JP5070430B2 - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP5070430B2
JP5070430B2 JP2009198283A JP2009198283A JP5070430B2 JP 5070430 B2 JP5070430 B2 JP 5070430B2 JP 2009198283 A JP2009198283 A JP 2009198283A JP 2009198283 A JP2009198283 A JP 2009198283A JP 5070430 B2 JP5070430 B2 JP 5070430B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
image
symbol
displayed
jackpot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2009198283A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010005424A (ja
Inventor
高明 市原
健太郎 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichi Shokai Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Shokai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiichi Shokai Co Ltd filed Critical Daiichi Shokai Co Ltd
Priority to JP2009198283A priority Critical patent/JP5070430B2/ja
Publication of JP2010005424A publication Critical patent/JP2010005424A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5070430B2 publication Critical patent/JP5070430B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

本発明は、表示部,表示制御部および遊技制御部を備えた遊技機に関する。
遊技機の一つであるパチンコ機やアレンジボール機等の多くは、遊技球が所定領域(例えばゲートや始動口等)に入賞や通過をすると、液晶表示器において図柄群を変動し始める。このような図柄群の変動を以下「図柄変動」と呼ぶ。そして図柄変動を始めた後、図柄変動を部分的に停止して例えば左図柄と右図柄を表示する。もし当該左図柄と右図柄との組み合わせがリーチ図柄(例えばゾロ目の図柄)と一致すると、「リーチ」として静止画やアニメーション等の動画を表示したり、残りの図柄変動について変動速度を変化させる等のような表示を行う。このようにリーチに達した後に行う図柄変動の表示パターンを「リーチパターン」と呼ぶ。なお本明細書におけるリーチパターンは、大当たりが確定した後に行う図柄変動(いわゆる再変動)におけるリーチパターンを除くものとする。
ところで一台のパチンコ機等では、図柄変動に面白味を持たせるために複数のリーチパターンを記憶している。当該複数のリーチパターンにはノーマルリーチやスーパーリーチのみならず、キャラクタや背景等の変化も合わせ持っている。よってリーチに達してから複数のリーチパターンのいずれかに従って図柄変動を行えば、選択した図柄変動によっては表示態様が変化するので図柄変動に面白味が出る。そして当該図柄変動を停止して中図柄を表示すると、液晶表示器には特別図柄(すなわち左図柄,中図柄,右図柄)の組み合わせを表示する。こうして表示された特別図柄の組み合わせを見た遊技者は今回の抽選結果が「大当たり」なのか「はずれ」なのかを認識することができる。さらには特別図柄の組み合わせ(例えば図柄「666」か図柄「777」か)によっては、遊技者は大当たりで得られるであろう特典の大きさを予測することもできる。
しかし、従来のパチンコ機等では、リーチ前の図柄変動やリーチ後の図柄変動にしても液晶表示器の表示面における一定の表示区域内で行っていた。こうした表示形態では遊技者等は当該表示区域を見ているだけでよいので、視線をそれほど移動させる必要がない。ところが同じ表示区域にのみ図柄変動を表示する態様を見ている者は、図柄変動自体には面白味を持てたとしても、全体的な表示の変化が乏しいので見慣れてゆき次第に飽きてしまう。本発明はこのような点に鑑みてなしたものであり、複数の表示部でそれぞれ図柄変動を行うことが可能に構成し、全体的な表示を行なって当該複数の表示部を見る者を飽きさせない遊技機を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段1)
課題を解決するための手段1は、請求項1に記載した通りである。ここで、請求項1に記載した「図柄変動画像を構成する図柄は文字(英数字や漢字等),記号,符号,図形(キャラクタ等),映像などからなる特別図柄,普通図柄,装飾図柄(背景図柄)等が該当し、静止画であってもよく、アニメーション等の動画であってもよい
当該手段1によれば、遊技者は所望の図柄変動画像が選択されるのを期待する期待感を持って遊技することができる。また、表示領域を見る者を飽きさせない。
(課題を解決するための手段2)
課題を解決するための手段2は、請求項2に記載した通りである。当該手段2によれば、上記手段1と同様に表示部と遊技制御部とを備える。このうち表示制御部は、それぞれが図柄群を変動している複数の表示部のうち少なくとも一つの表示部を選択する。また遊技制御部は、表示制御部が選択した表示部で変動している図柄群が所定の特定図柄による表示態様を形成して停止すると特典を与える。よって遊技者は所望の表示部が選択されるのを期待する期待感を持って遊技することができる。また、複数の表示部を用いた全体的な表示を行うので、当該表示部を見る者を飽きさせない。
(課題を解決するための手段3)
課題を解決するための手段3は、請求項3に記載した通りである。当該手段3によれば、選択の際に表示制御部は選択状態と非選択状態とで表示態様を異ならせ、選択状態および非選択状態の対象となる表示部や特定図柄の組み合わせを順次に変化させてゆく。順次に変化させてゆくのは、表示部のみであってもよく、特定図柄による表示態様のみであってもよく、その双方であってもよい。選択状態と非選択状態とで表示態様を異ならせると、遊技者はどの表示部や特定図柄による表示態様が選択されているのかが明確に分かる。また、選択状態および非選択状態とが順次に変化するので、遊技者はどの特定図柄による表示態様が最終的に選択されるのかを期待しながら見ることができる。
(課題を解決するための手段4)
課題を解決するための手段4は、請求項4に記載した通りである。当該手段4によれば、表示制御部は二以上の特定図柄による表示態様のうち遊技者に有利な特定図柄による表示態様を選択する。表示した二以上の特定図柄の組み合わせの中でも遊技者に有利な特定図柄による表示態様が選択されるので、ランダムに選択される場合と比べると遊技者は特典を得る可能性が高まる。よって、特典を期待する遊技者の期待感を高めることができる。
(課題を解決するための手段5)
課題を解決するための手段5は、請求項5に記載した通りである。ここで、請求項5に記載した用語の「所要の条件」は遊技機の種類,日時,遊技状態等に応じて適切に設定可能な条件であって、当該条件は遊技中において固定してもよく変化させてもよい。例えば予告を行うときや、変動している図柄群が所定の特定図柄(例えばリーチ図柄)で停止したとき、リーチパターンが変化したこと、全ての図柄変動を停止したとき、遊技球が所定領域(入賞口やゲート等)に入賞または通過すること等のように遊技機で設定可能な条件の全てが該当する。当該解釈は他の請求項および発明の詳細な説明についても同様である。
当該手段5によれば、表示制御部は所要の条件が成立すると表示部の数を増やす。増えた分の表示部についても同様に図柄群の変動を行えるので、所定の特定図柄による表示態様で停止する可能性が高まる。よって特典を期待する遊技者の期待感をより高めることができる。
(課題を解決するための手段6)
課題を解決するための手段6は、請求項6に記載した通りである。当該手段6によれば、表示制御部は増やす表示部の数を期待度に応じて変化させる。例えば期待度が高まるにつれて増やすべき表示部の数を多くしたり、逆に期待度が高まるにつれて減らすべき表示部の数を多くする。図柄群の変動を行う表示部の数を認識した遊技者は期待度を推測できるので、特典を期待しながら遊技することができる。
(課題を解決するための手段7)
課題を解決するための手段7は、請求項7に記載した通りである。当該手段7によれば、表示制御部は変化させた数の表示部についてその全部または一部にかかる表示部の大きさや形状を変化させる。表示部の大きさや形状を適切に変化させると、図柄群の変動や、停止して表示する特定図柄による表示態様を見やすくすることができる。よって表示部の大きさや形状を変化させない場合に比べて、視認性を向上させることができる。
本発明によれば、複数の表示部でそれぞれ図柄変動を行うことが可能に構成したので、全体的な表示を行なって当該複数の表示部を見る者を飽きさせない。
本発明の第1概要を模式的に示す図である。 本発明の第2概要を模式的に示す図である。 パチンコ機の外観を示す正面図である。 複合装置の外観と図柄群の構成とを示す図である。 メイン制御基板と表示制御基板の概略構成を示すブロック図である。 始動口処理の手続きを示すフローチャートである。 図柄変動処理の手続きを示すフローチャートである。 特別図柄表示器における表示例を示す図である。 特別図柄表示器における表示例を示す図である。 特別図柄表示器における表示例を示す図である。 図柄変動処理の手続きを示すフローチャートである。 特別図柄表示器における表示例を示す図である。
以下、本発明における実施の形態を図面に基づいて説明する。実施の形態1,2はいずれも遊技機の一つであるパチンコ機に本発明を適用した例である。なお、各実施の形態では簡単のために「特定図柄による表示態様」を単に「図柄表示態様」と呼ぶことにする。
はじめに、本発明の第1概要を模式的に示した図1を参照しながら説明する。図1に示す本発明の遊技機は、特定図柄にかかる図柄群を変動し当該変動を停止して複数の図柄表示態様がそれぞれ形成可能な表示部8a,8b,8c,8dと、図柄群の変動または停止を制御する表示制御部6と、変動している図柄群が所定の図柄表示態様を形成して停止すると遊技者2に特典を与える遊技制御部4とを備える。このように構成した遊技機において所要の条件が成立すると、表示制御部6は複数の表示部8a,8b,8c,8dでそれぞれ図柄群を変動して図柄表示態様を形成して停止させ、停止させた二以上の図柄表示態様のうちいずれか一つの図柄表示態様を選択する制御を行う。ここで、表示部8a,8b,8c,8dは表示手段8に備わる。表示手段8は一の表示器(表示装置)または複数の表示器について図柄を表示可能な部位(区域や領域)のほぼ全部で構成してもよく、当該部位の一部で構成してもよい。表示手段8を構成する表示器の構成数や種類等は遊技中において固定してもよく変化(追加や除外等)させてもよい。
図1の例では、表示手段8内の一段目で図柄変動を開始した後に、二段目で分割し複数の表示部8a,8b,8c,8dに増やしてそれぞれ図柄変動を継続し、三段目で各表示部において図柄変動を停止する。そして、停止させた二以上の図柄表示態様のうち、四段目で例えば右回り(図示する矢印D方向)に順次変えていずれか一つの図柄表示態様を選択し、五段目で当該選択した図柄表示態様を確定している。選択の際に表示制御部6は、例えば選択状態(図1では非ハッチの部位)と非選択状態(図1では斜めハッチの部位)とで表示態様を異ならせ、選択状態および非選択状態の対象となる図柄表示態様を順次に変化させてゆく。
上述した遊技機によれば、遊技者2は所望の図柄表示態様が選択されるのを期待する期待感を持って遊技することができる。また、表示部8a,8b,8c,8dを用いた全体的な表示を行うので、当該表示部を見る者を飽きさせない。さらに、選択状態と非選択状態とで表示態様を異ならせたので、遊技者2はどの図柄表示態様が選択されているのかが明確に分かる。そして、選択状態および非選択状態の対象となる図柄表示態様を順次に変化させるので、遊技者2はどの図柄表示態様が最終的に選択されるのかを期待しながら表示部8a,8b,8c,8dを見るようになる。
次に、本発明の第2概要を模式的に示した図2を参照しながら説明する。図2に示す本発明の遊技機は上記第1概要とほぼ同一の構成であるので、同一の要素には同一の符号を付して示す。第2概要では表示部を選択する点で、特定図柄の組み合わせを選択する第1概要と異なる。すなわち表示制御部6は、それぞれが図柄群を変動している複数の表示部8a,8b,8c,8dのうち少なくとも一つの表示部を選択する制御を行う。また遊技制御部4は、表示制御部6が選択した表示部で変動している図柄群が所定の図柄表示態様を形成して停止すると特典を与える制御を行う。
図2の例では、第1概要と同様に表示手段8内の一段目で図柄変動を開始した後に、二段目で分割し複数の表示部8a,8b,8c,8dに増やしてそれぞれ図柄変動を継続する。そして、三段目で複数の表示部8a,8b,8c,8dについて例えば右回り(図示する矢印D方向)に順次変えて少なくとも一つの表示部を選択し、四段目で選択した表示部8dを確定し、五段目で図柄変動を停止する。選択の際に表示制御部6は、例えば選択状態(図2では非ハッチの表示部)と非選択状態(図2では斜めハッチの表示部)とで表示態様を異ならせ、選択状態および非選択状態の対象となる表示部を順次に変化させてゆく。その後、表示制御部6が選択した表示部で変動している図柄群が所定の図柄表示態様を形成して停止すると、遊技制御部4は大当たり遊技等の特典を遊技者2に与える。
上述した遊技機によれば、複数の表示部8a,8b,8c,8dでそれぞれ図柄変動を行うように構成したので、遊技者はそれぞれの表示部8a,8b,8c,8dに所望の図柄表示態様が停止する期待感を持つことができる。また変動中に確定すべき表示部を選択するように構成したので、複数の表示部8a,8b,8c,8dを見る者に期待感や緊張感を持たせることができる。こうして全体的な表示を行うので、複数の表示部を見る者を飽きさせない。また、選択状態と非選択状態とで表示態様を異ならせたので、遊技者2はどの表示部が選択されているのかが明確に分かる。また選択状態および非選択状態の対象となる表示部を順次に変化させるので、遊技者2は所望の表示部が最終的に選択されることを期待しながら表示部(表示手段8)を見るようになる。
ここで、以下に示す(1)から(4)までの態様を各々実現してもよい。これらの態様であっても全体的な表示が変化するので、表示手段8に表示される表示部8a,8b,8c,8dを見る者を飽きさせなくすることができる。
(1)二以上の図柄表示態様のうち遊技者2に有利な図柄表示態様を選択するように表示制御部6を構成する。こうすれば任意に選択される場合と比べると遊技者2は特典を得る可能性が高まるので、特典を期待する遊技者2の期待感をさらに高めることができる。
(2)所要の条件が成立すると表示部の数を増やすように表示制御部6を構成する。こうすれば数が増えた表示部8a,8b,8c,8dではそれぞれ図柄変動を行うことが可能であるので、数が多い分だけ特典を期待する遊技者2の期待感をより高めることができる。
(3)期待度に応じて表示手段8に備える表示部の数を変化させるように表示制御部6を構成する。こうすれば図柄変動を行う表示部の数を認識した遊技者2は期待度を推測できるので、特典を期待しながら遊技することができる。
(4)変化させた数の表示部8a,8b,8c,8dについてその全部または一部にかかる表示部の大きさを変化させるように表示制御部6を構成する。こうすれば図柄変動や、停止して表示する図柄表示態様が見やすくなるので、視認性を向上させることができる。
〔実施の形態1〕
実施の形態1は、図柄変動を停止した後に二以上の図柄表示態様のうちいずれか一つの図柄表示態様を選択する態様である。当該実施の形態1は、図3〜図10を参照しながら説明する。
図3には、パチンコ機10の外観を正面図で示す。図3に示すパチンコ機10の遊技盤面12上には、通過するパチンコ球を検出するゲートセンサ58を有するゲート32、パチンコ球が通過可能な通過口24,62、入賞したパチンコ球を検出する始動口センサ60を有する始動口30、ソレノイド54によって開閉可能に構成した蓋74を有する大入賞口34、後述するように特別図柄表示器22や保留球ランプ20,28等を複合的に有する複合装置14、その他に一般の入賞口や風車,釘などが適宜に配置している。遊技盤面12の下方には、パチンコ機10に対して所要の指示を行うための操作ボタン48(操作部)や、タバコの吸い殻等を入れる灰皿46、賞球を含むパチンコ球を一時的に貯留する下皿44、遊技者2の手が触れているか否かを検出するタッチセンサ42を備えたハンドル40、賞球の受皿である上皿38の内部に設けられて音(効果音や音楽等を含む。)を出すスピーカ50などを備える。また、ガラス枠18(金枠)の開放を検出する枠開放センサ36や、パチンコ機10の遊技内容等に合わせて適切な位置に配置したランプ類16(発光体)を備える。さらに、上皿38の上方には球貸を指令する球貸スイッチ64や、プリペイドカードの返却を指令する返却スイッチ72等を備える。
ところで遊技盤面12に設けられた通過口24には、普通図柄を変動または停止して表示する普通図柄表示器26を備える。普通図柄表示器26は一個または複数個の発光体(例えば緑色や赤色を発するLED等)を有し、ゲート32にパチンコ球が通過したときに変動が始まって所要期間(例えば10秒間)を経過すると停止する。普通図柄の変動は、例えば発光体の点滅等によって行う。点滅等している発光体が特定の状態(例えば特定のLEDが赤色で点灯する等)で停止すると、下部始動口68の蓋を一定期間(例えば4秒間)だけ開ける。大入賞口34は上記蓋74の他に、パチンコ球が大入賞口開放期間(例えば20秒間)内に入賞すると大当たり遊技状態を所要回数(例えば16回)内で継続可能になるVゾーン56や、単に賞球を払い出す普通入賞口などを有する。入賞したパチンコ球を検出するために、Vゾーン56にはVゾーンセンサ52を、普通入賞口には入賞センサ70をそれぞれ備える。また、大入賞口34の下方には入賞したパチンコ球を検出する始動口センサ66を備えた下部始動口68を設ける。当該下部始動口68は始動口30と同等の機能を備える。これらの始動口30や下部始動口68は、いずれもパチンコ球が入賞すると通常の入賞口と同様に賞球を払い出す。
図4(A)において図3を部分的に拡大して示す複合装置14は、図柄群の変動または停止を表示可能な特別図柄表示器22、普通図柄の変動中にゲート32を通過したパチンコ球の個数を表示する保留球ランプ20、特別図柄の変動中に始動口30や下部始動口68に入賞したパチンコ球(すなわち保留球)の個数を表示する保留球ランプ28、通常の入賞口の一つである天入賞口76(「天穴」とも呼ぶ。)等を有する。以下、保留球ランプ28の表示によって認識できるパチンコ球の個数を「保留球数」と呼ぶ。
特別図柄表示器22は例えば液晶表示器を用い、文字,記号,符号,図形,映像などの図柄からなる特別図柄(特定図柄)や装飾図柄等を表示する。特別図柄表示器22の画面には少なくとも一つの表示部を備え、所定のタイミングで当該表示部の数を増減可能に構成する。通常の状態では特別図柄表示器22の画面に一つの表示部80aのみを表示するが、図4(A)には後述するように特定の変動パターンが読み込まれて当該一つの表示部80aが四つの表示部80a,80b,80c,80dに分割した例を示す。それぞれの表示部80a,80b,80c,80dで行う図柄変動では、それぞれ例えば図4(B)に示すように図面左側から右側へ順番に左図柄群92,中図柄群94,右図柄群96を用いる。この例における左図柄群92,中図柄群94,右図柄群96は、いずれも同じ数字の組み合わせからなる10個の特別図柄を用いる。左図柄群92および中図柄群94と、右図柄群96とでは、互いに逆順に特別図柄が表示されるように配列している。当該左図柄群92,中図柄群94,右図柄群96を構成する特別図柄を表示する際における当該特別図柄の色,大きさ,背景等は任意である。なお、特別図柄表示器22には液晶表示器を用いたが、CRTやLED表示器,プラズマ表示器などのように図柄が表示可能な如何なる表示器を用いてもよい。また、普通図柄表示器26と特別図柄表示器22とを別個に用いたが、同一の表示器で双方を兼用してもよい。保留球ランプ20,28は、それぞれが1個または複数個の発光体(例えば4個のLED)からなる。
次に、パチンコ機10によるパチンコ遊技を実現するメイン制御基板100と、そのメイン制御基板100から送られた表示指令(例えば停止予定図柄や変動パターン等を含む信号)を受けて特別図柄表示器22に図柄を表示する表示制御基板200とについて、これらの一構成例を示した図5を参照しながら説明する。これらのメイン制御基板100および表示制御基板200は、いずれも例えばパチンコ機10の背面側に設ける。図5において、遊技制御部4に相当するメイン制御基板100は、CPU(プロセッサ)110を中心に構成する。当該メイン制御基板100は、遊技制御プログラムや所要のデータ(例えば大当たり値等)を格納するROM112、各種乱数や信号等のデータを格納するRAM114、各種の入力装置から送られた信号を受けてメイン制御基板100内で処理可能なデータ形式に変換する入力処理回路102、CPU110から送られた作動データを受けて各種の出力装置(例えばソレノイド54等)を作動させる出力処理回路104、CPU110から送られた表示データを受けて適宜に発光体の表示(点灯,点滅を含む。)を制御する表示制御回路106、表示制御基板200や枠制御基板300等に所要の信号を送る通信制御回路116等を有する。これらの構成要素は、いずれもバス118に互いに結合している。
CPU110はROM112に格納した遊技制御プログラムを実行してパチンコ機10による遊技を実現するが、当該遊技制御プログラムには後述する始動口処理等の手続きを実現するためのプログラムをも含む。ROM112にはEPROMを用い、RAM114にはSRAMを用いるが、他種のメモリを任意に用いてもよい。他種のメモリとしては、EEPROM,DRAM,フラッシュメモリ等がある。入力処理回路102が検出信号等を受ける入力装置としては、例えば始動口センサ60,66、ゲートセンサ58、入賞センサ(Vゾーンセンサ52等)、操作ボタン48あるいは他のセンサ(枠開放センサ36,タッチセンサ42等)などがある。出力処理回路104が信号を出力する出力装置としては、例えばソレノイド54等がある。表示制御回路106が表示制御する発光体としては、例えばランプ類16や保留球ランプ20,28、あるいは普通図柄表示器26等がある。通信制御回路116は、必要に応じてさらに図示しないホールコンピュータ等に対しても所要のデータを送ることもできる。
次に、表示制御部6に相当する表示制御基板200はCPU210を中心に構成し、表示制御プログラム,所要の表示データ(例えば表示指令に対応する表示情報や、種々の変動パターン等)を格納するROM202、表示指令,表示情報等のデータや入出力信号を格納するRAM204、メイン制御基板100から送られたデータを受信してCPU210やRAM204等に送る通信制御回路206、所要の図柄を予め記憶しておき表示指令等を受けると生成するキャラクタジェネレータ212、CPU210から送られた表示情報を受けて特別図柄表示器22に加工した図柄を表示するVDP(Video Display Processor)214等を有する。これらの構成要素は、いずれもバス208に互いに結合している。
CPU210はROM202に格納した表示制御プログラムを実行して特別図柄表示器22に図柄を表示する。ROM202はEPROMを用い、RAM204にはDRAMを用いるが、上記他種のメモリを用いてもよい。通信制御回路206は、必要に応じてさらに図示しないホールコンピュータ等に対しても所要のデータを送ることができる。キャラクタジェネレータ212が生成する図柄データとしては、例えば文字(英数字や漢字等),図柄(特別図柄,装飾図柄等),静止画,動画(アニメーション等),映像などがある。VRAMやパレットRAM等を有するVDP214は、表示情報を受けてキャラクタジェネレータ212が生成した図柄データを読み込み、配色指定及びスプライト処理等の画像編集を行なってVRAMやパレットRAMに図柄データを展開した上で、最終的に映像信号や同期信号等を特別図柄表示器22に出力する。スプライト処理を実行すと実現するスプライト機能によって、表示部80a,80b,80c,80dの数を増減したり、図柄群の変動または停止などを容易に行うことができる。
なお、メイン制御基板100から送られた指令信号を受けて各種装置の作動を制御する枠制御基板300やその他の基板等については、本発明の要旨と関連しないために具体的な構成の図示や説明を省略する。上記各種装置としては、例えばハンドル40が操作されるとパチンコ球を発射する発射装置や、球貸しや賞球のためにパチンコ球の払い出しを行う払出装置などが該当する。
上述したように構成したパチンコ機10において、本発明を実現するためにメイン制御基板100で行う手続きについて図6,図7を参照しながら説明する。ここで図6には始動口30に対するパチンコ球の入賞判別を実現する始動口処理の手続きを、図7には特別図柄表示器22に備えた表示部80a,80b,80c,80dの増減および図柄変動を実現する図柄変動処理の手続きをそれぞれフローチャートで示す。これらの処理は、いずれも図5に示すメイン制御基板100のROM112に格納している遊技制御プログラムをCPU110が適当なタイミング(例えば4ミリ秒ごとの周期)で実行することによって実現される。なお、始動口30と下部始動口68とは同等に機能するので、説明を簡単にするために始動口30を例にして説明する。また、実際のパチンコ機では特別図柄表示器22における図柄変動中に始動口30にパチンコ球が入賞すると、所定個数(例えば4個)を上限として図柄変動を保留して保留球ランプ28を点灯する。そして今回の図柄変動を終えた後に、保留球数の範囲内で続けて次回以降の図柄変動を行う。本明細書では説明を簡単にするために、保留球数が0個(保留球ランプ28が全て消灯している状態)のときであって始動口30等に1個のパチンコ球のみが入賞したときを想定して説明する。
図6に示す始動口処理は、遊技制御部4の一部を具体化した手続きである。まず、始動口30にパチンコ球が入賞したか否かを判別する〔ステップS10〕。具体的には、図3,図5に示す始動口センサ60から検出信号を受けると入賞した(YES)と判別し、当該検出信号を受けなければ入賞していない(NO)と判別する。もし始動口30にパチンコ球が入賞すると(YES)、変動表示を行うか否かを判別する〔ステップS12〕。具体的には、現在の遊技状態が図柄変動中や大当たり遊技中か否かによって判別する。変動表示を行う場合には(YES)、各種乱数を読み込んで記憶する〔ステップS14〕。当該各種乱数としては、例えば大当たりか否かを決定するための大当たり判定用乱数RAや、その大当たり判定用乱数RAによって大当たりと決定したときに特別図柄表示器22に表示する大当たり図柄(所要図柄の組み合わせ)を特定するための大当たり図柄用乱数RB、図柄変動を始めてから停止するまでの表示パターンを特定するための図柄変動用乱数RC等が該当する。
ステップS14で記憶した各種乱数に基づいて、途中で行い得るリーチ表示を含み図柄変動を始めてから停止するまでの図柄変動を特別図柄表示器22で実現するために図柄変動処理を実行する〔ステップS16〕。当該図柄変動処理は表示制御部6を具体化した手続きであって、図7を参照しながら説明する。
図7に示す図柄変動処理は、メイン制御基板100から表示制御基板200に所要の表示指令を送ることにより実現される。まず、図6のステップS14で記憶した各種乱数を読み込み〔ステップS30〕、当該各種乱数に基づいて変動パターンや表示部の数を決定する〔ステップS32〕。変動パターンは図柄変動を行うための表示パターンであって、例えば図5のROM202やRAM204等の記録手段に少なくとも二つを予め記憶(記録)する。記録手段に記憶しておく変動パターンの構成や要素数は固定してもよく、遊技中に変化させてもよい。特別図柄表示器22に表示する表示部の数は一以上の任意数であり、一のときは変化がない。複数(二以上)の表示部についてそれぞれ図柄変動を行う場合には、図柄変動ごとや表示部ごとについてそれぞれ変動速度や変動方向,停止時期や順番等に関するデータを任意に含めてもよい。
ステップS32で表示部の数を決定する方法としては、例えば所要の乱数(具体的には図柄変動用乱数RCや専用の乱数等)に基づき第1テーブルを参照して表示部の数を決定する方法や、期待度に基づき第2テーブルを参照して表示部の数を決定する方法等がある。第1テーブルや第2テーブルはいずれもROM202等に予め記憶したデータテーブルであって、第1テーブルは乱数と表示部の数との関係を規定し、第2テーブルは期待度と表示部の数との関係を規定する。また、変動パターンの具体的な決定方法については周知であるので、その説明および図示を省略する。当該変動パターンの構成や要素数は、期待度や遊技状態,日時等に応じて変化させると面白味が増す。さらに、変動パターンが異なれば停止する図柄の順番も異なるように構成すると、変動パターンの変化を認識した者は大当たり等の特典を期待する期待感も生じ得る。
ステップS32で変動パターンや表示部の数を決定した後は、表示制御基板200に表示指令を送って当該表示指令に含む変動パターンに基づいて少なくとも一つの表示部について図柄変動を始める〔ステップS34〕。図4(A)の例では、一つの表示部80aのままで図柄変動を始める。当該図柄変動には、リールを回転させる状態を模した態様の通常変動や、画面上の所定位置を中心に任意方向に任意距離だけ揺れ動かす態様の正逆変動、複数の図柄群をほぼ同期させて変動を行う態様の同期変動、全て図柄群をほぼ同期させて変動を行う態様の全図柄同期変動などがある。いずれの変動態様を行うかは任意であるが、期待度や遊技状態等に応じて変動態様を決定すれば遊技者2に期待感を持たせることができる。これらのことは以下に示す図柄変動についても同様に実施可能である。
図柄変動を始めた後の任意の段階において、所要の条件成立として特定のリーチパターンを読み込み、かつリーチに達したときにのみ(ステップS36のYES)、表示部の数が変化することを必要に応じて報知(予告)し〔ステップS38〕、特別図柄表示器22の画面上でほぼ同時に表示する表示部の数を増やす(あるいは減らす)〔ステップS40〕。ステップS36における所要の条件としては上記リーチに達したことに限らず、大当たり予告等の予告(報知)を行うときや、変動中にリーチパターンが変化したこと、全ての図柄変動を停止したとき、遊技球が所定領域(入賞口やゲート等)に入賞または通過すること等であってもよい。あるいは任意に組み合わせた二以上の条件が全て成立したときに、所要の条件が成立したとしてもよい。ステップS38では表示部の数が変化することを報知する態様に代えて、表示部の数そのものによって報知してもよい。報知の方法としては特別図柄表示器22に所要の図柄を表示する態様に限らず、音声や特定の効果音をスピーカ50から出したり、遊技者2が触れるハンドル40や遊技者2が座る椅子を振動させる等のような態様がある。あるいはこれらの少なくとも二つの報知態様を任意に組み合わせて報知してもよい。こうすれば遊技者2は表示部の数が変化することを確実に認識することができ、さらには当該表示部の数が変化することによって特典を期待する期待感が向上する。
ステップS40を実行すると、一の表示部を複数の表示部に分割したり、既に特別図柄表示器22に表示されている表示部に加えて新たな表示部を追加したり等して表示部の数を増やす。また、増やした数の表示部ではそれぞれ図柄変動を行う(あるいは継続する)。図柄変動の態様は任意であって、一の図柄変動(例えば中図柄変動84)のみを行なってもよく、複数の図柄変動を同期/非同期で行なってもよい。表示部の数が増加した後に再び図柄変動を開始したのを認識した遊技者2等は特典を獲得する期待感をもって特別図柄表示器22を見るようになるので、遊技者2等の期待感を向上させることができる。リーチパターンについては特定のリーチパターン(例えばスーパーリーチやスペシャルリーチ等)の出現頻度を一定率以下に設定すると、当該特定のリーチパターンに変わったときは遊技者2に大きな期待感を持たせることができる。その他に、ステップS40では表示部の数を増減するに伴って一つ以上の表示部について大きさや形状等をも併せて変化させてもよい。この変化によって、複数の表示部について全体や特別図柄の組み合わせ等が見やすくなる。
そして、各表示部で変動パターンに基づく図柄変動を行なった後、二以上の表示部について全部(または一部)にかかる図柄変動を停止する〔ステップS42〕。当該図柄変動の停止によって、各表示部にはそれぞれ特別図柄の組み合わせ(すなわち図柄表示態様)を表示する。ステップS42の変動停止によって特別図柄表示器22の画面上には特別図柄の組み合わせを複数組表示することになるが、当該特別図柄の組み合わせは確定図柄の候補にすぎない。
続いて特別図柄表示器22の各表示部に表示した特別図柄の組み合わせについて選択終了まで(ステップS46のYES)、いずれか一つの特別図柄の組み合わせを選択する表示を行う〔ステップS44〕。ステップS44では増えた数の表示部について図柄変動を停止するタイミングは任意であって、順番に図柄変動を停止させてもよく、ほぼ同時に図柄変動を停止させてもよい。また、特別図柄の組み合わせの選択では、任意(ランダム)の選択する方法や、遊技者2に有利な特別図柄の組み合わせを優先的に選択する方法などがある。選択の過程を特別図柄表示器22に表示することにより、遊技者2は特典を期待する期待感を持って見るようになる。ステップS46における選択終了か否かを判別する条件は、選択期間(例えば10秒間)を経過したことや、パチンコ球が所定領域(例えばゲート32)を通過した等のような任意の条件が該当する。また、選択の際には選択状態と非選択状態とで表示態様を異ならせ、選択状態および非選択状態の対象となる特別図柄の組み合わせを順次に変化させてゆくのがよい。選択状態と非選択状態とで異なる表示態様としては、明暗(濃淡),色彩,キャラクタ等の特別図柄以外の図柄,表示部の枠等を異ならせる。さらに、選択する特別図柄の組み合わせが変化してゆくにつれて、スピーカ50から音を出したり、ランプ類16等の発光体を点灯/点滅させるとなお面白味が増してゆく。
ステップS46において選択終了になると(YES)、特別図柄表示器22の画面上にはステップS44で選択した特別図柄の組み合わせを確定して表示し〔ステップS48〕、図柄変動処理を終了する。よって遊技者2は、今回の抽選結果としてどの特別図柄の組み合わせで確定したのかを容易に認識できる。すなわち「大当たり」か「はずれ」かを認識できる。遊技者2がより容易に認識できるようにするためには、確定した特定図柄を拡大したり色付けする等して表示するとなおよい。
図6に戻ってステップS16の図柄変動処理を終えると、大当たりか否かを判別する〔ステップS18〕。外来ノイズ等の影響を受けにくく信頼性が高いパチンコ機10の場合は、上述した大当たり判定用乱数RAに基づいて「大当たり」か否かを判別する。なお、特別図柄表示器22に実際に停止して表示した特別図柄が大当たり図柄と一致するか否かによって大当たりか否かを必要に応じて判別してもよい。また、当該ステップS18自体を実行せず、そのままステップS20を実行してもよい。もし、大当たりと判別したときは(YES)、賞球を得る機会を遊技者2に与えるために大当たり処理を実行する〔ステップS20〕。大当たり処理は、例えば大入賞口34の蓋74を一定期間(例えば30秒間)だけ開放し、当該大入賞口34等に入賞したパチンコ球の数に応じて賞球を払い出す等のような大当たり遊技を実現する。当該大当たり処理の具体的な手続きについては周知であるので、その説明および図示を省略する。一方、ステップS10の判別で始動口30にパチンコ球が入賞していない場合(NO)や、ステップS18の判別で「はずれ」ならば(NO)、そのまま始動口処理を終了する。なお大当たり処理の前後に必要に応じて、次回以降の図柄変動において大当たりになる確率(期待度)を変更する確率変動処理を行なってもよい。こうすれば、次回以降の大当たりを期待する遊技者2の期待感を向上させることができる。
次に、図6,図7に示すそれぞれの処理を実行して特別図柄表示器22に特別図柄の変動を表示する例について図8〜図10を参照しながら説明する。当該図8〜図10に示す例は特別図柄表示器22の画面上に表示する例であって「大当たり」になるケースの一例を示す。よって、数多く発生する「はずれ」となるケースは簡単のために図示と説明を省略する。
まず初期状態(電源投入時やリセット時等)における特別図柄表示器22の画面は、例えば図8(A)に示すように一の表示部80aのみを備える。パチンコ球が始動口30に入賞すると、表示部80a内でほぼ同時に左図柄変動82,中図柄変動84,右図柄変動86を始める{図7のステップS34}。図8(A)の例では、いずれの図柄変動も画面下(矢印D2)方向に向けて変動させている。そして図柄変動を開始した後の変動途中にリーチに達すると、図8(B)に示すように文字「リーチ」を有する報知図柄88aを表示する。図8(B)の例では左図柄群92と右図柄群96はいずれも特別図柄「8」で停止している。こうしてリーチに達すると{図7のステップS36}、図8(C)に示すようにアニメーション等によって表示部の数が変化することを遊技者2等に予告(報知)する{図7のステップS38}。図8(C)の例では一時的に爆発図柄88bやキャラクタ図柄88c等を表示している。
予告後に表示部の数を変化させるために特別図柄表示器22の画面を分割し、図9(A)に示すような四つ(複数)の表示部80a,80b,80c,80dに増やしてタイル状に配置して表示する{図7のステップS40}。図9(A)の例では表示部80aを特別図柄表示器22の左上部に、表示部80bを右上部に、表示部80cを左下部に、表示部80dを右下部にそれぞれ配置している。表示部80a,80b,80c,80dではそれぞれ中図柄変動84を継続する。当該中図柄変動84は短時間行なった後、例えば表示部80b→表示部80d→表示部80c→表示部80aの順番で停止する。
全ての表示部80a,80b,80c,80dで図柄変動を停止した後{図7のステップS42}、停止して表示する特別図柄の組み合わせのうち今回の抽選による抽選結果として確定する特別図柄の組み合わせを選択する{図7のステップS44}。図9(B)の例では、表示部80aにおいて左図柄群92,中図柄群94,右図柄群96の各図柄がそれぞれ「8」「6」「8」で停止し、特別図柄の組み合わせが「868」になったことを示す。同様に、表示部80b,80c,80dにおける特別図柄の組み合わせは、それぞれ「878」「888」「898」になったことを示す。よってこれらの四つの特別図柄の組み合わせの中から一つの特別図柄の組み合わせを選択する。当該選択過程では、選択している特別図柄の組み合わせがある表示部を他の表示部と異ならせる。図9(B)の例では始めに選択した表示部80bを相対的に明るく表示し、選択していない表示部80a,80c,80dを相対的に暗く表示している。
そして、選択状態の表示部を例えば右回り(図9(B)に示す矢印D4方向)に沿って表示部80d→表示部80c→表示部80a→表示部80bの順番に変化させてゆく。こうした選択過程を選択期間だけ行なった後、今回の抽選によって確定する特別図柄の組み合わせを表示する{図7のステップS46,S48}。図9(C)の例では表示部80c内に表示した特別図柄の組み合わせ「888」を選択したことを示す。本例では大当たりになったので、大当たり遊技の際には図10(A)の例に示すようにキャラクタ図柄88c等とともに「大当り」の文字90を大きく表示する{図6のステップS20}。
ここで図9(C)の例で示すような表示部80a,80b,80c,80dのままで表示を終了してもよいが、必要に応じて選択した表示部80cをより明確にするために矢印D6方向に拡大し、図10(B)の例に示すように特別図柄の組み合わせ「888」を特別図柄表示器22に大きく表示する構成としてもよい。当該拡大表示によって特別図柄の組み合わせが見やすくなるので、遊技者2はどの特別図柄の組み合わせで確定したのかを容易に認識することができる。
また上記の例では、複数の表示部80a,80b,80c,80dでは全ての図柄変動を同期させる全図柄同期変動を行なったが、一部の図柄変動を同期させる図柄同期変動を行なってもよく、非同期で図柄変動を行なってもよい。全図柄同期変動を行なった場合でも、停止して表示する図柄表示態様は上述したように表示部80a,80b,80c,80dでそれぞれ異ならせてもよく、少なくとも二つの表示部で同じにしてもよい。こうした表示態様は期待度や遊技状態等に応じて変化させるとなお面白くなる。これらの表示態様であっても全体的な表示が変化するので、表示部を見る者を飽きさせなくすることができる。
上述した実施の形態1によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(a1)表示制御基板200(表示制御部6)は、特別図柄表示器22の画面上に備えた複数の表示部80a,80b,80c,80dでそれぞれ図柄群を変動して特別図柄の組み合わせ(図柄表示態様)を停止させ{図7のステップS42を参照}、停止させた二以上の特別図柄の組み合わせのうちいずれか一つの特別図柄の組み合わせを選択した{図7のステップS44〜S48を参照}。よって遊技者2は所望の図柄表示態様が選択されるのを期待する期待感を持って遊技することができる。また、表示部80a,80b,80c,80dを用いた全体的な表示を行うので、当該表示部を見る者を飽きさせない。
(a2)選択の際には選択状態と非選択状態とで表示態様を異ならせ、選択状態および非選択状態の対象となる表示部や特別図柄の組み合わせを順次に変化させるように表示制御基板200を構成した{図7のステップS44,S46、図9(B)を参照}。選択状態と非選択状態とで表示態様を異ならせると、遊技者2はどの特別図柄の組み合わせが選択されているのかが明確に分かる。また選択状態および非選択状態とが順次に変化するので、遊技者2は所望の特別図柄の組み合わせが最終的に選択されるのかを期待しながら見ることができる。
(a3)二以上の特別図柄の組み合わせのうち遊技者2に有利な特別図柄の組み合わせを選択するように表示制御基板200を構成した{図7のステップS44を参照}。表示された二以上の特別図柄の組み合わせの中でも遊技者2に有利な特別図柄の組み合わせが選択されるので、ランダムに選択される場合と比べると遊技者2は特典を得る可能性が高まる。よって、特典を期待する遊技者2の期待感を高めることができる。
(a4)リーチに達する(所要の条件が成立する)と、特別図柄表示器22の画面上に備える表示部の数を増やすように表示制御基板200を構成した{図7のステップS36,S40を参照}。増えた分の表示部についても図柄変動を行うので{図9(A)等を参照}、大当たり図柄(所定の特別図柄の組み合わせ)で停止する可能性が高まる。よってリーチに達したことも考慮すると、特典を期待する遊技者2の期待感をより高めることができる。
(a5)増やす表示部の数を期待度に応じて変化させるように表示制御基板200を構成した{図7のステップS32を参照}。特に期待度が高まるにつれて表示部の数が増えるので、当該表示部の数を認識した遊技者2は期待度を推測し、特典を期待しながら遊技することができる。
(a6)増やした数の表示部について全部または一部にかかる表示部の大きさや形状を変化させるように表示制御基板200を構成した{図7のステップS40を参照}。表示部の大きさや形状を適切に変化させると、図柄変動や特別図柄の組み合わせが見やすくなる{図8(B),図8(C)等を参照}。よって表示部を変化させない場合に比べて、視認性を向上させることができる。
〔実施の形態2〕
実施の形態2は実施の形態1と同様にパチンコ機10に本発明を適用したものであって、図柄変動を行う複数の表示部のうち少なくとも一つの表示部を選択する態様である。本実施の形態2は図11,図12を参照しながら説明する。なお、パチンコ機10の構成等は実施の形態1と同様であるので、図示および説明を簡単にするために実施の形態2では実施の形態1と異なる点について説明する。よって図11,図12において実施の形態1に示す要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
実施の形態2が実施の形態1と異なるのは、選択を行う対象である。すなわち実施の形態1では特別図柄の組み合わせについて選択を行うのに対して、実施の形態2では表示部について選択を行う。この態様を実現するために、図7に示す図柄変動処理に代えて図11に示す図柄変動処理を実行する。図11に示す図柄変動処理において、特別図柄表示器22の画面上でほぼ同時に表示する表示部の数を変化させた後〔ステップS40〕、変化させた数の表示部について選択終了まで(ステップS46のYES)、少なくとも一つの表示部を選択する表示を行う〔ステップS45〕。この選択過程は、図7のステップS44,S46と同様であるので詳細な説明は省略する。その後にステップS46において選択終了になると(YES)、ステップS45で選択した表示部について図柄変動を停止し〔ステップS47〕、特別図柄表示器22の画面上には選択した表示部について特別図柄の組み合わせを確定して表示し〔ステップS48〕、図柄変動処理を終了する。
次に、図6,図11に示すそれぞれの処理を実行して特別図柄表示器22に特別図柄の変動を表示する例について図12を参照しながら説明する。当該図12に示す例は、実施の形態1と同様に特別図柄表示器22の画面上に表示する例であって「大当たり」になるケースの一例を示す。
表示部の数を増やして図12(A)の例に示すように特別図柄表示器22の画面上に表示部80a,80b,80c,80dを備えるまでの過程は実施の形態1と同様である。その後、今回の抽選による抽選結果として確定する特別図柄の組み合わせを表示するための表示部を選択する{図7のステップS45}。当該表示部を選択する過程では、選択している選択状態の表示部を選択していない非選択状態の表示部と異ならせて表示する。このように異なる表示態様で表示部を表示するとともに途中の選択過程を表示するのは{図7のステップS45,S46}、実施の形態1と同様である。図12(A)の例では表示部80aを始めに選択したことを示し、選択状態の表示部を例えば右回り(矢印D8方向)に沿って表示部80b→表示部80d→表示部80c→表示部80aの順番に変化させてゆく。
こうした選択過程を選択期間だけ行なった後、今回の抽選によって確定する特別図柄の組み合わせにかかる表示部を表示する{図7のステップS45}。図12(B)の例では表示部80dを選択して残りの中図柄変動84を継続し、その後に中図柄変動84を停止する{図7のステップS47}。停止したときの特別図柄の組み合わせの例を図12(C)に示す。図12(C)の例では表示部80dにおいて特別図柄の組み合わせ「888」で停止して大当たりになったので、大当たり遊技の際には図10(A)の例に示すようにキャラクタ図柄88c等とともに「大当り」の文字90を表示する{図6のステップS20}。
なお、表示部の選択を終了するタイミングと図柄変動を停止するタイミングとは任意であって、相互に前後してもよく、ほぼ同時に行なってもよい。また、選択しなかった表示部については、図柄変動を停止するタイミングや、図柄変動を停止して特別図柄の組み合わせを表示するか否かについては任意である。すなわち、図12(C)において二点鎖線で示すように一部の表示部(例えば表示部80c)で中図柄変動84を停止して特別図柄の組み合わせを表示してもよい。ただし、選択しなかった表示部において停止した特別図柄の組み合わせが大当たり図柄(例えば「777」)であっても「大当たり」にはならない。さらに、選択した表示部80dを特別図柄表示器22のほぼ画面一杯に拡大して表示したり、全図柄同期変動や非同期図柄変動を行う点については実施の形態1と同様に行なってもよい。
上述した実施の形態2によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(b1)表示制御基板200(表示制御部6)は、それぞれが図柄変動を行う複数の表示部80a,80b,80c,80dのうち少なくとも一つの表示部を選択し{図11のステップS45を参照}、選択した表示部でのみ特別図柄の組み合わせ(図柄表示態様)を停止させた{図11のステップS47,S48を参照}。よって遊技者2は所望の表示部が選択されるのを期待する期待感を持って遊技することができる。また、表示部80a,80b,80c,80dを用いた全体的な表示を行うので、当該表示部を見る者を飽きさせない。
(b2)実施の形態1において得た(a2)から(a6)まで示す効果は、同様に実施する実施の形態2において得ることができる。
〔他の実施の形態〕
上述したパチンコ機10(遊技機)において、他の部分の構造,形状,大きさ,材質,配置および動作条件等については、上記実施の形態に限定されるものでない。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
(1)上記各実施の形態では、パチンコ機10に本発明を適用した。この形態に代えて、パチンコ機以外の他の遊技機(例えばスロットマシン,アレンジボール機,雀球遊技機,テレビゲーム機等)であって表示部,表示制御部および遊技制御部を備えたものにも同様に本発明を適用することができる。当該他の遊技機であっても、複数の表示部でそれぞれ図柄変動を行うことが可能に構成したので、全体的な表示を行なって当該複数の表示部を見る者を飽きさせない。
(2)上記各実施の形態では、表示制御基板200(表示制御部6)が特定のリーチパターンを読み込み、かつリーチになったときに特別図柄表示器の画面で表示する表示部の数を増減するように構成した{図7のステップS36}。この形態に代えて、期待度に応じて表示部を増減するように構成してもよい。例えば図7に示すステップS36において、現在の期待度が所定範囲内であるか否かを判別する。当該期待度は特典が与えられる可能性を示す尺度を意味し、例えば0%〜100%の範囲内のいずれかに該当する。「所定範囲」は例えば0%〜100%の範囲内のいずれか一の値であってもよく、固定した範囲や遊技状態等に応じて変化する範囲であってもよい。もし現在の期待度が所定範囲内であるときにのみ所要の条件が成立し(YES)、表示部の数を増減する〔ステップS40〕。このようにすれば、表示部の数が増減したのを認識した者は期待度を推測できるので、特典を期待しながら遊技することができる。
(3)上記各実施の形態では、リーチ後に変化させた数の各表示部においてそれぞれ中図柄変動84を継続した{例えば図7のステップS40、図9(A)を参照}。この形態に代えて(あるいは加えて)、リーチ前に表示部の数を変化させ、少なくとも一つの表示部では左図柄変動82,中図柄変動84,右図柄変動86のうち二以上の図柄変動をほぼ同時に行う構成としてもよい。例えば、図8(A)に示すような図柄変動を図9(A)に示す表示部80a,80b,80c,80dでそれぞれ行う態様が該当する。この構成であっても全体的な表示が変化するので、表示部を見る者を飽きさせなくすることができる。
(4)上記実施の形態1では、特別図柄の組み合わせ(図柄表示態様)の選択を表示部の選択によって実現した{図7のステップS44,S46、図9(B)を参照}。この形態に代えて(あるいは加えて)、特別図柄の組み合わせは表示部内外にかかわらず停止して表示する全ての特別図柄の中から任意に(あるいは規則的に)選択して組み合わせる構成してもよい。例えば図9(B)の例において、表示部80a,表示部80b,表示部80cについてそれぞれ中図柄群94を組み合わせると「678」となり、これを特別図柄の組み合わせとする。また、選択の際には遊技者2に有利になる特別図柄を組み合わせるのが望ましい。このように様々な選択方法を適用すると遊技者2が望む特別図柄の組み合わせになるので、特典を期待する遊技者2の期待感を向上させることができる。
(5)上記各実施の形態では、同一の特別図柄表示器22内に複数の表示部80a,80b,80c,80dを表示した{例えば図7のステップS40、図9(A)を参照}。この形態に代えて(あるいは加えて)、特別図柄表示器22以外の表示器に少なくとも一つの表示部を表示する構成としてもよく、特別図柄表示器22および他の表示器にほぼ同時に複数の表示部を表示する構成としてもよい。こうして見やすい表示器に注目させる表示部を表示すると、遊技者2に関心を引き付けさせることができる。また、表示部の数は四つに限らず、二つ,三つ,五つ以上の任意数であってもよい。
(6)上記実施の形態1では特別図柄の組み合わせ(図柄表示態様)を選択する際には選択状態を一つとし、他の特別図柄の組み合わせを非選択状態とした{図7のステップS44、図9(B)を参照}。このことは表示部を選択する実施の形態2でも同様である{図11のステップS45、図12(A)を参照}。この形態に代えて(あるいは加えて)、二つ以上の特別図柄の組み合わせを選択状態としてもよい。また、最初は選択状態を複数とし、次第に(段階的に)選択状態の数を減らしてゆくように構成してもよい。さらには、図柄変動の期間内において選択状態の数を増減させながら、最終的には一つ(あるいは所定数)の選択状態の数となるように構成してもよい。こうすれば選択状態の数が多ければ、遊技者2が望む特別図柄の組み合わせや表示部が含まれる可能性が高まるので、特典を期待する遊技者2の期待感を高めることができる。
(7)上記実施の形態1では、全ての表示部80a,80b,80c,80dので図柄変動を停止した後{図7のステップS42,図9(B)を参照}、確定すべき特別図柄の組み合わせを選択した{図7のステップS44,図9(C)を参照}。この形態に代えて(あるいは加えて)、少なくとも一つの表示部で図柄変動を継続し、既に図柄変動を停止して表示部に表示された特別図柄の組み合わせの中から確定すべき特別図柄の組み合わせを選択してもよい。図9(A),図9(B)の例では、表示部80aのみについて中図柄変動84を継続し、表示部80b,80c,80dに表示された特別図柄の組み合わせの中から選択を行う。こうすれば選択態様となる特別図柄の組み合わせが少なくなるので、特に特典に結びつく特別図柄の組み合わせが含まれる場合には特典を期待する遊技者2の期待感をさらに高めることができる。
(8)上記各実施の形態では、図柄表示態様を形成し得る特定図柄として特別図柄のみを適用した{図7,図9等を参照}。この形態に代えて、普通図柄のみを特定図柄として適用してもよく、特別図柄と普通図柄の双方を特定図柄として適用してもよい。また、抽選に用いる他の図柄(例えばチャンス図柄等の第4図柄)を特定図柄として適用してもよい。こうした様々な図柄についても全体的な表示を行うことができ、表示部を見る者を飽きさせない。さらには、任意のタイミングで特定図柄の対象を変化させる(切り換える)と、なお面白味が増す。
2 遊技者
4 遊技制御部
6 表示制御部
8 表示手段
8a,8b,8c,8d 表示部
10 パチンコ機(遊技機)
22 特別図柄表示器
80a,80b,80c,80d 表示部
82 左図柄変動
84 中図柄変動
86 右図柄変動
90 大当たり表示
92,94,96 図柄群(特定図柄)
100 メイン制御基板(遊技制御部)
110,210 CPU
112,202 ROM
114,204 RAM
200 表示制御基板(表示制御部)
212 キャラクタジェネレータ
214 VDP

Claims (3)

  1. 遊技球が入賞可能な始動口と、
    前記始動口への遊技球の入賞に基づいて大当り判定用乱数を取得する乱数取得手段と、
    前記乱数取得手段により取得された大当り判定用乱数についての大当り判定を行う大当り判定手段と、
    前記乱数取得手段により取得された大当り判定用乱数についての前記大当り判定の結果を示す画像として、図柄演出画像またはキャラクタ演出画像を含む、一の画像演出が表示される表示領域を有する表示手段と、
    前記乱数取得手段により取得された大当り判定用乱数を、所定個数まで保留可能な保留手段と、
    所定の変動条件が成立したことに基づいて前記表示領域にて前記一の画像演出を表示し、前記大当り判定用乱数についての前記大当り判定の結果が大当りであるときには、前記一の画像演出が終了するときに前記大当り判定の結果が大当りである旨を示す大当り画像が前記表示領域に表示されているように制御しうる表示制御手段と、
    前記大当り判定手段による前記大当り判定において大当りであると判定されたことに基づいて、前記一の画像演出が終了するときに前記大当り画像が表示されていた場合に、遊技者に有利な大当り遊技を実行する大当り遊技実行手段と、
    を備え、前記一の画像演出が表示されている間に遊技球が前記始動口に入賞したことに基づいて前記大当り判定用乱数が取得された場合には、該一の画像演出が終了したのちに、該取得された大当り判定用乱数についての前記大当り判定に基づく画像演出が表示される遊技機であって、
    前記表示制御手段は、
    前記図柄が停止されたときに一つの前記大当り判定用乱数についての前記大当り判定の結果を、前記表示領域に表示するに際し、前記一の画像演出に代えて、前記大当り画像が表示される可能性のある画像演出として複数組の画像演出を同時に表示したのち、該複数組の画像演出のうちいずれか一組の画像演出が選択されうるかたちで、画像演出の選択表示を行う画像演出選択表示手段と、
    少なくとも前記画像演出選択表示手段により選択された画像演出が終了するときには、前記一つの大当り判定用乱数についての前記大当り判定の結果を示す画像を表示する結果表示制御手段と、
    を有し、
    前記大当り遊技実行手段は、
    前記画像演出選択表示手段により選択された組の画像演出とは異なる他の組の画像演出が終了した際に表示される図柄停止画像としていかなる画像が表示されたとしても前記大当り遊技を実行することなく、
    前記画像演出選択表示手段により選択された組の画像演出が終了した際に表示される図柄停止画像として、前記大当り画像が表示された場合に、前記大当り遊技を実行するものであり、
    さらに、前記画像演出選択表示手段は、
    前記大当り画像が表示される可能性のある画像演出として前記複数組の画像演出のうちいずれか一組の画像演出を選択するに際して、前記大当たり画像が表示される期待を高めるべく、遊技者にとっての有利度合いが異なる前記複数組の画像演出のうち遊技者に最も有利な画像演出を選択する手段を有する
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記表示手段は、前記画像演出を表示する表示領域として一の表示領域のみを有しており、
    前記画像演出選択表示手段は、前記複数組の画像演出の全部を、前記一の表示領域に表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記画像演出選択表示手段は、
    前記複数組の画像演出を前記一の表示領域に表示するに際して、各画像演出を互いに区画して表示する
    ことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
JP2009198283A 2009-08-28 2009-08-28 遊技機 Expired - Lifetime JP5070430B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009198283A JP5070430B2 (ja) 2009-08-28 2009-08-28 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009198283A JP5070430B2 (ja) 2009-08-28 2009-08-28 遊技機

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000148119A Division JP4441659B2 (ja) 2000-05-19 2000-05-19 遊技機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010271067A Division JP2011078809A (ja) 2010-12-06 2010-12-06 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010005424A JP2010005424A (ja) 2010-01-14
JP5070430B2 true JP5070430B2 (ja) 2012-11-14

Family

ID=41586525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009198283A Expired - Lifetime JP5070430B2 (ja) 2009-08-28 2009-08-28 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5070430B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3967395B2 (ja) * 1995-11-29 2007-08-29 株式会社ソフィア 遊技機
JP3866795B2 (ja) * 1996-06-24 2007-01-10 株式会社ソフィア 遊技機
JPH1085403A (ja) * 1996-09-13 1998-04-07 Ace Denken:Kk 遊技機 および遊技方法
JPH11309256A (ja) * 1998-04-27 1999-11-09 Sankyo Kk 遊技機
JP4484094B2 (ja) * 1998-07-09 2010-06-16 豊丸産業株式会社 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010005424A (ja) 2010-01-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6647245B2 (ja) 遊技機
JP2008161391A (ja) 弾球遊技機
JP2019187597A (ja) 遊技機
JP2019000541A (ja) 遊技機
JP2019024787A (ja) 遊技機
JP6940377B2 (ja) 遊技機
JP2019024781A (ja) 遊技機
JP2019180724A (ja) 遊技機
JP2019051215A (ja) 遊技機
JP2019084199A (ja) 遊技機
JP2019030509A (ja) 遊技機
JP4403346B2 (ja) 遊技機
JP4667522B2 (ja) 遊技機
JP4441659B2 (ja) 遊技機
JP2019187596A (ja) 遊技機
JP6989661B2 (ja) 遊技機
JP2019084197A (ja) 遊技機
JP5070430B2 (ja) 遊技機
JP6989337B2 (ja) 遊技機
JP6985091B2 (ja) 遊技機
JP6647244B2 (ja) 遊技機
JP4962995B2 (ja) 遊技機
JP2011078809A (ja) 遊技機
JP4793885B2 (ja) 遊技機
JP4581145B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101007

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110829

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110920

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111220

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20120105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120313

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120508

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120605

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120703

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5070430

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150831

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term