JP2013017757A - 遊技台 - Google Patents

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Abstract

【課題】リールの空回しに対する警告報知を行いつつも、遊技者の誤った停止操作を防止することができる遊技台を提供する。
【解決手段】スロットマシン100は、ボーナス役に内部当選した場合、まず、リールの回転開始から、ベットボタン132の操作を促す非遊技進行操作画像d1を表示し、次に、リールの回転開始から、予め定めた所定時間が経過しても、停止操作が行われない場合には、ストップボタン137〜139の操作を促す注意喚起画像d3を表示し、次に、ベットボタン132の操作受付があった場合には、ボーナス役に入賞するための操作条件を示唆する遊技進行操作画像d2を表示する。
【選択図】図8

Description

本発明は、スロットマシン(パチスロ)、パチンコに代表される遊技台に関する。
従来、遊技台の一つとして、例えば、スロットマシンが知られている。このスロットマシンは、メダルを投入してスタートレバーを操作することでリールを回転させるとともに、内部抽選によって役を内部決定し、ストップボタンを操作することでリールを停止させた時に、図柄表示窓上に内部決定に応じて予め定められた図柄の組合せが表示されると役が成立するように構成されている。そして、メダルの払出を伴う役が成立した場合には、成立した役に対応する規定数のメダルが払い出されるようになっている。
このようなスロットマシンは、リールを回転させた後、ストップボタンを操作することによりリールを停止させる仕様としているため、ストップボタンを操作しなかった場合には、リールの回転が継続してしまう。
この点、特許文献1には、リールを回転させた後、一定時間が経過した場合にストップボタンの停止操作を促す表示を行い、空回しを警告するスロットマシンが開示されている。
特開2006−20847号公報
ところで、昨今のスロットマシンでは、内部抽選の当選役に関する情報に基づき、遊技者に有利となるストップボタンの操作条件(例えば、内部当選した役の入賞が得られる停止操作順序や停止操作タイミングなど)を遊技者に報知する操作条件報知演出が行われている。このような操作条件報知演出を実行中に、上述したストップボタンの停止操作を促す報知(以下、警告報知ともいう)を行う場合には、この警告報知が最重要の報知となるため、それまで行っていた操作条件報知演出の画像に代えて警告報知の画像を表示することになる。その結果、この警告報知を見た遊技者は、慌てて停止操作を行おうとするが、操作条件報知演出の内容を見落としていたり、失念したりしている場合には、誤った停止操作をしてしまうという問題がある。
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、リールの空回しに対する警告報知を行いつつも、遊技者の誤った停止操作を防止する遊技台を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る遊技台は、その一態様として、 複数種類の図柄が施され、回転可能な複数のリールと、電気的に貯留された遊技媒体の投入を指示するベットスイッチと、実際の前記遊技媒体の投入を受け付ける遊技媒体投入手段と、前記ベットスイッチまたは前記遊技媒体投入手段による前記遊技媒体の投入後、前記複数のリールの回転開始を指示するスタートスイッチと、前記スタートスイッチの操作に基づいて、予め定められた複数種類の役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、前記抽選手段による抽選結果に基づいて前記複数のリールの停止データを設定する停止データ設定手段と、前記複数のリールそれぞれに対応して設けられ、前記複数リールの回転を個別に停止させるストップスイッチと、前記停止データ設定手段により設定された停止データ及び前記ストップスイッチの停止操作に基づいて、前記複数のリールそれぞれの回転停止に関する停止制御を行う停止制御手段と、前記停止制御手段による停止制御により、予め定められた有効ライン上に停止表示された図柄組合せが、前記抽選手段により内部当選した役に対応して定められた図柄組合せであるか否かにより前記役への入賞を判定する判定手段と、前記判定手段による判定により、配当を伴う役に入賞した場合には、前記遊技媒体を配当として払い出す払出手段と、遊技に関する画像を表示する表示装置を含む演出装置と、前記演出装置を用いて遊技に関する演出を実行する演出実行手段と、前記演出実行手段により実行される演出の演出態様に変化を与える演出用スイッチと、を備えた遊技台であって、前記ベットスイッチ、前記スタートスイッチ及び前記演出用スイッチのうち少なくとも一以上のスイッチを特定スイッチと定義した場合、前記複数のリールが回転開始した後、前記特定スイッチの操作受付の有無を監視する監視手段を備え、前記複数種類の役には、前記抽選手段により内部当選し、かつ、前記ストップスイッチの停止操作が予め定められた操作条件に適合した場合に入賞する第1の役が含まれ、前記停止データ設定手段は、前記抽選手段により、前記第1の役に内部当選し、かつ、前記ストップスイッチの停止操作が前記操作条件に適合した場合には、前記第1の役に対応する図柄組合せを前記有効ライン上に停止表示させる停止データを設定し、前記演出実行手段は、前記抽選手段により、前記第1の役が内部当選した場合、まず、前記特定スイッチの操作を促す第1の画像を前記表示装置上に表示し、次に、前記監視手段により、前記特定スイッチの受付があったと判断された場合には、前記第1の画像に代えて、前記操作条件を示唆する第2の画像を前記表示装置上に表示する第1演出処理を実行する第1演出実行手段と、前記複数のリールの回転開始から、予め定めた所定時間が経過しても、前記ストップスイッチまたは前記特定スイッチの操作が行われない場合には、前記ストップスイッチの操作を促す第3の画像を前記表示装置上に表示する第2演出処理を実行する第2演出処理実行手段と、を備え、前記第1演出実行手段は、前記第1の画像を前記表示装置上に表示中に、前記第2演出処理の実行条件が成立した場合には、まず、前記第1の画像に代えてまたは併せて、前記第3の画像を前記表示装置上に表示し、次に、前記監視手段により前記特定スイッチの受付があったと判断された場合には、前記表示装置上に表示されている画像に代えてまたは併せて、前記第2の画像と同一または類似の内容を示す画像を前記表示装置上に表示する第3演出処理を実行する第3演出実行手段を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る遊技台は、別の一態様として、 複数種類の図柄が施され、回転可能な複数のリールと、電気的に貯留された遊技媒体の投入を指示するベットスイッチと、実際の前記遊技媒体の投入を受け付ける遊技媒体投入手段と、前記ベットスイッチまたは前記遊技媒体投入手段による前記遊技媒体の投入後、前記複数のリールの回転開始を指示するスタートスイッチと、前記スタートスイッチの操作に基づいて、予め定められた複数種類の役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、前記抽選手段による抽選結果に基づいて前記複数のリールの停止データを設定する停止データ設定手段と、前記複数のリールそれぞれに対応して設けられ、前記複数リールの回転を個別に停止させるストップスイッチと、前記停止データ設定手段により設定された停止データ及び前記ストップスイッチの停止操作に基づいて、前記複数のリールそれぞれの回転停止に関する停止制御を行う停止制御手段と、前記停止制御手段による停止制御により、予め定められた有効ライン上に停止表示された図柄組合せが、前記抽選手段により内部当選した役に対応して定められた図柄組合せであるか否かにより前記役への入賞を判定する判定手段と、前記判定手段による判定により、配当を伴う役に入賞した場合には、前記遊技媒体を配当として払い出す払出手段と、遊技に関する画像を表示する表示装置を含む演出装置と、前記演出装置を用いて遊技に関する演出を実行する演出実行手段と、前記演出実行手段により実行される演出の演出態様に変化を与える演出用スイッチと、を備えた遊技台であって、前記ベットスイッチ、前記スタートスイッチ及び前記演出用スイッチのうち少なくとも一以上のスイッチを特定スイッチと定義した場合、前記複数のリールが回転開始した後、前記特定スイッチの操作受付の有無を監視する監視手段を備え、前記複数種類の役には、前記抽選手段により内部当選し、かつ、前記ストップスイッチの停止操作が予め定められた操作条件に適合した場合に入賞する第1の役が含まれ、前記停止データ設定手段は、前記抽選手段により、前記第1の役に内部当選し、かつ、前記ストップスイッチの停止操作が前記操作条件に適合した場合には、前記第1の役に対応する図柄組合せを前記有効ライン上に停止表示させる停止データを設定し、前記演出実行手段は、前記抽選手段により、前記第1の役が内部当選した場合、前記操作条件を示唆する第2の画像を前記表示装置上に表示する第1演出処理を実行する第1演出実行手段と、前記複数のリールの回転開始から、予め定めた所定時間が経過しても、前記ストップスイッチまたは前記特定スイッチの操作が行われない場合には、前記ストップスイッチの操作を促す第3の画像を前記表示装置上に表示する第2演出処理を実行する第2演出処理実行手段と、を備え、前記第1演出実行手段は、前記第2の画像を前記表示装置上に表示中に、前記第2演出処理の実行条件が成立した場合には、まず、前記第2の画像に代えてまたは併せて、前記第3の画像を前記表示装置上に表示し、次に、前記第3の画像を前記表示装置上に表示中に前記監視手段により前記特定スイッチの受付があったと判断されたときには、前記表示装置上に表示されている画像に代えてまたは併せて、前記第2の画像と同一または類似の内容を示す画像を前記表示装置上に表示することを特徴とする。
本発明の遊技台によれば、リールの空回しに対する警告報知を行いつつも、遊技者の誤った停止操作を防止することができる。
本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの外観を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの制御部の回路ブロック図である。 (a)は、本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの本発明の実施形態に係るスロットマシンの各リールに施される図柄の配列を表面的に展開して示した図であり、(b)は、本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの入賞役の種類、図柄組合せ、及び払出し/作動を示した図である。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの主制御部が第1副制御部400に送信するコマンドの種類と送信タイミングを示す図である。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの各演出画像の画像例、及び各演出画像の表示タイミングを示す図である(リール回転開始後、30秒以内にベットボタンを操作した場合)。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの各演出画像の画像例、及び各演出画像の表示タイミングを示す図である(リール回転開始後、30秒以上経過してからベットボタンを操作した場合)。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの各演出画像の画像例、及び各演出画像の表示タイミングを示す図である(リール回転開始後、30秒以上経過してからストップボタンを操作した場合)。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの各演出画像の画像例、及び各演出画像の表示タイミングを示す図である(リール回転開始後、30秒以上経過してからストップボタンを操作した場合)。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの各演出画像の画像例、及び各演出画像の表示タイミングを示す図である(第1停止操作後、30秒以上経過してからベットボタンを操作した場合)。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの各制御部の処理を対応付けた処理概要図である。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの第1副制御部メイン処理、第1副制御部コマンド受信割込処理、及び第1副制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。 図13(b)のステップS2005の演出制御処理の流れを詳しく示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの第2副制御部メイン処理、第2副制御部コマンド受信割込処理、第2副制御部タイマ割込処理及び第2副制御部画像制御処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの第2副制御部のVRAMの内容を示す模式的に示す図である。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンにおける表示画像の変形例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンにおける遊技進行操作画像の変形例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンにおける遊技進行操作画像の変形例を示す図である。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンにおける演出の変形例を示す図である。 (a)は、本発明の第2実施形態に係るスロットマシンの本発明の実施形態に係るスロットマシンの各リールに施される図柄の配列を表面的に展開して示した図であり、(b)は、本発明の第2実施形態に係るスロットマシンの入賞役の種類、図柄組合せ、及び払出し/作動を示した図である。 本発明の第2実施形態に係るスロットマシンのベル1に内部当選した場合のリール停止制御処理を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係るスロットマシンのベル2に内部当選した場合のリール停止制御処理を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係るスロットマシンのベル3に内部当選した場合のリール停止制御処理を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係るスロットマシンの各演出画像の画像例、及び各演出画像の表示タイミングを示す図である(リール回転開始後、30秒以上経過後にベットボタンを操作した場合)。 本発明の第2実施形態に係るスロットマシンの各演出画像の画像例、及び各演出画像の表示タイミングを示す図である(リール回転開始後、30秒以上経過後にベットボタンを操作した場合)。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの各演出画像の画像例、及び各演出画像の表示タイミングを示す図である(リール回転開始後、30秒以上経過してからストップボタンを操作した場合)。 本発明の第1実施形態に係るスロットマシンの各演出画像の画像例、及び各演出画像の表示タイミングを示す図である(リール回転開始後、30秒以上経過してからストップボタンを操作した場合)。 本発明の第2実施形態に係るスロットマシンの各演出画像の画像例、及び各演出画像の表示タイミングを示す図である(第1停止操作後、30秒以上経過してからベットボタンを操作した場合)。 本発明の第2実施形態に係るスロットマシンの各演出画像の画像例、及び各演出画像の表示タイミングを示す図である(第2停止操作後、30秒以上経過してからベットボタンを操作した場合)。 本発明の第2実施形態に係るスロットマシンの各制御部の処理を対応付けた処理概要図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
[第1実施形態]
<全体構成>
図1は、本発明の一実施形態(第1実施形態)に係るスロットマシン100の外観斜視図である。スロットマシン100は、メダルの投入により遊技が開始され、遊技の結果によりメダルが払い出されるものである。
図1に示すスロットマシン100は、本体101と、本体101の正面に取付けられ、本体101に対して開閉可能な前面扉102と、を備える。本体101の中央内部には、(図示省略)外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール110、中リール111、右リール112)収納され、スロットマシン100の内部で回転できるように構成されている。これらのリール110〜112はステッピングモータ等の駆動装置により回転駆動される。
本実施形態において、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷され、この帯状部材が所定の円形筒状の枠材に貼り付けられて各リール110〜112が構成されている。リール110〜112上の図柄は、遊技者から見ると、図柄表示窓113から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール110〜112を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組み合せが変動することとなる。つまり、各リール110〜112は複数種類の図柄の組合せを変動可能に表示する表示装置として機能する。なお、このような表示装置としてはリール以外にも液晶表示装置等の電子画像表示装置も採用できる。また、本実施形態では、3個のリールをスロットマシン100の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各々のリール110〜112の背面には、図柄表示窓113に表示される個々の図柄を照明するためのバックライト(図示省略)が配置されている。バックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽されて個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。なお、スロットマシン100内部において各々のリール110〜112の近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサ(図示省略)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部の間をリールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン上に表示されるようにリール110〜112を停止させる。
入賞ライン表示ランプ120は、有効となる入賞ライン114を示すランプである。有効となる入賞ラインは、遊技媒体としてベットされたメダルの数によって予め定まっている。入賞ライン114は5ラインあり、例えば、メダルが1枚ベットされた場合、中段の水平入賞ラインが有効となり、メダルが2枚ベットされた場合、上段水平入賞ラインと下段水平入賞ラインが追加された3本が有効となり、メダルが3枚ベットされた場合、右下り入賞ラインと右上り入賞ラインが追加された5ラインが入賞ラインとして有効になる。なお、入賞ライン114の数については5ラインに限定されるものではなく、また、例えば、メダルが1枚ベットされた場合に、中段の水平入賞ライン、上段水平入賞ライン、下段水平入賞ライン、右下り入賞ラインおよび右上り入賞ラインの5ラインを入賞ラインとして有効としてもよい。
告知ランプ123は、例えば、後述する内部抽選において特定の入賞役(具体的には、ボーナス)に内部当選していること、または、ボーナス遊技中であることを遊技者に知らせるランプである。遊技メダル投入可能ランプ124は、遊技者が遊技メダルを投入可能であることを知らせるためのランプである。再遊技ランプ122は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。リールパネルランプ128は演出用のランプである。本実施形態では、リールパネルランプ128は、ストップボタン137〜139に対する操作をナビする演出(以下、停止操作ナビ演出という)に用いられている。
メダル投入ボタン(ベットボタンともいう)130〜132は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダル(クレジットという)を所定の枚数分投入するためのボタンである。本実施形態においては、ベットボタン130が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、ベットボタン131が押下されると2枚投入され、ベットボタン132が押下されると3枚投入されるようになっている。以下、ベットボタン132はMAX(マックス)ベットボタンともいう。なお、遊技メダル投入ランプ129は、投入されたメダル数に応じた数のランプを点灯させ、規定枚数のメダルの投入があった場合、遊技の開始操作が可能な状態であることを知らせる遊技開始ランプ121が点灯する。また、本実施形態では、ベットボタン132は、所定の条件が成立した場合(具体的には、後述するBB1に内部当選した場合)には、メダル投入操作が終了した後(スタートレバー操作後)において、後述する遊技進行操作演出を実行開始するための演出用操作ボタンでもある。
メダル投入口141は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、ベットボタン130〜132により電子的に投入することもできるし、メダル投入口141から実際のメダルを投入(投入操作)することもでき、投入とは両者を含む意味である。貯留枚数表示器125は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技情報表示器126は、各種の内部情報(例えば、ボーナス遊技中のメダル払出枚数)を数値で表示するための表示器である。払出枚数表示器127は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示するための表示器である。本実施形態においては、貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、および払出枚数表示器127は7セグメント(SEG)表示器で構成されている。
スタートレバー135は、リール110〜112の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。すなわち、メダル投入口141に所望するメダル枚数を投入するか、ベットボタン130〜132を操作して、スタートレバー135を操作すると、リール110〜112が回転を開始することとなる。スタートレバー135に対する操作を遊技の開始操作と言う。
ストップボタンユニット136には、ストップボタン137〜139が設けられている。ストップボタン137〜139は、スタートレバー135の操作によって回転を開始したリール110〜112を個別に停止させるためのボタン型のスイッチであり、各リール110〜112に対応づけてそれぞれ設けられている。以下、ストップボタン137〜139に対する操作を停止操作と言い、最初の停止操作を第1停止操作、次の停止操作を第2停止操作、最後の停止操作を第3停止操作という。なお、各ストップボタン137〜139の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン137〜139の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
メダル返却ボタン133は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。精算ボタン134は、スロットマシン100に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口155から排出するためのボタンである。ドアキー孔140は、スロットマシン100の前面扉102のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。
チャンスボタン146は、後述する演出装置160が実行する演出の演出態様に変化を与えるボタンであり、所定の条件が成立した場合には、遊技者がチャンスボタン146を操作することにより、実行中の演出の内容が変化するようになっている。
ストップボタンユニット136の下部には、機種名の表示と各種証紙の貼付とを行うタイトルパネル162が設けられている。タイトルパネル162の下部には、メダル払出口155、メダルの受皿161が設けられている。
音孔181はスロットマシン100内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。前面扉102の左右各部に設けられたサイドランプ144は遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。前面扉102の上部には演出装置160が配設されており、演出装置160の上部には音孔143が設けられている。この演出装置160は、水平方向に開閉自在な2枚の右シャッタ163a、左シャッタ163bからなるシャッタ(遮蔽装置)163と、このシャッタ163の奥側に配設された液晶表示装置157(図示省略、演出画像表示装置)を備えており、右シャッタ163a、左シャッタ163bが液晶表示装置157の手前で水平方向外側に開くと液晶表示装置157(図示省略)の表示画面がスロットマシン100正面(遊技者側)に出現する構造となっている。
本実施形態においては、液晶表示装置157は、当選役報知演出に用いられており、ベットボタン操作や停止操作に関する演出画像を表示する。
なお、液晶表示装置でなくとも、種々の演出画像や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、複数セグメントディスプレイ(7セグディスプレイ)、ドットマトリクスディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、リール(ドラム)、或いは、プロジェクタとスクリーンとからなる表示装置等でもよい。また、表示画面は、方形をなし、その全体を遊技者が視認可能に構成されている。本実施形態の場合、表示画面は長方形であるが、正方形でもよい。また、表示画面の周縁に不図示の装飾物を設けて、表示画面の周縁の一部が該装飾物に隠れる結果、表示画面が異形に見えるようにすることもできる。表示画面は本実施形態の場合、平坦面であるが、曲面をなしていてもよい。
<制御部の回路構成>
次に、図2を用いて、スロットマシン100の制御部の回路構成について説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図である。
スロットマシン100の制御部は、大別すると、遊技の進行を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて、主な演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、によって構成されている。
<主制御部>
まず、スロットマシン100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムデータ、入賞役の内部抽選時に用いる抽選データ、リールの停止位置等を記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400や第2制御部500についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器314bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。さらには、CPU304は、電源が投入されるとROM306の所定エリアに格納された分周用のデータをカウンタタイマ312に送信し、カウンタタイマ312は受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに割り込み要求をCPU304に送信する。CPU304は、この割込み要求を契機に各センサ等の監視や駆動パルスの送信を実行する。例えば、水晶発振器314bが出力するクロック信号を8MHz、カウンタタイマ312の分周値を1/256、ROM306の分周用のデータを47に設定した場合、割り込みの基準時間は、256×47÷8MHz=1.504msとなる。
基本回路302は、0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用している乱数発生回路316と、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路332を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路332から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、基本回路302には、センサ回路320を設けており、CPU304は、割り込み時間ごとに各種センサ318(ベットボタン130センサ、ベットボタン131センサ、ベットボタン132センサ、メダル投入口141から投入されたメダルのメダル受付センサ、スタートレバー135センサ、ストップボタン137センサ、ストップボタン138センサ、ストップボタン139センサ、精算ボタン134センサ、メダル払出装置180から払い出されるメダルのメダル払出センサ、リール110のインデックスセンサ、リール111のインデックスセンサ、リール112のインデックスセンサ、等)の状態を監視している。
なお、センサ回路320がスタートレバーセンサのHレベルを検出した場合には、この検出を示す信号を乱数発生回路316に出力する。この信号を受信した乱数発生回路316は、そのタイミングにおける値をラッチし、抽選に使用する乱数値を格納するレジスタに記憶する。
メダル受付センサは、メダル投入口141の内部通路に2個設置されており、メダルの通過有無を検出する。スタートレバー135センサは、スタートレバー135内部に2個設置されており、遊技者によるスタート操作を検出する。ストップボタン137センサ、ストップボタン138センサ、および、ストップボタン139センサは、各々のストップボタン137〜139に設置されており、遊技者によるストップボタンの操作を検出する。
ベットボタン130センサ、ベットボタン131センサ、およびベットボタン132センサは、メダル投入ボタン130〜132のそれぞれに設置されており、RAM308に電子的に貯留されているメダルを遊技への投入メダルとして投入する場合の投入操作を検出する。精算ボタン134センサは、精算ボタン134に設けられている。精算ボタン134が一回押されると、電子的に貯留されているメダルを精算する。メダル払出センサは、メダル払出装置180が払い出すメダルを検出するためのセンサである。なお、以上の各センサは、非接触式のセンサであっても接点式のセンサであってもよい。
リール110のインデックスセンサ、リール111のインデックスセンサ、およびリール112のインデックスセンサは、各リール110〜112の取付台の所定位置に設置されており、リールフレームに設けた遮光片が通過するたびにLレベルになる。CPU304は、この信号を検出すると、リールが1回転したものと判断し、リールの回転位置情報をゼロにリセットする。
主制御部300は、リール110〜112に設けたステッピングモータを駆動する駆動回路322、投入されたメダルを選別するメダルセレクタ170に設けたソレノイドを駆動する駆動回路324、メダル払出装置180に設けたモータを駆動する駆動回路326、及び各種ランプ338(入賞ライン表示ランプ120、告知ランプ123、遊技メダル投入可能ランプ124、再遊技ランプ122、遊技メダル投入ランプ129、遊技開始ランプ121、貯留枚数表示器125、遊技情報表示器126、払出枚数表示器127)を駆動する駆動回路328をそれぞれ設けている。
また、基本回路302には、情報出力回路334が接続されており、主制御部300は、この情報出力回路334を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路652にスロットマシン100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースを備えており、第1副制御部400との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400にコマンド等の信号を送信できるが、第1副制御部400から主制御部300にコマンド等の信号を送信できない。
<副制御部>
次に、スロットマシン100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主制御部300が送信した制御コマンドを、入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えている。この基本回路402は、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、第1副制御部400は、第1副制御部400の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、バックライトの点灯パターンや各種表示器を制御するためのデータ等が記憶されたROM406を設けている。
CPU404は、所定のタイミングでデータバスを介してROM406の所定エリアに格納された分周用のデータをカウンタタイマ412に送信する。カウンタタイマ412は、受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに割り込み要求をCPU404に送信する。CPU404は、この割込み要求のタイミングをもとに、各ICや各回路を制御する。
また、第1副制御部400には、音源IC418が設けられ、音源IC418には出力インタフェースを介してスピーカ272、277が接続されている。音源IC418は、CPU404からの命令に応じてアンプおよびスピーカ272、277から出力する音声の制御を行う。音源IC418には音声データが記憶されたS−ROM(サウンドROM)が接続されており、このROMから取得した音声データをアンプで増幅させてスピーカ272、277から出力する。
第1副制御部400には、また、駆動回路422及び424が設けられ、駆動回路422には入出力インタフェースを介して各種ランプ420(上部ランプ、下部ランプ、サイドランプ144、タイトルパネル162ランプ、等)が接続され、駆動回路424には、チャンスボタンセンサ420が接続されている。チャンスボタンセンサ422は、チャンスボタン146に設置されており、遊技者によるチャンスボタン146の操作を検知する。
また、CPU404は、出力インタフェースを介して第2副制御部500へ信号の送受信を行う。スロットマシン100の第2副制御部500では、演出画像表示装置157やシャッタ163などの制御を行う。なお、第2副制御部500は、例えば、演出画像表示装置157の制御を行う制御部、シャッタ163の制御を行う制御部とするなど、複数の制御部で構成するようにしてもよい。
次に、スロットマシン100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを、入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えており、この基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512を搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、第2副制御部500は、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506を設けている。
CPU504は、所定のタイミングでデータバスを介してROM506の所定エリアに格納された分周用のデータをカウンタタイマ512に送信する。カウンタタイマ512は、受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに割り込み要求をCPU504に送信する。CPU504は、この割込み要求のタイミングをもとに、各ICや各回路を制御する。
また、第2副制御部500には、シャッタ163を駆動する駆動回路530が設けられ、駆動回路530には出力インタフェースを介してシャッタ163が接続されている。この駆動回路530は、CPU504からの命令に応じてシャッタ163に設けたステッピングモータ(図示省略)に駆動信号を出力する。
また、第2副制御部500には、センサ回路532が設けられ、センサ回路532には入力インタフェースを介してシャッタセンサ538が接続されている。CPU504は、割り込み時間ごとにシャッタセンサ538の状態を監視している。
また、第2副制御部500には、VDP534(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサー)が設けられ、このVDP534には、バスを介してROM506、VRAM536が接続されている。VDP534は、CPU504からの信号に基づいてROM506に記憶された画像データ等を読み出し、VRAM536のワークエリアを使用して表示画像を生成し、演出画像表示装置157に画像を表示する。
<図柄配列>
図3(a)を用いて、上述の各リール110〜112に施される図柄配列について説明する。なお、同図は、各リール(左リール110、中リール111、右リール112)に施される図柄の配列を平面的に展開して示した図である。
各リール110〜112には、同図の右側に示す複数種類(本実施形態では8種類)の図柄が所定コマ数(本実施形態では、番号0〜20の21コマ)だけ配置されている。また、同図の左端に示した番号0〜20は、各リール110〜112上の図柄の配置位置を示す番号である。例えば、本実施形態では、左リール110の番号1のコマには「リプレイ」の図柄、中リール111の番号0のコマには「ベル」の図柄、右リール112の番号2のコマには「スイカ」の図柄、がそれぞれ配置されている。
<入賞役の種類>
次に、図3(b)を用いて、スロットマシン100の入賞役の種類について説明する。なお、同図は入賞役(作動役を含む)の種類、各入賞役に対応する図柄組合せ、各入賞役の作動または払出を示している。本実施形態における入賞役のうち、ビッグボーナス(BB1、BB2)および、レギュラーボーナス(RB)はボーナス遊技に移行する役として、また、再遊技(リプレイ)は新たにメダルを投入することなく再遊技が可能となる役として、それぞれ入賞役とは区別され「作動役」と呼ばれる場合があるが、本実施形態における「入賞役」には、作動役である、ビッグボーナス、レギュラーボーナス、再遊技が含まれる。また、本実施形態における「入賞」には、メダルの配当を伴わない(メダルの払い出しを伴わない)作動役の図柄組合せが有効ライン上に表示される場合も含まれ、例えば、ビッグボーナス、レギュラーボーナス、再遊技への入賞が含まれる。
スロットマシン100の入賞役には、ビッグボーナス(BB1、BB2)と、レギュラーボーナス(RB)と、小役(チェリー、スイカ、ベル)と、再遊技(リプレイ)がある。なお、入賞役の種類は、これに限定されるものではなく、任意に採用できることは言うまでもない。
「ビッグボーナス(BB1、BB2)」(以下、単に、「BB」と称する場合がある)は、入賞により特別遊技であるビッグボーナス遊技(BB遊技)が開始される特別役(作動役)である。対応する図柄組合せは、BB1が「BB1図柄(白7ともいう)−BB1図柄−BB1図柄」、BB2が「BB2図柄(青7ともいう)−BB2図柄−BB2図柄」である。また、BB1、BB2についてはフラグ持越しを行う。すなわち、BB1、BB2に内部当選すると、これを示すフラグが立つ(主制御部300のRAM308の所定のエリア内に記憶される)が、その遊技においてBB1、BB2に入賞しなかったとしても、入賞するまで内部当選を示すフラグが立った状態が維持され、次遊技以降でもBB1、BB2に内部当選中となり、BB1に対応する図柄組み合わせ「白7−白7−白7」、BB2に対応する図柄組み合わせ「青7−青7−青7」が、揃って入賞する状態にある。
「レギュラーボーナス(RB)」は、入賞によりレギュラーボーナス遊技(RB遊技)が開始される特殊役(作動役)である。対応する図柄組合せは、「RB図柄(ボーナスともいう)−RB図柄−RB図柄」である。なお、RBについても上述のBBと同様にフラグ持越しを行う。但し、ビッグボーナス遊技(BB遊技)においては、レギュラーボーナス遊技(RB遊技)が内部当選することや、図柄組み合わせが入賞ライン上に表示されること、を開始条件とせずに、ビッグボーナス遊技の開始後からレギュラーボーナス遊技を開始し、1回のレギュラーボーナス遊技を終了した場合には次のレギュラーボーナス遊技をすぐに開始するような自動的にレギュラーボーナス遊技を開始させる設定としてもよい。
「小役(チェリー、スイカ、ベル)(以下、単に、「チェリー」、「スイカ」、「ベル」と称する場合がある)は、入賞により所定数のメダルが払い出される入賞役で、対応する図柄組合せは、チェリーが「チェリー−ANY−ANY」、スイカが「スイカ−スイカ−スイカ」、ベルが「ベル−ベル−ベル」である。また、対応する払出枚数は同図に示す通りであり、チェリーが4枚、スイカが12枚、ベルが8枚である。なお、「チェリー−ANY−ANY」の場合、左リール110の図柄が「チェリー」であればよく、中リール111と右リール112の図柄はどの図柄でもよい。
「再遊技(リプレイ)」は、入賞により次回の遊技でメダル(遊技媒体)の投入を行うことなく遊技を行うことができる入賞役(作動役)であり、メダルの払出は行われない。なお、対応する図柄組合せは、再遊技は「リプレイ−リプレイ−リプレイ」である。
ここで、入賞役の内部当選確率について概説する。
各々の役の内部当選確率は、各々の役に対応付けされた抽選データの範囲に該当する数値データを、後述する内部抽選時に取得される乱数値の範囲の数値データ(本実施形態では65536)で除した値で求められる。抽選データは、予めいくつかの数値範囲に分割され、各数値範囲に各々の役やハズレを対応付けしている。後述する入賞役内部抽選処理では、内部抽選を実行した結果得られた乱数値が、いずれかの役に対応する抽選データに対応する値であったかを判定し、内部当選役を決定する。実際には、この抽選データは少なくとも1つの役の当選確率を異ならせた設定1〜設定6が用意され、遊技店の係員等はいずれかの設定値を任意に選択し、設定することができる。
<リールの停止制御>
次に、リール110〜112の停止制御について概要を説明する。リールの停止制御は、予め定めた複数種類のリール停止データの中から、所定の条件に基づいていずれかを選択し、選択したリール停止データに基づき行う。
本実施形態ではいわゆる引込制御(コマ滑り制御)を行う。引込制御とは、遊技者による各ストップボタン137〜139の操作があってから一定のコマ数(図柄数)の範囲(ここでは最大4コマ)でリール110〜112の停止位置をずらす制御をいう。リール停止データは主制御部300のROM306に格納されている。各リール停止データは、所定の入賞役の図柄組合せが入賞ライン114上に揃って表示されることを許容する許容制御と、いずれの入賞役の図柄組合せも入賞ライン114上に揃って表示されない禁止制御と、に大別される。
許容制御が行われる例としては、例えば、ある入賞役に内部当選した場合や、BB又はRBの内部当選中(フラグ持ち越し中)の場合であり、遊技者による各ストップボタン137〜139を操作するタイミングが悪くても上記のコマ数の範囲内で入賞役の図柄組合せが揃って表示されるように制御が行われる。但し、「許容」するだけであるから、各ストップボタン137〜139を操作するタイミング次第で図柄組合せが揃わない場合もある。
例えば、チェリーに内部当選した場合には、チェリーに対応する図柄組合せのうち、左リール110のチェリー図柄は、4コマを超えて配置されているので、ストップボタン137を操作するタイミングが好適でないと、チェリー図柄は入賞ライン114上に停止しない。
尤も、リール110〜112における図柄の配置と引き込みコマ数次第で100%揃う場合もある。例えば、再遊技(リプレイ)に対応する、リプレイ図柄の配置間隔は最大4コマであり、再遊技に内部当選すると、そのタイミングに関わらず100%入賞することになる。
禁止制御が行われる例としては、例えば、内部抽選結果がハズレで、BB又はRBの内部当選中(フラグ持ち越し中)ではない場合であり、遊技者による各ストップボタン137〜139を操作するタイミングが良くても上記のコマ数の範囲内で入賞役の図柄組合せが揃って表示されないように制御が行われる。
<主制御部メイン処理>
次に、図4を用いて、主制御部300のメイン処理について説明する。なお、同図は、主制御部300のメイン処理の流れを示すフローチャートである。
遊技の基本的制御は、主制御部300のCPU304が中心になって行い、電源断等を検知しないかぎり、CPU304が同図の主制御部メイン処理を繰り返し実行する。
電源投入が行われると、まず、ステップS101で各種の初期設定を行う。この初期設定では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定、割込禁止の設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。
ステップS102ではメダル投入・スタート操作受付処理を実行する。ここではメダルの投入の有無をチェックし、メダルの投入に応じて入賞ライン表示ランプ120を点灯させる。また、第1副制御部400に対してメダルが投入されたことを示すメダル投入コマンドを送信する準備を行う。なお、前回の遊技で再遊技に入賞した場合は、前回の遊技で投入されたメダル枚数と同じ数のメダルを投入する処理を行うので、遊技者によるメダルの投入が不要となる。また、スタートレバー135が操作されたか否かのチェックを行い、スタート操作されたと判断した場合は、投入されたメダル枚数を確定するとともに、第1副制御部400に対してスタートレバー135が操作されたことを示すスタートレバー受付コマンドを送信する準備を行う。
ステップS103では投入されたメダル枚数を確定し、有効な入賞ラインを確定する。
ステップS104では乱数発生回路316で発生させた乱数を取得する。
ステップS105では、現在の遊技状態に応じてROM306に格納されている入賞役抽選テーブルを読み出し、これとステップS104で取得した乱数値とを用いて内部抽選を行う。内部抽選の結果、いずれかの入賞役(作動役を含む)に内部当選した場合には、内部当選した役の条件装置(フラグ)を作動させる(その入賞役のフラグがONになる)。また、このステップS105では、入賞役内部抽選の結果を示す内部当選コマンドを第1副制御部400に送信する準備を行う。例えば、再遊技(リプレイ)に内部当選した場合には、再遊技(リプレイ)に内部当選したことを示す内部当選コマンドを第1副制御部400に対して送信する準備を行い、入賞役内部抽選の結果がハズレ(役の非当選)の場合には、ハズレを示す内部当選コマンドを第1副制御部400に対して送信する準備を行う。
ステップS106ではステップS105の内部抽選結果に基づき、リール停止データを選択する。
ステップS107では全リール110〜112の回転を開始させる。また、このステップS107では、リール110〜112が回転開始したことを示すリール回転開始コマンドを第1副制御部400に送信する準備を行う。
ステップS108では、ストップボタン137〜139の受け付けが可能になり、いずれかのストップボタンが押されると、押されたストップボタンに対応するリール110〜112の何れかをステップS106で選択したリール停止データに基づいて停止させる。全リール110〜112が停止するとステップS109へ進む。なお、このステップS108では、各停止操作に対しては停止操作したストップボタン137〜139に関する停止ボタン受付コマンド(詳しくは、第1停止操作に対しては、停止ボタン受付1コマンド、第2停止操作に対しては、停止ボタン受付2コマンド、第3停止操作に対しては、停止ボタン受付3コマンド)を第1副制御部400に送信する準備を行い、各リールの停止に対しては、リールの停止位置に関するリール停止コマンド(詳しくは、第1停止リールに対しては、リール停止1コマンド、第2停止操作に対しては、リール停止2コマンド、第3停止操作に対しては、リール停止3コマンド)を第1副制御部400に送信する準備を行う。
ステップS109では、入賞判定を行う。ここでは、有効化された入賞ライン114上に、何らかの入賞役に対応する絵柄組合せが表示された場合にその入賞役に入賞したと判定する。例えば、有効化された入賞ライン上に「スイカ図柄−スイカ図柄−スイカ図柄」が揃っていたならばスイカ入賞と判定する。また、このステップS109では、入賞判定の結果を示す入賞判定コマンドを第1副制御部400に送信する準備を行う。
ステップS110では、メダル払出処理を行う。このメダル払出処理では、払い出しのある何らかの入賞役に入賞していれば、その入賞役に対応する枚数のメダルを払い出す。
ステップS111では遊技状態を移行するための制御が行われる遊技状態制御処理を行う。例えば、BB(ビッグボーナス)入賞の場合には次回からBB遊技状態を開始できるよう準備する。また、このステップS110では、遊技状態を示す遊技情報コマンドを送信する準備を行う。例えば、遊技状態がBB遊技の場合には、BB遊技を示す遊技情報コマンドを送信する準備を行う。
遊技状態を示す遊技状態コマンドを送信する準備を行う。
以上により1ゲームが終了する。以降ステップS102へ戻って上述した処理を繰り返すことにより遊技が進行することになる。
なお、上記各ステップで準備された各種コマンドは、後述する主制御部タイマ割込処理のコマンド設定送信処理(図6のステップS206)において送信される。
図5(a)は、主制御部300から第1副制御部400に送信されるコマンドの一例を示す表、図5(b)は、上記各ステップで準備された各種コマンドの送信タイミングを遊技操作と対応付けて示す図である。本実施形態では、図5(b)に示すように、スタートレバー操作後のベットボタン132の操作時には、ベットボタン演出コマンドを第1副制御部400に送信する。詳しくは後述するが、第1副制御部400は、BB1に内部当選したゲームにおいてベットボタン演出コマンドを受信した場合には、BB1当選を示唆する遊技進行操作演出を実行開始させるようになっている。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図6を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
主制御部300は、所定の周期(本実施形態では約1.5msに1回)でタイマ割込信号を発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
ステップS201では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。
ステップS202では、WDT314のカウント値が初期設定値(本実施形態では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDTを定期的に(本実施形態では、主制御部タイマ割込の周期である約1.5msに1回)リスタートを行う。
ステップS203では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、各種センサ318のセンサ回路320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ318ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。
ステップS204では、各種遊技処理を行う。具体的には、割込みステータスを取得し(各種センサ318からの信号に基づいて各種割込みステータスを取得する)、このステータスに従った処理を行う(例えば、取得した各ストップボタン137〜139の割込みステータスに基づいて、停止ボタン受付処理を行う)。
ステップS205では、タイマ更新処理を行う。各種タイマをそれぞれの時間単位により更新する。
ステップS206では、コマンド設定送信処理を行い、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は本実施形態では16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本実施形態では、基本コマンド、スタートレバー受付コマンド、演出抽選処理に伴う演出コマンド、リール110〜112の回転を開始に伴う回転開始コマンド、ストップボタン137〜139の操作の受け付けに伴う停止ボタン受付コマンド、リール110〜112の停止処理に伴う停止位置情報コマンド、メダル払出処理に伴う払出枚数コマンド及び払出終了コマンド等)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
第1副制御部400は、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することが可能となる。
ステップS207では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路334を介してスロットマシン100とは別体の情報入力回路652に出力する。
ステップS208では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、まず、ステップS203において信号状態記憶領域に記憶した各種センサ318の信号状態を読み出して、メダル投入異常及びメダル払出異常等に関するエラーの有無を監視し、エラーを検出した場合にはエラー処理を実行する。さらに、現在の遊技状態に応じて、メダルセレクタ170(メダルセレクタ170内に設けたソレノイドが動作するメダルブロッカ)、各種ランプ338、各種の7セグメント(SEG)表示器の設定を行う。
ステップS209では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS211に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS210に進む。
ステップS210では、タイマ割込終了処理を終了する各種処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定等行う。その後、図4に示す主制御部メイン処理に復帰する。
一方、ステップS211では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、図4に示す主制御部メイン処理に復帰する。
<第1副制御部及び第2副制御部により実行される演出>
次に、図7〜図12を用いて、特別役であるBB1に内部当選した場合に実行される当選役報知演出の概要について説明する。当選役報知演出は、非遊技進行操作演出と遊技進行操作演出に大別される。
図7は、当選役報知演出の流れを示す図であり、当選役報知演出を構成する各演出画像、及び各演出画像の表示タイミングを示している。
本実施形態のスロットマシン100は、BB1に内部当選した場合には、まず、リール回転開始時から、非遊技進行操作演出を実行する。非遊技進行操作演出は、演出画像表示装置157の画面上に、ベットボタン132の操作を促す非遊技進行操作画像d1(例えば、「ベットボタンを操作してください」などの文言)を表示する演出である。なお、スタートレバー操作後に操作されるベットボタン132は、演出用の操作受付、すなわち、非遊技(演出)進行用の操作ボタンとして用いられる。
そして、遊技者がこの非遊技進行操作画像d1に従って、ベットボタン132を操作した場合には、次いで、スロットマシン100は、ベットボタン132操作後から遊技進行操作演出を実行する。遊技進行操作演出は、BB1に内部当選していることを報知する演出であり、演出画像表示装置157の画面上に、BB1図柄を目押しする旨の遊技進行操作画像d2(例えば、「BB1図柄を狙って」などの文言)を表示する演出である。すなわち、遊技進行操作画像d2は、BB1図柄を狙うようにストップボタン137〜139の停止操作(遊技進行の操作)を促す画像である。この結果、遊技者は停止操作に関する有用な情報を得たので、BB1図柄を狙って第1停止操作を行う。
このように本実施形態のベットボタン132操作は、当選役報知演出において遊技進行操作演出を実行開始する契機、つまり、遊技者に有利となる情報(例えば、内部当選した役の図柄、内部当選した役に入賞するための操作条件(操作順序、操作タイミング)などに関する情報)を報知する演出の実行開始契機となっている。
ところで、本実施形態では、リール110〜112の長時間空回しを回避させるために、リール回転開始から30秒経過しても第1停止操作がない場合、第1停止操作から30秒経過しても第2停止操作がない場合、及び第2停止操作から30秒経過しても第3停止操作がない場合には、注意喚起演出を実行するようになっている。注意喚起演出は、演出画像装置157の画面上に、ストップボタン137〜139を操作してリール110〜112の停止を促す注意喚起画像d3(例えば、「ストップボタンを操作してリール回転を止めてください」などの文言)を表示する演出である。なお、本実施形態の注意喚起演出は、正確には、リール回転開始、第1停止操作または第2停止操作から30秒間経過しても、ストップボタン137〜139またはベットボタン132の操作がない場合に実行されるものである。これは、本実施形態では、ベットボタン132の操作も停止操作前の重要な操作、すなわち、停止操作に準ずる操作として組み込まれているからである。したがって、以下において、「停止操作がない場合」には、ストップボタン137〜139に加えてベットボタン132の操作もない場合を意味する。なお、本実施形態では、注意喚起演出の実行開始時期をリール回転開始から30秒後としたが、この数値は好適な一例であって、実行開始時期はこれに限定されるものではない。
図8は、図7と同様に、当選役報知演出の流れを示す図であるが、リール回転開始から30秒経過しても停止操作がない場合、つまり、当選役報知演出を実行中に注意喚起演出を実行する場合を示している。したがって、上述した図7は、正確には、リール回転開始から30秒以内に停止操作(具体的には、ベットボタン132の操作)があった場合、つまり、当選役報知演出を実行中に注意喚起演出を実行しなかった場合を示している。
本実施形態のスロットマシン100は、BB1に内部当選した場合には、まず、リール回転開始時から、非遊技進行操作演出を実行し、演出画像表示装置157の画面上に非遊技進行操作画像d1を表示する。しかしながら、リール回転開始後30秒を経過しても停止操作がないので、次いで、スロットマシン100は、注意喚起演出を実行する。つまり、非遊技進行操作画像d1に代えて注意喚起画像d3を演出画像表示装置157の画面上に表示する。これにより、遊技者は注意を喚起されるが、その前にベットボタン132の操作を促す報知もあったので、遊技者はストップボタン137〜139ではなく、まず、ベットボタン132を操作する(遊技者は、この遊技台の遊技性から、ベットボタン132の操作により、何か有利な情報を知得できると認識している)。ベットボタン132の操作があった場合には、スロットマシン100は、遊技進行操作演出を実行する。つまり、注意喚起画像d3に代えて遊技進行操作画面d2を演出画像表示装置157の画面上に表示する。この結果、遊技者は停止操作に関する有用な情報を得たので、BB1図柄を狙って第1停止操作を行う。
従来、遊技者に有利となるストップボタンの操作条件(例えば、内部当選した役の入賞が得られる停止操作順序や停止操作タイミングなど)を遊技者に報知する演出(以下、操作条件報知演出という)を実行中に、上述したような注意喚起演出を実行し、注意喚起画像に切り替わった場合には、その後、操作条件報知演出の報知画面に復帰することはなかった。そのため、例えば、長時間、離席するなどして操作条件の内容を見落としたり、失念したりしている場合などには、遊技者は停止操作ミスすることがあった。しかしながら、本実施形態では、ベットボタン132の操作を契機として操作条件を報知する遊技進行操作画像d2を表示するように構成されているので、リール110〜112を空回しして注意喚起画像d3に切り替わったとしても、ベットボタン132を操作すれば、操作条件を把握することができる。すなわち、操作条件を把握した後にストップボタン137〜139を操作することができるので、誤った停止操作をすることを防止することができる。
なお、本実施形態では、図7に示す遊技進行操作画像d2と図8に示す遊技進行操作画像d2を同一内容の画像としたが、報知内容が略同一であれば必ずしも同一内容でなくてもよい。すなわち、当選役報知演出を実行中に注意喚起演出を実行しない場合の遊技進行操作画像d2と、当選役報知演出を実行中に注意喚起演出を実行する場合の遊技進行操作画像d2は類似の報知内容であってもよい。
図9及び図10は、図8と同様に、リール回転開始から30秒経過しても停止操作がない場合の当選役報知演出の流れを示す図であるが、図8と異なり、リール回転開始後、30秒以上経過してから、ベットボタン132ではなく、ストップボタン137〜139を操作した場合を示している。図9は、第1停止操作により図柄表示窓113上にBB1図柄が停止表示された場合、図10は、第1停止操作により図柄表示窓113上にBB1図柄が停止表示されなかった場合を示している。なお、図9及び図10に示す当選役報知演出の流れは、遊技者が操作条件を把握することなく停止操作を行った場合なので、推奨される演出の流れではないが、遊技性を理解していない遊技者が、注意喚起画像d3の内容に従って、ストップボタン137〜139の操作を行うこともあり得るので、このような場合の演出の流れを示した。
この場合、図9に示すように、第1停止操作をして、たまたま図柄表示窓113上にBB1図柄が停止表示された場合には、未だBB1入賞の可能性があるため、第1停止操作後、注意喚起画像d3に代えて遊技進行操作画像d2を表示する。一方、図10に示すように、第1停止操作をして、図柄表示窓113上にBB1図柄が停止表示されなかった場合には、BB1入賞の可能性がないため、注意喚起画像d3に代えて通常の画像を表示する。つまり、遊技操作画像d2は第1停止操作後に表示されない。
図11は、第1停止操作から30秒以上経過しても停止操作がない場合の当選役報知演出の流れを示している。第1停止操作までは、図8に示す当選役報知演出の流れと同一なので、説明は省略する。なお、図11は、第1停止操作によりBB1図柄が図柄表示窓113上に停止表示された場合の当選報知演出の流れを示している。
スロットマシン100は、第1停止操作により、図柄表示窓113上にBB1図柄が停止表示されているので、遊技進行操作演出の実行を継続し、遊技進行操作画像d2を演出画像表示装置157の画面上に表示し続けるが、第1停止操作後30秒を経過しても第2停止操作がないので、再び、注意喚起演出を実行する。つまり、スロットマシン100は、遊技進行操作画像d2に代えて注意喚起画面d3を演出画像表示装置157の画面上に表示する。これにより、遊技者は注意を喚起され、ベットボタン132を操作する。ベットボタン132の操作があった場合には、スロットマシン100は、再度、遊技進行操作演出を実行し、遊技進行操作画面d2を表示する。この結果、遊技者は停止操作に関する有用な情報を得たので、BB1図柄を狙って第2停止操作を行う。なお、遊技進行操作画像d2は、第1停止操作前に既に1回表示されているので、当該内容を把握している遊技者にとっては不要な情報であるが、停止操作の確実性を考慮して再度の表示を行うものである。
なお、第1停止操作を目押しミスして、BB1図柄が図柄表示窓113に停止表示されなかった場合には、この時点で既にBB1入賞の可能性がないので、第1停止操作後に操作画像d2は表示されない。そして、この場合にも第1停止操作後30秒以上経過しても第2停止操作がないと、注意喚起演出d2は実行されるが、この後、ベットボタン132の操作があっても、遊技進行操作画像d2は表示されることはない。
図12は、当選役報知演出における各制御部の処理を対応付けた処理概要図である。
スロットマシン100は、まず、遊技者によるスタートレバー操作があると、入賞役の内部抽選処理を実行し、その結果、BB1に内部当選すると、リール回転開始時から非遊技進行操作演出を実行する。より詳しくは、主制御部300は、入賞役の内部抽選処理の結果、BB1当選を示す内部当選コマンドを第1副制御部400に送信するので、第1副制御部400は、このBB1当選を示す内部当選コマンドを受信すると、非遊技進行操作演出の設定を行い、第2副制御部500に対して、非遊技進行操作画像d1の表示設定のコマンドを送信する。その結果、第2副制御部500は、演出画像表示装置157の画面上に非遊技進行操作画像d1を表示させる。
次に、スロットマシン100は、リール回転開始時から30秒の経過を計測し、30秒経過しても停止操作がない場合には、注意喚起演出を実行する。より詳しくは、本実施形態では、第1副制御部400が、主制御部300から送信されるリール回転開始コマンドの受信を契機に時間計測を行うので、第1副制御部400が、リール回転開始時から30秒経過してもストップボタン137〜139の操作がないと判断した場合(具体的には、停止ボタン受付1コマンドの受信の有無から判断)には、注意喚起演出の設定を行い、第2副制御部400に対して、注意喚起画像d3の表示設定のコマンドを送信する。その結果、第2副制御部500は、演出画像表示装置157の画面上に注意喚起画像d3を表示させる。
なお、本実施形態では、第1副制御部400がリールの空回しの時間を計測する構成としているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、主制御部300が時間を計測してもよい。この場合には、主制御部300がリール回転開始時から30秒経過の時間計測を行い、リール回転開始時から30秒経過しても停止操作がないと判断した場合には、所定のコマンドを第1副制御部400に送信するものである。これにより、第1副制御部400は、注意喚起演出の実行開始契機を把握することができる。
次に、スロットマシン100は、遊技者によるベットボタン操作があると、遊技進行操作演出を実行する。より詳しくは、主制御部300は、遊技者によるベットボタン操作により、ベットボタン演出コマンドを第1副制御部400に送信するので、第1副制御部400は、このベットボタン演出コマンドを受信すると、遊技進行操作演出の設定を行い、第2副制御部500に対して、遊技進行操作画像d2の表示設定のコマンドを送信する。その結果、第2副制御部500は、演出画像表示装置157の画面上に遊技進行操作画像d2を表示させる。
以上、本実施形態の演出概要を具体的に説明したが、この内容を踏まえて、以下、第1副制御部400及び第2副制御部500の処理を説明する。
<第1副制御部の処理>
図13を用いて、第1副制御部400の処理について説明する。なお、同図(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第1副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートであり、同図(c)は、第1副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。
電源投入が行われると、まずステップS2001で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS2002では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS2003の処理に移行する。
ステップS2003では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS2004では、コマンド処理を行う。コマンド処理では、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS2005では、演出制御処理(詳しくは後述)を行う。例えば、ステップS2004で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。本実施形態では、ベル1〜3に内部当選した場合には、停止操作ナビ演出の演出データが設定される。
ステップS2006では、ステップS2005で読み出した演出データの中に音源IC418への命令がある場合には、この命令を音源IC418に出力する。
ステップS2007では、ステップS2005で読み出した演出データの中に各種ランプ420への命令がある場合には、この命令を駆動回路422に出力する。
ステップS2008では、ステップS2005で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行い、ステップS2002へ戻る。この結果、設定された制御コマンドは、第2副制御部500に送信される。
次に、同図(b)を用いて、第1副制御部400のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が、主制御部300が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS2101では、主制御部300が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第1副制御部400のCPU404によって実行する第1副制御部タイマ割込処理について説明する。第1副制御部400は、所定の周期(本実施例では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
ステップS2201では、同図(a)に示す第1副制御部メイン処理におけるステップS2002において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS2002において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。
ステップS2202では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
<演出制御処理>
次に、図14を用いて、演出制御処理について説明する。図14は、図13のステップS2005の演出制御理の流れを詳しく示すフローチャートである。
ステップS2301では、タイマの設定があるか否かを判定する。詳しくは、リール回転開始時から30秒経過を計時するタイマの設定があるか否かを判断する。タイマの設定がある場合には、ステップS2302に進み、そうでない場合には、ステップS2304に進む。
ステップS2302では、タイマがタイムアウト、つまりタイマを設定してから30秒が経過したか否かを判定する。タイムアウトした場合には、ステップS2303に進み、そうでない場合には、ステップS2304に進む。
ステップS2303では、リール回転開始時から30秒経過したので、注意喚起演出の設定を行う。この結果、現在、設定されている演出に代えて注意喚起演出が実行される。具体的には、注意喚起演出では、注意喚起画像d3を表示するので、第1副制御部400は、第2副制御部500に対して、注意喚起画像d3を表示させるコマンドを送信する準備を行う(コマンドは、ステップS2008で送信される)。これにより、演出画像表示装置157の画面上には、現在表示されている画像に代えて、注意喚起画像d3が表示される。ステップS2303の処理後は、ステップS2304に進む。
ステップS2304では、受信した内部当選コマンドからBB1に内部当選したか否かを判定する。BB1に内部当選した場合には、ステップS2305に進み、そうでない場合には、ステップS2306に進む。
ステップS2305では、BB1に内部当選したので、当選役報知演出の設定を行う。詳しくは、まず、非遊技操作演出の設定を行う。この結果、非遊技操作演出が実行される。具体的には、非遊技操作演出では、非遊技操作画像d1を表示するので、第1副制御部400は、第2副制御部500に対して、非遊技操作画像d1を表示させるコマンドを送信する準備を行う(コマンドは、ステップS2008で送信される)。これにより、演出画像表示装置157の画面上には、現在表示されている画像に代えて、非遊技操作画像d1が表示される。ステップS2305の処理後は、ステップS2311に進む。
ステップS2306では、ベットボタン演出コマンドの受信があったか否かを判定する。ベットボタン演出コマンドの受信があった場合には、ステップS2307に進み、そうでない場合には、ステップS2309に進む。
ステップS2307では、当選役報知演出の設定があるか否かを判断する。当選役報知演出の設定がある場合には、ステップS2308に進み、そうでない場合には、ステップS2311に進む。
ステップS2308では、当選役報知演出が設定され、かつ、ベットボタン132の操作を受け付けたので、遊技進行操作演出の設定を行う。この結果、現在、設定されている非遊技進行操作演出または注意喚起演出に代えて遊技進行操作演出が実行される。具体的には、遊技進行操作演出では、遊技進行操作画像d2を表示するので、第1副制御部400は、第2副制御部500に対して、遊技進行操作画像d2を表示させるコマンドを送信する準備を行う(コマンドは、ステップS2008で送信される)。これにより、演出画像表示装置157の画面上には、現在表示されている画像に代えて、遊技進行操作画像d2が表示される。ステップS2308の処理後は、ステップS2311に進む。
ステップS2309では、リール回転開始コマンドの受信があったか否かを判定する。リール回転開始コマンドの受信があった場合には、ステップS2310に進み、そうでない場合には、ステップS2311に進む。
ステップS2310では、上述したタイマの設定を行う。つまり、本実施形態では、リール回転開始時を起点として一定時間(30秒間)の計測を行うようになっている。ステップS2310の処理後は、ステップS2311に進む。
ステップS2311では、その他の演出制御処理を行う。例えば、ストップボタン137〜130の操作を受け付けた場合の演出の設定処理、ストップボタン137〜130の操作を受け付けた場合の上記タイマの設定処理を行う。
<第2副制御部の処理>
図15を用いて、第2副制御部500の処理について説明する。なお、同図(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第2副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第2副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートである。同図(d)は、第2副制御部500の画像制御処理のフローチャートである。
まず、同図(a)を用いて、第2副制御部500のメイン処理について説明する。
電源投入が行われると、まずS3001で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポート初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS3002では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS3003の処理に移行する。
ステップS3003では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS3004では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400のCPU404からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS3005では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS704で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS3006では、ステップS3005で読み出した演出データの中にシャッタ制御の命令がある場合には、この命令に対応するシャッタ制御を行う。
ステップS3007では、ステップS3005で読み出した演出データの中に画像制御の命令がある場合には、この命令に対応する画像制御を行い(詳細は後述する)、ステップS3002へ戻る。
次に、同図(b)を用いて、第2副制御部500のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が、第1副制御部400が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。
コマンド受信割込処理のステップS3101では、第1副制御部400が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第2副制御部500のCPU504によって実行する第2副制御部タイマ割込処理について説明する。第2副制御部500は、所定の周期でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
ステップS3201では、同図(a)に示す第2副制御部メイン処理におけるステップS702において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。
ステップS3202では、演出用乱数値などを更新する各種更新処理等を行う。
次に、同図(d)を用いて、第2副制御部500の画像制御処理について説明する。同図(d)は、同図(a)のステップS3007の画像制御処理の流れを詳しく示すフローチャートである。
ステップS3301では、画像データの転送指示を行う。ここでは、CPU504は、まず、VRAM536の表示領域Aと表示領域Bの描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていない表示領域に記憶された1フレームの画像が演出画像表示装置157に表示される。次に、CPU504は、VDP534のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM506の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM536の転送先アドレス)などを設定した後、ROM506からVRAM536への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP534は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM506からVRAM536に転送する。その後、VDP534は、転送終了割込信号をCPU504に対して出力する。
ステップS3302では、VDP534からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合はステップS3303に進み、そうでない場合は転送終了割込信号が入力されるのを待つ。
ステップS3303では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU504は、ステップS1001でVRAM536に転送した画像データに基づいてVRAM536の表示領域AまたはBに表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM536の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP534に指示する。VDP534はアトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS3304では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU504は、VDP534に画像の描画開始を指示する。VDP534は、CPU504の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS3305では、画像の描画終了に基づくVDP534からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合はステップS3306に進み、そうでない場合は生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。
ステップS3306では、RAM508の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
図16は、第2副制御部500のROM506とVRAM536の中身を示す模式図である。本実施形態では、非遊技進行操作画像d1の画像データ及び遊技進行操作画像d2の画像データは、使用頻度が高い画像データなので、電源投入時にROM506からVRAM536に転送され、図16に示すように、常時、VRAM536上に記憶されている。一方、注意喚起画像d3の画像データは、使用頻度が低い画像データなので、注意喚起画像d3を用いるとき、例えば、図16に示すように、スタートレバー操作時から30秒経過後にROM506からVRAM536上に転送されるようになっている。したがって、注意喚起画像d3の画像データが転送される領域は、非遊技進行操作画像d1の画像データ及び遊技進行操作画像d2の画像データが転送される領域とは異なる領域となっている。
<変形例>
図17〜図19は、当選役報知演出における表示画像の変形例を示している。
図17は、リール回転開始から30秒が経過した後の表示画像の一例を示している。図17(a)は、非遊技進行操作画像d1の報知内容を含めた注意喚起画像d3aを示している(注意喚起画像d3aは、非遊技進行操作画像d1及び注意喚起画像d3より構成される)。すなわち、リール回転開始から30秒が経過しても停止操作がない場合には、非遊技進行操作画像d1に代えて注意喚起画像d3を表示するほか、非遊技進行操作画像d1とともに注意喚起画像d3を表示するようにしてもよい。この場合、注意喚起画像d3の報知内容の方が重要なので、注意喚起画像d3の表示領域は、非遊技進行操作画像d1の表示領域よりも大きくするのが好適である。また、演出画像表示装置157上においては、注意喚起画像d3の報知内容の方が目立っているが、図17(a)に示すように、ベットボタン132内に発光装置を備えるように構成し、この発光装置を点滅させて、ベットボタン操作を促すようにしてもよい。すなわち、非遊技進行操作画像d1と同一の報知内容を別の演出装置に体現させてもよい。
図17(b)は、リール回転開始から30秒が経過した後、ベットボタン操作が行われた場合の表示画像であり、注意喚起画像d3の報知内容を含めた遊技進行操作画像d2aを示している(遊技進行操作画像d2aは、注意喚起画像d3及び遊技進行操作画像d2より構成される)。すなわち、リール回転開始から30秒が経過した後、ベットボタン操作が行われた場合には、注意喚起画像d3に代えて遊技進行操作画像d2を表示するほか、注意喚起画像d3とともに遊技進行操作画像d2を表示するようにしてもよい。遊技進行操作画像d2は、3つのリールのそれぞれが、回転中の特定の位置にある場合にストップボタンの操作受付があったとき、内部当選役に対応する図柄組み合わせが入賞することを示唆する画像である。この場合には、遊技進行操作画像d2の報知内容の方が注意喚起画像d3の報知内容よりも重要なので、遊技進行操作画像d2の表示領域は、注意喚起画像d3の表示領域よりも大きくするのが好適である。
図18及び図19は、遊技進行操作画像d2の報知内容の他の一例を示している。
図18(a)は、「BB1の期待度50%」の文言を表示する遊技進行操作画像d2bを示している。遊技進行操作画像d2bは、3つのリールのそれぞれが、回転中の特定の位置にある場合にストップボタンの操作受付があったとき、内部当選役に対応する図柄組み合わせが入賞する可能性がある(50パーセント)ことを示唆する画像である。このように遊技進行操作画像d2の報知内容は、BB1に内部当選している可能性を示す内容であり、BB1を狙う停止操作を遊技者に促すものであれば、その文言は特に限定されるものではない。例えば、遊技者にボーナス狙いであることを示唆できれば、図18(b)に示すように、さらに簡素化して「チャンス?」の文言を表示する遊技進行操作画像d2cでもよい。
図19(a)は、BB1ではなく、チェリーに内部当選した場合の遊技進行操作画像d2cの報知内容を示している。遊技進行操作画像d2cは、1つのリールが回転中の特定の位置にある場合にストップボタンの操作受付があったとき、内部当選役に対応する図柄組み合わせが入賞することを示唆する画像である。チェリーに内部当選した場合には、左リール110だけを目押しすればよいので、「左リール110のチェリー図柄を狙い、中リール111及び右リール112は目押し不要」の内容を報知している。このように、遊技進行操作画像d2の報知内容は、ストップボタン137〜139の操作条件に関するものであれば、いずれの内容でもよく、特定のリールに関する操作条件であってもよい。例えば、本実施形態の入賞役には存在しないが、押し順役(停止操作順序が一致しないと入賞しない役)に内部当選した場合には、図19(b)に示すように、入賞するための停止操作順序を報知内容とする遊技進行操作画像d2dとしてもよい。
図20は、演出画像表示装置157を用いた画像報知だけなく、スピーカ272及び277を用いた音声報知も加えた場合の当選役報知演出の概要を示している。
この場合には、BB1に内部当選したときに、非遊技進行操作演出を実行し、非遊技進行操作画像d1を演出画像表示装置157に表示するとともにスピーカ272及び277を介して非遊技進行操作音声(例えば、「ベットボタンを操作してください」の音声)を出力してもよい。また、ベットボタン132の操作があったときには、遊技進行操作演出を実行し、遊技進行操作画像d2を演出画像表示装置157に表示するとともにスピーカ272及び277を介して遊技進行操作音声(例えば、「BB1図柄を狙って」の音声)を出力してもよい。
[第2実施形態]
図21(a)は、第2実施形態に係るスロットマシン100の各リール110〜112に施される図柄配列、図21(b)は、第2実施形態に係るスロットマシン100の入賞役(作動役を含む)の種類、各入賞役に対応する図柄組合せ、各入賞役の作動または払出を示す図である。なお、第2実施形態では、上記実施形態(第1実施形態)と同様の構成については、説明を省略し、上記実施形態(第1実施形態)と異なる構成についてのみ説明する。
図21(a)に示すように、各リール110〜112に施される図柄配列は、第1実施形態と同一であるが、本実施形態では、図21(b)に示すように、小役としてベルの代わりにベル1、ベル2及びベル3が設けられている。
「小役(チェリー、スイカ、ベル1、2、3)」(以下、単に、「チェリー」、「スイカ」、「ベル」と称する場合がある)は、入賞により所定数のメダルが払い出される入賞役で、対応する図柄組合せは、チェリーが「チェリー−ANY−ANY」、スイカが「スイカ−スイカ−スイカ」、ベル1が「ベル−リプレイ−ベル」、ベル2が「ベル−ベル−リプレイ」、ベル3が「リプレイ−ベル−ベル」である。また、対応する払出枚数は同図に示す通りであり、チェリーが4枚、スイカが12枚、ベル1〜3が8枚である。
また、本実施形態では、ストップボタン137〜139の操作順序(押順)が適切でないと、ベル1、ベル2及びベル3に内部当選しても、内部当選したベル1、ベル2及びベル3には入賞しない。すなわち、ベル1〜3は、押し順役である。図22〜図24は、それぞれ、ベル1、ベル2及びベル3に入賞するためのストップボタン137〜139の操作順序を説明する図である。
図22は、ベル1に入賞するためのストップボタン137〜139の操作順序を説明する図であり、ベル1に内部当選した場合には、ストップボタン137に対する停止操作を第1停止操作とする、つまり左リール110を最初に停止したときに、ベル1に入賞することを示している。すなわち、ベル1に内部当選した場合に選択されるリール停止データは、左リール110を最初に停止した場合にだけ、ベル1に入賞可能なリール停止データが選択される。
同様にして、図23は、ベル2に入賞するためのストップボタン137〜139の操作順序を説明する図であり、ベル2に内部当選した場合には、ストップボタン138に対する停止操作を第1停止操作とする、つまり中リール111を最初に停止したときに、ベル2に入賞することを示している。すなわち、ベル2に内部当選した場合に選択されるリール停止データは、中リール111を最初に停止した場合にだけ、ベル2に入賞可能なリール停止データが選択される。
同様にして、図24は、ベル3に入賞するためのストップボタン137〜139の操作順序を説明する図であり、ベル3に内部当選した場合には、ストップボタン139に対する停止操作を第1停止操作とする、つまり右リール112を最初に停止したときに、ベル3に入賞することを示している。すなわち、ベル3に内部当選した場合に選択されるリール停止データは、右リール112を最初に停止した場合にだけ、ベル3に入賞可能なリール停止データが選択される。
<第1副制御部及び第2副制御部により実行される演出>
次に、図25〜図31を用いて、押し順役であるベル1〜3のいずれかに内部当選した場合に実行される遊技進行操作演出(本実施形態においては押し順(停止操作順序)を報知するので押し順報知演出ともいう)の概要について説明する。
図25は、遊技進行操作演出の流れを示す図であり、リール回転開始から30秒経過しても停止操作がない場合、つまり、遊技進行操作演出(遊技進行操作演出)を実行中に注意喚起演出を実行する場合を示している。なお、本実施形態においても、スタートレバー操作後に操作されるベットボタン132は、演出用の操作受付、すなわち、非遊技(演出)進行用の操作ボタンとして用いられる。
本実施形態のスロットマシン100は、ベル1〜3のいずれかに内部当選した場合には、まず、リール回転開始時から、遊技進行操作演出を実行する。遊技進行操作演出は、押し順役に内部当選していることを報知する演出であり、演出画像装置157の画面上に、内部当選している押し順役に入賞するための停止操作順序を示す遊技進行操作画像(押し順画像ともいう)d11(例えば、左から「123」などの文言を表示して、まず左リール110、次いで中リール111、最後に右リール112とする停止操作を示唆する画像)を表示する演出である。
ところで、本実施形態でも、リール110〜112の長時間空回しを回避させるために、リール回転開始から30秒経過しても第1停止操作がない場合、第1停止操作から30秒経過しても第2停止操作がない場合、及び第2停止操作から30秒経過しても第3停止操作がない場合には、注意喚起演出を実行するようになっている。注意喚起演出は、第1実施形態と同様に、演出画像装置157の画面上に、ストップボタン137〜139を操作して、リール110〜112の停止を促す注意喚起画像d12(例えば、「ストップボタンを操作してリール回転を止めてください」などの文言)を表示する演出である。なお、本実施形態の注意喚起演出は、正確には、リール回転開始、第1停止操作または第2停止操作から30秒間経過しても、ストップボタン137〜139またはベットボタン132の操作がない場合に実行されるようになっている。
したがって、図25に示すように、リール回転開始後30秒を経過しても停止操作がない場合には、次に、スロットマシン100は、注意喚起演出を実行する。つまり、遊技進行操作画像d11に代えて注意喚起画像d12を演出画像表示装置157の画面上に表示する。これにより、遊技者は注意を喚起されるが、遊技者は、この遊技台の遊技性から、ベットボタン132の操作により、何か有利な情報が知得できるものと認識しているので、ストップボタン137〜139ではなく、まず、ベットボタン132を操作する。ベットボタン132の操作があった場合には、スロットマシン100は、再度、遊技進行操作演出を実行し、注意喚起画像d3に代えて遊技進行操作画面d2を演出画像表示装置157の画面上に表示する。この結果、遊技者は停止操作順序に関する有用な情報を得たので、この停止操作順序に従って第1停止操作を行う。
このように本実施形態のベットボタン132操作は、注意喚起演出を実行している際の遊技進行操作演出(押し順報知演出)の実行開始契機、つまり、遊技者に有利となる情報(例えば、内部当選した役の図柄、内部当選した役に入賞するための操作条件(操作順序、操作タイミング)などに関する情報)を報知する演出の実行開始契機となっている。
本実施形態では、ベットボタン132の操作を契機として操作条件を報知する遊技進行操作画像d11を表示するように構成されているので、リール110〜112を空回しして注意喚起画像d12に切り替わったとしても、ベットボタン132を操作すれば、操作条件を把握することができる。すなわち、操作条件を把握した後にストップボタン137〜139を操作することができるので、誤った停止操作をすることを防止することができる。
図26は、押し順役以外の役に内部当選した場合の演出の流れを示す図である。
本実施形態のスロットマシン100は、押し順役以外の役に内部当選した場合、リール回転開始時からは特に演出を実行しない。すなわち、演出画像表示装置157の画面上には、演出画像は表示されない。
リール回転開始後30秒を経過しても停止操作がない場合には、次いで、スロットマシン100は、注意喚起演出を実行する。つまり、演出画像表示装置157の画面上に注意喚起画像d12を表示する。これにより、遊技者は注意を喚起され、ベットボタン132を操作する。ベットボタン132の操作があった場合には、スロットマシン100は、遊技進行操作演出を実行するが、遊技進行操作画像d11とは異なる遊技進行操作画像d11aを表示する。ここで、遊技進行操作画像d11aは、停止操作順序はない旨(例えば、「押し順はありません。順押ししてください」などの文言)を報知する画像である。この結果、遊技者は停止操作順序に関する有用な情報を得たので、報知内容に従って第1停止操作を行う。
このように内部当選した役が押し順役でない場合には、ベットボタン操作により押し順がない旨の遊技進行操作画像d11aを表示するので、遊技者は安心して停止操作を行うことができる。
図27及び図28は、図25と同様に、リール回転開始から30秒経過しても停止操作がない場合の押し順報知演出の流れを示す図であるが、図25と異なり、リール回転開始後、30秒以上経過してから、ベットボタン132ではなく、ストップボタン137〜139を操作した場合を示している。図27は、遊技進行操作画像d11の内容に従って第1停止操作を行った場合、図28は、遊技進行操作画像d11の内容に従わず第1停止操作を行った場合を示している。なお、図27及び図28に示す遊技進行操作演出の流れは、遊技者が操作条件を把握することなく停止操作を行った場合なので、推奨される演出の流れではないが、遊技性を理解していない遊技者が、注意喚起画像d12の内容に従って、ストップボタン137〜139の操作を行うこともあり得るので、このような場合の演出の流れを示した。
この場合、図27に示すように、遊技進行操作画像d11の内容に従って第1停止操作を行った場合(具体的には、左リール110を第1停止リールとした場合)には、押し順役入賞の可能性があるため、第1停止操作後、注意喚起画像d12に代えて遊技進行操作画像d11を表示する。一方、図28に示すように、遊技進行操作画像d11の内容に従わず第1停止操作を行った場合(具体的には、中リール111を第1停止リールとした場合)場合には、BB1入賞の可能性がないため、注意喚起画像d12に代えて通常の画像を表示する。つまり、遊技操作画像d11は第1停止操作後に表示されない。
図29は、第1停止操作から30秒以上経過しても第2停止操作がない場合の遊技進行操作演出の流れを示している。第1停止操作までは、図25に示す押し順報知演出の流れと同一なので、説明は省略する。なお、図29は、遊技進行操作画像d11の内容に従って第1停止操作を行った場合の押し順報知演出の流れを示している。
スロットマシン100は、遊技進行操作画像d11の内容に従って第1停止操作を行ったので、遊技進行操作演出の実行を継続し、遊技進行操作画像d11を表示し続けるが、第1停止操作後30秒を経過してもストップボタン137〜139の第2停止操作がないので、次いで、注意喚起演出を実行する。つまり、スロットマシン100は、遊技進行操作画像d11に代えて注意喚起画面d12を演出画像表示装置157の画面上に表示する。これにより、遊技者は注意を喚起され、ベットボタン132を操作する。ベットボタン132の操作があった場合には、スロットマシン100は、再度、遊技進行操作演出を実行し、同一の遊技進行操作画面d11を表示する。この結果、遊技者は停止操作順序に関する有用な情報を得たので、遊技進行操作画像d11の内容に従って第2停止操作を行う。なお、遊技進行操作画像d1は、第1停止操作前に既に1回表示されているので、当該内容を把握している遊技者にとっては不要な情報であるが、停止操作の確実性を考慮して再度の表示を行うものである。また、本実施形態では、押し順役のベル1〜3は、第1停止操作が正解であれば以後の停止操作には関係なく入賞するようになっているので、第2停止操作に対する報知は不要としてもよいが、より親切なる報知を行うため、敢えて第2停止操作に対する報知を実行している。なお、第3停止操作までの停止操作順序が正解でないと入賞しない押し順役を設けた場合には、図29に示す報知はさらに好適となる。
図30は、第2停止操作から30秒以上経過しても停止操作がない場合の遊技進行操作演出の流れを示している。第2停止操作までは、図25及び図29に示す押し順報知演出の流れと同一なので、説明は省略する。なお、図30は、遊技進行操作画像d11の内容に従って第1停止操作及び第2停止操作を行った場合の押し順報知演出の流れを示している。
スロットマシン100は、遊技進行操作画像d11の内容に従って第2停止操作を行ったので、遊技進行操作演出の実行を継続し、遊技進行操作画像d11を表示し続けるが、第2停止操作後30秒を経過しても第3停止操作がないので、次いで、注意喚起演出を実行する。つまり、スロットマシン100は、遊技進行操作画像d11に代えて注意喚起画面d12を演出画像表示装置157の画面上に表示する。これにより、遊技者は注意を喚起され、ベットボタン132を操作する。ベットボタン132の操作があった場合には、スロットマシン100は、再度、遊技進行操作演出を実行し、同一の遊技進行操作画面d11を表示する。この結果、遊技者は停止操作順序に関する有用な情報を得たので、遊技進行操作画像d11の内容に従って第3停止操作を行う。なお、遊技進行操作画像d1は、既に2回表示されているので、当該内容を把握している遊技者にとっては不要な情報であるが、上述した図29の場合と同様に、より親切なる報知を行うため、敢えて第3停止操作に対する報知を実行している。
図31は、押し順報知演出における各制御部の処理を対応付けた処理概要図である。
スロットマシン100は、まず、遊技者によるスタートレバー操作があると、入賞役の内部抽選処理を実行し、その結果、押し順役であるベル1〜3のいずれかに内部当選すると、リール回転開始時から遊技進行操作演出を実行する。より詳しくは、主制御部300は、入賞役の内部抽選処理の結果、ベル1〜3のいずれかの当選を示す内部当選コマンドを第1副制御部400に送信するので、第1副制御部400は、このベル1〜3のいずれかの当選を示す内部当選コマンドを受信すると、遊技進行操作演出の設定を行い、第2副制御部500に対して、遊技進行操作画像d11の表示設定のコマンドを送信する。その結果、第2副制御部500は、演出画像表示装置157の画面上に遊技進行操作画像d11を表示させる。
次に、スロットマシン100は、リール回転開始時から30秒の経過を計測し、30秒経過してもストップボタン137〜139の操作がない場合には、注意喚起演出を実行する。より詳しくは、本実施形態では、第1副制御部400が、主制御部300から送信されるリール回転開始コマンドの受信を契機に時間計測を行うので、第1副制御部400が、リール回転開始時から30秒経過してもストップボタン137〜139の操作がないと判断した場合(具体的には、停止ボタン受付1コマンドの受信の有無から判断)には、注意喚起演出の設定を行い、第2副制御部400に対して、注意喚起画像d12の表示設定のコマンドを送信する。その結果、第2副制御部500は、演出画像表示装置157の画面上に注意喚起画像12を表示させる。なお、本実施形態では、第1副制御部400がリールの空回しの時間を計測する構成としているが、これに限定されるものではない。例えば、主制御部300が時間を計測してもよい。この場合には、主制御部300がリール回転開始時から30秒間の時間計測を行い、リール回転開始時から30秒経過してもストップボタン137〜139の操作がないと判断した場合には、所定のコマンドを第1副制御部400に送信するものである。これにより、第1副制御部400は、注意喚起演出の実行開始契機を把握することができる。
次に、スロットマシン100は、遊技者によるベットボタン操作があると、再び、遊技進行操作演出を実行する。より詳しくは、主制御部300は、遊技者によるベットボタン操作により、ベットボタン演出コマンドを第1副制御部400に送信するので、第1副制御部400は、このベットボタン演出コマンドを受信すると、遊技進行操作演出の設定を行い、第2副制御部500に対して、遊技進行操作画像d11の表示設定のコマンドを送信する。その結果、第2副制御部500は、演出画像表示装置157の画面上に遊技進行操作画像d11を表示させる。
なお、第2実施形態では、リール回転開始時から表示される1回目の遊技進行操作画像d11と、ベットボタン132の操作により表示される2回目以降の遊技進行操作画像d11を同一内容の画像としたが、報知内容が略同一であれば必ずしも同一内容でなくてもよい。すなわち、リール回転開始時から表示される1回目の遊技進行操作画像d11とベットボタン132の操作により表示される2回目以降の遊技進行操作画像d11を類似の報知内容としてもよい。
また、上記第1実施形態及び第2実施形態では、ベットボタン132を遊技進行操作演出の実行開始契機のための操作ボタンとしたが、遊技進行操作演出の実行開始契機のための操作ボタンはベットボタン132に限定されるものではない。例えば、遊技進行に係わる操作済みのボタン(具体的には、スタートレバー135、既に停止操作が済んだストップボタン137〜139など)や他の演出用操作ボタン(具体的には、チャンスボタン146など)の1または複数の操作ボタンを操作することにより、遊技進行操作演出が実行開始されるようにしてもよい。
<実施形態のまとめ>
以上述べたように、上記実施形態の遊技台(例えば、スロットマシン100)によれば、 複数種類の図柄が施され、回転可能な複数のリール(例えば、リール110〜112)と、電気的に貯留された遊技媒体(例えば、メダル)の投入を指示するベットスイッチ(例えば、ベットボタン132、ベットボタンセンサ)と、実際の前記遊技媒体の投入を受け付ける遊技媒体投入手段(例えば、メダル投入口141、メダル投入センサ)と、前記ベットスイッチまたは前記遊技媒体投入手段による前記遊技媒体の投入後、前記複数のリールの回転開始を指示するスタートスイッチ(例えば、スタートレバー135、スタートレバーセンサ)と、前記スタートスイッチの操作に基づいて、予め定められた複数種類の役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段(例えば、主制御部300、入賞役内部抽選処理)と、前記抽選手段による抽選結果に基づいて前記複数のリールの停止データを設定する停止データ設定手段(例えば、主制御部300、リール停止データ選択処理)と、前記複数のリールそれぞれに対応して設けられ、前記複数リールの回転を個別に停止させるストップスイッチ(例えば、ストップボタン137〜139、ストップボタンセンサ)と、前記停止データ設定手段により設定された停止データ及び前記ストップスイッチの停止操作に基づいて、前記複数のリールそれぞれの回転停止に関する停止制御を行う停止制御手段(例えば、主制御部300、リール停止制御処理)と、前記停止制御手段による停止制御により、予め定められた有効ライン(例えば、入賞ライン114)上に停止表示された図柄組合せが、前記抽選手段により内部当選した役に対応して定められた図柄組合せであるか否かにより前記役への入賞を判定する判定手段(例えば、主制御部300、入賞判定処理)と、前記判定手段による判定により、配当を伴う役に入賞した場合には、前記遊技媒体を配当として払い出す払出手段(例えば、メダル払出装置180、主制御部300、メダル払出処理)と、遊技に関する画像を表示する表示装置(例えば、演出画像表示装置157)を含む演出装置(例えば、演出装置160、スピーカ272、277など)と、前記演出装置を用いて遊技に関する演出を実行する演出実行手段(第1副制御部400、第2副制御部500、演出制御処理)と、前記演出実行手段により実行される演出の演出態様に変化を与える演出用スイッチ(例えば、チャンスボタン146)と、を備えた遊技台であって、前記ベットスイッチ、前記スタートスイッチ及び前記演出用スイッチのうち少なくとも一以上のスイッチを特定スイッチと定義し、前記複数のリールが回転開始した後、前記特定スイッチの操作受付の有無を監視する監視手段(例えば、ベットスイッチの場合にはベットボタンベットボタンセンサ及び主制御部300、演出用スイッチの場合にはチャンスボタンセンサ及び第1副制御部400)を備え、前記複数種類の役には、前記抽選手段により内部当選し、かつ、前記ストップスイッチの停止操作が予め定められた操作条件(例えば、停止操作タイミング、停止操作順序)に適合した場合に入賞する第1の役(例えば、BB1)が含まれ、前記停止データ設定手段は、前記抽選手段により、前記第1の役に内部当選し、かつ、前記ストップスイッチの停止操作が前記操作条件に適合した場合には、前記第1の役に対応する図柄組合せを前記有効ライン上に停止表示させる停止データを設定し、前記演出実行手段は、前記抽選手段により、前記第1の役が内部当選した場合、まず、前記特定スイッチの操作を促す第1の画像(例えば、非遊技進行操作画像d1)を前記表示装置上に表示し、次に、前記監視手段により、前記特定スイッチの受付があったと判断された場合には、前記第1の画像に代えて、前記操作条件を示唆する第2の画像(例えば、遊技進行操作画像d2)を前記表示装置上に表示する第1演出処理(例えば、当選役報知演出)を実行する第1演出実行手段(例えば、第1副制御部400、第2副制御部500、演出制御処理)と、前記複数のリールの回転開始から、予め定めた所定時間(例えば、30秒)が経過しても、前記ストップスイッチまたは前記特定スイッチの操作が行われない場合には、前記ストップスイッチの操作を促す第3の画像(例えば、注意喚起画像d3)を前記表示装置上に表示する第2演出処理(例えば、注意喚起演出)を実行する第2演出処理実行手段(例えば、第1副制御部400、第2副制御部500)と、を備え、前記第1演出実行手段は、前記第1の画像を前記表示装置上に表示中に、前記第2演出処理の実行条件が成立した場合には、まず、前記第1の画像に代えてまたは併せて、前記第3の画像を前記表示装置上に表示し、次に、前記監視手段により前記特定スイッチの受付があったと判断された場合には、前記表示装置上に表示されている画像に代えてまたは併せて、前記第2の画像と同一または類似の内容を示す画像を前記表示装置上に表示する第3演出処理を実行する第3演出実行手段(例えば、第1副制御部400、第2副制御部500)を備えることを基本的構成とする。
この一態様によれば、特定スイッチの操作を契機として操作条件を示唆する第2の画像を表示するように構成されているので、リールを空回しして第3の画像が表示されたとしても、特定スイッチを操作すれば、操作条件を把握することができる。すなわち、操作条件を把握した後に停止操作を行えるので、リールの空回しに対する警告報知を行いつつも、遊技者の誤った停止操作を防止することができる。
また、前記第3演出実行手段は、前記第3演出処理の実行条件が成立して、前記第3の画像を前記表示装置上に表示中に、前記ストップスイッチの停止操作を受け付けた場合には、前記表示装置上に表示されている画像に代えてまたは併せて、前記第2の画像と同一または類似の内容を示す画像を前記表示装置上に表示することが好ましい。
この場合、特定スイッチの操作でなくても操作条件を示唆する第2の画像を表示するので、実際に行った停止操作の操作条件を確認することができる。
また、前記特定スイッチは、前記複数のリールが回転する前に操作受付されたスイッチであることが好ましい。
この場合、操作済みのスイッチを特定スイッチとしているので、遊技進行用の操作スイッチを演出用スイッチとして用いることができる。
また、上記実施形態の遊技台(例えば、スロットマシン100)によれば、複数種類の図柄が施され、回転可能な複数のリール(例えば、リール110〜112)と、電気的に貯留された遊技媒体(例えば、メダル)の投入を指示するベットスイッチ(例えば、ベットボタン132、ベットボタンセンサ)と、実際の前記遊技媒体の投入を受け付ける遊技媒体投入手段(例えば、メダル投入口141、メダル投入センサ)と、前記ベットスイッチまたは前記遊技媒体投入手段による前記遊技媒体の投入後、前記複数のリールの回転開始を指示するスタートスイッチ(例えば、スタートレバー135、スタートレバーセンサ)と、前記スタートスイッチの操作に基づいて、予め定められた複数種類の役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段(例えば、主制御部300、入賞役内部抽選処理)と、前記抽選手段による抽選結果に基づいて前記複数のリールの停止データを設定する停止データ設定手段(例えば、主制御部300、リール停止データ選択処理)と、前記複数のリールそれぞれに対応して設けられ、前記複数リールの回転を個別に停止させるストップスイッチ(例えば、ストップボタン137〜139、ストップボタンセンサ)と、前記停止データ設定手段により設定された停止データ及び前記ストップスイッチの停止操作に基づいて、前記複数のリールそれぞれの回転停止に関する停止制御を行う停止制御手段(例えば、主制御部300、リール停止制御処理)と、前記停止制御手段による停止制御により、予め定められた有効ライン(例えば、入賞ライン114)上に停止表示された図柄組合せが、前記抽選手段により内部当選した役に対応して定められた図柄組合せであるか否かにより前記役への入賞を判定する判定手段(例えば、主制御部300、入賞判定処理)と、前記判定手段による判定により、配当を伴う役に入賞した場合には、前記遊技媒体を配当として払い出す払出手段(例えば、メダル払出装置180、主制御部300、メダル払出処理)と、遊技に関する画像を表示する表示装置(例えば、演出画像表示装置157)を含む演出装置(例えば、演出装置160、スピーカ272、277など)と、前記演出装置を用いて遊技に関する演出を実行する演出実行手段(第1副制御部400、第2副制御部500、演出制御処理)と、前記演出実行手段により実行される演出の演出態様に変化を与える演出用スイッチ(例えば、チャンスボタン146)と、を備えた遊技台であって、前記ベットスイッチ、前記スタートスイッチ及び前記演出用スイッチのうち少なくとも一以上のスイッチを特定スイッチと定義し、前記複数のリールが回転開始した後、前記特定スイッチの操作受付の有無を監視する監視手段(例えば、ベットスイッチの場合にはベットボタンベットボタンセンサ及び主制御部300、演出用スイッチの場合にはチャンスボタンセンサ及び第1副制御部400)を備え、前記複数種類の役には、前記抽選手段により内部当選し、かつ、前記ストップスイッチの停止操作が予め定められた操作条件(例えば、停止操作タイミング、停止操作順序)に適合した場合に入賞する第1の役(例えば、BB1)が含まれ、前記停止データ設定手段は、前記抽選手段により、前記第1の役に内部当選し、かつ、前記ストップスイッチの停止操作が前記操作条件に適合した場合には、前記第1の役に対応する図柄組合せを前記有効ライン上に停止表示させる停止データを設定し、前記演出実行手段は、前記抽選手段により、前記第1の役が内部当選した場合、前記操作条件を示唆する第2の画像(例えば、遊技進行操作画像d11)を前記表示装置上に表示する第1演出処理(例えば、遊技進行操作演出(押し順報知演出))を実行する第1演出実行手段(例えば、第1副制御部400、第2副制御部500、演出制御処理)と、前記複数のリールの回転開始から、予め定めた所定時間(例えば、30秒)が経過しても、前記ストップスイッチまたは前記特定スイッチの操作が行われない場合には、前記ストップスイッチの操作を促す第3の画像(例えば、注意喚起画像d12)を前記表示装置上に表示する第2演出処理(例えば、注意喚起演出)を実行する第2演出処理実行手段(例えば、第1副制御部400、第2副制御部500、演出制御処理)と、を備え、前記第1演出実行手段は、前記第2の画像を前記表示装置上に表示中に、前記第2演出処理の実行条件が成立した場合には、まず、前記第2の画像に代えてまたは併せて、前記第3の画像を前記表示装置上に表示し、次に、前記監視手段により前記特定スイッチの受付があったと判断されたときには、前記表示装置上に表示されている画像に代えてまたは併せて、前記第2の画像と同一または類似の内容を示す画像を前記表示装置上に表示することを別の基本的構成とする。
この別の一態様によれば、特定スイッチの操作を契機として操作条件を示唆する第2の画像を表示するように構成されているので、リールを空回しして第3の画像が表示されたとしても、特定スイッチを操作すれば、操作条件を把握することができる。すなわち、操作条件を把握した後に停止操作を行えるので、リールの空回しに対する警告報知を行いつつも、遊技者の誤った停止操作を防止することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は、上述した実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、本発明の実施の形態に対して種々の変形や変更を施すことができ、そのような変形や変更を伴うものもまた、本発明の技術的範囲に含まれるものである。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
100 スロットマシン
110、111、112 リール
113 図柄表示窓
114 入賞ライン
130、131、132 メダル投入ボタン
135 スタートレバー
137、138、139 ストップボタン
146 チャンスボタン
157 演出画像表示装置
272,277 スピーカ
300 主制御部
400 第1副制御部
500 第2副制御部
504 CPU
506 ROM
534 VDP
536 VRAM

Claims (4)

  1. 複数種類の図柄が施され、回転可能な複数のリールと、
    電気的に貯留された遊技媒体の投入を指示するベットスイッチと、
    実際の前記遊技媒体の投入を受け付ける遊技媒体投入手段と、
    前記ベットスイッチまたは前記遊技媒体投入手段による前記遊技媒体の投入後、前記複数のリールの回転開始を指示するスタートスイッチと、
    前記スタートスイッチの操作に基づいて、予め定められた複数種類の役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、
    前記抽選手段による抽選結果に基づいて前記複数のリールの停止データを設定する停止データ設定手段と、
    前記複数のリールそれぞれに対応して設けられ、前記複数リールの回転を個別に停止させるストップスイッチと、
    前記停止データ設定手段により設定された停止データ及び前記ストップスイッチの停止操作に基づいて、前記複数のリールそれぞれの回転停止に関する停止制御を行う停止制御手段と、
    前記停止制御手段による停止制御により、予め定められた有効ライン上に停止表示された図柄組合せが、前記抽選手段により内部当選した役に対応して定められた図柄組合せであるか否かにより前記役への入賞を判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定により、配当を伴う役に入賞した場合には、前記遊技媒体を配当として払い出す払出手段と、
    遊技に関する画像を表示する表示装置を含む演出装置と、
    前記演出装置を用いて遊技に関する演出を実行する演出実行手段と、
    前記演出実行手段により実行される演出の演出態様に変化を与える演出用スイッチと、
    を備えた遊技台であって、
    前記ベットスイッチ、前記スタートスイッチ及び前記演出用スイッチのうち少なくとも一以上のスイッチを特定スイッチと定義した場合、前記複数のリールが回転開始した後、前記特定スイッチの操作受付の有無を監視する監視手段を備え、
    前記複数種類の役には、
    前記抽選手段により内部当選し、かつ、前記ストップスイッチの停止操作が予め定められた操作条件に適合した場合に入賞する第1の役が含まれ、
    前記停止データ設定手段は、
    前記抽選手段により、前記第1の役に内部当選し、かつ、前記ストップスイッチの停止操作が前記操作条件に適合した場合には、前記第1の役に対応する図柄組合せを前記有効ライン上に停止表示させる停止データを設定し、
    前記演出実行手段は、
    前記抽選手段により、前記第1の役が内部当選した場合、まず、前記特定スイッチの操作を促す第1の画像を前記表示装置上に表示し、次に、前記監視手段により、前記特定スイッチの受付があったと判断された場合には、前記第1の画像に代えて、前記操作条件を示唆する第2の画像を前記表示装置上に表示する第1演出処理を実行する第1演出実行手段と、
    前記複数のリールの回転開始から、予め定めた所定時間が経過しても、前記ストップスイッチまたは前記特定スイッチの操作が行われない場合には、前記ストップスイッチの操作を促す第3の画像を前記表示装置上に表示する第2演出処理を実行する第2演出処理実行手段と、
    を備え、
    前記第1演出実行手段は、
    前記第1の画像を前記表示装置上に表示中に、前記第2演出処理の実行条件が成立した場合には、まず、前記第1の画像に代えてまたは併せて、前記第3の画像を前記表示装置上に表示し、次に、前記監視手段により前記特定スイッチの受付があったと判断された場合には、前記表示装置上に表示されている画像に代えてまたは併せて、前記第2の画像と同一または類似の内容を示す画像を前記表示装置上に表示する第3演出処理を実行する第3演出実行手段を備えることを特徴とする遊技台。
  2. 請求項1記載の遊技台であって、
    前記第3演出実行手段は、
    前記第3演出処理の実行条件が成立して、前記第3の画像を前記表示装置上に表示中に、前記ストップスイッチの停止操作を受け付けた場合には、前記表示装置上に表示されている画像に代えてまたは併せて、前記第2の画像と同一または類似の内容を示す画像を前記表示装置上に表示することを特徴とする遊技台。
  3. 請求項1または2記載の遊技台であって、
    前記特定スイッチは、
    前記複数のリールが回転する前に操作受付されたスイッチであることを特徴とする遊技台。
  4. 複数種類の図柄が施され、回転可能な複数のリールと、
    電気的に貯留された遊技媒体の投入を指示するベットスイッチと、
    実際の前記遊技媒体の投入を受け付ける遊技媒体投入手段と、
    前記ベットスイッチまたは前記遊技媒体投入手段による前記遊技媒体の投入後、前記複数のリールの回転開始を指示するスタートスイッチと、
    前記スタートスイッチの操作に基づいて、予め定められた複数種類の役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、
    前記抽選手段による抽選結果に基づいて前記複数のリールの停止データを設定する停止データ設定手段と、
    前記複数のリールそれぞれに対応して設けられ、前記複数リールの回転を個別に停止させるストップスイッチと、
    前記停止データ設定手段により設定された停止データ及び前記ストップスイッチの停止操作に基づいて、前記複数のリールそれぞれの回転停止に関する停止制御を行う停止制御手段と、
    前記停止制御手段による停止制御により、予め定められた有効ライン上に停止表示された図柄組合せが、前記抽選手段により内部当選した役に対応して定められた図柄組合せであるか否かにより前記役への入賞を判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定により、配当を伴う役に入賞した場合には、前記遊技媒体を配当として払い出す払出手段と、
    遊技に関する画像を表示する表示装置を含む演出装置と、
    前記演出装置を用いて遊技に関する演出を実行する演出実行手段と、
    前記演出実行手段により実行される演出の演出態様に変化を与える演出用スイッチと、
    を備えた遊技台であって、
    前記ベットスイッチ、前記スタートスイッチ及び前記演出用スイッチのうち少なくとも一以上のスイッチを特定スイッチと定義した場合、前記複数のリールが回転開始した後、前記特定スイッチの操作受付の有無を監視する監視手段を備え、
    前記複数種類の役には、
    前記抽選手段により内部当選し、かつ、前記ストップスイッチの停止操作が予め定められた操作条件に適合した場合に入賞する第1の役が含まれ、
    前記停止データ設定手段は、
    前記抽選手段により、前記第1の役に内部当選し、かつ、前記ストップスイッチの停止操作が前記操作条件に適合した場合には、前記第1の役に対応する図柄組合せを前記有効ライン上に停止表示させる停止データを設定し、
    前記演出実行手段は、
    前記抽選手段により、前記第1の役が内部当選した場合、前記操作条件を示唆する第2の画像を前記表示装置上に表示する第1演出処理を実行する第1演出実行手段と、
    前記複数のリールの回転開始から、予め定めた所定時間が経過しても、前記ストップスイッチまたは前記特定スイッチの操作が行われない場合には、前記ストップスイッチの操作を促す第3の画像を前記表示装置上に表示する第2演出処理を実行する第2演出処理実行手段と、
    を備え、
    前記第1演出実行手段は、
    前記第2の画像を前記表示装置上に表示中に、前記第2演出処理の実行条件が成立した場合には、
    まず、前記第2の画像に代えてまたは併せて、前記第3の画像を前記表示装置上に表示し、
    次に、前記第3の画像を前記表示装置上に表示中に前記監視手段により前記特定スイッチの受付があったと判断されたときには、前記表示装置上に表示されている画像に代えてまたは併せて、前記第2の画像と同一または類似の内容を示す画像を前記表示装置上に表示することを特徴とする遊技台。
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