JP4581145B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、表示部を備え、遊技者に特典を付与可能な遊技機に関する。
遊技機としてのパチンコ機やアレンジボール機等では、遊技球が始動口に入賞すると、液晶表示器の表示領域において図柄を変動し始める。そして変動を始めた後、当該変動を部分的に停止して例えば左図柄と右図柄を停止する。もし当該左図柄と右図柄との組み合わせがリーチ図柄(例えばゾロ目の図柄)になると、リーチとして静止画やアニメーション等の動画を表示したり、残りの変動では変動速度を変化させる等のような表示を行う。その後に中図柄を停止して左図柄,中図柄,右図柄の組み合わせが特定の組み合わせになると、「大当たり」として遊技者に大当たり遊技等の特典を与える。
ところで、変動を行う表示領域が一つのときは、当該表示領域に表示される図柄しか遊技者は特典を期待する期待感を持って見ることができない。そこで従来のパチンコ機やアレンジボール機等では、表示領域を二以上の表示区域に分割し、各々の表示区域で図柄を変動する構成とした。この構成によれば、いずれかの表示区域で変動を停止した左図柄,中図柄,右図柄の組み合わせが特定の組み合わせになると大当たりになるので、見掛け上は遊技者の期待感を向上させ得る。
しかし、分割した各表示区域では表示する図柄等を小さくせざるを得ず、見づらくなる。そのため各表示区域で図柄を変動し始め、その後に変動を停止すると、どの表示区域が未抽選または抽選中であって、どの表示区域が抽選を終了したかを一目では判別しづらい。本発明はこのような点に鑑みてなしたものであり、分割した二以上の表示区域について、どの表示区域が未抽選または抽選中であって、どの表示区域が抽選を終了したかを分かり易くした遊技機を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段1)
課題を解決するための手段1は、請求項1に記載した通りである。ここで、請求項1に記載した「図柄変動画像を構成する図柄は文字(英数字や漢字等),記号,符号,図形(キャラクタ等),映像などからなる特別図柄,普通図柄,装飾図柄(背景図柄)等が該当し、静止画であってもよく、アニメーション等の動画であってもよい。また、図柄変動画像の形態を「異ならせて表示」とは、図柄に何らかが施されて別の種類の図柄にして表示することを意味する。ただし、図形や色彩等を同じ態様に設定した別の文字や記号等は同じ種類の図柄である。例えば、色彩を変更する前の図柄と、色彩を変更した後の図柄とでは形態が異なるものとする。一方、例えば単に数字の図柄「5」と「7」とを見ると文字が異なるが、図形や色彩等が同じ態様であれば形態は同じものとする。
当該手段1によれば図1に模式的に示すように、抽選表示用図柄と装飾用図柄とのうち少なくとも抽選表示用図柄を表示可能な表示部8を備え、表示部8に表示される抽選表示用図柄が所定の表示態様になることを条件として遊技者2に有利な遊技条件となる特典を与える構成とした遊技機において、表示部8を二以上の表示区域8a,8b,8c,8dに分割し当該分割した各表示区域について所定の表示態様を構成可能に抽選表示用図柄を表示する分割表示手段6aと、変動を停止した以後の表示区域に表示する抽選表示用図柄と装飾用図柄とのうち少なくとも一方の形態を変動停止前の形態とは異ならせる識別表示手段6cとを有する。ここで表示部8に表示する図柄が所定の表示態様になることを条件として遊技者2に特典を与える制御は、例えば遊技制御部4等が行う。また、分割表示手段6aや識別表示手段6cの全部または一部は、表示部8における図柄の表示を制御する表示制御部6の一手段である。分割表示手段6aが分割した二以上の表示区域8a,8b,8c,8dについて、識別表示手段6cは分割した表示区域で変動を停止した以後は、図柄の形態を変動停止前とは異ならせて表示する。すなわち変動停止(抽選終了)の前後で、抽選表示用図柄のみの形態を異ならせたり、装飾用図柄のみの形態を異ならせたり、抽選表示用図柄と装飾用図柄について双方の形態を異ならせる。図1に示す上から四段目の例では、表示区域8aの変動開始時では白抜き文字の抽選表示用図柄を、変動停止時には黒で塗りつぶした文字の抽選表示用図柄に変更して形態を異ならせている。また、変動を停止した表示区域8aで表示する装飾用図柄(砂嵐)と、変動を継続している表示区域8b,8c,8dで表示する装飾用図柄(無背景)とで図柄の形態を異ならせている。表示区域8aと表示区域8b,8c,8dとで異なる形態の抽選表示用図柄や装飾用図柄を見た遊技者2は、どの表示区域が未抽選または抽選中であって、どの表示区域が抽選を終了したかが分かり易くなる。
なお、図柄の形態を異ならせるタイミングは変動を停止する時に限らず、変動を開始した後であれば任意のタイミングに設定可能である。特に遊技者に有利な遊技条件になるか否かを乱数等で抽選表示用図柄の変動停止前に決定している場合には、当該変動停止前に図柄の形態を異ならせてもよい。このようにすれば図柄の形態が変化した表示区域では所定の表示態様にならないことを予告的に遊技者に報知可能であり、別の表示区域で所定の表示態様になることへの遊技者の期待感を高めることができる。しかし、この場合も一旦異ならせた図柄の形態を変動停止後に元の形態に戻すと他の表示区域の形態と識別しにくくなるため、少なくとも変動停止後も異ならせた形態のまま維持するのが望ましい。
(課題を解決するための手段2)
課題を解決するための手段2は、請求項2に記載した通りである。当該手段2によれば、識別表示手段6cは変動停止時の表示内容を認識不能に表示する。図1に示す上から四段目の例では、表示区域8aの図柄が認識不能になっている。よって表示部8を見た遊技者2は、どの表示区域が未抽選または抽選中で、どの表示区域が抽選を終了したかを認識不能か否かで判別できる。
(課題を解決するための手段3)
課題を解決するための手段3は、請求項3に記載した通りである。当該手段3によれば、識別表示手段6cは変動の停止を報知する内容を表示する。よって報知内容を認識した遊技者2は、特定の表示区域がどの状態(未抽選,抽選中,抽選終了)にあるのかを確実に判別できる。
(課題を解決するための手段4)
課題を解決するための手段4は、請求項4に記載した通りである。当該手段4によれば、形態変化手段6bは変動を停止する表示区域に表示する抽選表示用図柄が所定の表示態様の一部を構成した後の変動中に、抽選表示用図柄と装飾用図柄とのうち少なくとも一方の形態を所定の表示態様の一部を構成する前の形態とは異なるように変化させる。例えば、リーチ図柄が表示される前後で抽選表示用図柄と装飾用図柄とのうち一方または双方にかかる形態が異なるように変化させる。よって抽選表示用図柄や装飾用図柄の形態が変化した表示区域を見た遊技者は、当該表示区域では所定の表示態様の一部を構成したことが変化時以降に分かり易くなる。
(課題を解決するための手段5)
課題を解決するための手段5は、請求項5に記載した通りである。当該手段5によれば、表示部8や分割表示手段6a等を有する点は上記手段1と同様である。そして、識別表示手段6cは変動を停止する表示区域に表示する抽選表示用図柄が所定の表示態様の一部以外の表示態様になることを条件として、抽選表示用図柄と装飾用図柄とのうち少なくとも一方の形態を所定の表示態様の一部以外の表示態様になる前の形態とは異ならせる。例えば、外れ図柄の全部または一部が表示される前と後で抽選表示用図柄と装飾用図柄とのうち一方または双方にかかる形態を異ならせる。よって抽選表示用図柄や装飾用図柄の形態が変化した表示区域を見た遊技者は、当該表示区域では所定の表示態様の一部以外の表示態様になったことが分かり易くなる。
(課題を解決するための手段6)
課題を解決するための手段6は、請求項6に記載した通りである。ここで、請求項6に記載した用語については以下のように解釈する。当該解釈は他の請求項および発明の詳細な説明についても同様である。
(1)「他の表示区域」には、図柄を変動して行う抽選中の表示区域に限らず、変動前にかかる未抽選の表示区域を含む。当該解釈は他の請求項および発明の詳細な説明についても同様である。
(2)「特殊効果」は、表示部や表示区域に表示する図柄に対して何らかの手段を施して表示態様を変化させ得る効果を意味する。例えば、ノイズ,網掛け,ネガポジ反転,上下左右斜め反転,カラー/白黒切換,輝度(明暗)変化,色彩(色調)変化,モザイクやぼかし等の効果が該当し、二以上の効果を任意に組み合わせてもよい。
当該手段6によれば、識別表示手段6cは文字,記号,図形,色彩,特殊効果のうち一以上を施すことによって他の表示区域と識別可能な形態にする。これらの文字,記号,図形,色彩,特殊効果等を識別した遊技者2は、どの表示区域が未抽選または抽選中で、どの表示区域が抽選を終了したかを容易に判別できる。
(課題を解決するための手段7)
課題を解決するための手段7は、請求項1から6のいずれか一項に記載した遊技機において、第1条件が成立すると、二以上の表示区域のうち一以上の表示区域を他の表示区域よりも拡大して表示する拡大表示手段を有する。ここで「第1条件」は遊技機の種類,日時,遊技状態等に応じて適切に設定可能な任意の条件であって、当該条件は遊技中において不変にしてもよく変化させてもよい。例えば、変動している図柄が所定の表示態様(大当たり図柄等)を構成したことや、二以上の表示パターン(リーチパターンや変動パターン等)の中で特定の表示パターンを決定したこと、変動開始時から所定期間を経過したこと等が該当する。このことは第2条件や他の条件等についても同様である。第1条件や第2条件等は同一であってもよく、全部または一部が他と異なってもよい。
当該手段7によれば、拡大表示手段6dは第1条件が成立すると二以上の表示区域8a,8b,8c,8dのうち一以上の表示区域を他の表示区域よりも拡大して表示する。図1に示す上から四段目の例で表示区域8aを識別可能な形態で表示し、同じく五段目の例で表示区域8bを拡大表示している。このように拡大して表示された表示区域を見た遊技者2は、表示区域内の図柄が見やすくなる。
(課題を解決するための手段8)
課題を解決するための手段8は、請求項1から6および上記手段7のいずれか一項に記載した遊技機において、分割表示手段は第2条件が成立してから表示部を二以上の表示区域に分割する。当該手段8によれば、分割表示手段6aは第2条件が成立してから表示部8を二以上の表示区域8a,8b,8c,8dに分割する。図1に示す上から三段目の例では、リーチ後に二以上の表示区域8a,8b,8c,8dに分割されており、第2条件の成立が認識可能になる。よって、当該第2条件の内容によっては遊技者2は期待感を持ちながら遊技することができる。
本発明によれば、複数組の図柄変動画像のうち一組の図柄変動画像と、該一組の図柄変動画像とは異なる組の図柄変動画像とで形態を異ならせて表示しうるので、大当り判定の結果を容易に認識できる。
本発明の概要を模式的に示す図である。 パチンコ機の外観を示す正面図である。 複合装置の外観と図柄群の構成とを示す図である。 メイン制御基板と表示制御基板の概略構成を示すブロック図である。 始動口処理の手続きを示すフローチャートである。 変動停止処理の手続きを示すフローチャートである。 図6に続く変動停止処理の手続きを示すフローチャートである。 特別図柄表示器における表示例を示す図である。 特別図柄表示器における表示例を示す図である。 特別図柄表示器における表示例を示す図である。 特別図柄表示器における表示例を示す図である。 変動停止処理の手続きを示すフローチャートである。 図12に続く変動停止処理の手続きを示すフローチャートである。 特別図柄表示器における表示例を示す図である。 特別図柄表示器における表示例を示す図である。 始動口処理の手続きを示すフローチャートである。 変動停止処理の手続きを示すフローチャートである。 特別図柄表示器における表示例を示す図である。
以下、本発明における実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔実施の形態1〕実施の形態1は遊技機としてのパチンコ機に本発明を適用した例であって、リーチに達した(所定の表示態様の一部を構成した)後に分割表示を行う態様である。当該実施の形態1は、図1〜図11を参照しながら説明する。
まず図2に示すパチンコ機10の遊技盤12上には、通過するパチンコ球を検出するゲートセンサ58を有するゲート32、パチンコ球が通過可能な通過口24,62、入賞したパチンコ球を検出する始動口センサ60を有する始動口30、ソレノイド54によって開閉可能な開閉蓋74を有する大入賞口34、後述するように特別図柄表示器22や保留球ランプ20,28等を複合的に有する複合装置14、その他に一般の入賞口や風車,釘などを適宜に配置している。
遊技盤12の下方には、パチンコ機10に対して指示を行うための操作ボタン48(操作部)や、タバコの吸い殻等を入れる灰皿46、賞球を含むパチンコ球を一時的に貯留する下皿44、遊技者2の手が触れているか否かを検出するタッチセンサ42を備えたハンドル40、賞球の受皿である上皿38の内部に設けられて音(効果音や音楽等を含む。)を出すスピーカ50などを備える。また、ガラス枠18(金枠)の開放を検出する枠開放センサ36や、パチンコ機10の遊技内容等に合わせて適切な位置に配置したランプ類16(発光体)を備える。さらに、上皿38の上方には球貸を指示する球貸スイッチ64や、プリペイドカードの返却を指示する返却スイッチ72等を備える。
ところで遊技盤12に設けた通過口24には、普通図柄の表示が可能な普通図柄表示器26を備える。普通図柄表示器26は一個以上の発光体(例えば緑色や赤色等を発するLED等)を有し、パチンコ球がゲート32を通過すると変動し始め所要期間(例えば10秒間)を経過すると停止する。例えば発光体の点滅等によって普通図柄が特定の表示態様(具体的には特定のLEDが赤色で点灯する状態)になると、ソレノイド等によって下部始動口68の蓋を一定期間(具体的には4秒間)だけ開ける。大入賞口34は上述した開閉蓋74の他に、パチンコ球が大入賞口開放期間(例えば20秒間)内に入賞すると大当たり遊技状態を所要回数(例えば16回)内で継続可能な特別領域としてのVゾーン56や、賞球を払い出すにとどまる通常領域等を有する。パチンコ球を検出するために、Vゾーン56にはVゾーンセンサ52を、通常領域には入賞センサ70をそれぞれ備える。また、大入賞口34の下方には入賞したパチンコ球を検出する始動口センサ66を備えた下部始動口68(始動口30と同等の機能)を設ける。始動口30や下部始動口68は、いずれもパチンコ球が入賞すると通常の入賞口と同様に賞球を払い出す。
図3(A)において図2を部分的に拡大して示す複合装置14は、特別図柄の表示が可能な特別図柄表示器22、普通図柄の変動中にゲート32を通過したパチンコ球の個数を表示する保留球ランプ20、特別図柄の変動中に始動口30や下部始動口68に入賞したパチンコ球(すなわち保留球)の個数を表示する保留球ランプ28、通常の入賞口として天入賞口76(いわゆる天穴)等を有する。ここで、保留球ランプ28の表示によって認識できるパチンコ球の個数を「保留球数」と呼ぶ。
特別図柄表示器22には例えば液晶表示器を用い、文字,記号,符号,図形,映像などの図柄からなる特別図柄(特定図柄)や装飾用図柄等を表示する。特別図柄表示器22の表示画面92には一以上の表示部8が同時または非同時に表示可能に構成し、所定のタイミングに達すると表示部8を二以上の分割画面を表示可能に構成する。例えば、通常状態では表示画面92のほぼ全部を表示部8とし、所定のタイミングに達すると表示部8を四つの分割画面78,80,88,90に分割する態様が該当する(図3(A)を参照)。分割画面78,80,88,90についてもそれぞれ変動停止を可能にし、いずれかの分割画面で所定の表示態様(例えば図柄の組み合わせ「777」等)になると大当たり遊技等のように遊技者2に有利な遊技条件となる特典を与えるように構成する。図3(A)に示す例では分割画面90が変動停止して砂嵐状態(ホワイトノイズ)を表示し、分割画面78,88ではリーチに到達し、分割画面80では図柄の変動を継続している状態である。保留球ランプ20,28は、それぞれが1個以上の発光体(例えば4個のLED)からなる。
ここで表示部8や分割画面78,80,88,90で各々行う変動停止には、図3(B)に示す例のように構成した左図柄94,中図柄96,右図柄98を用いる。この例における左図柄94,中図柄96,右図柄98は、同じ数字の組み合わせからなる10個の特別図柄(単図柄)で構成する。左図柄94,中図柄96,右図柄98を表示する際における特別図柄の色,大きさ,背景等は任意である。図3(A)の分割画面88における左図柄変動86は左図柄94を用いた図柄の変動であり、中図柄変動84は中図柄96を用いた図柄の変動であり、右図柄変動82は右図柄98を用いた図柄の変動である。
次に、パチンコ機10によるパチンコ遊技を実現するメイン制御基板100と、そのメイン制御基板100から送られた表示指令(例えば変動停止時の図柄や表示パターン等を含む信号)を受けて特別図柄表示器22に図柄を表示する表示制御基板200とについて、これらの一構成例を示した図4を参照しながら説明する。これらのメイン制御基板100および表示制御基板200は、いずれも例えばパチンコ機10の背面側に設ける。
遊技制御部4に相当するメイン制御基板100は、CPU(プロセッサ)110を中心に構成する。当該メイン制御基板100は、遊技制御プログラムや所要のデータ(例えば大当たり値等)を格納するROM112、各種乱数や信号等のデータを格納するRAM114、各種の入力装置から送られた信号を受けてメイン制御基板100内で処理可能なデータ形式に変換する入力処理回路102、CPU110から送られた作動データを受けて各種の出力装置(例えばソレノイド54等)を作動させる出力処理回路104、CPU110から送られた表示データを受けて発光体の表示(点灯,点滅を含む。)を制御する表示制御回路106、表示制御基板200や枠制御基板300等に所要の信号を送る通信制御回路116等を有する。これらの構成要素はいずれもバス118に互いに結合する。
CPU110はROM112に格納した遊技制御プログラムを実行してパチンコ機10による遊技を実現するが、当該遊技制御プログラムには後述する始動口処理等の手続きを実現するためのプログラムをも含む。ROM112にはEPROMを用い、RAM114にはSRAMを用いるが、他種のメモリ(EEPROM,DRAM,フラッシュメモリ等)を任意に用いてもよい。入力処理回路102が検出信号等を受ける入力装置には、例えば始動口センサ60,66や、ゲートセンサ58、入賞センサ(Vゾーンセンサ52等)、操作ボタン48、他のセンサ(枠開放センサ36,タッチセンサ42等)等が該当する。出力処理回路104が信号を出力する出力装置には、例えばソレノイド54等が該当する。表示制御回路106が表示制御する発光体としては、例えばランプ類16や保留球ランプ20,28、普通図柄表示器26等が該当する。通信制御回路116は、必要に応じてホールコンピュータ等にも所要のデータを伝達可能である。
次に、表示制御部6に相当する表示制御基板200はCPU210を中心に構成し、表示制御プログラム,所要の表示データ(例えば表示指令に対応する表示情報や、種々の表示パターン等)を格納するROM202、表示指令,表示情報等のデータや入出力信号を格納するRAM204、メイン制御基板100から送られたデータを受信してCPU210やRAM204等に送る通信制御回路206、所要の図柄を予め記憶しておき表示指令等を受けると生成するキャラクタジェネレータ212、CPU210から送られた表示情報を受けて特別図柄表示器22に加工した図柄を表示するVDP(Video
Display Processor)214等を有する。これらの構成要素はいずれもバス208に互いに結合する。
CPU210はROM202に格納した表示制御プログラムを実行して特別図柄表示器22に図柄を表示する。ROM202はEPROMを用い、RAM204にはDRAMを用いるが、上述した他種のメモリを用いてもよい。通信制御回路206は、必要に応じてホールコンピュータ等にも所要のデータを伝達可能である。キャラクタジェネレータ212が生成する図柄データとしては、例えば文字(英数字や漢字等),図柄(抽選表示用図柄や装飾用図柄等),静止画,動画(アニメーション等),映像などが該当する。VRAMやパレットRAM等を有するVDP214は、表示情報を受けてキャラクタジェネレータ212が生成した図柄データを読み込み、配色指定及びスプライト処理等の画像編集を行なってVRAMやパレットRAMに図柄データを展開した上で、最終的に映像信号や同期信号等を特別図柄表示器22に出力する。スプライト処理を実行して実現するスプライト機能によって、表示部8を二以上の分割画面に分割したり、分割画面の数を増減したり、変動停止などを容易に実現できる。
なお、メイン制御基板100から送られた指令信号を受けて各種装置の作動を制御する枠制御基板(賞球制御基板)300や他の基板等については、本発明の要旨と関連しないために具体的な構成の図示や説明を省略する。上記各種装置としては、例えばハンドル40が操作されるとパチンコ球を発射する発射装置や、球貸しや賞球のためにパチンコ球の払い出しを行う払出装置などが該当する。
上述のように構成したパチンコ機10において、本発明を実現するためにメイン制御基板100で行う手続きについて図5〜図7を参照しながら説明する。ここで図5には始動口30に対するパチンコ球の入賞判別を実現する始動口処理の手続きを、図6,図7には表示部8を二以上の分割画面に分割するとともに変動停止を実現する変動停止処理の手続きをそれぞれフローチャートで示す。始動口処理は図4に示すメイン制御基板100のROM112に格納している遊技制御プログラムをCPU110が適当なタイミングで実行することで実現し、変動停止処理は表示制御基板200のROM202に格納している表示制御プログラムをCPU210が適当なタイミングで実行することで実現する。なお、説明を簡単にするために次の制限を付ける。第1に、始動口30と下部始動口68は同等に機能するので、始動口30を例に説明する。第2に、実際のパチンコ機では変動中に始動口30にパチンコ球が入賞すると、所定個数(例えば4個)を上限として次回の変動を一時的に保留して保留球ランプ28を点灯し、今回の変動を終えた後に保留球数の範囲内で続けて次回以降の変動を行う。よって保留球数が0個(保留球ランプ28が全て消灯の状態)のときであって始動口30に1個のパチンコ球が入賞したときを想定する。
図5において遊技制御部4の一部を具体化した手続きである始動口処理では、まず始動口30にパチンコ球が入賞したか否かを判別する〔ステップS10〕。例えば図2,図4に示す始動口センサ60からの検出信号があれば入賞した(YES)と判別し、当該検出信号がなければ入賞していない(NO)と判別する。もし始動口30にパチンコ球が入賞すると(YES)、図柄の変動を行うか否かを判別する〔ステップS12〕。例えば、現在の遊技状態が変動中または大当たり遊技中であるか否かによって判別する。図柄の変動を行う場合には(YES)、各種乱数を読み込んで記憶する〔ステップS14〕。ステップS14で読み込む各種乱数としては、例えば大当たりか否かを決定するための大当たり判定用乱数RAや、その大当たり判定用乱数RAによって大当たりと決定したときに特別図柄表示器22に表示する大当たり図柄(所定の図柄表示態様)を特定するための大当たり図柄用乱数RB、変動を始めてから停止するまでの表示パターンを特定するための図柄表示用乱数RC、分割して表示する分割画面の数や増減パターン等を決定するための分割表示用乱数RD等が該当する。
ステップS14で記憶した各種乱数に基づいて、途中で行い得るリーチ表示を含み変動を始めてから停止するまでの図柄変動を特別図柄表示器22で実現するために変動停止処理を実行する〔ステップS16〕。この変動停止処理は表示制御部6を具体化した手続きであって、図6,図7を参照しながら説明する。図6と図7との間は、結合子J1,J2,J3を介して各々処理が継続する。図6のステップS36は分割表示手段6aを具体化した処理に相当し、図6のステップS40は拡大表示手段6dを具体化した処理に相当し、図7のステップS52は識別表示手段6cを具体化した処理に相当する。
図6においてメイン制御基板100から表示制御基板200に1回以上適時に送られた所要の表示指令に基づいて実現される変動停止処理では、まず図5のステップS14で記憶した各種乱数を読み込んで表示パターン,画面分割の有無,分割画面の数等を決定する〔ステップS30〕。例えば、図5のステップS14で記憶した図柄表示用乱数RCに基づいてROM112等に記憶した所定のテーブルを参照して表示パターンを決定する。また、ROM112の記憶データに基づいて画面分割を「有」に決定し、分割画面の数を「4」に決定する。
ここで、表示パターンは図柄変動を実現する変動パターンやリーチパターン等であって、例えば図4のROM202やRAM204等の記憶手段に少なくとも二つを予め記憶する。記憶手段に記憶しておく表示パターンの構成や要素数等は不変に設定してもよく、遊技中に任意のタイミングで変化させてもよい。ステップS30では、二以上の表示部や二以上の分割画面で図柄変動を実現する場合には変動速度や変動方向,停止時期や順番等をさらに決定してもよい。図柄変動には、リールの回転を模した通常変動や、画面上の所定位置を中心に任意方向に任意距離だけ揺れ動かす態様の正逆変動、二以上の変動を同期させて行う同期変動、全ての変動を同期させて行う全図柄同期変動などがある。いずれの変動を行うかは任意であり、遊技状態や期待度等に応じて変動態様を決定する構成では遊技者2に期待感を持たせることができる。
ステップS30で表示パターンや表示部の数等を決定した後に表示制御基板200に表示指令を送って、当該表示指令に含む表示パターンに基づいて変動を開始する〔ステップS32〕。通常は、表示画面92のほぼ全部を表示部8として変動を始める。こうして変動を開始した後にリーチに達すると(ステップS34のYES)、ステップS30で決定した分割画面の数だけ表示部8を分割し〔ステップS36〕、二以上の分割画面のうち一以上の分割画面を一定の順序に従って選択し〔ステップS38〕、選択した分割画面を他の分割画面よりも拡大して表示する〔ステップS40〕。例えば図3(A)に示す例のように、表示画面92(表示部8)を四つの分割画面78,80,88,90に分割し、分割画面78を分割画面80,88,90よりも大きく表示する。
そして、分割した分割画面ごとに対応する表示パターンで変動を継続するとともに〔ステップS42〕、ステップS38で選択した分割画面については変動を停止する〔ステップS44〕。すなわち分割画面ごとに異なる表示パターンで変動を行えば、見掛け上は変動の数だけ抽選が行われているように遊技者2は認識する。特に表示パターンと大当たりとが関係する場合には、遊技者2は特典を獲得する期待感をもって特別図柄表示器22を見るようになる。選択した分割画面は拡大表示されているので、変動を停止すると見掛け上の抽選結果を容易に認識できる。なお、分割画面ごとに対応する表示パターンで変動する態様に限らず、同一の表示パターンで変動したり、適宜にこれらの変動を切り換えてもよい。
図7に移って、ステップS44で変動を停止した図柄が外れ図柄ならば(ステップS48のNO)、拡大表示している分割画面を分割時の表示に戻し〔ステップS50〕、当該停止した分割画面で抽選終了を表示する〔ステップS52〕。他の分割画面と形態を異ならせる抽選終了の表示例としては、抽選表示用図柄と装飾用図柄との少なくとも一方(すなわち抽選表示用図柄のみ、装飾用図柄のみ、抽選表示用図柄と装飾用図柄の双方)であって分割画面内に表示する全部または一部の図柄について、文字や記号(例えば「終了」の文字や×印等)の付加や置換、図形(例えば四角形や円形等)、キャラクタ等の図柄(例えば泣き顔等)、色彩(一色または二色以上;例えば黒色)の表示、砂嵐状態(ホワイトノイズ)、特殊効果(網掛け,ネガポジ反転,上下左右斜め反転,カラー/白黒切換,輝度変化,色彩変化,モザイクやぼかし等)などによって表示したり、これらのうち二以上を任意に組み合わせて表示する。例えば文字の付加では、抽選表示用図柄に模様として貼り付けたり、装飾用図柄として抽選表示用図柄に重ねて表示する。こうした表示は遊技者2が一目で認識できるので、どの分割画面が未抽選または抽選中であって、どの分割画面が抽選を終了したかが分かり易くなる。特に抽選を終了した分割画面について変動停止時の表示内容(図柄等)が認識不能な態様で表示すると、どの分割画面で抽選を終了したかを図柄が認識不能か否かで容易に判別できる。図柄の形態を変化させる場合も同様である。
上述したステップS38からステップS52まで(ステップS46を除く)の処理は、分割画面の選択を終えるまで繰り返し実行する〔ステップS54〕。選択終了のタイミングは、例えば表示部8における全ての分割画面について変動を停止した場合(抽選終了)や、一部の分割画面で変動を中止する場合等が該当する。こうして分割画面の選択を終了すると(ステップS54のYES)、二以上の分割画面に分割していた表示部8を必要に応じて拡大して単一画面表示に戻し〔ステップS56〕、変動停止処理を終了する。単一画面表示は、分割していた二以上の分割画面のうちいずれか一の分割画面を表示してもよく、画面分割とは無関係の図柄(例えば大当たり表示や外れ表示等)で表示してもよい。
なお、分割した二以上の分割画面のうちいずれか一の分割画面で大当たり図柄が停止して表示されると(ステップS48のYES)、当該大当たり図柄や当たり表示を単一画面で行い〔ステップS48〕、変動停止処理を終了する。また図6に戻って、ステップS32で変動を始めた後にリーチにも達しない場合は(ステップS34のNO)、外れ図柄で変動を停止した後〔ステップS46〕、そのまま変動停止処理を終了する。
図5に戻ってステップS16の変動停止処理を終えると、大当たりか否かを判別する〔ステップS18〕。外来ノイズ等の影響を受けにくく信頼性が高いパチンコ機10の場合では、上述した大当たり判定用乱数RAに基づいて大当たりか否かを判別する。もし、大当たりと判別したときは(YES)、賞球を得る機会を遊技者2に与えるために大当たり処理を実行する〔ステップS20〕。大当たり処理は、例えば大入賞口34の開閉蓋74を一定期間(具体的には30秒間)だけ開放し、当該大入賞口34等に入賞したパチンコ球の数に応じて賞球を払い出す等のような大当たり遊技を実現する。当該大当たり処理の具体的な手続きについては周知であるので、その説明および図示を省略する。一方、ステップS10の判別で始動口30にパチンコ球が入賞していない場合(NO)や、ステップS18の判別で外れたならば(NO)、そのまま始動口処理を終了する。
なお、必要に応じて特別図柄表示器22に停止して表示された特別図柄が大当たり図柄と一致するか否かによって大当たりか否かを判別してもよく、ステップS18自体を実行せずにステップS20の大当たり処理を実行してもよい。また、大当たり処理の前後には、必要に応じて次回以降の抽選で大当たりになる確率(期待度)を変更する確率変動処理を実行してもよい。こうすれば、次回以降の大当たりを期待する遊技者2の期待感を向上させることができる。
次に、図5〜図7に示す各処理を実行して特別図柄表示器22で抽選を行う一例について図8〜図11を参照しながら説明する。図8〜図11に示す表示例は大当たりになるケースであって、数多く発生する外れになるケースについては図示と説明を省略する。なお、二以上の分割画面でそれぞれ行う抽選表示は見掛け上のものである。
まず初期状態(電源投入時やリセット時等)における特別図柄表示器22の画面は、図8(A)に示す例のように表示画面92のほぼ全部を表示部8とする。パチンコ球が始動口30に入賞すると、表示画面92で左図柄変動86,中図柄変動84,右図柄変動82を始める{図6のステップS32}。図8(A)に示す例では、画面下方向(矢印D2方向)に向かってそれぞれ変動している。表示画面92で変動し始めた後に、左図柄94と右図柄98で図柄「7」で表示停止してリーチに達すると{図6のステップS34でYES}、図8(B)に示す例のように爆発図柄に文字「リーチ」を付した報知図柄84aを表示して遊技者2にリーチを報知し、図8(C)に示す例のように四つの分割画面78,80,88,90に分割して表示する{図6のステップS36}。図8(C)に示す例では、分割画面78,88,90はそれぞれ図柄「7」でリーチに到達して中図柄変動84を継続しているが、分割画面80は未だリーチに到達せずに左図柄変動86,中図柄変動84,右図柄変動82を継続している。
表示画面92で画面分割した後は、分割した分割画面78,80,88,90のうち分割画面90を選択し{図6のステップS38}、選択した分割画面90を分割画面78,80,88よりも拡大して表示する{図6のステップS40}。図8(C)に示す例の分割画面90と比べると、図9(A)に示す例では表示画面92のほぼ全部が分割画面90になるように拡大表示している。こうして拡大表示する分割画面90では変動または停止する図柄も大きく表示されるので、遊技者2は図柄が見やすくなって認識しやすい。そして、分割画面90に対応する表示パターンで変動を継続し{図6のステップS42}、図9(A)において二点鎖線で示す例のように分割画面90で中図柄変動84を終えて中図柄96として例えば「8」で停止すると{図6のステップS44}、その停止時または停止した後に左図柄94,中図柄96,右図柄98の組み合わせ「787」は外れ図柄に該当するので{図7のステップS48でNO}、図9(B)に示す例のように拡大表示していた分割画面90を元の大きさに戻して表示画面92に分割画面78,80,88,90を表示する{図7のステップS50}。その後、抽選を終えた分割画面について抽選終了を表示する{図6のステップS52}。図9(C)に示す例では変動停止による抽選を終了した分割画面90にかかる背景図柄として砂嵐90aを表示し、変動を継続している他の分割画面78,80,88にかかる背景図柄とは形態を異ならせて一目で認識可能にしている。この表示を見た遊技者2は、分割画面90で抽選を終了し、分割画面78,80,88では未だ抽選中であることが分かり易くなる。
抽選中の分割画面がまだ三つあるので{図7のステップS54でNO}、続いて分割画面78,80,88のうち図10(A)に示す例のように分割画面78を選択して拡大表示し{図6のステップS38,S40}、当該分割画面78に対応する表示パターンで変動を継続し{図6のステップS42}、二点鎖線で示すように中図柄変動84を終えて中図柄96として例えば「6」で停止する{図6のステップS44}。こうして表示された左図柄94,中図柄96,右図柄98の組み合わせ「767」は外れ図柄であるので{図7のステップS48でNO}、図10(B)に示す例のように拡大表示していた分割画面78を元の大きさに戻して表示画面92に分割画面78,80,88,90を表示し{図7のステップS50}、外れになった時またはその後に図10(C)に示す例のように抽選を終えた分割画面78について抽選終了を示す「はずれ」の文字78aを表示する{図6のステップS52}。このように抽選終了の表示内容は分割画面ごとに異ならせてもよく、砂嵐90aや文字78a等のように同一の表示内容としてもよい。よって遊技者2は分割画面78,90で抽選が終了し、分割画面80,88で抽選中であることを一目で認識できる。しかも分割画面78の表示内容を見ると、見掛け上の抽選結果が分かり易くなる。
同様にして抽選中の分割画面がまだ二つあるので{図7のステップS54でNO}、分割画面80,88のうち図11(A)に示す例のように分割画面80を選択して拡大表示し{図6のステップS38,S40}、当該分割画面80に対応する変動を継続し{図6のステップS42}、二点鎖線で示すように中図柄変動84を終えて中図柄96として例えば「7」を停止して表示する{図6のステップS44}。こうして表示された左図柄94,中図柄96,右図柄98の組み合わせ「777」は大当たり図柄であるので{図7のステップS48でYES}、図11(B)に示す例のように左図柄94,中図柄96,右図柄98と「大当り」の文字80aとを単一画面で表示する{図7のステップS56}。なお、上述した表示例では表示画面92のほぼ全部に分割画面80を拡大表示していたので、ステップS56において単一画面で分割画面80を表示しても変化が見られない。ステップS56で変化が見られるのは、分割画面80等が表示画面92の一部で表示していた場合である。単一画面表示により図柄が大きく表示されるので、遊技者2は大当たりに達したことを容易に認識できる。
上述した実施の形態1によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)表示画面92(表示部8)を分割画面78,80,88,90(二以上の表示区域8a,8b,8c,8d)に分割し{図6のステップS36;分割表示手段6a}、変動停止前と変動停止後とで装飾用図柄の形態を異ならせた{図7のステップS52;識別表示手段6c}。図9,図10に示す例では、変動を停止した分割画面90のみに砂嵐90a(装飾用図柄)を表示し、変動を停止していない他の分割画面78,80,88には当該砂嵐90aを表示しない。このように変動停止後の分割画面と変動停止前の分割画面とで異なる形態の装飾用図柄を見た遊技者2は、どの分割画面が未抽選または抽選中であって、どの分割画面が抽選を終了したかが分かり易くなる。なお、変動停止前と変動停止後とで抽選表示用図柄の形態のみを異ならせる構成や、抽選表示用図柄と装飾用図柄の双方にかかる形態を異ならせる構成とした場合でも同様の効果を得ることができる。
(2)図9(B)や図10(B),図10(C)に示す例のように変動を停止して抽選を終えた分割画面90で左図柄94,中図柄96,右図柄98を消して砂嵐90aを表示することにより、変動停止時の表示内容を認識不能に表示した{図7のステップS52}。こうすれば、どの分割画面が抽選を終了したかを図柄が認識不能か否かで容易に判別できる。
(3)図10(C)に示す例のように変動を停止して抽選を終えた分割画面78について「はずれ」の文字78a(装飾用図柄)を表示して変動の停止を報知した{図6のステップS52}。この表示によって報知内容を認識した遊技者2は、特定の分割画面がどの状態(未抽選,抽選中,抽選終了)にあるのかを確実に判別できる。
(4)図10(C)に示す例のように変動を停止して抽選を終えた分割画面78について「はずれ」の文字78aを施して他の分割画面80,88,90と識別可能な形態で表示した{図6のステップS52}。よって当該文字78aを見た遊技者2は、どの分割画面が未抽選または抽選中で、どの分割画面が抽選を終了したかを容易に識別でき、しかも見掛け上の抽選結果が容易に分かり易くなる。
(5)上記実施の形態1では変動停止前と変動停止後とで図柄の形態を異ならせたが、図柄の形態を異ならせる(変化させる)タイミングは変動を開始した後であれば任意である{形態変化手段6b}。例えばリーチに達したことを遊技者2に容易に認識させる目的としては、変動を停止する予定の表示区域に表示する抽選表示用図柄がリーチ図柄(所定の表示態様の一部を構成)になった後の変動中に図柄の形態を異ならせる構成としてもよい。また抽選結果が外れになったことを遊技者2に容易に認識させる目的としては、抽選表示用図柄が外れ図柄の全部または一部になる前後で図柄の形態を異ならせる構成としてもよい。こうすれば形態が変化した分割画面90の抽選表示用図柄(左図柄94,中図柄96,右図柄98)を見た遊技者2は、当該分割画面90ではリーチに達したことや抽選結果が外れになったこと等が分かり易くなる。さらに形態を変化させるそれぞれのタイミングに応じて図柄の形態が異なるように変化させると、当該形態が変化した図柄を見た遊技者2はどのタイミングに達したのかが分かるようになる。このことは装飾用図柄の形態のみを異ならせる場合や、抽選表示用図柄と装飾用図柄の双方にかかる形態を異ならせる場合も同様の効果が得られる。
(6)リーチ(所定の表示態様の一部)に達したことにより第1条件が成立すると{図6のステップS34}、図9(B)等に示す例のように表示画面92を分割画面78,80,88,90に分割し{図6のステップS36}、図10(A)等に示す例のように一以上の分割画面を他の分割画面よりも拡大して表示した{図6のステップS38;拡大表示手段6d}。表示画面92は四つの分割画面78,80,88,90に分割するが、特定の分割画面を拡大して表示するので図柄が見やすくなる{図8〜図11を参照}。よって、遊技者2は特定の分割画面に表示される図柄を認識しやすくなる。
(7)リーチに達するという第2条件が成立してから{図6のステップS34}、図9(B)等に示す例のように表示画面92を分割画面78,80,88,90に分割した{図6のステップS36}。このように二以上の分割画面に分割されると、リーチに達したことを認識しやすくなる{図8〜図11を参照}。よって、遊技者2は特典を期待する期待感を持ちながら遊技することができる。
〔実施の形態2〕実施の形態2は実施の形態1と同様にパチンコ機10に本発明を適用した例であって、リーチに達する(所定の表示態様の一部を構成する)前に分割表示を行う態様である。当該実施の形態2は図12〜図15を参照しながら説明する。なおパチンコ機10の構成等は実施の形態1と同様であり、図示および説明を簡単にするために実施の形態2では実施の形態1と異なる点について説明する。よって図12〜図15については実施の形態1で用いた要素と同一の要素に同一の符号を付して、その要素にかかる説明を省略する。
図12,図13に示す変動停止処理は、実施の形態1における図6,図7に示す変動停止処理に代えて実行する手続きである。図12と図13との間は結合子J4,J5,J6を介して各々処理が継続する。このうち図12のステップS36は分割表示手段6aを具体化した処理に相当し、図12のステップS40および図13のステップS56は拡大表示手段6dを具体化した処理にそれぞれ相当し、図13のステップS52は識別表示手段6cを具体化した処理に相当し、図13のステップS68は形態変化手段6bを具体化した処理に相当する。
図12に示す変動停止処理において、ステップS32を実行して表示画面92で表示を開始した後、画面分割を行うか否かを判別する〔ステップS60〕。例えば、分割表示用乱数RD(あるいは専用の乱数)が所定範囲に入っているか否かで判別する。画面分割を行うと判別したならば(YES)、表示部8を分割し〔ステップS36〕、さらに分割した二以上の分割画面のうち最初に選択する一以上の分割画面を決定する〔ステップS38〕。続いて選択した分割画面の拡大表示を行うか否かを判別する〔ステップS62〕。例えば、大当たりになる確率やリーチに到達する確率が所定値(具体的には50%)を超えるか否かで判別する。拡大表示を行うと判別した場合にのみ(YES)、ステップS38または後述するステップS66で選択した分割画面を他の分割画面よりも拡大して表示し〔ステップS40〕、分割した分割画面のうち一以上の分割画面では異なる表示パターンで変動する〔ステップS42〕。
図13に移って、ステップS38,S66で選択した分割画面についてリーチに達したか否かを判別する〔ステップS64〕。もし未だにリーチに達していないか、あるいはリーチに達するまでもなく外れた場合には(ステップS64のNO)、拡大表示している分割画面を画面分割時の表示に戻し〔ステップS50〕、次に拡大して表示する一以上の分割画面を一定の順序に従って選択する〔ステップS66〕。これらのステップS62,S40,S42,S64,S50,S66の処理は、分割画面の選択を終えるまで繰り返し実行する〔ステップS54〕。こうして分割画面の選択を終了すると(ステップS54のYES)、二以上の分割画面に分割していた表示部8を必要に応じて拡大して単一画面表示に戻し〔ステップS56〕、さらに変動を継続し〔ステップS68〕、当該変動を停止してから〔ステップS70〕、変動停止処理を終了する。
なお、分割した二以上の分割画面のうちいずれか一の分割画面でリーチに達すると(ステップS64のYES)、表示部8を単一画面表示に戻して変動を継続し〔ステップS56,S68〕、当該変動を停止してから〔ステップS70〕、変動停止処理を終了する。また図12に戻って、ステップS60で画面分割を行わないと判別した場合は(NO)、そのまま変動を継続し〔ステップS68〕、当該変動を停止してから〔ステップS70〕、変動停止処理を終了する。
次に、図5,図12,図13に示す各処理を実行して特別図柄表示器22で変動停止を行う一例について図14,図15を参照しながら説明する。図14,図15に示す表示例は変動中にリーチに達するケースであって、リーチに達しないケースについては図示と説明を省略する。なお、実施の形態1と同様に二以上の分割画面でそれぞれ行う抽選表示は見掛け上のものである。
〔ケースA〕
まず分割した分割画面をリーチ後に拡大表示するケースAについて説明する。パチンコ球が始動口30に入賞すると、図8(A)に示す例のように表示画面92で左図柄変動86,中図柄変動84,右図柄変動82を始める{図12のステップS32}。その後、画面分割の条件が成立すると{図12のステップS60でYES}、図14(A)に示す例のように四つの分割画面78,80,88,90に分割して表示する{図12のステップS36}。図14(A)に示す例では、分割画面78,80,88,90でそれぞれ変動している。
そして、それぞれの分割画面78,80,88,90に応じて異なる表示パターンで変動し始め{図12のステップS42}、図14(C)に示す例のように分割画面90で左図柄変動86,右図柄変動82を停止して左図柄94,右図柄98としてそれぞれ「8」,「7」を表示すると{図13のステップS64でNO}、外れが確定して抽選を終えた分割画面について抽選終了を表示する{図13のステップS52}。図15(A)に示す例では、抽選を終了した分割画面90について模様(あるいは色彩)を変化させた左図柄94,中図柄96,右図柄98を表示し、他の分割画面78,80,88にかかる図柄とは形態を異ならせている。この表示を見た遊技者2は、分割画面90では抽選を終了し、分割画面78,80,88では未だ抽選中であることが分かり易くなる。変動停止による抽選を終了した分割画面では変動停止時の表示内容(図柄等)が認識不能な形態で表示し、変動を継続する他の分割画面とは形態を異ならせて、どの分割画面が抽選を終了したかを図柄が認識不能か否かによって一目で判別できる。
抽選中の分割画面がまだ三つあるので{図13のステップS54でNO}、分割画面78,80,88ごとに対応する表示パターンで変動を継続する{図12のステップS42}。その後、分割画面88において二点鎖線で示すように左図柄94と右図柄98で図柄「7」で表示停止してリーチに達すると{図13のステップS64でYES}、左図柄94,右図柄98と文字「リーチ」を付した報知図柄84aとを単一画面で表示する{図13のステップS56}。単一画面表示によって、図15(C)に示す例のように分割画面88のみを拡大して表示する。よって遊技者2は図柄が大きくなって見やすくなるとともに、リーチに達したことを容易に認識できる。リーチ後も変動を継続するが、必要に応じてリーチ時またはリーチ後の変動中に左図柄94,右図柄98の形態をリーチ前の形態と異なるように変化させ{図13のステップS68}、最終的には拡大表示のままか元の四つの分割画面に戻して全ての変動を停止する{図13のステップS70}。図15(C)の例では左図柄94,右図柄98はハッチ模様に変化している。こうして図15(C)の例に示すようなリーチに達した場合の図柄の形態と、図15(A)の例に示すような外れになった場合の形態とを異ならせると、遊技者2は遊技状態がどのようになったのかを的確に識別できる。また変動停止後は、実施の形態1と同様に停止時の表示内容を視認不能にしたり、抽選終了を文字等で表示してもよい{図7のステップS52、図10(C)等を参照}。
〔ケースB〕
次に分割した分割画面をリーチ前に拡大表示するケースBについて説明する。パチンコ球が始動口30に入賞してから図14(A)に示す例のように分割画面78,80,88,90で変動を継続するまでの間はケースAと同様である。拡大表示の条件が成立すると{図12のステップS60でYES}、図14(B)に示す例のようにステップS38で選択した分割画面90を他の分割画面78,80,88よりも拡大して表示する{図12のステップS40}。図14(B)に示す例では表示画面92のほぼ全部に分割画面90を表示し、分割画面78,80,88を表示画面92の角部(周縁部)に縮小して表示し、いわゆる多元中継のような状態である。この表示態様では分割画面90の図柄が見やすくなるだけでなく、分割画面78,80,88の状態も把握することが可能になる。
そして、分割画面78,80,88,90ごとに応じて異なる表示パターンで変動し始め{図12のステップS42}、図14(B)に二点鎖線で示す例のように分割画面90で左図柄変動86,右図柄変動82を停止して左図柄94,右図柄98としてそれぞれ「8」,「7」を表示すると{図13のステップS64でNO}、拡大表示していた分割画面90を元の大きさに戻して表示画面92に分割画面78,80,88,90を表示する{図13のステップS50}。その後、図15(A)に示す例のように外れが確定して抽選を終えた分割画面90について抽選終了を表示するのはケースAと同様である。
分割画面78,80,88のうち分割画面88を選択し{図13のステップS66}、抽選中の分割画面がまだ三つあるので{図13のステップS54でNO}、ステップS66で選択した分割画面88を図15(B)に示す例のように拡大表示し{図12のステップS40}、当該分割画面88に対応する表示パターンで変動を継続する{図12のステップS42}。このとき、分割画面78,80,90を表示画面92の角部にそれぞれ縮小して表示している。その後、二点鎖線で示すように左図柄94と右図柄98で図柄「7」で表示停止してリーチに達すると{図13のステップS64でYES}、左図柄94,右図柄98と文字「リーチ」を付した報知図柄84aとを単一画面で表示する{図13のステップS56}。単一画面表示によって、図15(C)に示す例のように表示画面92の角部に縮小して表示していた分割画面78,80,90がなくなって、分割画面88のみを表示する。よって、遊技者2はリーチに達したことを容易に認識できる。なお、リーチ後の表示はケースAと同様である。
上述した実施の形態2によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)表示画面92(表示部8)を分割画面78,80,88,90(二以上の表示区域8a,8b,8c,8d)に分割し{図12のステップS36;分割表示手段6a}、変動停止前と変動停止後とで抽選表示用図柄の形態を異ならせた{図13のステップS52;識別表示手段6c}。図15(A)に示す例では、変動を停止した分割画面90のみに灰色の数字図柄(抽選表示用図柄)を表示し、変動中の他の分割画面78,80,88には白抜きの数字図柄を表示する。このように変動停止後の分割画面と変動停止前の分割画面とで異なる形態の抽選表示用図柄を見た遊技者2は、どの分割画面が未抽選または抽選中であって、どの分割画面が抽選を終了したかが分かり易くなる。なお、変動停止前と変動停止後とで装飾用図柄の形態のみを異ならせる構成や、抽選表示用図柄と装飾用図柄の双方の形態を異ならせる構成とした場合でも同様の効果を得ることができる。
(2)変動している左図柄94,中図柄96,右図柄98(抽選表示用図柄)がリーチ図柄になった(所定の表示態様の一部を構成した)後の変動中に、左図柄94,中図柄96,右図柄98の形態をリーチ図柄になる前の形態とは異なるように変化させた{図13のステップS68;形態変化手段6b}。図15(C)に示す例では、リーチ図柄を構成する左図柄94,右図柄98の形態をハッチ模様に変化させて表示する。このように変化した形態の図柄を見た遊技者は、対応する分割画面88においてリーチに達したことが変化時以降に分かり易くなる。
(3)分割して表示する分割画面78,80,88,90(二以上の表示区域)でそれぞれ変動を行い{図12のステップS42}、変動している図柄がリーチに達すると(所定の表示態様の一部を構成すると)、リーチになった分割画面を拡大して表示した{図13のステップS64,S56}。リーチに達した分割画面では大当たりになる可能性が高まるので、特典を期待する遊技者2の期待感をより高めることができる。拡大して表示された分割画面では図柄が見やすい。
(4)変動し始めてからリーチに達するまでの間に拡大表示を行う条件(第3条件)が成立すると、リーチに達する前であっても変動を行なっている分割画面を拡大して表示した{図12のステップS62,S40}。こうして拡大表示が行われると、遊技者2はリーチに達する(あるいは大当たりになる)かもしれないという期待感を持って遊技することができる。
(5)その他の要件や構成については実施の形態1と同様であるので、当該実施の形態1と同様の効果を得ることができる。例えば図柄の形態を異ならせるタイミングは変動を開始した後であれば任意であって、変動を停止する予定の表示区域に表示する抽選表示用図柄がリーチ図柄になった後の変動中に図柄の形態を異ならせる構成としてもよく、抽選表示用図柄が外れ図柄の全部または一部になる前後で図柄の形態を異ならせる構成としてもよい{図14(C)を参照}。こうすれば、リーチに達したことや抽選結果が外れになったことが分かり易くなる。
〔実施の形態3〕
実施の形態3は実施の形態1と同様にパチンコ機10に本発明を適用した例であって、変動し始めてから所定期間を経過すると分割表示を行う態様である。当該実施の形態3は図16,図17,図7を参照しながら説明する。なおパチンコ機10の構成等は実施の形態1と同様であり、図示および説明を簡単にするために実施の形態2では実施の形態1と異なる点について説明する。よって図16,図17については実施の形態1で用いた図5,図6と同一の要素に同一の符号を付して、その要素にかかる説明を省略する。
図16に示す始動口処理は、実施の形態1における図5に示す始動口処理に代えて実行する手続きである。図16に示す始動口処理において実施の形態1と異なるのは、ステップS12で図柄の変動を行う場合において(YES)、各種乱数を読み込んで表示パターン,画面分割の有無,分割画面の数等を決定する点である〔ステップS15〕。すなわち、変動を始める前にどのような表示を行うかを予め決定しておく。この決定によって、図17に示す変動停止処理では図6のステップS30に相当する処理がなくなっている。
図17,図7に示す変動停止処理は実施の形態1における図6,図7に示す変動停止処理に代えて実行する手続きであって、結合子J1,J2,J3を介して各々処理が継続する。図17に示す変動停止処理において実施の形態1と異なるのは、上記ステップS15で決定した表示パターンが特定の表示パターンであって(ステップS33のYES)、かつステップS32で変動し始めてから所定期間(例えば10秒間)を経過すると第1条件,第2条件が成立し(ステップS35のYES)、ステップS15で決定した分割画面の数だけ表示部8を分割し〔ステップS36〕、ステップS38で選択した分割画面を他の分割画面よりも拡大して表示する〔ステップS40〕。
なお、特定の表示パターンである条件のみが成立し、あるいは変動し始めてから所定期間を経過する条件のみが成立すると、画面分割および拡大表示のいずれか一方を行うように構成してもよい。また、変動し始めてから所定期間を経過した後に画面分割を行う点のみが実施の形態1と異なるだけであるので、図16,図17,図7に示す各処理を実行して特別図柄表示器22で変動停止を行う例は説明を省略する。上述した実施の形態3によれば、特定の表示パターンであって{図17のステップS33でYES}、かつ変動し始めてから所定期間を経過すると{図17のステップS35でYES}、画面分割および拡大表示を実現した。したがって、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
〔他の実施の形態〕
上述したパチンコ機10(遊技機)において、他の部分の構造,形状,大きさ,材質,配置および動作条件等については、上記実施の形態に限定されるものでない。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
(1)上記各実施の形態では、パチンコ機10に本発明を適用した。この形態に代えて、パチンコ機以外の他の遊技機(例えばスロットマシン,アレンジボール機,雀球遊技機,テレビゲーム機等)であって表示部と遊技制御部とを備えた遊技機にも同様に本発明を適用することができる。当該他の遊技機であっても、分割した二以上の表示区域について、どの表示区域が未抽選または抽選中であって、どの表示区域が抽選を終了したかが分かり易くなる。
(2a)上記各実施の形態では、表示部8として特別図柄表示器22の表示画面92を適用した{図3,図8〜図11等を参照}。この形態に代えて(あるいは加えて)、特別図柄表示器22以外の図柄が表示可能な表示器や表示装置を適用してもよい。当該表示器や表示装置は一以上の任意数であって、全部または一部の表示領域を表示部8としてもよい。また上記各実施の形態では、表示画面92に一の表示部8を備えた{図3,図8〜図11等を参照}。この形態に代えて、二以上の表示部8を備える構成としてもよい。同様に、一以上の任意数からなる表示器や表示装置について、二以上の表示部8を備える構成としてもよい。これらの二以上の表示部8について全部または一部に本発明を適用することができる。さらに特別図柄表示器22には液晶表示器を用いたが、CRTやLED表示器,プラズマ表示器などのように図柄が表示可能な如何なる表示器を用いてもよい。また、普通図柄表示器26と特別図柄表示器22とを別個に用いたが、同一の表示器で双方を兼用してもよい。いずれの場合でも分割した二以上の表示区域について、どの表示区域が未抽選または抽選中であって、どの表示区域が抽選を終了したかが分かり易くなる。
(2b)上記各実施の形態では、所定の表示態様として大当たり図柄(あるいは大当たり判定用乱数RA等)を適用し、所定の表示態様の一部としてリーチ図柄(あるいは図柄表示用乱数RC等)を適用した{図6のステップS34、図7のステップS48、図8等を参照}。この形態に代えて、大当たり図柄やリーチ図柄以外の図柄を適用してもよい。例えば単図柄や、左図柄94が「6」で右図柄98が「7」のように異なる図柄の組み合わせ等が該当する。
(2c)上記各実施の形態では、特別図柄表示器22の表示画面92(表示部8)を四つの分割画面78,80,88,90に分割した{図6のステップS36、図8等を参照}。この形態に代えて(あるいは加えて)、表示部8の数や、画面分割の有無、分割画面の数等を遊技中に設定し変化させてもよい。例えば所要の乱数(具体的には分割表示用乱数RDや専用の乱数)や、大当たりになる確率(期待度)などに基づいて、ROM112等に記憶した所定のテーブルを参照して決定する態様が該当する。このように表示部8の数,分割画面の数の構成や要素数を遊技状態,日時,乱数等に応じて変化させると面白味が増す。また分割する分割画面の数によってリーチや大当たりになる確率を報知する構成では、分割画面の数を認識した遊技者2は特典を期待する期待感を持って遊技できる。
(2d)上記各実施の形態では、第1条件としてリーチに達したか否かの条件を適用し、第2条件として画面分割を行うか否かの条件を適用し、第3条件として拡大表示を行うか否かの条件を適用した{図6のステップS34、図12のステップS60,S62を参照}。この形態に代えて、第1条件,第2条件,第3条件のうち一以上の条件について他の条件を適用してもよい。当該他の条件としては、例えば特定のリーチパターン(スーパーリーチやスペシャルリーチ等)か否か、パチンコ球が入賞口に入賞したりゲートを通過することや、大当たり遊技中であるか否か、可動部材(入賞口や入賞装置内に備えた蓋や羽根,可動片など)の状態、大当たり予告等の予告を行うか否か、変動中にリーチパターンが変化するか否か、全ての分割画面や特定の分割画面で変動を停止したか否か等のような条件、あるいは任意に組み合わせた二以上の条件が全て成立することを条件としてもよい。様々な条件を課すことによって、画面分割や拡大表示の態様が色々と変化するので面白味が増す。
(3a)上記各実施の形態では、パチンコ球が始動口に入賞したこと等を契機に変動を行う数(変動数)について見掛け上の抽選を行う構成とした{図6,図12のステップS42を参照}。言い換えれば、実際には1回しか抽選を行わない。この形態に代えて、変動数に対応して実際に二回以上の抽選を行う構成としてもよい。この場合には、特別図柄表示器22等に表示する分割画面の数だけ現実に抽選を行うことになるので、遊技者2は特典を獲得する可能性が高まる。このことは、変動数>抽選数>1の範囲内で抽選を行う場合も同様である。
(3b)上記各実施の形態では、リーチに達すると表示部8を分割して二以上の分割画面を表示した{図6のステップS34,S36}。この形態に加えて、第4条件が成立すると、分割した分割画面の数を増減して変化させてもよい。第4条件は上述した第1条件〜第3条件と同様であるが、例えば特定のリーチパターン(具体的にはスーパーリーチやスペシャルリーチ等)で変動するか否か等が該当する。こうすれば画面分割後に分割画面の数が変化してゆくので、特別図柄表示器22を見る面白味が増す。また、上述した特定のリーチパターンの出現頻度を一定率以下に設定すると、特定のリーチパターンで変動するときは遊技者2に大きな期待感を持たせることができる。また、新規に分割する分割画面の数や、分割画面の数を変化させる場合には、画面分割や区域数の変更を行う前に遊技者2に報知してもよい。報知の方法としては特別図柄表示器22に所要の領域や図柄等を表示する態様に限らず、音声や特定の効果音をスピーカ50から出したり、遊技者2が触れるハンドル40や遊技者2が座る椅子を振動させる等のような態様がある。あるいはこれらの少なくとも二つの報知態様を任意に組み合わせて報知してもよい。こうすれば遊技者2は分割画面の数を予め知ることができ、分割画面の数と特典の確率とが関連している場合には特典を期待する遊技者2の期待感を向上させることができる。
(3c)上記各実施の形態では、二以上に分割した分割画面について、拡大して表示する(あるいは相対的に大きくする)分割画面を一定の順序に従って切り換えた{図6のステップS38、図8〜図10等を参照}。この形態に代えて、第5条件に応じて切り換え順序を異ならせるように構成する。第5条件は上述した第1条件〜第4条件と同様であるが、例えば分割画面内に表示された特定の図柄に応じて切り換え順序を異ならせる。切り換え順序と大当たりとが関係する場合には、遊技者2は特典を期待しながら特別図柄表示器22を見たり、パチンコ遊技を楽しむことができる。
(3d)上記各実施の形態では、遊技者2に有利な遊技条件となる特典としては、大当たり処理を実行することで実現する大当たり遊技を適用した{図5のステップS20を参照}。この形態に代えて(あるいは加えて)、遊技者2に有利な遊技条件となる他の特典を適用してもよい。例えば、図柄変動期間の短縮(いわゆる時短)や時短回数,大当たりになる確率の変更(いわゆる確率変動),入賞に伴う払い出し個数の変更,入賞装置やゲートに備えた蓋,羽根,可動片等の開閉などのような諸態様、あるいは大当たり遊技を含めて二以上の形態を任意に組み合わせた態様が該当する。この場合であっても、遊技者2は他の特典を期待しながら特別図柄表示器22を見たり、パチンコ遊技を楽しむことができる。
(3e)上記各実施の形態では、分割画面78,80,88,90等に表示する図柄は図3(B)に示す左図柄94,中図柄96,右図柄98(数字の図柄からなる図柄群)を共通して用いた。この形態に代えて、分割画面ごとに異なる図柄や二種以上の図柄を任意に組み合わせて構成したものを用いてもよい。こうすれば分割画面78,80,88,90等に表示する図柄が多彩になって面白味が増す。また、二以上に分割した分割画面について、一以上の分割画面と他の分割画面とで異なる種類の図柄を用いて表示してもよい。こうすれば分割画面と図柄の種類との関係が分かるので、その後に分割画面を拡大や縮小してもどの分割画面が拡大や縮小したのかが分かり易くなる。
(4)その他に、以下に示すような各形態を実現してもよい。
■分割した分割画面や拡大表示する分割画面で表示する装飾用図柄を第6条件に応じて異ならせるように構成する。装飾用図柄は抽選に用いる抽選表示用図柄(特別図柄や普通図柄等)を除く任意の図柄を意味し、抽選表示用図柄の前景または背景に表示する。第6条件は上述した第1条件〜第5条件と同様であるが、例えばリーチになる確率や大当たりになる確率が所定値を超えたか否か等が該当する。こうすれば装飾用図柄を見た遊技者は特典を期待しながら特別図柄表示器22を見たり、パチンコ遊技を楽しむことができる。このことは、抽選表示用図柄の種類を第6条件に応じて異ならせる(例えば図3(B)に示す左図柄94,中図柄96,右図柄98とは形状や図形等が異なるもの)ように構成する場合も同様である。
■分割画面を拡大する場合には、第7条件に応じて拡大率を異ならせるように構成する。第7条件は上述した第1条件〜第6条件と同様であるが、例えば抽選を終了した分割画面の数に応じて拡大率を高める。こうすれば抽選中の分割画面の数が少なくなるにつれて拡大してゆくので、図柄がより見やすくなる。なお、分割画面を縮小する際に縮小率を異ならせる構成とする場合も同様である。
■特定の分割画面をそのまま表示し続け、他の分割画面を縮小して表示するように構成する。あるいは、特定の分割画面を他の分割画面に比べて相対的に大きく表示するように構成する。こうすれば相対的に特定の分割画面が大きく表示されるので、特定の分割画面で表示される図柄が見やすくなる。
■分割した分割画面の大きさを維持した上で、特定の分割画面に表示する特定の図柄(例えば抽選表示用図柄)のみを大きくするように構成してもよい。例えば図9(B)に示す四つの分割画面78,80,88,90の状態で、特定の分割画面90で表示する左図柄94,中図柄96,右図柄98(あるいは左図柄変動86,中図柄変動84,右図柄変動82)のみを図9(A)に示すように大きく表示する態様が該当する。この場合であっても特定の図柄等が見やすくなる。
■表示画面92を分割した分割画面78,80,88,90のうち、一以上の分割画面を拡大縮小する際には、拡大縮小の過程をアニメーション等で表示する構成としてもよい。こうすれば、どの分割画面を拡大または縮小するのかがよく分かるとともに、拡大縮小の過程を見る楽しみが増える。
■表示画面92を分割した分割画面78,80,88,90について、各分割画面に固有の符号を付して表示するように構成してもよい。図18(A)に示すの例では、分割画面78,80,88,90の角部に符号99(I,II,III,IV等)を付して表示している。そして、いずれかの分割画面を拡大して表示する場合にも符号99を付して表示する。図18(B)示すの例では拡大表示した分割画面90に「I」の符号99aを付している。こうすれば符号を見るだけで、どの分割画面を拡大または縮小したのかが分かり易くなる。
■図柄の形態を変化させる(異ならせる)タイミングは変動を開始した後であれば任意であるが、そのタイミングを上記第1条件から第7条件のいずれかを満たしたときとしてもよい。こうすれば形態が変化した図柄を見た遊技者2は、第1条件から第7条件のいずれかを満たしたことが分かり易くなる。例えば特典の確率とが関連している場合には、図柄の形態が変化すると特典を期待する遊技者2の期待感を向上させることができる。
■図柄の形態を変化させる(異ならせる)タイミングに達すると、当該図柄の形態を変化させるとともに、スピーカ50から出す音(音声や効果音等)を異ならせたり、遊技者2が触れるハンドル40や遊技者2が座る椅子の振動を異ならせたり、可動体(キャラクタ体,可動片,可動部材等)の作動を異ならせる等の演出を行う演出手段を備える構成としてもよい。こうすれば音を聴いたり、特定の物が振動するのを認識することによって、遊技者2は特定の表示区域がどの状態(未抽選,抽選中,抽選終了等)にあるのかがより分かり易くなる。
〔他の発明の態様〕
以上、本発明の実施の形態について説明したが、この実施の形態には特許請求の範囲に記載した発明の態様のみならず他の発明の態様を有するものである。この発明の態様を以下に列挙するとともに、必要に応じて関連説明を行う。
〔態様1〕
請求項1から6、課題を解決するための手段7または8のいずれか一項に記載した遊技機において、図柄の変動中に所定条件が成立すると、二以上の表示区域のうち一以上の表示区域を他の表示区域よりも相対的に大きく表示する拡大縮小手段とを有する遊技機。
〔態様1の関連説明〕
本態様によれば図1に模式的に示すように、分割表示手段6aは表示部8を二以上の表示区域8a,8b,8c,8dに分割し、第1条件から第7条件等の所定条件が成立すると拡大縮小手段は特定の表示区域(例えば表示区域8a)を他の表示区域(例えば表示区域8b,8c,8d)よりも相対的に大きく表示する。よって特定の表示区域の図柄が見やすくなる。
〔態様2〕
請求項1から6、課題を解決するための手段7または8のいずれか一項に記載した遊技機において、図柄の変動中に所定条件が成立すると、二以上の表示区域のうち一以上の表示区域を他の表示区域よりも縮小して表示する縮小表示手段とを有する遊技機。
〔態様2の関連説明〕 本態様によれば図1に模式的に示すように、分割表示手段6aによって二以上の表示区域8a,8b,8c,8dに分割して表示するが、第1条件から第7条件等の所定条件が成立すると縮小表示手段は特定の表示区域(例えば表示区域8b,8c,8d)を縮小して表示する。よって縮小しなかった表示領域(例えば表示区域8a)の図柄が相対的に見やすくなる。
〔態様3〕
抽選表示用図柄と装飾用図柄とのうち少なくとも前記抽選表示用図柄を表示可能な表示部を備え、前記表示部に表示される前記抽選表示用図柄が所定の表示態様になることを条件として遊技者に有利な遊技条件となる特典を与えるように構成した遊技機において、前記表示部を二以上の表示区域に分割し、当該分割した各表示区域で前記所定の表示態様を構成可能に前記抽選表示用図柄を表示する分割表示手段と、変動を停止する表示区域に表示する抽選表示用図柄が所定の表示態様の一部を構成した後の変動中に、前記抽選表示用図柄と装飾用図柄とのうち少なくとも一方の形態を前記所定の表示態様の一部を構成する前の形態とは異ならせる識別表示手段とを有する遊技機。
〔態様3の関連説明〕
本態様によれば、表示部8や分割表示手段6a等を有する点については課題を解決するための手段1と同様である。そして図1に模式的に示すように、識別表示手段6cは変動を停止する表示区域に表示する抽選表示用図柄が所定の表示態様の一部を構成した後の変動中に、抽選表示用図柄と装飾用図柄とのうち少なくとも一方の形態を所定の表示態様の一部を構成する前の形態とは異ならせる。例えばリーチ図柄が表示される前後で、抽選表示用図柄のみの形態、装飾用図柄のみの形態、抽選表示用図柄と装飾用図柄の双方の形態をそれぞれ異ならせる。こうして図柄の形態が変化した表示区域を見た遊技者は、当該表示区域では所定の表示態様の一部を構成したことが分かり易くなる。
2 遊技者
4 遊技制御部
6 表示制御部
6a 分割表示手段
6b 形態変化手段
6c 識別表示手段
6d 拡大表示手段
8 表示部
8a,8b,8c,8d 表示区域
10 パチンコ機(遊技機)
22 特別図柄表示器(表示装置)
26 普通図柄表示器
78,80,88,90 分割画面(表示区域)
78a 文字(装飾用図柄)
82 右図柄変動
84 中図柄変動
84a 報知図柄(装飾用図柄)
86 左図柄変動
90a 砂嵐(装飾用図柄)
92 表示画面(表示部)
94 左図柄(抽選表示用図柄)
96 中図柄(抽選表示用図柄)
98 右図柄(抽選表示用図柄)
100 メイン制御基板(遊技制御部)
110,210 CPU
112,202 ROM
114,204 RAM
200 表示制御基板(表示制御部)
212 キャラクタジェネレータ
214 VDP

Claims (3)

  1. 遊技球が入賞可能な始動口と、
    前記始動口への遊技球の入賞に基づいて大当り判定用乱数を取得する乱数取得手段と、
    前記乱数取得手段により取得された大当り判定用乱数についての大当り判定を行う大当り判定手段と、
    前記乱数取得手段により取得された大当り判定用乱数についての前記大当り判定の結果に基づいて、図柄の変動が行われたのちに該変動している図柄が停止される図柄変動画像が表示される表示領域を有する表示手段と、
    前記乱数取得手段により取得された大当り判定用乱数を、所定個数まで保留可能な保留手段と、
    所定の変動条件が成立したことに基づいて前記表示領域にて前記図柄の変動を開始し、前記大当り判定用乱数についての前記大当り判定の結果が大当りであるときには、所定のリーチ画像を表示したのちに、前記図柄を停止して該大当り判定の結果が大当りである旨を示す大当り画像を表示しうる表示制御手段と、
    前記大当り判定手段による前記大当り判定において大当りであると判定されたことに基づいて、遊技者に有利な大当り遊技を実行する大当り遊技実行手段と、
    を備え、前記図柄変動画像が表示されている間に遊技球が前記始動口に入賞したことに基づいて前記大当り判定用乱数が取得された場合には、該図柄変動画像の表示が終了したのちに、該取得された大当り判定用乱数についての前記大当り判定に基づく図柄変動画像が表示される遊技機であって、
    前記表示制御手段は、
    一つの前記大当り判定用乱数についての前記大当り判定の結果を示しうる前記図柄変動画像を表示するに際し、前記リーチ画像が表示されるよりも前に複数組の図柄変動画像を前記表示領域にて同時に表示するとともに、該複数組の図柄変動画像のうち一組の図柄変動画像と、該一組の図柄変動画像とは異なる組の図柄変動画像とで形態を異ならせて表示しうる複数組図柄表示制御手段を有し、
    前記複数組図柄表示制御手段は、
    前記大当り判定の結果が大当りであるときには、前記複数組の図柄変動画像のうち少なくとも一組の図柄変動画像において前記大当り画像を表示し、
    前記大当り判定の結果がハズレであるときには、前記複数組の図柄変動画像の全てにおいて、前記所定のリーチ画像を表示することなく前記大当り判定の結果がハズレである旨を示すハズレ画像を表示しうるとともに、
    前記複数組の図柄変動画像のうち、前記大当り判定の結果がハズレである旨を示すハズレ画像が表示された図柄変動画像の領域に、当該図柄変動画像による大当たり判定結果の表示が終了したことを示す抽選終了画像を表示する
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記表示手段は、前記図柄変動画像を表示する表示領域として一の表示領域のみを有しており、
    前記複数組図柄表示制御手段は、前記複数組の図柄変動画像の全部を、前記一の表示領域に表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記表示制御手段は、
    前記一つの大当り判定用乱数についての前記大当り判定の結果が大当りである場合には、さらに、大当りであることを示す文字を、前記表示領域に表示する文字表示制御手段を有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
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