JP4002530B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技盤面上に打出された球が特定入賞口へ入賞したとき、所定の画面遊技を実行し、その実行結果に応じて遊技者に有利な特別価値を発生させる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の遊技機としては、特定入賞口に球が入賞したとき液晶ディスプレイに図柄合わせゲームなどの画面遊技を表示し、特定の図柄が揃ったとき遊技者に有利な特別価値を付与する、いわゆるフィーバ機がある。
【0003】
フィーバ機は、通常、特定入賞口に球が入賞したとき、液晶ディスプレイ上に表示されている複数の図柄のすべてをそれぞれ巡回的にスクロール表示させた後、スクロール動作を順に停止させ1つずつ図柄を確定している。そして、すべての図柄のスクロール動作が停止した際に特定の図柄が揃ったとき、遊技者に有利な特別価値を付与している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の遊技機で行われる画面遊技は、特定入賞口への球の入賞を契機として遊技機自体が自動的に行うようになっているので、遊技者の意志により画面遊技の進行を変えたり、画面遊技によって付与される特別価値の大きさを遊技者の意志に従って駆け引きを行うようなことはできなかった。このため、遊技者は球を遊技盤面上に打出すことのみに専念することになり、遊技内容が変化に乏しく、遊技者のスリルと興奮を喚起したり、射幸心を十分に煽ることができないという問題があった。
【0005】
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、画面遊技で付与される特別価値の大きさを遊技者の意志により駆け引きすることのできる遊技機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の項の発明に存する。
[1]遊技盤面(11)上に打出された球が特定入賞口(12)へ入賞したとき、所定の画面遊技を実行し、その実行結果に応じて遊技者に有利な特別価値を発生させる遊技機(10)において、
前記画面遊技を表示するための可変表示手段(20)と、
前記特定入賞口(12)に球が入賞したとき、予め定めた図柄が揃った際に当たりとなる図柄合わせゲームを第1の画面遊技として前記可変表示手段(20)上で実行する第1の画面遊技制御手段(50)と、
前記第1の画面遊技制御手段(50)によって実行された前記第1の画面遊技の実行結果が当たりのとき、該第1の画面遊技で当たりが出たことにより遊技者に付与される特別価値の大きさを増大させ得る第2の画面遊技を実行するか否かの指示を遊技者から受け付ける指示受付手段(17)と、該指示受付手段(17)は、前記第1の画面遊技の実行前、該第1の画面遊技の当たり外れにかかわりなく予め前記第2の画面遊技へ移行の予約を受付し、
前記指示受付手段(17)の指示を受けて前記可変表示手段(20)で前記第2の画面遊技を実行する第2の画面遊技制御手段(60)と、該第2の画面遊技制御手段(60)は、表示色変更手段(62)を有し、
該表示色変更手段(62)は、前記指示受付手段(17)を通じて第2の画面遊技を実行する旨の指示を受け付けたとき、前記可変表示手段(20)に表示されている図柄の表示色を複数回無作為に変更し、
前記表示色変更手段(62)による表示色の変更は、予め前記当たりのランクに応じて変更され、
該変更動作が終了したとき、その時点における図柄の表示色に応じて前記第1の画面遊技で当たりが出たことにより付与される特別価値の大きさを増減する特別価値増減手段(70)と、前記特別価値増減手段(70)によってその大きさが増減された後の特別価値を遊技者に付与する特別価値発生手段(30)と、
を具備することを特徴とする遊技機(10)。
【0007】
前記本発明は次のように作用する。
第1の画面遊技制御手段(50)は、特定入賞口(12)に球が入賞したとき、予め定めた図柄が揃った際に当たりとなる図柄合わせゲームを第1の画面遊技として可変表示手段(20)上で実行する。その実行結果が当たりのとき、指示受付手段(17)は、第1の画面遊技で当たりが出たことにより遊技者に付与される特別価値の大きさを増大させ得る第2の画面遊技を実行するか否かの指示を遊技者から受け付ける。
【0008】
表示色変更手段(62)は、指示受付手段(17)を通じて第2の画面遊技を実行する旨の指示を遊技者から受け付けたとき、可変表示手段(20)に表示されている図柄の表示色を複数回無作為に変更する。
【0009】
特別価値増減手段(70)は、前記表示色変更手段(62)による表示色の変更動作が終了したとき、その時点における図柄の表示色に応じて前記第1の画面遊技で当たりが出たことにより付与される特別価値の大きさを増減し、特別価値発生手段(30)は、前記特別価値増減手段(70)によってその大きさが増減された後の特別価値を遊技者に付与する。
【0010】
このように、第1の画面遊技で当たりが出たとき、それによって付与される特別価値の大きさを増減する第2の画面遊技を行うか否かを遊技者の意志により決定するので、遊技内容に駆け引き性が生まれ、遊技者の射幸心をより煽ることができる。また、画面遊技が第1、第2の2段階に行われるのでその遊技内容に変化が生まれ、遊技者のスリルと興奮を喚起することができる。
【0011】
また、第1の画面遊技として図柄合わせゲームを行い、第2の画面遊技として可変表示手段(20)に表示されている図柄の表示色を無作為に変更する画面遊技を行うことにより、第1の画面遊技と第2の画面遊技の種類を異なるものにすることで、一層、遊技内容に変化が生じる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の一の実施の形態を説明する。
各図は本発明の一実施の形態を示している。
図2に示すように、本発明に係る遊技機10は、ハンドル14の回転操作によって球を打ち出し、各種の入賞口への球の入賞を競うパチンコ機である。なお、本発明に係る遊技機10は、アレンジボール機など遊技媒体として球を用いる各種のゲーム機に適用することができる。
【0013】
遊技機10は、打ち出された球の流下する場としての遊技盤面11を備えている。遊技盤面11には入賞口や各種の役物、障害釘、アウト口などが配置されている。遊技盤面11の略中央部分には、図柄合わせゲームを表示する中央役物としての可変表示手段20が設けられている。ここでは、可変表示手段20として、カラー液晶ディスプレイを用いている。このほか、表示色を変更できるものであれば、可変表示手段20としてCRTディスプレイなどを用いることもできる。
【0014】
可変表示手段20は、0〜9までの1桁の任意の数字を表示することのできる表示領域を3桁分備えている。第1の画面遊技としてこれらの表示領域に、スロットマシーンに見立てた数字合わせゲームが表示される。また第2の画面遊技として数字合わせゲームと各図柄の表示色を変更する表示色変更ゲームとが並行して各表示領域に表示される。
【0015】
可変表示手段20の下方には、一般に、始動チャッカーと呼ばれる特定入賞口12が設けられている。遊技盤面11に打ち出された球が特定入賞口12に入賞することを契機として、可変表示手段20上で数字合わせゲームが実行される。
【0016】
特定入賞口12のさらに下方には、可変入賞口32が設けられている。可変入賞口32は、普段は閉じられているが、遊技者に特別価値を付与する際にその入賞口の開閉動作を繰り返して行う大口の入賞口である。可変入賞口32の入賞口を開くことで球の入賞確率の高い状態が形成される。
【0017】
遊技盤面11の下部には、遊技に供される球を入れる前皿15が、さらにその下部には、前皿15から溢れた球を受け止める下皿16が設けられている。下皿16の右横には、球の発射を操作するためのハンドル14が設けられている。
【0018】
遊技機10の全面右端部には、第1の画面遊技としての数字合わせゲームで当たりが出た際に、それによって得られる特別価値を増加させ得る第2の画面遊技に移行するか否かを遊技者が選択するための選択スイッチ17が設けられている。なお、遊技機10の各種の動作を制御する制御回路は、遊技盤面11の裏面等の機体内に取り付けられている。
【0019】
図1は、本発明の一実施の形態における遊技機10の回路構成の概要を表したものである。特定入賞口12は、入賞した球を検知するための入賞検知スイッチ13を備えている。入賞検知スイッチ13は、機械的なスイッチのほか、球により光の遮られたことで入賞を検知する光センサや、球の通過による磁界の変化を検出する磁気センサなど各種のセンサを用いることができる。
【0020】
球の入賞を検知した際に入賞検知スイッチ13から出力される入賞信号41は、第1の画面遊技制御手段50に入力されている。第1の画面遊技制御手段50は、第1の画面遊技である数字合わせゲームを実行し、その内容を可変表示手段20に表示する回路部分である。第1の画面遊技制御手段50は、図示しない乱数発生器を備えており、入賞信号41が入力された際、該乱数発生器により無作為抽選を行う。
【0021】
また、第1の画面遊技制御手段50は、入賞信号41が入力された時点から可変表示手段20に表示されている数字をスクロール動作させ、抽選結果が当たりのときは「777」など特定の数字が揃う状態で該スクロール動作を停止させる。一方、抽選結果が外れのときは特定の数字の揃わない状態でスクロール動作を停止させるように可変表示手段20の表示状態を制御する。この際、各数字は白で表示される。
【0022】
第1の画面遊技制御手段50は、数字合わせゲームの実行が終了したとき、抽選結果が当たりか否かを示す抽選結果信号42を出力する。該信号42は、第2の画面遊技制御手段60に入力される。
【0023】
第2の画面遊技制御手段60には、第2の画面遊技を実行するか否かの指示を遊技者から受け付ける指示受付手段17としての選択スイッチ17が接続されている。第2の画面遊技制御手段60は、選択スイッチ17からの指示を受けて可変表示手段20上で第2の画面遊技を実行する回路部分であり、図示しない無作為抽選手段と図柄変更手段61と表示色変更手段63とを備えている。
【0024】
図柄変更手段61は、第1の画面遊技の実行結果として可変表示手段20に表示されている図柄を、再度、スクロール動作させる回路部分である。表示色変更手段62は、図柄変更手段61によって図柄のスクロール動作が行われている間、それら図柄の表示色をランダムに変更する回路部分である。図柄の表示色には、白、赤、黄、青の4種類が用意されている。
【0025】
第2の画面遊技制御手段60は、選択スイッチ17を通じて第2の画面遊技を実行する旨の指示が入力されると、複数ランクの当たりのある無作為抽選を行い、その抽選結果に応じて図柄およびその表示色の変更をするようになっている。当たりのランクは、高ランク、中上ランク、中下ランク、低ランクの4種類がある。
【0026】
図柄変更手段61は、第2の画面遊技を実行する旨の指示が入力されると、一定期間、図柄をスクロール動作させ、無作為抽選の抽選結果がいずれかのランクの当たりのときには、「777」など第1の画面遊技での当たり図柄と同一の図柄が表示された元の状態でスクロール動作を停止させる。一方、無作為抽選の抽選結果が外れのときは、数字の揃わない状態でスクロール動作を停止させる。
【0027】
表示色変更手段62は、図柄変更手段61によって図柄の変更が開始されてから終了するまでの間、これと並行して図柄の表示色を変更する。表示色の赤は高ランクに、青は中上ランクに、黄は中下ランクに、白は低ランクにそれぞれ対応している。
【0028】
表示色変更手段62は、抽選結果が当たりのときは、最終的にその当たりのランクに対応した表示色で数字を表示するようになっている。一方、抽選結果が外れのときは、最終的な図柄の色を任意の表示色で表示する。ただし、遊技者の興奮をより喚起するためには、外れの際の表示色を高ランクに近い色にするのが好ましい。
【0029】
ここでは、表示色変更手段62によって数字の色自体を変更するようにしたが、数字を黒で表示し、その背景色を変更するようにしてもよい。また、中抜きの数字を表示する場合には、数字の内部の色と背景色の双方を変更するようにしてもよい。
【0030】
第2の画面遊技制御手段60は、第2の画面遊技の実行が遊技者により選択されたか否か、および第2の画面遊技を実行した際には、その実行結果を示す第2の抽選結果信号43を出力し、該信号43は特別価値増減手段70に入力されている。
【0031】
特別価値増減手段70は、第1の画面遊技で当たりが出たことにより遊技者に付与される特別価値の大きさを、第2の画面遊技の実行結果に応じて増減させる回路部分である。特別価値増減手段70は、遊技者に付与する特別価値の大きさを増大させる価値増大手段71と第1の画面遊技で取得した特別価値の取得権利を消滅させる取得権消滅手段72とから構成される。
【0032】
特別価値増減手段70は、増減した後の特別価値の大きさを示す価値増減信号44を出力し、該信号44は、特別価値発生手段30に入力されている。特別価値発生手段30は、特別価値増減手段70から入力された価値増減信号44に応じて、遊技の進行が有利になる特別価値を遊技者に付与する部分であり、確率変更部31と可変入賞口32とから構成されている。
【0033】
確率変更部31は、次回以降、特定入賞口12に球が入賞した際に第1の画面遊技制御手段50の行う無作為抽選において、当たりの出る確率を変更する回路部分であり、変更後の当選確率を示す当選確率信号45を第1の画面遊技制御手段50に向けて出力するようになっている。
【0034】
可変入賞口32は、通常状態では閉じているが、遊技者に有利な特別価値を付与するときに開かれる大口の入賞口としてアタッカー33を備えている。アタッカー33は、ソレノイド34により開閉駆動される。
【0035】
可変入賞口32は、価値増減信号44が遊技者に特別価値を付与することを示しているとき、一定期間(たとえば29秒)開いた後、短時間(2秒ほど)閉じるアタッカー33の開閉動作を繰り返すよう動作する。アタッカー33の開閉されるラウンド回数の初期値は16回に設定されている。
【0036】
各ラウンドにおいて予め定めた個数(たとえば、10個)の球が入賞すると、所定時間の経過する前であっても、アタッカー33が閉じられる。これにより、入賞により払い出される球の個数が過剰に増えることを阻止している。
【0037】
第1の画面遊技制御手段50、第2の画面遊技制御手段60、特別価値増減手段70、確率変更部31等は、遊技機10における各種制御の中枢的機能を果たすCPU(中央処理装置)と、ROM(リード・オンリ・メモリ)と、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)を主要部とする回路によって構成されている。
【0038】
ROMには、CPUの実行するプログラムや表示される数字の図柄など各種の固定的データが記憶されている。またRAMは、プログラムを実行する上で一時的に必要になるデータを記憶する作業用のメモリである。
【0039】
次に、遊技機10における動作の流れを説明する。
図3は、遊技機10の行う動作の流れを、また図4は、可変表示手段20の表示内容の変化する過程を示したものである。特定入賞口12に球が入賞すると(ステップS101;Y)、第1の画面遊技制御手段50は、無作為抽選を行い、その抽選結果に応じた数字合わせゲームを実行する(ステップS102)。
【0040】
すなわち、可変表示手段20に表示されている数字をスクロール動作させて一定期間継続して変更し、抽選結果が当たりのときは、図4に示すように「777」の数字の揃った状態(20a)で該スクロール動作を停止させる。この際、数字の表示色は白である。抽選結果が外れのときは、数字の揃わない状態でスクロール動作が停止される。
【0041】
第1の画面遊技で当たりが出たときは(ステップS103;Y)、その時点から一定時間が経過するまでの間に、遊技者によって選択スイッチ17が押下されるか否かを調べる。一定時間が経過しても選択スイッチ17が押下されないときは(ステップS104;N)、第1の画面遊技で当たりが出たことによる特別価値をそのまま遊技者に付与する。すなわち、次回以降、球が特定入賞口12へ入賞した際に行われる第1の画面遊技で当たりの出る確率を通常状態のまま保持し、可変入賞口32を16ラウンド開閉動作させる(ステップS105)。
【0042】
第1の画面遊技で当たりが出た後、一定時間の経過する前に選択スイッチ17が押下されると(ステップS104;Y)、第2の画面遊技に移行する。第2の画面遊技制御手段60の有する図柄変更手段61は、可変表示手段20に表示されている図柄のスクロール動作を開始するとともに、表示色変更手段62は該動作と並行して図柄の表示色を変更する(ステップS106)。図4では、図柄がスクロール動作している状態(20b)を「〜」によって表している。また表示色の変更は、白、赤、黄、青の順で巡回的に行われる。
【0043】
第2の画面遊技制御手段60は、第2の画面遊技の実行に際して無作為抽選を行う(ステップS107)。該無作為抽選でいずれかのランクの当たりが出たとき(ステップS108;Y)、図柄変更手段61は、「777」のように当たりを表す数字の揃った状態(図4、20c)で図柄のスクロール動作を停止させる(ステップS109)。
【0044】
また、表示色変更手段62は、スクロール動作の停止と同時に表示色の変更動作を停止する(ステップS110)。この際、表示色変更手段62は、無作為抽選で出た当たりのランクに対応する色が最終的に表示されるように表示色の変更動作を停止する。
【0045】
特別価値増減手段70の有する価値増大手段71は、「777」が揃って当たりが出たとき、その際の表示色に応じて特別価値の大きさを増大させる(ステップS111)。ここでは、最終的な表示色が赤のとき、4回の権利発生が行われるように特別価値の大きさを変更する。すなわち、特定入賞口12に球が入賞した際に行われる無作為抽選で当たりの出る確率を、通常状態よりも高くすることを、以後4回の入賞について行われるように設定する。
【0046】
同様に最終的な表示色が黄のときは3回の権利発生が、青のときは2回の権利発生が、白のときは1回の権利発生がそれぞれ行われるように特別価値の大きさを変更する。
【0047】
その後、可変入賞口32を16ラウンド分開閉動作させて、球の入賞確率の高い状態を形成した後(ステップS105)、処理を終了する(エンド)。
【0048】
第2の画面遊技における無作為抽選で外れになったとき(ステップS108;N)、図柄変更手段61は、「712」など「777」以外の外れの図柄が最終的に表示される状態(図4、20d)で図柄のスクロール動作を停止させる(ステップS112)。また表示色変更手段62は、図柄のスクロール動作の停止と同時に、任意の色で表示色の変更動作を停止する。
【0049】
第2の画面遊技で外れになったとき、取得権消滅手段72は、第1の画面遊技で当たりが出たことによって付与される特別価値の取得権利を消滅させる(ステップS114)。第1の画面遊技によって与えられる特別価値は、可変入賞口32を開閉させて球の入賞確率の高い状態を一定期間形成することであるので、取得権利を消滅させる場合には、可変入賞口32の開閉動作を行わない。なお、取得権利を完全に消滅させずに、可変入賞口32の開閉回数を減ずるようにしてもよい。
【0050】
このように、特定入賞口12に球が入賞したとき第1の画面遊技として数字合わせゲームを行い、当たりが出たとき、それによって付与される特別価値の大きさを増減する第2の画面遊技を行うか否かを遊技者の意志によって選択可能にしている。これにより、画面遊技が変化に富むとともに、遊技者の意志によって駆け引きを行うことができるので、遊技者のスリルと興奮を喚起しその射幸心を煽ることができる。
【0051】
以上説明した実施の形態では、図柄合わせゲームとして数字合わせゲームを行うようにしたが、フルーツや魚など他の図柄を揃える図柄合わせゲームであってもよい。また、表示色を、4色の間で巡回的に変更するようにしたが、表示色の数はこれに限定されるものではない。
【0052】
さらに、実施の形態では、表示色を変更している間、これと並行して各数字を独立してスクロールするようにしたが、「777」や「666」など数字の揃った状態のままスクロール動作させ、第1の画面遊技で揃った数字が第2の画面遊技の結果として常に表示されるようにしてもよい。
【0053】
この場合には、第2の画面遊技で行われる図柄のスクロール動作は、表示色を変更させる期間を遊技者にわかりやすくする効果を有し、第2の画面遊技の実行結果は、表示色だけに反映される。たとえば、表示色が赤のとき3回の権利発生を、黄色のとき2回の権利発生を、青のとき1回の権利発生を行い、表示色が第1の画面遊技と同じ白色の場合には、付与される特別価値がそのまま、あるいは減じるようにすることができる。
【0054】
このほか実施の形態では、当たりのランクに応じて権利発生の回数を変化させるようにしたが、当たりのランクに応じて可変入賞口32の開閉するラウンド回数を変更するようにしてもよい。
【0055】
また実施の形態では、第1の画面遊技で当たりが出た後、一定期間の経過する前に選択ボタンが押下されることで第2の画面遊技に移行するようにしたが、第1の画面遊技の実行前に予め選択ボタン17によって第2の画面遊技へ移行することを予約できるようにしてもよい。
【0056】
【発明の効果】
本発明に係る遊技機によれば、第1の画面遊技で当たりがでたとき、それによって付与される特別価値の大きさを増減する第2の画面遊技に移行するか否かを遊技者の意志により、第1の画面遊技の実行前に予め予約できるので、第2の画面遊技に移行忘れがなく自動的に移行できるようにしたので、第2の画面遊技を確実に楽しむことができるとともに、遊技内容に駆け引き性が生まれ、遊技者の射幸心を煽り、スリルと興奮を一層喚起することができる。
【0057】
また、第1の画面遊技として図柄合わせゲームを行い、第2の画面遊技として可変表示手段に表示されている図柄の表示色を無作為に変更する画面遊技を行うとともに、表示が予め当たりのランクに対応して変更するようにしたので、第1の画面遊技と第2の画面遊技の種類を異なるものにすることで、一層、遊技内容に変化が生じるとともに、表示色の変更が停止するタイミングおよび停止した表示色のランクを遊技者がより理解し易くなるとともに、表示内容が変化に富み、遊技者に一層の興奮を喚起することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る遊技機の回路構成の概要を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態に係る遊技機を示す正面図である。
【図3】本発明の一実施の形態に係る遊技機の行う動作の流れを示す流れ図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る遊技機の有する可変表示手段に表示される表示内容の変化過程を示した説明図である。
【符号の説明】
10…遊技機
11…遊技盤面
12…特定入賞口
13…入賞検知スイッチ
14…ハンドル
15…前皿
16…下皿
17…指示受付手段(選択スイッチ)
20…可変表示手段
20a〜20d…可変表示手段の表示内容
30…特別価値発生手段
31…確率変更部
32…可変入賞口
33…アタッカー
34…ソレノイド
41…入賞信号
42…抽選結果信号
43…第2の抽選結果信号
44…価値増減信号
45…当選確率信号
50…第1の画面遊技制御手段
60…第2の画面遊技制御手段
61…図柄変更手段
62…表示色変更手段
70…特別価値増減手段
71…価値増大手段
72…取得権消滅手段
Claims (1)
- 遊技盤面上に打出された球が特定入賞口へ入賞したとき、所定の画面遊技を実行し、その実行結果に応じて遊技者に有利な特別価値を発生させる遊技機において、
前記画面遊技を表示するための可変表示手段と、
前記特定入賞口に球が入賞したとき、予め定めた図柄が揃った際に当たりとなる図柄合わせゲームを第1の画面遊技として前記可変表示手段上で実行する第1の画面遊技制御手段と、
前記第1の画面遊技制御手段によって実行された前記第1の画面遊技の実行結果が当たりのとき、該第1の画面遊技で当たりが出たことにより遊技者に付与される特別価値の大きさを増大させ得る第2の画面遊技を実行するか否かの指示を遊技者から受け付ける指示受付手段と、該指示受付手段は、前記第1の画面遊技の実行前、該第1の画面遊技の当たり外れにかかわりなく予め前記第2の画面遊技へ移行の予約を受付し、
前記指示受付手段の指示を受けて前記可変表示手段で前記第2の画面遊技を実行する第2の画面遊技制御手段と、該第2の画面遊技制御手段は、表示色変更手段を有し、
該表示色変更手段は、前記指示受付手段を通じて第2の画面遊技を実行する旨の指示を受け付けたとき、前記可変表示手段に表示されている図柄の表示色を複数回無作為に変更し、
前記表示色変更手段による表示色の変更は、予め前記当たりのランクに応じて変更され、
該変更動作が終了したとき、その時点における図柄の表示色に応じて前記第1の画面遊技で当たりが出たことにより付与される特別価値の大きさを増減する特別価値増減手段と、
前記特別価値増減手段によってその大きさが増減された後の特別価値を遊技者に付与する特別価値発生手段と、
を具備することを特徴とする遊技機。
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