JP7166581B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
上記実施形態では、全ての特定領域80に同種のブランク図柄30が表示される第二成功結末となった場合、揃ったブランク図柄30の種類に応じ、その後のリーチ演出時におけるリーチライン数(当たり図柄の数)がその都度変化しうることを説明したが、第二成功結末となる場合、どの種類のブランク図柄30が揃ったとしても、その後のリーチ演出時におけるリーチライン数が一定となるようにしてもよい。
上記実施形態では、一つの特定領域80に表示される候補図柄20は一種のみであること、すなわち各候補図柄20のそれぞれに対応した特定領域80が設けられていることを説明したが、一つの特定領域80に複数種の候補図柄20が表示される構成としてもよい。例えば、特定領域80として三つの特定領域80(形式的に特定領域A、B、Cと称する)が設定され、特定領域Aにおいて「1」~「3」の候補図柄20が、特定領域Bにおいて「4」~「6」の候補図柄20が、特定領域Cにおいて「7」~「9」の候補図柄20のそれぞれがブランク図柄30とともに変動表示される構成とする(図11(a)参照)。つまり、各特定領域80において、複数の候補図柄20およびブランク図柄30を含む図柄群が変動表示され、一つの特定領域80において最終的に表示される図柄は一つであるとする(図11(b)参照)。このような構成とすれば、同じ特定領域80において変動表示される候補図柄20が一緒に当たり図柄として設定されることはないのであるから、第一成功結末を経て移行したリーチ演出での最大のリーチライン数は三つということになる。
先演出において成功結末となった場合、その後の展開、すなわちリーチ演出で大当たりが報知される蓋然性を示唆する演出(以下、中途演出と称する)が発生するものとする(図12参照)。中途演出の具体的態様はどのようなものであってもよい。例えば、大当たり信頼度が異なる複数種の示唆画像70が設定され、当該示唆画像70のうちのいずれかが表示される(図12(c)参照)ような演出とする。示唆画像70の例としては、「???」「チャンス」「激熱」といった文字を含むものが考えられる。このような構成とすることにより、その後の展開を遊技者に分かりやすく示すことが可能となる。
上記実施形態では、リーチ演出におけるリーチラインの数、すなわち当たり図柄の数が信頼度を示唆することを説明したが、当たり図柄として設定されうる一または複数の一部の図柄が、他の図柄に比して遊技者にとっての価値が高いものとして設定された構成とする。例えば、「7」の候補図柄20(識別図柄10)は、他の図柄に比して遊技者にとっての価値が高いものとする。このような構成とする場合、リーチ演出において設定される当たり図柄の数が同じであっても、当該当たり図柄に「7」の図柄が含まれている場合とそうでない場合とでは、大当たり信頼度が異なるものとなる。したがって、先演出において、価値が高い候補図柄20が当たり図柄として設定されるか否かにも注目させる演出とすることが可能である。
先演出が、いわゆる擬似連続演出や先読み連続演出といった連続演出の一種として発生しうる構成とする。なお、これら連続演出自体は公知であるから説明を省略する。先演出において、複数の特定領域80のうちのいずれかに候補画像が表示されたとする(図13(a)参照)。通常は、当該候補図柄20が当たり図柄として設定されたリーチ演出に移行するが、このような状態が発生したときであってもリーチ演出に移行しない場合がある。具体的には、候補図柄20が表示された特定領域80については、当該候補図柄20が表示されたまま、他の特定領域80において再度特定図柄群が変動を開始する(図13(b))参照)。つまり、一または複数の特定領域80に表示された候補図柄20がホールドされた状態で、その他の特定領域80において特定図柄群が再変動する「連続演出」が発生しうるものとする。再変動した特定図柄群から選択されて停止するものが候補図柄20であれば、ホールドされた候補図柄20に加えて新たな候補図柄20が表示されることになる(図13(c)参照)。すなわち、候補図柄20が増加するということになる。かかる連続演出が、一または複数回発生しうる構成とする。
上記実施形態では、複数の特定領域80のいずれかに候補図柄20が表示された場合(第一成功結末となった場合)だけでなく、各特定領域80に表示される図柄が全て同じ種類のブランク図柄30となった場合(第二成功結末となった場合)にリーチ演出に移行することを説明したが、複数の特定領域のいずれかに候補図柄20が表示されるか否かのみを、リーチ演出に移行する条件として設定してもよい。つまり、ブランク図柄30は、はずれを示す図柄としてのみ機能するような構成としてもよい。
上記実施形態における先演出は、予告画像として候補図柄20が表示されるものであることを説明したが、予告画像はその後(先演出後)に発生しうるリーチ演出に対応づけられたものであればよい。例えば、先演出後に発生しうるリーチ演出として、リーチ演出A~Dの四種類が設定されているとする。先演出は、当該リーチ演出A~Dのそれぞれに対応づけられた予告画像A~Dが、各特定領域80に表示されるか否かという演出態様とする。予告画像A~Dは、リーチ演出A~Dを直接的に示す(例えば、リーチ演出の名称等を表示する)ものであってもよいし、リーチ演出A~Dを間接的に示す(例えば、リーチ演出に登場するキャラクタの名称等を表示する)ものであってもよい。
表示装置に表示される複数の識別図柄から構成される結果態様により当否判定結果を報知する遊技機において、
前記結果態様を構成する複数の前記識別図柄のうちの少なくとも一つが、複数種の候補図柄のうちのいずれとなるかによって当否判定結果が示される演出であって、当該複数種の候補図柄のうちのいずれかが一または複数の当たり図柄として設定された上で、当該一または複数の当たり図柄のいずれかが示された場合に当たりとなるリーチ演出と、
前記リーチ演出よりも前に発生しうる演出であって、複数種の前記候補図柄のそれぞれが、前記当たり図柄として設定されるか否かを示す先演出と、
を実行することが可能な演出実行手段を備えることを特徴とする遊技機。
上記遊技機によれば、先演出によってリーチ演出時の当たり図柄が示されるというリーチ演出に至るまでの流れが面白みのあるものとなる。
前記先演出は、前記表示装置の表示領域に設けられる特定領域に前記候補図柄が表示されるか否かを示す演出であって、当該特定領域に表示された前記候補図柄が前記リーチ演出において前記当たり図柄として設定されることを特徴とする手段1-1に記載の遊技機。
このように、特定領域に表示された候補図柄が、その後のリーチ演出において当たり図柄となる構成とすることで、先演出とリーチ演出の関係を分かりやすくすることが可能である。
前記先演出は、複数種の前記候補図柄のそれぞれに対応づけられた複数の前記特定領域が設けられ、各候補図柄が対応する当該特定領域に表示されるか否かを示す演出であることを特徴とする手段1-2に記載の遊技機。
このように、候補図柄のそれぞれに対応する特定領域が設定された構成とすることで、いずれの候補図柄が当たり図柄として設定されたのかを分かりやすくすることが可能である。
前記特定領域は、一の前記候補図柄のみが表示されうる領域であることを特徴とする手段1-3に記載の遊技機。
このように、各特定領域には、一の候補図柄のみが表示される可能性がある構成(他の候補図柄が表示されることがない構成)とすることで、当たり図柄として設定された図柄の数や種類を容易に把握することが可能となる。
前記先演出は、前記特定領域において、前記候補図柄とともに当該候補図柄とは異なる別図柄が変動表示される演出であることを特徴とする手段1-2から手段1-4のいずれかに記載の遊技機。
このようにすることで、先演出は、特定領域に候補図柄が表示されるか、別図柄が表示されるかの演出となり、その結末が分かりやすいものとなる。
複数種の前記別図柄が設定されており、
前記先演出において、複数の前記特定領域の全てに同じ種類の前記別図柄が表示されたときには、その後前記リーチ演出が発生することを特徴とする手段1-5に記載の遊技機。
このような構成とすることで、別図柄が表示された場合であっても、その後の進展(リーチ演出の発生)に期待がもてる態様となる。
前記先演出において、複数の前記特定領域の全てに同じ種類の前記別図柄が表示された結果として前記リーチ演出が発生した場合、表示された当該別図柄の種類に応じて、当該リーチ演出において前記当たり図柄とされる図柄の数が変化することを特徴とする手段1-6に記載の遊技機。
このような構成とすることで、別図柄の種類がその後の展開に影響を与える重要な要素となるため、当該別図柄の種類にも遊技者が注目する演出となる。
前記先演出において、複数の前記特定領域の全てに同じ種類の前記別図柄が表示された結果として前記リーチ演出が発生した場合、当該リーチ演出において前記当たり図柄とされる図柄の数は一定であることを特徴とする手段1-6に記載の遊技機。
このように、別図柄が揃った結果として発生するリーチ演出において、当たり図柄の数が一定となるようにすれば、演出が分かりやすいものとなる。
前記先演出において、複数の前記特定領域の全てに前記別図柄が表示され、当該表示された別図柄の種類が同じでない場合には、その後前記リーチ演出が発生しないことを特徴とする手段1-6から手段1-8のいずれかに記載の遊技機。
このように、リーチ演出が発生せずに終了する(いわゆる「どはずれ」となる)ケースが発生しうるようにすることもできる。
結末の態様によって遊技者に有利な状況となるか否かを示す複数種のリーチ演出と、
前記複数種のリーチ演出の少なくともいずれかが発生するよりも前に発生しうる演出であって、前記複数種のリーチ演出のそれぞれについて、その後発生するか否かを示す先演出と、
を実行することが可能な演出実行手段を備えることを特徴とする遊技機。
上記遊技機によれば、先演出によって複数種のリーチ演出のいずれかが発生するかということが予め示されるため、リーチ演出に至るまでの流れが面白みのあるものとなる。
前記先演出は、前記表示装置の表示領域に設けられる特定領域において、前記複数種のリーチ演出のそれぞれに対応づけられた予告画像が表示されるか否かを示す演出であって、当該特定領域に表示された当該予告画像に対応する種類のリーチ演出が当該先演出の後発生するように設定されていることを特徴とする手段2-1に記載の遊技機。
このように、特定領域に表示された予告画像に対応するリーチ演出がその後発生するようにすることで、先演出(予告画像)とリーチ演出の関係を分かりやすくすることが可能である。
前記先演出は、複数種の前記予告画像のそれぞれに対応づけられた複数の前記特定領域が設けられ、各予告画像が対応する当該特定領域に表示されるか否かを示す演出であることを特徴とする手段2-2に記載の遊技機。
このように、予告画像のそれぞれに対応する特定領域が設定された構成とすることで、いずれの予告画像に対応するリーチ演出が発生するのかを分かりやすく示すことが可能である。
前記先演出は、前記特定領域において、前記予告画像とともに当該予告画像とは異なる別画像が変動表示される演出であることを特徴とする手段2-2または手段2-3に記載の遊技機。
このようにすることで、先演出は、特定領域に予告画像が表示されるか、別画像が表示されるかの演出となり、その結末が分かりやすいものとなる。
複数種の前記別画像が設定されており、
前記先演出において、複数の前記特定領域の全てに同じ種類の前記別画像が表示されたときには、その後前記複数種のリーチ演出のうちの少なくともいずれかが発生することを特徴とする手段2-4に記載の遊技機。
このような構成とすることで、別画像が表示された場合であっても、その後の進展(リーチ演出の発生)に期待がもてる態様となる。
前記先演出において、複数の前記特定領域の全てに同じ種類の前記別画像が表示された結果として前記複数種のリーチ演出のうちの少なくともいずれかが発生する場合、表示された当該別画像の種類に応じて、当該先演出の後発生する前記リーチ演出の種類の数が変化することを特徴とする手段2-5に記載の遊技機。
このような構成とすることで、別画像の種類がその後の展開に影響を与える重要な要素となるため、当該別画像の種類にも遊技者が注目する演出となる。
前記先演出において、複数の前記特定領域の全てに同じ種類の前記別画像が表示された結果として前記複数種のリーチ演出のうちの少なくともいずれかが発生する場合、当該先演出の後発生する前記リーチ演出の種類の数は一定であることを特徴とする手段2-5に記載の遊技機。
このように、別画像が揃った結果、発生するリーチ演出の種類の数が一定となるようにすれば、演出が分かりやすいものとなる。
10 識別図柄
10g 識別図柄群
20 候補図柄
21~29 第一候補図柄~第九候補図柄
30 ブランク図柄
31~33 第一ブランク図柄~第三ブランク図柄
80 特定領域
81~89 第一特定領域~第九特定領域
91 表示装置
911 表示領域
Claims (1)
- 三つの識別図柄の組み合わせにより当否判定結果が報知されるものであり、当該三つの識別図柄のうちの二つが同じ種類となった状態がリーチとされ、当該リーチが成立した場合、当否判定結果が当たりであるときには残り一つの識別図柄である残図柄が当該リーチを構成する識別図柄であるリーチ図柄と同じ種類のものとなり、当否判定結果がはずれであるときには前記残図柄が前記リーチ図柄と異なる種類のものとなる遊技機であって、
前記残図柄の種類が判明する結末の態様によって当否判定結果が当たりとなるか否かを示す演出であって、一または二以上のリーチが成立し、前記リーチ図柄とされる前記識別図柄の種類のパターンが互いに異なる複数種のリーチ演出と、
前記複数種のリーチ演出の少なくともいずれかが発生するよりも前に発生しうる演出であって、前記複数種のリーチ演出のそれぞれについて、その後発生するか否かを示す先演出と、
を実行することが可能な演出実行手段を備え、
前記先演出は、複数種の前記識別図柄のそれぞれが所定の領域に表示されるか否かを示す演出であって、当該先演出にて表示された前記識別図柄は前記リーチ演出にて前記リーチ図柄とされ、表示されなかった前記識別図柄は前記リーチ演出にて前記リーチ図柄とされず、
前記リーチ演出は、前記残図柄が、成立した一または二以上のリーチを構成する一または二種以上の前記リーチ図柄のいずれかと同じ種類の前記識別図柄となるか否かにより当否判定結果が当たりとなるか否かを示すものである
ことを特徴とする遊技機。
ただし、複数種の前記識別図柄のそれぞれは数字を含み、同じ数字を含む前記識別図柄どうしは同じ種類であり、異なる数字を含む前記識別図柄どうしは異なる種類であるとする。
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