JP5041658B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
そこで、本発明は、再変動演出を開始させる図柄と、再変動演出の結果として停止表示される図柄とを関連付けることで、遊技の興趣を増大させ得るようにした遊技機を提供することを目的とする。
機全体を制御する主制御装置(30)と、各種の図柄を独立して変動および停止表示して図柄変動ゲームを表示可能な複数の表示領域(21,22,23)を有する図柄表示手段(20)と、前記主制御装置(30)からの制御信号に基づいて前記図柄表示手段(20)を制御する表示制御装置(40)とを備え、前記各表示領域(21,22,23)に最終的に停止表示された図柄の組合わせに応じて遊技者に有利な大当りを発生させるよう構成されると共に、
前記図柄変動ゲームの変動パターン(1〜8)として、前記大当りを発生しない図柄の組合わせで各表示領域(21,22,23)に図柄を一旦停止した後に各表示領域(21,22,23)の図柄を変動させて再変動演出を行なって、各表示領域(21,22,23)に最終的な図柄を停止表示する変動パターン(1,2,4,5,7)と、再変動演出を行なうことなく各表示領域(21,22,23)に最終的な図柄を停止表示する変動パターン(3,6,8)とが設けられた遊技機において、
前記各種の図柄は、前記大当り終了後における遊技状態を大当り発生確率が高い高確率状態に移行させる確変図柄からなる確変図柄グループ(BG1)と、大当り終了後における遊技状態を高確率状態に較べて大当りが発生し難い低確率状態に移行させる通常図柄からなる通常図柄グループ(BG2)とに、図柄の重複がないようグループ化され、前記確変図柄グループ(BG1)および通常図柄グループ(BG2)の夫々は、各グループに含まれる図柄を共通の特徴事項を有するもの毎に図柄の重複がなく、かつ属する図柄数が異なるよう複数の小グループ(SG1〜SG4)に細別されると共に、
大当り判定用乱数群から取得される乱数値に基づいて大当りを発生させるか否かを判定する大当り判定手段(32)と、
変動パターン振分用乱数群から取得される乱数値に基づいて、前記変動パターン(1〜8)毎に乱数値が割当てられた振分用テーブル(A〜C)から再変動演出を行なう変動パターン(1,2,4,5,7)および再変動演出を行なわない変動パターン(3,6,8)の何れかを選択決定する変動パターン決定手段(34)と、
前記大当り判定手段(32)の判定結果が肯定の場合には、前記大当りを発生させる図柄の組合わせとなるよう各表示領域(21,22,23)の最終停止図柄を決定し、大当り判定手段(32)の判定結果が否定の場合には、大当りを発生しない図柄の組合わせとなるよう各表示領域(21,22,23)の最終停止図柄を決定する図柄決定手段(35)と、
前記変動パターン決定手段(34)が決定した変動パターン(1〜8)を変動パターン指定信号として出力すると共に、前記図柄決定手段(35)が決定した各停止図柄を停止図柄指定信号として出力する信号出力手段(36)と、
前記信号出力手段(36)から出力された前記停止図柄指定信号および変動パターン指定信号が入力される信号入力手段(41)と、
前記信号入力手段(41)への各種信号の入力により前記図柄表示手段(20)で行なわせる図柄変動ゲームを制御する図柄変動ゲーム制御手段(42)と、
前記信号入力手段(41)に入力された変動パターン指定信号により指定される変動パターン(1〜8)が再変動演出を行なう変動パターン(1,2,4,5,7)である場合に、再変動演出が行なわれる契機として前記各表示領域(21,22,23)に一旦停止表示させる仮停止図柄を決定する仮停止図柄決定手段(43)とを備え、
前記再変動演出を行なう変動パターン(1,2,4,5,7)は、前記仮停止図柄決定手段(43)により決定される各仮停止図柄が同じ小グループ(SG1〜SG4)に属する図柄の組合わせとなる変動パターン(1,4)と、該仮停止図柄決定手段(43)により決定される仮停止図柄が同じ小グループ(SG1〜SG4)に属さない図柄の組合わせとなる変動パターン(2,5,7)とが設けられており、各仮停止図柄が同じ小グループ(SG1〜SG4)に属さない図柄の組合わせとなる変動パターン(2,5,7)に比べて、各仮停止図柄が同じ小グループ(SG1〜SG4)に属する図柄の組合わせとなる変動パターン(1,4)の方が、再変動演出の結果として前記大当りが発生する確率が高くなるよう変動パターン振分用乱数の乱数値が割り当てられると共に、
最終停止図柄同士が同じ小グループ(SG1〜SG4)に属する図柄の組み合わせとなると共に、仮停止図柄同士が同じ小グループ(SG1〜SG4)に属する図柄の組み合わせとなる条件において、各最終停止図柄が属する図柄の小グループ(SG1〜SG4)と各仮停止図柄が属する図柄の小グループ(SG1〜SG4)とが一致するように各仮停止図柄を選択可能な図柄の小グループ(SG1〜SG4)が定められた仮停止図柄決定パターン(1,4,7,8)と、各最終停止図柄が属する図柄の小グループ(SG1〜SG4)と各仮停止図柄が属する図柄の小グループ(SG1〜SG4)とが一致しないように各仮停止図柄を選択可能な図柄の小グループ(SG1〜SG4)が定められた仮停止図柄決定パターン(2,3,5,6)とからなる仮停止図柄決定テーブル(D〜G)が、当該最終停止図柄の属する小グループ(SG1〜SG4)毎に設定されて、前記各最終停止図柄が属する図柄の小グループ(SG1〜SG4)と各仮停止図柄が属する図柄の小グループ(SG1〜SG4)とが一致しない仮停止図柄決定パターン(2,3,5,6)は、各最終停止図柄の属する小グループ(SG1,SG2)が確変図柄グループ(BG1)を構成する仮停止図柄決定テーブル(D,E)にのみ設定されて通常図柄グループ(BG2)を構成する小グループ(SG3,SG4)が各仮停止図柄を選択可能な図柄の小グループとして定められると共に、仮停止図柄決定テーブル(D〜G)毎に、仮停止図柄決定パターン(1〜8)に対応する仮停止図柄決定用乱数の乱数値が割当てられ、
前記仮停止図柄決定手段(43)は、
前記仮停止図柄が同じ小グループ(SG1〜SG4)に属する図柄の組合わせで行なわれる再変動演出の結果として大当りを発生しない変動パターン(4)を前記変動パターン決定手段(34)が選択決定した場合には、前記図柄決定手段(35)が同じ小グループに属する図柄の組み合わせとなるよう各最終停止図柄を決定した小グループ(SG1〜SG4)と同じ小グループ(SG1〜SG4)に属する図柄を各仮停止図柄として決定し、前記仮停止図柄が同じ小グループ(SG1〜SG4)に属する図柄の組合わせで行なわれる再変動演出の結果として大当りを発生する変動パターン(1)を前記変動パターン決定手段(34)が選択決定した場合には、仮停止図柄決定用乱数群から取得される乱数値に基づいて、前記図柄決定手段(35)が決定した最終停止図柄に応じて選択された仮停止図柄決定テーブル(D〜G)から仮停止図柄決定パターン(1〜8)を選択して、選択した仮停止図柄決定パターン(1〜8)に定められた小グループ(SG1〜SG4)に属する図柄から各仮停止図柄を決定するよう構成され、
前記仮停止図柄決定パターン(1〜8)には、前記各最終停止図柄が属する図柄の小グループ(SG1〜SG4)と仮停止図柄が属する図柄の小グループ(SG1〜SG4)とが一致しない仮停止図柄決定パターン(2,3,5,6)に比べて、前記各最終停止図柄が属する図柄の小グループ(SG1〜SG4)と仮停止図柄が属する図柄の小グループ(SG1〜SG4)とが一致する仮停止図柄決定パターン(1,4,7,8)の方が、前記仮停止図柄決定手段(43)により選択される確率が高くなるよう乱数値が割り当てられていることを要旨とする。
前記再変動演出を行なう変動パターン(1,2,4,5)では、仮停止図柄が同じ小グループ(SG1〜SG4)に属する図柄の組合わせで再変動演出が行なわれる変動パターン(1,4)と、仮停止図柄が同じ小グループ(SG1〜SG4)に属さない図柄の組合わせで再変動演出が行なわれる変動パターン(2,5)とを比較した場合に、仮停止図柄が同じ小グループ(SG1〜SG4)に属する図柄の組合わせで再変動演出が行なわれる変動パターン(1,4)の方が、再変動演出の結果としてリーチが発生する確率が高くなるよう乱数値が割り当てられており、
前記主制御装置(30)は、前記大当り判定手段(32)の判定結果が否定の場合にリーチを発生させるか否かを判定するリーチ判定手段(33)を備え、該リーチ判定手段(33)の判定結果が肯定の場合には、再変動演出においてリーチを発生する変動パターン(1,2,4,5)および再変動演出せずにリーチを発生する変動パターン(3,6)の内から前記変動パターン決定手段(34)が変動パターン(1〜6)を選択するよう構成されることを要旨とする。
先ず、実施例に係るパチンコ機の概略構成について、図1を参照して説明する。前記パチンコ機10は、遊技盤18を着脱自在に取付けた中枠12を外枠11の開口部に着脱および開閉可能に組付けて構成される。また、前記中枠12の前側には、ガラス板を組付けた前枠13や、多数のパチンコ球を貯留可能な上下の球皿14,15、その他パチンコ球打出し用のハンドル16等を夫々設置してある。更に、前記中枠12の裏側には、パチンコ球を処理する各処理部を備えた機構セット盤(図示せず)が着脱可能にセットされて、該機構セット盤の所要位置に、パチンコ機10の全体を制御する主制御装置(制御手段)30や、該主制御装置30からの制御信号に基づいて各部を制御する各種制御装置が配設されている。
前記遊技盤18には、図1に示すように、略円形状に湾曲形成したレール18bが設けられ、該レール18bの内側にパチンコ球を打出す遊技領域18aが画成されている。また、前記遊技盤18における遊技領域18aの縦央やや上部に開設した開口部(図示せず)に大型の装飾部品19が取付けられると共に、各種の図柄(識別情報)を変動および停止表示して所要の図柄変動ゲームを行なう図柄表示装置20が装飾部品19に開設した開口部を介してパチンコ機10の前面側に臨むようになっている。更に、前記遊技盤18における装飾部品19の下方位置には、該遊技盤18を流下したパチンコ球が通入可能な始動入賞具25を配設してある。なお、前記始動入賞具25は、その内部に配設した図示しない入賞スイッチがパチンコ球を検出した際に入賞検出信号を前記主制御装置30へ送信して、図柄表示装置20で図柄組合わせゲームを1回ずつ行なわせる入賞検出手段として機能するものである。
図1に示すように、実施例1のパチンコ機10に搭載される図柄表示装置20は液晶ディスプレイからなり、各種の図柄を独立して停止および可変表示可能な左・中・右の各表示領域21,22,23が横並び状に設けられている。また、図柄表示装置20は、前記主制御装置30からの制御信号に基づいて制御を行なう表示制御装置40により制御され、該表示制御装置40での制御に基づいて各表示領域21,22,23に図柄を変動および停止表示させて図柄変動ゲームを行なうようになっている。なお、実施例1では、左表示領域21、右表示領域23、中表示領域22の順で図柄が停止表示されるよう構成してある。また、前記左・中・右の各表示領域21,22,23に変動および停止表示し得る図柄として「1」〜「10」の10種類の数字が設定され、各表示領域21,22,23に、一つの図柄を停止表示し得るようになっている。そして、実施例1では、図柄変動ゲームの結果として、前記左・中・右の各表示領域21,22,23の全てに同一の図柄の組合わせ(例えば、「2,2,2」や「7,7,7」等)で図柄が停止表示された場合に、遊技者に有利な前記大当りが発生するようになっている。なお、以下の説明において、前記特別遊技を発生させる図柄の組合わせを「第1の特定表示形態」と指称し、前記特別遊技を発生させない図柄の組合わせを「第2の特定表示形態」と指称する。従って、第2の特定表示形態としては、前記左・中・右の各表示領域21,22,23に停止表示された図柄が「1,2,3」や「7,9,7」の場合等が挙げられる。
前記主制御装置30は、図3に示すように、多数の乱数から一つの乱数を取得する乱数取得手段31と、該乱数取得手段31が取得した乱数値に基づいて大当りを発生させるか否かを判定する大当り判定手段32と、大当りを発生させない場合に乱数取得手段31が取得した乱数値に基づいてリーチを発生させるか否かを判定するリーチ判定手段33と、乱数取得手段31が取得した乱数値に基づいて前記図柄変動ゲームの変動パターン1〜8(後述)を決定する変動パターン決定手段34と、乱数取得手段31が取得した乱数値に基づいて各表示領域21,22,23に停止表示させる図柄を決定する図柄決定手段35とが設けられている。ここで、前記図柄決定手段35は、前記左表示領域21に停止表示させる図柄を停止図柄左、前記中表示領域22に停止表示させる図柄を停止図柄中、前記右表示領域23に停止表示させる図柄を停止図柄右として決定する。更に、前記主制御装置30は、各種制御信号を前記表示制御装置40に出力する信号出力手段36を備え、前記変動パターン決定手段34が決定した変動パターン1〜8をパターン指定信号として出力すると共に、前記図柄決定手段35が決定した各停止図柄を図柄指定信号(左図柄指定信号、中図柄指定信号、右図柄指定信号)として出力するようになっている。なお、前記乱数取得手段31が取得する乱数値としては、前記大当りを発生させるか否かを判定する際に用いられる大当り判定用乱数群と、リーチを発生させるか否かを判定するリーチ判定用乱数群と、変動パターンを決定する際に用いられる変動パターン振分用乱数群(0〜99)と、各表示領域21,22,23に停止表示する図柄を決定する際に用いる図柄決定用乱数群と、仮停止図柄を決定する際に用いられる仮停止図柄決定用乱数群(0〜99)とを夫々設定してある。
前記表示制御装置40には、図3に示すように、前記信号出力手段36から出力された前記停止図柄指定信号および変動パターン指定信号が入力される信号入力手段41と、該信号入力手段41への各種信号の入力により前記図柄表示装置20で行なわせる図柄変動ゲームを制御する図柄変動ゲーム制御手段42と、前記再変動演出を行なう場合に、前記左・中・右の各表示領域21,22,23に図柄が一旦停止表示する図柄(以下、仮停止図柄という)を決定する仮停止図柄決定手段43とを設けてある。すなわち、前記信号入力手段41に前記変動パターン指定信号が入力されると、前記図柄変動ゲーム制御手段42は、該変動パターン指定信号により指定される変動パターンに基づいて図柄変動ゲームを開始させ、前記停止図柄指定信号が入力されると、前記各表示領域21,22,23の夫々に各停止図柄指定信号により指定される停止図柄を停止表示させる。
次に、前述した実施例1に係る遊技機の作用につき以下説明する。
先ず、前記各表示領域21,22,23に停止表示される仮停止図柄が、同じ小グループに属する場合について説明する。前記再変動演出を行なった後に第1の特定表示形態を形成する変動パターン1を前記変動パターン決定手段34が選択すると、前記図柄決定手段35が前記左・中・右の各表示領域21,22,23に停止表示させる最終停止図柄を決定する。そして、前記図柄決定手段35が決定した最終停止図柄が前記第1の小グループSG1に属する図柄(「1」,「9」)の場合には前記仮停止図柄決定テーブルDが選択され、最終停止図柄が前記第2の小グループSG2に属する図柄(「3」,「5」,「7」)の場合には前記仮停止図柄決定テーブルEが選択され、最終停止図柄が前記第3の小グループSG3に属する図柄(「2」,「8」,「10」)の場合には前記仮停止図柄決定テーブルFが選択され、最終停止図柄が前記第4の小グループSG4に属する図柄(「4」,「6」)の場合には前記仮停止図柄決定テーブルGが選択される。そして、前記仮停止図柄決定テーブルD〜Gの何れかが選択されると、その選択されたテーブルにおいて選択可能な仮停止図柄決定パターンから、前記乱数取得手段31が取得した仮停止図柄決定用乱数群の乱数値に基づいて、前記仮停止図柄決定手段43が仮停止図柄決定パターンを選択する。
次に、前記各表示領域21,22,23に停止表示される仮停止図柄が、同じ小グループに属していない場合について説明する。前記変動パターン決定手段34が変動パターン2を選択すると、前記図柄決定手段35が前記左・中・右の各表示領域21,22,23に停止表示させる最終停止図柄を決定すると共に、前記仮停止図柄決定手段43が、左・中・右の各表示領域21,22,23に仮停止させる仮停止図柄の全てが、同一の小グループに属さないよう各表示領域21,22,23の仮停止図柄を決定する(例えば、「1,2,3」等)。そして、再変動演出を行なった結果、前記図柄決定手段35が決定した最終停止図柄(「1」〜「10」)の組合わせにより前記第3の特定表示形態を形成して最終的に各表示領域21,22,23に前記第1の特定表示形態を形成する(図6参照)。
次に、前述した実施例2に係る遊技機の作用につき以下説明する。
先ず、前記各表示領域21,22,23に停止表示される仮停止図柄が、同じ小グループに属する場合について説明する。前記再変動演出を行なった後に第1の特定表示形態を形成する変動パターン1を前記変動パターン決定手段34が選択すると、前記図柄決定手段35が前記左・中・右の各表示領域21,22,23に停止表示させる最終停止図柄を決定する。そして、前記図柄決定手段35が決定した最終停止図柄が前記第1の小グループSG1に属する図柄(「1」,「9」)の場合には前記仮停止図柄決定テーブルDが選択され、最終停止図柄が前記第2の小グループSG2に属する図柄(「3」,「5」,「7」)の場合には前記仮停止図柄決定テーブルEが選択され、最終停止図柄が前記第3の小グループSG3に属する図柄(「2」,「8」,「10」)の場合には前記仮停止図柄決定テーブルFが選択され、最終停止図柄が前記第4の小グループSG4に属する図柄(「4」,「6」)の場合には前記仮停止図柄決定テーブルGが選択される。そして、前記仮停止図柄決定テーブルD〜Gの何れかが選択されると、その選択されたテーブルにおいて選択可能な仮停止図柄決定パターンから、前記乱数取得手段31が取得した仮停止図柄決定用乱数群の乱数値に基づいて、前記仮停止図柄決定手段43が仮停止図柄決定パターンを選択する。
次に、前記各表示領域21,22,23に停止表示される仮停止図柄が、同じ小グループに属していない場合について説明する。前記変動パターン決定手段34が変動パターン2を選択すると、前記図柄決定手段35が前記左・中・右の各表示領域21,22,23に停止表示させる最終停止図柄を決定すると共に、異なる小グループに属する仮停止図柄の組合わせで左・右の各表示領域21,23に図柄を停止表示して第4の特定表示形態を形成する(例えば、「1,変動中,3」等)。そして、再変動演出を行なった結果、前記図柄決定手段35が決定した最終停止図柄(「1」〜「10」)の組合わせにより第3の特定表示形態を形成し、最終的に中表示領域22に図柄を停止表示して前記第1の特定表示形態を形成する(図11参照)。
なお、遊技機の構成としては、実施例1および2のものに限らず、種々の変更が可能である。例えば、実施例1および2では、前記各表示領域に変動および停止表示可能な「1」〜「10」の図柄を用いたが、これらの図柄に限らず、任意の数字や文字、その他絵柄等を使用することもでき、またその数も10個に限られるものではない。更に、実施例1および2では、各種の図柄に付与された色彩毎にグループ化するよう構成したが、図柄の模様や図柄の形状・大きさ、その他図柄の背景として描かれる背景模様等を基準として、共通する特徴事項を有するもの毎にグループ化することも可能である。更に、同一のグループに含まれる図柄の特徴事項が完全に同一である必要はなく、一見して共通するものと認識し得るものであればよい。例えば、図柄としてキャラクタを用いる場合であれば、メインキャラクタとサブキャラクタという区分も可能である。
なお、本発明に係る遊技機の具体的構成としては、以下のような限定が可能である。
請求項3記載の遊技機に関し、
前記リーチに際し前記図柄表示手段(20)で行なわれるリーチ演出として、リーチ演出の結果として前記大当りが発生し易い高確率リーチ演出と、リーチ演出の結果として大当りが発生し難い低確率リーチ演出とが設けられ、
同じグループ(BG1,BG2,SG1〜SG4)に属する図柄の組合わせで各表示領域に仮停止図柄が停止した後に再変動演出が行なわれた場合は、同じグループ(BG1,BG2,SG1〜SG4)に属さない図柄の組合わせで各表示領域に仮停止図柄が停止して再変動演出が行なわれた場合に較べて、前記リーチ演出が発生した際に前記高確率リーチ演出が行なわれ易くなるよう前記制御手段(30,40)が制御する。
このように、同一グループに属する仮停止図柄の組合わせで再変動演出が行なわれた場合は、同一グループに属さない仮停止図柄の組合わせで再変動演出が行なわれた場合に較べて、再変動演出の結果として高確率リーチ演出の発生確率が高くなるよう制御することで、同一グループに属する仮停止図柄の組合わせによる再変動演出が遊技者に有利な演出であることをより一層印象付けることができる。
21 左表示領域(表示領域)
22 中表示領域(表示領域)
23 右表示領域(表示領域)
30 主制御装置
32 大当り判定手段
33 リーチ判定手段
34 変動パターン決定手段
35 図柄決定手段
36 信号出力手段
40 表示制御装置
41 信号入力手段
42 図柄変動ゲーム制御手段
43 仮停止図柄決定手段
BG1 確変図柄グループ
BG2 通常図柄グループ
SG1 第1の小グループ(確変図柄グループに含まれる図柄の小グループ)
SG2 第2の小グループ(確変図柄グループに含まれる図柄の小グループ)
SG3 第3の小グループ(通常図柄グループに含まれる図柄の小グループ)
SG4 第4の小グループ(通常図柄グループに含まれる図柄の小グループ)
変動パターン1〜8
仮停止図柄決定パターン1〜8
A〜C 振分用テーブル
D〜G 仮停止図柄決定テーブル
Claims (2)
- 機全体を制御する主制御装置と、各種の図柄を独立して変動および停止表示して図柄変動ゲームを表示可能な複数の表示領域を有する図柄表示手段と、前記主制御装置からの制御信号に基づいて前記図柄表示手段を制御する表示制御装置とを備え、前記各表示領域に最終的に停止表示された図柄の組合わせに応じて遊技者に有利な大当りを発生させるよう構成されると共に、
前記図柄変動ゲームの変動パターンとして、前記大当りを発生しない図柄の組合わせで各表示領域に図柄を一旦停止した後に各表示領域の図柄を変動させて再変動演出を行なって、各表示領域に最終的な図柄を停止表示する変動パターンと、再変動演出を行なうことなく各表示領域に最終的な図柄を停止表示する変動パターンとが設けられた遊技機において、
前記各種の図柄は、前記大当り終了後における遊技状態を大当り発生確率が高い高確率状態に移行させる確変図柄からなる確変図柄グループと、大当り終了後における遊技状態を高確率状態に較べて大当りが発生し難い低確率状態に移行させる通常図柄からなる通常図柄グループとに、図柄の重複がないようグループ化され、前記確変図柄グループおよび通常図柄グループの夫々は、各グループに含まれる図柄を共通の特徴事項を有するもの毎に図柄の重複がなく、かつ属する図柄数が異なるよう複数の小グループに細別されると共に、
大当り判定用乱数群から取得される乱数値に基づいて大当りを発生させるか否かを判定する大当り判定手段と、
変動パターン振分用乱数群から取得される乱数値に基づいて、前記変動パターン毎に乱数値が割当てられた振分用テーブルから再変動演出を行なう変動パターンおよび再変動演出を行なわない変動パターンの何れかを選択決定する変動パターン決定手段と、
前記大当り判定手段の判定結果が肯定の場合には、前記大当りを発生させる図柄の組合わせとなるよう各表示領域の最終停止図柄を決定し、大当り判定手段の判定結果が否定の場合には、大当りを発生しない図柄の組合わせとなるよう各表示領域の最終停止図柄を決定する図柄決定手段と、
前記変動パターン決定手段が決定した変動パターンを変動パターン指定信号として出力すると共に、前記図柄決定手段が決定した各停止図柄を停止図柄指定信号として出力する信号出力手段と、
前記信号出力手段から出力された前記停止図柄指定信号および変動パターン指定信号が入力される信号入力手段と、
前記信号入力手段への各種信号の入力により前記図柄表示手段で行なわせる図柄変動ゲームを制御する図柄変動ゲーム制御手段と、
前記信号入力手段に入力された変動パターン指定信号により指定される変動パターンが再変動演出を行なう変動パターンである場合に、再変動演出が行なわれる契機として前記各表示領域に一旦停止表示させる仮停止図柄を決定する仮停止図柄決定手段とを備え、
前記再変動演出を行なう変動パターンは、前記仮停止図柄決定手段により決定される各仮停止図柄が同じ小グループに属する図柄の組合わせとなる変動パターンと、該仮停止図柄決定手段により決定される各仮停止図柄が同じ小グループに属さない図柄の組合わせとなる変動パターンとが設けられており、各仮停止図柄が同じ小グループに属さない図柄の組合わせとなる変動パターンに比べて、各仮停止図柄が同じ小グループに属する図柄の組合わせとなる変動パターンの方が、再変動演出の結果として前記大当りが発生する確率が高くなるよう変動パターン振分用乱数の乱数値が割り当てられると共に、
最終停止図柄同士が同じ小グループに属する図柄の組み合わせとなると共に、仮停止図柄同士が同じ小グループに属する図柄の組み合わせとなる条件において、各最終停止図柄が属する図柄の小グループと各仮停止図柄が属する図柄の小グループとが一致するように各仮停止図柄を選択可能な図柄の小グループが定められた仮停止図柄決定パターンと、各最終停止図柄が属する図柄の小グループと各仮停止図柄が属する図柄の小グループとが一致しないように各仮停止図柄を選択可能な図柄の小グループが定められた仮停止図柄決定パターンとからなる仮停止図柄決定テーブルが、当該最終停止図柄の属する小グループ毎に設定されて、前記各最終停止図柄が属する図柄の小グループと各仮停止図柄が属する図柄の小グループとが一致しない仮停止図柄決定パターンは、各最終停止図柄の属する小グループが確変図柄グループを構成する仮停止図柄決定テーブルにのみ設定されて通常図柄グループを構成する小グループが各仮停止図柄を選択可能な図柄の小グループとして定められると共に、仮停止図柄決定テーブル毎に、仮停止図柄決定パターンに対応する仮停止図柄決定用乱数の乱数値が割当てられ、
前記仮停止図柄決定手段は、
前記仮停止図柄が同じ小グループに属する図柄の組合わせで行なわれる再変動演出の結果として大当りを発生しない変動パターンを前記変動パターン決定手段が選択決定した場合には、前記図柄決定手段が同じ小グループに属する図柄の組み合わせとなるよう各最終停止図柄を決定した小グループと同じ小グループに属する図柄を各仮停止図柄として決定し、前記仮停止図柄が同じ小グループに属する図柄の組合わせで行なわれる再変動演出の結果として大当りを発生する変動パターンを前記変動パターン決定手段が選択決定した場合には、仮停止図柄決定用乱数群から取得される乱数値に基づいて、前記図柄決定手段が決定した最終停止図柄に応じて選択された仮停止図柄決定テーブルから仮停止図柄決定パターンを選択して、選択した仮停止図柄決定パターンに定められた小グループに属する図柄から各仮停止図柄を決定するよう構成され、
前記仮停止図柄決定パターンには、前記各最終停止図柄が属する図柄の小グループと各仮停止図柄が属する図柄の小グループとが一致しない仮停止図柄決定パターンに比べて、前記各最終停止図柄が属する図柄の小グループと仮停止図柄が属する図柄の小グループとが一致する仮停止図柄決定パターンの方が、前記仮停止図柄決定手段により選択される確率が高くなるよう乱数値が割り当てられている
ことを特徴とする遊技機。 - 前記変動パターンには、再変動演出において前記複数の表示領域の内1つの表示領域の図柄が変動表示され、かつ他の表示領域に同一の図柄が停止表示されてリーチを発生する変動パターンと、再変動演出せずに前記リーチを発生する変動パターンとを含むと共に、
前記再変動演出を行なう変動パターンでは、仮停止図柄が同じ小グループに属する図柄の組合わせで再変動演出が行なわれる変動パターンと、仮停止図柄が同じ小グループに属さない図柄の組合わせで再変動演出が行なわれる変動パターンとを比較した場合に、仮停止図柄が同じ小グループに属する図柄の組合わせで再変動演出が行なわれる変動パターンの方が、再変動演出の結果としてリーチが発生する確率が高くなるよう乱数値が割り当てられており、
前記主制御装置は、前記大当り判定手段の判定結果が否定の場合にリーチを発生させるか否かを判定するリーチ判定手段を備え、該リーチ判定手段の判定結果が肯定の場合には、再変動演出においてリーチを発生する変動パターンおよび再変動演出せずにリーチを発生する変動パターンの内から前記変動パターン決定手段が変動パターンを選択するよう構成される請求項1記載の遊技機。
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