び接続ワイヤ(図示せず)を介して7セグLED43に入力される。7セグLED43は、設定値信号が入力されたことに応答して、設定値信号に応じた設定値(当選確率)を表示する。このとき、7セグLED43は、図3(B)に示すように下方を向くため、遊技場の管理者は、下方から見上げる方向である視認方向Lで設定値を確認しながら、設定値の変更を行う。また、回動部36bをオフ位置まで回動すると、CPU50aは、設定値信号の出力を停止し、7セグLED43に表示された設定値は、非表示となる。本実施形態では、CPU50aは、キー接点44とシリンダー接点45とが接続したときに、設定値(当選確率)に応じた設定値信号(確率信号)を出力する信号出力手段としても機能する。
図5に示すように、スロットマシン10の作動は基本的に主制御基板50によって管制される。主制御基板50には、CPU50a、ROM50b、電子抽選部50c及び当選役決定部50dが設けられている。ROM50bには、CPU50aで実行する、例えば遊技実行プログラム等の制御プログラムや、これらプログラムを実行する際に必要な制御データ等が記憶されている。
ROM50bには、第1〜第6当選テーブル51〜56、設定変更プログラム57が記憶されている。第1〜第6当選テーブル51〜56は、ハズレ及び複数種類の当選役に対する当選確率が互いに異なるように設けられており、選択された当選テーブルによって、遊技におけるメダルの払い出し確率(ペイアウト率)が異なることになる。なお、本実施形態では、ペイアウト率の最も低い当選テーブルを第1当選テーブル51、ペイアウト率の最も高い当選テーブルを第6当選テーブル56とするとともに、設定値を「1」としたときには第1当選テーブル51が選択され、設定値を「6」としたときには第6当選テーブル56が選択されるものとする。また、第1〜第6当選テーブル51〜56は、ハズレ及び複数種類の当選役の少なくともいずれか1つの当選確率を異なるように設けられていればよく、当選確率が異なるように設けられるハズレ及び当選役の個数は適宜変更されるものである。これにより、キーシリンダ36及び設定変更ボタン37の操作により、ハズレ及び複数種類の当選役の少なくともいずれか1つの当選確率が変更されることとなる。また、第1〜第6当選テーブル51〜56、設定変更プログラム57を当選役決定部50dに記憶させてもよい。
スロットマシン10が設置される遊技場の管理者が、スロットマシン10の設定値を変更する場合には、本実施形態では、先ず設定変更キー40をキーシリンダ36のキー穴36cに差し込み、回動部36bをオン位置(図3(B)参照)まで回動した後に、電源スイッチ35を操作してスロットマシン2の主電源をオンすると、主制御基板50のCPU50aに有効化信号が入力されて設定変更ボタン37が有効化されるとともに、設定変更プログラム57が起動し、この状態で設定変更ボタン37を操作してCPU50aに設定変更信号を送ることにより、設定値を変更するようにされている。例えば、変更前の設定値が「3」であり、設定値を「6」に変更する場合には、設定変更ボタン37を3回操作する。これにより、設定値が「3→4→5→6」と順に変更され、3回操作した後には設定値が「6」となり、スタートレバー20を操作すると、変更後の設定値(「6」)が確定される。設定値が確定された後、回動部36bをオフ位置(図3(A)参照)まで回動すると、設定変更プログラム57が終了する。そして、設定変更キー40をキー穴36cから抜くと、設定変更が終了となる。
また、設定変更キー40をキーシリンダ36のキー穴36cに差し込み、回動部36bをオン位置(図3(B)参照)まで回動した後に、電源スイッチ35を操作してスロットマシン10の主電源をオンすると、CPU50aは、シリンダー接点45、キー接点44及び接続ワイヤ(図示せず)を介して7セグLED43に設定値信号を出力する。7セグLED43は、設定値信号が入力されたことに応答して、設定値信号に応じた設定値を表示する。これにより、遊技場の管理者は、設定値を確認しながら、設定値の変更を行うことができる。また、回動部36bをオフ位置(図3(A)参照)まで回動すると、CPU50aは7セグLED43への設定値信号の出力を停止し、7セグLED43に表示された設定値は、非表示となる。
1枚ベットボタン17及びMAXベットボタン18の内部にはセンサが設けられており、それぞれのボタンが押下されたときにはCPU50aに信号を入力する。CPU50aは、遊技の開始に先立って投入された1〜3枚のメダルの枚数をメダルセンサ61からの検知信号か、または1枚ベットボタン17、MAXベットボタン18のいずれかからの入力信号に基づいて計数し、これにより入賞ラインの有効化本数を決定する。また、遊技を開始する際にメダル投入口25に投入されたメダルのベット枚数はCPU50aに設けられたクレジットメダルカウンタ(不図示)で計数され、1枚ベットボタン17やMAXベットボタン18の押下操作によりメダルの投入操作が行われる毎にメダルのベット枚数はクレジット枚数から逐次に減算される。
精算ボタン19の内部にはセンサが設けられており、精算ボタン19が押下操作されたときにはCPU50aに信号を入力する。クレジットメダルカウンタにメダルが記憶されている状態で、精算ボタン19が押下操作されると、クレジットメダルカウンタに記憶されているメダルが全て減算され、クレジットメダルカウンタに記憶されているメダル枚数分のメダルが全てホッパー装置30bによってメダル受け皿33に払い出される。
スタート信号センサ62は、スタートレバー20が操作されたときにオンとなり、スタートレバー20を操作すると遊技スタート信号をCPU50aに入力する。CPU50aは、遊技スタート信号に応答してROM50bに格納された遊技実行プログラムに基づいて第1〜第3リール11a〜11cを回転させるとともに遊技の処理を開始する。
各リールの駆動及び停止制御は、リール駆動コントローラ63によって行われる。第1〜第3リール11a〜11cのそれぞれは、個別のステッピングモータ65a、65b、65cの駆動軸に固着され、各ステッピングモータ65a〜65cの駆動を制御することにより各リールの制御が行われる。
ステッピングモータ65a〜65cは供給された駆動パルスの個数に応じた回転角で回転するから、CPU50aにより駆動パルスの供給個数を制御することによって第1〜第3リール11a〜11cの回転角を制御することができ、また駆動パルスの供給を絶つことによりリールの停止位置を決めることができる。また、各リールには、その基準位置に反射信号部66a、66b、66cが一体に形成され、その一回転毎にフォトセンサ67a、67b、67cがそれぞれの反射信号部の通過を光電検出する。フォトセンサ67a〜67cによる検知信号は、リール毎のリセット信号としてCPU50aに入力される。
CPU50aにはステッピングモータ65a〜65c毎にパルスカウンタが設けられ、各々のステッピングモータ65a〜65cに供給された駆動パルスの個数を計数する。そして、フォトセンサ67a〜67cからリセット信号が入力されたときに、対応するパルスカウンタのカウント値をクリアする。したがって、それぞれのパルスカウンタには、各リールの1回転内の回転角に対応した駆動パルスの個数が逐次に更新しながら保存されることになる。
ROM50bには図柄テーブルが格納され、図柄テーブルには、各リールの基準位置からの回転角に対応した駆動パルスの個数と、リールに一定ピッチで配列されたそれぞれの図柄を表す図柄コードとが対応づけられている。したがって、リール毎にパルスカウンタのカウント値を監視することによって、例えば中央の入賞ライン上にどの図柄が移動してきているのかを識別することができ、また、さらにどの程度リールを回転させれば目的の図柄がその入賞ライン上に移動してくるのかを予測することができる。
第1〜第3ストップボタン21〜23の内部にはセンサが設けられており、第1〜第3ストップボタン21〜23が操作されたときにCPU50aにリール毎のストップ信号を入力する。スタートレバー20を操作して全リールの回転が始まり、これらの回転が定常速度に達した時点で第1〜第3ストップボタン21〜23の操作が有効化される。その後、これらを操作することによってそれぞれ対応する第1〜第3リール11a〜11cの停止制御が開始される。
CPU50aは、遊技スタート信号を受けて電子抽選部50cを作動させる。電子抽選部50cは、乱数発生器と乱数値サンプリング回路とを含み、遊技が開始される毎に1つの乱数値を抽選により決定する。ここで決定された乱数値は、当選役決定部50dに入力される。当選役決定部50dでは、この入力された乱数値に応じて、現在実行された遊技でどのような当選役を与えるかを決定する。
ホッパー装置30bは、当選役の種類に応じて規定枚数の配当メダルをメダル受け皿33に払い出す。なお、当選役の種類ごとに配当メダルの枚数を決めた配当テーブルはROM41に格納されており、CPU50aがこれを読み取ってホッパー装置30bを駆動する。
次に、上記のように構成されたスロットマシン2の作用について説明を行う。スロットマシン10が設置される遊技場の管理者が、スロットマシン10の設定値を変更する場合には、図3及び図4に示すように、先ず設定変更キー40のキー溝42aを上方に向けた状態で差込部42をキー穴36cに挿入し、キーシリンダ36のロックを解除し、回動部36bを回動可能にして、回動部36bをオン位置(図3(B)まで回動した後に、電源スイッチ35を操作してスロットマシン2の主電源をオンする。そして、設定変更ボタン37を操作して設定値を変更する。この状態では、キー接点44とシリンダー接点45とが接続されており、CPU50aは、シリンダー接点45に向けて設定値信号を出力する。シリンダー接点45に入力された設定値信号は、キー接点44及び接続ワイヤ(図示せず)を介して設定変更キー40の7セグLED43に入力される。7セグLED43は、設定値信号が入力されたことに応答して、設定値信号に応じた設定値を表示する。このとき、7セグLED43は、図3(B)に示すように下方を向くため、遊技場の管理者は、下方から見上げる方向である視認方向Lで設定値を確認しながら、設定値の変更を行う。
設定値が変更された後、スタートレバー20を操作すると、変更後の設定値が確定される。設定値を確定した後に、回動部36bをオフ位置まで回動すると、CPU50aは、設定値信号の出力を停止し、7セグLED43に表示された設定値は、非表示となる。そして、設定変更キー40をキー穴36cから抜くと、設定変更が終了する。
このように、設定値は、設定変更キー40の7セグLED43にのみ表示されるから、前面扉7と収納箱6との間に生じる隙間や、前面扉7に故意に開けた穴から針金や板などの異物を収納箱6の内部に侵入させ、その異物で設定変更ボタン37を操作して設定値を変更するといった不正行為が行われた場合にも、不正行為を行う者は設定値を確認することができないため、不正に設定値を変更する不正行為を抑止することができる。
さらに、設定変更キー40が不正行為を行う者に盗まれた場合にも、設定値を変更する際には下方から見上げる方向である視認方向Lで設定値を確認する必要があり、その行為は周囲の遊技者や遊技場の管理者の注目を集めるため、不正に設定値を変更する不正行為をより一層確実に抑止することができる。
なお、上記実施形態では、スロットマシン2を例に挙げて説明したが、パチンコ機などの各種遊技機についても本発明は適用することができる。
図6に他の実施形態を示す。上記実施形態のものと同様の構成部材には同一の符号を付し、その詳細な説明を簡略化する。図6に示すように、この実施形態では、つまみ41の図6における左側面には、7セグLED(表示部)43が設けられている。設定変更キー40の差込部42をキーシリンダ36のキー穴36cに差し込み、回動部36bをオフ位置(図6(A)参照)からオン位置(図6(B)参照)に回動した後、電源スイッチ35をオンすると、CPU50aから7セグLED43に設定値信号が入力される。7セグLED43は、設定値信号が入力されたことに応答して、設定値信号に応じた設定値(例えば、「6」)を表示する。このとき、7セグLED43は、図6(B)に示すように上方を向くため、遊技場の管理者は、上方から見下ろす方向である視認方向Sで設定値を確認しながら、設定値の変更を行う。
このように、設定値は、設定変更キー40の7セグLED43にのみ表示され、上方から見下ろす方向である視認方向Sで7セグLED43に表示される設定値を確認しながら、設定値の変更を行うことができるため、前面扉7と収納箱6との間に生じる隙間や、前面扉7に故意に開けた穴から針金や板などの異物を収納箱6の内部に侵入させ、その異物で設定変更ボタン37を操作して設定値を変更するといった不正行為を抑止することができるとともに、容易にスロットマシン10の設定値を変更することができる。
本発明を実施したスロットマシンの外観を示す斜視図である。 スロットマシンの内部の構成を示す斜視図である。 回動部がオン位置とオフ位置に位置するときのキーシリンダと設定変更キーとを示す斜視図である。 スロットマシンの電気的構成を示す機能ブロック図である。 スロットマシンにおける抽選テーブルの選択の処理の流れを示すフローチャートである。 回動部をオン位置に回動したときに上方を向く面に7セグLEDを設けた実施形態の回動部がオン位置とオフ位置に位置するときのキーシリンダと設定変更キーとを示す斜視図である。
符号の説明
2 スロットマシン(遊技機)
21 スタートレバー
35 電源スイッチ
36 キーシリンダ
36a 本体部
36b 回動部
36c キー穴
37 設定変更ボタン(確率変更スイッチ)
40 設定変更キー
41 つまみ
42 差込部
43 7セグメントLED(表示部)
44 キー接点
45 シリンダー接点
50 主制御基板
50a CPU

Claims (1)

  1. ハズレ及び複数種類の当選役の少なくともいずれか1つの当選確率を変更する確率変更スイッチと、前記確率変更スイッチによる変更を可能とする可能位置と不能とする不能位置との間で回動するとともにキー穴が形成されたキーシリンダと、前記キー穴に挿入して前記キーシリンダを回動させる変更キーと、を備えた遊技機において、
    前記キー穴に設けられ、電気信号を伝導可能なシリンダー接点と、
    前記変更キーに設けられ、電気信号を伝導可能で前記変更キーを前記キー穴に挿入したときに前記シリンダー接点に接触して接続するキー接点と、
    前記当選確率に応じた確率信号を前記シリンダー接点に向けて出力する信号出力手段と、
    前記変更キーに設けられ、前記シリンダー接点と前記キー接点とが接続したときに、前記確率信号に応答して前記当選確率を表示する表示部と、を備え
    前記キーシリンダは、筐体中央よりも下方に設けられ、
    前記表示部は、前記変更キーを前記キー穴に挿入した状態で前記キーシリンダを前記可能位置に回動したときに、下方を向く面に設けられていることを特徴とする遊技機。
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