JP6877027B2 - 遊技機 - Google Patents

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本発明は、遊技機に関する。
下記特許文献1には、当否判定結果を報知するための図柄が一旦はずれを示す組み合わせで擬似停止(仮停止)された後、当否判定結果が当たりであったことを示す復活演出が発生することがある遊技機が記載されている。このように、遊技者にとって好ましくない結末に至ったかのようにみせた後、遊技者に有利な状況に移行する(当否判定結果が当たりであることが示されること以外にも、当たりである可能性が残る演出に発展したりすることも含む)逆転パターンが設定されている遊技機は多い。
特開2012−125618号公報
本発明は、遊技者にとって好ましくない状況から有利な状況に変化するパターンが設定されている遊技機の趣向性を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明にかかる遊技機は、当否判定結果を報知するための演出の少なくとも一部として実行されることがある特定演出を実行可能な演出実行手段を備え、前記特定演出の結末によって当否判定結果が当たりであることの報知がなされない場合における当該特定演出の結末時の演出態様として、その後遊技者とって有利な状況に移行する蓋然性が異なる複数種の結末態様が設定されていることを特徴とする。
上記本発明にかかる遊技機によれば、当否判定結果が当たりであることの報知がなされない場合の結末態様として、その後有利な状況に移行する蓋然性が異なる複数種の態様が設定されているため、当否判定結果が当たりであることの報知がなされない場合の結末態様に遊技者を注目させる演出形態を構築することが可能である。
最終的に当たり組み合わせまたははずれ組み合わせが表示されることで当否判定結果を示す複数種の識別図柄が表示装置に表示されるものであり、前記特定演出の結末によって当否判定結果が当たりであることの報知がなされない場合における当該特定演出の結末時には、前記はずれ組み合わせが形式的に表示されることがあるように構成されており、前記はずれ組み合わせとして、前記複数種の結末態様のそれぞれに対応する複数種のはずれ組み合わせが設定されているとよい。
このように、形式的に示されるはずれ組み合わせにより、有利な状況に移行する蓋然性の高低が示されるようにすることが可能である。
前記複数種の識別図柄のそれぞれを構成する図柄要素が設定されており、前記特定演出の結末時に、組み合わせを構成する複数の識別図柄のうちの一部の識別図柄の前記図柄要素が、他の一部の識別図柄の前記図柄要素と異なる第一はずれ組み合わせが表示された場合と、組み合わせを構成する複数の識別図柄の全ての前記図柄要素が共通する第二組み合わせが表示された場合とでは、その後遊技者とって有利な状況に移行する蓋然性が異なるようにするとよい。
この場合、前記図柄要素は、前記識別図柄の少なくとも一部に施された色調であるとよい。
このように、図柄要素が共通する第二組み合わせ(図柄要素の一つ色調が例示できる)が表示された場合の方が有利な状況となりやすい設定とすることで、第二組み合わせが表示されたときが遊技者にとってチャンスであることを分かりやすく示すことが可能である。
前記複数種の識別図柄には、所定の順番が設定されており、前記特定演出の結末時に表示されるはずれ組み合わせを構成する複数の識別図柄のうちの一部である基準識別図柄と、他の一部である比較識別図柄との、前記所定の順番に基づく遠近の程度により、その後遊技者とって有利な状況に移行する蓋然性が示唆されるとよい。
この場合、前記基準識別図柄は、リーチ状態を構築するものであり、前記比較識別図柄は、前記リーチ状態を構築する識別図柄以外の識別図柄であるとよい。
このような構成とすることで、基準識別図柄と比較識別図柄との遠近の程度が何かを示しているのではないかと遊技者に考えさせる演出形態とすることが可能である。
前記特定演出の結末態様によって、一旦はずれであるかのように示された当否判定結果が、その後当たりであったことを示す逆転演出が発生する蓋然性が示唆されるとよい。
このように、特定演出後に逆転演出が発生する蓋然性が結末態様によって示唆される構成とすることができる。
前記特定演出を経て発生することがある演出であって、発生したときにおける当否判定結果が当たりとなる蓋然性が当該特定演出の発生時よりも高くなる特別演出が実行可能であり、前記特定演出の結末態様によって、その後前記特別演出が発生する蓋然性が示唆されるとよい。
このように、特定演出から特別演出に移行する(発展する)蓋然性が結末態様によって示唆される構成とすることができる。
本発明によれば、遊技者にとって好ましくない状況から有利な状況に変化するパターンが設定されている遊技機の趣向性を向上させることが可能である。
本実施形態にかかる遊技機の正面図である。 (a)は表示装置(表示領域)に表示された識別図柄(群)を模式的に示した図であり、(b)は識別図柄に設定された所定の順番(変動順)を説明するための図であり、(c)は各図柄が有する図柄要素(色調)ごとに識別図柄を区分けして示した図である。 特定演出から当否判定結果報知までの一連の流れを示した図である。 失敗結末時に表示される第一はずれ組み合わせの一例(a)と第二はずれ組み合わせの一例(b)を示した図である。 第一変形例を説明するための図である。 第三変形例を説明するための図である。 第四変形例を説明するための図である。 第五変形例を説明するための図である。
以下、本発明にかかる遊技機1の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、図1を参照して遊技機1の全体構成について簡単に説明する。
遊技機1は遊技盤90を備える。遊技盤90は、ほぼ正方形の合板により成形されており、発射装置908(発射ハンドル)の操作によって発射された遊技球を遊技領域902に案内する通路を構成するガイドレール903が略円弧形状となるように設けられている。
遊技領域902には、表示装置91、始動入賞口904、大入賞口906、アウト口などが設けられている。かかる表示装置91の表示領域911は、遊技盤90に形成された開口901を通じて視認可能となる領域である。なお、表示領域911の形状等は適宜変更可能である(開口901の形状や大きさ、表示装置91自体の形状や大きさを変更することで表示領域911の形状等を変更することができる)。
また、遊技領域902には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての遊技釘が複数設けられている。遊技領域902を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。
このような遊技機1では、発射装置908を操作することにより遊技領域902に向けて遊技球を発射する。遊技領域902を流下する遊技球が、始動入賞口904や大入賞口906等の入賞口に入賞すると、所定の数の賞球が払出装置により払い出される。
大当たりの抽選は、図示されない制御基板に設けられた当否判定手段が始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として実行する(このような始動入賞口は複数設けられていてもよい)。具体的には、始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として乱数源から数値(以下、当否判定情報と称することもある)が取得され、当該数値が予め定められた大当たりの数値と同じである場合には大当たりとなり、異なる場合にははずれとなる。本実施形態では、当該数値が取得された順に当否判定結果の報知が開始される(いわゆる変動が開始される)こととなるが、ある数値が取得されたときに、それより前に取得された数値に基づく当否判定結果が報知されている際には、当該ある数値に基づく当否判定結果が開始されるまで、図示されない制御基板に設けられた記憶手段に記憶される。未だ当否判定の報知が開始されていない数値(以下単に保留(保留情報)と称することもある)の最大の記憶数(最大保留数)は適宜設定することができる。本実施形態における記憶手段が記憶できる最大保留数は、一種の始動入賞口904につき四つである。記憶手段に記憶されている保留情報は、保留表示(図示せず)として表示領域911に表示される。なお、本実施形態では、当否判定の報知が開始される時点で、取得された数値が大当たりとなる数値か否かが判断されることとなるが、数値が取得されたときに当否判定を行い、当否判定結果自体を記憶させておく構成としてもよい(この場合には当否判定結果自体が、当否判定情報に相当することとなる)。また、取得された数値は、当否判定結果を報知する演出の具体的な内容を決定するための数値としても利用される。
なお、遊技機1の枠体、遊技球を貯留する下皿や上皿など、本発明に関係のない遊技機1の構成要素は説明を省略する。これらについては公知の遊技機と同様の構造のものが適用できる。
本実施形態では、公知の遊技機と同様に、表示装置91の表示領域911に表示される識別図柄10(図2(a)参照)の組み合わせによって当否判定結果を遊技者に報知する。具体的には、複数種の識別図柄10含む識別図柄群10g(左識別図柄群10gL、中識別図柄群10gC、右識別図柄群10gR)が変動を開始し、最終的に各識別図柄群10gから一の識別図柄10が選択されて停止する。大当たりに当選している場合には各識別図柄群10gから選択されて停止した識別図柄10の組み合わせは所定の組み合わせ(例えば、同じ識別図柄10の三つ揃い)となる。はずれである場合にはそれ以外(大当たりとなる組み合わせ以外)の組み合わせとなる。なお、各図においては、識別図柄10を構成する「数字(文字)」のみを図示するが、当該数字とキャラクタ等が組み合わされた図柄を識別図柄10として設定することができる。
本実施形態では、各識別図柄群10gは、「1」〜「7」のいずれかの数字を含む識別図柄から構成される(図2(b)参照)。各識別図柄群10gに含まれる識別図柄10の種類の数は適宜増減させることができる。各識別図柄群10gに含まれる識別図柄10の種類は同じであることが好ましいが、いずれかの識別図柄群10gに含まれる識別図柄10の種類が他の識別図柄群10gに含まれる識別図柄10の種類と異なるものとなる特殊な演出が発生することがあってもよい。
各識別図柄群10gに含まれる複数種の識別図柄10には所定の順番が設定されている。本実施形態における「所定の順」は、各図柄が含む数字の順番である。つまり、「1」「2」「3」・・・「6」「7」「1」「2」・・・のような順番に設定されている(図2(b)参照)。各識別図柄群10gが変動表示される際には、当該所定の順番でスクロール表示される。ただし、かかる順番とは異なる順番で変動表示されるパターン(演出)が設定されることを否定するものではない。つまり、「所定の順番」は、通常の変動順であるということもできる。
また、複数種の識別図柄のそれぞれは、種々の構成要素(以下、図柄要素と称することもある)によって構成されている。本実施形態では、当該図柄要素の一つとして色調が設定されている。具体的には「3」「7」の識別図柄(以下、第一種識別図柄10Aと称することもある)は赤色、「1」「5」の識別図柄(以下、第二種識別図柄10Bと称することもある)は緑色、それ以外の図柄である「2」「4」「6」の識別図柄(以下、第三種識別図柄10Cと称することもある)は青色の色調とされている(図2(c)参照)。つまり、遊技者は、各図柄の色調を把握することにより、「3」「7」の図柄、「1」「5」の図柄、「2」「4」「6」の図柄はそれぞれが同じグループに属するものであるかのような印象を受けることになる。なお、各図においては、第一種識別図柄10Aについてはクロスハッチングが付された態様で、第二種識別図柄10Bについては同一方向のみの斜線を含むハッチングが付された態様で、第三種識別図柄10Cについては何も模様を付さない(ハッチングなし)態様とすることで、色調の差を表している。
「色調」以外の図柄要素によって、このように各図柄が区分けされている印象を与える構成としてもよい。また、本実施形態では、各図柄の色調(図柄要素)は、大当たりの種類を報知するものとしても作用する。具体的には、第一種識別図柄10Aで大当たりが報知された場合に遊技者が享受する利益は、第二種識別図柄10Bで大当たりが報知された場合に遊技者が享受する利益よりも大きく設定されている。また、第二種識別図柄10Bで大当たりが報知された場合に遊技者が享受する利益は、第三種識別図柄10Cで大当たりが報知された場合に遊技者が享受する利益よりも大きく設定されている。遊技者が享受する利益としては、大当たり中に獲得することができる遊技球(いわゆる出玉)の期待値や、大当たり遊技終了後に移行する遊技状態(有利な遊技状態に移行するものである場合の方が価値が高い)等、種々の観点から設定することができる。
本実施形態にかかる遊技機1では、遊技の趣向性を向上させるための種々の演出が実行される。本実施形態では、当該演出の一種として、特定演出を実行することが可能である。以下、当該特定演出について詳細に説明する。
本実施形態における特定演出(図3参照)は、基本的には、その結末によって当否判定結果を示すものである。具体的には、特定演出の結末として、成功結末(図3(b)(c)参照)と失敗結末(図3(d)(e)参照)が設定されている(各結末は複数種設けられていてもよい)。詳細を後述する逆転演出が発生する場合を除き、基本的には当否判定結果が大当たりである場合には成功結末となり、当否判定結果がはずれとなる場合には失敗結末となる。本実施形態における特定演出はいわゆるスーパーリーチ演出であるということができる。スーパーリーチ演出は、公知のリーチ状態(一部の識別図柄群10gから選択された識別図柄が停止または擬似的に停止した状態において、未だ大当たりとなる可能性が残っている状態。本実施形態では、左識別図柄群10gL、右識別図柄群10gRから選択された識別図柄10が同じ図柄である状態のことをいう)が成立した場合に実行される可能性がある演出であり、発生することによって当否判定結果が大当たりとなる蓋然性が高まったこと(いわゆる大当たり期待度が高まったこと)を遊技者に示す。この種の特定演出が複数種設けられた構成であってもよい。
特定演出の具体的な態様はどのようなものであってもよい。本実施形態では、味方側キャラクタと敵側キャラクタが戦い(図3(a)参照)、成功結末として味方側キャラクタが勝利する態様(図3(b)(c)参照)が、失敗結末として味方側キャラクタが敗北する態様(図3(d)(e)参照)が設定されている。
上記のように、特定演出の成功結末は当否判定結果が大当たりであることが報知されるものであるといえる一方、失敗結末は当否判定結果が大当たりであることが報知されないものであるといえる。本実施形態では、「大当たりであることが報知されない」失敗結末時の態様として、複数種の態様(以下、結末態様と称することもある)が設定されている。以下、かかる点について詳細に説明する。
本実施形態では、失敗結末時の態様として、第一結末態様、第二結末態様が設定されている。いずれの結末態様も「大当たりであることが報知されない」態様であるから、形式的には、識別図柄は「はずれとなる組み合わせ」が表示される。本実施形態では、大当たりであることを示す識別図柄の組み合わせとして同じ識別図柄の三つ揃いが示されているのであるから、同じ識別図柄の三つ揃いではない組み合わせが表示されることになる。また、特定演出は、いわゆるリーチ状態が成立した結果移行する演出であるから、左の識別図柄と右の識別図柄が同じ図柄であり、中の識別図柄がそれとは異なる図柄である組み合わせが表示されることになる。なお、結末態様として表示される識別図柄の組み合わせが「形式的」であるとしたのは、当該結末態様が表示される段階においては、当否判定結果の報知が完了していないからである。公知の遊技機と同様に、当否判定結果の報知の完了は識別図柄の変動(動き)が完全に停止した状態で示されるところ、当該結末態様が表示される段階においては(後述する逆転演出が発生する可能性があるため)識別図柄の変動は完全に停止していない状態(以下、当該状態を擬似停止と称することもある)とされる。擬似停止の状態としては、図柄がわずかに揺れているような状態とすることが例示できる。
本実施形態では、第一結末態様として形式的に示される識別図柄の組み合わせは第一はずれ組み合わせ21とされ、第二結末態様として形式的に示される識別図柄の組み合わせは第二はずれ組み合わせ22とされる(図3(e)、図4参照)。
第一はずれ組み合わせ21は、組み合わせを構成する複数の識別図柄のうちの一部の識別図柄の図柄要素が、他の一部の識別図柄の図柄要素と異なる組み合わせ態様である(図4(a)参照)。本実施形態に則していえば、三つの識別図柄のうちのいずれかの識別図柄の色調が、それとは別の識別図柄の色調とは異なる(全ての識別図柄の色調が同じではない)組み合わせであるということである。本実施形態における特定演出は、リーチ状態が成立したときに発生するものであるため、左の識別図柄と右の識別図柄の色調は同じである。よって、第一はずれ組み合わせ21は、左の識別図柄および右の識別図柄の色調と、中の識別図柄の色調が異なるものであるということができる。
第二はずれ組み合わせ22は、組み合わせを構成する複数の識別図柄の全ての図柄要素が共通する(同じである)組み合わせ態様である(図4(b)参照)。本実施形態に則していえば、三つの識別図柄全ての色調が同じである組み合わせであるということである。本実施形態における特定演出は、リーチ状態が成立したときに発生するものであるため、左の識別図柄と右の識別図柄の色調は同じである。よって、第二はずれ組み合わせ22は、左の識別図柄および右の識別図柄の色調と、中の識別図柄の色調が同じであるということができる。第二はずれ組み合わせ22としては、「7・3・7」(色調が「赤」の組み合わせ)、「1・5・1」(色調が「緑」の組み合わせ)、「2・4・2」(色調が「青」の組み合わせ)といったものが例示できる。
本実施形態では、特定演出の結末が失敗結末となった後、逆転演出が発生することがある(図3(f)参照)。逆転演出は、特定演出の失敗結末によって当否判定結果がはずれであるかのように示された後、実は大当たりであったことが示されるというものである(「復活演出」等と称されることもある演出である)。このように、当否判定結果が大当たりとなる場合、その当否判定結果の一部は、特定演出の失敗結末を経て、逆転演出にて報知されるということである。なお、本実施形態では、逆転演出が発生しない場合には、そのままはずれであることが報知されることになる(図3(g)参照)
逆転演出の具体的な態様はどのようなものであってもよい。本実施形態における特定演出は、味方側キャラクタと敵側キャラクタが戦う演出であり、失敗結末は味方側キャラクタが敗北する態様であるため、逆転演出として敗北した味方側キャラクタが復活して勝利する演出が設定されている(図3(f)参照)。
特定演出の失敗結末時に、形式的に第一はずれ組み合わせ21が表示されるか、第二はずれ組み合わせ22が表示されるかの違いは、逆転演出の発生する蓋然性の高さにある。具体的には、図3(e)の時点において、第一はずれ組み合わせ21(図4(a)参照)が表示された場合よりも、第二はずれ組み合わせ22(図4(b)参照)が表示された場合の方が、逆転演出が発生する蓋然性が高くなるよう設定されている。したがって、遊技者は、特定演出が失敗結末となった場合には、そのとき表示される識別図柄の組み合わせ態様により、逆転演出が発生する期待度の高低を把握することができるため、従来に比して遊技の趣向性が高まる。
なお、本実施形態とは逆の構成、すなわち第二はずれ組み合わせ22が表示された場合よりも、第一はずれ組み合わせ21が表示された場合の方が、逆転演出が発生する(遊技者に遊技な状況に移行する)蓋然性が高くなるよう設定された構成としてもよい。ただし、第二はずれ組み合わせ22は、各識別図柄の図柄要素が同じである態様であるため、見た目が分かりやすい。そのため、本実施形態のように、第二はずれ組み合わせ22が示されたケースを遊技者にとって好ましいという設定にした方が、演出が分かりやすい。
以下、上記実施形態にかかる遊技機1を改良、変形等した変形例について説明する。なお、各変形例を用いて説明する事項を組み合わせて適用した構成としてもよい。
○第一変形例
第二はずれ組み合わせ22に遊技者にとっての価値の差を設定してもよい。上記実施形態に則して言えば、第一種識別図柄10Aによる第二はずれ組み合わせ22(例えば「7・3・7」の組み合わせ)(図5(a)参照)、第二種識別図柄10Bによる第二はずれ組み合わせ22(例えば「1・5・1」の組み合わせ)(図5(b)参照)、第三種識別図柄10Cによる第二はずれ組み合わせ22(例えば「2・4・2」の組み合わせ)(図5(c)参照)のいずれが形式的に表示されたかに応じて、その後逆転演出が発生する蓋然性が異なるものとする。なお、本例のように、複数種(三種以上)の第二はずれ組み合わせ22が設定された構成において、当該複数種の第二はずれ組み合わせ22のうちの二種以上の第二はずれ組み合わせ22について、逆転演出が発生する蓋然性が同じである設定としてもよい。
上述したように、大当たり組み合わせを構成する際における遊技者にとっての図柄の価値としては、第一種識別図柄10Aの価値が最も高く、第三種識別図柄10Cの価値が最も低く設定されているのであるから、第一種識別図柄10Aによる第二はずれ組み合わせ22が表示された場合には逆転演出が発生する蓋然性が最も高く、第三種識別図柄10Cによる第二はずれ組み合わせ22が表示された場合には逆転演出が発生する蓋然性が最も低い設定とすることが好ましい(図5参照)。つまり、大当たりを報知する際における各識別図柄が示す遊技者にとっての価値が、逆転演出の発生しやすさとリンクしている構成とすることが好ましい。
このような構成とすれば、特定演出の失敗結末時に、第一はずれ組み合わせ21と第二はずれ組み合わせ22のいずれが表示されるということだけでなく、第二はずれ組み合わせ22が第一種識別図柄10A〜第三種識別図柄10Cのいずれで構成されているかにも注目させる演出態様とすることが可能である。
○第二変形例
上記実施形態は、形式的に第一はずれ組み合わせ21が表示された場合よりも、第二はずれ組み合わせ22が表示された場合の方が、逆転演出(遊技者に有利な状況への移行)が発生する蓋然性が高い設定であって、いずれのはずれ組み合わせが表示された場合であっても逆転演出が発生する可能性はあるものである。これに対し、逆転演出が発生する場合には、必ず第二はずれ組み合わせ22が表示される構成としてもよい。つまり、第一はずれ組み合わせ21が表示される場合には逆転演出が発生することはなく、第二はずれ組み合わせ22が表示される場合の少なくとも一部において逆転演出が発生する構成としてもよい。また、第二はずれ組み合わせ22が表示されたときには、必ず逆転演出が発生する構成としてもよい。つまり、第一はずれ組み合わせ21が表示される場合には逆転演出が発生するか否か定かではないが、第二はずれ組み合わせ22が表示される場合には必ず逆転演出が発生する構成としてもよい。このように構成すれば、第二はずれ組み合わせ22が表示されることの価値を高めることが可能である。
また、第一はずれ組み合わせ21が表示されたときには逆転演出が発生することはなく、第二はずれ組み合わせ22が表示されたときには必ず逆転演出が発生する構成としてもよい。このように構成すれば、第一はずれ組み合わせ21と第二はずれ組み合わせ22の差を明確にすることが可能である。
○第三変形例
上記実施形態では、特定演出の失敗結末時に形式的に表示されるはずれ組み合わせの態様によって逆転演出が発生する蓋然性が示唆されることを説明したが、当該示唆対象となる事象は逆転演出に限られるものではない。遊技者にとってより有利な方向に移行したにことを示す事象であればよい。例えば、以下に示すように、当否判定結果が大当たりとなる蓋然性が高い演出へ移行する蓋然性の高低を示唆するものとしてもよい。
図6に示すように、特定演出(図6(a)参照)の結末によって大当たりであることの報知(図6(b)参照)が発生しない場合の少なくとも一部において、特別演出(図6(d)参照)に移行する可能性がある構成とする。つまり、特定演出からさらに大当たりとなる蓋然性が高まったことを示す特別演出に発展する可能性がある構成とする。特別演出に移行しない場合にはそのままはずれが確定する(図6(e)参照)設定とすれば、特別演出への移行は、大当たりとなる可能性が残存するという点において遊技者にとって有利な状況への移行であるということができる。遊技機分野において慣用されている用語を用いれば、特定演出は弱リーチ演出、特別演出は強リーチ演出であるということもできる。
かかる特別演出への移行が結末態様によって示唆される構成とする。つまり、図6(c)に示す時点において、形式的に第一はずれ組み合わせ21が示された場合よりも、第二はずれ組み合わせ22が表示された場合の方が、特別演出へ移行する蓋然性が高い設定とする。上記実施形態における逆転演出は、発生により大当たりとなることが確定する演出であるため、形式的に示されるはずれ組み合わせの態様は当否判定結果が大当たりとなる蓋然性を直接的に示唆するものとみることもできる一方、本例のように当否判定結果が大当たりとなる蓋然性が高まる演出(上位の演出)に移行する蓋然性を示唆するものとする構成は、形式的に示されるはずれ組み合わせの態様は当否判定結果が大当たりとなる蓋然性を間接的に示唆するものであるということができる。
○第四変形例
上記実施形態では、各識別図柄の図柄要素が同一ではない第一はずれ組み合わせ21が表示されるか、各識別図柄の図柄要素が同一である第二はずれ組み合わせ22が表示されるかに応じ、その後遊技者に有利な状況に移行する(逆転演出が発生する)蓋然性が示唆されることを説明したが、このように図柄要素に基づく示唆態様以外の示唆態様も考えられる。
本例は、識別図柄群10gに含まれる複数種の識別図柄に上述した「所定の順番」が設定されていることを利用する。具体的には、特定演出の結末時に形式的に表示されるはずれ組み合わせを構成する複数の識別図柄のうちの一部である基準識別図柄10Xと、他の一部である比較識別図柄10Yとの、所定の順番に基づく遠近の程度により、その後遊技者とって有利な状況に移行する蓋然性が示唆される。本例では、基準識別図柄10Xは、リーチ状態を構成する識別図柄であり、比較識別図柄10Yは、基準識別図柄10X以外の識別図柄である(図7参照)。リーチ状態が左識別図柄群10gLおよび右識別図柄群10gRから選択された同じ識別図柄が停止または擬似停止した状態であるとするのであれば、左の識別図柄と右の識別図柄(同じ種類の識別図柄)が基準識別図柄10Xであり、中の識別図柄が比較識別図柄10Yということである。当否判定結果を報知する複数の識別図柄(本例では三つ)のうち、種類が同じとなる半数以上(本例では二つ)の識別図柄が基準識別図柄10Xであり、それ以外の半数未満(本例では一つ)の識別図柄が比較識別図柄10Yであるということもできる。
「所定の順番に基づく遠近の程度」は、基準識別図柄10Xと比較識別図柄10Yが、「所定の順番」を基準としてどの程度離れているかをいう。例えば、「5」の識別図柄と「6」の識別図柄は「1」離れているものとみることができ、「5」の識別図柄と「7」の識別図柄は「2」離れているものとみることができる。また、「7」の識別図柄の次の識別図柄は「1」の識別図柄であるため、「7」の識別図柄と「1」の識別図柄は「1」離れているものとみることができ、「7」の識別図柄と「2」の識別図柄は「2」離れているものとみることができる。
本例では、基準識別図柄10Xと比較識別図柄10Yが近いほど、その後遊技者に有利な状況に移行する(逆転演出が発生する)蓋然性が高くなるように設定されている。例えば、7のリーチ状態成立後に移行した特定演出であれば、「7・6・7」や「7・1・7」のはずれ組み合わせが表示された場合(図7(a)参照)は、基準識別図柄10Xと比較識別図柄10Yの差(以下、図柄の差と称することもある)は「1」であって最も近い態様であるため、その後遊技者に有利な状況に移行する蓋然性が最も高くなる。7のリーチ状態成立後の特定演出の失敗結末時に表示されるはずれ組み合わせの態様として考えうるあらゆる種類の組み合わせが発生し得る設定とするのであれば、当該蓋然性が高い組み合わせから順に並べると、「7・6・7」「7・1・7」(図柄の差「1」;図7(a)参照)、「7・5・7」「7・2・7」(図柄の差「2」;図7(b)参照)、「7・4・7」「7・3・7」(図柄の差「3」;図7(c)参照)ということになる。なお、特定演出の失敗結末時に形式的に表示されるはずれ組み合わせとして図柄の差が「1」と「2」の態様しか発生しないといったように、考えうるあらゆる種類のはずれ組み合わせが発生することがない設定としてもよい。
本例とは逆の構成、すなわち基準識別図柄10Xと比較識別図柄10Yが遠いほど、その後遊技者に有利な状況に移行する(逆転演出が発生する)蓋然性が高くなるように設定された構成としてもよい。
○第五変形例
上記第四変形例をさらに発展させた例である。上記第四変形例は、基準識別図柄10Xと比較識別図柄10Yの遠近の程度により、その後遊技者に有利な状況に移行する蓋然性が示唆されることを説明したが、さらに別の要素を加えてもよい。例えば、はずれ組み合わせとしての「5・6・5」と「5・4・5」は、ともに図柄の差が「1」であるため、基準識別図柄10Xと比較識別図柄10Yの遠近の程度は同じであるが、「5・6・5」が表示された場合(図8(a)参照)の方が、「5・4・5」が表示された場合(図8(b)参照)よりも遊技者に有利な状況に移行する蓋然性が高くなる設定としてもよい。つまり、基準識別図柄10Xよりも比較識別図柄10Yの方が「所定の順番」に基づく「後」の図柄であるとき方が、「前」の図柄であるときよりも遊技者に有利な状況に移行する蓋然性が高くなる設定とする。このように構成すれば、遊技者に有利な状況に移行する蓋然性を示唆する要素として、基準識別図柄10Xと比較識別図柄10Yの遠近の程度に加えて別の要素が加わることになる。
本例とは逆の構成、すなわち基準識別図柄10Xよりも比較識別図柄10Yの方が「所定の順番」に基づく「前」の図柄であるとき方が、「後」の図柄であるときよりも遊技者に有利な状況に移行する蓋然性が高くなる設定としてもよい。
なお、第四変形例および第五変形例は、識別図柄の図柄要素(色調)が有利な状況へ移行する蓋然性を示唆するというものではないため、図7および図8において当該図柄要素(色調)は図示していない。ただし、各識別図柄が上記実施形態と同様の図柄要素を含むものとすることを否定するわけではない。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
1 遊技機
10 識別図柄
10A 第一種識別図柄
10B 第二種識別図柄
10C 第三種識別図柄
10X 基準識別図柄
10Y 比較識別図柄
21 第一はずれ組み合わせ(第一結末態様)
22 第二はずれ組み合わせ(第二結末態様)
91 表示装置
911 表示領域

Claims (1)

  1. 最終的に当たり組み合わせまたははずれ組み合わせが表示されることで当否判定結果を示す複数種の識別図柄が表示装置に表示される遊技機であって、
    対象当否判定結果を報知するための演出一部として実行されることがある特定演出を実行可能な演出実行手段を備え、
    前記特定演出の結末によって前記対象当否判定結果が当たりであることの報知がなされない場合には、前記はずれ組み合わせが形式的に一旦表示された後、当該はずれ組み合わせにより前記対象当否判定結果がはずれであることが報知される非発展パターン、および、当該対象当否判定結果が当たりである可能性が残存する発展パターンのいずれかが発生するものであり、
    前記特定演出の結末時に形式的に表示される前記はずれ組み合わせを構成する複数の識別図柄の全ての色調が同じである場合と、そうでない場合とでは、前記発展パターンが発生する蓋然性が異なることを特徴とする遊技機。
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