JP4673820B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

本発明は、スロットマシンに関し、さらに詳しくは、遊技の終了後に特別当選フラグが立っているか否かを確認することができるスロットマシンに関するものである。
遊技機として、周面に複数の図柄が付された3個の回転リールと、各回転リールを回転させるためのスタートスイッチと、それぞれの回転リールに対応して設けられ、回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチとを備えたスロットマシンが知られている。
このようなスロットマシンでは、所定枚数のメダルが投入されてスタートスイッチが操作されると、3個の回転リールが一斉に回転を開始される。そして、ストップスイッチが操作されると、このストップスイッチに対応した回転リールが停止される。
また、スロットマシンでは、所定枚数のメダルが投入されてスタートスイッチが操作されると、複数の当選役のいずれかに当選かまたはハズレかの抽選が行われる。そして、いずれかの当選役に当選すると、この当選に応じた当選フラグが立てられ、この当選フラグに係る図柄の組み合わせが入賞有効ライン上に揃い得るように各回転リールの停止制御が行われる。そして、すべての回転リールの回転が停止されたときに、当選役に係る図柄の組み合わせが入賞有効ライン上に揃うと、この当選役に入賞となって遊技者に所定の利益が付与される。
また、当選役には、所定枚数のメダルが払い出される「小役当選役」、メダルを新たに投入せずに遊技をもう一度行うことができる「リプレイ(再遊技)当選役」、通常遊技よりも多くの利益を獲得し得る遊技である「レギュラーボーナスゲーム(RBゲーム)」を開始させるための「RB当選役」や、RBゲームに移行される確率が通常遊技よりも高い遊技である「ビッグボーナスゲーム(BBゲーム)」を開始させるための「BB当選役」などがある。
そして、所定の当選役に当選して、この当選に係る当選フラグが立てられた場合に、このことを遊技者に報知するように形成されたスロットマシンが開示されている。例えば、「RB当選役」や「BB当選役」などの当選フラグが立てられた場合には、このことを遊技者に報知するが、「小役当選役」や「リプレイ当選役」などの当選フラグが立てられた場合には、このことを遊技者に報知しないようになっている(特許文献1参照)。
実用新案登録第3055841号公報
ところで、上述したようなスロットマシンでは、当選フラグが立てられた場合に、この当選フラグに係る当選役に入賞となると、この当選フラグは消去されるようになっている。
また、例えば、「小役当選役」や「リプレイ当選役」などの当選フラグ(以下「通常当選フラグ」という)は、これらの当選フラグに係る当選役に入賞しなかった場合に、次の遊技が開始される前に消去されるようになっている。また、例えば、「RB当選役」や「BB当選役」などの当選フラグ(以下「特別当選フラグ」という)は、これらの当選フラグに係る当選役に入賞しなかった場合に、次の遊技が開始されても消去されないようになっている。
ここで、スロットマシンを、例えば、特別当選フラグが立っていることを遊技者に報知するか否かを抽選等で決定するように形成した場合において、特別当選フラグが立っていることを遊技者に報知しなかったときに、遊技者は、特別当選フラグが立っていることに気がつかず、このスロットマシンでの遊技を止めてしまうことがあった。
第1または第2の発明
そこで、第1または第2の発明は、上述のような問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、遊技の終了後に特別当選フラグが立っているか否かを確認することができるスロットマシンを提供することである。
第3の発明
また、スロットマシンを、複数の当選役に同時に当選することが可能となるように形成した場合において、通常当選フラグと特別当選フラグが同時に立っているときに、特別当選フラグが立っていることを遊技者に報知すると、遊技者は、特別当選フラグに係る当選役の入賞を狙ってストップスイッチを操作するようになる。しかし、特別当選フラグが立てられた遊技でこの特別当選フラグに係る当選役に入賞しなくても、特別当選フラグは次の遊技に持ち越されるが、通常当選フラグが立てられた遊技でこの通常当選フラグに係る当選役に入賞しないと、通常当選フラグは次の遊技が開始される前に消去されてしまい、遊技者は、この通常当選フラグに係る当選役に入賞する機会を逃すこととなる。
そこで、第3の発明は、第1または第2の発明の目的に加え、特別当選フラグと通常当選フラグとが同時に立っている場合において、この通常当選フラグに係る当選役の入賞を逃すことを抑止したスロットマシンを提供することを目的とする。
第4の発明
また、遊技の終了後に所定枚数のメダルをベットし、所定のスイッチを操作すれば、いつでも特別当選フラグが立っているか否かを確認することができると、遊技者は、特別当選フラグが立っている旨の報知に注意を払う必要がなくなるため、遊技に対する緊張感や期待感が薄れるという問題がある。
そこで、第4の発明は、第1から第3のいずれかの発明の目的に加え、遊技者が緊張感や期待感を持って遊技を行うことができるスロットマシンを提供することを目的とする。
第5の発明
また、遊技場に設置され、遊技が行われていないスロットマシンに対し、所定枚数のメダルをベットして所定のスイッチを操作することにより、特別当選フラグが立っているスロットマシンを探し出し、ほとんどメダルを消費することなく、BBゲームやRBゲーム等を行うことが可能である。しかし、このような行為が頻繁に行われると、遊技場側に大きな損害が生じるという問題がある。
そこで、第5の発明は、第1から第4のいずれかの発明の目的に加え、遊技場側の損害を抑制することができるスロットマシンを提供することを目的とする。
第6の発明
また、第6の発明は、第1から第5のいずれかの発明の目的に加え、遊技者に分かりやすい報知を行うことができるスロットマシンを提供することを目的とする。
第1の発明
(特徴点)
第1の発明は、表面に複数の図柄が付された複数個の回転リール(23)と、各回転リール(23)の所定数の図柄を視認可能にする図柄表示窓(31)と、各回転リール(23)の回転を開始させるためのスタートスイッチ(53)と、各回転リール(23)の回転を停止させるためのストップスイッチ(54)と、報知を行うための報知装置(8)と、ベットされたメダルの枚数を所定数までカウントするためのベット数カウント手段(300)と、スタートスイッチ(53)の操作を契機に複数の当選役のいずれかに当選かまたはハズレかの抽選を行うための当選抽選手段(130)と、当選抽選手段(130)の抽選でいずれかの当選役に当選したときには、この当選に応じた当選フラグを立てるための当選フラグ成立手段(180)と、ストップスイッチ(54)の操作を契機に当選抽選手段(130)の抽選結果に基づいて各回転リール(23)を停止させる制御を行うための停止制御手段(160)と、すべての回転リール(23)が停止されたときに、当選役の図柄の組み合わせが図柄表示窓(31)に表示されているか否かの判定を行うため入賞手段(170)と、当選フラグが立っている場合に、その旨の報知を報知装置(8)に行わせるか否かを決定するための報知実行決定手段(230)と、報知を行わせる決定が報知実行決定手段(230)により成された場合に、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置(8)に行わせるための報知実行手段(240)とを備え、ベット数カウント手段(300)のカウント可能な最大値は2以上であり、ベット数カウント手段(300)のカウント値が最大値に到達した場合に、各回転リール(23)の回転開始及び当選抽選手段(130)の抽選が可能となるように形成され、当選役の図柄の組み合わせが図柄表示窓(31)に表示されていると入賞手段(170)により判定されたことを条件に、この当選役に入賞となって遊技者に所定の利益を付与するとともに、この当選役に係る当選フラグを消去するように形成され、当選フラグ成立手段(180)により当選フラグが立てられたが、この当選フラグに係る当選役の図柄の組み合わせが図柄表示窓(31)に表示されていないと入賞手段(170)により判定された場合において、次の遊技が開始される前に消去される当選フラグを通常当選フラグとし、次の遊技が開始されても消去されない当選フラグを特別当選フラグとしたスロットマシン(S)であって、すべての回転リール(23)の回転が停止しているか否かの判定を行うための回転停止判定手段(190)と、ベット数カウント手段(300)のカウント値が1以上かつ最大値未満であるか否かの判定を行うためのベット数判定手段(310)と、特別当選フラグが立っているか否かの判定を行うための成立フラグ判定手段(330)と、スタートスイッチ(53)が操作された場合において、すべての回転リール(23)の回転が停止していると回転停止判定手段(190)により判定され、且つベット数カウント手段(300)のカウント値が1以上かつ最大値未満であるとベット数判定手段(310)により判定され、且つ特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段(330)により判定されたときに、特別当選フラグが立っている旨の報知を報知装置(8)に行わせるための内部当選報知手段(270)とを備えたことを特徴とするスロットマシン(S)に関するものである。
「スロットマシン(S)」は、メダルやパチンコ玉を用いて遊技を行う回胴式遊技機等を含むものである。
「回転リール(23)」は、例えば、ステッピングモーターに設けられ、このステッピングモーターの回転子の回転により回転される。
「図柄表示窓(31)」は、各回転リール(23)の所定数の図柄を視認可能にするためのものである。例えば、複数の図柄が付された回転リール(23)が3個設けられた場合に、図柄表示窓(31)は、各回転リール(23)につき3個の図柄が視認可能となるように形成することができる。
「スタートスイッチ(53)」は、各回転リール(23)の回転を開始させるためのである。また、スタートスイッチ(53)は、レバー式のスイッチを用いて構成することができる。
「ストップスイッチ(54)」は、各回転リール(23)の回転を停止させるためのものである。また、複数の図柄が付された回転リール(23)が3個設けられた場合に、ストップスイッチ(54)は、各回転リール(23)に対応してそれぞれ設けることができる。
「報知装置(8)」は、報知を行うための装置である。報知装置(8)としては、例えば、画像表示装置、スピーカ(35)、ランプ(33)、若しくは回転灯(34)等、またはこれらの組み合わせが挙げられる。そして、画像表示装置に所定の画像を表示させたり、スピーカ(35)から所定の音声を出力させたり、ランプ(33)を所定のパターンで点滅させたり、回転灯を所定の時間作動させたり等することにより、遊技者に報知するように形成することができる。
「当選抽選手段(130)」は、スタートスイッチ(53)の操作を契機に複数の当選役のいずれかに当選かまたはハズレかの抽選を行うためのものである。
例えば、スタートスイッチ(53)の操作を契機に乱数発生手段(131)が発生させる乱数から抽出された数値と、乱数発生手段(131)が発生させる各乱数についていずれかの当選役に当選かまたはハズレかが割り振られた当選判定テーブル(133)とを比較し、いずれかの当選役に当選かまたはハズレかを、各回転リール(23)の回転が開始される前に予め決定する。
「当選フラグ成立手段(180)」は、当選抽選手段(130)の抽選でいずれかの当選役に当選したときには、この当選に応じた当選フラグを立てるためのものである。
「当選フラグ」は、当選の有無について当選役毎に関連づけされた変数であり、制御装置(10)に当選抽選手段(130)の抽選結果を記憶させるためのものである。制御装置(10)は、CPU、ROM、RAM、I/O等を備え、スロットマシンの作動を制御するためのものである。
「停止制御手段(160)」は、ストップスイッチ(54)の操作を契機に当選抽選手段(130)の抽選結果に基づいて各回転リール(23)を停止させる制御を行うためのものである。
例えば、当選抽選手段(130)の抽選でいずれかの当選役に当選し、この当選に応じた当選フラグが当選フラグ成立手段(180)により立てられた場合に、ストップスイッチ(54)が操作されると、停止制御手段(160)は、この当選フラグに係る当選役の図柄の組み合わせが図柄表示窓(31)に表示され得るように、且つその他の当選フラグに係る当選役の図柄の組み合わせのいずれも図柄表示窓(31)に表示されないように、各回転リール(23)を停止させる制御を行う。
また、当選抽選手段(130)の抽選結果がハズレであり、いずれの当選フラグも立っていない場合に、ストップスイッチ(54)が操作されると、停止制御手段(160)は、当選フラグに係る当選役の図柄の組み合わせのいずれも図柄表示窓(31)に表示されないように、各回転リール(23)を停止させる制御を行う。
「入賞判定手段(170)」は、すべての回転リール(23)が停止されたときに、当選役の図柄の組み合わせが図柄表示窓(31)に表示されているか否かの判定を行うためのものである。
例えば、各回転リール(23)が停止されたときに、それぞれの当選役に係る図柄の組み合わせについて、図柄表示窓(31)に表示されるように各回転リール(23)が停止されたか否かの判定を行う。そして、当選役に係る図柄の組み合わせが図柄表示窓(31)に表示されるように各回転リール(23)が停止された場合に、この図柄の組み合わせに係る当選役の当選フラグが立っているときに、この当選役に入賞となるように形成することができる。
「報知実行決定手段(230)」は、当選フラグが立っている場合に、その旨の報知を報知装置(8)に行わせるか否かを決定するためのものである。
例えば、報知実行決定手段(230)は、所定の当選フラグが立っている場合に、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置(8)に行わせるように形成することができる。具体的には、報知実行決定手段(230)は、特別当選フラグが立っている場合には、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置(8)に行わせる決定が成され、通常当選フラグが立っている場合には、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置(8)に行わせない決定が成されるように形成することができる。
また、例えば、報知実行決定手段(230)は、所定の当選フラグが立っている場合に、その旨の報知を報知装置(8)に行わせるか否かを、抽選により決定するように形成することができる。
また、例えば、当選フラグが立っている旨の報知の態様を複数設け、報知実行決定手段(230)は、いずれかの態様で報知装置(8)に報知を行わせるか、または報知装置(8)に報知を行わせないかを決定するように形成してもよい。
報知を行う時機としては、例えば、回転リール(23)を3個備えたスロットマシンにおいて、スタートスイッチ(53)が操作されて各回転リールの回転が開始された直後、すべての回転リール(23)が回転中にストップスイッチ(54)が操作された直後、2個の回転リール(23)が回転中に、これらの回転リール(23)に対応したストップスイッチ(54)が操作された直後、1個の回転リール(23)が回転中に、この回転リール(23)に対応したストップスイッチ(54)が操作された直後などを挙げることができる。
「報知実行手段(240)」は、報知を行わせる決定が報知実行決定手段(230)により成された場合に、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置(8)に行わせるためのものである。
「通常当選フラグ」は、当選フラグ成立手段(180)により当選フラグが立てられたが、この当選フラグに係る当選役の図柄の組み合わせが図柄表示窓(31)に表示されていないと入賞手段(170)により判定された場合において、次の遊技が開始される前に消去される当選フラグを意味する。通常当選フラグは、例えば、所定枚数のメダルが払い出される「小役当選役」に対応した当選フラグや、メダルを新たに投入せずに遊技をもう一度行うことができる「リプレイ(再遊技)当選役」に対応した当選フラグ等とすることができる。
「特別当選フラグ」は、当選フラグ成立手段(180)により当選フラグが立てられたが、この当選フラグに係る当選役の図柄の組み合わせが図柄表示窓(31)に表示されていないと入賞手段(170)により判定された場合において、次の遊技が開始されても消去されない当選フラグを意味する。特別当選フラグは、例えば、通常遊技よりも多くの利益を獲得し得る遊技である「レギュラーボーナスゲーム(RBゲーム)」を開始させるための「RB当選役」に対応した当選フラグや、RBゲームに移行される確率が通常遊技よりも高い遊技である「ビッグボーナスゲーム(BBゲーム)」を開始させるための「BB当選役」に対応した当選フラグ等とすることができる。
「ベット数カウント手段(300)」は、ベットされたメダルの枚数を所定数までカウントするためのものである。また、ベット数カウント手段(300)のカウント可能な最大値は2以上である。具体的には、例えば、ベット数カウント手段(300)は、ベットされたメダルの枚数を、最大で3枚までカウント可能に形成することができる。
また、スロットマシン(S)は、ベット数カウント手段(300)のカウント値が最大値に到達した場合に、各回転リール(23)の回転開始及び当選抽選手段(130)の抽選が可能となるように形成される。例えば、ベット数カウント手段(300)の最大値が「3」に設定されたスロットマシン(S)において、ベット数カウント手段(300)のカウント値が「3」に到達した場合に、スタートスイッチ(53)が操作されると、各回転リール(23)の回転が開始されるとともに、当選抽選手段(130)の抽選が行われる。また、ベット数カウント手段(300)のカウント値が「0」、「1」、「2」のいずれかである場合に、スタートスイッチ(53)が操作されても、各回転リール(23)の回転は開始されず、当選抽選手段(130)の抽選も行われない。
「回転停止判定手段(190)」は、すべての回転リール(23)の回転が停止しているか否かの判定を行うためのものである。具体的には、例えば、回転リール(23)を3個備えたスロットマシンにおいて、回転停止判定手段(190)は、それぞれの回転リール(23)について回転が停止されているか否かの判定を行うように形成することができる。
「ベット数判定手段(310)」は、ベット数カウント手段(300)のカウント値が1以上かつ最大値未満であるか否かの判定を行うようになっている。例えば、ベット数カウント手段(300)の最大値が「3」に設定されたスロットマシン(S)において、ベット数カウント手段(300)のカウント値が、「1」または「2」であるか否かの判定を行うように形成することができる。
「成立フラグ判定手段(330)」は、特別当選フラグが立っているか否かの判定を行うためのものである。例えば、成立フラグ判定手段(330)は、スタートスイッチ(53)が操作されたときに、特別当選フラグが立っているか否かの判定を行うように形成することができる。
「内部当選報知手段(270)」は、スタートスイッチ(53)が操作された場合において、すべての回転リール(23)の回転が停止していると回転停止判定手段(190)により判定され、且つベット数カウント手段(300)のカウント値が1以上かつ最大値未満であるとベット数判定手段(310)により判定され、且つ特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段(330)により判定されたときに、特別当選フラグが立っている旨の報知を報知装置(8)に行わせるようになっている。
具体的には、例えば、内部当選報知手段(270)は、スタートスイッチ(53)が操作された場合において、すべての回転リール(23)の回転が停止していると回転停止判定手段(190)により判定され、且つベット数カウント手段(300)のカウント値が1以上かつ最大値未満であるとベット数判定手段(310)により判定されたときに、特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段(330)により判定されると、報知装置(8)を所定の態様で作動させ、特別当選フラグが立っていないと成立フラグ判定手段(330)により判定されると、報知装置(8)を作動させないように形成することができる。
また、例えば、内部当選報知手段(270)は、スタートスイッチ(53)が操作された場合において、すべての回転リール(23)の回転が停止していると回転停止判定手段(190)により判定され、且つベット数カウント手段(300)のカウント値が1以上かつ最大値未満であるとベット数判定手段(310)により判定されたときに、特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段(330)により判定されると、報知装置(8)を第1態様で作動させ、特別当選フラグが立っていないと成立フラグ判定手段(330)により判定されると、報知装置(8)を第1態様とは異なる第2態様で作動させるように形成することができる。
(作用)
特別当選フラグが立っている場合において、すべての回転リール(23)が停止しているとともに、ベット数カウント手段(300)のカウント値が1以上かつ最大値未満であるときに、スタートスイッチ(53)が操作されると、特別当選フラグが立っている旨の報知が報知装置(8)により行われる。これにより、遊技者は、遊技の終了後に特別当選フラグが立っているか否かを確認することができる。
第2の発明
(特徴点)
第2の発明は、表面に複数の図柄が付された複数個の回転リール(23)と、各回転リール(23)の所定数の図柄を視認可能にする図柄表示窓(31)と、各回転リール(23)の回転を開始させるためのスタートスイッチ(53)と、各回転リール(23)の回転を停止させるためのストップスイッチ(54)と、報知を行うための報知装置(8)と、ベットされたメダルの枚数を所定数までカウントするためのベット数カウント手段(300)と、スタートスイッチ(53)の操作を契機に複数の当選役のいずれかに当選かまたはハズレかの抽選を行うための当選抽選手段(130)と、当選抽選手段(130)の抽選でいずれかの当選役に当選したときには、この当選に応じた当選フラグを立てるための当選フラグ成立手段(180)と、ストップスイッチ(54)の操作を契機に当選抽選手段(130)の抽選結果に基づいて各回転リール(23)を停止させる制御を行うための停止制御手段(160)と、すべての回転リール(23)が停止されたときに、当選役の図柄の組み合わせが図柄表示窓(31)に表示されているか否かの判定を行うため入賞手段(170)と、当選フラグが立っている場合に、その旨の報知を報知装置(8)に行わせるか否かを決定するための報知実行決定手段(230)と、報知を行わせる決定が報知実行決定手段(230)により成された場合に、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置(8)に行わせるための報知実行手段(240)とを備え、ベット数カウント手段(300)のカウント値が1以上である場合に、各回転リール(23)の回転開始及び当選抽選手段(130)の抽選が可能となるように形成され、当選役の図柄の組み合わせが図柄表示窓(31)に表示されていると入賞手段(170)により判定されたことを条件に、この当選役に入賞となって遊技者に所定の利益を付与するとともに、この当選役に係る当選フラグを消去するように形成され、当選フラグ成立手段(180)により当選フラグが立てられたが、この当選フラグに係る当選役の図柄の組み合わせが図柄表示窓(31)に表示されていないと入賞手段(170)により判定された場合において、次の遊技が開始される前に消去される当選フラグを通常当選フラグとし、次の遊技が開始されても消去されない当選フラグを特別当選フラグとしたスロットマシンで(S)あって、すべての回転リール(23)の回転が停止しているか否かの判定を行うための回転停止判定手段(190)と、ベット数カウント手段(300)のカウント値が1以上であるか否かの判定を行うためのベット数判定手段(310)と、特別当選フラグが立っているか否かの判定を行うための成立フラグ判定手段(330)と、ストップスイッチ(54)が操作された場合において、すべての回転リール(23)の回転が停止していると回転停止判定手段(190)により判定され、且つベット数カウント手段(300)のカウント値が1以上であるとベット数判定手段(310)により判定され、且つ特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段(330)により判定されたときに、特別当選フラグが立っている旨の報知を報知装置(8)に行わせるための内部当選報知手段(270)とを備えたことを特徴とするスロットマシン(S)に関するものである。
「ベット数カウント手段(300)」は、ベットされたメダルの枚数を所定数までカウントするためのものである。具体的には、例えば、ベット数カウント手段(300)は、ベットされたメダルの枚数を、最大で3枚までカウント可能に形成することができる。
また、スロットマシン(S)は、ベット数カウント手段(300)のカウント値が1以上である場合に、各回転リール(23)の回転開始及び当選抽選手段(130)の抽選が可能となるように形成される。例えば、ベット数カウント手段(300)のカウント可能な最大値が「3」に設定されたスロットマシン(S)において、ベット数カウント手段(300)のカウント値が「1」、「2」、「3」のいずれかである場合に、スタートスイッチ(53)が操作されると、各回転リール(23)の回転が開始されるとともに、当選抽選手段(130)の抽選が行われる。また、ベット数カウント手段(300)のカウント値が「0」である場合に、スタートスイッチ(53)が操作されても、各回転リール(23)の回転は開始されず、当選抽選手段(130)の抽選も行われない。
「ベット数判定手段(310)」は、ベット数カウント手段(300)のカウント値が1以上であるか否かの判定を行うようになっている。例えば、ベット数カウント手段(300)の最大値が「3」に設定されたスロットマシンにおいて、ベット数カウント手段(300)のカウント値が、「0」でないか否かの判定を行うように形成することができる。
「内部当選報知手段(270)」は、ストップスイッチ(54)が操作された場合において、すべての回転リール(23)の回転が停止していると回転停止判定手段(190)により判定され、且つベット数カウント手段(300)のカウント値が1以上であるとベット数判定手段(310)により判定され、且つ特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段(330)により判定されたときに、特別当選フラグが立っている旨の報知を報知装置(8)に行わせるようになっている。
具体的には、例えば、内部当選報知手段(270)は、スタートスイッチ(53)が操作された場合において、すべての回転リール(23)の回転が停止していると回転停止判定手段(190)により判定され、且つベット数カウント手段(300)のカウント値が1以上であるとベット数判定手段(310)により判定されたときに、特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段(330)により判定されると、報知装置(8)を所定の態様で作動させ、特別当選フラグが立っていないと成立フラグ判定手段(330)により判定されると、報知装置(8)を作動させないように形成することができる。
また、例えば、内部当選報知手段(270)は、スタートスイッチ(53)が操作された場合において、すべての回転リール(23)の回転が停止していると回転停止判定手段(190)により判定され、且つベット数カウント手段(300)のカウント値が1以上であるとベット数判定手段(310)により判定されたときに、特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段(330)により判定されると、報知装置(8)を第1態様で作動させ、特別当選フラグが立っていないと成立フラグ判定手段(330)により判定されると、報知装置(8)を第1態様とは異なる第2態様で作動させるように形成することができる。
(作用)
特別当選フラグが立っている場合において、すべての回転リール(23)が停止しているとともに、ベット数カウント手段(300)のカウント値が1以上であるときに、ストップスイッチ(54)が操作されると、特別当選フラグが立っている旨の報知が報知装置(8)により行われる。これにより、遊技者は、遊技の終了後に特別当選フラグが立っているか否かを確認することができる。
第3の発明
(特徴点)
第3の発明は、第1または第2の発明の特徴に加え、報知実行決定手段(230)は、特別当選フラグと通常当選フラグとが同時に立っている場合には、特別当選フラグが立っている旨の報知を報知装置(8)に行わせないことを決定するように形成されたことを特徴とするスロットマシン(S)に関するものである。
(作用)
当選抽選手段(130)の抽選で特別当選フラグに係る当選役と通常当選フラグに係る当選役とに当選し、特別当選フラグと通常当選フラグとが同時に立っている場合には、特別当選フラグが立っている旨の報知が報知装置(8)により行われない。そのため、遊技者は、特別当選フラグが立てられたことに気がつかないようになっている。
第4の発明
(特徴点)
第4の発明は、第1から第3のいずれかの発明の特徴に加え、特別当選フラグが立っている旨の報知が報知装置(8)により行われたときに、報知済フラグを立てるための報知済フラグ成立手段(250)と、特別当選フラグに係る当選役の図柄の組み合わせが図柄表示窓(31)に表示されていると入賞手段(170)により判定されたことを条件に、立っている報知済フラグを消去するための報知済フラグ消去手段(260)とを備え、内部当選報知手段(270)は、報知済フラグが立っているときには、特別当選フラグが立っている旨の報知を報知装置(8)に行わせないように形成されたことを特徴とするスロットマシン(S)に関するものである。
「報知済フラグ成立手段(250)」は、特別当選フラグが立っている旨の報知が報知装置(8)により行われたときに、報知済フラグを立てるためのものである。
「報知済フラグ」は、特別当選フラグが立っている旨の報知の有無について関連づけされた変数であり、この報知が報知装置(8)により行われた状態であることを制御装置(10)に記憶させるためのものである。
「特別当選フラグが立っている旨の報知が報知装置(8)により行われたとき」とは、例えば、「特別当選フラグが立っている場合において、その旨の報知を行わせる決定が報知実行決定手段(230)により成され、報知実行手段(240)がその旨の報知を報知装置(8)に行わせたとき」としてもよいし、「特別当選フラグが立っている場合において、内部当選報知手段(270)がその旨の報知を報知装置(8)に行わせたとき」としてもよいし、これら両方のときとしてもよい。
「報知済フラグ消去手段(260)」は、特別当選フラグに係る当選役の図柄の組み合わせが図柄表示窓(31)に表示されていると入賞手段(170)により判定されたことを条件に、立っている報知済フラグを消去するためのものである。
(作用)
特別当選フラグが立っている旨の報知が報知装置(8)より行われると、これ以後、内部当選報知手段(270)は、この特別当選フラグに係る当選役に入賞するまで、特別当選フラグが立っている旨の報知を報知装置(8)に行わせないようになる。
第5の発明
(特徴点)
第5の発明は、第1から第4のいずれかの発明の特徴に加え、内部当選報知手段(270)が、特別当選フラグが立っている旨の報知を報知装置(8)に行わせたことを条件に、ベット数カウント手段(300)のカウント値をクリアするためのベット数クリア手段を備えたことを特徴とするスロットマシン(S)に関するものである。
具体的には、例えば、スタートスイッチ(53)が操作された場合において、すべての回転リール(23)の回転が停止していると回転停止判定手段(190)により判定され、且つベット数カウント手段(300)のカウント値が1以上かつ最大値未満であるとベット数判定手段(310)により判定されたときに、特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段(330)により判定されると、内部当選報知手段(270)が、特別当選フラグが立っている旨の報知を報知装置(8)に行わせるとともに、ベット数クリア手段が、ベット数カウント手段(300)のカウント値をクリアするように形成することができる。
なお、スタートスイッチ(53)が操作された場合において、すべての回転リール(23)の回転が停止していると回転停止判定手段(190)により判定され、且つベット数カウント手段(300)のカウント値が1以上かつ最大値未満であるとベット数判定手段(310)により判定されたときに、特別当選フラグが立っていないと成立フラグ判定手段(330)により判定されても、ベット数クリア手段が、ベット数カウント手段(300)のカウント値をクリアするように形成してもよい。
また、例えば、ストップスイッチ(54)が操作された場合において、すべての回転リール(23)の回転が停止していると回転停止判定手段(190)により判定され、且つベット数カウント手段(300)のカウント値が1以上であるとベット数判定手段(310)により判定されたときに、特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段(330)により判定されると、内部当選報知手段(270)が、特別当選フラグが立っている旨の報知を報知装置(8)に行わせるとともに、ベット数クリア手段が、ベット数カウント手段(300)のカウント値をクリアするように形成することができる。
なお、ストップスイッチ(54)が操作された場合において、すべての回転リール(23)の回転が停止していると回転停止判定手段(190)により判定され、且つベット数カウント手段(300)のカウント値が1以上であるとベット数判定手段(310)により判定されたときに、特別当選フラグが立っていないと成立フラグ判定手段(330)により判定されても、ベット数クリア手段が、ベット数カウント手段(300)のカウント値をクリアするように形成してもよい。
(作用)
遊技者は、特別当選フラグが立っている旨の報知を遊技の終了後に報知装置(8)に行わせると、ベットしたメダルが消費されるようになる。
第6の発明
(特徴点)
第6の発明は、第1から第5のいずれかの発明の特徴に加え、報知装置(8)は、回転灯(34)を用いて構成されたことを特徴とするスロットマシン(S)に関するものである。
「回転灯(34)」は、例えば、固定設置された発光体と、発光体からの光を反射して周囲に放光させるための反射鏡と、反射鏡を回転させるためのモータと、発光体及び反射鏡を覆う透過性のカバーとを備えたもの等が挙げられる。
また、例えば、回転灯(34)の発光体を点灯させるとともに、回転灯(34)の反射鏡を回転させることにより、特別当選フラグが立っている旨を報知するように形成することができる。
(作用)
回転灯(34)を用いて報知装置(8)を構成することにより、特別当選フラグが立っているか否かを判別しやすい報知を行うことができるようになる。
第1または第2の発明
第1または第2の発明によれば、遊技の終了後に特別フラグが立っているか否かを確認することができる。これにより、遊技者が、特別当選フラグが立っていることに気がつかずに、このスロットマシンでの遊技を止めてしまうことを防止することができる。
第3の発明
第3の発明によれば、上記した第1または第2の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、第3の発明によれば、特別当選フラグと通常当選フラグとが同時に立っている場合には、特別当選フラグが立っている旨の報知が報知装置により行われないため、遊技者は、特別当選フラグが立てられたことに気付かないようになっている。これにより、特別当選フラグと通常当選フラグとが同時に立っている場合において、この通常当選フラグに係る当選役の入賞を逃すことを抑止することができる。
第4の発明
第4の発明によれば、上記した第1から3のいずれかの発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、第4の発明によれば、特別当選フラグが立っている旨の報知が報知装置より行われると、これ以後、内部当選報知手段は、この特別当選フラグに係る当選役に入賞するまで、特別当選フラグが立っている旨の報知を報知装置に行わせないようになっている。これにより、遊技者は、特別当選フラグが立っている旨の報知に注意を払うようになるため、緊張感や期待感を持って遊技を行うことができる。
第5の発明
第5の発明によれば、上記した第1から第4のいずれかの発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、第5の発明によれば、特別当選フラグが立っている旨の報知が遊技の終了後に報知装置により行われると、ベットしたメダルが消費されるようになっている。これにより、特別当選フラグが立っているスロットマシンを探すことを抑止するとともに、遊技場側の損害を抑制することができる。
第6の発明
第6の発明によれば、上記した第1から第5のいずれかの発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、第6の発明によれば、回転灯を用いて報知装置を構成することにより、特別当選フラグが立っているか否かを判別しやすい報知を行うことができる。
本発明を実施するための最良の形態を5例挙げて、図面を参照しつつ順次説明する。
(第1の実施の形態)
(図面の説明)
図1ないし図9は、第1の実施の形態を示すものである。
図1は、スロットマシンSの斜視図である。図2は、スロットマシンSの前扉3を取り外した状態を示す斜視図である。図3は、図柄表示窓31及び入賞有効ライン38を示す正面図である。図4は、各回転リール23のリールテープ28の一部を示す展開図である。図5は、スロットマシンSの制御装置10の入力、制御及び出力の概略を示すブロック図である。図6及び図7は、スロットマシンSの動作の概略を示すフローチャートである。図8は、スロットマシンSの当選抽選処理を示すフローチャートである。図9は、スロットマシンSの内部当選報知処理を示すフローチャートである。
なお、「正面」とは、スロットマシンSにおける、遊技者が遊技を行う際に向き合う面をいう。また、「右側」とは、スロットマシンSの正面に向き合う遊技者から見て右側を意味し、「左側」とは、スロットマシンSの正面に向き合う遊技者から見て左側を意味する。また、「手前側」とは、スロットマシンSの正面側を意味し、「奥側」とは、スロットマシンSの背面側を意味する。
(スロットマシンS)
本実施の形態に係るスロットマシンSは、図1及び図2に示すように、少なくとも正面側に正面開口部11を有する筐体1と、筐体1内部に着脱自在かつ固定可能に設けられる交換ユニット2と、筐体1の正面開口部11を開閉自在に塞ぐ前扉3とを備えている。
また、前扉3は、筐体1の開口上部13を開閉自在に塞ぐ上扉30と、筐体1の開口下部14を開閉自在に塞ぐ下扉40とから成っている。
(筐体1)
筐体1は、図2に示すように、底板15、左右の側板である左側板16Bと右側板16A、天板17及び背板(図示せず)からなる正面側に開口する箱形に形成されている。また、右側板16A及び左側板16Bには、筐体1の高さ方向略中央で水平となるように中板12が設けられている。
そして、底板15の上面には、各部品に電力を供給するための電源装置を内蔵した電源ユニット4が固定されている。また、電源ユニット4の前面には、電源のON/OFFの切り替えを行うための電源スイッチ、設定変更のON/OFFの切り替えを行うための設定キースイッチ、設定値を変更するための設定変更スイッチ、エラーを解除するためのリセットスイッチ等が設けられている。
また、底板15の上面には、内部にメダルを貯留するとともに、その貯留したメダルをメダル受け皿43へ払い出すための払い出し装置5が設置されている。電源ユニット4及び払い出し装置5は、交換ユニット2の交換に際し、必ずしも交換する必要のないものであり、交換時には筐体1に設置されたままにしておけるようになっている。
また、左側板16B内面の手前側の端部における中板12よりも下方の位置には、図2に示すように、下扉40を係合させ、回転自在に支持するための筐体側蝶番18が、上下方向に間隔をおいて2つ設けられている。
また、右側板16Aの内面における中板12よりも上方の位置、及び左側板16Bの内面における中板12よりも上方の位置には、交換ユニット2を固定するための係合クリップ26が設けられている。
(交換ユニット2)
交換ユニット2は、図2に示すように、種々の部品を設置あるいは固定するための枠体21と、枠体21に固定されたリールユニット22及び基板ユニット24Aとを備えている。
枠体21は、方形状の金属枠からなり、リールユニット22及び基板ユニット24Aを支持するとともに、これらを一体的に取り扱い可能とするためのものである。また、枠体21の正面左側の縦枠には、上扉30を係合させ、回動自在に支持するための枠体側蝶番25が、上下方向に間隔をおいて2つ設けられている。
さらに、枠体21の正面側の左右の縦枠には、筐体1の係合クリップ26に固定するための係合フック27がそれぞれ設けられている。なお、枠体21としては、他の構成部品を支持固定可能であってもよい。
また、リールユニット22は、枠体21に固定された3個のステッピングモーター(図示せず)と、各々のステッピングモーターの出力軸に固定された3個の回転リール23とを備えている。また、図3に示すように、3個の回転リール23のうち、左側に位置するのが左回転リール23Lであり、中央に位置するのが中央回転リール23Mであり、右側に位置するのが右回転リール23Rである。
また、基板ユニット24Aは、CPU、ROM、RAM、I/O等の電子部品を備えた基板を、基板ケースに収納したものである。そして、基板ユニット24Aは、スロットマシンSの遊技を制御するための遊技制御装置100として機能する。
また、交換ユニット2は、図2に示すように、中板12の上に乗せ、筐体1内部に収納される。そして、係合フック27を係合クリップ26に引っ掛けて止めることにより、交換ユニット2は筐体1内部に固定される。
(上扉30)
上扉30は、図1及び図2に示すように、筐体1の開口上部13を開閉自在に塞ぐための板状の扉である。
また、上扉30の左側裏面端部には、上扉側蝶番36が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。そして、この上扉側蝶番36を、枠体21に設けられた枠体側蝶番25と係合させることで、上扉30は、交換ユニット2の枠体21に回動自在に取り付けられている。
また、上扉30は、略中央部に回転リール23の図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓31を備えている。図柄表示窓31は、図3に示すように、各回転リール23の図柄が3個ずつ表示されるように形成されている。また、図柄表示窓31には、水平に伸びる入賞有効ライン38が上段、中段及び下段の3本、並びに図柄表示窓31の対角線に伸びる入賞有効ライン38が2本形成されている。
また、本実施の形態では、水平に伸びる中段の入賞有効ライン38を第一入賞有効ライン38Aとし、水平に伸びる上段の入賞有効ライン38を第二入賞有効ライン38Bとし、水平に伸びる下段の入賞有効ライン38を第三入賞有効ライン38Cとし、図柄表示窓31の対角線に伸びる右下がりの入賞有効ライン38を第四入賞有効ライン38Dとし、図柄表示窓31の対角線に伸びる右上がりの入賞有効ライン38を第五入賞有効ライン38Eとする。
そして、図柄表示窓31の上方には、図1に示すように、回転灯34が設けられている。また、回転灯34の周囲には、報知などを行うためのランプ33が設けられている。
また、図柄表示窓31の下方には、図1に示すように、7セグメント表示器などを用いて、クレジットされたメダルの枚数や設定値を表示するための数値表示部32が設けられている。
ここで、クレジットとは、メダル投入口42から投入され、メダルセレクター6により正規なメダルとして払い出し装置5へ移送されるメダル、または所定の入賞により払い出されるメダルを、スロットマシンS内部に貯留することである。また、本実施の形態においては、最大50枚までクレジット可能に形成されている。
また、上扉30の裏面上部には、図2に示すように、基板ユニット24Bが設けられている。基板ユニット24Bは、スロットマシンSの演出を制御するための演出制御装置200として機能する。
また、上扉30の裏面上部の左右には、図2に示すように、種々のサウンドを出力するためのスピーカ35が設けられている。
なお、上扉30は、筐体1の側板16に取り付けるように形成してもよい。
(下扉40)
下扉40は、図1及び図2に示すように、筐体1の開口下部14を開閉自在に塞ぐための扉である。
また、下扉40の左側裏面端部には、下扉側蝶番46が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。そして、この下扉側蝶番46を、筐体1の左側板16Bに設けられた筐体側蝶番18と係合させることで、下扉40は、筐体1の左側板16Bに回動自在に取り付けられている。また、下扉40が上扉30よりも先に開かれるように、下扉40の上面は、閉扉時において、上扉30の下端よりも手前側に突出するようになっている。つまり、下扉40が開放されると、上扉30も開放可能となるように形成されている。
また、下扉40の上部は、図1に示すように、スロットマシンSを作動させるための操作部50が設けられている。ここで、操作部50としては、クレジットメダル数を減じてメダルの投入に代えるためのベットスイッチ51、クレジットされたメダルを払い出すための精算スイッチ52、回転リール23の回転を開始させるためのスタートスイッチ53、回転リール23の回転を停止させるためのストップスイッチ54が設けられている。
また、図1に示すように、下扉40の上部右側には、メダルを投入するためのメダル投入口42が設けられている。また、下扉40の下部には、スロットマシンS内部よりメダルを排出するためのメダル払い出し口41と、メダル払い出し口41から排出されたメダルを溜めておくためのメダル受け皿43とが形成されている。また、操作部50とメダル受け皿43との間には、遊技内容その他の表示をするための前パネル45が取り付けられている。
また、下扉40の裏面には、図2に示すように、メダル投入口42から投入されたメダルを誘導しながら真贋で選別するためのメダルセレクター6が設けられている。また、下扉40の裏面には、メダルセレクター6の下方に開口し、メダル払い出し口41に連通するメダル排出部44が設けられている。
(制御装置10)
制御装置10は、スロットマシンSを制御するためのものである。また、制御装置10は、CPUを中心に構成され、ROM、RAM、I/O等を備えている。
本実施の形態では、制御装置10は、スロットマシンSの遊技を制御するための遊技制御装置100と、スロットマシンSの演出を制御するための演出制御装置200とを備えている。具体的には、制御装置10を、メイン基板と、メイン基板からの信号を受信して作動するサブ基板とから構成し、メイン基板を遊技制御装置100として機能させるとともに、サブ基板を演出制御装置200として機能させるようにしている。このように、遊技を司る制御装置と演出を司る制御装置とを別個に構成することにより、演出制御に割り当てるメモリを大幅に増やすことができるとともに、演出のみを変更することも可能になっている。
(入力段)
制御装置10の入力段には、図5に示すように、ベットスイッチ51、精算スイッチ52、スタートスイッチ53、ストップスイッチ54、投入センサー7、払い出しセンサー9の6つのパーツが接続されている。なお、入力段としては、上記したパーツに限定されるものではない。
(ベットスイッチ51)
ベットスイッチ51は、クレジットとして貯留されたメダルをベットするためのものである。
また、本実施の形態では、ベットスイッチ51として、1ベットスイッチ51Aと、マックスベットスイッチ51Bとが設けられている。1ベットスイッチ51Aが操作されると、クレジットとして貯留されたメダルの内から1枚ベットされるようになっている。また、マックスベットスイッチ51Bが操作されると、クレジットとして貯留されたメダルの内から3枚ベットされるようになっている。
(精算スイッチ52)
精算スイッチ52は、払い出し装置5にメダルを払い出させるためのものである。
具体的には、精算スイッチ52が操作されると、その時点でクレジットされているメダルの枚数と同じ枚数のメダルが払い出し装置5によって払い出させるようになっている。
(スタートスイッチ53)
スタートスイッチ53は、図1に示すように、操作部50の前面の左側端部に設けられ、メダルの投入若しくはベットスイッチ51の操作によるクレジットされたメダルの投入を条件に、または、「再遊技(リプレイ)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、各回転リール23の回転を開始させるためのものである。
なお、「再遊技(リプレイ)」とは、「REP」の図柄が入賞有効ライン38上に揃うと、次の遊技において、メダルを新たに投入することなく、再度遊技を行うことができるものである。
(ストップスイッチ54)
ストップスイッチ54は、図1に示すように、操作部50の前面の中央部に設けられ、各回転リール23の回転を停止させるためのものである。具体的には、操作部50の前面の中央部には、各回転リール23に対応した3個のストップスイッチ54が、横並びに設けられている。
そして、ストップスイッチ54の操作により、このストップスイッチ54に対応した回転リール23が回転を停止するように設定されている。具体的には、左側に位置するストップスイッチ54(以下「左ストップスイッチ54L」という)を操作すると、左回転リール23Lが停止し、中央に位置するのストップスイッチ54(以下「中央ストップスイッチ54M」という)を操作すると、中央回転リール23Mが停止し、右側に位置するストップスイッチ54(以下「右ストップスイッチ54R」という)を操作すると、右回転リール23Rが停止する。
(投入センサー7)
投入センサー7は、メダルセレクター6に設けられている。また、投入センサー7は、メダル投入口42から投入されてメダルセレクター6に到達したメダルのうち、払い出し装置5へ誘導される正規のメダルを検出するためのものである。
(払い出しセンサー9)
払い出しセンサー9は、払い出し装置5に設けられている。また、払い出しセンサー9は、払い出し装置5から払い出されたメダルを検出するためのものである。なお、払い出しセンサー9は、周知のものを用いることができる。
(出力段)
制御装置10の出力段には、図5に示すように、リールユニット22、払い出し装置5、数値表示部32、報知装置8(ランプ33、回転灯34及びスピーカ35)の4つのパーツが接続されている。なお、出力段としては、上記したパーツに限定されるものではない。
(リールユニット22)
リールユニット22は、フレームに固定或いは支持された3個のステッピングモーター(図示せず)と、各々のステッピングモーターの出力軸に固定された3個の回転リール23とを備えている。また、図3に示すように、3個の回転リール23のうち、左側に位置するのが左回転リール23Lであり、中央に位置するのが中央回転リール23Mであり、右側に位置するのが右回転リール23Rである。
そして、各回転リール23は、特に図示しないが、合成樹脂からなる回転ドラムと、回転ドラムの周囲に貼付されるテープ状のリールテープ28とを備えている。このリールテープ28の外周面には、複数個(例えば21個)の図柄が表示されている。具体的には、図4に示すように、「7(赤色)」「7(青色)」「BAR」「ベル」「スイカ」「チェリー」「REP」の図柄が配置されている。
また、各回転リール23には、突起状のスタートインデックスが設けられるとともに、リールユニット22のフレームには、スタートインデックスを検出するためのインデックスセンサーが回転リール23ごとに設けられている。そして、ステッピングモーターにより回転リール23が回転を開始した後、インデックスセンサーによりスタートインデックスを検出してから、ステッピングモーターのステップ数をカウントし、このステップ数に基づいて回転リール23の現在の回転位置を特定する。
(払い出し装置5)
払い出し装置5は、内部にメダルを貯留するとともに、その貯留したメダルをメダル受け皿43へ払い出すためのものである。払い出し装置5は、特に図示しないが、メダルを貯留するためのメダルタンクと、メダルタンクに貯留されているメダルを1枚ずつ排出するための送り出し機構と、送り出し機構により排出されたメダルを検出するための払い出しセンサー9とを備えている。
また、送り出し機構により排出されたメダルは、メダル排出部44を通ってメダル受け皿43に払い出されるようになっている。
(回転灯34)
回転灯34は、特に図示しないが、固定設置された発光体と、発光体からの光を反射して周囲に放光させるための反射鏡と、反射鏡を回転させるためのモータと、発光体及び反射鏡を覆う透過性のカバーとを備えている。
(遊技制御装置100)
遊技制御装置100は、スロットマシンSの遊技を制御するためのものである。
また、遊技制御装置100は、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、通常遊技制御手段110、特別遊技制御手段120、当選抽選手段130、回転制御手段140、回転位置判断手段150、停止制御手段160、入賞判定手段170、当選フラグ成立手段180、回転停止判定手段190、ベット数カウント手段手段300、ベット数判定手段310、クレジット数カウント手段320、成立フラグ判定手段330、遊技状態更新手段340、BB移行前更新手段350、RB移行前更新手段360などとして機能する。
なお、遊技制御装置100は、上記以外の手段を有していても構わない。
次に、遊技制御装置100が備える各手段について説明する。
(ベット数カウント手段300)
ベット数カウント手段300は、ベットされたメダルの枚数を所定数までカウントするためのものである。具体的には、メダル投入口42からメダルが投入されて、投入センサー7がメダルを検出すると、ベット数カウント手段300は、これのカウント値(以下「ベット数」という)に「1」を加算するようになっている。
また、本実施の形態では、ベット数カウント手段300のカウント可能な最大値は「3」に設定されている。
(クレジット数カウント手段320)
クレジット数カウント手段320は、クレジットとして貯留されたメダルの枚数をカウントするためのものである。具体的には、ベット数カウント手段300のベット数が最大値に到達している場合において、投入センサーがメダルを検出すると、クレジット数カウント手段320は、これのカウント値(以下「クレジット数」という)に「1」を加算する。
また、クレジット数カウント手段320のクレジット数には、上限が設定されている。本実施の形態では、クレジット数カウント手段320のクレジット数の上限は「50」に設定されている。つまり、クレジット数カウント手段320のカウント可能な最大値は、「50」となっている。
また、クレジット数カウント手段320のクレジット数が最大値に到達している場合において、メダルがメダル投入口42から更に投入されたときには、メダルが投入センサー7に検出される前にメダルセレクター6からメダル排出部44に排出されて、メダル受け皿43に返却される。
また、本実施の形態では、ベットスイッチ51の操作によるクレジット数カウント手段320のクレジット数の減算をもってメダルの投入に代えることが可能になっている。
(回転停止判定手段190)
回転停止判定手段190は、すべての回転リール23の回転が停止されているか否かの判定を行うためのものである。
本実施の形態では、回転停止判定手段190は、スタートスイッチ53が操作されたときに、左回転リール23L、中央回転リール23M及び右回転リール23Rのそれぞれについて、回転が停止されているか否かの判定を行うようになっている。
(ベット数判定手段310)
ベット数判定手段310は、ベット数カウント手段300のベット数が1以上かつ最大値未満であるか否かの判定を行うためのものである。
本実施の形態では、ベット数判定手段310は、スタートスイッチ53が操作されたときに、ベット数カウント手段300のベット数が「0」、「1」、「2」または「3」のいずれであるかを判定するように形成されている。
(成立フラグ判定手段330)
成立フラグ判定手段330は、特別当選フラグが立っているか否かの判定を行うためのものである。
本実施の形態では、成立フラグ判定手段330は、スタートスイッチ53が操作されたときに、特別当選フラグが立っているか否かの判定を行うように形成されている。
(通常遊技制御手段110)
通常遊技制御手段110は、通常遊技を行わせるためのものである。
すなわち、スタートスイッチ53が操作された場合において、すべての回転リール23の回転が停止していると回転停止判定手段190により判定され、且つベット数カウント手段300のベット数が「3」であると判定されたときに、各ステッピングモーターが駆動され、3個の回転リール23が回転を開始する。
その後、ストップスイッチ54の1個を操作すると、対応する回転リール23の回転が停止する。そして、ストップスイッチ54を3個全て操作し終わると、3個の回転リール23の回転がすべて停止する。このとき、当選役の図柄が、図柄表示窓31の入賞有効ライン38上に揃うように、各回転リール23が停止すると入賞となり、遊技者に所定の利益が付与される。
また、入賞有効ライン38は、ベットされたメダルの枚数に応じて有効化される。具体的には、1回の遊技につき最大3枚までメダルをベットすることが可能であり、ベットされたメダルの枚数が1枚のとき(ベット数カウント手段300のベット数が「1」のとき)は、第一入賞有効ライン38Aのみ有効化され、ベットされたメダルの枚数が2枚のとき(ベット数カウント手段300のベット数が「2」のとき)は、第一入賞有効ライン38A、第二入賞有効ライン38B、及び第三入賞有効ライン38Cの3本が有効化され、ベットされたメダルの枚数が3枚のとき(ベット数カウント手段300のベット数が「3」のとき)は、5本すべての入賞有効ライン38が有効化されるようになっている。
当選役には、入賞有効ライン38上に「ベル」の図柄が3個揃うと入賞となり、所定枚数(例えば10枚)のメダルが払い出される「ベル当選役」と、入賞有効ライン38上に「スイカ」の図柄が3個揃うと入賞となり、所定枚数(例えば6枚)のメダルが払い出される「スイカ当選役」と、左回転リール23Lの入賞有効ライン38上に「チェリー」の図柄が停止されると入賞となり、所定枚数(例えば2枚)のメダルが払い出される「チェリー当選役」と、入賞有効ライン38上に「7(赤色)」の図柄が3個揃うと入賞となり、ビッグボーナスゲームが開始される「7(赤色)当選役」と、入賞有効ライン38上に「7(青色)」の図柄が3個揃うと入賞となり、ビッグボーナスゲームが開始される「7(青色)当選役」と、入賞有効ライン38上に「BAR」の図柄が3個揃うと入賞となり、レギュラーボーナスゲームが開始される「BAR当選役」と、入賞有効ライン38上に「REP」の図柄が3個揃うと入賞となり、メダルを新たに投入することなく再度遊技を行うことができる「リプレイ(再遊技)当選役」とがある。
なお、メダルの払い出しは、払い出し装置5によりメダル受け皿43にメダルを払い出してもよいし、メダルを払い出す代わりにクレジットしてもよい。
(特別遊技制御手段120)
特別遊技制御手段120は、当選抽選手段130の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。
上記特別遊技としては、大別すると、次のゲームがある。
(1)ビッグボーナスゲーム(以下「BBゲーム」という)
(2)レギュラーボーナスゲーム(以下「RBゲーム」という)
なお、特別遊技としては、上記した遊技に限定されるものではない。
特別遊技制御手段120は、大別すると、次の手段を備える。
(1)BBゲーム制御手段121
(2)RBゲーム制御手段122
(BBゲーム制御手段121)
BBゲーム制御手段121は、BBゲームを制御するためのものである。
具体的には、通常遊技において、「7(赤色)」「7(青色)」の図柄が入賞有効ライン38上に3個揃うと、BBゲームに移行される。
BBゲームに移行すると、通常遊技と同様に、3枚のメダルをベットすることにより遊技が開始可能となり、3つの回転リール23の回転を各々停止させた際に、入賞有効ライン38上に当選役の図柄が揃うと入賞となり、遊技者に所定の利益が付与される小役ゲームが行われる。
小役ゲームの当選役には、入賞有効ライン38上に「ベル」の図柄が3個揃うと入賞となり、所定枚数(例えば15枚)のメダルが払い出される「ベル当選役」と、入賞有効ライン38上に「スイカ」の図柄が3個揃うと入賞となり、所定枚数(例えば15枚)のメダルが払い出される「スイカ当選役」と、左回転リール23Lの入賞有効ライン38上に「チェリー」の図柄が停止されると入賞となり、所定枚数(例えば15枚)のメダルが払い出される「チェリー当選役」とがある。
なお、BBゲーム中に465枚を超えるメダルの払い出しが行われると、BBゲームは終了するようになっている。
(RBゲーム制御手段122)
RBゲーム制御手段101は、RBゲームを制御するためのものである。
具体的には、通常遊技において、「BAR」の図柄が入賞有効ライン38上に3個揃うと、RBゲームに移行される。
RBゲーム中は、通常遊技と同様に、3枚のメダルをベットすることにより遊技が開始可能となり、3つの回転リール23の回転を各々停止させた際に、入賞有効ライン38上に当選役の図柄が揃うと入賞となり、遊技者に所定の利益が付与される小役ゲームが行われる。
なお、RBゲーム中は、最大12回遊技を行うことができ、そのうち、最大8回の入賞が可能である。すなわち、RBゲーム中に12回遊技を行うか、または8回入賞すると、RBゲームは終了する。
(当選抽選手段130)
当選抽選手段130は、スタートスイッチ53の操作を契機に複数の当選役のいずれかに当選かまたはハズレかの抽選を行うためのものである。そして、当選抽選手段130による抽選の結果、いずれかの当選役に当選すると、この当選役に対応した当選フラグが成立する。さらに、この当選フラグの成立中に、回転リール23の図柄が、この当選役に対応した態様で入賞有効ライン38上に停止表示されることを条件に、入賞となるように設定されている。
また、本実施の形態では、通常遊技中の当選役抽選手段130の抽選結果には、「ベル当選役」を入賞可能にする「ベル当選」と、「スイカ当選役」を入賞可能にする「スイカ当選」と、「チェリー当選役」を入賞可能にする「チェリー当選」と、「7(赤色)当選役」を入賞可能にする「7(赤色)当選」と、「7(青色)当選役」を入賞可能にする「7(青色)当選」と、「BAR当選役」を入賞可能にする「BAR当選」と、「リプレイ当選役」を入賞可能にする「リプレイ当選」と、「チェリー当選役」または「7(赤色)当選役」のいずれか一方を入賞可能にする「チェリー7(赤色)同時当選」と、「チェリー当選役」または「7(青色)当選役」のいずれか一方を入賞可能にする「チェリー7(青色)同時当選」と、いずれの当選役にも入賞不可能にする「ハズレ」とがある。
また、BBゲーム中及びRBゲーム中の当選役抽選手段130の抽選結果には、「ベル当選役」を入賞可能にする「ベル当選」と、「スイカ当選役」を入賞可能にする「スイカ当選」と、「チェリー当選役」を入賞可能にする「チェリー当選」と、いずれの当選役にも入賞不可能にする「ハズレ」とがある。
当選抽選手段130は、大別すると、以下の手段を有している。
(1)乱数発生手段131
(2)乱数抽出手段132
(3)当選判定テーブル133
(4)当選判定テーブル選択手段134
(5)当選判定手段135
なお、当選抽選手段130としては、上記手段に限定されるものではない。
(乱数発生手段131)
乱数発生手段131は、当選抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で0〜65535)で発生させるものである。
(乱数抽出手段132)
乱数抽出手段132は、乱数発生手段131が発生する乱数から、所定の条件(例えば、スタートスイッチ53の操作)で1つの数値を抽出するためのものである。なお、この抽出した数値を抽出乱数データとする。
なおここで、「乱数発生手段131」としては、ソフト乱数としての平方採中法等で乱数を発生させることができるものの他に、一定範囲の数字を高速で1ずつ加算するカウンタを用いて構成することもできる。例えば、0〜65535の範囲の数字を、1秒間に700万回程度順次繰り返すようにしたカウンタが考えられる。そして、「乱数抽出手段132」としては、スタートスイッチ53を押したタイミングでカウンタの数字を読みとることとなる。
このように形成すると、「乱数発生手段131」では乱数を発生しているわけではないものの、「乱数抽出手段132」によって抽出される数字は、あたかも乱数のような分布となる。このように、結果として乱数のような分布を示す数値が得られる手段を、ここでは「乱数発生手段131」あるいは「乱数抽出手段132」に含めて考えるものとする。
(当選判定テーブル133)
当選判定テーブル133は、乱数発生手段131が発生させる各乱数について、いずれかの当選役に当選かまたはハズレかを割り振ったテーブルである。また、この当選判定テーブル133は、特に図示しないが、通常遊技用の当選判定テーブル、特別当選フラグ成立時の通常遊技用の当選判定テーブル、BBゲーム用の当選判定テーブル、RBゲーム用の当選判定テーブル等が設けられている。具体的には、例えば、通常遊技用の当選判定テーブル133には、「ベル当選」、「スイカ当選」、「チェリー当選」、「7(赤色)当選」、「7(青色)当選」、「BAR当選」、「リプレイ当選」、「チェリー7(赤色)同時当選」、「チェリー7(青色)同時当選」及び「ハズレ」の領域が割り振られている。また、例えば、特別当選フラグ成立時の通常遊技用の当選判定テーブルには、「ベル当選」、「スイカ当選」、「チェリー当選」、「リプレイ当選」及び「ハズレ」の領域が割り振られている。また、例えば、BBゲーム用及びRBゲーム用の当選判定テーブル133には、「ベル当選」、「スイカ当選」、「チェリー当選」及び「ハズレ」の領域が割り振られている。
また、当選判定テーブル113には、スロットマシンSの遊技の設定値や、遊技状態などに応じて、いずれかの当選役に当選かまたはハズレかの割り振り方が異なるものが複数設けられている。
(当選判定テーブル選択手段134)
当選判定テーブル選択手段134は、スロットマシンSの遊技の設定値、遊技状態に応じて当選判定テーブル133を選択するためのものである。例えば、RBゲーム中は、RBゲーム用の当選判定テーブル133が選択される。
(当選判定手段135)
当選判定手段135は、乱数抽出手段132が抽出した抽出乱数データと、当選判定テーブル選択手段134が選択した当選判定テーブル133とを対比し、当選の判定を行うためのものである。具体的には、各当選役の当選領域からなる当選判定領域データと、抽出乱数データとを照合し、当該抽出乱数データがいずれかの当選領域に属する場合には当該当選領域に対応する当選を決定し、当該抽出乱数データがいずれの当選領域にも属さない場合には、「ハズレ」の決定をするものである。
(当選フラグ成立手段180)
当選フラグ成立手段180は、当選抽選手段130の抽選でいずれかの当選役に当選したときには、この当選に応じた当選フラグを立てるためのものである。
「当選フラグ」は、当選の有無について当選役毎に関連づけされた変数であり、制御装置10に当選抽選手段130の抽選結果を記憶させるためのものである。具体的には、当選抽選手段130の抽選でいずれかの当選役に当選したときには、遊技制御装置100のRAMの所定領域に、この当選に応じた当選フラグが立てられる。また、当選フラグには、「通常当選フラグ」と「特別当選フラグ」とがある。
「通常当選フラグ」は、当選フラグ成立手段180により当選フラグが立てられたが、この当選フラグに係る当選役の図柄の組み合わせが図柄表示31に表示されていないと入賞判定手段170により判定された場合において、次の遊技が開始される前に消去される当選フラグを意味する。本実施の形態では、「ベル当選」に対応した「ベル当選フラグ」、「スイカ当選」に対応した「スイカ当選フラグ」、「チェリー当選」に対応した「チェリー当選フラグ」及び「リプレイ当選」に対応した「リプレイ当選フラグ」が、通常当選フラグである。
「特別当選フラグ」は、当選フラグ成立手段180により当選フラグが立てられたが、この当選フラグに係る当選役の図柄の組み合わせが図柄表示窓31に表示されていないと入賞判定手段170により判定された場合において、次の遊技が開始されても消去されない当選フラグを意味する。本実施の形態では、「7(赤色)当選」に対応した「7(赤色)当選フラグ」、「7(青色)当選」に対応した「7(青色)当選フラグ」及び「BAR当選」に対応した「BAR当選フラグ」が、特別当選フラグである。
なお、当選抽選手段130の抽選で「チェリー7(赤色)同時当選」に当選した場合には、当選フラグ成立手段180は、「チェリー当選フラグ」及び「7(赤色)当選フラグ」を立てるようになっている。また、当選抽選手段130の抽選で「チェリー7(青色)同時当選」に当選した場合には、当選フラグ成立手段180は、「チェリー当選フラグ」及び「7(青色)当選フラグ」を立てるようになっている。
(回転制御手段140)
回転制御手段140は、各回転リール23の回転を制御するためのものである。具体的には、回転制御手段140は、スタートスイッチ53の操作信号に基づいて、各回転リール23の回転を開始させ、回転速度が所定の速度に達するまで各回転リール23の回転を加速させた後、回転速度を所定の速度に保って各回転リール23を回転させる。
また、本実施の形態では、4相のステップ角1.43度のステッピングモーターを、1−2相励磁方式で制御している。したがって、各回転リール23を1回転させるためには、504パルス必要となる。また、各回転リール23には、21個の図柄が配置されていることから、各回転リール23を1図柄分回転させるためには、24パルス必要となる。
(回転位置判断手段150)
回転位置判断手段150は、各回転リール23の現在の回転位置を特定するためのものである。具体的には、回転速度が所定の速度に達するまで各回転リール23の回転が加速され、各回転リール23が所定の速度を保って回転されるようになった後に、インデックスセンサーによりスタートインデックスを検出してからのパルス数をカウントし、このパルス数に基づいて各回転リール23の現在の回転位置を特定する。また、パルス数は、スタートインデックスを検出する度にリセットされ、あらたにパルス数がカウントされる。
また、図柄ごとに対応するパルス数の範囲、すなわち、スタートインデックスを検出した時を基準にして、何パルスで何の図柄が図柄表示窓31のいずれの入賞有効ライン38上に表示されるかを、予め記憶している。
(停止制御手段160)
停止制御手段160は、ストップスイッチ54の操作を契機に、当選抽選手段130の抽選結果に基づいて、回転リール23の回転停止を制御するためのものである。すなわち、ストップスイッチ54を押下した時点で所定位置に直ちに停止できる回転リール23の図柄を基準図柄として、基準図柄から4コマ移動した時の図柄までの範囲で回転リール23を停止させるようになっており、この5コマの範囲内において、どこで停止させるかを当選抽選手段130の抽選結果に基づいて決定する。
ここで、ストップスイッチ54が押下されてから回転リール23が停止するまでの間に所定位置を通過する図柄の数を「滑りコマ数」とする。したがって、滑りコマ数が「0」は、所定位置に基準図柄が停止することを意味する。
そして、この停止制御手段160は、大別すると、次の手段を備える。
(1)停止テーブル161
(2)停止テーブル選択手段162
(3)滑りコマ数決定手段163
また、停止制御手段160としては、上記した(1)ないし(3)に限定されるものではない。
(停止テーブル161)
停止テーブル161は、ストップスイッチ54を押下した時に直ちに停止可能な位置にある基準図柄から、何コマ滑らせて回転リール23を停止させるかを、所定条件に応じて図柄毎にテーブル上に規定したものである。具体的には、当選フラグが成立しているときには、この当選フラグに係る当選役の図柄の組み合わせが入賞有効ライン38上に揃いえるように、且つその他の当選フラグに係る当選役の図柄の組み合わせが入賞有効ライン38上に揃わないように、回転リール23の回転停止までの滑りコマ数が予め設定された停止テーブル161が設けられている。また、いずれの当選フラグも成立していないときには、当選フラグに係る当選役の図柄の組み合わせのいずれも入賞有効ライン38上に揃わないように、回転リール23の回転停止までの滑りコマ数が予め設定された停止テーブル161が設けられている。
本実施の形態では、「7(赤色)当選フラグ」に対応した「7(赤色)停止テーブル」、「7(青色)当選フラグ」に対応した「7(青色)停止テーブル」、「BAR当選フラグ」に対応した「BAR停止テーブル」、「ベル当選フラグ」に対応した「ベル停止テーブル」、「スイカ当選フラグ」に対応した「スイカ停止テーブル」、「チェリー当選フラグ」に対応した「チェリー停止テーブル」、「リプレイ当選」に対応した「リプレイ停止テーブル」及び「ハズレ」に対応した「ハズレ停止テーブル」等の停止テーブル161が設けられている。
さらに、「ベル当選フラグ」と「7(赤色)当選フラグ」とが同時に立っているときに用いられる「ベル7(赤色)停止テーブル」、「スイカ当選フラグ」と「7(赤色)当選フラグ」とが同時に立っているときに用いられる「スイカ7(赤色)停止テーブル」、「チェリー当選フラグ」と「7(赤色)当選フラグ」とが同時に立っているときに用いられる「チェリー7(赤色)停止テーブル」、「リプレイ当選フラグ」と「7(赤色)当選フラグ」とが同時に立っているときに用いられる「リプレイ7(赤色)停止テーブル」等が設けられている。
さらに、「ベル当選フラグ」と「7(青色)当選フラグ」とが同時に立っているときに用いられる「ベル7(青色)停止テーブル」、「スイカ当選フラグ」と「7(青色)当選フラグ」とが同時に立っているときに用いられる「スイカ7(青色)停止テーブル」、「チェリー当選フラグ」と「7(青色)当選フラグ」とが同時に立っているときに用いられる「チェリー7(青色)停止テーブル」、「リプレイ当選フラグ」と「7(青色)当選フラグ」とが同時に立っているときに用いられる「リプレイ7(青色)停止テーブル」等が設けられている。
さらに、「ベル当選フラグ」と「BAR当選フラグ」とが同時に立っているときに用いられる「ベルBAR停止テーブル」、「スイカ当選フラグ」と「BAR当選フラグ」とが同時に立っているときに用いられる「スイカBAR停止テーブル」、「チェリー当選フラグ」と「BAR当選フラグ」とが同時に立っているときに用いられる「チェリーBAR停止テーブル」、「リプレイ当選フラグ」と「BAR当選フラグ」とが同時に立っているときに用いられる「リプレイBAR停止テーブル」等が設けられている。
また、「7(赤色)停止テーブル」は、「7(赤色)」の図柄が入賞有効ライン38上に揃いえるように、且つその他の図柄が入賞有効ライン38上に揃わないように、回転リール23の回転停止までの滑りコマ数が予め設定されている。「7(青色)停止テーブル」、「BAR停止テーブル」、「ベル停止テーブル」、「スイカ停止テーブル」及び「リプレイ停止テーブル」についても同様である。
また、「チェリー停止テーブル」は、「チェリー」の図柄が左回転リール23Lの入賞有効ライン38上に停止しえるように、且つその他の図柄が入賞有効ライン38上に揃わないように、回転リール23の回転停止までの滑りコマ数が予め設定されている。
また、「ハズレ停止テーブル」は、いずれの当選役も入賞しないように、回転リール23の回転停止までの滑りコマ数が予め設定されている。
また、「ベル7(赤色)停止テーブル」は、「ベル」の図柄よりも「7(赤色)」の図柄が優先的に入賞有効ライン38上に揃いえるように、且つ「ベル」及び「7(赤色)」以外の図柄が入賞有効ライン38上に揃わないように、回転リール23の回転停止までの滑りコマ数が予め設定されている。「スイカ7(赤色)停止テーブル」及び「チェリー7(赤色)停止テーブル」についても同様である。
また、「ベル7(青色)停止テーブル」は、「ベル」の図柄よりも「7(青色)」の図柄が優先的に入賞有効ライン38上に揃いえるように、且つ「ベル」及び「7(青色)」以外の図柄が入賞有効ライン38上に揃わないように、回転リール23の回転停止までの滑りコマ数が予め設定されている。「スイカ7(青色)停止テーブル」及び「チェリー7(青色)停止テーブル」についても同様である。
また、「ベルBAR停止テーブル」は、「ベル」の図柄よりも「BAR」の図柄が優先的に入賞有効ライン38上に揃いえるように、且つ「ベル」及び「BAR」以外の図柄が入賞有効ライン38上に揃わないように、回転リール23の回転停止までの滑りコマ数が予め設定されている。「スイカBAR停止テーブル」及び「チェリーBAR停止テーブル」についても同様である。
また、「リプレイ7(赤色)停止テーブル」は、「7(赤色)」の図柄よりも「リプレイ」の図柄が優先的に入賞有効ライン38上に揃いえるように、且つ「リプレイ」及び「7(赤色)」以外の図柄が入賞有効ライン38上に揃わないように、回転リール23の回転停止までの滑りコマ数が予め設定されている。「リプレイ7(青色)停止テーブル」及び「リプレイBAR停止テーブル」についても同様である。
(停止テーブル選択手段162)
停止テーブル選択手段162は、当選抽選手段130の抽選結果に応じて、いずれかの停止テーブル161を選択するためのものである。
具体的には、例えば、当選抽選手段130の抽選で「7(赤色)当選」となり、「7(赤色)当選フラグ」が立っている場合に、停止テーブル選択手段162は、「7(赤色)停止テーブル」を選択する。「7(青色)当選」、「BAR当選」、「ベル当選」、「スイカ当選」、「チェリー当選」、「リプレイ当選」及び「ハズレ」の場合も同様である。
また、特別当選フラグと通常当選フラグとが同時に立っている場合には、立っている特別当選フラグ及び通常当選フラグに対応した停止テーブルを選択するようになっている。具体的には、例えば、「ベル当選フラグ」と「7(赤色)当選フラグ」とが同時に立っているときには、「ベル7(赤色)停止テーブル」が選択される。
(滑りコマ数決定手段163)
滑りコマ数決定手段163は、停止テーブル選択手段162により選択された停止テーブル161と、ストップスイッチ54が押下されたときの回転リール23の回転位置とに基づき、滑りコマ数を決定し、基準図柄から決定した滑りコマ数の図柄を滑らせて回転リール23を停止させる。
換言すると、滑りコマ数決定手段163は、ストップスイッチ54が押下されて直ちに停止可能な位置にある基準図柄から、所定位置を通過する図柄の数を決定し、回転リール23の回転位置から必要なパルス数回転した位置で、回転リール23を停止させる。
(入賞判定手段170)
入賞判定手段170は、各回転リール23が停止されたときに、当選役に係る図柄の組み合わせが図柄表示窓31に表示されているか否かの判定を行うためのものである。
本実施の形態では、各回転リール23が停止されたときに、それぞれの当選役に係る図柄の組み合わせについて、入賞有効ライン38上に揃うように各回転リール23が停止されたか否かの判定を行う。そして、当選役に係る図柄の組み合わせが入賞有効ライン38上に揃うように各回転リール23が停止された場合に、この図柄の組み合わせに係る当選役の当選フラグが立っているときには、この当選役に入賞となって遊技者に所定の利益を付与するとともに、この当選役に係る当選フラグを消去するように形成されている。
例えば、当選抽選手段130の抽選で「7(赤色)当選」となり、「7(赤色)当選フラグ」が立てられた場合において、「7(赤色)」の図柄が入賞有効ライン38上に揃うように各回転リール23が停止されると、入賞判定手段170は「7(赤色)当選役に入賞」と判定する。また、「7(青色)当選」、「BAR当選」、「ベル当選」、「スイカ当選」及び「リプレイ当選」についても同様である。
また、当選抽選手段130の抽選で「チェリー当選」となり、「チェリー当選フラグ」が立てられた場合において、「チェリー」の図柄が左回転リール23Lの入賞有効ライン38上に停止するように各回転リール23が停止されると、入賞判定手段170は「チェリー当選役に入賞」と判定する。
また、当選抽選手段130の抽選で「ハズレ」となった場合において、いずれの図柄も入賞有効ライン38上に3個揃わず、且つ「チェリー」の図柄が左回転リール23Lの入賞有効ライン38上に停止しないように、各回転リール23が停止されると、入賞判定手段170は「入賞なし」と判定する。
(遊技状態更新手段340)
遊技状態更新手段340は、当選役に係る図柄の組み合わせが図柄表示窓31に表示されているか否かの判定が入賞判定手段170により行われたことを条件に、次の遊技が開始される前に、次の遊技に持ち越す必要のないRAMのデータをクリアするためのものである。
本実施の形態では、遊技状態更新手段340は、当選役に係る図柄の組み合わせが入賞有効ライン38上に揃うように各回転リール23が停止されたか否かの判定が入賞判定手段170により行われたことを条件に、RAMの所定の領域をクリアするようになっている。これにより、通常当選フラグの消去や、ベット数カウント手段のカウント値のクリア等がなされる。
(BB移行前更新手段350)
BB移行前更新手段350は、入賞判定手段170により「7(赤色)当選役に入賞」と判定されたことを条件に、BBゲームが開始される前に、「7(赤色)当選フラグ」を消去するようになっている。また、BB移行前更新手段350は、入賞判定手段170により「7(青色)当選役に入賞」と判定されたことを条件に、BBゲームが開始される前に、「7(青色)当選フラグ」を消去するようになっている。
(RB移行前更新手段360)
RB移行前更新手段360は、入賞判定手段170により「BAR当選役に入賞」と判定されたことを条件に、RBゲームが開始される前に、「BAR当選フラグ」を消去するようになっている。
(演出制御装置200)
演出制御装置200は、遊技制御装置100からの信号に基づいて報知装置8の出力を制御するためのものである。
ここで、報知装置8は、所定の演出を出力するためのものである。本実施の形態においては、報知装置8として、ランプ33、スピーカ35及び回転灯34が設けられている。
演出制御装置は、CPUがROMに記憶されたプログラムを実行することにより、演出データ記憶手段210、演出出力制御手段220、報知実行決定手段230、報知実行手段240、報知済フラグ成立手段250、報知済フラグ消去手段260、内部当選報知手段270などとして機能する。なお、演出制御装置200は、上記以外の手段を有していても構わない。
次に、演出制御装置200が備える各手段について説明する。
(演出データ記憶手段210)
演出データ記憶手段210は、報知装置8に出力させる演出データを記憶するためのものである。「演出データ」とは、具体的には、例えば、スピーカ35から発生されるサウンドのデータ、ランプ33の点滅パターンのデータ等が挙げられる。
(演出出力制御手段220)
演出出力制御手段220は、演出データ記憶手段210の記憶するデータに基づいて、報知装置8の出力を制御するためのものである。換言すると、遊技制御装置100からの信号に基づき、演出データ記憶手段210の記憶する演出データを選択し、この演出データに従って報知装置8の出力を制御するようになっている。
(報知実行決定手段230)
報知実行決定手段230は、当選フラグが立っている場合に、その旨の報知を報知装置8に行わせるか否かを決定するためのものである。
本実施の形態では、報知実行決定手段230は、特別当選フラグが立っている場合には、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせることを決定する。つまり、「7(赤色)当選フラグ」、「7(青色)当選フラグ」または「BAR当選フラグ」が立っている場合には、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせることを決定する。
また、報知実行決定手段230は、通常当選フラグのみ立っている場合には、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせないことを決定するようになっている。
(報知実行手段240)
報知実行手段240は、報知を行わせる決定が報知実行決定手段230により成された場合に、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせるためのものである。
具体的には、報知を行わせる決定が報知実行決定手段230により成された場合には、回転灯34の発光体の点灯及び回転灯34の反射鏡の回転を2秒間行わせるとともに、スピーカ35から第1効果音を出力させる(第1報知態様)。
また、報知実行手段240は、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせることが報知実行決定手段230により決定された直後で、かつ各回転リール23の回転が開始される直前に、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせるようになっている。
(報知済フラグ成立手段250)
報知済フラグ成立手段250は、特別当選フラグが立っている旨の報知が報知装置8により行われたときに、報知済フラグを立てるためのものである。
「報知済フラグ」は、特別当選フラグが立っている旨の報知の有無について関連づけされた変数であり、この報知が報知装置8により行われた状態であることを制御装置10に記憶させるためのものである。具体的には、特別当選フラグが立っている旨の報知が報知装置8により行われたときに、演出制御装置200のRAMの所定領域に、立っている特別当選フラグに応じた報知済フラグが立てられる。
本実施の形態では、報知済フラグ成立手段250は、報知実行手段240が報知装置8に第1態様で報知を行わせた場合には、「報知済フラグ」を立てる。
(報知済フラグ消去手段260)
報知済フラグ消去手段260は、特別当選フラグに係る当選役の図柄の組み合わせが図柄表示窓31に表示されていると入賞判定手段170により判定されたことを条件に、立っている報知済フラグを消去するためのものである。
本実施の形態では、報知済フラグ消去手段260は、入賞判定手段170により「7(赤色)当選役に入賞」と判定されたときに、「報知済フラグ」を消去する。また、報知済フラグ消去手段260は、入賞判定手段170により「7(青色)当選役に入賞」と判定されたときに、「報知済フラグ」を消去する。また、報知済フラグ消去手段260は、入賞判定手段170により「BAR当選役に入賞」と判定されたときに、「報知済フラグ」を消去する。
なお、報知実行決定手段230は、報知済フラグが立っている場合には、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせないことを決定するようになっている。したがって、当選フラグが立っている旨の報知が遊技中に報知装置8により行われた場合には、報知済フラグに対応した当選役に入賞して、報知済フラグ消去手段260により報知済フラグが消去されるまで、報知実行決定手段230は、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせないことを決定するようになる。
(内部当選報知手段270)
内部当選報知手段270は、スタートスイッチ53が操作された場合において、すべての回転リール23の回転が停止していると回転停止判定手段190により判定され、且つベット数カウント手段300のカウント値が1以上かつ最大値未満であるとベット数判定手段310により判定され、且つ特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたときに、特別当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせるようになっている。
本実施の形態では、内部当選報知手段270は、スタートスイッチ53が操作された場合において、すべての回転リール23の回転が停止していると回転停止判定手段190により判定され、且つベット数カウント手段300のベット数が「1」または「2」であるとベット数判定手段310により判定され、且つ特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたときに、回転灯34を報知態様Aで作動させるように形成されている。
なお、報知態様Aとは、具体的には、回転灯34の発光体の点灯及び回転灯34の反射鏡の回転を1秒間行うことである。
(スロットマシンSの動作)
本実施の形態に係るスロットマシンSの動作の概略について、図6及び図7に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ100において、スタートスイッチ53が操作されたか否かの判断が行われる。そして、スタートスイッチ53が操作されたと判断したときには、ステップ101に進む。スタートスイッチ53が操作されていないと判断したときには、ステップ100に戻る。
ステップ101において、すべての回転リール23の回転が停止しているか否かの判定が回転停止判定手段190により行われる。すべての回転リール23の回転が停止していると判定されたときには、ステップ102に進む。すべての回転リール23の回転が停止していないと判定されたときには、ステップ100に戻る。
ステップ102において、前回の遊技でリプレイ当選役に入賞したか否かの判断が行われる。そして、前回の遊技でリプレイ当選役に入賞していないと判断した場合には、ステップ103に進む。前回の遊技でリプレイ当選役に入賞したと判断した場合には、ステップ104に進む。
ステップ103において、ベット数カウント手段300のベット数が「3」であるか否かの判定がベット数判定手段310により行われる。ベット数カウント手段300のベット数が「3」であると判定されたときには、ステップ104に進む。ベット数カウント手段300のベット数が「0」、「1」または「2」であると判定されたときには、ステップ100に戻る。
ステップ104において、当選抽選処理が行われる。そして、ステップ105に進む。
ステップ105において、特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたか否かの判断が行われる。特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたと判断したときには、ステップ106に進む。特別当選フラグが立っていないと成立フラグ判定手段330により判定されたと判断したときには、ステップ109に進む。
ステップ106において、報知済フラグが立っているか否かの判定が報知実行決定手段230により行われる。報知済フラグが立っていないと判定されたときには、ステップ107に進む。報知済フラグが立っていると判定されたときには、ステップ109に進む。
ステップ107において、報知実行手段240は、報知装置8を第1報知態様で作動させる。そして、ステップ108に進む。
ステップ108において、報知済フラグ成立手段250は、「報知済フラグ」を立てる。そして、ステップ109に進む。
ステップ109において、回転制御手段140により3個の回転リール23の回転が一斉に開始される。そして、ステップ110に進む。
ステップ110において、ストップスイッチ54が操作されたか否かの判断が行われる。ストップスイッチ54が操作されたと判断したときには、ステップ111に進む。ストップスイッチ54が操作されていないと判断したときには、ステップ110に戻る。
ステップ111において、停止テーブル選択手段162により当選抽選手段130の抽選結果に応じた停止テーブル161が選択される。例えば、当選フラグが立っているときには、この当選フラグに対応した停止テーブル161が選択される。また、いずれの当選フラグも立っていないときには、ハズレの停止テーブル161が選択される。そして、ステップ112に進む。
ステップ112において、操作されたストップスイッチ54に対応した回転リール23の滑りコマ数が、滑りコマ数決定手段163により決定される。そして、ステップ113に進む。
ステップ113において、滑りコマ数決定手段163により決定された滑りコマ数の図柄を滑らせた位置で回転リール23が停止される。そして、ステップ114に進む。
ステップ114において、すべての回転リール23の回転が停止したか否かの判断が行われる。すべての回転リール23の回転が停止したと判断した場合には、ステップ115に進む。すべての回転リール23の回転が停止していないと判断した場合は、ステップ110に戻る。
ステップ115において、入賞判定手段180により入賞判定処理が行われる。具体的には、当選役に係る図柄の組み合わせが入賞有効ライン38に揃ったか否か、すなわち当選役に入賞したか否か判定される。そして、当選役に入賞したと判定された場合には、ステップ116に進む。当選役に入賞していないと判定された場合には、ステップ117に進む。
ステップ116において、入賞した当選役に応じた枚数のメダルが払い出し装置5により払い出される。そして、ステップ117に進む。
ステップ117において、遊技状態更新手段340により遊技状態更新処理が行われる。具体的には、遊技状態更新手段340によりRAMの所定の領域がクリアされて、通常当選フラグの消去や、ベット数カウント手段300のベット数のクリア等がなされる。そして、ステップ118に進む。
ステップ118において、入賞判定手段170の判定は「7(赤色)当選役に入賞」であるか否かの判断が行われる。入賞判定手段170の判定は「7(赤色)当選役に入賞」であると判断したときには、ステップ119に進む。入賞判定手段170の判定は「7(赤色)当選役に入賞」でないと判断したときには、ステップ120に進む。
ステップ119において、BB移行前更新手段350により「7(赤色)当選フラグ」が消去される。そして、ステップ124に進む。
ステップ120において、入賞判定手段170の判定は「7(青色)当選役に入賞」であるか否かの判断が行われる。入賞判定手段170の判定は「7(青色)当選役に入賞」であると判断したときには、ステップ121に進む。入賞判定手段170の判定は「7(青色)当選役に入賞」でないと判断したときには、ステップ122に進む。
ステップ121において、BB移行前更新手段350により「7(青色)当選フラグ」が消去される。そして、ステップ124に進む。
ステップ122において、入賞判定手段170の判定は「BAR当選役に入賞」であるか否かの判断が行われる。入賞判定手段170の判定は「BAR当選役に入賞」であると判断したときには、ステップ123に進む。入賞判定手段170の判定は「BAR当選役に入賞」でないと判断したときには、遊技が終了される。
ステップ123において、RB移行前更新手段360により「BAR当選フラグ」が消去される。そして、ステップ124に進む。
ステップ124におてい、報知済フラグ消去手段260により「報知済フラグ」が消去される。そして、遊技が終了される。
次に、上述したステップ104の当選抽選処理について、図8に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ200において、乱数抽出手段132により抽出乱数データが取得される。具体的には、当選抽選手段130の乱数発生手段131により発生される乱数から、乱数抽出手段132により1つの数値が抽出される。そして、ステップ201に進む。
ステップ201において、判定テーブル選択手段134により当選判定テーブル133が選択される。そして、ステップ202に進む。
ステップ202において、当選役に当選したか否かの判定が行われる。具体的には、当選判定手段135により、抽出乱数データが当選判定テーブル133のどの領域に含まれるか照合される。そして、当選役に当選したと判定した場合には、ステップ203に進む。当選役に当選していない、つまり「ハズレ」と判定された場合には、ステップ203を飛ばして当選抽選処理を終了する。
ステップ203において、当選抽選手段130の抽選で当選した当選役に係る当選フラグが、当選フラグ成立手段180により立てられる。そして、当選抽選処理を終了する。
次に、内部当選報知処理について、図9に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ300において、スタートスイッチ53が操作されたか否かの判断が行われる。そして、スタートスイッチ53が操作されたと判断したときには、ステップ301に進む。スタートスイッチ53が操作されていないと判断したときには、ステップ300に戻る。
ステップ301において、すべての回転リール23の回転が停止していると回転停止判定手段190により判定されたか否かの判断が行われる。すべての回転リール23の回転が停止していると回転停止判断手段190により判定されたと判断したときには、ステップ302に進む。すべての回転リール23の回転が停止していないと回転停止判断手段190により判定されたと判断したときには、ステップ300に戻る。
ステップ302において、ベット数カウント手段300のベット数が「1」または「2」であるとベット数判定手段310により判定されたか否かの判断が行われる。ベット数カウント手段300のベット数が「1」または「2」であるとベット数判定手段310により判定されたと判断したときには、ステップ303に進む。ベット数カウント手段300のベット数が「0」または「3」であるとベット数判定手段310により判定されたと判断したときには、ステップ300に戻る。
ステップ303において、特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたか否かの判断が行われる。特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたと判断したときには、ステップ304に進む。特別当選フラグが立っていないと成立フラグ判定手段330により判定されたと判断したときには、ステップ304を飛ばして内部当選報知処理を終了する。
ステップ304において、内部当選報知手段270は、回転灯34を報知態様Aで作動させる。そして、内部当選報知処理を終了する。
以上のように、本実施の形態によれば、特別当選フラグが立っている場合において、すべての回転リール23が停止しているとともに、ベット数カウント手段300のカウント値が1以上かつ最大値未満であるときに、スタートスイッチ53が操作されると、特別当選フラグが立っている旨の報知が報知装置8により行われる。これにより、遊技者は、遊技の終了後に特別当選フラグが立っているか否かを確認することができるため、特別当選フラグが立っていることに気がつかずに、このスロットマシンでの遊技を止めてしまうことを防止することができる。
また、内部当選報知手段270による特別当選フラグが立っている旨の報知を行わせるためには、スロットマシンSにメダルをベットする必要がある。これにより、メダルがベットされていないスロットマシンSに対して通りすがりにスタートスイッチ53を操作して、特別当選フラグが立っているか否かを確認できないので、スタートスイッチ53の傷みが早まることを抑止することができる。
また、回転灯34を用いて報知装置8を構成することにより、特別当選フラグが立っているか否かを判別しやすい報知を行うことができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態に係るスロットマシンSは、ベット数カウント手段300のベット数が最大値に到達した場合に、各回転リール23の回転開始及び当選抽選手段130の抽選が可能となるように形成されているが、第2の実施の形態に係るスロットマシンSは、ベット数カウント手段300のベット数が1以上である場合に、各回転リール23の回転開始及び当選抽選手段130の抽選が可能となるように形成したものである。
また、第1の実施の形態に係るスロットマシンSは、ベット数カウント手段300のベット数が1以上かつ最大値未満である場合に、特別当選フラグが立っているか否かを確認することができるように形成されているが、第2の実施の形態に係るスロットマシンSは、ベット数カウント手段300のベット数が1以上である場合に、特別当選フラグが立っているか否かを確認することができるように形成したものである。
また、第2の実施の形態に係るスロットマシンSは、ハードウエアの構成については、第1の実施の形態に係るスロットマシンSと同様である。そこで、第2の実施の形態では、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
また、図10ないし図14は、第2の実施の形態を示すものである。図10ないし図12は、スロットマシンSの動作の概略を示すフローチャートである。図13は、スロットマシンSの停止制御処理を示すフローチャートである。図14は、スロットマシンSの内部当選報知処理を示すフローチャートである。
(回転停止判定手段190)
回転停止判定手段190は、すべての回転リール23の回転が停止されているか否かの判定を行うためのものである。
本実施の形態では、回転停止判定手段190は、スタートスイッチ53または中央ストップスイッチ54Mが操作されたときに、左回転リール23L、中央回転リール23M及び右回転リール23Rのそれぞれについて、回転が停止されているか否かの判定を行うようになっている。
(ベット数判定手段310)
ベット数判定手段310は、ベット数カウント手段300のベット数が1以上であるか否かの判定を行うためのものである。
本実施の形態では、ベット数判定手段310は、スタートスイッチ53または中央ストップスイッチ54Mが操作されたときに、ベット数カウント手段300のベット数が「0」、「1」、「2」または「3」のいずれであるかを判定するように形成されている。
(成立フラグ判定手段330)
成立フラグ判定手段330は、特別当選フラグが立っているか否かの判定を行うためのものである。
本実施の形態では、成立フラグ判定手段330は、中央ストップスイッチ54Mが操作された場合において、特別当選フラグが立っているか否かの判定を行うように形成されている。
(通常遊技制御手段110)
通常遊技制御手段110は、通常遊技を行わせるためのものである。
すなわち、スタートスイッチ53が操作された場合において、すべての回転リール23の回転が停止していると回転停止判定手段190により判定され、且つベット数カウント手段300のベット数が「1」、「2」または「3」であると判定されたときに、各ステッピングモーターが駆動され、3個の回転リール23が回転を開始する。
その後、ストップスイッチ54の1個を操作すると、対応する回転リール23の回転が停止する。そして、ストップスイッチ54を3個全て操作し終わると、3個の回転リール23の回転がすべて停止する。このとき、当選役の図柄が、有効化された入賞有効ライン38上に揃うように、各回転リール23が停止すると入賞となり、遊技者に所定の利益が付与される。
また、入賞有効ライン38は、ベットされたメダルの枚数に応じて有効化される。具体的には、1回の遊技につき最大3枚までメダルをベットすることが可能であり、ベットされたメダルの枚数が1枚のとき(ベット数カウント手段300のベット数が「1」のとき)は、第一入賞有効ライン38Aのみ有効化され、ベットされたメダルの枚数が2枚のとき(ベット数カウント手段300のベット数が「2」のとき)は、第一入賞有効ライン38A、第二入賞有効ライン38B、及び第三入賞有効ライン38Cの3本が有効化され、ベットされたメダルの枚数が3枚のとき(ベット数カウント手段300のベット数が「3」のとき)は、5本すべての入賞有効ライン38が有効化されるようになっている。
当選役には、有効化された入賞有効ライン38上に「ベル」の図柄が3個揃うと入賞となり、所定枚数(例えば10枚)のメダルが払い出される「ベル当選役」と、有効化された入賞有効ライン38上に「スイカ」の図柄が3個揃うと入賞となり、所定枚数(例えば6枚)のメダルが払い出される「スイカ当選役」と、左回転リール23Lの有効化された入賞有効ライン38上に「チェリー」の図柄が停止されると入賞となり、所定枚数(例えば2枚)のメダルが払い出される「チェリー当選役」と、有効化された入賞有効ライン38上に「7(赤色)」の図柄が3個揃うと入賞となり、ビッグボーナスゲームが開始される「7(赤色)当選役」と、有効化された入賞有効ライン38上に「7(青色)」の図柄が3個揃うと入賞となり、ビッグボーナスゲームが開始される「7(青色)当選役」と、有効化された入賞有効ライン38上に「BAR」の図柄が3個揃うと入賞となり、レギュラーボーナスゲームが開始される「BAR当選役」と、有効化された入賞有効ライン38上に「REP」の図柄が3個揃うと入賞となり、メダルを新たに投入することなく再度遊技を行うことができる「リプレイ当選役」とがある。
なお、メダルの払い出しは、払い出し装置5によりメダル受け皿43にメダルを払い出してもよいし、メダルを払い出す代わりにクレジットしてもよい。
(報知実行決定手段230)
報知実行決定手段230は、当選フラグが立っている場合に、その旨の報知を報知装置8に行わせるか否かを決定するためのものである。
本実施の形態では、報知実行決定手段230は、特別当選フラグが立っている場合には、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせる時機を抽選により決定するようになっている。この抽選は、任意の手段により行われる。
報知を行う時機は、具体的には、スタートスイッチ53が操作された直後で、各回転リールの回転が開始される直前(報知時機A)、すべての回転リール23が回転中にストップスイッチ54が操作された直後(報知時機B)、2個の回転リール23が回転中に、これらの回転リール23に対応したストップスイッチ54が操作された直後(報知時機C)、1個の回転リール23が回転中に、この回転リール23に対応したストップスイッチ54が操作された直後(報知時機D)である。
また、報知実行決定手段230は、通常当選フラグのみ立っている場合には、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせないことを決定するようになっている。
(報知実行手段240)
報知実行手段240は、報知を行わせる決定が報知実行決定手段230により成された場合に、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせるためのものである。
具体的には、報知時機Aでの報知を行わせる旨の決定が報知実行決定手段230により成された場合には、報知時機Aの時機に回転灯34の発光体の点灯及び回転灯34の反射鏡の回転を1秒間行わせるとともに、スピーカ35から第2効果音を出力させる。
また、報知時機Bでの報知を行わせる旨の決定が報知実行決定手段230により成された場合には、報知時機Bの時機に回転灯34の発光体の点灯及び回転灯34の反射鏡の回転を1秒間行わせる。
また、報知時機Cでの報知を行わせる旨の決定が報知実行決定手段230により成された場合には、報知時機Cの時機に回転灯34の発光体の点灯及び回転灯34の反射鏡の回転を1秒間行わせる。
また、報知時機Dでの報知を行わせる旨の決定が報知実行決定手段230により成された場合には、報知時機Dの時機に回転灯34の発光体の点灯及び回転灯34の反射鏡の回転を2秒間行わせるとともに、スピーカ35から第1効果音を出力させる。
(報知済フラグ成立手段250)
報知済フラグ成立手段250は、特別当選フラグが立っている旨の報知が報知装置8により行われたときに、報知済フラグを立てるためのものである。
「報知済フラグ」は、特別当選フラグが立っている旨の報知の有無について関連づけされた変数であり、この報知が報知装置8により行われた状態であることを制御装置10に記憶させるためのものである。具体的には、特別当選フラグが立っている旨の報知が報知装置8により行われたときに、演出制御装置200のRAMの所定領域に、立っている特別当選フラグに応じた報知済フラグが立てられる。
本実施の形態では、報知済フラグ成立手段250は、報知実行手段240が報知装置8に報知時機Aの時機に報知を行わせた場合に、「報知済フラグ」を立てる。また、報知済フラグ成立手段250は、報知実行手段240が報知装置8に報知時機Bの時機に報知を行わせた場合に、「報知済フラグ」を立てる。また、報知済フラグ成立手段250は、報知実行手段240が報知装置8に報知時機Cの時機に報知を行わせた場合に、「報知済フラグ」を立てる。また、報知済フラグ成立手段250は、報知実行手段240が報知装置8に報知時機Dの時機に報知を行わせた場合に、「報知済フラグ」を立てる。
(報知済フラグ消去手段260)
報知済フラグ消去手段260は、特別当選フラグに係る当選役の図柄の組み合わせが図柄表示窓31に表示されていると入賞判定手段170により判定されたことを条件に、立っている報知済フラグを消去するためのものである。
本実施の形態では、報知済フラグ消去手段260は、入賞判定手段170により「7(赤色)当選役に入賞」と判定されたときに、「報知済フラグ」を消去する。また、報知済フラグ消去手段260は、入賞判定手段170により「7(青色)当選役に入賞」と判定されたときに、「報知済フラグ」を消去する。報知済フラグ消去手段260は、入賞判定手段170により「BAR当選役に入賞」と判定されたときに、「報知済フラグ」を消去する。
なお、報知実行決定手段230は、報知済フラグが立っている場合には、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせないことを決定するようになっている。したがって、当選フラグが立っている旨の報知が遊技中に報知装置8により行われた場合には、報知済フラグに対応した当選役に入賞して、報知済フラグ消去手段260により報知済フラグが消去されるまで、報知実行決定手段230は、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせないことを決定するようになる。
(内部当選報知手段270)
内部当選報知手段270は、ストップスイッチ54が操作された場合において、すべての回転リール23の回転が停止していると回転停止判定手段190により判定され、且つベット数カウント手段300のカウント値が1以上であるとベット数判定手段310により判定され、且つ特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたときに、特別当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせるようになっている。
本実施の形態では、内部当選報知手段270は、中央ストップスイッチ54Mが操作された場合において、すべての回転リール23の回転が停止していると回転停止判定手段190により判定され、且つベット数カウント手段300のベット数が「1」、「2」または「3」であるとベット数判定手段310により判定され、且つ特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたときに、回転灯34を報知態様Aで作動させるように形成されている。
なお、報知態様Aとは、具体的には、回転灯34の発光体の点灯及び回転灯34の反射鏡の回転を1秒間行うことである。
(スロットマシンSの動作)
本実施の形態に係るスロットマシンSの動作の概略について、図10ないし図12に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ400において、スタートスイッチ53が操作されたか否かの判断が行われる。そして、スタートスイッチ53が操作されたと判断したときには、ステップ401に進む。スタートスイッチ53が操作されていないと判断したときには、ステップ400に戻る。
ステップ401において、すべての回転リール23の回転が停止しているか否かの判定が回転停止判定手段190により行われる。すべての回転リール23の回転が停止していると判定されたときには、ステップ402に進む。すべての回転リール23の回転が停止していないと判定されたときには、ステップ400に戻る。
ステップ402において、前回の遊技でリプレイ当選役に入賞したか否かの判断が行われる。そして、前回の遊技でリプレイ当選役に入賞していないと判断した場合には、ステップ403に進む。前回の遊技でリプレイ当選役に入賞したと判断した場合には、ステップ404に進む。
ステップ403において、ベット数カウント手段300のベット数が「1」、「2」または「3」であるか否かの判定がベット数判定手段310により行われる。ベット数カウント手段300のベット数が「1」、「2」または「3」であると判定されたときには、ステップ404に進む。ベット数カウント手段300のベット数が「0」であると判定されたときには、ステップ400に戻る。
ステップ404において、当選抽選処理が行われる。そして、ステップ405に進む。
ステップ405において、特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたか否かの判断が行われる。特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたと判断したときには、ステップ406に進む。特別当選フラグが立っていないと成立フラグ判定手段330により判定されたと判断したときには、ステップ411に進む。
ステップ406において、報知済フラグが立っているか否かの判定が報知実行決定手段230により行われる。報知済フラグが立っていないと判定されたときには、ステップ107に進む。報知済フラグが立っていると判定されたときには、ステップ411に進む。
ステップ407において、報知実行決定手段230は、当選フラグが立っている旨の報知を行う時機を抽選により決定する。そして、ステップ408に進む。
ステップ408において、ステップ408で決定した時機は、報知時機Aであるか否かの判断が行われる。そして、報知時機Aであると判断したときには、ステップ409に進む。報知時機Aでないと判断したときには、ステップ411に進む。
ステップ409において、報知実行手段240は、報知装置8を所定の態様で作動させる。そして、ステップ410に進む。
ステップ410において、報知済フラグ成立手段250は、「報知済フラグ」を立てる。そして、ステップ411に進む。
ステップ411において、回転制御手段140により3個の回転リール23の回転が一斉に開始される。そして、ステップ412に進む。
ステップ412において、ストップスイッチ54が操作されたか否かの判断が行われる。ストップスイッチ54が操作されたと判断したときには、ステップ413に進む。ストップスイッチ54が操作されていないと判断したときには、ステップ412に戻る。
ステップ413において、ステップ408で決定した時機は、報知時機Bであるか否かの判断が行われる。そして、報知時機Bであると判断したときには、ステップ414に進む。報知時機Bでないと判断したときには、ステップ416に進む。
ステップ414において、報知実行手段240は、報知装置8を所定の態様で作動させる。そして、ステップ415に進む。
ステップ415において、報知済フラグ成立手段250は、「報知済フラグ」を立てる。そして、ステップ416に進む。
ステップ416において、操作されたストップスイッチ54に対応した回転リール23の停止制御処理が行われる。そして、ステップ417に進む。
ステップ417において、回転中の回転リール23に対応したストップスイッチ54が操作されたか否かの判断が行われる。回転中の回転リール23に対応したストップスイッチ54が操作されたと判断された場合には、ステップ418に進む。回転中の回転リール23に対応したストップスイッチ54が操作されていないと判断された場合には、ステップ417に戻る。
ステップ418において、ステップ408で決定した時機は、報知時機Cであるか否かの判断が行われる。そして、報知時機Cであると判断したときには、ステップ419に進む。報知時機Cでないと判断したときには、ステップ421に進む。
ステップ419において、報知実行手段240は、報知装置8を所定の態様で作動させる。そして、ステップ420に進む。
ステップ420において、報知済フラグ成立手段250は、「報知済フラグ」を立てる。そして、ステップ421に進む。
ステップ421において、操作されたストップスイッチ54に対応した回転リール23の停止制御処理が行われる。そして、ステップ422に進む。
ステップ422において、回転中の回転リール23に対応したストップスイッチ54が操作されたか否かの判断が行われる。回転中の回転リール23に対応したストップスイッチ54が操作されたと判断された場合には、ステップ423に進む。回転中の回転リール23に対応したストップスイッチ54が操作されていないと判断された場合には、ステップ422に戻る。
ステップ423において、ステップ408で決定した時機は、報知時機Dであるか否かの判断が行われる。そして、報知時機Dであると判断したときには、ステップ424に進む。報知時機Dでないと判断したときには、ステップ426に進む。
ステップ424において、報知実行手段240は、報知装置8を所定の態様で作動させる。そして、ステップ425に進む。
ステップ425において、報知済フラグ成立手段250は、「報知済フラグ」を立てる。そして、ステップ426に進む。
ステップ426において、操作されたストップスイッチ54に対応した回転リール23の停止制御処理が行われる。そして、ステップ427に進む。
ステップ427において、入賞判定手段180により入賞判定処理が行われる。具体的には、当選役に係る図柄の組み合わせが入賞有効ライン38に揃ったか否か、すなわち当選役に入賞したか否か判定される。そして、当選役に入賞したと判定された場合には、ステップ428に進む。当選役に入賞していないと判定された場合には、ステップ429に進む。
ステップ428において、入賞した当選役に応じた枚数のメダルが払い出し装置5により払い出される。そして、ステップ429に進む。
ステップ429において、遊技状態更新手段340により遊技状態更新処理が行われる。具体的には、遊技状態更新手段340によりRAMの所定の領域がクリアされて、通常当選フラグの消去や、ベット数カウント手段300のベット数のクリア等がなされる。そして、ステップ430に進む。
ステップ430において、入賞判定手段170の判定は「7(赤色)当選役に入賞」であるか否かの判断が行われる。入賞判定手段170の判定は「7(赤色)当選役に入賞」であると判断したときには、ステップ431に進む。入賞判定手段170の判定は「7(赤色)当選役に入賞」でないと判断したときには、ステップ432に進む。
ステップ431において、BB移行前更新手段350により「7(赤色)当選フラグ」が消去される。そして、ステップ436に進む。
ステップ432において、入賞判定手段170の判定は「7(青色)当選役に入賞」であるか否かの判断が行われる。入賞判定手段170の判定は「7(青色)当選役に入賞」であると判断したときには、ステップ433に進む。入賞判定手段170の判定は「7(青色)当選役に入賞」でないと判断したときには、ステップ434に進む。
ステップ433において、BB移行前更新手段350により「7(青色)当選フラグ」が消去される。そして、ステップ436に進む。
ステップ434において、入賞判定手段170の判定は「BAR当選役に入賞」であるか否かの判断が行われる。入賞判定手段170の判定は「BAR当選役に入賞」であると判断したときには、ステップ435に進む。入賞判定手段170の判定は「BAR当選役に入賞」でないと判断したときには、遊技が終了される。
ステップ435において、RB移行前更新手段360により「BAR当選フラグ」が消去される。そして、ステップ436に進む。
ステップ436におてい、報知済フラグ消去手段260により「報知済フラグ」が消去される。そして、遊技が終了される。
次に、上述したステップ416、ステップ421及びステップ426の停止制御処理について、図13に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ500において、停止テーブル選択手段162により当選抽選手段130の抽選結果に応じた停止テーブル161が選択される。具体的には、当選フラグが立っているときには、この当選フラグに対応した停止テーブル161が選択される。また、いずれの当選フラグも立っていないときには、ハズレの停止テーブル161が選択される。そして、ステップ501に進む。
ステップ501において、操作されたストップスイッチ54に対応した回転リール23の滑りコマ数が、滑りコマ数決定手段163により決定される。そして、ステップ502に進む。
ステップ502において、滑りコマ数決定手段163により決定された滑りコマ数の図柄を滑らせた位置で回転リール23が停止される。そして、停止制御処理は終了する。
なお、上述したステップ404の当選抽選処理については、第1の実施の形態に係る当選抽選処理と同様なので、説明は省略する。
次に、内部当選報知処理について、図14に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ600において、中央ストップスイッチ54Mが操作されたか否かの判断が行われる。そして、中央ストップスイッチ54Mが操作されたと判断したときには、ステップ601に進む。中央ストップスイッチ54Mが操作されていないと判断したときには、ステップ600に戻る。
ステップ601において、すべての回転リール23の回転が停止していると回転停止判定手段190により判定されたか否かの判断が行われる。すべての回転リール23の回転が停止していると回転停止判断手段190により判定されたと判断したときには、ステップ602に進む。すべての回転リール23の回転が停止していないと回転停止判断手段190により判定されたと判断したときには、ステップ600に戻る。
ステップ602において、ベット数カウント手段300のベット数が「1」、「2」または「3」であるとベット数判定手段310により判定されたか否かの判断が行われる。ベット数カウント手段300のベット数が「1」、「2」または「3」であるとベット数判定手段310により判定されたと判断したときには、ステップ603に進む。ベット数カウント手段300のベット数が「0」であるとベット数判定手段310により判定されたと判断したときには、ステップ600に戻る。
ステップ603において、特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたか否かの判断が行われる。特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたと判断したときには、ステップ604に進む。特別当選フラグが立っていないと成立フラグ判定手段330により判定されたと判断したときには、ステップ604を飛ばして内部当選報知処理を終了する。
ステップ604において、内部当選報知手段270は、回転灯34を報知態様Aで作動させる。そして、内部当選報知処理を終了する。
以上のように、本実施の形態によれば、特別当選フラグが立っている場合において、すべての回転リール23が停止しているとともに、ベット数カウント手段300のカウント値が1以上であるときに、ストップスイッチ54が操作されると、特別当選フラグが立っている旨の報知が報知装置8により行われる。これにより、遊技者は、遊技の終了後に特別当選フラグが立っているか否かを確認することができるため、特別当選フラグが立っていることに気がつかずに、このスロットマシンでの遊技を止めてしまうことを防止することができる。特に報知実行手段240が報知装置8に報知を行わせる時機が一定でない場合は、遊技者が報知を見逃すことがあるので、特別当選フラグが立っていることに気がつかずに、このスロットマシンでの遊技を止めてしまうことを防止するには、効果的である。さらに、報知実行手段240が、回転リール23の回転が停止される頃に報知装置8に報知を行わせる場合に、遊技者が回転リール23に注目していて、報知を見逃すことがあるので、特別当選フラグが立っていることに気がつかずに、このスロットマシンでの遊技を止めてしまうことを防止するには、効果的である。
また、ストップスイッチ54の操作を契機に、内部当選報知手段270による特別当選フラグが立っている旨の報知が行われるように形成することにより、各回転リール23の回転開始及び当選抽選手段130の抽選が可能な状態、つまり、スタートスイッチ53が操作されると各回転リール23の回転開始及び当選抽選手段130の抽選が行われる状態のときも、特別当選フラグが立っているか否かを確認することができるようなスロットマシンSを提供することができる。
また、内部当選報知手段270による特別当選フラグが立っている旨の報知を行わせるためには、スロットマシンSにメダルをベットする必要がある。これにより、メダルがベットされていないスロットマシンSに対して通りすがりにストップスイッチ54を操作して、特別当選フラグが立っているか否かを確認できないので、ストップスイッチ54の傷みが早まることを抑止することができる。
また、回転灯34を用いて報知装置8を構成することにより、特別当選フラグが立っているか否かを判別しやすい報知を行うことができる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態に係るスロットマシンSは、特別当選フラグと通常当選フラグとが同時に立っているときは、当選フラグが立っている旨の報知を行わないように形成したものである。
また、第3の実施の形態に係るスロットマシンSは、ハードウエアの構成については、第1の実施の形態に係るスロットマシンSと同様である。そこで、第3の実施の形態では、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
また、図15ないし図17は、第3の実施の形態を示すものである。図15及び図16は、スロットマシンSの動作の概略を示すフローチャートである。図17は、スロットマシンSの内部当選報知処理を示すフローチャートである。
(報知実行決定手段230)
報知実行決定手段230は、当選フラグが立っている場合に、その旨の報知を報知装置8に行わせるか否かを決定するためのものである。
本実施の形態では、4段階(レベル1ないしレベル4)の報知態様がある。報知実行決定手段230は、特別当選フラグが立っている場合には、4段階の報知態様の中から1つの報知態様を抽選により選択する。この抽選は、任意の手段により行われる。
また、報知実行決定手段230は、通常当選フラグのみ立っている場合には、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせないことを決定するようになっている。
また、報知実行決定手段230は、特別当選フラグと通常当選フラグとが同時に立っている場合には、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせないことを決定するようになっている。
(報知実行手段240)
報知実行手段240は、報知を行わせる決定が報知実行決定手段230により成された場合に、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせるためのものである。
本実施の形態では、報知実行手段240は、報知実行決定手段230により決定された報知態様で報知装置8に報知を行わせる。また、各段階の報知態様は、下記のとおりである。
(レベル1)回転灯34の発光体が消灯した状態で、回転灯34の反射鏡の回転を0.5秒間行わせる。
(レベル2)回転灯34の発光体の点灯及び回転灯34の反射鏡の回転を0.5秒間行わせる。
(レベル3)回転灯34の発光体の点灯及び回転灯34の反射鏡の回転を1秒間行わせるとともに、スピーカ35から第2効果音を出力させる。
(レベル4)回転灯34の発光体の点灯及び回転灯34の反射鏡の回転を2秒間行わせるとともに、スピーカ35から第1効果音を出力させる。
また、報知実行手段240は、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせることが報知実行決定手段230により決定された直後で、かつ各回転リール23の回転が開始される直前に、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせるようになっている。
(内部当選報知手段270)
内部当選報知手段270は、スタートスイッチ53が操作された場合において、すべての回転リール23の回転が停止していると回転停止判定手段190により判定され、且つベット数カウント手段300のカウント値が1以上かつ最大値未満であるとベット数判定手段310により判定され、且つ特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたときに、特別当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせるようになっている。
本実施の形態では、内部当選報知手段270は、スタートスイッチ53が操作された場合において、すべての回転リール23の回転が停止していると回転停止判定手段190により判定され、且つベット数カウント手段300のベット数が「1」または「2」であるとベット数判定手段310により判定され、且つ「7(赤色)当選フラグ」が立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたときに、回転灯34を報知態様Cで作動させるように形成されている。
また、内部当選報知手段270は、スタートスイッチ53が操作された場合において、すべての回転リール23の回転が停止していると回転停止判定手段190により判定され、且つベット数カウント手段300のベット数が「1」または「2」であるとベット数判定手段310により判定され、且つ「7(青色)当選フラグ」が立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたときに、回転灯34を報知態様Dで作動させるように形成されている。
また、内部当選報知手段270は、スタートスイッチ53が操作された場合において、すべての回転リール23の回転が停止していると回転停止判定手段190により判定され、且つベット数カウント手段300のベット数が「1」または「2」であるとベット数判定手段310により判定され、且つ「BAR当選フラグ」が立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたときに、回転灯34を報知態様Eで作動させるように形成されている。
なお、報知態様Cとは、具体的には、回転灯34の発光体の点灯及び回転灯34の反射鏡の回転を2秒間行うことである。また、報知態様Dとは、具体的には、回転灯34の反射鏡が停止した状態で、回転灯34の発光体の点灯を2秒間行うことである。また、報知態様Eとは、具体的には、回転灯34の発光体が消灯した状態で、回転灯34の反射鏡の回転を1秒間行うことである。
(スロットマシンSの動作)
本実施の形態に係るスロットマシンSの動作の概略について、図15及び図16に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ700において、スタートスイッチ53が操作されたか否かの判断が行われる。そして、スタートスイッチ53が操作されたと判断したときには、ステップ701に進む。スタートスイッチ53が操作されていないと判断したときには、ステップ700に戻る。
ステップ701において、すべての回転リール23の回転が停止しているか否かの判定が回転停止判定手段190により行われる。すべての回転リール23の回転が停止していると判定されたときには、ステップ702に進む。すべての回転リール23の回転が停止していないと判定されたときには、ステップ700に戻る。
ステップ702において、前回の遊技でリプレイ当選役に入賞したか否かの判断が行われる。そして、前回の遊技でリプレイ当選役に入賞していないと判断した場合には、ステップ703に進む。前回の遊技でリプレイ当選役に入賞したと判断した場合には、ステップ704に進む。
ステップ703において、ベット数カウント手段300のベット数が「3」であるか否かの判定がベット数判定手段310により行われる。ベット数カウント手段300のベット数が「3」であると判定されたときには、ステップ704に進む。ベット数カウント手段300のベット数が「0」、「1」または「2」であると判定されたときには、ステップ700に戻る。
ステップ704において、当選抽選処理が行われる。そして、ステップ705に進む。
ステップ705において、通常当選フラグが立っているか否かの判断が行われる。通常当選フラグが立っていないと判断されたときには、ステップ706に進む。通常当選フラグが立っていると判断されたときには、ステップ711に進む。
ステップ706において、特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたか否かの判断が行われる。特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたと判断したときには、ステップ707に進む。特別当選フラグが立っていないと成立フラグ判定手段330により判定されたと判断したときには、ステップ711に進む。
ステップ707において、報知済フラグが立っているか否かの判定が報知実行決定手段230により行われる。報知済フラグが立っていないと判定されたときには、ステップ708に進む。報知済フラグが立っていると判定されたときには、ステップ711に進む。
ステップ708において、報知実行決定手段230は、4段階の報知態様の中から1つの報知態様を抽選により選択する。そして、ステップ709に進む。
ステップ709において、報知実行手段240は、ステップ708で選択した報知態様で報知装置8を作動させる。そして、ステップ710に進む。
ステップ710において、報知済フラグ成立手段250は、「報知済フラグ」を立てる。そして、ステップ711に進む。
ステップ711において、回転制御手段140により3個の回転リール23の回転が一斉に開始される。そして、ステップ712に進む。
ステップ712において、ストップスイッチ54が操作されたか否かの判断が行われる。ストップスイッチ54が操作されたと判断したときには、ステップ713に進む。ストップスイッチ54が操作されていないと判断したときには、ステップ712に戻る。
ステップ713において、停止テーブル選択手段162により当選抽選手段130の抽選結果に応じた停止テーブル161が選択される。例えば、当選フラグが立っているときには、この当選フラグに対応した停止テーブル161が選択される。また、いずれの当選フラグも立っていないときには、ハズレの停止テーブル161が選択される。そして、ステップ714に進む。
ステップ714において、操作されたストップスイッチ54に対応した回転リール23の滑りコマ数が、滑りコマ数決定手段163により決定される。そして、ステップ715に進む。
ステップ715において、滑りコマ数決定手段163により決定された滑りコマ数の図柄を滑らせた位置で回転リール23が停止される。そして、ステップ716に進む。
ステップ716において、すべての回転リール23の回転が停止したか否かの判断が行われる。すべての回転リール23の回転が停止したと判断した場合には、ステップ717に進む。すべての回転リール23の回転が停止していないと判断した場合は、ステップ712に戻る。
ステップ717において、入賞判定手段180により入賞判定処理が行われる。具体的には、当選役に係る図柄の組み合わせが入賞有効ライン38に揃ったか否か、すなわち当選役に入賞したか否か判定される。そして、当選役に入賞したと判定された場合には、ステップ718に進む。当選役に入賞していないと判定された場合には、ステップ719に進む。
ステップ718において、入賞した当選役に応じた枚数のメダルが払い出し装置5により払い出される。そして、ステップ719に進む。
ステップ719において、遊技状態更新手段340により遊技状態更新処理が行われる。具体的には、遊技状態更新手段340によりRAMの所定の領域がクリアされて、通常当選フラグの消去や、ベット数カウント手段300のベット数のクリア等がなされる。そして、ステップ720に進む。
ステップ720において、入賞判定手段170の判定は「7(赤色)当選役に入賞」であるか否かの判断が行われる。入賞判定手段170の判定は「7(赤色)当選役に入賞」であると判断したときには、ステップ721に進む。入賞判定手段170の判定は「7(赤色)当選役に入賞」でないと判断したときには、ステップ722に進む。
ステップ721において、BB移行前更新手段350により「7(赤色)当選フラグ」が消去される。そして、ステップ726に進む。
ステップ722において、入賞判定手段170の判定は「7(青色)当選役に入賞」であるか否かの判断が行われる。入賞判定手段170の判定は「7(青色)当選役に入賞」であると判断したときには、ステップ723に進む。入賞判定手段170の判定は「7(青色)当選役に入賞」でないと判断したときには、ステップ724に進む。
ステップ723において、BB移行前更新手段350により「7(青色)当選フラグ」が消去される。そして、ステップ726に進む。
ステップ724において、入賞判定手段170の判定は「BAR当選役に入賞」であるか否かの判断が行われる。入賞判定手段170の判定は「BAR当選役に入賞」であると判断したときには、ステップ725に進む。入賞判定手段170の判定は「BAR当選役に入賞」でないと判断したときには、遊技が終了される。
ステップ725において、RB移行前更新手段360により「BAR当選フラグ」が消去される。そして、ステップ726に進む。
ステップ726におてい、報知済フラグ消去手段260により「報知済フラグ」が消去される。そして、遊技が終了される。
なお、上述したステップ704の当選抽選処理については、第1の実施の形態に係る当選抽選処理と同様なので、説明は省略する。
次に、内部当選報知処理について、図17に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ800において、スタートスイッチ53が操作されたか否かの判断が行われる。そして、スタートスイッチ53が操作されたと判断したときには、ステップ801に進む。スタートスイッチ53が操作されていないと判断したときには、ステップ800に戻る。
ステップ801において、すべての回転リール23の回転が停止していると回転停止判定手段190により判定されたか否かの判断が行われる。すべての回転リール23の回転が停止していると回転停止判断手段190により判定されたと判断したときには、ステップ802に進む。すべての回転リール23の回転が停止していないと回転停止判断手段190により判定されたと判断したときには、ステップ800に戻る。
ステップ802において、ベット数カウント手段300のベット数が「1」または「2」であるとベット数判定手段310により判定されたか否かの判断が行われる。ベット数カウント手段300のベット数が「1」または「2」であるとベット数判定手段310により判定されたと判断したときには、ステップ803に進む。ベット数カウント手段300のベット数が「0」または「3」であるとベット数判定手段310により判定されたと判断したときには、ステップ800に戻る。
ステップ803において、「7(赤色)当選フラグ」が立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたか否かの判断が行われる。「7(赤色)当選フラグ」が立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたと判断したときには、ステップ804に進む。「7(赤色)当選フラグ」が立っていないと成立フラグ判定手段330により判定されたと判断したときには、ステップ805に進む。
ステップ804において、内部当選報知手段270は、回転灯34を報知態様Cで作動させる。そして、内部当選報知処理を終了する。
ステップ805において、「7(青色)当選フラグ」が立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたか否かの判断が行われる。「7(青色)当選フラグ」が立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたと判断したときには、ステップ806に進む。「7(青色)当選フラグ」が立っていないと成立フラグ判定手段330により判定されたと判断したときには、ステップ807に進む。
ステップ806において、内部当選報知手段270は、回転灯34を報知態様Dで作動させる。そして、内部当選報知処理を終了する。
ステップ807において、「BAR当選フラグ」が立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたか否かの判断が行われる。「BAR当選フラグ」が立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたと判断したときには、ステップ808に進む。「BAR当選フラグ」が立っていないと成立フラグ判定手段330により判定されたと判断したときには、内部当選報知処理を終了する。
ステップ808において、内部当選報知手段270は、回転灯34を報知態様Eで作動させる。そして、内部当選報知処理を終了する。
以上のように、本実施の形態によれば、特別当選フラグが立っている場合において、すべての回転リール23が停止しているとともに、ベット数カウント手段300のカウント値が1以上かつ最大値未満であるときに、スタートスイッチ53が操作されると、特別当選フラグが立っている旨の報知が報知装置8により行われる。これにより、遊技者は、遊技の終了後に特別当選フラグが立っているか否かを確認することができるため、特別当選フラグが立っていることに気がつかずに、このスロットマシンでの遊技を止めてしまうことを防止することができる。特に報知実行手段240がレベル1のような目立たない態様で報知装置8に報知を行わせた場合は、遊技者が報知を見逃すことがあるので、特別当選フラグが立っていることに気がつかずに、このスロットマシンでの遊技を止めてしまうことを防止するには、効果的である。
また、内部当選報知手段270による特別当選フラグが立っている旨の報知を行わせるためには、スロットマシンSにメダルをベットする必要がある。これにより、メダルがベットされていないスロットマシンSに対して通りすがりにスタートスイッチ53を操作して、特別当選フラグが立っているか否かを確認できないので、スタートスイッチ53の傷みが早まることを抑止することができる。
また、特別当選フラグと通常当選フラグとが同時に立っている場合には、特別当選フラグが立っている旨の報知が報知装置8により行われないため、遊技者は、特別当選フラグが立てられたことに気付かないようになっている。これにより、特別当選フラグと通常当選フラグとが同時に立っている場合において、この通常当選フラグに係る当選役の入賞を逃すことを抑止することができる。
また、回転灯34を用いて報知装置8を構成することにより、特別当選フラグが立っているか否かを判別しやすい報知を行うことができる。
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態に係るスロットマシンSは、特別当選フラグが立っている旨の報知が行われると、これ以後、この特別当選フラグに係る当選役に入賞するまで、特別当選フラグが立っている旨の報知を行わないように形成したものである。
また、第4の実施の形態に係るスロットマシンSは、ハードウエアの構成については、第1の実施の形態に係るスロットマシンSと同様である。そこで、第4の実施の形態では、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
また、図18ないし図21は、第4の実施の形態を示すものである。図18及び図19は、スロットマシンSの動作の概略を示すフローチャートである。図20は、スロットマシンSの報知実行処理を示すフローチャートである。図21は、スロットマシンSの内部当選報知処理を示すフローチャートである。
(報知実行決定手段230)
報知実行決定手段230は、当選フラグが立っている場合に、その旨の報知を報知装置8に行わせるか否かを決定するためのものである。
本実施の形態では、報知実行決定手段230は、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせるか否かを抽選により決定するようになっている。この抽選は、任意の手段により行われる。そして、成立フラグ判定手段330の判定に応じて、報知の態様を決定するようになっている。
また、報知実行決定手段230は、通常当選フラグのみ立っている場合には、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせないことを決定するようになっている。
(報知実行手段240)
報知実行手段240は、報知を行わせる決定が報知実行決定手段230により成された場合に、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせるためのものである。
具体的には、「7(赤色)当選フラグ」が立っていると成立フラグ判定手段330により判定された場合に、報知を行わせる決定が報知実行決定手段230により成されたときには、回転灯34の発光体の点灯及び回転灯34の反射鏡の回転を2秒間行わせるとともに、スピーカ35から第1効果音を出力させる(第1報知態様)。
また、「7(青色)当選フラグ」が立っていると成立フラグ判定手段330により判定された場合に、報知を行わせる決定が報知実行決定手段230により成されたときには、回転灯34の発光体の点灯及び回転灯34の反射鏡の回転を2秒間行わせるとともに、スピーカ35から第2効果音を出力させる(第2報知態様)。
また、「BAR当選フラグ」が立っていると成立フラグ判定手段330により判定された場合に、報知を行わせる決定が報知実行決定手段230により成されたときには、回転灯34の発光体の点灯及び回転灯34の反射鏡の回転を1秒間行わせるとともに、スピーカ35から第3効果音を出力させる(第3報知態様)。
また、報知実行手段240は、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせることが報知実行決定手段230により決定された直後で、かつ各回転リール23の回転が開始される直前に、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせるようになっている。
(報知済フラグ成立手段250)
報知済フラグ成立手段250は、特別当選フラグが立っている旨の報知が報知装置8により行われたときに、報知済フラグを立てるためのものである。
「報知済フラグ」は、特別当選フラグが立っている旨の報知の有無について関連づけされた変数であり、この報知が報知装置8により行われた状態であることを制御装置10に記憶させるためのものである。具体的には、特別当選フラグが立っている旨の報知が報知装置8により行われたときに、演出制御装置200のRAMの所定領域に、立っている特別当選フラグに応じた報知済フラグが立てられる。
本実施の形態では、報知済フラグ成立手段250は、報知実行手段240が報知装置8に第1報知態様で報知を行わせた場合には、「7(赤色)当選報知済フラグ」を立てる。また、報知済フラグ成立手段250は、報知実行手段240が報知装置8に第2報知態様で報知を行わせた場合には、「7(青色)当選報知済フラグ」を立てる。また、報知済フラグ成立手段250は、報知実行手段240が報知装置8に第3報知態様で報知を行わせた場合には、「BAR当選報知済フラグ」を立てる。
(報知済フラグ消去手段260)
報知済フラグ消去手段260は、特別当選フラグに係る当選役の図柄の組み合わせが図柄表示窓31に表示されていると入賞判定手段170により判定されたことを条件に、立っている報知済フラグを消去するためのものである。
本実施の形態では、報知済フラグ消去手段260は、入賞判定手段170により「7(赤色)当選役に入賞」と判定されたときに、「7(赤色)当選報知済フラグ」を消去する。また、報知済フラグ消去手段260は、入賞判定手段170により「7(青色)当選役に入賞」と判定されたときに、「7(青色)当選報知済フラグ」を消去する。また、報知済フラグ消去手段260は、入賞判定手段170により「BAR当選役に入賞」と判定されたときに、「BAR当選報知済フラグ」を消去する。
なお、報知実行決定手段230は、報知済フラグが立っている場合には、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせないことを決定するようになっている。したがって、当選フラグが立っている旨の報知が遊技中に報知装置8により行われた場合には、報知済フラグに対応した当選役に入賞して、報知済フラグ消去手段260により報知済フラグが消去されるまで、報知実行決定手段230は、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせないことを決定するようになる。
(内部当選報知手段270)
内部当選報知手段270は、スタートスイッチ53が操作された場合において、すべての回転リール23の回転が停止していると回転停止判定手段190により判定され、且つベット数カウント手段300のカウント値が1以上かつ最大値未満であるとベット数判定手段310により判定され、且つ特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたときに、特別当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせるようになっている。
本実施の形態では、内部当選報知手段270は、スタートスイッチ53が操作された場合において、すべての回転リール23の回転が停止していると回転停止判定手段190により判定され、且つベット数カウント手段300のベット数が「1」または「2」であるとベット数判定手段310により判定され、且つ特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたときに、回転灯34を報知態様Aで作動させるように形成されている。
また、内部当選報知手段270は、スタートスイッチ53が操作された場合において、すべての回転リール23の回転が停止していると回転停止判定手段190により判定され、且つベット数カウント手段300のベット数が「1」または「2」であるとベット数判定手段310により判定され、且つ特別当選フラグが立っていないと成立フラグ判定手段330により判定されたときに、回転灯34を報知態様Bで作動させるように形成されている。
報知態様Aとは、具体的には、回転灯34の発光体の点灯及び回転灯34の反射鏡の回転を1秒間行うことである。また、報知態様Bとは、具体的には、回転灯34の発光体が消灯した状態で、回転灯34の反射鏡の回転を1秒間行うことである。
また、本実施の形態では、内部当選報知手段270は、報知済フラグが立っているときには、特別当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせないように形成されている。したがって、報知実行手段240が報知装置8に第1態様または第2態様で報知を行わせた場合には、報知済フラグに対応した当選役に入賞して、報知済フラグ消去手段260により報知済フラグが消去されるまで、内部当選報知手段270は、特別当選フラグが立っているか否かの報知を報知装置8に行わせない。
また、本実施の形態では、特別当選フラグが立っているか否かの報知を内部当選報知手段270が報知装置8に行わせた場合に、報知済フラグ成立手段250は、「報知済フラグ」を立てるようになっている。したがって、報知実行手段240が回転灯34に報知態様Aまたは報知態様Bで報知を行わせた場合には、報知済フラグに対応した当選役に入賞して、報知済フラグ消去手段260により報知済フラグが消去されるまで、内部当選報知手段270は、特別当選フラグが立っているか否かの報知を報知装置8に行わせない。
(スロットマシンSの動作)
本実施の形態に係るスロットマシンSの動作の概略について、図18及び19に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ900において、スタートスイッチ53が操作されたか否かの判断が行われる。そして、スタートスイッチ53が操作されたと判断したときには、ステップ901に進む。スタートスイッチ53が操作されていないと判断したときには、ステップ900に戻る。
ステップ901において、すべての回転リール23の回転が停止しているか否かの判定が回転停止判定手段190により行われる。すべての回転リール23の回転が停止していると判定されたときには、ステップ902に進む。すべての回転リール23の回転が停止していないと判定されたときには、ステップ900に戻る。
ステップ902において、前回の遊技でリプレイ当選役に入賞したか否かの判断が行われる。そして、前回の遊技でリプレイ当選役に入賞していないと判断した場合には、ステップ903に進む。前回の遊技でリプレイ当選役に入賞したと判断した場合には、ステップ904に進む。
ステップ903において、ベット数カウント手段300のベット数が「3」であるか否かの判定がベット数判定手段310により行われる。ベット数カウント手段300のベット数が「3」であると判定されたときには、ステップ904に進む。ベット数カウント手段300のベット数が「0」、「1」または「2」であると判定されたときには、ステップ900に戻る。
ステップ904において、当選抽選処理が行われる。そして、ステップ905に進む。
ステップ905において、特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたか否かの判断が行われる。特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたと判断したときには、ステップ906に進む。特別当選フラグが立っていないと成立フラグ判定手段330により判定されたと判断したときには、ステップ909に進む。
ステップ906において、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせるか否かを抽選により決定する。そして、ステップ907に進む。
ステップ907において、ステップ906で報知を行わせる決定が成されたか否かの判断が行われる。報知を行わせる決定が成されたときには、ステップ908に進む。報知を行わせない決定が成されたときには、ステップ909に進む。
ステップ908において、報知実行処理が行われる。そして、ステップ909に進む。
ここで、ステップ908の報知実行処理について、図20に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ1000において、「7(赤色)当選フラグ」が立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたか否かの判断が行われる。「7(赤色)当選フラグ」が立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたと判断したときには、ステップ1001に進む。「7(赤色)当選フラグ」が立っていないと成立フラグ判定手段330により判定されたと判断したときには、ステップ1003に進む。
ステップ1001において、報知実行手段240は、報知装置8を第1報知態様で作動させる。そして、ステップ1002に進む。
ステップ1002において、報知済フラグ成立手段250は、「7(赤色)当選報知済フラグ」を立てる。そして、報知実行処理を終了する。
ステップ1003において、「7(青色)当選フラグ」が立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたか否かの判断が行われる。「7(青色)当選フラグ」が立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたと判断したときには、ステップ1004に進む。「7(青色)当選フラグ」が立っていないと成立フラグ判定手段330により判定されたと判断したときには、ステップ1006に進む。
ステップ1004において、報知実行手段240は、報知装置8を第2報知態様で作動させる。そして、ステップ1005に進む。
ステップ1005において、報知済フラグ成立手段250は、「7(青色)当選報知済フラグ」を立てる。そして、報知実行処理を終了する。
ステップ1006において、「BAR当選フラグ」が立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたか否かの判断が行われる。「BAR当選フラグ」が立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたと判断したときには、ステップ1007に進む。「BAR当選フラグ」が立っていないと成立フラグ判定手段330により判定されたと判断したときには、報知実行処理を終了する。
ステップ1007において、報知実行手段240は、報知装置8を第3報知態様で作動させる。そして、ステップ1008に進む。
ステップ1008において、報知済フラグ成立手段250は、「BAR当選報知済フラグ」を立てる。そして、報知実行処理を終了する。
図18に戻って、スロットマシンSの動作の概略について説明する。
ステップ909において、回転制御手段140により3個の回転リール23の回転が一斉に開始される。そして、ステップ910に進む。
ステップ910において、ストップスイッチ54が操作されたか否かの判断が行われる。ストップスイッチ54が操作されたと判断したときには、ステップ911に進む。ストップスイッチ54が操作されていないと判断したときには、ステップ910に戻る。
ステップ911において、停止テーブル選択手段162により当選抽選手段130の抽選結果に応じた停止テーブル161が選択される。例えば、当選フラグが立っているときには、この当選フラグに対応した停止テーブル161が選択される。また、いずれの当選フラグも立っていないときには、ハズレの停止テーブル161が選択される。そして、ステップ912に進む。
ステップ912において、操作されたストップスイッチ54に対応した回転リール23の滑りコマ数が、滑りコマ数決定手段163により決定される。そして、ステップ913に進む。
ステップ913において、滑りコマ数決定手段163により決定された滑りコマ数の図柄を滑らせた位置で回転リール23が停止される。そして、ステップ914に進む。
ステップ914において、すべての回転リール23の回転が停止したか否かの判断が行われる。すべての回転リール23の回転が停止したと判断した場合には、ステップ915に進む。すべての回転リール23の回転が停止していないと判断した場合は、ステップ910に戻る。
ステップ915において、入賞判定手段180により入賞判定処理が行われる。具体的には、当選役に係る図柄の組み合わせが入賞有効ライン38に揃ったか否か、すなわち当選役に入賞したか否か判定される。そして、当選役に入賞したと判定された場合には、ステップ916に進む。当選役に入賞していないと判定された場合には、ステップ917に進む。
ステップ916において、入賞した当選役に応じた枚数のメダルが払い出し装置5により払い出される。そして、ステップ917に進む。
ステップ917において、遊技状態更新手段340により遊技状態更新処理が行われる。具体的には、遊技状態更新手段340によりRAMの所定の領域がクリアされて、通常当選フラグの消去や、ベット数カウント手段300のベット数のクリア等がなされる。そして、ステップ918に進む。
ステップ918において、入賞判定手段170の判定は「7(赤色)当選役に入賞」であるか否かの判断が行われる。入賞判定手段170の判定は「7(赤色)当選役に入賞」であると判断したときには、ステップ919に進む。入賞判定手段170の判定は「7(赤色)当選役に入賞」でないと判断したときには、ステップ921に進む。
ステップ919において、BB移行前更新手段350により「7(赤色)当選フラグ」が消去される。そして、ステップ920に進む。
ステップ920において、報知済フラグ消去手段260により「7(赤色)当選報知済フラグ」が消去される。そして、遊技が終了される。
ステップ921において、入賞判定手段170の判定は「7(青色)当選役に入賞」であるか否かの判断が行われる。入賞判定手段170の判定は「7(青色)当選役に入賞」であると判断したときには、ステップ922に進む。入賞判定手段170の判定は「7(青色)当選役に入賞」でないと判断したときには、ステップ924に進む。
ステップ922において、BB移行前更新手段350により「7(青色)当選フラグ」が消去される。そして、ステップ923に進む。
ステップ923において、報知済フラグ消去手段260により「7(青色)当選報知済フラグ」が消去される。そして、遊技が終了される。
ステップ924において、入賞判定手段170の判定は「BAR当選役に入賞」であるか否かの判断が行われる。入賞判定手段170の判定は「BAR当選役に入賞」であると判断したときには、ステップ925に進む。入賞判定手段170の判定は「BAR当選役に入賞」でないと判断したときには、遊技が終了される。
ステップ925において、BB移行前更新手段350により「BAR当選フラグ」が消去される。そして、ステップ926に進む。
ステップ926において、報知済フラグ消去手段260により「BAR当選報知済フラグ」が消去される。そして、遊技が終了される。
なお、上述したステップ904の当選抽選処理については、第1の実施の形態に係る当選抽選処理と同様なので、説明は省略する。
次に、内部当選報知処理について、図21に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ1100において、スタートスイッチ53が操作されたか否かの判断が行われる。そして、スタートスイッチ53が操作されたと判断したときには、ステップ1101に進む。スタートスイッチ53が操作されていないと判断したときには、ステップ1100に戻る。
ステップ1101において、すべての回転リール23の回転が停止していると回転停止判定手段190により判定されたか否かの判断が行われる。すべての回転リール23の回転が停止していると回転停止判断手段190により判定されたと判断したときには、ステップ1102に進む。すべての回転リール23の回転が停止していないと回転停止判断手段190により判定されたと判断したときには、ステップ1100に戻る。
ステップ1102において、ベット数カウント手段300のベット数が「1」または「2」であるとベット数判定手段310により判定されたか否かの判断が行われる。ベット数カウント手段300のベット数が「1」または「2」であるとベット数判定手段310により判定されたと判断したときには、ステップ1103に進む。ベット数カウント手段300のベット数が「0」または「3」であるとベット数判定手段310により判定されたと判断したときには、ステップ1100に戻る。
ステップ1103において、報知済フラグが立っているか否かの判断が行われる。報知済フラグが立っていないと判断したときには、ステップ1104に進む。報知済フラグが立っていると判断したときには、内部当選報知処理を終了する。
ステップ1104において、特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたか否かの判断が行われる。特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたと判断したときには、ステップ1105に進む。特別当選フラグが立っていないと成立フラグ判定手段330により判定されたと判断したときには、ステップ1106に進む。
ステップ1105において、内部当選報知手段270は、回転灯34を報知態様Aで作動させる。そして、内部当選報知処理を終了する。
ステップ1106において、内部当選報知手段270は、回転灯34を報知態様Bで作動させる。そして、内部当選報知処理を終了する。
以上のように、本実施の形態によれば、特別当選フラグが立っている場合において、すべての回転リール23が停止しているとともに、ベット数カウント手段300のカウント値が1以上かつ最大値未満であるときに、スタートスイッチ53が操作されると、特別当選フラグが立っている旨の報知が報知装置8により行われる。これにより、遊技者は、遊技の終了後に特別当選フラグが立っているか否かを確認することができるため、特別当選フラグが立っていることに気がつかずに、このスロットマシンでの遊技を止めてしまうことを防止することができる。また、特別当選フラグが立っているが、報知実行決定手段230の抽選の結果、報知装置8に報知を行わせない決定が成された場合に、特別当選フラグが立っていることに気がつかずに、このスロットマシンでの遊技を止めてしまうことを防止するには、特に効果的である。
また、内部当選報知手段270による特別当選フラグが立っている旨の報知を行わせるためには、スロットマシンSにメダルをベットする必要がある。これにより、メダルがベットされていないスロットマシンSに対して通りすがりにスタートスイッチ53を操作して、特別当選フラグが立っているか否かを確認できないので、スタートスイッチ53の傷みが早まることを抑止することができる。
また、特別当選フラグが立っている旨の報知が報知装置より行われると、これ以後、内部当選報知手段は、この特別当選フラグに係る当選役に入賞するまで、特別当選フラグが立っている旨の報知を報知装置に行わせないようになっている。これにより、遊技者は、特別当選フラグが立っている旨の報知に注意を払うようになるため、緊張感や期待感を持って遊技を行うことができる。
また、回転灯34を用いて報知装置8を構成することにより、特別当選フラグが立っているか否かを判別しやすい報知を行うことができる。
(第5の実施の形態)
第5の実施の形態に係るスロットマシンSは、特別当選フラグが立っている旨の報知が遊技の終了後に行われると、ベットしたメダルが消費されるように形成したものである。
また、第5の実施の形態に係るスロットマシンSは、ハードウエアの構成については、第1の実施の形態に係るスロットマシンSと同様である。そこで、第5の実施の形態では、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
(内部当選報知手段270)
内部当選報知手段270は、ストップスイッチ54が操作された場合において、すべての回転リール23の回転が停止していると回転停止判定手段190により判定され、且つベット数カウント手段300のカウント値が1以上であるとベット数判定手段310により判定され、且つ特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたときに、特別当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせるようになっている。
本実施の形態では、内部当選報知手段270は、左ストップスイッチ54L及び右ストップスイッチ54Rが同時に操作された場合において、すべての回転リール23の回転が停止していると回転停止判定手段190により判定され、且つベット数カウント手段300のベット数が「1」であるとベット数判定手段310により判定され、且つ特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたときに、回転灯34を報知態様Aで作動させるように形成されている。
なお、報知態様Aとは、具体的には、回転灯34の発光体の点灯及び回転灯34の反射鏡の回転を1秒間行うことである。
(ベット数クリア手段)
ベット数クリア手段は、内部当選報知手段270が、特別当選フラグが立っている旨の報知を報知装置8に行わせたことを条件に、ベット数カウント手段300のカウント値をクリアするためのものである。
本実施の形態では、左ストップスイッチ54L及び右ストップスイッチ54Rが同時に操作された場合において、すべての回転リール23の回転が停止していると回転停止判定手段190により判定され、且つベット数カウント手段300のベット数が「1」であるとベット数判定手段310により判定されたときに、特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたときに、内部当選報知手段270が、回転灯34を報知態様Aで作動させるとともに、ベット数クリア手段が、ベット数カウント手段300のベット数をクリアするようになっている。
なお、左ストップスイッチ54L及び右ストップスイッチ54Rが同時に操作された場合において、すべての回転リール23の回転が停止していると回転停止判定手段190により判定され、且つベット数カウント手段300のベット数が「1」であるとベット数判定手段310により判定されたときに、特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段330により判定されたときも、ベット数クリア手段が、ベット数カウント手段300のベット数をクリアするように形成してもよい。
以上のように、本実施の形態によれば、特別当選フラグが立っている場合において、すべての回転リール23が停止しているとともに、ベット数カウント手段300のカウント値が1以上かつ最大値未満であるときに、スタートスイッチ53が操作されると、特別当選フラグが立っている旨の報知が報知装置8により行われる。これにより、遊技者は、遊技の終了後に特別当選フラグが立っているか否かを確認することができるため、特別当選フラグが立っていることに気がつかずに、このスロットマシンでの遊技を止めてしまうことを防止することができる。
また、内部当選報知手段270による特別当選フラグが立っている旨の報知を行わせるためには、スロットマシンSにメダルをベットする必要がある。これにより、メダルがベットされていないスロットマシンSに対して通りすがりにスタートスイッチ53を操作して、特別当選フラグが立っているか否かを確認できないので、スタートスイッチ53の傷みが早まることを抑止することができる。
また、回転灯34を用いて報知装置8を構成することにより、特別当選フラグが立っているか否かを判別しやすい報知を行うことができる。
また、特別当選フラグが立っている旨の報知が遊技の終了後に報知装置8により行われると、ベットしたメダルが消費されるようになっている。これにより、特別当選フラグが立っているスロットマシンを探すことを抑止するとともに、遊技場側の損害を抑制することができる。
また、内部当選報知手段270による特別当選フラグが立っている旨の報知を行わせるためには、複数のストップスイッチ54を同時に操作する必要がある。これにより、遊技者が誤ってスタートスイッチ53またはストップスイッチ54を操作して、ベットしたメダルが消費されることを抑止することができる。
(他の実施の形態)
本発明の実施の形態として、第1の実施の形態ないし第5の実施の形態を挙げたが、これらの実施の形態を、適宜組み合わせる又は組み替えてもよい。
また、第1の実施の形態ないし第5の実施の形態では、報知装置8は、ランプ33、スピーカ35及び回転灯34を用いて構成されているが、本発明は、これに限定されるものでない。具体的には、例えば、回転灯34の代わりに画像表示装置を設け、この画像表示装置に所定の画像を表示させることにより、特別当選フラグが立っている旨の報知を行うように形成することができる。画像表示装置としては、例えば、液晶ディスプレーやCRT等が挙げられる。
また、第1の実施の形態ないし第5の実施の形態では、メダルを用いて遊技を行うスロットマシンSについて説明したが、本発明は、パチンコ玉を用いて遊技を行うスロットマシンにも適用することができる。
第1の実施の形態に係るスロットマシンの斜視図である。 第1の実施の形態に係るスロットマシンの前扉を取り外した状態を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係る図柄表示窓及び入賞有効ラインを示す正面図である。 第1の実施の形態に係る各回転リールのリールテープの一部を示す展開図である。 第1の実施の形態に係る制御装置の入力、制御及び出力の概略を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係るスロットマシンの動作の概略を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係るスロットマシンの動作の概略を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係るスロットマシンの当選抽選処理を示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係るスロットマシンの内部当選報知処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るスロットマシンの動作の概略を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るスロットマシンの動作の概略を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るスロットマシンの動作の概略を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るスロットマシンの停止制御処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るスロットマシンの内部当選報知処理を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係るスロットマシンの動作の概略を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係るスロットマシンの動作の概略を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係るスロットマシンの内部当選報知処理を示すフローチャートである。 第4の実施の形態に係るスロットマシンの動作の概略を示すフローチャートである。 第4の実施の形態に係るスロットマシンの動作の概略を示すフローチャートである。 第4の実施の形態に係るスロットマシンの報知実行処理を示すフローチャートである。 第4の実施の形態に係るスロットマシンの内部当選報知処理を示すフローチャートである。
S スロットマシン 1 筐体
2 交換ユニット 3 前扉
4 電源ユニット 5 払い出し装置
6 メダルセレクター 7 投入センサー
8 報知装置 9 払い出しセンサー
10 制御装置 11 開口部
12 中板 13 開口上部
14 開口下部 15 底板
16A 右側板 16B 左側板
17 天板 18 筐体側蝶番
21 枠体 22 リールユニット
23 回転リール 24 基板ユニット
25 枠体側蝶番 26 係合クリップ
27 フック部 28 リールテープ
30 上扉 31 図柄表示窓
32 数値表示部 33 ランプ
34 回転灯 35 スピーカ
36 上扉側蝶番 38 入賞有効ライン
40 下扉 41 メダル払い出し口
42 メダル投入口 43 メダル受け皿
44 メダル排出部 45 前パネル
46 下扉側蝶番
50 操作部 51 ベットスイッチ
52 精算スイッチ 53 スタートスイッチ
54 ストップスイッチ
100 遊技制御装置 110 通常遊技制御装置
120 特別遊技制御手段 121 BBゲーム制御手段
122 RBゲーム制御手段
130 当選抽選手段 131 乱数発生手段
132 乱数抽出手段 133 当選判定テーブル
134 当選判定テーブル選択手段 135 当選判定手段
140 回転制御手段 150 回転位置判断手段
160 停止制御手段 161 停止テーブル
162 停止テーブル選択手段 163 滑りコマ数決定手段
170 入賞判定手段 180 当選フラグ成立手段
190 回転停止判定手段
200 演出制御装置 210 演出データ記憶手段
220 演出出力制御手段 230 報知実行決定手段
240 報知実行手段 250 報知済フラグ成立手段
260 報知済フラグ消去手段 270 内部当選報知手段
300 ベット数カウント手段 310 ベット数判定手段
320 クレジット数カウント手段 330 成立フラグ判定手段
340 遊技状態更新手段 350 BB移行前更新手段
360 RB移行前更新手段

Claims (1)

  1. 表面に複数の図柄が付された複数個の回転リールと、
    各回転リールの所定数の図柄を視認可能にする図柄表示窓と、
    各回転リールの回転を開始させるためのスタートスイッチと、
    各回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、
    報知を行うための報知装置と、
    ベットされたメダルの枚数を所定数までカウントするためのベット数カウント手段と、
    スタートスイッチの操作を契機に複数の当選役のいずれかに当選かまたはハズレかの抽選を行うための当選抽選手段と、
    当選抽選手段の抽選でいずれかの当選役に当選したときには、この当選に応じた当選フラグを立てるための当選フラグ成立手段と、
    ストップスイッチの操作を契機に当選抽選手段の抽選結果に基づいて各回転リールを停止させる制御を行うための停止制御手段と、
    すべての回転リールが停止されたときに、当選役の図柄の組み合わせが図柄表示窓に表示されているか否かの判定を行うため入賞判定手段と、
    当選フラグが立っている場合に、その旨の報知を報知装置に行わせるか否かを決定するための報知実行決定手段と、
    報知を行わせる決定が報知実行決定手段により成された場合に、当選フラグが立っている旨の報知を報知装置に行わせるための報知実行手段とを備え、
    ベット数カウント手段のカウント可能な最大値は2以上であり、ベット数カウント手段のカウント値が最大値に到達した場合に、各回転リールの回転開始及び当選抽選手段の抽選が可能となるように形成され、
    当選役の図柄の組み合わせが図柄表示窓に表示されていると入賞判定手段により判定されたことを条件に、この当選役に入賞となって遊技者に所定の利益を付与するとともに、この当選役に係る当選フラグを消去するように形成され、
    当選フラグ成立手段により当選フラグが立てられたが、この当選フラグに係る当選役の図柄の組み合わせが図柄表示窓に表示されていないと入賞判定手段により判定された場合において、次の遊技が開始される前に消去される当選フラグを通常当選フラグとし、次の遊技が開始されても消去されない当選フラグを特別当選フラグとしたスロットマシンであって、
    すべての回転リールの回転が停止しているか否かの判定を行うための回転停止判定手段と、
    ベット数カウント手段のカウント値が1以上かつ最大値未満であるか否かの判定を行うためのベット数判定手段と、
    特別当選フラグが立っているか否かの判定を行うための成立フラグ判定手段と、
    スタートスイッチが操作され、且つすべての回転リールの回転が停止していると回転停止判定手段により判定され、且つベット数カウント手段のカウント値が1以上かつ最大値未満であるとベット数判定手段により判定され、且つ特別当選フラグが立っていると成立フラグ判定手段により判定されたときに、特別当選フラグが立っている旨の報知を報知装置に行わせるための内部当選報知手段とを備えたことを特徴とするスロットマシン。
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