JP4393397B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明はパチンコ店等の遊技場に設置して使用されるスロットマシン等の遊技機に関し、さらに詳しくは所定の設定変更操作によって入賞確率の設定が変更される遊技機に関するものである。
予め一定の価値が与えられたメダルの投入によって遊技の開始が可能となり、特定の図柄が停止表示された場合に賞与としてのメダルを払い出す遊技機がよく知られている。例えばスロットマシンでは、リール停止時に表示される図柄の組み合わせを示す入賞ラインが横方向に3本、斜め方向に2本の計5本設定されており、遊技者による停止操作に応じてそれぞれのリールが停止した際、この入賞ライン上に特定の図柄が停止表示されることにより賞与としてのメダルが払い出される。
入賞ライン上に停止表示される図柄はスロットマシン内で行われる電子抽選に応じて決められ、電子抽選において入賞役が当選した場合、この入賞役に対応する図柄が停止表示されるようにリールの駆動が制御される。入賞役としては大当たり、小当たり、小役、リプレイ等が用意され、大当たりが当選した場合には入賞ライン上には、例えば「7−7−7」が停止表示される。遊技機ではこの入賞確率を所定の設定変更操作によって変更することができるようになっている。入賞確率は予め複数用意され、それぞれの入賞確率には設定値が対応付けられており、所定の設定変更操作に応じて新しく選択された設定値に対応する入賞確率が設定される。遊技機には設定変更操作を行うための設定変更操作部が設けられ、設定変更操作部の操作によって設定値を選択することができる。設定変更操作部には、例えば、設定変更キーを差し込むための設定変更キーシリンダや電源ボタン、設定値変更ボタンが配置されており、入賞確率を変更する際には設定変更キーシリンダに差し込まれた設定変更キーをオフからオンにしなければ入賞確率の設定を変更することができない。なお、設定変更キーは所定の店員しか所有していないので、遊技者等は勝手に設定変更を行うことができないようになっている。
特開2003−052887号公報 特開2004−135844号公報
ところで、遊技機には設定値を表示する表示画面が設けられており、通常、設定変更キーをオンした際、表示画面には現在の設定値が表示されるようになっている。例えば、設定値が「1」〜「6」までの6段階で予め用意されている場合ではそれぞれの設定値に対応して当選テーブルが用意され、設定変更キーのオンに応じて表示画面に「1」〜「6」のうち現在の設定値が表示される。設定値を新しく選択した後、設定変更キーをオフすると以降、新しく選択された設定値に対応した当選テーブルを基に遊技が行われるようになる。特許文献1には、設定値の表示態様によって設定値の変更が可能か否かを容易に認識させるようにした遊技機が示されており、遊技場の管理者が設定値の変更及び確認をより簡便に実行できるように工夫されている。
ところが、不正に利益を得ることを目的とした遊技者が、機体の前面に孔を開けたり機体の前面を覆う前面扉を強制的に開けて電源スイッチや設定値変更ボタンなどを操作する方法や、機体の隙間、メダルの投入口、排出口などから針金等を挿入して電源装置等を短絡させる方法によって、遊技機に設定された設定値が不正に変更されてしまう場合があった。このような事情に鑑み、特許文献2には、前面扉に扉の位置を検知する検知センサを設け、前面扉が閉じている場合に行われた設定変更操作を無効化して不正な設定変更を防止する遊技機が記載されている。
しかしながら、遊技者が遊技機の前面に位置しながら不正に設定変更操作が行われた場合では、遊技場の管理者はこれを発見することができず、このためメダルが不正に払い出されて店側が不利益を被ってしまう場合があった。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技を行っているように見せながら不正に設定変更が行われることを防ぐ遊技機を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の遊技機では、所定の設定変更操作に応じて段階的に異なる複数の入賞確率のうちいずれか1つを選択して設定する設定変更操作部と、前記設定変更操作部を収納する収納箱と、前記収納箱の開放された前面を開閉自在に覆う前面扉とを備えた遊技機において、前記前面扉は上部扉と下部扉とで構成され、前記設定変更操作部は前記下部扉によって覆われており、前記上部扉の前方の一定領域内に遊技者が位置するか否かを検知する検知手段と、前記検知手段が遊技者を検知しているときに、入賞確率の設定変更を禁止する設定変更禁止手段とを設けたことを特徴とする。
また、前記設定変更操作部は、側方を向いて前記収納箱に配置されていることを特徴とする。
また、検知手段が一定領域内に位置する遊技者を検知しているときに、外部に異常を報知する報知手段を設けたことを特徴とする。
本発明の遊技機によれば、遊技機正面の一定領域内に遊技者が位置するか否かを検知する検知手段と、検知手段が前記一定領域内に位置する遊技者を検知しているときに、入賞確率の設定変更を禁止する設定変更禁止手段とを設けたことにより、遊技機正面の一定領域内で遊技者が検知された場合には設定変更禁止手段によって設定変更が禁止されるため、設定変更を行うには正面の一定領域内に体が入らないように遊技機の側方に立った状態や屈んだ状態等、不自然な姿勢をとる必要があるから、遊技を行っているように見せながら設定変更が行われることを防ぐことができる。
また、遊技機の正面は開閉自在な上部扉と下部扉とによって覆われ、設定変更操作部は下部扉によって覆われており、検知手段は上部扉の前方の一定領域内に遊技者が位置するか否かを検知することにより、遊技者は遊技を行う姿勢では設定変更を行うことはできず、また、検知手段に検知されないように位置しようとすると、例えば機体の前面で屈んだり機体の横側に立つなど遊技を行うには不自然な姿勢となるため、遊技場の管理者は不正に設定変更しようとする者を発見しやすくなる。
また、検知手段は超音波センサを有しており、超音波センサからの出力信号を基に機体正面の一定領域内に遊技者が位置するか否かを検知することにより、超音波センサからの出力信号を基に検知手段は一定領域内に遊技者が位置するか否かを確実に検知することができ、これによって機体の前方に位置しながら不正に設定変更を行うことがより困難になる。
また、検知手段が一定領域内に位置する遊技者を検知しているときに、外部に異常を報知する報知手段を設けたことにより、設定変更操作中に検知手段によって一定領域内に遊技者が検知された場合には外部に異常が報知されるため、遊技場の管理者は不正な設定変更操作により早く気付くことができる。
図1に示すように、スロットマシン2の筐体3は収納箱4とこの収納箱4の前面に設けられた前面扉5とを備える。前面扉5は上部に設けられた上部扉6と下部に設けられた下部扉7とからなる。上部扉6には表示窓10が3つ設けられ、表示窓10の奥には第1リール11a、第2リール11b、第3リール11cを有するリールユニットが配置されている。第1、第2、第3リール11a,11b、11cの外周面には、例えば「7」、「BAR」、「チェリー」など、複数種類の図柄が配列されており、リールが停止すると表示窓10を通して1リール当たり3個の図柄が外部に表示される。スロットマシン2には各リールの図柄を1個ずつ組み合わせた直線状の入賞ラインが横に3本、斜めに2本の合計5本設定されており、このライン上に所定の図柄が並べて表示されることにより当選役が告知される。
表示窓10の横には液晶表示装置13が設けられ、例えば、興趣を高めるためにアニメーションを利用した演出等を行う。下部扉7にはゲームの開始時に操作される1枚ベットボタン25、MAXベットボタン26、ペイアウトボタン27などの各種操作ボタンが設けられている。各種操作ボタンの近くにはメダルベットが行われた後に操作されるスタートレバー28や、スタートレバー28の操作により回転を開始したリールをそれぞれ停止させるための第1、第2、第3ストップボタン30、31、32が設けられる。表示窓10の下には、数字や特定のアルファベットを表示する7セグメント表示装置15が設けられている。
下部扉7にはゲームを行う際にメダルを投入するためのメダル投入口33が設けられ、メダル投入口33の奥には図示しないセレクタが組み込まれており、不適正なメダルはメダル払い出し口34を介してメダル受け皿35に排出される。また、セレクタは、例えばゲームの途中や各種操作ボタンが押されたままの状態で投入された等の不適切なタイミングでメダルの投入が行われたときに、投入されたメダルをメダル受け皿35に排出する。なお、ゲームの開始に先立って投入するメダルの枚数は1〜3枚に限られているため、クレジット機能を用いていないときには4枚目以降に投入されたメダルはメダル受け皿35に排出される。
下部扉7には前面扉5が収納箱4から開かないようにするための錠18が設けられ、錠18を解くためには専用の鍵を差し込んで回す必要がある。図2に示すように、スロットマシン2の内部にはメダルを受け皿35に払い出すホッパー装置40、設定値を変更するための設定変更操作部である設定変更装置45等が設けられている。ホッパー装置40にはメダルを貯留するための貯留タンク42が設けられ、貯留タンク42の下にはオーバーフロー用の貯留箱43が備えられる。
錠18を下部扉キー(図示省略)で解錠して下部扉7を開き位置まで開くと設定変更装置45が露呈して設定変更操作ができるようになる。また、下部扉7に設けられた錠18を解錠すると上部扉6を開くことが可能となる。上部扉6の下部には下部扉7と収納箱4との間に挟まれる図示しない係合部が形成されており、上部扉6が閉じられた後に下部扉7が閉じられて施錠されると上部扉6は開けられなくなり、上部扉6を開けるためには下部扉7に設けられた錠18を解錠する必要がある。
図3に図2の点線枠Aによって囲まれた部分の拡大図を示す。設定変更装置45には、設定値を変更する際に回動される設定変更キーシリンダ45a、主電源のオン/オフを切り換える電源スイッチ45bと、設定値を順次変更するための設定値変更ボタン45cが備えられている。設定変更キーシリンダ45a、電源スイッチ45b、設定値変更ボタン45cはスロットマシン2の側方から操作しやすいように側方を向いて配置されている。例えば、設定変更キーシリンダ45aに設定変更キーを差し込む場合には、遊技場の管理者はまず下部扉7を開け、スロットマシン2の側方から設定変更キーシリンダ45aに設定変更キーを差し込み、電源ボタン45bや設定変更ボタン45cを操作する場合もスロットマシン2の側方から操作する。設定変更キーシリンダ45aに挿入された設定変更キーを、例えば略8分の1回動させてオフ位置からオン位置にキー操作することで7セグメント表示装置15に現在の設定値が表示され、設定値変更ボタン45cを押すことによって7セグメント表示装置15に表示される設定値が順次切り替わる。
図4に点線枠Bによって囲まれた部分の拡大図を示す。第1リール11aと第2リール11bとの間、及び第2リール11bと第3リール11cとの間には超音波センサであるマイクロフォン46が設置されている。マイクロフォン46は上部扉6の前方に超音波を送波するとともに、上部扉6の前方に位置する人物によって反射された超音波を受波する。なお、マイクロフォン46の設置場所はリール間に限らず、例えば、操作レバー28やストップボタン30〜32の横などでも構わない。
図5はスロットマシン2の電気的構成を示すブロック図である。スロットマシン2の動作は基本的に制御部60によって制御される。制御部60は、CPU61、ROM62、RAM64、電子抽選部77、当選役決定部78を有し、ROM62には第1〜第6当選テーブル63a〜63fや、設定変更プログラム65、図柄テーブル67、配当テーブル68等が記憶されている。それぞれの当選テーブルによって入賞確率は異なり、各当選テーブルはそれぞれ「1」から「6」の設定値に対応する。これにより設定値の変更が行われると、選択された設定値に対応した当選テーブルが読み出されて遊技が制御される。スロットマシン2の内部には制御部60の他に、報知手段であるスピーカ74、投入メダルセンサ75、スタートスイッチセンサ76、マイクロフォン46とともに検知手段を構成する検知部84、検知部84によって遊技者が検知された場合に設定変更装置45の作動を禁止する設定変更禁止手段である設定変更禁止部85、表示制御部90等が設けられている。
ROM62に格納された設定変更プログラム65は入賞確率を変更する際に使用されるプログラムであり、設定変更キーシリンダ45aに差し込まれた設定変更キーがオフ位置からオン位置に回動された状態で電源スイッチ48をオンした場合に読み込まれる。なお、設定変更キーをオン位置からオフ位置に回動して設定変更キーシリンダ45aから抜くと設定変更プログラム65の実行は終了する。RAM64はROM62から制御プログラムや設定変更プログラム65を読み出す際に使用される。
投入メダルセンサ75はセレクタ(図示省略)の内部に設けられ、メダル投入口33から投入されたメダルのうち、セレクタによって振り分けられた適正なメダルを検出する。投入メダルセンサ75から出力される検出信号はCPU61に入力され、これによってCPU61は投入されたメダルの枚数を検知する。
1ベットボタン25及びMAXベットボタン26が押下されたときにはCPU61に押圧信号が入力される。CPU61は、遊技の開始に先立って投入された1〜3枚のメダルの枚数を投入メダルセンサ75からの検出信号、あるいは1ベットボタン25、MAXベットボタン26のいずれかが押圧されたことに応じて入力する押圧信号に基づいて計数し、これにより入賞ラインの有効化本数を決定する。また、遊技を開始する際に投入されたメダルのベット枚数はCPU61に設けられたカウンタ(図示省略)で積算して計数される。
スタートスイッチセンサ76はスタートレバー28が操作されたときにオンとなり、遊技開始信号をCPU61に入力する。遊技開始信号を受信したCPU61は、ROM62に格納された遊技実行プログラムに基づいて第1、第2、第3リール11a、11b、11cを回転させ、電子抽選部77を作動させる。
制御部60には電子抽選部77、当選役決定部78が設けられている。電子抽選部77は、乱数発生部と乱数抽出部とを含んでおり、ゲームが開始されるごとに1つの乱数値を抽出処理する。当選役決定部78は、電子抽選部77での乱数の抽出処理に応じて作動し、抽出処理された乱数がハズレあるいは複数種類の当選役のいずれかとなるかをROM62の当選テーブルを参照して決定する。
第1、第2、第3リール11a,11b,11cの駆動及び停止制御は図柄駆動制御部79によって行われる。第1、第2、第3リール11a,11b,11cはそれぞれステッピングモータ80の駆動軸に固定され、図柄駆動制御部79は各ステッピングモータ80の駆動を制御することで各リール11a〜11cの回転を制御する。
CPU61にはステッピングモータ80ごとにパルスカウンタが設けられており、各々のステッピングモータ80に供給された駆動パルスの個数を計数し、フォトセンサ82からリセット信号が入力されたときに、対応するパルスカウンタのカウント値をクリアする。このように、CPU61はそれぞれのパルスカウンタでカウントされた駆動パルスの個数を基に各リール11a〜11cの駆動を監視している。
ROM62に格納された図柄テーブル67には各リール11a〜11cの駆動パルスの個数と,各リール11a〜11cに一定ピッチで配列されたそれぞれの図柄を示す図柄コードとが対応づけられている。これにより、リール毎にパルスカウンタのカウント値を計数することによって、所定の入賞ライン上にどの図柄が移動してきているのかを識別することができ、どの程度リールを回転させると目的の図柄が所定の入賞ライン上に移動してくるのかを予測することができる。
第1、第2、第3ストップボタン30、31、32が押されると、CPU61にリールの駆動を停止する停止信号が入力される。なお、リールの回転はスタートレバー28の操作によって開始され、リールの回転が一定の速度に達するとそれぞれのストップボタンの操作が有効になる。
それぞれのリール11a〜11cの外周には「スイカ」、「7」、「BAR」、「ベル」、「チェリー」、「リプレイ図柄」などが配列されており、当選役決定部で決定された当選役に応じた図柄が入賞ライン上に停止表示されるように制御されている。例えば、当選役決定部78で大当たりが当選した場合には、入賞ライン上に「7−7−7」が表示され、小当たりが当選した場合には、入賞ライン上に「BAR−BAR−BAR」が停止表示される。大当たりが入賞ライン上に表示されると所定枚数のメダルの払い出しに加えてビッグボーナスが発生し、特別ゲームを、例えば30ゲーム行えるようになる。小当たりが表示されると所定枚数のメダルの払い出しに加えてレギュラーボーナスが発生し、所定数の特別ゲームを行えるようになる。
ホッパー装置40は、当選役決定部78で決定された当選役に対応する枚数のメダルを賞与としてメダル受け皿35に払い出す。ホッパー装置40は、CPU61によって駆動が制御されており、CPU61はROM62に格納された配当テーブル68から配当データを読み出し、これを基にホッパー装置40を駆動させる。
設定変更装置45には、設定変更キーシリンダ45a、電源ボタン45b、設定値変更ボタン45cが設けられ、電源ボタン45bがオンされ、かつ設定変更キーシリンダ45aに設定変更キー51が差し込まれオフ位置からオン位置にキー操作されると、これに応じて設定変更装置45から制御部60にオン信号が入力される。これにより、設定値変更ボタン45cの押圧操作によって設定値を変更することができるようになる。
設定値変更ボタン45cが押圧操作されるとこれに対応して制御部60に変更信号が入力され、7セグメント表示装置15に表示される設定値が切り換わる。スタートレバー28の操作に応じて7セグメント表示装置15に表示された設定値が確定され、設定変更キーをオン位置からオフ位置に戻すことにより7セグメント表示装置15に表示された設定値が新しく設定される。なお、設定変更キーシリンダ45aがオン位置にキー操作されていない場合には、7セグメント表示装置15には設定値が表示されず、また設定変更ボタン45cが押下されても設定値が変更されることはない。
検知部84はマイクロフォン46からの出力信号を基にしてスロットマシン2前方の一定領域内に人物が位置するか否かを検知する。マイクロフォン46は、例えば、上部扉6の一方の側端から他方の側端までの幅、上部扉6の上端から下端までの高さ及び上部扉6から略100センチメートルの奥行からなる一定領域内に超音波を送波するとともに、この領域内に位置している人物によって反射された超音波を受波する。検知部84はマイクロフォン46からの出力信号を基に一定領域内に人物が位置するか否かを検知し、一定領域内に人物が位置していることを検知したときには検知信号を出力する。なお、マイクロフォン46の送波及び受波可能な範囲は上記の領域に限らず、奥行や幅をもっと小さく、あるいはもっと大きく設定しても構わない。また、上記ではスロットマシン2に設置したマイクロフォン46の個数は2つであったがマイクロフォンの個数はこれに限らず、検知範囲に応じて適宜変更してよい。
設定変更禁止部85は検知部84からの検知信号に応じて電源をオフして設定変更装置45の機能を停止させる。例えば、上部扉6前方の一定領域内に位置する遊技者が検知部84によって検知されたとき、これに応じて設定変更禁止部85は設定変更装置45の電源を強制的にオフし、設定変更装置45で行われる一切の操作が無効化される。このため設定値変更ボタン45cが押圧されても設定値は変更されず、また操作レバー28が操作されても設定値は確定されず、設定値を変更することができない。
設定変更禁止部85によって設定値の変更が許可されている場合では、例えば、7セグメント表示装置15に現在の設定値が表示され、設定値変更ボタン45cの押下に応じて7セグメント表示装置15に表示される設定値が順次切り換わる。現在の設定値が「1」ならば7セグメント表示装置15には「1」が表示され、このとき設定値変更ボタン45cが操作されるとこれに応じて表示される設定値は順に「2」、「3」、「4」、「5」「6」と順に切り換えられる。所望の設定値が7セグメント表示装置15に表示された後、スタートレバー28が操作されると7セグメント表示装置15に表示された設定値が確定され、設定変更キーをオン位置からオフ位置に回すことで新しい設定値が設定される。以後この新しく設定された設定値に対応する入賞確率で遊技が制御される。なお、この実施形態では選択可能な設定値は「1」から「6」の6つであり、それぞれの設定値を第1〜第6当選テーブル63a〜63fに対応させたが、設定値の個数及び対応する当選テーブルの個数はこれに限らず、これより多くても少なくてもかまわない。
スピーカ74は、設定変更キーがオンされ、かつ検知部84によってスロットマシン2前方の一定領域内に人物が検知されたときに警告音を出力する。警告音の出力は検知部84によってスロットマシン2前方の一定領域内に遊技者が検知されている間継続され、この一定領域内に遊技者が検知されなくなるとスピーカ74は警告音の出力を止める。
図6のフローチャートを用いて本発明の作用について説明する。下部扉7に設けられた錠18を開錠すると設定変更装置45が露呈して操作可能になる。設定変更装置45にはスロットマシン2の側方からの操作に適するように設定変更キーシリンダ45a、電源ボタン45b、設定値変更ボタン45cがスロットマシン2の側方を向いて配置されている。電源ボタン45bがオンされて設定変更キーシリンダ45aに差し込まれた設定変更キーがオフ位置からオン位置に回されると、7セグメント表示装置15に現在の設定値が表示され、マイクロフォン46が作動する。
マイクロフォン46が作動すると検知部84は上部扉6前方の一定領域内に人物が位置するか否かの検知を開始する。上部扉6前方の一定領域内に人物が検知された場合には、設定変更禁止部85によって設定変更装置45での操作が無効化されて設定値の変更が不可能になるとともにスピーカ74から異常事態が発生したことを示す警告音が出力される。これによって設定値が不正に変更されてしまうことを防止できるとともに遊技場の管理者は不正に設定値の変更が行われようとしていることを直ちに知ることができる。また、設定変更キーがオンされたときにのみマイクロフォン46を作動させることにより、消費電力を低減しながら不正な設定変更を防止できる。
検知部84が上部扉6前方の一定領域内に人物を検知しない場合には設定変更操作を実行することができ、設定値変更ボタン45cを押下して所望の設定値を7セグメント表示装置に表示し、スタートレバー28を操作することにより7セグメント表示装置15に表示された設定値が確定される。設定変更キーシリンダ45aに差し込まれた設定変更キーをオン位置からオフ位置に切り換えることで7セグメント表示装置15に表示された設定値が設定され、7セグメント表示装置15は設置値の表示を終了する。これに応じてマイクロフォン46の作動が終了し、設定変更が完了する。
なお、上記の実施形態では、超音波センサ46からの出力信号を基に上部扉6の前方の一定領域内に遊技者が位置するか否かを検知部84で検知したが、検知方法はこれに限らない。例えば、検知手段は赤外線センサと検知部とを有しており、赤外線センサからの出力信号を基にスロットマシン前方の一定領域内に遊技者が位置するか否かを検知部で検知することもできる。遊技者から放出される赤外線を受けた赤外線センサからの出力信号を基にして一定領域内の人物を検知することでより確実な人物検知が期待できる。
また、上記の実施形態では、スロットマシン2の側方からの操作に適するように設定変更装置45が配置されていたが、設定変更装置の向きはこれに限らない。例えば上方からの操作に適するように設定変更装置をスロットマシン内に配置しても構わない。
また、上記の実施形態では報知手段としてスピーカ74を備えたが、報知手段はこれに限らない。例えばスロットマシンの上部に、一定領域内に位置する人物の検知に応じて発光する発光部を備えても構わない。発光部をスロットマシンに設けることで遊技場の店員は遊技場内がうるさい場合でも目視によって不正な設定変更を発見できる。
また、上記の実施形態では上部扉6の前方に超音波センサ46及び検知部84によって人物が検知される一定領域を設けたが、人物の検知領域はこれに限らない。例えば、上部扉の上端から下部扉の下端までの高さ、スロットマシンの一方の側端から他方の側端までの幅、スロットマシンの前面から80cmの奥行とからなる領域を検知領域として設定してもよい。このようにより広い範囲で人物を検知することでより確実に不正な設定変更を防止できる。
また、上記の実施形態では、設定変更禁止部85が設定変更装置45の電源を強制的にオフして操作を無効化することで設定変更を禁止したが、設定変更の禁止方法はこれに限らない。例えば、オン/オフ切り換えされることによって設定変更装置からCPUへの入力信号を制御するスイッチング回路を有する設定変更禁止部を制御部に設け、スイッチング回路がオン状態のときには設定変更装置からCPUへ入力信号が伝わり、スイッチング回路がオフ状態のときには入力信号は遮断される。設定変更禁止部は検知部と接続され、一定領域内に人物が位置しているときには検知信号が検知部から設定変更禁止部に入力されるようになっており、設定変更禁止部は検知信号を受け取るとスイッチング回路がオンからオフに切り換わって設定変更装置からCPUへの入力信号を遮断する。このようにして設定変更を禁止することもできる。
また、上記の実施形態では7セグメント表示装置15は上部扉6の前面に設けられたが、7セグメント表示装置の設置場所はこれに限らない。例えば、7セグメント表示装置を設定変更装置に設けることにより、遊技場の管理者は設定変更操作を行いやすくなり、これによって不正な設定変更を防止し、かつ利便性の高いスロットマシンを提供することができる。
また、上記の実施形態では設定変更キーがオフからオンに切り換えられることに応じてマイクロフォン46を作動させたが、マイクロフォンの作動時間はこれに限らず、常時作動させるようにしてもよい。
本発明のスロットマシンを示す斜視図である。 スロットマシンの前面を部分的に切断して内部を示した部分断面図である。 スロットマシン内部に設けられた設定変更装置及びその周辺を拡大した拡大図である。 第1、第2、第3リールそれぞれの間に設置されたマイクロフォン及びその周辺を拡大した拡大図である。 スロットマシンの電気的な構成を概略的に示したブロック図である。 本発明の作用を示すフローチャートである。
符号の説明
2 スロットマシン(遊技機)
3 筐体
5 前面扉
6 上部扉
7 下部扉
15 7セグメント表示装置
18 錠
45 設定変更装置(設定変更操作部)
45a 設定変更キーシリンダ
45b 電源ボタン
45c 設定値変更ボタン
46 マイクロフォン(超音波センサ)
74 スピーカ(報知手段)
84 検知部(検知手段)
85 設定変更禁止部(設定変更禁止手段)

Claims (3)

  1. 所定の設定変更操作に応じて段階的に異なる複数の入賞確率のうちいずれか1つを選択して設定する設定変更操作部と、前記設定変更操作部を収納する収納箱と、前記収納箱の開放された前面を開閉自在に覆う前面扉とを備えた遊技機において、
    前記前面扉は上部扉と下部扉とで構成され、前記設定変更操作部は前記下部扉によって覆われており、
    前記上部扉の前方の一定領域内に遊技者が位置するか否かを検知する検知手段と、
    前記検知手段が遊技者を検知しているときに、入賞確率の設定変更を禁止する設定変更禁止手段とを設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記設定変更操作部は、側方を向いて前記収納箱に配置されていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記検知手段が前記一定領域内に位置する遊技者を検知しているときに、外部に異常を報知する報知手段を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
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