JP3089351U - 遊技機用ランキング表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 獲得遊技媒体数を計数し、実データを遊技者
や遊技機等の付随情報と共にランキング表示して、遊技
性を高めることができる遊技機用ランキング表示装置を
提供する。 【解決手段】 遊技機用ランキング表示装置１が、獲得
遊技媒体数を計数する計数器２と、獲得遊技媒体数に付
随する情報を入力操作する入力手段３と、獲得遊技媒体
数及びこれに付随する情報をランキング処理して出力す
る制御装置４と、制御装置４からの出力によりランキン
グ処理結果を表示する表示ユニット５と、を備えてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、パチンコ機やパチスロ機等の遊技機で獲得した獲得遊技媒体数を計 数し、この数をランキング表示するランキング表示装置に係り、詳しくは、日付 や台番号等の付随情報も併せて表示するランキング表示装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

遊技機には、パチンコ機のように遊技球（以下、「球」という）を遊技媒体と して用いるものや、パチスロ機のようにコイン（メダル）を遊技媒体として用い るものがあり、それぞれ入賞役に応じて払い出される遊技媒体の数が設定されて いる。 例えば、パチンコ機の場合には、遊技が終了すると、遊技者は獲得した出球（ 賞球）をジェットカウンタに投入し、その計数値がジェットカウンタの表示ユニ ットに表示されるとともにプリントアウトされるように構成されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のジェットカウンタにおける計数値表示は、遊技者個人に認知させること を主目的としており、遊技者の獲得球数をランキング付けして表示することはな されていなかった。

【０００４】 しかし、獲得球数が多かった場合には、他の遊技者に自慢したいという気持が 働いたり、また他の遊技者の獲得球数が気になったりするものである。したがっ て、一部の遊技ホールでは、獲得遊技媒体数のランキングをホワイトボードなど に書いて公表することも行われていたが、店員が手書きした数値であるが故に、 実際に計数された信憑性のある実データであるか否か疑念を抱かれるおそれがあ った。

【０００５】 本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技機 の獲得遊技媒体数を計数し、実データを日付等の付随情報と共にランキング表示 して、遊技の楽しさを高めることができる遊技機用ランキング表示装置を提供す ることにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項１に記載 のものは、獲得遊技媒体数を計数する計数器と、 獲得遊技媒体数に付随する情報を入力操作する入力手段と、 獲得遊技媒体数及びこれに付随する情報をランキング処理して出力する制御装 置と、 該制御装置からの出力によりランキング処理結果を表示する表示ユニットと、 を備えていることを特徴とする遊技機用ランキング表示装置である。 ここで、獲得球数に付随する情報とは、遊技の日付、遊技機の台番号、遊技者 の会員番号等の付随情報を意味する。 また、ランキング処理とは、計数器から送られてくる新たな計数値とそれまで の計数値とを比較して、多い順に順位付けする処理を意味する。

【０００７】 請求項２に記載のものは、計数器が制御装置に接続され、計数器の計数値が制 御装置へ入力されることを特徴とする請求項１に記載の遊技機用ランキング表示 装置である。

【０００８】 請求項３に記載のものは、複数の計数器が制御装置に接続され、各計数器の計 数値が制御装置へ入力されることを特徴とする請求項２に記載の遊技機用ランキ ング表示装置である。

【０００９】 請求項４に記載のものは、各計数器に対応して、表示ユニットが個別表示する ことを特徴とする請求項３に記載の遊技機用ランキング表示装置である。

【００１０】 請求項５に記載のものは、制御装置にホールコンピュータが接続され、制御装 置のランキング処理結果がホールコンピュータへ出力されることを特徴とする請 求項１から請求項４のいずれかに記載の遊技機用ランキング表示装置である。

【００１１】 請求項６に記載のものは、計数器がホールコンピュータに接続されると共に、 該ホールコンピュータが制御装置に接続され、計数器の計数値がホールコンピュ ータを介して制御装置へ入力されると共に、制御装置のランキング処理結果がホ ールコンピュータへ出力されることを特徴とする請求項１に記載の遊技機用ラン キング表示装置である。

【００１２】 請求項７に記載のものは、複数の計数器がホールコンピュータに接続され、各 計数器の計数値がホールコンピュータを介して制御装置へ入力されることを特徴 とする請求項６に記載の遊技機用ランキング表示装置である。

【００１３】 請求項８に記載のものは、各計数器に対応して、表示ユニットが個別表示する ことを特徴とする請求項７に記載の遊技機用ランキング表示装置である。

【００１４】 請求項９に記載のものは、制御装置に画像記録装置が接続され、制御装置のラ ンキング処理結果が画像記録装置へ出力されることを特徴とする請求項１から請 求項８のいずれかに記載の遊技機用ランキング表示装置である。

【００１５】 請求項１０に記載のものは、制御装置に報知手段が接続され、制御装置のラン キング処理により所定ランク内に入った場合に報知手段へ出力されることを特徴 とする請求項１から請求項９のいずれかに記載の遊技機用ランキング表示装置で ある。

【００１６】 請求項１１に記載のものは、制御装置に通信手段が接続され、制御装置のラン キング処理結果が通信手段を通じて、他の制御装置と交信されることを特徴とす る請求項１から請求項１０のいずれかに記載の遊技機用ランキング表示装置であ る。

【００１７】 請求項１２に記載のものは、制御装置に変換コンピュータが接続され、制御装 置のランキング処理結果が変換コンピュータを通じてインターネット配信される ことを特徴とする請求項１から請求項１１のいずれかに記載の遊技機用ランキン グ表示装置である。

【００１８】 請求項１３に記載のものは、制御装置に変換コンピュータが接続され、制御装 置のランキング処理結果が変換コンピュータを通じてテレビジョン放映されるこ とを特徴とする請求項１から請求項１２のいずれかに記載の遊技機用ランキング 表示装置である。

【００１９】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態 は、遊技球（以下、球という）を遊技媒体とするパチンコ機を例に挙げて説明す る。

【００２０】 図１は、第１の実施形態のランキング表示装置を示すブロック図である。図示 するように、本実施形態のランキング装置１は、主な構成要素として、パチンコ 機の獲得球数を計数する計数器（ジェットカウンタ）２と、獲得球数に付随する 情報を入力操作する入力手段３と、獲得球数及びこれに付随する情報をランキン グ処理して出力する制御装置４と、該制御装置４からの出力によりランキング処 理結果を表示する表示ユニット５とを備えている。

【００２１】 計数器２は、パチンコ遊技が終了した場合に、遊技者が獲得した球を投入して 、獲得球数を計数する装置であり、本実施形態ではいわゆるジェットカウンタが 採用され、入力回路６を介して制御装置４に接続されることにより、その計数値 が制御装置４へ入力されるように構成されている。なお、計数器２の表示ユニッ ト２ａに計数値を表示するとともに、内部の印字部により計数値をレシートに印 字して印字シート排出口２ｂから排出するように構成してもよい。

【００２２】 また、図１では、１台のジェットカウンタ２が入力回路６を介して制御装置４ に接続されているが、通常、ホールには複数のジェットカウンタ２が設置されて おり、その場合には、各カウンタ２が同一のまたは個別の入力回路６を介して制 御装置４に接続され、各カウンタ２の計数値が制御装置４へ入力されるように構 成されている。なお、本実施形態では、計数器２としてジェットカウンタを採用 したが、これに限るものではなく、他の形式の計数器を採用してもよい。

【００２３】 入力手段３には、例えばリモートコントローラ（以下、「リモコン」という） が採用され、リモコン入力回路７を介して制御装置４に接続されており、制御装 置４がランキング処理しランクインした場合に、獲得球数に付随する情報として 、遊技者の会員番号、パチンコ台番号、日付等のデータを入力可能としてあり、 そのデータ信号が制御装置４へ入力されるように成っている。なお、本実施形態 では、入力手段３としてリモコンを採用したが、これに限るものではなく、キー ボード等の他の形式の入力手段を採用してもよい。

【００２４】 制御装置４は、例えば、ＣＰＵ８及びＲＯＭ９ａ等を備えたマイクロコンピュ ータから成り、ＲＯＭ９ａには入力データをランキング処理、すなわち獲得球数 の多い順で順位付けするプロブラムが書き込まれている。また、制御装置４には 、ＲＡＭ９ｂなどのメモリーやハードディスク等のデータ保存手段が備えられて いる。

【００２５】 表示ユニット５は、制御装置４がランキング処理し、その処理結果を表示する ＣＲＴやＬＣＤ等のディスプレイや、ＬＥＤ表示盤などの画像表示ユニットであ り、駆動回路１０を介して制御装置４に接続されることにより、制御装置４のラ ンキング処理結果がこの表示ユニット５へ出力されるように成っている。

【００２６】 図２は、第１の実施形態における表示ユニット５の表示内容を示す説明図であ る。図２において、２１は１位から３位までにランクインした獲得球数を表示す る部分であり、７セグＬＥＤ（７セグメント発光ダイオード）により５桁の表示 が可能となっている。２２は４位から２０位までの順位を表示する部分であり、 ７セグＬＥＤにより２桁の表示が可能となっている。２３は球を投入した遊技者 の獲得球数を表示したり、４位から２０位までの順位における獲得球数を表示す る部分であり、７セグＬＥＤにより５桁の表示が可能となっている。

【００２７】 上記の２１及び２３の部分では獲得した球数のデータを表示しているが、その 他、日付、台番号、会員番号などの獲得球数に付随する情報が表示され、日付、 球数、台番号、会員番号の順に、スクロール表示されるように成っている。なお 、４位から２０位に関しては、１スクロール毎に、表示される順位が入れ替わる ように設定されている。

【００２８】 ２４は、上記２１及び２３の部分に表示されているデータが、日付、球数、台 番号、会員番号のいずれに該当するかを選択的に点灯して示す部分である。例え ば、「日付」が点灯している場合には、２１及び２３の部分に「＿２−２０」の 表示がなされ、遊技日が２月２０日であることを意味する。

【００２９】 また、図２において、上記２１から２４の表示部分の左側にはキャラクタ等の 画像を表示し得る表示プレート２５が配設され、上部には本装置の名称を表示し 得るネームプレート２６が配設される。

【００３０】 以上は、図３（ａ）に示すように、１台のジェットカウンタ２が制御装置４に 接続されている場合の表示ユニット５における表示内容であるが、図３（ｂ）に 示すように、複数のジェットカウンタ２ａ，２ｂ，…２ｎが同一の制御装置４に 接続されている場合には、例えば、表示ユニット５に複数の表示窓が開き得るよ うに構成し、各カウンタ２ａ，２ｂ，…２ｎに対応して、表示１、表示２、…、 表示ｎとなるように個別表示するようにしてもよい。

【００３１】 また、制御装置４には、出力回路１１を介してホールコンピュータ１２が接続 されており、制御装置４によるランキング処理結果がホールコンピュータ１２へ 送出されるように構成されている。これにより、ホールコンピュータ１２でラン キング処理結果を把握し、管理することができる。

【００３２】 さらに、制御装置４には、ハンディプリンタ等の画像記録装置１３が接続され ており、制御装置４によるランキング処理結果が画像記録装置１３へ出力される 。これにより、記録用紙やカード紙等にランキング処理結果を記録し得るので、 遊技者が獲得球数の記録データを持ち帰ることが可能となる。

【００３３】 そして、制御装置４には、パトライトやスピーカ等の報知手段１４が接続され ており、制御装置４のランキング処理により所定ランク内に入った場合（本実施 形態では２０位以内にランクインした場合）に、報知手段１４へその作動信号が 出力されるようになっている。すなわち、獲得球数が所定ランク内に入った場合 には、パトライトが点灯したり、スピーカからファンファーレが鳴り響いたりし て、ホール内の従業員や他の遊技者にその旨を報知することができる。

【００３４】 また、制御装置４には、無線ＬＡＮ等の通信手段１５が接続されている。これ は、ホールの広さ等に応じて他にも同様の制御装置４´が設置されている場合に 、この通信手段１５を通じて、制御装置４によるランキング処理結果が他の制御 装置４´と交信し得るように構成されており、装置相互間におけるデータの交換 や同期化が可能となるものである。したがって、ホール内に制御装置４，４´… を複数設置しても、ホール全体で統一したランク付けが可能である。

【００３５】 次に、第１の実施形態のランキング表示装置１の作用について説明する。 まず、上記表示ユニット５における基本表示内容を初期表示、通常表示及びス クロール表示に分けて説明する。

【００３６】 初期表示は、電源立ち上げ時に、設定内容を表示するものであり、例えば１分 間の表示後に、自動的に通常表示に切り替わる。

【００３７】 通常表示は、獲得球数をパイロット表示するものであり、図２中、上記２１の 部分には１位〜３位の獲得球数のデータが表示され、図２中、上記２２の２０位 以内の部分に最終順位が点灯表示される。すなわち、２０位以内の場合は、その 順位が表示され、２１位以降の場合は「−−」と表示される。また、図２中、上 記２３の部分には、２０位以内の獲得球数の最終データが点灯表示され、最終デ ータがない場合はブランク表示となる。

【００３８】 スクロール表示は、通常表示から、例えば、３０秒／６０秒／９０秒の所定の 設定時間の経過後（ジェトカウンタの利用がない状態が続いた時）に、データの スクロール表示となる。スクロール表示は、図２中、上記２４の部分のデータ種 類（本実施形態では４種類）のパイロット表示の切り替わりに従って、データが 変化する。例えば、日付、獲得球数、台番号、会員番号の順にデータ表示を行う 。本実施形態では、図２中、上記２１の１位〜３位まで部分の表示は、データ種 類（本実施形態では４種類）の変化をし、表示されるデータはパイロット表示に 従って順次変化する。また、図２中、上記２３の２０位以内の部分の表示は、４ 位から２０位までのデータが順次表示され、４位から２０位までの各位において 、各種データがスクロール表示される。本実施形態では、日付、獲得球数、台番 号、会員番号の４種類のデータを挙げているが、これに限るものではなく、他の データを表示するように設定してもよく、或いはこれらのデータの内の一つまた は二つを表示しない設定をしてもよい。

【００３９】 次に、本実施形態のランキング装置１の動作（制御方法）、及び表示ユニット ５の表示について説明する。 遊技者が遊技を終了し、ジェットカウンタ２に球を投入すると、入力信号が制 御装置４へ発信され、獲得球数の計数を開始する。すると、表示ユニット５にお けるスクロール表示は中断されて、獲得球数の表示を行う通常表示となる。

【００４０】 表示ユニット５は、予め設定された単位（切り数）で、カウントアップ表示を 行い、信号入力１パルスで、１単位数のカウントアップとなる。このカウントア ップ中の表示は、図２中、上記２２の部分に、１位から２０位までの順位を高速 度回転表示する。図２中、上記２３の部分には、設定単位で獲得球数のカウント アップ表示を点灯して行う。例えば、「０９８０７」という様に球数が表示され る。

【００４１】 ジェットカウンタ２の入力信号が所定の設定時間途切れた場合（入力信号がな い状態が続いた場合）には、タイムアウトとなり、カウント獲得球数が確定し、 点滅表示に変わる。例えば、「０９８０７」という様に球数が点滅表示される。

【００４２】 獲得玉数がランクインした場合には、図２中、上記２２の「−−」表示されて いる部分に、順位が表示され、次の入力があるまで、順位・獲得球数は、点灯表 示を行うことになる。３位までに入賞した場合には、同時にランクイン表示も成 される。ランクイン表示は、図２中、上記２１の１位〜３位までの部分に獲得球 数が点滅表示される。

【００４３】 一方、獲得数がランクインしなかった場合には、次の入力があるまで、上記２ ２の部分は「−−」の点滅表示し、上記２３の部分の獲得球数の表示も点滅表示 する。

【００４４】 そして、次の入力信号（次の遊技者のジェットカウンタの利用）により、獲得 球数の表示は消滅して、０からカウントを開始する。このとき、図２中、上記２ ２の部分は、１位から２０位までの順位を高速度で順次回転表示する。

【００４５】 ベスト２０位以内に入賞したときには、制御装置４の設定により入賞出力を行 う。例えば、入賞出力１は３位以内に入賞の場合に出力し、入賞出力２は２０位 以内に入賞の場合に出力する。出力のリセットは、入力手段３としてのリモコン 操作により解除し得る。また、出力設定は、１位から２０位までの間で設定変更 することができ、出力の解除のタイミングについても、自動リセットの設定が可 能である。

【００４６】 ２０位までにランクインした場合には、日付、獲得球数は自動的にデータ保存 される。そして、２０位までにランクインすると、報知手段１４としてのパトラ イトが点灯したり、或いはスピーカからファンファーレが鳴り響いたりして、ホ ール内の従業員や他の遊技者に了知させる。したがって、従業員がリモコン操作 することにより、遊技機の台番号や遊技者の会員番号等の獲得球数に付随する情 報も入力することができる。すなわち、図２中、上記２４の「台番号」が点滅表 示しているときにその台番号を入力し、「会員番号」が点滅表示しているときに その会員番号を入力する。

【００４７】 リモコン操作中に、次の遊技者によるジェットカウンタの利用があった場合に は、リモコン操作を優先表示し、リモコン操作中におけるジェットカウンタの利 用による獲得球数の表示は行わない。ただし、次の遊技者のジェットカウンタの 利用によるカウントアップも制御装置４に保存されており、リモコン操作終了後 に、カウントアップ中の表示、または確定された獲得球数の表示を行うことにな る。

【００４８】 このように第１の実施形態のランキング装置１によれば、パチンコ機の獲得球 数を計数し、実データをその付随情報と共にランキング表示するので、他の遊技 者に自慢したいという要求や、また他の遊技者の獲得球数が知りたいという要求 が満たされ、また、表示された球数の信憑性が高く、パチンコ遊技の楽しさを高 めることができる。

【００４９】 図４は、第２の実施形態のランキング表示装置を示すブロック図である。なお 、第１の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付して説明する。

【００５０】 図示するように、第２の実施形態のランキング装置３１は、ジェットカウンタ ２がホールコンピュータ１２に接続されると共に、該ホールコンピュータ１２が 入力回路６を介して制御装置４に双方向接続されており、ジェットカウンタ２の 計数値がホールコンピュータ１２を介して制御装置４へ間接的に入力されると共 に、制御装置４によるランキング処理結果がホールコンピュータ１２へ出力され る点が、第１の実施形態のランキング装置１と異なっている。

【００５１】 第２の実施形態においても、複数のジェットカウンタ２をホールコンピュータ １２に接続することができ、この場合には、各カウンタ２の計数値がホールコン ピュータ１２を介して制御装置４へ間接入力される。このように複数のジェット カウンタ２をホールコンピュータ１２に接続する場合には、図３に示したように 、例えば、表示ユニット５に複数の表示窓が開き得るように構成し、各カウンタ ２に対応して、表示１、表示２、…、表示ｎとなるように個別表示するようにし てもよい。

【００５２】 本実施形態によれば、第１の実施形態と基本的には同様の作用効果を奏するが 、特に第２の実施形態では、ランキング装置３１の制御装置４をホールコンピュ ータ１２に双方向接続しているので、既存設備との接続が容易であるという特有 の効果を奏するものである。

【００５３】 さらに、図５は、第３の実施形態のランキング表示装置を示すブロック図であ る。なお、第１及び第２の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付 して説明する。

【００５４】 第３の実施形態のランキング表示装置４１では、制御装置４に変換コンピュー タ１７がプリンタ出力の端子、例えばＲＳ−２３２Ｃ端子を介して接続されてお り、制御装置４によるランキング処理結果が変換コンピュータ１７を通じてイン ターネット配信されるように構成されている点が、第１及び第２の実施形態と異 なっている。

【００５５】 本実施形態によれば、第１及び第２の実施形態と基本的には同様の作用効果を 奏するが、特に第３の実施形態では、制御装置４によるランキング処理結果が変 換コンピュータ１７を通じてインターネット配信されるので、インターネットに アクセスすれば何時でもそのホールにおけるランキング状況を閲覧することがで きるという特有の効果を奏するものである。

【００５６】 そして、図６は、第４の実施形態のランキング表示装置を示すブロック図であ る。なお、第１乃至第３の実施形態と同一の構成要素については同一の符号を付 して説明する。

【００５７】 第４の実施形態のランキング表示装置５１では、制御装置４に変換コンピュー タ１７がプリンタ出力の端子、例えばＲＳ−２３２Ｃ端子を介して接続されてお り、制御装置４によるランキング処理結果が変換コンピュータ１７を通じてテレ ビジョン放映されるように成っている点が、第１乃至第３の実施形態と異なって いる。

【００５８】 本実施形態によれば、第１乃至第３の実施形態と基本的には同様の作用効果を 奏するが、特に第４の実施形態では、制御装置４によるランキング処理結果が変 換コンピュータ１７を通じてテレビジョン放映されるので、例えばホール内に設 置したテレビジョンにインポーズ表示したりテロップ表示などを行うことにより 、そのホールにおけるランキング状況を閲覧することができるという特有の効果 を奏するものである。

【００５９】 以上の実施形態は、球を遊技媒体とするパチンコ機を例に挙げて説明したが、 本考案はこれに限るものではなく、例えば、コイン（メダル）を遊技媒体とする パチスロ機等の他の形式の遊技機にも適用し得るものである。

【００６０】 また、本考案は、第１乃至第４の実施形態に限定されるものではなく、本考案 の技術的範囲内において種々の変更が可能である。

【００６１】 例えば、図２中、上記２１の部分に１位から５位の獲得球数を表示してもよく 、図２中、上記２２の部分に６位から３０位までの順位を表示し、図２中、上記 ２３の部分にその獲得球数を表示してもよい。すなわち、ランクインの内容は適 宜変更可能である。

【００６２】 また、表示ユニット５に表示される獲得球数に付随する情報は、「日付、台番 号、会員番号」に限られない。 なお、ランキングは、当日におけるランキング、その１週間におけるランキン グ、その月におけるランキングなど、期間を適宜設定できるように構成されてい る。したがって、設置する遊技店の判断でランキング期間を自由に選択して使用 することができる。

【００６３】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案によれば、次のような優れた効果を奏する。 即ち、請求項１及び請求項２に記載の考案によれば、計数器が獲得遊技媒体数 を計数し、制御装置がランキング処理して、実データを遊技者や遊技機等の付随 情報と共に表示ユニットにランキング表示するので、他の遊技者に自慢したいと いう要求や、また他の遊技者の獲得球数が知りたいという要求が満たされ、遊技 性を高めることができる。また、表示ユニットに表示される獲得遊技媒体数は、 実際に計数器が計数した数値なので、信憑性が高く、遊技者の立場からしても遊 技の楽しさが倍増される。

【００６４】 請求項３及び請求項４に記載の考案によれば、複数の計数器を制御装置に接続 することができ、各計数器に対応して、表示ユニットに個別表示することができ る。

【００６５】 請求項５に記載の考案によれば、制御装置にホールコンピュータが接続されて いるので、ホールコンピュータでランキング処理結果を把握し、管理することが できる。

【００６６】 請求項６に記載の考案によれば、計数器がホールコンピュータに接続されてい る既存設備にも対応することができ、汎用性に富むものである。

【００６７】 請求項７及び請求項８に記載の考案によれば、複数の計数器をホールコンピュ ータに接続することができ、各計数器に対応して、表示ユニットに個別表示する ことができる。

【００６８】 請求項９に記載の考案によれば、制御装置に画像記録装置が接続されているの で、記録用紙やカード紙等にランキング処理結果を記録し得え、遊技者が獲得球 数の記録データを持ち帰ることが可能となる。

【００６９】 請求項１０に記載の考案によれば、制御装置に報知手段が接続されているので 、獲得球数が所定ランク内に入った場合に、報知手段を作動させることにより、 ホール内の従業員や他の遊技者に報知され、遊技の楽しさを一層高めることがで きる。

【００７０】 請求項１１に記載の考案によれば、制御装置に通信手段が接続されているので 、他にも同様の制御装置が設置されている場合に、この通信手段を通じて、ラン キング処理結果を他の制御装置と交信することができ、これにより装置相互間に おけるデータの交換や同期化が可能となる。

【００７１】 請求項１２に記載の考案によれば、インターネット配信することができ、また 、請求項１３に記載の考案によれば、テレビジョン放映することができるので、 ランキング情報を広い範囲に提供することができ、遊技の楽しさを一層高めるこ とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１の実施形態のランキング表示装置を示すブ
ロック図である。

【図２】第１の実施形態における表示ユニットの表示内
容を示す説明図である。

【図３】第１の実施形態において、ジェットカウンタと
制御装置の接続状態を説明する図であり、（ａ）は１台
のジェットカウンタが接続されている状態を示し、
（ｂ）は複数台のジェットカウンタが接続されている状
態を示す。

【図４】第２の実施形態のランキング表示装置を示すブ
ロック図である。

【図５】第３の実施形態のランキング表示装置を示す説
明図である。

【図６】第４の実施形態のランキング表示装置を示す説
明図である。

【符号の説明】

１ ランキング装置 ２ ジェットカウンタ（計数器） ３ 入力手段 ４，４´ 制御装置 ５ 表示ユニット ６ 入力回路 ７ リモコン入力回路 ８ ＣＰＵ ９ａ ＲＯＭ ９ｂ ＲＡＭ １０ 駆動回路 １１ 出力回路 １２ ホールコンピュータ １３ 画像記録装置 １４ 報知手段 １５ 通信手段 ２１ １位から３位までにランクインした獲得球数を表
示する部分 ２２ ４位から２０位までの順位を表示する部分 ２３ 計数器により計数した計数結果を表示するととも
に、４位から２０位までの順位における獲得球数を表示
する部分 ２４ 日付、球数、台番号、会員番号を選択的に点灯し
て示す部分 ２５ 表示プレート ２６ ネームプレート

Claims (13)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 獲得遊技媒体数を計数する計数器と、 獲得遊技媒体数に付随する情報を入力操作する入力手段
   と、 獲得遊技媒体数及びこれに付随する情報をランキング処
   理して出力する制御装置と、 該制御装置からの出力によりランキング処理結果を表示
   する表示ユニットと、を備えていることを特徴とする遊
   技機用ランキング表示装置。
2. 【請求項２】 計数器が制御装置に接続され、計数器の
   計数値が制御装置へ入力されることを特徴とする請求項
   １に記載の遊技機用ランキング表示装置。
3. 【請求項３】 複数の計数器が制御装置に接続され、各
   計数器の計数値が制御装置へ入力されることを特徴とす
   る請求項２に記載の遊技機用ランキング表示装置。
4. 【請求項４】 各計数器に対応して、表示ユニットが個
   別表示することを特徴とする請求項３に記載の遊技機用
   ランキング表示装置。
5. 【請求項５】 制御装置にホールコンピュータが接続さ
   れ、制御装置のランキング処理結果がホールコンピュー
   タへ出力されることを特徴とする請求項１から請求項４
   のいずれかに記載の遊技機用ランキング表示装置。
6. 【請求項６】 計数器がホールコンピュータに接続され
   ると共に、該ホールコンピュータが制御装置に接続さ
   れ、計数器の計数値がホールコンピュータを介して制御
   装置へ入力されると共に、制御装置のランキング処理結
   果がホールコンピュータへ出力されることを特徴とする
   請求項１に記載の遊技機用ランキング表示装置。
7. 【請求項７】 複数の計数器がホールコンピュータに接
   続され、各計数器の計数値がホールコンピュータを介し
   て制御装置へ入力されることを特徴とする請求項６に記
   載の遊技機用ランキング表示装置。
8. 【請求項８】 各計数器に対応して、表示ユニットが個
   別表示することを特徴とする請求項７に記載の遊技機用
   ランキング表示装置。
9. 【請求項９】 制御装置に画像記録装置が接続され、制
   御装置のランキング処理結果が画像記録装置へ出力され
   ることを特徴とする請求項１から請求項８のいずれかに
   記載の遊技機用ランキング表示装置。
10. 【請求項１０】 制御装置に報知手段が接続され、制御
    装置のランキング処理により所定ランク内に入った場合
    に報知手段へ出力されることを特徴とする請求項１から
    請求項９のいずれかに記載の遊技機用ランキング表示装
    置。
11. 【請求項１１】 制御装置に通信手段が接続され、制御
    装置のランキング処理結果が通信手段を通じて、他の制
    御装置と交信されることを特徴とする請求項１から請求
    項１０のいずれかに記載の遊技機用ランキング表示装
    置。
12. 【請求項１２】 制御装置に変換コンピュータが接続さ
    れ、制御装置のランキング処理結果が変換コンピュータ
    を通じてインターネット配信されることを特徴とする請
    求項１から請求項１１のいずれかに記載の遊技機用ラン
    キング表示装置。
13. 【請求項１３】 制御装置に変換コンピュータが接続さ
    れ、制御装置のランキング処理結果が変換コンピュータ
    を通じてテレビジョン放映されることを特徴とする請求
    項１から請求項１２のいずれかに記載の遊技機用ランキ
    ング表示装置。