JP6901130B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関する。
当否判定結果を報知する報知演出は、当該当否判定結果が当たりとなる蓋然性(信頼度)を示唆する種々の予告(演出)を含む(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2013−176596号公報
本発明が解決しようとする課題は、斬新な信頼度示唆により遊技の趣向性向上を図ることが可能な遊技機を提供することである。
上記課題を解決するためになされた本発明にかかる遊技機は、遊技者に有利な事象が発生する蓋然性である特定信頼度を示唆する種々の予告を制御する予告制御手段を備え、前記遊技者に有利な事象が発生するか否かを報知する一連の報知演出において、所定条件が成立したと仮定した場合における前記特定信頼度を、当該所定条件の成否が確定する前に示唆する第一事前予告が発生しうることを特徴とする。
本発明にかかる遊技機によれば、遊技の趣向性向上を図ることが可能である。
本実施形態にかかる遊技機の正面図である。 表示装置の表示領域に表示される装飾図柄と保留画像を示した図である。 第一事前予告および第二事前予告を説明するための図(その一)である。 第一事前予告および第二事前予告を説明するための図(その二)である。 第一事前予告(の結果)と第二事前予告(の結果)が異なる時期に示される例を説明するための図である。 第五具体例を説明するための図である。
以下、本発明にかかる遊技機1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。まず、図1を参照して遊技機1の全体構成について簡単に説明する。
遊技機1は遊技盤90を備える。遊技盤90は、ほぼ正方形の合板により成形されており、発射装置908(発射ハンドル)の操作によって発射された遊技球を遊技領域902に案内する通路を構成するガイドレール903が略円弧形状となるように設けられている。
遊技領域902には、始動入賞口904、大入賞口906、アウト口907などが設けられている。各種演出を実行する表示装置91の表示領域911は、遊技盤90に形成された開口901を通じて視認可能となる領域である。なお、表示領域911の形状等は適宜変更可能である(開口901の形状や大きさ、表示装置91自体の形状や大きさを変更することで表示領域911の形状等を変更することができる)。
また、遊技領域902には、流下する遊技球が衝突することにより遊技球の流下態様に変化を与える障害物としての遊技釘が複数設けられている。遊技領域902を流下する遊技球は、遊技釘に衝突したときの条件に応じて様々な態様に変化する。
このような遊技機1では、発射装置908を操作することにより遊技領域902に向けて遊技球を発射する。遊技領域902を流下する遊技球が、始動入賞口904や大入賞口906等の入賞口に入賞すると、所定の数の賞球が払出装置により払い出される。
なお、遊技機1の枠体、遊技球を貯留する下皿や上皿など、本発明に関係のない遊技機1の構成要素は説明を省略する。これらについては公知の遊技機と同様の構造のものが適用できる。
大当たりの抽選は、図示されない制御基板に設けられた当否判定手段が始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として実行する(このような始動入賞口904は複数設けられていてもよい)。具体的には、始動入賞口904への遊技球の入賞を契機として乱数源から数値(以下、当否判定情報と称することもある)が取得され、当該数値が予め定められた大当たりの数値と同じである場合には大当たりとなり、異なる場合にははずれとなる。本実施形態では、公知の遊技機と同様に、大当たりとなる場合には、装飾図柄80(図2参照;詳細は後述)が所定の組み合わせ(例えば同じ図柄の三つ揃い)となることによって報知され、それ以外の組み合わせが表示された場合にははずれとなる。
本実施形態では、上記当否判定のための数値が取得された順に当否判定結果の報知が開始される(装飾図柄80の変動が開始される)こととなるが、ある数値が取得されたときに、それより前に取得された数値に基づく当否判定結果が報知されている際には、当該ある数値に基づく当否判定結果の報知が開始されるまで、図示されない制御基板に設けられた記憶手段に記憶される。未だ当否判定結果の報知(装飾図柄80の変動)が開始されていない数値(当該数値のそれぞれに対応するものが「保留(情報)」である。保留(情報)は当否判定情報の下位概念であるといえる)の最大の記憶数(最大保留数)は適宜設定することができる。本実施形態における記憶手段が記憶できる最大保留数は、一種の始動入賞口904につき四つである。なお、本実施形態では、当否判定結果の報知が開始される時点で、取得された数値が大当たりとなる数値か否かが判断されることとなるが、数値が取得されたときに当否判定を行い、当否判定結果自体を記憶させておく構成としてもよい。また、取得された数値は、当否判定結果を報知する演出の具体的な内容を決定するための数値としても利用される。
本実施形態にかかる遊技機1では、記憶手段に記憶されている当否判定結果の報知が開始されていない取得された数値(当否判定情報)のそれぞれに対応するマークである保留画像70が、表示装置91の表示領域911に表示される(図2参照)。具体的には、当否判定を実行するための数値が取得された順に並ぶよう、保留画像70が表示装置91の表示領域911に表示される。本実施形態では、数値が取得されたタイミングが早いものから(いわゆる保留消化が早いものから)順に左から並ぶよう表示される。当否判定結果の報知は完了していないが、既に当否判定結果を報知する演出(装飾図柄80の変動)が開始されているもの(いわゆる当該変動)に対応する保留画像70が表示されるようにしてもよい。保留画像70は、静止画であってもよいし動画であってもよい。保留画像70として、対応する当否判定結果が大当たりとなる蓋然性が異なる複数種の態様が設定された構成としてもよい。
本実施形態にかかる遊技機1は、当否判定情報が取得された場合、それに対応する当否判定結果を報知する一連の演出(以下、報知演出と称することもある)が実行される。当該報知演出は、対象の当否判定結果が大当たりとなる蓋然性(以下、(大当たり)信頼度と称することもある)を示唆する予告(演出)を含む。まず、図3、4を参照しつつ、当該予告の一種である第一事前予告10について説明する。
第一事前予告10は、所定条件が成立したと仮定した場合における対象の当否判定結果が大当たり(本実施形態では、当該大当たりの当選が「遊技者に有利な事象の発生」として設定されている)となる信頼度(以下、特定信頼度と称することもある)を、当該所定条件の成否が確定するよりも前に示唆するものである(図3(b)参照)。本実施形態では、いわゆるリーチ状態の成立が、「所定条件の成立」として設定されている。
上述したように、当否判定結果は、最終的に装飾図柄80の組み合わせにより報知される。本実施形態では、報知演出の開始により、複数種の装飾図柄80(例えば、1〜9の数字のいずれかを含む図柄)を含む装飾図柄80群が変動表示される。そして、最終的に当該装飾図柄80群の変動が停止し、各装飾図柄80群から選択されて停止した装飾図柄80の組み合わせにより当否判定結果が示される(同じ装飾図柄80の三つ揃いで大当たり、それ以外ははずれとなる)こととなる。本実施形態では、基本的には、三つの装飾図柄80群が変動表示される。このうち、二つの装飾図柄80群の変動が停止または擬似的に停止した状態で大当たりの可能性が残っている状態(図4(c)参照)をリーチ状態というものとする。つまり、二つの装飾図柄80群から選択されて停止または擬似的に停止した装飾図柄80が同じ図柄である状態をリーチ状態とする。ここで、擬似的に停止(擬似停止)とは、遊技者には変動が停止したように見えるものの、完全には図柄が停止していない(例えば、わずかに揺れ動いている)状態をいう。このような構成とするのは、リーチ状態の成立後や同じ装飾図柄80の三つ揃いが示された後、装飾図柄80の種類が変化しうる余地を残すためである。例えば、遊技者が享受する利益が異なる複数種の大当たりが設定された遊技機において、大当たり当選を示す装飾図柄80の種類により大当たりの種類が示されるものや、リーチ状態を構成する装飾図柄80の種類により信頼度の高低が示されるものに有効である。
なお、装飾図柄80群が三つ設定され、そのうちの二つの装飾図柄80群の変動が停止または擬似的に停止することでリーチ状態が構築されるとするのはあくまで一例である。リーチ状態は、当否判定結果を報知するために変動表示される複数種の装飾図柄80群のうち、一部の装飾図柄80群の変動が停止または擬似的に停止した状態で、未だ大当たりとなる可能性が残存している状態をいうものであり、装飾図柄80群の総数やリーチ状態を構成する装飾図柄80に対応する装飾図柄80群の数等は適宜変更可能である。
このように、本実施形態では「所定条件の成立=リーチ状態の成立」とされているのであるから、第一事前予告10はリーチ状態が成立したと仮定した場合における大当たり信頼度(特定信頼度)を、リーチ状態が成立するか否かが明らかになる前に示唆する(図3(b)参照)というものである。リーチ状態が成立しなければ、装飾図柄80が大当たりとなる組み合わせとなることはない。つまり、リーチ状態が成立しなければ、大当たりとなることはないように設定されている。したがって、第一事前予告10により特定信頼度が高いことが示されたとしても、リーチ状態が成立しなければ大当たりとなることはないのであるから、特定信頼度の高低は結果として意味をなさないということになる。つまり、遊技者の視点でいえば、第一事前予告10により特定信頼度が高いことが示された場合ほど、リーチ状態が成立することを願う遊技性となる。
第一事前予告10の具体的態様(特定信頼度の表示手法)は種々考えられる。例えば、信頼度(期待度)○○%といったように、信頼度を数字で直接的に示すことも考えられる。本実施形態における第一事前予告10は、リーチ状態成立後に発生しうる特定演出の種類(図4(d)に示す段階で発生する特定演出の種類)を示唆する。特定演出は、その結末により対象の当否判定結果を示す演出である。具体的には、特定演出の結末として遊技者に有利な結末(成功結末)と不利な結末(失敗結末)が設定されており、対象の当否判定結果が大当たりとなる場合には成功結末(一旦失敗結末と見せかける逆転パターンを含む)となるものである。味方側キャラクタと敵側キャラクタが戦い、味方側キャラクタが勝利する結末が成功結末と、味方側キャラクタが敗北する結末が失敗結末となるバトル演出を例示することができる。本実施形態では、発生しうる特定演出として複数種の演出が設定されている。当該複数種の特定演出は、互いに信頼度が異なる二以上の特定演出を含む。複数種の特定演出の信頼度が全て互いに異なるものとしてもよい。つまり、複数種の特定演出の全ての信頼度が同じでなければよい。本実施形態では、複数種の特定演出の信頼度が三段階に区分けされている。具体的には、信頼度が最も低い第一特定演出A1〜A3、第一特定演出よりも信頼度が高い(第三特定演出よりも信頼度が低い)第二特定演出B1〜B3、信頼度が最も高い第三特定演出C1〜C3が設定されている(図3、4参照)。各特定演出の信頼度に差が設定されていることが遊技者に示唆されるとよい。例えば、第一特定演出を青、第二特定演出を緑、第三特定演出を赤とする、といったように、各特定演出の領域を色分けし、信頼度に差が設定されていることが視覚的に把握できるまたは想定できるようにする。
表示装置91の表示領域911には、各特定演出が表示されており、第一事前予告10ではリーチ状態の成否が確定するよりも前に、いずれかの特定演出が選択されるような演出(ルーレット表示された(図3(a)参照)後、いずれか一つの特定演出が選択される(図3(b)参照)ような演出)が実行される。これにより、リーチ状態が成立した場合に発生する特定演出が示唆される。つまり、第一事前予告10は、特定演出を介して、間接的に、リーチ状態が成立したと仮定した場合の信頼度(特定信頼度)を示唆するというものである。なお、第一事前予告10にて選択されうる候補の特定演出の種類がその都度変化しうる設定としてもよい。
図3、4を参照しつつ第二事前予告20について説明する。第二事前予告20は、所定条件が成立する蓋然性(以下、所定条件成立信頼度と称することもある)を、所定条件の成否が確定する(遊技者に示される)よりも前に示唆するものである。本実施形態では、所定条件の成立=リーチ状態の成立であるから、第二事前予告20は、リーチ状態が成立する蓋然性を、リーチ状態が成立するか否かが確定するよりも前に示唆するものである(図3(b)参照)。
第二事前予告20の具体的態様(条件成立信頼度の表示手法)は種々考えられる。例えば、信頼度(期待度)○○%といったように、信頼度を数字で直接的に示すことも考えられる。本実施形態における第二事前予告20は、物体画像21の大きさにより、条件成立信頼度を示唆する。具体的には、表示装置91の表示領域911に表示される物体画像21が大きくなればなるほど、条件成立信頼度が高くなるように設定されている。すなわち、物体画像21を「メータ」のように見立てて視覚的に条件成立信頼度を示唆する。厳密にいえば、表示されうる物体画像21の大きさは複数の段階に区分けされており、各段階が条件成立信頼度の高さに対応する。第二事前予告20において、最終的な結果が示されるよりも前に、物体画像21の大きさが変化して最終的な物体画像21の大きさがどのようなものとなるかを「煽る」ような演出(煽り演出)が発生するようにするとよい(図3(a)参照)。
本実施形態における第二事前予告20の結果を示す態様として、リーチ状態の成立(所定条件の成立)が確定する態様(以下、確定態様と称することもある)が設定されている。具体的には、物体画像21の全体が表示された状態が確定態様として設定されている(図示しないが、図3に第二事前予告20として示される枠画像22の全体に物体画像21が表示された態様が確定態様として設定されている)。リーチ状態の成立が確定したことを分かりやすくするため、確定態様が表示されたときには「リーチ確定」といった文字が併せて表示されるようにしてもよい。また、上記煽り演出が実行されている最中に、物体画像21の最大の大きさを示すような仮想的な画像が表示されるようにしてもよい。
本実施形態では、第一事前予告10と第二事前予告20は一緒に発生するように設定されている。つまり、ある一つの当否判定結果を報知する報知演出において、第一事前予告10と第二事前予告20の一方のみが発生し、他方が発生しないことがないように構成されている。第一事前予告10はリーチ状態が成立したと仮定した場合の大当たり信頼度(特定信頼度)を示唆するものであり、第二事前予告20はリーチ状態が成立する蓋然性である条件成立信頼度を示唆するものであって、両者は密接に関連しているといえるから、両方が一緒に発生するようにするとよい。ただし、第一事前予告10と第二事前予告20の一方が単独で発生しうる構成とすることを否定するわけではない。
本実施形態では、第一事前予告10と第二事前予告20が一緒に発生する場合、両予告による示唆(両予告の結果)が同時期に示される(図3(b)参照)。ここで「同時期」とは、遊技者視点でほとんど同時に示されるという意味であって、わずかな時間のずれを含むものである。このような構成とすれば、第一事前予告10の結果と第二事前予告20の結果を遊技者がほぼ同時に知る遊技性を実現することになる。また、予告に必要な時間の調整も容易である。
これとは逆に、一方の予告による示唆(結果)と他方の予告による示唆(結果)とが異なる時期に示されるようにしてもよい(図5参照)。つまり、一方の予告による示唆(結果)が他方の予告による示唆(結果)よりも先に示されるようにしてもよい。このようにすれば、遊技者は、一方の予告による結果を把握した上で、他方の予告の結果を見守るという遊技性を実現することが可能となる。第一事前予告10の結果が先に示されるようにすれば(図5(a−1)〜(a−3)参照)、第一事前予告10にて特定信頼度が高いものとなることが示された場合、第二事前予告20にて示される条件成立信頼度が高くなることを願う遊技性となる。第二事前予告20の結果が先に示されるようにすれば(図5(b−1)〜(b−3)参照)、第二事前予告20にて条件成立信頼度が高いものとなることが示された場合、第一事前予告10にて示される特定信頼度が高いものとなることを願う遊技性となる。いずれも信頼度が高くなることを願う遊技性であることに変わりはないが、リーチ状態の成立後の信頼度がリーチ状態成立の信頼度よりも先に示されるか後に示されるかにより、遊技者が受ける印象は大きく異なるものとなる。
第一事前予告10の結果が第二事前予告20の結果よりも先に示されることもあれば、第二事前予告20の結果が第一事前予告10の結果よりも後に示されることもある構成(どちらの結果が先に示されるかがその都度変化しうる構成)としてもよい。このようにすれば、どちらの予告の結果が先に示されるかによって遊技者が受ける印象が異なるものとなるため、変化に富んだ遊技性を実現することが可能となる。
また、第一事前予告10の結果と第二事前予告20の結果が同時期に示されることもあれば、異なる時期に示されることもある構成としてもよい。両予告が同時期に示されるときと、異なる時期に示されるときとでは遊技者が受ける印象が異なるものとなるため、変化に富んだ遊技性を実現することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態にかかる遊技機1では、リーチ状態が成立(所定条件が成立)したと仮定した場合における信頼度である特定信頼度を、所定条件の成否が確定するよりも前に示唆する第一事前予告10が発生する。したがって、第一事前予告10によって示される特定信頼度が高くなった場合に、リーチ状態が成立することを願うという面白みのある遊技性を実現することが可能である。
また、本実施形態における第一事前予告10は、リーチ状態が発生したと仮定した場合にその後発生する演出(特定演出)の種類を示唆するものであるため、予告が分かりやすい。
また、本実施形態では、リーチ状態が成立(所定条件が成立)する蓋然性である条件成立信頼度を、リーチ状態の成否が確定するよりも前に示唆する第二事前予告20が発生する。つまり、リーチ状態が成立したと仮定した場合における信頼度を示唆する第一事前予告10とともに、当該リーチ状態が成立する蓋然性を示唆する第二事前予告20が発生するものであるから、第一事前予告10の内容とそれに密接にかかわり合う第二事前予告20の両方を加味して演出を楽しむことが可能となる。
そして、本実施形態における第二事前予告20は、その結果態様として、リーチ状態の成立が確定する確定態様が設定されている。このような確定態様が設定されていれば、第二事前予告20にてリーチ状態の成立が確定することが示されたとき、第一事前予告10にて示された特定信頼度が確定する(示された特定演出の実行が確定する)ことになるという遊技性を実現することが可能となる。なお、本実施形態における第一事前予告10(第一事前予告10にて選択されうる複数種の特定演出)は、大当たり確定となるものは設定されていない。第二事前予告20にて示唆されるリーチ状態の成立は、大当たりとなるために必要な条件であるものの、大当たりが確定するものではない。一方、特定演出は、その結末により大当たりの当否を示すものであるため、第一事前予告10にて示されるものについては大当たりが確定する態様が発生しないようにすることで、報知演出の最後まで注目させることが可能となる。
また、リーチ状態が成立しない限り、当否判定結果は大当たりとなることがないように設定されているのであるから、第一事前予告10は大当たりとなるための最低条件をクリアしたときの信頼度を示唆するものであるといえる。
以下、上記実施形態にかかる遊技機1を改良、変形、具体化等した具体例について説明する。なお、以下の各具体例を用いて説明する事項を複数適用した構成としてもよい。
○第一具体例
上記実施形態では、「所定条件の成立=リーチ状態の成立」であることを説明したが、リーチ状態の成立以外を所定条件の成立とする設定としてもよい。対象の当否判定結果を報知する一連の報知演出について、発生しうる状態(予告、演出等を含む)が発生することを所定条件の成立とすればよい。例えば、公知の連続演出(いわゆる擬似連続演出等)が発生しうる設定とする場合において、当該連続演出が発生することを所定条件の成立とするような構成としてもよい。
○第二具体例
上記実施形態では、所定条件が成立したと仮定した場合における大当たりとなる蓋然性である信頼度を示唆するものであることを説明したが、信頼度示唆の対象となるものは大当たりに限られない。発生することが遊技者に有利な遊技者に有利な事象であればよい。例えば、遊技者に有利な遊技状態(高確率遊技状態;詳細は後述)に突入する蓋然性を示唆するものとしてもよい。上記実施形態では、信頼度示唆の対象が大当たりであるから、当該大当たりに至るのに必要なリーチ状態の成立が所定条件の成立とされているところ、信頼度示唆の対象を大当たり以外のものとするのであれば、当該対象に至るまでに成立することが必要な条件を「所定条件」とすればよい。後述する第五具体例のように、複数種の大当たりが設定された構成において、第一事前予告10が一部の大当たりに当選する蓋然性を示唆するものとしてもよい。
○第三具体例
上記実施形態では、第一事前予告10で示唆された特定演出がリーチ状態の成立後に発生することを説明したが、示唆された特定演出が発生しないこともある設定としてもよい。具体的には、第一事前予告10で示唆された特定演出は、リーチ状態が成立したときにはその他の特定演出よりも発生する蓋然性が高いという設定としてもよい。
○第四具体例
第一事前予告10および第二事前予告20が発生する遊技状態が限定されている構成とする。例えば、遊技状態として、当否抽選に当選する確率が相対的に低い低確率遊技状態(通常遊技状態)と、当否抽選に当選する確率が相対的に高い高確率遊技状態が設定された構成において、第一事前予告10および第二事前予告20が高確率遊技状態にて発生しうる(低確率遊技状態では発生しない)設定とする。高確率遊技状態中は大当たりに当選しやすい状態であるから第一事前予告10や第二事前予告20を発生させる意義が高い状態であるといえる。
○第五具体例(第四具体例をさらに具体化した例)
第四具体例のように、遊技状態として低確率遊技状態と高確率遊技状態が設定された構成とする。また、高確率遊技状態時に当選する大当たりとして、大当たり遊技後も高確率遊技状態が継続する特別大当たりと、大当たり遊技後は低確率遊技状態に移行する通常大当たりが設定された構成とする(図6(a)参照)。なお、高確率遊技状態は、始動入賞口に容易に遊技球が入賞する状態(いわゆる時短状態(高ベース状態))であってもよい。つまり、高確率遊技状態に移行した場合、通常大当たりに当選せずに特別大当たりに当選し続ける限り、高確率遊技状態が継続する(いわゆる連チャンする)設定であるとする。
このような構成である場合、高確率遊技状態に一旦移行した場合、遊技者は、特別大当たりに当選することを願って(通常大当たりに当選しないことを願って)遊技することとなる。これを踏まえ、当該高確率遊技状態にて発生する第一事前予告10は、特別大当たりに当選する(通常大当たりに当選しない)蓋然性を示唆するものとする。つまり、高確率遊技状態における遊技者にとっての有利な事象は特別大当たりに当選することであるのであるから、第一事前予告10による特定信頼度が高いほど特別大当たりに当選しやすい設定とする(図6(b)参照)。逆の見方をすれば、第一事前予告10による特定信頼度が低いほど通常大当たりに当選しやすい設定とする(図6(b)参照)ということである。
高確率遊技状態においても、リーチ状態を経なければ大当たりに当選しないという設定とする、すなわち通常大当たりの当選および特別大当たりの当選のいずれもが、リーチ状態を必ず経るという設定とする場合には、次のような遊技性となる。
第一事前予告10による特定信頼度示唆が高く、第二事前予告20による条件成立信頼度が高い場合には、リーチ状態を経て特別大当たりに当選する蓋然性が高いということであるから、その傾向が高くなればなるほど遊技者にとっては望ましい状態であるといえる。一方、第一事前予告10による特定信頼度示唆が低く、第二事前予告20による条件成立信頼度が高い場合には、リーチ状態を経て通常大当たりに当選する蓋然性が高いということであるから、その傾向が高くなればなるほど遊技者にとっては望ましくない状態であるといえる。つまり、本例のような構成とする場合には、単純に両事前予告によって示唆される信頼度が高ければよい、というものではなくなるため、遊技がさらに面白みのあるものとなる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
上記実施形態から得られる具体的手段(遊技機)を以下に列挙する。
・手段1
遊技者に有利な事象が発生する蓋然性である特定信頼度を示唆する種々の予告を制御する予告制御手段を備え、
前記遊技者に有利な事象が発生するか否かを報知する一連の報知演出において、所定条件が成立したと仮定した場合における前記特定信頼度を、当該所定条件の成否が確定する前に示唆する第一事前予告が発生しうることを特徴とする遊技機。
上記手段1にかかる遊技機では、所定条件が成立したと仮定した場合における信頼度である特定信頼度を、所定条件の成否が確定するよりも前に示唆する第一事前予告が発生する。したがって、第一事前予告によって示される特定信頼度が高くなった場合に、所定条件が成立することを願うという面白みのある遊技性を実現することが可能である。
・手段2
前記所定条件成立後に前記報知演出の一部として発生しうる演出であって、それぞれに前記特定信頼度が設定された複数種の特定演出が実行可能であり、
前記第一事前予告は、前記所定条件が成立したと仮定した場合に当該所定条件成立後に発生する特定演出の種類を示唆するものであることを特徴とする手段1に記載の遊技機。
上記手段2のような構成とすれば、第一事前予告は、所定条件が成立したと仮定した場合にその後発生する演出(特定演出)の種類を示唆するものであるため、予告が分かりやすい。
・手段3
前記報知演出において、前記所定条件が成立する蓋然性である条件成立信頼度を、前記所定条件の成否が確定する前に示唆する第二事前予告が発生しうることを特徴とする手段1または手段2に記載の遊技機。
上記手段3にかかる遊技機では、所定条件が成立する蓋然性である条件成立信頼度を、所定条件の成否が確定するよりも前に示唆する第二事前予告が発生する。つまり、所定条件が成立したと仮定した場合における特定信頼度を示唆する第一事前予告とともに、当該所定条件が成立する蓋然性を示唆する第二事前予告が発生するものであるから、第一事前予告の内容とそれに密接にかかわり合う第二事前予告の両方を加味して予告を楽しむことが可能となる。
・手段4
前記第二事前予告として発生しうる予告態様として、前記所定条件成立が確定する態様が設定されていることを特徴とする手段3に記載の遊技機。
上記手段4にかかる遊技機のように、第二事前予告の態様として、所定条件の成立が確定する態様が設定されていれば、第二事前予告にてリーチ状態の成立が確定することが示されたとき、第一事前予告にて示された特定信頼度が確定することになるという遊技性を実現することが可能となる。
・手段5
前記第一事前予告による特定信頼度の示唆と、前記第二事前予告による条件成立信頼度の示唆が同時期に示されることを特徴とする手段3または手段4に記載の遊技機。
上記手段5のような構成とすれば、第一事前予告の結果と第二事前予告の結果を遊技者がほぼ同時に知る遊技性を実現することになる。また、予告に必要な時間の調整(制御)も容易である。
・手段6
前記第一事前予告による特定信頼度の示唆と、前記第二事前予告による条件成立信頼度の示唆が異なる時期に示されることを特徴とする手段3または手段4に記載の遊技機。
上記手段6のような構成とすれば、遊技者は、一方の予告による結果を把握した上で、他方の予告の結果を見守るという遊技性を実現することが可能となる。
・手段7
前記第一事前予告による特定信頼度の示唆および前記第二事前予告による条件成立信頼度の示唆の一方が先に示される態様と、他方が先に示される態様の両方が発生しうることを特徴とする手段6に記載の遊技機。
上記手段7のような構成とすれば、どちらの予告が先に示されるかによって遊技者が受ける印象が異なるものとなるため、変化に富んだ遊技性を実現することが可能となる。
・手段8
前記所定条件が成立しない限り、前記有利な事象が発生することがないように設定されていることを特徴とする手段1から手段7のいずれかに記載の遊技機。
上記手段8にかかる遊技機のように、所定条件が成立しない限り、当否判定結果が大当たりとなることがないように設定されていれば、第一事前予告は大当たりとなるための最低条件をクリアしたときの信頼度を示唆するものとなる。
・手段9
遊技状態として、当否抽選に当選する確率が相対的に低い低確率遊技状態と、相対的に高い高確率遊技状態が設定されており、
前記第一事前予告および前記第二事前予告は、前記高確率遊技状態にて発生しうるものであることを特徴とする手段3から手段8のいずれかに記載の遊技機。
高確率遊技状態中は大当たりに当選しやすい状態であるから第一事前予告や第二事前予告を発生させる意義が高い状態であるといえる。
・手段10
前記高確率遊技状態時に当選する当たりとして、当たり遊技後も高確率遊技状態が継続する特別大当たりと、当たり遊技後は低確率遊技状態に移行する通常大当たりが設定されており、
前記所定条件の成立はリーチ状態の成立であって、当該リーチ状態の成立時点では、前記特別大当たりおよび前記通常大当たりのいずれにも当選する可能性があるように構成されており、
前記有利な事象の発生は、前記通常大当たりに当選せずに前記特別大当たりに当選することであることを特徴とする手段9に記載の遊技機。
上記手段10のような構成とすれば、単純に両事前予告によって示唆される信頼度が高ければよいというものではなくなるため、遊技がさらに面白みのあるものとなる。
1 遊技機
10 第一事前予告
20 第二事前予告
21 物体画像
70 保留画像
80 装飾図柄
91 表示装置
911 表示領域

Claims (1)

  1. 遊技者に有利な事象が発生する蓋然性である特定信頼度を示唆する種々の予告を制御する予告制御手段を備え、
    前記遊技者に有利な事象が発生するか否かを報知する一連の報知演出において、所定条件が成立したと仮定した場合における前記特定信頼度を、当該所定条件の成否が確定する前に示唆する第一事前予告、および、当該第一事前予告の結果が示された後に結果が示される予告であって、前記所定条件が成立する蓋然性である条件成立信頼度を、前記所定条件の成否が確定する前に示唆する第二事前予告が発生しうるものであり、
    一の前記報知演出にて、前記第一事前予告と前記第二事前予告の一方が発生し、他方が発生しないことがないように設定されていることを特徴とする遊技機。
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