JP4342457B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置して使用されるスロットマシン等の遊技機に関するものである。
本明細書中では、遊技機としてパチスロ機を例に挙げて説明しているため、遊技媒体としてメダルを用いて説明するが、メダルの代わりに硬貨やパチンコ球など他の媒体を用いてもよい。また、「メダルの投入」には、実際にメダル投入口にメダルを投入することの他に、クレジットされたメダルをベットボタンなどによりベッドすることも含む。また、遊技の開始としては、メダルが投入され、スタートレバーが押下されることをいい、1回の遊技としては、遊技の開始によって行われた抽選の結果が、各リールの停止によって表示されるまでを示す。
パチンコ店などの遊技場に設置して使用されているスロットマシンはパチスロ機と称され、その遊技媒体となっているメダルに一定の価値が与えられて、遊技を行って獲得したメダルを種々の景品に交換することができる。このようなスロットマシンでは、ハズレ及び複数種類の当選役の抽選確率が異なる複数の抽選テーブルが設けられており、これら抽選テーブルのうちの1つが遊技中に使用されている。これら抽選テーブルには、それぞれ設定値が割り振られており、この設定値を変更することで、対応する抽選テーブルが選択される。
この設定値の変更(以下、設定変更という)は、スロットマシンで遊技を行う遊技モードから設定変更を行う設定モードに移行させて行う。例えば、電源装置に設けられたキーシリンダに設定キーを差し込んで所定方向に回転させることにより、遊技モードから設定モードに移行する。そして、前面扉に設けられた表示装置に表示された設定値を参照しながら、設定変更ボタンの操作を行う。この設定変更ボタンの操作を行うと、上記表示装置に表示される設定値が変更される。そして、表示装置に設定変更を行う人物の意図する設定値が表示された場合、例えばスタートレバーやストップボタン等の確定用操作部を操作して設定値を確定させる。これにより、設定変更後の遊技では確定された設定値に対応する抽選テーブルが選択され、選択された抽選テーブルを用いた遊技が行われる。なお、抽選テーブル毎にハズレ及び複数種類の当選役の抽選確率が異なるから、設定変更が行われることによって、遊技を行った場合に払い出される遊技媒体の払い出し確率(ペイアウト率)が変更される。
スロットマシンにおける設定変更は、上述した設定キーを所有する例えば遊技場の管理者等の特定の人物しか行えないため、遊技場の店員や遊技者が設定変更を行うことはできないようになっている。しかし、スロットマシンの前面扉の隙間から針金などを挿入して電源装置を短絡(ショート)させることで、不正に設定変更が行われることがあった。このような不正な設定変更を防止するために、特許文献1では、前面扉の開放を検出するセンサを備え、このセンサにより前面扉が閉じ位置にあることが検出された場合には、設定変更を行うための設定値変更信号を無効にする遊技機が提供されている。
特開2004−135844号公報
しかしながら、特許文献1では、前面扉の施錠用の鍵や、特定の人物しか所有しない設定キーを複製された場合には、容易に複製した鍵や設定キーを使用して不正な設定変更が行われるという問題がある。また、同一機種のスロットマシンには、施錠用の鍵や設定キーが共通で使用されていることが多いため、これらの鍵や設定キーが複製されると、複数の遊技場で多大な被害が発生するという問題もある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、不正な設定変更を防止することが可能な遊技機を提供することを目的とする。
本発明の遊技機は、遊技が行われる遊技モードと、前記遊技モード中にハズレ及び当選役のいずれかを抽選する際に用いられる抽選テーブルを設定する設定モードとを有し、前記設定モードでは、抽選確率が互いに異なる複数の抽選テーブルのうちいずれかを選択する遊技機において、前記遊技が行われた回数をカウントするカウンタと、前記カウンタによるカウント値を表示する表示手段と、前記カウント値と予め設定された値が一致しているか否かを判定する判定手段とを備え、前記判定手段によって前記カウント値と前記予め設定された値が一致していると判定された場合に、所定の操作を行うことで前記遊技モードから前記設定モードへの移行を許可することを特徴とするものである。また、前記所定値は2以上の整数、またはその倍数であることが好ましい。
また、前記カウンタは、所定の数値範囲内で繰り返しカウントするループカウンタを用いることが好ましい。また、前記判定手段によって前記カウント値と前記予め設定された値が一致しないと判定された場合に、前記所定の操作に応じて警告を発する警告手段を備えることが好ましい。また、遊技の際に作動される各種装置が組み込まれた筐体と、前記筐体の前面に開閉自在に設けられた前面扉とを備えた遊技機には、表示手段を前記筐体内に設けることが好ましい。
本発明の遊技機は、遊技が行われた回数をカウントするカウンタと、カウンタによるカウント値を表示する表示手段と、カウント値と予め設定された値が一致しているか否かを判定する判定手段とを備え、判定手段によってカウント値と予め設定された値が一致していると判定された場合に、所定の操作を行うことで遊技モードから設定モードへの移行を許可するようにしたので、設定変更を行う際には、カウント値が予め設定された値と一致するまで何回か遊技を行う必要があり、この予め設定された値を知らないと設定変更が行えない。従って、不正な設定変更を防止することができる。また、予め設定された値を2以上の整数、またはその倍数にしたので、設定変更を行う際に、誤って予め設定された値を越えた回数遊技を行ってしまっても、そのまま遊技を行うことで再びカウント値を予め設定した値と一致させることができるから、正規に設定変更を行う者の作業性が向上する。
また、表示装置を筐体内に設けたり、判定手段によってカウント値と予め設定された値が一致しないと判定された場合に、所定の操作に応じて警告を発する警告手段を備えたので、不正な設定変更の防止を強化することができる。
また、カウンタは、所定の数値範囲内で繰り返しカウントするループカウンタを用いており、予め設定した値を所定の数値範囲内のいずれかの数値としたので、予め設定された値を超えた回数遊技を行ってしまっても、そのまま遊技を行えば、再びカウント値と予め設定された値を短時間で一致させることができるから、正規に設定変更を行う者の作業性が向上する。
本発明のスロットマシン2は、遊技を行う遊技モードと、遊技モードでの遊技における抽選確率等の設定変更を行う設定モードとを備えている。
図1に示すように、スロットマシン2は、筐体4と、この筐体4の前面に設けられた前面扉5とを備えている。前面扉5は、上部扉6と下部扉7との2枚の扉から構成される。上部扉6には表示窓10が設けられ、この表示窓10の奥には第1リール11a,第2リール11b,第3リール11cが配設されている。周知のように、第1〜第3リール11a〜11cの外周には様々な図柄が一定ピッチで配列され、各リール11a〜11cが停止すると表示窓10を通して1リール当たり3個の図柄が観察される。これにより、各リール11a〜11cの図柄を1個ずつ組み合わせた直線状の入賞ラインが横3本斜め2本の合計5本設定されている。なお、表示窓10の個数は1つに限定する必要はなく、例えば各々のリール毎に表示窓を設けるようにしてもよい。
この表示窓10の側方には液晶表示装置13が設けられ、例えばアニメーション表示を利用した演出を行う。また、表示窓10の下方には、表示装置15が設けられている。この表示装置15は、例えば遊技モードでは、通常の遊技よりも入賞が得やすくなるBB(ビックボーナス)や、RB(レギュラーボーナス)の遊技中に遊技数を表示する。また、設定モードでは、設定値を表示する。
下部扉7の上部には、遊技の開始時に操作される1枚ベットボタン20、MAXベットボタン21や、ペイアウトボタン22などの各種の操作ボタンが設けられている。
1枚ベットボタン20は、投入されたメダルを1枚使用して遊技を行う場合に押圧操作される。MAXベットボタン21は、投入されたメダルを最大使用枚数である3枚使用して遊技を行う場合に押圧操作される。
これらボタンの近傍には、スタートレバー23や、第1ストップボタン25、第2ストップボタン26、第3ストップボタン27が設けられている。スタートレバー23は、遊技モード時には、遊技を開始する際に操作される。また、設定モード時には、変更した設定値を確定する際に操作される。
第1ストップボタン25は、回転する第1リール11aを停止させる際に押圧操作される。同様にして、第2ストップボタン26、第3ストップボタン27は、回転する第2リール11b、第3リール11cをそれぞれ停止させる際に押圧操作される。
下部扉7の上方には、遊技を行う際にメダルを投入するためのメダル投入口28が設けられている。また下部扉7の下方には、遊技の結果、入賞した時の配当となるメダルを払い出すメダル払出口29と、払い出されたメダルを受容するメダル受け皿30が設けられている。
図2は、スロットマシン2の内部構成を示す斜視図である。前面扉5は、ヒンジ部31を介して筐体4の開口部4aを開閉自在に取り付けられており、前面扉5が閉じられると、上部扉6及び下部扉7に設けられたフック部材32が、筐体4に設けられた係合部33と係合する。さらに、図1に示す鍵穴34を介して専用の鍵でフック部材32を固定することで、前面扉5が施錠される。
上部扉6の裏面には、表示窓10の上部に液晶ディスプレイ13を制御する液晶画面コントローラ35が設けられており、下部扉7の裏面には、セレクタ36及び警告手段であるスピーカ37が設けられている。
セレクタ36は、メダル投入口28から投入された不適正なメダルを、メダル払出口29(図1参照)を介してメダル受け皿30に排出する。また、セレクタ36は、例えば遊技の途中や各種の操作ボタンが押されたままの状態で投入される等、不適切なタイミングでメダルの投入が行われたときに、この投入されたメダルをメダル受け皿30に排出する。なお、遊技の開始に先立って投入するメダルの枚数は、1〜3枚に限られているため、クレジット機能を用いていないときには、4枚目以降に投入されたメダルはメダル受け皿30に排出される。
一方、クレジット機能がオン状態のときには、4枚目以降に投入されたメダルはセレクタ36に設けられた投入メダルセンサ77(図4参照)で検知された後、例えば50枚を限度にスロットマシン2の内部に貯留される。このクレジット機能を用いているときには、前述した1枚ベットボタン20やMAXベットボタン21の操作によりメダルの投入操作が行われ、そのベット枚数がクレジット枚数から逐次に減算される。また、遊技の結果、入賞が得られたときの配当となるメダルもクレジットされ、ペイアウトボタン22を操作したときに、クレジットされているメダルがメダル受け皿30に払い出される。
スピーカ37は、遊技の実行に伴って、予め設定された音楽や音声を出力する。また、設定値の変更が不正に行われた場合には、警告音を出力する。
また、筐体4の内部には、第1リール11a、第2リール11b、第3リール11cを有するリールユニット43の他に、スロットマシン2に電力を供給するための電源装置45、ホッパー装置46等が設けられている。
図3にも示すように、電源装置45は、スロットマシン2の給電を行う。電源装置45の前面には、主電源のオン/オフの切り換えを行う電源スイッチ50の他に、表示手段であるカウント表示部51、キーシリンダ52、設定変更ボタン53が設けられている。
キーシリンダ52は、キースイッチ93(図4参照)を備えており、キーシリンダ52に差し込まれた設定キー55を回転させることで、キースイッチ93のオン・オフを切り替えるようになっている。このキースイッチ93がオフの場合は、遊技を行う遊技モードとなる。また、詳しくは後述するが、カウント表示部51に表示されるカウント値と予め設定された値(以下、所定値という)が一致しているときに、主電源をオフ状態にしてキースイッチ93をオンにし、再び主電源をオン状態にした場合、設定変更が可能な設定モードとなる。
設定変更ボタン53は、設定モードにおいてペイアウト率を変更する際に押圧操作されるボタンである。例えば、本実施形態では、ペイアウト率を6段階の間で変更できるように「1」〜「6」の設定値が設けられており、一番低くなるペイアウト率に対する設定値を「1」、一番高くなるペイアウト率の設定値を「6」とする。そして、設定モードでは、上述した表示装置15に現在の設定値が表示される。表示装置15に表示される設定値は、設定変更ボタン53の押圧操作によって、「1→2→・・・→5→6→1→・・・」の順で表示される。なお、設定変更ボタン53を押圧操作した場合に表示される設定値の変更順序や、設定値の数(ペイアウト率の段階)は、上記記載に限定する必要はない。
カウント表示部51は、例えば「0」から「9」までの数字が表示可能な7セグメントの表示器である。カウント表示部51は、遊技の行われた回数をカウントするループカウンタ90(図4参照)のカウント値を「0→1→・・・→9→0→1→・・・」の順で表示する。なお、カウント表示部51には、「0」〜「9」までを表示したが、これに限らず、遊技が行われた回数をカウントするカウンタのカウント値が表示できるものであればよい。
図2に示すホッパー装置46は、筐体4の下部に設けられている。上述したように、ホッパー装置46は、スロットマシン2で遊技を行って入賞を得た場合に作動し、入賞に対するメダルを連続してメダル受け皿30に払い出す。また、クレジットされたメダルを払い出す場合に、ペイアウトボタン22が操作されることによって作動し、クレジットされたメダルを連続してメダル受け皿30に払い出す。
図4は、スロットマシン2の電気的構成を示す機能ブロック図である。スロットマシン2の作動は基本的に制御部60によって管制される。制御部60は、CPU61、ROM62とRAM63を備えている。ROM62には、CPU61で実行する遊技実行プログラム等の制御プログラム65や、これらプログラムを実行する際に必要となる制御データが記憶されている。
また、このROM62には、第1〜第6抽選テーブル66〜71や、設定変更プログラム72が記憶されている。第1〜第6抽選テーブル66〜71は、ハズレ及び複数種類の当選役に対する抽選確率(乱数の振り分け)が互いに異なるように設けられ、各抽選テーブル66〜71のペイアウト率が異なるように設定されている。これら第1〜第6抽選テーブル66〜71のそれぞれには、上述した設定値(1〜6)が割り振られ、設定モードにおいて、確定された設定値に対応する抽選テーブルが遊技で使用される抽選テーブルとして選択される。本実施形態では、設定値「1」は第1抽選テーブル66に、設定値「2」は第2抽選テーブル67に、・・・・設定値「6」は第6抽選テーブル71に対応している。
設定変更プログラム72は、遊技モードから設定モードに移行した際に、ROM62からCPU61に読み出されて使用されるプログラムである。CPU61は、設定変更プログラムに基づいて、設定変更を行う。
RAM63は、遊技モードにおいて、制御プログラム65を実行した際の処理データ(例えばBBやRBが当選したときのフラグ等)等が一時記憶され、新たな処理データが得られた時に書き換えられる。また、設定モードにおいて、設定された設定値に対応する抽選テーブルが一時記憶され、遊技が行われる際に使用される。また、設定値が変更されると、変更された設定値に対応した抽選テーブルに書き換えられる。
投入メダルセンサ77は、セレクタ36の内部に設けられ、メダル投入口28から投入されたメダルのうち、セレクタ36によって振り分けられた適正なメダルを検知する。この投入メダルセンサ77によるメダルの検知信号は、CPU61に入力される。
スタートスイッチセンサ78は、スタートレバー23が操作されたときにオンとなり、遊技開始信号をCPU61に出力する。CPU61は、遊技モード時に遊技開始信号が入力されると、ROM62に格納された制御プログラム65に基づいて第1〜第3リール11a〜11cを回転させるとともに、電子抽選部80を作動させる。電子抽選部80は乱数発生部と乱数値サンプリング回路とを含み、遊技が開始されるごとに一つの乱数値を抽出する。また、設定モード時に遊技開始信号が入力されると、CPU61は表示装置15に表示されている設定値を確定させる。
当選役決定部81は、電子抽選部80において乱数値の抽出を受けて作動し、電子抽選部81にて抽出された乱数値がハズレ及び複数種類の当選役のいずれかとなるかを確定された設定値に対応した抽選テーブルを参照して決定する。なお、抽選とは、電子抽選部80における乱数値抽出と、当選役決定部81におけるハズレ及び複数種類の当選役のいずれかとなるかの決定とからなる。なお、この当選役決定部81で決定された当選役は、その当選役に対応する当選フラグがRAM63に書き込まれる。
各リール11a〜11cの駆動及び停止制御は、図柄部駆動制御部85によって行われる。図柄部駆動制御部85としては、例えばリール駆動コントローラを用いると好適である。第1〜第3リール11a〜11cのそれぞれは個別のステッピングモータ86a〜86cの駆動軸に固着され、各ステッピングモータ86a〜86cの駆動を制御することにより各リールの制御が行われる。
ステッピングモータ86a〜86cは、供給された駆動パルスの個数に応じた回転角で回転するから、図柄部駆動制御部85により駆動パルスの供給個数を制御することによって第1〜第3リール11a〜11cの回転角を制御することができ、また駆動パルスの供給を絶つことにより各リール11a〜11cの停止位置を決めることができる。また、各リール11a〜11cには、その基準位置に反射信号部87a〜87cが一体に形成され、その一回転毎にフォトセンサ88a〜88cがそれぞれの反射信号部87a〜87cの通過を光電検出する。フォトセンサ88a〜88cによる検知信号は、リール毎のリセット信号としてCPU61に入力される。
CPU61には、ステッピングモータ86a〜86c毎にパルスカウンタが設けられ、各々のステッピングモータ86a〜86cに供給された駆動パルスの個数を計数する。そして、フォトセンサ88a〜88cからリセット信号が入力されたときに、対応するパルスカウンタのカウント値をクリアする。したがって、それぞれのパルスカウンタには、各リール11a〜11cの1回転内の回転角に対応した駆動パルスの個数が逐次に更新しながら保存されることになる。
ROM62には図柄テーブルが格納されており、図柄テーブルには、各リールの基準位置からの回転角に対応した駆動パルスの個数と、各リール11a〜11cに一定ピッチで配列されたそれぞれの図柄を表す図柄コードとが対応づけられている。したがって、リール11a〜11c毎にパルスカウンタのカウント値を監視することによって、例えば中央の入賞ライン上にどの図柄が移動してきているのかを識別することができ、また、さらにどの程度リールを回転させれば目的の図柄がその入賞ライン上に移動してくるのかを予測することができる。
第1〜第3ストップボタン25〜27の内部にはセンサ25a〜27aが設けられており、第1〜第3ストップボタン25〜27が操作されたときに、CPU61にリール停止信号を入力する。スタートレバー23を操作して全リール11a〜11cの回転が始まり、これらの回転が定常速度に達した時点で第1〜第3ストップボタン25〜27の操作が有効化される。その後、これらを操作することによってそれぞれ対応する第1〜第3リール11a〜11cの停止制御が開始される。
液晶画面コントローラ35は、CPU61から入力された信号に応じて、液晶表示装置13に表示する画像を制御する。
ホッパー装置46は、当選役が入賞した際に、その当選役に対応する配当メダル数をメダル受け皿30に払い出し、あるいはクレジットカウンタにその規定枚数を加算する。なお、当選役の種類毎に配当メダルの枚数を決めた配当テーブルはROM62に格納されており、CPU61がこれを読み取ってホッパー装置46を駆動する。
表示制御部89は、遊技モードでRB及びBBの遊技が行われている場合には、表示装置15に遊技回数を表示させる。また、設定モード時には、現在設定されている設定値を表示装置15に表示させる。
ループカウンタ90は、1遊技が行われる毎に、例えば0〜9の範囲内で繰り返しカウントを行う。このループカウンタ90のカウント値は、カウント表示部51と判定手段である設定変更判定部91に入力される。カウント表示部51は、ループカウンタ90から入力されたカウント値に応じて、「0〜9」の数字が繰り返し表示する。なお、本実施形態では、0〜9の範囲内で繰り返しカウントを行うループカウンタ90を用いたが、これに限るものではない。
キースイッチ93は、電源装置45に組み込まれたキーシリンダ52に設けられている。電源スイッチ50をオフにしてから、キーシリンダ52に設定キー55を挿入し、設定キー52をオンに回転させた状態で、再び電源スイッチ50をオンにすると、キースイッチ93はCPU61にオン信号を出力する。
設定変更判定部91は、所定値とカウント値が一致しているか否かを判定する。例えば、本実施形態では所定値を「3」に設定して説明を行う。設定変更判定部91はループカウンタ90から入力されたカウント値と所定値「3」とが一致するか否かを判定する。このとき、カウント値が「3」の場合には、設定変更判定部91はCPU61に一致信号を出力する。このとき、キーシリンダ52のオン信号と一致信号がCPU61に入力されると、CPU61は遊技モードから設定モードへ移行する。すなわち、遊技モードから設定モードへの移行を許可する。
CPU61は、設定変更判定部91の判定結果に基づいて、遊技モードから設定モードへ移行したときに、ROM65から設定変更プログラム72を読み出す。なお、設定キー55がオンからオフに回転され、CPU61にオン信号の入力がなくなると、ROM62から制御プログラム65が読み出され、設定モードから遊技モードに移行するとともに、CPU61に入力された一致信号はリセットされる。
また、設定変更判定部91によってカウント値と所定値が一致しないと判定された場合には、CPU61には設置変更判定部91から一致信号が出力されない。従って、CPU61は遊技モードから設定モードへ移行しない。これにより、CPU61はスピーカ37から警告音を出力させる。なお、スピーカ37は遊技モードで遊技が行われている際には、遊技状態に対応した音楽を出力させる。
次に、本実施形態の作用を図5に示すフローチャートを用いて説明する。スロットマシン2が遊技場に設置され、遊技場の管理者がスロットマシン2のペイアウト率の設定変更を正規に行う場合には、図示しない専用の鍵によって前面扉5の施錠を解錠し、下部扉7を開放する。そして、カウンタ表示部51に表示されているカウント値を確認する。このとき、カウンタ表示部51に表示されているカウント値が「3」以外の数字であった場合には、管理者はメダル投入口28からメダルを投入し、カウント表示部51に「3」が表示されるまで遊技を行う。
また、カウント表示部51に表示されているカウント値が「3」だった場合には、カウント値「3」と所定値が一致しているので、管理者は遊技を行わない。
次に、所定の操作として、スロットマシン2の電源スイッチ50をオフにし、キーシリンダ52に設定キー55を差し込んで、設定キー55をオフからオンに回転させた後、電源スイッチ50をオンにしてスロットマシン2を起動させる。この所定操作によって、CPU61には、キースイッチ93からオン信号が入力されるとともに、設定変更判定部91はカウント値と所定値が一致しているか否かを判定し、カウント値と所定値が一致している場合には、CPU61に一致信号を入力する。CPU61は、オン信号と一致信号がともに入力されると、遊技モードから設定モードに移行し、ROM62から設定変更プログラム72が読み出される。このように、設定モードに移行すると、前面扉5に設けられた表示装置15には現在の設定値が表示される。なお、所定の操作としては、これに限るものではない。
そして、管理者は表示装置15を確認しながら、設定変更ボタン53を押圧操作して設定変更を行う。このとき、設定変更ボタン53の押圧操作によって、表示装置15には設定値が「3→4→・・・→6→1→2→・・・」の順で表示される。例えば、管理者の意図する設定値「2」が、表示装置15に表示されると、スタートレバー23を押下して設定値「2」を確定する。これにより、設定値「2」に対応した第2抽選テーブル67がROM62からRAM63に読み出され、RAM63に一時記憶されていた第3抽選テーブル68が第2抽選テーブル67に書き換えられる。
設定値「2」が確定されると、設定キー55をオンからオフに回転させ、設定キー55をキーシリンダ52から抜き取る。これにより、CPU61にはオン信号が入力されなくなるので、設定変更プログラム72の代わりに制御プログラム65が読み出され、設定モードから遊技モードに移行して遊技が可能となる。
また、不正に設定変更を行う場合、つまり、カウント表示部51に表示されているカウント値が「3」でない状態のときに設定変更が行われる場合、上記の所定操作が行われると、設定変更判定部91はカウンタ値と所定値が一致していないと判定するので、CPU61に一致信号を入力しない。これにより、CPU61にはオン信号だけが入力されるので、遊技モードから設定モードへ移行することが禁止される。これにより、CPU61はスピーカ37から警告音を出力させて不正が行われたことを報知する。従って、カウンタ値と所定値が一致するまで遊技を行ってからでないと設定変更ができないので、不正に設定変更を行うことを防止することができる。なお、スピーカ37の警報音の出力を停止させるには、例えば1枚ベットボタンやMAXベットボタンなど予め設定されたボタンを押圧操作することで警報音の出力を停止させるようにすることが好ましい。
また、本実施形態では、所定値を「3」だけにしたが、これに限らず、所定値としては、カウント表示部51に表示可能な実数のうち、2以上の実数またはこの倍数を所定値に設定することが好ましい。例えば、所定値が倍数の場合は、「2、4、6、8」や「3、6,9」などのように複数個の所定値が設定される。これにより、カウント値と所定値を一致させるために管理者が遊技を行った際に、誤ってカウント値が所定値を超えてしまっても、そのまま遊技を行うことでカウント値と所定値を再び一致させることが容易にできるので、作業性が向上する。
また、スロットマシン2の故障や、各種遊技の設定をバックアップするために、スロットマシン2に設けられた予備電源が放電した後、スロットマシン2が正常な状態に復旧した場合には、ループカウンタ90のカウント値を「0」にリセットすることが好ましい。
また、表示手段であるカウント表示部51を電源装置45に設けたが、これに限らず、
例えば、ホッパー装置や前面扉5の裏面などの電源装置45以外の筐体4内に設けてもよい。これにより、不正に設定変更しようとする人物は、カウント値を容易に確認することができないので、不正な設定変更を防止することが強化される。
また、警告手段としては、スピーカを用いて、不正に設定変更が行われた場合には、スピーカから警告音を出力させたが、スピーカの代わりに、回転灯やLEDなどの照明装置を点灯、点滅させることで警告を行ってもよい。
本発明のスロットマシンの外観を示す斜視図である。 スロットマシンの内部構成を示す斜視図である。 電源装置の構成を示す斜視図である。 スロットマシンの電気的構成を示す機能ブロック図である。 設定変更の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
2 スロットマシン(遊技機)
4 筐体
5 前面扉
15 表示装置
37 スピーカ(警告手段)
45 電源装置
51 カウント表示部(表示手段)
53 設定変更ボタン
66〜71 第1〜第6抽選テーブル
90 ループカウンタ(カウンタ)
91 設定変更判定部
93 キースイッチ

Claims (5)

  1. 遊技が行われる遊技モードと、
    前記遊技モード中にハズレ及び当選役のいずれかを抽選する際に用いられる抽選テーブルを設定する設定モードとを有し、
    前記設定モードでは、抽選確率が互いに異なる複数の抽選テーブルのうちいずれかを選択する遊技機において、
    前記遊技が行われた回数をカウントするカウンタと、
    前記カウンタによるカウント値を表示する表示手段と、
    前記カウント値と予め設定された値が一致しているか否かを判定する判定手段とを備え、
    前記判定手段によって前記カウント値と前記予め設定された値が一致していると判定された場合に、所定の操作を行うことで前記遊技モードから前記設定モードへの移行を許可することを特徴とする遊技機。
  2. 前記予め設定された値は2以上の整数、またはその倍数であることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記カウンタは、所定の数値範囲内で繰り返しカウントするループカウンタであることを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
  4. 前記判定手段によって前記カウント値と前記予め設定された値が一致しないと判定された場合に、前記所定の操作に応じて警告を発する警告手段を備えたことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の遊技機。
  5. 遊技の際に動作される各種装置が組み込まれた筐体と、
    前記筐体の前面に開閉自在に設けられた前面扉とを備えており、
    前記表示手段は、前記筐体内に設けられていることを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の遊技機。

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