JPH1085403A - 遊技機 および遊技方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】図柄合わせゲームの内容が変化に富み、かつ遊
技者の注意力を集中させてスリルと興奮をより喚起でき
る遊技機および遊技方法を提供する。 【解決手段】図柄変更手段４０は、特定入賞口１２に球
が入賞したとき、可変表示手段２０のマトリクス状に配
置された複数の図柄表示領域に表示される図柄を所定期
間スクロールした後、該スクロール動作を停止する。有
効ライン表示手段５０は、スクロール動作が停止する前
に、縦、横または斜めのラインのうちのいずれかを該ラ
イン上に特定の図柄が揃った際に当たりとなる有効ライ
ンとして表示する。特別価値発生手段３０は、図柄変更
手段４０が図柄の変更動作を停止した時点で特定の図柄
が有効ライン上に揃っているとき、遊技者に有利な特別
価値を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、遊技盤面上に打出
された球が特定入賞口へ入賞したとき所定の図柄合わせ
ゲームを実行し、その実行結果に応じて遊技者に有利な
特別価値を発生させる遊技機および遊技方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の遊技機としては、各種の図柄合わ
せゲームを表示する可変表示手段としての液晶ディスプ
レイを備え、特定入賞口に球が入賞したとき該液晶ディ
スプレイ上で図柄合わせゲームを実行し、その実行結果
として特定の図柄が揃ったとき、遊技者に有利な特別価
値を発生させる、いわゆるフィーバ機がある。

【０００３】フィーバ機には、液晶ディスプレイの表示
画面を、たとえば３×３のマトリクス状に区切り、区切
られた各表示領域にそれぞれ図柄を表示するものがあ
る。このような遊技機では、特定入賞口に球が入賞した
とき、マトリクスの縦列方向に連なる３つの表示領域を
単位として図柄をスクロール動作させる。そして、スク
ロール動作を停止したとき、マトリクスの縦、横、斜め
のラインのうち固定的に定めた所定のライン上に特定の
図柄が揃ったとき特別価値を付与する。あるいは縦、
横、斜めのいずれのラインであっても、特定の図柄が１
つのライン上に揃ったときに特別価値を付与するように
なっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特定の
図柄が揃った際に当たりになるラインの位置を固定的に
定めているものでは、図柄合わせゲームの内容が単調で
変化に乏しいという問題がある。また特定の図柄が縦、
横、斜めのいずれのライン上に揃っても当たりになるも
のでは、当たりになるラインが多数存在するので、特定
のラインに遊技者の注意力が集中せず、遊技者のスリル
と興奮を十分に喚起することが難しい。

【０００５】本発明は、このような従来の技術が有する
問題点に着目してなされたもので、図柄合わせゲームの
内容が変化に富み、かつ遊技者の注意力を集中させスリ
ルと興奮をより喚起することのできる遊技機および遊技
方法を提供することを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存
する。 ［１］遊技盤面（１１）上に打出された球が特定入賞口
（１２）へ入賞したとき所定の図柄合わせゲームを実行
し、その実行結果に応じて遊技者に有利な特別価値を発
生させる遊技機（１０）において、任意の図柄を表示す
ることのできる複数の図柄表示領域（２０ａ〜２０ｉ）
がマトリクス状に配置された可変表示手段（２０）と、
前記特定入賞口（１２）に球が入賞したとき、前記図柄
表示領域（２０ａ〜２０ｉ）に表示される図柄を所定期
間に渡って連続的に変更した後、該図柄の変更動作を停
止させる図柄変更手段（４０）と、前記図柄変更手段
（４０）による図柄の変更動作が停止する前に、前記図
柄表示領域（２０ａ〜２０ｉ）の配置されているマトリ
クス上で特定の図柄が直線状に並んで表示された際に当
たりとなる直線の位置を選択して表示する有効ライン表
示手段（５０）と、前記図柄変更手段（４０）が図柄の
変更動作を停止した時点で前記特定の図柄が前記有効ラ
イン表示手段（５０）によって表示された直線上に揃っ
たとき、遊技者に有利な特別価値を発生させる特別価値
発生手段（３０）と、を具備することを特徴とする遊技
機（１０）。

【０００７】［２］前記有効ライン表示手段（５０）
は、図柄が揃った際に当たりとなる直線を前記図柄表示
領域（２０ａ〜２０ｉ）の図柄に重ねて表示することを
特徴とする請求項１記載の遊技機（１０）。

【０００８】［３］遊技盤面（１１）上に打出された球
が特定入賞したとき所定の図柄合わせゲームを実行し、
その実行結果に応じて遊技者に有利な特別価値を発生さ
せる遊技方法において、前記特定入賞口（１２）に球が
入賞したとき、マトリクス状に配置された複数の図柄表
示領域（２０ａ〜２０ｉ）に表示される図柄を所定期間
に渡って変更し、前記図柄の変更動作を停止する前に、
前記図柄表示領域（２０ａ〜２０ｉ）の配置されている
マトリクス上で特定の図柄が直線状に並んで表示された
際に当たりとなる直線の位置を選択して表示し、図柄の
変更動作を停止した時点で前記直線上に前記特定の図柄
が揃ったとき、遊技者に有利な特別価値を発生させるこ
とを特徴とする遊技方法。

【０００９】前記本発明は次のように作用する。図柄変
更手段（４０）は、特定入賞口（１２）に球が入賞した
とき、マトリクス状に配置された複数の図柄表示領域
（２０ａ〜２０ｉ）に表示される図柄を所定期間に渡っ
て変更した後、該図柄の変更動作を停止する。

【００１０】有効ライン表示手段（５０）は、図柄変更
手段（４０）による図柄の変更動作が停止する前に、図
柄表示領域（２０ａ〜２０ｉ）の配置されているマトリ
クス上で特定の図柄が直線状に並んで表示された際に当
たりとなる直線の位置を選択して表示する。

【００１１】特別価値発生手段（３０）は、図柄変更手
段（４０）が図柄の変更動作を停止した時点で特定の図
柄が有効ライン表示手段（５０）によって表示された直
線上に揃っているとき、遊技者に有利な特別価値を発生
させる。

【００１２】このように、特定の図柄が揃った際に当た
りとなる直線の位置が、図柄の変更動作の停止する前に
選択されて表示されるので、図柄の揃うべきラインが固
定的にならず、図柄合わせゲームの内容が変化に富むも
のになる。またどのライン上に図柄が揃っても当たりに
なる場合と異なり、当たりになるラインが特定されるの
で、表示されたライン上に遊技者の注意力が集中し、遊
技者のスリルと興奮を喚起することができる。

【００１３】また、当たりのラインを図柄に重ねて表示
することで、当たりになるラインの位置がわかりやす
く、また、表示されたライン上に図柄が実際に揃うこと
により、遊技者の注意力がより該ライン上に集中され、
遊技者の興奮および射幸心をより一層煽ることができ
る。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の一実
施の形態を説明する。各図は本発明の一実施の形態を示
している。図２に示すように、本発明に係る遊技機１０
は、ハンドル１４の回転操作によって球を打ち出し、各
種の入賞口への球の入賞を競うパチンコ機である。な
お、本発明に係る遊技機１０は、アレンジボール機など
遊技媒体として球を用いる各種のゲーム機に適用するこ
とができる。

【００１５】遊技機１０は、打ち出された球の流下する
場としての遊技盤面１１を備えている。遊技盤面１１に
は入賞口や各種の役物、障害釘、アウト口などが配置さ
れている。遊技盤面１１の略中央部分には、図柄合わせ
ゲームを表示する中央役物としての可変表示手段２０が
設けられている。ここでは、可変表示手段２０として、
カラー液晶ディスプレイを用いている。このほか、可変
表示手段２０としてモノクロの液晶ディスプレイやＣＲ
Ｔディスプレイなどを用いることもできる。

【００１６】可変表示手段２０の表示領域は、図４ａに
示すように３×３のマトリクス状に区切られており、区
切られた各図柄表示領域２０ａ〜２０ｉのそれぞれに任
意の図柄を表示することができるようになっている。こ
こでは、縦方向に連なる３つの図柄表示領域２０ａ〜２
０ｃ、２０ｄ〜２０ｆ、２０ｇ〜２０ｉをそれぞれ単位
として上下方向に０から９の数字図柄をスクロール動作
させてスロットマシーンに見立てた数字合わせゲームが
表示される。

【００１７】可変表示手段２０の下方には、一般に、始
動チャッカーと呼ばれる特定入賞口１２が設けられてい
る。遊技盤面１１に打ち出された球が特定入賞口１２に
入賞することを契機として、可変表示手段２０上で数字
合わせゲームが実行される。

【００１８】特定入賞口１２のさらに下方には、特別価
値発生手段としての可変入賞口３０が設けられている。
可変入賞口３０は、普段は閉じられているが、遊技者に
特別価値を付与する際にその入賞口の開閉動作を繰り返
して行う大口の入賞口である。可変入賞口３０の入賞口
を開くことで球の入賞確率の高い状態が形成される。

【００１９】遊技盤面１１の下部には、遊技に供される
球を入れる前皿１５が、さらにその下部には、前皿１５
から溢れた球を受け止める下皿１６が設けられている。
下皿１６の右横には、球の発射を操作するためのハンド
ル１４が設けられている。なお、遊技機１０の各種の動
作を制御する制御回路は、遊技盤面１１の裏面等の機体
内に取り付けられている。

【００２０】図１は、本発明の一実施の形態における遊
技機１０の回路構成の概要を表したものである。特定入
賞口１２は、入賞した球を検知するための入賞検知スイ
ッチ１３を備えている。入賞検知スイッチ１３は、機械
的なスイッチのほか、球により光の遮られたことで入賞
を検知する光センサや、球の通過による磁界の変化を検
出する磁気センサなど各種のセンサを用いることができ
る。

【００２１】球の入賞を検知した際に入賞検知スイッチ
１３から出力される入賞信号６１は、図柄変更手段４０
および有効ライン表示手段に入力されている。図柄変更
手段４０は、可変表示手段２０に表示される数字のスク
ロール動作を制御する表示制御回路である。図柄変更手
段４０は、マトリクス状に配置された図柄表示領域２０
ａ〜２０ｉ（図４ａ）のうち、左端縦方向に並ぶ３つの
図柄表示領域２０ａ〜２０ｃを単位として、０から９の
数字を下方向にスクロール動作させる。

【００２２】同様に、中央で縦方向に並ぶ３つの図柄表
示領域２０ｄ〜２０ｆと、右端縦方向に並ぶ図柄表示領
域２０ｇ〜２０ｉをそれぞれ単位として、０〜９の数字
を下方向にスクロール動作させる機能を備えている。

【００２３】また図柄変更手段４０は、無作為抽選手段
４１を備えており、入賞信号６１が入力された際、図示
しない乱数発生器により無作為抽選を行なうようになっ
ている。

【００２４】有効ライン表示手段５０は、特定の図柄が
直線状に並んで表示された際に当たりとなる有効ライン
の位置を選択し、該有効ラインを可変表示手段２０上に
表示する回路部分である。有効ライン表示手段５０の有
する有効ライン選択部５１は、マトリクス上に引くこと
のできる縦３本、横３本および斜め２本の合計８種類ラ
インのうち、いずれか１つのラインを、入賞信号６１が
入力されるごとに無作為に有効ラインとして選択する機
能を有する。

【００２５】有効ライン表示手段５０は、ライン選択部
５１によって選択したラインが８種類のうちどのライン
であるかを示す有効ライン識別信号６２を出力し、該信
号６２は図柄変更手段４０に入力されている。

【００２６】図柄変更手段４０は、スクロール動作を一
定期間行った後、有効ライン表示手段５０からの有効ラ
イン識別信号６２および無作為抽選の抽選結果に基づい
てスクロール動作を停止させる。すなわち、無作為抽選
の抽選結果が当たりのときは、有効ライン上で「７７
７」などの数字が揃うようにスクロール動作を左列、中
央列、右列の順に停止させる。一方、無作為抽選の抽選
結果が外れのときは、有効ライン上で同一の数字が揃わ
ないように図柄のスクロール動作を順次停止させるよう
になっている。

【００２７】図柄変更手段４０には、無作為抽選の抽選
結果が当たりのとき（有効ライン上に同一の数字が揃っ
たとき）、遊技者に特別価値を付与する特別価値発生手
段３０が接続されている。特別価値発生手段３０は、通
常状態では閉じているが、遊技者に有利な特別価値を付
与するときに開かれる大口の入賞口としてのアタッカー
３１を備えた可変入賞口である。アタッカー３１は、ソ
レノイド３２により開閉駆動される。

【００２８】特別価値発生手段３０は、無作為抽選の抽
選結果が当たりのとき、一定期間（たとえば２９秒）開
いた後、短時間（２秒ほど）閉じるアタッカー３１の開
閉動作を繰り返すよう動作する。アタッカー３１の開閉
されるラウンド回数は１６回に設定されている。

【００２９】各ラウンドにおいて予め定めた個数（たと
えば、１０個）の球が入賞すると、所定時間の経過する
前であっても、アタッカー３３が閉じられる。これによ
り、入賞により払い出される球の個数が過剰に増えるこ
とを阻止している。

【００３０】図柄変更手段４０、無作為抽選手段４１、
有効ライン表示手段５０、ライン選択部５１等は、遊技
機１０における各種制御の中枢的機能を果たすＣＰＵ
（中央処理装置）と、ＲＯＭ（リード・オンリ・メモ
リ）と、ＲＡＭ（ランダム・アクセス・メモリ）を主要
部とする回路によって構成されている。

【００３１】ＲＯＭには、ＣＰＵの実行するプログラム
や表示される数字の図柄など各種の固定的データが記憶
されている。またＲＡＭは、プログラムを実行する上で
一時的に必要になるデータを記憶する作業用のメモリで
ある。

【００３２】次に、遊技機１０における動作の流れを説
明する。図３は、遊技機１０の行なう動作の流れを、ま
た図４は、可変表示手段２０の表示内容を模式的に表し
たものである。特定入賞口１２に球が入賞するまでの間
（ステップＳ１０１；Ｎ）、可変表示手段２０の図柄は
前回スクロール動作を停止させたときの状態のまま保持
される（図４ａ）。特定入賞口１２に球が入賞したとき
（ステップＳ１０１；Ｙ）、図柄変更手段４０は、可変
表示手段２０に表示されている図柄のスクロール動作を
開始する（ステップＳ１０２）。図４ｂでは、スクロー
ル動作中の表示状態を「〜」で示してある。

【００３３】一方、有効ライン表示手段５０は、縦、
横、斜めの８種類のラインの中から、次回の有効ライン
を無作為に選択し、選択した有効ライン７１をスクロー
ル動作中の図柄に重ねて表示する（ステップＳ１０
３）。図４ｃでは、右下がり斜めの２本の破線により有
効ライン７１を示している。

【００３４】図柄変更手段４０の無作為抽選手段４１
は、無作為抽選を実行し（ステップＳ１０４）、その抽
選結果が当たりのとき（ステップＳ１０５；Ｙ）、表示
されている有効ライン７１上に同一の数字が揃うように
図柄のスクロール動作を左列から順に停止させる（ステ
ップＳ１０６）。図４ｄは、有効ライン７１上に「７７
７」の数字が揃った状態を示している。

【００３５】抽選結果が当たりとなり有効ライン７１上
に「７７７」など同一の数字が揃った状態でスクロール
動作が停止されたとき、アタッカー３１を開閉動作させ
て、遊技者に特別価値を付与する（ステップＳ１０
７）。

【００３６】一方、無作為抽選の抽選結果が外れのとき
は（ステップＳ１０５；Ｎ）、表示されている有効ライ
ン７１上に同一の数字が揃わないようにスクロール動作
を停止させる（ステップＳ１０８）。

【００３７】このように、特定の図柄が揃った際に当た
りになる有効ラインが、特定入賞口１２に球が入賞する
ごとに選択されるとともに、図柄のスクロール動作が停
止する前に該有効ラインが表示されるので、当たりのラ
インが固定的にならず、図柄合わせゲームの内容が変化
に富むものになる。

【００３８】また、どのライン上に図柄が揃っても当た
りになる場合と異なり、各回の図柄合わせゲームで当た
りになるラインが特定されるので、表示された有効ライ
ン上に遊技者の注意力が集中し、遊技者のスリルと興奮
を喚起することができる。

【００３９】さらに、スクロール動作中の図柄に重ねて
有効ラインを表示することで、有効ラインの位置がわか
りやすく、有効ライン上に遊技者の注意力を一層集中さ
せることができる。

【００４０】以上説明した実施の形態では、縦、横、斜
めの８種類のラインの中から有効ラインを選択するよう
にしたが、縦と横の６ライン、あるいは縦、横のいずれ
か３ラインであっても良く、ラインの種類は適宜変更す
ることができる。また、実施の形態では、スクロール動
作中に有効ラインを１つだけ表示するようにしたが、複
数の有効ラインを表示し、いずれかの有効ライン上に特
定の図柄が揃ったとき当たりになるようにしても良い。

【００４１】また、実施の形態では、スクロール動作を
開始した後に有効ラインを表示するようにしたが、スク
ロール動作の開始と同時に有効ラインを表示したり、有
効ラインをまず表示し、その後スクロール動作を開始す
ることも可能である。

【００４２】このほか、図柄合わせゲームは数字の値を
揃えるものに限られず、魚やフルーツなどの図柄を揃え
るものであってもよい。また、有効ラインを可変表示手
段を用いて表示するようにしたが、たとえば、可変表示
手段の前面に透明なスクリーン配置し、該スクリーン上
に有効ラインを表示しても良い。

【００４３】さらに、有効ラインを、図柄と重ねて表示
せず、他の箇所に表示するようにしてもよい。たとえ
ば、マトリクス状に配置された図柄表示領域の周囲に、
各ラインの位置を指し示す矢印を配置し、有効ラインに
該当するラインの矢印部分を点灯表示するようにするこ
とができる。

【００４４】

【発明の効果】本発明にかかる遊技機および遊技方法に
よれば、特定の図柄が揃った際に当たりになる有効ライ
ンの位置が、図柄の変更動作を停止する前に選択されて
表示されるので、図柄の揃うべきラインが固定的になら
ず、図柄合わせゲームの内容が変化に富むとともに、表
示された有効ライン上に遊技者の注意力が集中するの
で、遊技者のスリルと興奮を十分に喚起することができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態に係る遊技機の回路構成
の概要を示すブロック図である。

【図２】本発明の一実施の形態に係る遊技機を示す正面
図である。

【図３】本発明の一実施の形態に係る遊技機の行なう動
作の流れを示す流れ図である。

【図４】本発明の一実施の形態に係る遊技機の有する可
変表示手段の表示内容を模式的に示した説明図である。

【符号の説明】

１０…遊技機 １１…遊技盤面 １２…特定入賞口 １３…入賞検知スイッチ １４…ハンドル １５…前皿 １６…下皿 ２０…可変表示手段 ２０ａ〜２０ｉ…図柄表示領域 ３０…特別価値発生手段 ３１…アタッカー ３２…ソレノイド ４０…図柄変更手段 ４１…無作為抽選手段 ５０…有効ライン表示手段 ５１…ライン選択部 ６１…入賞信号 ６２…有効ライン識別信号 ７１…有効ライン

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】遊技盤面上に打出された球が特定入賞口へ
   入賞したとき所定の図柄合わせゲームを実行し、その実
   行結果に応じて遊技者に有利な特別価値を発生させる遊
   技機において、 任意の図柄を表示することのできる複数の図柄表示領域
   をマトリクス状に配置した可変表示手段と、 前記特定入賞口に球が入賞したとき、前記各図柄表示領
   域に表示される図柄を所定期間に渡って変更した後、該
   図柄の変更動作を停止させる図柄変更手段と、 前記図柄変更手段による図柄の変更動作が停止する前
   に、前記図柄表示領域の配置されているマトリクス上で
   特定の図柄が直線状に並んで表示された際に当たりとな
   る直線の位置を選択して表示する有効ライン表示手段
   と、 前記図柄変更手段が前記図柄の変更動作を停止した時点
   で前記特定の図柄が前記有効ライン表示手段によって表
   示された直線上に揃ったとき、遊技者に有利な特別価値
   を発生させる特別価値発生手段と、 を具備することを特徴とする遊技機。
2. 【請求項２】前記有効ライン表示手段は、図柄が揃った
   際に当たりとなる直線を前記図柄表示領域の図柄に重ね
   て表示することを特徴とする請求項１記載の遊技機。
3. 【請求項３】遊技盤面上に打出された球が特定入賞した
   とき所定の図柄合わせゲームを実行し、その実行結果に
   応じて遊技者に有利な特別価値を発生させる遊技方法に
   おいて、 前記特定入賞口に球が入賞したとき、マトリクス状に配
   置された複数の図柄表示領域に表示される図柄を所定期
   間に渡って変更し、 前記図柄の変更動作を停止する前に、前記図柄表示領域
   の配置されているマトリクス上で特定の図柄が直線状に
   並んで表示された際に当たりとなる直線の位置を選択し
   て表示し、 図柄の変更動作を停止した時点で前記直線上に前記特定
   の図柄が揃ったとき、遊技者に有利な特別価値を発生さ
   せることを特徴とする遊技方法。