JP2007229338A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】回転リールが回転したまま放置されていることを報知するスロットマシンを提供する。
【解決手段】所定の情報を出力するための画像表示装置と、図柄表示手段の変動表示の開始を契機に計時を開始する変動表示時間計時手段と、画像表示装置に出力させる情報を複数記憶する情報データ記憶手段と、画像表示装置の出力を制御するための出力制御手段と、画像表示装置に出力させている情報を切り替えるための出力切り替え手段とを備えたスロットマシンにおいて、出力制御手段は、変動表示時間計時手段の計時時間が所定の時間に到達し、且つ図柄表示手段の図柄が変動表示されていることを条件に、警告情報を画像表示装置に出力させ、出力切り替え手段は、出力制御手段が警告情報を画像表示装置に出力させているとき、所定のスイッチの操作を契機に、画像表示装置が出力している警告情報を他の情報に切り替える。
【選択図】図4

Description

本発明は、スロットマシンに関し、さらに詳しくは、図柄表示手段の変動表示の開始から所定時間の経過後も図柄表示手段が変動表示していることを条件に、ストップスイッチの操作を促す演出が行われるスロットマシンに関するものである。
従来、遊技機として、周面に複数の図柄が表示された回転リールを3個備えたスロットマシンが知られている。
スロットマシンは、3個の回転リールを回転させるためのスタートスイッチと、それぞれの回転リールに対応して設けられ、回転した回転リールを停止させるためのストップスイッチとを備えている。そして、スロットマシンは、スタートスイッチの操作を契機に、3個の回転リールが一斉に回転を開始するとともに、当選抽選手段により当選役の抽選が行われ、ストップスイッチの操作により停止した回転リールに表示された図柄の組み合わせが、入賞有効ライン上に揃うと入賞が確定し、遊技者に対して所定の利益が付与される。
また、スタートスイッチが操作されて回転リールが回転を開始してから所定の時間を経過しても、ストップスイッチが操作されないときは、回転リールの回転が自動的に停止される。ここで、抽選の結果、当選役に当選したとき、当選役にかかる図柄が入賞有効ライン上に停止するような引き込み制御が行われ、入賞が確定する技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2003−79809号公報
ところで、上述したような特許文献1に記載されたスロットマシンでは、ストップスイッチを操作して回転リールを停止させた場合に比べ、回転リールを意図的に自動停止させた方が、入賞する確率が高くなり、衡平さに欠けるという問題があった。
また、逆に、抽選の結果、当選役に当選している場合において、回転リールの回転が自動的に停止されるとき、当選役にかかる図柄が入賞有効ライン上に停止させないような停止制御が行われるとすると、遊技者から入賞する機会を奪うことになる、という問題があった。
しかし、回転リールの自動停止を行わないとすると、ストップスイッチが操作されない限り回転リールが停止しないため、回転リールが回転したまま放置されるおそれがあった。
そこで、本発明は、上述のような問題に鑑みてなされたものであり、回転リールの自動停止を行わないが、回転リールが回転したまま放置されていることを報知するスロットマシンを提供することを目的とする。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、複数の図柄を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段(7)と、停止表示されている図柄表示手段(7)の図柄を変動表示させるためのスタートスイッチ(53)と、変動表示されている図柄表示手段(7)の図柄を停止表示させるためのストップスイッチ(54)と、所定の情報を出力するための情報出力装置(8)と、これらを用いて遊技の制御を行うための制御装置(10)とを備え、情報出力装置(8)は、少なくとも画像表示装置(34)を用いて構成され、制御装置(10)は、図柄表示手段(7)の変動表示の開始を契機に計時を開始する変動表示時間計時手段(140)と、情報出力装置(8)に出力させる情報を複数記憶する情報データ記憶手段(210)と、情報データ記憶手段(210)の記憶する情報に基づいて、情報出力装置(8)の出力を制御するための出力制御手段(220)と、出力制御手段(220)が画像表示装置(34)に出力させている情報を切り替えるための出力切り替え手段(230)とを備え、情報データ記憶手段(210)は、情報出力装置(8)に出力させる情報として、ストップスイッチ(54)の操作を促すための警告情報と、警告情報以外の他の情報とを記憶し、出力制御手段(220)は、変動表示時間計時手段(140)の計時時間が所定の時間に到達し、且つ図柄表示手段(7)の図柄が変動表示されていることを条件に、警告情報を情報出力装置(8)に出力させ、出力切り替え手段(230)は、出力制御手段(220)が警告情報を画像表示装置(34)に出力させているとき、所定のスイッチの操作を契機に、画像表示装置(34)が出力している警告情報を他の情報に切り替えることを特徴とするスロットマシン(S)に関するものである。
「スロットマシン(S)」とは、具体的には、例えば、遊技メダルやパチンコ玉を用いて遊技を行う回胴式遊技機等を含むものである。
「図柄表示手段(7)」は、複数の図柄を変動表示又は停止表示するためのものである。ここで、「複数の図柄を変動表示又は停止表示するため」には、図柄表示手段(7)として表面に複数の図柄が表示された回転リール(23)を用いた場合は、回転リール(23)を回転させるための駆動モータにより行い、液晶表示装置やCRTを用いた場合は、画像制御によって行うものである。
「情報出力装置(8)」は、所定の情報を出力するためのものである。具体的には、例えば、画像表示装置(34)や、スピーカ(35)や、ランプ(33)等が挙げられる。
「制御装置(10)」は、スロットマシン(S)が備える装置の動作やゲーム内容を制御するためのものである。制御装置(10)としては、例えば、CPU、ROM、RAM及びI/O等の電子部品を備えた基板等が挙げられる。
「画像表示装置(34)」は、具体的には、例えば、液晶表示装置やCRT等を用いることができる。また、画像表示装置(34)は、警告情報として、ストップスイッチ(54)の操作を促すための画像を表示する。ここで、「ストップスイッチ(54)の操作を促すための画像」を「警告画像」とする。
「変動表示時間計時手段(140)」は、図柄表示手段(7)の変動表示の開始を契機に計時を開始するためのものである。さらに詳しくは、図柄表示手段(7)が停止表示している場合に、遊技メダル等の投入後にスタートスイッチ(53)が操作されたとき、図柄表示手段(7)が変動表示を開始するとともに、変動表示時間計時手段(140)が時間を計り始めるように形成されている。
「情報データ記憶手段(210)」は、情報出力装置(8)に出力させる情報を複数記憶するためのものである。具体的には、例えば、画像表示装置(34)に表示される画像データ、スピーカ(35)から発生されるサウンドのデータ、ランプ(33)の点滅パターンのデータ等を記憶する。
また、情報データ記憶手段(210)は、情報出力装置(8)に出力させる情報として、ストップスイッチ(54)の操作を促すための警告情報と、警告情報以外の他の情報とを記憶する。
「警告情報」とは、具体的には、例えば、画像表示装置(34)に表示される警告メッセージの画像、スピーカ(35)から出力される警告音や警告アナウンス、ランプ(33)の点滅パターン等が挙げられる。
「他の情報」は、具体的には、例えば、遊技の状態の報知、当選役の抽選結果の報知、ストップスイッチ(54)の操作順序の報知などが挙げられる。ここで、他の情報として、画像表示装置(34)に出力される画像を、「他の画像」とする。
「出力制御手段(220)」は、変動表示時間計時手段(140)の計時時間が所定の時間に到達し、且つ図柄表示手段(7)の図柄が変動表示されていることを条件に、警告情報を情報出力装置(8)に出力させる。換言すると、図柄表示手段(7)が変動を開始してから所定の時間に到達しても、図柄表示手段(7)の図柄が変動表示されているとき、出力制御手段(220)は、情報データ記憶手段(210)の記憶する警告情報に基づいて情報出力装置(8)の出力を制御する。
「出力切り替え手段(230)」は、出力制御手段(220)が警告情報を画像表示装置(34)に出力させているとき、所定のスイッチの操作を契機に、画像表示装置(34)が出力している警告情報を他の情報に切り替える。さらに詳しくは、警告画像が画像表示装置(34)に表示されているとき、所定のスイッチの操作を契機に、出力切り替え手段(230)が、画像表示装置(34)の表示を警告画像から他の画像に切り替えるように形成される。
「所定のスイッチ」は、警告情報を他の情報に切り替えるための専用スイッチを設けてもよいし、他の機能を果たすスイッチ(例えば、ストップスイッチ(54)、切り替えスイッチ(37)等)と兼用させてもよい。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、図柄表示手段(7)が変動表示を開始してから所定の時間に到達しても、図柄表示手段(7)の図柄が変動表示されているとき、情報出力装置(8)は、ストップスイッチ(54)の操作を促すための警告情報を出力するようになっている。これにより、変動表示されている図柄表示手段(7)の図柄を停止表示させるよう、遊技者に促すことができる。また、図柄表示手段(7)の図柄が、所定の時間以上、変動表示し続けている状態であることを、ホール管理者に知らせることもできる。
また、警告画像が画像表示装置(34)に表示されているとき、所定のスイッチの操作を契機に、画像表示装置(34)の表示が警告画像から他の画像に切り替わるようになっている。
(請求項2)
(特徴点)
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の特徴に加え、制御装置(10)は、出力制御手段(220)が警告情報を画像表示装置(34)に出力させているとき、所定のスイッチの操作を契機に計時を開始する切り替え時間計時手段(150)を備え、出力切り替え手段(230)は、切り替え時間計時手段(150)の計時時間が所定の時間に到達し、且つ図柄表示手段(7)の図柄が変動表示されていることを条件に、画像表示装置(34)が出力している他の情報を警告情報に切り替えることを特徴とするスロットマシン(S)に関するものである。
「切り替え時間計時手段(150)」は、出力制御手段(220)が警告情報を画像表示装置(34)に出力させているとき、所定のスイッチの操作を契機に計時を開始するためのものである。さらに詳しくは、警告画像が画像表示装置(34)に表示されているとき、所定のスイッチの操作を契機に、出力切り替え手段(230)が、画像表示装置(34)の表示を警告画像から他の画像に切り替えるとともに、切り替え時間計時手段(150)が計時を開始するように形成される。
「出力切り替え手段(230)」は、切り替え時間計時手段(150)の計時時間が所定の時間に到達し、且つ図柄表示手段(7)の図柄が変動表示されていることを条件に、画像表示装置(34)が出力している他の情報を警告情報に切り替える。
具体的には、例えば、警告画像が画像表示装置(34)に表示されているとき、所定のスイッチの操作を契機に、出力切り替え手段(230)が、画像表示装置(34)の表示を警告画像から他の画像に切り替える。その後、切り替え時間計時手段(150)の計時時間が10秒に到達しても、図柄表示手段(7)の図柄が変動表示されているとき、出力切り替え手段(230)が、画像表示装置(34)の表示を他の画像から警告画像に切り替えるように形成することができる。
(作用)
請求項2に記載の発明によれば、警告画像が画像表示装置(34)に表示されているとき、所定のスイッチの操作を契機に、画像表示装置(34)の表示が警告画像から他の画像に切り替わる。その後、切り替え時間計時手段(150)の計時時間が所定の時間に到達しても、図柄表示手段(7)の図柄が変動表示されているとき、画像表示装置(34)の表示が他の画像から警告画像に切り替わるようになっている。
(請求項3)
(特徴点)
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明の特徴に加え、情報データ記憶手段(210)は、異なる警告情報を複数記憶し、出力制御手段(220)は、変動表示時間計時手段(140)の計時時間に応じて警告情報を選択し、この警告情報を情報出力装置(8)に出力させることを特徴とするスロットマシン(S)に関するものである。
具体的には、例えば、情報データ記憶手段(210)が2種類の警告情報を記憶する場合において、変動表示時間計時手段(140)の計時時間が3分に到達し、且つ図柄表示手段(7)の図柄が変動表示されていることを条件に、出力制御手段(220)は、情報データ記憶手段(210)から第1警告情報を選択し、この第1警告情報を情報出力装置(8)に出力させる。そして、さらに変動表示手段の計時時間が10分に到達し、且つ図柄表示手段(7)の図柄が変動表示されていることを条件に、出力制御手段(220)は、情報データ記憶手段(210)から第2警告情報を選択し、この第2警告情報を情報出力装置(8)に出力させるように形成することができる。
(作用)
請求項3に記載の発明によれば、情報出力装置(8)は、変動表示時間計時手段(140)の計時時間に応じて、ストップスイッチ(54)の操作を促すための警告情報の出力を変更するようになっている。
(請求項1)
請求項1に記載の発明によれば、図柄表示手段が変動表示を開始してから所定の時間に到達しても、図柄表示手段の図柄が変動表示されているとき、情報出力装置は、ストップスイッチの操作を促すための警告情報を出力するようになっている。これにより、遊技者によりストップスイッチが操作され、変動表示されている図柄表示手段の図柄が停止表示されるようになるため、図柄表示手段が変動表示したまま放置されることを防止することができる。
また、図柄表示手段の図柄が、所定の時間以上、変動表示し続けている状態であることを、ホール管理者に知らせることができる。これにより、ホール管理者は、図柄表示手段の図柄が変動表示し続けているスロットマシンを早期に発見できるため、図柄表示手段の図柄が変動表示したまま放置されることを防止することができる。
また、警告画像が画像表示装置に表示されているとき、所定のスイッチの操作を契機に、画像表示装置の表示が警告画像から他の画像に切り替わるようになっている。これにより、画像表示装置に表示された警告画像を解除して他の画像を表示させることができ、遊技者は、他の画像の情報を得ることができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2に記載の発明によれば、警告画像が画像表示装置に表示されているとき、所定のスイッチの操作を契機に、画像表示装置の表示が警告画像から他の画像に切り替わる。その後、切り替え時間計時手段の計時時間が所定の時間に到達しても、図柄表示手段の図柄が変動表示されているとき、画像表示装置の表示が他の画像から警告画像に切り替わるようになっている。これにより、画像表示装置に表示された警告画像を解除しても、図柄表示手段の図柄が変動表示し続けるときは、再び警告画像が画像表示装置に表示されるため、図柄表示手段の図柄が変動表示したまま放置されることを防止することができる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、上記した請求項1または2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項3に記載の発明によれば、情報出力装置は、変動表示時間計時手段の計時時間に応じて、ストップスイッチの操作を促すための警告情報の出力を変更するようになっている。これにより、遊技者やホール管理者は、図柄表示手段の図柄がどの位の時間変動表示し続けているかを把握することができるため、図柄表示手段が変動表示したまま放置されることを防止することができる。
本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しつつ説明する。
(図面の説明)
図1ないし図5は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1は、スロットマシンSの斜視図である。図2は、スロットマシンSの前扉3を取り外した状態を示す斜視図である。図3は、スロットマシンSの制御装置10の入力、制御及び出力の概略を示すブロック図である。図4及び図5は、スロットマシンSの動作の概略を示すフローチャートである。
なお、「正面」とは、スロットマシンSにおける、遊技者が遊技を行う際に向き合う面をいう。また、「右側」とは、スロットマシンSの正面に向き合う遊技者から見て右側を意味し、「左側」とは、スロットマシンSの正面に向き合う遊技者から見て左側を意味する。また、「手前側」とは、スロットマシンSの正面側を意味し、「奥側」とは、スロットマシンSの背面側を意味する。
(スロットマシンS)
本実施の形態に係る遊技機としてのスロットマシンSは、図1及び図2に示すように、少なくとも正面側に正面開口部11を有する筐体1と、筐体1内部に着脱自在かつ固定可能に設けられる交換ユニット2と、筐体1の正面開口部11を開閉自在に塞ぐ前扉3とを備えている。
また、前扉3は、筐体1の開口上部13を開閉自在に塞ぐ上扉30と、筐体1の開口下部14を開閉自在に塞ぐ下扉40とから成っている。
(筐体1)
筐体1は、図2に示すように、底板15、左右の側板である左側板16Bと右側板16A、天板17及び背板(図示せず)からなる正面側に開口する箱形に形成されている。また、右側板16A及び左側板16Bには、筐体1の高さ方向略中央で水平となるように中板12が設けられている。
そして、底板15の上面には、各部品に電気を供給するため電源装置4が固定されている。また、電源装置4の前面には、電源のON/OFFの切り替えを行うための電源スイッチ、設定変更のON/OFFの切り替えを行うための設定キースイッチ、設定値を変更するための設定変更スイッチ等が設けられている。また、底板15の上面には、内部にメダルを貯留するとともに、その貯留したメダルをメダル受け皿43へ払い出すための払い出し装置5が設置されている。電源装置4及び払い出し装置5は、交換ユニット2の交換に際し、必ずしも交換する必要のないものであり、交換時には筐体1に設置されたままにしておけるようになっている。
また、左側板16Bの中板12よりも下方の手前側端縁には、図2に示すように、下扉40を係合させ、回転自在に支持するための筐体側蝶番18が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。
また、右側板16Aの中板12よりも上方の内面及び、左側板16Bの中板12よりも上方の内面には、交換ユニット2を固定するための係合クリップ26が設けられている。
(交換ユニット2)
交換ユニット2は、図2に示すように、種々の部品を設置あるいは固定するための枠体21と、枠体21に固定されたリールユニット22及び基板ユニット24Aとを備えている。
枠体21は、方形状の金属枠からなり、リールユニット22及び基板ユニット24Aを支持するとともに、これらを一体的に取り扱い可能とするためのものである。また、枠体21の正面左側の縦枠には、上扉30を係合させ、回動自在に支持するための枠体側蝶番25が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。さらに、枠体21の正面側の左右の縦枠には、筐体1の係合クリップ26に固定するための係合フック27がそれぞれ設けられている。なお、枠体21としては、他の構成部品を支持固定可能であってもよい。
また、リールユニット22は、周囲に複数の図柄を表示した図柄表示手段としての複数の回転リール23と、特に図示しないが、回転リール23を回転させるための駆動モータとを備えている。
また、基板ユニット24Aは、CPU、ROM、RAM及びI/O等の電子部品を備えた基板を、基板ケースに収納したものである。そして、基板ユニット24Aは、スロットマシンSの遊技を制御するための遊技制御装置100として機能する。
また、交換ユニット2は、図2に示すように、中板12の上に乗せ、筐体1内部に収納される。そして、係合フック27を係合クリップ26に引っ掛けて止めることにより、交換ユニット2は筐体1内部に固定される。
(上扉30)
上扉30は、図1及び図2に示すように、筐体1の開口上部13を開閉自在に塞ぐための板状の扉である。また、上扉30は、交換ユニット2の枠体21に回動自在かつロック可能に形成されている。また、上扉30は、略中央部に回転リール23の図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓31を備えている。
そして、図柄表示窓31の上方には、図1に示すように、画像表示装置34が設けられている。画像表示装置34は、入賞図柄配列や遊技履歴等の情報の画像や、遊技の状態や当選役の抽選結果を報知する画像や、ストップスイッチ54の操作を促すための画像(警告画像)等を表示するためのものである。画像表示装置34は、具体的には、例えば、液晶表示装置やCRT等を用いることができる。
また、画像表示装置34の外枠の右側には、切り替えスイッチ37が設けられている。切り替えスイッチ37は、画像表示装置34に表示された画像を変更するためのものである。また、画像表示装置34の周囲には、報知などを行うためのランプ33が設けられている。
また、図柄表示窓31の下方には、図1に示すように、7セグメント表示器や液晶表示装置などを用いて、設定値やクレジットメダルの枚数を表示するための数値表示部32が設けられている。
ここで、クレジットとは、メダル投入口42から投入され、メダルセレクター6により正規なメダルとして払い出し装置5へ移送されるメダル、または所定の入賞により払い出されるメダルを、スロットマシンS内部に貯留することである。また、本実施の形態においては、最大50枚までクレジット可能に形成されている。
また、上扉30の裏面上部には、図2に示すように、基板ユニット24Bが設けられている。基板ユニット24Bは、スロットマシンSの演出を制御するための演出制御装置200として機能する。
また、上扉30の裏面上部の左右には、図2に示すように、種々の音声を出力するためのスピーカ35が設けられている。また、上扉30の左側裏面端部には、枠体21に設けられた枠体側蝶番25に係合可能な上扉側蝶番36が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。
なお、上扉30は、筐体1の側板16に取り付けるように形成してもよい。
(下扉40)
下扉40は、図1及び図2に示すように、筐体1の開口下部14を開閉自在に塞ぐための扉である。また、下扉40は、左側板16Bの中板12よりも下方の手前側端縁に回動自在かつロック可能に形成されている。そして、下扉40が上扉30よりも先に開かれるように、下扉40の上面は、閉扉時において、上扉30の下端よりも手前側に突出するようになっている。
また、下扉40の上部は、図1に示すように、スロットマシンSを作動させるための操作部50が設けられている。ここで、操作部50としては、クレジットメダル数を減じてメダル投入に代えるためのベットスイッチ51、貯留した投入メダルを払い出すための精算スイッチ52、回転リール23の回転を開始させるためのスタートスイッチ53、回転リール23の回転を停止させるためのストップスイッチ54が設けられている。
また、図1に示すように、下扉40の上部右側には、メダルを投入するためのメダル投入口42が設けられている。また、下扉40の下部には、スロットマシンS内部よりメダルを排出するためのメダル払い出し口41と、メダル払い出し口41から排出されたメダルを溜めておくためのメダル受け皿43とが形成されている。また、操作部50とメダル受け皿43との間には、遊技内容その他の表示をするための前パネル45が取り付けられている。
また、下扉40の裏面には、図2に示すように、メダル投入口42から投入されたメダルを誘導しながらメダルの正偽を判断するためのメダルセレクター6が設けられている。また、下扉40の裏面には、メダルセレクター6の下方に開口し、メダル払い出し口41に連通するメダル導出部44が設けられている。
また、下扉40の左側裏面端部には、筐体1の左側板16Bに設けられた筐体側蝶番18に係合可能な下扉側蝶番46が、上下方向に間隔をおいて二つ設けられている。
(制御装置10)
次に、スロットマシンSの制御装置10について、図3を用いて説明する。
制御装置10は、スタートスイッチ53及びストップスイッチ54の操作により、回転リール23の回転及び停止を制御するための遊技制御装置100と、遊技制御装置100からの諸信号に基づいて演出を行わせるための演出制御装置200を有している。
そして、遊技制御装置100は、通常遊技を制御するための通常遊技制御手段110、特別遊技を制御するための特別遊技制御手段120、当選に係る抽選を行うための当選抽選手段130、回転リール23の回転開始を契機に計時を開始する変動表示時間計時手段140、出力制御手段220が警告情報を画像表示装置34に出力させているとき、所定のスイッチの操作を契機に計時を開始する切り替え時間計時手段150を有している。なお、遊技制御装置100は、上記以外の手段を有していてもかまわない。
演出制御装置200は、情報出力装置8に出力させる情報を記憶する情報データ記憶手段210と、情報データ記憶手段210の記憶する情報に基づいて、情報出力装置8の出力を制御するための出力制御手段220と、画像表示装置34が出力している情報を切り替えるための出力切り替え手段230とを有している。なお、演出制御装置200は、上記以外の手段を有していてもかまわない。
また、情報出力装置8は、所定の情報を出力するためのものである。本実施の形態においては、ランプ33、スピーカ35及び画像表示装置34が設けられている。
(入力段)
制御装置10の入力段には、図3に示すように、メダルセレクター6、ベットスイッチ51、精算スイッチ52、スタートスイッチ53、ストップスイッチ54の5つのパーツが接続されている。なお、入力段としては、上記したパーツに限定されるものではない。
(出力段)
制御装置10の出力段には、図3に示すように、回転リール23、払い出し装置5、数値表示部32、情報出力装置8(ランプ33、スピーカ35及び画像表示装置34)、の4つのパーツが接続されている。なお、出力段としては、上記したパーツに限定されるものではない。
(通常遊技制御手段110)
通常遊技制御手段110は、通常遊技を行わせるためのものである。
すなわち、メダルの投入若しくはベットスイッチ51の押下を条件に、または、「再遊技(Replay)」時には前遊技から所定時間経過を条件に、スタートスイッチ53を操作すると、駆動モータが駆動され、3個の回転リール23が回転を開始する。
その後、ストップスイッチ54の1個を操作すると、対応する回転リール23の回転が停止する。
そして、ストップスイッチ54を3個全て操作し終わると、3個の回転リール23の回転が全て停止する。このとき、図柄表示窓31の入賞有効ライン上に、予め設定された図柄が停止すると、払い出し装置5を介して所定枚数のメダルが払い出される。なお、メダルを払い出す代わりに、クレジットしても良い。
当選には、入賞によりメダルの払い出しを伴い、遊技者に利益を付与する小役当選と、この小役当選よりもさらに大きな利益を遊技者に付与する特別当選と、メダルの払い出しは無いが、メダルを新たに投入することなく再度の遊技を行うことができる「再遊技(Replay)」とを備えている。そして、その抽選結果がいずれかの役に当選となった場合、その当選に対応した当選フラグが成立する。そして、抽選結果が特別当選である場合に、特別当選フラグが成立し、この特別当選フラグ成立中に、回転リール23の停止図柄の組み合わせが、予め定められた所定の特別当選図柄(例えば、入賞有効ライン上に「7」が3個揃うもの)と一致したことを条件に入賞し、遊技者に有利な特別遊技を行わせるように形成されている。
一方、抽選により特別当選フラグが成立したが、回転リール23の停止図柄の組み合わせが特別当選図柄と一致していない場合には、それ以後の遊技に特別当選フラグ成立の権利が持ち越されるように設定されている。
なお、小役の当選フラグは、当選フラグが成立した遊技で入賞させられない場合、当選フラグ成立の権利が次の遊技へ持ち越されないように設定されている。
(特別遊技制御手段120)
特別遊技制御手段120は、当選抽選手段130の抽選結果に基づいて、遊技者に有利な特別遊技を行わせるためのものである。
上記特別遊技としては、大別すると、次のゲームがある。
(1)特定導入遊技(BBゲーム)
(2)特定遊技(RBゲーム)
(3)特定当選遊技(JACゲーム)
なお、特定遊技、例えばRBゲームは、特定導入遊技、例えばBBゲーム中に行われる場合と、BBゲーム中でないときにも単独で行われる場合がある。また、上記特定当選遊技、いわゆるJACゲームは、RBゲーム中に行われるものである。また、特別遊技としては、上記した(1)ないし(3)の遊技に限定されるものではない。
特別遊技制御手段120は、図3に示すように、大別すると、次の手段を備える。
(1)特定導入遊技制御手段121
(2)特定遊技制御手段122
(特定導入遊技制御手段121)
特定導入遊技制御手段121は、BBゲームを制御するためのものである。
具体的には、通常遊技において、図示しないが、例えば「7」等の図柄が入賞有効ライン上に3個揃うと、払い出し装置5を介して、例えば15枚のメダルが払い出される。このとき、BBゲームが開始される。
BBゲームに移行すると、通常遊技と同様に最大3枚のメダルの投入によって開始され、3つの回転リール23の回転を各々停止させた際に、入賞有効ライン上に当選図柄が揃っているか否かによって、メダルの払い出しが行われるものである。
したがって、BBゲーム中では、通常遊技と同様に小役を含めた抽選が毎回行われるものである。ただ、このBBゲーム中にRBゲームに移行するための特定当選図柄が入賞有効ライン上に揃った場合には、その後RBゲームに移行するものである。
なお、通常、BBゲーム中はRBゲームへの移行が、例えば最大3回行われることになっているために、1回目のRBゲームが終了した後は、また前述したような通常遊技と同様な抽選及び制御が行われるものである。
そして、BBゲームでは、BBゲーム中のRBゲームが所定の最大回数、例えば3回か、或いはBBゲーム中の通常遊技が所定の最大回数、例えば最大30回の終了により、BBゲームは終了するものである。
(特定遊技制御手段122)
特定遊技制御手段101は、RBゲームを制御するためのものである。
具体的には、RBゲームに移行すると、メダルが1枚投入となり、回転リール23の所定の図柄が図柄表示窓31のセンターライン上に揃った場合に入賞となる特定当選遊技が行われるものである。そして、RBゲームでは、入賞するか否かの特定当選遊技が最大12回行えるものであり、そのうち、最大8回の入賞が可能である。すなわち、最大8回の入賞するか、或いは最大12回の特定当選遊技の終了により、RBゲームは終了するものである。
(当選抽選手段130)
当選抽選手段130は、乱数を用いて当選に関する抽選を行うものである。そして、当選抽選手段130による抽選の結果、所定の当選役に当選である場合に当選フラグが成立し、この当選フラグ成立中に、回転リール23の停止図柄の組み合わせが予め定められた入賞の態様と一致したことを条件に入賞し、遊技者にメダルの払い出しや、特別遊技等の利益が付与されるように設定されている。
当選抽選手段130は、図3に示すように、大別すると、以下の手段を有している。
(1)乱数発生手段131
(2)乱数抽出手段132
(3)当選判定テーブル133
(4)当選判定テーブル選択手段134
(5)当選判定手段135
なお、当選抽選手段130としては、上記手段に限定されるものではない。
(乱数発生手段131)
乱数発生手段131は、当選抽選用の乱数を所定の領域内(例えば十進数で0〜65535)で発生させるものである。
(乱数抽出手段132)
乱数抽出手段132は、乱数発生手段131が発生する乱数から、所定の条件(例えば、スタートスイッチ53の操作)で1つの数値を抽出するためのものである。なお、この抽出した数値を抽出乱数データとする。
なおここで、「乱数発生手段131」としては、ソフト乱数としての平均採中法等で乱数を発生させることができるものの他に、一定範囲の数字を高速で1づつ加算するカウンタを用いて構成することもできる。例えば、0〜16383の範囲の数字を、1秒間に700万回程度順次繰り返すようにしたカウンタが考えられる。そして、「乱数抽出手段132」としては、スタートスイッチ53を押したタイミングでカウンタの数字を読みとることとなる。
このように形成すると、「乱数発生手段131」では乱数を発生しているわけではないものの、「乱数抽出手段132」によって抽出される数字は、あたかも乱数のような分布となる。このように、結果として乱数のような分布を示す数値が得られる手段を、ここでは「乱数発生手段131」あるいは「乱数抽出手段132」に含めて考えるものとする。
(当選判定テーブル133)
当選判定テーブル133は、乱数発生手段131が発生させる各乱数について各当選役のいずれかに当選かまたはハズレかを割り振ったテーブルである。具体的には、当選判定テーブル133は、特別遊技当選の領域、小役当選の領域、再遊技当選の領域及びハズレの領域を有している。
また、この当選判定テーブル133は、特に図示しないが、通常遊技用の当選判定テーブルと、特別遊技用の当選判定テーブルとが設けられている。また、当選判定テーブル113は、スロットマシンSの遊技の設定値や、メダルの賭け枚数ごとに、当選役に当選かまたはハズレかの割り振り方が異なるものが複数設けられている。
(当選判定テーブル選択手段134)
判定テーブル選択手段134は、遊技の設定値、メダルの賭け枚数、遊技状態に応じて当選判定テーブル133を選択するためのものである。例えば、RBが入賞した場合には、特別遊技用の当選判定テーブル133を選択し、この当選判定テーブル133を用いて当選判定手段135が当選判定を行う。
(当選判定手段135)
当選判定手段135は、乱数抽出手段132が抽出した抽出乱数データと、当選判定テーブル選択手段134が選択した当選判定テーブル133とを対比し、当選の判定を行うためのものである。具体的には、各当選役の当選領域からなる当選判定領域データと、抽出乱数データとを照合し、当該抽出乱数データが所定の当選領域に属する場合には当該当選領域に対応する当選を決定し、当該抽出乱数データがいずれの当選領域にも属さない場合には、「ハズレ」の決定をするものである。
(変動表示時間計時手段140)
変動表示時間計時手段140は、回転リール23の回転開始を契機に計時を開始するためのものである。さらに詳しくは、回転リール23が停止している場合に、メダル等の投入後にスタートスイッチ53が操作されたとき、3個の回転リール23が一斉に回転を開始するとともに、変動表示時間計時手段140が時間を計り始めるように形成されている。
(切り替え時間計時手段150)
切り替え時間計時手段150は、出力制御手段220が警告情報を画像表示装置34に出力させているとき、所定のスイッチの操作を契機に計時を開始するためのものである。
具体的には、警告画像が画像表示装置34に表示されているとき、ストップスイッチ54または切り替えスイッチ37の操作を契機に、出力切り替え手段230が、画像表示装置34の表示を警告画像から他の画像に切り替えるとともに、切り替え時間計時手段150が計時を開始するように形成されている。
また、本実施の形態では、所定のスイッチとして、ストップスイッチ54及び切り替えスイッチ37を用いたが、その他のスイッチを用いても構わない。
(情報データ記憶手段210)
情報データ記憶手段210は、情報出力装置8に出力させる情報を複数記憶するためのものである。具体的には、画像表示装置34に表示される画像、スピーカ35から発生されるサウンド、ランプ33の点滅パターン等のデータを記憶する。
また、情報データ記憶手段210は、情報出力装置8に出力させる情報として、ストップスイッチ54の操作を促すための警告情報を2種類記憶する。「警告情報」とは、具体的には、画像表示装置34に表示される警告画像、スピーカ35から出力される警告音や警告アナウンス、ランプ33の点滅パターン等である。
また、本実施の形態では、情報データ記憶手段120は、第1警告情報として、画像表示装置34に表示させる第1警告画像と、ランプ33の点灯とを記憶する。また、第2警告情報として、画像表示部34に表示させる第2警告画像と、スピーカ35より出力される警告音と、ランプ33の点滅パターンとを記憶する。
また、情報データ記憶手段210は、警告情報以外の他の情報も記憶する。「他の情報」は、具体的には、遊技の状態の報知、当選役の抽選結果の報知、ストップスイッチ54の操作順序の報知などを記憶する。また、情報データ記憶手段210は、上記以外に画像表示装置34に出力される他の情報として、回転リール23の図柄配列、入賞図柄配列、遊技履歴等の画像も記憶する。
なお、本実施の形態では、情報データ記憶手段210は、2種類の警告情報を記憶するように形成したが、単数の警告情報を記憶させてもよいし、2種類よりも多く警告情報を記憶させてもよい。
(出力制御手段220)
出力制御手段220は、情報データ記憶手段210の記憶する情報に基づいて、情報出力装置8の出力を制御するためのものである。具体的には、出力制御手段220は、変動表示時間計時手段140の計時時間が所定の時間に到達し、且つすべての回転リール23の回転が停止していないことを条件に、変動表示時間計時手段140の計時時間に応じて警告情報を選択し、この警告情報を情報出力装置8に出力させる。換言すると、スタートスイッチ53が操作され、3個の回転リール23が一斉に回転を開始してから所定の時間に到達しても、すべての回転リール23の回転が停止してないとき、出力制御手段220は、変動表示時間計時手段140の計時時間に応じて情報データ記憶手段210の記憶する警告情報を選択し、この警告情報に基づいて情報出力装置8の出力を制御する。
さらに詳しくは、変動表示時間計時手段140の計時時間が3分に到達し、且つすべての回転リール23の回転が停止していないことを条件に、出力制御手段220は、情報データ記憶手段210から第1警告情報を選択し、この第1警告情報を情報出力装置8に出力させる。そして、さらに変動表示手段の計時時間が10分に到達し、且つすべての回転リール23の回転が停止していないことを条件に、出力制御手段220は、情報データ記憶手段210から第2警告情報を選択し、この第2警告情報を情報出力装置8に出力させるように形成されている。
なお、本実施の形態では、警告情報を情報出力装置8に出力させる条件である「変動表示時間計時手段140の計時時間が到達した所定の時間」として、2つの計時時間を設定したが、1つの計時時間でもよいし、3つ以上の計時時間でもよい。
(出力切り替え手段230)
出力切り替え手段230は、出力制御手段220が画像表示装置34に出力させている情報を切り替えるためのものである。具体的には、出力切り替え手段230は、出力制御手段220が警告情報を画像表示装置34に出力させているとき、所定のスイッチの操作を契機に、画像表示装置34が出力している警告情報を他の情報に切り替えるためのものである。換言すると、警告画像が画像表示装置34に表示されているとき、ストップスイッチ54または切り替えスイッチ37の操作を契機に、出力切り替え手段230が、画像表示装置34の表示を警告画像から他の画像に切り替えるように形成されている。
また、出力切り替え手段230は、切り替え時間計時手段150の計時時間が所定の時間に到達し、且つすべての回転リール23の回転が停止していないことを条件に、画像表示装置34が出力している他の情報を警告情報に切り替える。
具体的には、警告画像が画像表示装置34に表示されているとき、所定のスイッチの操作を契機に、出力切り替え手段230が、画像表示装置34の表示を警告画像から他の画像に切り替える。その後、切り替え時間計時手段150の計時時間が10秒に到達しても、すべての回転リール23の回転が停止していないとき、出力切り替え手段230が、画像表示装置34の表示を他の画像から警告画像に切り替えるように形成されている。
(スロットマシンSの動作)
次に、本実施の形態に係るスロットマシンSの動作の概略について、図4及び図5に示したフローチャートを用いて説明する。
ステップ100において、スタートスイッチ53が操作されると、ステップ101に進む。
ステップ101において、3個の回転リール23が一斉に回転を開始する。そして、ステップ102に進む。
ステップ102において、変動表示時間計時手段140が計時を開始する。そして、ステップ103に進む。
ステップ103において、すべての回転リール23の回転が停止したか否かの判断が行われる。すべての回転リール23の回転が停止していないと判断された場合は、ステップ104に進む。すべての回転リール23の回転が停止したと判断された場合には、ステップ106に進む。
ステップ104において、変動表示時間計時手段140の計時時間が3分に到達したか否かの判断が行われる。変動表示時間計時手段140の計時時間が3分に到達したと判断された場合には、ステップ105に進む。変動表示時間計時手段140の計時時間が3分に到達していないと判断された場合には、ステップ103に戻る。
ステップ105において、出力制御手段220が、情報データ記憶手段210から第1警告情報を選択し、第1警告情報を情報出力装置8に出力させる。具体的には、画像表示装置34に第1警告画像を表示させるとともに、ランプ33を点灯させる。そして、ステップ107に進む。
ステップ106において、変動表示時間計時手段140の計時時間をリセットする。そして、当該遊技は終了する。
ステップ107において、ストップスイッチ54または切り替えスイッチ37が操作されたか否かの判断が行われる。ストップスイッチ54または切り替えスイッチ37が操作された場合には、ステップ108に進む。ストップスイッチ54または切り替えスイッチ37が操作されなかった場合には、ステップ113に進む。
ステップ108において、出力切り替え手段230により、画像表示装置34の第1警告画像が解除されて、他の画像に切り替わる。そして、ステップ109に進む。
ステップ109において、切り替え時間計時手段150が計時を開始する。そして、ステップ110に進む。
ステップ110において、すべての回転リール23の回転が停止したか否かの判断が行われる。すべての回転リール23の回転が停止していないと判断された場合は、ステップ111に進む。すべての回転リール23の回転が停止したと判断された場合には、ステップ115に進む。
ステップ111において、切り替え時間計時手段150の計時時間が10秒に到達したか否かの判断が行われる。切り替え時間計時手段150の計時時間が10秒に到達したと判断された場合には、ステップ112に進む。切り替え時間計時手段150の計時時間が10秒に到達していないと判断された場合には、ステップ110に戻る。
ステップ112において、切り替え時間計時手段150の計時時間をリセットする。そして、ステップ113に進む。
ステップ113において、変動表示時間計時手段140の計時時間が10分に到達したか否かの判断が行われる。変動表示時間計時手段140の計時時間が10分に到達したと判断された場合には、ステップ114に進む。変動表示時間計時手段140の計時時間が10分に到達していないと判断された場合には、ステップ105に戻る。
ステップ114において、出力制御手段220が、情報データ記憶手段210から第2警告情報を選択し、第2警告情報を情報出力装置8に出力させる。具体的には、画像表示装置34に第2警告画像を表示させるとともに、スピーカ35より警告音を出力し、ランプ33を点滅させる。そして、ステップ118に進む。
ステップ115において、ランプ33を消灯させる。そして、ステップ116に進む。
ステップ116において、変動表示時間計時手段140の計時時間をリセットする。そして、ステップ117に進む。
ステップ117において、切り替え時間計時手段150の計時時間をリセットする。そして、当該遊技は終了する。
ステップ118において、ストップスイッチ54または切り替えスイッチ37が操作されたか否かの判断が行われる。ストップスイッチ54または切り替えスイッチ37が操作された場合には、ステップ119に進む。ストップスイッチ54または切り替えスイッチ37が操作されなかった場合には、ステップ118に戻る。
ステップ119において、出力切り替え手段230により、画像表示装置34の第2警告画像が解除されて、他の画像に切り替わるとともに、スピーカから出力される警告音が消音される。そして、ステップ120に進む。
ステップ120において、切り替え時間計時手段150が計時を開始する。そして、ステップ121に進む。
ステップ121において、すべての回転リール23の回転が停止したか否かの判断が行われる。すべての回転リール23の回転が停止していないと判断された場合は、ステップ122に進む。すべての回転リール23の回転が停止したと判断された場合には、ステップ124に進む。
ステップ122において、切り替え時間計時手段150の計時時間が10秒に到達したか否かの判断が行われる。切り替え時間計時手段150の計時時間が10秒に到達したと判断された場合には、ステップ123に進む。切り替え時間計時手段150の計時時間が10秒に到達していないと判断された場合には、ステップ121に戻る。
ステップ123において、切り替え時間計時手段150の計時時間をリセットする。そして、ステップ114に戻る。
ステップ124において、ランプ33を消灯させる。そして、ステップ125に進む。
ステップ125において、変動表示時間計時手段140の計時時間をリセットする。そして、ステップ126に進む。
ステップ126において、切り替え時間計時手段150の計時時間をリセットする。そして、当該遊技は終了する。
なお、本実施の形態では、切り替え時間計時手段150の計時時間が所定の時間に到達し、且つすべての回転リール23の回転が停止していないことを条件に、出力切り替え手段230は、画像表示装置34が出力している他の情報を警告情報に切り替えるように形成したが、切り替え時間計時手段150を制御装置10に設けずに、ストップスイッチ54や切り替えスイッチ37等の所定のスイッチが操作される度に、変動表示時間計時手段140の計時時間がリセットされて、新たに計時を開始するようにしてもよい。また、切り替え時間計時手段150を制御装置に設けずに、警告情報を情報出力装置8に出力させる条件である「変動表示時間計時手段140の計時時間が到達した所定の時間」として、本実施の形態より多い時機の計時時間を短い間隔で設定し、変動表示時間計時手段140の計時時間に応じて警告情報を画像表示装置34に出力させるようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態によれば、回転リール23が回転を開始してから所定の時間に到達しても、回転リール23の回転が停止されないとき、情報出力装置8は、ストップスイッチ54の操作を促すための警告情報を出力するようになっている。これにより、遊技者によりストップスイッチ54が操作され、回転リール23の回転が停止されるようになるため、回転リール23が回転したまま放置されることを防止することができる。
また、回転リール23が、所定の時間以上、回転し続けている状態であることを、ホール管理者に知らせることができる。これにより、ホール管理者は、回転リール23が回転し続けているスロットマシンSを早期に発見できるため、回転リール23が回転したまま放置されることを防止することができる。
また、警告画像が画像表示装置34に表示されているとき、ストップスイッチ54または切り替えスイッチ37の操作を契機に、画像表示装置34の表示が警告画像から他の画像に切り替わるようになっている。これにより、画像表示装置34に表示された警告画像を解除して他の画像を表示させることができ、遊技者は、他の画像の情報を得ることができる。
また、ストップスイッチ54または切り替えスイッチ37を操作して、画像表示装置34の表示を警告画像から他の画像に切り替えた後、切り替え時間計時手段150の計時時間が所定の時間に到達しても、回転リール23の回転が停止されないとき、画像表示装置34の表示が他の画像から警告画像に切り替わるようになっている。これにより、画像表示装置34に表示された警告画像を解除しても、回転リール23の回転が停止されないと、再び警告画像が画像表示装置34に表示されるため、回転リール23が回転したまま放置されることを防止することができる。
また、情報出力装置8は、変動表示時間計時手段140の計時時間に応じて、ストップスイッチ54の操作を促すための警告情報の出力を変更するようになっている。これにより、遊技者やホール管理者は、回転リール23がどの位の時間回転し続けているかを把握することができるため、回転リール23が回転したまま放置されることを防止することができる。
本発明の実施の形態に係るスロットマシンの斜視図である。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンの前扉を取り外した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンの制御装置の入力、制御及び出力の概略を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンの動作の概略を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るスロットマシンの動作の概略を示すフローチャートである。
符号の説明
S スロットマシン 1 筐体
2 交換ユニット 3 前扉
4 電源装置 5 払い出し装置
6 メダルセレクター 7 図柄表示手段
8 情報出力装置 10 制御装置
11 開口部 12 中板
13 開口上部 14 開口下部
15 底板 16 側板
17 天板 18 筐体側蝶番
21 枠体 22 リールユニット
23 回転リール 24 基板ユニット
25 枠体側蝶番 26 係合クリップ
27 フック部
30 上扉 31 図柄表示窓
32 数値表示部 33 ランプ
34 画像表示装置 35 スピーカ
36 上扉側蝶番 37 切り替えスイッチ
40 下扉 41 メダル払い出し口
42 メダル投入口 43 メダル受け皿
44 メダル導出部 45 前パネル
46 下扉側蝶番
50 操作部 51 ベットスイッチ
52 精算スイッチ 53 スタートスイッチ
54 ストップスイッチ
100 遊技制御装置 110 通常遊技制御装置
120 特別遊技制御手段 121 特定導入遊技制御手段
122 特定遊技制御手段
130 当選抽選手段 131 乱数発生手段
132 乱数抽出手段 133 当選判定テーブル
134 当選判定テーブル選択手段 135 当選判定手段
140 変動表示時間計時手段 150 切り替え時間計時手段
200 演出制御装置 210 情報データ記憶手段
220 出力制御手段 230 出力切り替え手段

Claims (3)

  1. 複数の図柄を変動表示又は停止表示するための図柄表示手段と、
    停止表示されている図柄表示手段の図柄を変動表示させるためのスタートスイッチと、
    変動表示されている図柄表示手段の図柄を停止表示させるためのストップスイッチと、
    所定の情報を出力するための情報出力装置と、
    これらを用いて遊技の制御を行うための制御装置とを備え、
    情報出力装置は、少なくとも画像表示装置を用いて構成され、
    制御装置は、
    図柄表示手段の変動表示の開始を契機に計時を開始する変動表示時間計時手段と、
    情報出力装置に出力させる情報を複数記憶する情報データ記憶手段と、
    情報データ記憶手段の記憶する情報に基づいて、情報出力装置の出力を制御するための出力制御手段と、
    出力制御手段が画像表示装置に出力させている情報を切り替えるための出力切り替え手段とを備え、
    情報データ記憶手段は、情報出力装置に出力させる情報として、ストップスイッチの操作を促すための警告情報と、警告情報以外の他の情報とを記憶し、
    出力制御手段は、変動表示時間計時手段の計時時間が所定の時間に到達し、且つ図柄表示手段の図柄が変動表示されていることを条件に、警告情報を情報出力装置に出力させ、
    出力切り替え手段は、出力制御手段が警告情報を画像表示装置に出力させているとき、所定のスイッチの操作を契機に、画像表示装置が出力している警告情報を他の情報に切り替えることを特徴とするスロットマシン。
  2. 制御装置は、出力制御手段が警告情報を画像表示装置に出力させているとき、所定のスイッチの操作を契機に計時を開始する切り替え時間計時手段を備え、
    出力切り替え手段は、切り替え時間計時手段の計時時間が所定の時間に到達し、且つ図柄表示手段の図柄が変動表示されていることを条件に、画像表示装置が出力している他の情報を警告情報に切り替えることを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 情報データ記憶手段は、異なる警告情報を複数記憶し、
    出力制御手段は、変動表示時間計時手段の計時時間に応じて警告情報を選択し、この警告情報を情報出力装置に出力させることを特徴とする請求項1または2に記載のスロットマシン。
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