JP4353348B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示部を備え、遊技者に特典を付与可能な遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技機としてのパチンコ機やアレンジボール機等では、遊技球が始動口に入賞すると、液晶表示器の表示領域において図柄を変動し始める。そして変動を始めた後、当該変動を部分的に停止して例えば左図柄と右図柄を停止する。もし当該左図柄と右図柄との組み合わせがリーチ図柄(例えばゾロ目の図柄)になると、リーチとして静止画やアニメーション等の動画を表示したり、残りの変動では変動速度を変化させる等のような表示を行う。その後に中図柄を停止して左図柄,中図柄,右図柄の組み合わせが特定の組み合わせになると、「大当たり」として遊技者に大当たり遊技等の特典を与える。
【0003】
ところで、変動を行う表示領域が一つのときは、当該表示領域に表示される図柄しか遊技者は特典を期待する期待感を持って見ることができない。そこで従来のパチンコ機やアレンジボール機等では、表示領域を二以上の表示区域に分割し、それぞれの表示区域で図柄を変動していた。いずれかの表示区域で変動を停止した左図柄,中図柄,右図柄の組み合わせが特定の組み合わせになると大当たりになるので、見掛け上は遊技者の期待感を向上させ得る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の遊技機で行なっている図柄の変動は、分割した二以上の表示区域について同じ構成の図柄群を用いていた。そのため、せっかく二以上の表示区域に分割したとしても、全体としては一つの図柄の変動しか行なっていないので面白味が持てなかった。
本発明はこのような点に鑑みてなしたものであり、分割した二以上の表示区域にかかる図柄群の構成を異ならせることで多様な図柄の表示を実現し、表示部を見る楽しみを提供する遊技機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段1】
課題を解決するための手段1は、図柄を表示可能な表示部を備え、その表示部に表示する前記図柄が所定の表示態様を構成することを条件として遊技者に有利な遊技条件となる特典を与える遊技機において、前記表示部を二以上の表示区域に分割し、当該分割した各表示区域で前記図柄が前記所定の表示態様を構成可能に表示する分割表示手段と、二以上の図柄からなる図柄群について、構成を異ならせた二以上の図柄群を記録可能な図柄群記録手段と、前記図柄群記録手段に記録した二以上の図柄群のいずれかを用いて、かつ前記二以上の表示区域のうち一以上の表示区域に表示する図柄群と他の表示区域に表示する図柄群との構成を異ならせる図柄群表示手段とを有する遊技機である。ここで、解決手段1に記載した用語については以下のように解釈する。当該解釈は他の解決手段および発明の詳細な説明についても同様である。
(1)「図柄」は表示部で表示可能な全てのものを対象とする。例えば、文字(英数字や漢字等),記号,符号,図形(キャラクタ等),映像などからなる抽選表示用図柄(特別図柄,普通図柄等),装飾用図柄(前景図柄,背景図柄等)などが該当し、静止画であってもよく、アニメーション等の動画であってもよい。このような図柄について、二以上の図柄で一群を構成したのが「図柄群」である。当該図柄群を構成する要素としての図柄は、遊技中等における任意のタイミングで変化させてもよく、遊技中か否かにかかわらず不変としてもよい。
(2)「停止」には完全な停止している表示のみならず、一時的に停止している表示を含む。また「停止」には静止する表示のみならず、基準位置を中心として任意の方向に任意の距離範囲で動かす表示を含む。
(3)「表示部」は一の表示器(あるいは表示装置)について図柄を表示可能な表示領域のほぼ全部であってもよく、当該表示領域の一部であってもよい。さらには一の表示器に限らず、二以上の表示器で構成してもよい。
(4)「所定の表示態様」には、大当たり図柄等のような図柄の組み合わせや、単図柄が該当する。後述する「所定の表示態様の一部」には、リーチ図柄等のような図柄の組み合わせや、単図柄が該当する。
(5)「遊技者に有利な遊技条件となる特典」には、例えば図柄変動期間の短縮(以下「時短」と呼ぶ。)や時短回数,当たり確率の変更(以下「確率変動」と呼ぶ。),入賞に伴う払い出し個数の変更,所要のラウンド数で行う大当たり遊技,入賞装置やゲート等に備えた可動部(蓋,羽根,翼片等)の作動などのような諸態様、あるいはこれら二以上の要素を任意に組み合わせた態様が該当する。
(6)図柄群について「構成を異ならせる」とは、例えば図柄群の構成要素たる図柄にかかる形状,色彩,大きさ,背景等を異ならせたり、図柄群を構成する図柄の要素数,配列等を異ならせることを意味する。
【0006】
当該手段1によれば図1に模式的に示すように、図柄を表示可能な表示部8と、表示部8を分割した二以上の表示区域8a,8bでそれぞれ図柄が所定の表示態様を構成可能に表示する分割表示手段6aと、二以上の図柄からなる図柄群について構成を異ならせた二以上の図柄群6f,6gを記録可能な図柄群記録手段6cと、図柄群記録手段6cに記録した二以上の図柄群6f,6gのいずれかを用いてかつ二以上の表示区域8a,8bのうち一以上の表示区域に表示する図柄群と他の表示区域に表示する図柄群との構成を異ならせる図柄群表示手段6bとを備える。このうち表示部8や表示区域8a,8bに表示する図柄が所定の表示態様になる条件を満たすと遊技者2に特典を与える制御は、例えば遊技制御部4等が行う。分割表示手段6a,図柄群表示手段6b,図柄群記録手段6cの全部または一部は、表示部8で図柄を表示制御する表示制御部6の一手段である。
【0007】
分割表示手段6aが分割した二以上の表示区域8a,8bにおいて、図柄群表示手段6bは一以上の表示区域に表示する図柄群と他の表示区域に表示する図柄群との構成を異ならせる。そのため、少なくとも一以上の表示区域と他の表示区域とでは異なる態様で図柄が表示されるようになる。図1に示す例では表示区域8aに図柄群6fを用いて表示し、表示区域8bに図柄群6gを用いて表示し、図柄群6fと図柄群6gとでは色彩や要素数等が異なっている。したがって、多様な図柄の表示を実現することができるので、表示部8を見る楽しみを遊技者2等に与えることができる。
なお図1に示す例では表示部8を二つの表示区域8a,8bに分割しているが、三以上の表示区域に分割してもよい。また、図柄群記録手段6cには二つの図柄群6f,6gを記録しているが、三以上の図柄群を記録してもよい。さらに分割する表示区域の数や図柄群の数等は、遊技中等における任意のタイミングで変化させてもよく、遊技中か否かにかかわらず不変としてもよい。
【0008】
【課題を解決するための手段2】
課題を解決するための手段2は、図柄を表示可能な表示部を備え、その表示部に表示する前記図柄が所定の表示態様を構成することを条件として遊技者に有利な遊技条件となる特典を与える遊技機において、前記表示部を二以上の表示区域に分割し、当該分割した各表示区域で前記図柄が前記所定の表示態様を構成可能に表示する分割表示手段と、二以上の基準図柄からなる基準図柄群を記録可能な図柄群記録手段と、前記図柄群記録手段に記録した前記基準図柄群に基づいて、前記基準図柄群とは構成が異なる図柄群を生成する図柄群生成手段と、前記図柄群記録手段に記録した前記基準図柄群と前記図柄群生成手段が生成した図柄群とのうち少なくとも前記図柄群生成手段が生成した図柄群を用いて、かつ前記二以上の表示区域のうち一以上の表示区域に表示する図柄群と他の表示区域に表示する図柄群との構成を異ならせる図柄群表示手段とを有する遊技機である。表示部8や分割表示手段6a等については、上述した手段1と同様である。当該手段2では、さらに二以上の基準図柄からなる基準図柄群を記録可能な図柄群記録手段6cと、図柄群記録手段6cに記録した基準図柄群に基づいて当該基準図柄群とは構成が異なる図柄群を生成する図柄群生成手段6dと、図柄群記録手段6cに記録した基準図柄群と図柄群生成手段6dが生成した図柄群とのうち少なくとも図柄群生成手段6dが生成した図柄群を用いてかつ一以上の表示区域に表示する図柄群と他の表示区域に表示する図柄群との構成を異ならせる図柄群表示手段6bとを備える。図1に示す例において図柄群6gを基準図柄群とするとき、図柄群生成手段6dは図柄群6fを生成する。図柄群生成手段6dが生成した図柄群6fは図柄群記録手段6cに記録した図柄群6gと比べて色彩や要素数等を異ならせているので、多様な図柄の表示を実現することができる。よって、表示部8を見る楽しみを遊技者2等に与えることができる。
【0009】
【課題を解決するための手段3】
課題を解決するための手段3は、解決手段1または2の遊技機において、分割表示手段が二以上の表示区域に分割するとほぼ同時に、図柄群表示手段は二以上の表示区域のうち一以上の表示区域に表示する図柄群と他の表示区域に表示する図柄群との構成を異ならせる遊技機である。当該手段3によれば、分割表示手段6aが二以上の表示区域8a,8bに分割するとほぼ同時に、図柄群表示手段6bは二以上の表示区域8a,8bのうち一以上の表示区域に表示する図柄群と他の表示区域に表示する図柄群との構成を異ならせる。こうすれば分割とほぼ同時に図柄群の構成が異なるので、当該分割時以後には表示部8を見る楽しみを与えることができる。
【0010】
【課題を解決するための手段4】
課題を解決するための手段4は、解決手段1または2の遊技機において、いずれかの表示区域に表示する図柄が所定の表示態様の一部になることを条件として、図柄群表示手段は二以上の表示区域のうち一以上の表示区域に表示する図柄群と他の表示区域に表示する図柄群との構成を異ならせる遊技機である。当該手段4によれば、いずれかの表示区域に表示する図柄が所定の表示態様の一部(例えばリーチ図柄等)になることを条件として、図柄群表示手段6bは二以上の表示区域8a,8bのうち一以上の表示区域に表示する図柄群と他の表示区域に表示する図柄群との構成を異ならせる。二以上の表示区域8a,8bで表示する図柄群の構成が異なるのを見た者はリーチ等になったことが分かる。
【0011】
【課題を解決するための手段5】
課題を解決するための手段5は、解決手段1から4のいずれか1つの遊技機において、図柄群表示手段は、遊技者に有利な構成の図柄群と前記遊技者に不利な構成の図柄群とのうち一方または双方を用いて表示する一以上の表示区域を特定する遊技機である。ここで、解決手段5に記載した用語の「遊技者に有利な構成の図柄群」は、「遊技者に不利な構成の図柄群」と比べて相対的に遊技者が有利な遊技状態を得る可能性が高いものを意味する。奇数図柄のゾロ目になる条件が成立すると確率変動になるように構成した遊技機では、図1に示す例において奇数図柄のみからなる図柄群6fは奇数図柄の他に偶数図柄を含む図柄群6gに比べて確率変動になる可能性が高いという点で遊技者2に有利な構成の図柄群に該当する。当該解釈は他の解決手段および発明の詳細な説明についても同様である。
【0012】
当該手段5によれば、図柄群表示手段6bは特定した一以上の表示区域に、遊技者2に有利な構成の図柄群と遊技者2に不利な構成の図柄群とのうち一方または双方を用いて表示する。よって特定した一以上の表示区域には有利な構成の図柄群が表示されるか、あるいは不利な構成の図柄群が表示されるかを、遊技者2は期待感を持って見るようになる。
【0013】
【課題を解決するための手段6】
課題を解決するための手段6は、解決手段1から5のいずれか1つの遊技機において、図柄群表示手段は、二以上の表示区域のうち最終的に図柄を確定する表示区域を特定する遊技機である。当該手段6によれば、図柄群表示手段6bは二以上の表示区域8a,8bのうち最終的に図柄を確定する表示区域を特定する。図1の例に示す表示区域8aには奇数図柄のみからなる図柄群6fを表示し、同じく表示区域8bには奇数図柄と偶数図柄とからなる図柄群6gを表示する。この場合、例えば図柄群表示手段6bが特定した表示区域8aでは確率変動になる可能性が高まる。いずれの表示区域を特定するかによっては遊技者2が特典を得る可能性が変わるので、遊技者2の期待感を向上させることができる。
【0014】
【課題を解決するための手段7】
課題を解決するための手段7は、解決手段1から6のいずれか1つの遊技機において、図柄群表示手段は図柄を所定の表示態様で表示する一以上の表示区域を特定する。当該手段7によれば、図柄群表示手段6bは図柄を所定の表示態様で表示する一以上の表示区域を特定する。こうして特定した表示区域には所定の表示態様からなる図柄を確実に表示することができる。
【0015】
【課題を解決するための手段8】
課題を解決するための手段8は、解決手段1から7のいずれか1つの遊技機において、図柄群表示手段は図柄群を構成する図柄の個数を変化させることによって、一以上の表示区域に表示する図柄群と他の表示区域に表示する図柄群との構成を異ならせる。当該手段8によれば、図柄群表示手段6bは図柄群を構成する図柄の個数を変化させることによって、一以上の表示区域に表示する図柄群と他の表示区域に表示する図柄群との構成を異ならせる。例えば図柄群6gを表示区域8a,8bにそれぞれ表示し、その後に図1に示す例のように表示区域8aにのみ図柄群6fを表示する。こうすれば簡単な構成で二以上の表示区域8a,8bにかかる図柄群6f,6gの構成を異ならせることができ、多様な図柄の表示を実現できる。
【0016】
【課題を解決するための手段9】
課題を解決するための手段9は、解決手段1から8のいずれか1つの遊技機において、分割表示手段は第1条件が成立してから表示部を二以上の表示区域に分割する。ここで「第1条件」は遊技機の種類,日時,遊技状態等に応じて適切に設定可能な任意の条件であって、当該条件は遊技中において不変にしてもよく変化させてもよい。例えば図柄が所定の表示態様(リーチ等)になったことや、二以上の表示パターン(リーチパターンや変動パターン等)の中から特定の表示パターンを決定したこと、変動開始時から所定期間を経過したこと等が該当する。このことは第2条件等の他の条件についても同様である。第1条件や第2条件等は同一であってもよく、全部または一部が他と異なってもよい。
【0017】
当該手段9によれば、分割表示手段6aは第1条件が成立してから表示部8を二以上の表示区域に分割する。図1の例に示すように表示部8から分割された表示区域8a,8bを認識した者は、第1条件の成立が分かる。この第1条件の内容によっては、遊技者2は期待感を持ちながら遊技できる。
【0018】
【課題を解決するための手段10】
課題を解決するための手段10は、解決手段1から9のいずれか1つの遊技機において、第2条件が成立すると二以上の表示区域のうち一以上の表示区域を他の表示区域よりも相対的に大きく表示する拡大表示手段を有する。当該手段10によれば、拡大表示手段6eは第2条件が成立すると一以上の表示区域を他の表示区域よりも相対的に大きく表示する。拡大表示された表示区域を見た遊技者2は、当該表示区域内に表示する図柄が見やすくなる。図1に示す例では表示区域8bを表示区域8aと比べて相対的に大きく表示している。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔実施の形態1〕
実施の形態1は遊技機としてのパチンコ機に本発明を適用し、リーチに達する(所定の表示態様の一部を構成する)前に図柄群の構成を異ならせる例である。当該実施の形態1は、図2〜図9を参照しながら説明する。
【0020】
まず図2に示すパチンコ機10の遊技盤12上には、通過するパチンコ球を検出するゲートセンサ58を有するゲート32、パチンコ球が通過可能な通過口24,62、入賞したパチンコ球を検出する始動口センサ60を有する始動口30、ソレノイド54によって開閉可能な開閉蓋74を有する大入賞口34、後述するように特別図柄表示器22や保留球ランプ20,28等を複合的に有する複合装置14、その他に一般の入賞口や風車,障害釘などを適宜に配置している。
【0021】
遊技盤12の下方には、パチンコ機10に対して指示するための操作ボタン48(操作部)や、タバコの吸い殻等を入れる灰皿46、賞球を含むパチンコ球を一時的に貯留する下皿44、遊技者2が触れているか否かを検出するタッチセンサ42を備えたハンドル40、賞球の受皿である上皿38の内部に設けられて音(音声,効果音,音楽等を含む。)を出すスピーカ50などを備える。また、ガラス枠18(金枠)の開放を検出する枠開放センサ36や、パチンコ機10の遊技内容等に合わせて適切な位置に配置したランプ類16(例えば豆電球やLED等の発光体)を備える。さらに、上皿38の上方には球貸を指示する球貸スイッチ64や、プリペイドカードの返却を指示する返却スイッチ72等を備える。
【0022】
ところで遊技盤12に設けた通過口24には、普通図柄の表示が可能な普通図柄表示器26を備える。普通図柄表示器26は一個以上の発光体(例えば緑色や赤色等のように二色以上を発色可能なLED等)を有し、パチンコ球がゲート32を通過すると変動し始めて所要期間(例えば10秒間)を経過すると停止する。例えば発光体の点滅等によって普通図柄が特定の表示態様(具体的には特定のLEDが赤色で点灯する状態)になると、ソレノイド等によって下部始動口68の蓋を一定期間(具体的には4秒間)だけ開ける。
大入賞口34は上述した開閉蓋74の他に、パチンコ球が大入賞口開放期間(例えば20秒間)内に入賞すると大当たり遊技状態を所要回数(例えば16回)内で継続可能な特別領域としてのVゾーン56や、賞球を払い出すにとどまる通常領域等を有する。パチンコ球を各々検出するため、Vゾーン56にはVゾーンセンサ52を、通常領域には入賞センサ70をそれぞれ備える。また、大入賞口34の下方には入賞したパチンコ球を検出する始動口センサ66を備えた下部始動口68(始動口30と同等の機能)を設ける。始動口30や下部始動口68は、いずれもパチンコ球が入賞すると通常の入賞口と同様に賞球を払い出す。
【0023】
図3(A)において図2を部分的に拡大して示す複合装置14は、特別図柄の表示が可能な特別図柄表示器22、普通図柄の変動中にゲート32を通過したパチンコ球の個数を表示する保留球ランプ20、特別図柄の変動中に始動口30や下部始動口68に入賞したパチンコ球(すなわち保留球)の個数を表示する保留球ランプ28、通常の入賞口として天入賞口76(いわゆる天穴)等を有する。ここで、保留球ランプ28の表示によって認識可能なパチンコ球の個数を「保留球数」と呼ぶ。保留球ランプ20,28は、それぞれが一個以上の発光体(例えば4個のLED)からなる。
【0024】
特別図柄表示器22には例えば液晶表示器を用い、文字,記号,符号,図形,映像などの図柄からなる特別図柄(抽選表示用図柄)や背景図柄(装飾用図柄)等を表示する。特別図柄表示器22の表示画面82には一以上の表示部8を同時または非同時に表示可能とし、所定のタイミングに達すると表示部8を二以上の分割画面を表示可能に構成する。例えば、通常状態では表示画面82のほぼ全部を表示部8とし、所定のタイミングに達すると表示部8を二以上の分割画面に分割する態様が該当する。分割した分割画面ではそれぞれが図柄の変動を可能に構成し、さらに全部の分割画面で同期して同一の表示パターンに基づいて図柄を表示したり、全部の分割画面で異なる場合を含めて一以上の分割画面で他の分割画面とは異なる表示パターンに基づいて図柄を表示可能に構成する。そして、いずれかの分割画面で大当たり図柄(所定の表示態様;例えば図柄の組み合わせ「777」等)になると大当たり遊技等のように遊技者2に有利な遊技条件となる特典を与えるように構成する。
【0025】
ここで表示部8や分割画面78,80でそれぞれ行う図柄の表示(すなわち図柄の変動や図柄の停止等)には、図3(B)に示す例のようにそれぞれが数字図柄の組み合わせからなる10個の特別図柄(単図柄)によって構成した図柄群84,86,88を用いる。図柄群84は左図柄84a,中図柄84b,右図柄84cからなり、図柄群86は左図柄86a,中図柄86b,右図柄86cからなり、図柄群88は左図柄88a,中図柄88b,右図柄88cからなる。図3(B)に示す図柄群84,86,88は要素数,色彩,配列等を異ならせているが、図柄の形状,大きさ,背景等を異ならせてもよい。どのように異ならせるかは、パチンコ機10の種類や遊技内容等によって任意である。なお図柄群84,86,88を構成する図柄は数字図柄に限らず、文字,記号,符号,図形(キャラクタ等)などからなる図柄であってもよい。
【0026】
次に、パチンコ機10によるパチンコ遊技を実現するメイン制御基板100と、そのメイン制御基板100から送られた表示指令(例えば変動停止時の図柄や表示パターン等を含む信号)を受けて特別図柄表示器22に図柄を表示する表示制御基板200とについて、これらの一構成例を示した図4を参照しながら説明する。これらのメイン制御基板100および表示制御基板200は、いずれも例えばパチンコ機10の背面側に設ける。
【0027】
遊技制御部4に相当するメイン制御基板100はCPU(プロセッサ)110を中心に構成し、遊技制御プログラム,所要のデータ(例えば大当たり値等)などを格納するROM112、各種乱数や信号等のデータを一時的に格納するRAM114、各種の入力装置から送られた信号を受けてメイン制御基板100内で処理可能なデータ形式に変換する入力処理回路102、CPU110から送られた作動データを受けて各種の出力装置(例えばソレノイド54等)を作動させる出力処理回路104、CPU110から送られた表示データを受けて発光体の表示(点灯や点滅を含む。)を制御する表示制御回路106、表示制御基板200や枠制御基板300等に所要の信号を送る通信制御回路116等を有する。これらの構成要素は、いずれもバス118に互いに結合する。
【0028】
CPU110はROM112に格納した遊技制御プログラムを実行してパチンコ機10による遊技を実現するが、当該遊技制御プログラムには後述する始動口処理等の手続きを実現するためのプログラムをも含む。ROM112にはEPROMを用い、RAM114にはSRAMを用いるが、他種のメモリ(EEPROM,DRAM,フラッシュメモリ等)を任意に用いてもよい。入力処理回路102が検出信号等を受ける入力装置には、例えば始動口センサ60,66や、ゲートセンサ58、入賞センサ(Vゾーンセンサ52等)、操作ボタン48、他のセンサ(枠開放センサ36,タッチセンサ42等)等が該当する。出力処理回路104が信号を出力する出力装置には、例えばソレノイド54等が該当する。表示制御回路106が表示制御する発光体としては、例えばランプ類16や保留球ランプ20,28、普通図柄表示器26等が該当する。通信制御回路116は、必要に応じてホールコンピュータ等にも所要のデータを伝達可能である。
【0029】
次に、表示制御部6に相当する表示制御基板200はCPU210を中心に構成し、表示制御プログラムや表示データ(例えば表示パターンや表示指令に対応する表示情報等)などを格納するROM202、表示指令,表示情報等のデータや入出力信号を一時的に格納するRAM204、メイン制御基板100から送られたデータを受信してCPU210やRAM204等に送る通信制御回路206、所要の図柄を予め記憶しておき表示指令等を受けると生成するキャラクタジェネレータ212、CPU210から送られた表示情報を受けて特別図柄表示器22に加工した図柄を表示するVDP(Video Display Processor)214等を有する。これらの構成要素は、いずれもバス208に互いに結合する。なお、ROM202やキャラクタジェネレータ212には図柄群84,86,88{図3(B)を参照}等に関するデータを記憶可能な点で図柄群記録手段6cに相当する。また、ROM202等には二または四以上の図柄群を記憶させてもよい。
【0030】
CPU210はROM202に格納した表示制御プログラムを実行して特別図柄表示器22に図柄を表示する。ROM202にはEPROMを用い、RAM204にはDRAMを用いるが、上述した他種のメモリを用いてもよい。通信制御回路206は、必要に応じてホールコンピュータ等にも所要のデータを伝達可能である。キャラクタジェネレータ212が生成する図柄データとしては、例えば文字(英数字や漢字等),図柄(抽選表示用図柄や装飾用図柄等),静止画,動画(アニメーション等),映像などが該当する。VRAMやパレットRAM等を有するVDP214は、表示情報を受けてキャラクタジェネレータ212が生成した図柄データを読み込み、配色指定及びスプライト処理等の画像編集を行なってVRAMやパレットRAMに図柄データを展開した上で、最終的に映像信号や同期信号等を特別図柄表示器22に出力する。スプライト処理を実行して実現するスプライト機能によって、表示部8を二以上の分割画面に分割したり、分割画面の数を増減したり、一以上の分割画面と他の分割画面とで異なる図柄群を用いた図柄の表示(図柄の変動や図柄の停止等)を行うなどを容易に実現できる。
【0031】
なお、メイン制御基板100から送られた指令信号を受けて各種装置の作動を制御する枠制御基板(賞球制御基板)300や他の基板等については、本発明の要旨と関連しないために具体的な構成の図示や説明を省略する。上記各種装置としては、例えばハンドル40が操作されるとパチンコ球を発射する発射装置や、球貸しや賞球のためにパチンコ球の払い出しを行う払出装置などが該当する。
【0032】
上述のように構成したパチンコ機10において、本発明を実現するためにメイン制御基板100で行う手続きについて図5〜図7を参照しながら説明する。ここで図5には始動口30に対するパチンコ球の入賞判別を実現する始動口処理の手続きを、図6,図7には表示部8を二以上の分割画面に分割するとともに図柄の変動と停止を実現する変動停止処理の手続きをそれぞれフローチャートで示す。始動口処理は図4に示すメイン制御基板100のROM112に格納している遊技制御プログラムをCPU110が適当なタイミングで実行することで実現し、変動停止処理は表示制御基板200のROM202に格納している表示制御プログラムをCPU210が適当なタイミングで実行することで実現する。
なお、説明を簡単にするために次の制限を付ける。第1に、始動口30と下部始動口68は同等に機能するので、始動口30を例に説明する。第2に、実際のパチンコ機では変動中に始動口30にパチンコ球が入賞すると、所定個数(例えば4個)を上限として次回の変動を一時的に保留して保留球ランプ28を点灯し、今回の変動を終えた後に保留球数の範囲内で続けて次回以降の変動を行う。よって保留球数が0個(保留球ランプ28が全て消灯の状態)のときであって始動口30に1個のパチンコ球が入賞したときを想定して説明する。
【0033】
図5において遊技制御部4の一部を具体化した手続きに相当する始動口処理では、まず始動口30にパチンコ球が入賞したか否かを判別する〔ステップS10〕。例えば図2,図4に示す始動口センサ60からの検出信号があれば入賞した(YES)と判別し、当該検出信号がなければ入賞していない(NO)と判別する。もし始動口30にパチンコ球が入賞すると(YES)、図柄の変動を行うか否かを判別する〔ステップS12〕。例えば、現在の遊技状態が変動中または大当たり遊技中であるか否かによって判別する。
もし図柄の変動を行う場合には(NO)、各種乱数を読み込んでRAM114に記憶するとともに表示パターン,画面分割の有無,分割画面の数等を決定する〔ステップS14〕。例えば、読み込んだ図柄表示用乱数RCに基づいてROM112等に記憶した所定のテーブルを参照して二以上の表示パターンの中から一以上の表示パターンを決定したり、ROM112に記憶した所要のデータに基づいて画面分割を「有」に決定したり、分割画面の数を「2」に決定する。
【0034】
ここで各種乱数としては、例えば大当たりか否かを決定するための大当たり判定用乱数RAや、その大当たり判定用乱数RAによって大当たりと決定したときに特別図柄表示器22に表示する大当たり図柄(所定の図柄表示態様)を特定するための大当たり図柄用乱数RB、変動を始めてから停止するまでの表示パターンを特定するための図柄表示用乱数RC、分割して表示する分割画面の数や増減パターン等を決定するための分割表示用乱数RD等が該当する。
また「表示パターン」とは図柄の変動を実現する変動パターンやリーチパターン等を含めて特別図柄表示器22に表示する順序を意味し、例えば図4のROM202やRAM204等の記録手段に二以上を予め記憶(記録)しておく。当該記録手段に記憶しておく表示パターンの構成内容やパターン数等は不変としてもよく、任意のタイミングで増減したり内容を変化させてもよい。二以上の表示部や二以上の分割画面で図柄の変動を実現する場合には変動速度や変動方向,停止時期や順番等をも別個に決定してもよい。図柄の変動には、リールの回転を模した通常変動や、画面上の所定位置を中心に任意方向に任意距離だけ揺れ動かす態様の正逆変動、二以上の変動を同期させて行う同期変動、全ての変動を同期させて行う全図柄同期変動などがある。どの変動を行うかは任意であり、遊技状態等に応じて表示パターンを決定すると遊技者2に期待感を持たせることができる。
【0035】
ステップS14で記憶した各種乱数に基づいて、途中で行い得るリーチ表示を含み変動を始めてから停止するまでの図柄の変動を特別図柄表示器22で実現するために変動停止処理を実行する〔ステップS16〕。
この変動停止処理は表示制御部6の一部を具体化した手続きであって、結合子J1,J2,J3,J4を介してそれぞれ処理が継続する図6,図7を参照しながら説明する。ここで、図6のステップS36,S42は分割表示手段6aの一部を具体化した処理に相当し、図6のステップS30,S38,S44,S58は図柄群表示手段6bの一部を具体化した処理に相当し、図7のステップS48は拡大表示手段6eの一部を具体化した処理に相当する。
【0036】
図6においてメイン制御基板100から表示制御基板200に1回以上適時に送られた所要の表示指令に基づいて実現される変動停止処理では、まずステップS14で決定した表示パターンや表示部の数等を表示制御基板200に表示指令を送って、当該表示指令に含む表示パターンに基づいて図柄群を特定して図柄の変動を開始する〔ステップS30〕。通常はROM202等に予め記憶した二以上の図柄群の中から一の図柄群(例えば左図柄,中図柄,右図柄からなる)を特定し、表示画面82のほぼ全部を表示部8として変動を始める。一の図柄群を特定する方法は任意であるが、例えば各図柄群にそれぞれ固有の符号(数値等)を設定した上で分割表示用乱数RD等と一致する図柄群を特定する。
【0037】
その後、図5のステップS14で決定した表示パターンが特定の表示パターンであるときは(ステップS32のYES)、ステップS30で図柄を変動し始めてから所定期間(一定でも不定でもよい。例えば10秒間)を経過するまで待機した後〔ステップS34〕、第1条件が成立したとして図5のステップS14で決定した分割画面の数に対応して表示画面82(表示部8)を分割する〔ステップS36〕。図3(A)に示す例の表示画面82では広さが不均一な分割画面78,80に分割しているが、ほぼ均一な広さで分割してもよい。なお、本例では二つの分割画面78,80に分割しているが、三以上の分割画面に分割してもよく、遊技中において分割画面の数を変化させてもよい。
【0038】
表示画面82を分割した後は、二以上の分割画面についてそれぞれ図柄群を特定し、当該特定した図柄群を用いて各分割画面でそれぞれ図柄の変動を続ける〔ステップS38〕。特定する図柄群には、遊技者2に有利な構成の図柄群と遊技者2に不利な構成の図柄群とのうち一方または双方がある。また図柄群を特定する方法は、上述したステップS30の場合と同様である。例えば、各分割画面についてそれぞれ乱数等に基づいて図柄群を特定してもよく、図柄群の組み合わせにそれぞれ固有の符号を設定した上で乱数等と一致する図柄群の組み合わせを特定して各分割画面に割り当ててもよい。さらに図柄変動を継続する場合には、表示する図柄群を切り換えて図柄群を異ならせる形態に限らず、図柄群の構成要素を変化させることによって図柄群を異ならせる形態としてもよい。
そして、いずれかの分割画面でリーチ図柄が表示されると(所定の表示態様の一部を構成し、第2条件が成立;ステップS40のYES)、図7に移って一以上の分割画面を他の分割画面よりも相対的に大きく表示する〔ステップS48〕。例えば二つの分割画面78,80の例では、分割画面78を分割画面80よりも相対的に大きく表示する(例えば図9(B)を参照)。拡大表示された分割画面を見た遊技者2は、図柄の表示等が見やすくなる。
【0039】
ステップS40でリーチに達しない場合(NO)や、ステップS48において分割画面を拡大表示した後には、全部または一部の分割画面について変動を停止して図柄の停止表示を行う〔ステップS50〕。分割画面ごとに変動を行えば、見掛け上は変動の数だけ抽選が行われているように遊技者2は認識する。特に表示パターンと大当たりとが関係する場合には、遊技者2は特典を獲得する期待感をもって特別図柄表示器22を見るようになる。特にステップS48を実行して一部の分割画面が拡大表示されている場合には、当該分割画面で変動を停止すると見掛け上の抽選結果を容易に認識できる。
そして、ステップS50において外れ図柄(所定の表示態様以外の表示態様を構成)が表示されると(ステップS52のNO)、拡大表示している分割画面がある場合には元の大きさに戻す〔ステップS54〕。
【0040】
上述したステップS40からステップS54までの処理は、分割した全ての分割画面で見掛け上の抽選を終了(図柄の変動停止)するまで繰り返し実行する〔ステップS56〕。こうして全ての分割画面で抽選を終了すると(ステップS56のYES)、二以上の分割画面のうち図柄を確定する一以上の分割画面を特定し〔ステップS58〕、当該特定した分割画面を単一画面表示とした上で〔ステップS60〕、変動停止処理を終了する。図柄を確定する分割画面を特定する方法は任意であるが、例えば図柄表示用乱数RC等に基づいてどの分割画面にするかを特定する方法が該当する。また単一画面の表示は、分割していた分割画面をそのまま表示してもよく、画面分割とは無関係の図柄(例えば大当たり表示,外れ表示,遊技情報等)を表示してもよい。
一方、ステップS52において分割した二以上の分割画面のうち一以上の分割画面で大当たり図柄(所定の表示態様を構成)になると(YES)、当該大当たり図柄を表示する一以上の分割画面を特定し〔ステップS58〕、当該特定した分割画面を単一画面表示とした上で〔ステップS60〕、変動停止処理を終了する。図6に戻って、図5のステップS14で決定した表示パターンが特定の表示パターンでないときは(ステップS32のNO)、外れ図柄で変動を停止した後〔ステップS46〕、そのまま変動停止処理を終了する。
【0041】
図5に戻ってステップS16の変動停止処理を終えると、大当たりか否かを判別する〔ステップS18〕。外来ノイズ等の影響を受けにくく信頼性が高いパチンコ機10の場合では、上述した大当たり判定用乱数RAに基づいて大当たりか否かを判別する。もし、大当たりと判別したときは(YES)、賞球を得る機会を遊技者2に与えるために大当たり処理を実行する〔ステップS20〕。
大当たり処理は、例えば大入賞口34の開閉蓋74を一定期間(具体的には30秒間)だけ開放し、当該大入賞口34等に入賞したパチンコ球の数に応じて賞球を払い出す等のような大当たり遊技を実現する。当該大当たり処理の具体的な手続きについては周知であるので、その説明および図示を省略する。一方、ステップS10の判別で始動口30にパチンコ球が入賞していない場合(NO)や、ステップS12の判別で図柄の変動を行わない場合(YES)、あるいはステップS18の判別で外れたならば(NO)、そのまま始動口処理を終了する。
【0042】
なお、必要に応じて特別図柄表示器22に停止して表示された特別図柄が大当たり図柄と一致するか否かによって大当たりか否かを判別してもよく、ステップS18自体を実行せずにステップS20の大当たり処理を実行してもよい。また大当たり処理の前後には、必要に応じて次回以降の抽選で大当たり図柄になる期待度(確率)を変える確率変動処理を実行してもよい。こうすれば、次回以降の大当たりを期待する遊技者2の期待感を向上させることができる。
【0043】
次に、図5〜図7に示す各処理を実行して特別図柄表示器22で抽選を行う一例について図8,図9を参照しながら説明する。図8,図9に示す表示例は大当たりになるケースの一例であって、他の大当たりになるケースや数多く発生する外れになるケースについては図示と説明を省略する。なお、二以上の分割画面でそれぞれ行う抽選表示は見掛け上のものである。また図柄変動の停止は、再変動を行う表示パターンを含めて最終的に停止した状態を示す。
【0044】
まず初期状態(電源投入時やリセット時等)における特別図柄表示器22の画面は、図8(A)に示す例のように表示画面82のほぼ全部を表示部8とする。パチンコ球が始動口30に入賞すると、図柄群84を特定し{図3(B)を参照}、表示画面82では当該特定した図柄群84を用いて左図柄変動90,中図柄変動92,右図柄変動94を始める{図6のステップS30}。左図柄変動90には左図柄84aを用い、中図柄変動92には中図柄84bを用い、右図柄変動94には右図柄84cを用いている。これらの図柄変動の変動方向はそれぞれ任意であるが、図8(A)に示す例では画面下方向(矢印D2方向)に向かってそれぞれ変動している。
【0045】
表示画面82で図柄変動を始めた後、特定の表示パターンであって変動開始から所定期間を経過すると{図6のステップS32,S34でともにYES}、表示画面82を分割し{図6のステップS36}、構成が異なる図柄群84,86を特定し{図3(B)を参照}、表示画面82では当該特定した図柄群84,86を用いて各分割画面においてそれぞれ左図柄変動90,中図柄変動92,右図柄変動94を続ける{図6のステップS38}。
図8(B)に示す例では表示画面82を二つの分割画面78,80に分割し、分割画面78では遊技者2に有利な構成の図柄群86を用いた図柄変動を行い、分割画面80では遊技者2に不利な構成の図柄群84を用いた図柄変動を行なっている。なお図8(B)〜図9(C)では図柄群の識別を容易にするために、白抜き輪郭線の数字図柄を図柄群84とし、灰色または黒塗りの数字図柄を図柄群86としている。また背景図柄は図示していないが、図柄群84,86ごとに異なる背景図柄を表示してもよく、分割画面78,80について同一の背景図柄や連続する背景図柄を表示してもよい。
【0046】
異なる図柄群を用いた図柄変動を行なってしばらくすると、一方の分割画面80において図柄変動を停止する{図7のステップS50}。図8(C)に示す例では、左図柄84aが図柄「8」になり、中図柄84bが図柄「5」になり、右図柄84cが図柄「9」になっている。この例における図柄の組み合わせ「859」は外れ図柄に該当し{図7のステップS52でNO}、分割画面78では抽選を終了せずに未だ図柄の変動を継続する{図7のステップS56でNO}。
なお、図8(C)に示す例では左図柄84a,右図柄84cと中図柄84bとで図柄の大きさと上下位置を異ならせているが、ほぼ同じ大きさで表示したり、上下位置を揃えて表示してもよい。
【0047】
そして、分割画面78で図9(A)に示す例のように左図柄86a,右図柄86cがともに図柄「5」になると、図柄の組み合わせ「5x5」(xは変動中を意味し、以下同様である。)はリーチ図柄に該当するので{図6のステップS40でYES}、リーチに達した分割画面78を他の分割画面80に比べて相対的に大きく表示する{図7のステップS48}。図9(B)に示す例では分割画面78を表示画面82のほぼ全部に表示しており、遊技者2にリーチを報知するために「確変リーチ」の文字を有する報知図柄96aを併せて表示している。よって、遊技者2は分割画面が大きく表示されるのを見ると、確率変動にかかるリーチに達したことを容易に知ることができる。
【0048】
その後には当該分割画面78にかかる表示パターンで中図柄変動92を継続し、図9(C)の例に示すように中図柄変動92を終えて中図柄86bが図柄「5」になることがある{図6のステップS50}。この場合は、左図柄86a,中図柄86b,右図柄86cの組み合わせ「555」は大当たり図柄に該当するので{図7のステップS52でYES}、図柄を確定する分割画面を分割画面78に特定し{図7のステップS58}、当該分割画面78を単一画面で表示する{図7のステップS60}。図9(C)に示す例では図柄の組み合わせ「555」とともに、大当たりを遊技者2に報知するために「大当り」の文字を有する報知図柄96bを併せて分割画面78(表示画面82)に表示している。こうして大当たりになったので、遊技者2に特典を与えるべく大当たり遊技を実行する{図5のステップS18,S20}。
なお本例では表示画面82のほぼ全部に分割画面78を拡大表示していたので、ステップS60において単一画面で分割画面78を表示してもほとんど変化が見られない。ステップS60で変化が見られるのは、分割画面78等を表示画面82の一部に表示していた場合である。単一画面表示により図柄が大きく表示されるので、遊技者2は大当たりに達したことを容易に認識できる。
【0049】
上述した実施の形態1によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)表示画面82(表示部8)を分割画面78,80(二以上の表示区域8a,8b)に分割し{分割表示手段6a;図6のステップS36を参照}、一以上の分割画面78に図柄変動等で表示する図柄群86と他の分割画面80に図柄変動等で表示する図柄群84との構成を異ならせた{図柄群表示手段6b;図6のステップS38,図3(B),図8,図9を参照}。よって二以上の図柄群を用いて図柄変動を行うという多様な図柄の表示を実現することができるので、表示画面82を見る楽しみを遊技者2等に与えることができる。
特に特別図柄表示器22を備えたパチンコ機10(遊技機)においては、遊技者2は遊技中に表示の内容に注目しているため、図柄群の構成を異ならせるのは効果的である。上述した図柄群の構成の他に、通常状態とリーチ状態とで図柄群の構成を異ならせたり、特別図柄(抽選表示用図柄),キャラクタや背景(装飾用図柄)の大きさ,形状,色彩等を通常状態とリーチ状態とで異ならせるのが特に有効である。さらに音,振動,作動等のような演出をも異ならせると、表示画面82を見ていなくても特定の遊技状態に達したことが分かる。
【0050】
(2)分割画面78,80に分割するとほぼ同時に、分割画面78に表示する図柄群と分割画面80に表示する図柄群との構成を異ならせた{図柄群表示手段6b;図6のステップS36,S38を参照}。分割とほぼ同時に図柄群の構成が異なるので、分割時以後には表示画面82を見る楽しみを与えることができる。
(3)特定した一以上の分割画面(例えば分割画面78)には、遊技者2に有利な構成の図柄群84と遊技者2に不利な構成の図柄群86とのうち一方または双方を用いて表示する構成とした{図柄群表示手段6b;図6のステップS38,図8,図9を参照}。よって特定した分割画面には有利な構成の図柄群86が表示されるか、あるいは不利な構成の図柄群84が表示されるかを、遊技者2は期待感を持って見るようになる。
【0051】
(4)分割画面78,80のうち最終的に図柄を確定する分割画面を特定する構成とした{図柄群表示手段6b;図7のステップS58,図9を参照}。図9(C)に示す例では分割画面78を特定している。いずれの分割画面を特定するかによっては遊技者2が特典を得る可能性が変わるので、遊技者2の期待感を向上させることができる。なお図柄を確定する分割画面の特定は、図柄の変動開始前(例えば図5のステップS14等)で行なっても同様の効果が得られる。
(5)大当たり図柄(所定の表示態様)を表示する一以上の分割画面を特定する構成とした{図柄群表示手段6b;図7のステップS58,図9を参照}。図9(C)に示す例では分割画面78を特定している。こうして特定した分割画面78には大当たり図柄を確実に表示することができる。なお大当たり図柄を表示する分割画面の特定は、図柄の変動開始前(例えば図5のステップS14等)で行なっても同様の効果が得られる。
【0052】
(6)乱数等に基づいて決定した表示パターンが特定の表示パターンであり(図6のステップS32でYES)、かつ変動開始時から所定期間を経過して初めて(図6のステップS34でYES)、第1条件が成立したとして表示画面82を二以上の分割画面に分割した{図6のステップS38}。よって、表示画面82の分割が行われたのを見た遊技者2は第1条件の成立が分かる。この第1条件の内容によっては(例えばリーチ)、遊技者2は期待感を持ちながら遊技できる。なお、特定の表示パターンであるときにのみ(図6のステップS32でYES)、あるいは変動開始時から所定期間を経過したときにのみ(図6のステップS34でYES)、画面分割を行うように構成してもよい。こうすれば画面分割の機会が増えるので、特別図柄表示器22を見る楽しみが増える。
(7)いずれかの分割画面にリーチ図柄が表示されると(第2条件の成立)、リーチ図柄が表示された分割画面を他の分割画面よりも相対的に大きく表示した{図6のステップS40,図7のステップS48,図9を参照}。拡大表示された分割画面を見た遊技者2は、当該分割画面内に表示する図柄が見やすくなる。
(8)上記実施の形態1では図柄群を切り換えることによって一以上の分割画面に表示する図柄群と他の分割画面に表示する図柄群との構成を異ならせた{図6のステップS38}。この形態に代えて、図柄群の構成要素(例えば図柄の個数等)を変化させることによって、一以上の分割画面に表示する図柄群と他の分割画面に表示する図柄群との構成を異ならせてもよい。こうすれば簡単な構成で分割画面78,80にかかる図柄群84,86の構成を異ならせることができ、多様な図柄の表示を実現できるので面白味が増す。
【0053】
〔実施の形態2〕
実施の形態2は実施の形態1と同様にパチンコ機に本発明を適用し、リーチに達した後に図柄群の構成を異ならせる例である。当該実施の形態2は、図6,図7,図10等を参照しながら説明する。なおパチンコ機10の構成等は実施の形態1と同様であるので、図示および説明を簡単にするために実施の形態2では実施の形態1と異なる点について説明する。よって実施の形態1で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
リーチ以後に図柄群の構成を異ならせる例としては、リーチ前に表示画面82を分割してリーチ以後に図柄群の構成を異ならせるケースAと、リーチ以後に表示画面82を分割するとともに図柄群の構成を異ならせるケースBとがある。
【0054】
ケースAでは、図6においてステップS38に代えてステップS44を実行することによって実現できる。例えば、表示パターンが特定の表示パターンであってかつ図柄を変動し始めてから所定期間を経過すると、まず表示画面82を分割画面78,80に分割する〔ステップS36〕。図10(A)に示す例では、分割画面78,80で同じ図柄群84を用いてそれぞれ図柄変動を行なっている。その後、いずれかの分割画面に表示する図柄がリーチ図柄になった以後において、各分割画面で表示する図柄群の構成を異ならせる〔ステップS44〕。図9(A)に示す例では、分割画面78では図柄群86を用いて図柄変動を行い、分割画面80では図柄群84を用いて図柄変動を行なっている。
【0055】
一方、ケースBでは図6においてステップS36,S38に代えてステップS42,S44を実行することによって実現できる。例えば、いずれかの分割画面に表示する図柄がリーチ図柄になった以後に、表示画面82を分割画面78,80に分割し〔ステップS42〕、各分割画面で表示する図柄群の構成を異ならせる〔ステップS44〕。図10(B)に示す例のように図柄の組み合わせ「7x7」でリーチになると、図10(C)に示す例のように表示画面82を分割画面78,80に分割して分割画面78では図柄群86を用いて図柄変動を行うとともに分割画面80では図柄群84を用いて図柄変動を行う。その後、図11に示すように左図柄84a,中図柄84b,右図柄84cの組み合わせが「777」で大当たり図柄になると(図5のステップS18でYES)、遊技者2に特典を与えるべく大当たり遊技を実行する(図5のステップS20)。
【0056】
上述した実施の形態2によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)いずれかの分割画面78,80に表示する図柄がリーチ図柄になることを条件として、分割画面78に表示する図柄群と分割画面80に表示する図柄群との構成を異ならせた{図6のステップS40,S42,S44;分割表示手段6a}。分割画面78,80で表示する図柄群の構成が異なるのを見た者は、リーチになったことが分かる。
(2)その他の要件や構成については実施の形態1と同様であるので、当該実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
【0057】
〔実施の形態3〕
実施の形態3は実施の形態1と同様にパチンコ機に本発明を適用し、リーチの前後にかかわらず図柄群を生成することによって二以上の図柄群にかかる構成を異ならせる例である。当該実施の形態3は、図12,図7,図13等を参照しながら説明する。なおパチンコ機10の構成等は実施の形態1と同様であるので、図示および説明を簡単にするために実施の形態3では実施の形態1と異なる点について説明する。よって実施の形態1で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
実施の形態3は最小限の基準的な図柄(基準図柄)に基づいて表示に必要な図柄群を生成する点で、予めROM202等に記憶した図柄群の中から選択して表示する実施の形態1と異なっている。
【0058】
図12に示す変動停止処理が図6に示す変動停止処理と異なるのは、表示画面82を分割画面78,80に分割する以後に(ステップS36,S42)、ROM202等に記憶した基準図柄の図柄群(基準図柄群)に基づいて当該基準図柄群とは構成が異なる図柄群を生成し、基準図柄群と生成した図柄群とのうち一方または双方を用いて各分割画面でそれぞれ図柄の変動を続ける点である〔ステップS39,S45〕。図柄群の生成は毎回行なってもよく、一度生成した図柄群はRAM204等に記憶させておいてもよい。また、図柄群の構成をどのようにするかは任意であって、一定の規則(例えば奇数のみや偶数のみ等)に従って構成してもよく、乱数等に基づいてランダムに図柄を抽出して構成してもよい。
【0059】
例えば図3(B)の例に示す図柄群84を基準図柄群とすると、左図柄84a,中図柄84b,右図柄84c(「0」から「9」までの各数字図柄)は基準図柄となる。各数字図柄にはそれぞれ固有の指標(001,002,…等)を付しておくと、生成にあたって抽出が行いやすくなる。このように構成した図柄群84に基づいて、図柄群86,88や図13の例に示す図柄群500,502,504などを生成する。
生成する図柄群は基準図柄群を構成する図柄(上記の例では数字図柄)を構成要素とするものの、当該図柄の要素数,色彩,配列,形状,大きさ,背景等を変化させるのは任意である。ちなみに図柄群84と比較して、本例における図柄群500は中図柄と右図柄が入れ替わるとともに色彩が異なり、図柄群502は要素数が減って偶数図柄のみからなり、図柄群504は要素数が減って偶数図柄と色彩が異なる図柄「7」とからなる。この形態を実現した場合でも、実施の形態1と同様に図8,図9に示す表示が可能である。
【0060】
上述した実施の形態3によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)基準図柄群とは構成が異なる図柄群を生成し、基準図柄群と生成した図柄群とのうち少なくとも当該生成した図柄群を用いて分割画面78,80に表示する図柄群の構成を異ならせた{図12のステップS39,S45}。このように基準図柄群と生成した図柄群、あるいは生成した図柄群で互いに構成が異なるものを用いて図柄変動を行うと、多様な図柄の表示を実現することができる。よって、表示画面82を見る楽しみを遊技者2等に与えることができる。
なお図柄群502を用いた場合には特定の図柄「7」のみが他の図柄と異なっているので、当該特定の図柄と特典(例えば確率変動や大当たり遊技等)とを関連させると遊技者2は期待感を持って見るようになる。
(2)その他の要件や構成については実施の形態1と同様であるので、当該実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
【0061】
〔他の実施の形態〕
上述したパチンコ機10(遊技機)において、他の部分の構造,形状,大きさ,配置および動作条件等については、上記各実施の形態に限定されるものでない。例えば、上記各実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
(1)上記各実施の形態では、パチンコ機10に本発明を適用した。この形態に代えて、パチンコ機以外の他の遊技機(例えばスロットマシン,アレンジボール機,雀球遊技機,テレビゲーム機等)であって表示部と遊技制御部とを備えた遊技機にも同様に本発明を適用することができる。当該他の遊技機であっても図柄群の構成を異ならせることによって多様な図柄の表示を実現することができるので、表示部8を見る楽しみを遊技者2等に与えることができる。
【0062】
(2)ステップS30,S38において二以上の分割画面についてそれぞれ図柄群を特定する際には、以下に示す各形態を任意に実現してもよい。
(2a)表示部8や一の分割画面にかかる図柄の変動について、二以上の図柄群を用いて図柄の変動を行うように構成する。例えば図1に示す図柄群6f,6gを用いて図柄の変動を行う場合には、始めに図柄群6fを用いて図柄の変動を行い、その後に図柄群6gを用いて図柄の変動を行う形態が該当する。こうすれば、二以上の図柄群をどのように組み合わせるかによって図柄の変動等を多様にすることが可能になる。
(2b)図柄の変動に用いる図柄群の数を乱数等によって決定する。こうすれば図柄の変動形態がランダムに変化してゆくので、面白い表示になる。
(2c)特定した図柄群や乱数等に応じて、ランプ類16等を点灯する点灯パターンを異ならせたり、スピーカ50から出す音を異ならせたり、ハンドル40を振動させたり、キャラクタ体等のような可動体を全体または部分的に動かす構成としてもよい。こうすれば特別図柄表示器22の表示だけでなく、他の表示器による表示や、音、振動による面白味が加重される。
【0063】
(2d)ROM202等に記憶した二以上の図柄群が所定範囲内(例えば平均値を基準として±10%以内)で図柄の変動に用いられるように一以上の図柄群を決定してもよい。二以上の図柄群について所定範囲内で図柄の変動に用いるように調整する方法は任意であるが、例えば他の図柄群に比べて用いられた回数が少ない図柄群の中から順番や乱数等に基づいて決定する。こうすれば二以上の図柄群についてほぼ均等に用いられるので、遊技者2はより多くの図柄群による図柄の変動を楽しむことができる。
(2e)ROM202等に予め記憶した二以上の図柄群の中から、特典と関連する図柄群を特定する構成としてもよい。こうすれば特典に関連した図柄群を用いた図柄の変動を見た遊技者2は、その特典を期待しながら遊技することができる。このことは、大当たり図柄(所定の表示態様を構成)になる期待度に応じて図柄群を特定する場合も同様である。
一般に図柄の変動による抽選で大当たりになる確率は低く設定されている(例えば1/320等)ので、大半の抽選結果は外れとなる。そのため、単に抽選表示用図柄を変動表示させ、停止表示態様によって抽選結果を遊技者2に報知するだけではどうしても遊技が単調になる。大当たりになることを強く期待する遊技者2は、余りにも外れが続くと遊技を続行する意欲を失ってしまう。そこで遊技者2に付与する特典に関連させて演出を行えば大当たりになるのを期待させる表示が増えるので、遊技者2の遊技意欲を維持させることができる。
(2f)二以上の分割画面で表示する図柄群の構成を異ならせるタイミングは、図柄の変動開始から所定期間を経過した後やリーチ後に限らず、変動開始後であれば任意である。例えば、抽選結果が外れになったことを遊技者2に容易に認識させる目的としては、抽選表示用図柄が外れ図柄の全部または一部になる前後で図柄群の構成を異ならせる構成としてもよい。こうすれば図柄群の構成が変化したことを認識した者は、抽選結果が外れになったこと等が分かり易くなる。さらに二以上の遊技状態(表示パターンの変化やリーチ等)のタイミングに応じて図柄群の構成を異ならせると、遊技者2はどのタイミングに達したのかが分かる。
【0064】
(3a)上記各実施の形態では、表示部8として特別図柄表示器22の表示画面82を適用した{図3,図8〜図11を参照}。この形態に代えて(あるいは加えて)、特別図柄表示器22以外の図柄が表示可能な表示器や表示装置を適用してもよい。当該表示器や表示装置は一以上の任意数であって、その全部または一部分の表示領域を表示部8としてもよい。
また上記各実施の形態では、表示画面82に一の表示部8を備えた{図3,図8〜図11を参照}。この形態に代えて、二以上の表示部8を備える構成としてもよい。同様に、一以上の任意数からなる表示器や表示装置について、二以上の表示部8を備える構成としてもよい。これらの二以上の表示部8について全部または一部に本発明を適用することができる。
さらに特別図柄表示器22には液晶表示器を用いたが、CRTやLED表示器,プラズマ表示器などのように図柄が表示可能な如何なる表示器を用いてもよい。また、普通図柄表示器26と特別図柄表示器22とを別個に用いたが、同一の表示器で双方を兼用してもよい。
これらのいずれの場合であっても、図柄群の構成を異ならせることによって多様な図柄の表示を実現することができるので、表示部8を見る楽しみを遊技者2等に与えることができる。
【0065】
(3b)上記各実施の形態では、所定の表示態様として大当たり図柄(あるいは大当たり判定用乱数RA等)を適用し、所定の表示態様の一部としてリーチ図柄(あるいは図柄表示用乱数RC等)を適用した{図6のステップS40、図7のステップS52、図8等を参照}。この形態に代えて、大当たり図柄やリーチ図柄以外の図柄を適用してもよい。例えば単図柄や、左図柄84aが「6」で右図柄84cが「7」のように内容が異なる図柄の組み合わせ等が該当する。
【0066】
(3c)上記各実施の形態では、特別図柄表示器22の表示画面82(表示部8)を二つの分割画面78,80に分割した{図6のステップS36、図8等を参照}。この形態に代えて(あるいは加えて)、表示部8の数や、画面分割の有無、分割画面の数等を遊技中に設定し変化させてもよい。例えば所要の乱数(具体的には分割表示用乱数RDや専用の乱数)や、大当たりになる確率(期待度)などに基づいて、ROM112等に記憶した所定のテーブルを参照して決定する態様が該当する。このように表示部8の数,分割画面の数の構成や要素数を遊技状態,日時,乱数等に応じて変化させると面白味が増す。また分割する分割画面の数によってリーチや大当たりになる確率を報知する構成では、分割画面の数を認識した遊技者2は特典を期待する期待感を持って遊技できる。
【0067】
表示画面82を三つの分割画面78,80,98に分割した例を図14(A)に示す。本例では分割画面78では図柄群86を用いて図柄変動を行い、分割画面80では図柄群84を用いて図柄変動を行い、分割画面98では図柄群88を用いて図柄変動を行なっているので、図柄変動がさらに多様になって面白い。
パチンコ機10の中には、偶数図柄のゾロ目になる条件が成立すると単なる大当たりになり、奇数図柄のゾロ目になる条件が成立すると確率変動になるように構成したものがある。この場合、確率変動になる図柄の組み合わせはいずれの分割画面でも5通りであるが、偶数図柄のゾロ目になる図柄の組み合わせは分割画面78で5通り,分割画面80で0通り,分割画面98で1通りである。よって確率変動になり易い図柄群ほど遊技者2に有利な構成であるという観点では、図柄群84,図柄群88,図柄群86の順番になる。
【0068】
(3d)上記各実施の形態では、第1条件として特定の表示パターンおよび所定期間の経過にかかる条件を適用し{図6のステップS32,S34}、第2条件としてリーチに達したか否かの条件を適用した{図6のステップS40}。この形態に代えて、第1条件,第2条件のうち少なくとも一方について他の条件を適用してもよい。当該他の条件としては、例えば特定のリーチパターン(スーパーリーチやスペシャルリーチ等)か否か、パチンコ球が入賞口に入賞したりゲートを通過することや、大当たり遊技中であるか否か、可動体(入賞口や入賞装置内に備えた蓋や羽根,可動片など)の状態、大当たり予告等の予告を行うか否か、変動中にリーチパターンが変化するか否か、全ての分割画面や特定の分割画面で変動を停止したか否か等のような条件、あるいは任意に組み合わせた二以上の条件が全て成立することを条件としてもよい。様々な条件を課すことによって、画面分割や拡大表示の態様が色々と変化するので面白味が増す。
【0069】
(4a)上記各実施の形態では、パチンコ球が始動口に入賞したこと等を契機として変動を行う数(変動数)だけ見掛け上の抽選を行う構成とした{図6のステップS38〜図7のステップS50}。言い換えれば、実際には1回しか抽選を行わない。この形態に代えて、変動数に対応して実際に二回以上の抽選を行う構成としてもよい。この場合は特別図柄表示器22等に表示する分割画面の数だけ現実に抽選を行うことになるので、遊技者2は特典を獲得する可能性が高まる。このことは、変動数>抽選数>1の範囲内で抽選を行う場合も同様である。
【0070】
(4b)上記各実施の形態では、特定の表示パターンに決定しかつ変動開始時から所定期間を経過することを条件として表示画面82を二以上の分割画面に分割した{図6のステップS32,S34,S38}。この形態に加えて、第3条件が成立すると、分割画面の数(分割数)を増減して変化させてもよい。第3条件は上述した第1条件,第2条件と同様であるが、例えば上述した特定のリーチパターンで変動するか否か等が該当する。こうして画面分割後に分割画面の数が変化してゆくので、特別図柄表示器22を見る面白味が増す。また、上述した特定のリーチパターンの出現頻度を一定率(例えば1/100等)以下に設定すると、特定のリーチパターンで図柄の変動を行うときは遊技者2に大きな期待感を持たせることができる。
また、新規に分割する分割画面の数や、分割画面の数を変化させる場合には、画面分割や分割数の変更を行う前に遊技者2に報知してもよい。報知の方法としては特別図柄表示器22に所要の領域や図柄等を表示する態様に限らず、音声や特定の効果音をスピーカ50から出したり、遊技者2が触れるハンドル40や遊技者2が座る椅子を振動させる等のような態様がある。あるいはこれらの少なくとも二つの報知態様を任意に組み合わせて報知してもよい。こうすれば遊技者2は分割画面の数を予め知ることができ、分割画面の数と特典の確率とが関連している場合には特典を期待する遊技者2の期待感を向上させることができる。
【0071】
(4c)上記各実施の形態では、遊技者2に有利な遊技条件となる特典としては、大当たり処理を実行することで実現する大当たり遊技を適用した{図5のステップS20を参照}。この形態に代えて(あるいは加えて)、遊技者2に有利な遊技条件となる他の特典を適用してもよい。例えば、図柄変動期間の短縮(いわゆる時短)や時短回数,大当たりになる確率の変更(いわゆる確率変動),入賞に伴う払い出し個数の変更,入賞装置やゲートに備えた蓋,羽根,可動片等の開閉などのような諸態様、あるいは大当たり遊技を含めて二以上の形態を任意に組み合わせた態様が該当する。この場合であっても、遊技者2は他の特典を期待しながら特別図柄表示器22を見たり、パチンコ遊技を楽しむことができる。
【0072】
(5)その他に、以下に示すような各形態を実現してもよい。
▲1▼分割画面を拡大表示する場合には、第4条件に応じて拡大率を異ならせるように構成する。第5条件は上述した第1条件〜第3条件と同様であるが、例えば抽選を終了した分割画面の数に応じて拡大率を高める。こうすれば抽選中の分割画面の数が少なくなるにつれて拡大してゆくので、図柄がより見やすくなる。なお、分割画面を縮小する際に縮小率を異ならせる構成とする場合も同様である。
▲2▼特定の分割画面をそのまま表示し続け、他の分割画面を縮小して表示するように構成する。あるいは、特定の分割画面を他の分割画面に比べて相対的に大きく表示するように構成する。こうすれば相対的に特定の分割画面が大きく表示されるので、特定の分割画面で表示される図柄が見やすくなる。
▲3▼分割した分割画面の大きさを維持した上で、特定の分割画面に表示する特定の図柄(例えば抽選表示用図柄)のみを大きくするように構成する。この場合でも特定の図柄等が見やすくなる。
【0073】
▲4▼表示画面82を分割した分割画面78,80のうち、一以上の分割画面を拡大縮小する際には、拡大縮小の過程をアニメーション等で表示する構成としてもよい。こうすれば、どの分割画面を拡大または縮小するのかがよく分かるとともに、拡大縮小の過程を見る楽しみが増える。
▲5▼特定の分割画面を単一画面で拡大表示する場合には、抽選を終了した他の分割画面の抽選結果を表示部8の一部に表示する構成としてもよい。図14(B)に示す例では、表示画面82のほぼ全部に分割画面78を拡大表示するとともに、既に抽選を終えた分割画面80を表示画面82の一部(周縁部)に表示している。こうすれば他の分割画面の抽選結果を確認することができるとともに、未だに抽選を行なっている分割画面について期待感を持って見ることができる。
なお抽選終了の表示例としては、抽選表示用図柄と装飾用図柄とのうち一方または双方(すなわち抽選表示用図柄のみ、装飾用図柄のみ、抽選表示用図柄と装飾用図柄の双方)であって分割画面内に表示する全部または一部の図柄について、文字や記号(例えば「終了」の文字や×印等)の付加や置換、図形(例えば四角形や円形等)、キャラクタ等の図柄(例えば泣き顔等)、色彩(一色または二色以上;例えば黒色)の表示、砂嵐状態(ホワイトノイズ)、特殊効果(網掛け,ネガポジ反転,上下左右斜め反転,カラー/白黒切換,輝度変化,色彩変化,モザイクやぼかし等)などによって表示したり、これらのうち二以上を任意に組み合わせて表示する。例えば文字の付加では、抽選表示用図柄に模様として貼り付けたり、装飾用図柄として抽選表示用図柄に重ねて表示する。こうした表示は遊技者2が一目で認識できるので、どの分割画面が未抽選または抽選中であって、どの分割画面が抽選を終了したかが分かり易くなる。
▲6▼ROM202等に記憶した二以上の図柄群84,86,88等は、その一部または全部を他の図柄群記録手段に記録してもよい。他の図柄群記録手段としては、例えば通信回線等を介して接続可能なコンピュータ(ホールコンピュータ等)、入出力回路等を通じてアクセス可能な記録媒体が該当する。記録媒体には、例えば光(磁気)ディスクやフレキシブルディスク等のディスク類、ICカードや磁気カードのようなカード類、あるいは文字,符号,記号(バーコードを含む)等を印刷可能な印刷物等が該当する。この場合であっても上述した各実施の形態を実現することができるので、対応する効果も同様に得られる。
【0074】
【発明の効果】
本発明によれば、二以上の演出のいずれかであって二以上の表示区域のうち一以上の表示区域にかかる演出を他の表示区域にかかる演出とは異ならせたので、遊技者はどのような二以上の演出が行われるかを楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を模式的に示す図である。
【図2】パチンコ機の外観を示す正面図である。
【図3】複合装置の外観と図柄群の構成とを示す図である。
【図4】メイン制御基板と表示制御基板の概略構成を示すブロック図である。
【図5】始動口処理の手続きを示すフローチャートである。
【図6】変動停止処理の手続きを示すフローチャートである。
【図7】図6に続く変動停止処理の手続きを示すフローチャートである。
【図8】特別図柄表示器における表示例を示す図である。
【図9】特別図柄表示器における表示例を示す図である。
【図10】特別図柄表示器における表示例を示す図である。
【図11】特別図柄表示器における表示例を示す図である。
【図12】変動停止処理の手続きを示すフローチャートである。
【図13】図柄群の構成例を示す図である。
【図14】特別図柄表示器における表示例を示す図である。
【符号の説明】
2 遊技者
4 遊技制御部
6 表示制御部
6a 分割表示手段
6b 図柄群表示手段
6c 図柄群記録手段
6d 図柄群生成手段
6e 拡大表示手段
6f,6g 図柄群
8 表示部
8a,8b 表示区域
10 パチンコ機(遊技機)
22 特別図柄表示器(表示装置)
26 普通図柄表示器
78,80,98 分割画面(表示区域)
82 表示画面(表示部)
84 図柄群(基準図柄群)
86,88,500,502,504 図柄群
100 メイン制御基板(遊技制御部)
110,210 CPU
112,202 ROM(図柄群記録手段)
114,204 RAM
200 表示制御基板(表示制御部)
212 キャラクタジェネレータ
214 VDP

Claims (3)

  1. 図柄を表示可能な表示部を備え、その表示部に表示する前記図柄が所定の表示態様を構成することを条件として大当たり遊技を実現可能に構成した遊技機において、
    第1条件が成立したことに基づいて前記表示部を二以上の表示区域に分割し、当該分割した各表示区域で前記図柄が前記所定の表示態様を構成可能に表示する分割表示手段と、
    二以上の図柄からなる図柄群について、構成を異ならせた二以上の図柄群を記録可能な図柄群記録手段と、
    前記図柄群記録手段に記録した二以上の図柄群のいずれかを用いて、かつ前記二以上の表示区域のうち一以上の表示区域に表示する図柄群と他の表示区域に表示する図柄群との構成を異ならせる図柄群表示手段と
    第2条件が成立したことに基づいて、二以上の表示区域のうち一以上の表示区域を他の表示区域よりも相対的に大きく表示する拡大表示手段と、を備え、
    前記図柄群表示手段は、二以上の表示区域のうち最終的に図柄を確定する表示区域を特定する表示区域特定手段を含む構成とし、
    前記第1条件は、乱数の抽出結果に基づき決定された表示パターンが予め定められた特定の表示パターンであることおよび図柄の変動を始めてから所定期間が経過したことに設定するとともに、前記第2条件は、いずれか一の分割画面でリーチ図柄が表示されたことに設定して、
    前記分割表示手段が二以上の表示区域に分割するとほぼ同時に、前記図柄群表示手段は、二以上の表示区域のうち一以上の表示区域に表示する図柄群と他の表示区域に表示する図柄群との構成を異ならせるようにした遊技機。
  2. 図柄を表示可能な表示部を備え、その表示部に表示する前記図柄が所定の表示態様を構成することを条件として大当たり遊技を実現可能に構成した遊技機において、
    第1条件が成立したことに基づいて前記表示部を二以上の表示区域に分割し、当該分割した各表示区域で前記図柄が前記所定の表示態様を構成可能に表示する分割表示手段と、
    二以上の基準図柄からなる基準図柄群を記録可能な図柄群記録手段と、
    前記図柄群記録手段に記録した前記基準図柄群に基づいて、前記基準図柄群とは構成が異なる図柄群を生成する図柄群生成手段と、
    前記図柄群記録手段に記録した前記基準図柄群と前記図柄群生成手段が生成した図柄群とのうち少なくとも前記図柄群生成手段が生成した図柄群を用いて、かつ前記二以上の表示区域のうち一以上の表示区域に表示する図柄群と他の表示区域に表示する図柄群との構成を異ならせる図柄群表示手段と
    第2条件が成立したことに基づいて、二以上の表示区域のうち一以上の表示区域を他の表示区域よりも相対的に大きく表示する拡大表示手段と、を備え、
    前記図柄群表示手段は、二以上の表示区域のうち最終的に図柄を確定する表示区域を特定する表示区域特定手段を含む構成とし、
    前記第1条件は、乱数の抽出結果に基づき決定された表示パターンが予め定められた特定の表示パターンであることおよび図柄の変動を始めてから所定期間が経過したことに設定するとともに、前記第2条件は、いずれか一の分割画面でリーチ図柄が表示されたことに設定して、
    前記分割表示手段が二以上の表示区域に分割するとほぼ同時に、前記図柄群表示手段は、二以上の表示区域のうち一以上の表示区域に表示する図柄群と他の表示区域に表示する図柄群との構成を異ならせるようにした遊技機。
  3. 請求項1または請求項2に記載の遊技機において、
    前記図柄群表示手段は、図柄群を構成する図柄の個数を変化させることによって、一以上の表示区域に表示する図柄群と他の表示区域に表示する図柄群との構成を異ならせるようにした遊技機。
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