JP4157457B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるスロットマシン等の遊技機に関するものである。
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるスロットマシンはパチスロ機と称され、その遊技媒体となっているメダルに一定の価値が与えられて、ゲーム(遊技)を行って獲得したメダルを種々の景品に交換することができる。このスロットマシンは、筐体の内部に、リールユニット、ホッパー装置、電源装置等の各種装置やこれら装置の作動を制御するための制御回路基板が組み込まれ、その前面を回動自在に組み付けられた前面扉により被覆されている。
このようなスロットマシンは、各制御回路基板により駆動制御される。このうち、遊技の際に払い出される遊技媒体の払い出し確率(ペイアウト率)の設定変更は、電源装置に組み込まれる設定変更装置で行われる。この設定変更装置は、例えば6段階のペイアウト率から1つを選択するための設定変更ボタンや、打ち止めの際に終了させるか否かを決定するスイッチ等から構成される。このうち、ペイアウト率を変更する場合には、電源装置の前面に設けられた鍵穴に専用の鍵となる設定キーを挿入し、設定変更を有効とする位置まで設定キーを所定方向に回転させる。そして、スロットマシンの電源をオンにし、設定変更ボタンを操作した後に所定の操作を行うことでペイアウト率の設定変更を実行することができる。なお、設定キーは遊技場の特定の店員しか保持所有していないので、遊技者等が設定変更を行うことができないようになっている。
しかしながら、このようなスロットマシンが遊技場に配設されている場合、例えば遊技者が前面扉に穴を開けたり、隙間から針金等の道具を用いて電源装置や周辺回路を短絡させることで、所定の信号を出力させれば容易に不正な設定変更を行うことができるという問題がある。このような不正な設定変更が行われた場合にも、スロットマシンの前面に設けられた表示装置に設定変更時の表示がされるので、スロットマシンの前に設けられた椅子に座ったままで不正な行為が行われてしまい、また、遊技場の店員や監視カメラを用いて監視しても、遊技を行っているのか、不正な設定変更を行っているのかが分かりずらいという問題がある。
本発明は、上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、周りから目立つ動作を行わせることで、不正な設定変更を未然に防止することができるようにした遊技機を提供することを目的とする。
本発明の遊技機は、複数の利益付与確率のいずれか1つを用いて遊技が実行される遊技機であり、前記利益付与確率に対応づけられた設定データを表示する第1の表示部と、前記第1の表示部とは同時に見えない位置に配置され、前記第1の表示部に表示された設定データを確定させるときに用いられる認証データが表示される第2の表示部と、前記第1の表示部に表示される設定データを変更する操作部と、前記第1の表示部に表示された設定データを確定する確定用操作部と、前記操作部の操作を受けて、複数ある認証データから前記第2の表示部に表示する認証データを1つ選択するデータ選択手段と、前記データ選択手段により選択された認証データを、前記第2の表示部に表示させる表示制御手段と、前記確定用操作部の操作時に、前記第1の表示部に表示される設定データと、前記第2の表示部に表示される認証データとが一致しているか否かを判定するデータ判定手段と、前記データ判定手段により前記設定データと認証データとが一致していることが判定されたときに、前記第1の表示部に表示された設定データに対応する利益付与確率を、前記複数の利益付与確率から選択する確率選択手段と、を備えたことを特徴とする。
なお、前記データ選択手段によって選択される認証データは、予め決定された順序で選択されることが好ましい。
また、本発明の遊技機は、複数の利益付与確率のいずれか1つを用いて遊技が実行される遊技機であり、前記利益付与確率に対応づけられた設定データを表示する第1の表示部と、前記第1の表示部とは同時に見えない位置に配置され、前記第1の表示部に表示された設定データを確定させるときに用いられる認証データが表示される第2の表示部と、前記第1の表示部に表示される設定データを変更する第1の操作部と、前記第2の表示部に表示される認証データを変更する第2の操作部と、前記第1の表示部に表示された設定データを確定する確定用操作部と、前記確定用操作部の操作を受けて、前記第1の表示部に表示される設定データと、前記第2の表示部に表示される認証データとが一致しているか否かを判定するデータ判定手段と、前記データ判定手段により前記設定データと認証データとが一致していることが判定されたときに、前記第1の表示部に表示された設定データに対応する利益付与確率を、前記複数の利益付与確率から選択する確率選択手段と、備えたことを特徴とする。
また、本発明の遊技機は、複数の利益付与確率のいずれか1つを用いて遊技が実行される遊技機であり、前記利益付与確率に対応づけられた設定データを表示する第1の表示部と、前記第1の表示部とは同時に見えない位置に配置され、前記第1の表示部に表示された設定データを変更する際に用いられる認証データが表示される第2の表示部と、前記第1の表示部に表示される設定データを変更する第1の操作部と、前記第2の表示部に表示される認証データを変更する第2の操作部と、前記第2の操作部の操作毎に、前記第2の表示部に表示された認証データと、第1の表示部に表示された設定データとが一致しているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により、前記第2の表示部に表示された認証データと、前記第1の表示部に表示された設定データが一致していると判定されたときに、前記第1の操作部の操作による設定データの変更を許可する変更許可手段と、前記変更許可手段によって前記設定データの変更が許可され、前記第1の操作部の操作を行った後に、前記第1の表示部に表示された設定データを確定する確定用操作部と、前記確定用操作部の操作を受けて、前記第1の表示部に表示された設定データに対応する利益付与確率を、前記複数の利益付与確率から選択する確率選択手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明の遊技機は、複数の利益付与確率のいずれか1つを用いて遊技が実行される遊技機であり、前記利益付与確率に対応づけられた設定データを表示する第1の表示部と、前記第1の表示部とは同時に見えない位置に配置され、前記第1の表示部に表示された設定データを確定させるときに用いられる認証データが表示される第2の表示部と、前記第1の表示部に表示される設定データを変更する操作部と、前記第1の表示部に表示された設定データを確定する確定用操作部と、前記操作部の操作を受けて、複数ある認証データから前記第2の表示部に表示する認証データを1つ選択するデータ選択手段と、前記データ選択手段により選択された認証データを、前記第2の表示部に表示させる表示制御手段と、前記確定用操作部の操作時に、前記第1の表示部に表示される設定データと、前記第2の表示部に表示される認証データとが一致しているか否かを判定するデータ判定手段と、前記データ判定手段により前記設定データと認証データとが一致していることが判定されたときに、前記第1の表示部に表示された設定データに対応する利益付与確率を、前記複数の利益付与確率から選択する確率選択手段と、を備えたから、不正な設定変更を行う際には、その操作が面倒なものになるとともに、不正な設定変更における時間がかかるため、遊技場の店員や、監視カメラによって不正な設定変更を発見することができる。また、設定変更時には、第1の表示部と第2の表示部とを見る必要があり、不正な設定変更を行おうとする人物に、遊技を行うときの動作とは明らかに異なる動作を行わせるので、監視カメラや遊技場の店員等によって不正な設定変更を未然に発見することができる。
なお、この場合、前記データ選択手段によって選択される認証データは、予め決定された順序で選択されるから、設定変更に時間がかかるため、容易に不正な設定変更を実行させにくくするという効果がある。
また、本発明の遊技機は、複数の利益付与確率のいずれか1つを用いて遊技が実行される遊技機であり、前記利益付与確率に対応づけられた設定データを表示する第1の表示部と、前記第1の表示部とは同時に見えない位置に配置され、前記第1の表示部に表示された設定データを確定させるときに用いられる認証データが表示される第2の表示部と、前記第1の表示部に表示される設定データを変更する第1の操作部と、前記第2の表示部に表示される認証データを変更する第2の操作部と、前記第1の表示部に表示された設定データを確定する確定用操作部と、前記確定用操作部の操作を受けて、前記第1の表示部に表示される設定データと、前記第2の表示部に表示される認証データとが一致しているか否かを判定するデータ判定手段と、前記データ判定手段により前記設定データと認証データとが一致していることが判定されたときに、前記第1の表示部に表示された設定データに対応する利益付与確率を、前記複数の利益付与確率から選択する確率選択手段と、備えたので、不正な設定変更を行う際には、その操作が面倒なものになるとともに、不正な設定変更における時間がかかるため、遊技場の店員や、監視カメラによって不正な設定変更を発見することができる。また、設定変更時には、第1の表示部と第2の表示部とを見る必要があり、不正な設定変更を行おうとする人物に、遊技を行うときの動作とは明らかに異なる動作を行わせるので、監視カメラや遊技場の店員等によって不正な設定変更を未然に発見することができる。
また、本発明の遊技機は、複数の利益付与確率のいずれか1つを用いて遊技が実行される遊技機であり、前記利益付与確率に対応づけられた設定データを表示する第1の表示部と、前記第1の表示部とは同時に見えない位置に配置され、前記第1の表示部に表示された設定データを変更する際に用いられる認証データが表示される第2の表示部と、前記第1の表示部に表示される設定データを変更する第1の操作部と、前記第2の表示部に表示される認証データを変更する第2の操作部と、前記第2の操作部の操作毎に、前記第2の表示部に表示された認証データと、第1の表示部に表示された設定データとが一致しているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により、前記第2の表示部に表示された認証データと、前記第1の表示部に表示された設定データが一致していると判定されたときに、前記第1の操作部の操作による設定データの変更を許可する変更許可手段と、前記変更許可手段によって前記設定データの変更が許可され、前記第1の操作部の操作を行った後に、前記第1の表示部に表示された設定データを確定する確定用操作部と、前記確定用操作部の操作を受けて、前記第1の表示部に表示された設定データに対応する利益付与確率を、前記複数の利益付与確率から選択する確率選択手段と、を備えたから、不正な設定変更を行う際には、不正な設定変更における時間がかかるうえに、遊技とは異なる動作を行わせることから、遊技場の店員や、監視カメラによって不正な設定変更を発見することができる。また、設定変更時には、第1の表示部と第2の表示部とを見る必要があり、不正な設定変更を行おうとする人物に、遊技を行うときの動作とは明らかに異なる動作を行わせるので、監視カメラや遊技場の店員等によって不正な設定変更を未然に発見することができる。
図1に示すように、スロットマシン2は、筐体4と、この筐体4の前面に設けられた前面扉5とを備えている。前面扉5は、上部扉6と下部扉7との2枚の扉から構成される。上部扉6には表示窓10が設けられ、この表示窓10の奥に第1リール11a,第2リール11b,第3リール11cを有するリールユニット12(図4参照)が配設されている。周知のように、第1〜第3リール11a〜11cの外周には様々な図柄が一定ピッチで配列され、リールが停止すると表示窓10を通して1リール当たり3個の図柄が観察される。これにより、各リールの図柄を1個ずつ組み合わせた直線状の入賞ラインが横3本斜め2本の合計5本設定されている。なお、表示窓10の個数は1つに限定する必要はなく、例えば各々のリール毎に表示窓を設けるようにしてもよい。
この表示窓10の側方には液晶表示装置13が設けられ、例えばアニメーション表示を利用した演出を行う。また、表示窓10の下方には、例えば7セグメント表示器等からなる表示装置(第1の表示部)14が設けられる。この表示装置14は、例えばRBモード中の遊技回数(BBモードに構成されるRBモードの遊技回数も含む)を表示する他に、後述する設定変更の際に設定値(設定データ)を表示する。
この上部扉6の側面には、長方形状の開口15が設けられている。この開口15に連なるように、また、開口15から筐体3の内部に向けて、所定の長さを有する角筒部16(図6参照)が設けられている。この角筒部16の開口15とは反対となる端部には、設定変更時に表示装置14に表示された設定値を確定させるために用いられる認証値(認証データ)を表示する認証表示装置(第2の表示部)18が配設される。これにより、角筒部16の内部に設けられた空間が、認証表示装置18を視認する視野空間20となる。なお、認証表示装置18を組み込む位置は、特に規定していないが、スロットマシン2の前に配設された椅子に座った状態で、そのスロットマシン2に組み込まれた認証表示装置18の表示が開口15を介して見えない位置、或いは隣のスロットマシン2の前に配設された椅子に座った状態で隣のスロットマシン2に組み込まれた認証表示装置18の表示が開口15を介して見えない位置、つまり開口15に対して狭指向性となる位置に認証表示装置18が配置されるものとする。また、認証表示装置18は、上部扉6に組み付けられていても、筐体4の内部に組み付けられていても良いものとする。
認証表示装置18は、設定変更時に必要となる認証値を表示するために設けられる。本実施形態では、認証表示装置18に表示される認証値を「1」〜「6」の6個の値とし、これら認証値のいずれか1つが認証表示装置18に表示されるものとする。なお、認証表示装置18に表示される認証値は、後述する設定変更ボタン55の操作によって変更される。
下部扉7の上部には、ゲームの開始時に操作される1枚ベットボタン25、MAXベットボタン26、ペイアウトボタン27などの各種の操作ボタンが設けられる。これらの操作ボタンの機能はいずれも周知であるので、その詳細については省略する。また、これら操作ボタンの下部には、メダルベットが行われた後に操作されるスタートレバー28や、スタートレバー28の操作により回転するリールを停止させるための第1〜第3ストップボタン30〜32等が設けられる。
下部扉7には、ゲームを行う際にメダルを投入するためのメダル投入口33が設けられている。メダル投入口33の奥にはセレクタが組み込まれ、不適正なメダルはメダル払出口34を介してメダル受け皿35に排出される。また、セレクタは、例えばゲームの途中や各種の操作ボタンが押されたままの状態で投入された等の不適切なタイミングでメダルの投入が行われたときに、投入されたメダルをメダル受け皿35に排出する。なお、ゲームの開始に先立って投入するメダルの枚数は1〜3枚に限られているため、クレジット機能を用いていないときには4枚目以降に投入されたメダルはメダル受け皿35に排出される。
一方、クレジット機能がオン状態のときには4枚目以降に投入されたメダルは、図示しないメダルセンサで検知され、例えば50枚を限度にスロットマシン2の内部に貯留される。このクレジット機能を用いているときには、前述した1枚ベットボタン25やMAXベットボタン26の操作によりメダルの投入操作が行われ、そのベット枚数がクレジット枚数から逐次に減算される。また、ゲームの結果、入賞が得られたときには配当となるメダルもクレジットされ、ペイアウトボタン27を操作したときにクレジットされているメダルがメダル受け皿35に払い出される。
図2は、スロットマシン2の払出し装置となるホッパー装置40近傍を示す斜視図である。筐体4の下部には、ホッパー装置40及びオーバーフロー用の貯留箱41が設けられる。ホッパー装置40は、このスロットマシン2でゲームを行って入賞を得た場合に作動し、入賞に対するメダルをメダル受け皿35に払い出す。このホッパー装置40の上部には、払出し用のメダルを貯留する貯留タンク42が設けられている。なお、この貯留タンク42には、メダル投入口33から投入されたメダルが貯留される。オーバーフロー用の貯留箱41は、ホッパー装置40の貯留タンク42に貯留されたメダルが所定量を超えたときに、貯留タンク42からのメダルを貯留する。
このホッパー装置40の上部には、スロットマシン2の給電を行うための電源装置50が設けられている。図3は図2で示すAの部分を拡大した図である。図3に示すように、電源装置50の前面には、主電源のオン/オフの切り換えを行う電源スイッチ51の他に、初期設定入力部52が設けられている。初期設定入力部52は、スロットマシンの設定変更を行う際に操作されるものである。この初期設定入力52部は、キーシリンダ54、設定変更ボタン(操作部)55、スライドスイッチ56から構成される。キーシリンダ54は、設定キー57を差し込むことで、遊技を行うオフとなる位置と、設定変更を行うオンとなる位置との間で回転する。
設定変更ボタン55は、ペイアウト率(利益付与確率)を変更する際に操作されるボタンである。なお、ペイアウト率は例えば6段階の間で変更できるようになっている。これら6段階のペイアウト率のそれぞれには、予め設定値が割り振られており、これら設定値が上述した表示装置18に表示される。なお、本実施形態では、一番低くなるペイアウト率に対する設定値を「1」、一番設定値が高くなるペイアウト率に対する設定値を「6」とする。そして、設定変更時に設定変更ボタン55が操作される毎に、表示装置14の表示が例えば「1→2→・・・・→6→1→・・・」の順で変更されていく。また、設定変更ボタン55が操作される毎に、認証表示装置18に表示される認証値も変更される。スライドスイッチ56は、BBモードが終了したときに、遊技を終了させるか継続させるかを切り替えるために設けられる。
図4は、スロットマシン2の電気的構成を示す機能ブロック図である。スロットマシン2の作動は基本的に制御部60によって管制される。制御部60は、CPU61、ROM62とRAM63を備えている。ROM62には、CPU61で実行する遊技実行プログラム等の制御プログラムや、これらプログラムを実行する際に必要となる制御データが記憶されている。
また、このROM61には、第1〜第6当選テーブル65〜70や、設定変更プログラム71が記憶されている。第1〜第6当選テーブル65〜70は、ハズレ及び複数種類の当選役に対する抽選確率(乱数の振り分け)が互いに異なるように設けられ、各当選テーブルのペイアウト率が異なるように設定されている。これら第1〜第6当選テーブル65〜70のそれぞれには、上述した設定値が割り振られ、設定変更時に確定された設定値に対応する当選テーブルが遊技で使用される当選テーブルとして選択される。本実施形態では、設定値「1」に対応する当選テーブルを第1当選テーブル65、設定値「6」に対応する当選テーブルを第6当選テーブル70とする。
設定変更プログラム71は、スロットマシン2のペイアウト率の設定値を変更する際に使用されるプログラムである。この設定変更プログラム71は、キーシリンダ54に差し込まれた設定キー56をオフとなる位置からオンとなる位置まで回転させた状態で電源スイッチ51をオンしたときに起動する。この設定変更プログラム71が起動すると、表示装置18において現在の設定値が表示される。また、認証表示装置18において認証値の表示が行われる。なお、設定キー57をオンとなる位置からオフとなる位置まで回転させ、設定キー57をキーシリンダ54から抜くと、設定変更プログラム71が終了し、表示装置14における設定値の表示、及び認証表示装置18における認証値の表示がそれぞれ終了する。
RAM63は、上記制御プログラムを実行した際の処理データ(例えばBBやRBが当選したときのフラグ等)等が一時記憶され、新たな処理データが得られたときに書き換えられる。
投入メダルセンサ75は、セレクタの内部に設けられ、メダル投入口33から投入されたメダルのうち、セレクタによって振り分けられた適正なメダルを検知する。この投入メダルセンサ75によるメダルの検知信号は、CPU61に入力される。
メダルのクレジット機能のオン/オフはペイアウトボタン27の1プッシュ毎に切り替えられる。クレジット機能を用いているときには、前述した1ベットボタン25やMAXベットボタン26の操作によりメダルの投入操作が行われ、そのベット枚数がクレジット枚数から逐次に減算される。また、遊技が行われて、メダルの払い出しを伴う入賞が得られたときには配当メダルもクレジットされ、ペイアウトボタン27を操作したときにクレジットされたメダルがメダル受け皿35に払い出される。
1ベットボタン25及びMAXベットボタン26の内部にはセンサが設けられており、それぞれのボタンが押下されたときにはCPU61に信号を入力する。CPU61は、遊技の開始に先立って投入された1〜3枚のメダルの枚数を投入メダルセンサ75からの検知信号か、または1ベットボタン25、MAXベットボタン26のいずれかからの入力信号に基づいて計数し、これにより入賞ラインの有効化本数を決定する。また、遊技の開始毎に投入されたメダルのベット枚数はCPU61に設けられたカウンタで積算して計数される。なお、クレジット枚数は図示を省略した別のクレジットメダルカウンタで計数される。
スタートスイッチセンサ76は、スタートレバー28が操作されたときにオンとなり、遊技開始信号をCPU61に入力する。遊技開始信号を受信すると、CPU61はROM62に格納された遊技実行プログラムに基づいて第1〜第3リール11a〜11cを回転させる。
また、スタートスイッチセンサ76からの遊技開始信号がCPU61に入力されると、CPU61は電子抽選部77を作動させる。電子抽選部77は乱数発生部と乱数値サンプリング回路とを含み、ゲームが開始されるごとに一つの乱数値を抽出する。
当選役決定部78は、電子抽選部77において乱数の抽出を受けて作動し、電子抽選部77にて抽出された乱数がハズレ及び複数種類の当選役のいずれかとなるかを当選テーブルを参照して決定する。なお、抽選とは、電子抽選部77における乱数の抽出と、当選役決定部78におけるハズレ及び複数種類の当選役のいずれかとなるかの決定とからなる。なお、この当選役決定部78で決定された当選役は、その当選役に対応する当選フラグがRAM63に書き込まれる。
各リールの駆動及び停止制御は、図柄部駆動制御部79によって行われる。なお、図柄部駆動制御部79としては、例えばリール駆動コントローラを用いると好適である。第1〜第3リール11a〜11cのそれぞれは個別のステッピングモータ80a〜80cの駆動軸に固着され、各ステッピングモータ80a〜80cの駆動を制御することにより各リールの制御が行われる。
ステッピングモータ80a〜80cは供給された駆動パルスの個数に応じた回転角で回転するから、CPU31により駆動パルスの供給個数を制御することによって第1〜第3リール11a〜11cの回転角を制御することができ、また駆動パルスの供給を絶つことによりリールの停止位置を決めることができる。また、各リールには、その基準位置に反射信号部81a〜81cが一体に形成され、その一回転毎にフォトセンサ82a〜82cがそれぞれの反射信号部の通過を光電検出する。フォトセンサ82a〜82cによる検知信号は、リール毎のリセット信号としてCPU61に入力される。
CPU61には、ステッピングモータ80a〜80c毎にパルスカウンタが設けられ、各々のステッピングモータ80a〜80cに供給された駆動パルスの個数を計数する。そして、フォトセンサ82a〜82cからリセット信号が入力されたときに、対応するパルスカウンタのカウント値をクリアする。したがって、それぞれのパルスカウンタには、各リールの1回転内の回転角に対応した駆動パルスの個数が逐次に更新しながら保存されることになる。
ROM62には図柄テーブルが格納され、図柄テーブルには、各リールの基準位置からの回転角に対応した駆動パルスの個数と、リールに一定ピッチで配列されたそれぞれの図柄を表す図柄コードとが対応づけられている。したがって、リール毎にパルスカウンタのカウント値を監視することによって、例えば中央の入賞ライン上にどの図柄が移動してきているのかを識別することができ、また、さらにどの程度リールを回転させれば目的の図柄がその入賞ライン上に移動してくるのかを予測することができる。
第1〜第3ストップボタン30〜32の内部にはセンサが設けられており、第1〜第3ストップボタン30〜32が操作されたときに、CPU61にリール停止信号を入力する。スタートレバー28を操作して全リールの回転が始まり、これらの回転が定常速度に達した時点で第1〜第3ストップボタン30〜32の操作が有効化される。その後、これらを操作することによってそれぞれ対応する第1〜第3リール11a〜11cの停止制御が開始される。
液晶画面コントローラ85は、CPU61から入力された信号に応じて、液晶表示装置13に表示する画像を制御する。
ホッパー装置40は、当選役が入賞した際に、その当選役に対応する配当メダル数をメダル受け皿35に払い出し、あるいはクレジットカウンタにその規定枚数を加算する。なお、当選役の種類毎に配当メダルの枚数を決めた配当テーブルはROM62に格納されており、CPU61がこれを読み取ってホッパー装置40を駆動する。
表示制御部(表示制御手段)86は、RBモード時に表示装置14における遊技回数の表示を制御する。また、設定変更時にCPU61から入力された信号に応じて、表示装置14における設定値の表示、及び認証表示装置18における認証値の表示の制御を行う。
データ選択部(データ選択手段)90は、設定変更プログラム71が起動している際に、設定変更ボタン55が操作されたことを受けて作動し、認証表示装置18に表示させる認証値を選択する。なお、ROM62には、認証値がランダムに配列された認証テーブル91が記憶されており、データ選択部90では、この認証テーブル91を参照して、認証表示装置18に表示する認証値を選択する。なお、本実施形態では、認証値は「1」〜「6」であり、認証テーブルにおける認証値の配列は、設定変更ボタン55を操作し続けたときに、必ず表示される認証値と設定値とが一致するように周期性を持たせた配列(予め決定された順序)になっている。
データ判定部(データ判定手段)92は、設定変更プログラム71が起動している際に、例えばスタートレバー28が操作されたことを受けて作動し、表示装置14に表示された設定値と、認証表示装置18に表示された認証値とが一致しているか否かを判定するために設けられる。なお、表示装置14に表示された設定値と、認証表示装置18に表示された認証値とが一致している場合には、CPU61は、表示装置14に表示された認証値を設定変更後の設定値としてRAM63に一時記憶させる。設定変更が終了すると、CPU61は、遊技実行プログラムに基づいて遊技を開始する。遊技が開始されると、CPU(確率選択手段)61は、RAM63に一時記憶された設定値を読み出して、ROM62に記憶された第1〜第6当選テーブル65〜70から、設定値に対応するペイアウト率となる当選テーブルを選択して当選役決定部78に出力する。なお、表示装置14に表示された設定値と、認証表示装置18に表示された認証値とが一致しない場合には、CPU61は例えば図示しないスピーカ等による警告音の発生等のエラー処理を行う。
次に、本実施形態の作用について、図5に示すフローチャートを基に説明する。スロットマシン2が遊技場に配設され、遊技場の店員がスロットマシン2のペイアウト率の設定値を変更する場合には、まず図示しないキー操作によってロックを解除して、下部扉7を開口する。そして、オフとなる位置にあるキーシリンダ54に設定キー57を挿入し、設定キー57をオンとなる位置まで回転させる。この状態で、電源スイッチ51をオンにし、スロットマシン2を起動させる。
スロットマシン2を起動させると、CPU61はROM62から設定変更プログラム71を読み出して、設定変更プログラム71を実行する。設定変更プログラム71の実行により、CPU61は、第1〜第3ストップボタン30〜32や、1ベットボタン25、MAXベットボタン26の操作によって出力される信号を無効とする。また、CPU61は表示制御部86にコマンド信号を出力する。
CPU61からのコマンド信号を受けて、表示制御部86は表示装置14に、現在の設定値を表示する。同時に、CPU61は、表示制御部86を介して、前回の設定変更時に確定させた際の認証値を認証表示装置18に表示する。なお、認証表示装置18は、開口15に対して狭指向性を有する位置に配置されるから、設定変更ボタン55を押圧する姿勢では、店員は表示装置14に表示される設定値を確認することはできるが、認証表示装置18に表示された認証値の表示が見えない。図6に示すように、遊技場の店員は、スロットマシン2の側面をのぞき込んで、認証表示装置18に表示される認証値を視認することになる。そして、認証表示装置18において表示される認証値を確認した後に、遊技場の店員は設定変更ボタン55を押圧する。店員は、表示装置14に表示される設定値と、認証表示装置18に表示される認証値とを交互に視認しながら設定変更ボタン55を押圧し、表示装置14に表示される設定値と、認証表示装置18に表示される認証値とが一致し、且つ店員が設定すべき設定値となる場合に、スタートレバー28を押下する。これにより、CPU61は表示装置に表示された設定値をRAM63に一時記憶する。なお、設定値と認証値とが一致しない場合に、スタートレバー28が押下された場合には、CPU61は図示しないスピーカ等による警告音の再生等のエラー処理を行う。
その後、店員は、設定キー57をオンとなる位置からオフとなる位置まで回転させ、設定キー57をキーシリンダ54から抜くと、認証表示装置18における設定値の表示が終了する。これにより、設定変更が終了して、遊技が行える状態となる。CPU61は、RAM63に一時記憶された設定値を読み出しを行って、ROM62に記憶された第1〜第6当選テーブル65〜70から設定値に対応するペイアウト率となる当選テーブルを選択し、当選役決定部78に出力する。当選役決定部78は、この当選テーブルを用いて抽選を行う。
図7に示すように、例えば現在の設定値が「1」の場合、表示装置14の表示は「1」となる。また、前回の設定変更で、設定値を「1」にした場合には、認証表示装置18の表示は、認証値「1」となる。設定変更ボタン55を1回押圧すると、表示装置14に表示される設定値が1増加し、設定値の表示が「2」となる。一方、認証表示装置18の表示は、認証テーブル91の配列に沿って表示されるので、例えば遊技場の店員にはランダムに認証値が変化しているように見える。例えば、設定変更ボタン55を1回押圧した場合には認証値の表示が「6」となる。なお、遊技場の店員は、1回設定変更ボタン55を押圧する毎に、表示装置14の表示と、認証表示装置18の表示を確認し、設定値と認証値とが一致するまで、設定変更ボタン55を押圧することになる。例えば、設定値を「3」に変更する場合には、設定値の表示が「3」、認証値の表示が「3」となるまで設定変更ボタンを押圧した後にスタートレバー28を押下し、設定値を確定する。なお、設定変更を終了すると、遊技の際には、CPU61は、ROM62から設定値「3」に対応するペイアウト率となる第3当選テーブル67を読み出して当選役決定部78に出力する。
例えば、遊技場の開店時に、筐体4と前面扉5との隙間から針金等を差し込んで、電源装置50を短絡させ、遊技が行える状態から設定変更を行う状態に不正に移行させようとする遊技者がいる。例えば遊技者がスロットマシンの前方に配設された椅子に座った状態では、表示装置14に設定値の表示が行われるが、認証表示装置18の表示を見ることができない。このため、スロットマシン2の前に配設された椅子に座った状態から立ち上がり、スロットマシン2の上部扉6の側面上部の開口15をのぞき込む必要がある。このような行為は、遊技を行う際の動作とは異なるものであり、遊技場の店員や、監視カメラ等によって、不審な動作を発見することができる。また、認証表示装置18における認証値の表示をランダムに変化していくように感じさせることで、スロットマシン2の側面上部をのぞき込ませることができ、遊技場の店員や監視カメラによって監視することで、不正な設定変更を未然に防止することができる。
本実施形態では、設定変更ボタンの操作によって、表示装置に表示される設定値を変更する他に、認証表示装置に表示される認証値を変更するようにしたが、これに限定する必要はなく、認証表示装置に表示される認証値を変更する際に操作される操作ボタンを設けるようにしてもよい。以下では、本実施形態と同様の機能を有する箇所には同一の符号を用いて説明する。この場合、図8〜図10に示すように、上部扉6の側面上部に配設された開口100の下方に設けられた窪み101の底面に、認証変更ボタン(第2の操作部)102を設ける。この認証変更ボタン102は、遊技中は操作しないため、例えば窪み101を遮蔽するように設けられたカバー103によって被覆されている。なお、このカバー102は、認証変更ボタン102を露呈する位置(図9参照)と、認証変更ボタン102を被覆する位置(図10参照)との間で回動可能であり、遊技中は、その自重によって認証変更ボタン101を被覆する位置に位置している。
図11は、スロットマシンの電気的構成を示す機能ブロック図である。なお、本実施形態と同一の機能を有する箇所には同一の符号を付してある。また、以下では、本実施形態と同一の機能を有する箇所については説明を省略するものとする。
認証変更ボタン102は、認証表示装置(第2の表示部)104に表示される認証値(認証データ)を変更するために設けられる。この認証変更ボタン102の内部には、図示しないスイッチセンサが設けられており、このスイッチセンサがオンとなると、CPU105は、表示制御部106を介して認証表示装置104の表示を例えば「1→2→3→・・・→6→1→・・・」の順で変更していく。
なお、設定変更を行う場合、表示装置(第1の表示部)107には設定値の表示が行われ、この表示装置107に表示される設定値(設定データ)を変更する場合には、設定変更ボタン(第1の操作部)108が操作される。
図12に示すように、設定変更を行う場合には、まず、電源装置113に設けられたキーシリンダに設定キーを差してオンとなる位置まで回転させ、電源スイッチをオンにする。電源スイッチをオンにすると、CPU105は、ROM110から設定変更プログラム111を読み出して、このプログラムを実行する。これにより、設定変更が可能となる。なお、設定変更プログラム111が実行されると、表示装置107には現在の設定値が、認証表示装置104には前回の設定変更時の設定値がそれぞれ表示される。遊技場の店員は、表示装置107に表示されている設定値から、希望する設定値になるまで設定変更ボタン108を押圧する。この場合、店員は、表示装置107を視認しながら設定変更ボタン108を押圧することになる。表示装置107に店員の希望する設定値が表示された場合に、店員は設定変更ボタン108の押圧を停止する。例えば現在の設定値「1」を設定値「3」にする場合には、設定変更ボタン108を押圧して、表示装置107に表示される設定値を「3」にする(図13参照)。
店員は、開口100を介して認証表示装置104の表示を視認する。そして、カバー103を回動させて、認証変更ボタン102を押圧する。この認証変更ボタン102の押圧によって、認証表示装置104に表示される認証値が変更され、店員は、認証表示装置104に表示される認証値を、表示装置107に表示された設定値に一致させる。この際、店員は、上部扉6の側面上部に設けられた開口100をのぞき込みながら、認証表示装置104に表示される認証値を確認する必要がある。例えば現在表示された認証値「1」を認証値「3」にする場合には、認証変更ボタン101を押圧して、認証表示装置104に表示される設定値を「3」にする(図13参照)。
表示装置107に表示される設定値と、認証表示装置104に表示される認証値とを一致させた後に、スタートレバー(確定用操作部)112(図8参照)を押下する。これを受けて、データ判定部(データ判定手段)113は、表示装置107に表示される設定値と、認証表示装置104に表示される認証値とが一致しているか否かを判定する。そして、データ判定部113によって表示装置107に表示される設定値と、認証表示装置104に表示される認証値とが一致していると判定された場合に、CPU105は表示装置107に表示された設定値をRAM63に一時記憶する(図13の場合は、スタートレバー112の押下によって設定値「3」がRAM63に一時記憶される)。なお、一致しない場合には、スピーカによる警告音の再生等のエラー処理を行う。その後、店員は、設定キーをオフとなる位置まで回転させて設定キーを抜く。これにより、設定変更が終了し遊技が行える状態となる。そして、以後の遊技では、CPU105は遊技実行プログラムを読み出して遊技を実行する。また、CPU(確率選択手段)105はRAM63に一時記憶された設定値を読み出して、ROM62に記憶された第1〜第6当選テーブル65〜70から設定値に対応するペイアウト率となる当選テーブルを読み出して、当選役決定部78に出力する。当選役決定部78は、選択された当選テーブルを使用して抽選を行う。
例えば、前面扉の隙間から針金等を差し込んで、電源装置113を短絡させ、不正に設定変更を行おうとする場合、設定変更ボタン108の押圧の他に、上部扉6の側面上部に設けられた認証変更ボタン102を押圧する必要がある。この場合、開口100に対して狭指向性を有する位置に認証表示装置104が配置されているので、スロットマシン2の側面上部をのぞき込んで、さらに認証変更ボタン102を押圧する必要があるから、遊技を行う動作とは明らかに異なる動作をすることになる。これにより、遊技場の店員や監視カメラによって監視すれば、不正な設定変更をしている人物を特定でき、不正な設定変更を未然に防止することができる。また、認証表示装置104に表示させる認証値の表示順序を、ランダムな順序にすることで、設定変更にかかる時間が長くなり、店員や、監視カメラによって不正な設定変更を発見する割合を高くすることができる。
本実施形態では、設定変更を行う際に、2つの表示装置の表示を一致させることによって、変更した設定値を確定させるようにしたが、この他に、2つの表示装置の表示が一致した場合に、設定値の変更を行えるようにしてもよい。図14に示すように、例えばスロットマシンの前面に設けられた表示装置(第1の表示部)120と、上部扉6の側面上部に設けられた開口121に対して狭視認性を有する位置に配置された認証表示装置(第2の表示部)122とを設け、設定変更時に、表示装置120に設定値を、認証表示装置122に認証値をそれぞれ表示させる。また、表示装置120における設定値を変更するための設定変更ボタン(第1の操作部)123と、前記認証表示装置121における認証値を変更するための認証変更ボタン(第2の操作部)124を設ける。
図15に示すように、制御部130に、認証変更ボタン124が押圧される毎に、認証表示装置121に表示される認証値と、表示装置120に表示される設定値とが一致したか否かを判定するデータ判定部131を設ける。
図16のフローチャートに示すように、設定変更を行う場合には、表示装置120に表示された設定値を確認した後に、認証表示装置122に表示された認証値を観察する。そして、認証表示装置122に表示される認証値が表示装置120に表示された設定値と一致するまで、認証変更ボタン124を押圧する。例えば、表示装置120に表示される設定値が「4」の場合には、認証表示装置122に表示される認証値が「4」になるまで、認証変更ボタン124を押圧する(図17参照)。なお、認証変更ボタン124が操作される毎に、データ判定部131では、表示された設定値と認証値との比較を行う。そして、表示された設定値と認証値とが一致した場合に、CPU(変更許可手段)132は、設定変更ボタン123の操作を有効とする。なお、図示はしないが、例えばスロットマシンに設けられたLED等の発光装置を発光させることが好適である。
これを受けて、店員は、設定すべき設定値になるまで設定変更ボタン123を操作し、スタートレバー(確定用操作部)133を押下する。これを受けて、CPU132は設定値をRAM63に一時記憶する。例えば、設定値「4」から設定値「2」になるまで設定変更ボタン123を押圧し続けた後に、スタートレバー133を押下すると、設定値「2」がRAM63に一時記憶される(図17参照)。なお、表示された設定値と認証値とが一致しない場合に、設定変更ボタン123が押圧された場合には、CPU132は設定変更ボタン123の押圧を無効とする。そして、設定変更が終了すると、CPU(確率選択手段)132は確定された設定値をRAM63から読み出すとともに、ROM63に記憶された複数の当選テーブルから設定値に対応するペイアウト率となる当選テーブルを選択し、当選役決定部78に出力する。当選役決定部78は、選択された当選テーブルを用いて抽選を行う。
例えば、前面扉5の隙間から針金等を差し込んで、電源装置134を短絡させ、不正に設定変更を行おうとする場合、上部扉6の側面上部に設けられた認証変更ボタン124を押圧する必要がある。認証表示装置122は、上部扉6の側面上部に、且つ開口121に対して狭指向性を有する位置(表示装置120と同時に見えない位置)に配置されているので、スロットマシン2の側面上部をのぞき込んだ後に、認証変更ボタン124を押圧する必要がある。このため、遊技を行う動作とは明らかに異なる動作をすることになる。これにより、遊技場の店員や監視カメラによって監視すれば、不正な設定変更をしている人物を特定でき、不正な設定変更を未然に防止することができる。また、認証表示装置121に表示させる認証値の表示順序を、ランダムな順序にすることで、設定変更にかかる時間が長くなり、店員や、監視カメラによって不正な設定変更を発見する割合を高くすることができる。
本実施形態では、前面扉を上部扉と下部扉との2枚の扉から構成したが、これに限定する必要はなく、1枚の前面扉や、3枚以上の扉から構成される前面扉の場合でも、有効である。
本実施形態では、前面扉の側面上部に開口を設け、この開口を介して設定表示装置の表示を視認させるようにしたが、この他に、透光性を有する部材によって上記開口を遮蔽したり、窓を設けたりすることも可能である。また、開口の位置は、側面上部に限定する必要はなく、例えば、上部扉の上面に配置してもよい。
本発明のスロットマシンを示す斜視図である。 スロットマシンの内部構成を示す斜視図である。 図2に示すAを拡大して示す斜視図である。 スロットマシンの電気的構成を示す機能ブロック図である。 設定変更の流れを示すフローチャートである。 設定表示装置を視認する状態を示す説明図である。 表示装置及び認証表示装置の表示の流れを示す説明図である。 認証表示装置の表示と表示装置の表示とを異なるボタンによってそれぞれ変更する場合のスロットマシンを示す斜視図である。 カバーを開けた状態の認証変更ボタン近傍を示す斜視図である。 カバーを閉めた状態の認証変更ボタン近傍を示す斜視図である。 スロットマシンの電気的構成を示す機能ブロック図である。 設定変更の流れを示すフローチャートである。 表示装置及び認証表示装置の表示の流れを示す説明図である。 認証表示装置の表示と表示装置の表示とを一致させたときに設定変更を行えるようにしたスロットマシンの電気的構成を示す機能ブロック図である。 スロットマシンの電気的構成を示す機能ブロック図である。 設定変更の流れを示すフローチャートである。 表示装置及び認証表示装置の表示の流れを示す説明図である。
符号の説明
2 スロットマシン
14,107,120 表示装置
15,100,121 開口
18,104,122 設定表示装置
28,112,133 スタートレバー
52 初期設定入力部
55,108,123 設定変更ボタン
61,105,132 CPU
86 表示制御部
90 データ選択部
91 認証テーブル
92,113,131 データ判定部
102,124 認証変更ボタン

Claims (4)

  1. 複数の利益付与確率のいずれか1つを用いて遊技が実行される遊技機において、
    前記利益付与確率に対応づけられた設定データを表示する第1の表示部と、
    前記第1の表示部とは同時に見えない位置に配置され、前記第1の表示部に表示された設定データを確定させるときに用いられる認証データが表示される第2の表示部と、
    前記第1の表示部に表示される設定データを変更する操作部と、
    前記第1の表示部に表示された設定データを確定する確定用操作部と、
    前記操作部の操作を受けて、複数ある認証データから前記第2の表示部に表示する認証データを1つ選択するデータ選択手段と、
    前記データ選択手段により選択された認証データを、前記第2の表示部に表示させる表示制御手段と、
    前記確定用操作部の操作時に、前記第1の表示部に表示される設定データと、前記第2の表示部に表示される認証データとが一致しているか否かを判定するデータ判定手段と、
    前記データ判定手段により前記設定データと認証データとが一致していることが判定されたときに、前記第1の表示部に表示された設定データに対応する利益付与確率を、前記複数の利益付与確率から選択する確率選択手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記データ選択手段によって選択される認証データは、予め決定された順序で選択されることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 複数の利益付与確率のいずれか1つを用いて遊技が実行される遊技機において、
    前記利益付与確率に対応づけられた設定データを表示する第1の表示部と、
    前記第1の表示部とは同時に見えない位置に配置され、前記第1の表示部に表示された設定データを確定させるときに用いられる認証データが表示される第2の表示部と、
    前記第1の表示部に表示される設定データを変更する第1の操作部と、
    前記第2の表示部に表示される認証データを変更する第2の操作部と、
    前記第1の表示部に表示された設定データを確定する確定用操作部と、
    前記確定用操作部の操作を受けて、前記第1の表示部に表示される設定データと、前記第2の表示部に表示される認証データとが一致しているか否かを判定するデータ判定手段と、
    前記データ判定手段により前記設定データと認証データとが一致していることが判定されたときに、前記第1の表示部に表示された設定データに対応する利益付与確率を、前記複数の利益付与確率から選択する確率選択手段と、
    備えたことを特徴とする遊技機。
  4. 複数の利益付与確率のいずれか1つを用いて遊技が実行される遊技機において、
    前記利益付与確率に対応づけられた設定データを表示する第1の表示部と、
    前記第1の表示部とは同時に見えない位置に配置され、前記第1の表示部に表示された設定データを変更する際に用いられる認証データが表示される第2の表示部と、
    前記第1の表示部に表示される設定データを変更する第1の操作部と、
    前記第2の表示部に表示される認証データを変更する第2の操作部と、
    前記第2の操作部の操作毎に、前記第2の表示部に表示された認証データと、第1の表示部に表示された設定データとが一致しているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記第2の表示部に表示された認証データと、前記第1の表示部に表示された設定データが一致していると判定されたときに、前記第1の操作部の操作による設定データの変更を許可する変更許可手段と、
    前記変更許可手段によって前記設定データの変更が許可され、前記第1の操作部の操作を行った後に、前記第1の表示部に表示された設定データを確定する確定用操作部と、
    前記確定用操作部の操作を受けて、前記第1の表示部に表示された設定データに対応する利益付与確率を、前記複数の利益付与確率から選択する確率選択手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
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