JP7049063B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、ぱちんこ遊技機(以下単に「遊技機」という。)に関する。
従来より、遊技盤面の遊技域に、演出表示画面やラウンド抽選表示部等の各種役物が配置された遊技機は公知である。例えば、従来の遊技機においては、遊技域に、大当たり抽選の結果を表示する演出表示画面、ラウンド抽選の結果を表示するラウンド抽選表示部、ラウンド履歴表示部等の役物が配置されている。
特開2000-140280号公報(P2000-140280A)
従来の遊技機においては、演出表示画面、ラウンド抽選表示部、ラウンド履歴表示部等の役物が遊技域の上下方向の寸法の中央よりも上方側に位置するため、遊技者は遊技域の上方側に視線を集中して、大当たりの有無やラウンド数、ラウンド履歴を確認することになる。
しかしながら、複数の役物が上方側に集中的に位置すると、遊技者は、視覚的に興趣のあるデザインやキャラクター等を使用した演出表示画面が他の役物に紛れてその変動を視認し難くなるとともに、各種役物が整理されておらず乱雑に配置されたような悪い印象を受けるおそれがある。また、遊技者が高齢者の場合には、比較的に目線が低くなるので、遊技中に絶えず遊技域の上方側に目線を上げることによって眼精疲労等の原因となるおそれがある。
そこで、本発明は、従来の遊技機を改良し、演出表示画面等の視認性を向上させ、比較的に目線が低い高齢者が容易に大当たり抽選やラウンド抽選の結果を把握することができる遊技機を提供することを課題とする。
本発明は、上下方向及び横方向と、遊技域とそれを囲む外枠とを有する遊技盤面を含む遊技機に関する。
本発明に係る遊戯機は、前記遊技域が、前記上下方向の寸法を2等分する横断中央線と、前記横断中央線よりも上方に位置する上方域と、前記横断中央線よりも下方に位置する下方域と、演出表示画面と、大入賞口と、ラウンド抽選表示部とを有し、前記演出表示画面が前記上方域に位置し、前記大入賞口及び前記ラウンド抽選表示部が前記下方域に位置し、前記遊技域は、前記下方域において遊技球を誘導する外側ガイドレールを有し、前記外側ガイドレールに沿って位置する前記遊技盤面の一部にはラウンド履歴表示部が配置されることを特徴とする。
本願の第2発明に係る遊技機は、上下方向及び横方向と、遊技域とそれを囲む外枠とを有する遊技盤面を含む遊技機において、前記遊技域は、前記上下方向の寸法を2等分する横断中央線と、前記横断中央線よりも上方に位置する上方域と、前記横断中央線よりも下方に位置する下方域と、演出表示画面と、大入賞口と、ラウンド抽選表示部とを有し、前記演出表示画面が前記上方域に位置し、前記大入賞口及び前記ラウンド抽選表示部が前記下方域に位置し、前記ラウンド抽選表示部は、ラウンド数を表示する回転体を有し、前記回転体の前記上下方向における寸法は、前記演出表示画面の前記上下方向における寸法よりも大きいことを特徴とする
本願の第4発明に係る遊技機は、上下方向及び横方向と、遊技域とそれを囲む外枠とを有する遊技盤面を含む遊技機において、前記遊技域は、前記上下方向の寸法を2等分する横断中央線と、前記横方向の寸法を2等分する縦断中心線と、前記横断中央線よりも上方に位置する上方域と、前記横断中央線よりも下方に位置する下方域と、演出表示画面と、大入賞口と、ラウンド抽選表示部とを有し、 前記演出表示画面が前記上方域に位置し、前記大入賞口及び前記ラウンド抽選表示部が前記下方域に位置し、前記大入賞口が前記横断中央線の近傍に位置していて、前記ラウンド抽選表示部が、前記遊技域の最下に位置し、前記大入賞口及び前記ラウンド抽選表示部が前記縦断中心線と交差して位置することを特徴とする
遊技盤面の上方側には演出表示画面のみ配置し、下方側に他の役物が配置されているので、演出表示画面が他の役物に紛れて視認し難くなることはなく、遊技者は興趣のある演出表示画面の演出を存分に楽しむことができる。
本発明に係る遊技機の正面図。 本発明に係る遊技機の遊技盤面の正面図。 図2の一点鎖線IIIで囲んだ領域の拡大図。 告知アクションのフローチャート図。
図1を参照すると、遊技機10は、上下方向Y及び横方向Xを有し、遊技機10の中央には遊技盤面20が配置されている。遊技盤面20は、略正方形であって、透明なガラス板(図示せず)が取り付けられた前面枠12によって前面を保護されている。遊技盤面20の下方には、供給皿(上皿)13と貯留皿(下皿)14とが配置されている。供給皿13は遊技盤面20の直下に配置され、発射機(図示せず)に遊技球を供給し、賞品球を受け取る。供給皿13の前面側中央には、遊技中に遊技者によって操作される操作ボタン15が配置されている。貯留皿14は、供給皿13から溢れたり、排出された賞品球を受ける。貯留皿14の横方向Xの右側には、遊技機の発射スピードを調整するための発射ハンドル16が配置されている。また、遊技盤面20の上方側には、LED等の発光体からなる電飾ランプを有する一対のスピーカー17が配置されており、供給皿13と貯留皿14との間には、電飾ランプを有する一対のスピーカー18が配置されている。
遊技盤面20は、遊技球を誘導する内側ガイドレール21a及び外側ガイドレール21bを有する遊技域22と、外側ガイドレール21bの外方に位置する外枠23とを有する。
遊技機10の基本的な構成は、公知のものであって、発射ハンドル16を回転操作することによって供給皿13から1球毎に遊技球が発射される。具体的には、約1分間に80~100個の遊技球がガイドレール21a、21bにガイドされて遊技域22に発射される。
遊技盤面20の遊技域22には、複数の障害釘(図示せず)、複数の風車24、第1及び第2特別図柄表示器71、72と連動する演出表示画面30、一般入賞口25、上下始動入賞口(始動入賞口)26a、26b、29、大入賞口(アタッカー)27、ラウンド抽選表示部40、大当たりを告知するための告知用ランプ28がそれぞれ配置されている。また、上始動入賞口26a,26bの両側には、普通図柄表示器73の作動契機となる左ゲート19aと右ゲート19bとが位置している。また、下方域22Bを囲む遊技域22の一部には、外側ガイドレール21bの内側に沿うようにラウンド履歴表示部50が配置されている。スピーカー17、18、告知用ランプ28は、遊技域22の下方域22Bの横方向Xにおける両側部にそれぞれ配置されているが、少なくとも一方側部に配置されていればよい。
遊技域22における各役物の配置態様について具体的に述べると、上方域22Aの中央部に演出表示画面30が位置し、演出表示画面30と横断中央線Qを介して上下方向Yにおいて対向するように大入賞口27が配置されている。また、演出表示画面30と大入賞口27との間において、横断中央線Qと交差するように上始動入賞口26a、26bが位置するとともに、大入賞口27の直下に下始動入賞口29が位置している。ラウンド抽選表示部40は、下始動入賞口29の下方に位置しており、ラウンド抽選表示部40は遊技域22に配置された役物のうちで最下に位置するものといえる。また、ラウンド抽選表示部40の横方向Xの両側であって内側ガイドレール21a側には、特別遊技状態(大当たり状態)に入ったことを告知するための告知用ランプ28が配置されている。告知用ランプ28は、花柄の電飾から構成されており、単なる円形や矩形の場合に比べて意匠性に優れる。ただし、花柄のほかに、幾何学模様、動植物のモチーフ、キャラクターの図形等の各種公知の形状を採用することができる。
図2及び図3を参照すると、ラウンド履歴表示部50の右側(横方向Xの外側)には機能表示ユニット70が配置されている。機能表示ユニット70は、上始動入賞口26aへの遊技球の受け入れにより抽選された第1特別抽選結果を第1特別図柄として表示する第1特別図柄表示器71と、上始動入賞口26bと下始動入賞口29への遊技球の受け入れにより抽選された第2特別抽選結果を第2特別図柄として表示するための第2特別図柄表示器72と、左右ゲート19a,19bを通過することで抽選された普通抽選結果を普通図柄として表示する普通図柄表示器73とを有する。機能表示ユニット70は、赤色に発光する複数の単色LEDから構成されており、発光する位置の組み合わせにより、様々な遊技状態(例えば、通常時状態、確率変動状態、時間短縮状態、大当り遊技状態、小当たり遊技状態等)を表示することができる。図示していないが、機能表示ユニット70は、「大当たり」遊技におけるラウンド数を表示するラウンド表示器を有する。
遊技機10の作動内容について説明すると、まず、遊技者によって発射ハンドルが回転操作されることによって、遊技球が遊技域22に打ち込まれる。遊技球は実射方向Sに沿って打ち込まれ、各種入賞口に入賞した場合には、賞品球として払い出しされる。また、遊技域22に打ち込まれた遊技球が左右ゲート19A,19Bを通過した瞬間に、「普通図柄抽選」として所定の乱数を取得する。取得された数値に基づいて「小当たり」と「はずれ」とが判定される。
上下始動入賞口26a、26b、29に遊技球が入賞した場合には、それらに内蔵された入賞検出部によって検出されて、主制御基板(図示せず)に入賞検出信号が送信される。主制御基板に入賞検出信号が送信されることによって、「大当たり抽選」(第1及び第2特別抽選)として所定カウンタが乱数を取得し、取得した数値が一時的にRAMに記憶される。
「大当たり抽選」によって大当たり乱数を取得した場合には大当たり(特別遊技状態)が生起し、大当たり乱数以外の数値を取得した場合には、「はずれ」となる。
<演出表示画面>
演出表示画面30は第1及び第2特別図柄表示器71,72と連動するものであって、特別抽選が行われることによって、第1~第3図柄L1,L2,L3が変動を開始し、所定時間経過後に、第1図柄L1,第2図柄L2,第3図柄L3が、順次、停止表示される。特別抽選の結果、特別遊技状態が生起されない場合には停止表示された第1~第3図柄L1、L2、L3が一致せず、特別遊技状態が生起される場合には、複数あるリーチパターンのいずれかによるリーチアクションが行われる。なお、第1~第3図柄L1~L3には、数字やアルファベット等の各種公知の図柄が使用される。
リーチアクションは、第3図柄L3を遊技者が視認できる又は視認できない程度の速度で変動し、所定時間経過後において、いずれかの図柄が停止表示される。
第3図柄L3の停止表示された図柄が、停止表示された第1及び第2図柄L1,L2と同じとなることによって、遊技者は特別遊技状態が生起されたことを確認することができる。
また、特別遊技状態が生起されたときに、予め複数設定されたうちから特定のラウンド数が選定されて、大入賞口27が選定されたラウンド数開放され、遊技球が大入賞口27に1個入賞するごとに、所定の賞品球が払い出しされる。
特別遊技状態が生起されたときに、予めラウンド動作の継続回数が抽選で決定される。かかる継続回数が多いほどに特別遊技状態が継続されるので、遊技者にとっては有利である。したがって、特別遊技状態へ移行した場合に、ラウンド継続回数がどのくらいになるのかが遊技者の興味の対象となる。そのため、演出動作によってラウンド継続回数の抽選結果を示唆することが遊技者にとって興趣があり、かかる演出動作は、特別遊技状態の抽選に関する演出動作とは区別できるように、別に行われることが好ましい。
<ラウンド抽選表示部>
実際には、特別遊技状態が生起されたときにラウンド数が選定されてラウンド表示器に表示されるが、遊技者にそれを告知する方法として、ラウンド抽選表示部40が使用される。ラウンド抽選表示部40の中央画面には回転体41が表示されており、回転体41には周方向へ並ぶように「5」「10」「15」の数字が大きく表示されている。これらの数字はラウンド数を意味するものであって、特別遊技状態が生起された後に、ラウンド抽選表示部40の回転体41が回転を開始して、予め選定されたラウンド数を表示する。
回転体41が停止表示されたときに表示された数字がラウンド数となるが、所定の確率において、回転体41は一旦停止して所定の数字(例えば、「5」)を停止表示した後に、約1秒後再び回転を開始して、最初に停止表示した数字と異なる数字(例えば、「10」)を停止表示する場合がある。このように、回転体41が一旦停止された後に、再び回転を始めることによって遊技者にあたかも再抽選の機会が与えられたという期待感が与えられて、遊技者の好奇心をさらに向上させることができる。
図2を参照すると、ラウンド抽選表示部40の回転体41の上下方向Yの寸法R1は、演出表示画面30の上下方向Yの寸法R2よりも大きくなっている。このように、ラウンド抽選表示部40の回転体41は相対的に大きく形成されていることから遊技域22において遊技者の目を惹き易くなる。また、このように相対的に大きなラウンド抽選表示部40が、従来の遊技機と異なり、遊技盤面20の最下に位置しているので、正面視において他の遊技機と容易に識別できる。また、遊技域22の上方域22Aに演出表示画面30が位置し、下方域22Bにラウンド抽選表示部40が位置することによって、遊技域22の特定領域に各種役物が集中して配置されている場合に比べて整然と配置された印象を与え、意匠性に優れるといえる。
<ラウンド履歴表示部>
本発明に係る遊技機10においては、特別遊技状態の生起によって5回、10回、15回のラウンド抽選が行われるが、遊技前に遊技者がホールに配置された複数の遊技機のうちで遊技する遊技機を選定する際に、遊技機の過去のラウンド数を知ることが役立つ。本発明においては、ラウンド履歴として、過去3回分の特別遊技状態におけるラウンド数を表示する。
具体的には、ラウンド履歴表示部50は、遊技域22において外側ガイドレール21bに沿うように配置された複数の円形の表示要素51~53を有する。表示要素51~53は、上方から直近1回目、2回目、3回目の大当たり状態におけるラウンド数を表示している。各表示要素51~53は、その面積を均等に3分割して形成された略扇形の複数の区分を有する円グラフのような表示態様をなし、各区分には、ラウンド数を表示する「5」「10」「15」の各数字がそれぞれ配置されている。
表示要素51~53は、同じ表示態様を有しており、例えば、表示要素51
を用いて具体的に説明すると、上方に位置する区分51aに「15」、その斜め右下方に位置する区分51bに「10」、それと対向して左下方に位置する区分51cに「5」がそれぞれ配置されている。また、表示要素51の各区分51a-51cには、赤色、緑色、青色等の異なる色が着色されている。ラウンド抽選前には、最上に位置する表示要素51に直前の特別遊技状態におけるラウンド数、例えば、「5」の区分51cが点灯しているが、遊技中に特別遊技状態となってラウンド抽選が行われた結果、最大ラウンド数「15」が当選した場合には、最上に位置する表示要素51の「15」の区分51aが点灯する。また、ラウンド抽選前に表示要素51で点灯していた過去のラウンド数「5」(2回前のラウンド数)は表示要素52に表示され、表示要素52で点灯していた過去のラウンド数(3回前のラウンド数)は表示要素53に表示される。
このように、表示要素51~53による大当たりの情報(直近3回分)が、上方から下方へ順に提供されることによって、遊技者は直近のものから順に過去の特別遊技状態におけるラウンド数の変化を瞬時に把握することができる。また、設定されたラウンド数のうち、最大ラウンド数である「15」が上方に位置することによって、各特別遊技状態において最大ラウンド数まで達したか否かを容易に認識することができる。さらに、各表示要素51~53において、「5」「10」「15」についてそれぞれ異なる色に着色されていることによって視覚的にラウンド数を把握することができる。かかる場合において、例えば、最大ラウンド数である「15」に赤色等の最も目立つ色を着色することによって、その配置と相俟って、過去の特別遊技状態が最大ラウンド数に達したことを瞬時に把握することができる。
ラウンド履歴表示部50は、遊技盤面20とは別体のパネルをビス等の固定手段を介して着脱可能に取り付けているので、遊技域22または外枠23に容易に取り付け可能である。また、ラウンド履歴表示部50の表示要素51~53は、円形のほかに三角形、四角形、多角形等の各種公知の形状を採用することができる。さらに、ラウンド履歴表示であることが瞬時に認識されるようにするために、「ラウンドりれき」の文字を表示したり、各表示要素51~53の近傍に「1回まえ」「2回まえ」「3回まえ」等の文字表示を配置してもよい。これら各文字表示は、意匠性を高めるために、パネルの背景とは異なる色に着色されていたり、デザイン化されていることが好ましい。
遊技盤面20の両側部の中央には、キャッチフレーズ、宣伝文句や出所表示機能を有する標章(商標)が表示された広告表示部60が配置されている。広告表示部60は、LEDによって商標等(図1,2では、便宜上、「A,B,C,D,E,F」のアルファベット文字を配置)を電飾した役物を有する遊技盤面20とは別体のパネルから構成されている。遊技域22の両側部の中央部分に配置されていることによって、遊技域22全体に施された特定のストーリーに紛れることなく、かつ、遊技域22の隅部に位置する場合に比べ、遊技中に遊技者の注意を惹きつけて高い宣伝効果を発揮することができる。また、本発明においては、大入賞口27が横断中央線Qの近傍に位置することから、特別遊技状態になって遊技者が大入賞口27を注視したときに広告表示部60が視界に入り易くなり、より高い宣伝効果を発揮しうるといえる。
通常、遊技域には複数の役物が配置されており、例えば、遊技域22の中央に配置された電動役物を有する公知の遊技機において、演出表示画面、ラウンド抽選表示部及びラウンド履歴表示などがすべて集約されているものがある。また、それらの役物が互いに独立したものであっても、遊技域の上方側において互いに近接して配置されている遊技盤面を備えた遊技機がある。
また、近年、遊技機においては、興趣性を高めるために、アニメ、漫画、ドラマ等の作品や著名人やキャラクターの画像により演出されたタイアップ機と呼ばれるものが主流であって、遊技域には、全体として1つの纏まりのあるストーリー(物語性)が演出されている。これらの公知の遊技機においては、遊技域の上方側に役物が集中して配置されていることによって、遊技者が演出表示画面の特別遊技状態における演出に集中することができないおそれがある。また、特別遊技状態後のラウンド抽選において、演出表示画面の演出や遊技域全体のストーリー性に紛れてラウンド抽選の結果及び抽選履歴を視認し難くなっていた。
本実施形態に係る遊技機においては、遊技域22において演出表示画面30のみが横断中央線Qよりも上方に位置している。このように、遊技盤面20の横断中央線Qの上方、すなわち、上方域22Aに演出表示画面30のみが独立して配置されていることによって、演出表示画面30は、ラウンド抽選表示部40やラウンド履歴表示部50の演出画面その他の役物に紛れることはない。また、演出表示画面30のみが上方域22Aの中央に位置するので、演出表示画面30によるデモ表示や演出表示が視認されやすく、遊技者は演出表示画面30の動きに集中することができる。
一方、演出表示画面30を除く、大入賞口27及びラウンド抽選表示部40が下方域22Bに位置し、ラウンド履歴表示部50が外側ガイドレール21bに沿う遊技盤面22の一部に配置されている。このように、ラウンド抽選表示部40とラウンド履歴表示部50とが遊技盤面20の下方に配置されていることによって、演出表示画面30の演出に紛れることなく、ラウンド抽選の結果や履歴を瞬時に把握することができる。
したがって、演出表示画面30の演出のみを楽しみたい遊技者は、遊技域22の上方域22Aにのみ注視することによって、特別遊技状態の生起を確認することができるとともに、それによるスピーカー17,18、電飾ランプ等と連動して発動する演出表示画面30の演出を存分に楽しむことができる。
また、比較的に高齢の遊技者の場合には、背筋を伸ばした姿勢で長時間着座することが困難なことから、前屈みの姿勢となって視線が低くなる傾向がある。かかる場合には、遊技者は、主として遊技域の下方を見ながら遊技することとなり、従来の遊技機においては、ラウンド抽選の結果やラウンド履歴を確認するためには、目線を上げて遊技する必要がある。特に、遊技状態がめまぐるしく変化する場合には、遊技者は視線を上下に激しく移動させることから、長時間遊技した場合には眼精疲労等を誘発するおそれがある。
本実施形態に係る遊技機10においては、遊技域22の下方域22B側にラウンド抽選に関する役物が配置されるとともに、特別遊技状態が生起されたときに点灯する告知用ランプ28が配置されているので、高齢者の遊技者は、下方域22B側のみ常時注視していれば、特別遊技状態の生起とラウンド数の抽選結果及びラウンド履歴とを知ることができる。したがって、遊技者は激しく視線を上下動させる必要がないので、眼精疲労等の発生を軽減し、リラックスして長時間遊技を楽しむことができる。
また、大入賞口27が横断中央線Qの近傍に位置している。通常、大入賞口は遊技域の最下に位置するものであるところ、本実施形態に係る遊技機10のように大入賞口27が横断中央線Qの近傍に位置することによって、特別遊技状態において、遊技者は、遊技機10の正面において、その視線を上下にずらすことなく目前で大入賞口27に遊技球が吸い込まれていく様子を視認することができるので、より高揚感や臨場感が高められる。
ラウンド抽選表示部40は、遊技域22の最下に位置している。回転体41を有するラウンド抽選表示部40が下方域22Bのうちの横断中央線Q側に配置されると、遊技者が上方域22Aに配置された演出表示画面30を注視していてもラウンド抽選表示部40が視界に入るおそれがあるが、ラウンド抽選表示部40が遊技盤面20の最下に位置することによって、演出表示画面30を注視したときに視界に入ることはなく、回転体41が回転動作をしても目障りに感じることはない。したがって、演出表示画面30の演出のみを楽しみたい遊技者は、存分にその演出のみに集中して楽しむことができる。
ラウンド履歴表示部50は、外側ガイドレール21bに沿う遊技盤面20の一部に配置されている。このように、ラウンド履歴表示部50が遊技域22の外縁に配置されることによって、遊技域22全体のストーリー性に紛れることはない。したがって、遊技前に遊技者がホールに配置された複数の遊技機のラウンド履歴を確認するときに瞬時に把握することができ、遊技機の選定をスムーズに行うことができる。ラウンド履歴表示部50は、遊技盤面20と容易に識別できるように、遊技域22の背景とは異なるデザインや色合いを有していることが好ましい。
遊技域22の各役物の配置態様は、例示であって、演出表示画面30が上方域22Aに位置し、かつ、大入賞口27及びラウンド抽選表示部40が下方域22Bに配置されている限りにおいて、異なる配置態様であってもよく、例えば、大入賞口27の一部が横断中央線Qと交差していてもよいし、大入賞口27が上始動入賞口26a、26bの上方に位置していたり、ラウンド抽選表示部40の下方に位置していてもよい。
<告知用ランプ等を用いた告知抽選フロー>
特別遊技状態が生起された場合(当選)には、告知用ランプ28が点滅するとともに、それに連動するようにスピーカー17,18から特定の効果音(機械音や録音された台詞等)が発生してスピーカー17,18の電飾ランプが点滅するので、雰囲気が盛り上がって遊技者に高揚感を与えることができる。かかる告知アクションの発生はランダムに設定されており、当選後に必ずしも告知アクションが発生するものではない。
具体的には、まず、上下始動入賞口26a,26b,29に遊技球が入り込むことによって(S-1)、遊技状態の抽選が行われる(S-2)。抽選の結果、特別遊技状態が生起されない場合、すなわち、非当選の場合には、当然に告知アクションは作動しない(S-3)。一方、当選して特別遊技状態が生起される場合には、告知アクションを自動に行うか否かを決定するための自動告知抽選が行われる(S-4)。
自動告知抽選の結果、当選した場合には、予め遊技機10に設定されていた、
告知用ランプ28とスピーカー17,18、演出表示画面30等が連動した告知アクションが自動に行われる(S-5)。一方、自動告知抽選に非当選であっても、遊技機10の中央部の下方であってラウンド抽選表示部40の直下に位置する操作ボタン15を連続して押圧することによって、手動告知抽選が行われる(S-6)。手動告知抽選の結果、非当選の場合には手動告知は行われない(S-7)。一方、手動告知抽選の結果、当選した場合には、手動告知が行われる(S-8)。
自動告知抽選において自動告知が当選する確率は15~90%であって、自動告知抽選の非当選後に行われる手動告知抽選によって、遊技者が所定時間(例えば、約10~20秒)連続して操作ボタン15を押圧することを条件に、残りのうちの最大約50%において手動告知が当選する。
遊技機10における、入賞装置、ラウンド実行回数計測手段、ラウンド履歴情報記憶手段、遊技情報表示手段等における各種制御は、基板(主制御基板を含む)内に配置された、CPU(中央処理装置)、ROM(リード・オンリ・メモリ)、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)を主要部とする回路によって行われる。該回路及びそれに使用される電気部品は、この種の分野において公知のものを制限なく使用することができる。
本明細書において、遊技機10を構成する部品や部材の形態は一例であって、デザイン、構成、大きさ、数等は必要に応じて、適宜変更することができる。また、これらの部品や部材には、特に記述がなされている場合を除き、この種の分野において通常用いられている、各種の公知の材料を制限なく用いることができる。また、本明細書において使用されている「第1」、「第2」及び「第3」等の用語は、同様の要素、位置等を単に区別するために用いてある。
10 遊技機
12 前面枠
13 供給皿
14 貯留皿
15 操作ボタン
16 発射ハンドル
17 スピーカー
18 スピーカー
19a,19b 左右ゲート
20 遊技盤面
21a 内側ガイドレール
21b 外側ガイドレール
22 遊技域
22A 上方域
22B 下方域
23 外枠
24 風車
25 一般入賞口
26a,26b 上始動入賞口
27 大入賞口
28 告知用ランプ
29 下始動入賞口
30 演出表示画面
40 ラウンド抽選表示部
41 回転体
50 ラウンド履歴表示部
51,52,53 表示要素
51a,51b,51c 表示要素の区分
60 広告表示部
70 機能表示ユニット
71 第1特別図柄表示器
72 第2特別図柄表示器
73 普通図柄表示器
L1 第1図柄
L2 第2図柄
L3 第3図柄
Q 横断中央線
R1 ラウンド抽選表示部の回転体の上下方向における寸法
R2 演出表示画面の上下方向における寸法
S 実射方向
X 横方向
Y 上下方向

Claims (3)

  1. 上下方向及び横方向と、遊技域とそれを囲む外枠とを有する遊技盤面を含む遊技機において、
    前記遊技域は、前記上下方向の寸法を2等分する横断中央線と、前記横断中央線よりも上方に位置する上方域と、前記横断中央線よりも下方に位置する下方域と、演出表示画面と、大入賞口と、ラウンド抽選表示部とを有し、
    前記演出表示画面が前記上方域に位置し、前記大入賞口及び前記ラウンド抽選表示部が前記下方域に位置し、
    前記遊技域は、前記下方域において遊技球を誘導する外側ガイドレールを有し、前記外側ガイドレールに沿って位置する前記遊技盤面の一部にはラウンド履歴表示部が配置されることを特徴とする遊技機。
  2. 上下方向及び横方向と、遊技域とそれを囲む外枠とを有する遊技盤面を含む遊技機において、
    前記遊技域は、前記上下方向の寸法を2等分する横断中央線と、前記横断中央線よりも上方に位置する上方域と、前記横断中央線よりも下方に位置する下方域と、演出表示画面と、大入賞口と、ラウンド抽選表示部とを有し、
    前記演出表示画面が前記上方域に位置し、前記大入賞口及び前記ラウンド抽選表示部が前記下方域に位置し、
    前記ラウンド抽選表示部は、ラウンド数を表示する回転体を有し、前記回転体の前記上下方向における寸法は、前記演出表示画面の前記上下方向における寸法よりも大きいことを特徴とする遊技機。
  3. 上下方向及び横方向と、遊技域とそれを囲む外枠とを有する遊技盤面を含む遊技機において、
    前記遊技域は、前記上下方向の寸法を2等分する横断中央線と、前記横方向の寸法を2等分する縦断中心線と、前記横断中央線よりも上方に位置する上方域と、前記横断中央線よりも下方に位置する下方域と、演出表示画面と、大入賞口と、ラウンド抽選表示部とを有し、
    前記演出表示画面が前記上方域に位置し、前記大入賞口及び前記ラウンド抽選表示部が前記下方域に位置し、
    前記大入賞口が前記横断中央線の近傍に位置していて、
    前記ラウンド抽選表示部が、前記遊技域の最下に位置し、
    前記大入賞口及び前記ラウンド抽選表示部が前記縦断中心線と交差して位置することを特徴とする遊技機。
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