JP4156489B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるスロットマシン等の遊技機に関するものである。
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるスロットマシンはパチスロ機と称され、その遊技媒体となっているメダルに一定の価値が与えられて、ゲーム(遊技)を行って獲得したメダルを種々の景品に交換することができる。このスロットマシンは、筐体の内部に、リールユニット、ホッパー装置、電源装置等の各種装置やこれら装置の作動を制御するための制御回路基板が組み込まれ、その前面を回動自在に組み付けられた前面扉により被覆されている。
このようなスロットマシンでは、ハズレ及び複数種類の当選役の抽選確率が異なる複数の当選テーブルが予め設けられており、これら当選テーブルのうちの1つが遊技中に使用される。これら当選テーブルには、それぞれ設定値が割り振られており、この設定値を変更することで、対応する当選テーブルが選択されることになる。この設定値の変更は、例えば電源装置に設けられたキーシリンダに設定キーを差し込んで所定方向に回転させることで可能となり、前面扉に設けられた表示装置に表示された設定値を参照しながら、電源装置に設けられた設定変更ボタンを操作して上記表示装置に表示される設定値を変更し、スタートレバー等の確定用操作部を操作して変更された設定値を確定させる。これにより、確定された設定値に対応する当選テーブルが選択され、以後に行われる遊技では、選択された当選テーブルを用いることになる。なお、当選テーブル毎にハズレ及び複数種類の当選役の抽選確率が異なるから、設定値の変更により選択される当選テーブルによっては、遊技を行った場合に払い出される遊技媒体の払い出し確率(ペイアウト率)が変更されることになる。
しかしながら、このようなスロットマシンが遊技場に配設されている場合、例えば遊技者が前面扉に穴を開けたり、隙間から針金等の道具を用いて、電源装置や周辺回路を短絡させることで不正な設定変更が行われてしまうという問題がある。このような不正な設定変更が行われた場合、スロットマシンの前面に設けられた表示装置に設定変更時の表示がされるので、スロットマシンの前に設けられた椅子に座ったままで不正な設定変更が行われてしまうことが多い。このため、例えば遊技場の店員や監視カメラによって遊技場の監視を行うことも考えられるが、遊技を行っているのか、不正な設定変更を行っているのかが分かりずらいという問題がある。
本発明は、上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、周りから目立つ動作を行わせることで、不正な設定変更を未然に防止することができるようにした遊技機を提供することを目的とする。
本発明の遊技機は、ハズレ及び複数種類の当選役のいずれかを抽選にて決定する当選役決定手段と、前記当選役決定手段における抽選で用いられ、前記ハズレ及び複数種類の当選役の抽選確率が互いに異なる複数の当選役抽選テーブルと、前記複数の当選役抽選テーブルから、前記当選役決定手段で使用する当選役抽選テーブルを選択するテーブル選択手段と、前記当選役抽選テーブルの選択時に操作される操作部と、前記操作部の操作により選択される前記当選役抽選テーブルの設定情報を表示する表示部とを備えたものであり、遊技の際に動作する装置が組み込まれる筐体の上面又は側面のいずれかに開口を設け、前記表示部を、前記筐体の内部に、且つ前記開口から所定の間隔を空けて配置したことを特徴とする。
た、前記表示部は、前記操作部の操作毎に選択された前記当選役抽選テーブルの設定情報を予め定められた順序で表示するとが好ましい。
本発明の遊技機は、ハズレ及び複数種類の当選役のいずれかを抽選にて決定する当選役決定手段と、前記当選役決定手段における抽選で用いられ、前記ハズレ及び複数種類の当選役の抽選確率が互いに異なる複数の当選役抽選テーブルと、前記複数の当選役抽選テーブルから、前記当選役決定手段で使用する当選役抽選テーブルを選択するテーブル選択手段と、前記当選役抽選テーブルの選択時に操作される操作部と、前記操作部の操作により選択される前記当選役抽選テーブルの設定情報を表示する表示部とを備えたものであり、遊技の際に作動する装置が組み込まれる筐体の上面又は側面のいずれかに開口を設け、前記表示部を、前記筐体の内部に、且つ前記開口から所定の間隔を空けて配置したので、針金等を用いて不正な設定変更を行う場合には、また、表示部を見ようとした場合には、遊技を行う際の動作とは異なる動作をすることになり、例えば監視カメラ等によって遊技場を監視していれば、不正な設定変更を行おうとしている人物がわかり、不正な設定変更を未然に防止することができる。
また、前記表示部は、前記操作部の操作毎に選択された前記当選役抽選テーブルの設定情報を予め定められた順序で表示するとから、設定変更時には操作部を操作するたびに表示部を見る必要があり、不正に設定変更を行おうとする場合には、確実に周りから目立つ動作を行わせることができる。
図1に示すように、スロットマシン2は、収納箱4と、この収納箱4の前面に設けられた前面扉5とからなる筐体3の内部に、後述するリールユニット12、ホッパー装置40、電源装置50等が配設された構成となっている。
前面扉5は、上部扉6と下部扉7との2枚の扉から構成される。上部扉6には表示窓10が設けられ、この表示窓10の奥に第1リール11a,第2リール11b,第3リール11cを有するリールユニット12(図4参照)が配設されている。周知のように、第1〜第3リール11a〜11cの外周には様々な図柄が一定ピッチで配列され、リールが停止した状態では対応する表示窓10を通して1リール当たり3個の図柄が観察される。これにより、各リールの図柄を1個ずつ組み合わせた直線状の入賞ラインが横3本斜め2本の合計5本設定されている。この第1〜第3リール11a〜11cの側方には液晶表示装置13が設けられ、例えばアニメーション表示を利用した演出を行う。なお、表示窓10の個数は1つに限定する必要はなく、例えば各々のリール毎に表示窓を設けるようにしてもよい。
この上部扉6の側面には、長方形状の開口15が設けられている。この開口15に連なるように、また、開口15から筐体3の内部に向けて、所定の長さを有する角筒部16(図6参照)が設けられている。この角筒部16の開口15とは反対となる端部には、設定表示装置(表示部)18が配設される。これにより、角筒部16の内部に設けられた空間が、設定表示装置18を視認する視野空間20となる。なお、設定表示装置18を組み込む位置は、特に規定していないが、スロットマシン2の前に配設された椅子に座った状態で、そのスロットマシン2に組み込まれた設定表示装置18の表示が開口15を介して見えない位置、或いは隣のスロットマシン2の前に配設された椅子に座った状態で隣のスロットマシン2に組み込まれた設定表示装置18の表示が開口15を介して見えない位置、つまり開口15に対して狭指向性となる位置(所定の間隔を空けた位置)に設定表示装置18が配置されるものとする。
設定表示装置(表示部)18は、後述する初期設定入力部52を構成する設定変更ボタン55を操作することによって、スロットマシン2のペイアウト率に対応する設定値(設定情報)の設定変更を行う際に、例えば点滅表示等の設定変更用表示によって現在の設定値や設定変更ボタン55の操作によって変更される設定値を表示する他に、例えばスタートレバー28を操作したことによって例えば点灯表示等の確定用表示によって確定された設定値の表示を行う。なお、設定表示装置18は、上部扉6に組み付けられていても、収納箱4に組み付けられていても良いものとする。
下部扉7の上部には、ゲームの開始時に操作される1枚ベットボタン25、MAXベットボタン26、ペイアウトボタン27などの各種の操作ボタンが設けられる。なお、これらの操作ボタンの機能はいずれも周知であるので、その詳細については省略する。また、これら操作ボタンの下部には、メダルベットが行われた後に操作されるスタートレバー28や、スタートレバー28の操作により回転するリールを停止させるための第1〜第3ストップボタン30〜32等が設けられる。
また、下部扉7には、ゲームを行う際にメダル(遊技媒体)を投入するためのメダル投入口33が設けられている。メダル投入口33の奥にはセレクタが組み込まれ、不適正なメダルはメダル払出口34を介してメダル受け皿35に排出される。また、セレクタは、例えばゲームの途中や各種の操作ボタンが押されたままの状態で投入された等の不適切なタイミングでメダルの投入が行われたときに、投入されたメダルをメダル受け皿35に排出する。なお、ゲームの開始に先立って投入するメダルの枚数は1〜3枚に限られているため、クレジット機能を用いていないときには4枚目以降に投入されたメダルはメダル受け皿35に排出される。
一方、クレジット機能がオン状態のときには4枚目以降に投入されたメダルは、図示しないメダルセンサで検知され、例えば50枚を限度にスロットマシン2の内部に貯留される。このクレジット機能を用いているときには、前述した1枚ベットボタン25やMAXベットボタン26の操作によりメダルの投入操作が行われ、そのベット枚数がクレジット枚数から逐次に減算される。また、ゲームの結果、入賞が得られたときには配当となるメダルもクレジットされ、ペイアウトボタン27を操作したときにクレジットされているメダルがメダル受け皿35に払い出される。
図2は、スロットマシン2の払出し装置であるホッパー装置40の近傍を示す斜視図である。筐体4の下部には、ホッパー装置40及びオーバーフロー用の貯留箱41が設けられる。ホッパー装置40は、このスロットマシン2でゲームを行って入賞を得た場合に作動し、入賞に対するメダルをメダル受け皿35に払い出す。このホッパー装置40の上部には、払出し用のメダルを貯留する貯留タンク42が設けられている。なお、この貯留タンク42には、メダル投入口33から投入されたメダルが貯留される。オーバーフロー用の貯留箱41は、ホッパー装置40の貯留タンク42に貯留されたメダルが所定量を超えたときに、貯留タンク42からのメダルを貯留する。
このホッパー装置40の上部には、スロットマシン2の給電を行うための電源装置50が設けられている。図3は、図2で示すAを拡大して示す図である。図3に示すように、電源装置50の前面には、主電源のオン/オフの切り換えを行う電源スイッチ51の他に、初期設定入力部52が設けられている。初期設定入力部52は、キーシリンダ54、設定変更ボタン(操作部)55、スライドスイッチ56から構成される。キーシリンダ54は、設定キー57を差し込むことで、設定変更を行えないオフとなる位置と、設定変更を行えるオンとなる位置との間で回転する。
設定変更ボタン55は、当選テーブルの選択時に操作されるボタンである。スロットマシンにおける当選テーブルは複数有り、そのそれぞれに設定値が割り振られている。なお、本実施形態では、設定値を「1」〜「6」とし、設定変更時に設定変更ボタン55が1回操作される毎に設定値が「1→2→・・・・→6→1→・・・」の順で変更されるものとする。スライドスイッチ56は、BBモードが終了したときに、遊技を終了させるか継続させるかを切り替えるために設けられる。
図4は、スロットマシン2の電気的構成を示す機能ブロック図である。スロットマシン2の作動は基本的に制御部60によって管制される。制御部60は、CPU61、ROM62とRAM63を備えている。ROM62には、CPU61で実行する、例えば遊技実行プログラム等の制御プログラムや、これらプログラムを実行する際に必要となる制御データが記憶されている。
また、このROM61には、第1〜第6当選テーブル(当選役抽選テーブル)65〜70や、設定変更プログラム73が記憶されている。第1〜第6当選テーブル65〜70は、ハズレ及び複数種類の当選役に対する抽選確率が互いに異なるように設けられ、選択された当選テーブルによって、遊技における遊技媒体の払い出し確率(所謂ペイアウト率)が異なる。なお、ペイアウト率の最も低い当選テーブルを第1当選テーブル、ペイアウト率が最も高くなる当選テーブルを第6当選テーブルとするとともに、上述した設定値「1」に対応する当選テーブルを第1当選テーブル65、設定値「6」に対応する当選テーブルを第6当選テーブル70として説明する。
RAM63は、上記制御プログラムを実行した際の処理データ(例えばBBやRBが当選したときのフラグ等)等が一時記憶され、新たな処理データが得られたときに書き換えられる。
投入メダルセンサ75は、セレクタの内部に設けられ、メダル投入口33から投入されたメダルのうち、セレクタによって振り分けられた適正なメダルを検知する。この投入メダルセンサ75によるメダルの検知信号は、CPU61に入力される。
メダルのクレジット機能のオン/オフはペイアウトボタン27の1プッシュ毎に切り替えられる。クレジット機能を用いているときには、前述した1ベットボタン25やMAXベットボタン26の操作によりメダルの投入操作が行われ、そのベット枚数がクレジット枚数から逐次に減算される。また、遊技が行われて、メダルの払い出しを伴う入賞が得られたときには配当メダルもクレジットされ、ペイアウトボタン27を操作したときにクレジットされたメダルがメダル受け皿35に払い出される。
1ベットボタン25及びMAXベットボタン26の内部にはセンサが設けられており、それぞれのボタンが押下されたときにはCPU61に信号を入力する。CPU61は、遊技の開始に先立って投入された1〜3枚のメダルの枚数を投入メダルセンサ75からの検知信号か、または1ベットボタン25、MAXベットボタン26のいずれかからの入力信号に基づいて計数し、これにより入賞ラインの有効化本数を決定する。また、遊技の開始毎に投入されたメダルのベット枚数はCPU61に設けられたカウンタで積算して計数される。なお、クレジット枚数は図示を省略した別のクレジットメダルカウンタで計数される。
スタートスイッチセンサ76は、スタートレバー28が操作されたときにオンとなり、遊技開始信号をCPU61に入力する。遊技開始信号を受信すると、CPU61はROM62に格納された遊技実行プログラムに基づいて第1〜第3リール11a〜11cを回転させる。
また、スタートスイッチセンサ76からの遊技開始信号がCPU61に入力されると、CPU61は電子抽選部77を作動させる。電子抽選部77は乱数発生部と乱数値サンプリング回路とを含み、ゲームが開始されるごとに一つの乱数値を抽出する。
当選役決定部(当選役決定手段)78は、電子抽選部77において乱数の抽出を受けて作動し、電子抽選部77にて抽出された乱数がハズレ及び複数種類の当選役のいずれかとなるかを当選テーブルを参照して決定する。なお、抽選とは、電子抽選部77における乱数の抽出と、当選役決定部78におけるハズレ及び複数種類の当選役のいずれかとなるかの決定とからなる。なお、この当選役決定部78で決定された当選役は、その当選役に対応する当選フラグがRAM63に書き込まれる。
各リールの駆動及び停止制御は、図柄部駆動制御部79によって行われる。なお、図柄部駆動制御部79としては、例えばリール駆動コントローラを用いると好適である。第1〜第3リール11a〜11cのそれぞれは個別のステッピングモータ80a〜80cの駆動軸に固着され、各ステッピングモータ80a〜80cの駆動を制御することにより各リールの制御が行われる。
ステッピングモータ80a〜80cは供給された駆動パルスの個数に応じた回転角で回転するから、CPU61により駆動パルスの供給個数を制御することによって第1〜第3リール11a〜11cの回転角を制御することができ、また駆動パルスの供給を絶つことによりリールの停止位置を決めることができる。また、各リールには、その基準位置に反射信号部81a〜81cが一体に形成され、その一回転毎にフォトセンサ82a〜82cがそれぞれの反射信号部の通過を光電検出する。フォトセンサ82a〜82cによる検知信号は、リール毎のリセット信号としてCPU61に入力される。
CPU61には、ステッピングモータ80a〜80c毎にパルスカウンタが設けられ、各々のステッピングモータ80a〜80cに供給された駆動パルスの個数を計数する。そして、フォトセンサ82a〜82cからリセット信号が入力されたときに、対応するパルスカウンタのカウント値をクリアする。したがって、それぞれのパルスカウンタには、各リールの1回転内の回転角に対応した駆動パルスの個数が逐次に更新しながら保存されることになる。
ROM62には図柄テーブルが格納され、図柄テーブルには、各リールの基準位置からの回転角に対応した駆動パルスの個数と、リールに一定ピッチで配列されたそれぞれの図柄を表す図柄コードとが対応づけられている。したがって、リール毎にパルスカウンタのカウント値を監視することによって、例えば中央の入賞ライン上にどの図柄が移動してきているのかを識別することができ、また、さらにどの程度リールを回転させれば目的の図柄がその入賞ライン上に移動してくるのかを予測することができる。
第1〜第3ストップボタン30〜32の内部にはセンサが設けられており、第1〜第3ストップボタン30〜32が操作されたときに、CPU61にリール停止信号を入力する。スタートレバー28を操作して全リールの回転が始まり、これらの回転が定常速度に達した時点で第1〜第3ストップボタン30〜32の操作が有効化される。その後、これらを操作することによってそれぞれ対応する第1〜第3リール11a〜11cの停止制御が開始される。
液晶画面コントローラ85は、CPU61から入力された信号に応じて、液晶表示装置13に表示する画像を制御する。
ホッパー装置40は、当選役が入賞した際に、その当選役に対応する配当メダル数をメダル受け皿35に払い出し、あるいはクレジットカウンタにその規定枚数を加算する。なお、当選役の種類毎に配当メダルの枚数を決めた配当テーブルはROM62に格納されており、CPU61がこれを読み取ってホッパー装置40を駆動する。
表示制御部86は、設定変更時にCPU61から入力された信号に応じて、設定表示装置18の表示を制御する。
設定変更プログラム73は、スロットマシン2のペイアウト率の設定値を変更する際に使用されるプログラムである。この設定変更プログラム72は、キーシリンダ54に差し込まれた設定キー56をオフとなる位置からオンとなる位置まで回転させた状態で電源スイッチ51をオンしたときに起動する。この設定変更プログラム73が起動すると、設定表示装置18において現在の設定値が例えば点滅表示等の設定変更用表示によって表示される。そして、設定変更ボタン55を操作されるたびに、CPU61は、表示制御部86を介してペイアウト率の設定値を変更していく。また、変更されたペイアウト率を確定させる場合には、例えばスタートレバー28を操作する。
スタートレバー28を操作すると、CPU61は、表示制御部86を介して設定表示装置18の表示を、上述した設定変更用表示から、例えば点灯表示等による確定用表示に切り替える。なお、設定値を確定させると、CPU61は、確定された設定値をRAM63に一時記憶する。なお、設定キー57をオンとなる位置からオフとなる位置まで回転させ、設定キー57をキーシリンダ54から抜くと、設定表示装置18における設定値の表示が終了する。設定変更が終了した後に遊技が行われると、CPU61は、遊技実行プログラムを読み出して、このプログラムを実行するとともに、RAM63に一時記憶した設定値を読み出して、ROM62に記憶された第1〜第6当選テーブル65〜70から、設定値に対応した当選テーブルを選択する。これにより、CPU61は、テーブル選択手段として機能する。
次に、本実施形態の作用について図5に示すフローチャートを基に説明する。スロットマシン2が遊技場に配設され、遊技場の店員がスロットマシン2のペイアウト率の設定値を変更する場合には、まず図示しないキー操作によってロックを解除して、下部扉7を開口する。そして、オフとなる位置にあるキーシリンダ54に設定キー57を挿入し、設定キー57をオンとなる位置まで回転させる。この状態で、電源スイッチ51をオンにし、スロットマシン2を起動させる。
スロットマシン2を起動させると、CPU61はROM62から設定変更プログラム73を読み出して、設定変更プログラム73を実行する。設定変更プログラム73の実行により、CPU61は、第1〜第3ストップボタン30〜32や、1ベットボタン25、MAXベットボタン26の操作によって入力される信号を無効とする。また、CPU61は表示制御部86にコマンド信号を出力する。
CPU61からのコマンド信号を受けて、表示制御部76は設定表示装置18を制御して、現在の設定値を、例えば点滅表示等の設定変更用表示によって表示する。例えば、現在の設定値が「2」の場合、設定表示装置18では、「2」が点滅表示される。なお、設定表示装置18は、開口15に対して狭指向性を有する位置に配置されるから、設定変更ボタン55を押圧する姿勢では、店員は設定表示装置18における設定値の表示が見えない。このため、図6に示すように、遊技場の店員は、スロットマシン2の側面をのぞき込んで、設定表示装置18において点滅表示される設定値を視認することになる。そして、設定表示装置18において点滅表示される設定値を確認した後に、遊技場の店員は設定変更ボタン55を押圧する。なお、本実施形態の場合には、設定変更ボタンを1回押圧すると、設定値が1増加する(設定値「2」の場合には設定値「3」に変更される)から、遊技場の店員は、希望する設定値が表示されるまで、設定変更ボタン55を押圧する。
設定変更ボタン55を押圧し、設定表示装置18に点滅表示される設定値が所定の設定値となる場合、店員はスタートレバー28を押下して、設定値の確定を行う。設定値が確定されると、設定表示装置18の表示が点滅表示から点灯表示に切り替わり、確定された設定値が表示される。そして、設定キー57をオンとなる位置からオフとなる位置まで回転させ、設定キー57をキーシリンダ54から抜くと、設定表示装置18における設定値の表示が終了する。これにより、設定変更が終了する。。なお、設定値を確定させると、CPU61は、設定値をRAM63に一時記憶し、遊技が行える状態になったときに、設定値に対応する当選テーブルをROM62に記憶された第1〜第6当選テーブルから選択し、選択された当選テーブルを用いて遊技を実行する。
例えば遊技場の開店時に、筐体4と前面扉5との隙間から針金等を差し込んで、電源装置50を短絡させ、不正に設定変更を行おうとする遊技者がいる。このような不正な設定変更を行おうとする場合、スロットマシン2の前に配設された椅子に座った状態から立ち上がり、スロットマシン2の側面上部をのぞき込んで設定表示装置18の表示(現在の設定値)を読み取る必要がある。このようなスロットマシン2の側面上部をのぞき込む行為は、遊技を行う際の動作とは異なるため、遊技場の店員や、監視カメラ等によって監視することで、不正な設定変更を行っていることが確認できる。また、開口15が上部扉6の側面上部に設けられていることで、不正な設定変更を行う際の動作を特定の動作とすることができるので、不正な設定変更をおこなっているか否かを瞬時に判断することができる。
本実施形態では、設定変更ボタンを1回操作することによって、設定値を1繰り上げて表示する(設定値「2」の場合、設定値「3」にする)ようにしたが、1回設定表示装置の表示を見れば、設定変更ボタンの押圧回数が分かるため、設定変更ボタンの操作により表示される設定値を不規則に変更するようにしてもよい。この場合、例えば設定変更ボタンを押圧し続けると、設定値が「1→5→3→2→6→4→・・・」の順で表示されていく。これにより、設定変更を行う場合には、設定表示装置の表示を必ず見るようになるので、例えば前面扉が閉じた状態で、不正に設定変更しようとする場合には、スロットマシンの側面を確実にのぞき込むようになるので、店員や監視カメラによって遊技とは異なる動作を発見でき、不正な設定変更を未然に防止することができる。なお、この場合、設定値の順番を予めテーブルデータとしてROMに記憶させておく必要がある。
本実施形態では、前面扉を上部扉と下部扉との2枚の扉から構成したが、これに限定する必要はなく、1枚の前面扉や、3枚以上の扉から構成される前面扉の場合でも、有効である。
本実施形態では、上部扉の側面上部に開口を設け、この開口を介して設定表示装置の表示を視認させるようにしたが、この他に、透光性を有する部材によって上記開口を遮蔽したり、窓を設けたりすることも可能である。また、この他に、上部扉の側面上部に窪みを設け、この窪みの底面に設定表示装置を配置するようにしてもよい。この場合、窪みの深さは、スロットマシンの前に配設された椅子に座った場合や、隣のスロットマシンの前に配設された椅子に座った場合に設定表示装置が視認できない、所謂狭指向性を有する深さ(所定の間隔を空けた位置)となるように設ける必要がある。また、開口の位置は、上部扉の側面上部に限定する必要はなく、例えば上部扉の上面に配置してもよい。図7に示すように、上部扉90の上面に開口91を設け、開口91から所謂狭指向性を有する深さ(所定の間隔を空けた位置)に設定表示装置92を配置する。これによって、スロットマシン95の前に配設された椅子に座った場合や、隣のスロットマシンの前に配設された椅子に座った場合に設定表示装置が視認できなくなり、不正を行おうとする人物に、スロットマシン95の上面をのぞき込むという遊技とは異なる動作を行わせることができ、遊技場の監視カメラや店員等によって、不正を防ぐことが可能となる。
本発明のスロットマシンを示す斜視図である。 スロットマシンの内部構成を示す斜視図である。 図2に示すAを拡大して示す斜視図である。 スロットマシンの電気構成を示す機能ブロック図である。 設定変更の流れを示すフローチャートである。 設定表示装置を視認する状態を示す説明図である。 上部扉の上面に開口を備えた場合の実施例を示す斜視図である。
符号の説明
2 スロットマシン
3 筐体
15 開口
18 設定表示装置
28 スタートレバー
52 初期設定入力部
54 キーシリンダ
55 設定変更ボタン
57 設定キー

Claims (2)

  1. ハズレ及び複数種類の当選役のいずれかを抽選にて決定する当選役決定手段と、前記当選役決定手段における抽選で用いられ、前記ハズレ及び複数種類の当選役の抽選確率が互いに異なる複数の当選役抽選テーブルと、前記複数の当選役抽選テーブルから、前記当選役決定手段で使用する当選役抽選テーブルを選択するテーブル選択手段と、前記当選役抽選テーブルの選択時に操作される操作部と、前記操作部の操作により選択される前記当選役抽選テーブルの設定情報を表示する表示部とを備えた遊技機において、
    遊技の際に動作する装置が組み込まれる筐体の上面又は側面のいずれかに開口を設け、前記表示部を、前記筐体の内部に、且つ前記開口から所定の間隔を空けて配置したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記表示部は、前記操作部の操作毎に選択された前記当選役抽選テーブルの設定情報を予め定められた順序で表示するとを特徴とする請求項記載の遊技機。
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