JP6249385B1 - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
中央の対象図柄20として「7」の識別図柄11(特定図柄111)が停止する組み合わせである(図4(b−1)参照)。いわゆる擬似連続演出(本発明における第二事後演出に相当する)の発生が確定することを示す組み合わせとして設定されている。擬似連続演出それ自体は公知であるため詳細な説明を省略するが、変動する識別図柄11が擬似的に停止し、再び変動することを一または複数回繰り返すことで、対象の当否判定結果が大当たりとなる蓋然性を示唆するものである。一般的には、当該繰り返しの回数が多くなるほど、大当たりとなる蓋然性が高くなるように設定される。本実施形態では、図柄変動演出において当該第一パターンの組み合わせが表示された場合には、再度図柄変動演出が実行されるように構成されている。つまり、中央の対象図柄20として「7」の識別図柄11(特定図柄111)が停止するということは、図柄変動演出が継続する(繰り返される)ことを示しているとも捉えることができる。ただし、図柄変動演出が終了した上で、再度識別図柄11が変動を開始する(通常の変動を開始する)ように構成されていてもよい。
左および右の対象図柄20として同じ種類の識別図柄11が表示されるパターンである(図4(b−2)参照)。つまり、いわゆるリーチ状態が構築されたことを示す態様となる。図柄変動演出において当該第二パターンの組み合わせが表示されたときには、中央の図柄(ブランク図柄12)が表示されている位置において識別図柄群11gが変動を開始する(ブランク図柄12が識別図柄群11gに変化するような演出が発生する)。つまり、リーチ状態が構築されるというリーチ演出(本発明における第一事後演出に相当する)が発生することになる。リーチ状態が構築された後の展開はどのようなものであってもよいため説明を省略する。
左の対象図柄20としてブランク図柄12が表示されるパターン(第三パターンA)、もしくは右の対象図柄20としてブランク図柄12が表示されるパターンである(図4(b−3)参照)。これにより、対象の当否判定結果がはずれであることが確定する。つまり、左または右にブランク図柄12が位置する組み合わせとなることで、いわゆる「ばらけ目」となったことを示す。
上記図柄変動演出において最終的に表示される対象図柄20は三つであることを説明したが、対象図柄20の数は2以上であれば適宜増減可能である。
上記図柄変動演出において最終的に表示されるパターンは第一パターン〜第三パターンの三つ(第三パターンを二つとみなせば四つ)であることを説明したが、当該パターンの種類の数は適宜増減させることが可能である。なお、設定されるパターンの種類の数が多くなるほど、対象図柄20の数が多くなるようにすればよい。対象図柄20の数が増えれば、パターンの種類を増やすことができるからである。
上記図柄変動演出において第一パターンは擬似連続演出の発生を示し、第二パターンはリーチの発生を示し、第三パターンは「はずれ」を示すものであることを説明したが、それはあくまで一例である。各パターンによって示される内容は、その後の遊技の進行についてのものであればどのようなものであってもよい。
候補図柄10が変動する態様(変動態様)が複数設定された構成とする。変動態様は種々の観点から設定することができる。変動態様を構成する要素としては、変動速度、変動する候補図柄10の大きさ、変動中の背景の画像等、種々の要素を例示することができる。そして、当該変動態様により、いずれのパターンが表示されるかを示唆するものとする。より具体的には、遊技者にとって最も好ましいパターン(上記実施形態でいえば第一パターン)が表示される蓋然性が、変動態様により示唆される構成とする。これにより、候補図柄10の変動態様に注目させる演出とすることが可能である。
表示手段と、
前記表示手段において、所定の順番で複数の候補図柄が並ぶように表示される図柄群を、当該複数の候補図柄が並ぶ方向に変動表示した後、最終的に当該複数の候補図柄のうちの一部であるX個(Xは2以上の自然数)の前記所定の順番で並ぶ図柄を対象図柄として表示し、当該X個の対象図柄の組み合わせによりその後の遊技の進行を示唆する図柄変動演出を実行する演出実行手段と、
を備えることを特徴とする遊技機。
上記遊技機は、所定の方向に並ぶ図柄群が変動表示され、そのうちのX個の図柄が対象図柄として表示された上で遊技の進行が示唆されるという斬新な演出を実行することが可能である。
前記X個の対象図柄の組み合わせの様式として、複数種の様式が設定されており、
前記図柄変動演出において、前記複数の候補図柄を含む図柄群の変動がどの位置で停止または擬似的に停止した場合であっても、それにより表示される前記X個の対象図柄の組み合わせは、前記複数種の様式のいずれかとなるように構成されていることを特徴とする手段1に記載の遊技機。
このような構成とすれば、複数の候補図柄から構成される図柄群の変動がどの位置で停止したとしても、それにより表示される対象図柄の組み合わせは予め設定されたいずれかの様式となるものであるため、変動が停止または擬似的に停止するまで目が離せない面白みのある演出となる。
前記複数種の候補図柄の一部として、前記対象図柄として表示された場合に、遊技者にとって不利な状況になることを示す無位図柄が設定されていることを特徴とする手段1または手段2に記載の遊技機。
このように、複数の候補図柄の一部として無位図柄が含まれる構成とすれば、遊技者にとって不利な状況となることを示す様式を容易に構築することが可能となる。
前記複数種の候補図柄の一部として、前記対象図柄として同じ種類のものが複数表示された場合に、第一事後演出が発生する可能性があることを示す複数種の識別図柄が設定されていることを特徴とする手段1から手段3のいずれかに記載の遊技機。
このように、同じ種類の識別図柄が複数表示された場合には、事後的に演出が発生する構成とすることができる。
前記第一事後演出は、リーチ演出であることを特徴とする手段4に記載の遊技機。
このように、同じ種類の識別図柄が対象図柄として表示されたリーチ状態を一つの様式として設定することもできる。
前記複数種の識別図柄のうちの一部である特定図柄は、前記対象図柄として特定位置に表示された場合に、第二事後演出が発生する可能性があることを示す図柄であることを特徴とする手段4または手段5に記載の遊技機。
このように、特定の識別図柄が特定の位置に表示された場合には、上記第一事後演出とは異なる演出が事後的に発生する構成とすることができる。
前記第二事後演出として、再び図柄変動演出が実行されることが設定されていることを特徴とする手段6に記載の遊技機。
このように、再び図柄変動演出が実行されることを一つの様式として設定することもできる。
10 候補図柄
11 識別図柄
111 特定図柄
12 ブランク図柄
20 対象図柄
91 表示装置
911 表示領域
Claims (1)
- 表示手段と、
前記表示手段において、所定の順番で複数の候補図柄が並ぶように表示される図柄群を、当該複数の候補図柄が並ぶ方向に変動表示した後、最終的に当該複数の候補図柄のうちの一部であるX個(Xは2以上の自然数)の前記所定の順番で並ぶ図柄を対象図柄として表示し、当該X個の対象図柄の組み合わせによりその後の遊技の進行を示唆する図柄変動演出を実行する演出実行手段と、
を備え、
前記X個の対象図柄の組み合わせの様式として、複数種の様式が設定されており、
前記図柄変動演出において、前記複数の候補図柄を含む図柄群の変動がどの位置で停止または擬似的に停止した場合であっても、それにより表示される前記X個の対象図柄の組み合わせは、前記複数種の様式のいずれかとなるように構成されていることを特徴とする遊技機。
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